JP2016223085A - 駐車装置 - Google Patents

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仁 赤石
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仁 赤石
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Abstract

【課題】乗降室とリフト装置とを異なる垂直投影面積に配置したものにあって、汎用性の向上を図ることのできる駐車装置の提供。
【解決手段】乗降室3と異なる垂直投影面積に配置され、駐車車両2を搭載可能なトレー6を異なる階床間で移動するリフト装置7と、乗降室3とリフト装置7側とを仕切るドア8と、乗降室3に配置され、トレー6を案内する乗降台走行レール11Aを有する乗降台10と、リフト装置7に設けられ、トレー6を案内する昇降台走行レール11Bを有する昇降台7Bと、乗降台10と昇降台7B間にわたって連続性を保つように敷設され、トレー6を案内する連結部走行レール11Cとを備えた駐車装置において、ドア8を横開き式とすると共に、ドア8下端を案内するシルを分割構造とし、連結部走行レール11Cとの干渉を防ぐようしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、駐車車両を異なる階床間で移動するために使用するリフト装置を備えた駐車装置に関する。
駐車装置として、駐車車両の入出庫階と格納階を結ぶリフト装置を構成し、このリフト装置を使用して駐車車両を異なる階床間で移動するものとして、特開2009−185515号公報(特許文献1)には、駐車車両の入出庫部への乗入れ方向を昇降ステージの前後方向と異なる方向に設定し、昇降ステージの前後幅寸法に対応した間隔を介して対向するように配置されると共に、昇降ステージと係合可能な養生ステージを備え、昇降ステージの上昇に応じ、所定高さ位置にて昇降ステージと係合し同期して上昇すると共に、昇降ステージの下降に応じ、所定の高さ位置で昇降ステージとの係合が解除されて位置決めされ、旋回ステージを駐車車両の乗入れ方向に旋回させたときにその周囲に露出する昇降ステージの昇降口を被覆するようにしたものが示されている。なお、この装置では、昇降ステージ、旋回ステージおよび昇降口を有してリフト装置が構成されている。
このような構成とすることにより、昇降ステージの昇降のために旋回ステージを駐車車両の乗入れ方向と直交する方向に旋回させたときには、養生ステージを移動して昇降口を開放すると共に、駐車車両の入出庫のため旋回ステージを駐車車両の乗入方向に旋回させたときには、養生ステージにより旋回ステージの周囲に露出する昇降口を塞ぎ、乗員が安心して乗り降りできるようにしている。
ところで、前述したものは、機械的に昇降口を塞いで入出庫部をフロア化するものであるが、基本的に乗員が乗り降りする入出庫部の下部にリフト装置の昇降路が位置するものであり、万一の事態を考慮すると安全面で不利な構造であった。すなわち駐車車両の入出庫時に何からの要因により、例えば養生ステージによる昇降口の被覆が滞ると、かなりの深さ寸法を有する昇降路の一部が露出することになり、駐車車両の乗員は危険な状態となる。
そこで、従来、乗員が駐車車両から乗り降りする乗降室とリフト装置とを異なる垂直投影面積に配置すると共に、乗降室に配置される乗降台とリフト装置に設けられる昇降台との間で駐車車両を搭載可能なトレーの送り出しを行うようにし、安全性の向上を図った駐車装置が考案されている。このような駐車装置では、乗降台と昇降台間にわたってトレーの移動を案内するためのレールを敷設しなければならないことから、乗降室とリフト装置側とを縦開き式のドアで仕切るようになっている。
特開2009−185515号公報
しかしながら、前述した乗降室とリフト装置とを異なる垂直投影面積に配置した駐車装置では、縦開き式のドアで乗降室とリフト装置側とを仕切っているが、駐車装置の設置条件によっては、駐車装置上部のスペースが限られており、縦開き式のドアを設けることができない場合がある。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、乗降室とリフト装置とを異なる垂直投影面積に配置したものにあって、汎用性の向上を図ることのできる駐車装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、乗員が駐車車両から乗り降りする乗降室と、前記駐車車両を格納可能な複数の格納スペースを有する駐車室と、前記乗降室と異なる垂直投影面積に配置され、前記駐車車両を搭載可能なトレーを異なる階床間で移動するリフト装置と、前記乗降室と前記リフト装置側とを仕切るドアと、前記乗降室に配置され、前記トレーを案内する乗降台走行レールを有する乗降台と、前記リフト装置に設けられ、前記トレーを案内する昇降台走行レールを有する昇降台と、前記乗降台と前記昇降台間にわたって連続性を保つように敷設され、前記トレーを案内する連結部走行レールとを備え、前記乗降台と前記昇降台間で前記トレーを移動すると共に、前記昇降台を昇降させて前記トレーを異なる階床間で移動し、かつ前記昇降台と前記格納スペース間で前記トレーを移動する駐車装置において、前記ドアを横開き式とすると共に、前記ドア下端を案内するシルを分割構造とし、前記連結部走行レールとの干渉を防ぐことを特徴としている。
このような構成によれば、乗降室とリフト装置側とを仕切るドアを横開き式とすることにより、上部のスペースが限られている場合でもリフト装置を乗降室と異なる垂直投影面積に配置した駐車装置とすることができる。またドア下端を案内するシルを分割構造とすることにより、横開き式のドアを設けた場合でも、シルと連結部走行レールとの干渉を防ぐことができ、ドアの開閉動作および乗降台と昇降台間におけるトレーの移動を支障なく行うことができる。これによって乗降室とリフト装置とを異なる垂直投影面積に配置して安全増しした駐車場装置の汎用性を高めることができる。
また本発明は前述の構成に加えて、前記ドア下部と対向可能な位置に、前記ドアが前記リフト装置側へ所定量を超えて変位することを抑止する下部ドアストッパーを設けることを特徴としている。
このような構成によれば、万一駐車車両がドアに衝突した場合でも、下部ドアストッパーによりドアの変位が抑止され、ドア下部の係合が解除しドアが大きく変形してしまうことを防ぎ、安全性を確保することができる。
さらに本発明は前述の構成に加えて、前記ドア上部と対向可能な位置に、前記ドアが前記リフト装置側へ所定量を超えて変位することを抑止する上部ドアストッパーを設けることを特徴としている。
このような構成によれば、万一駐車車両がドアに衝突した場合でも、上部ドアストッパーによりドアの変位が抑止され、ドア上部の係合が解除しドアが大きく変形してしまうことを防ぎ、安全性を確保することができる。
本発明によれば、乗降室とリフト装置とを異なる垂直投影面積に配置して安全増しした駐車場装置の汎用性を高めることができる。
本発明の一実施形態による駐車装置の断面図である。 本実施形態による駐車装置の平面図である。 本実施形態による乗降室の拡大断面図である。 本実施形態による乗降室の拡大平面図である。 本実施形態による駐車室ドア装置のドア閉状態を示す正面図である。 本実施形態による駐車室ドア装置のドア開状態を示す正面図である。 本実施形態による駐車室ドア装置のシル部分の拡大図である。 本実施形態による下部ドアストッパー部分の拡大図である。 本実施形態による上部ドアストッパー部分の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による駐車装置の断面図、図2は、本実施形態による駐車装置の平面図、図3は、本実施形態による乗降室の拡大断面図、図4は、本実施形態による乗降室の拡大平面図である。
駐車装置は、乗降室ドア装置1を介して外部と連通し、乗員が駐車車両2から乗り降りする乗降室3と、駐車車両2を格納可能な複数の格納スペース4を有する駐車室5と、乗降室3と異なる垂直投影面積、すなわち乗降室3と格納スペース4との間に配置され、駐車車両2を搭載可能なトレー6を異なる階床間で移動するリフト装置7と、乗降室3と駐車室5とを仕切る駐車室ドア装置8とを備えている。
乗降室3の外部側開口に設置される乗降室ドア1装置は、モーター1Aにより開閉されるドアパネル1Bを備えた横開き式のものである。
乗降室3には、乗降室ピット9が形成され、この乗降室ピット9に、乗降台10が設置されている。乗降台10は、乗降室ピット9に据え付けられるステージ10Aに支持され、トレー6を案内する乗降台縦方向走行レール11Aと、トレー6を駆動するための図示しない床側トレー駆動装置とが備えられている。また乗降室3は、乗員が安全に入退出できるように、トレー6が配置された状態でフラットな床面を構築すると共に、トレー6周りに十分な歩行スペースが確保されている。
駐車室5は、格納階1F、B1、B2の3階層からなっていると共に、例えば格納階1Fには、格納スペース4A〜4Pが形成されている。各格納スペース4A〜4Pには、複数の縦方向走行レール11が所定の間隔で配置され、また縦方向走行レール11と直交するように複数の横方向走行レール12が所定間隔で配置されることによって、マトリックス状に敷設した走行レールが構成されている。さらに通常、各格納スペース4A〜4Pのうちの少なくとも1つは、トレーが配置されていない空きスペースとされ、ここでは格納スペース4F、4J、4M、4Pを空きスペースとして図示している。各格納スペース4A〜4Pには、縦方向走行レール11と横方向走行レール12とによって囲まれた部分に図示しない床側トレー駆動装置が配置されている。
リフト装置7は、駐車室ピットに立設した一対のガイドレール7Aと、このガイドレール7Aに沿って昇降可能に案内すると共に、トレー6を載置可能な昇降台7Bとを備えている。昇降台7Bの上面には、格納スペース4Fの縦方向走行レール11および格納スペース4Jの横方向走行レール12と連続性を保つように配置される昇降台縦方向走行レール11Bおよび昇降台横方向走行レール12Aが設けられ、その中央部には、図示しない床側トレー駆動装置が備えられている。そして、このリフト装置7を図示しない制御装置によって制御することによって、格納階1F、B1、B2間でトレー6を移動するようになっている。
乗降室3と駐車室5間に配置される梁13には、枠体14が設置され、この枠体14に、乗降台縦方向走行レール11Aおよび昇降台縦方向走行レール11Bと連続性を保つように配置される連結部縦方向走行レール11Cが設けられている。これによりリフト装置7の昇降台7Bが格納階1Fに位置するときに、乗降台縦方向走行レール11A、昇降台縦方向走行レール11Bおよび連結部縦方向走行レール11Cが連続して配置され、トレー6が昇降台7Bと乗降台10間で移動可能となる。
各トレー6の上面には、搭載された駐車車両2の前輪および後輪が所定位置にあることを検出する車輪センサ15が備えられている。また各トレー6の裏面には、トレー6を縦方向走行レール11、11A、11B、11Cに沿って走行するように支持した縦方向車輪16と、トレー6を横方向走行レール12、12Aに沿って走行するように支持した横方向車輪17とが可回転的に取り付けられていると共に、格納スペース4A〜4P、リフト装置7および乗降台10に設けられる床側トレー駆動装置との対向位置に、図示しないトレー側従動装置が配置されている。
図5は、本実施形態による駐車室ドア装置のドア閉状態を示す正面図、図6は、本実施形態による駐車室ドア装置のドア開状態を示す正面図、図7は、本実施形態による駐車室ドア装置のシル部分の拡大図である。
駐車室ドア装置8は、乗降室3と駐車室5を仕切る横開き式のものであり、入庫時および出庫時にドア閉状態となり、駐車車両2の乗員が乗り降りする際の安全を確保するようになっている。駐車室ドア装置8は、開口の上部に延設されるブラケット材8Aと、ブラケット材8Aに沿って開口の上部に設けられるレール8Bと、レール8Bを上下方向から挟み込むように配置されたローラ8C、8Dを有するドアハンガー8Eと、ドアハンガー8Eに吊持ちされるドアパネル8Fと、レール8Bに沿って無端状に配置され、モーター8Gによって駆動される索状体8Hと、索状体8Hとドアハンガー8Eを連結する連結部材8Iと、開口の側方に配置される戸袋8Jと、乗降室ピット9に設置される枠体18に分割して取り付けられ、駐車室ドア8の下端を案内するシル8Kとを備えている。
駐車室ドア装置8は、モーター8Gにより索状体8Hを駆動することにより、索状体8Hと連結部材8Iを介して連結されたドアハンガー8Eおよびドアハンガー8Eにより吊持ちされるドアパネル8Fが連動し、水平方向に開動作および閉動作するようになっている。
シル8Kは、乗降室3とリフト装置7間に延設される2本の連結部縦方向走行レール11Cとの干渉を防ぐため、本実施形態では3分割されている。またシル8Kおよびドアパネル8Fは、ドアパネル8Fの開閉動作時に、ドアパネル8F下端が連結部縦方向走行レール11Cに接触することがないように、連結部縦方向走行レール11C上面より高い高さ位置にドアパネル8F下端が配置される据え付け条件を満たすものとなっている。
ドアパネル8Fは、片側2枚、計4枚を有して構成されており、開動作に応じて一方のドアパネル8Fが他方のドアパネル8Fに重なり合うようにして戸袋8Jに収納されるようになっている。またドアパネル8Fの下端は、乗降室ピット9の中間高さ位置に配置されるシル8Kに遊嵌されることから、その下部が乗降室ピット9内に位置する高さ寸法を有すると共に、各ドアパネル8Fの外側下部には、開状態時に、乗降室ピット9の縁部と干渉することがないように切り欠きが形成されている。さらにドア閉状態でシル分割部に位置するドアパネル8F下端は、図5に示すように一方のシル8Kと他方のシル8Kとを跨いで遊嵌可能な幅寸法を有している。
ドアパネル8Fの乗降室3側には、図5に示すように、ミラー19が取り付けられていると共に、戸袋8Jに、前進、停車、後退のサインを点灯可能な案内表示装置20が備えられており、入庫時に、ミラー19により駐車車両2を映し、また入出庫時に、案内表示装置20の所定のサインを点灯することにより、入出庫作業を円滑、かつ安全に行うことができるようにしている。
図8は、本実施形態による下部ドアストッパー部分の拡大図、図9は、本実施形態による上部ドアストッパー部分の拡大図である。
ドアパネル8F下部と対向可能な位置に、ドアパネル8Fがリフト装置7側へ所定量を超えて変位することを抑止する下部ドアストッパー21が設けられている。またドアパネル8F下端には、下部ドアストッパー21方向に延在する補助ストッパー21Aが取り付けられている。これらの下部ドアストッパー21および補助ストッパー21Aは、入出庫時に、乗員が駐車車両2を運転している時などに、万一駐車車両2をドアパネル8Fに衝突させた場合に、ドアパネル8F下部の係合が解除され、ドアパネル8Fが大きく変形してしまうことを防ぐためのものである。このとき略L字状の断面形状を有する下部ドアストッパー21の水平端部がドアパネル8Fの側面に当接し、ドアパネル8Fが水平方向に変位することを防ぐと共に、補助ストッパー21Aが下部ドアストッパー21の水平部に下方から突き当たることで、ドアパネル8Fが上方向に捲れ上がることを防ぐようになっている。尚、シル8Kには、図8に示すように、レール8Lが延設され、ドアパネル8Fの下端がレール8Lに遊嵌することで、開閉動作時にドアパネル8Fを案内するようになっている。
ドアパネル8F上部と対向可能な位置に、ドアパネル8Fがリフト装置7側へ所定量を超えて変位することを抑止する上部ドアストッパー22が設けられている。この上部ドアストッパー22は、入出庫時に、乗員が駐車車両2を運転している時、万一駐車車両2をドアパネル8Fに衝突させた場合に、ドアパネル8F上部の係合が解除され、ドアパネル8Fが大きく変形してしまうことを防ぐためのものである。このとき上部ドアストッパー22の端部がドアパネル8Fの側面に当接し、ドアパネル8Fが水平方向に変位することを防ぐようになっている。尚、本実施形態では、下部ドアストッパー21および上部ドアストッパー22は、駐車車両22が衝突した際に大きな力がかかるドアパネル8F中央と対向する位置に配置したものとしているが、ドアパネル8Fに沿って延設したり、所定の間隔を隔てて複数箇所に設けるようにしても良い。しかしながら下部ドアストッパー21は、連結部縦方向走行レール11Cと干渉することのない配置とする必要がある。
次に、駐車車両2の入庫時の手順を簡単に説明する。
まず乗降室ドア装置1のドアパネル1Bを開状態とし、乗員は駐車車両2を外部から乗降室3に乗り入れる。このとき駐車室ドア装置8のドアパネル8Fは、図5に示すように閉状態となっている。乗員はミラー19や案内表示装置20のサインを確認しつつ駐車車両2をトレー6上の駐車位置に配する。駐車車両2の前輪および後輪が所定位置に到達すると、車輪センサ15がこれを検出し、案内表示装置20の停止のサインが点灯する。これを確認した乗員は降車し、歩行スペースを歩いて乗降室3から退出する。このとき乗降室3はフラットな床面を構築していると共に、ドアパネル8Fは閉状態となっていて駐車室5と仕切られていることから、乗員は安全に退室できる。
乗員が乗降室3から退室したことが検出されると、制御装置は乗降室ドア装置1のモーター1Aを駆動し、ドアパネル1Bを閉状態とすると共に、駐車室ドア装置8のモーター8Gを駆動し、図6に示すようにドアパネル8Fを開状態とする。このときリフト装置7は、昇降台7Bを格納階1Fに位置させており、乗降台縦方向走行レール11A、昇降台縦方向走行レール11Bおよび連結部縦方向走行レール11Cはそれぞれ同じ高さレベルにある。この状態で乗降台10に設けられる床側トレー駆動装置を制御することにより、駐車車両2を搭載したトレー6を乗降台10から昇降台7Bへと移動する。
制御装置は格納階1F、B1、B2における駐車車両2の格納状況に基づきリフト装置7を制御する。すなわち格納階B1または格納階B2が格納先として選択されると、ダウン運転し、昇降台7Bを格納階B1または格納階B2に位置させる。一方、格納階1Fが格納先として選択されると、昇降台7Bを昇降させる必要はなく、次の動作へと移行する。
昇降台7Bを所定の格納階に位置させると、昇降台縦方向走行レール11Bおよび昇降台横方向走行レール12Aは、格納スペース4における縦方向走行レール11および横方向走行レール12と同じ高さレベルとなる。格納階1Fが格納先として選択された場合を例とすると、図2に示すように昇降台縦方向走行レール11Bは、格納スペース4Fにおける縦方向走行レール11と同じ高さレベルとなると共に、昇降台横方向走行レール12Aは、格納スペース4Jにおける横方向走行レール12と同じ高さレベルとなる。ここで昇降台7Bに隣接する格納スペース4Fおよび格納スペース4Jが空きスペースとなっている場合、昇降台7B上のトレー6は2方向に移動することが可能である。この状態で昇降台7Bに設けられる床側トレー駆動装置を制御することにより、駐車車両2を搭載したトレー6を昇降台7Bから格納スペース4Fまたは格納スペース4Jへと移動する。
この後、制御装置は、予め格納されたプログラムに従って、トレー6を最短時間で移動を完了する経路を選択し、所定の格納スペースへと移動する。すなわち所定のトレー6の下部床に設けられている床側トレー駆動装置を制御することにより、隣接する格納スペースへと所定のトレー6を移動させ、その後、新たに対応した床側トレー駆動装置を制御することにより、所定のトレー6を順次移動させ、最終的に所定の格納スペースへと移動する。
一方、所定の駐車車両2を出庫する場合、制御装置は、予め格納されたプログラムに従って、所定の駐車車両2を搭載したトレー6を最短時間で移動を完了する経路を選択し、リフト装置7に隣接する格納スペースへと移動する。格納階1Fに出庫する駐車車両2がある場合を例とすると、この駐車車両2を搭載したトレー6を格納スペース4Fまたは格納スペース4Jへと移動する。またリフト装置7を制御し、トレー6が格納スペース4Fまたは格納スペース4Jへ移動した時点で、昇降台7Bを格納階1Fに位置させる。これにより格納スペース4Fにおける縦方向走行レール11は、昇降台縦方向走行レール11Bと同じ高さレベルとなると共に、格納スペース4Jにおける横方向走行レール12は、昇降台横方向走行レール12Aと同じ高さレベルとなる。この状態で格納スペース4Fまたは格納スペース4Jに設けられる床側トレー駆動装置を制御することにより、駐車車両2を搭載したトレー6を格納スペース4Fまたは格納スペース4Jから昇降台7Bへと移動する。
次いで駐車室ドア装置8のモーター8Gを駆動し、図6に示すようにドアパネル8Fを開状態とする。このときリフト装置7は、昇降台7Bを格納階1Fに位置させていることから、乗降台縦方向走行レール11A、昇降台縦方向走行レール11Bおよび連結部縦方向走行レール11Cはそれぞれ同じ高さレベルにある。この状態で昇降台7Bに設けられる床側トレー駆動装置を制御することにより、駐車車両2を搭載したトレー6を昇降台7Bから乗降台10へと移動する。移動が完了すると、駐車室ドア装置8のモーター8Gを駆動し、図5に示すようにドアパネル8Fを閉状態とすると共に、乗降室ドア装置1のモーター1Aを駆動し、ドアパネル1Bを開状態とする。この後、乗員は乗降室3に入室し、歩行スペースを歩いて駐車車両2に近づいて乗車し、駐車車両2を運転して乗降室3から外部へと退室する。
以上説明したように本発明は、乗員が駐車車両2から乗り降りする乗降室3と、駐車車両2を格納可能な複数の格納スペース4を有する駐車室5と、乗降室3と異なる垂直投影面積に配置され、駐車車両2を搭載可能なトレー6を異なる階床間で移動するリフト装置7と、乗降室3とリフト装置7側とを仕切る駐車室ドア装置8と、乗降室3に配置され、トレー6を案内する乗降台縦方向走行レール11Aを有する乗降台10と、リフト装置7に設けられ、トレー6を案内する昇降台縦方向走行レール11Bおよび昇降台横方向走行レール12Aを有する昇降台7Bと、乗降台10と昇降台7B間にわたって連続性を保つように敷設され、トレー6を案内する連結部縦方向走行レール11Cとを備え、乗降台10と昇降台7B間でトレー6を移動すると共に、昇降台7Bを昇降させてトレー6を異なる階床間で移動し、かつ昇降台7Bと格納スペース4間でトレー6を移動する駐車装置において、駐車室ドア装置8を横開き式とすると共に、ドアパネル8F下端を案内するシル8Kを分割構造とし、連結部縦方向走行レール11Cとの干渉を防ぐことを特徴としている。
このような構成によれば、乗降室3とリフト装置7側とを仕切る駐車室ドア装置8を横開き式とすることにより、上部のスペースが限られている場合でもリフト装置7を乗降室3と異なる垂直投影面積に配置した駐車装置とすることができる。またドアパネル8F下端を案内するシル8Kを分割構造とすることにより、横開き式の駐車室ドア装置8とした場合でも、シル8Kと連結部縦方向走行レール11Cとの干渉を防ぐことができ、ドアパネル8Fの開閉動作および乗降台10と昇降台7B間におけるトレー6の移動を支障なく行うことができる。これによって乗降室3とリフト装置7とを異なる垂直投影面積に配置して安全増しした駐車場装置の汎用性を高めることができる。
また本発明は前述の構成に加えて、ドアパネル8F下部と対向可能な位置に、ドアパネル8Fがリフト装置7側へ所定量を超えて変位することを抑止する下部ドアストッパー21を設けることを特徴としている。
このような構成によれば、万一駐車車両2がドアパネル8Fに衝突した場合でも、下部ドアストッパー21によりドアパネル8Fの変位が抑止され、ドアパネルF下部の係合が解除しドアパネル8Fが大きく変形してしまうことを防ぎ、安全性を確保することができる。
さらに本発明は前述の構成に加えて、ドアパネル8F上部と対向可能な位置に、ドアパネル8Fがリフト装置7側へ所定量を超えて変位することを抑止する上部ドアストッパー22を設けることを特徴としている。
このような構成によれば、万一駐車車両22がドアパネル8Fに衝突した場合でも、上部ドアストッパー22によりドアパネル8Fの変位が抑止され、ドアパネル8F上部の係合が解除しドアパネル8Fが大きく変形してしまうことを防ぎ、安全性を確保することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例を含み、例えば、前述した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備える態様に限定されるものではない。
3 乗降室
4 格納スペース
5 駐車室
6 トレー
7 リフト装置
7B 昇降台
8 駐車室ドア装置
8A ドアパネル
8K シル
10 乗降台
11 縦方向走行レール
11A 乗降台縦方向走行レール
11B 昇降台縦方向走行レール
11C 連結部縦方向走行レール
12 横方向走行レール
12A 昇降台横方向走行レール
21 下部ドアストッパー
22 上部ドアストッパー

Claims (3)

  1. 乗員が駐車車両から乗り降りする乗降室と、前記駐車車両を格納可能な複数の格納スペースを有する駐車室と、前記乗降室と異なる垂直投影面積に配置され、前記駐車車両を搭載可能なトレーを異なる階床間で移動するリフト装置と、前記乗降室と前記リフト装置側とを仕切るドアと、前記乗降室に配置され、前記トレーを案内する乗降台走行レールを有する乗降台と、前記リフト装置に設けられ、前記トレーを案内する昇降台走行レールを有する昇降台と、前記乗降台と前記昇降台間にわたって連続性を保つように敷設され、前記トレーを案内する連結部走行レールとを備え、前記乗降台と前記昇降台間で前記トレーを移動すると共に、前記昇降台を昇降させて前記トレーを異なる階床間で移動し、かつ前記昇降台と前記格納スペース間で前記トレーを移動する駐車装置において、
    前記ドアを横開き式とすると共に、前記ドア下端を案内するシルを分割構造とし、前記連結部走行レールとの干渉を防ぐことを特徴とした駐車装置。
  2. 前記ドア下部と対向可能な位置に、前記ドアが前記リフト装置側へ所定量を超えて変位することを抑止する下部ドアストッパーを設けることを特徴とした請求項1に記載の駐車装置。
  3. 前記ドア上部と対向可能な位置に、前記ドアが前記リフト装置側へ所定量を超えて変位することを抑止する上部ドアストッパーを設けることを特徴とした請求項1に記載の駐車装置。
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