JP5517865B2 - 発電プラントの発電機電圧制御システム - Google Patents

発電プラントの発電機電圧制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5517865B2
JP5517865B2 JP2010216337A JP2010216337A JP5517865B2 JP 5517865 B2 JP5517865 B2 JP 5517865B2 JP 2010216337 A JP2010216337 A JP 2010216337A JP 2010216337 A JP2010216337 A JP 2010216337A JP 5517865 B2 JP5517865 B2 JP 5517865B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
generator
voltage
power
transformer
accident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010216337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012075211A (ja
Inventor
幸弘 片山
政司 杉山
俊也 守田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi GE Nuclear Energy Ltd filed Critical Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority to JP2010216337A priority Critical patent/JP5517865B2/ja
Publication of JP2012075211A publication Critical patent/JP2012075211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5517865B2 publication Critical patent/JP5517865B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

本発明は、発電プラントの発電機電圧制御システムに関する。
図6は、従来の発電プラントの発電機電圧制御装置の概要を示す。本図は、発電機1を、主変圧器3の高圧側にある主変圧器遮断器2の投入により送電系統側と同期させる高圧同期方式のプラントを例として記載している。発電機1の運転時、発電機1で発生した電力は、発電機1出力側に設けられた主変圧器3,主変圧器遮断器2及び開閉所14を介して外部の送電系統に出力されると共に、発電機1と主変圧器3の間から分岐した回路に接続される所内変圧器4及び前記所内変圧器4に接続される所内変圧器受電遮断器5を介して所内高圧母線6に給電される。所内高圧母線6には、発電プラントの運転に必要な所内負荷電動機7等が接続されている。
また、発電機1の出力運転に必要な発電機1の励磁電源は、発電機1と主変圧器3の間から分岐した回路から励磁電源変圧器8を介して接続されるサイリスタ9にて直流電力に変換され、直流電力は前記サイリスタ9に接続される界磁遮断器10を介して界磁巻線11に供給される。
尚、発電機1の出力側に設けられた計器用変圧器12は発電機出力電圧を計測し、発電機電圧制御装置13は本電圧信号を取り込み、発電機1出力電圧が所定の電圧値となる様にサイリスタ9を制御することにより、界磁巻線11に供給される界磁電流を制御する。
発電機1が送電系統と接続され、出力運転している状態で、送電系統や開閉所14で短絡・地絡等の電気事故が発生し、保護装置15が前記電気事故を検出すると、事故点と発電プラントを切離すことを目的に、前記保護装置15は主変圧器遮断器2に開放信号を出力する。これにより、主変圧器遮断器2が開放し、発電プラントは事故点から切離される。発電プラントは、発電プラントの運転に必要な所内負荷のみに電源を供給する所内単独運転へ移行し、運転を継続する。
特開平11−113296号公報
上記の様に、送電系統や開閉所14で短絡・地絡等の電気事故が発生し、発電機1の出力電圧が低下すると、発電機電圧制御装置13が計器用変圧器12を介してこの発電機出力電圧の低下を検知する。そして、発電機電圧制御装置13は、発電機1が所定の電圧を出力する様に、発電機1の出力電圧を上昇させる方向に制御する。
一方、保護装置15が事故を検出し、主変圧器遮断器2を開放すると、事故点が除去され、発電機出力電圧が復帰する。この時、発電機電圧制御装置13は低下した発電機1出力電圧を上昇させる方向に制御している。そのため、フィードバックにより発電機1出力電圧が定格値に戻るまでには、制御遅れがあることから、発電機1出力電圧は定格値をオーバーシュートし、発電プラントの所内変圧器4や前記所内変圧器4を介して給電される所内負荷等の電気設備に過電圧を印加させてしまい、機器損傷を引き起こす可能性があった。また、このような過電圧により、所内変圧器4等の変圧器は過励磁状態となり、増大した励磁電流によって、変圧器を保護するために設置されている比率差動継電器20を誤動作させる可能性があり、所内単独運転の継続ができなくなるという問題があった。
以上のように、従来の発電プラントの構成では、送電系統等での事故発生時に、発電機電圧制御のオーバーシュートによる過電圧が生じ、所内電気設備の損傷や変圧器保護用の比率差動継電器の誤動作により、所内単独運転の継続が不可能になることが有り得るという問題があった。
そこで本発明の目的とするところは、送電系統等の外部事故により所内単独運転へ移行する発電プラントにおいて、事故除去後の制御のオーバーシュートによる過電圧の発生を抑制し、所内単独運転の継続を可能とすることにある。
本発明は、発電機通常運転時には、発電機出力側に設けた計器用変圧器により前記発電機出力電圧を監視し、前記発電機の出力電圧が所定の電圧値となるようにサイリスタを制御する発電機電圧制御装置が送電系統や開閉所での電気事故発生時には、前記事故を検知する保護装置の事故検出信号に基づき、前記発電機の界磁巻線に無負荷界磁電圧を発生させる制御にその制御モードを切替えることを特徴とする。
本発明によれば、送電系統等の外部事故により所内単独運転へ移行する発電プラントにおいて、事故除去後の制御のオーバーシュートによる過電圧の発生量を抑制し、所内単独運転の継続が可能である。
実施例1の発電プラント用発電機電圧制御装置の構成図である。 実施例2の発電プラント用発電機電圧制御装置の構成図である。 実施例3の発電プラント用発電機電圧制御装置の構成図である。 実施例4の発電プラント用発電機電圧制御装置の構成図である。 実施例5の発電プラント用発電機電圧制御装置の構成図である。 従来の発電プラント用発電機電圧制御装置の構成図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は本発明を採用した一実施例である発電プラントの発電機電圧制御システムの構成を示す。
図1では、発電機1を主変圧器3高圧側にある主変圧器遮断器2の投入により送電系統側と並列させる高圧同期方式の発電プラントの所内電源設備の構成を示している。発電機1の運転時、発電機1で発生した電力は、発電機1出力側に設けられた主変圧器3,主変圧器遮断器2及び開閉所14を介して外部の送電系統に出力されると共に、発電機1と主変圧器3の間から分岐した回路に接続される所内変圧器4及び前記所内変圧器4に接続される所内変圧器受電遮断器5を介して所内高圧母線6に給電される。所内高圧母線6には、発電プラントの運転に必要な所内負荷電動機7等の所内負荷が接続されている。
また、発電機1の出力運転に必要な発電機1の励磁電源は、発電機1と主変圧器3の間から分岐した回路から励磁電源変圧器8を介して接続されるサイリスタ9にて直流電力に変換され、この電力は前記サイリスタ9に接続される界磁遮断器10を介して界磁巻線11に供給される。
尚、発電機1を運転する際、発電機1の出力側に設けられた計器用変圧器12が発電機出力電圧を計測し、本電圧信号は発電機電圧制御装置13に取り込まれる。そして、前記発電機電圧制御装置13は、発電機出力電圧が所定の電圧値となる様にサイリスタ9を制御することにより、界磁巻線11に供給される界磁電流を制御する。
ここで、送電系統や開閉所14で短絡等の電気事故が発生すると、送電系統や開閉所14の状態を監視する保護装置15が事故を検知する。保護装置15によって電気事故が検知されると、保護装置15は、主変圧器遮断器2へ開放指令を伝送すると共に、発電機電圧制御装置13へ電気事故発生の信号を伝送する。電気事故は、主変圧器遮断器2の開放によって除去されるが、保護装置15は一旦事故を検知すると、事故要因の除去を確認してリセット操作を行うまで事故信号出力を継続する構成となっている。
この時、主変圧器遮断器2が開放されると、発電プラントは送電系統から切離され、発電機1は、発電機1の出力運転に必要な所内負荷電動機7等の所内負荷、及び励磁電源として励磁電源変圧器8にのみ電力を供給しながら運転を継続する所内単独運転へと移行する。尚、所内単独運転時における発電機1の出力運転に必要な電力は、発電機1の定格の出力容量の数%程度である。
発電機電圧制御装置13は、電気事故発生の信号を受信すると、所定電圧値モードから無負荷界磁電圧モードに切替わる。所定電圧値モードとは、発電機1の出力側に設けられた計器用変圧器12によって発電機出力電圧を監視し、発電機出力電圧が所定の電圧値となる様に制御するモードである。なお、電気事故発生により、発電プラントは所内単独運転に移行するが、上記の様に、所内単独運転時の発電機1の出力は定格容量に比べて非常に小さい。そこで、無負荷界磁電圧モードでは、界磁巻線11に発電機1の無負荷界磁電圧を発生させる様に制御するモードであり、このモードにおいて発電機1の運転を継続する。
ここで、発電機1の出力電圧の許容変動範囲は、「電気学会電気規格調査会標準規格同期機 JEC−2130」で規定されており、例えば、定格出力10MVA以上の発電機であれば、±5%以下である。そこで、界磁巻線11に発電機1の無負荷界磁電圧を発生させる様に制御する無負荷界磁電圧モードに切替えた後も、発電機1出力側に設けた計器用変圧器12は発電機出力電圧を監視する。そして、発電機1の出力電圧が設定値(電圧変動の許容範囲が±5%なので、これ以下の変動範囲を設定)の範囲外となる状態がある時間(例えば設定値を±4%で設定した場合、±4%の電圧変動を発電機1等の所内電源機器が許容する時間以下)になると、通常の発電機1の出力側に設けられた計器用変圧器12によって発電機出力電圧を監視し、発電機出力電圧が所定の電圧値となる様に制御する所定電圧値モードに戻し、所内単独運転を継続する。
このように、本実施例では、発電機通常運転時には、発電機出力側に設けた計器用変圧器により発電機出力電圧を監視し、発電機の出力電圧が所定の電圧値となるように前記サイリスタを制御し、送電系統や開閉所での電気事故発生時には、発電機電圧制御装置が事故を検知する保護装置の事故検出信号に基づき、発電機の界磁巻線に無負荷界磁電圧を発生させる制御に切替えることを特徴とする。この制御により、事故除去後の制御のオーバーシュートによる過電圧の発生を抑制し、所内単独運転の継続を可能とする。また、発電機電圧の過渡変動量を抑制すると共に、その継続時間を短時間で収束させ、安定した所内単独運転を継続することが可能となる。
図2は、本発明を採用した一実施例である発電プラントの発電機電圧制御システムの構成を示す。実施例1の発電機電圧制御装置13は、保護装置15から伝送される事故信号の入力のみで、界磁巻線11に発電機1の無負荷界磁電圧を発生させる様に制御する無負荷界磁電圧モードに切替えていた。一方、本実施例では、発電機1が送電系統と接続されている状態で、送電系統や開閉所14で電気事故が発生した時のみ発電機電圧制御装置13が制御モードを切替える様に、保護装置15から伝送される事故信号と、保護装置15からの指令により主変圧器遮断器2が開放したことを示す信号とのAND条件の成立により、発電機電圧制御装置13の制御モードを切替える。
図3は、本発明を採用した一実施例である発電プラントの発電機電圧制御システムの構成を示す。実施例1の発電機電圧制御装置13は、保護装置15から伝送される事故信号の入力のみで、界磁巻線11に発電機1の無負荷界磁電圧を発生させる様に制御する無負荷界磁電圧モードに切替えていた。一方、本実施例では、発電機1が送電系統と接続されている状態で、送電系統や開閉所14で電気事故が発生した時のみ発電機電圧制御装置13が制御モードを切替える様に、保護装置15から伝送される事故信号と主変圧器遮断器2の閉信号に瞬時動作,限時復帰タイマー17を設けた信号とのAND条件の成立により発電機電圧制御装置13の制御モードを切替える。尚、前記の瞬時動作,限時復帰タイマー17の設定値としては、保護装置15から伝送される事故信号により発電機電圧制御装置13の制御モードの切替完了まで信号出力を継続できる長さとする。
図4は、本発明を採用した一実施例である発電プラントの発電機電圧制御システムの構成を示す。図4に示す発電プラントは、発電機1の出力側でかつ主変圧器3の低圧側に設けた発電機負荷開閉器16の投入により発電機1を送電系統に並列させる低圧同期方式の発電プラントである。実施例3は、発電機1が送電系統と接続されている状態で、送電系統や開閉所14で電気事故が発生した時のみ発電機電圧制御装置13が制御モードを切替える様に、保護装置15から伝送される事故信号と主変圧器遮断器2の閉信号に瞬時動作,限時復帰タイマー17を設けた信号とのAND条件の成立を制御モードの切替条件としていた。一方、本実施例では、低圧同期方式のプラントにおいても発電機1が送電系統と接続されている状態で、送電系統や開閉所14で電気事故が発生した時のみ発電機電圧制御装置13の制御モードを切替える様に、実施例3の条件に発電機負荷開閉器16の閉信号を加え、3つの条件のAND条件の成立により発電機電圧制御装置13の制御モードを切替える。尚、図4は、主変圧器遮断器2の開閉状態を示す条件として、実施例3と同じ条件としたが、実施例2と同じ条件とすることも可能である。
図5は、本発明を採用した一実施例である発電プラントの発電機電圧制御システムの構成を示す。実施例1は、発電機電圧制御装置13が保護装置15から伝送される事故信号の入力により、界磁巻線11に発電機1の無負荷界磁電圧を発生させる様に制御するモードに切替えていた。一方、本実施例では、所内変圧器4一次側に設置した所内変圧器計器用変流器18、及び励磁電源変圧器8一次側に設けられた励磁電源変圧器計器用変流器19、及び発電機1出力側に設置した計器用変圧器12から得られる電気信号を発電機電圧制御装置13に取り込む点が相違する。発電機電圧制御装置13は、前記電気信号により所内負荷の消費電力及び励磁電源の消費電力を監視しており、保護装置15から事故信号が入力されると、前記の発電プラントの消費電力分の発電をするのに適切な界磁電圧を界磁巻線11に発生させる様に制御するモードに切替える。
尚、図5では、所内変圧器回路及び励磁電源変圧器回路の消費電力を計測する方法の一例として、所内変圧器4一次側,励磁電源変圧器8一次側に設けられた計器用変流器と、発電機1出力側に設けられた計器用変圧器12にて所内消費電力を監視する構成を記載したが、所内消費電力の計測方法として他の方法を適用することも可能である。また、保護装置15からの事故信号を発電機電圧制御装置13に取り込む構成としては、実施例2〜4の構成とすることも可能である。また、発電プラントの消費電力を発電するために適切な界磁電圧を界磁巻線11に発生させる制御モードに切替えた後、発電機電圧制御装置13の監視及び制御モードの再切替えの構成は、実施例1と同様である。
このように、本実施例では、送電系統や開閉所での電気事故発生時には、発電機電圧制御装置が、事故を検知する保護装置の事故検出信号を取り込み、事故検出信号入力時には、発電機の界磁巻線に、計測している所内消費電力を発電機が供給するのに対して適切な界磁電圧を発生させる制御に切替える構成を有することで、所内電源設備に過電圧を印加させることを防止し、発電機電圧の過渡変動を短時間で収束させ、安定した所内単独運転を継続することが可能となる。
1 発電機
2 主変圧器遮断器
3 主変圧器
4 所内変圧器
5 所内変圧器受電遮断器
6 所内高圧母線
7 所内負荷電動機
8 励磁電源変圧器
9 サイリスタ
10 界磁遮断器
11 界磁巻線
12 計器用変圧器、
13 発電機電圧制御装置
14 開閉所
15 保護装置
16 発電機負荷開閉器
17 瞬時動作,限時復帰タイマー
18 所内変圧器計器用変流器
19 励磁電源変圧器計器用変流器
20 比率差動継電器

Claims (6)

  1. 発電機と、前記発電機出力側に設けた主変圧器、前記主変圧器高圧側に接続される主変圧器遮断器及び開閉所を介して接続された送電系統、前記開閉所及び送電系統の状態を監視し電気事故を検知する保護装置と、
    前記発電機と前記主変圧器の間から分岐した回路に接続される所内変圧器、及び前記所内変圧器に接続される所内変圧器受電遮断器を介して接続される、発電プラントの運転に必要な所内負荷に電力を供給する所内高圧母線より構成される所内電源系統と、
    更に、前記発電機と前記主変圧器の間から分岐した回路に接続される励磁電源変圧器から供給される交流電力を直流電力に変換するサイリスタと、前記サイリスタ出力側に接続され、事故時に励磁回路を遮断する界磁遮断器と、
    前記サイリスタを制御することにより発電機界磁電流を制御する発電機電圧制御装置及び前記発電機電圧制御装置に前記発電機出力電圧信号を伝送する計器用変圧器を有する発電プラントの発電機電圧制御システムにおいて、
    発電機通常運転時には、発電機出力側に設けた計器用変圧器により前記発電機出力電圧を監視し、前記発電機の出力電圧が所定の電圧値となるように前記サイリスタを制御し、送電系統や開閉所での電気事故発生時には、前記開閉所及び送電系統の状態を監視し前記事故を検知する保護装置の事故検出信号に基づき、前記発電機電圧制御装置が前記発電機の界磁巻線に無負荷界磁電圧を発生させる制御に切替えることを特徴とする発電プラントの発電機電圧制御システム。
  2. 請求項1において、送電系統や開閉所での電気事故を検知する保護装置の前記事故検出信号と前記保護装置の動作により発電プラントと送電系統を切離す主変圧器遮断器が開放したことを示す信号のAND条件により、発電機の界磁巻線に無負荷界磁電圧を発生させる制御に切替える構成を有することを特徴とする発電プラントの発電機電圧制御システム。
  3. 請求項1において、送電系統や開閉所での電気事故を検知する保護装置の前記事故検出信号と主変圧器遮断器の閉信号に瞬時動作,限時復帰タイマーを設けた信号とのAND条件により、発電機の界磁巻線に無負荷界磁電圧を発生させる制御に切替える構成を有することを特徴とする高圧同期方式の発電プラントの発電機電圧制御システム。
  4. 請求項2,3において、送電系統や開閉所での電気事故を検知する保護装置の前記事故検出信号と主変圧器遮断器の開閉状態を示す前記信号(保護装置の事故検出信号によって開放した信号若しくは閉信号に瞬時動作、限時復帰タイマーを設けた信号)に加え、発電機負荷開閉器が閉状態を示す信号とのAND条件により、発電機の界磁巻線に無負荷界磁電圧を発生させる制御に切替える構成を有することを特徴とする低圧同期方式の発電プラントの発電機電圧制御システム。
  5. 発電機と、前記発電機出力側に設けた主変圧器、前記主変圧器高圧側に接続される主変圧器遮断器及び開閉所を介して接続された送電系統、前記開閉所及び送電系統の状態を監視し電気事故を検知する保護装置と、
    前記発電機と前記主変圧器の間から分岐した回路に接続される所内変圧器、及び前記所内変圧器に接続される所内変圧器受電遮断器を介して接続される、発電プラントの運転に必要な所内負荷に電力を供給する所内高圧母線より構成される所内電源系統と、
    更に、前記発電機と前記主変圧器の間から分岐した回路に接続される励磁電源変圧器から供給される交流電力を直流電力に変換するサイリスタと、前記サイリスタ出力側に接続され、事故時に励磁回路を遮断する界磁遮断器と、
    前記サイリスタを制御することにより発電機界磁電流を制御する発電機電圧制御装置及び前記発電機電圧制御装置に前記発電機出力電圧信号を伝送する計器用変圧器を有する発電プラントの発電機電圧制御システムにおいて、
    発電機通常運転時には、発電機出力側に設けた前記計器用変圧器により発電機出力電圧を監視し、前記発電機の出力電圧が所定の電圧値となるように前記サイリスタを制御し、前記所内負荷に電源を供給する前記所内変圧器回路、及び前記発電機の励磁電源を供給する前記励磁電源変圧器回路の消費電力を監視し、
    送電系統や開閉所での電気事故発生時には、前記発電機電圧制御装置が、前記開閉所及び送電系統の状態を監視し事故を検知する前記保護装置の事故検出信号を取り込み、前記事故検出信号入力時には、前記発電機の界磁巻線に、計測している所内消費電力を発電機が供給するのに対して適切な界磁電圧を発生させる制御に切替える構成を有することを特徴とする発電プラントの発電機電圧制御システム。
  6. 請求項1〜5において、送電系統での事故により、制御を切替えた後の発電プラントの発電機電圧制御装置は、発電機の出力電圧を監視し、その電圧が設定範囲を外れる時間が設定値以上になると、発電機電圧を設定値に維持する様、発電機出力電圧を監視し、制御する状態に切替える構成を有することを特徴とする発電プラントの発電機電圧制御システム。
JP2010216337A 2010-09-28 2010-09-28 発電プラントの発電機電圧制御システム Active JP5517865B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010216337A JP5517865B2 (ja) 2010-09-28 2010-09-28 発電プラントの発電機電圧制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010216337A JP5517865B2 (ja) 2010-09-28 2010-09-28 発電プラントの発電機電圧制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012075211A JP2012075211A (ja) 2012-04-12
JP5517865B2 true JP5517865B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=46170822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010216337A Active JP5517865B2 (ja) 2010-09-28 2010-09-28 発電プラントの発電機電圧制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5517865B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11187574A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Kobe Steel Ltd 発電所の力率制御装置
JP2003189699A (ja) * 2001-12-17 2003-07-04 Toshiba Corp 同期機の励磁制御装置
JP2005354753A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Hitachi Ltd 発電プラント
JP5030475B2 (ja) * 2006-05-30 2012-09-19 三菱電機株式会社 電力系統事故対応の系統安定化制御方式

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012075211A (ja) 2012-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012165638A (ja) 動的電圧回復システム及び方法
US20160248246A1 (en) Detecting faults in electricity grids
JP6554109B2 (ja) 配電系統用の電力系統接続点、電力系統接続点用の調整変圧器、及び電力系統接続点を操作するための方法
CN103189953A (zh) 故障电流保护开关
KR101073088B1 (ko) 발전 시스템 및 전력계통 안정화 장치의 성능 시험 방법
KR101758189B1 (ko) 고압용 방폭 소프트 스타터
JP2016226078A (ja) 電圧調整装置
US20080054831A1 (en) Current limiting DC motor starter circuit
JP5517865B2 (ja) 発電プラントの発電機電圧制御システム
EP2744100B1 (en) Systems and methods of transformer failure detection and control
CN110870154B (zh) 电力转换装置、电力系统以及电力系统的无效电力抑制方法
JP4660524B2 (ja) 発電プラントの所内電源設備
CN209896953U (zh) 大型三机无刷励磁发电机自动退励装置
CN110112771B (zh) 核电厂发电机励磁装置检测发电机运行状态的方法及装置
KR101257239B1 (ko) 가스절연개폐기의 전원공급장치
JP2009303339A (ja) 発電機励磁装置
JP2020068636A (ja) 電力供給システム、電力供給装置および電力供給方法
CN204013306U (zh) 一种发电机励磁调节装置及发电机系统
KR102064132B1 (ko) 여자 제어 시스템의 진단 장치
Pandya et al. Considerations for the Protection of Adjustable Speed Drive Installations
Anwar et al. Fault-Aware-Soft-Restart method for shipboard MVAC power system using inverter coupled energy storage system
KR101915620B1 (ko) 저압용 방폭 소프트 스타터
JP4062704B2 (ja) 自家発電補助発電機の制御方法および制御装置
CN219998141U (zh) 用于开关装置的供电电路和开关装置
KR20180106432A (ko) 돌입 전류 차단 기능 및 과부하 차단 기능을 갖는 순간정전 보상 장치 및 순간정전 보상 모듈

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120518

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5517865

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150