JP2016226078A - 電圧調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電圧の測定を待たず迅速に電圧調整を行うことのできる電圧調整装置を得る。【解決手段】発電機11の故障時、保護リレー15から検出信号SF11が電圧調整装置101に出力され、電圧調整装置101は検出信号SF11を受けて変圧器4における負荷13に起因する母線16(負荷13)の電圧降下を補償すべく負荷時タップ切換器4dに補償指令を発信し負荷時タップ切換器4dにより第1巻線4aの巻数を増やす方向にタップを切り換え、第1巻線4a側の電圧を上昇させる。発電機21の故障時は、電圧調整装置102が同様に検出信号SF12を受けて変圧器4の負荷時タップ切換器4dに補償指令を発信し第1巻線4aの巻数を減らす方向にタップを切り換え、第2巻線4b側の電圧を上昇させる。これにより、変圧器4に発生する電圧降下を補償し負荷13あるいは負荷23に対して適切な電圧供給を可能とする。【選択図】図1
Description
この発明は、変圧器により接続された二つの電源系統における電圧を調整する電圧調整装置に関するものである。
従来の電圧調整装置としての周波数変換装置においては、タップ付変圧器により接続された第1及び第2の電源系統において、電圧等のアナログ計測された信号を利用して電圧加算回路で求められた系統電圧の実効値に相当する値と電圧設定値との偏差を比較器にて求め、偏差が許容上限値よりも大きくなるとタップ操作器に動作指令を与え、タップ付変圧器のタップを変更するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来の電圧調整装置としての周波数変換装置は以上のように構成され、電圧等のアナログ計測された信号を利用して系統電圧の実効値を求めたうえで電圧を制御しなければならず、迅速に電圧調整を行うことができなかった。
この発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、電圧の測定を待たず迅速に電圧調整を行うことのできる電圧調整装置を得ることを目的とする。
この発明に係る電圧調整装置においては、
電源と前記電源に接続された負荷とをそれぞれ有する第1電源系統と第2電源系統とが変圧器を介して接続され、前記第1電源系統の前記電源が故障したとき前記第1電源系統の前記負荷が前記第2電源系統の前記電源から電力の供給を受けるようにされた電力系統における前記第1電源系統の前記負荷の電圧を調整する電圧調整装置であって、
前記第1電源系統の前記電源の故障を検出する検出信号を受けて故障した前記第1電源系統の前記電源に接続されていた前記負荷に供給される電圧が前記変圧器のインピーダンスに起因して低下するのを補償する補償指令を前記変圧器又は前記第2電源系統の前記電源に発信するものである。
電源と前記電源に接続された負荷とをそれぞれ有する第1電源系統と第2電源系統とが変圧器を介して接続され、前記第1電源系統の前記電源が故障したとき前記第1電源系統の前記負荷が前記第2電源系統の前記電源から電力の供給を受けるようにされた電力系統における前記第1電源系統の前記負荷の電圧を調整する電圧調整装置であって、
前記第1電源系統の前記電源の故障を検出する検出信号を受けて故障した前記第1電源系統の前記電源に接続されていた前記負荷に供給される電圧が前記変圧器のインピーダンスに起因して低下するのを補償する補償指令を前記変圧器又は前記第2電源系統の前記電源に発信するものである。
この発明に係る電圧調整装置は、第1電源系統の電源の故障を検出する検出信号を受けて故障した第1電源系統の電源に接続されていた負荷に供給される電圧が変圧器のインピーダンスに起因して低下するのを補償する補償指令を変圧器又は第2電源系統の電源に発信するものであるので、電圧の測定を待たず迅速に電圧調整を行うことのできる電圧調整装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図1において、第1電源系統としての電源系統1は電源としての発電機11、遮断器12、負荷13、遮断器14及び故障検出部としての保護リレー15を有する。第2電源系統としての電源系統2は電源としての発電機21、遮断器22、負荷23、遮断器24及び故障検出部としての保護リレー25を有する。保護リレー15,25は、発電機11,21の故障を検出して検出信号を発信するものである。変圧器4は、第1巻線4a及び第2巻線4bを有し、第1巻線4aの巻数(タップ)を切り換えるタップ切換器としての負荷時タップ切換器4dが設けられている。なお、発電機11、発電機21は励磁器をそれぞれ有するが図示を省略している。
図1は、この発明を実施するための実施の形態1である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図1において、第1電源系統としての電源系統1は電源としての発電機11、遮断器12、負荷13、遮断器14及び故障検出部としての保護リレー15を有する。第2電源系統としての電源系統2は電源としての発電機21、遮断器22、負荷23、遮断器24及び故障検出部としての保護リレー25を有する。保護リレー15,25は、発電機11,21の故障を検出して検出信号を発信するものである。変圧器4は、第1巻線4a及び第2巻線4bを有し、第1巻線4aの巻数(タップ)を切り換えるタップ切換器としての負荷時タップ切換器4dが設けられている。なお、発電機11、発電機21は励磁器をそれぞれ有するが図示を省略している。
発電機11は遮断器12を介して母線16に接続され、負荷13は遮断器14を介して母線16に接続されている。発電機21は遮断器22を介して母線26に接続され、負荷23は遮断器24を介して母線26に接続されている。母線16は変圧器4の第1巻線4aに接続され、母線26は変圧器4の第2巻線4bに接続されている。つまり、電源系統1と電源系統2とは変圧器4によって接続されている。電圧調整装置101及び電圧調整装置102は、電源系統1及び電源系統2に対応してそれぞれ設けられ、発電機11,21の故障を検出して保護リレー15,25から出力される検出信号SF11,SF12をそれぞれ受けて負荷時タップ切換器4dを制御する。
次に動作について説明する。
変圧器4により接続された二つの電源系統1,2において、発電機11が故障すると、保護リレー15から検出信号SF11が電圧調整装置101に発信(出力)される。電圧調整装置101は、この検出信号SF11を受けて変圧器4の負荷時タップ切換器4dを制御する。具体的には、発電機11の故障時は負荷13は変圧器4を介して発電機21から電力の供給を受けることになるので、変圧器4のインピーダンスによる負荷13に起因する母線16(負荷13)の電圧降下を補償すべく負荷時タップ切換器4dに補償指令としてのタップ切換指令CS11を発信して負荷時タップ切換器4dにより第1巻線4aの巻数を増やす方向にタップを切り換え、第1巻線4a側の電圧を上昇させる。これにより、変圧器4に発生する電圧降下を補償し、第1巻線4a側に接続された負荷13に対して適切な電圧供給を可能とする。
変圧器4により接続された二つの電源系統1,2において、発電機11が故障すると、保護リレー15から検出信号SF11が電圧調整装置101に発信(出力)される。電圧調整装置101は、この検出信号SF11を受けて変圧器4の負荷時タップ切換器4dを制御する。具体的には、発電機11の故障時は負荷13は変圧器4を介して発電機21から電力の供給を受けることになるので、変圧器4のインピーダンスによる負荷13に起因する母線16(負荷13)の電圧降下を補償すべく負荷時タップ切換器4dに補償指令としてのタップ切換指令CS11を発信して負荷時タップ切換器4dにより第1巻線4aの巻数を増やす方向にタップを切り換え、第1巻線4a側の電圧を上昇させる。これにより、変圧器4に発生する電圧降下を補償し、第1巻線4a側に接続された負荷13に対して適切な電圧供給を可能とする。
発電機21が故障すると、保護リレー25から検出信号SF12が電圧調整装置102に発信される。電圧調整装置102は、この検出信号SF12を受けて変圧器4の負荷時タップ切換器4dを制御する。具体的には、発電機21の故障時は負荷23は変圧器4を介して発電機11から電力の供給を受けることになるので、変圧器4における負荷23(負荷23)に起因する母線26の電圧降下を補償すべく負荷時タップ切換器4dに補償指令としてのタップ切換指令CS12を発信して負荷時タップ切換器4dにより第1巻線4aの巻数を減らす方向にタップを切り換え、第2巻線4b側の電圧を上昇させる。これにより、発電機11あるいは発電機21が故障したとき、変圧器4に発生する電圧降下を補償し、第1巻線4a側に接続された負荷13、あるいは第2巻線4b側に接続された負荷23に対して適切な電圧供給を可能とする。
実施の形態2.
図2は、実施の形態2である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図2において、第3電源系統としての電源系統3は電源としての発電機31、遮断器32、負荷33、遮断器34及び発電機31の故障検出を行って検出信号を発信する故障検出部としての保護リレー35を有する。変圧器6は、第1巻線6a、第2巻線6b、第3巻線6cを有し、第1巻線6aの巻数(タップ)を切り換えるタップ切換器としての負荷時タップ切換器6dが設けられている。発電機31は遮断器32を介して母線36に接続されている。母線36は変圧器6の第3巻線6cに接続されている。つまり、電源系統1と電源系統2と電源系統3とは変圧器6によって接続されている。
図2は、実施の形態2である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図2において、第3電源系統としての電源系統3は電源としての発電機31、遮断器32、負荷33、遮断器34及び発電機31の故障検出を行って検出信号を発信する故障検出部としての保護リレー35を有する。変圧器6は、第1巻線6a、第2巻線6b、第3巻線6cを有し、第1巻線6aの巻数(タップ)を切り換えるタップ切換器としての負荷時タップ切換器6dが設けられている。発電機31は遮断器32を介して母線36に接続されている。母線36は変圧器6の第3巻線6cに接続されている。つまり、電源系統1と電源系統2と電源系統3とは変圧器6によって接続されている。
電圧調整装置101及び電圧調整装置102は、電源系統1及び電源系統2に対応してそれぞれ設けられ、保護リレー15,25から検出信号SF11,SF12をそれぞれ受けて負荷時タップ切換器6dを制御する。電圧調整装置103は、電源系統3に対応して設けられ、保護リレー35から検出信号SF13を受けて負荷時タップ切換器6dを制御する。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
次に動作について説明する。
発電機11が故障したときは、実施の形態1におけるのと同様にして電圧調整装置101は、保護リレー15から検出信号SF11を受けて負荷時タップ切換器6dにタップ切換指令CS11を発信して負荷時タップ切換器6dを制御して、第1巻線6aの巻数を増やし負荷13に供給される電圧を上昇させる。発電機21が故障したときは、電圧調整装置102は保護リレー25から検出信号SF12を受けて負荷時タップ切換器6dにタップ切換指令CS12を発信して負荷時タップ切換器6dを制御して、第1巻線6aの巻数を減らして第2巻線6b側の電圧を高くし、負荷23に供給される電圧を適切な値に調整する。発電機31が故障したときは、電圧調整装置103は保護リレー35から検出信号SF13を受けて負荷時タップ切換器6dに補償指令としてのタップ切換指令CS13を発信して第1巻線6aの巻数を減らして第3巻線6c側の電圧を高くし、負荷33に起因して変圧器6に発生する電圧降下を補償し、負荷33に供給される電圧を適切な値に調整する。
発電機11が故障したときは、実施の形態1におけるのと同様にして電圧調整装置101は、保護リレー15から検出信号SF11を受けて負荷時タップ切換器6dにタップ切換指令CS11を発信して負荷時タップ切換器6dを制御して、第1巻線6aの巻数を増やし負荷13に供給される電圧を上昇させる。発電機21が故障したときは、電圧調整装置102は保護リレー25から検出信号SF12を受けて負荷時タップ切換器6dにタップ切換指令CS12を発信して負荷時タップ切換器6dを制御して、第1巻線6aの巻数を減らして第2巻線6b側の電圧を高くし、負荷23に供給される電圧を適切な値に調整する。発電機31が故障したときは、電圧調整装置103は保護リレー35から検出信号SF13を受けて負荷時タップ切換器6dに補償指令としてのタップ切換指令CS13を発信して第1巻線6aの巻数を減らして第3巻線6c側の電圧を高くし、負荷33に起因して変圧器6に発生する電圧降下を補償し、負荷33に供給される電圧を適切な値に調整する。
これにより、発電機11あるいは発電機21が故障したとき、変圧器6のインピーダンスにより発生する電圧降下を補償し、第1巻線6a側に接続された負荷13、あるいは第2巻線6b側に接続された負荷23に対して適切な電圧供給を可能とする。また、発電機31が故障したとき、変圧器6のインピーダンスにより発生する電圧降下を補償し、第3巻線6c側に接続された負荷33に対して適切な電圧供給を可能とする。
実施の形態3.
図3は、実施の形態3である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図3において、電圧調整装置301及び電圧調整装置302は、電源系統1及び電源系統2に対応してそれぞれ設けられ、故障検出部としての遮断器14,24から発信される発電機11,21の故障を検出する検出信号としての開放信号SF31,SF32をそれぞれ受けて負荷時タップ切換器4dを制御する。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
図3は、実施の形態3である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図3において、電圧調整装置301及び電圧調整装置302は、電源系統1及び電源系統2に対応してそれぞれ設けられ、故障検出部としての遮断器14,24から発信される発電機11,21の故障を検出する検出信号としての開放信号SF31,SF32をそれぞれ受けて負荷時タップ切換器4dを制御する。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
次に動作について説明する。
変圧器4により接続された二つの電源系統1,2において、発電機11が故障したときは、保護リレー15により遮断器12が開放されるので、遮断器12から開放信号SF31が電圧調整装置301に発信される。電圧調整装置301は、開放信号SF31を受けて、実施の形態1におけるのと同様にして負荷時タップ切換器4dに補償指令としてのタップ切換指令CS31を発信して負荷時タップ切換器4dを制御して、第1巻線4aの巻数を増やす方向にタップを切り換え、負荷13に供給される電圧を上昇させる。発電機21が故障したときは、保護リレー25により遮断器22が開放されるので、遮断器22から開放信号SF32が電圧調整装置302に発信される。電圧調整装置302は開放信号SF32を受けて負荷時タップ切換器4dに補償指令としてのタップ切換指令CS32を発信して第1巻線4aの巻数を減らす方向にタップを切り換え、第2巻線4b側の電圧を高くし、負荷23に供給される電圧を適切な値に調整する。
変圧器4により接続された二つの電源系統1,2において、発電機11が故障したときは、保護リレー15により遮断器12が開放されるので、遮断器12から開放信号SF31が電圧調整装置301に発信される。電圧調整装置301は、開放信号SF31を受けて、実施の形態1におけるのと同様にして負荷時タップ切換器4dに補償指令としてのタップ切換指令CS31を発信して負荷時タップ切換器4dを制御して、第1巻線4aの巻数を増やす方向にタップを切り換え、負荷13に供給される電圧を上昇させる。発電機21が故障したときは、保護リレー25により遮断器22が開放されるので、遮断器22から開放信号SF32が電圧調整装置302に発信される。電圧調整装置302は開放信号SF32を受けて負荷時タップ切換器4dに補償指令としてのタップ切換指令CS32を発信して第1巻線4aの巻数を減らす方向にタップを切り換え、第2巻線4b側の電圧を高くし、負荷23に供給される電圧を適切な値に調整する。
実施の形態4.
図4は、実施の形態4である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図4において、発電機11及び発電機21は、それぞれ励磁器11a,21aを有する。電圧調整装置401は、発電機11に対応して設けられ、発電機21の故障を検出して保護リレー25から発信される検出信号SF12を受けて発電機11の励磁器11aを制御する。電圧調整装置402は、電源系統2に対応して設けられ、発電機11の故障を検出して保護リレー15から発信される検出信号SF11を受けて発電機11の励磁器11aを制御する。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
図4は、実施の形態4である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図4において、発電機11及び発電機21は、それぞれ励磁器11a,21aを有する。電圧調整装置401は、発電機11に対応して設けられ、発電機21の故障を検出して保護リレー25から発信される検出信号SF12を受けて発電機11の励磁器11aを制御する。電圧調整装置402は、電源系統2に対応して設けられ、発電機11の故障を検出して保護リレー15から発信される検出信号SF11を受けて発電機11の励磁器11aを制御する。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
次に動作について説明する。
発電機11が故障すると、保護リレー15から検出信号SF11が電圧調整装置402に発信される。電圧調整装置402は、この検出信号SF11を受けて発電機21の励磁器21aに補償指令としての起電力変更指令CS42を発信して発電機21の励磁電流を制御して発生電圧を制御する。具体的には、発電機11の故障時は発電機21の励磁電流を増加させて発電機21の起電力を上昇させて、変圧器4を介して電力の供給を受ける負荷13の電圧を上昇させ、変圧器4における負荷13に起因する母線16の電圧降下を補償する。
発電機11が故障すると、保護リレー15から検出信号SF11が電圧調整装置402に発信される。電圧調整装置402は、この検出信号SF11を受けて発電機21の励磁器21aに補償指令としての起電力変更指令CS42を発信して発電機21の励磁電流を制御して発生電圧を制御する。具体的には、発電機11の故障時は発電機21の励磁電流を増加させて発電機21の起電力を上昇させて、変圧器4を介して電力の供給を受ける負荷13の電圧を上昇させ、変圧器4における負荷13に起因する母線16の電圧降下を補償する。
発電機21が故障すると、保護リレー25から検出信号SF12が電圧調整装置401に発信される。電圧調整装置401は、この検出信号SF12を受けて発電機11の励磁器11aに補償指令としての起電力変更指令CS41を発信して発電機11の励磁電流を制御して発生電圧を制御する。具体的には、発電機21の故障時は発電機11の励磁電流を増加させて発電機11の起電力を上昇させて、変圧器4を介して電力の供給を受ける負荷23の電圧を上昇させ、変圧器4における負荷23に起因する母線26の電圧降下を補償する。これにより、変圧器4に発生する電圧降下を補償し、負荷13あるいは負荷23に対して適切な電圧供給を可能とする。
実施の形態5.
図5は、実施の形態5である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図5において、電圧調整装置としての無効電力調整装置501は、発電機11に対応して設けられ、保護リレー25から発信される検出信号SF12を受けて発電機11の励磁電流を制御する。電圧調整装置としての無効電力調整装置502は、電源系統2に対応して設けられ、保護リレー25から検出信号SF11を受けて発電機11の励磁器11aを制御する。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
図5は、実施の形態5である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図5において、電圧調整装置としての無効電力調整装置501は、発電機11に対応して設けられ、保護リレー25から発信される検出信号SF12を受けて発電機11の励磁電流を制御する。電圧調整装置としての無効電力調整装置502は、電源系統2に対応して設けられ、保護リレー25から検出信号SF11を受けて発電機11の励磁器11aを制御する。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
次に動作について説明する。
発電機11が故障すると、保護リレー15によって検出される検出信号SF11が無効電力調整装置502に発信される。無効電力調整装置502は、この検出信号SF11を受けて発電機21の励磁器21aに補償指令としての無効電力変更指令CS52を発信して発電機21の励磁電流を制御する。具体的には、発電機11の故障時は発電機21の励磁電流を制御して発電機21から供給される無効電力を調整し、変圧器4における負荷13に起因する母線16の電圧降下を補償する。例えば、発電機21を弱め励磁にすると、その程度に応じて発電機21から供給される進相無効電力の大きさが変化し、負荷13及び負荷23の遅相無効電力が補償され、変圧器4における負荷13に起因する母線16の電圧降下も補償される。
発電機11が故障すると、保護リレー15によって検出される検出信号SF11が無効電力調整装置502に発信される。無効電力調整装置502は、この検出信号SF11を受けて発電機21の励磁器21aに補償指令としての無効電力変更指令CS52を発信して発電機21の励磁電流を制御する。具体的には、発電機11の故障時は発電機21の励磁電流を制御して発電機21から供給される無効電力を調整し、変圧器4における負荷13に起因する母線16の電圧降下を補償する。例えば、発電機21を弱め励磁にすると、その程度に応じて発電機21から供給される進相無効電力の大きさが変化し、負荷13及び負荷23の遅相無効電力が補償され、変圧器4における負荷13に起因する母線16の電圧降下も補償される。
発電機21が故障すると、保護リレー25によって検出される検出信号SF12が無効電力調整装置501に出力される。無効電力調整装置501は、この検出信号SF12を受けて発電機11の励磁器11aに補償指令としての無効電力変更指令CS51を発信して励磁電流を制御する。具体的には、発電機21の故障時は発電機11の励磁電流を制御して発電機11から供給される無効電力を調整し、変圧器4における負荷23に起因する母線26の電圧降下を補償する。例えば、発電機11を弱め励磁にすると、その程度に応じて発電機11から供給される進相無効電力の大きさが変化し、負荷13及び負荷23の遅相無効電力が補償され、変圧器4における負荷23に起因する母線26の電圧降下も補償される。
実施の形態6.
図6は、実施の形態6である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図6において、電圧調整装置としての力率調整装置601は、発電機11に対応して設けられ、保護リレー25から発信される検出信号SF12を受けて発電機11の励磁器11aを制御する。力率調整装置602は、電源系統2に対応して設けられ、保護リレー15から発信される検出信号SF11を受けて発電機21の励磁器21aを制御する。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
図6は、実施の形態6である電圧調整装置の構成を示す構成図である。図6において、電圧調整装置としての力率調整装置601は、発電機11に対応して設けられ、保護リレー25から発信される検出信号SF12を受けて発電機11の励磁器11aを制御する。力率調整装置602は、電源系統2に対応して設けられ、保護リレー15から発信される検出信号SF11を受けて発電機21の励磁器21aを制御する。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
次に動作について説明する。
発電機11が故障すると、保護リレー15から検出信号SF11が力率調整装置602に発信される。力率調整装置602は、この検出信号SF11を受けて発電機21の励磁器21aに補償指令としての力率変更指令CS62を発信して発電機21の力率を制御する。具体的には、発電機11の故障時は発電機21の励磁電流を制御して発電機21の力率を変化させ、変圧器4における負荷13に起因する母線16の電圧降下を補償する。例えば、発電機21の力率を0.8から0.85に設定を変更することにより発電機21からの出力電圧が上昇する。これにより負荷13及び負荷23の遅相無効電力が補償され、変圧器4における負荷13に起因する母線16の電圧降下も補償される。
発電機11が故障すると、保護リレー15から検出信号SF11が力率調整装置602に発信される。力率調整装置602は、この検出信号SF11を受けて発電機21の励磁器21aに補償指令としての力率変更指令CS62を発信して発電機21の力率を制御する。具体的には、発電機11の故障時は発電機21の励磁電流を制御して発電機21の力率を変化させ、変圧器4における負荷13に起因する母線16の電圧降下を補償する。例えば、発電機21の力率を0.8から0.85に設定を変更することにより発電機21からの出力電圧が上昇する。これにより負荷13及び負荷23の遅相無効電力が補償され、変圧器4における負荷13に起因する母線16の電圧降下も補償される。
発電機21が故障すると、保護リレー25から検出信号SF12が力率調整装置601に出力される。力率調整装置601は、この検出信号SF12を受けて発電機11の励磁器11aに補償指令としての力率変更指令CS61を発信して発電機11の力率を制御する。具体的には、発電機21の故障時は発電機11の励磁電流を制御して発電機11の力率を変化させ、変圧器4における負荷23に起因する母線26の電圧降下を補償する。例えば、発電機11の力率を0.8から0.85に設定を変更することにより発電機11からの出力電圧が上昇する。これにより、変圧器4における負荷23に起因する母線26の電圧降下も補償される。
なお、前記実施の形態4ないし実施の形態6においては、負荷時タップ切換器4dを有する変圧器4を用いているが、発電機11あるいは発電機21が故障したときに電圧調整を行うために負荷時タップ切換器4dを操作する必要はなく、本願発明においては必須のものではない。
また、本発明は、その発明の範囲内において、上述した各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変更、省略したりすることが可能である。
1,2 電源系統、4 変圧器、4d 負荷時タップ切換器、6 変圧器、
6d 負荷時タップ切換器、11,21,31 発電機、11a,21a 励磁器、
13,23,33 負荷、15,25,35 保護リレー、
101,102,301,302,401,402 電圧調整装置、
501,502 無効電力調整装置、601,602 力率調整装置。
6d 負荷時タップ切換器、11,21,31 発電機、11a,21a 励磁器、
13,23,33 負荷、15,25,35 保護リレー、
101,102,301,302,401,402 電圧調整装置、
501,502 無効電力調整装置、601,602 力率調整装置。
Claims (7)
- 電源と前記電源に接続された負荷とをそれぞれ有する第1電源系統と第2電源系統とが変圧器を介して接続され、前記第1電源系統の前記電源が故障したとき前記第1電源系統の前記負荷が前記第2電源系統の前記電源から電力の供給を受けるようにされた電力系統における前記第1電源系統の前記負荷の電圧を調整する電圧調整装置であって、
前記第1電源系統の前記電源の故障を検出する検出信号を受けて故障した前記第1電源系統の前記電源に接続されていた前記負荷に供給される電圧が前記変圧器のインピーダンスに起因して低下するのを補償する補償指令を前記変圧器又は前記第2電源系統の前記電源に発信するものである
電圧調整装置。 - 前記変圧器は、タップ切換器を有するものであって、
前記補償指令は、前記タップ切換器に対して発信されるタップ切換指令である
請求項1に記載の電圧調整装置。 - 前記第2電源系統の前記電源は、励磁器を有する発電機であって、
前記補償指令は、前記励磁器に対して発信される前記発電機の起電力変更指令である
請求項1に記載の電圧調整装置。 - 前記第2電源系統の前記電源は、励磁器を有する発電機であって、
前記補償指令は、前記励磁器に対して発信される前記発電機の無効電力変更指令である
請求項1に記載の電圧調整装置。 - 前記第2電源系統の前記電源は、励磁器を有する発電機であって、
前記補償指令は、前記励磁器に対して発信される前記発電機の力率変更指令である
請求項1に記載の電圧調整装置。 - 前記検出信号は、前記第1電源系統の前記電源の故障を検出する故障検出部から発信されるものである
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電圧調整装置。 - 前記第1電源系統は、前記電源が故障したとき開路する遮断器を介して前記負荷に接続されたものであって、
前記検出信号は、前記遮断器の開路信号である
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電圧調整装置。
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- 2015-05-27 JP JP2015107187A patent/JP2016226078A/ja active Pending
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