JP2016225915A - 画像処理方法及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テストチャートをスキャナで読み取って画像形成濃度ムラを補正する際に、読み取りムラの影響を受けないようにする。【解決手段】用紙上において第1出力方向の画像形成を第2出力方向に繰り返し、第1出力方向に一定濃度であって第2出力方向に異なる濃度になるように画像形成された2次元のテストチャートについて、第1出力方向と第2読み取り方向とを一致させるようにして読み取り部でテストチャートを読み取る第1読み取りを実行し、読み取られたテストチャートを180度回転させたうえで第1出力方向と第2読み取り方向とを一致させるようにして読み取り部で読み取る第2読み取りを実行する。相対的に180度回転させた状態にした第1読み取り結果と第2読み取り結果とを用いて第1出力方向でのテストチャートの画像形成濃度ムラを検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置の主走査方向の濃度ムラを精度良く検出して補正することが可能な画像処理方法及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置、すなわち、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、又は、これらの機能を有する複合機において、用紙上において第1出力方向の画像形成を、第1出力方向と直交する第2出力方向に繰り返すことで、2次元の画像形成を実行している。なお、ここで、第1出力方向は主走査方向と呼ばれ、第2出力方向は副走査方向と呼ばれている。
このような電子写真方式の画像形成装置では、画像データに応じて発光させるレーザビームを、回転するポリゴンミラーや、各種補正レンズを用いて、感光体上の主走査方向に照射している。また、主走査方向に多数の発光素子が配列されていて、感光体上の主走査方向に画像データに応じた光照射を行う画像形成装置も存在している。
ここで、上述したレーザビームを用いる電子写真方式の画像形成装置では、主走査方向の中央部に比べて主走査方向の端部では光源からの距離が遠くなるため、レーザビームの光量が端部で低下して、画像形成濃度が低下することがある。また、多数の発光素子を主走査方向に備えた電子写真方式の画像形成装置であっても、素子のばらつき等によって同様に、主走査方向に画像形成濃度ムラが発生する可能性がある。
また、電子写真方式の画像成形装置では、プロセス上の諸要因により、主走査方向に均一な印刷物を出力したとしても、主走査方向の画像形成濃度にムラが出来てしまうことがある。
このような画像形成濃度ムラを伴う現象を補正するのに、電子写真方式の画像形成装置では、主走査濃度バランス調整又は主走査濃度ムラ補正という機能が設けられている。
この主走査濃度バランス補正又は主走査濃度ムラ補正では、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを測定するため、主走査方向に一様な濃度を画像形成した補正用のテストチャートを測定する必要がある。
このテストチャートの測色に、測定器としての機能や精度を有する濃度計を用いることで正確な測定が可能であるが、作業が面倒になるという問題がある。そこで、複写機等の画像形成装置に備えられているスキャナを使用することで測定時間や作業の短縮を狙うことができる。
しかし、複写機本体に付属するスキャナを使用して画像形成濃度ムラを測定した場合、読み取り主走査方向には光源の光量ムラや読み取り素子のばらつきによる読み取り誤差、読み取り副走査方向にはヘッダ部分が副走査方向に移動することに起因する読み取り誤差が生じることがある。
特に、読み取り副走査方向については、読み取り光源とミラーを備えるヘッダが副走査方向に移動することで、原稿やスキャナ筺体と光源、光路折り返しミラー、読み取りセンサーとの位置関係が変化し、また、ヘッダ速度のムラや、ヘッダから読み取り素子までの光路長が変化することによって、読み取り誤差が生じる。
従って、画像形成装置の主走査方向濃度バランス調整を高精度に実行するためには、まず、スキャナ側の読み取り誤差を取り除いておくことが必要である。
なお、この種の画像形成装置の画像形成濃度ムラの検出と補正については、以下の特許文献に各種の工夫や提案がなされている。
特開2006−11285号公報 特開2010−134178号公報
以上の特許文献1では、両面画像形成を行う際の両面の位置合わせのために、表裏判定マークの付いたチャートを表裏で複数回に分けて読み取るようにしている。しかし、濃度バランス調整についての開示はなされていない。
また、以上の特許文献2では、スキャナを用いて画像形成濃度ムラを補正する際に、まず、予め校正された中間調チャートをスキャナで測定し、スキャナの読み取りムラを先に測定する。読み取った濃度と本来の濃度データを比較して、スキャナの読み取りムラを低減する。そして、その後に、スキャナを使用して画像成形装置の濃度ムラ補正を行う。この場合、スキャナの読み取りムラを低減するために、予め校正された中間調チャートを用意しなければならない問題がある。すなわち、予め校正された中間調チャートが存在しない場合には、画像形成濃度ムラの補正を実行することができない、という問題が存在する。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、テストチャートをスキャナで読み取ることで画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを補正する際に、スキャナに読み取りムラが存在しても、その読み取りムラの影響を受けることなく、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能な画像処理方法及び画像形成装置を実現することを目的とする。
上述した課題を解決する本発明の一態様は以下の通りである。
(1)本発明の一側面が反映された画像処理方法と画像形成装置とは、用紙上において第1出力方向の画像形成を前記第1出力方向と直交する第2出力方向に繰り返すことで2次元の画像形成を実行する画像形成部と、第1読み取り方向での画像の読み取りを、前記第1読み取り方向と直交する第2読み取り方向に繰り返して実行することで、載置された前記用紙に形成されている2次元の画像を読み取る読み取り部と、前記読み取り部で読み取られた前記画像の画像形成濃度ムラを検出する画像処理部と、を備えた画像形成装置における画像処理方法であって、用紙上において前記第1出力方向の画像形成を前記第2出力方向に繰り返して実行することで、前記第1出力方向に一定濃度であって前記第2出力方向に異なる濃度になるように画像形成された2次元のテストチャートについて、前記第1出力方向と前記第2読み取り方向とを一致させるようにして前記読み取り部で前記テストチャートを読み取る第1読み取りを実行し、読み取られた前記テストチャートを180度回転させたうえで前記第1出力方向と前記第2読み取り方向とを一致させるようにして前記読み取り部で読み取る第2読み取りを実行し、前記第1読み取りにおける第1読み取り結果と、前記第2読み取りにおける第2読み取り結果とについて、少なくとも一方を回転させることで相対的に180度回転させた状態にしたうえで前記第1読み取り結果と前記第2読み取り結果とを用いて、前記画像処理部で前記第1出力方向での前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する、ことを特徴とする。
(2)以上の(1)において、前記画像形成部は、前記テストチャートとして、画像形成に使用される色の単色について、前記色の複数の異なる濃度を含むパターンを複数組備えるように画像形成し、前記読み取り部は、前記第1読み取りと前記第2読み取りとにおいて、前記テストチャートの各単色の複数の異なる濃度を読み取る。
(3)以上の(1)〜(2)において、前記テストチャートは、前記第2出力方向における異なる濃度のパターンが、前記第1読み取りと前記第2読み取りとで同じ配列になるように構成される。
(4)以上の(1)〜(3)において、前記第1読み取り結果と前記第2読み取り結果とにおける、前記複数組の対応する色及び対応する濃度のパターンについて、前記テストチャートの画像形成時の第1出力方向における同位置の領域の読み取り結果を平均したうえで、前記第1出力方向での前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する。
(5)以上の(1)〜(4)において、予め基準原稿を用いて測定された前記読み取り部の反射率又は濃度についての読み取りムラに基づいて、前記読み取り部の読み取り面において前記テストチャートを読み取るべき位置を通知する。
(6)以上の(1)〜(5)において、予め基準原稿を用いて測定された前記読み取り部の反射率又は濃度についての読み取りムラに基づいた読み取りムラ補正係数を予め算出しておき、前記読み取りムラ補正係数を参照して、前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する。
(7)以上の(1)〜(5)において、予め基準原稿を用いて測定された前記読み取り部の反射率又は濃度についての読み取りムラに基づいた読み取りムラ補正係数を予め算出しておき、前記読み取りムラ補正係数と前記テストチャートの読み取り結果とから濃度対応読み取りムラ補正係数を求め、前記濃度対応読み取りムラ補正係数を参照して、前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する。
(8)以上の(7)において、前記濃度対応読み取りムラ補正係数は、前記基準原稿の濃度と前記テストチャートの読み取り結果とを比較し、前記基準原稿の濃度と前記テストチャートの読み取り結果が近い領域では、前記読み取りムラ補正係数の寄与を大きく設定し、前記基準原稿の濃度と前記テストチャートの読み取り結果が遠い領域では、前記読み取りムラ補正係数の寄与を小さく設定する。
(9)以上の(6)〜(8)において、所定の均一反射率又は均一濃度の基準原稿の前記読み取り部による読み取り結果を反射率又は濃度に変換し、前記基準原稿により本来測定されるべき反射率又は濃度と比較して比率を算出し、当該比率の逆数を用いて読み取りムラ補正係数を算出する。
(10)以上の(1)〜(9)において、画像形成用の画像データについて、検出された前記画像形成濃度ムラを解消するように、前記画像処理部において画像処理を実行して画像処理済み画像データを生成し、前記画像処理済み画像データを前記画像形成部に供給する。
以上のような本発明の一側面が反映された画像処理方法と画像形成装置では、以下のような効果が得られる。
(1)この発明では、用紙上において第1出力方向の画像形成を第1出力方向と直交する第2出力方向に繰り返して実行することで、第1出力方向に一定濃度であって第2出力方向に異なる濃度になるように画像形成された2次元のテストチャートについて、第1出力方向(画像形成主走査方向)と第2読み取り方向(読み取り副走査方向)とを一致させるようにして読み取り部でテストチャートを読み取る第1読み取りを実行し、読み取られたテストチャートを180度回転させたうえで第1出力方向(画像形成主走査方向)と第2読み取り方向(読み取り副走査方向)とを一致させるようにして読み取り部で読み取る第2読み取りを実行し、第1読み取りにおける第1読み取り結果と、第2読み取りにおける第2読み取り結果とについて、少なくとも一方を回転させることで相対的に180度回転させた状態にしたうえで第1読み取り結果と第2読み取り結果とを用いて、画像処理部で第1出力方向でのテストチャートの画像形成濃度ムラを検出する。
ここで、第1出力方向(画像形成主走査方向)と第2読み取り方向(読み取り副走査方向)とを一致させることで、テストチャートの第1出力方向(画像形成主走査方向)に一定濃度であるはずのパターンが読み取り部の同一の読み取り素子によって読み取られるため、第1出力方向(画像形成主走査方向)に一定濃度であるはずのテストチャートの画像形成濃度ムラが正確に検出される。
更に、テストチャートを180度回転させるようにして第1読み取りと第2読み取りとを実行し、第1読み取り結果と第2読み取り結果とについて、少なくとも一方を回転させることで相対的に180度回転させた状態にすることで画像形成主走査方向を揃えた状態にして、第1読み取り結果と第2読み取り結果とを用いて、テストチャートの第1出力方向の画像形成濃度ムラを検出することで、第2読み取り方向(読み取り副走査方向)に存在する読み取り部の読み取りムラの影響を受けることなく、第1出力方向(画像形成主走査方向)に一定濃度であるはずのテストチャートの画像形成濃度ムラが高精度に検出される。
すなわち、テストチャートをスキャナで読み取ることで画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを補正する際に、スキャナに読み取りムラが存在しても、その読み取りムラの影響を効果的に減殺することができ、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
(2)以上の(1)において、テストチャートとして、画像形成に使用される色の単色について、色の複数の異なる濃度を含むパターンを複数組備えるように画像形成し、第1読み取りと第2読み取りとのそれぞれにおいて、テストチャートの各単色の複数の異なる濃度を読み取ることで、スキャナに読み取りムラが存在しても、その読み取りムラについて読み取りの各色及び各濃度で補正することが出来るため、その読み取りムラの影響を受けることなく、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
(3)以上の(1)〜(2)において、テストチャートは、第2出力方向における異なる濃度のパターンが、第1読み取りと第2読み取りとで、読み取り主走査方向に対して同じ配列になるように構成されているため、スキャナに読み取りムラが存在しても、テストチャート内の、同一色、同一濃度のパターンをスキャナの略同じ読み取り領域で、相互にパターンを180度回転して読み取ることが出来る。この結果、その読み取りムラについて読み取りの各色及び各濃度で補正することが出来るため、その読み取りムラの影響を受けることなく、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
(4)以上の(1)〜(3)において、第1読み取り結果と第2読み取り結果とにおける、複数組の対応する色及び対応する濃度のパターンについて、テストチャートの画像形成時の第1出力方向における同位置の領域の読み取り結果を平均したうえで、第1出力方向でのテストチャートの画像形成濃度ムラを検出するため、スキャナに読み取りムラが存在しても、その読み取りムラについて補正することが出来るため、その読み取りムラの影響を受けることなく、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
(5)以上の(1)〜(4)において、予め測定された読み取り部の各読み取り位置での読み取りムラに基づいて、読み取り部の読み取り面においてテストチャートを読み取るべき位置を通知するため、スキャナに読み取りムラが存在しても、その読み取りムラの影響を小さくした状態で、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
(6)以上の(1)〜(5)において、予め基準原稿を用いて測定された読み取り部の反射率又は濃度についての読み取りムラに基づいた読み取りムラ補正係数を予め算出しておき、読み取りムラ補正係数を参照して、テストチャートの画像形成濃度ムラを検出するため、スキャナに読み取りムラが存在しても、その読み取りムラについて補正することが出来るため、その読み取りムラの影響を受けることなく、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
(7)以上の(1)〜(5)において、予め基準原稿を用いて測定された読み取り部の反射率又は濃度についての読み取りムラに基づいた読み取りムラ補正係数を予め算出しておき、読み取りムラ補正係数とテストチャートの読み取り結果とから濃度対応読み取りムラ補正係数を求め、濃度対応読み取りムラ補正係数を参照して、テストチャートの画像形成濃度ムラを検出するため、スキャナに読み取りムラが存在しても、その読み取りムラをテストチャートの濃度に応じて補正することが出来るため、その読み取りムラの影響を受けることなく、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
(8)以上の(7)において、濃度対応読み取りムラ補正係数は、基準原稿の濃度とテストチャートの読み取り結果とを比較し、基準原稿の濃度とテストチャートの読み取り結果が近い領域では、読み取りムラ補正係数の寄与を大きく設定し、基準原稿の濃度とテストチャートの読み取り結果が遠い領域では、読み取りムラ補正係数の寄与を小さく設定するため、スキャナに読み取りムラが存在しても、その読み取りムラをテストチャートの濃度に応じて補正することが出来るため、その読み取りムラの影響を受けることなく、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
(9)以上の(6)〜(8)において、所定の均一反射率又は均一濃度の基準原稿の読み取り部による読み取り結果を反射率又は濃度に変換し、基準原稿により本来測定されるべき反射率又は濃度と比較して比率を算出し、当該比率の逆数を用いて読み取りムラ補正係数を算出するため、スキャナに読み取りムラが存在しても、その読み取りムラについて計算により補正することが出来るため、その読み取りムラの影響を受けることなく、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
(10)以上の(1)〜(9)において、画像形成用の画像データについて、検出された画像形成濃度ムラを解消するように、画像処理部において画像処理を実行して画像処理済み画像データを生成し、画像処理済み画像データを画像形成部に供給するため、スキャナに読み取りムラが存在しても、その読み取りムラの影響を受けることなく、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出及び補正した状態で画像形成が可能になる。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のテストチャートを示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態のテストチャートを示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。ここでは、画像処理方法を実行する画像処理装置を含む画像形成装置100を参照して実施形態を詳細に説明する。
〔画像形成装置の構成〕
図1〜図4を参照して、本実施の形態に係る画像処理装置100の構成について説明する。
画像形成装置100は、制御部101と、通信部102と、操作表示部103と、記憶部104と、給紙部105と、搬送部110と、原稿読取部(以下、「読み取り部」と呼ぶ)120と、画像データ記憶部130と、画像処理部140と、画像形成部150と、定着部160と、を備えて構成されている。なお、画像形成装置100の前段に給紙装置が存在していても良い。同様に、画像形成装置100の後段に後処理装置が存在していても良い。
ここで、制御部101は、画像形成装置100内の各部を制御すると共に、画像形成システム全体を制御する。
通信部102は、図示されない各種の外部機器と通信する。操作表示部103は、操作者による操作入力に応じた操作入力信号を制御部101に通知すると共に、画像形成装置100の状態表示や報知や警告を行う。
記憶部104は、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に、制御プログラムのワークエリアとして使用される。給紙部105は、収容されている用紙を画像形成部150に向けて給紙する。
搬送部110は、給紙され画像形成される用紙を所定速度で搬送する。読み取り部120は、原稿をスキャンして画像データを生成する。なお、原稿としてテストチャートを読み取って、各種のムラ検出にも使用される。
画像データ記憶部130は、画像形成する際の画像データや各種データを記憶する。画像処理部140は、画像形成に必要な各種画像処理を実行する。
本実施形態では、読み取り部120で読み取られたテストチャートから画像形成濃度ムラを検出する。
画像形成部150は、画像形成命令と画像処理後の画像データとに基づいて、作像・転写・定着により印刷(以下、「画像形成」と言う)を実行する。定着部160は、用紙上に転写された画像を熱と圧力とにより安定させる。
なお、以上の画像形成部150は、用紙上において第1出力方向(画像形成主走査方向)の画像形成を前記第1出力方向と直交する第2出力方向(画像形成副走査方向)に繰り返すことで、2次元の画像形成を実行する。
ここで、図3は読み取り部120の外観構成を斜視図で示す説明図、図4は読み取り部120を側面方向から見た場合の内部機械構成を示す説明図である。
これら図3と図4に示すように、読み取り部120は、プラテンカバー121と、原稿が載置されるプラテンガラス122と、プラテンガラス122下側から原稿を照射する光源123と、原稿で反射した光(読み取り光)を導くミラー124a〜ミラー124c、読み取り光を光学的に処理する結像光学系125と、読み取り素子126と、を備えて構成されている。ここで、光源123は、読み取り主走査方向に長手方向を有する棒状の光源であり、キセノンランプや、導光体や拡散板で光を分散されたLEDやLEDアレイ、等で構成される。
ここで、読み取り部120では、光源123により原稿の原稿面(プラテンガラス122に接する面)が照射される。原稿面で反射した反射光がミラー124a,124b,124cを介して結像光学系125を介して、光電変換手段である読み取り素子126の受光面に像を結ぶ。
この図3において、原稿がプラテンガラス122上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場合には、読み取り光学系の走査ユニットU1とU2とがプラテンガラス122に沿って読み取り副走査方向に走査しつつ、原稿の画像の読み取りを行う。
すなわち、読み取り部120は、第1読み取り方向(読み取り主走査方向)での画像の読み取りを、前記第1読み取り方向と直交する第2読み取り方向(読み取り副走査方向)に繰り返して実行することで、載置された用紙に形成されている2次元の画像を読み取って、画像データを生成する。
なお、以上の画像形成装置100内の各機能、各構成要素や接続配置は一例であって、これらに限定されるものではない。
〔第1実施形態の動作〕
以下、図5のフローチャート、図6以降の状態説明図を用いて、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラ補正について第1実施形態の動作説明を行う。
この画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラ補正を実行するため、制御部101は、記憶部104からテストチャートを生成するための情報を参照し、画像形成に使用される色(例えば、YMCKなど)のそれぞれ単色について、主走査方向に一定濃度であって副走査方向に異なる濃度になる基本パターンであって、この基本パターンを複数組備えるテストチャートを、画像形成部150により画像形成するように指示を与える(図5中のステップS101)。
このテストチャートとして、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラ補正という観点から、画像形成部150で画像形成可能な最大サイズの用紙、あるいはそれに準ずる用紙、例えば、A3サイズの用紙を使用する。この場合、用紙の短手方向が画像形成主走査方向、用紙の長手方向が画像形成副走査方向になる。なお、前述の最大サイズの用紙が利用できない場合、画像形成主走査方向の印字幅が出来るだけ大きく設定できる用紙サイズを選択することも可能である。たとえばA4サイズの用紙を利用する場合、用紙の長手方向が画像形成主走査方向、用紙の短手方向が画像形成副走査方向となるように構成し、後述の帯の本数や太さを、用紙内に収まるよう、構成しても良い。
そして、このテストチャートとして、例えば、KCMYの1次色(単色)の画像形成主走査方向の4本の帯を、1次色の階調を4段階(たとえば100%,75%,50%,25%)に変化させて構成し、これに白帯(YMCK全階調値が0%)を加えた、合計17本の帯を用紙の半分(画像形成副走査方向前半)に形成し、同様の合計17本の帯+末尾を示す黒帯の合計18本の帯を用紙の他の半分(画像形成副走査方向後半)に形成するようにする。ここで、末尾の黒帯は、チャートの読み取り画像から、測定チャートの位置を特定するために用いるマーカである。本実施例では、全18本の帯の一端をK100%の測定用帯とすることで、マーカとしての黒帯の機能を兼ねるよう構成しているから、マーカとしての黒帯の追加は1本となっている。このように構成することで、後述の2回の読み取り各々の中に、マーカとしての黒帯が二本含まれるようになるから、各々の帯の抽出処理が容易になる。マーカの構成はこの実施例に限られるものではなく、矩形の小マークとする等、適宜修正されても良い。
なお、図6には、このテストチャートとして、例えば、KCMYの1次色(単色)の画像形成主走査方向の4本の帯を、3階調(100%,66%,33%)+白帯とした合計13本の帯を用紙の半分(画像形成副走査方向の前半)に形成し、同様の合計13本の帯+末尾を示す黒帯の合計14本の帯を用紙の他の半分(画像形成副走査方向の後半)に形成した様子を、模式的に示している。
なお、図6においては、テストチャートの画像形成副走査方向先端側に、テストチャートの天地(画像形成時の搬送方向)の識別のための、三角形のマークが付された状態を示している。
また、ここでは、テストチャートとして(画像形成色×複数階調+白帯)の基本パターンを2組備える具体例を示しているが、以上の基本パターンを4組(2組+2組)又は6組(3組+3組)備えるようにしても良い。なお、後述するテストチャートの読み取りに鑑みて、以上の基本パターンを偶数組備えていれば良い。
そして、制御部101は、第1読み取りのためにテストチャートをプラテンガラス122に載置する際の、テストチャートの向きと載置場所とを、操作表示部103に表示させる(図5中のステップS102)。
図7は、第1読み取りのためにプラテンガラス122上にテストチャートを載置した様子である。実際にはチャートパターンが読み取り可能となるよう、チャートパターンは下側に伏せて置かれるため視認できないが、説明を容易にするため、透過したイメージを模式的に示している。なお、第1読み取りのための、テストチャートの向きと載置場所を指示する操作表示部103における表示については、プラテンガラス122の位置とテストチャートの位置との関係として、この図7に近い表示を行うことが望ましい。
また前述のように、チャートをプラテンガラス上に置いた状態では測定用チャートパターンは見えないから、配置状態を容易に確認できるよう、テストチャートの裏面に、チャート位置決め用のマーク(たとえば、図6に示されている三角形のマーク)や、操作方法の説明図、説明文を適宜印刷するようにしてもかまわない。その際、特に薄い用紙を用いる場合に、裏写りの影響を避けるために、測定用の各帯の裏面を避けるように印刷されることが望ましい。
ここで、テストチャートの帯パターンの方向でもある画像形成主走査方向と、読み取り部120の読み取り副走査方向とを一致させるようにしている。なお、読み取り部120の最大の読み取りサイズと、画像形成部150の最大の画像形成サイズとが共にA3サイズである場合に、画像形成主走査方向と読み取り副走査方向とを一致させるようにしたことで、テストチャートの全領域を一度に読み取ることができなくなっている。そこで、第1読み取りとして、テストチャートの画像形成副走査方向の前半部分を読み取ることにする。
なお、読み取り部120の各読み取り位置で、反射率又は濃度についての読み取りムラを、画像処理部140で画像処理することで予め測定しておく。図9は、高反射率又は低濃度、例えば白色基準原稿を読み取り部120で読み取って得た信号値の一例を示している。ここでは、8ビットの255を読み取り信号値の最大値としており、読み取り主走査方向の両端部、読み取り副走査方向の始端部、読み取り副走査方向の後半部、で読み取り信号値が低下していることが分かる。そこで、このような読み取り信号値が低下する領域や、読み取り信号値の変化が大きい領域を避けて、読み取り信号値の変化が小さい領域や、読み取り信号値の変化が小さく、かつ変化が平坦な領域を使用してテストチャートを読み取るように、制御部101がテストチャートの載置場所を操作表示部103に表示させる(図5中のステップS102)。なお、読み取り部120の各読み取り位置における読み取りムラが問題にならない場合には、制御部101は、予め定められた位置(例えば、プラテンガラス122上の中央付近の位置)をテストチャートの載置場所として操作表示部103に表示させる(図5中のステップS102)。また、画像処理部140は、図9のような読み取りムラを測定した際に、この読み取りムラを補正する読み取りムラ補正係数についても予め算出しておく。
そして、このような操作表示部103の表示に従って、オペレータがテストチャートをプラテンガラス122上に載置しプラテンカバー121を閉じる(図5中のステップS103)。
テストチャートがプラテンガラス122上に載置されてプラテンカバー121が閉じられると、制御部101の指示を受けた読み取り部120はテストチャートの第1読み取りを実行する(図5中のステップS104)。この第1読み取りにより得られた第1読み取り結果は、画像データ記憶部130に記憶される。
以上のようにして第1読み取りが完了した時点で、制御部101は、第2読み取りのためにテストチャートをプラテンガラス122に載置する際の、テストチャートの向きと載置場所とを、操作表示部103に表示させる(図5中のステップS105)。この場合、第2読み取りにおけるテストチャートの向きとして、第1読み取りにおけるテストチャートを180度回転させた状態とする。
図8は、第2読み取りのためにプラテンガラス122上にテストチャートを載置した様子を模式的に示している。なお、第2読み取りのための、テストチャートの向きと載置場所を指示する操作表示部103における表示については、プラテンガラス122の位置とテストチャートの位置との関係として、この図8に近い表示を行うことが望ましい。
ここでは、上述した第1読み取りで読み取られたテストチャートを180度回転させたうえで、テストチャートの帯パターンの方向でもある画像形成主走査方向と、読み取り部120の読み取り副走査方向とを一致させるようにしている。また、この第2読み取りとしては、テストチャートの画像形成副走査方向の後半部分、すなわち、第1読み取りで読み取られなかった領域を読み取ることにする。
また、この第2読み取りにおいても、読み取り信号値の変化が小さい領域や、読み取り信号値の変化が小さく、かつ変化が平坦な領域を使用してテストチャートを読み取るように、制御部101がテストチャートの載置場所を操作表示部103に表示させる(図5中のステップS105)。なお、読み取り部120の各読み取り位置における読み取りムラが問題にならない場合には、制御部101は、予め定められた位置(例えば、プラテンガラス122上の中央付近の位置)をテストチャートの載置場所として操作表示部103に表示させる(図5中のステップS105)。
このような操作表示部103の表示に従って、オペレータがテストチャートを180度回転させてからプラテンガラス122上に載置しプラテンカバー121を閉じる(図5中のステップS106)。
テストチャートがプラテンガラス122上に載置されてプラテンカバー121が閉じられると、制御部101の指示を受けた読み取り部120はテストチャートの第2読み取りを実行する(図5中のステップS107)。この第2読み取りにより得られた第2読み取り結果は、画像データ記憶部130に記憶される。
ここで、制御部101からの指示を受けた画像処理部140は、第2読み取り結果の画像データを180度回転させる(図5中のステップS108)。なお、実際には、第1読み取り結果と第2読み取り結果とについて、少なくとも一方を回転させることで相対的に180度回転させた状態にすれば良い。これにより、第1読み取り結果と第2読み取り結果とで、画像形成時における画像データの画像形成主走査方向及び画像形成副走査方向が一致した状態になる。
また、画像処理部140は、第1読み取り結果と第2読み取り結果とで、各色・各濃度の帯パターンを画像形成主走査方向に等間隔で複数に分割して、各々を測定パッチとする(図5中のステップS109)。なお、画像形成濃度ムラの検出に必要な分解能(解像度)で測定パッチの大きさを定め、上記分割数は、帯パターンの画像形成主走査方向の長さを、前記、測定パッチの大きさで除して定めればよい。
そして、画像処理部140は、以上の第1読み取り結果と第2読み取り結果とにおいて、各色・各濃度の画像形成主走査方向各位置の測定パッチそれぞれについて、RGB値を取得する。各測定パッチには、その領域の大きさに応じた複数の画素が含まれているから、各々の画素値を平均してパッチのRGB値とする。その際、各々のパッチ領域の境界位置の画像情報には、隣接する帯の画像情報が影響を及ぼしている可能性があるため、平均値算出に用いる画素は、各測定パッチ領域から、前後の帯に隣接する領域を除いた画素の平均値を算出するようにしても良い。
そして、画像処理部140は、同色・同濃度であって画像形成主走査方向が同じ位置の第1読み取り結果と第2読み取り結果の測定パッチのRGB値同士を平均して、RGB平均値を算出する(図5中のステップS110)。
この演算によって、画像形成副走査方向の前半に形成された測定チャートと、画像形成副走査方向の後半に形成された測定チャートの、各々対応する測定パッチが、読み取り副走査方向の異なる箇所で読み取られ、平均化されることになる。このことによって、読み取り濃度ムラを軽減することが可能となり、画像形成濃度ムラの測定精度が向上する。特に、読み取り副走査方向の読み取りには、スキャナのヘッダ部が移動しながらスキャンすることに伴う、線形的な読み取り濃度ムラが発生することが多く、このような読み取り濃度ムラを効果的に減殺し、測定精度を向上することができる。
また、画像処理部140は、以上の各測定パッチのRGB平均値を濃度値に変換する。なお、RGB値から濃度値への変換は既知の各種の手法を用いることができる。たとえば測定チャートのRGB値と、校正された濃度計等の測定機で測定した濃度値をもとに、RGB値を濃度値に変換するLUTをあらかじめ作成しておけばよい。
以上のようにして各測定パッチの濃度値を求めた場合、画像形成主走査方向に並んだ測定パッチの主走査方向濃度平均値を求め、その主走査方向濃度平均値と各測定パッチの濃度値との差分から画像形成濃度ムラ補正値を算出する。
なお、測定パッチの濃度値が主走査方向濃度平均値より大であれば濃度値を小さくする画像形成濃度ムラ補正値、測定パッチの濃度値が主走査方向濃度平均値より小であれば濃度値を大きくする画像形成濃度ムラ補正値、を算出する。このような処理を、全ての画像形成主走査方向に並んだ測定パッチで実行し、各色の各濃度における画像形成濃度ムラを補正する画像形成濃度ムラ補正値として算出する(図5中のステップS111)。
また、測定パッチの濃度値と主走査方向濃度平均値との差から画像形成濃度ムラ補正値を算出する際に、読み取り部120の読み取りムラ(図9参照)の影響を加味して、より高精度な画像形成濃度ムラ補正値を算出することも可能である。この読み取りムラの影響を加味することについては、以下の第3実施形態において説明する。
そして、制御部101は、このように算出した画像形成濃度ムラ補正値を、記憶部104等に記憶させておく。画像形成時には、制御部101の指示により記憶部104から画像形成濃度ムラ補正値が読み出され、画像処理部140で画像処理される際に、画像形成濃度ムラ補正値による補正が実行される(図5中のステップS112)。
すなわち、画像形成用の画像データについて、検出された画像形成濃度ムラを解消するように、画像形成濃度ムラ補正値を用いて画像処理部140において画像処理を実行して画像処理済み画像データを生成し、画像処理済み画像データを画像形成部150に供給する。このため、読み取り部120の副走査方向に読み取りムラが存在しても、その読み取りムラの影響を効果的に減殺することができ、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出及び補正した状態で画像形成が可能になる。
以上説明してきたように、この第1実施形態によると、テストチャートの画像形成主走査方向と、読み取り部120の読み取り副走査方向とを一致させることで、テストチャートの画像形成主走査方向に一定濃度であるはずのパターンが読み取り部の同一の読み取り素子によって読み取られるため、画像形成主走査方向に一定濃度であるはずのテストチャートの画像形成濃度ムラが正確に検出される。更に、テストチャートを180度回転させるようにして第1読み取りと第2読み取りとを実行し、第1読み取り結果と第2読み取り結果とについて、少なくとも一方を回転させることで相対的に180度回転させた状態にすることで画像形成主走査方向を揃えた状態にして、第1読み取り結果と第2読み取り結果とを用いて、テストチャートの第1出力方向の画像形成濃度ムラを検出することで、読み取り副走査方向に存在する読み取り部120の読み取りムラの影響を受けることなく、画像形成主走査方向に一定濃度であるはずのテストチャートの画像形成濃度ムラが高精度に検出される。すなわち、テストチャートを読み取り部120で読み取ることで画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを補正する際に、読み取り部120に読み取りムラが存在しても、その読み取りムラの影響を効果的に減殺することができ、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
また、この実施形態では、読み取り部120の読み取りムラの影響を受けること無く、画像形成濃度ムラを検出できるため、画像形成ムラ検出時や補正時に、高精度な濃度計などを用意せずに、画像形成装置100に付属する読み取り部120を使用することが可能になる。また、この実施形態では、読み取り部120の読み取りムラの影響を受けること無く、画像形成濃度ムラを検出できるため、予め構成された中間調チャートなどを用意する必要もなくなる。
〔第2実施形態の動作〕
以下、図10〜図12の説明図を参照して第2実施形態の動作説明を行う。なお、この第2実施形態において、図10は第1実施形態の図6に対応し、図11〜図12は第1実施形態の図7〜図8に対応する。
また、この第2実施形態において、第1実施形態と共通する部分についての重複した説明は省略し、相違点を中心にして説明を行う。この第2実施形態では、テストチャートに形成するパターンが以上の第1実施形態とは異なっている。そして、図5に示した処理手順は第1実施形態と同じである。
ここで、図10において、テストチャートとして、KCMYの1次色(単色)の画像形成主走査方向の4本の帯を、3階調(100%,66%,33%)、合計12本の帯を基本パターンとして用紙の半分(画像形成副走査方向の前半)に形成する。
また、用紙の画像形成副走査方向の中央には、画像形成主走査方向の白帯を形成する。そして、以上の用紙の半分(画像形成副走査方向の前半)における合計12本の基本パターンと、用紙の画像形成副走査方向の中央の画像形成主走査方向の白帯を挟んで線対称になるように、用紙の他の半分(画像形成副走査方向の後半)においても合計12本の基本パターンを形成する。
なお、図10においては、テストチャートの画像形成副走査方向先端側に、テストチャートの天地(画像形成時の搬送方向)の識別のための、三角形のマークが付された状態を示している。
また、ここでは、テストチャートとして(画像形成色×複数階調)の基本パターンを2組備える具体例を示しているが、以上の基本パターンを4組(2組+2組)又は6組(3組+3組)備えるようにしても良い。なお、後述するテストチャートの読み取りに鑑みて、以上の基本パターンを偶数組備えていれば良い。更に、画像形成色数や階調数についても一例であり、各種の変更が可能である。
図11は、第1読み取りのためにプラテンガラス122上にテストチャートを載置した様子を模式的に示している。なお、第1読み取りのための、テストチャートの向きと載置場所を指示する操作表示部103における表示については、プラテンガラス122の位置とテストチャートの位置との関係として、この図11に近い表示を行うことが望ましい。
ここで、テストチャートの帯パターンの方向でもある画像形成主走査方向と、読み取り部120の読み取り副走査方向とを一致させるようにしている。また、第1読み取りとして、テストチャートの画像形成副走査方向の前半部分が読み取られる。
図12は、第2読み取りのためにプラテンガラス122上にテストチャートを載置した様子を模式的に示している。なお、第2読み取りのための、テストチャートの向きと載置場所を指示する操作表示部103における表示については、プラテンガラス122の位置とテストチャートの位置との関係として、この図12に近い表示を行うことが望ましい。
ここでは、上述した第1読み取りで読み取られたテストチャートを180度回転させたうえで、テストチャートの帯パターンの方向でもある画像形成主走査方向と、読み取り部120の読み取り副走査方向とを一致させるようにしている。また、この第2読み取りとしては、テストチャートの画像形成副走査方向の後半部分、すなわち、第1読み取りで読み取られなかった領域が読み取られる。
そして、処理手順は第1実施形態と同じであるため重複した説明を省略するが、この第2実施形態によると、第1実施形態の場合と同様に、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
また、この第2実施形態では、テストチャートの副走査方向前半と副走査方向後半に形成されたパターンが副走査方向中央で線対称なため、第1読み取りと第2読み取りの同じ色や同じ濃度のパターンを、読み取り部120の同一の、あるいは近い位置の読み取り素子で読み取ることになるため、2回の読み取りにおける読み取り素子の個体差の影響が小さくなる利点がある。
なお、図10で示されたテストチャートの構成は線対象の特徴が維持される限り、適宜調整されても良い。たとえば、画像形成副走査方向の中央に配置した1本の白帯を2本とし、この2本の白帯の間に、図6で説明した黒帯を配置するように構成すると、2回の読み取り、各々で、帯位置の特定に用いるマーカが各々2か所となるため、チャート読み取り後の、測定パッチ抽出が容易となる。
〔第3実施形態の動作〕
この第3実施形態として、読み取り部120の読み取りで発生する読み取りムラの対策について説明する。
まず、制御部101の指示を受けた読み取り部120は、所定の白色度の白色基準原稿、又は、プラテンカバー121の裏側白色面なお、反射率が一様な原稿を読み取って、読み取り信号値を生成する。
この場合、図9に示すように、読み取り主走査方向の両端部や、読み取り副走査方向の始端部、読み取り副走査方向の後半部、において読み取り信号値が低下していることが分かる。特に、読み取り副走査方向の後半部の読み取り信号値の低下が大きな割合を占めているが、読み取り光学系の走査ユニットの移動によって生じる可能性がある。
そこで、制御部101から指示を受けた画像処理部140は、全ての位置における読み取り信号値を平均した読み取り信号平均値を算出し、各位置における読み取り信号値と読み取り信号平均値との差から、各位置における読み取りムラ補正係数を算出する。
なお、この読み取りムラの測定と読み取りムラ補正係数の算出とは、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラ補正とは別に予め実行しておく。すなわち、算出された読み取りムラ補正係数は記憶部104等に記憶しておき、必要時に使用することが望ましい。
そして、図5ステップS111において画像処理部140で、測定パッチの濃度値から画像形成濃度ムラ補正値を算出する際に、まず、以上の読み取りムラ補正係数を用いて、各測定パッチの濃度値を補正しておく。そして、画像処理部140は、補正された各測定パッチの濃度値から主走査方向濃度平均値を算出し、補正された各測定パッチの濃度値と主走査方向濃度平均値とから画像形成濃度ムラ補正値を算出する。
これにより、読み取り部120に読み取りムラが存在しても、その読み取りムラについて補正することが出来るため、その読み取りムラの影響を効果的に減殺することができ、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
なお、読み取り部120の読み取りムラを測定した際に白色基準原稿を用いた場合、白色基準原稿は高反射率、すなわち低濃度の測定において発生した読み取りムラである。よって、読み取りムラ補正係数を取得した環境に近い測定パッチ、例えば、低濃度の測定パッチに対しては、読み取りムラ補正係数を大きく作用させる。また、読み取りムラ補正係数を取得した環境に近くない測定パッチ、例えば、高濃度の測定パッチに対しては、読み取りムラ補正係数を小さく作用させる。
一方、読み取り部120の読み取りムラを測定した際に、反射率50%のグレー基準原稿を用いた場合には、このグレー基準原稿の濃度に近い測定パッチに対して読み取りムラ補正係数を大きく作用させ、読み取りムラ補正係数を取得した環境に近くない濃度(高濃度や低濃度)の測定パッチに対しては読み取りムラ補正係数を小さく作用させることが望ましい。
更に、読み取り部120の読み取りムラを測定した際に、高濃度基準原稿を用いた場合には、この高濃度基準原稿の濃度に近い測定パッチに対して読み取りムラ補正係数を大きく作用させ、読み取りムラ補正係数を取得した環境に近くない濃度(低濃度)の測定パッチに対しては読み取りムラ補正係数を小さく作用させることが望ましい。
例えば、この場合、所定の均一反射率又は均一濃度の基準原稿の読み取り部120による読み取り結果を反射率又は濃度に変換し、基準原稿により本来測定されるべき反射率又は濃度と比較して、反射率の場合は比率、濃度の場合は差分を算出し、反射率の場合は当該比率の逆数、濃度の場合は当該差分の負値、を用いて読み取りムラ補正係数を算出する。
このように、基準原稿を用いて読み取りムラ補正係数を取得した際の基準原稿濃度に配慮して、濃度対応読み取りムラ補正係数とすることで、読み取り部120に読み取りムラが存在しても、その読み取りムラをテストチャートの濃度に応じて補正することが出来るため、その読み取りムラの影響を効果的に減殺することができ、画像形成主走査方向の画像形成濃度ムラを高精度に検出することが可能になる。
また、以上の読み取りムラ補正係数を用いた測定パッチへの補正として、図9の周辺部のような読み取りムラが一定値以上の場合に補正をするようにして、図9の中央部のような読み取りムラが一定値未満の場合に補正をしないようにする、といった手法も可能である。この場合、計算量が減少するため、処理の高速化が可能になる。
〔その他の実施形態〕
以上の実施形態では、検出された画像形成濃度ムラを解消するように画像形成濃度ムラ補正値を算出して画像処理を実行しているが、これに限定されるものではない。
例えば、高精度に検出された画像形成濃度ムラを参照して、製造段階の最終検査として、画像形成装置100の良否判定を行うことも可能である。
また、画像形成装置100の使用中の定期的な検査において、高精度に検出された画像形成濃度ムラが一定値を超える場合には、画像形成部150の異常と制御部101が判断して、画像形成装置100の動作を停止させるように制御しても良い。
100 画像形成装置
120 読み取り部
140 画像処理部
150 画像形成部

Claims (20)

  1. 用紙上において第1出力方向の画像形成を前記第1出力方向と直交する第2出力方向に繰り返すことで2次元の画像形成を実行する画像形成部と、
    第1読み取り方向での画像の読み取りを、前記第1読み取り方向と直交する第2読み取り方向に繰り返して実行することで、載置された前記用紙に形成されている2次元の画像を読み取る読み取り部と、
    前記読み取り部で読み取られた前記画像の画像形成濃度ムラを検出する画像処理部と、
    を備えた画像形成装置における画像処理方法であって、
    用紙上において前記第1出力方向の画像形成を前記第2出力方向に繰り返して実行することで、前記第1出力方向に一定濃度であって前記第2出力方向に異なる濃度になるように画像形成された2次元のテストチャートについて、
    前記第1出力方向と前記第2読み取り方向とを一致させるようにして前記読み取り部で前記テストチャートを読み取る第1読み取りを実行し、
    読み取られた前記テストチャートを180度回転させたうえで前記第1出力方向と前記第2読み取り方向とを一致させるようにして前記読み取り部で読み取る第2読み取りを実行し、
    前記第1読み取りにおける第1読み取り結果と、前記第2読み取りにおける第2読み取り結果とについて、少なくとも一方を回転させることで相対的に180度回転させた状態にしたうえで前記第1読み取り結果と前記第2読み取り結果とを用いて、前記画像処理部で前記第1出力方向での前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記画像形成部は、前記テストチャートとして、画像形成に使用される色の単色について、前記色の複数の異なる濃度を含むパターンを複数組備えるように画像形成し、
    前記読み取り部は、前記第1読み取りと前記第2読み取りとにおいて、前記テストチャートの各単色の複数の異なる濃度を読み取る、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 前記テストチャートは、前記第2出力方向における異なる濃度のパターンが、前記第1読み取りと前記第2読み取りとで同じ配列になるように構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  4. 前記第1読み取り結果と前記第2読み取り結果とにおける、前記複数組の対応する色及び対応する濃度のパターンについて、前記テストチャートの画像形成時の第1出力方向における同位置の領域の読み取り結果を平均したうえで、前記第1出力方向での前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  5. 予め基準原稿を用いて測定された前記読み取り部の反射率又は濃度についての読み取りムラに基づいて、前記読み取り部の読み取り面において前記テストチャートを読み取るべき位置を通知する通知ステップを有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  6. 予め基準原稿を用いて測定された前記読み取り部の反射率又は濃度についての読み取りムラに基づいた読み取りムラ補正係数を予め算出しておき、
    前記読み取りムラ補正係数を参照して、前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  7. 予め基準原稿を用いて測定された前記読み取り部の反射率又は濃度についての読み取りムラに基づいた読み取りムラ補正係数を予め算出しておき、
    前記読み取りムラ補正係数と前記テストチャートの読み取り結果とから濃度対応読み取りムラ補正係数を求め、
    前記濃度対応読み取りムラ補正係数を参照して、前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  8. 前記濃度対応読み取りムラ補正係数は、
    前記基準原稿の濃度と前記テストチャートの読み取り結果とを比較し、
    前記基準原稿の濃度と前記テストチャートの読み取り結果が近い領域では、前記読み取りムラ補正係数の寄与を大きく設定し、
    前記基準原稿の濃度と前記テストチャートの読み取り結果が遠い領域では、前記読み取りムラ補正係数の寄与を小さく設定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 所定の均一反射率又は均一濃度の基準原稿の前記読み取り部による読み取り結果を反射率又は濃度に変換し、
    前記基準原稿により本来測定されるべき反射率又は濃度と比較して比率を算出し、
    当該比率の逆数を用いて読み取りムラ補正係数を算出する、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  10. 前記画像形成濃度ムラを解消する画像形成濃度ムラ補正値を算出し、
    画像形成用の画像データについて、前記画像形成濃度ムラ補正値を適用して前記画像形成濃度ムラを解消するように、前記画像処理部において画像処理を実行して画像処理済み画像データを生成し、
    前記画像処理済み画像データを前記画像形成部に供給する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  11. 用紙上において第1出力方向の画像形成を前記第1出力方向と直交する第2出力方向に繰り返すことで2次元の画像形成を実行する画像形成部と、
    第1読み取り方向での画像の読み取りを、前記第1読み取り方向と直交する第2読み取り方向に繰り返して実行することで、載置された前記用紙に形成されている2次元の画像を読み取る読み取り部と、
    前記読み取り部で読み取られた前記画像の画像形成濃度ムラを検出する画像処理部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記画像形成部は、用紙上において前記第1出力方向の画像形成を前記第2出力方向に繰り返して実行することで、前記第1出力方向に一定濃度であって前記第2出力方向に異なる濃度になるように画像形成された2次元のテストチャートを出力し、
    前記読み取り部は、
    前記第1出力方向と前記第2読み取り方向とを一致させるようにして前記テストチャートを読み取る第1読み取りを実行し、
    読み取られた前記テストチャートを180度回転させ、前記第1出力方向と前記第2読み取り方向とを一致させるようにして読み取る第2読み取りを実行し、
    前記画像処理部は、
    前記第1読み取りにおける第1読み取り結果と、前記第2読み取りにおける第2読み取り結果とについて、少なくとも一方を回転させることで相対的に180度回転させた状態にしたうえで、前記第1読み取り結果と前記第2読み取り結果とを用いて、前記第1出力方向での前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記画像形成部は、前記テストチャートとして、画像形成に使用される色の単色について、前記色の複数の異なる濃度を含むパターンを複数組備えるように画像形成し、
    前記読み取り部は、前記テストチャートの各単色の複数の異なる濃度を読み取る、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記画像形成部は、前記第2出力方向における異なる濃度のパターンが、前記第1読み取りと前記第2読み取りとで同じ配列になるように、前記テストチャートを画像形成する、
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像処理部は、前記第1読み取り結果と前記第2読み取り結果とにおける、前記複数組の対応する色及び対応する濃度のパターンについて、前記テストチャートの画像形成時の第1出力方向における同位置の領域の読み取り結果を平均したうえで、前記第1出力方向での前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する、
    を有することを特徴とする請求項11乃至請求項13記載の画像形成装置。
  15. 前記読み取り部は、各読み取り位置で基準原稿を用いて予め測定された反射率又は濃度についての読み取りムラに基づいて、当該読み取り部の読み取り面において前記テストチャートを読み取るべき位置を通知する、
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 前記画像処理部は、
    予め基準原稿を用いて測定された前記読み取り部の反射率又は濃度についての読み取りムラに基づいた読み取りムラ補正係数を予め算出しておき、
    前記読み取りムラ補正係数を参照して、前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する、
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  17. 前記画像処理部は、
    予め基準原稿を用いて測定された前記読み取り部の反射率又は濃度についての読み取りムラに基づいた読み取りムラ補正係数を予め算出しておき、
    前記読み取りムラ補正係数と前記テストチャートの読み取り結果とから濃度対応読み取りムラ補正係数を求め、
    前記濃度対応読み取りムラ補正係数を参照して、前記テストチャートの画像形成濃度ムラを検出する、
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  18. 前記濃度対応読み取りムラ補正係数は、
    前記基準原稿の濃度と前記テストチャートの読み取り結果とを比較し、
    前記基準原稿の濃度と前記テストチャートの読み取り結果が近い領域では、前記読み取りムラ補正係数の寄与を大きく設定し、
    前記基準原稿の濃度と前記テストチャートの読み取り結果が遠い領域では、前記読み取りムラ補正係数の寄与を小さく設定する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記画像処理部は、
    所定の均一反射率又は均一濃度の基準原稿の前記読み取り部による読み取り結果を反射率又は濃度に変換し、
    前記基準原稿により本来測定されるべき反射率又は濃度と比較して比率を算出し、
    当該比率の逆数を用いて読み取りムラ補正係数を算出する、
    ことを特徴とする請求項16乃至請求項18のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  20. 前記画像処理部は、
    前記画像形成濃度ムラを解消する画像形成濃度ムラ補正値を算出し、
    画像形成用の画像データについて、前記画像形成濃度ムラ補正値を適用して前記画像形成濃度ムラを解消するように画像処理を実行して画像処理済み画像データを生成し、
    前記画像処理済み画像データを前記画像形成部に供給する、
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項19のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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