JP2016506762A - 医療機器 - Google Patents

医療機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016506762A
JP2016506762A JP2015537478A JP2015537478A JP2016506762A JP 2016506762 A JP2016506762 A JP 2016506762A JP 2015537478 A JP2015537478 A JP 2015537478A JP 2015537478 A JP2015537478 A JP 2015537478A JP 2016506762 A JP2016506762 A JP 2016506762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
endoscope
bending
operation amount
medical device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015537478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6138262B2 (ja
Inventor
和泉 初田
和泉 初田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Publication of JP2016506762A publication Critical patent/JP2016506762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6138262B2 publication Critical patent/JP6138262B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/012Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor characterised by internal passages or accessories therefor
    • A61B1/018Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor characterised by internal passages or accessories therefor for receiving instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00002Operational features of endoscopes
    • A61B1/00039Operational features of endoscopes provided with input arrangements for the user
    • A61B1/00042Operational features of endoscopes provided with input arrangements for the user for mechanical operation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00087Tools
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00131Accessories for endoscopes
    • A61B1/00133Drive units for endoscopic tools inserted through or with the endoscope
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/005Flexible endoscopes
    • A61B1/0051Flexible endoscopes with controlled bending of insertion part
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/00234Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for minimally invasive surgery
    • A61B2017/00292Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for minimally invasive surgery mounted on or guided by flexible, e.g. catheter-like, means
    • A61B2017/003Steerable

Abstract

単一の操作部によって2つ以上の可動部を簡易に操作することができ、操作の煩雑さを解消することを目的としている。先端部(3)を備える長尺の本体(2)と、該本体(2)または先端部(3)近傍に配置された2以上の可動部(2A,3A)と、操作者が操作する単一の入力インタフェース部(4)と、該入力インタフェース部(4)に入力された操作量よって、各可動部(2A,3A)を切り替えて制御する制御部(5)とを備える医療機器(1)を提供する。

Description

本発明は、医療機器に関するものである。
従来、先端から処置具を突出させた内視鏡のような医療機器を駆動する処置具システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この処置具システムは、内視鏡の湾曲部の湾曲を操作するためのジョイスティックと処置具を駆動するための処置具駆動手段とを別個に備えている。
特許第4580973号公報
しかしながら、特許文献1の処置具システムは、湾曲部と処置具のそれぞれを別個の操作手段によって操作することとしているため、操作が煩雑であるという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、単一の操作部によって2つ以上の可動部を簡易に操作することができ、操作の煩雑さを解消することができる医療機器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、先端部を備える長尺の本体と、該本体または前記先端部近傍に配置された2以上の可動部と、操作者が操作する単一の入力インタフェース部と、該入力インタフェース部に入力された操作量によって、各前記可動部を切り替えて制御する制御部とを備える医療機器を提供する。
本態様によれば、操作者が単一の入力インタフェース部を操作すると、2以上の可動部が、それぞれ、あるいは同時に駆動させられ、本体に配置された先端部を患部に対して移動させることができる。この場合に、操作者は単一の入力インタフェース部を操作するだけで、2以上の可動部を制御部により切り替えて制御できる。すなわち、2以上の可動部を2以上の操作部によって操作せずに済み、操作の煩雑さを解消することができる。
上記態様においては、2以上の前記可動部が湾曲動作を行う湾曲可動部であり、前記本体の長手方向に間隔を空けて配置されていてもよい。
このようにすることで、より先端側の湾曲可動部により先端部の微細な動きを行わせ、より基端側の湾曲可動部により、先端部の比較的大きな動きを行わせることができる。すなわち、単一の入力インタフェース部を操作するだけで、先端に設けられた先端部の粗動と微動とを行うことができる。
また、上記態様においては、前記制御部が、前記入力インタフェース部に入力された前記操作量が所定の閾値より小さい場合には、より先端側の前記湾曲可動部を駆動し、前記操作量が前記閾値以上の場合には、より基端側の前記湾曲可動部を駆動してもよい。
このようにすることで、単一の入力インタフェース部に入力された操作量の大きさに応じて駆動する湾曲可動部を切り替えることができ、単一の入力インタフェース部を操作するだけで、先端に設けられた先端部の粗動と微動とを直感的に切り替えて簡易に行うことができる。
また、上記態様においては、前記先端部が、先端にエンドエフェクタを有する処置具であってもよい。
また、上記態様においては、前記本体が内視鏡であってもよい。
また、上記態様においては、前記入力インタフェース部に入力された前記操作量が所定の閾値より小さい場合には前記処置具の前記可動部を駆動し、前記操作量が前記閾値以上の場合には、前記操作量を増加させる場合に前記内視鏡の前記可動部を駆動し、前記操作量が前記閾値以上の場合には、前記操作量を減少させる場合に前記内視鏡の前記可動部の駆動を無効にしてもよい。
このようにすることで、操作量が小さいときには先端側に配されている処置具の可動部を駆動して先端部の先端を小さく動かし、操作量が大きくなってきたときは、基端側に配置されている内視鏡の駆動部を駆動して先端部の先端を大きく動かすことができる。これにより、操作量が小さいときには内視鏡による視野を固定して視野範囲内において処置具を駆動することができ、処置具が視野の端に移動したときには操作量が大きくなって内視鏡による視野を処置具の移動先の方向に移動させることができる。そして、操作量が大きな状態から小さい状態へと戻す際には内視鏡の可動部の駆動を無効にすることで、移動した視野範囲を異動先に固定した状態で、視野範囲内において処置具を駆動することができる。
また、上記態様においては、前記制御部が、前記入力インタフェース部に入力された前記操作量の微分値の大きさに基づいて各前記可動部を切り替えて制御してもよい。
このようにすることで、操作量の微分値、すなわち、操作速度を小さくしたときには、先端側の可動部を駆動して微細な動きを達成し、操作速度を大きくしたときには、基端側の可動部を駆動して大きな動きを達成することができる。
また、上記態様においては、より先端側の前記湾曲可動部の可動限界を検出する可動域検出部を備え、前記制御部が、該可動域検出部により可動限界が検出されていない場合に、先端側の前記湾曲可動部を駆動し、前記可動域検出部により可動限界が検出された場合に、より基端側の前記湾曲可動部を駆動するよう各前記湾曲可動部を制御してもよい。
このようにすることで、可動域検出部によって先端側の湾曲可動部の可動限界が検出されるまで先端側の湾曲可動部を駆動し、可動限界を越えた後は基端側の湾曲可動部を駆動することができ、単一の入力インタフェース部によって2以上の湾曲可動部を切り替えて操作することができる。
また、本発明の他の態様は、単一の入力インターフェース部に操作量が入力され、前記操作量の大きさに応じて2以上の可動部を切り替えて駆動し、2以上の前記可動部が先端部を備える長尺の本体の前記先端部近傍に設けられている医療機器の制御方法を提供する。
本発明によれば、単一の操作部によって2つ以上の可動部を簡易に操作することができ、操作の煩雑さを解消することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る医療機器を説明する全体構成図である。 図1の医療機器の入力インタフェース部の一例を示す図である。 (a)図2の入力インタフェース部が原点位置に配置されている状態、(b)そのときの内視鏡画像、(c)そのときの内視鏡および処置具の状態をそれぞれ示す図である。 (a)図2の入力インタフェース部が処置具可動域に配置されている状態、(b)そのときの内視鏡画像、(c)そのときの内視鏡および処置具の状態をそれぞれ示す図である。 (a)図2の入力インタフェース部が内視鏡可動域に配置され、操作量が増加している状態、(b)そのときの内視鏡画像、(c)そのときの内視鏡および処置具の状態をそれぞれ示す図である。 (a)図2の入力インタフェース部が内視鏡可動域に配置され、操作量が減少している状態、(b)そのときの内視鏡画像、(c)そのときの内視鏡および処置具の状態をそれぞれ示す図である。 (a)図2の入力インタフェース部が処置具可動域に配置されている状態、(b)そのときの内視鏡画像、(c)そのときの内視鏡および処置具の状態をそれぞれ示す図である。 図1の医療機器の制御方法を説明するフローチャートである。 (a)図1の医療機器の処置具可動域および内視鏡可動域の例、(b)図1の医療機器の変形例の処置具可動域および内視鏡可動域の例をそれぞれ示す図である。 図1の医療機器の変形例を示すブロック図である。 図1の医療機器の他の変形例を示すブロック図である。 図1の医療機器の他の変形例による操作入力と処置具および内視鏡の湾曲可動部の動作比率が、(a)線形に切り替わる場合、(b)一定に推移する場合、(c)非線形に切り替わる場合をそれぞれしますグラフである。
以下、本発明の一実施形態に係る医療機器1について図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る医療機器1は、図1に示されるように、先端面2aに対物光学系2bを有する内視鏡(本体)2と、該内視鏡2の鉗子チャネル2cを介して先端面2aから突出状態に配置された処置具3と、操作者が操作する入力IF(入力インタフェース部)4と、該入力IF4に入力された操作量に基づいて内視鏡2および処置具3を切り替えて制御する制御部5とを備えている。
内視鏡2は、その先端面2aよりも若干基端側において先端面2aを軸線に交差する方向に揺動させるように内視鏡2を湾曲させる第1の湾曲可動部(可動部)2Aを備えている。また、処置具3は先端に把持鉗子等のエンドエフェクタ3aを備えるとともに、その基端側に柱状の胴部3bを備え、該胴部3bの長手方向の途中位置に、エンドエフェクタ3aを軸線に交差する方向に揺動させるように胴部3bを湾曲させる第2の湾曲可動部(可動部)3Aを備えている。第1、第2の湾曲可動部2A,3Aは、それぞれ2軸方向に湾曲可能であり、これらを組み合わせることでそれぞれ2次元的にエンドエフェクタ3aの位置を変更することができるようになっている。
入力IF4は、例えばジョイスティックであり、図2に示されるように、レバー4aの揺動方向および揺動角度(操作量)の大きさに応じた信号を制御部5に対して出力するようになっている。入力IF4のレバー4aは、図2に実線で示す原点位置から360°の全方位に揺動可能に設けられている。
制御部5は、入力IF4のレバー4aの揺動方向と、内視鏡2および処置具3の湾曲可動部2A,3Aの湾曲方向とを対応付けて記憶しており、レバー4aが揺動させられると、その揺動方向に対応づけて記憶されている方向に、レバー4aの揺動角度に応じた角度だけいずれかの湾曲可動部2A,3Aを駆動するようになっている。
本実施形態においては、制御部5は、レバー4aの原点位置を含む所定角度範囲である処置具可動域においては処置具3の第2の湾曲可動部3Aのみを駆動し、その外側の所定角度範囲である内視鏡可動域においては内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aのみを駆動するようになっている。
また、制御部5は、レバー4aの揺動角度が大きくなって内視鏡可動域に達した後には、揺動角度が増大する方向に操作されるときには内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aを駆動し、揺動角度が減少する方向に操作されるときには内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aの駆動を無効にするようになっている。
このように構成された本実施形態に係る医療機器1の制御方法について、以下に説明する。
本実施形態に係る医療機器1を用いて患部Aの処置を行うには、内視鏡2を患者の体内に挿入し、対物光学系2bを介して取得される体内の画像を見ながら、内視鏡2の先端面2aを患部Aに対向させ、鉗子チャネル2cを介して処置具3を導入し、内視鏡2の先端面2aから突出させる。
これにより、図3(b)に示されるように、対物光学系2bを介して取得される画像内には、患部Aと処置具3の先端のエンドエフェクタ3aが観察される。このとき、例えば、入力IF4のレバー4aは、図3(a)に示されるように原点位置に配置されているものとする。したがって、内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aおよび処置具3の第2の湾曲可動部3Aはいずれも湾曲しておらず、図3(c)に示されるように真っ直ぐに延びた形態となっている。
医師等の操作者が入力IF4のレバー4aを操作すると、図8に示されるように、制御部5はレバー4aが揺動されたか否かを判定し(ステップS1)、揺動されていない場合には、揺動されるまで待機する。揺動された場合には、揺動角度が処置具可動域であるか否かが判定され(ステップS2)、処置具可動域である場合には、レバー4aの揺動角度に応じた角度で処置具3の第2の湾曲可動部3Aが湾曲させられる(ステップS3)。
このとき、入力IF4のレバー4aが、図4(a)に示されるように処置具可動域内にあるので、内視鏡2の視野範囲は固定されたままの状態で、図4(b)に示される画像内において処置具3のエンドエフェクタ3aのみが移動する。すなわち、図4(c)に示されるように、内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aは湾曲しておらず、処置具3の第2の湾曲可動部3Aのみが湾曲した形態となる。
一方、処置具可動域を超えた場合には、処置具3の第2の湾曲可動部3Aの駆動が停止され、揺動角度が増大しているか否かが判定される(ステップS4)。揺動角度が増大している場合には、内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aのみが、入力IF4のレバー4aの内視鏡可動域に入ってからのレバー4aの揺動角度増加分に応じた角度だけ湾曲させられる。
すなわち、図5(a)に示されるように、レバー4aが内視鏡可動域において揺動角度を増大させる場合には、内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aが駆動されるので、対物光学系2bを備える内視鏡2の先端面2aの位置が変化し、図5(b)に示されるように、視野範囲が変化する。処置具3の第2の湾曲可動部3Aは変化しないので、処置具3と対物光学系2bの相対位置関係は変化せず、内視鏡2の視野に処置具3が固定された状態で背景のみが移動する。このとき、図5(c)に示されるように、内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aおよび処置具3の第2の湾曲可動部3Aはいずれも同一方向に湾曲した形態となる。
内視鏡2の視野範囲内において患部Aが所望の位置、例えば、視野の中央近傍に配置されたときには、操作者は、図6(a)に示すように、レバー4aを戻す方向に移動させる。これにより、レバー4aの揺動角度は減少するので、第1の湾曲可動部2Aの駆動が停止される。すなわち、レバー4aが内視鏡可動域に配置されていても、いずれの湾曲可動部2A,3Aも駆動されない状態となる。
そして、図7(a)に示されるように、レバー4aの揺動角度が減少して、処置具可動域に入った後には、第2の湾曲可動部3Aが駆動される(ステップS3)。すなわち、処置具3の第2の湾曲駆動部3Aが、湾曲角度を減少させる方向に駆動され、図7(b)に示されるように、固定された視野内においてエンドエフェクタ3aが逆方向に移動する。そして、図7(a)に示されるように、レバー4aが原点位置を越えて逆方向に揺動させられることにより、図7(c)に示されるように、処置具3の第2の湾曲部3Aが逆方向に湾曲させられた形態となる。
このように、本実施形態に係る医療器具1によれば、内視鏡2および処置具3の2つの湾曲可動部2A,3Aを単一の入力IF4の操作によってシームレスに駆動させることができ、モードを切り替える操作を行う必要が無く、操作の煩雑さを解消することができるという利点がある。
本実施形態においては、入力IF4としてジョイスティックを例示したが、これに限定されるものではなく、米国センサブル・テクノロジー社(SensAble Technologies Inc.)製のファントム(PHANToM)のような3次元力覚デバイスやトラックボールを用いてもよい。
3次元力覚デバイスの場合、操作するスティック先端の位置によってエンドエフェクタの位置を決定することとすれば、スティック先端の位置によって内視鏡2と処置具3の湾曲可動部2A,3Aの駆動を切り替えることとしてもよいし、または、スティックの姿勢によってエンドエフェクタの角度を決定することとすれば、スティックの角度の大きさによって内視鏡2と処置具3の湾曲可動部2A,3Aの駆動を切り替えることにすればよい。
また、トラックボールの場合、トラックボールの回転角度に応じて、内視鏡2と処置具3の湾曲可動部2A,3Aの駆動を切り替えることにすればよい。
また、入力IF4の操作中に処置具可動域と内視鏡可動域とが切り替わった場合に、これを操作者に報知する報知手段(図示略)を備えていてもよい。画面上にメッセージを表示したり、画面表示を変化させたり、ジョイスティックに振動やクリック感を与えたりすることで報知すればよい。
また、本実施形態においては、ジョイスティックのレバー4aの揺動角度範囲を分割して、2つの湾曲可動部2A,3A用の可動域として割り当て、それぞれレバー4aの揺動角度に応じた角度で湾曲可動部2A,3Aを駆動したが、これに代えて、レバー4aの揺動角度範囲を分割して、2つの湾曲可動部2A,3A用の可動域として割り当て、処置具用可動域内ではレバー4aの揺動角度に応じた角度で処置具3の湾曲可動部3Aを駆動させ、内視鏡可動域内では、レバー4aの揺動角度に応じた速度で内視鏡2をある方向に動かすことにしてもよい。
このようにすることで、例えば、レバー4aの揺動角度が60°まで範囲で動くと仮定すると、位置入力であれば0°〜30°までを処置具操作領域、30°〜60°までを内視鏡操作領域に割り当てることになるが、内視鏡操作領域を速度入力にすると、レバー4aを傾けた状態に保っているだけで内視鏡2を動かし続けることができ、位置入力にするよりも内視鏡操作領域を狭くすることができる。
したがって、処置具操作領域では位置入力、内視鏡操作領域では速度入力とすることにより、例えば、0〜55°を処置具操作領域に割り当て、55°〜60°までを内視鏡操作領域に割り当てることもでき、より精密に操作することができるという利点がある。
また、本実施形態においては、内視鏡2と処置具3の2つの湾曲可動部2A,3Aを単一の入力IF4によって制御することとしたが、これに代えて、他の任意の2以上の湾曲可動部を制御することにしてもよい。
例えば、鉗子起上台と内視鏡2、内視鏡2の複数関節、内視鏡2と該内視鏡2を挿通させる駆動部付きのオーバーチューブ、内視鏡2とその先端に突出状態に設けられた処置具3、内視鏡2と先端にエンドエフェクタを有するアーム、これらと複数関節の内視鏡2との組み合わせ等を挙げることができる。
また、レバー4aの揺動角度範囲を処置具可動域と内視鏡可動域とに分割したが、処置具3の可動域は処置具3毎に異なる場合があるため、処置具3毎に可動域を設定することが好ましい。例えば、図9(a)に示されるように、処置具3の可動域Bが原点位置を中心として全方向に均等である場合もあれば、図9(b)のように不均等(楕円状)な場合もある。図中、符号Cは内視鏡2の可動域である。
そこで、図10に示されるように、各処置具3がそれぞれの識別情報(ID)を備えているとともに、内視鏡2に識別情報を読み取るリーダ6が備えられ、制御部5に、識別情報と可動範囲の情報とを対応づけて記憶する記憶部7が接続されていてもよい。このようにすることで、制御部5がリーダ6によって読み取られた識別情報をキーとして記憶部7から対応する可動範囲の情報を読み出し、処置具可動域と内視鏡可動域とを設定することができ、処置具3に合わせて適正な操作を行うことができる。
また、ジョイスティックのレバー4aの揺動角度に応じて駆動する湾曲可動部2A,3Aを切り替えることとしたが、これに代えて、処置具3の第2の湾曲可動部3Aの可動域限界(可動限界)を検出し、可動域限界が検出されていない場合には、処置具3の第2の湾曲可動部3Aを駆動し、可動域限界が検出された場合には内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aを駆動することにしてもよい。
可動域限界を検出する方法としては、図11に示されるように、第2の湾曲可動部3Aの湾曲の度合いを検出するセンサ8を設け、可動域限界を直接検出する方法を挙げることができる。また、内視鏡2により取得された画像を処理して、画像内の処置具3を認識し、画像内における処置具3の位置から可動域限界を検出することにしてもよい。
このように可動域限界をセンサ8や画像処理により検出する方法を採用すれば、ジョイスティックや米国センサブル・テクノロジー社(SensAble Technologies Inc.)製のファントム(PHANToM)、トラックボールの他、前後左右の押しボタンを備える入力IF4を用いてもモードを切り替えることなく、複数の湾曲可動部を単一の入力IF4で操作することができる。
また、上記実施形態においては、ジョイスティックのレバー4aの揺動角度等によって2つの湾曲可動部2A,3Aのいずれかを駆動するように切り替える場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図12に示されるように、2つの湾曲可動部2A,3Aによる移動の比率を変化させることにしてもよい。
図12(a)は操作量であるジョイスティックのレバー4aの揺動角度が小さい範囲では処置具3の第2の湾曲可動部3Aの動作比率が100%であり、レバー4aの揺動角度が大きくなるにしたがって、動作比率が処置具3の第2の湾曲可動部3Aから内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aに線形的に徐々に切り替わって、レバー4aの揺動角度が大きくなると内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aの動作比率が100%となる場合の例を示している。
図12(b)は、操作量であるジョイスティックのレバー4aの揺動角度に関わらず、第1、第2の湾曲可動部2A,3Aがいずれも一定の動作比率で駆動される場合の例を示している。
図12(c)は、動作比率が処置具3の第2の湾曲可動部3Aから内視鏡2の第1の湾曲可動部2Aに非線形に徐々に切り替わっていく場合を例示している。
また、本実施形態においては、内視鏡2の先端面2aから2本以上の処置具3を突出させた場合に適用してもよい。この場合、いずれか一方の処置具3を操作するための入力IF4に、当該一方の処置具3と内視鏡2の操作を割り当てることにすればよい。
また、本実施形態においては、処置具3を内視鏡2の先端面2aから突出させることとしたが、これに代えて、内視鏡2の側面から突出させることにしてもよい。
また、本実施形態においては、可動部として湾曲動作を行う湾曲可動部2A,3Aを例示したが、これに代えて、直線動作を行う直動可動部を採用してもよい。
A 患部
1 医療機器
2 内視鏡(本体)
2A 第1の湾曲可動部
3 処置具(先端部)
3a エンドエフェクタ
3A 第2の湾曲可動部
4 入力IF(入力インタフェース部)
5 制御部
8 センサ(可動域検出部)

Claims (9)

  1. 先端部を備える長尺の本体と、該本体または前記先端部近傍に配置された2以上の可動部と、操作者が操作する単一の入力インタフェース部と、該入力インタフェース部に入力された操作量によって、各前記可動部を切り替えて制御する制御部とを備える医療機器。
  2. 2以上の前記可動部が湾曲動作を行う湾曲可動部であり、前記本体の長手方向に間隔を空けて配置されている請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記制御部は、前記入力インタフェース部に入力された前記操作量が所定の閾値より小さい場合には、より先端側の前記湾曲可動部を駆動し、前記操作量が前記閾値以上の場合には、より基端側の前記湾曲可動部を駆動する請求項2に記載の医療機器。
  4. 前記先端部が、先端にエンドエフェクタを有する処置具である請求項1から請求項3のいずれかに記載の医療機器。
  5. 前記本体が内視鏡である請求項4に記載の医療機器。
  6. 前記入力インタフェース部に入力された前記操作量が所定の閾値より小さい場合には前記処置具の前記可動部を駆動し、
    前記操作量が前記閾値以上の場合には、前記操作量を増加させる場合に前記内視鏡の前記可動部を駆動し、
    前記操作量が前記閾値以上の場合には、前記操作量を減少させる場合に前記内視鏡の前記可動部の駆動を無効にする請求項5に記載の医療機器。
  7. 前記制御部が、前記入力インタフェース部に入力された前記操作量の微分値の大きさに基づいて各前記可動部を切り替えて制御する請求項2に記載の医療機器。
  8. より先端側の前記湾曲可動部の可動限界を検出する可動域検出部を備え、
    前記制御部が、該可動域検出部により可動限界が検出されていない場合に、先端側の前記湾曲可動部を駆動し、前記可動域検出部により可動限界が検出された場合に、より基端側の前記湾曲可動部を駆動するよう各前記湾曲可動部を制御する請求項2に記載の医療機器。
  9. 単一の入力インタフェース部に操作量を入力し、
    前記操作量の大きさに応じて2以上の可動部を切り替えて駆動し、
    2以上の前記可動部が、先端部を備える長尺の本体の前記先端部近傍に設けられている医療機器の制御方法。
JP2015537478A 2013-01-29 2014-01-21 医療機器 Active JP6138262B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361757801P 2013-01-29 2013-01-29
US61/757,801 2013-01-29
PCT/JP2014/051600 WO2014119495A1 (en) 2013-01-29 2014-01-21 Medical device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016506762A true JP2016506762A (ja) 2016-03-07
JP6138262B2 JP6138262B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=51262210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015537478A Active JP6138262B2 (ja) 2013-01-29 2014-01-21 医療機器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20160183772A1 (ja)
EP (1) EP2950738A4 (ja)
JP (1) JP6138262B2 (ja)
CN (1) CN104955415B (ja)
WO (1) WO2014119495A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2979619B1 (en) * 2013-03-29 2018-10-31 FUJIFILM Corporation Device for endoscopic surgery
WO2014157481A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 富士フイルム株式会社 内視鏡下外科手術装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5878639A (ja) * 1981-11-04 1983-05-12 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡
JP2005312919A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Toshiba Corp マニピュレータ装置
JP2007125180A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡システム、及び内視鏡用操作補助装置
JP2009131374A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Olympus Medical Systems Corp 処置具システムおよびマニピュレータシステム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1584300A3 (en) * 2004-03-30 2006-07-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Manipulator apparatus
US7678117B2 (en) * 2004-06-07 2010-03-16 Novare Surgical Systems, Inc. Articulating mechanism with flex-hinged links
JP4695420B2 (ja) * 2004-09-27 2011-06-08 オリンパス株式会社 湾曲制御装置
US8439828B2 (en) * 2006-01-13 2013-05-14 Olympus Medical Systems Corp. Treatment endoscope
DE102006043146A1 (de) * 2006-09-14 2008-03-27 Siemens Ag Medizinisches System mit umschaltbar ausgebildeter Benutzerschnittstelle
JP5011060B2 (ja) * 2007-10-22 2012-08-29 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医療装置
US20090189978A1 (en) * 2008-01-29 2009-07-30 Olympus Medical Systems Corp. Medical support control system
JP4672031B2 (ja) * 2008-01-31 2011-04-20 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医療器具
JP5301867B2 (ja) * 2008-04-07 2013-09-25 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医療用マニピュレータシステム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5878639A (ja) * 1981-11-04 1983-05-12 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡
JP2005312919A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Toshiba Corp マニピュレータ装置
JP2007125180A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡システム、及び内視鏡用操作補助装置
JP2009131374A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Olympus Medical Systems Corp 処置具システムおよびマニピュレータシステム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014119495A1 (en) 2014-08-07
JP6138262B2 (ja) 2017-05-31
US20160183772A1 (en) 2016-06-30
EP2950738A1 (en) 2015-12-09
CN104955415B (zh) 2017-10-17
CN104955415A (zh) 2015-09-30
EP2950738A4 (en) 2016-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6180692B1 (ja) 医療用マニピュレータシステム
EP1989990B1 (en) Endoscopic surgery tool
JP7414770B2 (ja) 医療用アーム装置、医療用アーム装置の作動方法、及び情報処理装置
JP6257371B2 (ja) 内視鏡システム及び内視鏡システムの作動方法
US20200397520A1 (en) Dynamic control of surgical instruments in a surgical robotic system
WO2014104088A1 (ja) 手術ロボット
JP7160033B2 (ja) 入力制御装置、入力制御方法、および手術システム
EP2979610B1 (en) Endoscope system
JP2009178416A (ja) 医療器具
WO2015083526A1 (ja) 内視鏡の制御方法及び内視鏡システム
EP2862497B1 (en) Manipulator system
JPWO2014156250A1 (ja) マスタスレーブシステム
WO2018216501A1 (ja) 制御装置、制御方法、および手術システム
JP6138262B2 (ja) 医療機器
US11975448B2 (en) Control device and master-slave system
EP3305166A1 (en) Medical manipulator system
JP5800609B2 (ja) 医療用マスタスレーブマニピュレータ
US20210008709A1 (en) Control apparatus, control method, and master-slave system
US20170071450A1 (en) Endoscope system and method of operating the same
JP6120948B2 (ja) マスタスレーブシステム
CN107920863B (zh) 用于控制包括成像模态的系统的设备和方法
JP6385528B2 (ja) 医療システム及び医療システムの作動方法
JP6857748B2 (ja) 医療システムおよび医療システムの作動方法
CN115942912A (zh) 用于计算机辅助医疗系统的用户输入系统和方法
CN114585322A (zh) 用于检测手术器械与患者组织的物理接触的系统和方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170425

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6138262

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250