JP2016500260A5

JP2016500260A5 -

Info

Publication number: JP2016500260A5
Application number: JP2015547149A
Authority: JP
Filing date: 2013-12-17
Publication date: 2017-02-02

Claims

細胞の分化能を高める方法であって、ＴＥＴ３遺伝子、その誘導体、またはそのフラグメントを前記細胞内へ導入するステップを含む、方法。
前記細胞が全能性状態まで高められる、請求項１に記載の方法。
前記細胞が、真の多能性状態のような、多能性状態まで高められる、請求項１に記載の方法。
前記ＴＥＴ３遺伝子、その誘導体、またはそのフラグメントが、配列番号１１または１３のＴＥＴ３イソ型である、請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
前記細胞が、胚性幹（ＥＳ）細胞、特にＥ１４胚性幹（ＥＳ）細胞などの多能性細胞である、請求項１、２、または４のいずれか一項に記載の方法。
前記細胞が体細胞である、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法。
前記導入ステップが、前記ＴＥＴ３遺伝子、その誘導体、またはそのフラグメントを含有するベクターを前記細胞にトランスフェクトすることを含む、請求項１〜６のいずれか一項に記載の方法。
前記ベクターがトランスポゾンベクターである、請求項７に記載の方法。
高められた分化能を有する細胞を調製する方法であって、ＴＥＴ３遺伝子、その誘導体、またはそのフラグメントを細胞内へ導入するステップを含む、方法。
前記細胞が、胚性幹（ＥＳ）細胞、特にＥ１４胚性幹（ＥＳ）細胞などの多能性細胞である、請求項９に記載の方法。
前記細胞が体細胞である、請求項９に記載の方法。
Ｏｃｔ３／４遺伝子、Ｓｏｘ２遺伝子、Ｋｌｆ４遺伝子、およびｃ−Ｍｙｃ遺伝子を前記体細胞内へ導入するステップをさらに含む、請求項１１に記載の方法。
前記ＴＥＴ３遺伝子、その誘導体、またはそのフラグメントの導入後、前記細胞を培養するステップをさらに含む、請求項９〜１２のいずれか一項に記載の方法。
前記ＴＥＴ３遺伝子、その誘導体、またはそのフラグメントを過剰発現させる１つ以上の細胞を選択するステップをさらに含む、請求項９〜１３のいずれか一項に記載の方法。
前記１つ以上の細胞がフローサイトメトリーを使用して選択される、請求項１４に記載の方法。
請求項１〜１５のいずれか一項に定義される方法によって入手可能な、高められた分化能を有する細胞。
配列番号１１または１３のＴＥＴ３イソ型を含む核酸。
請求項１７に記載の核酸を含むベクター。
細胞の分化能を高める方法における、請求項１７に記載の前記核酸、または請求項１８に記載の前記ベクターの使用。
療法に使用するための、請求項１６に記載の高められた分化能を有する細胞。
前記療法が組織再生を含む、請求項２０に記載の使用のための高められた分化能を有する細胞。
ＴＥＴ３遺伝子、その誘導体、またはそのフラグメントを含有するベクターと、請求項１〜１５のいずれか一項に定義される方法に従ってキットを使用するための説明書とを含むキット。
胚性幹（ＥＳ）細胞、特にＥ１４胚性幹（ＥＳ）細胞などの少なくとも１つの多能性細胞をさらに含む、請求項２２に記載のキット。
少なくとも１つの体細胞をさらに含む、請求項２２に記載のキット。
前記細胞を培養するための培地と、請求項１〜１５のいずれか一項に定義される方法に従って、前記高められた分化能を有する細胞を調製するための説明書とをさらに含む、請求項２３または請求項２４に記載のキット。