JP2016224115A - 蛍光光源装置、画像投射装置および蛍光光源制御プログラム - Google Patents

蛍光光源装置、画像投射装置および蛍光光源制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】蛍光体の温度変化だけでなく輝度飽和による蛍光効率や出射光の色の変化を良好に抑制する。【解決手段】蛍光光源装置1Bは、励起光源10から発せられた第1の光を該第1の光とは波長が異なる光を含む第2の光に変換する蛍光体2と、第1および第2の光のうち少なくとも一方を検出する光検出手段21,35による検出結果と励起光源の積算点灯時間に関する履歴情報とのうち少なくとも一方を用いて、第1の光の蛍光体への照射強度に関する第1の推定情報および蛍光体の温度に関する第2の推定情報を取得する推定手段30Aと、第1の推定情報および第2の推定情報を用いて、励起光源の発光強度および蛍光体を冷却する冷却手段19,4を制御する制御手段30Aとを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、励起光源からの光を蛍光体に照射し、該蛍光体で波長が変換された蛍光を射出する蛍光光源装置に関し、特に蛍光を変調および投射して画像を表示する画像投射装置に好適なものに関する。
上記のような蛍光光源装置として、例えば青帯域の励起光を発する励起光源と、該励起光を緑帯域および赤帯域の蛍光を含む光(以下、出射光という)に変換する蛍光体とを有するものがある。また、蛍光光源装置には、蛍光体を回転させることで蛍光体における励起光が集光照射されるスポット位置を変化させ、蛍光体の一部のみが高温となって蛍光効率が変化することによる出射光の明るさや色の変化を抑制するものがある。このような温度による出射光の明るさや色の変化は、蛍光光源装置の周囲温度(環境温度)の変化によっても生ずる。さらに、蛍光体の輝度飽和という特性から、蛍光体に照射される励起光の強度に応じて蛍光効率(蛍光の明るさ)や出射光の色が変化するという問題もある。
特許文献1には、励起光を集光する集光手段に対する蛍光体の相対位置を調整可能とし、蛍光体の温度を検出した結果に応じて該相対位置を調整する光源装置が開示されている。また、特許文献2には、蛍光体の温度の検出結果に応じて蛍光体を回転させる回転数を制御することで、蛍光体の温度を所定値に保つようにした光源装置が開示されている。
特開2013−004231号公報 特許第4678556号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2にて開示された光源装置では、蛍光体の温度変化による蛍光効率や出射光の色の変化は抑制可能であるが、輝度飽和による蛍光効率や出射光の色の変化を抑えることまでは考慮されていない。
本発明は、蛍光体の温度変化だけでなく輝度飽和による蛍光効率や出射光の色の変化を良好に抑制することができるようにした蛍光光源装置およびこれを用いた画像投射装置等を提供する。
本発明の一側面としての蛍光光源装置は、励起光源から発せられた第1の光を該第1の光とは波長が異なる光を含む第2の光に変換する蛍光体と、第1および第2の光のうち少なくとも一方を検出する光検出手段による検出結果と励起光源の積算点灯時間に関する履歴情報とのうち少なくとも一方を用いて、第1の光の蛍光体への照射強度に関する第1の推定情報および蛍光体の温度に関する第2の推定情報を取得する推定手段と、第1の推定情報および第2の推定情報を用いて、励起光源の発光強度および蛍光体を冷却する冷却手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
なお、上記蛍光光源装置と、該蛍光光源装置からの第2の光を変調する光変調素子とを有し、該光変調素子により変調された第2の光を被投射面に投射する画像投射装置も、本発明の他の一側面を構成する。
また、本発明の他の一側面としての蛍光光源制御プログラムは、励起光源から発せられた第1の光を該第1の光とは波長が異なる光を含む第2の光に変換する蛍光体を有する蛍光光源装置を制御するコンピュータに、第1および第2の光のうち少なくとも一方を検出する光検出手段による検出結果と励起光源の積算点灯時間に関する履歴情報とのうち少なくとも一方を用いて、第1の光の蛍光体への照射強度に関する第1の推定情報および蛍光体の温度に関する第2の推定情報を取得する処理と、第1の推定情報および第2の推定情報を用いて、励起光源の発光強度および蛍光体を冷却する冷却手段を制御する処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、蛍光体の温度変化だけでなく輝度飽和による蛍光効率や蛍光体から出射する光の色の変化を良好に抑制することができる蛍光光源装置を実現することができる。したがって、この蛍光光源装置を用いれば、長時間にわたって安定的に良好な画質の画像を投射することが可能な画像投射装置を実現することができる。
本発明の参考例である蛍光光源装置を備えた画像投射装置の構成を示す図。 参考例および本発明の各実施例の蛍光光源装置における蛍光体から出射する光のスペクトルを示す図。 参考例および各実施例の蛍光光源装置における蛍光体ユニットの構成を示す図。 参考例および各実施例における蛍光体の温度と蛍光効率との関係を示す図。 参考例および各実施例における励起光源の光強度と蛍光輝度との比率を示す図。 本発明の実施例1である蛍光光源装置を備えた画像投射装置の構成を示す図。 実施例1における蛍光効率とB/G比率との関係を示す図。 本発明の実施例2である蛍光光源装置を備えた画像投射装置の構成を示す図。 実施例2における励起光源の光照射強度と蛍光体の温度との関係を示す図。 本発明の実施例3である蛍光光源装置を備えた画像投射装置の構成を示す図。 実施例3の励起光源の使用時間と光照射強度との関係を示す図。 本発明の実施例4である蛍光光源装置を備えた画像投射装置の構成を示す図。 実施例1で行われる処理を示すフローチャート。 実施例2で行われる処理を示すフローチャート。 実施例3で行われる処理を示すフローチャート。 実施例4で行われる処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(参考例)
まず本発明の実施例1〜4の説明に先だって、各実施例に対する参考例としての蛍光光源装置(以下、光源装置という)およびこれを含む画像投射装置について、図1から図5を用いて説明する。本参考例と実施例1〜4との相違点や共通点については、その都度その旨を記載する。
図1には、参考例である光源装置1Aを含む画像投射装置の構成を示している。光源装置1Aにおいて、10は励起光源としてのレーザ光源であり、11はコリメータレンズである。12はダイクロイックミラーまたはハーフミラーとしての光分離素子であり、13,14はコンデンサレンズである。15は蛍光体ユニットである。19は蛍光体ユニット15を冷却する冷却手段としての冷却ファンであり、21はレーザ光源10から発せられたレーザ光(第1の光)23を検出する光検出手段としての光センサである。本参考例および実施例1〜4では、光センサ21は、光分離素子12に入射したレーザ光23のうち光分離素子12からの漏れ光を検出しており、その検出結果から蛍光体2へのレーザ光23の照射強度を推定することができる。
20は蛍光体ユニット15(より具体的には後述する蛍光体)の温度を測定する温度センサである。具体的には、蛍光体から放出される赤外線エネルギを計測することで蛍光体の温度を検出する赤外線センサである。実施例1〜4の光源装置には、この蛍光体ユニット15の温度を測定する温度センサ20は設けられない。
30Aは制御部であり、レーザ光源10の発光強度を制御するとともに、冷却ファン19および後述する蛍光体ユニット15の動作を制御する。なお、実施例1〜4にもこの制御部30Aに相当する制御部30B〜30Eが設けられるが、該制御部30B〜30Eは制御部30Aとは動作が異なる。
また、画像投射装置において、16は照明光学系であり、17は色分解合成系である。25,26,27は反射型液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等の光変調素子であり、18は投射レンズである。この画像投射装置の構成は実施例1〜4の画像投射装置と同じである。
光源装置1Aにおいて、レーザ光源10から発せられた励起光としてのレーザ光(本参考例および実施例1〜4では青帯域光とする)23は、コリメータレンズ11によって平行光束に変換されて光分離素子12に入射する。光分離素子12を透過したレーザ光23は、コンデンサレンズ13,14により集光されて蛍光体ユニット15内の蛍光体に照射される。蛍光体を含む蛍光体ユニット15の詳しい構成については後述する。蛍光体ユニット15は、蛍光体に集光照射されたレーザ光23の一部を、該レーザ光23とは波長が異なる2色の蛍光(緑帯域光および赤帯域光)24,25に変換する。これにより、蛍光ユニット15からは、波長変換されなかったレーザ光源10からの青帯域光と波長変換された蛍光としての緑帯域光および赤帯域光とを含む光(第2の光)が出射する。すなわち、蛍光体は、第1の光である青帯域光を、青帯域光、緑帯域光および赤帯域光を含む第2の光に変換して出射させる。
蛍光ユニット15から出射した青帯域光23、緑帯域光24および赤帯域光25は、コンデンサレンズ14,13を透過して光分離素子12に入射し、該光分離素子12により反射されて照明光学系16に導かれる。照明光学系16に入射した青帯域光23、緑帯域光24および赤帯域光25は、色分解合成系17によって分解され、それぞれ光変調素子26,27,28に導かれる。なお、図では、光変調素子27,28を1つにまとめて示している。
光変調素子26〜28はそれぞれ、入射した光を、画像投射装置の外部から入力された画像信号に応じて変調するとともに反射する。光変調素子26〜28により変調された青帯域光23、緑帯域光24および赤帯域光25は、色分解合成系17によって合成され、投射レンズ18を介して不図示の被投射面(スクリーン等)に投射される。これにより、画像信号に対応したカラー投射画像が被投射面上に表示される。
図2には、蛍光体ユニット15から出射する青帯域光(Excitation Light)と蛍光としての緑帯域光および赤帯域光(phosphor)のスペクトルを示す。蛍光体ユニット15の蛍光体に照射された青帯域光のうち波長変換されない一部の光は、該蛍光体にて拡散反射されて蛍光体ユニット15から出射する。
図3(a),(b)には、本参考例および実施例1〜4における蛍光体ユニット15の構成を示す。図3(a)はレーザ光源10からの光入射方向から見た蛍光体ユニット15を示しており、図3(b)は斜め横から見た蛍光体ユニット15を示している。
1は円板形状の金属基板であり、2は蛍光体である。4はモータであり、3は金属基板1の中心に対するモータ4の出力軸(モータ軸)の連結部である。5は台座である。蛍光体2は、不図示のバインダを介して金属基板1上に塗布されている。モータ4を駆動することにより蛍光体2が金属基板1とともにモータ軸を中心として回転する。蛍光体2にはレーザ光源10からの強い光が照射されるために蛍光体2の温度が上昇するが、蛍光体2を金属基板1とともに回転させることで冷却効果が得られ、蛍光体2の温度上昇を抑制することができる。すなわち、モータ4は冷却手段として機能する。このとき、モータ4の回転数を大きくすると蛍光体2の温度上昇をより効果的に抑制することができる。逆に言えば、モータ4の回転数が小さいと蛍光体2の温度が上昇する。このように、モータ4による蛍光体2(金属基板1)の回転数を変えることで、蛍光体2の温度を制御することが可能である。
図4には、蛍光体2の温度と蛍光効率との関係をグラフにして示している。蛍光効率とは、蛍光体2に照射された励起光(23)の光強度に対する蛍光(24,25)の光強度の比率を示す。つまり、図4は、蛍光体2の温度とレーザ光から蛍光への変換効率を示している。図4では、蛍光効率を、蛍光体2の温度が25℃のときの蛍光効率を1として規格化して示している。
図4に示す蛍光効率(以下、温度蛍光効率という)は蛍光体2の温度に対して非線形な特性を示す。具体的には、蛍光体2の温度が高温になるほど温度蛍光効率が低下し、かつ低下度合い(グラフの下げ方向の傾き)が大きくなる。一般に、この現象を温度消光という。
図5には、蛍光体2に対する励起光(レーザ光23)の照射強度(W/mm)と蛍光輝度比率との関係をグラフにして示している。なお、この蛍光体2へのレーザ光23の照射強度(以下、蛍光体2への光照射強度ともいう)に対する蛍光輝度比率は、蛍光効率と同義である。図5では、蛍光輝度比率を、蛍光体2への光照射強度が0.5W/mmのときの蛍光輝度比率を1として規格化して示している。
図5から分かるように、蛍光輝度比率は蛍光体2への光照射強度に対して線形な特性を示しており、光照射強度が高いほど蛍光輝度比率が低下する。一般に、この現象を輝度飽和という。
発明者による実験において、本参考例の光源装置1Aの使用開始時(積算点灯時間=0)における蛍光ユニット15の蛍光体2の温度は150℃であり、光センサ21による検出結果を用いて推定した蛍光体2への光照射強度は40W/mmであった。この条件において投射画像の色調整を行った。このとき、温度蛍光効率は93%であり、蛍光輝度比率は80%であり、トータル蛍光効率はこれらの積の74.4%であった。
また、実験では、光源装置1Aの使用開始時からの使用時間(積算点灯時間)の増加および環境変化によって、レーザ光23の光強度(レーザ光源10の発光強度)および蛍光体2の温度が変化した。光センサ21による検出結果を用いて蛍光体2への光照射強度を推定すると30W/mm(第1の推定情報)であった。一方、温度センサ20を用いて蛍光体2の温度を測定した結果は100℃であった。このとき、図4から温度蛍光効率は98%であり、図5から蛍光輝度比率は85%であり、トータルの蛍光効率はこれらの積である83.3%となった。つまり、蛍光効率が光源装置1Aの使用開始時の74.4%に対して83.3%に増加したことになる。これにより、光源装置1Aから出射される光において緑帯域光と赤帯域光が増えて青帯域光の比率が低下したことになり、投射画像は緑や赤味がかった画像となった。
本参考例では、これを補正するために、制御部30Aは、レーザ光源10の発光強度を制御するとともに、冷却ファン19の回転数およびモータ4による蛍光体2(金属基板1)の回転数を制御する。実験では、制御部30Aは、レーザ光源10の発光強度を強くして蛍光体2に対するレーザ光23の照射強度を40W/mmに増加させ、かつ蛍光体2の温度が150℃になるように冷却ファン19およびモータ4の回転数をそれぞれ低下させた。これにより、蛍光効率を使用開始時と同等に戻し、投射画像の色味を使用開始時と同等の色味に補正することができた。
以下、本発明の実施例1〜4について説明する。参考例で蛍光体の温度測定に使用される温度センサ(赤外線センサ)20は高価であることが多いので、各実施例ではこのような温度センサを用いずに蛍光効率や投射画像の色(つまりは蛍光体2からの出射光の色)の変化を抑制する。
図6には、本発明の実施例1である光源装置1Bを含む画像投射装置の構成を示している。本実施例において、参考例と共通する構成要素については参考例と同じ符号を付している。
35は蛍光体ユニット15を出射した青帯域光23と緑帯域光(第2の光)24を検出する第2の光検出手段としての光センサである。
本実施例では、推定手段としての制御部30Bは、参考例と同様に第1の光検出手段としての光センサ21による検出結果を用いてレーザ光源10からの蛍光体2への光照射強度に関する推定情報(第1の推定情報:以下、推定光照射強度という)を取得する。そして、この推定光照射強度から蛍光効率(蛍光輝度比率)E_wを算出する。このため、制御部30Bは、図5に示した蛍光体2への光照射強度と蛍光輝度比率との関係を示す情報をテーブルデータ又は数式として不図示のメモリに記憶(保存)しており、推定光照射強度とこの図5の関係を示す情報とを用いて蛍光輝度比率E_wを算出する。
さらに、制御部30Bは、光センサ35による検出結果を用いて、蛍光体ユニット15を出射した青帯域光(B)と緑帯域光(G)の強度の比率であるB/G比率を求め、該B/G比率からトータル蛍光効率E_totalを求める。
図7には、蛍光体2のトータル蛍光効率E_totalとB/G比率との関係をグラフにして示している。この図に示すトータル蛍光効率E_totalは、蛍光体2の温度蛍光効率E_tempと蛍光体2への光照射強度による蛍光輝度比率E_wとの積であり、以下の式(1)で示される。
E_total=E_temp×E_w (1)
制御部30は、図7に示す蛍光体2のトータル蛍光効率E_totalとB/G比率との関係を示す情報をテーブルデータ又は数式としてメモリに記憶(保存)しており、検出したB/G比率とこの図7の関係を示す情報からトータル蛍光効率E_totalを求める。また、制御部30Bは、式(1)の情報もメモリに記憶しており、求めたトータル蛍光効率E_totalと上記蛍光輝度比率E_wと式(1)とを用いて、蛍光体2の温度蛍光効率E_tempを算出する。
さらに、制御部30Bは、図4に示した蛍光体2の温度と蛍光効率との関係を示す情報をテーブルデータ又は数式としてメモリに記憶している。制御部30Bは、算出した蛍光効率E_tempとこの図4の関係を示す情報とを用いて蛍光体2の温度に関する推定情報(第2の推定情報:以下、推定蛍光体温度ともいう)を取得する。
こうして推定蛍光体温度を取得した制御手段としての制御部30Bは、この推定蛍光体温度に基づいてレーザ光源10の発光強度やモータ4および冷却ファン19の回転数を制御する。
図13のフローチャートには、制御部30Bによるレーザ光源10の発光強度とモータ4および冷却ファン19の回転数の制御を行う処理の流れを示している。制御部30Bはマイクロコンピュータにより構成され、コンピュータプログラムとしての蛍光光源制御プログラムに従って本処理を行う。
制御部30Bは、ステップS501において光センサ21の検出結果から蛍光体2への推定光照射強度を取得し、ステップS502において推定光照射強度と図5の関係を示す情報とを用いて蛍光輝度比率E_wを算出する。次に、制御部30Bは、ステップS503において光センサ35の検出結果からB/G比率を求め、該B/G比率と図7の関係を示す情報とからトータル蛍光効率E_totalを求める。さらに、制御部30Bは、ステップS504において蛍光輝度比率E_wとトータル蛍光効率E_totalと式(1)とから蛍光効率E_tempを算出し、ステップS505において蛍光効率E_tempと図4の関係を示す情報とから推定蛍光体温度を取得する。そして、制御部30Bは、ステップS506において推定蛍光体温度に基づいてレーザ光源10の発光強度とモータ4および冷却ファン19の回転数の制御を行う。
本実施例の光源装置1Bを用いた実験では、その使用開始時において、制御部30Bが光センサ21による検出結果を用いて取得した蛍光体2に対する推定光照射強度は40W/mmであった。また、光センサ35による検出結果を用いて取得した蛍光体2から出射した光のB/G比率は5:1であった。
このとき、図7に示す情報から得られるトータル蛍光効率E_totalは75%であった。また、図5に示す情報から得られる蛍光体2への光照射強度40W/mmに対する蛍光輝度比率E_wは80%であった。したがって、制御部30Bは、式(1)から蛍光体2の温度蛍光効率E_tempを93%と算出し、図4に示す情報から推定蛍光体温度150℃を取得した。
さらに、実験では、光源装置1Bの使用開始時からの使用時間の増加および環境変化によって、レーザ光23の光強度(レーザ光源10の発光強度)および蛍光体2の温度が変化した。このとき、制御部30Bが光センサ21による検出結果を用いて取得した蛍光体2に対する推定光照射強度は30W/mmであった。また、光センサ35による検出結果を用いて取得したB/G比率は3:1であった。
このとき、図7に示す情報から得られるトータル蛍光効率E_totalは83%であり、図5に示す情報から得られる蛍光輝度比率E_wは85%であった。このため、制御部30Bは、式(1)から蛍光体2の温度蛍光効率E_tempを98%として算出し、図4から推定蛍光体温度100℃を取得した。トータル蛍光効率が光源装置1Bの使用開始時の75%に対して83%に増加したことで、光源装置1Bから出射される光において緑帯域光と赤帯域光が増えて青帯域光の比率が低下したことになり、投射画像は緑や赤味がかった画像となった。
制御部30Bは、これを補正するため、つまりは蛍光効率とB/G比率を使用開始時の値に近づける(望ましくは戻す)ため、レーザ光源10の発光強度を制御し、かつ冷却ファン19の回転数とモータ4による蛍光体2の回転数を制御する。このことは、後述する他の実施例の制御部30C〜30Eも同じである。具体的には、制御部30Bは、レーザ光源10の発光強度を制御して蛍光体2への光照射強度を40W/mmに増加させ、かつ冷却ファン19およびモータ4の回転数を低下させて蛍光体2の温度を上昇させることでB/G比率を5:1にした。これにより、蛍光効率を使用開始時と同等に戻し、投射画像の色味を使用開始時と同等の色味に補正することができた。
なお、本実施例において、光源装置1Bの環境温度(周囲温度)を検出する周囲温度検出手段としての環境温度センサを設け、環境温度の変化による蛍光体2の温度変化分も併せて蛍光体2の温度制御を行うことで、より精度の高い補正を行うことができる。このことは、後述する他の実施例2〜4でも同じである。
図8には、本発明の実施例2である光源装置1Cを含む画像投射装置の構成を示している。本実施例において、実施例1と共通する構成要素については実施例1と同じ符号を付している。21は実施例1と同じく、レーザ光源10から発せられたレーザ光(第1の光)23を検出する光センサである。
本実施例の光源装置1Cを用いた実験では、その使用開始時において、制御部30Cが光センサ21による検出結果を用いて取得した蛍光体2に対する推定光照射強度は40W/mmであった。
図9には、レーザ光23の蛍光体2への照射強度(光照射強度)と蛍光体2の温度との関係をグラフにして示している。この図から、蛍光体2への光照射強度が40W/mmであるとき、蛍光体2の温度が150℃であることが推定できる。これにより、図4に示す情報から温度蛍光効率は93%であり、図5に示す情報から蛍光輝度比率は80%であり、式(1)からトータル蛍光効率はこれらの積の74.4%と推定できる。
本実施例では、推定手段としての制御部30Cは、図9の関係を示す情報を、蛍光体2への光照射強度を蛍光体2の温度に換算する換算情報として予め制御部30C内の不図示のメモリにテーブルデータ又は数式として保存(記憶)しておく。制御部30Cは、蛍光体2に対する推定光照射強度(第1の推定情報)とこの換算情報とを用いて推定蛍光体温度(第2の推定情報)を取得する。
こうして推定蛍光体温度を取得した制御手段としての制御部30Cは、この推定蛍光体温度に基づいてレーザ光源10の発光強度やモータ4および冷却ファン19の回転数を制御する。
図14のフローチャートには、制御部30Cによるレーザ光源10の発光強度とモータ4および冷却ファン19の回転数の制御を行う処理の流れを示している。制御部30Cはマイクロコンピュータにより構成され、コンピュータプログラムとしての蛍光光源制御プログラムに従って本処理を行う。
制御部30Cは、ステップS601において光センサ21の検出結果から蛍光体2への推定光照射強度を取得し、ステップS502において推定光照射強度と図9の関係を示す情報とから推定蛍光体温度を取得する。そして、制御部30Cは、ステップS603において推定蛍光体温度に基づいてレーザ光源10の発光強度とモータ4および冷却ファン19の回転数の制御を行う。
さらに実験では、光源装置1Cの使用開始時からの使用時間の増加および環境変化によって、レーザ光23の光強度(レーザ光源10の発光強度)および蛍光体2の温度が変化した。制御部30Cが光センサ21による検出結果を用いて取得した蛍光体2への推定光照射強度は30W/mmであり、図9から蛍光体の温度が100℃に変化したと推定できた。このとき、温度蛍光効率E_tempは98%であり、蛍光輝度比率E_wは85%であり、トータル蛍光効率E_totalはこれらの積の83.3%であった。つまり、蛍光効率が光源装置1Cの使用開始時の74.4%に対して83.3%に増加したことになる。これにより、光源装置1Cから出射される光において緑帯域光と赤帯域光が増えて青帯域光の比率が低下したことになり、投射画像は緑や赤味がかった画像となった。
制御部30Cは、これを補正するために、レーザ光源10の発光強度を強くして蛍光体2に対する光照射強度を40W/mmに増加させた。これにより、蛍光効率を使用開始時と同等に戻し、投射画像の色味を使用開始時と同等の色味に補正することができた。蛍光体2に対するレーザ光23の照射強度を使用開始時と同じ40W/mmまで増加させられない場合は、冷却ファン19およびモータ4の回転数を低下させて蛍光体2の温度を高温に上げてもよい。
図10には、本発明の実施例3である光源装置1Dを含む画像投射装置の構成を示している。本実施例において、実施例1,2と共通する構成要素については実施例1,2と同じ符号を付している。35は実施例2でも説明した蛍光体ユニット15を出射した青帯域光(第1の光)23および緑帯域光(第2の光)24を検出する第2の光検出手段としての光センサである。また、26はレーザ光源10の使用時間(累積点灯時間)をカウントするタイマである。
図11には、レーザ光源10の使用時間と蛍光体2に対する光照射強度との関係をグラフにして示している。レーザ光源10の使用時間と蛍光体2に対する光照射強度とは比例関係にある。
本実施例では、この図11の関係を示す情報(以下、時間−強度情報という)を、テーブルデータ又は数式として推定手段としての制御部30D内の不図示のメモリに保存(記憶)しておく。そして、制御部30Dは、タイマ26から取得したレーザ光源10の使用時間としての履歴情報と該時間−強度情報とを用いて、蛍光体2への推定光照射強度(第1の推定情報)を取得する。制御部30Dは、図5の関係を示す情報もメモリに記憶しており、推定光照射強度と図5の関係を示す情報とを用いて蛍光輝度比率E_wを算出する。
また、制御部30Dは、光センサ35による検出結果から蛍光体ユニット15を出射した青帯域光(B)と緑帯域光(G)の強度の比率であるB/G比率を求める。制御部30Dは、図7の関係を示す情報もメモリに記憶しており、B/G比率とこの図7の関係を示す情報とを用いてトータル蛍光効率E_totalを求める。制御部30Dは、このトータル蛍光効率E_totalと蛍光輝度比率E_wと式(1)とから、蛍光体2の温度蛍光効率E_tempを算出する。
制御部30Dは、図4の関係を示す情報もメモリに記憶しており、蛍光効率E_tempと図4の関係を示す情報とを用いて推定蛍光体温度(第2の推定情報)を取得する。そして、制御手段としての制御部30Dは、該推定蛍光体温度に基づいてレーザ光源10の発光強度やモータ4および冷却ファン19の回転数を制御する。
図15のフローチャートには、制御部30Dによるレーザ光源10の発光強度とモータ4および冷却ファン19の回転数の制御を行う処理の流れを示している。制御部30Dはマイクロコンピュータにより構成され、コンピュータプログラムとしての蛍光光源制御プログラムに従って本処理を行う。
制御部30Dは、ステップS701においてタイマによってカウントされたレーザ光源10の使用時間の情報を取得し、該使用時間と時間−強度情報とから蛍光体2への推定光照射強度を取得する。次に、制御部30Dは、ステップS702において推定光照射強度と図5の関係を示す情報とから蛍光輝度比率E_wを算出する。次に、制御部30Dは、ステップS703において光センサ35の検出結果からB/G比率を求め、該B/G比率と図7の関係を示す情報とからトータル蛍光効率E_totalを求める。さらに、制御部30Dは、ステップS704において蛍光輝度比率E_wとトータル蛍光効率E_totalと式(1)とから蛍光効率E_tempを算出し、ステップS705において蛍光効率E_tempと図4の関係を示す情報とから推定蛍光体温度を取得する。そして、制御部30Dは、ステップS706において推定蛍光体温度に基づいてレーザ光源10の発光強度とモータ4および冷却ファン19の回転数の制御を行う。
本実施例の光源装置1Dを用いた実験では、その使用開始時において、制御部30Dが時間−強度情報から取得した蛍光体2に対する光照射強度は40W/mmであったため、図5から蛍光輝度比率E_wは80%であった。また、制御部30Dが光センサ35による検出結果を用いて取得したB/G比率は5:1であったため、図7からトータル蛍光効率E_totalは75%となった。したがって、制御部30Dは、式(1)から蛍光体2の温度蛍光効率E_tempを93%と算出し、図4から推定蛍光体温度150℃を取得した。
さらに、光源装置1Dの使用開始時からの使用時間の増加および環境変化によって、レーザ光23の光強度(レーザ光源10の発光強度)および蛍光体2の温度が変化した。このとき、制御部30Dが取得した、タイマ26によってカウントされたレーザ光源10の使用時間は10000時間であった。このため、制御部30Dは、時間−強度情報から蛍光体2に対する推定光照射強度30W/mmを取得した。また、制御部30Dが光センサ35を通じて取得したB/G比率は3:1であった。このとき、図5から推定光照射強度は30W/mmに対する蛍光輝度比率E_wは85%となり、図7からトータル蛍光効率E_totalは83%となった。したがって、制御部30Dは、式(1)により蛍光体2の温度蛍光効率E_tempを98%と算出し、図4から推定蛍光体温度100℃を取得した。
トータル蛍光効率が光源装置1Dの使用開始時の75%に対して83%に増加したことで、光源装置1Dから出射される光において緑帯域光と赤帯域光が増えて青帯域光の比率が低下したことになり、投射画像は緑や赤味がかった画像となった。
制御部30D、これを補正するために、光センサ35によって計測される光強度とB/G比率を初期の値に戻すために、レーザ光源10の発光強度を制御して蛍光体2への光照射強度を40W/mmに増加させた。また、冷却ファン19およびモータ4の回転数を低下させた。これにより、蛍光体2の温度を上昇させ、B/G比率を5:1にした。これにより、蛍光効率を使用開始時と同等に戻し、投射画像の色味を使用開始時と同等の色味に補正することができた。
図12には、本発明の実施例4である光源装置1Eを含む画像投射装置の構成を示している。本実施例において、実施例4と共通する構成要素については実施例4と同じ符号を付している。本実施例において、26は実施例4と同様にレーザ光源10の使用時間(累積点灯時間)をカウントするタイマである。本実施例では、実施例1〜3で用いた光センサ21,35は用いていない。
本実施例では、実施例4と同様に、図11に示した時間−強度情報をテーブルデータ又は数式として推定手段としての制御部30E内の不図示のメモリに保存(記憶)しておく。そして、制御部30Eは、タイマ26から取得したレーザ光源10の使用時間と該時間−強度情報とから蛍光体2に対する推定光照射強度(第1の推定情報)を取得する。
また、本実施例では、実施例3と同様に、図9に示した換算情報を予め制御部30E内のメモリにテーブルデータ又は数式として保存(記憶)しておく。そして、制御部30Eは、蛍光体2に対する推定光照射強度とこの換算情報とから推定蛍光体温度(第2の推定情報)を取得する。そして、該推定蛍光体温度に基づいてレーザ光源10の発光強度やモータ4および冷却ファン19の回転数を制御する。
図16のフローチャートには、制御部30Eによるレーザ光源10の発光強度とモータ4および冷却ファン19の回転数の制御を行う処理の流れを示している。制御部30Eはマイクロコンピュータにより構成され、コンピュータプログラムとしての蛍光光源制御プログラムに従って本処理を行う。
制御部30Dは、ステップS801においてタイマによってカウントされたレーザ光源10の使用時間の情報を取得し、該使用時間と時間−強度情報とから蛍光体2への推定光照射強度を取得する。次に、制御部30Eは、ステップS802において推定光照射強度と換算情報とから推定蛍光体温度を取得する。そして、制御手段としての制御部30Eは、ステップS803において推定蛍光体温度に基づいてレーザ光源10の発光強度とモータ4および冷却ファン19の回転数の制御を行う。
本実施例の光源装置1Eを用いた実験では、使用開始時において、制御部30Eが時間−強度情報から取得した蛍光体2に対する光照射強度は40W/mmであった。このため、制御部30Eは、換算情報から推定蛍光体温度150℃を取得した。これにより、温度蛍光効率E_tempは93%であり、蛍光輝度比率E_wは80%であり、トータル蛍光効率E_totalはこれらの積の74.4%となった。
さらに、光源装置1Eの使用開始時からの使用時間の増加および環境変化によって、レーザ光23の光強度(レーザ光源10の発光強度)および蛍光体2の温度が変化した。このとき、制御部30Eが取得した、タイマ26によってカウントされたレーザ光源10の使用時間は10000時間であった。このため、制御部30Eは、時間−強度情報から蛍光体2に対する推定光照射強度30W/mmを取得した。そして、制御部30Eは、換算情報から蛍光体推定温度100℃を取得した。このとき、温度蛍光効率E_tempは98%であり、蛍光輝度比率E_wは85%であり、トータル蛍光効率E_totalはこれらの積の83.3%となった。蛍光効率が光源装置1Eの使用開始時の74.4%に対して83.3%に増加したことで、光源装置1Eから出射される光において緑帯域光と赤帯域光が増えて青帯域光の比率が低下したことになり、投射画像は緑や赤味がかった画像となった。
制御部30Eは、これを補正するために、レーザ光源10の発光強度を強くして蛍光体2に対する光照射強度を40W/mmに増加させることで、蛍光効率を使用開始時と同等に戻し、投射画像の色味を使用開始時と同等の色味に補正することができた。
蛍光体2に対するレーザ光23の照射強度を使用開始時と同じ40W/mmまで増加させられない場合は、冷却ファン19およびモータ4の回転数を低下させて蛍光体2の温度を高温に上げてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
1A〜1E 蛍光光源装置
2 蛍光体
10 レーザ光源
15 蛍光体ユニット
19 冷却ファン
21,35 光センサ
30A〜30E 制御部

Claims (10)

  1. 励起光源から発せられた第1の光を該第1の光とは波長が異なる光を含む第2の光に変換する蛍光体と、
    前記第1および第2の光のうち少なくとも一方を検出する光検出手段による検出結果と前記励起光源の積算点灯時間に関する履歴情報とのうち少なくとも一方を用いて、前記第1の光の前記蛍光体への照射強度に関する第1の推定情報および前記蛍光体の温度に関する第2の推定情報を取得する推定手段と、
    前記第1の推定情報および前記第2の推定情報を用いて、前記励起光源の発光強度および前記蛍光体を冷却する冷却手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする蛍光光源装置。
  2. 前記推定手段は、前記光検出手段による検出結果を用いて、前記第1の推定情報および前記第2の推定情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の蛍光光源装置。
  3. 前記光検出手段は、前記第1の光を検出する第1の光検出手段と前記第2の光を検出する第2の光検出手段とを含み、
    前記推定手段は、前記第1の光検出手段による検出結果を用いて前記第1の推定情報を取得し、前記第2の光検出手段による検出結果を用いて前記第2の推定情報を取得するとを特徴とする請求項2に記載の蛍光光源装置。
  4. 前記光検出手段は、前記第1の光を検出し、
    前記推定手段は、前記励起光源の発光強度から前記蛍光体の温度を換算するための換算情報を有しており、
    前記光検出手段による検出結果を用いて前記第1の推定情報を取得し、該第1の推定情報と前記換算情報とを用いて前記第2の推定情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の蛍光光源装置。
  5. 前記光検出手段は、前記第2の光を検出し、
    前記推定手段は、
    前記履歴情報を用いて前記第1の推定情報を取得し、
    前記光検出手段による検出結果を用いて前記第2の推定情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の蛍光光源装置。
  6. 前記推定手段は、前記励起光源の発光強度から前記蛍光体の温度を換算するための換算情報を有しており、
    前記履歴情報を用いて前記第1の推定情報を取得するとともに、該第1の推定情報と前記換算情報とを用いて前記第2の推定情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の蛍光光源装置。
  7. 該蛍光光源装置の周囲温度を検出する周囲温度検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記周囲温度検出手段による検出結果に応じて前記を用いて前記励起光源の発光強度および前記冷却手段を制御することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の蛍光光源装置。
  8. 前記制御手段は、前記第2の光の色が該蛍光光源装置の使用開始時の色に近づくように前記励起光源の発光強度および前記冷却手段を制御することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の蛍光光源装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の蛍光光源装置と、
    該蛍光光源装置からの前記第2の光を変調する光変調素子とを有し、
    該光変調素子により変調された前記第2の光を被投射面に投射することを特徴とする画像投射装置。
  10. 励起光源から発せられた第1の光を該第1の光とは波長が異なる光を含む第2の光に変換する蛍光体を有する蛍光光源装置を制御するコンピュータに、
    前記第1および第2の光のうち少なくとも一方を検出する光検出手段による検出結果と前記励起光源の積算点灯時間に関する履歴情報とのうち少なくとも一方を用いて、前記第1の光の前記蛍光体への照射強度に関する第1の推定情報および前記蛍光体の温度に関する第2の推定情報を取得する処理と、
    前記第1の推定情報および前記第2の推定情報を用いて、前記励起光源の発光強度および前記蛍光体を冷却する冷却手段を制御する処理とを実行させることを特徴とする蛍光光源制御プログラム。
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