JP2016507298A - コーティングが施された眼球レンズ及びその製造 - Google Patents

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Abstract

眼内レンズは、その表面にポリアクリレートからなる親水性層(2)が備えられた、シリコンからなる疎水的レンズ本体(1)を有する。ここで、前記層(2)は、水に対する接触角が10℃未満のPECVD/CVD層である。眼内レンズの表面を親水化する処理は、前処理したレンズ表面にPECVD前コーティングする工程、及びc)その前コーティングしたレンズ表面にCVD後コーティングする工程を含んでいる。

Description

本発明は、コーティングが施された眼球レンズ(IOL)及びその製造方法に関する。
そのようなレンズは、特に、自然の目のレンズが劣化した後に、白内障手術によって移植することによって置き換えて使用される。公知のレンズ本体は疎水性の材料、特にアクリレート又はメタクリレートを含む共重合体からなる。厚みを薄くするために、フッ素化されたアクリレート又はメタクリレートをレンズ材料として添加することも知られている(WO 2007/062864)。レンズの厚みを薄くするために、高い屈折率のレンズ材料を眼球レンズに対して使用することがさらに知られている。そのようなレンズが、折りたたみ可能又は丸めることが可能な場合には、US 6,355,046 B2で公知になったようなインジェクターを用いて比較的小さな切り口を通して目に移植できる。
レンズ材料の屈折率が、目を取り囲む媒体、すなわち前眼房中の房水、及びレンズ背面の硝子体と異なるため、界面での光の反射が起こる。これは、レンズ材料の屈折率と前記取り囲む媒体の屈折率との差が大きくなるほど、より顕著になる。
本発明は、また生体適合性材料を主成分とした被加工物の表面処理に関し、特にそのような被加工物(特にIOL)表面の、プラズマ化学気相成長法(PECVD)及びそれに続く化学気相成長法(CVD)による恒久的親水化に関する。
人又は動物の臓器中で一時的又は恒久的に使用しようとする被加工物、例えば、眼球レンズには、炎症性疾患を避けるため高い生体適合性が要求される。高い生体適合性を確保するため、そのような被加工物の製造に使用する材料は、使用目的に応じるように、また組織の接触に適合するように、あらかじめ備わった性質を有している。材料の生体適合性は、かなりの程度までそれらの表面の性質によって決まる。IOLに関して、親水性表面は良好な生体適合性にとって決定的に重要なことである。
生体材料高分子の表面の生体適合性親水化処理は、例えば、国際出願WO 99/57177に述べられているような、プラズマ酸化による高分子表面の修飾によって達成される。しかしながら、そのようにして親水化された表面は十分に長い期間安定ではないことが分かった。
高分子生体材料の表面のさらなる恒久的な親水化処理は、親水性の生体適合性材料をその表面にコーティングすることによって達成される。ポリメチルメタクリレート(PMA)からなるコンタクトレンズに親水性の表面を形成するため、特許文献US 5,080,924には、例えば、前記表面をポリアクリル酸でグラフト重合するためのプラズマコーティング処理が提案されている。グラフト重合されたPAA表面は35〜50°の水の接触角を示し、材料表面は十分に大きな濡れ性を有していた。さらに接触角を小さくするためには、前記コーティングは後処理、例えば、アクリル酸とは異なる材料で、ポリアクリル酸と架橋する生体適合性材料の塗布が必要である。そのような複数層のコーティングを含む処理は、多大な装置上の取り組みを要求し、コーティングに長い時間がかかるため効率の低下をもたらす。
上述したことから、水の接触角が15 Grad以下の長期間安定な表面親水化処理を可能にする、高分子の生体材料、特にIOLのより単純なコーティングを提供することが望まれている。
そのようなレンズは、その表面に親水性層が形成された疎水性のレンズ本体を有する。実施形態として、レンズ本体は、疎水性で、折りたたみが可能又は丸めることが可能な、シリコンラバーのような高分子材料からなる。親水性層は、組織及び体液に対する適合性に優れた親水性(メタ)アクリレート(広義では、すなわち、酸、その塩及びそのエステルを含む)からなる。このコーティングはフィブリンとセルとの接着の発生を防止するので、術後の膜形成(後発白内障)を防止する。
疎水性レンズ材料としては、水の吸収が5容量%未満のものが適切である。
シリコンラバーからなるレンズ本体は成型方法によって作製できる。ここで、成形型表面の粗さがレンズ表面の粗さに転写される。表面に親水性コーティングを塗布することにより前記粗さは平滑化され、光の散乱は実質的になくなる。
親水性コーティングの屈折率は、レンズの材料のものと近くなるように、そして目の中を取り囲む媒体、すなわち房水及び硝子体と近くなるように適切に選ばれる。すなわち、屈折率は、実施形態において、n=1.336(房水)又は1.338(硝子体)とη=1.5β(WO 2007/062864 A2により知られている高分子材料の値)との間から選ばれることを意味する。ここで親水性のアクリレート層の屈折率が、レンズ本体を形成する疎水性のレンズ材料、及び目の中を取り囲む媒体、すなわち房水及び硝子体の屈折率に近い場合、房水、レンズ本体及び硝子体間のスムーズな光の光学遷移が達成され、光の反射及び微小な粗さによる光の散乱が抑制又は防止される。
親水性コーティングは、またインジェクターを用いてレンズを移植する際のレンズの滑り性能を改良する。そのようなインジェクターは、例えばUS 6,355,046 B2によって知られており、移植するレンズを保持又は巻いて供給する。移植において、保持又は巻かれたレンズは、目の中に空けた最小の切り口に挿入された菅を通して目の中に移植される。
もし必要なら、眼内レンズ(IOL)は使い捨てのインジェクターに保管することができる。眼内レンズ上及び必要に応じてインジェクターの内壁上に施された親水性コーティングにより、滑り性能が改良され、それによって眼内レンズの容易な移植が達成される。
コーティングは眼内レンズの表面を親水化する処理を含む。前記処理は、不活性ガスを主成分として発生させた高周波プラズマによる前処理の過程で行われるレンズ表面の洗浄及び活性化工程(a)、前処理を施したレンズ表面を、ガス混合物(前記ガス混合物は、不活性ガス及び生体適合性で重合可能なカルボキシ基含有モノマーから形成された第一のガスからなる)から発生させた高周波プラズマを用いてポリアクリル酸で前コーティングする工程(b)、及び前コーティングしたレンズ表面を、主にアクリル酸又は無水アクリル酸のモノマーを含む第二のガスを用いて後コーティングする工程(c)からなる。後コーティングはプラズマを使用しない。
コーティングはさらに、上記工程を含む処理に従って得られる、ポリアクリル酸のコーティングが施された親水化表面を有するIOLの提供を含む。ここで、ポリアクリル酸のコーティングが施されたレンズ表面の水の接触角は2°から10°未満の範囲、又は2°より低い(そして0より大きい)範囲である。
記述した工程によってコーティングが施されたIOLは優れた湿潤性を有する親水性表面を長期間安定に有し、かつ人体組織に接触するときに良好な生体適合性を示すので、コーティングが施されたIOLによる目の炎症はほとんど発生しない。
前記処理の実施形態として、前記第一のガスを形成する生体適合性で重合可能なカルボキシ基含有モノマーは(メタ)アクリル酸及び無水(メタ)アクリル酸から選ばれるため、高周波プラズマ中で高い比率のアクリル酸モノマーが発生し、前記処理において工程(a)で活性化されたレンズ表面に共有結合を形成して付着する。
他の実施形態において、前記処理の工程(a)で高周波プラズマを発生させるために使用するガスは、レンズ表面の十分な洗浄及び活性化を確保するため、前記不活性ガスの分圧の1/10未満の分圧に相当する量の前記第一のガスを含む。あるいは、この工程を実質的になしで、すなわち、第一のガスが存在しない状態、又は重合可能なモノマーのガス圧が全ガス圧の10%未満の状態での初期プラズマ処理工程なしで済ましてもよい。いくつかの実施形態では、初期プラズマ処理において、全ガス圧の1/8以上又は1/6をモノマー分圧が占める。
アクリル酸モノマーのレンズ表面への安定な付着を達成させるため、実施形態においては、工程(b)で、第一のガスの分圧が不活性ガスの少なくとも1/4で、かつ最大で2倍のガス混合物を使用する。
緻密な、そして安定なポリアクリル酸コーティングを得るという目的で、工程(c)における第二のガス中の不活性ガスの分圧は、実施形態においては、アクリル酸モノマー形成ガスの分圧の1/10未満である。
実施形態において、アルゴンが不活性ガスとして使用される。
前コーティング処理の効率的な制御のため、実施形態において、工程(b)で塗布するコーティングは層厚制御装置によってモニターされ、層厚が50〜400 Aの範囲から選ばれた値に達したときに処理を停止する。
2°から10°未満の接触角を達成する他の実施形態において、工程(a)における高周波プラズマのための不活性ガスの圧力は、約2 Paから約8 Pa(約15 mTorrから約60 mTorr)の範囲の値に設定し、工程(b)における高周波プラズマのための第一のガスの圧力は、約4 Paから約12 Pa(約30 mTorrから約90 mTorr)の範囲の値に設定する。
レンズ表面のアクリル酸ポリマーを固定するため、実施形態は、工程(b)の直後に不活性ガスの供給を絞るか止めて、代わりに第二のガスを供給する工程(cb)をさらに含む。実施形態において、工程(cb)の第二のガスの圧力は約40 mPa(約0.3 mTorr)未満である。
前コーティングしたレンズ表面のアクリル酸モノマーの付着及び架橋を促進させるため、実施形態として、工程(b)の直後、又は工程(cb)を行った場合はその直後にさらに工程(bc)を行う。その工程では、高周波プラズマを切り、不活性ガスの供給を遮断、減少又は絞って、第二のガスを供給する。工程(c)における第二のガスの圧力は約0.13 kPaと約0.8 kPaとの間(約1.5〜6 Torr)である。
生体適合性を向上させるため、実施形態において、工程(c)の後に、コーティングを施したIOLを、例えば、等張食塩水又は脱塩水のような親水性の溶剤で洗浄することにより親水性層から水溶性成分を除去、必要に応じて除去後に吸引乾燥する工程(d)をさらに行う。
さらに好ましい実施形態においては、IOLは、少なくともその表面が、主に又は実質的にシリコン、特にポリジメチルシロキサン、又はシリコンハイドロゲルによって形成された材料からなる。
実施形態において、レンズはシリコン製IOLである。前記処理によって提供される、これらのレンズの親水化表面コーティングは、約5μm〜約40μmの平均厚さを有するPAA層からなる。
本発明のさらなる特徴は、クレームと図面と併せて、以下に述べる実施形態の説明から明確に示される。本発明はこれらに述べる実施形態に限定されないが、同封のクレームによって定義される。特に本発明の実施形態の個々の特徴は、以下の実施例よりも、さまざまなものや組み合わせによって実現されるだろう。以下の実施形態の説明において、以下に示す添付図面が引用される。
本発明の実施形態に基づいた眼内レンズの模式的断面図である。 高分子生体材料の生体適合性コーティングのためのシステムを説明する模式図である。 ポリアクリル酸を用いた高分子生体材料のコーティングの重要な工程を説明する流れ図である。 図3に基づいた処理によって達成した層の厚さを説明する蛍光ダイアグラムである。
図1の眼内レンズの実施形態は、疎水的シリコンのレンズ本体1を示す。いくつかの実施形態において、レンズ材料は、レンズ本体1を折りたたみが可能又は丸めることが可能になるように設定される。レンズ本体1の表面は成型過程に起因する微小な粗さを有している。レンズ本体1の微小粗面上に、(広義の)親水性アクリレートの親水性層2が塗布されている。コーティングは後に述べるコーティング手順によって塗布される。光学的レンズ本体の周縁には、フィラメント状もしくは支柱の形状、又はレンズ本体1を全て又は部分的に取り囲む支持フレーム形状の触覚8が備えられている。
疎水性材料(例えば、シリコン)のレンズ本体1の上に、そのレンズ本体1の表面を活性化させた後で、親水性層2が塗布される。表面の活性化は、例えば窒素又はアルゴンプラズマを使用したプラズマ活性化によって行われる。活性化された表面の上に、親水性アクリレートのモノマーが塗布される。その後、表面は洗浄され、約35℃で吸引乾燥される。触覚8はシリコンからなる必要はなく、PMMA、PP又はポリイミドでできていてもよい。
理論に拘束されるものではないが、前記処理において、親水性アクリレート(アクリル酸又は無水物を含む)は疎水性レンズ材料の表面領域に拡散し、おそらく部分的に架橋していると考えられる。
図2に示すスキームは、ポリマーの被加工物90をそれらの表面を親水化する材料でコーティングするための装置100の重要な構成要素を説明する。被加工物は眼内レンズ(IOL)であってもよく、特にそれらはシリコン又はシリコンハイドロゲルからなるものであってもよい。
装置100は、排気可能な容器10と前記容器10の内部15に備えられた高周波プラズマを発生させる装置とからなる。高周波プラズマを発生させる装置は、図2のスキーム中で2つの電極11,12によって表されているが、電極を使用したものに限定されるものではない。図2中では、明確化及び簡潔化のため、本発明の理解に必要と思われるそれらの部品のみ描かれている。装置の可動には必要だが発明の理解のためには重要ではないような部品(例えば、容器10を吸引するためのポンプ)は、図中に示されていないが存在すると見なされる。容器10の内部15には、少なくとも真空又は低圧力ゲージ13及びコーティング物測定装置14(例えば、水晶振動)が備えられている。
コーティング装置100は、さらに不活性ガスの貯蔵タンク21及び1以上のコーティング材料の貯蔵タンク22, 23を備える。各貯蔵タンク又は貯蔵容器21, 22及び23には、容器10につながる導管71, 72及び73が、貯蔵タンク又は貯蔵容器中に保管されたガス状又は蒸気が容器10の内部15に導かれるように連結されている。前記導管71, 72及び73に配置された制御弁41, 42及び43により、それぞれのガス又は気化物の容器10への流れを制御又は調整することができる。ここに示す実施形態において、制御弁は、代わりに貯蔵タンク21, 22及び23の排気のために使ってもよい。
装置100はさらに、コーティング処理の制御又は調整に適合した制御手段80、例えば、制御リード61, 62, 63, 64, 65及び信号リード66及び67による手段を備える。要求に応じて、前記制御手段は、完全に自動化されたもしくは半自動化されたコーティング処理、又は全自動もしくは半自動を選択可能なコーティング制御に適合させることができる。装置100の調整(部分)制御は、例えば、内部15と関連づけられた検出装置からのアウトプット信号を使って実現できる。例えば、容器10の内部15が所望のガス圧又は蒸気圧に、同様に所望の分圧に保たれるように、真空又は低圧力ゲージ13を使用してバルブ41, 42及び43を制御することができる。さらに、制御手段80は、コーティング物測定装置14によるコーティングの積み重ねのモニター、及び所望のコーティング厚に達したときのコーティング終了に適合できる。加えて、制御手段80は、処理の要求に応じて高周波装置11及び12を制御するために一般的には配置される。
図3の流れ図200は、ポリアクリル酸のコーティングによってレンズ表面を親水化処理する重要な工程を説明する。好ましくは、レンズ90又はそれらの表面領域の製造には高分子生体材料が使用される。ここで”生体材料”とは生体組織又は体液との接触に対して望ましくかつ適した全ての材料を指す。
工程S0での被加工物90の準備(必要に応じて、被加工物の洗浄及び容器10への被加工物の配置、並びにその後の容器の排気を含む)後、工程S1で被加工物の表面は、以降のコーティングのために初期状態にされる。
最後に、1又はそれ以上の被加工物が導入された容器10はポンプ(図示せず)によって、好ましくは最大10-4 mbar(10 mPa)の圧力まで初期の脱気が行われる。所望の真空圧力に達した後、ポンプによる脱気を続けながら、容器の内部15を不活性ガス(好ましくはアルゴン)で満たす。このとき容器10の内部15が一定のガス圧に保持されるように、不活性ガスの流れをポンプの脱気速度に合わせる。不活性ガス31は、不活性ガス源21から容器へ供給される。実施形態において、アルゴンガス圧は約25 mTorr(約3.33 Pa)である。容器の内部15が安定した不活性ガス圧に到達した後、プラズマ発生器(例えば、高圧発生器)のスイッチを入れることにより、不活性ガスプラズマが被加工物90を取り囲んで生成される。プラズマはレンズ表面に吸着した物質を除去することによってその表面を洗浄し、さらに発生したイオン及び自由ラジカルによって、後に行う高分子化処理に有益なレンズ表面の活性化が起こる。しかしながら、いくつかの状況において、反応性ガス成分を含まない又は実質的に含まない初期プラズマ適用工程はなくてもよい。
もし適用した場合、この第一の工程S1の洗浄及び活性化の効果は、一般に知られているように、ガスプラズマの周波数、プラズマ中に導入されるパワー、プラズマの活性化時間、及びプラズマに使用される不活性ガスの種類によって影響される。個々の塗布の実例に適切な設定は当業者によって決定することができる。ここで述べた処理において、不活性ガスとしては、アルゴンが、新たな物質の生成を伴わすに被加工物の表面を活性化するので好ましい。典型的な実施形態において、アルゴンプラズマの暴露時間は約1分以下である。この時間の後、プラズマ発生器のスイッチを切り、処理は最初の実際のコーティング工程S2に続く。上記から外れるが、被加工物の前処理のために使用されるプラズマは、純アルゴンの代わりに、不活性ガスと後に続く前コーティング工程で使用する反応性成分との混合物を主成分として発生させても良い。この場合、ガス混合物中の反応性成分の分圧は不活性ガスの分圧の1/10よりも低くしなければならない。
一方、処理において工程S1から工程S2への移行の際、容器の内部への不活性ガスの流れは好ましくは保持するか、必要に応じて工程S2の実施に適した値となるように調節するのが好ましい。ガス混合物を生成するために、生体適合性で重合可能なカルボキシ基含有モノマーの蒸気からなるコーティング材料ガスを不活性ガスと容器10中で混合する。カルボキシ基含有モノマーとしては、アクリル酸又は、例えば、無水(メタ)アクリル酸のようなアクリル酸前駆体であるのが好ましい。第一のコーティング材料ガスの分圧peSGは、いくつかの実施形態において、不活性ガスの分圧pIGの少なくとも1/4でかつ最大2倍である。さらに好ましくは、分圧比peSG:pIGは1:1から1:0.5の範囲から選ばれる。例えば、いくつかの実施形態において、ガス混合物の全圧が45 mTorr(約6 Pa)であるときにアルゴンの分圧は30 mTorr(約4 Pa)であり、そのとき第一のコーティング材料ガスの分圧(反応性成分の分圧)peSGに対するアルゴン分圧pArの比は2:1である。
第一のコーティング材料ガスを生成するための活性成分としては、無水(メタ)アクリル酸が好ましく使われる。それは図1に示す貯蔵タンク22又は23の1つの中で蒸気化されており、導管72又は73を通って容器10の内部15に導かれる。コーティング材料ガスの分圧は、バルブ42又は43を順にコントロールしてその流入量によって調節する。もちろん、無水(メタ)アクリル酸の代わりに(メタ)アクリル酸を使用することもできる。(メタ)アクリル酸又は無水(メタ)アクリル酸は、それぞれ貯蔵タンク22又は23中に液体状態で、例えば15 mLずつ供給される。アクリル酸又はその前駆体材料の重合を防止するため、それぞれ同じく塩化銅(I)を添加しても良い。さらに、反応性成分の貯蔵タンク22及び23は、それぞれ、満たされた後は反応性成分液中に気泡が生じなくなるまで脱気される。反応性成分液の蒸気圧は、22-25℃の常温で、第一のコーティング材料ガスを形成するのに通常十分である。
望ましいガス混合物及びガス混合物圧に調節した後、プラズマ発生器をスタートして実際の前コーティング処理が開始されると、プラズマ中で励起されたアクリル酸モノマーが、ポテンシャル的に活性化された被加工物の表面に付着し、さらにその間にポリ(アクリル酸)層を形成する。プラズマによる前コーティングは所望のコーティング厚に達するまで続けられる。コーティングの成長は、コーティング物測定装置14によってモニターされる。原理的には、30μmまでの厚さのコーティングが塗布可能である。各コーティング処理は、コーティング物測定装置14が、例えば0.5-4 Aの許容範囲内で、所望のコーティング厚さに到達したことを示した時点で一旦終了する。IOLの親水化のためには、少なくとも約0.5-4μmの範囲の厚さの前コーティングが適切であると考えられる。到達させようとするコーティング厚さによって、前コーティング段階は10分未満、3分未満又は1分未満で行う。ガスの供給は好ましくはプラズマコーティングの間変えないで一定に保つのが好ましい。前コーティング処理はプラズマ発生器のスイッチを切ることで終了させることができる。
前コーティング工程S2に続いて、そしてプラズマ発生器のスイッチを切った後、後コーティング工程S3においてまず不活性ガスの供給を絞る又は中断し、前コーティングした被加工物の表面を、水を除去したアクリル酸から形成された反応性成分の全蒸気圧でさらすのが好ましい。反応性成分の蒸気圧は5 Torr(約667 Pa)以上にする必要がある。貯蔵タンク22又は23中で反応性成分をわずかに(しかし凝固しないように!)冷却すること又は注意深く温めることが圧力を調節するのに適している。反応性成分を全蒸気圧で容器10に導入すると反応性ガスが多量に供給される。前記反応性ガスは、前コーティング表面に存在する反応性中心と反応し、相対的に厚い、結晶性のポリ(アクリル酸)層(PAA層)を与える、
図4に、測定結果の図を示す。この図から、前述したように製造されたPAA層の厚さは約10μmであることが分かる。測定の実行において、親水性のPAA層を蛍光色素としてローダミン6Gで染色し、共焦点顕微鏡法によって深さ方向の蛍光を測定した。蛍光シグナルトラックの右の部分から推測されるように、親水性層は被加工物の深さ方向にかなり広がっている。図4の測定位置において測定された(眼内)レンズは117.5μmの厚さを有している。測定の分解能は0.6μmである。得られたデータから、表面上のコーティング厚さは約10±0.6μmであり、片側の浸透深さは約15〜20±0.6μmと導き出された。上述の処理は、従って特に、表面の親水性、コーティングの耐久性が、それらの光学的性質と同じくらい重要であるシリコンIOLの塗布に適切である。
工程S4の処理が終了後、コーティングした被加工物90は容器から除去され、必要に応じて品質管理、洗浄及び乾燥を施される。
IOLのコーティングの前に、疎水性のレンズ本体には、2つの互いに対抗する凸レンズ表面が成型される。この2つの表面は、それぞれ硝子体又は房水に接触する面であり、所要の屈折力を与える。コーティングは、成型装置から取り除いた後のできあがったレンズ表面に対して、PECVD(前コーティング)及びCVD(後コーティング)の組み合わせを通じて施される。ここで、PECVDは”プラズマエンハンストCVD”のことであり、CVDは”化学気相成長法”のことである。
上述した処理は、シリコン製の眼内レンズ(又は、他の被加工物)の表面の耐久性のある親水化を可能にし、そのため優れた水の濡れ性、そして高い生体適合性を可能にする。
当業者は、添付したクレームの範囲を逸脱することなく、上記実施例に多くの改良及び修正を加えることが可能であることを理解するだろう。

Claims (19)

  1. シリコンからなる疎水性レンズ本体(1)を有し、その表面にポリアクリル酸(PAA)の親水性層(2)が備えられた眼内レンズであって、前記コーティングが施されたレンズ表面の水の接触角が10°以下であることを特徴とする眼内レンズ。
  2. 請求項1に記載の眼内レンズにおいて、前記親水性層(2)がPECVD/CVD二重層であることを特徴とする眼内レンズ。
  3. 請求項2に記載の眼内レンズにおいて、下層のPECVD層が50〜400 Aの厚さを有することを特徴とする眼内レンズ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の眼内レンズにおいて、前記コーティングが施されたレンズ表面の水の接触角が2°から10°未満の間の値であることを特徴とする眼内レンズ。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の眼内レンズにおいて、前記コーティングが施されたレンズ表面の水の接触角が2°より小さい値であることを特徴とする眼内レンズ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の眼内レンズにおいて、前記PAA層が5〜40 μmの平均厚さを有することを特徴とする眼内レンズ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の眼内レンズにおいて、前記疎水性レンズ本体(1)の表面領域中に、前記親水性層の分子が存在することを特徴とする眼内レンズ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の眼内レンズにおいて、前記親水性層(2)が、硝子体の屈折率(1.338)の±10%以内、及び/又は前記レンズ本体(1)の屈折率の±5%以内の屈折率を有することを特徴とする眼内レンズ。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の眼内レンズにおいて、前記レンズ本体(1)が折りたたみが可能又は丸めることが可能であることを特徴とする眼内レンズ。
  10. 眼内レンズの表面を親水化する方法であって、前記方法は、
    (a) 不活性ガスを主成分として形成した高周波プラズマ中で前記レンズ表面を洗浄及び活性化させるレンズ表面の前処理工程、
    (b) 前記前処理後のレンズ表面を、ガス混合物から発生させた高周波プラズマを用いてポリアクリル酸で前コーティングする工程(ただし、前記ガス混合物は不活性ガス及び生体適合性で重合可能なカルボキシ基含有モノマーから形成された第一のガスからなる)、及びさらに
    (c) 前記前コーティングしたレンズ表面を後コーティングする工程からなり、
    前記工程(b)の前コーティングは10分未満で行い、前記工程(c)の後コーティングはアクリル酸又は無水アクリル酸のモノマーを実質的に含む第二のガスを使用して行うことを特徴とする眼内レンズの表面を親水化する方法。
  11. 請求項10に記載の方法において、工程(a)で高周波プラズマを発生させるために使用するガスは、前記不活性ガスの分圧の1/10未満の分圧に相当する量の前記第一のガスを含むことを特徴とする眼内レンズの表面を親水化する方法。
  12. 眼内レンズの表面を親水化する方法であって、前記方法は、
    レンズ表面を、ガス混合物から発生させた高周波プラズマを用いてポリアクリル酸で前コーティングする工程(ここで前記ガス混合物は不活性ガス及び生体適合性で重合可能なカルボキシ基含有モノマーから形成された第一のガスからなる)、及びさらに
    前記前コーティングしたレンズ表面に後コーティングする工程からなり、
    前記工程(b)の前コーティングは10分未満で行い、前記工程(c)の後コーティングはアクリル酸又は無水アクリル酸のモノマーを実質的に含む第二のガスを使用して行うことを特徴とする眼内レンズの表面を親水化する方法。
  13. 請求項12に記載の方法において、前記第一のガスを含まないで、又は10%未満の前記モノマーからなるガスを含んで行う先行プラズマ活性化工程を有さないことを特徴とする眼内レンズの表面を親水化する方法。
  14. 請求項10〜13のいずれかに記載の方法において、前記第一のガスを構成するモノマーは、アクリル酸及び無水アクリル酸から選ばれることを特徴とする眼内レンズの表面を親水化する方法。
  15. 請求項10〜14のいずれかに記載の方法において、工程(b)で使用する前記ガス混合物中の前記第一のガスの分圧が、前記不活性ガスの分圧の少なくとも1/4で、かつ最大で2倍であることを特徴とする眼内レンズの表面を親水化する方法。
  16. 請求項10〜15のいずれかに記載の方法において、工程(c)で使用する前記第二のガス中の前記不活性ガスの分圧が、アクリル酸及び無水アクリル酸のモノマーからなる前記ガスの分圧の1/10未満であることを特徴とする眼内レンズの表面を親水化する方法。
  17. 請求項10〜16のいずれかに記載の方法において、前記眼内レンズは、少なくともその表面領域がシリコン又はシリコンハイドロゲルからなることを特徴とする眼内レンズの表面を親水化する方法。
  18. 請求項17に記載の方法において、前記眼内レンズは、少なくともその表面領域がポリ(ジメチルシロキサン)からなることを特徴とする眼内レンズの表面を親水化する方法。
  19. 請求項17又は18に記載の方法において、コーティングを施す前に、目に要求される屈折力を与えるために、2つの互いに対抗する凸レンズ表面を有する眼内レンズを形成する工程を有することを特徴とする。
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