JP2016221790A - 造形支援装置、3次元造形システム - Google Patents

造形支援装置、3次元造形システム Download PDF

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聡美 高谷
Satomi Takatani
聡美 高谷
吉田 武弘
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Abstract

【課題】 3次元造形装置に出力する3次元データの利用に際し、利便性を向上するための技術を提供する。
【解決手段】 本発明は、
3次元造形装置の属性情報を取得する手段と、
3次元データを取得する手段と、
前記取得された属性情報と取得された前記3次元データに基づいて、表示部に表示する情報を変えることを特徴とする造形支援装置を提供する。
【選択図】 図3

Description

本発明は造形支援装置、3次元造形システムに関する。
近年、アディティブマニファクチャリング(AM)、3次元プリンタ、ラピッドプロトタイピング(RP)等で呼称される、立体造形技術が注目を集めている(本明細書ではこれらの技術を総称して3次元プリンタ技術または3Dプリンタ技術と呼ぶ)。
特徴としては、一度に一層の物体を形成する為に大量の材料を用い、コンピュータ制御されたデータに基づいて造形部分を硬化または凝固させて下層に固着させ、これを繰り返すことで造形を行うものである。
具体的には、3次元データ(3D−CAD、点群など)からSTLデータを作成し、さらに、3次元造形に必要なスライスデータを作成する。スライスデータの作成は、造形装置側の処理として行われるのが一般的であり、必要に応じてサポート領域を追加したデータを作成する。
また、造形材料は造形装置によって規定されており、スライスデータに基づいて、装置内の材料供給部より造形材料およびサポート材料を吐出し、一層ずつ重ねて行くことで造形物を造形していく。
3次元造形では、コントローラから指定された3次元造形用のデータを造形装置に入力して立体物の造形を行うが、入力データの造形サイズが造形装置で造形出来るサイズを超える場合には、スケール変更を行うか、分割する方法がある。
分割する場合は、分割して造形した後に組み立てる場合のことも考えて、元の3次元データを加工する必要があるが、分割と組み立ての精度の関係で誤差が発生する場合があるという問題があった。
これを解決するものとして、全体の3次元モデリングデータを分割する前に、シェルデータ化して分割し、それぞれのシェルパートデータ間の連接部位に接合形状を導入する方法が開示されている(特許文献1)。
特開2009−83491号公報
しかしながら、分割して造形した後に組み立てる方法では、分割及び組立時に誤差の発生しないよう、さらに組立のしやすいように修正したモデルデータの作成が必要であり、ユーザの高習熟度を要求する上に、データ加工の手間がかかるものである。
また、スケール変更して造形する場合は、ユーザが手動で調整しており、これもまた、データ加工の手間がかかるものである。
そこで、本発明は、取得した3次元データと、3次元造形装置の属性に基づいて、3次元造形の可否の表示を制御する造形支援装置を提供することを目的とする。
本発明は、3次元造形装置の属性を取得する手段と、
3次元データを取得する手段と、
前記取得された属性と取得された前記3次元データとに基づいて、表示部に表示する情報を変えることを特徴とする造形支援装置を提供する。
本発明によれば、取得された3次元データと、3次元造形装置の属性に基づいて、3次元造形の可否の表示を制御する造形支援装置を提供できる。
第1実施形態に係る3次元造形システムの構成を模式的に示す図。 第1実施形態に係る3次元造形システムのコントローラ106の詳細を示す図。 第1実施形態に係る3次元造形システムのコントローラ106の制御を示すフローチャート。 第2実施形態に係る3次元造形システムのコントローラ106の制御を示すフローチャート。 第3実施形態に係る3次元造形システムのコントローラ106の制御を示すフローチャート。 第一実施形態に係る3次元造形システムのコントローラ106のうち、造形不可の時の処理を示すフローチャート。 第二実施形態に係る3次元造形システムのコントローラ106のうち、造形不可の時の処理を示すフローチャート。 第三実施形態に係る3次元造形システムのコントローラ106のうち、造形不可の時の処理を示すフローチャート。
本発明は、3次元造形装置の属性を取得する手段と、
3次元データを入力する手段と、前記取得された属性と入力された前記3次元データに基づいて、表示部に表示する情報を変えることを特徴とする造形支援装置である。造形支援装置は、造形支援装置と通信可能な表示部と組み合わせることで3次元造形支援システムとなる。
以下、この発明を実施するための形態を図面を参照して例示的に説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている各部材の寸法、材質、形状、その相対配置など、各種制御の手順、制御パラメータ、目標値などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る3次元造形システムの構成を模式的に示す図である。
図1において、101は3D−CADであり、3次元造形のためのCADデータを出力する。
出力された3D−CADデータは、後述するコントローラ106に入力される。3D−CAD101は、コントローラ106と制御線で接続されて、コントローラ106からのコマンドと3D−CAD101からのレスポンス等の信号制御が行われる。
102は3Dスキャナであり、3次元の物体をスキャンした3次元情報を点群(3次元空間での頂点の集合。ポイントクラウド(point cloud)とも呼ぶ)として出力する。出力された点群は、後述するコントローラ106に入力される。3Dスキャナ102は、コントローラ106と制御線で接続されて、コントローラ106からのコマンドと3Dスキャナ102からのレスポンス等の信号制御が行われる。
103は3Dプリンタ(3次元造形装置とも呼ぶ)であり、コントローラ106からの3次元データを入力して、3次元造形物を生成する。3Dプリンタ103が入力とする3次元データとしては、例えば、スライスデータがある。3Dプリンタ103は、コントローラ106と制御線で接続されて、コントローラ106からのコマンドと3Dプリンタ103からのレスポンス等の信号制御が行われる。
104は3Dビューアであり、コントローラ106からの3次元データを入力として、表示のための3次元情報を作成する。3Dビューア104が入力とする3次元データとしては、例えば、XVL(eXtensible Virtual world description Language)がある。これは、軽量な3次元データである。3Dビューア104は、コントローラ106と制御線で接続されて、コントローラ106からのコマンドと3Dビューア104からのレスポンス等の信号制御が行われる。
105は、3Dプリンタ103内の残存材料量を検出する回路である。残存材料量が3Dプリンタ103に出力される。例えば、所定のサイズのボックスの中に材料を格納して、このボックスを振動させることにより、材料を拡散させて、そのボックス内の材料の高さを検出すれば、材料の量を検出できる。また、残存材料量は、3次元造形装置の初期設定時の材料量から造形に使用した材料量を減じることで算出することもできるし、造形材料の重量から算出することも出来る。
106はコントローラである。コントローラ106の詳細を図2に示す。後述する各ブロックは、システムバス212によって接続されている。
コントローラ106は、3次元造形の実行に必要なデータ変換を行う。
具体的には、入力された3次元データ(3D−CAD、点群など)を、ポリゴンデータまたはポリゴンメッシュデータに変換して最適化し、さらにSTLデータに変換した後、造形装置に応じてスライス変換して、造形のために必要なスライスデータを作成する。
図2において、CADデータ201は、3D−CAD101から出力される信号を入力するブロックである。この情報は、3D−CADデータであり、入力された3D−CADデータは、システムバス212を経由して、例えば、後述するデータメモリ209に格納される。
点群202は、3Dスキャナ102から出力される信号を入力するブロックである。この情報は、点群であり、入力された点群は、システムバス212を経由して、例えば、後述するデータメモリ209に格納される。
STL化203は、システムバス212から、後述するポリゴンメッシュ最適化214またはポリゴン化205によってポリゴンデータに変換され最適化された3次元データを入力して、この情報をSTLに変換するブロックである。ここで変換されたSTLデータは、システムバス212を経由して、後述するスライスデータ化213に渡される。
スライス化213は、システムバス212から、STLデータを入力して、システムバス212を経由して、3Dプリンタ103に出力するブロックである。ここで、スライスデータに対する変倍処理も実行する。スライス断面データ(X、Y)に対して、縮小、拡大処理を行うとともに、高さ方向(Z)のデータに対しても縮小拡大処理を行うことで変倍を実現する。
XVL化204は、システムバス212から、後述するポリゴンメッシュ最適化214またはポリゴン化205によってポリゴンデータに変換され最適化された3次元データを入力して、この情報をXVL化して3Dビューア104に出力するブロックである。
ポリゴン化205は、データメモリ209に格納されているCADデータを入力して、このデータをポリゴン化するブロックである。ここで、データメモリ209に格納せずに、直接、CADデータ201を入力して、このデータをポリゴン化することもある。ポリゴン化したデータは、システムバス212を経由して、例えば、後述するデータメモリ209に格納される。
ポリゴンメッシュ最適化214は、データメモリ209に格納されている点群情報を入力して、このデータをポリゴンメッシュに変換して最適化してポリゴン化するブロックである。点群データの場合は、3D−CADデータよりもポリゴン化処理が複雑で多岐にわたるエラー修正により最適化する必要がある。その為、本実施例では3D−CADデータのポリゴン化処理を分けて処理するように説明したが、一つのポリゴン化処理とすることも可能である。
ここで、データメモリ209に格納せずに、直接、点群202を入力して、このデータをポリゴン化することもある。ポリゴン化したデータは、システムバス212を経由して、例えば、後述するデータメモリ209に格納される。
造形装置属性取得部206は、コントローラと接続またはネットワークを介して通信可能な3次元造形装置の属性情報を取得するブロックであり、入力された3次元データについて、造形出力を指定された3次元造形装置の属性を取得する。ここでいう属性とは、装置固有の情報であり、造形タイプや造形材料、造形速度の他に、特に造形可能なサイズの範囲(最大造形可能サイズ〜最小造形可能サイズ)を意味する。
CPU(Central Processing Unit)207は、後述するプログラムメモリ208上の制御プログラムに基づいて、図3以降に示す制御を実行する中央演算処理装置である。さらに、CPU207は、表示制御手段を兼ねており、後述する表示部211に表示する情報を制御する。
プログラムメモリ208は、制御を実行するためのプログラムが格納されている。
データメモリ209は、3D−CADの情報、点群情報、ポリゴンデータ、STLデータ、スライスデータ、XVLデータ、操作履歴データなどを格納するためのデータメモリである。
入力部210は、不図示の操作部などからの入力情報を検出する入力部である。
少なくとも、3Dプリンタの造形可能サイズと、これから3次元造形する3次元データの造形サイズ見積もりとから、造形可否を表示部に表示し、ユーザ入力を検出することが可能である。この情報はシステムバス212に出力される。
表示部211は、各種の情報を表示するための表示部である。少なくとも、造形実行を指示された次元データについて、現在指定の3Dプリンタでは3次元造形が正常に完成できないことを表示する、あるいは、3次元造形が可能な造形サイズ(修正案)を表示することが可能である。システムバス212から情報を入力して表示部211によって、表示する。
3Dプリンタ103からコントローラ106に通知される属性情報を以下に説明する。
属性情報として、3Dプリンタで造形できる3次元造形物の造形サイズ情報が通知される。例えば、XYZ座標値や、3次元造形可能なスライスの厚さ情報、3次元造形時の各スライス情報の解像度情報を含む。なお、ここで通知される情報は、上記に限定されるものではない。
一方、コントローラ106から3Dプリンタ103へは、上記の通知情報において、決定した情報が通知される。
図3以降に、コントローラ106の本発明の制御の具体例が図示されている。
(実施例1)
実施例1によれば、現在出力先として指定されている3Dプリンタでは、これから3次元造形しようとしている3次元データの造形物を造形できないと判断される時には3次元造形の実行を開始しない。また、ユーザの設定がある場合には、エラー通知をした後に、現在の3Dプリンタで造形可能サイズから算出した3次元造形可能な3次元データを修正案として表示する。
これにより、ユーザは、別の3Dプリンタを出力先として指定し直すことも出来るし、現在の3Dプリンタのままで、造形サイズを変更して3次元造形を実行することもできるという効果を有する。
図3と図6を使って、第1の実施例のコントローラ106の本発明の制御の具体例を説明する。
図3において、システムが起動すると、まずS101で各種設定の初期化を行う。次に、S102において、入力部201からの情報を取得して、ユーザ操作として3次元造形の実行が選択されたか否かを判断し、3次元造形実行が選択されるとS103に進み、3次元造形実行が選択されていないとS101に戻る。
S103において、3Dプリンタ103の制御線でのコマンドレスポンスによって、造形装置属性を取得し、続くS104において、入力されたデータ形式を判断する。
S104で、データ形式が3D−CADの場合には、S105ポリゴン化に進み、ポリゴン化205を起動してポリゴンデータへの変換を行う。点群である場合には、S106ポリゴンメッシュ化に進み、ポリゴンメッシュ最適化214を起動してポリゴンデータに変換して最適化する。S104で、データ形式がポリゴンである場合には、S108STL化に進んで、STL化203を起動してSTLデータに変換する。S104で、STLである場合には、S109スライス化に進み、スライス化213を起動して、スライスデータへ変換する。
S110で、造形すべき3次元データのXYZ座標値から外接直方体の寸法値を求めて、造形サイズを見積もる。次にS111で、先のS103で取得した造形装置属性から装置の造形可能サイズと比較し、その結果、S110で見積もった造形サイズが装置の造形可能サイズ範囲内にある場合には、S112に進んで3次元造形を実行して、S102に戻る。
ここでいう、3Dプリンタの造形可能サイズ範囲内とは、造形実行を指示された3次元データの造形サイズが、造形装置の最大造形可能サイズから最小造形可能サイズの範囲内に収まるかどうかという意味である。
一方S104で、入力がその他である場合には、S108に進んで、その他の処理をしてS102に戻る。
以上、3次元データの造形を正常に実行出来る場合について説明した。
次に、3次元データの造形を正常に実行出来ない、すなわち、造形実行を選択された3次元データの造形サイズが、3Dプリンタの造形可能サイズ範囲内に収まらない場合、S113の造形不可の時の処理について、ここから図6を用いて説明する。
選択された3次元データの造形サイズが、3Dプリンタの造形可能サイズ範囲内に収まらない場合として、2つのケースがある。具体的には、これから3次元造形するモデルが3Dプリンタでの造形可能サイズより大きい場合は、縮小しての3次元造形を修正案として提示する。これを、ケース1(3次元造形モデルを縮小するケース)とする。
一方、これから3次元造形するモデルが3Dプリンタでの造形可能サイズより小さい場合は、拡大しての3次元造形を修正案として提示する。これを、ケース2(3次元造形モデルを拡大するケース)とする。
S111で、S110で見積もった造形サイズが装置の造形可能サイズ範囲内にない場合には、S113に進んで、造形不可の時の処理を行う。
図6に示すように、造形不可の時の処理(図3のS113)が起動されると、S114で、造形実行を指示された3次元データについて、現在の造形サイズでの3次元造形が正常に完成出来ないことを表示部211に表示する。
続くS115で、S103で取得した造形装置属性から、造形可能な造形サイズを計算によって算出する。3次元造形が正常に完成可能な造形サイズの計算にあたって、3次元X、Y、Z、各座標軸に対して、等しい割合での変倍を考える。
まず、前述、ケース1(3次元造形モデルを縮小するケース)を説明する。
これから3次元造形するモデルのサイズをX、Y、Zとして、3次元造形装置での最大造形可能サイズをXmax、Ymax、Zmaxとする。(Xmax/X)、(Ymax/Y)、(Zmax/Z)の一番小さい値を求めて、この値をX、Y、Zに乗算することで、相似形での変倍(縮小)が可能になる。この値が、縮小率になる。
次に、前述、ケース2(3次元造形モデルを拡大するケース)を説明する。
これから3次元造形するモデルのサイズをX、Y、Zとして、3次元造形装置での最小造形可能サイズをXmin、Ymin、Zminとする。(Xmin/X)、(Ymin/Y)、(Zmin/Z)の一番大きい値を求めて、この値をX、Y、Zに乗算することで、相似形での変倍(拡大)が可能になる。この値が、拡大率になる。
次にS116で、表示部211に、S115で算出した結果に基づいて3次元造形が可能な造形サイズ(修正案)を、造形予測結果として表示する。続くS117で、表示部211に表示されている3次元造形が可能な造形サイズ(修正案)に対するユーザ入力を、入力部210の情報から取得して判断する。
S117で、ユーザ入力がOKでない場合には、S123に進んで造形実行指示を取消し、S124に進む。
一方S117で、入力がOKであると判断された場合には、S116で表示した造形サイズ(修正案)で3次元造形実行の指示が継続であるものとして、S118に進む。S118では、表示部211に表示中の、現在の造形サイズでの3次元造形が出来ないことの表示を消し、次にS119で、スライスデータからの変倍処理をスライス化204により実行する。ここで、S115で算出した造形サイズが、入力データの造形サイズよりも、小さい場合(ケース1)は縮小するように変倍し、大きい場合(ケース2)は拡大するように変倍する。
すなわち、入力データの造形サイズが、3Dプリンタの最大造形可能サイズより大きくて造形出来ない場合(ケース1)には、入力データの造形サイズを縮小するように、スライスデータを変倍する。一方、入力データの造形サイズが、3Dプリンタの最小造形可能サイズより小さくて造形出来ない場合(ケース2)には、入力データの造形サイズを拡大するように、スライスデータを変倍する。
次に、S120で、3Dプリンタ103による3次元造形を実行すると、S122に進み、造形予測結果として表示部211に表示中の、3次元造形が可能な造形サイズの表示を消して処理を終了する(図1のS102に戻る)。
以上説明したように、第1の実施例によれば、スライスデータから計算して造形されるモデルのXYZ座標値から造形サイズを見積もって、現在の3Dプリンタでは造形できない場合に通知することに加えて、造形可能な造形サイズを提示する。
これにより、ユーザは、他の3Dプリンタへ出力先を変更することも出来るし、入力データを造形する際の造形サイズを変更してその3Dプリンタでの造形を実行することもできるという利点がある。
(第2の実施例)
第1の実施例では、これから3次元造形しようとしている造形物の造形サイズを算出するのに、スライスデータを使った。スライスデータを使って算出することは精度的には信頼度が高いが、スライスデータへの変換に処理時間がかかる。
そこで、実施例2のでは、STLデータの段階で、XYZ座標値から造形サイズを見積もる。すなわち、STLデータの段階で、その3Dプリンタでの造形可否を判断することが出来れば、造形不可の場合にはスライス化処理を行わずに通知出来るので、処理を高速化できる。
第2の実施例における、第1の実施例からの変更点として、図4と図7に、第2の実施例のコントローラ106の本発明の制御の具体例を図示する。
以下、第1の実施例と重複する部分については説明を省略し、第2の実施例に特徴的な処理について説明する。
図4に示す通り、S201からS208までは図3のS101からS108に対応しており、実施例1と同じである。
図4において、S208でSTL化した後、S209において、XYZ座標値から外接直方体の寸法値を求めて、造形サイズを見積もる。次にS210で、先のS203で取得した造形装置属性から装置の造形可能サイズと比較し、S210で見積もった造形サイズが装置の造形可能サイズ範囲内にある場合には、S211に進んでスライス化213を起動して、スライスデータに変換する。次に、S212で3次元造形を実行して、S102に戻る。
以上、3次元データの造形を正常に実行出来る場合について説明した。
次に、3次元データの造形を正常に実行出来ない、すなわち、造形実行を選択された3次元データの造形サイズが、3Dプリンタの造形可能サイズ範囲内に収まらない場合、S213の造形不可の時の処理について、ここから図7を用いて説明する。
図7に示すように、造形不可の時の処理(図4のS213)が起動されると、S214で、造形実行を指示された3次元データについて、現在の造形サイズでの3次元造形が正常に完成出来ないことを表示部211に表示する。
続くS215で、S103で取得した造形装置属性から、造形可能な造形サイズを計算によって算出する。
次にS216で、表示部211に、S215で算出した結果に基づいて3次元造形が可能な造形サイズ(修正案)を、造形予測結果として表示する。続くS217で、表示部211に表示されている3次元造形が可能な造形サイズ(修正案)に対するユーザ入力を、入力部210の情報から取得して判断する。
S217で、ユーザ入力がOKでない場合には、S222に進んで造形実行指示を取消し、次にS223で、表示部211に表示した造形予測結果の表示を消す。
一方S217で、入力がOKであると判断された場合には、S216で表示した造形サイズ(修正案)で3次元造形実行の指示が継続であるものとして、S218に進む。S218では、表示部211に表示中の、現在の造形サイズでの3次元造形が出来ないことの表示を消す。次にS219で、スライス化213を起動して、スライスデータに変換し、さらに続けて、S220で、スライスデータからの変倍処理を実行する。
ここで、S215で算出した造形サイズが、入力データの造形サイズよりも小さい場合(ケース1)は縮小するように変倍し、大きい場合(ケース2)は拡大するように変倍する。
すなわち、入力データから造形される造形サイズでは、3次元造形実行を指示された3Dプリンタでは大きすぎて造形出来ない場合(ケース1)には、入力データの造形サイズを縮小する。また、入力データから造形される造形サイズでは、小さすぎて造形出来ない場合(ケース2)には、入力データの造形サイズを拡大する。
次に、S223で、3Dプリンタ103による3次元造形を実行すると、S223に進み、造形予測結果として表示部211に表示中の、3次元造形が可能な造形サイズの表示を消して処理を終了する(図2のS202に戻る)。
以上説明したように、第2の実施例によれば、STLデータから計算して造形されるモデルのXYZ座標値から造形サイズを見積もって、現在の3Dプリンタでは造形できない場合に通知することに加えて、造形可能な造形サイズを提示する。スライスデータに変換する前のSTLデータから計算するので、造形可否の判断が早くなることに加え、造形不可の場合には無駄になるスライス処理を行わない。
これにより、ユーザは、他の3Dプリンタへ出力先を変更するか、造形するモデルの造形サイズを変更してその3Dプリンタでの造形を実行するかを、早期に判断でき、さらに、3次元造形実行までの処理時間を節約できるという利点を有する。
(第3の実施例)
第2の実施例では、これから3次元造形しようとしている造形物の造形サイズを算出するのに、STLデータを使った。
第3の実施例では、そのさらに前段階にあるポリゴンデータから、これから3次元造形しようとしている造形物の造形サイズを算出する。
第3の実施例における、第1の実施例からの変更点として、図5と図8に、第3の実施例のコントローラ106の本発明の制御の具体例を図示する。
以下、第1の実施例と重複する部分については説明を省略し、第3の実施例に特徴的な処理について説明する。
図5と図8を使って、第3の実施例のコントローラ106の本発明の制御の具体例を説明する。
図5に示す通り、S301からS308までは図3のS101からS108に対応しており、実施例1と同じである。
図5において、S308で造形すべき3次元データのXYZ座標値から外接直方体の寸法値を求めて、造形サイズを見積もる。次にS309で、先のS303で取得した造形装置属性から装置の造形可能サイズと比較し、先のS308で見積もった造形サイズが、装置の造形可能サイズ範囲内にあるかを判断する。
S309で、装置の造形可能サイズ範囲内にある場合には、S310に進んで、STL化処理を行う。ここで、入力データが既にSTLデータである場合には、STL化処理は省略される。続いて、S311でスライス処理を起動して、STLデータをスライスデータに変換し、S312に進んで、3次元造形を実行して、S302に戻る。
以上、3次元データの造形を正常に実行出来る場合について説明した。
次に、3次元データの造形を正常に実行出来ない、すなわち、3次元造形装置の造形可能サイズ範囲内に収まらない場合、S313の造形不可の時の処理について、ここから図8を用いて説明する。
S309で、先のS308で見積もった造形サイズが、装置の造形可能サイズ範囲内にない場合には、S313に進んで、造形不可の時の処理を行う。
図8に示すように、造形不可の時の処理(図5のS313)が起動されると、S314で、造形実行を指示された3次元データについて、現在の造形サイズでの3次元造形が正常に完成出来ないことを表示部211に表示する。
続くS315で、先のS303で取得した造形装置属性から、造形可能な造形サイズの見積もりを計算によって算出する。
次にS316で、表示部211に、S315で算出した見積もり結果から、3次元造形が可能な造形サイズ(修正案)を表示する。続くS317で、表示部211に表示されている3次元造形が可能な造形サイズ(修正案)に対するユーザ入力を、入力部210の情報から取得して判断する。
S317で、ユーザ入力がOKでない場合には、S123に進んで造形実行指示を取消し、S324に進む。
一方S317で、入力がOKであると判断された場合には、S316で表示した造形サイズ(修正案)で3次元造形実行の指示が継続であるものとして、S318に進む。
S318では、表示部211に表示中の、現在の造形サイズでの3次元造形が出来ないことの表示を消し、次にS319で、STL化処理を起動し、入力データをSTL変換する。なおここで、入力データがSTLデータの場合には、変換は省略する。
次に、S320で、スライス化処理を起動し、STLデータをスライスデータに変換し、続くS321で、スライスデータからの変倍処理をスライス化213により実行する。
S322で、3Dプリンタ103による3次元造形を実行すると、S324に進み、造形予測結果として表示部211に表示中の、3次元造形が可能な造形サイズの表示を消す。
以上説明したように、第3の実施例によれば、ポリゴンデータから計算して造形サイズの見積もりを行い、現在の3次元造形装置では造形できない場合に通知することに加えて、造形可能な造形サイズを提示する。ポリゴンデータの段階で、造形の可否を判断するので、造形不可の場合にはSTLデータ変換以降の処理を行わないため、処理を高速化できる。
これにより、ユーザは、他の3Dプリンタへ出力先を変更するか、入力データを造形する際の造形サイズを変更するかを、早い段階で判断することができ、3次元造形完成までの時間を短縮できるという利点がある。
(第4の実施例)
第1の実施例、第2の実施例、第3の実施例において、選択された3次元データの3次元造形が3Dプリンタで造形できない時に、それぞれ指定の造形装置で3次元造形が可能なサイズの見積もりを算出し、3次元造形が可能な造形サイズ(修正案)を表示した。
ここで、表示制御手段によって、S116、S216、S316において表示する修正案を、選択された3次元造形を縮小して実施するか、あるいは、拡大して実施するかを表示するようにしても良い。さらには、縮小のケースでは縮小率、拡大の場合は拡大率を合わせて表示するように制御しても良い。
これにより、ユーザは、修正案が縮小か拡大か、あるいは、その縮小率、拡大率を知ることが出来るので、修正案のイメージを認識し易くなり、修正案による3次元造形を実行するか否かを判断できるようになるという大きなメリットがある。
[効果]
以上説明したように、本発明によれば、3次元造形支援システムにおいて、現在の造形実行指示された造形装置ではこれから造形する3次元データを正常に造形できない場合に通知することに加えて、造形可能な造形サイズを提示する。これにより、ユーザは、他の3次元造形装置へ出力先を変更するか、入力データを造形する際の造形サイズを変更するかを、早い段階で判断することができ、3次元造形を完成できるという利点がある。
なお、実施例では、コントローラ部を、3Dプリンタを含む構成としたが、これに限定されるものではなく、3Dプリンタと通信手段を介して繋がる構成としてもよい。また、本発明の形態は、3Dデータを変換するソフトウェアプログラムによっても実現可能である。
さらに、処理実行部やデータメモリをコントローラ部に内蔵される構成としたが、これもネットワークを介して繋がる構成としてもよく、本発明の形態として限定されるものではない。

Claims (10)

  1. 3次元造形装置の属性情報を取得する手段と、
    3次元データを取得する手段と、
    前記取得された属性情報と取得された前記3次元データに基づいて、表示部に表示する情報を変えることを特徴とする造形支援装置。
  2. 前記取得された3次元データの造形サイズが、造形装置の最大造形可能サイズよりも大きい場合、または造形装置の最小造形可能サイズよりも小さい場合、造形不可であることを通知することを特徴とする請求項1に記載に造形支援装置。
  3. 前記3次元データの造形サイズを縮小する手段をさらに有し、
    造形装置の最大造形可能サイズよりも大きい場合、前記3次元データの造形サイズを縮小することを特徴とする請求項2に記載の造形支援装置。
  4. 前記3次元データの造形サイズを拡大する手段をさらに有し、
    造形装置の最小造形可能サイズよりも小さい場合、前記3次元データの造形サイズを拡大することを特徴とする請求項2に記載の造形支援装置。
  5. 3次元造形を継続することを入力する手段をさらに有し、
    継続が入力された場合は、縮小された前記3次元データの造形が行われることを特徴とする請求項3に記載の造形支援装置。
  6. 3次元造形を継続することを入力する手段をさらに有し、
    継続が入力された場合は、拡大された前記3次元データの造形が行われることを特徴とする請求項4に記載の造形支援装置。
  7. 前記3次元データをスライスデータに変換する手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の造形支援装置。
  8. 前記3次元データをSTLデータに変換する手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の造形支援装置。
  9. 前記3次元データをポリゴンデータに変換する手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の造形支援装置。
  10. 表示部と、前記表示部と通信可能な請求項1乃至9のいずれか一項に記載の造形支援装置とを有し、
    前記造形支援装置は、前記表示部に3次元造形の可否の情報を出力することを特徴とする3次元造形支援システム。
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