JP2003141231A - 着手時刻算出装置 - Google Patents

着手時刻算出装置

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JP2003141231A
JP2003141231A JP2001339899A JP2001339899A JP2003141231A JP 2003141231 A JP2003141231 A JP 2003141231A JP 2001339899 A JP2001339899 A JP 2001339899A JP 2001339899 A JP2001339899 A JP 2001339899A JP 2003141231 A JP2003141231 A JP 2003141231A
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Yoichi Yonezawa
洋一 米澤
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】注文を受けてから加工や調理を施す場合、商品
の品質を追求すると商品を引き渡す早さが、逆に商品を
引き渡す早さを追求すると商品の品質が、犠牲になって
しまう。このように、顧客に商品を(最)高品質で引き
渡すためのタイミングのコントロールが困難である。 【解決手段】顧客からの商品の注文や引渡予定時刻など
を受信する注文受付部と、商品毎のTAT(ターンアラ
ウンド・タイム)を蓄積しているTAT蓄積部と、その
TATと引渡予定時刻などから、注文された商品を高品
質で引き渡すことができる状態にするための準備を開始
すべき時刻である着手時刻に関する情報を算出する演算
部と、注文された商品の着手時刻などを取得する着手時
刻情報取得部と、着手時刻などを記憶するタイムテーブ
ル記憶部と、着手時刻などを出力する出力部と、を備え
ている着手時刻算出装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客に引き渡すこ
とができる状態にある期間が一定範囲である商品に関し
て、その商品の加工、調理などに着手する時刻を算出す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、時間の経過とともに品質の変化す
る商品、例えば食料品や花など、は、顧客の注文を受け
てから原料や、材料、または元となる部材などに何らか
の加工や調理を施し、顧客に渡せる状態の商品としてか
ら顧客に引き渡される。なぜなら、例えば食料品を提供
するものは、顧客がなるべくおいしいと感じられる調理
済み食料品を引き渡したいからである。「部材」とは、
その商品の構成要件となるものをいう。例えば、カツ丼
ならば、カツと卵と玉葱とご飯などが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし注文を受けてか
ら加工や調理を施す場合、商品の品質を追求すると商品
を引き渡す早さが、逆に商品を引き渡す早さを追求する
と商品の品質が、犠牲になってしまう。例えば、早さを
追求するファーストフード店などでは「できたて(すな
わち加工直後の商品)」の商品を引き渡すことが精一杯
であることが多い。そして加工直後(例えば「できた
て」)に引き渡される商品が、必ずしも(最)高品質で
あるとは限らない。また逆に、例えば、品質を追求する
高級レストランでは、顧客が来店してから調理を開始し
て、少なくともシェフがおいしいと思うタイミングで料
理を引き渡すので、商品を引き渡すまでにある程度の時
間を必要としている。
【0004】このように、従来の技術では顧客に商品を
(最)高品質で引き渡すためのタイミングのコントロー
ルが困難である、という課題がある。ただし本明細書中
の「(最)高品質」とは、必ずしもその品質が一番高く
なる瞬間における品質をいうのではなく、商品を引き渡
される顧客が一般的に満足できる程度に高水準である品
質のことをいう。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明は、顧客からの注文を事前に受け、注文さ
れた商品を高品質で引き渡すことができる状態にするた
めの準備を開始すべき時刻である着手時刻を算出する着
手時刻算出装置を提供する。この着手時刻算出装置は、
顧客からの商品の注文や引渡予定時刻などを受信する注
文受付部と、商品毎のTAT(ターンアラウンド・タイ
ム)を蓄積しているTAT蓄積部と、そのTATと引渡
予定時刻などから着手時刻に関する情報を算出する演算
部と、注文された商品の着手時刻などを取得する着手時
刻情報取得部と、その着手時刻などを記憶するタイムテ
ーブル記憶部と、その着手時刻などを出力する出力部
と、を備えている。「時刻」とは、時間や分、または秒
刻みの時間だけでなく、日や週刻みの時間である場合も
ありうる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図11を用いて説明する。なお本発明はこ
れら実施の形態によって狭く解釈されるべきものではな
い。
【0007】<実施形態1>
【0008】実施形態1は、顧客に引き渡すことができ
る状態にある期間が一定範囲である商品に関して、顧客
からの注文を受け、注文された商品を引き渡すことがで
きる状態にするための準備を開始すべき時刻である着手
時刻を算出する着手時刻算出装置である。「顧客」と
は、注文をする者、または、および注文された商品を引
き渡す相手をいう。また、顧客は注文をする者と、注文
された商品を引き渡す相手が必ずしも同一でなくてもよ
い。
【0009】図1に示すのは、本実施形態の概念図の一
例である。この図にあるように、まず顧客から商品の注
文がある。例えば肉の卸問屋の場合、顧客である商店か
ら「牛肉と豚肉をXトン、3週間後に届けてくださ
い。」といった注文を受ける。すると、次に肉の卸問屋
は、本実施形態の着手時刻算出装置を利用して着手時刻
を取得する。この場合着手時刻は、顧客の希望する時刻
である3週間後に、牛肉と豚肉を多くの人にとっておい
しいと感じられる状態にするために、実際に牛や豚を屠
殺する時刻である。ここで、牛を屠殺してから2から4
℃の外気温で保存したときの、その牛肉がおいしくなる
までに必要な時間の長さ、すなわち味を良くするために
寝かせておく期間はおよそ9日である(大まかには1〜
2週間だが、この例ではTATは9日と設定されてい
る、とする。以下、豚肉に関しても3〜5日だが同様で
ある)。なぜなら牛肉は、屠殺後寝かせることで乳酸や
リン酸が発生し、微生物の発生を抑えながら肉をやわら
かくするからである。同様に豚肉は、2から4℃で4日
間寝かせておけば多くの人がおいしいと感じる状態にな
る、とする。したがって、TAT蓄積部においてTAT
が「牛−9日」「豚−4日」という具合に蓄積されてい
る。そしてこのTATに基づいて着手時刻算出装置は、
着手時刻として「牛は注文を受けて12日後に、豚は注
文を受けてから17日後(に屠殺して2から4℃で保存
するように手配すればいい)」という情報を算出する。
そして肉の卸問屋は、その算出された着手時刻にしたが
って牛と豚を屠殺し保存する。このようにして多くの人
がおいしいと感じられる状態になった牛肉と豚肉を、注
文通り3週間後に商店に引き渡す。「TAT」とは、タ
ーンアラウンド・タイムのことであり、ここでは高品質
の商品を引き渡すことができる状態にするための準備に
必要な時間の長さをいう。例えばハンバーガーやたこ焼
きにおけるTATは、店頭などにおいて調理、加工の開
始後、おいしいと思われる温度や品質を保っていられる
時間である。また例えばビールにおけるTATは、工場
で缶やビンにビールを詰めてからおいしいと思われる品
質を保っていられる時間である。また例えばきのこ類に
おけるTATは、きのこの培養を始めてから、またはき
のこを採取してからきのこの傘が適度に開くまでであ
る。また例えば魚介類や肉類などにおけるTATは、絞
めて(屠殺して)からおいしいと思われる品質を保って
いられる時間である。また例えば生花におけるTAT
は、花屋などで茎や葉を落としてから、多くの人がきれ
いと思う花の開き方をしている時間である。また例えば
防腐剤などを使用していない化粧品におけるTATは、
その効果がある、または感じられる時間である。また例
えばコピー機やプリンタのトナーにおけるTATは、イ
ンクや着色粉末がトナーに詰め込まれてから色の質を保
っていられる時間である。また例えば石鹸類におけるT
ATは、石鹸の洗浄、殺菌効果が保持されている時間、
または形状や硬さが保たれている時間である。また例え
ば生ゴム製品におけるTATは、ゴムの弾力性や強度が
保たれている時間である。
【0010】また本発明におけるTATは、最終的に商
品を顧客に引き渡すために複数のプロセスから成ってい
る場合、その最終プロセスのみならず、その構成するプ
ロセスの一部あるいは全てに必要な時間の長さである。
つまりTATは、例えば実際にステーキを焼き始めてか
らミディアムになるまでの時間のみならず、牛肉を寝か
せて(熟成させて)おく時間も含んだ時間の長さであっ
てもよい。さらに牛の育成期間も含んだ時間の長さであ
ってもよい。
【0011】また、TATはある程度の時間の幅を持っ
ている場合もある。例えばユリの花が美しく開くのは、
(外気温などに左右されるが)加工されてから3日から
4日である、という具合に1日の幅がある。
【0012】図2に示すのは、本実施形態の着手時刻算
出装置の機能ブロック図の一例である。この図にあるよ
うに、着手時刻算出装置0200は、注文受付部020
1と、TAT蓄積部0202と、演算部0203と、着
手時刻情報取得部0204と、タイムテーブル記憶部0
205と、出力部0206と、からなる。
【0013】また、この着手時刻算出装置は、顧客に引
き渡すことができる状態にある期間が一定範囲である商
品に関して前記顧客からの注文を受け、注文された商品
を引き渡すことができる状態にするための準備を開始す
るべき着手時刻を算出するためのものである。
【0014】ここで、「顧客に引き渡すことができる状
態にある期間が一定範囲である商品」とは、時間の経過
とともに商品の品質が変化する商品であって、一定の期
間(時間)の範囲内でしか商品価値が認められる品質を
保持し得ないものをいう。例えば、生鮮食料品、賞味期
限の定められた食料品、店頭で販売される惣菜類などの
食品、生花、果物、などが該当する。時間の経過に従っ
て品質が変化するのは、例えば、食品中に含まれる特定
の成分が酸化により劣化したり、腐敗菌の働きで腐敗が
進行したり、紫外線などの影響で特定の成分が劣化する
ことが原因である。かかる観点から、時間の経過に応じ
て品質の変化がない商品である宝石、貴金属製品、電化
製品、陶磁器、ガラス製品、などと区別される。もちろ
ん、これらの商品も厳密な意味では商品の品質が時間の
経過とともに変化する。例えば、宝石はカット態様が流
行に応じて変化し、結果としてその品質(価値)は時間
の経過とともに変化する。また、電化製品も新製品の発
売などに応じて陳腐化が生じ結果として時間の経過に応
じた品質(価値)の変化がある。しかしこれらは、本件
明細書で述べる顧客に引き渡すことができる状態にある
期間が一定範囲である商品とは別のものである。本件明
細書中で述べる時間の経過とは、商品の価値(品質)
が、流行や社会情勢などの変化に基づいて変化する場合
における時間の経過をいわない。商品の価値(品質)
が、商品の化学変化や物理変化などによって変化する場
合における時間の経過をいう。化学変化とは、酸化、腐
敗の進行、紫外線などによる劣化、商品を構成する材料
間で進行する化学変化、などが挙げられる。物理変化と
は、温度変化、湿度変化、商品自体の構造などから生じ
る変化などが挙げられる。
【0015】「注文受付部」0201は、前記注文され
た商品を顧客に引き渡す予定の時刻である引渡予定時刻
を含むデリバリ情報と、前記商品を識別するための情報
である商品識別情報とを受け付ける機能を有する。「商
品識別情報」とは、商品を識別するための情報をいう。
例えば、商品の品名や商品に割り当てられた識別番号、
または計算機が識別するための識別符号などが挙げられ
る。「引渡予定時刻」とは、前記注文された商品を顧客
に引き渡す予定の時刻に関する情報をいう。例えば、注
文の際に顧客が商品を受け取る(店から見れば引き渡
す)予定の時刻であると告げた時刻などが挙げられる。
【0016】この注文受付部は、例えば電話などで注文
を受けた店員が本実施形態の着手時刻算出装置に接続さ
れた注文入力用端末などに入力したデータとして、その
注文のデリバリ情報と商品識別情報とを受け付ける。ま
たは、例えばインターネット上で運営されている注文受
け付け用Webサイトや電子メールを利用して、デリバ
リ情報と商品識別情報とを受け付ける(受信する)。
【0017】「TAT蓄積部」0202は、前記商品識
別情報と、その商品識別情報で識別される商品を顧客に
引き渡すことができる状態にするための準備に必要な時
間の長さであるTATを関連付けて蓄積する機能を有す
る。
【0018】図3に示すのは、TAT蓄積部において蓄
積されているTATと商品識別情報との関連付けの一例
である。この図にあるように、例えば、商品識別情報で
ある品名「ハンバーガー」に対して、TATとして「4
5秒」という時間の長さが関連付けられている。また同
様に「フライドポテト」と「60秒」が、「フィッシュ
&チップス」に「90秒」が関連付けられている。この
ように、それぞれの商品識別情報で識別される商品に関
連付けられたTATには違いがある。なぜなら、それぞ
れの商品の製造プロセスには違いがあるからである。例
えば、ハンバーガーは「ハンバーグを焼く」、「パンを
焼く」、「トッピングしてハンバーグをパンに挟む」、
といったプロセスがあり、同様にフライドポテトは「フ
ライドポテトを揚げる」、「塩を振り掛ける」というプ
ロセスがある。また、製造プロセスだけでなく、前述し
たようにおいしくなるために必要な期間も商品によって
違うからである。
【0019】「演算部」0203は、前記TATと、前
記デリバリ情報に基づいて、注文された商品を引き渡す
ことができる状態にするための準備を開始すべき時刻で
ある着手時刻に関する着手時刻情報を算出する機能を有
する。
【0020】例えば、注文された商品がフライドポテト
であり、デリバリ情報に含まれるそのフライドポテトの
引渡予定時刻が13時20分である。そしてTAT蓄積
部においてフライドポテトと関連付けられたTATは6
0秒である。すると演算部において、このTATとデリ
バリ情報に基づいて、フライドポテトを揚げ始める時刻
である着手時刻は、13時19分であると算出される。
【0021】「着手時刻情報取得部」0204は、注文
受付部0201で受け付けたデリバリ情報と商品識別情
報とを前記注文を識別する情報である注文識別情報と関
連付けて取得し、前記商品識別情報に基づいてTAT蓄
積部0202からTATを取得し、取得したTATと、
前記デリバリ情報に基づいて演算部0203から着手時
刻情報を取得する機能を有する。
【0022】この着手時刻情報取得部は、複数の商品の
着手時刻情報を取得する場合は、一つの商品に関する着
手時刻情報を取得し終えてから、別の商品のデリバリ情
報と商品識別情報とを取得する。例えば、まず注文受付
部で受け付けたデリバリ情報である「13時20分00
秒」と商品識別情報である「ハンバーガー」と「ジュー
ス」を、注文識別情報である「036」と関連付ける。
そして、二つの商品識別情報の中からまず「ハンバーガ
ー」を取得する。次にTAT蓄積部から、「ハンバーガ
ー」と関連付けられたTATである「45秒」を取得す
る。それからこの着手時刻情報取得部は、「ハンバーガ
ー」のデリバリ情報である「13時20分00秒」とT
ATである「45秒」に基づいて演算部において算出さ
れた着手時刻である「13時19分15秒」を取得す
る。このように「ハンバーガー」の着手時刻情報を取得
し終えたら、次に「ジュース」を取得して、同様にして
ジュースの着手時刻情報である「13時19分50秒」
を取得する。
【0023】「タイムテーブル記憶部」0205は、着
手時刻情報取得部0204において取得された着手時刻
情報と、商品識別情報と、前記注文識別情報とを関連付
けて記憶する機能を有する。
【0024】前述の例で説明すると、注文識別情報であ
る「036」に、商品識別情報である「ハンバーガー」
と着手時時刻情報である「13時19分15秒」、そし
て同様に商品識別情報である「ジュース」と着手時刻情
報である「13時19分50秒」とを関連付けて記憶す
る。
【0025】「出力部」0206は、タイムテーブル記
憶部0205において記憶された商品識別情報と着手時
刻情報とを関連付けて出力する機能を有する。この出力
部は、ディスプレイやスピーカーなどの情報伝達装置で
あってもよい。または、本実施形態の着手時刻算出装置
の外部に接続されているディスプレイやスピーカーなど
の情報伝達装置に対して商品識別情報と着手時刻情報を
出力する部であってもよい。
【0026】例えば、ファーストフード店の厨房にディ
スプレイが設置され、出力部はそのディスプレイに対し
て商品識別情報と着手時刻情報を出力する。すると出力
された商品識別情報と着手時刻情報に基づいて、ハンバ
ーガーと、そのハンバーガーの調理を開始する時刻がデ
ィスプレイ上に表示される。ファーストフード店の店員
は、ディスプレイに表示されたこれらの情報に基づいて
ハンバーガーの調理を始めて、顧客の注文した引渡予定
時刻においしいハンバーガーを引き渡す。
【0027】また例えば、表示される商品識別情報と着
手時刻情報とを着手時刻の早い順に表示するようにすれ
ば、さらに効率的に調理や加工が行える。
【0028】ここで、本実施形態の処理の流れについて
説明する。ただし本明細書における「処理」に関する全
ての記述は、その処理を方法、プログラム、プログラム
を記録(蓄積)した媒体、として実施することができ
る。
【0029】図4に示すのは、実施形態1の処理の流れ
の一例を表すフローチャートである。この図にあるよう
に、まず、引渡予定時刻を含むデリバリ情報と、商品識
別情報とを受け付ける(ステップS0401)。次に、
前記ステップS0401において受け付けた商品識別情
報に関連付けられたTATを取得する(ステップS04
02)。そして、前記ステップS0402において取得
したTATと、前記ステップS0401において受け付
けたデリバリ情報に基づいて着手時刻情報を算出する
(ステップS0403)。それから、前記ステップS0
403において算出した着手時刻情報と、前記ステップ
S0401において受け付けた商品識別情報とを、注文
識別情報と関連付けて記憶する(ステップS040
4)。最後に、前記ステップS0404において記憶し
た商品識別情報と着手時刻情報とを関連付けて出力する
(ステップS0405)。
【0030】このように、来店した顧客にすぐに加工済
みの商品を、品質を犠牲にせずに引き渡すことができ
る。また、それにより店舗は品質を犠牲にしないまま顧
客の回転率を高めることができる。
【0031】また、従来ファーストフード店やファミリ
ーレストランなどで行われているドライブスルーでは、
顧客は車などで店に直接行って注文し、商品を受け取っ
ていた。しかし結局店に顧客が来て注文をしてから調理
を開始するので、顧客は注文してから商品が出てくるま
で車の中である程度待つ必要があった。場合によって
は、ドライブスルーというサービス名称とは異なり、商
品を待つ間、車を駐車場に駐車しなければならなかっ
た。これは、商品待ちの車が多すぎて、ドライブスルー
の順番待ち待機スペースに車を停車させきれないためで
ある。本実施形態の着手時刻算出装置を利用すれば、顧
客が車などでお店に来た際にすぐにおいしい商品を引き
渡すことができるので、従来のように車の中で待たない
で済む。もちろん駐車場に駐車させるような必要もな
い。顧客は次から次に商品を引き渡され出発できるの
で、本来のドライブスルーを実現できる。従って、車の
順番待ちの待機スペースも小さくてすみ、都心などの土
地単価が高い地域においてはさらに有効である。
【0032】さらにGPSを利用して、注文した際の顧
客の位置を把握し、その位置情報から来店するまでの予
定時刻、すなわち引渡予定時刻を算出してもよい。そう
すれば顧客の正確な来店時刻がわかるので、さらに顧客
を待たせることなくおいしい商品を引き渡すことができ
る。この場合には、デリバリ情報の引渡予定時刻は、こ
の着手時刻算出装置が決定することとなる。
【0033】<実施形態2>
【0034】実施形態2は、顧客に引き渡すことができ
る状態にある期間が一定範囲である商品に関して、顧客
からの注文を受け、注文された前記商品を引き渡すこと
ができる状態にするための準備を開始すべき時刻である
着手時刻及び顧客に前記商品を引き渡すことができる期
限である引渡期限を算出する着手時刻算出装置である。
「引渡期限」とは、顧客に商品を引き渡すことができる
期限をいう。すなわち引き渡す商品が、商品としての価
値を保持していられる期限である。
【0035】図10に示すのは、本実施形態の着手時刻
算出装置の機能ブロック図の一例である。この図にある
ように、着手時刻算出装置1000は、実施形態1を基
本として、注文受付部1001と、TAT蓄積部100
2と、演算部1003と、着手時刻情報取得部1004
と、タイムテーブル記憶部1005と、出力部1006
と、からなる。そして特徴点としてさらに、引渡可能T
AT蓄積部1007と、引渡期限演算部1008と、引
渡期限時刻情報取得部1009と、引渡タイムテーブル
記憶部1010と、を備える。
【0036】「引渡可能TAT蓄積部」1007は、前
記商品識別情報と、その商品識別情報で識別される商品
を顧客に引き渡すことができる状態になってから、顧客
に引き渡すことができる状態である時間の長さである引
渡可能TATを関連付けて蓄積する機能を有する。例え
ば、実施形態1で説明したTAT蓄積部におけるTAT
と同様にして、引渡可能TATを蓄積する。
【0037】「引渡期限演算部」1008は、前記引渡
可能TATに基づいて前記引渡期限に関する引渡期限時
刻情報を算出する機能を有する。「引渡期限時刻情報」
とは、前記引渡期限に関する情報をいう。例えば、引渡
期限の時刻そのものだけでなく、今から何分後、などと
いったものも含まれる。
【0038】例えば、注文受付部1001において受け
付けたデリバリ情報に含まれる引渡予定時刻や、実際に
加工や調理などが完了する時刻を起点として、引渡可能
TATに基づいて引渡期限時刻情報を算出する。注文を
受け付けたハンバーガーの調理が完了した時刻が、11
時00分であり、ハンバーガーの引渡可能TATが30
分であるとすると、算出される引渡期限情報は、11時
30分である。
【0039】「引渡期限時刻情報取得部」1009は、
注文受付部1001で受け付けたデリバリ情報と、商品
識別情報とを前記注文を識別する情報である注文識別情
報と関連付けて取得し、前記商品識別情報に基づいて引
渡可能TAT蓄積部1007から引渡可能TATを取得
し、取得した引渡可能TATと、前記デリバリ情報に基
づいて引渡期限演算部1008から引渡期限時刻情報を
取得する機能を有する。
【0040】「引渡タイムテーブル記憶部」1010
は、引渡期限時刻情報取得部1109において取得され
た引渡期限時刻情報と、商品識別情報と、前記注文識別
情報とを関連付けて記憶する機能を有する。これは、実
施形態1で説明したタイムテーブル記憶部と同様にし
て、引渡期限時刻情報と、商品識別情報と、前記注文識
別情報とを関連付けて記憶する。
【0041】また「出力部」1006は、さらに前記引
渡タイムテーブル記憶部において記憶された商品識別情
報と引渡期限時刻情報とを関連付けて出力する機能も有
する。
【0042】ここで、本実施形態の処理の流れについて
説明する。まず、引渡予定時刻を含むデリバリ情報と、
商品識別情報とを受け付ける(ステップS1201)。
次に、前記ステップS1201において受け付けた商品
識別情報に関連付けられた引渡可能TATを取得する
(ステップS1202)。そして、前記ステップS12
02において取得した引渡可能TATに基づいて引渡期
限時刻情報を算出する(ステップS1203)。それか
ら、前記ステップS1203において算出した引渡期限
時刻情報と、前記ステップS1201において受け付け
た商品識別情報とを、注文識別情報と関連付けて記憶す
る(ステップS1204)。最後に、前記ステップS1
204において記憶した商品識別情報と引渡期限時刻情
報とを関連付けて出力する(ステップS1205)。
【0043】本発明において扱う「商品」は、「顧客に
引き渡すことができる状態にある期間が一定範囲である
商品」であるため、その「商品」は、時間の経過にした
がって品質(価値)が下がってしまう。したがってこの
ように、商品を引き渡すことができる期限である引渡期
限が算出され、それが容易に分かれば、その商品の商品
としての価値がなくなる前に、つまり商品が売り物とし
て売れなくなる前に、その商品を売り尽くすための手
段、例えば値下げ、などを取ることができる。
【0044】<実施形態3>
【0045】実施形態3は、実施形態1または2を基本
として、さらに注文された前記商品を引き渡すことがで
きる状態になった後、顧客にその商品を引き渡す際のそ
の商品の品質に関する情報である時間品質情報を取得す
るための機能を有する着手時刻算出装置である。
【0046】図11に示すのは、本実施形態の着手時刻
算出装置の機能ブロック図の一例である。この図にある
ように、着手時刻算出装置1100は、実施形態1を基
本として、注文受付部1101と、TAT蓄積部110
2と、演算部1103と、着手時刻情報取得部1104
と、タイムテーブル記憶部1105と、出力部1106
と、からなる。そして特徴点としてさらに、引渡時刻入
力部1107と、時間品質情報取得部1108と、時間
品質情報出力部1109と、を備える。
【0047】また、本実施形態の着手時刻算出装置が実
施形態2を基本とする場合は、さらに、引渡可能TAT
蓄積部と、引渡期限演算部と、引渡期限時刻情報取得部
と、引渡タイムテーブル記憶部と、を有している。
【0048】「引渡時刻入力部」1107は、前記顧客
に前記注文された商品を実際に引き渡す時刻である引渡
時刻を入力する機能を有する。この引渡時刻入力部は、
本実施形態の着手時刻算出装置に接続された入力装置か
ら入力されてもよい。例えば、実際に顧客が商品を受け
取りに来た、すなわち実際に商品を引き渡した時刻に、
店員の手によって入力される。
【0049】「時間品質情報取得部」1108は、前記
商品識別情報で識別される商品ごとに、引渡時刻入力部
1107で入力された引渡時刻に応じて、商品を顧客に
引き渡すことができる状態になった後の時間の経過に基
づいて定められる時間品質情報を取得する機能を有す
る。「時間品質情報」とは、商品を顧客に引き渡すこと
ができる状態になった後の時間の経過に基づいて定めら
れる商品の品質に関する情報をいう。例えば、ぶどうが
収穫されて1時間後の糖度や、ハンバーガーが出来上が
ってから10分後の温度などが挙げられる。もちろん、
「ある時点での品質を、最高の品質を100としたとき
の割合として表したもの」という具合の時間品質情報で
もよい。この時間品質情報取得部は、例えば、時間の経
過をtとしたときの商品の品質をyとして、y=f
(t)という関数を利用して時間品質情報を取得する。
このとき引渡時刻がt1だとすると、取得される時間品
質情報は、f(t1)である。
【0050】また、この時間品質情報取得部は、経過し
た時間とその時間における商品の品質の対応テーブルで
ある品質―時間対応テーブルを利用して時間品質情報を
取得してもよい。
【0051】「時間品質情報出力部」1109は、時間
品質情報取得部1108において取得した商品の時間品
質情報を出力する機能を有する。この時間品質情報出力
部は、実施形態1の出力部と同様に、ディスプレイやス
ピーカーなどの情報伝達装置であってもよい。または、
本実施形態の着手時刻算出装置の外部に接続されている
ディスプレイやスピーカーなどの情報伝達装置に対して
商品識別情報と着手時刻情報を出力する部であってもよ
い。またプリンタなどによって紙などに出力されてもよ
い。
【0052】ここで、本実施形態の処理の流れについて
説明する。まず、商品識別情報とを受け付ける(ステッ
プS1301)。次に、引渡時刻を入力する(ステップ
S1302)。そして、ステップS1301で受け付け
た商品識別情報で識別される商品に関して、前記ステッ
プS1302において入力した引渡時刻に応じて時間品
質情報を取得する(ステップS1303)。最後に、前
記ステップS1303において取得した商品の時間品質
情報を出力する(ステップS1304)。
【0053】このように本実施形態の着手時刻算出装置
によって、時間の経過に応じて品質の変わる商品を顧客
に渡す際の、その商品の時間品質情報を容易に知ること
ができる。そしてこの時間品質情報を顧客に知らせるこ
とで、従来行われている顧客に対する情報開示である
「賞味期限」や「品質保持期限」よりもさらに詳しい、
例えば商品引渡時点での商品の品質を顧客に知らせるこ
とができる。
【0054】<実施形態4>
【0055】実施形態4は、実施形態1を基本として、
さらに顧客に金銭の支払いを請求して、その金銭に関す
る受領を受信する着手時刻算出装置である。そしてさら
に、その金銭に関する受領があったことを確認してか
ら、その顧客の注文したメニューと着手時刻情報とを出
力する着手時刻算出装置である。
【0056】図5に示すのは、本実施形態の着手時刻算
出装置の機能ブロック図の一例である。この図にあるよ
うに着手時刻算出装置0500は、実施形態1を基本と
して、注文受付部0501と、TAT蓄積部0502
と、演算部0503と、着手時刻情報取得部0504
と、タイムテーブル記憶部0505と、出力部0506
と、からなる。そして特徴点としてさらに、請求部05
07と、受領受信部0508と、を備える。また、さら
にもう一つの特徴点として、出力部0506が、受領受
信部0508において受信した受領の通知に基づいて送
信された受領信号を受信した後に、タイムテーブル記憶
部0505において記憶された商品識別情報と着手時刻
情報とを関連付けて出力することを特徴とする。
【0057】「請求部」0507は、前記注文された商
品に対して前記顧客から支払われるべき金銭に関して請
求を行う機能を有する。例えば、注文受付部において受
け付けた顧客の注文に含まれる商品の合計金額を算出
し、その合計金額を顧客に対して請求する。また、例え
ば後述するようなプリペイド方式の決済システムにおい
ては、そのシステムを提供する業者の決済センターに対
して注文の合計金額を請求する。
【0058】「受領受信部」0508は、前記金銭に関
する受領の通知を受信する機能を有する。「金銭に関す
る受領の通知」とは、請求部において請求した金銭が適
正に支払われたかを確認するための通知をいう。「金
銭」とは、電子マネーなども含めて、貨幣価値を有する
ものをいう。
【0059】図6に示すのは、本実施形態の受領受信部
が、例えば、プリペイド(前払い)方式の決済システム
を利用して、金銭に関する受領の通知を受信する場合に
ついて説明するための図である。まず、顧客はこの決済
システムを提供する業者に対して金銭を前払いしてお
く。それからこの図にあるように、顧客はインターネッ
ト接続可能な携帯電話などを利用して次のようなWeb
サイトにアクセスし、着手時刻算出装置に注文を送信す
る。そのWebサイトとは、提供される商品の一覧であ
るメニューが表示され、顧客はそのメニューの中から商
品を選択、注文することができるWebサイトである。
着手時刻算出装置の注文受付部は、顧客が注文した商品
識別情報や引渡予定時刻を含むデリバリ情報をそのWe
bサイトから受け付ける。このようにして注文を受け付
けた着手時刻算出装置の請求部は、顧客がプリペイドし
ている金銭を決済する決済センターに対して金銭の請求
を行う。金銭の請求を受けた決済センターは、プリペイ
ドされている金銭の中から請求された金銭相当額を指定
された金融機関に振込む。そして着手時刻算出装置の受
領受信部は、金銭の振込みを確認した金融機関からの金
銭に関する受領の通知を受信する。
【0060】また、「出力部」0506は、受領受信部
0508において受信した受領の通知に基づいて送信さ
れた受領信号を受信した後に、タイムテーブル記憶部0
505において記憶された商品識別情報と着手時刻情報
とを関連付けて出力する機能を有する。つまり、顧客か
ら受け付けた注文の代金が前払いされたのが確認されな
い限り、例えば厨房に設置されたディスプレイに商品識
別情報と着手時刻情報は表示されない。
【0061】ここで、本実施形態の処理の流れについて
説明する。
【0062】図7に示すのは、実施形態2の処理の流れ
一例を表すフローチャートのである。この図にあるよう
に、まず、引渡予定時刻を含むデリバリ情報と、商品識
別情報とを受け付ける(ステップS0701)。次に、
前記ステップS0701において受け付けた商品識別情
報に関連付けられたTATを取得する(ステップS07
02)。そして、前記ステップS0702において取得
したTATと、前記ステップS0701において受け付
けたデリバリ情報に基づいて着手時刻情報を算出する
(ステップS0703)。それから、前記ステップS0
703において算出した着手時刻情報と、前記ステップ
S0701において受け付けた商品識別情報とを、注文
識別情報と関連付けて記憶する(ステップS070
4)。それから、前記ステップS0701で受け付けた
商品識別情報に基づいて算出される、顧客から支払われ
るべき金銭に関して請求を行う(ステップS070
5)。ここで、前記ステップS0705において請求し
た金銭に関する受領の通知を受信した場合(ステップS
0706)には、最後に、前記ステップS0704にお
いて記憶した商品識別情報と着手時刻情報とを関連付け
て出力する(ステップS0707)。
【0063】また、前記ステップS0706において、
請求した金銭に関する受領の通知を受信しなかった場
合、ステップS0707を行わず本実施形態の処理を終
了する。
【0064】前述したように、本発明において扱う「商
品」は、「顧客に引き渡すことができる状態にある期間
が一定範囲である商品」である。したがって、注文だけ
して商品を受け取りに来ないなどのいわゆる「冷やか
し」やそれに類似する行為などによって、加工、調理を
施した商品を引き渡すことができない(売れ残ってしま
う)と、その「商品」は、時間の経過にしたがって品質
(価値)が下がってしまう。すると、その商品は品質
(価値)が下がっているために、値下げをしたり、廃棄
したりしなければならなくなる。
【0065】そこで本実施形態の着手時刻算出装置で
は、上記のように顧客に先に代金を支払ってもらい、そ
のことを確認してから注文の商品識別情報や着手時刻情
報を出力することで、「冷やかし」などによって発生す
る、調理や加工を施した商品が売れ残ってしまうという
事態を防ぐことができる。さらに、顧客に対して引渡予
定時刻までに来店するように催促するメールなどを送信
することで、上記のような、注文だけして商品を取りに
来ないといった行為への対策を強化してもよい。
【0066】また店頭での代金の受け渡しも不要となる
ので、例えばファーストフード店などにとっては、さら
に時間の節約が可能となる。
【0067】<実施形態5>
【0068】実施形態5は、実施形態1または4を基本
として、さらに商品識別情報と関連付けられた商品の品
名を含む商品情報を顧客に送信する着手時刻算出装置で
ある。
【0069】図8に示すのは、本実施形態の着手時刻算
出装置の機能ブロック図の一例である。この図にあるよ
うに、着手時刻算出装置0800は、実施形態1を基本
として、注文受付部0801と、TAT蓄積部0802
と、演算部0803と、着手時刻情報取得部0804
と、タイムテーブル記憶部0805と、出力部0806
と、からなる。そして特徴点としてさらに、商品情報蓄
積部0807と、商品情報送信部0808と、を備え
る。
【0070】また、本実施形態の着手時刻算出装置が実
施形態4を基本とする場合は、さらに、請求部と受領受
信部とを有している。
【0071】「商品情報蓄積部」0807は、前記商品
の品名を含む商品情報を、前記商品識別情報と関連付け
て蓄積する機能を有する。「商品情報」とは、商品に関
する情報をいう。また商品情報には、商品の品名のほか
に、例えば商品の販売価格、商品の予定加工時間、写真
などによる商品の外観情報などが、また商品が食料品な
らば、さらに商品の消費期限や賞味期限、商品の有する
カロリー量などが含まれていてもよい。
【0072】「商品情報送信部」0808は、商品情報
蓄積部0807において蓄積されている商品情報を前記
商品識別情報と関連付けて送信する機能を有する。この
商品情報送信部は、固定電話回線や携帯電話回線、イン
ターネット回線などを利用して商品情報などを送信す
る。その送信する方法として、例えば、電子メールを利
用する方法が挙げられる。まず、顧客はあらかじめ自分
の利用する電子メールアドレスを登録する。そして本実
施形態の着手時刻算出装置は、その登録された電子メー
ルアドレスに対して商品情報を前記商品識別情報と関連
付けて送信する。または顧客から送信されてきた、例え
ば商品情報の送信を依頼する電子メールに返信する形
で、商品情報を前記商品識別情報と関連付けて送信す
る。
【0073】ここで、本実施形態の処理の流れについて
説明する。
【0074】図9に示すのは、実施形態3の処理の流れ
の一例を表すフローチャートである。この図にあるよう
に、まず、商品情報を商品識別情報と関連付けて送信す
る(ステップS0901)。次に、前記S0901の送
信に応じた引渡予定時刻を含むデリバリ情報と、商品識
別情報とを受け付ける(ステップS0902)。次に、
前記ステップS0902において受け付けた商品識別情
報に関連付けられたTATを取得する(ステップS09
03)。そして、前記ステップS0903において取得
したTATと、前記ステップS0902において受け付
けたデリバリ情報に基づいて着手時刻情報を算出する
(ステップS0904)。それから、前記ステップS0
904において算出した着手時刻情報と、前記ステップ
S0902において受け付けた商品識別情報とを、注文
識別情報と関連付けて記憶する(ステップS090
5)。最後に、前記ステップS0905において記憶し
た商品識別情報と着手時刻情報とを関連付けて出力する
(ステップS0906)。
【0075】また、ステップS0905と、ステップS
0906との間に次のようなステップが入ってもよい。
まず、前記ステップS0902において受け付けた商品
識別情報に基づいて算出される、顧客から支払われるべ
き金銭に関して請求を行う(ステップS0907)。こ
こで、前記ステップS0906において請求した金銭に
関する受領の通知を受信した場合(ステップS090
7)には、最後に、ステップS0906の処理を行う。
また、前記ステップS0908において、請求した金銭
に関する受領の通知を受信しなかった場合、ステップS
0907を行わず本実施形態の処理を終了する。
【0076】このように着手時刻算出装置が商品識別情
報を商品情報と関連付けて、例えばメニューのような形
で顧客に送信することで、顧客は容易に注文を行うこと
ができるようになる。なぜなら、顧客はその受信したメ
ニューの中から商品情報を選択し、着手時刻算出装置に
対してデリバリ情報とともに送信するだけで済むからで
ある。したがって、顧客は携帯電話などを利用すれば、
外出中などでも気軽にメニューを受信して、本実施形態
の着手時刻算出装置に対して商品の注文を行うことがで
きる。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明によって、商品を
(最)高品質の状態で顧客に引き渡すために商品の加工
や調理などに着手する時刻を容易に知ることができる。
したがって着手時刻が容易に分かるので、顧客の希望
(予定)する時間に(最)高品質の状態の商品を引き渡
すことが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の概念の一例を示す図
【図2】実施形態1の着手時刻算出装置の機能ブロック
の一例を示す図
【図3】実施形態1のTAT蓄積部において蓄積されて
いるTATと商品識別情報との関連付けの一例を示す図
【図4】実施形態1の処理の流れの一例を表すフローチ
ャート
【図5】実施形態4の着手時刻算出装置の機能ブロック
の一例を示す図
【図6】実施形態4の受領受信部が、金銭に関する受領
の通知を受信する場合の一例について説明するための図
【図7】実施形態4の処理の流れの一例を表すフローチ
ャート
【図8】実施形態5の着手時刻算出装置の機能ブロック
の一例を示す図
【図9】実施形態5の処理の流れの一例を表すフローチ
ャート
【図10】実施形態2の着手時刻算出装置の機能ブロッ
クの一例を示す図
【図11】実施形態3の着手時刻算出装置の機能ブロッ
クの一例を示す図
【符号の説明】
0200 着手時刻算出装置 0201 注文受付部 0202 TAT蓄積部 0203 演算部 0204 着手時刻情報取得部 0205 タイムテーブル記憶部 0206 出力部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客に引き渡すことができる状態にある期
    間が一定範囲である商品に関して、前記顧客からの注文
    を受け、注文された前記商品を引き渡すことができる状
    態にするための準備を開始すべき時刻である着手時刻を
    算出する着手時刻算出装置であり、 前記注文された商品を顧客に引き渡す予定の時刻である
    引渡予定時刻を含むデリバリ情報と、前記商品を識別す
    るための情報である商品識別情報とを受け付ける注文受
    付部と、 前記商品識別情報と、その商品識別情報で識別される商
    品を顧客に引き渡すことができる状態にするための準備
    に必要な時間の長さであるTATを関連付けて蓄積する
    TAT蓄積部と、 前記TATと、前記デリバリ情報に基づいて前記着手時
    刻に関する着手時刻情報を算出する演算部と、 前記注文受付部で受け付けたデリバリ情報と、商品識別
    情報とを前記注文を識別する情報である注文識別情報と
    関連付けて取得し、前記商品識別情報に基づいて前記T
    AT蓄積部からTATを取得し、取得したTATと、前
    記デリバリ情報に基づいて前記演算部から着手時刻情報
    を取得する着手時刻情報取得部と、 前記着手時刻情報取得部において取得された着手時刻情
    報と、商品識別情報と、前記注文識別情報とを関連付け
    て記憶するタイムテーブル記憶部と、 前記タイムテーブル記憶部において記憶された商品識別
    情報と着手時刻情報とを関連付けて出力する出力部とを
    備えた着手時刻算出装置。
  2. 【請求項2】顧客に引き渡すことができる状態にある期
    間が一定範囲である商品に関して、前記顧客からの注文
    を受け、注文された前記商品を引き渡すことができる状
    態にするための準備を開始すべき時刻である着手時刻及
    び顧客に前記商品を引き渡すことができる期限である引
    渡期限を算出する着手時刻算出装置であり、 前記商品識別情報と、その商品識別情報で識別される商
    品を顧客に引き渡すことができる状態になってから、顧
    客に引き渡すことができる状態である時間の長さである
    引渡可能TATを関連付けて蓄積する引渡可能TAT蓄
    積部と、 前記引渡可能TATに基づいて前記引渡期限に関する引
    渡期限時刻情報を算出する引渡期限演算部と、 前記注文受付部で受け付けたデリバリ情報と、商品識別
    情報とを前記注文を識別する情報である注文識別情報と
    を関連付けて取得し、前記商品識別情報に基づいて前記
    引渡可能TAT蓄積部から引渡可能TATを取得し、取
    得した引渡可能TATと、前記デリバリ情報に基づいて
    前記引渡期限演算部から引渡期限時刻情報を取得する引
    渡期限時刻情報取得部と、 前記引渡期限時刻情報取得部において取得された引渡期
    限時刻情報と、商品識別情報と、前記注文識別情報とを
    関連付けて記憶する引渡タイムテーブル記憶部と、 前記引渡タイムテーブル記憶部において記憶された商品
    識別情報と引渡期限時刻情報とを関連付けて出力する出
    力部と、をさらに有する請求項1記載の着手時刻算出装
    置。
  3. 【請求項3】顧客に引き渡すことができる状態で品質が
    時間とともに変化する商品に関して、前記顧客からの注
    文を受け、注文された前記商品を引き渡すことができる
    状態になった後、顧客にその商品を引き渡す際のその商
    品の品質に関する情報である時間品質情報を取得するた
    めの機能を有する着手時刻算出装置であり、 前記顧客に前記注文された商品を実際に引き渡す時刻で
    ある引渡時刻を入力する引渡時刻入力部と、 前記商品識別情報で識別される商品ごとに、前記引渡時
    刻入力部で入力された引渡時刻に応じて、商品を顧客に
    引き渡すことができる状態になった後の時間の経過に基
    づいて定められる時間品質情報を取得する時間品質情報
    取得部と、 前記時間品質情報取得部において取得した商品の時間品
    質情報を出力する時間品質情報出力部と、 をさらに有する請求項1または2記載の着手時刻算出装
    置。
  4. 【請求項4】前記注文された商品に対して前記顧客から
    支払われるべき金銭に関して請求を行う請求部と、 前記金銭に関する受領の通知を受信する受領受信部と、
    をさらに有し、 前記出力部は、前記受領受信部において受信した受領の
    通知に基づいて送信された受領信号を受信した後に、前
    記タイムテーブル記憶部において記憶された商品識別情
    報と着手時刻情報とを関連付けて出力することを特徴と
    する請求項1記載の着手時刻算出装置。
  5. 【請求項5】前記商品の品名を含む商品情報を、前記商
    品識別情報と関連付けて蓄積する商品情報蓄積部と、 前記商品情報蓄積部において蓄積されている商品情報を
    前記商品識別情報と関連付けて送信する商品情報送信部
    と、をさらに有する請求項1または4記載の着手時刻算
    出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016507821A (ja) * 2013-01-09 2016-03-10 イレボン カンパニー リミテッドErebon Co.,Ltd. オーダーメード型のペットフードのオンライン販売方法
JP2019067048A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 日本電気株式会社 販売管理装置、販売管理方法及び販売管理システム

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