JP2016502037A - ファスナーを密封しかつ表面を平滑化するための紫外線硬化性ポリチオエーテルシーラントの使用 - Google Patents
ファスナーを密封しかつ表面を平滑化するための紫外線硬化性ポリチオエーテルシーラントの使用 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016502037A JP2016502037A JP2015539629A JP2015539629A JP2016502037A JP 2016502037 A JP2016502037 A JP 2016502037A JP 2015539629 A JP2015539629 A JP 2015539629A JP 2015539629 A JP2015539629 A JP 2015539629A JP 2016502037 A JP2016502037 A JP 2016502037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealant composition
- seal cap
- sealant
- composition
- integer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K3/00—Materials not provided for elsewhere
- C09K3/10—Materials in mouldable or extrudable form for sealing or packing joints or covers
- C09K3/1006—Materials in mouldable or extrudable form for sealing or packing joints or covers characterised by the chemical nature of one of its constituents
- C09K3/1012—Sulfur-containing polymers, e.g. polysulfides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G75/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G75/12—Polythioether-ethers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/54—Silicon-containing compounds
- C08K5/548—Silicon-containing compounds containing sulfur
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L81/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L81/02—Polythioethers; Polythioether-ethers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K3/00—Materials not provided for elsewhere
- C09K3/10—Materials in mouldable or extrudable form for sealing or packing joints or covers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/0008—Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
- C08K5/0025—Crosslinking or vulcanising agents; including accelerators
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Abstract
Description
本出願は、一部継続出願であり、参照としてその全体が本明細書に組み込まれる、2010年8月13日出願の米国特許出願第12/855,725号への優先権を請求する。本出願は、また、一部継続出願であり、参照としてその全体が本明細書に組み込まれる、2010年8月13日出願の米国特許出願第12/855,729号への優先権も請求する。
本開示は、航空宇宙用シーラント用途における使用に適した紫外線(UV)硬化性シーラント組成物に関する。より詳細には、本開示は、紫外線硬化性シーラントを充填した空洞を有する予備成形された紫外線硬化性シーラントシェル、このようなシェルの製造方法、及び基体へのこのようなシェルの適用方法に関する。本開示はまた、基体上の窪み及びギャップを充填し、平滑化するために紫外線硬化性シーラント組成物を使用する方法にも関する。
航空機は、ファスナーを使用して組み立てられる多くの部品からなる。燃料タンク内のものなどのいくつかのファスナーは、燃料漏れから保護しなければならない。航空機の外部表面上にあるものなどの他のファスナーについては、皿穴及びパネルギャップに起因するものなどの窪みを平滑化して空気力学的性能を改良すること、並びに電気絶縁性をもたらすことが望ましい。これら及び他のファスナーを密封するのに使用される組成物は、要求の厳しい航空宇宙要件を満たさなければならない。さらに、数千か所とされ得る、航空機上の数多くのファスナー及びパネルギャップの存在のために、使用されるシーラント組成物、及びそのシーラント組成物の適用方法は、効率的な大量処理に適用できることが望ましい。
シールキャップの製作に使用することができ、表面欠陥を平滑化することができ、且つ従来のシーラント及び方法の欠点に対処する紫外線硬化性シーラントが開示される。
以下の記述の目的のため、本開示によって提供される実施形態は、そうでないことが特に指示される場合を除いて、種々の代替的な変形形態及びステップ順序を想定できることを理解すべきである。さらに、例における以外又は他に示される場合以外、全ての数表現、例えば、本明細書及び特許請求範囲において使用される成分の量は、全ての場合に用語「約(about)」によって修飾されることを理解すべきである。したがって、そうでないことが指示されない限り、以下の明細書及び添付した特許請求の範囲において示される数値パラメーターは、得ようとする所望の特性に応じて変動できる近似値である。最低でも、また特許請求の範囲への均等論の適用を制約しようとせずに、それぞれの数値パラメーターは、報告される有意な桁数に照らして且つ通常の丸め技術を適用することによって少なくとも解釈されるべきである。
CH2=CH−R10−CH=CH2 (VI)
{式中、
R10は、C2〜6アルカンジイル、C6〜8シクロアルカンジイル、C6〜10アルカンシクロアルカンジイル、C5〜8ヘテロシクロアルカンジイル、及び−[−(CHR4)s−X−]q−(CHR4)r−
[式中、
それぞれのR4は、水素及びメチルから独立に選択され、
それぞれのXは、−O−、−S−及び−NR−(式中、Rは水素及びメチルから選択される)から独立に選択され、
sは、2〜6の整数であり、
qは、1〜5の整数であり、
rは、2〜10の整数である]
から選択される}
の化合物を含む。
航空宇宙用途において使用されるシーラントは、可撓性、耐燃料油性、接着性及び耐高温性を含む、いくつかの要求のきびしい性能要件を体現することが要求される。
−R1−[−S−(CH2)2−O−[−R2−O−]m−(CH2)2−S−R1−]n− (I)
{式中、(1)それぞれのR1は独立に、C2〜6n−アルカンジイル、C2〜6分岐アルカンジイル、C6〜8シクロアルカンジイル若しくはC6〜10アルカンシクロアルカンジイル基、−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−、又は少なくとも1つの−CH2−単位がメチル基で置換されている−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−[式中、(i)それぞれのXは、O、S及び−NR6−(式中、R6は水素若しくはメチルを表す)から独立に選択され、(ii)pは、2〜6の範囲の値を有する整数であり、(iii)qは、0〜5の範囲の値を有する整数であり、(iv)rは、2〜10の範囲の値を有する整数である]を表し;(2)それぞれのR2は独立に、C2〜6n−アルカンジイル、C2〜6分岐アルカンジイル、C6〜8シクロアルカンジイル若しくはC6〜10アルカンシクロアルカンジイル基、又は−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−([式中、(i)それぞれのXは、O、S及び−NR6−(式中、R6は水素若しくはメチルを表す)から独立に選択され、(ii)pは、2〜6の範囲の値を有する整数であり、(iii)qは、0〜5の範囲の値を有する整数であり、(iv)rは、2〜10の範囲の値を有する整数である]を表し;(3)mは、0〜10の有理数であり;(4)nは、1〜60の範囲の値を有する整数である}
を有する構造が含まれるポリチオエーテルを含む。このようなポリチオエーテル及びそれらの生産方法は、米国特許第6,172,179号においてさらに記述される。
HS−R1−[−S−(CH2)2−O−[−R2−O−]m−(CH2)2−S−R1−]n−SH (II)
(式中、R1、R2、m及びnは、式(I)に関して上記において記述した通りである)
による構造を有する。
B−(A−[R3]y−SH)z (III)
(式中、(1)Aは、式(I)による構造を表し;(2)yは0又は1であり;(3)R3は、y=0である場合単結合を表し、y=1である場合−S−(CH2)2−[−O−R2−]m−O−を表し;(4)zは、3〜6の整数であり;(5)Bは、多官能化剤のz価残基を表す)
による構造を有する。
CH2=CH−R10−CH=CH2 (VI)
{式中、
R10は、C2〜6アルカンジイル、C6〜8シクロアルカンジイル、C6〜10アルカンシクロアルカンジイル、C5〜8ヘテロシクロアルカンジイル、及び−[−(CHR4)s−X−]q−(CHR4)r−
[式中、
それぞれのR4は、水素及びメチルから独立に選択され、
それぞれのXは、−O−、−S−及び−NR−(式中、Rは水素及びメチルから選択される)から独立に選択され、
sは、2〜6の整数であり、
qは、1〜5の整数であり、
rは、2〜10の整数である]
から選択される}
の化合物を含む。
CH2=H−O−(−R5−O−)m−CH=CH2 (IV)
によって表されるものが含まれ、式(IV)中のR5は、C2〜6n−アルカンジイル基、C2〜6分岐アルカンジイル基、C6〜8シクロアルカンジイル基、C6〜10アルカンシクロアルカンジイル基、又は−[(−CH2−)p−O−]q−(−CH2−)r−(式中、pは、2〜6の範囲の値を有する整数であり、qは、1〜5の範囲の値を有する整数であり、rは、2〜10の範囲の値を有する整数である)である。
HS−R−Si(R1)m(−OR’)3−m (V)
(式中、(i)Rは、二価有機基であり;(ii)R’は、水素又はアルキル基であり;(iii)R1は、水素又はアルキル基であり;(iv)mは、0〜2の整数である)
による構造を有するものが含まれる。
−R1−[−S−(CH2)2−O−[−R2−O−]m−(CH2)2−S−R1−]n−
{式中、
(1)それぞれのR1は独立に、C2〜10n−アルカンジイル基、C2〜6分岐アルカンジイル基、C6〜8シクロアルカンジイル基、C6〜10アルカンシクロアルカンジイル基、−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−、又は少なくとも1つの−CH2−単位がメチル基で置換されている−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−
[式中、
(i)それぞれのXは、O、S及び−NR6−(式中、R6は水素若しくはメチルである)から独立に選択され、
(ii)pは、2〜6の範囲の値を有する整数であり、
(iii)qは、0〜5の範囲の値を有する整数であり、
(iv)rは、2〜10の範囲の値を有する整数である]
を表し;
(2)それぞれのR2は独立に、C2〜10n−アルカンジイル基、C2〜6分岐アルカンジイル基、C6〜8シクロアルカンジイル基、C6〜10アルカンシクロアルカンジイル基、又は−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−
[式中、
(i)それぞれのXは、O、S及び−NR6−(式中、R6は水素若しくはメチルである)から独立に選択され、
(ii)pは、2〜6の範囲の値を有する整数であり、
(iii)qは、0〜5の範囲の値を有する整数であり、
(iv)rは、2〜10の範囲の値を有する整数である]
を表し;
(3)mは、0〜10の有理数であり;
(4)nは、1〜60の範囲の値を有する整数である}
を有する構造を備える。
−R1−[−S−(CH2)2−O−[−R2−O−]m−(CH2)2−S−R1−]n−
{式中、
(1)それぞれのR1は独立に、C2〜10n−アルカンジイル基、C2〜6分岐アルカンジイル基、C6〜8シクロアルカンジイル基、C6〜10アルカンシクロアルカンジイル基、−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−、又は少なくとも1つの−CH2−単位がメチル基で置換されている−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−
[式中、
(i)それぞれのXは、O、S及び−NR6−(式中、R6は水素若しくはメチルである)から独立に選択され、
(ii)pは、2〜6の範囲の値を有する整数であり、
(iii)qは、0〜5の範囲の値を有する整数であり、
(iv)rは、2〜10の範囲の値を有する整数である]
を表し;
(2)それぞれのR2は独立に、C2〜10n−アルカンジイル基、C2〜6分岐アルカンジイル基、C6〜8シクロアルカンジイル基、C6〜10アルカンシクロアルカンジイル基、又は−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−
[式中、
(i)それぞれのXは、O、S及び−NR6−(式中、R6は水素若しくはメチルである)から独立に選択され、
(ii)pは、2〜6の範囲の値を有する整数であり、
(iii)qは、0〜5の範囲の値を有する整数であり、
(iv)rは、2〜10の範囲の値を有する整数である]
を表し;
(3)mは、0〜10の有理数であり;
(4)nは、1〜60の範囲の値を有する整数である}
を有する構造を備える。
本開示によって提供される紫外線硬化性組成物は、予備成形されたシールキャップにおいて使用することができ、シールキャップは、航空機燃料タンク内に使用されるものなどのファスナーを密封するのに使用される。ファスナーに被せて置き、硬化させた場合、予備成形されたシールキャップにより、ファスナーと硬化した組成物の間の密封を目視検査することが可能になる。ポリチオエーテルポリマー組成物を使用して、予備混合し、凍結させたシールキャップの製造方法は、参照として本明細書に組み込まれる、米国特許第7,438,974号において開示される。米国特許第7,438,974号において開示される方法と同様の方法を使用して、本開示によって提供される紫外線硬化性シールキャップを調製し、且つ使用することができる。
ある用途において、本開示によって提供される紫外線硬化性シーラントは、表面欠陥例えば窪み、圧痕、継ぎ目及びギャップなどを充填し、平坦化するのに使用することができる。航空機表面は、数千のファスナーを含み、多くの継ぎ目及びパネルギャップを含む可能性がある。例えば、航空機の外側パネルを取り付けるファスナーにはしばしば、皿穴があり、導電性の内部表面に取り付けられる。皿穴の窪みを平坦化して、構造体の空気力学性能を改善し、且つ電気的に絶縁することが望ましい。さらに、組立体間の継ぎ目及び隣接するパネル間のギャップが存在する可能性があり、それらを充填して、表面の空気力学性能を改善し、且つ電気的に絶縁することが望ましい。これら及び他の目標は、本明細書において開示される紫外線硬化性シーラントを使用することによって、達成することができる。
本開示によって提供される実施形態が、下記の実施例を参照することによってさらに例示され、これらの実施例は紫外線硬化性シーラント組成物及びこれらの紫外線硬化性シーラント組成物のいくつかの使用について記述する。本開示の範囲から逸脱せずに、材料及び方法両方への多くの変更を行うことができる点は、当業者には明らかであろう。
ポリチオエーテルポリマーの合成
米国特許第6,232,401号の実施例1において記述される方法で、樹脂を調製した。このポリマー(理論官能価:2.2)は、メルカプタン当量1640及び粘度70ポアズを有していた。
ポリチオエーテルポリマーの合成
トリアリルシアヌラート(TAC)(36.67g、0.15モル)及びジメルカプトジオキサオクタン(DMDO)(449.47g、2.47モル)を、1リットル4口の丸底フラスコに装入した。このフラスコは、攪拌機、ガス流入アダプター及び温度計を備えていた。撹拌を開始した。フラスコを乾燥窒素でフラッシュし、水酸化カリウム溶液(0.012g;濃度50%)を添加し、反応混合物を76℃まで加熱した。ジエチレングリコールジビニルエーテル(316.44g、2.00モル)中のラジカル開始剤Vazo(登録商標)−67(0.32g)の溶液を2時間にわたって反応混合物に導入し、その間温度66〜76℃を維持した。ジビニルエーテルの添加の完了に続いて、反応混合物の温度を84℃に上昇させた。反応混合物を74℃まで冷却し、1時間間隔でVazo(登録商標)−67を9つの部分(それぞれ約0.15g)として添加し、その間温度74〜77℃を維持した。この反応混合物を100℃で2時間加熱し、80℃まで冷却し、且つ68〜80℃/5〜7mmHgに1.75時間減圧した。得られたポリマー(理論官能価:2.8)は、メルカプタン当量(mercaptan equivalent weight)1566及び粘度140ポアズを有していた。
ポリチオエーテルポリマーの合成
米国特許第4,366,307号の実施例3において合成されたHDT(1,5,13−トリヒドロキシ−7−オキサ−ジチアトリデカン)を置き換えてトリメチロールプロパン(TMP)を使用した点を除いて、米国特許第4,366,307号の実施例16において記述された方法と同様の方法で、樹脂を調製した。得られたポリマー(理論官能価:2.75)は、メルカプタン当量1704及び粘度400ポアズを有していた。
DEG−DVEを有するポリマー例1の硬化
硬化反応は、蓋を有する100gプラスチック容器において行われた。例1において記述したポリマー(50.00g、0.03モル当量)及びジエチレングリコールジビニルエーテル(DEG−DVE)(2.40g、0.03モル当量)を、100g容器に添加した。この容器を高速ミキサー(DAC600FVZ)内に置き、2300rpmで1分間混合した。容器を開け、Irgacure(登録商標)2022(BASF Corporationからのビスアシルホスフィン/α−ヒドロキシケトン光開始剤、0.54g、1重量%)を添加し、容器を閉じて、ミキサー内に置き、2,300rpmで30秒間混合した。
DEG−DVEを有するポリマー例1及びポリマー例2のブレンドの硬化
硬化反応は、蓋を有する300gプラスチック容器において行われた。例1において記述したポリマー(120.00g、0.07モル当量)、例2において記述したポリマー(30.00g、0.02モル当量)及びジエチレングリコールジビニルエーテル(DEG−DVE)(7.25g、0.09モル当量)を、300g容器に添加した。この容器をミキサー(DAC600FVZ)内に置き、2300rpmで1分間混合した。容器を開け、Irgacure(登録商標)2022(0.79g、0.5重量%)を添加し、容器を閉じて、ミキサー内に置き、2300rpmで30秒間混合した。ポリマーを3個の円形(直径5インチ)金属蓋(Valspar(登録商標)Mold Release225で前処理した)に等分に配分し、紫外光下に15秒間置き、その時点の後にポリマーは完全に硬化していた。硬化は、Fusion Systems Inc.から入手可能なSuper Six硬化ユニットを使用して達成された。硬化ユニットは、300W H−バルブを備え、それが200nm〜450nmの範囲の紫外線波長をもたらした。Sterling、VAのEIT Inc.から入手可能なUVパワーパックによって測定して全線量3.103J/cm2の紫外線エネルギーをポリマー組成物に加えた。2インチまでの硬化ポリマーが得られた。ポリマーの硬度は、デュロメーターにより22ショアAであることが測定された。
TEG−DVEを有する例1及び例2のブレンドの硬化
硬化反応は、蓋を有する100gプラスチック容器において行われた。例1において記述したポリマー(40.80g、0.02モル当量)、例2において記述したポリマー(10.20g、0.01モル当量)、及びトリエチレングリコールジビニルエーテル(TEG−DVE)(3.15g、0.03モル当量)を、100g容器に添加した。この容器をミキサー(DAC600FVZ)内に置き、2300rpmで1分間混合した。容器を開け、Irgacure(登録商標)2022(0.26g、0.5重量%)を添加し、容器を再び高速ミキサー内に置き、2300rpmで30秒間混合した。
DEG−DVEを有するポリマー例3の硬化
硬化反応は、蓋を有する100gプラスチック容器において行われた。例3において記述したポリマー(50.00g、0.03モル当量)及びジエチレングリコールジビニルエーテル(DEG−DVE)(2.32g、0.03モル当量)を、100g容器に添加した。この容器をミキサー(DAC600FVZ)内に置き、2300rpmで1分間混合した。容器を開け、Irgacure(登録商標)2022(0.52g、1重量%)を添加し、容器を閉じて、ミキサー内に置き、2300rpmで30秒間混合した。ポリマーを円形(直径5インチ)金属蓋(Valspar(登録商標)Mold Release225で前処理した)上に注ぎ、紫外光下に15秒間置き、その時点の後ポリマーは完全に硬化していた。硬化は、Fusion Systems Inc.から入手可能なSuper Six硬化ユニットを使用して達成された。硬化ユニットは、300W H−バルブを備え、それが200nm〜450nmの範囲の紫外線波長をもたらした。Sterling、VAのEIT Inc.から入手可能なUVパワーパックによって測定して全線量3.103J/cm2の紫外線エネルギーをポリマー組成物に加えた。1/4インチまでの硬化ポリマーが得られた。ポリマーの硬度は、デュロメーターにより18ショアAであることが測定された。ポリマーを6個に切断して、引張り強さゲージにより1/2インチドッグボーン型試験片とし、試験片3個を使用して、インストロンを使用し乾燥(水若しくは燃料浸漬ではない)引張り強さ及び伸びを測定した。結果(3点の平均)は次の通りである:81psi(引張り強さ)及び166%(伸び)。引張り強さ及び伸びデータはASTM D412に従って得られ、硬度データはASTM D2240に従って得られた。
ポリマー例1を使用したシーラント組成物
例1において記述したポリマーをジエチレングリコールジビニルエーテル(DEG−DVE)及び表1に記載した他の成分と混合することによって、シーラント組成物を調製した。
ポリマー例1及び2を使用したシーラント組成物
例1及び例2において記述したポリマーをトリエチレングリコールジビニルエーテル(TEG−DVE)及び表2に記載した他の成分と混合することによって、シーラントを調製した。
ポリマー例3を使用したシーラント組成物
例3において記述したポリマーをジエチレングリコールジビニルエーテル(DEG−DVE)及び表3に記載した他の成分と混合することによって、シーラントを調製した。
比較例
硬化反応は、蓋を有する400gプラスチック容器において行われた。例1において記述したポリマー(162.00g、0.10モル当量)及びトリメチロールプロパントリアクリラート(10.00g、0.10モル当量)を、その400gに添加した。この容器をミキサー(DAC600FVZ)内に置き、2300rpmで1分間混合した。容器を開け、Irgacure(登録商標)2022(1.72g、1重量%)を添加し、容器を閉じて、ミキサー内に置き、2300rpmで30秒間混合した。ポリマー組成物を、硬化のため紫外光下に15秒間置いた。硬化は、Fusion Systems Inc.から入手可能なSuper Six硬化ユニットを使用して達成された。硬化ユニットは、300W H−バルブを備え、それが200nm〜450nmの範囲の紫外線波長をもたらした。Sterling、VAのEIT Inc.から入手可能なUVパワーパックによって測定して全線量3.103J/cm2の紫外線エネルギーをポリマー組成物に加えた。このような硬化条件下で、ポリマー組成物は固体エラストマーを形成せず、むしろポリマー組成物はゲル化した。測定可能な硬度、引張り強さ及び伸びは得られなかった。
硫黄含有エチレン性不飽和シランの合成
攪拌機、窒素入口及び熱プローブを備えた、1リットル4口の丸底フラスコ中に、室温(25℃、77°F)でTAC(121.00g、0.49モル)及びγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(Silquest(登録商標)189、95.25g、0.49モル)を添加した。添加の際に、40℃(104°F)までの小発熱があった。反応液を70℃(158°F)までゆっくり加熱した。温度が70℃(158°F)に達した後、Vazo(登録商標)−67(0.026g、0.012重量%)を添加し、メルカプタン滴定によって反応を監視した(メルカプタン滴定により、反応の終わりと定めた50,000を超えるメルカプタン当量が示される)。メルカプタン当量6100で、Vazo(登録商標)67(0.042g、0.019重量%)を添加し、監視しながら70℃(158°F)で反応液を撹拌した。メルカプタン当量16,335で、Vazo(登録商標)−67(0.036g、1.7%)を添加した。メルカプタン当量39,942で、Vazo(登録商標)−67(0.016g、0.007%)を添加した。メルカプタン当量61,425で、反応が完結したとみなし、反応を停止した。
DEG−DVE/付加物ブレンドを有するポリチオエーテルポリマーの硬化
硬化反応は、蓋を有する300gプラスチック容器において行われた。例1のポリマー(120.00g、0.07モル当量)、DEG−DVE(4.28g、0.05モル当量)及び例12において記述した付加物(付加体)(4.03g、0.02モル当量)を、300g容器に添加した。この容器をミキサー(DAC600FVZ)内に置き、2300rpmで30秒間混合した。容器を開け、Irgacure(登録商標)2022(0.64g、0.5重量%)を添加し、容器をミキサー内に置き、2300rpmで1分間混合した。
DEG−DVE/付加物ブレンドを有するポリチオエーテルポリマーの硬化
硬化反応は、蓋を有する300gプラスチック容器において行われた。例1において記述したポリマー(120.00g、0.073モル当量)、DEG−DVE(5.20g、0.066モル当量)及び例12において記述した付加物(1.60g、0.007モル当量)を、300g容器に添加した。この容器をミキサー(DAC600FVZ)内に置き、2300rpmで30秒間混合した。容器を開け、Irgacure(登録商標)2022(0.63g、0.5重量%)を添加し、容器をミキサー内に置き、2,300rpmで1分間混合した。
シーラント組成物
例1において記述したポリマー及び例12に従って調製した付加物をトリエチレングリコールジビニルエーテル(TEG−DVE)及び表5に記載した他の成分と混合するステップによって、シーラント組成物を調製した。
付加物を含まないポリチオエーテルポリマーの硬化
硬化反応は、蓋を有する100gプラスチック容器において行われた。例1において記述したポリマー(50.00g、0.03モル当量)及びジエチレングリコールジビニルエーテル(DEG−DVE)(2.0g、0.03モル当量)を、100g容器に添加した。この容器を高速ミキサー(DAC600FVZ)内に置き、2300rpmで1分間混合した。容器を開け、Irgacure(登録商標)2022(0.54g、1重量%)を添加し、容器を閉じて、ミキサー内に置き、2300rpmで30秒間混合した。
例1において記述したポリマー及び例2において記述したポリマーをジエチレングリコールジビニルエーテル(DEG−DVE)及び表6に記載した他の成分と混合するステップによって、シーラントを調製した。
下記の成分を有するシーラント組成物を調製した:
例18に従って調製した試料を、試料からの種々の距離におけるPhoseon Firefly UV源(395nm、>1000mW/cm2設定)からの紫外線に曝露した。1インチ、2インチ及び4インチの距離における硬化時間の関数としての試料の硬度を図6に示している。
表8において、典型的な硬化した航空宇宙用シーラントの、航空宇宙用シーラント用途に関連した特性を、本開示によって提供される紫外線硬化性シーラントの特性と比較している。典型的な航空宇宙用シーラントについての及び例18の紫外線硬化性シーラントについての特性を、ハードネスプラグ(厚み1.5インチ、直径1/4インチ)について測定した。
Claims (22)
- 予備成形し、少なくとも部分的に硬化した、シェルを形成する第1のシーラント組成物と、
少なくとも部分的に未硬化の、前記シェルを充填する第2のシーラント組成物と
を含むシールキャップであって、
前記第1のシーラント組成物及び前記第2のシーラント組成物が
(i)チオールを末端基とするポリチオエーテル、及び
(ii)アルケニルを末端基とする化合物
を含む上記シールキャップ。 - 前記アルケニルを末端基とする化合物が、ポリビニルエーテル及び/又はポリアリル化合物を含む、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記第1のシーラント組成物が、少なくとも部分的に紫外線透過性であり、前記第2のシーラント組成物が、紫外線によって硬化可能である、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記第1のシーラント組成物が、完全に硬化されている、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記第1のシーラント組成物が、紫外線によって硬化可能である、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記第2のシーラント組成物が、完全に未硬化である、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記第2のシーラント組成物が、紫外線によって硬化可能である、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記第1のシーラント組成物及び前記第2のシーラント組成物が、同一の組成物を含む、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記第1のシーラント組成物及び前記第2のシーラント組成物が、異なる組成物を含む、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記チオールを末端基とするポリチオエーテルが、式
−R1−[−S−(CH2)2−O−[−R2−O−]m−(CH2)2−S−R1−]n−
{式中、
(1)それぞれのR1は独立に、C2〜10n−アルカンジイル基、C2〜6分岐アルカンジイル基、C6〜8シクロアルカンジイル基、C6〜10アルカンシクロアルカンジイル基、−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−、又は少なくとも1つの−CH2−単位がメチル基で置換されている−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−
[式中、
(i)それぞれのXは、O、S及び−NR6−(式中、R6は水素若しくはメチルである)から独立に選択され、
(ii)pは、2〜6の範囲の値を有する整数であり、
(iii)qは、0〜5の範囲の値を有する整数であり、
(iv)rは、2〜10の範囲の値を有する整数である]
を表し;
(2)それぞれのR2は独立に、C2〜10n−アルカンジイル基、C2〜6分岐アルカンジイル基、C6〜8シクロアルカンジイル基、C6〜10アルカンシクロアルカンジイル基、又は−[(−CH2−)p−X−]q−(−CH2−)r−
[式中、
(i)それぞれのXは、O、S及び−NR6−(式中、R6は水素若しくはメチルである)から独立に選択され、
(ii)pは、2〜6の範囲の値を有する整数であり、
(iii)qは、0〜5の範囲の値を有する整数であり、
(iv)rは、2〜10の範囲の値を有する整数である]
を表し;
(3)mは、0〜10の有理数であり;
(4)nは、1〜60の範囲の値を有する整数である}
を有する構造を備える、請求項1に記載のシールキャップ。 - 前記チオールを末端基とするポリチオエーテルが、式
HS−R1−[−S−(CH2)2−O−[−R2−O−]m−(CH2−)2−S−R1−]n−SH
を有する、請求項9に記載のシールキャップ。 - 前記チオールを末端基とするポリチオエーテルが、式
B−(A−[R3]y−SH)z
(式中、
(1)Aは、式
−R1−[−S−(CH2)2−O−[−R2−O−]m−(CH2)2−S−R1−]n−
を有する構造を表し;
(2)yは0又は1であり;
(3)R3は、y=0である場合単結合を表し、y=1である場合−S−(CH2)2−[−O−R2−]m−O−を表し;
(4)zは、3〜6の整数であり;
(5)Bは、多官能化剤のz価残基を表す)
を有する、請求項1に記載のシールキャップ。 - 前記アルケニルを末端基とする化合物が、ポリビニルエーテルを含む、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記アルケニルを末端基とする化合物が、ポリアリル化合物を含む、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記未硬化シーラント組成物が、エチレン性不飽和シランをさらに含む、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記第2のシーラント組成物が、光開始剤をさらに含む、請求項1に記載のシールキャップ。
- 前記第2のシーラント組成物が、アルケニル基に対して本質的に化学量論的に当量のチオール基を含む、請求項1に記載のシールキャップ。
- ファスナーを密封する方法であって、
請求項1に記載のシールキャップを、前記ファスナーに適用するステップと、
前記第2のシーラントを完全に硬化させて前記ファスナーを密封するために、前記シールキャップを紫外線に曝露するステップと
を含む上記方法。 - 請求項1に記載のシールキャップを備えるファスナー。
- 表面欠陥を平滑化する方法であって、
シーラント組成物を前記表面欠陥に塗布するステップと、
前記表面欠陥を充填するために、前記シーラント組成物を平滑化するステップと、
前記平滑化したシーラント組成物を硬化させるために、前記平滑化したシーラント組成物を紫外線に曝露するステップと
を含み、
前記シーラント組成物が紫外線硬化性であり、
(i)チオールを末端基とするポリチオエーテル、及び
(ii)ポリビニルエーテル及び/又はポリアリル化合物を含むアルケニルを末端基とする化合物
を含む上記方法。 - 前記欠陥が、表面の窪みを含む、請求項19に記載の方法。
- 前記欠陥が、2枚の隣接するパネル間のギャップを含む、請求項19に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US13/659,074 | 2012-10-24 | ||
US13/659,074 US9533798B2 (en) | 2010-08-13 | 2012-10-24 | Uses of UV-curable polythioether sealants for sealing fasteners and for smoothing surfaces |
PCT/US2013/063982 WO2014066039A1 (en) | 2012-10-24 | 2013-10-09 | Uses of uv-curable polythioether sealants for sealing fasteners and for smoothing surfaces |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018003396A Division JP6698714B2 (ja) | 2012-10-24 | 2018-01-12 | 紫外線硬化性シールキャップ、及び紫外線硬化性組成物を用いて表面を平滑化する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016502037A true JP2016502037A (ja) | 2016-01-21 |
JP6345185B2 JP6345185B2 (ja) | 2018-06-20 |
Family
ID=49474710
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015539629A Active JP6345185B2 (ja) | 2012-10-24 | 2013-10-09 | シールキャップ、ファスナー及びファスナーを密封する方法 |
JP2018003396A Active JP6698714B2 (ja) | 2012-10-24 | 2018-01-12 | 紫外線硬化性シールキャップ、及び紫外線硬化性組成物を用いて表面を平滑化する方法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018003396A Active JP6698714B2 (ja) | 2012-10-24 | 2018-01-12 | 紫外線硬化性シールキャップ、及び紫外線硬化性組成物を用いて表面を平滑化する方法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
EP (2) | EP3412706B9 (ja) |
JP (2) | JP6345185B2 (ja) |
KR (1) | KR101806650B1 (ja) |
CN (1) | CN104854166B (ja) |
AU (1) | AU2013335163B2 (ja) |
BR (1) | BR112015009249B1 (ja) |
CA (1) | CA2889344C (ja) |
ES (2) | ES2925856T3 (ja) |
HK (1) | HK1209770A1 (ja) |
RU (2) | RU2638164C2 (ja) |
WO (1) | WO2014066039A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10047259B2 (en) | 2010-08-13 | 2018-08-14 | Prc-Desoto International, Inc. | Methods for making cured sealants by actinic radiation and related compositions |
CN107108890B (zh) * | 2014-12-04 | 2020-04-24 | Prc-迪索托国际公司 | 通过光化辐射制造固化的密封剂的方法和相关的组合物 |
BR112017013846A2 (pt) | 2014-12-24 | 2018-01-02 | 3M Innovative Properties Co | método para preenchimento de espaços vazios em uma tampa de vedação preenchida |
DE102016202160A1 (de) | 2015-02-13 | 2016-08-18 | Chemetall Gmbh | Verfahren zum Auftragen einer Schwefel-haltigen Dichtmasse, Vorrichtung hierzu, entsprechend behandeltes Luft- oder Raumfahrzeug und seine Verwendung |
CN107820506B (zh) * | 2015-06-29 | 2019-06-14 | 3M创新有限公司 | 包含多硫醇、不饱和化合物和染料的组合物以及有关此类组合物的方法 |
US10626992B2 (en) * | 2015-11-30 | 2020-04-21 | The Boeing Company | Sealant containment assembly, system, and method |
US11260354B2 (en) * | 2016-12-06 | 2022-03-01 | The Boeing Company | Apparatus, system, and method for producing a sealant |
EP3688068B1 (en) * | 2017-09-26 | 2022-06-01 | 3M Innovative Properties Company | Curable sealant compositions, seal cap, and methods of making and using the same |
WO2020202076A1 (en) | 2019-04-04 | 2020-10-08 | 3M Innovative Properties Company | Method of irradiating a composition through a substrate |
KR20240051477A (ko) | 2022-10-13 | 2024-04-22 | 주식회사 타이원 | 클램프 기능을 갖는 유볼트 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000509758A (ja) * | 1997-02-19 | 2000-08-02 | コートールズ エアロスペース,インコーポレイティド | 優れた低温柔軟性を有する耐燃料油性液状ポリチオエーテルポリマーを製造するための組成物及び方法 |
JP2005504242A (ja) * | 2001-09-28 | 2005-02-10 | ピーアールシー−ディゾート インターナショナル インコーポレイテッド | 予備混合され凍結されたシールキャップ |
JP2008545879A (ja) * | 2005-05-31 | 2008-12-18 | ピーアールシー−デソト インターナショナル,インコーポレイティド | ポリチオエーテルポリマーおよびこれらを含有する硬化性組成物 |
JP2010050580A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Sony Computer Entertainment Inc | 無線通信システム |
US20120040104A1 (en) * | 2010-08-13 | 2012-02-16 | Prc-Desoto International, Inc. | Methods for making cured sealants by actinic radiation and related compositions |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4008341A (en) * | 1968-10-11 | 1977-02-15 | W. R. Grace & Co. | Curable liquid polymer compositions |
US4366307A (en) | 1980-12-04 | 1982-12-28 | Products Research & Chemical Corp. | Liquid polythioethers |
DE3736180A1 (de) * | 1987-10-26 | 1989-05-03 | Basf Ag | Verfahren zum verschliessen und/oder abdichten von oeffnungen, hohl- oder zwischenraeumen bei auf formzylindern aufgebrachten druckplatten |
US4826380A (en) * | 1988-01-19 | 1989-05-02 | Ltv Aerospace & Defense Company | Pre-cast sealant dome and method |
US5912319A (en) | 1997-02-19 | 1999-06-15 | Courtaulds Aerospace, Inc. | Compositions and method for producing fuel resistant liquid polythioether polymers with good low temperature flexibility |
BR0109262A (pt) | 2000-03-09 | 2003-06-17 | Pbt Brands Inc | Politioéteres quimicamente resistentes e formação dos mesmos |
EP1297095A2 (en) * | 2000-06-30 | 2003-04-02 | PRC-DE Soto International, Inc. | Sealants and potting formulations including mercapto-terminated polymers produced by the reaction of a polythiol and polyvinyl ether monomer |
DE10300798A1 (de) * | 2003-01-13 | 2004-07-22 | Basf Coatings Ag | Mehrkomponentensystem und seine Verwendung zur Herstellung einer thermisch und mit aktinischer Strahlung härtbaren Triple-Cure-Mischung |
US7553908B1 (en) * | 2003-01-30 | 2009-06-30 | Prc Desoto International, Inc. | Preformed compositions in shaped form comprising polymer blends |
US7097883B2 (en) * | 2003-06-05 | 2006-08-29 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Low temperature liquid polythioether polymers |
US20050010003A1 (en) * | 2003-07-11 | 2005-01-13 | Prc-Desoto International, Inc. | Epoxy-capped polythioethers |
US20060182949A1 (en) * | 2005-02-17 | 2006-08-17 | 3M Innovative Properties Company | Surfacing and/or joining method |
US9068583B2 (en) * | 2007-02-20 | 2015-06-30 | Systems & Materials Research Corporation | Self-sealing fastener |
US8216682B2 (en) * | 2007-10-11 | 2012-07-10 | Illinois Tool Works, Inc. | Moisture curable isocyanate containing acrylic formulation |
US9243083B2 (en) * | 2008-04-03 | 2016-01-26 | Henkel IP & Holding GmbH | Thiol-ene cured oil-resistant polyacrylate sealants for in-place gasketing applications |
US8816023B2 (en) | 2008-08-13 | 2014-08-26 | Ppg Industries Ohio, Inc | Lightweight particles and compositions containing them |
US8729198B2 (en) * | 2010-08-13 | 2014-05-20 | Prc Desoto International, Inc. | Compositions comprising thiol-terminated polymers and sulfur-containing ethylenically unsaturated silanes and related cured sealants |
US8729216B2 (en) * | 2011-03-18 | 2014-05-20 | Prc Desoto International, Inc. | Multifunctional sulfur-containing polymers, compositions thereof and methods of use |
US8541513B2 (en) * | 2011-03-18 | 2013-09-24 | Prc-Desoto International, Inc. | Terminal-modified difunctional sulfur-containing polymers, compositions thereof and methods of use |
US8513339B1 (en) | 2012-06-21 | 2013-08-20 | Prc-Desoto International, Inc. | Copolymerizable sulfur-containing adhesion promoters and compositions thereof |
-
2013
- 2013-10-09 RU RU2015119577A patent/RU2638164C2/ru active
- 2013-10-09 JP JP2015539629A patent/JP6345185B2/ja active Active
- 2013-10-09 KR KR1020157013575A patent/KR101806650B1/ko active Active
- 2013-10-09 WO PCT/US2013/063982 patent/WO2014066039A1/en active Application Filing
- 2013-10-09 AU AU2013335163A patent/AU2013335163B2/en active Active
- 2013-10-09 ES ES18184938T patent/ES2925856T3/es active Active
- 2013-10-09 RU RU2017132825A patent/RU2670901C9/ru active
- 2013-10-09 HK HK15110602.2A patent/HK1209770A1/xx unknown
- 2013-10-09 EP EP18184938.1A patent/EP3412706B9/en active Active
- 2013-10-09 BR BR112015009249-7A patent/BR112015009249B1/pt not_active IP Right Cessation
- 2013-10-09 CA CA2889344A patent/CA2889344C/en active Active
- 2013-10-09 CN CN201380064176.7A patent/CN104854166B/zh active Active
- 2013-10-09 EP EP13780273.2A patent/EP2912098B1/en active Active
- 2013-10-09 ES ES13780273.2T patent/ES2688550T3/es active Active
-
2018
- 2018-01-12 JP JP2018003396A patent/JP6698714B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000509758A (ja) * | 1997-02-19 | 2000-08-02 | コートールズ エアロスペース,インコーポレイティド | 優れた低温柔軟性を有する耐燃料油性液状ポリチオエーテルポリマーを製造するための組成物及び方法 |
JP2005504242A (ja) * | 2001-09-28 | 2005-02-10 | ピーアールシー−ディゾート インターナショナル インコーポレイテッド | 予備混合され凍結されたシールキャップ |
JP2008545879A (ja) * | 2005-05-31 | 2008-12-18 | ピーアールシー−デソト インターナショナル,インコーポレイティド | ポリチオエーテルポリマーおよびこれらを含有する硬化性組成物 |
JP2010050580A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Sony Computer Entertainment Inc | 無線通信システム |
US20120040104A1 (en) * | 2010-08-13 | 2012-02-16 | Prc-Desoto International, Inc. | Methods for making cured sealants by actinic radiation and related compositions |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2925856T3 (es) | 2022-10-20 |
RU2670901C9 (ru) | 2018-12-12 |
CN104854166B (zh) | 2017-04-12 |
JP6345185B2 (ja) | 2018-06-20 |
EP2912098A1 (en) | 2015-09-02 |
JP6698714B2 (ja) | 2020-05-27 |
EP2912098B1 (en) | 2018-08-08 |
ES2688550T3 (es) | 2018-11-05 |
AU2013335163B2 (en) | 2015-10-29 |
CN104854166A (zh) | 2015-08-19 |
RU2015119577A (ru) | 2016-12-20 |
BR112015009249B1 (pt) | 2021-05-04 |
JP2018096542A (ja) | 2018-06-21 |
WO2014066039A1 (en) | 2014-05-01 |
BR112015009249A2 (pt) | 2017-07-04 |
RU2670901C1 (ru) | 2018-10-25 |
EP3412706B9 (en) | 2022-12-28 |
CA2889344A1 (en) | 2014-05-01 |
AU2013335163A1 (en) | 2015-05-14 |
RU2638164C2 (ru) | 2017-12-12 |
CA2889344C (en) | 2018-06-12 |
KR101806650B1 (ko) | 2017-12-07 |
EP3412706A1 (en) | 2018-12-12 |
HK1209770A1 (en) | 2016-04-08 |
KR20150080546A (ko) | 2015-07-09 |
EP3412706B1 (en) | 2022-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6345185B2 (ja) | シールキャップ、ファスナー及びファスナーを密封する方法 | |
US9533798B2 (en) | Uses of UV-curable polythioether sealants for sealing fasteners and for smoothing surfaces | |
JP5758492B2 (ja) | チオール終端化ポリマーおよび含硫エチレン性不飽和シランを含む組成物ならびに関連の硬化したシーラント | |
JP6762953B2 (ja) | 部分的に反応したシランプライマー組成物 | |
JP5662576B2 (ja) | 化学線放射によって硬化したシーラントを作製する方法および関連の組成物 | |
KR101686355B1 (ko) | 공중합가능한 황-함유 접착 촉진제 및 이의 조성물 | |
JP2019019339A (ja) | 化学線放射によって硬化したシーラントを作製する方法および関連の組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160603 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170414 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170913 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180112 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20180115 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20180201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180424 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180502 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180522 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6345185 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |