JP2016223822A - 災害監視システム、監視装置、センサデバイスおよび災害監視方法 - Google Patents

災害監視システム、監視装置、センサデバイスおよび災害監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク内に輻輳が発生するのを防止するとともに、誤検知の発生を抑制しながら災害の発生を検知することができる災害監視システムを得る。
【解決手段】監視対象に配置され、状態変化を検知する複数のセンサデバイスから収集したセンシング情報に基づいて、監視装置で災害の発生を検知する災害監視システムであって、監視装置は、状態変化を検知した1台のセンサデバイスからのセンシング情報と、状態変化を検知した1台のセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスからのセンシング情報とに基づいて、災害の発生を検知するものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数のセンサデバイスから受信した情報に基づいて、監視装置で自然災害の発生を検知する災害監視システムおよび災害監視方法に関するものである。
昨今、地球環境の変化に伴って、深刻な被害をもたらす自然災害の発生が増加してきている。特に、地球温暖化が与える影響は大きく、例えば、積乱雲の発達により、ゲリラ豪雨や台風が頻発することによって、大雨や集中豪雨等が発生する頻度も高くなってきている。
大雨が与える影響は甚大であり、例えば、大雨により山や崖等の斜面が崩落し、崩れた土砂が麓まで押し寄せて交通を麻痺させたり、また、河川の氾濫や洪水により浸水したり、家屋が流される等の人命を脅かす大災害に発展したりするため、こうした種々の自然災害を早期に発見し、被害を最小限に抑えることが求められている。
なお、こうした自然災害の監視および検知には、センサが用いられるのが一般的であるが、自然災害の監視に各種センサ等を用いる場合、電源を確保することが困難であるといった課題があり、電池で駆動する通信機能を備えたセンサで無線センサネットワークを構築し、自然災害を監視することが検討されている。
しかしながら、常にセンサのデータを通信機能により送信すると、電池を消耗してしまうため、センサで異常を検知したときや一定周期でのみデータを送信することが多い。ところが、センサによる監視を行っていると、例えば加速度センサを用いて災害を検知するような場合、加速度センサに動物が接触した場合等、明らかに自然災害とは異なる事象に反応して誤検知が発生する恐れがある。また、発生頻度は低いものの、電気的なノイズにより、センサが異常検知することも考えられる。
こうした監視システムにおいて、誤検知により不要な警報が発令されるのは、システムの信頼性を低くし、また、不要な対応に人員が割かれることにつながるため好ましくない。そのため、センサを用いて自然災害を監視するシステムにおいては、誤検知の発生を防ぐことが重要になってくる。
そこで、1台のセンサデバイスが加速度を検知した場合に、ネットワーク内の他のセンサデバイスに信号を送信して、このとき、スリープモードにあるセンサデバイスも全て起こして、全てのセンサデバイスで観測を行い、加速度を検知したセンサデバイスが閾値以上あった場合において崩落が発生したと判断することで、誤検知の発生を抑制しながら斜面の崩落を検知する崩落検知方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−98128号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
すなわち、特許文献1に記載された崩落検知方法では、1台のセンサデバイスが加速度を検知すると、ネットワーク内の全てのセンサデバイスで観測が行われるので、多くの通信が発生することになる。
そのため、例えば小規模な範囲で発生した揺れを検知した場合等、全てのセンサデバイスで観測を行う必要がないときであっても、全てのセンサデバイスが信号を送信することでネットワーク内に輻輳が発生し、ネットワークの通信品質を低下させる恐れがある。そこで、適切な台数のセンサデバイスのみが起動して観測することが望ましい。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ネットワーク内に輻輳が発生するのを防止するとともに、誤検知の発生を抑制しながら災害の発生を検知することができる災害監視システムを得ることを目的とする。
この発明に係る災害監視システムは、例えば、斜面や河川等の監視対象に配置され、状態変化を検知する複数のセンサデバイスから収集したセンシング情報に基づいて、監視装置で災害の発生を検知する災害監視システムであって、監視装置は、状態変化を検知した1台のセンサデバイスからのセンシング情報と、状態変化を検知した1台のセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスからのセンシング情報とに基づいて、災害の発生を検知するものである。
この発明に係る災害監視システムによれば、監視装置は、監視対象に配置された複数のセンサデバイスのうち、状態変化を検知した1台のセンサデバイスからのセンシング情報と、状態変化を検知した1台のセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスからのセンシング情報とに基づいて、災害の発生を検知する。
そのため、ネットワーク内に輻輳が発生するのを防止するとともに、誤検知の発生を抑制しながら災害の発生を検知することができる。
この発明の実施の形態1に係る災害監視システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る災害監視システムの監視センタが備えるデータベースを示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る災害監視システムのセンサデバイスの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る災害監視システムのセンサデバイスにおける測定データ管理フォーマットを例示する説明図である。 この発明の実施の形態1に係る災害監視システムの監視センタの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る災害監視システムの監視センタにおけるセンシング情報解析部の解析手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る災害監視システムの監視センタにおけるセンシング情報管理部が備えるセンシング情報管理フォーマットを例示する説明図である。 (a)〜(c)は、この発明の実施の形態1に係る災害監視システムのセンサデバイスにおける測定データ管理フォーマットを例示する説明図である。 この発明の実施の形態1に係る災害監視システムにおける斜面崩落検知シーケンスを示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る災害監視システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態3に係る災害監視システムを示す構成図である。
以下、この発明に係る災害監視システムの好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る災害監視システムを示す構成図である。この災害監視システムは、山や崖等の斜面に設置された複数のセンサデバイスから収集した情報に基づいて、斜面崩落を監視するシステムである。
図1において、この災害監視システムは、監視装置である監視センタ100、ルータ101、センサデバイス102〜112およびケーブル113を備えている。また、この発明の実施の形態1では、ルータ101およびセンサデバイス102〜112が斜面に設置されている。
センサデバイス102〜112は、それぞれ加速度センサとWi−SUN(Wireless Smart Utility Network)通信モジュールとを備えている。また、ルータ101およびセンサデバイス102〜112は、Wi−SUNに準拠する無線ネットワークで構成され、ルータ101とセンサデバイス102〜112との間でマルチホップ通信を行うことで、メッシュ型トポロジを形成している。
また、監視センタ100は、斜面から離れた場所に存在しており、監視センタ100とルータ101とは、例えば光ファイバ等のケーブル113で接続されている。そのため、ルータ101は、有線のインタフェースも備えている。
各センサデバイス102〜112は、一定の周期で加速度値の測定結果を監視センタ100へ通知するか、または、状態変化である振動を検知すると、そのタイミングで測定結果を監視センタ100へ通知する。監視センタ100では、各センサデバイス102〜112から通知された測定結果に基づいて、斜面崩落が発生したか否かを判断する。
また、監視センタ100は、図2に示すデータベースを内部に備え、各センサデバイス102〜112の位置情報を管理している。なお、図2は一例を示しており、センサデバイス102〜112の位置情報管理手段がこれに限定されるものではない。また、図2において、センサデバイスのノード番号は、図1に示す符号と対応している。
図2によれば、例えば、ノード番号102のセンサデバイスの周辺に位置するのは、ノード番号104、105のセンサデバイスであり、監視センタ100は、この情報から、センサデバイス102が、センサデバイス104、105と通信できる位置にあることを知ることができる。なお、センサデバイス103〜112についても同様である。このように、監視センタ100は、センサデバイス102〜112のそれぞれがどのセンサデバイスと通信できる位置に設置されているかを把握している。
図3は、この発明の実施の形態1に係る災害監視システムのセンサデバイスの構成を示すブロック図である。ここでは、この発明の実施の形態1の説明に必要な構成のみを示し、電池等は示していない。なお、この構成は、センサデバイス102〜112のそれぞれに共通の構成である。
図3において、このセンサデバイスは、加速度を測定する検知部300、測定データを管理するデータ管理部301、信号の変復調等の送受信処理を行う通信部302およびアンテナ303を有している。なお、検知部300およびデータ管理部301がセンサモジュールを構成し、通信部302およびアンテナ303がWi−SUN通信モジュールを構成している。
検知部300では、定期的に加速度値が測定され、検知部300で測定された加速度値は、データ管理部301へ送信される。データ管理部301では、測定された加速度値にタイムスタンプを付与し、加速度値と測定時刻とを紐付けて管理する。
ここで、この発明の実施の形態1における加速度センサは、x軸、y軸、z軸の3方向の加速度値を測定できるものとし、各軸で測定された加速度値を同時に管理している。測定データは、定期的に、または、後述するデータ管理部301内の解析により振動を検知すると、センシング情報として監視センタ100へ送信される。
このとき、センシング情報に対して、通信部302でデータフレーム化や変調等の送信処理を施し、アンテナ303から送信する。アンテナ303から送信されたセンシング情報は、センサデバイス毎にあらかじめ決められた経路でルータ101へ中継され、ルータ101からケーブル113を介して監視センタ100へ送信される。
以下、図1に示した災害監視システムにおいて斜面が崩落し、センサデバイス103が振動を検知する場合を例に挙げて、監視センタ100とセンサデバイス102〜112との間で行われる処理の流れを示し、この発明の実施の形態1における斜面崩落検知方法を説明する。
このとき、センサデバイス103のデータ管理部301では、図4に示す測定データが管理されている。図4では、加速度の測定値を(x軸、y軸、z軸)で表し、タイムスタンプを年/月/日/時刻で表している。なお、図4は、測定データ管理フォーマットの一例であるが、測定データの管理の仕方はこれに限定されない。
検知部300は、1秒間隔で加速度値を測定し、データ管理部301は、10秒間分の測定データを管理している。また、データ管理部301には、あらかじめ加速度参考値および振動閾値が設定されており、10秒間の測定データのうち、x軸、y軸、z軸の何れかの測定値において、次式(1)が満たされる場合に振動を検知する。
|(加速度の測定値)−(加速度参考値)|>振動閾値 ・・・(1)
なお、式(1)は一例であり、また、x軸、y軸、z軸全ての測定値が式(1)を満たした場合に振動を検知する等、振動検知の基準も、必ずしも上述のとおりである必要はない。ここでは、加速度参考値が100、振動閾値が300に設定されている。
また、これらの値は、センサデバイス毎に設定しても、全てのセンサデバイスで同じ値に設定してもよい。この発明の実施の形態1においては、全てのセンサデバイスで同じ値が設定されているものとする。すなわち、図4に従えば、センサデバイス103では、12時34分58秒から12時35分04秒までの間で振動が検知されることが分かる。
また、センサデバイスは、振動を検知したタイミングで、それまで保持していた測定情報を監視センタ100へ通知してもよく、この発明の実施の形態1に係るセンサデバイスも同様である。すなわち、センサデバイス103は、振動を検知した12時34分58秒の段階で、12時34分56秒〜12時34分58秒までの測定データを監視センタ100へ通知する。
図5は、この発明の実施の形態1に係る災害監視システムの監視センタの構成を示すブロック図である。図5において、監視センタ100は、信号の変復調等の送受信処理を行う送受信処理部500、受信したセンシング情報を処理するセンシング情報解析部501、センサデバイスに送信するメッセージを生成するメッセージ生成部502、センシング情報を管理するセンシング情報管理部503および斜面崩落の検知結果を出力する出力部504を有している。
以下、図5を用いて監視センタ100におけるセンシング情報の処理手順を説明する。まず、ケーブル113を介して送信されたセンシング情報は、送受信処理部500で復調等の受信処理が行われた後に、センシング情報解析部501へ送信される。センシング情報解析部501では、図6のフローチャートに従い、センシング情報を解析する。
図6は、この発明の実施の形態1に係る災害監視システムの監視センタにおけるセンシング情報解析部の解析手順を示すフローチャートである。図6において、まず、センシング情報解析部501では、加速度値取得ステップ600として、センシング情報から加速度の測定値を取得すると、送信元情報取得ステップ601として、送信元となるセンサデバイスのノード番号を取得する。
ここで、各センサデバイス102〜112では、センシング情報を監視センタ100へ通知する際に、自身のノード番号をヘッダ情報として付加して送信する。送信元情報取得ステップ601では、このヘッダ情報を確認することにより、送信元のノード番号を取得し、送信元を特定する。
加速度値取得ステップ600および送信元情報取得ステップ601が完了すると、続いて振動判定ステップ602に移る。加速度値変動判定ステップ602では、加速度値取得ステップ600にて取得した加速度値から、振動検知の有無を判定する。センシング情報解析部501には、センサデバイスと同値の加速度参考値および振動閾値が設定されており、加速度値から振動検知の有無を判定する。
すなわち、図4を参照すると、12時34分56秒および12時34分57秒では、振動が検知されておらず、12時34分58秒で振動が検知されたと判定する。なお、加速度参考値および振動閾値は、一定である必要はなく、例えば、風が強いときには加速度参考値を小さくし、振動閾値を大きくする等、天候に合わせて設定値を変えられるようにしてもよい。
また、センシング情報解析部501は、受信したセンシング情報を上記600〜602の手順で解析し、解析結果をセンシング情報管理部503に通知する。つまり、センシング情報解析部501は、センサデバイス103が振動を検知したことを通知する。センシング情報管理部503は、センシング情報解析部501からの通知に基づいて、各センサデバイスでの加速度の測定値と振動検知の有無とを管理する。
図7は、この発明の実施の形態1に係る災害監視システムの監視センタにおけるセンシング情報管理部が備えるセンシング情報管理フォーマットを例示する説明図である。なお、センシング情報の管理手段はこれに限定されない。
図7では、各センサデバイスでの測定データおよび振動検知の有無を、センサデバイスのノード番号と紐付けて管理している。すなわち、振動が検知されなければ振動判定の欄が0、振動が検知されれば振動判定の欄が1で表され、図7のセンシング情報管理フォーマットを参照することにより、センサデバイス103で12時34分58秒に振動が検知されたと判断する。
上記の手順により、監視センタ100は、センサデバイス103で振動が検知されたことを把握することができる。しかしながら、この振動が斜面崩落に起因するものであるか否かを、1台のセンサデバイスの測定結果から判断するのは危険である。これは、動物の接触に伴う振動検知や、センサの不具合による誤検知の可能性が考えられるためである。そこで、この発明の実施の形態1における特徴として、監視センタ100は、振動が検知されたセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスのセンシング情報も収集する。
具体的には、センシング情報管理部503は、センサデバイス103で振動が検知されたと判断すると、センサデバイス103に周辺に位置するセンサデバイスのセンシング情報を収集するために、「センシング情報通知指示送信要求」をメッセージ生成部502に送信する。ここでは、センサデバイス103から送信された信号がシングルホップで直接届く範囲内に位置するセンサデバイスを、周辺に位置するセンサデバイスとする。
つまり、センシング情報管理部503は、センサデバイス104、106、110のセンシング情報の収集を試みる。そのため、センシング情報管理部503は、図2のデータベースを参照して、「センシング情報通知指示送信要求」の宛先情報として、センサデバイス103との通信が可能なセンサデバイス104、106、110を指定する。
なお、センシング情報の収集対象である周辺に位置するセンサデバイスは、センサデバイス103と直接通信が可能なセンサデバイスに限定されるものではなく、伝搬距離や地形、データサイズやチャネル容量、起動しているか否か等を考慮して、様々な収集対象を決定することができる。例えば、センサデバイスが密に配置されている場合、センサデバイス103から3ホップで届くセンサデバイスを対象として、収集範囲を少し広めにするといった運用も可能である。
また、このとき同時に、センシング情報管理部503が「センシング情報通知指示送信要求」をメッセージ生成部502に送信したことを、センシング情報解析部501に通知することで、センシング情報解析部501は、センサデバイス104、106、110からセンシング情報が通知されることをあらかじめ知ることができる。
メッセージ生成部502では、センシング情報管理部503から「センシング情報通知指示送信要求」を受信すると、宛先に上記センサデバイスのノード番号を指定した「センシング情報通知指示メッセージ」を生成し、送受信処理部500へ送信する。「センシング情報通知指示メッセージ」は、送受信処理部500で変調等の送信処理が行われると、有線ケーブル113を介して図1のルータ101へ送信される。
ルータ101へ送信された「センシング情報通知指示メッセージ」は、無線ネットワーク上をマルチホップし、宛先に指定されているセンサデバイスまで送信される。つまり、「センシング情報通知指示メッセージ」は、センサデバイス104、106、110へ送信される。「センシング情報通知指示メッセージ」を受信した各センサデバイスは、指示に従い自身のセンシング情報を監視センタ100へ通知する。
このとき、センサデバイス104、106、110がそれぞれで管理していた測定データ管理フォーマットを図8に示す。図8(a)がセンサデバイス104での測定データ、図8(b)がセンサデバイス106での測定データ、図8(c)がセンサデバイス110での測定データをそれぞれ表しており、図8より、センサデバイス106、110で振動が検知され、センサデバイス104では振動は検知されていないことが分かる。
監視センタ100は、各センサデバイスからセンシング情報を受信すると、センシング情報解析部501で前述の手順により解析を行い、解析結果をセンシング情報管理部503で管理する。センシング情報管理部503は、各センサデバイスのセンシング情報の解析結果に基づいて、センサデバイス106およびセンサデバイス110でも振動が検知されたと判定し、センサデバイス103で検知された振動は斜面の崩落に起因するものであると判断する。
なお、具体例として、センシング情報を追加収集したセンサデバイスのうち、2台のセンサデバイスにおいて振動が検知される場合を挙げたが、例えば、そのうち1台のセンサデバイスのみからしか振動が検知されなかった場合でも、検知された振動が斜面の崩落に起因するものであると判断してもよく、その判断基準は、上述したものに限定されない。
続いて、検知された振動が斜面崩落に起因するものであると判断したセンシング情報管理部503は、斜面崩落を検知した旨を通知する情報を出力部504に送信する。その情報を受信した出力部504は、図示していないが、例えば「斜面が崩落しています」といった画面表示やアラーム等の出力によって、斜面崩落が発生したことを監視員に知らせる。
次に、図9を参照しながら、上述した斜面崩落検知までの手順を示す。図9は、この発明の実施の形態1に係る災害監視システムにおける斜面崩落検知シーケンスを示す説明図である。なお、図9において、センシング情報解析部501の解析手順600〜602は、図6に示すステップ番号と対応している。
センサデバイス103が振動を検知し、センシング情報を監視センタ100へ通知するまでがSeq1、受信したセンシング情報をセンシング情報解析部501が手順600〜602で解析し、センシング情報管理部503でセンシング情報の解析結果を管理するまでがSeq2となる。
続いて、Seq3では、監視センタ100がセンサデバイス103の周辺に位置するセンサデバイス104、106、110に対してセンシング情報通知指示を送信する。また、監視センタ100からセンシング情報通知指示を受信した各センサデバイスでは、Seq4〜6により、指示に従い各々のセンシング情報を通知する。
次に、監視センタ100では、センシング情報解析部501にてセンサデバイス104、106、110から受信したセンシング情報を解析した後、Seq7ではセンサデバイス104のセンシング情報解析結果を、Seq8ではセンサデバイス106のセンシング情報解析結果を、Seq9ではセンサデバイス110のセンシング情報解析結果をそれぞれセンシング情報管理部503へ通知する。
続いて、センシング情報管理部503では、通知された解析結果から、追加で収集した3台のセンサデバイスのうち2台で振動を検知したことが分かり、Seq10で出力部504へ斜面崩落を検知した旨を通知する。
なお、図9では、Seq9が完了したタイミングでセンシング情報管理部503が斜面崩落を検知しているが、Seq8完了のタイミング、つまり、センサデバイス106のセンシング情報の解析結果が通知されたタイミングで、センシング情報管理部503が斜面崩落を検知してもよい。
また、この発明の実施の形態1におけるその他の斜面崩落の検知方法として、例えば、図1においてセンサデバイス103がセンシング情報を監視センタ100へ通知したのとほとんど同じタイミングでセンサデバイス106、110が振動を検知し、センシング情報を監視センタ100へ通知した場合に、センシング情報管理部503がセンシング情報の追加収集を行わずに、斜面崩落を検知してもよい。
一方、センシング情報を追加で収集したセンサデバイス104、106、110の何れからも振動が検知されなかった場合、すなわち、収集した測定値が全て上記式(1)を満たさなかった場合、センサデバイス103が誤検知したと判断する。
このように、この発明の実施の形態1に係る災害監視システムにおいて、監視センタ100では、1台のセンサデバイスで振動が検知されたとき、その周辺に位置するセンサデバイスからセンシング情報を追加収集し、追加収集したセンシング情報からも振動が検知される場合にのみ、当該振動が斜面崩落に起因するものであると判断することで、1台のセンサデバイスの誤検知に起因する斜面崩落の誤検知を排除することができる。
また、監視センタ100がセンシング情報を収集するのに必要なセンサデバイスを指定し、センシング情報の通知を指示することで、必要以上の通信が発生するのを防ぎ、センサネットワーク内の輻輳を防止することができる。さらに、監視センタ100が管理することで、各センサデバイスから定期的に送信されるセンシング情報の受信をトリガにして、周辺に位置するセンサデバイスのからのセンシング情報の追加収集を行うことも可能である。
なお、この発明の実施の形態1の適用は、加速度センサに限定されるものではなく、例えば、振動センサのように斜面の崩落を検知できる他のセンサデバイスにも適用できることは明らかである。また、無線通信のプロトコルもWi−SUNに限定されるものではなく、例えば、ZigBee等の他のプロトコルを用いてセンサネットワークを構築する場合においても同様に実施することが可能である。
以上のように、実施の形態1によれば、監視装置は、監視対象に配置された複数のセンサデバイスのうち、状態変化を検知した1台のセンサデバイスからのセンシング情報と、状態変化を検知した1台のセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスからのセンシング情報とに基づいて、災害の発生を検知する。
そのため、ネットワーク内に輻輳が発生するのを防止するとともに、誤検知の発生を抑制しながら斜面の崩落を検知することができる。
ここでは、実施例として加速度センサを用いた災害監視システムを挙げたが、例えば、振動センサを用いた地震監視等、センシング情報を定期的に、または、状態の変化を検知したタイミングで送信できるセンサデバイスを備えた監視システムで、上記実施の形態1で示した災害検知手段が実現できるものであれば、この発明が斜面崩落の監視のみの適用に限定されることはない。これは、以降に示す実施の形態においても同じである。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2に係る災害監視システムについて説明する。なお、この発明の実施の形態2に係る災害監視システムの構成および設定等は、上記実施の形態1と同様とし、実施の形態1と重複する部分については詳しい説明を省略する。
上記実施の形態1における災害監視システムは、複数台のセンサデバイスからセンシング情報を収集することで、斜面崩落の誤検知を防ぐものであった。具体的には、1台のセンサデバイスで振動を検知した場合、監視センタ100において当該センサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスのセンシング情報を追加収集することで、1台のセンサデバイスの誤検知によって斜面崩落を誤って検知することを防いでいた。
しかしながら、斜面の崩落に伴ってセンサデバイス自体が土砂に埋没したり、破損したりする可能性もあり、そのような状態にあるセンサデバイスが通信不能となる可能性は十分に考えられる。そのため、センサデバイスが土砂に埋没したり、破損したりした場合には、「センシング情報通知指示送信要求」を送信したセンサデバイスからセンシング情報を収集することができず、斜面の崩落を検知することができない恐れがある。
そこで、この発明の実施の形態2における災害監視システムは、周辺に位置するセンサデバイスからセンシング情報が収集できるか否かによって、斜面崩落が発生したか否かを判断するものである。
図10は、この発明の実施の形態2に係る災害監視システムを示す構成図である。図10では、図1に示した災害監視システムにおいて斜面が崩落し、センサデバイス104、106、110が土砂に埋もれている状態を表している。
なお、この発明の実施の形態2における説明においても、上記実施の形態1と同様に、センサデバイス103が振動を検知し、監視センタ100へセンシング情報を通知するものとする。また、このときの測定値は、上記実施の形態1の説明で用いたときの値と同じとする。
また、この発明の実施の形態2においても、センサデバイス103からシングルホップで届く範囲にあるセンサデバイスを周辺に位置するセンサデバイスとする。つまり、土砂に埋没しているセンサデバイス104、106、110である。
図10において、センサデバイス103は、振動を検知するとセンシング情報を監視センタ100へ通知する。監視センタ100では、通知されたセンシング情報からセンサデバイス103にて振動が検知されたと判断し、センサデバイス103の周辺に位置するセンサデバイス104、106、110に対し「センシング情報通知指示メッセージ」を送信する。
ここで、監視センタ100におけるセンシング情報の受信から「センシング情報通知指示メッセージ」の送信までの手順は、上記実施の形態1で説明したとおりであり、ここでの説明は省略する。
しかしながら、センサデバイス104、106、110は、土砂に埋もれているので、電波を送受信することができない。つまり、センサデバイス104、106、110では、監視センタ100からの「センシング情報通知指示メッセージ」を受信することも、「センシング情報通知指示メッセージ」に応答してセンシング情報を監視センタ100へ通知することもできない。そのため、監視センタ100では、センサデバイス104、106、110からのセンシング情報を得られない状態にある。
このとき、監視センタ100内のセンシング情報解析部501では、センシング情報管理部503からの通知により、センサデバイス104、106、110からセンシング情報が通知されることを知っている。
そこで、例えば、センシング情報解析部501が内部にタイマを備え、センシング情報管理部503からの通知を受信後、一定時間経過してもセンサデバイス104、106、110からのセンシング情報が通知されない場合は、センシング情報解析部501がセンシング情報管理部503に対して、センサデバイス104、106、110からのセンシング情報が得られなかったことを通知する。
これに対して、センシング情報管理部503は、センシング情報解析部501からの通知内容に基づいて、センシング情報の通知を指示したセンサデバイス104、106、110からセンシング情報を収集できていないことを把握することで、センサデバイス103が検知した振動が、斜面崩落に起因するものであると判断する。
すなわち、センサデバイス104、106、110のセンシング情報が得られないのは、これらのセンサデバイスが斜面の崩落により土砂に埋没したり、破損したりする等の異常事態にあり、通信ができない状態にあるためだと判断する。その後は、上記実施の形態1と同様に、センシング情報管理部503が、斜面崩落を検知した旨を出力部504へ通知し、出力部504によって斜面崩落の発生が監視員に知らされる。
このように、この発明の実施の形態2に係る災害監視システムにおいて、監視センタ100では、1台のセンサデバイスで振動が検知された場合に、その周辺に位置するセンサデバイスからセンシング情報を得られたかどうかにより、検知された振動が斜面の崩落に起因するものであるか否かを判断する。
これにより、振動を検知したセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスが土砂に埋没したり、破損したりする等の異常事態にある場合においても、1台のセンサデバイスの誤検知に起因する斜面崩落の誤検知を防ぐことができる。また、このような場合に、定期的に通知されるはずのセンシング情報が、一部のセンサデバイスからは受信できない状態にあるため、定期的な通知を受信できないことをトリガにして斜面の崩落を検知することが可能である。
また、この発明の実施の形態2では、センサデバイス103の周辺に位置するセンサデバイス104、106、110全てのセンシング情報を得られない場合を例に挙げて説明したが、例えば、周辺に位置するセンサデバイスの一部からはセンシング情報を得られないが、その他のセンサデバイスからは正常にセンシング情報が得られるような場合でも、崩落が発生したと判断してもよい。
その際、センシング情報を収集できた一部のセンサデバイスにおいて振動が検知される場合に、上記実施の形態1に基づく判断基準にて斜面の崩落を検知してもよい。このように、この発明の実施の形態2における災害監視システムが、上記実施の形態1で示した機能を同時に備えてもよい。
さらに、この発明の実施の形態2の適用についても、上記実施の形態1と同様に、加速度センサやWi−SUNのみに限定されないことは明らかである。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3に係る災害監視システムについて説明する。なお、この発明の実施の形態3に係る災害監視システムの構成および設定等は、上記実施の形態1、2と同様とし、実施の形態1、2と重複する部分については詳しい説明を省略する。
上記実施の形態1および2では、センシング情報の収集、およびセンサデバイスが検知した振動が斜面崩落に起因するものか否かの判断を行う監視センタ100が、振動を検知したセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスに対して、センシング情報を通知するように指示していた。
これに対して、この発明の実施の形態3における災害監視システムは、振動を検知したセンサデバイスが、自発的に周辺に位置するセンサデバイスに対して、監視センタ100へセンシング情報を通知するよう促すものである。
図11は、この発明の実施の形態3に係る災害監視システムを示す構成図である。ここで、各センサデバイスは、Wi−SUNに規定された送信方式としてブロードキャスト送信が可能であり、図11では、センサデバイス103が周辺に位置する他のセンサデバイスに対して報知情報を送信している。
図11において、センサデバイス103にて振動が検知されると、センサデバイス103は、振動の検知をトリガにして、自身の周辺に位置するセンサデバイスに対して報知情報のブロードキャスト送信を行う。この点が、上記実施の形態1および2と異なるこの発明の実施の形態3における特徴である。この報知情報は、図3に示すセンサデバイスのデータ管理部301で生成されるものであり、監視センタ100へセンシング情報を送信することを促すメッセージが含まれている。
データ管理部301で生成された報知情報は、通信部302へ送信され、通信部302でデータフレーム化や変調等の送信処理が施された後、アンテナ303から送信される。この報知情報は、センサデバイス103との通信が可能なセンサデバイス104、106、110へ送信される。なお、図11に示した各センサデバイスは、図2に示すデータベースを内部に備えているものとする。
センサデバイス104、106、110では、通信部302で報知情報を含む受信信号の受信処理を行った後、報知情報に示される指示に従って、データ管理部301で管理している図8の測定データをセンシング情報として、それぞれ監視センタ100へ通知する。このとき、センサデバイス103も同時にセンシング情報を監視センタ100へ通知してもよいし、周辺のセンサデバイスのみがセンシング情報を通知してもよい。ここでは、センサデバイス103も同時にセンシング情報を通知するものとする。
監視センタ100では、センサデバイス103およびセンサデバイス104、106、110からセンシング情報を受け取ると、上記実施の形態1で説明した手順に従い、センシング情報解析部501で各センサデバイスから通知されたセンシング情報を解析した後、センシング情報管理部503にてセンシング情報の解析結果を管理する。
このとき、振動を検知したセンサデバイスが複数台あった場合、監視センタ100は、検知された振動が斜面崩落に起因するものであると判断する。また、振動を検知したセンサデバイスが1台のみである場合、センシング情報管理部503は、振動を検知したセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスからセンシング情報を追加収集するといった、上記実施の形態1に示す手段を用いて、斜面崩落の検知を試みてもよい。
このように、この発明の実施の形態3に係る災害監視システムでは、監視センタ100がセンサデバイスに対してセンシング情報の通知を指示する前に、センサデバイス側で自発的にセンシング情報を監視センタ100へ通知する。そのため、1台のセンサデバイスの誤検知に起因する斜面崩落の誤検知を防ぐのと同時に、斜面崩落の早期検知が可能となる。
また、センサデバイスが振動を検知した際に、当該センサデバイスとの通信が可能なセンサデバイスのみにセンシング情報の通知を促す点が、特許文献1に記載された崩落検知方法と異なっている。これにより、この発明の実施の形態3では、センサネットワーク内の輻輳を防止しながら、センサデバイスの誤検知による斜面崩落の誤検知を抑制することが可能となる。
なお、この発明の実施の形態3に係る災害監視システムが、上記実施の形態1および2で示した機能を同時に備えてもよい。すなわち、1台のセンサデバイスが斜面の崩落を検知する場合において、監視センタ100が当該センサノードの周辺に位置するセンサノードにセンシング情報の通知を指示する手段と、センサデバイスが直接周辺に位置するセンサデバイスにセンシング情報の通知を促す手段とが同時に、または、段階的に行われてもよい。
さらに、この発明の実施の形態3の適用についても、上記実施の形態1、2と同様に、加速度センサやWi−SUNのみに限定されないことは明らかである。
100 監視センタ、101 ルータ、102〜112 センサデバイス、113 ケーブル、300 検知部、301 データ管理部、302 通信部、303 アンテナ、500 送受信処理部、501 センシング情報解析部、502 メッセージ生成部、503 センシング情報管理部、504 出力部。

Claims (11)

  1. 監視対象に配置され、状態変化を検知する複数のセンサデバイスから収集したセンシング情報に基づいて、監視装置で災害の発生を検知する災害監視システムであって、
    前記監視装置は、状態変化を検知した1台のセンサデバイスからのセンシング情報と、状態変化を検知した1台のセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスからのセンシング情報とに基づいて、災害の発生を検知する
    災害監視システム。
  2. 請求項1に記載の災害監視システムに適用される監視装置であって、
    前記複数のセンサデバイスのうちの1台のセンサデバイスが状態変化を検知した場合に、状態変化を検知した1台のセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスに対して、センシング情報の送信を要求する
    監視装置。
  3. 前記監視装置は、センシング情報の送信を要求したセンサデバイスからのセンシング情報に基づいて、センシング情報の送信を要求したセンサデバイスのうち、少なくとも1台のセンサデバイスで状態変化が検知された場合に、災害が発生したと判断する
    請求項2に記載の監視装置。
  4. 前記監視装置は、センシング情報の送信を要求したセンサデバイスのうち、少なくとも1台のセンサデバイスからセンシング情報が送信されない場合に、災害が発生したと判断する
    請求項2または請求項3に記載の監視装置。
  5. 請求項1に記載の災害監視システムに適用されるセンサデバイスであって、
    状態変化を検知した場合に、自身の周辺に位置するセンサデバイスに対して、前記監視装置にセンシング情報を送信することを要求する
    センサデバイス。
  6. 請求項1に記載の災害監視システムに適用されるセンサデバイスであって、
    状態変化を検知したセンサデバイスからの要求に応じて、前記監視装置にセンシング情報を送信する
    センサデバイス。
  7. 請求項5および請求項6に記載のセンサデバイスと組み合わせて用いられる監視装置であって、
    受信したセンシング情報に基づいて、センシング情報を受信したセンサデバイスのうち、複数のセンサデバイスで状態変化が検知された場合に、災害が発生したと判断する
    監視装置。
  8. 前記監視装置は、前記複数のセンサデバイスのうちの1台のセンサデバイスが状態変化を検知した場合に、状態変化を検知した1台のセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスに対して、センシング情報の送信を要求する
    請求項7に記載の監視装置。
  9. 監視対象に配置され、状態変化を検知する複数のセンサデバイスから収集したセンシング情報に基づいて、監視装置で災害の発生を検知する災害監視システムにおける災害監視方法であって、
    前記監視装置により、前記複数のセンサデバイスのうちの1台のセンサデバイスが状態変化を検知した場合に、状態変化を検知した1台のセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスに対して、センシング情報の送信を要求するステップと、
    前記監視装置により、センシング情報の送信を要求したセンサデバイスからのセンシング情報に基づいて、センシング情報の送信を要求したセンサデバイスのうち、少なくとも1台のセンサデバイスで状態変化が検知された場合に、災害が発生したと判断するステップと、
    を有する災害監視方法。
  10. 監視対象に配置され、状態変化を検知する複数のセンサデバイスから収集したセンシング情報に基づいて、監視装置で災害の発生を検知する災害監視システムにおける災害監視方法であって、
    前記監視装置により、前記複数のセンサデバイスのうちの1台のセンサデバイスが状態変化を検知した場合に、状態変化を検知した1台のセンサデバイスの周辺に位置するセンサデバイスに対して、センシング情報の送信を要求するステップと、
    前記監視装置により、センシング情報の送信を要求したセンサデバイスのうち、少なくとも1台のセンサデバイスからセンシング情報が送信されない場合に、災害が発生したと判断するステップと、
    を有する災害監視方法。
  11. 監視対象に配置され、状態変化を検知する複数のセンサデバイスから収集したセンシング情報に基づいて、監視装置で災害の発生を検知する災害監視システムにおける災害監視方法であって、
    前記センサデバイスにより、状態変化を検知した場合に、自身の周辺に位置するセンサデバイスに対して、前記監視装置にセンシング情報を送信することを要求するステップと、
    前記センサデバイスにより、状態変化を検知したセンサデバイスからの要求に応じて、前記監視装置にセンシング情報を送信するステップと、
    前記監視装置により、受信したセンシング情報に基づいて、センシング情報を受信したセンサデバイスのうち、複数のセンサデバイスで状態変化が検知された場合に、災害が発生したと判断するステップと、
    を有する災害監視方法。
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