JP2016225898A - インターホン装置、インターホンシステム及びサーバ装置 - Google Patents

インターホン装置、インターホンシステム及びサーバ装置 Download PDF

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志帆 赤澤
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彰之 由良
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Abstract

【課題】来訪者の正当性確認の確実性を高めることのできるインターホン装置を提供する。【解決手段】インターホン子機において、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と、インターホン親機において、前記読取部により読み取られた所有者関連情報を表示部に表示させる表示制御部とを備えてインターホン装置を構成する。【選択図】図5

Description

本発明は、インターホン装置、インターホンシステム及びサーバ装置に関する。
住宅用のインターホンは、玄関に備えられる子機と室内に備えられる親機とを備え、子機と親機とで通話を行うことができる。このようなインターホンは、例えば住宅室内の居住者が玄関を開けることなく来訪者と会話をすることで来訪者を確認できるため、防犯面で有効である。
現在においては、防犯機能を高めるために、子機により来訪者を撮像して親機側で撮像された画像をモニタできるようにされたインターホンが広く普及している。このようなモニタ機能を有するインターホンとして、子機が備えるカメラの撮像視野角度を親機側で可変できるようにして来訪者の顔を確実に確認できるようにされたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−82491号公報
以前から、宅配業者、電気検針員、公務員などを装って住宅を訪問する詐欺、強盗などの犯罪が発生している。特に、近年においては女性の一人暮らしや高齢者だけの世帯などが増えている状況にあり、かつ、犯罪の手口も巧妙化している。
しかし、現状のインターホンでは、会話による人物の雰囲気や、モニタ画像で見ることのできる来訪者の服装などから居住者自身が、来訪者の正当性を判断することしかできない。即ち、現状のインターホンでは来訪者の正当性を確実に確認することが難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、インターホン装置による来訪者の正当性確認の確実性を高めることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、インターホン子機において、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と、インターホン親機において、前記読取部により読み取られた所有者関連情報を表示部に表示させる表示制御部とを備えるインターホン装置である。
本発明の一態様は、上記のインターホン装置であって、前記表示制御部は、前記インターホン子機が備える撮像部により撮像された画像とともに、前記読取部により読み取られた所有者関連情報に含まれる所有者の画像を前記表示部に表示してもよい。
本発明の一態様は、上記のインターホン装置であって、前記読取部により読み取られた所有者関連情報を含む来訪者履歴情報を来訪者履歴情報記憶部に記憶させる履歴管理部をさらに備えてもよい。
本発明の一態様は、インターホン子機において、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と、サーバ装置において、登録者が所有する記憶媒体に記憶されるのと同じ所有者関連情報を記憶する登録者テーブル記憶部から、前記読取部によって記憶媒体から読み取られた所定の情報に対応する所有者関連情報を取得する所有者関連情報取得部と、インターホン親機において、前記所有者関連情報取得部によって読み取られた所有者関連情報を、表示部に表示させる表示制御部とを備えるインターホンシステムである。
本発明の一態様は、上記のインターホンシステムであって、前記表示制御部は、前記インターホン子機が備える撮像部により撮像された画像とともに、前記サーバ装置により取得された所有者関連情報に含まれる所有者の画像を前記表示部に表示してもよい。
本発明の一態様は、上記のインターホンシステムであって、前記読取部により記憶媒体から読み取った所有者関連情報を含む来訪者履歴情報を来訪者履歴情報記憶部に記憶させる履歴管理部をさらに備えてもよい。
本発明の一態様は、インターホン子機において、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と、インターホン親機において、登録者が所有する記憶媒体に記憶されるのと同じ所有者関連情報を記憶する登録者テーブル記憶部からサーバ装置が取得した、前記読取部によって読み取られた所定の情報に対応する所有者関連情報を、表示部に表示させる表示制御部とを備えるインターホン装置である。
本発明の一態様は、登録者が所有する記憶媒体に記憶されるのと同じ所有者関連情報を記憶する登録者テーブル記憶部から、インターホン子機における読取部によって記憶媒体から読み取られた所定の情報に対応する所有者関連情報を取得する所有者関連情報取得部と、前記所有者関連情報取得部により取得された所有者関連情報を、インターホン親機における表示部において表示されるように送信する情報送信制御部とを備えるサーバ装置である。
本発明の一態様は、インターホン子機において、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と、前記インターホン子機において、来訪者を撮像するように設けられる撮像部と、サーバ装置において、登録者が所有する記憶媒体に前記所有者関連情報として記憶される所有者証明画像を少なくとも記憶する登録者テーブル記憶部から、前記読取部によって記憶媒体から読み取られた所定の情報に対応する所有者証明画像を取得する所有者関連情報取得部と、前記サーバ装置において、前記撮像部によって撮像された画像と、前記所有者関連情報取得部によって取得された所有者証明画像とを比較した結果に基づいて、来訪者の正当性を判定する正当性判定部と、インターホン親機において、前記正当性判定部による判定結果を出力する判定結果出力部とを備えるインターホンシステムである。
本発明の一態様は、上記のインターホンシステムであって、前記読取部により記憶媒体から読み取った所有者関連情報を含む来訪者履歴情報を来訪者履歴情報記憶部に記憶させる履歴管理部をさらに備えてもよい。
本発明の一態様は、インターホン子機において、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と、インターホン子機において、来訪者を撮像するように設けられる撮像部と、インターホン親機において、来訪者の正当性についての判定結果を出力する判定結果出力部とを備え、来訪者の正当性についての判定は、前記撮像部によって撮像された画像と所有者証明画像とを比較した結果に基づいてサーバ装置において行われ、前記所有者証明画像は、登録者が所有する記憶媒体に記憶される所有者証明画像を少なくとも記憶する登録者テーブル記憶部から、前記読取部によって記憶媒体から読み取られた所定の情報に対応するものとして前記サーバ装置によって取得されるインターホン装置である。
本発明の一態様は、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と来訪者を撮像するように設けられる撮像部とを備えるインターホン子機と、インターホン親機とを備えるインターホン装置と接続されるサーバ装置であって、登録者が所有する記憶媒体に前記所有者関連情報として記憶される所有者証明画像を少なくとも記憶する登録者テーブル記憶部から、インターホン子機の読取部によって記憶媒体から読み取られた所定の情報に対応する所有者証明画像を取得する所有者関連情報取得部と、前記サーバ装置において、前記撮像部によって撮像された画像と、前記所有者関連情報取得部によって取得された所有者証明画像とを比較した結果に基づいて、来訪者の正当性を判定し、判定結果が前記インターホン親機にて出力されるように制御する正当性判定部とを備えるサーバ装置である。
本発明の一態様は、上記のサーバ装置であって、前記記憶媒体には、当該記憶媒体が正当なものであることを証明する正当性確認情報がさらに記憶されており、前記読取部によって記憶媒体から読み取られた正当性確認情報に基づいて、前記記憶媒体が正当であるか否かについて判定する記憶媒体正当性判定部をさらに備えてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、インターホン装置による来訪者の正当性確認の確実性が高められるという効果が得られる。
第1実施形態におけるインターホンシステムの全体構成例を示す図である。 第1実施形態における個人証明カードが記憶する所有者関連情報の内容例を示す図である。 第1実施形態におけるインターホン親機の表示部に表示されるモニタ画像の位置例を示す図である。 第1実施形態におけるインターホン装置の構成例を示す図である。 第1実施形態におけるインターホン親機とインターホン子機とが実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるインターホンシステムの全体構成例を示す図である。 第2実施形態における登録者テーブルの構造例を示す図である。 第2実施形態におけるインターホン親機と警備サーバとの構成例を示す図である。 第2実施形態におけるインターホン親機とインターホン子機と警備サーバとが実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるインターホン親機と警備サーバの構成例を示す図である。 第3実施形態におけるインターホン親機とインターホン子機と警備サーバとが実行する処理手順例を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
[インターホンシステムの全体構成例]
図1は、本実施形態におけるインターホンシステムの全体的な構成例を示している。本実施形態におけるインターホンシステムは、住宅1に設置されるインターホン装置10を備える。本実施形態において、住宅1は、戸建てあってもよいしマンションの一室であってもよい。
本実施形態のインターホン装置10は、インターホン親機100とインターホン子機200とを備える。インターホン親機100は、住宅1の室内における所定の場所に設置され、インターホン子機200は、住宅1の玄関における所定の場所に設置される。
インターホン親機100とインターホン子機200とは有線または無線によって通信が可能なように接続される。
インターホン親機100の本体には、マイクロフォン104、スピーカ105、表示部106、通話ボタン107a、終了ボタン107b及び解錠ボタン107cが備えられる。
マイクロフォン104は、住宅1の室内に居る居住者の通話音声を収音して音声信号を出力する。マイクロフォン104から出力された音声信号は、インターホン子機200に送信され、インターホン子機200のスピーカ207から出力される。
スピーカ105は、呼出音などの電子音や、インターホン子機200から送信された来訪者の通話音声を音として出力する。
表示部106は、インターホン子機200により撮像された来訪者の顔の画像を含むモニタ画像などを表示する。
通話ボタン107aは、住宅1の室内に居る居住者が、インターホン親機100を使用して、インターホン子機200の側に居る来訪者と通話を開始するときに操作するボタンである。
終了ボタン107bは、居住者が来訪者との通話を終了させるときに操作するボタンである。
解錠ボタン107cは、住宅1の玄関のドアのドア錠400を解錠するときに操作するボタンである。ドア錠400は、例えば電子錠として構成されており、遠隔操作による解錠、施錠が可能である。
また、インターホン子機200の本体には、呼出ボタン203、カードリーダ204、カメラ205、マイクロフォン206及びスピーカ207が備えられる。
呼出ボタン203は、来訪者が住宅1の室内の居住者を呼び出すために操作するボタンである。
カードリーダ204は、例えば非接触型通信により、通信距離内の個人証明カード300に記憶された情報を読み出す。個人証明カード300は、来訪者が所有しているカードであって、来訪者自身を証明する内容が記憶されたカード型の記憶媒体である。
カメラ205は、インターホン子機200の前に立つ来訪者の顔を撮像するように設けられる。
マイクロフォン206は、来訪者の通話音声を収音して音声信号を出力する。マイクロフォン206から出力された音声信号は、インターホン親機100に送信され、インターホン親機100のスピーカ105から出力される。
スピーカ207は、インターホン親機100から送信された居住者の通話音声を音として出力する。
[インターホンシステムの使用例]
図1を再度参照し、本実施形態のインターホンシステムの使用例について説明する。住宅1の玄関にまで赴いた来訪者は、住宅1の室内の居住者を呼び出すために、インターホン子機200の呼出ボタン203を操作する。
呼出ボタン203が操作されると、インターホン親機100のスピーカ105から呼出音が出力される。また、呼出ボタン203が操作されると、カメラ205による来訪者の撮像が開始される。カメラ205による撮像が開始されることに応じて、インターホン親機100の表示部106においては、カメラ205により撮像された来訪者の画像(モニタ画像)が表示される。
つまり、インターホン子機200において呼出ボタン203が操作されると、インターホン親機100においては、呼出音の出力と、モニタ画像の表示とが開始される。なお、モニタ画像の表示については、居住者によるインターホン親機100に対する所定操作に応じて表示が行われるようにしてもよい。
呼出音を聞いた居住者は、インターホン親機100にまで赴いて、表示部106においてモニタ画像として表示されている来訪者の顔を確認する。
ここで、モニタ画像にて表示されている来訪者の顔が居住者の知人であったり顔見知りであったりするなどして、特に不審な点のないことが確認できた場合には、居住者は、通話ボタン107aを操作する。
通話ボタン107aが操作されることによって、インターホン親機100側の居住者と、インターホン子機200側の来訪者との通話が可能な通話モードとなる。つまり、インターホン親機100のマイクロフォン104により収音された音声がインターホン子機200のスピーカ207から出力され、インターホン子機200のマイクロフォン206により収音された音声がインターホン親機100のスピーカ105から出力される状態となる。
そして、居住者は、来訪者と会話して例えば用件を確認し、会話が終了したら終了ボタン107bを操作する。終了ボタン107bの操作に応じて、通話モードが終了される。また、インターホン子機200でのカメラ205による撮像も終了されるので、これまで表示部106に表示されていたモニタ画像の表示も停止される。
そのうえで、居住者は、来訪者の用件を確認したところ、来訪者と会う必要がある場合には、玄関のドア錠400を解錠して、来訪者と会う。この際、居住者は、例えばインターホン親機100の解錠ボタン107cを操作して、ドア錠400を解錠することができる。
一方、モニタ画像にて表示されている来訪者が例えば見知らぬ販売員のような者であって対応の必要がない場合、あるいは来訪者が明らかに不審であるような場合には、居住者は、通話ボタン107aを操作することなく、そのまま放置してよい。この場合、インターホン親機100においては、呼出音が出力されてから一定時間を経過すると、インターホン子機200でのカメラ205による撮像が終了され、表示部106に表示されていたモニタ画像の表示が停止される。
また、例えば来訪者が宅配業者である場合などのように、顔見知りではないが来訪者と面会の必要があるような場合には、面会の前に防犯上から来訪者が正当な者であるかどうかを確認する必要がある。そこで、居住者は、まず、通話ボタン107aを操作して、来訪者と通話を行い、例えば来訪者に身分や用件を口頭で伝えてもらう。ここでの身分とは、例えば来訪者が宅配業者を名乗った場合には、所属の宅配業者の名称などとなる。あるいは、例えば来訪者が役所、警察署、消防署などに所属する公務員であることを名乗った場合には、所属の役所、署の名称などとなる。
この場合、居住者は、来訪者に対して、来訪者が所有する個人証明カード300に記憶されている情報をインターホン子機200のカードリーダ204により読み込ませるように指示する。来訪者は、指示に応じて、自分が所有する個人証明カード300をカードリーダ204にかざし、個人証明カード300に記憶されている情報を読み込ませる。
ここで、図2を参照して、個人証明カード300に記憶される情報(所有者関連情報)の内容例について説明する。同図に示されるように、個人証明カード300においては、個人ID、氏名、住所、所属情報及び顔画像データが記憶される。
個人IDは、対応の個人証明カード300の所有者である個人を特定する識別子である。なお、個人証明カード300は、個人ごとに与えられるものであることから、個人IDは、個人証明カード300ごとに固有である。
氏名は、対応の個人証明カード300の所有者である個人の氏名である。
住所は、対応の個人証明カード300の所有者である個人の住所である。
なお、例えば氏名と住所については、住民票に登録されているのと同じ内容が記憶される。
所属情報は、対応の個人証明カード300の所有者である個人がどの団体に所属するのかを示す情報である。ここでの団体とは、企業、法人、学校などである。具体的に、例えば個人証明カード300の所有者が、宅配業者としての企業に所属している(宅配業者としての企業の従業員である)場合には、所属情報には、宅配業者の企業名が含まれる。この場合において、所属情報には、宅配業者の企業名に加えて、さらに営業所名などが含まれてもよい。
顔画像データは、対応の個人証明カード300の所有者である個人の顔を撮像した画像データである。また、顔画像データについては、人の顔の経年変化などを考慮して、有効期限が設定されるようにしてもよい。この場合、例えば有効期限を超過した顔画像データについては、本実施形態における来訪者の正当性確認にあたり無効である(正当性がない)として扱うようにすることができる。
また、個人情報保護の観点からは、個人証明カード300に記憶される情報のうちで、個人の氏名、住所などではなく、所属情報などの他の情報を来訪者の正当性確認に使用することが好ましい。
なお、本実施形態の個人証明カード300は、例えば公的機関が所定の制度などのもとで国民や地域住民などに向けて発行するようなものであってもよい。あるいは、個人証明カード300は、宅配業の企業などが従業員に携帯させるために発行するようなものであってもよい。
本実施形態において、インターホン子機200のカードリーダ204(読取部の一例)は、個人証明カード300から、図2に示した個人ID、氏名、住所、所属情報及び顔画像データの情報を含む所有者関連情報を読み込む。インターホン子機200は、カードリーダ204により読み込まれた所有者関連情報をインターホン親機100に送信する。
インターホン親機100はインターホン子機200から送信された所有者関連情報を受信する。このとき、インターホン親機100の表示部106には、インターホン子機200のカメラ205により撮像して得られた来訪者の撮像画像がモニタ画像として表示されている。
インターホン親機100は、インターホン子機200から所有者関連情報を受信すると、来訪者の撮像画像とともに、受信された所有者関連情報を、さらにモニタ画像に含めるようにして表示する。
図3は、表示部106において、来訪者の撮像画像と所有者関連情報とが表示されたモニタ画像の一例を示している。
同図のモニタ画像においては、撮像画像エリアAr1、カード顔画像エリアAr2、氏名エリアAr3及び所属情報エリアAr4が配置されている。
撮像画像エリアAr1には、インターホン子機200のカメラ205により撮像された来訪者の撮像画像が表示される。
カード顔画像エリアAr2には、インターホン子機200から受信した所有者関連情報に含まれる顔画像データの画像が表示される。
氏名エリアAr3には、インターホン子機200から受信した所有者関連情報に含まれる氏名が表示される。
所属情報エリアAr4には、インターホン子機200から受信した所有者関連情報に含まれる所属情報が表示される。
なお、同図のモニタ画像においては、図2において示されていた住所についての表示は行われていない。即ち、モニタ画像においては、所有者関連情報における全ての情報が表示されなくともよい。なお、同図のモニタ画像に対して、さらに所有者関連情報における住所についても表示が行われるようにしてもよい。
まず、居住者は、同図のモニタ画像により、撮像画像エリアAr1に表示される来訪者の撮像画像における顔と、カード顔画像エリアAr2に表示される顔画像とが一致しているかどうかを確認することで、来訪者が、自分の個人証明カード300をカードリーダ204に読み込ませたか否かを確認できる。
また、居住者は、同図のモニタ画像により、来訪者から通話越しに聞いた所属と、所属情報エリアAr4に表示される所属とが一致しているかどうかを確認することができる。
また、居住者は、同図のモニタ画像により、来訪者から通話越しに聞いた氏名と氏名エリアAr3に表示される氏名とが一致しているかどうかを確認することができる。
そして、居住者の確認の結果、画像の顔、所属、氏名がそれぞれ一致していれば、居住者は不審者ではないと判断することができる。この場合、居住者は、続けて来訪者と通話などを行って対応すればよい。
これに対して、画像の顔、所属、氏名のうちのいずれかが一致していないようであれば、来訪者は、例えば不正なかたちで入手したり改竄を行ったりした個人証明カード300を利用して居住者と接触しようとする不審者である可能性が高い。この場合、居住者は、例えば不審者であるとして追い払うように対応したり、警備会社や警察機関に不審者が現れたことを通報するように対応することができる。
このように、本実施形態のインターホンシステムにおいては、来訪者に個人証明カード300に記憶された所有者関連情報をインターホン子機200のカードリーダ204に読み込ませてもらうようにしている。そして、読み込まれた所有者関連情報が、インターホン親機100にて表示されるようにしている。
このように、来訪者が所有していた個人証明カード300から読み込ませた所有者関連情報がインターホン親機100にて表示されるようにすることで、居住者は、例えば来訪者について、不審者であるかどうかを的確に判断できることになる。つまり、本実施形態によっては、インターホン装置による来訪者の正当性確認の確実性を高めることができる。
また、本実施形態におけるインターホン親機100は、インターホン子機200から所有者関連情報を受信したことに応じて、受信された所有者関連情報を含む来訪者履歴情報を記憶する。
来訪者履歴情報は、図示は省略するが、例えば来訪者が来訪した来訪日時にインターホン子機200から受信した所有者関連情報を対応付けた構造を有する。来訪日時については、対応の来訪者が住宅1に来訪していたときに対応する或る特定の日時が設定されればよい。一例として、来訪日時は、例えばインターホン子機200にて行われた呼出ボタン203の操作に応じた呼出通知がインターホン親機100にて受信されたときの日時であればよい。
また、例えば通話が行われた場合、来訪者履歴情報には通話を録音した音声データが含められてもよい。
このように来訪者履歴情報が記憶されることで、不審者が訪問したような場合には、不審者の情報が残ることになる。これにより、例えば居住者が警察機関に不審者の訪問を通報したような場合、インターホン親機100に記憶されていた来訪者履歴情報を、警察機関が不審者を特定するにあたっての有効な証拠として利用することができる。
[インターホン装置の構成例]
図4を参照して、本実施形態におけるインターホン装置(インターホン親機100、インターホン子機200)の構成例について説明する。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付している。
まず、インターホン親機100の構成から説明する。インターホン親機100は、インターホン通信部101、制御部102、記憶部103、マイクロフォン104、スピーカ105、表示部106及び操作部107を備える。
インターホン通信部101は、インターホン子機200と通信を行う。インターホン子機200との通信は、有線であってもよいし無線であってもよい。
制御部102は、インターホン親機100における各種制御を実行する。制御部102としての機能は、インターホン親機100が備えるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することによって実現される。
本実施形態における制御部102は、機能部として、通話制御部121、表示制御部122、履歴管理部123及び解錠制御部124を備える。
通話制御部121は、インターホン子機200との間での通話に関する制御を実行する。具体的に、通話制御部121は、マイクロフォン104により収音して得られた音声信号をインターホン子機200に送信することで、居住者の話す声がインターホン子機200にて音声として出力されるようにする。
また、通話制御部121は、インターホン子機200から送信された音声信号をスピーカ105から出力させる制御を行う。これにより、居住者は、来訪者の話す声をスピーカ105から聞くことができる。
表示制御部122は、表示部106に画像を表示するための制御を行う。具体的に、表示制御部122は、インターホン子機200から送信された来訪者の撮像画像がインターホン親機100にて受信されると、受信された来訪者の撮像画像の画像信号を表示部106に表示させる。
また、表示制御部122は、カードリーダ204により読み取られた所有者関連情報を表示部106に表示させる。つまり、インターホン子機200のカードリーダ204により読み取られた所有者関連情報は、インターホン子機200からインターホン親機100に送信される。インターホン親機100にて所有者関連情報が受信されると、表示制御部122は、図3にて例示したように、来訪者の撮像画像とともに、受信された所有者関連情報における顔画像データ、住所、所属情報などを表示部106に表示させる。
履歴管理部123は、記憶部103に記憶される来訪者履歴情報を管理する。前述のように、インターホン子機200のカードリーダ204により読み取られた所有者関連情報は、インターホン子機200からインターホン親機100に送信され、表示部106にて表示される。履歴管理部123は、インターホン親機100にて所有者関連情報が受信されると、例えば前述のように来訪日時と受信された所有者関連情報とを含む来訪者履歴情報を、記憶部103の来訪者履歴情報記憶部131に記憶させる。
解錠制御部124は、ドア錠400の解錠を制御する。つまり、解錠制御部124は、解錠ボタン107c(図1)が操作されることに応じて、ドア錠400が解錠された状態となるように制御する。また、解錠制御部124は、例えば操作や所定のトリガに応じて、解錠状態のドア錠400を施錠するように制御してもよい。
記憶部103は、制御部102が利用する各種の情報を記憶する。例えばインターホン親機100におけるCPUが実行するプログラムのデータは記憶部103が記憶する。
本実施形態の記憶部103は、来訪者履歴情報記憶部131を備える。来訪者履歴情報記憶部131は、履歴管理部123の制御に応じて来訪者履歴情報を記憶する。
マイクロフォン104は、図1に示したように、居住者の音声を収音するためにインターホン親機100の本体に設けられる。マイクロフォン104により収音された音声の音声信号は、前述のように、通話制御部121によってインターホン子機200に送信され、音声として出力される。
スピーカ105は、例えば通話制御部121の制御に応じて、呼出音などの電子音の出力、インターホン子機200から受信した来訪者の通話音声の出力などを行う。
表示部106は、表示制御部122の制御に応じて画像を表示する。
操作部107は、インターホン親機100において備えられる操作子などを一括して示す。図1との対応では、操作部107は、例えば通話ボタン107a、終了ボタン107b及び解錠ボタン107cなどを含む。
続いて、インターホン子機200について説明する。インターホン子機200は、インターホン通信部201、制御部202、呼出ボタン203、カードリーダ204、カメラ205、マイクロフォン206及びスピーカ207を備える。
インターホン通信部201は、インターホン親機100と通信を行う。
制御部202は、インターホン子機200における各種制御を実行する。制御部202としての機能は、インターホン子機200が備えるCPUがプログラムを実行することによって実現される。
本実施形態における制御部202は、機能部として、通話制御部221、カメラ制御部222及び送受信制御部223を備える。
通話制御部221は、インターホン親機100との間での通話に関する制御を実行する。具体的に、通話制御部221は、マイクロフォン104により収音して得られた音声信号をインターホン親機100に送信することで、来訪者の話す声がインターホン子機200にて音声として出力されるようにする。
また、通話制御部221は、インターホン親機100から送信された音声信号をスピーカ207から出力させる制御を行う。これにより、来訪者は、居住者の話す声をスピーカ207から聞くことができる。
カメラ制御部222は、カメラ205の撮像動作を制御する。カメラ205による撮像の開始、終了は、カメラ制御部222によって制御される。
送受信制御部223は、各種情報の送受信に関する制御を実行する。例えば、送受信制御部223は、カードリーダ204により読み取られた所有者関連情報をインターホン親機100に送信する。
また、送受信制御部223は、カメラ205により撮像して得られた撮像画像の画像信号をインターホン親機100に送信する。
また、送受信制御部223は、インターホン親機100から送信される通話開始通知や通話終了通知などを受信する。
呼出ボタン203は、図1に示したようにインターホン子機200の本体に備えられ、来訪者が居住者を呼び出す際に操作が行われるボタンである。送受信制御部223は、呼出ボタン203が操作されると、呼び出しが行われたことを通知する呼出通知をインターホン親機100に送信する。
カードリーダ204は、個人証明カード300に記憶されている所有者関連情報を読み取る部位である。カードリーダ204と個人証明カード300との通信方式は、非接触式であっても接触式であってもよいが、本実施形態では非接触式である場合を例に挙げる。
カメラ205は、図1に示したように、来訪者を撮像するようにインターホン子機200に設けられる撮像部である。
マイクロフォン206は、図1に示したように、来訪者の話す声を収音できるようにインターホン子機200に設けられる。
スピーカ207は、図1に示したように、居住者の話す声が来訪者に聞こえるようにインターホン子機200に設けられる。
[処理手順例]
図5のフローチャートを参照して、本実施形態におけるインターホン親機100とインターホン子機200とが実行する処理手順例について説明する。
まず、インターホン子機200の処理について説明する。インターホン子機200において、通話制御部221は、呼出操作が行われるのを待機する(ステップS101−NO)。ここでの呼出操作とは、呼出ボタン203に対する操作である。
呼出操作が行われると(ステップS101−YES)、送受信制御部223は、呼出通知をインターホン親機100に送信する(ステップS102)。
また、呼出操作が行われたことに応じて、カメラ制御部222はカメラ205による撮像を開始させる。そこで、送受信制御部223は、カメラ205による撮像の開始に応じて得られる撮像画像のインターホン親機100への送信を開始する(ステップS103)。
次に、送受信制御部223は、例えばステップS102による呼出通知の送信を行ってから一定時間内に、インターホン親機100からの通話開始通知が受信されるのを待機する(ステップS104)。通話開始通知は、インターホン親機100において通話ボタン107aが操作されたことに応じてインターホン親機100から送信される通知であって、通話の開始の許可を通知する情報である。
一定時間内に通話開始通知が受信された場合(ステップS104−YES)、通話制御部221は、通話に関する制御を開始する(ステップS105)。つまり、通話制御部221は、ステップS105以降において、インターホン親機100から受信した音声をスピーカ207から出力させ、マイクロフォン206により収音して得られた音声信号がインターホン親機100に送信されるように制御を行う。
また、通話制御が開始された後において、送受信制御部223は、個人証明カード300に記憶された所有者関連情報の読み取りがカードリーダ204によって行われたか否かについて判定を行う(ステップS106)。ステップS106の処理は、例えば後述のステップS107にて通話終了通知の受信されたことが判定されるまで、一定時間ごとに行われる。
所有者関連情報の読み取りがカードリーダ204によって行われた場合(ステップS106−YES)、送受信制御部223は、カードリーダ204によって読み取られた所有者関連情報を、インターホン親機100に送信する(ステップS107)。
通話開始通知が受信されずに一定時間を経過したことが判定された場合(ステップS104−NO)、またはステップS107による所有者関連情報の送信が完了した場合、通話制御部221は、インターホン親機100からの通話終了通知が受信されたか否かについて判定する(ステップS108)。
通話終了通知は、インターホン親機100において終了ボタン107bが操作されたことに応じてインターホン親機100から送信される通知であって、通話の終了を通知する情報である。
通話終了通知が受信されないことが判定された場合(ステップS108−NO)、通話制御部221は、ステップS106に処理を戻す。これにより、通話終了通知が受信されるまでは、インターホン親機100とインターホン子機200との間での通話が可能な状態が維持される。また、通話が可能な状態のもとで、カードリーダ204による個人証明カード300からの所有者関連情報の読み取りが行われた場合には、所有者関連情報のインターホン親機100への送信が行われる。
なお、個人証明カード300からの所有者関連情報の読み取りと、読み取った所有者関連情報のインターホン親機100への送信は、1回の通話に対応して1回行われればよい。
このため、例えば個人証明カード300からの所有者関連情報の読み取りが行われた後においても通話が継続されている状態のもとでは、2回目以降のカードリーダ204による所有者関連情報の読み取りが無効となるようにされてもよい。
所有者関連情報の読み取りの無効化にあたっては、例えばカードリーダ204による情報の読み取りが行われないように制御してもよいし、送受信制御部223が、カードリーダ204により読み込まれた所有者関連情報を入力しないようにしてもよい。
一方、通話終了通知が受信された場合(ステップS108−YES)、通話制御部221はステップS105により開始した通話制御を終了する(ステップS109)。
また、一定時間内に通話開始通知が受信されなかった場合(ステップS104−NO)、または、上記のステップS109により通話制御が終了された後において、以下の処理が行われる。
つまり、送受信制御部223は、これまでの撮像画像のインターホン親機100への送信を終了させる(ステップS110)。カメラ制御部222は、ステップS109による撮像画像のインターホン親機100への送信の終了に伴い、カメラ205による撮像を終了させる。
次に、インターホン親機100の処理について説明する。インターホン子機200がステップS102により送信した呼出通知がインターホン親機100にて受信されると、通話制御部121は、スピーカ105から呼出音を出力させる(ステップS201)。
また、インターホン子機200からは、呼出通知に続けて、カメラ205により撮像して得られた撮像画像が送信されてくる。そこで、表示制御部122は、受信された撮像画像を含むモニタ画像が表示部106にて表示されるように制御を開始する(ステップS202)。
呼出通知の受信に応じて呼出音の出力とモニタ画像の表示を開始させた状態のもとで、通話制御部121は、例えば呼出通知が受信されたタイミングから一定時間以内に通話開始操作が行われるのを待機する(ステップS203)。ここでの通話開始操作とは、通話ボタン107aに対する操作である。
一定時間内に通話開始操作が行われた場合(ステップS203−YES)、通話制御部121は、通話開始通知をインターホン子機200に送信する(ステップS204)。
また、通話制御部121は、通話制御を開始する(ステップS205)。つまり、通話制御部121は、ステップS205以降において、インターホン子機200から受信した音声をスピーカ105から出力させ、マイクロフォン104により収音して得られた音声信号がインターホン子機200に送信されるように制御を行う。
通話制御が開始されて以降、表示制御部122は、インターホン子機200にて個人証明カード300から読み取られた所有者関連情報が受信されるのを待機している(ステップS206)。
ステップS206の判定処理は、例えば後述のステップS208にて通話終了操作の行われたことが判定されるまでにおいて一定時間ごとに行われる。なお、ステップS206において、一旦、所有者関連情報が受信されたことが判定されたのであれば、その後において通話が終了するまでの間は、ステップS206の処理を実行することなく、ステップS208により通話終了となるのを待機すればよい。
所有者関連情報の受信されたことが判定された場合(ステップS206−YES)、表示制御部122は、受信された所有者関連情報をモニタ画像に含めるようにして表示させる(ステップS207)。これにより、表示部106において表示されるモニタ画像は、例えばカメラ205による撮像画像のみが表示されていた状態から、図3に例示したように、撮像画像と所有者関連情報(顔画像データ、氏名、所属情報)とが表示された状態となる。
所有者関連情報が受信されなかった場合(ステップS206−NO)、またはステップS207の処理を終了した後、通話制御部121は、通話終了操作が行われたか否かについて判定する(ステップS208)。ここでの通話終了操作は、終了ボタン107bに対する操作である。
通話終了操作の行われないことが判定された場合(ステップS208−NO)、通話制御部121は、ステップS206に処理を戻す。
一方、通話終了操作の行われたことが判定された場合(ステップS208−YES)、通話制御部121は、インターホン子機200に対して通話終了通知を送信する(ステップS209)。
また、通話制御部121は、ステップS205により開始した通話制御を終了させる(ステップS210)。
また、履歴管理部123は、ステップS206に応じて所有者関連情報が受信されている場合には、受信された所有者関連情報を含む来訪者履歴情報を、来訪者履歴情報記憶部131に記憶させる(ステップS211)。
なお、ステップS206に応じて所有者関連情報が受信されていない場合であっても、例えば、インターホン子機200から受信したカメラ205の撮像画像や通話音声などを含む来訪者履歴情報がステップS211にて記憶されるようにしてよい。
一定時間内に通話開始操作が行われなかった場合(ステップS203−NO)、または上記のステップS211の処理を行った後において、表示制御部122は、これまで行っていたモニタ画像の表示を終了させる(ステップS212)。
<第2実施形態>
[インターホンシステムの全体構成例]
続いて、第2実施形態について説明する。図6は、本実施形態におけるインターホンシステムの全体的な構成例を示している。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
同図のインターホンシステムにおいては、インターホン親機100Aとインターホン子機200Aとによりインターホン装置10Aが構成される。
インターホン親機100Aは、警備サーバ500(サーバ装置の一例)と通信可能に接続される。インターホン親機100Aと警備サーバ500とは、例えばネットワークを介して接続される。警備サーバ500は、例えば警備会社が運営するサーバであって、複数の住宅におけるインターホン親機100Aと接続されている。
本実施形態の警備サーバ500には、例えば宅配業者や公務員(郵便局員、警察官、消防署員など)などのように、例えば業務として住宅を訪問する可能性のある個人ごとについての所有者関連情報を記憶している。つまり、警備サーバ500には、宅配業者や公務員等としての個人がそれぞれ所有する個人証明カード300に記憶されているのと同じ所有者関連情報が記憶(登録されている)。
なお、以降において、警備サーバ500に自分の所有者関連情報が記憶(登録)されている個人については、「登録者」と呼ぶ。また、警備サーバ500が記憶する登録者ごとの所有者関連情報については登録者テーブルと呼ぶ。
図7は、警備サーバ500が記憶する登録者テーブルの構造例を示している。登録者テーブルにおける1つの行(レコード)が一人の登録者に対応する所有者関連情報である。同図の登録者テーブルにおいては、登録者ごとに対応して、個人ID、氏名、所属情報及び顔画像データを含む所有者関連情報が格納されている。
なお、登録者テーブルの所有者関連情報には、例えば住所などのように、個人証明カード300に記憶されている他の情報がさらに含まれてもよい。
[インターホンシステムの使用例]
本実施形態におけるインターホンシステムの使用例について説明する。本実施形態においても、第1実施形態と同様に、来訪者は、インターホン子機200Aの呼出ボタン203を操作して居住者を呼び出すことで、インターホン親機100Aにおいては呼出音が出力され、来訪者の撮像画像の表示が開始される。そして、居住者が呼び出しに応じて通話ボタン107aを操作することで、来訪者と居住者との通話が可能になる。
そして、居住者は、来訪者の身分を確認したい場合には、来訪者に、インターホン子機200Aのカードリーダ204により個人証明カード300の所有者関連情報を読み取らせるようにする。
本実施形態におけるインターホン子機200Aは、個人証明カード300から所有者関連情報として、個人IDのみを取得すればよい。この際、カードリーダ204により個人証明カード300から個人IDのみを読み取るようにしてもよいし、カードリーダ204が読み取った所有者関連情報のうちから、制御部202が個人IDのみを選別して取得するようにしてもよい。
そして、インターホン子機200Aは、上記のように取得した個人IDをインターホン親機100Aに送信する。インターホン親機100Aは、受信した個人IDを含む登録者問合せ要求を警備サーバ500に送信する。
なお、上記の説明では、インターホン子機200Aにて個人証明カード300から取得した個人IDに基づき、インターホン親機100Aが登録者問合せ要求を警備サーバ500に送信するようにしている。しかし、例えばインターホン子機200Aと警備サーバ500とについても通信可能に接続して、インターホン子機200Aから警備サーバ500に対して個人IDを含む登録者問合せ要求が送信されるようにしてもよい。
警備サーバ500は、受信された登録者問合せ要求に含まれる個人IDを検索キーとして、登録者テーブルから所有者関連情報を検索する。ここで、受信された個人IDが登録者のものであれば、受信された個人IDを含む所有者関連情報が登録者テーブルから検索される。一方、受信された個人IDが登録者のものでなければ、所有者関連情報は登録者テーブルから検索されない。
警備サーバ500は、所有者関連情報が検索された場合には、検索された所有者関連情報をインターホン親機100Aに送信する。一方、警備サーバ500は、所有者関連情報が検索されなかった場合には、来訪者に対応する所有者関連情報が登録者テーブルに格納されていないことを示す未登録通知をインターホン親機100Aに送信する。
即ち、インターホン親機100Aは、送信した登録者問合せ要求に対する応答として、所有者関連情報と未登録通知とのいずれかを受信する。
インターホン親機100Aは、登録者問合せ要求に対する応答として所有者関連情報を受信した場合には、受信された所有者関連情報を利用して、例えば図3に例示したように、撮像画像と所有者関連情報(顔画像データ、氏名、所属情報など)とが表示されたモニタ画像を表示させる。
一方、インターホン親機100Aは、登録者問合せ要求に対する応答として未登録通知を受信した場合には、モニタ画像において、来訪者の所有者関連情報が警備サーバ500の登録者でないことを居住者に通知するメッセージを表示する。
居住者は、モニタ画像に所有者関連情報が表示された場合には、例えば来訪者の撮像画像と、所有者関連情報の顔画像データの画像とを比較したり、モニタ画像に表示された所属情報、氏名などを確認し、来訪者が不審者であるかどうかを確認できる。
また、モニタ画像に、来訪者が登録者ではない旨のメッセージが表示された場合、居住者は、例えば不審者であるかどうかを改めて確認することができる。
[インターホンシステムの構成例]
続いて、図8を参照して、本実施形態におけるインターホンシステムの構成例について説明する。なお、同図において、図4と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。同図においては、インターホン親機100Aと警備サーバ500とが示されている。インターホン子機200Aについては、図4と同様の構成となることから、同図での図示は省略している。
本実施形態におけるインターホン親機100Aの制御部102においては、機能部として、通話制御部121、表示制御部122及び解錠制御部124が備えられる。即ち、本実施形態の制御部102においては、図4に示した履歴管理部123が省略されている。
また、履歴管理部123が省略されたことに伴って、記憶部103においては、図4に示した来訪者履歴情報記憶部131が省略されている。
また、インターホン親機100Aは、サーバ通信部108を備える。サーバ通信部108は、警備サーバ500と通信を行う。
警備サーバ500は、通信部501、制御部502及び記憶部503を備える。
通信部501は、インターホン親機100Aと通信を行う。
制御部502は、警備サーバ500における各種制御を実行する。制御部502としての機能は、警備サーバ500が備えるCPUがプログラムを実行することにより実現される。
本実施形態の制御部502は、機能部として、所有者関連情報取得部521と、情報送信制御部522とを備える。
所有者関連情報取得部521は、記憶部503における登録者テーブル記憶部531から、インターホン子機200Aにおけるカードリーダ204によって個人証明カード300から読み取られた個人ID(所定の情報の一例)に対応する所有者関連情報を取得する。
情報送信制御部522は、所有者関連情報取得部521により取得された所有者関連情報を、インターホン親機100Aにおける表示部106において表示されるように送信する。
記憶部503は、制御部502が利用する各種の情報を記憶する。本実施形態の記憶部503は、登録者テーブル記憶部531を備える。登録者テーブル記憶部531は、図7に示した登録者テーブルを記憶する。
なお、登録者テーブル記憶部531は、例えば警備サーバ500がアクセス可能であれば、警備サーバ500の外部において、例えば独立したストレージ装置などとして設けられてもよい。
[処理手順例]
続いて、図9のフローチャートを参照して、本実施形態のインターホンシステムにおけるインターホン親機100A、インターホン子機200A及び警備サーバ500が実行する処理手順例について説明する。
まず、インターホン子機200Aの処理手順例について説明する。インターホン子機200Aが実行するステップS301〜S306、S308〜S310の処理は、それぞれ、図5のステップS101〜S106、S108〜S110と同様でよい。
本実施形態のステップS307において、インターホン子機200Aの送受信制御部223は、ステップS306に対応して個人証明カード300から読み込まれた所有者関連情報のうち、個人IDをインターホン親機100に送信すればよい。
次に、インターホン親機100Aが実行する処理手順例について説明する。同図において、ステップS401〜S405の処理は、それぞれ、図5におけるステップS201〜S205の処理と同様でよい。
ステップS405により通話制御が開始されて以降、表示制御部122は、インターホン子機200Aにて個人証明カード300から読み取られた個人IDが受信されるのを待機する(ステップS406)。
ステップS406の判定処理は、ステップS409にて通話終了操作の行われたことが判定されるまでにおいて一定時間ごとに行われる。なお、ステップS406において、一旦、個人IDが受信されたことが判定されたのであれば、その後において通話が終了するまでの間は、ステップS406の処理を実行することなく、ステップS409により通話終了となるのを待機すればよい。
個人IDの受信されたことが判定された場合(ステップS406−YES)、表示制御部122は、登録者問合せ要求を送信する(ステップS407)。登録者問合せ要求は、警備サーバ500に対して、今回の来訪者が警備サーバ500に登録されている登録者であるか否かを問合わせる要求である。問合せ要求には、ステップS406に対応してインターホン子機200Aから受信された個人IDが含まれる。
登録者問合せ要求に応答して、警備サーバ500は、登録者問合せ要求に含まれる個人IDを含む所有者関連情報を登録者テーブル記憶部531から検索し、検索結果をインターホン親機100Aに送信してくる。検索結果としては、前述のように、登録者テーブル記憶部531から登録者問合せ要求に含まれる個人IDを含む所有者関連情報が検索された場合には、検索された所有者関連情報である。これに対して、所有者関連情報が検索されなかった場合には未登録通知が検索結果として送信される。
そこで、表示制御部122は、警備サーバ500から受信した検索結果をモニタ画像に表示させる(ステップS408)。
具体的に、表示制御部122は、登録者問合せ要求に対する応答として所有者関連情報を受信した場合には、ステップS408として、受信された所有者関連情報を利用して、図3に例示したように、撮像画像と所有者関連情報(顔画像データ、氏名、所属情報など)とが表示されたモニタ画像を表示させる。
一方、表示制御部122は、登録者問合せ要求に対する応答として未登録通知を受信した場合には、ステップS408として、来訪者が警備サーバ500に登録されていない者であることを報知するメッセージをモニタ画像において表示させる。
個人IDが受信されなかった場合(ステップS406−NO)、またはステップS408の処理を行った後、通話制御部121は、通話終了操作が行われたか否かについて判定する(ステップS409)。通話終了操作の行われないことが判定された場合(ステップS409−NO)、通話制御部121は、ステップS406に処理を戻す。
一方、通話終了操作の行われたことが判定された場合(ステップS409−YES)、ステップS410以降の処理が行われる。
ステップS410〜S412の処理は、図5のステップS210〜S212と同様である。
続いて、警備サーバ500が実行する処理手順例について説明する。
警備サーバ500において、所有者関連情報取得部521は、インターホン親機100から送信された登録者問合せ要求が受信されるのを待機している(ステップS501−NO)。
所有者関連情報取得部521は、登録者問合せ要求が受信されると(ステップS501−YES)、受信された登録者問合せ要求に含まれる個人IDを含む所有者関連情報を登録者テーブル記憶部531から検索する(ステップS502)。
情報送信制御部522は、ステップS502の検索結果を送信する(ステップS503)。検索結果は、前述のように、所有者関連情報が検索された場合には検索された所有者関連情報であり、所有者関連情報が検索されなかった場合には、未登録通知である。
<第3実施形態>
[インターホンシステムの全体構成例]
続いて、第3実施形態について説明する。第3実施形態におけるインターホンシステムの全体構成は図6に示される。即ち、本実施形態のインターホンシステムは、インターホン親機100B及びインターホン子機200Bを備えるインターホン装置10Bと、警備サーバ500Bとを備える。
[インターホンシステムの使用例]
本実施形態におけるインターホンシステムの使用例について説明する。本実施形態においても、先の各実施形態と同様に、来訪者は、インターホン子機200Bの呼出ボタン203を操作して居住者を呼び出す。これに応じて、インターホン親機100Bにおいては呼出音が出力され、来訪者の撮像画像の表示が開始される。そして、居住者が呼び出しに応じて通話ボタン107aを操作することで、来訪者と居住者との通話が可能になる。
そして、居住者は、来訪者の身分を確認したい場合には、来訪者にインターホン子機200Bのカードリーダ204により個人証明カード300の所有者関連情報を読み取らせてもらうようにする。
本実施形態におけるインターホン子機200Bは、個人証明カード300から読み取った所有者関連情報として個人IDを取得する。また、本実施形態における個人証明カード300には、個人証明カード300自体の正当性を証明する情報としてチェックディジット(CD)が記憶されている。本実施形態におけるインターホン子機200Bは、さらに、個人証明カード300からチェックディジットについても読み出しを行う。
そして、インターホン子機200Bは、上記のように取得した個人IDとチェックディジットとを、インターホン親機100Bに送信する。インターホン親機100Bは、受信した個人IDとチェックディジットと、さらに、インターホン子機200Bから送信された或る時刻の撮像画像(例えばフレーム画像)とを含む登録者問合せ要求を警備サーバ500に送信する。
警備サーバ500Bは、例えばまず、受信された登録者問合せ要求に含まれるチェックディジットを利用して、インターホン子機200Bにより読み取りが行われた個人証明カード300が正当なものであるか否かの判定を行う。例えば、個人証明カード300が改竄や模造などされた偽のものである場合には、チェックディジットを用いた所定の演算によって得られる値について誤りが生じる。
ここで、個人証明カード300が正当なものではないと判定された場合、来訪者は不正な個人証明カード300を所有していることになり、正当な者ではないということになる。この場合、警備サーバ500Bは、例えば個人証明カード300が不正なものであるとの理由で来訪者が不正な者であることを示す正当性判定結果をインターホン親機100Bに送信する。
一方、個人証明カード300について正当なものであると判定された場合、警備サーバ500Bは、さらに、受信された登録者問合せ要求に含まれる個人IDを検索キーとして、登録者テーブルから対応の所有者関連情報に含まれる顔画像データを検索する。
この場合にも、受信された個人IDが登録者のものであれば、登録者テーブルから受信された個人IDに対応する顔画像データが検索される。一方、受信された個人IDが登録者のものでなければ、登録者テーブルから顔画像データは検索されない。
警備サーバ500Bは、顔画像データが検索された場合には、検索された顔画像データにおける顔の画像と、受信された登録者問合せ要求に含まれていた撮像画像における顔の画像とを比較する。顔画像データにおける顔の画像と撮像画像における顔の画像とが一致するとの比較結果が得られたのであれば、来訪者は、登録者テーブルに登録されている登録者であることになる。そこで、この場合の警備サーバ500は、来訪者が正当なものであることを示す正当性判定結果をインターホン親機100Bに送信する。
一方、顔画像データにおける顔の画像と撮像画像における顔の画像とが一致しないとの比較結果が得られた場合、警備サーバ500は、所有者関連情報が登録者テーブルに格納されていないという理由により正当な者ではないことを示す正当性判定結果をインターホン親機100Bに送信する。
インターホン親機100Bは、上記のように警備サーバ500から送信される正当性判定結果を受信すると、モニタ画像において、受信された正当性判定結果の内容が居住者に提示されるように表示を行う。
居住者は、表示された正当性判定結果を見ることによって、来訪者が正当な者であるか否かを知ることができる。
[インターホンシステムの構成例]
続いて、図10を参照して、本実施形態におけるインターホンシステムの構成例について説明する。なお、同図において、図10と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。同図においては、インターホン親機100Bと警備サーバ500Bとが示されている。インターホン子機200Bについては、図4と同様の構成となることから、同図での図示は省略している。
本実施形態におけるインターホン親機100Bの制御部102においては、機能部として、通話制御部121、表示制御部122B及び解錠制御部124が備えられる。
表示制御部122Bは、判定結果出力部としての機能を含む。判定結果出力部としての表示制御部122Bは、来訪者の正当性についての判定結果を出力する。即ち、本実施形態における判定結果出力部は、来訪者の正当性についての判定結果を表示により出力する。
警備サーバ500Bにおいて、制御部502は、所有者関連情報取得部521と、正当性判定部523と、カード正当性判定部524(記憶媒体正当性判定部の一例)と備える。
正当性判定部523は、カメラ205によって撮像された画像と、所有者関連情報取得部521によって取得された顔画像データ(所有者証明画像の一例)とを比較した結果に基づいて、来訪者の正当性を判定する。
カード正当性判定部524は、カードリーダ204によって個人証明カード300から読み取られたチェックディジット(正当性確認情報の一例)に基づいて、個人証明カード300が正当であるか否かについて判定する。
[処理手順例]
続いて、図11のフローチャートを参照して、本実施形態のインターホンシステムにおけるインターホン親機100B、インターホン子機200B及び警備サーバ500Bが実行する処理手順例について説明する。
まず、インターホン子機200Bの処理手順例について説明する。インターホン子機200Bが実行するステップS601〜S606、S608〜S610の処理は、それぞれ、図5のステップS101〜S106、S108〜S110と同様でよい。
本実施形態のステップS607において、インターホン子機200Bの送受信制御部223は、ステップS606に対応して個人証明カード300から読み込まれたチェックディジットと、所有者関連情報のうちの個人IDとをインターホン親機100Bに送信する。
次に、インターホン親機100Bが実行する処理手順例について説明する。同図において、ステップS701〜S705の処理は、それぞれ、図5におけるステップS201〜S205の処理と同様でよい。
ステップS705により通話制御が開始されて以降、表示制御部122は、インターホン子機200Bにて個人証明カード300から読み取られたチェックディジットと個人IDが受信されるのを待機している(ステップS706)。
ステップS706の判定処理は、ステップS709にて通話終了操作の行われたことが判定されるまでにおいて一定時間ごとに行われる。なお、ステップS706において、一旦、個人IDが受信されたことが判定されたのであれば、その後において通話が終了するまでの間は、ステップS706の処理を実行することなく、ステップS709により通話終了となるのを待機すればよい。
チェックディジット及び個人IDの受信されたことが判定された場合(ステップS706−YES)、表示制御部122は、登録者問合せ要求を送信する(ステップS707)。
本実施形態における登録者問合せ要求には、前述のように、ステップS706に対応してインターホン子機200Bから受信されたチェックディジットと個人IDとに加え、インターホン子機200Bから受信した或る時刻における撮像画像が含まれる。
なお、登録者問合せ要求に含める撮像画像については、例えば撮像画像の受信が開始されてから現在までにおいて、顔の写り方が最も良好であると判断される撮像画像のフレーム画像を選択するようにしてもよい。これにより、警備サーバ500Bでの正当性判定における画像の比較処理の精度を高めることができる。
登録者問合せ要求に応答して、警備サーバ500Bは、前述のように、来訪者が正当な者であるか否かを示す正当性判定結果を送信してくる。
そこで、表示制御部122は、警備サーバ500Bから受信した正当性判定結果の内容をモニタ画像に表示させる(ステップS708)。
チェックディジット及び個人IDが受信されなかった場合(ステップS706−NO)、またはステップS708の処理を行った後、通話制御部121は、通話終了操作が行われたか否かについて判定する(ステップS709)。通話終了操作の行われないことが判定された場合(ステップS709−NO)、通話制御部121は、ステップS706に処理を戻す。
一方、通話終了操作の行われたことが判定された場合(ステップS709−YES)、ステップS710以降の処理が行われる。
ステップS710〜S712の処理は、図5のステップS210〜S212と同様である。
続いて、警備サーバ500Bが実行する処理手順例について説明する。
警備サーバ500Bにおいて、カード正当性判定部524は、インターホン親機100から送信された登録者問合せ要求が受信されるのを待機している(ステップS801−NO)。
カード正当性判定部524は、登録者問合せ要求が受信されると(ステップS801−YES)、受信された登録者問合せ要求に含まれるチェックディジットを利用して、インターホン子機200Bのカードリーダ204による読み取りの対象とされた個人証明カード300についての正当性を判定する(ステップS802)。
そして、カード正当性判定部524は、ステップS802の処理の結果が、今回の読み取り対象の個人証明カード300が正当なものであることを示すかについて判定する(ステップS803)。
個人証明カード300が正当なものであることを示していた場合(ステップS803−YES)、所有者関連情報取得部521は、受信された登録者問合せ要求に含まれる個人IDを含む所有者関連情報を登録者テーブル記憶部531から検索する(ステップS804)。
次に、正当性判定部523は、来訪者の正当性を判定する(ステップS805)。ステップS805による来訪者の正当性判定は、前述のように、ステップS804により検索された所有者関連情報に含まれる顔画像データにおける顔の部分と、受信された登録者問合せ要求に含まれていた撮像画像における顔の部分とを比較することによって行われる。また、ステップS804による検索の結果、登録者問合せ要求に含まれる個人IDを含む所有者関連情報が検索されなかった場合には、来訪者が正当ではないとの判定結果となる。
ステップS805の処理の後、あるいは個人証明カード300が正当なものではないと判定された場合(ステップS803−NO)、正当性判定部523によって正当性判定結果がインターホン親機100Bに対して送信される(ステップS806)。
ステップS806の処理にあたり、正当性判定部523は、ステップS803により正当な個人証明カード300でないと判定された場合、前述のように、個人証明カード300が不正なものであるとの理由で来訪者が正当な者ではないことを示す正当性判定結果を送信する。
また、正当性判定部523は、ステップS805により正当な来訪者であることが判定された場合には、来訪者が正当なものであることを示す正当性判定結果を送信する。また、ステップS805により正当な来訪者ではないことが判定された場合には、前述のように、所有者関連情報が登録者テーブルに格納されていないという理由により来訪者が正当な者ではないことを示す正当性判定結果を送信する。
なお、個人証明カード300自体の正当性を証明する情報としては、例えば、チェックディジットに限定されるものではない。例えば、個人証明カード300に所定の暗号文または暗号鍵などを正当性を証明する情報として記憶させておき、暗号文または暗号鍵を利用した暗号が解読できるか否かにより個人証明カード300自体の正当性を判定するようにしてもよい。
<変形例>
以下、本実施形態の変形例について説明する。
第2実施形態と第3実施形態においては、個人証明カード300から読み取った個人IDを検索キーとして、登録者テーブルから所有者関連情報を検索するようにしていた。しかし、登録者テーブルから所有者関連情報を検索するにあたっての検索キーとしては、個人証明カード300に記憶される個人証明カード300に固有の情報であればよく、個人IDに限定されない。
一例として、上記の検索キーとして使用できる情報として、個人証明カード300における通信デバイスなどが備える物理アドレスとすることが考えられる。この場合には、登録者テーブルにおいて、登録者ごとの所有者関連情報に、対応の個人証明カード300の物理アドレスを含めるようにすればよい。
また、例えば、第2実施形態と第3実施形態とにおいても、インターホン親機100A、100Bにおいて履歴管理部を備え、カードリーダ204により個人証明カード300から読み取った所有者関連情報を取得し、取得した所有者関連情報を含む来訪者履歴情報を来訪者履歴情報記憶部に記憶させるようにしてもよい。
また、第2実施形態と第3実施形態のように警備サーバ500、500Bを備える構成のもとでは、警備サーバ500、500Bに履歴管理部を備えてもよい。
この場合には、カードリーダ204により個人証明カード300から読み取られた来訪者履歴情報を、例えばインターホン親機100A、100B経由で(あるいはインターホン子機200、200A、200Bから直接に)警備サーバ500、500Bに送信し、警備サーバ500、500Bにおける履歴管理部が、来訪者履歴情報を来訪者履歴情報記憶部に記憶させるように構成すればよい。
また、来訪者履歴情報を記憶するように構成した場合において、例えば、居住者からの通報や警備サーバ500、500Bの運営者が収集した情報などに基づいて、要注意者であると指定される者については、その旨を示す情報を付加するようにしてもよい。
ここでの要注意者とは、例えば詐欺などの犯罪者であることが確定さあるいは推定される個人または団体を含む。あるいは、犯罪ではないが、例えば迷惑電話に該当するようなセールス業者なども含まれてよい。
そして、インターホン子機200、200A、200Bにより個人証明カードから所有者関連情報を読み取った際には、読み取った所有者関連情報と来訪者履歴情報とを照合するように構成する。照合の結果、所有者関連情報が要注意者のものである場合には、インターホン親機100、100A、100Bにて警告が行われるようにしたり、警備会社や警察機関などに通報が行われるようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、例えばインターホン親機100、100A、100Bとインターホン子機200、200A、200Bとの間で通話が開始されてから個人証明カードの読み取りが行われるという手順になっている。
しかし、例えばセキュリティを高くすることを考慮した場合には、例えば、まず、インターホン子機200、200A、200B側で個人証明カード300を読み取らせなければ、呼出ボタン203を操作しても呼び出しが行われない(呼出音が出力されない)ように構成してもよい。
また、さらに、呼出ボタン203の操作の前に個人証明カード300を読み取らせたうえで、第3の実施形態に準じた正当性判定を行うようにしてもよい。そして、正当性のあることが判定されれば呼出ボタン203の操作に応じて呼出音が出力され、正当性の無いことが判定された場合には、呼出ボタン203を操作しても呼出音が出力されないように構成することができる。
なお、インターホン子機200、200A、200Bは、来訪者に個人証明カード300を読み取らせることを促す機能を備えてもよい。具体的には、インターホン子機200、200A、200Bに表示部を設け、「カードをかざしてください」などのような来訪者へのメッセージを表示部に表示させてもよい。また、インターホン子機200、200A、200Bから、音声により「カードをかざしてください」などのメッセージを出力させてもよい。
また、第3実施形態などにおいて来訪者について正当性のないことが判定された場合には、例えば一定時間にわたって、ドア錠400が解錠できないようにしてもよい。
例えば、老人などを対象とする詐欺などの場合には、正当性のない来訪者であると判定されたとしても、何らかの巧妙な手口を用いて、ドアを開けさせようとすることが考えられる。このような状況への対策として、上記のように一定時間にわたってドア錠400が解錠できないようにすれば、居住者が冷静に考える時間が得られ、また、来訪者も犯罪行為をあきらめる可能性が高くなる。
なお、上述のインターホン親機100、100A、100B、インターホン子機200、200A、200B、及び警備サーバ500、500Bなどとしての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のインターホン親機100、100A、100B、インターホン子機200、200A、200B、及び警備サーバ500、500Bなどとしての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 住宅、10、10A、10B インターホン装置、100、100A、100B インターホン親機、101 インターホン通信部、102 制御部、103 記憶部、104 マイクロフォン、105 スピーカ、106 表示部、107 操作部、107a 通話ボタン、107b 終了ボタン、107c 解錠ボタン、108 サーバ通信部、121 通話制御部、122、12B 表示制御部、123 履歴管理部、124 解錠制御部、131 来訪者履歴情報記憶部、200、200A、200B インターホン子機、201 インターホン通信部、202 制御部、203 呼出ボタン、204 カードリーダ、205 カメラ、206 マイクロフォン、207 スピーカ、221 通話制御部、222 カメラ制御部、223 送受信制御部、300 個人証明カード、400 ドア錠、500、500B 警備サーバ、501 通信部、502 制御部、503 記憶部、521 所有者関連情報取得部、522 情報送信制御部、523 正当性判定部、524 カード正当性判定部、531 登録者テーブル記憶部

Claims (13)

  1. インターホン子機において、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と、
    インターホン親機において、前記読取部により読み取られた所有者関連情報を表示部に表示させる表示制御部と
    を備えるインターホン装置。
  2. 前記表示制御部は、
    前記インターホン子機が備える撮像部により撮像された画像とともに、前記読取部により読み取られた所有者関連情報に含まれる所有者の画像を前記表示部に表示する
    請求項1に記載のインターホン装置。
  3. 前記読取部により読み取られた所有者関連情報を含む来訪者履歴情報を来訪者履歴情報記憶部に記憶させる履歴管理部をさらに備える
    請求項1または2に記載のインターホン装置。
  4. インターホン子機において、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と、
    サーバ装置において、登録者が所有する記憶媒体に記憶されるのと同じ所有者関連情報を記憶する登録者テーブル記憶部から、前記読取部によって記憶媒体から読み取られた所定の情報に対応する所有者関連情報を取得する所有者関連情報取得部と、
    インターホン親機において、前記所有者関連情報取得部によって読み取られた所有者関連情報を、表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えるインターホンシステム。
  5. 前記表示制御部は、
    前記インターホン子機が備える撮像部により撮像された画像とともに、前記サーバ装置により取得された所有者関連情報に含まれる所有者の画像を前記表示部に表示する
    請求項4に記載のインターホンシステム。
  6. 前記読取部により記憶媒体から読み取った所有者関連情報を含む来訪者履歴情報を来訪者履歴情報記憶部に記憶させる履歴管理部をさらに備える
    請求項5に記載のインターホンシステム。
  7. インターホン子機において、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と、
    インターホン親機において、登録者が所有する記憶媒体に記憶されるのと同じ所有者関連情報を記憶する登録者テーブル記憶部からサーバ装置が取得した、前記読取部によって読み取られた所定の情報に対応する所有者関連情報を、表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えるインターホン装置。
  8. 登録者が所有する記憶媒体に記憶されるのと同じ所有者関連情報を記憶する登録者テーブル記憶部から、インターホン子機における読取部によって記憶媒体から読み取られた所定の情報に対応する所有者関連情報を取得する所有者関連情報取得部と、
    前記所有者関連情報取得部により取得された所有者関連情報を、インターホン親機における表示部において表示されるように送信する情報送信制御部と
    を備えるサーバ装置。
  9. インターホン子機において、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と、
    前記インターホン子機において、来訪者を撮像するように設けられる撮像部と、
    サーバ装置において、登録者が所有する記憶媒体に前記所有者関連情報として記憶される所有者証明画像を少なくとも記憶する登録者テーブル記憶部から、前記読取部によって記憶媒体から読み取られた所定の情報に対応する所有者証明画像を取得する所有者関連情報取得部と、
    前記サーバ装置において、前記撮像部によって撮像された画像と、前記所有者関連情報取得部によって取得された所有者証明画像とを比較した結果に基づいて、来訪者の正当性を判定する正当性判定部と、
    インターホン親機において、前記正当性判定部による判定結果を出力する判定結果出力部と
    を備えるインターホンシステム。
  10. 前記読取部により記憶媒体から読み取った所有者関連情報を含む来訪者履歴情報を来訪者履歴情報記憶部に記憶させる履歴管理部をさらに備える
    請求項9に記載のインターホンシステム。
  11. インターホン子機において、所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と、
    インターホン子機において、来訪者を撮像するように設けられる撮像部と、
    インターホン親機において、来訪者の正当性についての判定結果を出力する判定結果出力部とを備え、
    来訪者の正当性についての判定は、前記撮像部によって撮像された画像と所有者証明画像とを比較した結果に基づいてサーバ装置において行われ、前記所有者証明画像は、登録者が所有する記憶媒体に記憶される所有者証明画像を少なくとも記憶する登録者テーブル記憶部から、前記読取部によって記憶媒体から読み取られた所定の情報に対応するものとして前記サーバ装置によって取得される
    インターホン装置。
  12. 所有者に関する所有者関連情報を記憶する記憶媒体から情報を読み取る読取部と来訪者を撮像するように設けられる撮像部とを備えるインターホン子機と、インターホン親機とを備えるインターホン装置と接続されるサーバ装置であって、
    登録者が所有する記憶媒体に前記所有者関連情報として記憶される所有者証明画像を少なくとも記憶する登録者テーブル記憶部から、インターホン子機の読取部によって記憶媒体から読み取られた所定の情報に対応する所有者証明画像を取得する所有者関連情報取得部と、
    前記サーバ装置において、前記撮像部によって撮像された画像と、前記所有者関連情報取得部によって取得された所有者証明画像とを比較した結果に基づいて、来訪者の正当性を判定し、判定結果が前記インターホン親機にて出力されるように制御する正当性判定部と、
    を備えるサーバ装置。
  13. 前記記憶媒体には、当該記憶媒体が正当なものであることを証明する正当性確認情報がさらに記憶されており、
    前記読取部によって記憶媒体から読み取られた正当性確認情報に基づいて、前記記憶媒体が正当であるか否かについて判定する記憶媒体正当性判定部をさらに備える
    請求項12に記載のサーバ装置。
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