JP2016507669A - 多重の弾性糸を有するストレッチ糸および布地 - Google Patents

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Abstract

本発明には、コアスパンヤーンを含んでいる物品および方法が含まれる。このコアスパンヤーンは、硬性繊維であるシースと、異なる特性を有する2組の弾性繊維とを含んでいる。特性は、異なるデニール値、組成またはドラフト比を有するなど、1つまたは複数の形で異なっていてよい。弾性繊維の組の一方または両方は、プレカバーリングすることができる。

Description

本発明は、ストレッチ複合糸および布地の製造に関する。本発明は、詳細には、1本の糸内に2組の弾性コア繊維(elastic core fiber)を含んでいる布地および方法に関する。
弾性複合糸を用いたストレッチ布地は、長年にわたり市販されている。布地および衣類のメーカーには、消費者に受容される布地を実現する適切な品質パラメーターを有する布地を作製する方法は周知である。現在の市販されている布地では、糸および布地の内部に1種しか弾性繊維系が存在しない。1種の弾性繊維が、伸張性および回復性という二重の機能を果たしている。伸張しやすさ、高い回復性および低い縮み度合を有する布地を得ることは難しい。
伸張しやすさは、快適な衣類の1つの重要な特徴である。快適性に優れた衣類の場合、衣類が人体にまとわれて動く際に布地は容易に伸張させることができる。着る人が衣類により身体に受ける圧力は低い。衣類は、着用者にとっての動作時の快適性はそのまま維持しながら、より流線型の外観を実現するように裁断することができ、身体の形によりよく合うようにすることができる。そのような性能は、動作時の身体の要求に対する衣類の抵抗を最小化することにより布地の引張弾性率を小さくすることで実現できる。
しかし、引張弾性率が小さい布地の場合の典型的な品質問題は、布地が身体の一部、例えば膝、尻およびウエストにおいて過剰に引き伸ばされると、伸張レベルの高い布地の場合は特に、布地が元のサイズおよび形状に素早く回復できないことである。大抵は、引張弾性率が小さいと、布地の回復力は低い。消費者は、長時間着用した際に、だぶつきやたるみの問題に直面する。
一方、良好な回復性を有する布地を得るには、布地内における収縮力の追加が必要となる。含有量を高めたまたはより強力な弾性繊維を布地に追加することはできる。しかし、このような布地は、伸長弾性率(extension modulus)が高く、締付け力が高くなる。消費者には、衣類の圧力が高くなり着用および動作時に不快な締付けがあることは不満の種となる。また、布地は寸法安定性に欠ける。ヒートセットは、布縮みを制御するための必要な加工である。衣類の快適性および動作の自由は、布地の形状保持および回復機能によって損なわれる。伸張しやすさ、高い回復性および低い縮み度合を有する布地が依然として望まれている。
長年にわたり、複合弾性糸は周知である。例えば、米国特許第4470250号、同第4998403号、同第7134265号、同第6848151号により、編みまたは織りについての受容される加工を容易にすること、および、多様な最終用途の布地に用いる、受容される特徴を有する弾性複合糸を提供することを目的に、スパンデックスなどのエラストマー繊維が、相対的に弾性のない繊維でカバーリングされてきた。米国特許出願公開第2008/0268734(A1)号およびUS2008/0318485A1では、コアスパンヤーン内のコアとして、剛性フィラメントが弾性フィラメントと一緒に使用されている。
したがって、伸張しやすさ、加工のしやすさ、低い縮み率、衣類作製のしやすさ、ならびに優れた回復力および低い残留伸び率(growth)を有するストレッチ織物を作り出す必要がある。
一態様には、二重弾性複合糸(double elastic composite yarn)という、2組の異なる弾性コア繊維を有する複合糸を作製するための方法が含まれる。さらに、この二重弾性複合糸、ならびにこの糸から作製されるストレッチ布地および衣類も含まれる。
本方法の第1の実施形態によれば、異なる特性を有する2組の弾性繊維と硬性繊維(hard fiber)とは一緒にカバーリングされて複合糸を形成し、ここで、2組の弾性繊維は、糸のカバーリング工程の際、元の長さに対しての異なるドラフト比(draft)に延伸される。弾性繊維は、11から560dtexまでの裸のスパンデックス糸であってよく、硬性繊維は、番手が10から900dtexまでのものであってよい。適当な硬性糸の一例は、綿である。弾性コア繊維Iおよび弾性コア繊維IIは、エラストマーまたは非エラストマー(non−elastomeric)繊維から独立に選択される。
本方法の第2の実施形態によれば、異なる特性を有する2組の弾性繊維(弾性コア繊維Iおよび弾性コア繊維II)と硬性繊維とは一緒にカバーリングされて複合糸を形成し、ここで、2組の弾性繊維は、異なるポリマー組成を有し、応力−ひずみ挙動が異なっている。弾性繊維は、11から560dtexまでの裸のスパンデックス糸であってよく、硬性繊維は、番手が10から900dtexまでのものであってよい。適当な硬性糸の一例は、綿である。
本方法の第3の実施形態によれば、2組の異なる弾性コア繊維(弾性コア繊維Iおよび弾性コア繊維II)と硬性繊維とは一緒にカバーリングされて複合糸を形成し、ここで、少なくとも1組の弾性コア繊維は、プレカバード弾性糸(pre−covered elastic yarn)である。もう1組の弾性コア糸は、裸のスパンデックス糸またはプレカバード弾性糸であってよい。裸のスパンデックス糸のデニール値は11から560dtexまでであり、硬性繊維の番手は10から900dtexまでである。適当な硬性糸の一例は、綿である。
本方法の第4の実施形態によれば、2組の異なる弾性コア繊維と硬性繊維とは一緒にカバーリングされて複合糸を形成し、ここで、少なくとも一方の弾性コア繊維は、エラストマー不使用の(no−elastomeric)ストレッチ繊維である。もう1組の弾性コア糸は、裸のエラストマー糸、例えばスパンデックスであってよい。裸のスパンデックス糸のデニール値は11から560dtexまでであり、硬性繊維の番手は10から900dtexまでである。適当な硬性糸の一例は、綿である。
布地は、これらの代替的方法のうち1つにより生産される二重弾性糸を使用することによって作製される。二重弾性糸は、布地の少なくとも一方の方向で使用される。織物、丸編物、経編物および細幅布地など、任意の形態の布地を使用し得る。さらなる加工には、精錬、漂白、染色、乾燥、サンフォライズ加工、毛羽焼き、糊抜き、マーセライズ加工、および、このようなステップの任意の組合せが含まれていてよい。生産された伸張される布地は、衣類に形成し得る。
詳細な説明では以下の図面を参照する。これらの図面においては、同一の数字は同一の構成要素を指す。
2種の弾性コアを有するコアスパンヤーンの図である。 2種の裸の弾性繊維に用いる2台のドラフト機を備えたコア紡糸(core spinning)装置の概略説明図である。 加重されたロールを有する、2台のドラフト機を備えたコア紡糸装置の概略説明図である。 1種の裸の弾性繊維および1種のプレカバード弾性糸に用いる2台のドラフト機を備えたコア紡糸装置の概略説明図である。
エラストマー繊維は、織物の布地および衣類に伸張性および弾性回復性を付与するためによく使用される。「エラストマー繊維」は、希釈剤を使っていない、連続フィラメント(何本かが合体して1本になっているマルチフィラメントであってもよい)または複数のフィラメントのいずれかであり、捲縮とは無関係に破断伸びが100%を超える。エラストマー繊維は、(1)その長さの2倍に伸張され、(2)1分間保持されてから(3)解放されたとき、解放されて1分以内に元の長さの1.5倍未満に戻る。本明細書の文中で使用する場合、「エラストマー繊維」は、少なくとも1種のエラストマー繊維またはフィラメントを意味する。そのようなエラストマー繊維としては、限定されるものではないが、ゴムフィラメント、二要素フィラメント(biconstituent filament)およびエラストエステル、ラストールならびにスパンデックスが挙げられる。
「スパンデックス」は、フィラメント形成物質が、少なくとも85重量%のセグメント化ポリウレタンを含む長鎖合成ポリマーである、人造フィラメントである。
「エラストエステル」は、繊維形成物質が、少なくとも50重量%の脂肪族ポリエーテルおよび少なくとも35重量%のポリエステルを含む長鎖合成ポリマーからなる人造フィラメントである。
「二要素フィラメント」は、フィラメントの長さ方向に沿って互いに接着された少なくとも2種のポリマーを含んでいる連続フィラメントまたは繊維であり、各ポリマーが、異なる一般分類に属する、例えば、コアはエラストマーのポリエーテルアミドであり、シースはローブ(lobe)もしくはウィング(wing)を有するポリアミドであるような、連続フィラメントまたは繊維である。
「ラストール」は、低いが有意な結晶性を有する架橋合成ポリマーの繊維であり、少なくとも95重量パーセントのエチレンおよび少なくとも1種の他のオレフィン単位からなる。この繊維は、弾性があり、実質的に耐熱性である。
「ポリエステル二成分フィラメント(bi−component filament)」は、繊維の長さ方向に沿って互いに密接に接着されている一対のポリエステルを含む連続フィラメントであり、繊維の横断面が、例えば隣り合った偏心シース−コア構造、または、有用な捲縮を生じることができるその他の適当な横断面になっているような、連続フィラメントを意味する。このフィラメント、例えばElasterell−p、PTT/PET二成分繊維などで作製された布地は、優れた回復特徴を有する。
「エラストマー不使用の弾性繊維」は、エラストマー繊維を含有していないストレッチフィラメントを意味する。ただし、そのような糸、例えば、テクスチャード加工されたPPTストレッチフィラメント、テクスチャード加工されたPETストレッチフィラメント、二成分ストレッチフィラメント繊維またはPBTストレッチフィラメントなどの回復可能な伸張率(recoverable stretch)は、ASTM D6720の方法により試験した場合に20%より高くなければならない。
「プレカバード弾性糸」は、コアスパン工程の前に、硬性糸で囲み、または硬性糸と撚り合わせ、または硬性糸と交じり合わされたもののことである。エラストマー繊維と硬性糸とを含んでいるプレカバード弾性糸を、本明細書の文中では「プレカバードヤーン」とも呼ぶ。硬性糸でのカバーリングは、繊維製品の工程においてエラストマー繊維を摩耗から保護するように機能する。このような摩耗は、エラストマー繊維の破損、それに伴う結果としての工程の中断および望ましくない布地非均一性を招きかねない。さらに、このカバーリングはエラストマー繊維の弾性挙動の安定化を助けることから、繊維製品の工程におけるプレカバード弾性糸の伸びを、裸のエラストマー繊維を用いた際に見込まれる伸びと比べてより均一に制御することができる。プレカバードヤーンは、糸および布地の引張弾性率を増加させることもでき、布地の回復力および寸法安定性の改善に役立つ。
プレカバードヤーンとしては、(a)エラストマー繊維に硬性糸を一重に巻き付けるもの、(b)エラストマー繊維に硬性糸を二重に巻き付けるもの、(c)エラストマー繊維をステープル繊維で連続的にカバーリング(すなわち、コアスパンまたはコア紡糸)し、続いて巻取りの際に撚糸するもの、(d)エラストマーと硬性糸とをエアジェットでまぜ合わせて絡ませるもの、ならびに(e)エラストマー繊維と硬性糸とを撚り合わせるものが挙げられる。
「二重弾性複合糸」は、1本の糸につき2組の弾性コア繊維を含み、硬性ステープル繊維であるシースでカバーリングされた複合糸である。本明細書を通じ、用語「二重弾性糸」が互換的に使用される。
いくつかの実施形態のストレッチ布地には、緯糸方向に二重弾性コアスパンヤーンが含まれている。いくつかの実施形態において、予想外に高い回復特性を有する布地が、特に、伸張性の高い布地の場合に実現された。これは、異なる伸張特性を有する2種の異なる弾性繊維を含有するコアスパンヤーンの使用により成し遂げられた。当業者であれば、緯糸ストレッチを所望の場合、布地には、二重弾性繊維を有するこのようなコアスパンヤーンを緯糸方向に含ませ得ることを認識するであろう。
図1に示されているように、本発明による二重弾性糸8は、2種の弾性フィラメントコア、すなわち弾性コアI(図1における4)および弾性コアII(図1における6)を必ず含んでいることになる。弾性コアフィラメントは、紡績されたステープル繊維を含む繊維シース2により、好ましくはその長さ全体にわたって囲まれる。
代表的なコア紡糸装置40の一実施形態を図2に示す。この機械には、2台の別々の繊維ドラフト機46および64が取り付けられている。コア紡糸加工の際、弾性コアフィラメントI 48および弾性コアフィラメントII 60は、送りロール46および64に別々に載せられ、硬性糸と合わされて複合コアスパンヤーンを形成する。チューブ48およびチューバー(tuber)60由来のコア弾性フィラメントは、正方向に駆動されるフィードローラー46および64の働きにより、矢印50および62の方向にほどかれる。フィードローラー46および64は、チューブ48およびチューブ60のクレードルとして機能し、弾性繊維である糸52および66を所定のスピードで送る。
硬性繊維または糸44は、チューブ54からほどかれて、一組のフロントローラー42にて弾性コアフィラメント52および66と合流する。合わされた弾性コアフィラメント52、66と硬性繊維44とは、紡糸機56にて一緒にコアスパンされる。
弾性コアフィラメントI 52および弾性コアフィラメントII 66は、延伸された(ドラフトされた)後、フロントローラー42に入る。弾性フィラメントは、フィードローラー46または64とフロントローラー42との間にスピード差があることにより延伸される。フロントローラー42の送りスピードは、フィードローラー46および64のスピードより速い。フィードローラー46および64のスピードを調節することで、所望のドラフト比または延伸比が得られる。
延伸比は、延伸されていない状態の繊維と比較して、普通は×1.01倍から×5.0倍まで(1.01×から5.0×まで)である。延伸比が低すぎると、目むき(grin−through)および偏りのある(un−centered)弾性フィラメントを有する低品質の糸になる。延伸比が高すぎると、弾性フィラメントの破断およびコア空隙が生じる。
代表的なコア紡糸装置40の別の実施形態を図3に示す。弾性コアIは、裸の弾性フィラメント48であり、弾性コアII 12は、プレカバード弾性糸である。チューブ12由来の弾性コアIIは、正方向に駆動されるフィードローラー64の働きにより、矢印62の方向にほどかれる。加重されたロール66は、弾性コアIIとフィードローラー64との間の安定な接触を維持して、弾性コアIIである糸68を所定のスピードで送るように機能する。図3のその他の構成要素は、図2について記載したとおりである。
代表的なコア紡糸装置40の別の実施形態を図4に示す。弾性コアIは、裸の弾性フィラメント48であり、弾性コアII 12は、プレカバード弾性糸である。チューブ12由来の弾性コアIIは、端部から出て行き、次いで、張力制御手段およびガイドバーを通過する。張力手段は、糸の張力を所定のレベルで安定に保つように機能する。裸の弾性繊維の延伸比は、延伸されていない状態の繊維と比較して、普通は×1.01倍から×5.0倍まで(1.01×から5.0×まで)である。図4のその他の構成要素は、図2について記載したとおりである。
本方法のいくつかの実施形態によれば、異なる特性を有する2種の弾性繊維と硬性繊維とは一緒にカバーリングされて複合糸を形成し、このとき、該2種の弾性繊維は、糸のカバーリング工程の際、元の長さに対しての異なるドラフト比に延伸される。2種の弾性繊維のドラフト比は、ドラフト比×1.01倍から×5.0倍までの間で選択できる。異なるデニール値または異なるフィラメント数を有する2種のコア弾性繊維の場合、弾性繊維の性能および布地品質の要件によっては、弾性コアIおよび弾性コアIIの延伸比は、互いに異なる可能性があろう。多くの場合、一方のコアは、高い伸張性能をもたらすためにより高度にドラフトされ、もう一方のコアは、低い縮み率および高い回復力を布地に付与するためにより低度に延伸される。
従来の布地では、ヒートセッティングが、スパンデックスを「セット」するように用いられないと、布地は、高い縮み率、過剰な布地重量および過剰な伸びを有することがあり、これにより消費者が嫌な経験をする場合がある。布地の仕上げ工程の際の過剰な縮みが原因で、加工および家庭での洗浄の際に布地表面に折り目跡が生じることがある。このようにして生じる折り目は、多くの場合、アイロン掛けによって除去することが非常に難しい。
弾性コア繊維の一方において低いドラフト比を用いることにより、本方法では高温のヒートセッティングステップを回避できる。この新しい方法は、一定の繊維(すなわち綿)に及ぶ熱損傷を低減することが可能であり、ひいては、仕上がった布地の手触り(handle)を改善することが可能である。いくつかの実施形態の布地は、布地を衣類に仕立てる場合を含め、ヒートセッティングステップがなくても調製し得る。さらなる利益として、この新しい方法では、熱に弱い硬性糸を使用して、シャツ地、弾性のある布地を作製することができ、ひいては、多種多様で改善された製品が生まれる可能性を高めることができる。加えて、より短時間の方法は、生産性の利益を布地メーカーにもたらす。
予想外にも、2種の異なる弾性コア繊維を有するコアスパンヤーンは、デニール値が同じ場合に、単一のコア弾性フィラメントから作製されたコアスパンヤーンより伸張性および回復力が高いことが見出された。例えば、30d/3フィラメントのスパンデックスと40D/4フィラメントのスパンデックスという2種のコアを有するコアスパンヤーンは、70D/5フィラメントという単一のコアから同じドラフト比を用いて作製されたコアスパンより回復力が高い。つまり、同じ含有量のスパンデックスを使用して、伸張性がより高く回復力がより高いコアスパンヤーンを作製することができる。
異なる特性を有する2種の弾性繊維であれば使用することができ、これらの弾性繊維は、硬性繊維シースと一緒にカバーリングされて複合糸を形成するが、このとき、該2種の弾性繊維は、異なるポリマー組成を有し、応力−ひずみ挙動が異なっている可能性があろう。一例が、1本のコアスパンヤーン内で、ヒートセット効率の異なる2種のスパンデックス繊維を、例えば、ノーマルLYCRA(登録商標)スパンデックス繊維T162CとイージーセットLYCRA(登録商標)繊維T562Bとを、一緒に使用することである。布地は、イージーセットLYCRA(登録商標)繊維のヒートセット温度より高いがノーマルLYCRA(登録商標)繊維のヒートセット温度より低い温度でヒートセットすることができる。つまり、布地は、伸張性および残留伸びを良好に保ちながら布縮みを許容範囲に抑える、部分的なヒートセットを受けるだけである。
もう1つの例は、張力弾性率(tension modulus)の高い弾性コアIと張力弾性率の低い弾性コアIIとを含有するコアスパンである。弾性コアIが布地に高い回復力および低い布地残留伸びを付与する一方、弾性率の低い弾性コアIIが布地に伸張しやすさ、より低い縮み率をもたらし、その結果、伸張しやすさ、高い保持力および高い寸法安定性を有する布地となる。異なる化学組成を有する弾性繊維、例えばポリオレフィン弾性繊維ラストールとスパンデックスとを、1本のコアスパンヤーンにおいて一緒に組み合わせることもできる。スパンデックス繊維が高い回復力をもたらす一方、ラストール繊維は、良好な耐熱性およびより低い縮み度合に寄与する。
弾性コアIと弾性コアIIとの組合せは、裸の弾性繊維+裸の弾性繊維でも、裸の弾性繊維+プレカバード弾性糸でも、プレカバード弾性糸+プレカバード弾性糸でもよいであろう。裸の弾性繊維は、約11dtexから約444dtexまで(デニール値では約10Dから約400Dまで)、例えば11dtexから約180dtexまで(デニール値では10Dから約162Dまで)であってよい。
プレカバード弾性糸としては、エラストマー繊維に硬性糸を一重に巻き付けるもの、エラストマー繊維に硬性糸を二重に巻き付けるもの、エラストマー繊維をステープル繊維で連続的にカバーリング(すなわち、コア紡糸)し、続いて巻取りの際に撚糸するもの、エラストマーと硬性糸とをエアジェットでまぜ合わせて絡ませるもの、ならびにエラストマー繊維と硬性糸とを撚り合わせるものなど、多様なタイプが挙げられる。好ましいプレカバード弾性糸は、テクスチャード加工されたポリエステルとナイロンフィラメントとを用いたスパンデックスエアジェットカバードヤーン、例えば、40Dまたは70Dスパンデックスと50Dから150Dまでのポリエステルとのエアジェットカバードヤーンである。プレカバード弾性糸は、別の機械で作製されてからコアスパンヤーンの工程にかけられる。
プレカバード弾性糸は、任意の所望の量で、例えば、二重弾性糸の総重量に対して約5から約35重量パーセント(%)で、存在することができる。プレカバードヤーンの線密度は、約15デニール(16.5dtex)から約900デニール(990dtex)まで、例えば、約30デニールから300デニールまで(33dtexから330dtexまで)の範囲である。プレカバードヤーンと二重弾性糸の合計との糸デニール比(ratio of yarn denier)が35%より低いとき、布地には実質的な目むきは生じない。仕上げ工程後、プレカバードヤーンの中に含まれている2種の弾性コア繊維は、目に見えず、触れることもできない。
裸の弾性繊維のデニール値(カバーリングしてプレカバードヤーンを形成する前の段階での)は、約11dtexから約444dtexまで(デニール値では約10Dから約400Dまで)、例えば11dtexから約180dtexまで(デニール値では10Dから約162Dまで)であってよい。プレカバーリング工程の際、弾性繊維は、元の長さの1.1×から6×までの間でドラフトされる。プレカバーリングにおいて、弾性繊維は、デニール値が10から600デニールまでの1種または複数の硬性糸でプレカバーリングされる。
弾性コア繊維Iと弾性コア繊維IIとの別の組合せは、1組の裸の弾性繊維+別の1組のエラストマー不使用の弾性繊維であってもよいであろう。エラストマー不使用の弾性繊維は、テクスチャード加工されたPETストレッチフィラメント、テクスチャード加工されたPPTストレッチフィラメント、二成分繊維またはPBTストレッチ繊維であってよい。回復可能な伸張率が20%より高い、エラストマー不使用の弾性繊維を弾性コア繊維の一方として使用した際に、コアスパンヤーンおよび布地の性能が劇的に変化することを見出したのは驚きであった。その布地は、高い伸張性および高い回復力を有している。エラストマー不使用の弾性繊維の線密度は、約15デニール(16.5dtex)から約450デニール(495dtex)まで、例えば、約30デニールから150デニールまで(33dtexから165dtexまで)の範囲であってよい。デニール値が高すぎると、布地はかなりの目むきを有する可能性がある。
二重弾性コアスパンヤーンにおけるエラストマー繊維の含有量は、糸の重量に対して約0.1%から約20%まで、例えば、約0.5%から約15%まで、さらには約5%から約10%までの間である。布地内のエラストマー繊維の含有量は、布地の総重量に対して約0.01重量%から約10重量%まで、例えば約0.5%から約5%までであってよい。
二重弾性糸におけるステープルシース繊維は、綿、ウールまたはリネンなどの天然繊維(nature fiber)であってよい。そのようなステープル繊維は、単成分のポリ(エチレンテレフタレート)およびポリ(トリメチレンテレフタレート)繊維、ポリカプロラクタム繊維、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)繊維、アクリル系繊維、モダクリル繊維、アセテート繊維、レーヨン繊維、ナイロンからなる人工または合成のステープル繊維ならびにこれらの組合せであってもよい。
このような二重弾性糸は、多様な織りパターン、例えば、平織り、ポプリン、綾織り、オックスフォード、ドビー、サティーン、サテンおよびこれらの組合せを施すことができるストレッチ布地を作製するために使用できる。いくつかの実施形態の布地は、約10%から約45%までの経糸または/および緯糸方向の伸びを有し得る。この布地は、洗浄後に約15%以下の縮みが生じ得る。このストレッチ織物布地は、優れた綿の感触(hand feel)を有し得る。本明細書に記載の布地から衣類を仕立ててもよい。
経糸は、緯糸と同じであっても異なっていてもよい。布地は、緯糸ストレッチのみであってもよく、二方向ストレッチ(bi−stretch)であってもよく、その場合、経糸方向と緯糸方向の両方において、有用な伸張特性および回復特性が呈される。
エアジェット織機、レピア織機、プロジェクタイル織機、ウォータージェット織機およびシャトル織機を使用することができる。染色および仕上げ工程は、満足な布地を生産する上で重要である。布地は、連続レンジ工程(continuous range process)および後染めジェット工程で仕上げることができる。連続仕上げプラントおよび後染め工場で見られる従来の設備は、大抵の場合は加工に適している。通常の一連の仕上げ工程には、前処理(preparation)、染色および仕上げが含まれる。前処理および染色工程、例えば、シンギング(singing)、糊抜き、精錬、漂白、マーセライズ加工および染色では、弾性織物の通常の加工方法で大抵は十分である。
分析方法:
糸の回復可能な伸張率
本実施例で使用した弾性繊維の回復可能な伸張率は、次のように測定した。各糸サンプルを、張力約0.1gpd(0.09dN/tex)で、かせ枠を用いて、総デニール値5000+/−5(5550dtex)のかせにした。かせを70°F(+/−2°F)(21°+/−1℃)および相対湿度65%(+/−2%)の条件下に最低16時間おいた。かせをスタンドから実質的に垂直に吊り下げ、6mg/den(5.4mg/dtex)の重り(例えば、5550dtexのかせには30グラム)を、かせの下端に吊り下げ、加重されたかせが平衡長になるようにし、かせの長さを1mm単位で(within 1 mm)測定し、「C」として記録した。5.4mg/dtexの重りは、試験期間にわたり、かせにかけたままにした。次に、1030グラムの重り(206mg/d、185.4mg/dtex)をかせの下端から吊り下げ、かせの長さを1mm単位で測定し、「L」として記録した。
1030gの重りを外し、次いで、かせを100℃の沸騰水に10分間浸漬し、その後、かせを水から取り出し、先に記載したとおりの条件下に16時間おいた。このステップは、商品用の布地の弛緩過程をシミュレートするために設計されたもので、布地の伸張性を向上させるための1つの方法である。かせの長さを前述のとおりに測定し、その長さを「C」として記録した。1030グラムの重りを再びかせから吊り下げ、かせの長さを前述のとおりに測定し、「L」として記録した。弛緩後の糸の回復可能な伸張率(%)「CC」を、式CC=100×(L−C)/Lにより計算した。糸の縮み率を、式Cs(%)=100×(L−L)/Lにより計算した。
織物布地の伸び(伸張率)
布地のストレッチ方向(一方向または複数方向)に特定の荷重(すなわち、力)がかかった際の伸び率(%)について布地を評価する。ここで布地のストレッチ方向とは、複合糸(すなわち、緯糸、経糸、または、緯糸および経糸)の方向である。60cm×6.5cm寸法のサンプル3枚を布地から切り取った。長い方の寸法(60cm)は、ストレッチ方向に相当する。サンプルを部分的にほぐし、サンプル幅を5.0cmに狭める。次いで、サンプルを少なくとも16時間にわたり20℃+/−2℃および相対湿度(relatively humidity)65%+/−2%の条件下に置いた。
サンプル端から6.5cmの位置に、各サンプルの幅にわたって第1のベンチマークを設けた。第1のベンチマークから50.0cmの位置に、サンプル幅にわたって第2のベンチマークを設けた。第2のベンチマークからサンプルの他端までの余った布地を用いて、金属ピンを通すことのできるループを形成して縫い止めた。次いで、ループに切欠きを入れ、金属ピンに重りを取り付けられるようにした。
ループを設けていない側のサンプル端をクランプ固定し、布地サンプルを垂直に吊り下げた。17.8ニュートン(N)の重り(4LB)を、吊り下げ用の布地ループを通っている金属ピンに取り付け、布地サンプルが重りにより伸張されるようにする。サンプルには、重りにより3秒間伸張させ、次いで重りを持ち上げることにより力を手作業で除去することで、「運動」させた。このサイクルを3回実施した。次いで、重りが自由に吊り下がるようにし、それにより布地サンプルを伸張させた。布地に負荷がかかっている状態で2つのベンチマーク間の距離をミリメートル単位で測定した。この距離をMLとする。ベンチマーク間の元の距離(すなわち、伸張されていない状態での距離)をGLとした。個々のサンプルそれぞれについての布地伸び率(%)を、次のように計算した
伸び率(%)(E%)=((ML−GL)/GL)×100
3回の伸び率の結果を平均し、最終的な結果とした。
織物布地の残留伸び(回復されない伸張性)
伸張させると、残留伸びのない布地であれば、伸張前の元の長さに完全に回復する。しかし、典型的には、ストレッチ布地は完全には回復せず、長時間の伸張後にはわずかに長くなっている。このわずかな長さの増加を「残留伸び」と呼ぶ。
上記の布地伸び試験は、残留伸び試験の前に完了しなければならない。布地のストレッチ方向のみを試験した。2方向ストレッチ布地については、両方向とも試験した。それぞれ55.0cm×6.0cmの3枚のサンプルを布地から切り取った。これらは、伸び試験で使用したものとは異なるサンプルであった。55.0cmの方向は、ストレッチ方向に対応するものとする。サンプルを部分的にほぐし、サンプル幅を5.0cmに狭めた。サンプルを、上記の伸び試験の場合と同じ温度および湿度条件下に置いた。正確に50cm離れた2本のベンチマークをサンプルの幅にわたって引いた。
伸び試験で得られた既知の伸び率(%)(E%)を用い、この既知の伸び率が80%であるときのサンプルの長さを計算した。これは、
80%時のE(長さ)=(E%/100)×0.80×L
(式中、Lはベンチマーク間の元の長さ(すなわち、50.0cm)とした)
として計算した。サンプルの両端をクランプ固定し、ベンチマーク間の長さが上で計算したL+E(長さ)に等しくなるまでサンプルを伸張させた。この伸張状態を30分間維持し、その時間が経過した後、伸張させる力を解放し、サンプルが自由に吊り下がり弛緩するようにした。60分後、残留伸び率(%)を、
残留伸び率(%)=(L2×100)/L
(式中、L2は、弛緩後のサンプルにおけるベンチマーク間の長さの増加であり、Lは、ベンチマーク間の元の長さであった)として測定した。この残留伸び率(%)を各サンプルについて測定し、結果を平均して残留伸びの数値を決定した。
織物布地の縮み
洗濯後に布縮みを測定した。まず、布地を、伸び試験および残留伸び試験の場合と同じ温度および湿度条件下に置いた。次いで、2枚のサンプル(60cm×60cm)を布地から切り取った。サンプルは、縁から少なくとも15cm離れた位置で取った。布地サンプルに、4辺が40cm×40cmの四角形の印を付けた。
サンプルと増量用の布地とを入れた洗浄機でサンプルを洗濯した。洗浄機への投入量の合計は、風乾された素材2kgであり、試験サンプルが洗浄物に占める割合は多くても半分までとした。洗濯物を水温40℃で穏やかに洗浄し脱水した。洗剤量は、水の硬度に応じて1g/lから3g/lまでを用いた。サンプルは、平らな表面に載せて乾燥させ、次いで、16時間にわたり20℃+/−2℃および相対湿度65%+/−2%rhの条件下に置いた。
次いで、マーキング間の距離を測定することにより、布地サンプルの縮み率を経糸方向および緯糸方向において測定した。洗濯後の縮み率C%は、
C%=((L1−L2)/L1)×100
(式中、L1はマーキング間の元の距離(40cm)であった。L2は、乾燥後の距離である)として計算した。結果をサンプルについて平均し、緯糸方向と経糸方向の両方について報告する。縮み率が負の数値である場合は膨張を反映しており、これは、硬性糸の挙動が原因で、場合により起こり得た。
布地重量
織物布地サンプルは、10cm直径の金型を用い、金型による打抜きによって得た。切り抜いた織物布地サンプルをそれぞれグラム単位で秤量した。次いで、「布地重量」をグラム/平方メートルとして計算した。
以下の実施例は、本発明、および、さまざまな布地の製造における用途の可能性を実証するものである。本発明は、他の異なる実施形態とすることが可能であり、そのいくつかの詳細は、種々の明らかな点において、本発明の範囲および精神から逸脱せずに改変することが可能である。したがって、本実施例は、本来例証的なものであり限定的なものではないと受け取られたい。
以下のデニム布地例のそれぞれについては、綿100%のオープンエンド(OE)スパンヤーンまたはリングスパンを経糸として使用した。デニム布地には、7.0NeのOE糸および8.5NeのOE糸という2種の番手の糸が不規則な配列パターンで含まれていた。糸は、ビーミングの前に、ロープ形態でインディゴ染色した。次いで、この糸を糊付けし、製織ビームを作製した。ボトムウェイト布地(bottom weight fabric)については、経糸は、20Ne、綿100%のリングスパンヤーンである。この糸を糊付けし、製織ビームを作製した。
表1に、旧来の1種の弾性コアフィラメントを有するコアスパンヤーン、および、2組の弾性コアを含有する革新的な糸の例4つを一覧にする。
二重弾性コア繊維を有するいくつかのコアスパンヤーンを、緯糸として使用した。多様な弾性コア繊維、例えば裸のスパンデックス、プレカバードポリエステル/LYCRA(登録商標)スパンデックス繊維、またはプレカバードナイロン/スパンデックス糸などを、コアの中と同様に使用した。表2に、各例についてコアスパンヤーンを作製するのに使用した材料および製造法を一覧にする。表3に、各布地について詳細な布地構造および性能の概要を示す。Lycra(登録商標)スパンデックスは、Invista,s.a.r.L.、Wichita、KSから入手可能である。例えば、スパンデックスの見出しの列では、40Dは40デニールを意味し、3.5×は、コア紡糸機により生じるLycra(登録商標)のドラフト比(機械ドラフト比(machine draft)を意味する)。「剛性シース糸」の見出しの列では、20’は、英国式綿番手システム(English Cotton Count System)により測定した場合のスパンヤーンの線密度である。表1および表2における残りの項目は、明確な表示になっている。
引き続き、表2の各例のコアスパンヤーンを使用して、ストレッチ織物布地を作製した。表3に、布地で使用した糸、織パターン、および布地の品質特徴をまとめてある。例のそれぞれについて追加コメントをいくつか以下に示す。特に断りのない限り、布地は、Donierのエアジェットまたはレピア織機で織った。織機のスピードは、500ピック/分であった。布地の幅は、織機にかかっている段階では約76インチ、生機状態では約72インチであった。この織機は、2倍の製織ビーム能力を有している。
例にある各生機布地は、ジグル染色機(jiggle dye machine)により仕上げた。各織物布地は、3.0重量%のLubit(登録商標)64(Sybron Inc.)を用いて49℃にて10分間、前洗浄した。その後、この布地を、6.0重量%のSynthazyme(登録商標)(Dooley Chemicals.LLC Inc.)および2.0重量%のMerpol(登録商標)LFH(E.I.DuPont Co.)を用いて71℃にて30分間糊抜きし、次いで、3.0重量%のLubit(登録商標)64、0.5重量%のMerpol(登録商標)LFHおよび0.5重量%のリン酸三ナトリウムを用いて82℃にて30分間洗浄した。布地の仕上げに続き、テンテフレーム(tente frame)に張った状態で160℃にて1分間の乾燥を行った。
糸例A:1種の弾性コア繊維を有する典型的なコアスパンヤーン。
これは、革新的な糸ではない。このコアスパンヤーンは、16Neで、綿のシースによりカバーリングされている40d LYCRA(登録商標)スパンデックス繊維を1本有する。LYCRA(登録商標)繊維のドラフト比は、カバーリング工程においては3.5×である。綿の撚りレベルTMは、1インチ当たり18回撚りである。この糸のボイルオフ後の回復可能な伸張率は、17.71%である。
糸例B:2種のコア弾性繊維を有するコアスパンヤーン
このコアスパンヤーンは、16Neで、綿のシースによりカバーリングされている2組のLYCRA(登録商標)スパンデックス繊維を有する。弾性コアI繊維は、20D T162Bであり、弾性コアII繊維は、同じく20D T162Bである。弾性繊維の総デニール値は、40デニールである。LYCRA(登録商標)繊維のドラフト比は、カバーリング工程においては3.5×である。綿の撚りレベルTMは、1インチ当たり18回撚りである。したがって、このコアスパンヤーンは、1のコアスパンヤーンの代わりに2組のコア弾性フィラメントを有する以外は、番手、LYCRA(登録商標)繊維のデニール値および撚糸レベルなど、糸例Aと同じ構造を有する。この糸の回復可能な伸張率は20.63%であり、サンプルAの糸より2.92パーセント高い。このことは、2組のフィラメントからなるコアを有する糸は、スパンデックスの含有量が同じであれば、1組のフィラメントコアを有する糸より回復可能な伸張率が高いことを意味する。このようにして、革新的な糸は、同じ量の弾性繊維を使用して、布地に高い伸張性および高い回復力を付与することができる。
糸例C:1種の弾性コア繊維を有する典型的なコアスパンヤーン。
これは、革新的な糸ではない。このコアスパンヤーンは、16Neで、綿のシースによりカバーリングされている70d LYCRA(登録商標)スパンデックス繊維を1本有する。LYCRA(登録商標)繊維のドラフト比は、カバーリング工程においては3.8×である。綿の撚りレベルTMは、1インチ当たり18回撚りである。この糸のボイルオフ後の回復可能な伸張率は、38.71%であり、糸の縮み率は2.28である。
糸例D:2種のコア弾性繊維を有するコアスパンヤーン
このコアスパンヤーンは、16Neで、綿のシースによりカバーリングされている2組のLYCRA(登録商標)スパンデックス繊維を有する。弾性コアI繊維は、30D T162Bであり、弾性コアII繊維は、40D T162Bである。弾性繊維の総デニール値は、70デニールである。LYCRA(登録商標)繊維のドラフト比は、カバーリング工程においては両方とも3.8×である。綿の撚りレベルTMは、1インチ当たり18回撚りである。したがって、このコアスパンヤーンは、1組のコアスパンヤーンの代わりに2組のコア弾性フィラメントを有する以外は、糸例Cと同じ構造を有する。この糸回復可能な伸張率は40.88%であり、糸サンプルCより2.17ユニットパーセント高い。このことは、2組のフィラメントからなるコアを有する糸は、スパンデックスの含有量が同じであれば、1組のフィラメントコアを有する糸より回復可能な伸張率が高いことを示している。このようにして、革新的な糸は、同じ量の弾性繊維を使用して、布地に高い伸張性および高い回復力を付与することができる。
例1
典型的なストレッチ織りボトムウェイト布地
これは、本発明によらない比較例である。経糸は40/2Ne番手のリングスパンヤーンであった。緯糸は、20Neの綿と40D Lycra(登録商標)とのコアスパンヤーンであった。Lycra(登録商標)のドラフト比は、3.5×である。この緯糸は、典型的なストレッチ織りカーキ布地において使用される典型的なストレッチ糸であった。織機のスピードは、1インチ当たり56ピックのピックレベルで1分当り500ピックであった。表3に試験結果をまとめてある。試験結果は、仕上げ後のこの布地が、重量(8.95g/m)、伸張率(37.6%)、幅(50.5インチ)、緯糸の洗浄縮み(0.91%)、布地残留伸び(8.7%)であったことを示している。データから、このストレッチ糸と布地構造の組合せでは布地の残留伸び率が高くなったことがわかる。
例2
二重弾性繊維を有するストレッチ布地
このサンプルは、例1のものと同じ布地構造を有していた。唯一の違いは、二重コア弾性繊維、すなわち、ドラフト比3.5×の40D LYCRA(登録商標)繊維と、ドラフト比1.8×の40d LYCRA(登録商標)繊維とを含有する20s緯糸を使用していることであった。経糸は、40/2Neのリングスパン綿であった。織機のスピードは、1インチ当たり56ピックで1分当り500ピックであった。表3に試験結果をまとめてある。表3は、このサンプルでは伸張率は同程度であるが布地残留伸びレベルが低下している(6.4%)ことを明らかに示している。したがって、ドラフト比の異なる弾性コア繊維2種を同一糸内で用いることにより、カバードヤーンおよび布地は、異なる特徴を獲得することができる。例えば、弾性コアI繊維の高いドラフト比により布地に高い伸張性を与える一方、弾性コアII繊維のドラフト比を低くすることで布地に低い残留伸び、高い回復性を与えるが布縮みは増加させない。このようにして、高い伸張性、高い回復性および低い縮み率を有する布地を生産することができる。
例3
二重弾性繊維を含有するストレッチ布地
このサンプルは、例1のものと同じ布地構造を有していた。唯一の違いは、コアスパンヤーン、すなわち、ドラフト比3.5×の40D T162B LYCRA(登録商標)繊維と、ドラフト比3.5×の40d Easyset LYCRA(登録商標)繊維を緯糸に使用していることであった。経糸は、20Neの綿100%リングスパンヤーンであった。3/1綾織りパターンを適用した。仕上がった布地は、重量が(9.19g/m)、緯糸方向の伸張率が38.4.0%、残留伸び率が7.9%であった。これは、弾性コアIIの中のEasyset LYCRA(登録商標)繊維が布地の伸張レベルを維持しながら布地の残留伸び率を例1の8.7%から7.9%に低下させていることを明らかに示すものである。
Easyset LYCRA(登録商標)繊維は約170℃でヒートセットすることができ、この温度は、T162B LYCRA(登録商標)繊維のヒートセット温度より約20℃低い。したがって、170℃から190℃までの間の温度で布地をヒートセットすると、布地は部分的にヒートセットを受けることになる。Easyset LYCRA(登録商標)繊維のみがセットされ、T162Bはセットされない。このようにして、布地はより良好な伸張性および回復性を保ちながら、縮み率は一定レベル未満に保たれる。
例4
スパンデックスと弾性ポリオレフィン繊維とを有するストレッチ布地
経糸は、7.0Ne番手と8.4Ne番手とがミックスされたオープンエンドヤーンであった。経糸は、ビーミングの前にインディゴ染色した。緯糸は、40D T162B Lycra(登録商標)スパンデックスと40D弾性ポリオレフィン繊維とを有する16Neのコアスパンヤーンである。Lycra(登録商標)繊維および弾性ポリエステル繊維は、カバーリング工程において3.5×にドラフトした。表3に、布地特性を一覧にしてある。この糸で作製された布地は、良好な綿の手ざわり(hand)、良好な伸張率(47.8%)および良好な回復性(残留伸び率6.5%)を呈した。試験結果はすべて、スパンデックスと弾性ポリオレフィンフィラメントとの組合せは良好な布地伸張性および残留伸びを生み出すことができることを示している。布地には、目むきはない。弾性フィラメントは布地表面からも布地裏からも見えない。
スパンデックスと比較すると、弾性ポリオレフィン繊維またはラストール繊維は、回復力は低いものの、耐熱性はより良好、耐薬品性はより良好、布縮み率が低く、手に触れたときの綿の感覚(cotton hand touch feeling)が良好である。スパンデックスと弾性ポリオレフィンの両方を含有する布地は、良好な伸張性および良好な回復性とともに、より良好な耐熱性、より低い縮み率、ならびに、より良好な耐薬品性、例えばスイミングプールおよびデニム漂白工程での耐塩素性を備えることができる。
例5
スパンデックスとプレカバード弾性糸とを含有するストレッチ布地
このサンプルは、例1と同じ布地構造を有していた。違いは、緯糸方向のコアスパンヤーンであった。このコアスパンヤーンは、糸のコアに裸の40D LYCRA(登録商標)繊維1種とプレカバード弾性糸(40D/34fナイロン/40D Lycra(登録商標)エアカバードヤーン)1種とを含有している。裸の40D LYCRA(登録商標)繊維のドラフト比は1.8×であり、プレカバード弾性糸の中のLYCRA(登録商標)繊維のドラフト比は3.2×である。この布地は、例1と同じ経糸および構造を用いていた。さらに、織りおよび仕上げ工程も例1と同じであった。表3に試験結果をまとめてある。このサンプルは、伸張率が良好(35.9%)であり、緯糸方向の洗浄縮み率が良好(0.65%)であり、布地の残留伸び率が良好(5.3%)であったことがわかる。布地の外観および手触りは優れていた。プレカバード弾性糸(40D/34fナイロン/40D Lycra(登録商標)繊維AJY糸)を追加すると、布地の残留伸び率は顕著に低下した。
例6
スパンデックスとプレカバード弾性糸とを含有するストレッチ布地
このサンプルは、例5のものと同じ布地構造を有していた。唯一の違いは、カバーリング工程における裸の40D LYCRA(登録商標)繊維のドラフト比であった。ここでの裸のLYCRA(登録商標)繊維のドラフト比は3.5×であるが、例5では1.8×であった。布地重量は、8.96OZ/ydであり、緯糸の伸び率は37.8%であった。この布地は、緯糸における残留伸び率が非常に低かった(5.9%)。このサンプルは、さらなる弾性複合糸を追加すると、残留伸び率の低い高性能ストレッチ布地を生み出すことができることをさらに裏付ける。二重弾性糸を用いると、布地の残留伸び率が例1の8.7%から5.9%になる。例5と比較すると、ドラフト比を高めたことにより、重量および伸張性も増している。
例7
スパンデックスとプレカバード弾性糸とを含有するストレッチデニム
この例は、例4と同じ経糸および同じ布地構造を有していた。経糸は、7.0Ne番手と8.4Ne番手とがミックスされたオープンエンドヤーンであった。経糸は、ビーミングの前にインディゴ染色した。緯糸は、40D Lycra(登録商標)スパンデックスと50D/24fポリエステル/40D LYCRA(登録商標)繊維のエアジェットカバードヤーンとを有する16Neのコアスパンヤーンである。Lycra(登録商標)のドラフト比は、裸のコアにおいては3.5×、複合コアにおいては1.8×である。このサンプルは、革新的な繊維である。織機のスピードは、1インチ当たり44ピックのピックレベルで1分当り500ピックであった。表3に試験結果をまとめてある。試験結果は、洗浄後のこの布地が、重量(12.80OZ/Y)、緯糸伸張率35.3%、緯糸の残留伸び率3.5%であったことを示している。
例8
スパンデックスとプレカバード弾性糸とを含有するストレッチデニム
この例は、プレカバード弾性糸におけるLYCRA(登録商標)繊維のドラフト比(例8のドラフト比2.6×に対して例7ではドラフト比1.8×))であることを除き、例7と同じ経糸および同じ布地構造を有していた。表3に試験結果をまとめてある。このサンプルが、サンプル7と比較して良好な伸張率を有していた(緯糸、40.4%)ことは明らかである。
例9
スパンデックスとPBTストレッチ繊維とを有するストレッチ布地
この例は、50D/26f PBTストレッチ繊維を弾性コアII繊維として使用していることを除き、例7および8と同じ経糸および同じ布地構造を有していた。この裸の50D/26f PBT繊維は、ASTM D6720の方法で試験すると、回復可能な伸張率が40.23%、縮み率が3.44%である。弾性コアIのLycra(登録商標)繊維は、カバーリング工程において3.5×にドラフトした。表3に、布地特性を一覧にしてある。
この糸で作製された布地は、良好な綿の手ざわり、良好な伸張率(40.7%)および良好な回復性(残留伸び率6.0%)を呈した。試験結果はすべて、スパンデックスとエラストマー不使用のストレッチフィラメントとの組合せは良好な布地伸張性および残留伸びを生み出すことができることを示している。布地には、目むきはなく、弾性フィラメントは布地表面からも布地裏からも見えない。

Claims (21)

  1. a)硬性繊維であるシースと、
    b)1組の弾性繊維(弾性コア繊維I)と、
    c)第2の組の弾性繊維(弾性コア繊維II)と
    を含むコアスパンヤーンを含む物品であって、前記弾性コア繊維Iと前記弾性コア繊維IIとが異なる弾性特性を有する、物品。
  2. 前記弾性コア繊維Iと弾性コア繊維IIとが、異なるデニール値または異なるフィラメントを有する、請求項1に記載の物品。
  3. 前記弾性コア繊維Iと弾性コア繊維IIとが、異なるドラフト比を有する、請求項1に記載の物品。
  4. 前記弾性コア繊維Iと弾性コア繊維IIとが、異なるポリマー組成を有する、請求項1に記載の物品。
  5. 少なくとも一方の弾性コア繊維が、10デニールから450デニールまでのデニール値を有するエラストマー繊維を含む、請求項1に記載の物品。
  6. 少なくとも一方の弾性コア繊維がスパンデックス繊維を含む、請求項5に記載の物品。
  7. 少なくとも一方の弾性コア繊維が、10デニールから450デニールまでのデニール値を有する弾性ポリオレフィン繊維を含む、請求項1に記載の物品。
  8. 前記弾性ポリオレフィン繊維がラストール繊維である、請求項7に記載の物品。
  9. 少なくとも1組の弾性コア糸が、15デニールから300デニールまでのデニール値を有するプレカバード弾性糸である、請求項1に記載の物品。
  10. 前記プレカバード弾性糸が、エアカバードヤーン、一重の巻付けを有する糸(single wrapped yarn)、二重の巻付けを有する糸(double wrapped yarn)、およびこれらの組合せからなる群から選択されるカバーリング部を含んでいる、請求項9に記載の物品。
  11. 前記プレカバード弾性糸が、ポリエステルとスパンデックスとのエアカバードヤーンである、請求項9に記載の物品。
  12. 少なくとも一方の弾性コア繊維が、15から450デニールまでのデニール値を有する非エラストマー弾性繊維を含んでいる、請求項1に記載の物品。
  13. 前記非エラストマー弾性糸が、ASTM D6720−07の方法で試験した場合、糸の回復可能な伸張率が20%より高いフィラメントの群から選択される、請求項12に記載の物品。
  14. 前記非エラストマー弾性糸が、ポリエステル、ナイロン、PTT繊維、PBT繊維、二成分繊維、およびこれらの組合せからなる群から選択される少なくとも1種の繊維を含む、請求項13に記載の物品。
  15. 硬性繊維である前記シースが、ウール、リネン、シルク、ポリエステル、ナイロン、オレフィン、綿、およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項1に記載の物品。
  16. 経糸および緯糸を有する織物布地を含む物品であって、前記経糸および緯糸のうち少なくとも一方が、
    a)硬性繊維であるシースと、
    b)1組の弾性繊維(弾性コア繊維I)と、
    c)第2の組の弾性繊維(弾性コア繊維II)と
    を含むコアスパンヤーンを含み、前記弾性コア繊維Iと前記弾性コア繊維IIとが異なる弾性特性を有する、物品。
  17. 前記布地が、10から45%までの間の緯糸方向の伸張率を有する、請求項16に記載の物品。
  18. 前記布地が衣類を構成する、請求項16に記載の物品。
  19. 経糸および緯糸を有する織物布地を含む物品を作製する方法であって、経糸もしくは緯糸のいずれかまたは経糸と緯糸の両方がコアスパンヤーンを有し、コアスパンヤーンが、
    a)硬性繊維であるシースと、
    b)1組の弾性繊維(弾性コア繊維I)と、
    c)第2の組の弾性繊維(弾性コア繊維II)と
    を含み、前記弾性コア繊維Iと前記弾性コア繊維IIとが異なる弾性特性を有する、方法。
  20. a)硬性繊維であるシースと、
    b)1組の弾性繊維(弾性コア繊維I)と、
    c)第2の組の弾性繊維(弾性コア繊維II)と
    を含むコアスパンヤーンを含むストレッチ布地であって、前記弾性コア繊維Iと前記弾性コア繊維IIとが異なる弾性特性を有する、ストレッチ布地。
  21. 前記布地が、織物布地または経編布地または丸編布地である、請求項20に記載の物品。
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