JP2016224618A - 緊急事態支援システム、画像形成装置及び制御プログラム - Google Patents

緊急事態支援システム、画像形成装置及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】緊急事態における適切な対応を支援する緊急事態支援システム、画像形成装置及び制御プログラムを提供する。【解決手段】緊急事態に対する支援機能を有する緊急事態支援システム100は、予め想定されている少なくとも1つの緊急事態のいずれかに使用すべき少なくとも1つのGPS及び通信部を有する緊急事用機器(火災警報装置70、消火器80、AED(自動体外式除細動器)90)と、緊急事用機器と通信する通信部を有する少なくとも1つの画像形成装置1とを備える。画像形成装置は、緊急事用機器が使用されるべき緊急事態に対して、緊急事用機器から通信を介して取得した情報を使用して、緊急事態に関する情報を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、緊急事態における適切な対応を支援する緊急事態支援システムに関する。
地方公共団体や会社といった団体には、緊急事態に対するオフィスの管理体制が求められている。団体は、このような要請に対して、緊急事態に利用すべき消火器やAEDといった各機器の有無や位置を把握しておく必要がある。緊急事態には、団体は、関係者に対して各機器の有無や位置とともに必要な情報を知らせるように準備しておくことが必要である。一方、団体の関係者は、訓練その他によって緊急事態に適切に対応できるようにしておくことが要請されている。
特開平10−283410号公報
しかし、緊急事態に必要となる機器等は、日常的には使用されていないものであるため緊急事態に必ずしも適切に必要な情報を取得して機敏に対応できるとは限らない。一方、緊急事態にも様々な種類があり、その内容に応じて必要な機器や対応すべき内容が相違する。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、緊急事態における適切な対応を支援する技術を提供することを目的とする。
本発明の緊急事態支援システムは、緊急事態に対する支援機能を有する緊急事態支援システムであって、予め想定されている少なくとも1つの緊急事態のいずれかに使用すべき少なくとも1つの緊急事用機器と、前記緊急事用機器と通信する通信部を有する少なくとも1つの画像形成装置と、を備える。前記画像形成装置は、前記緊急事用機器が使用されるべき緊急事態に対して、前記画像形成装置が前記緊急事用機器から前記通信を介して取得した情報を使用して前記緊急事態に関する情報を出力する。
本発明に使用される画像形成装置は、緊急事態に対する支援機能を有する画像形成装置であって、予め想定されている少なくとも1つの緊急事態のいずれかに使用すべき少なくとも1つの緊急事用機器と通信可能な通信部と、前記緊急事用機器が使用されるべき緊急事態に対して、前記緊急事用機器から前記通信を介して取得した情報を使用して前記緊急事態に関する情報を出力する画像形成部とを備える。
本発明の制御プログラムは、緊急事態に対する支援機能を有する画像形成装置を制御するための制御プログラムである。前記制御プログラムは、予め想定されている少なくとも1つの緊急事態のいずれかに使用すべき少なくとも1つの緊急事用機器と通信可能な通信部および前記緊急事用機器が使用されるべき緊急事態に対して、前記緊急事用機器から前記通信を介して取得した情報を使用して前記緊急事態に関する情報を出力する画像形成部として前記画像形成装置を機能させる。
本発明によれば、緊急事態における適切な対応を支援することができる。
本発明の一実施形態に係る緊急事態支援システム100の機能構成を示すブロックダイアグラムである。 一実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロックダイアグラムである。 一実施形態に係る画像形成装置1に格納されている画像データが示す20階のフロア平面図FPを示す図である。 一実施形態に係る緊急事態支援システム100による緊急事態支援動作の内容の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る画像形成装置1による出力内容の一部(フロアプラン)を示す図である。 一実施形態に係る緊急事態支援システム100による緊急事態支援動作の内容の他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る緊急事態支援システム100の機能構成を示すブロックダイアグラムである。緊急事態支援システム100は、あるビルの18階、19階及び20階にオフィスを構える団体に装備されている。20階には、画像形成装置1と、2個の火災警報装置70と、消火器80と、自動体外式除細動器(以下「AED」と呼ばれる。)90とが備えられている。19階には、画像形成装置1aと、2個の火災警報装置70aと、消火器80aとが備えられている。18階には、画像形成装置1bと、2個の火災警報装置70bと、消火器80bとが備えられている。AED90は、20階にのみ配置されている。
画像形成装置1は、20階において、2個の火災警報装置70と、消火器80と、AED90と無線LANで接続されている。画像形成装置1aは、19階において、2個の火災警報装置70aと、消火器80aと無線LANで接続されている。画像形成装置1bは、18階において、2個の火災警報装置70bと、消火器80bと無線LANで接続されている。3つの画像形成装置1、1a、1bは、緊急時に対する支援機能を有する同一の構成を備え、相互に有線LANで接続されている。2個の火災警報装置70は、20階の北側と南側とに1個ずつ配置されている。2個の火災警報装置70aは、19階の北側と南側とに1個ずつ配置されている。2個の火災警報装置70bは、18階の北側と南側とに1個ずつ配置されている。
6つの火災警報装置70、70a、70bは同一の構成を有し、それぞれグローバル・ポジショニング・システム(以下「GPS」と呼ばれる。)71、71a、71bと、通信部72、72a、72bとを有している。3つの消火器80、80a、80bは同一の構成を有し、それぞれGPS81、81a、81bと、通信部82、82a、82bとを有している。AED90は、GPS91と、通信部92とを有している。
6つの火災警報装置70、70a、70bは、それぞれ画像形成装置1、1a、1bに対して予め設定された周期(たとえば1日1回)でアクセスし、それぞれのGPS情報を送信する。画像形成装置1、1a、1bは、毎日更新されたデータを取得することができる。これにより、仮に火災警報装置70、70a、70bが移動されても、画像形成装置1、1a、1bは、移動後の位置情報を有することができる。一方、アクセス不能となったら、画像形成装置1、1a、1bは、警告画面を表示し、ユーザに適切な対応を求める。この点は、3つの消火器80、80a、80bや1つのAED90についても同様である。
GPS方式は、必要な精度に応じて種々の方式が利用可能である。具体的には、たとえば単独測位方式や相対測位方式といった方式が利用可能である。単独測位方式は、誤差10m程度の簡易な測位方式である。相対測位方式(DGPS)は、誤差1〜2m程度の測位方式である。相対測位方式(DGPS)は、測位対象となる火災警報装置70、70a、70bのGPS71、71a、71bによる測位の他に、位置が既知の基地局でもGPS電波を受信し、誤差を相殺する方法である。たとえば日本国内では、海上保安庁の中波ビーコンに含まれている補正情報(差分データ)が利用可能である。なお、位置が既知の基地局を別途設置してもよい。
図2は、一実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロックダイアグラムである。画像形成装置1は、制御部10と、画像形成部20と、操作表示部30と、非常用電源40と、記憶部50と、通信部60とを備えている。画像形成部20は、原稿から画像を読み取って画像データを生成する画像取得部21と、印刷用紙に印刷すべき画像を生成するための画像処理を行う画像処理部22とを備えている。画像取得部21は、さらに記憶部50に格納されている画像データを取得することもできる。操作表示部30は、ディスプレイ31と、操作ボタン32と、緊急事用入力のための非常用ボタン33とを備えている。通信部60は、火災警報装置70、消火器80及びAED90と無線LANで通信し、他の画像形成装置1a、1bと有線LANで通信することができる。非常用電源40は、非常時における画像形成装置1の確実な作動を保証するためのものである。画像形成装置1は、本実施形態では、前述のように画像形成装置1a、1bと同一の構成を有している。
制御部10は、RAMやROM等の主記憶手段、及びMPU(Micro Processing Unit)やCPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備えている。また、制御部10は、各種I/O、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、バス、その他バードウェア等のインターフェイスに関連するコントローラ機能を備え、画像形成装置1全体を制御する。
記憶部50は、非一時的な記録媒体であるハードディスクドライブやフラッシュメモリー等からなる記憶装置で、制御部10が実行する処理の制御プログラムやデータを記憶する。記憶部50は、画像形成装置1が配置されているフロア平面図FPの画像データを格納している。
図3は、一実施形態に係る画像形成装置1に格納されている画像データが示すフロア平面図FPを示す図である。画像データは、属性データとして基準位置C1の地球上における絶対的な位置を表す緯度・経度と方位とを表すデータを含んでいる。フロア平面図FPは、必ずしもパーティションや座席の画像を含む必要はなく、たとえばオフィスビルの管理者が有する各階のフロア平面図FPを示す画像データに属性データを含めたものでもよい。
なお、屋内消火栓(図示せず)のようなオフィスビルの固定設備は、予め画像として画像データに含めてもよいし、属性データとして固定設備の位置情報を画像データに含めてもよい。また、フロア平面図FPは、建築基準法で要請されている二方向避難経路として2つの階段が北側と南側とに設けられていることを示している。
第1シナリオ
図4は、一実施形態に係る緊急事態支援システム100による火災発生時の緊急事態支援動作の内容の一例を示すフローチャートである。この例は、19階の北側で火災が発生した場合を想定して起動される動作である。ステップS10では、北側の火災警報装置70aは、火災発生を画像形成装置1aに無線LANで報知する。直ちに鎮火しなかった場合には、南側の火災警報装置70aも、遅れて火災発生を画像形成装置1aに無線LANで報知することになる。このように、火災警報装置70aの作動順序は、火災発生位置情報として利用可能である。
ステップS20では、画像形成装置1aは、自動的に非常モードに入る。非常モードでは、コピーや印刷といった全てのジョブを中止し、緊急事動作を開始する。画像形成装置1aは、19階の北側で火災が発生したことを画像形成装置1、1bに有線LANで通知する。画像形成装置1、1bは、この通知に応じて自動的に非常モードに入り、コピーや印刷といった全てのジョブを中止し、緊急事動作を開始する(ステップS20)。なお、第1シナリオでは、画像形成装置1aは、第2の画像形成装置とも呼ばれる。
ステップS30では、3つの画像形成装置1、1a、1bは、非常モードにおいて出力内容決定処理を実行する。この際に、3つの画像形成装置1、1a、1bは、音声案内を出力してもよい。具体的には、たとえば2つの画像形成装置1、1bは、「19階の北側で火災が発生しました。南側階段から直ちに避難を開始して下さい。消火器の位置その他の情報を印字出力します。」といった案内を合成音声で出力するようにしてもよい。
図5は、一実施形態に係る画像形成装置1による出力内容の一部(フロアプラン)を示す図である。20階においては、画像形成装置1は、火災発生箇所(たとえば19階北側で火災発生)、屋内消火栓、消火器80および避難経路をフロア平面図FPに重畳して表すフロアプランと、屋内消火栓や消火器80の使用方法を出力内容として決定する。屋内消火栓や消火器80が選択されているのは、火災発生という緊急事態だからである。避難経路は、北側での火災発生に基づいて南側階段へ誘導する内容となっている。なお、状況によっては、屋上への避難誘導も行われる。
これにより、20階のユーザは、直ちに消火器80を持って19階に急行することができるとともに、屋内消火栓を使って20階への延焼を抑制することができる。18階においても同様である。
一方、19階においては、画像形成装置1aは、屋内消火栓、消火器80aおよび避難経路をフロア平面図FPに重畳して表す画像データと、屋内消火栓や消火器80aの使用方法を出力内容として決定する。なお、第1シナリオでは、画像形成装置1、1bは、第1の画像形成装置とも呼ばれる。
ステップS40では、3つの画像形成装置1、1a、1bは、それぞれ決定された内容の印字出力を実行する。印字出力は、紙詰まりが発生しにくい片面印刷モードでかつ印字速度が速いとして設定されているモノクロモードで実行される。印字枚数は、予め設定された枚数(たとえば20枚)となる。
これにより、18階や20階においては、初期消火担当者は、出力されたフロアプランを使用して消火器80aの位置を確認し、直ちに19階に急行することができる。一方、避難誘導担当者は、避難経路が示されているフロアプランを使用して避難誘導を行うことができる。
このように、本実施形態によれば、日頃から使い慣れている画像形成装置1、1a、1bが緊急事態に応じて適切な支援を行うので、ユーザは、戸惑うことなく火災発生という緊急事態に円滑かつ適切に対応することができる。特に、火災が発生している19階以外の20階や18階において、適切な情報が直ちに多数印字出力されるので、客観的な情報が直接的に配布される。これにより、伝聞等に起因するいわゆるパニック状態を回避することもできる。
第2シナリオ
図6は、一実施形態に係る緊急事態支援システム100による急病人発生時の緊急事態支援動作の内容の一例を示すフローチャートである。この例は、18階で急病人が発生した場合を想定して起動される動作である。急病人とは、心肺停止又はこれに準ずる重篤状態の病人を意味している。
ステップS10aでは、ユーザは、画像形成装置1bが有する非常用ボタン33を操作する。非常用ボタン33は、誤操作防止の観点から、たとえば破砕可能なプラスティックカバーを有するスイッチとして構成されている。なお、第2シナリオでは、画像形成装置1bは、第1の画像形成装置とも呼ばれる。
ステップS20では、画像形成装置1bは、非常用ボタン33の操作に応じて非常モードに入る。非常モードでは、コピーや印刷といった全てのジョブを中止し、緊急事動作を開始する。画像形成装置1bは、18階で急病人が発生したことを画像形成装置1、1aに有線LANで通知する。画像形成装置1、1aは、この通知に応じて自動的に非常モードに入り、コピーや印刷といった全てのジョブを中止し、緊急事動作を開始する。
ステップS30では、3つの画像形成装置1、1a、1bは、非常モードにおいて出力内容決定処理を実行する。20階の画像形成装置1の出力内容は、AED90の位置を示すフロアプラン(図示せず)と急病人発生階(18階)を表す情報である。これにより、20階のユーザは、迅速にAED90を見つけることができる。一方、急病人が発生した18階の画像形成装置1bは、AED90の使用手順書を印刷する。これにより、18階のユーザは、AED90が届くまでの間に使用方法について予め準備することができる。なお、第2シナリオでは、画像形成装置1、1aは、第2の画像形成装置とも呼ばれる。
このような一連の処理は、予め3つの画像形成装置1、1a、1bにおいてプログラムシーケンス制御として設定しておいても良いし、あるいは非常用ボタン33が操作された画像形成装置1bが主として作動し、他の画像形成装置1、1aに指令して全体が作動するように構成してもよい。
ステップS40では、画像形成装置1、1a、1bは、それぞれ決定された内容の印字出力を実行する。印字出力は、紙詰まりが発生しにくい片面印刷モードでかつ印字速度が速いモノクロモードで実行される。印字枚数は、予め設定された枚数(たとえば10枚)となる。
これにより、20階のユーザは、出力されたフロアプランを使用してAED90の位置を確認し、直ちに18階に急行することができる。一方、18階のユーザは、AED90の使用手順書の確認や急病人への対応に専念することができる。
この際に、3つの画像形成装置1、1a、1bは、音声案内を出力してもよい。具体的には、20階において、たとえば画像形成装置1は、「18階で急病人が発生しました。AEDを持って18階に階段で急行して下さい。」といった案内を合成音声で出力するようにしてもよい。AED90は、20階にのみ配置されているからである(図1参照)。一方、画像形成装置1bは、画像形成装置1からの上記動作完了の確認通知に応じて「20階にAEDを要請しました。」といった案内を合成音声で出力するようにしてもよい。
3つの画像形成装置1a、1bは、AED90に対して通信待機状態となる。画像形成装置1、1a、1bは、AED90に対する通信周期を1秒程度(通常は1日に1回)に短縮化し、AED90が20階から18階に移送されるまでの間において常時位置を監視する。この監視に基づいて、画像形成装置1bは、「20階においてAEDが移動を開始しました。」「AEDが19階を通過中です。」「AEDが18階の北側に到着しました。」といった案内を合成音声で出力するようにしてもよい。これにより、AED90が届くまでの間の位置が監視できるので確実に急病人の所に届けることができる。
このように、日頃から使い慣れている画像形成装置1、1a、1bが緊急事態に応じて適切な支援を行うので、ユーザは、戸惑うことなく急病人発生という緊急事態に対して各階の関係者が連携して円滑かつ適切に対応することができる。
本発明は、上記実施形態だけでなく、以下のような変形例でも実施することができる。
変形例1:上記実施形態では、緊急事用機器として火災警報装置、消火器及びAEDが使用されているが、これらに限られない。予め設定されている緊急事態に使用されるものであればよく、他の画像形成装置も含まれる。さらに、上記実施形態では、火災警報装置、消火器及びAEDが通信部やGPSを有しているが、緊急事用機器に装備される外付けのアダプタが通信部やGPSを有するような構成でもよい。
変形例2:上記実施形態では、AEDについて移動を監視しているが、たとえば消火器の移動や持ち出し、使用済み(あるいは未使用)といった状態変化も監視するようにしてもよい。この場合、監視状態に変化がある毎に印字出力するようにしてもよいし、いつでも最新の状態が表示や印字出力できるように構成してもよい。さらに、上記実施形態では、AED90の位置を示すフロアプラン(図示せず)と急病人発生階(18階)とを印字出力しているが、たとえばAED90の位置から非常用ボタンが操作された画像形成装置までの最短ルートを印字出力するようにしてもよい。最短ルートの印字出力は、広大なフロアを有するオフィスや工場では特に有効である。
変形例3:上記実施形態では、オフィスビルの固定設備として屋内消火栓が例示されているが、たとえば給湯室のガス栓(図示せず)を管理するようにしてもよい。こうすれば、火災発生時にガス栓(図示せず)の位置とそれを閉める指示等も印字出力内容に含めることができる。これにより、全てのガス栓(図示せず)を確実に閉めることが容易となる。
変形例4:上記実施形態では、複数の画像形成装置の連携によって緊急事態に支援を行っているが、必ずしも複数の画像形成装置の連携は必要ではなく、単独で支援することも可能である。
変形例5:上記実施形態では、緊急事態は、火災と急病人発生であったが、これに限られない。具体的には、たとえば大地震や大規模な停電といった他の緊急事態に対しても支援するように構成しても良い。
変形例6:上記実施形態では、複数階にまたがるオフィスに設置されている複数の画像形成装置の連携によって緊急事態に支援を行っているが、必ずしもオフィスに限らず、たとえば複数のコンビニエンスストアに設置されている複数の画像形成装置の連携によって大規模な地域災害に対して支援することも可能である。具体的には、たとえば大火災や大地震の際には、多数の画像形成装置で取得した火災情報等に基づいて最適避難ルートを設定し、避難場所や支援物資の配給場所といった有益な情報提供も可能となる。これにより、伝聞等に起因するいわゆるパニック状態を抑制することもできる。
1、1a、1b 画像形成装置
10 制御部
20 画像形成部
21 画像取得部
22 画像処理部
30 操作表示部
31 ディスプレイ
32 操作ボタン
33 非常用ボタン
50 記憶部
60 通信部
70、70a、70b 火災警報装置
80、80a、80b 消火器
90 AED
100 緊急事態支援システム

Claims (6)

  1. 緊急事態に対する支援機能を有する緊急事態支援システムであって、
    予め想定されている少なくとも1つの緊急事態のいずれかに使用すべき少なくとも1つの緊急事用機器と、
    前記緊急事用機器と通信する通信部を有する少なくとも1つの画像形成装置と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、前記緊急事用機器が使用されるべき緊急事態に対して、前記画像形成装置が前記緊急事用機器から前記通信を介して取得した情報を使用して前記緊急事態に関する情報を出力する緊急事態支援システム。
  2. 請求項1記載の緊急事態支援システムであって、
    前記少なくとも1つの画像形成装置は、第1の画像形成装置と、前記緊急事用機器から情報を取得可能な第2の画像形成装置とを含む複数の画像形成装置を含み、
    前記第1の画像形成装置は、前記第2の画像形成装置から取得した前記緊急事用機器に関する情報と、前記第1の画像形成装置が有する情報とを使用して前記緊急事態に関する情報を出力する緊急事態支援システム。
  3. 請求項2記載の緊急事態支援システムであって、
    前記緊急事用機器は、火災警報装置を含み、
    前記緊急事用機器に関する情報は、火災発生の位置に関する火災発生位置情報を含み、
    前記第1の画像形成装置は、前記火災発生位置情報を使用して、前記第1の画像形成装置の近傍から避難するための避難経路を決定し、前記決定された避難経路を含む画像を形成する緊急事態支援システム。
  4. 請求項2又は3に記載の緊急事態支援システムであって、
    前記緊急事用機器は、自動体外式除細動器を含み、
    前記緊急事用機器に関する情報は、前記自動体外式除細動器の位置に関する自動体外式除細動器位置情報を含み、
    前記第1の画像形成装置は、緊急事用入力が可能であり、前記緊急事用入力に応じて前記第2の画像形成装置に対して前記自動体外式除細動器を要請する通知を行い、
    前記第2の画像形成装置は、前記通知に応じて前記自動体外式除細動器位置情報を使用して、前記自動体外式除細動器の位置を表す情報と、前記自動体外式除細動器が必要とされる位置を表す情報とを含む画像を形成する緊急事態支援システム。
  5. 緊急事態に対する支援機能を有する画像形成装置であって、
    予め想定されている少なくとも1つの緊急事態のいずれかに使用すべき少なくとも1つの緊急事用機器と通信可能な通信部と、
    前記緊急事用機器が使用されるべき緊急事態に対して、前記緊急事用機器から前記通信を介して取得した情報を使用して前記緊急事態に関する情報を出力する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
  6. 緊急事態に対する支援機能を有する画像形成装置を制御するための制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは、
    予め想定されている少なくとも1つの緊急事態のいずれかに使用すべき少なくとも1つの緊急事用機器と通信可能な通信部および
    前記緊急事用機器が使用されるべき緊急事態に対して、前記緊急事用機器から前記通信を介して取得した情報を使用して前記緊急事態に関する情報を出力する画像形成部
    として前記画像形成装置を機能させる制御プログラム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI655613B (zh) * 2018-05-18 2019-04-01 南開科技大學 基於物聯網的滅火器防災系統及其方法

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