JP6672024B2 - 光源装置、画像投射装置および光源色制御プログラム - Google Patents

光源装置、画像投射装置および光源色制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像投射装置等に好適な光源装置に関する。
プロジェクタとも称される画像投射装置には、レーザダイオード等の固体光源と該固体光源からの光の一部(励起光)により励起されて励起光とは波長が異なる蛍光を発する(つまりは光の波長変換を行う)蛍光体とを有する光源装置を用いたものがある。この光源装置では、蛍光と光源からの光(非励起光)とを合成することで白色光が生成される。ただし、蛍光体は、これに照射される光源からの励起光の光密度や蛍光体の温度の変化等によって波長変換効率が変化する特性を持つ。蛍光体の波長変換効率が変化すると、蛍光と光源からの光との合成光のホワイトバランスが崩れる。特許文献1には、複数の蛍光体における蛍光体ごとに励起光のスポットサイズ(光密度)を変更することで、各蛍光体の波長変換効率の変化を抑制するプロジェクタが開示されている。
特開2014−191003号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されたプロジェクタでは、蛍光体ごとに励起光のスポットサイズが変更されるため、蛍光体ごと(その蛍光体から発せられる蛍光ごと)に光学系の効率に関する調整が必要となる。
本発明は、簡単な方法によって光源からの光と蛍光との合成光のホワイトバランスの変化を抑制することができるようにした光源装置およびこれを備えた画像投射装置を提供する。
本発明の一側面としての光源装置は、光源と、該光源からの第1の光の一部により励起されて第1の光とは波長が異なる蛍光としての第2の光を発する蛍光体と、蛍光体の温度を変更する温度変更手段と、第1の光と第2の光との合成光における第1または第2の光の割合に関する情報を取得するための検出を行う検出手段と、該検出の結果を用いて取得された上記割合に関する情報に応じて温度変更手段を制御する色制御手段とを有する。検出手段は、蛍光体の温度を検出する温度検出手段と光源からの第1の光の強度を検出する光強度検出手段とを含み、色制御手段は、温度および強度の検出結果を用いて割合に関する情報を取得することを特徴とする。
なお、上記光源装置と、該光源装置からの光を変調する光変調手段とを有し、光変調手段により変調された光により形成される画像を投射する画像投射装置も本発明の他の一側面を構成する。さらに、上記光源装置のコンピュータに、上記割合に関する情報に応じて温度変更手段を制御させる光源色制御プログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、蛍光体の温度を制御することにより合成光のホワイトバランス等の色の変化を補正または調整することができる。
本発明の実施例1であるプロジェクタの構成を示すブロック図。 実施例1における光源部および蛍光体部の構成を示す図。 実施例1におけるホワイトバランス補正処理を示すフローチャート。 本発明の実施例2であるプロジェクタの構成を示すブロック図。 実施例2における光源部および蛍光体部の構成を示す図。 実施例2におけるホワイトバランス補正処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である画像投射装置としてのプロジェクタ100の構成を示している。図中の実線矢印は電気的な信号の流れを示し、白抜き矢印は光の流れを示している。
プロジェクタ100は、操作部101、制御部102、蛍光体部103、色成分算出部104、光源駆動部105、光源部106、蛍光体冷却部107および色補正部108を有する。また、プロジェクタ100は、画像取得部109、画像処理部110、変調駆動部111、光変調部112、照明光学系113、色分離合成系114および投射光学系115を有する。図2には、光源部106および蛍光体部103と、色成分算出部104および蛍光体冷却部107の一部とを示している。
図1において、操作部101は、プロジェクタ100の各種設定の変更や後述する光源の点灯/消灯のための操作をユーザが行うためのユーザインターフェースである。操作部101には、ボタンやタッチパネル等の操作部材が設けられている。
制御部102は、CPU等のマイクロコンピュータにより構成され、操作部101から入力される操作信号に応じて各部を制御する。
光源部106は、図2に詳しく示すように固体光源としての複数の青色レーザダイオード(LD)106a〜106eを有する。光源駆動部105は、光源部106(青色LD106a〜106e)を駆動して発光させる。また、光源駆動部105は、制御部102からの光源制御信号に応じて光源部106の点灯/消灯の制御や光源部106の発光強度の制御を行う。
蛍光体部103は、黄色蛍光体粒子をバインダーに混ぜた蛍光体層103aを金属製基板に塗布した蛍光体ホイール103bと、該蛍光体ホイール103bを回転させるモータ103cとにより構成されている。蛍光体層103aには、光源部106の青色LD106a〜106eからの青色光(B:第1の光)の一部がミラーM1を含む光学系OSを通して励起光として照射される。ミラーM1は、その中央部分が青色光を透過し、他の色光を反射する特性を有するダイクロイックミラーとして構成され、該中央部分の周囲の周辺部分が全色光を反射する反射ミラーとして構成されている。
蛍光体層103aは、励起光の波長を変換して蛍光(波長変換光:第2の光)を発する。蛍光としての黄色光(Y)は、青色LD106a〜106eからの光のうち蛍光体層103aにより波長変換されなかった青色光(非波長変換光または非励起光)と合成されて白色光(W)としての合成光となる。蛍光体部103から出射した合成光は、ミラーM1の周辺部分により反射されて照明光学部113に導かれる。制御部102は、蛍光体部103に設けられた蛍光体ホイール(モータ)の回転速度の制御等を行う。
温度変更手段としての蛍光体冷却部107は、図2に示すファン107aと、該ファン107aを駆動するファンドライバとを有し、ファン107aにより生成された空気の流れによって蛍光体ホイール103b上の蛍光体層103aの温度を変更する(低下させる)。一般に、蛍光体はその温度が上昇することで波長変換効率が下がる特性を有する。このため、ファン107aを用いて蛍光体層103aの温度を下げれば、波長変換効率を上げることができる。
色成分算出部104は、カラーセンサ等の分光検出手段により構成される波長検出部104Aと、演算処理を行うマイクロプロセッサ(MPU)等により構成される不図示の演算処理部とを有する。波長検出部104Aは、例えば図2に示すようにハーフミラーM2を介して蛍光体部103からの合成光を受光して、合成光における青(B)成分、赤(R)成分および緑(G)成分(またはB成分と黄(Y)成分)の分光強度を検出する。演算処理部は、波長検出部104Aによる分光強度の検出結果から、蛍光部103からの合成光のうち光源部106からの光の色成分であるB光の光量と蛍光の色成分であるY光(=R光+G光)の光量を算出する。
色制御手段としての色補正部108は、色成分算出部104によるB光とY光の光量の算出結果から、蛍光部103からの合成光においてB光(の光量)が占める割合に関する情報を取得し、該割合に関する情報に応じて蛍光体冷却部107を制御する。本実施例では、割合に関する情報として、B光/(B光+Y光)=0.2等、B光の割合を直接示す情報(以下、単に割合という)を取得する。ただし、これは例であり、割合に関する情報の形式や内容はどのようものであってもよい。このことは、後述する実施例2でも同じである。
蛍光体冷却部107のファン107aの回転/停止および回転数を制御して蛍光体層103aの温度を変更することで蛍光体層103aの波長変換効率を制御する。これにより、非波長変換光であるB光と蛍光であるY光との合成割合を変更して、蛍光体部103から出射する合成光のホワイトバランスを補正(調整)する。
光源部106、蛍光体部103、光源駆動部105、制御部102、色成分算出部104、蛍光体冷却部107および色補正部108によって光源装置120が構成される。
画像取得部109は、不図示の外部映像機器からの入力される画像信号を取得する。外部映像機器には、パーソナルコンピュータ、DVDプレイヤ、スマートフォン等がある。
画像処理部110は、画像取得部109からの画像信号を光変調素部112への供給に適したフォーマットや解像度を有する画像データに変換し、該画像データを変調駆動部111に供給する。変調駆動部111は、画像処理部110からの画像データに基づいて光変調部112に含まれる光変調素子(112R,112G,112B)を駆動する。
光変調手段としての光変調部112は、反射型または透過型液晶パネルにより構成されるR光変調素子112R、G光調素子112GおよびB光変調素子112Bを含む。各光変調素子は、変調駆動部111によって画像データに基づいて駆動されることにより、入射した光を画像データに応じて変調する。なお、光変調素子として、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等、液晶パネル以外のものを用いてもよい。
照明光学系113は、蛍光体部103からの合成光(W光)を、色分離合成系114を介して光変調部112に導く。色分離合成系114は、照明光学部113からのW光をR光、G光およびB光に分離してそれぞれを光変調素子112R,112G,112Bに導く。さらに、色分離合成部114は、光変調素子112R,112G,112Bにて変調されたR光、G光およびB光を合成してカラー画像光として投射光学系115に導く。投射光学系115は、色分離合成系114からのカラー画像光により形成されるカラー投射画像をスクリーン等の被投射面に拡大投射する。
次に、図3のフローチャートを用いて、色補正部108が行うホワイトバランスを補正する処理(ホワイトバランス補正処理)について説明する。この処理では、蛍光体部103から出射する合成光のホワイトバランスが変化した場合に、蛍光体冷却部107の制御を通じて蛍光体部103の温度を変更することで合成光のホワイトバランスを補正する。CPU等のコンピュータにより構成される色補正部108は、コンピュータを動作させるコンピュータプログラムとしての光源色制御プログラムに従って本処理を実行する。
ステップS100で画像取得部109が画像データを取得し、ステップS101で変調駆動部111が光変調素子112R,112G,112Bを駆動して画像投射が開始されると、制御部102は色補正部108にステップS102からの処理を開始させる。このプロジェクタ100の起動時点では蛍光体部103からの合成光のホワイトバランスが初期バランス(合成光におけるB光の割合が所定値)に設定されているものとする。
ステップS102では、色補正部108は、色成分算出部104に、波長検出部104Aによる合成光の分光強度の検出結果を用いて蛍光体部103からの合成光におけるB光とY光の光量を算出させる。
次にステップS103では、色補正部108は、ステップS102で算出されたB光とY光(=R光+G光)の光量に基づいて、蛍光体部103からの合成光に対するホワイトバランス補正を行う必要があるか否かを判定する。具体的には、色補正部108は、ステップS102でのB光とY光の光量の算出結果から、蛍光体部103からの合成光におけるB光の割合が上記所定値より大きいか小さいかを判定する。言い換えれば、合成光のホワイトバランスが初期バランスから崩れたか否かを判定する。B光の割合に対する所定値は、幅を持った値(つまりは所定範囲)であってもよい。B光の割合が所定値より大きいと判定した場合はステップS104に進み、所定値より小さいと判定した場合はステップS105に進む。
ステップS104では、色補正部108は、蛍光体冷却部107のファン107aをその回転を開始させる又は回転数を増加させるように制御して蛍光体部103(蛍光体層103a)の温度を低下させる。本実施例では、蛍光体層103aに照射される励起光の光密度を一定としており、蛍光体層103aの温度を低下させて蛍光体層103aの波長変換効率を上げことにより、合成光のうちB光の割合を下げ、Y光(=R光+G光)の割合を上げることができる。この後、色補正部108はステップS106に進む。
一方、ステップS105では、色補正部108は、蛍光体冷却部107のファン107aの回転数を減少させる又は回転を停止させるように制御して蛍光体部103(蛍光体層103a)の温度を上昇させる。蛍光体層103aの温度を上昇させて蛍光体層103aの波長変換効率を下げることにより、合成光のうちB光の割合を上げ、Y光の割合を下げることができる。この後、色補正部108はステップS106に進む。
ステップS106では、色補正部108は、再び色成分算出部104に蛍光体部103からの合成光におけるB光とY光の光量を算出させる。
次にステップS107では、色補正部108は、ステップS106で算出されたB光とY光の光量から、蛍光体部103からの合成光におけるB光の割合が上記所定値であるか否かを判定する。色補正部108は、B光の割合が所定値である場合は本処理を終了する。この後は、図3中に鎖線矢印で示すように、所定時間ごとにステップS102からの処理を繰り返す。一方、B光の割合が所定値でない場合は、色補正部108は、ステップS103に戻り、該ステップでの判定を行う。これにより、本ステップで蛍光体部103からの合成光におけるB光の割合が所定値となるまで蛍光体冷却部107の制御が行われる。
本実施例によれば、蛍光体層103aの温度の変化による波長変換効率の変動に起因して合成光のホワイトバランスが崩れたか否かを判定し、崩れた場合は蛍光体層103aの温度を変更(制御)することでホワイトバランスを元に戻す(補正する)ことができる。このため、蛍光体層103aの温度の変化による投射画像の色味の変化を抑えることができる。
なお、図3のフローチャートでは、蛍光部103からの合成光におけるB光の割合を取得して該B光の割合に応じて蛍光体冷却部107を制御する場合について説明した。しかし、蛍光部103からの合成光におけるY光の割合を算出して該Y光の割合に応じて蛍光体冷却部107を制御してもよい。このことは、後述する実施例2でも同じである。
次に、本発明の実施例2であるプロジェクタ100′の構成を、図4および図5を用いて説明する。図4および図5において、本実施例の構成要素のうち、実施例1の構成要素と共通するものには実施例1と同符号を付して説明に代える。
実施例1では色成分算出部104を波長検出部104Aと演算処理部により構成したが、本実施例における色成分算出部104′は、光強度検出部(光強度検出手段)104Bと温度検出部(温度検出手段)104Cと演算処理部とにより構成されている。
光強度検出部104Bは、図5にも示すように、光源部106(青色LD106a〜106e)から発せられる光の強度を検出するフォトセンサにより構成されている。光源部106からの光の一部は、例えば、光学系OS内のミラーM1よりも光源部106側に配置されたハーフミラーM3で反射されて光強度検出部104Bに導かれる。温度検出部104Cは、蛍光体部103のうち蛍光体層103aにおける光源部106からの励起光が照射される位置(励起光スポット)の温度を検出する。温度検出部104Cとしては、例えば図5に示すように、励起光スポットの温度を蛍光体層103aに対して非接触で検出可能な温度センサを用いるのが好ましい。
演算処理部は、光源部106からの光の強度を用いて蛍光体層103aに照射される励起光の光密度を算出するための計算データを予め保持している。このため、演算処理部は、光強度検出部104Bによる強度の検出結果と該計算データを用いて蛍光体層103aに照射される励起光の光密度を算出することができる。また、演算処理部は、蛍光体層103aの励起光スポットの温度を用いて蛍光体層103aの波長変換効率を算出するための計算データを予め保持している。このため、演算処理部は、温度検出部104Cによる温度の検出結果と該計算データを用いて蛍光体層103aの波長変換効率を算出することができる。そして、演算処理部は、光密度の算出結果と波長変換効率の算出結果とを用いて、蛍光体部103から出射する合成光におけるB光とY光の光量を算出する。
なお、演算処理部に、光源部106からの光の強度ごとおよび蛍光体層103aの励起光スポットの温度ごとに予め算出された合成光におけるB光とY光の光量を示すテーブルデータを保持させてもよい。この場合は、このテーブルデータから、光強度検出部104Bによる強度の検出結果と温度検出部104Cによる蛍光体層103aの励起光スポットの温度の検出結果とに対応するB光とY光の光量のデータを読み出すことでB光とY光の光量を取得すればよい。以下の説明では、B光とY光の光量を算出することも該光量を取得するという。
色制御手段としての色補正部108′は、実施例1の色補正部108と同様に、色成分算出部104′により取得されたB光とY光の光量から蛍光部103からの合成光においてB光が占める割合を算出(取得)し、該割合に応じて蛍光体冷却部107を制御する。これにより、非波長変換光であるB光と蛍光であるY光との合成割合を変更して、蛍光体部103から出射する合成光のホワイトバランスを補正(調整)する。光源部106、蛍光体部103、光源駆動部105、制御部102、色成分算出部104′、蛍光体冷却部107および色補正部108′によって光源装置120′が構成される。
図6のフローチャートには、本実施例において色補正部108′が行うホワイトバランス補正処理を示している。本実施例でも、実施例1と同様に、蛍光体部103から出射する合成光のホワイトバランスが変化した場合に、蛍光体冷却部107の制御を通じて蛍光体部103の温度を変更することで合成光のホワイトバランスを補正する。色補正部108′がコンピュータプログラムとしての光源色制御プログラムに従って本処理を実行することも実施例1と同じである。
図6のフローチャートにおいて、ステップS100およびステップS101での処理は実施例1(図3)におけるステップS101およびステップS101での処理と同じである。
ステップS101の後のステップS201では、色補正部108′は、色成分算出部104′に、光強度検出部104Bによる光源部106からの光の強度の検出結果を用いて蛍光体層103aに照射される励起光の光密度を算出させる。また、色補正部108′は、色成分算出部104′に、温度検出部104Cによる蛍光体層103aの励起光スポットの温度の検出結果を用いて蛍光体層103aの波長変換効率を算出させる。さらに、色補正部108′は、演算処理部に、上記光密度の算出結果と上記波長変換効率の算出結果とを用いて蛍光体部103から出射する合成光におけるB光とY光(=R光+G光)の光量を取得させる。
次にステップS202では、色補正部108′は、ステップS201で取得されたB光とY光の光量から、蛍光体部103からの合成光におけるB光の割合が所定値であるか否かを判定する。実施例1でも述べたように、B光の割合に対する所定値は、幅を持った値(つまりは所定範囲)であってもよい。色補正部108′は、B光の割合が所定値である場合はステップS201に戻る。一方、B光の割合が所定値でない場合は、色補正部108′は、ステップS203に進む。
ステップS203では、色補正部108′は、光強度検出部104Bにより検出された光源部106からの光の強度が所定強度以下か否かを判定する。検出された強度が所定強度以下であると判定した場合は、色補正部108′はステップS204に進み、そうでない場合はステップS103に進む。
ステップS204では、色補正部108′は、光源部106からの光の強度を上げるため、制御部102を通じて光源駆動部105から光源部106の青色LD106a〜106eへの供給電流を増加させる等、光源部106の発光強度を増加させる制御を行う。
次にステップS205では、色補正部108′は、色成分算出部104′にステップS201と同様に蛍光体部103からの合成光におけるB光とY光の光量を取得させる。その後、色補正部108′はステップS103に進み、実施例1のステップS103と同様に、ステップS205で取得されたB光とY光の光量から蛍光体部103からの合成光におけるB光の割合を算出する。そして、該B光の割合が所定値より大きいか小さいか、すなわちホワイトバランスが崩れたか否かを判定する。B光の割合が所定値より大きいと判定した場合はステップS104に進み、所定値より小さいと判定した場合はステップS105に進む。これらステップS104およびステップS105での処理は、実施例1のステップS104およびステップS105での処理と同じである。
そして、これらステップS104およびステップS105からステップS206に進んだ色補正部108′は、色成分算出部104′にステップS201,S205と同様に蛍光体部103からの合成光におけるB光とY光の光量を取得させ、ステップS107に進む。ステップS107の処理およびその後の処理は、実施例1のステップS107の処理およびその後の処理と同じである。
本実施例によれば、蛍光体層103aの温度の変化による波長変換効率の変動に起因して合成光のホワイトバランスが崩れたか否かを判定し、崩れた場合は蛍光体層103aの温度を変更(制御)することでホワイトバランスを元に戻す(補正する)ことができる。このため、蛍光体層103aの温度の変化による投射画像の色味の変化を抑えることができる。しかも、本実施例では、蛍光体部103からの合成光におけるB光の割合を取得するために、光源部106からの光の強度と蛍光体層103aの温度の検出結果を用いている。さらに、蛍光体部103からの合成光のホワイトバランスを補正する方法として、蛍光体部103の温度制御のみではなく光源部106からの光の強度(光源部106の発光強度)を変更する。これにより、光源部106の経時変化による蛍光体層103aでの照度低下に起因する蛍光体部103からの合成光のホワイトバランスの崩れに対してもこれを良好に補正することができる。
上記各実施例では蛍光部103からの合成光のホワイトバランスを補正する場合について説明したが、本発明は、合成光のホワイトバランスを補正する場合だけでなく、合成光の色を目的の色に調整する際に広く用いることができる。
また、上記各実施例では、青色光(第1の光)を励起光として用いて蛍光(第2の光)である黄色光を発生させてこれらを合成する場合について説明した。しかし、これは例にすぎず、1つの第1の光を励起光として用いて互いに異なる複数の蛍光である第2の光を発生させてこれらを合成したり、複数の第1の光のうち少なくとも1つを励起光として用いて、該複数の第1の光と発生した蛍光である第2の光とを合成したりしてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100,100′ プロジェクタ
103 蛍光体部
104,104′ 色成分算出部
106 光源部
107 蛍光体冷却部
108,108′ 色補正部

Claims (6)

  1. 光源と、
    該光源からの第1の光の一部により励起されて前記第1の光とは波長が異なる蛍光としての第2の光を発する蛍光体と、
    前記蛍光体の温度を変更する温度変更手段と、
    前記第1の光と前記第2の光との合成光における前記第1または第2の光の割合に関する情報を取得するための検出を行う検出手段と、
    前記検出の結果を用いて取得された前記割合に関する情報に応じて前記温度変更手段を制御する色制御手段とを有し、
    前記検出手段は、前記蛍光体の温度を検出する温度検出手段と前記光源からの前記第1の光の強度を検出する光強度検出手段とを含み、
    前記色制御手段は、前記温度および前記強度の検出結果を用いて前記割合に関する情報を取得することを特徴とする光源装置。
  2. 前記色制御手段は、前記割合が所定値と異なる場合に前記割合が前記所定値となるように前記温度変更手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記検出手段は、前記合成光の分光強度を検出する分光検出手段を有し、
    前記色制御手段は、前記分光強度の検出結果を用いて前記割合に関する情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記色制御手段は、前記割合に関する情報に応じて、前記光源の発光強度を制御することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の光源装置。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を変調する光変調手段とを有し、
    前記光変調手段により変調された光により形成される画像を投射することを特徴とする画像投射装置。
  6. 光源と、該光源からの第1の光の一部により励起されて前記第1の光とは波長が異なる蛍光としての第2の光を発する蛍光体と、前記蛍光体の温度を変更する温度変更手段と、前記第1の光と前記第2の光との合成光における前記第1または第2の光の割合に関する情報を取得するための検出を行う検出手段とを有する光源装置のコンピュータを動作させるコンピュータプログラムであって、
    前記検出手段は、前記蛍光体の温度を検出する温度検出手段と前記光源からの前記第1の光の強度を検出する光強度検出手段とを含み、
    前記コンピュータに、
    前記温度および前記強度の検出結果を用いて前記割合に関する情報を取得させ、
    該割合に関する情報に応じて前記温度変更手段を制御させることを特徴とする光源色制御プログラム。
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