JP2016220948A - 吸収性物品の製造方法、及び製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベルト部材30の幅方向の両端部が折り返し線L30よりも幅方向の内側に位置するように折り返すための折り返し線L30と、を有するとともに、折り返し線L30で折り返されたベルト部材30は、両端部のうちの幅方向の外側に位置する端部30ew1を介して、吸収性本体10の幅方向の端部に固定されている。ベルト部材30を形成するための長手方向に連続した基材シートであって、折り返し線L30を幅方向に跨ぐように脚回り開口部30HLが形成された基材シートを、長手方向を搬送方向として搬送することと、脚回り開口部30HLが形成された搬送方向に搬送される基材シートを折り返し線L30で折り返すことと、を有する。
【選択図】図9B
Description
吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部と、前記ベルト部材を前記幅方向に折り返すための折り返し線であって、前記ベルト部材の前記幅方向の両端部が前記折り返し線よりも前記幅方向の内側に位置するように折り返すための前記折り返し線と、を有するとともに、前記折り返し線で折り返された前記ベルト部材は、前記両端部のうちの前記幅方向の外側に位置する端部を介して、前記吸収性本体の前記幅方向の端部に固定されており、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した基材シートであって、前記折り返し線を前記幅方向に跨ぐように前記脚回り開口部が形成された前記基材シートを、前記長手方向を搬送方向として搬送することと、
前記脚回り開口部が形成された前記搬送方向に搬送される前記基材シートを前記折り返し線で折り返すことと、を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
吸収性物品の製造装置であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部と、前記ベルト部材を前記幅方向に折り返すための折り返し線であって、前記ベルト部材の前記幅方向の両端部が前記折り返し線よりも前記幅方向の内側に位置するように折り返すための前記折り返し線と、を有するとともに、前記折り返し線で折り返された前記ベルト部材は、前記両端部のうちの前記幅方向の外側に位置する端部を介して、前記吸収性本体の前記幅方向の端部に固定されており、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した基材シートであって、前記折り返し線を前記幅方向に跨ぐように前記脚回り開口部が形成された前記基材シートを、前記長手方向を搬送方向として搬送する搬送装置と、
前記脚回り開口部が形成された前記搬送方向に搬送される前記基材シートを前記折り返し線で折り返す折り返し装置と、を有することを特徴とする吸収性物品の製造装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部と、前記ベルト部材を前記幅方向に折り返すための折り返し線であって、前記ベルト部材の前記幅方向の両端部が前記折り返し線よりも前記幅方向の内側に位置するように折り返すための前記折り返し線と、を有するとともに、前記折り返し線で折り返された前記ベルト部材は、前記両端部のうちの前記幅方向の外側に位置する端部を介して、前記吸収性本体の前記幅方向の端部に固定されており、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した基材シートであって、前記折り返し線を前記幅方向に跨ぐように前記脚回り開口部が形成された前記基材シートを、前記長手方向を搬送方向として搬送することと、
前記脚回り開口部が形成された前記搬送方向に搬送される前記基材シートを前記折り返し線で折り返すことと、を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
また、脚回り開口部を形成した後に折り返し線で上記基材シートを折り返すので、非対称形状の脚回り開口部を形成可能となって、これにより、脚回り開口部の形状の選択の自由度を高めることができる。
前記脚回り開口部の前記長手方向の長さが最大となる前記幅方向の位置から前記幅方向にずれた位置に前記折り返し線が設定されているのが望ましい。
前記脚回り開口部のうちで前記折り返し線よりも前記幅方向の内側に位置する開口部分の面積の方が、前記幅方向の外側に位置する開口部分の面積よりも小さくなっているのが望ましい。
前記折り返すことにおいては、前記基材シートにおける所定領域には、前記長手方向に沿った糸状弾性部材の連続体が前記長手方向に伸長状態で固定されているとともに、
前記基材シートが有する前記長手方向に沿った帯状領域であって、前記脚回り開口部が形成された前記帯状領域には、糸状弾性部材の連続体及び糸状弾性部材が設けられていないのが望ましい。
前記基材シートには、補強シートが重ね合わせられて固定されており、
前記基材シートと前記補強シートとを貫通するように前記脚回り開口部を形成することを有し、
前記折り返すことにおいては、前記折り返し線で前記補強シートも折り返すのが望ましい。
また、補強シートによって基材シートの剛性が高められているとともに、基材シートを折り返す際には補強シートも一緒に折り返す。よって、上記の剛性が向上されていることに基づいて、基材シートの折り返し時に生じ得る同シートの不用な変形を補強シートが抑制し得て、その結果、基材シートを折り返し線で円滑に折り返し可能となる。
前記補強シートは、前記長手方向に伸縮性を有したシートであり、
前記補強シートは、前記長手方向に伸長した状態で前記基材シートに固定されているのが望ましい。
前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記補強シートには、前記長手方向に沿った糸状弾性部材の連続体が前記長手方向に伸長された状態で重ね合わされて固定されているのが望ましい。
また、脚回り開口部を基材シート及び補強シートに貫通形成する際には、上記の糸状弾性部材の連続体から補強シートには長手方向に沿った引っ張り力が作用し得る。よって、脚回り開口部を形成する際の補強シートの姿勢を安定化することができて、その結果、脚回り開口部を安定して貫通形成可能となる。
前記脚回り開口部の前記長手方向の長さは、前記基材シートにおいて前記長手方向に隣り合う前記脚回り開口部同士の間に位置する前記脚回り開口部が形成されない部分の前記長手方向の長さよりも大きいのが望ましい。
前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した連続シートの前記幅方向の端部に、前記基材シートを固定することを有し、
前記固定することの後で、前記折り返すことを行うのが望ましい。
前記折り返すことの後で、前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した連続シートの前記幅方向の端部に、前記基材シートを固定するのが望ましい。
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記連続シートは、前記肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであるのが望ましい。
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記連続シートは、前記非肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであるのが望ましい。
前記脚回り開口部は、前記長手方向に沿った直線に関して線対称でない非対称形状に形成されているのが望ましい。
吸収性物品の製造装置であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部と、前記ベルト部材を前記幅方向に折り返すための折り返し線であって、前記ベルト部材の前記幅方向の両端部が前記折り返し線よりも前記幅方向の内側に位置するように折り返すための前記折り返し線と、を有するとともに、前記折り返し線で折り返された前記ベルト部材は、前記両端部のうちの前記幅方向の外側に位置する端部を介して、前記吸収性本体の前記幅方向の端部に固定されており、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した基材シートであって、前記折り返し線を前記幅方向に跨ぐように前記脚回り開口部が形成された前記基材シートを、前記長手方向を搬送方向として搬送する搬送装置と、
前記脚回り開口部が形成された前記搬送方向に搬送される前記基材シートを前記折り返し線で折り返す折り返し装置と、を有することを特徴とする吸収性物品の製造装置である。
第1実施形態の吸収性物品の製造方法及び製造装置は、例えば、吸収性物品の一例としての使い捨ておむつ1の製造ラインで使用される。
図5は、同おむつ1の一例としてのパンツ型おむつ1を腹側から見た概略正面図である。図6は、完成前の状態たる延板状態のおむつ1をベルト部材30側から見た概略平面図であり、図7は、同おむつ1を吸収性本体10側から見た概略平面図である。また、図8は、図6中のVIII−VIII断面図である。
そして、これら各部材13,11,15は、それぞれ、厚さ方向に隣接する部材と、ホットメルト接着剤等で接合されている。なお、同接着剤の塗布パターンとしては、Ωパターンやスパイラルパターン、ストライプパターン等を例示できて、このことは、後で出てくる他の接着剤についても同様である。
また、これも一部既述の内容であるが、図6に示すように各ベルト部材30の長手方向の両端部30eLa,30eLbは、それぞれ、吸収性本体10の略V字形の両端部10eLa,10eLbにおける幅方向の各半部に重ね合わせられて固定されている。そのため、ベルト部材30の両端部30eLa,30eLbの形状は、それぞれ、上記の略V字形の両端部10eLa,10eLbにおける幅方向の各半部に重なるように傾斜形状をなしていて、これにより、ベルト部材30の長手方向の各端部30eLa,30eLbは、対応する吸収性本体10の各端部10eLa,10eLbと厚さ方向に重なった状態で溶着等により接合されている。
また、中間製品の搬送は、サクションベルトコンベア等のベルトコンベアや搬送ローラー等の周知の搬送装置(不図示)を用いてなされる。そして、以下では、特段の説明が無い限り、これらの搬送装置が適宜使用されているものとする。更に、既述のように、搬送方向は吸収性本体10の長手方向に沿っていることから、当該搬送方向は、吸収性本体10の厚さ方向及び幅方向と直交している。そして、ここでは、この製造ラインにおいて、上記の幅方向に対応する方向のことを「CD方向」とも言う。
第1工程:吸収性本体の連続体10aの生成工程
第2工程:一対のベルト部材の連続体30a,30aの生成工程
第3工程:吸収性本体の連続体10aと一対のベルト部材の連続体30a,30aとの接合工程
第4工程:一対のベルト部材の連続体30a,30aの折り返し工程
第5工程:折り返し状態の固定工程
第6工程:製品ピッチP1での分断工程
以下、各工程について説明する。
図10に示すように、この工程では、概ね複数の吸収性本体10,10…が長手方向に連続してなる吸収性本体の連続体10aを生成し、生成された吸収性本体の連続体10aをその連続方向を搬送方向として搬送する。
また、これと同時並行又はこの後に、同図10の右図のように各吸収体11の肌側面に向けてトップシート13を、搬送方向に沿った連続シート13aの形態で供給し、同肌側面をトップシート13の連続シート13aで覆ってホットメルト接着剤等で接合する。そして、これにより、吸収性本体の連続体10aが生成される。
図11に示すように、この工程は、上述の第1工程の「吸収性本体の連続体10aの生成工程」とは、上下流関係の無い同時並行処理可能な工程とされている。そして、この工程では、一対のベルト部材の連続体30a,30aを生成する。なお、ベルト部材の連続体30aとは、概ね複数のベルト部材30,30…が長手方向に連続したものである。
また、同左図に示すように、この時点では、既に、基材シート30shaたる二枚重ねの不織布の連続シート31a,32a同士の間には、補強シート40が搬送方向に連続した連続シート40aの形態で、且つ搬送方向に所定の伸長倍率まで伸長された状態で介挿されていて、そして、この状態で同補強シートの連続シート40aが基材シート30shaにホットメルト接着剤等で固定されている。
また、この脚回り開口部30HLを形成する時点というのは、折り返し線L30で基材シート30saを折り返すよりも前の時点である。よって、非対称形状の脚回り開口部30HLを基材シート30saに何等問題なく形成することができて、これにより、脚回り開口部30HLの形状の選択の自由度を高めることができる。
この工程は、上記の第2工程たる「一対のベルト部材の連続体30a,30aの生成工程」の搬送方向の下流に直結されている。すなわち、図12の左図に示すように、当該一対のベルト部材の連続体30a,30aの搬送経路には、搬送方向の所定位置において吸収性本体の連続体10aが合流している。そして、この合流の際に、吸収性本体の連続体10aの肌側面をなすトップシートの連続シート13aにおけるCD方向の各端部13aew,13aewに、各ベルト部材の連続体30a,30aのCD方向の内側の端部30aew2,30aew2がそれぞれホットメルト接着剤等で固定の一例として接合されて一体化される。
図12の左図及び右図に示すように、この工程では、一対のベルト部材の連続体30a,30aにそれぞれ規定された前述の折り返し線L30,L30で、同連続体30a,30aをそれぞれCD方向の内側に折り返し、これにより、CD方向の一方側及び他方側に位置する各ベルト部材の連続体30a,30aを、それぞれ吸収性本体の連続体10aの肌側面におけるCD方向の一方側部分及び他方側部分に重ね合わせる。
図13の左図に示すように、この工程では、一対のベルト部材の連続体30a,30aを上述の折り返し状態に固定する。すなわち、吸収性本体の連続体10aの肌側面におけるCD方向の一方側部分及び他方側部分に、それぞれ各ベルト部材の連続体30a,30aが重ね合わせられた状態に固定する。
図13の左図及び右図に示すように、この工程では、上述の略V字形の接合部ja,jbで一対のベルト部材の連続体30aが接合された吸収性本体の連続体10aを搬送方向に沿って搬送中に、当該吸収性本体の連続体10aをおむつ1の製品ピッチP1で分断するとともに、略V字形の接合部ja,jbの近傍位置で略三角形の端材T,T…を切除する。そして、これにより、図6の延板状のおむつ1が製造される。なお、かかる分断・切除処理は、カッターロールとアンビルロールとを有した周知のカッター装置(不図示)で行うことができるが、何等これに限らない。
図17は、第2実施形態の製造方法の手順を示す概略平面図である。
前述の第1実施形態では、図12に示すように、一対のベルト部材の連続体30a,30aをそれぞれ吸収性本体の連続体10aのCD方向の各端部10aew,10aewにホットメルト接着剤等で接合後に、各ベルト部材の連続体30a,30aをそれぞれ折り返し線L30で折り返していたが、この第2実施形態では、図17に示すように、各ベルト部材の連続体30a,30aをそれぞれ折り返し線L30で折り返した後に、各ベルト部材の連続体30a,30aをそれぞれ吸収性本体の連続体10aのCD方向の各端部10aewにホットメルト接着剤等で接合している。そして、主にこの点で上述の第1実施形態と相違し、これ以外の点は概ね同じである。そのため、以下では、主にこの相違点について説明し、同じ内容の説明については省略する。
そして、この合流時には、吸収性本体の連続体10aの肌側面におけるCD方向の一方側部分及び他方側部分に、それぞれ、CD方向の一方側及び他方側に位置する各ベルト部材の連続体30a,30aが重ね合わせられるとともに、吸収性本体の連続体10aの肌側面におけるCD方向の各端部10aew,10aewと、各ベルト部材の連続体30a,30aにおいてこれら各端部10aew,10aewと対向する部分とがホットメルト接着剤等で接合されて、これにより、一対のベルト部材の連続体30a,30aと吸収性本体の連続体10aとは、第1実施形態における第4工程を経た直後の状態となる。
よって、これ以降については、前述の第1実施形態の場合と同様に、図13の第5工程と第6工程とを経て、その結果、図6の延板状態のおむつ1が製造される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
但し、これらの場合にも、ベルト部材の連続体30aに係る基材シート30saに脚回り開口部30HLを形成した後に、脚回り開口部30HLに設定された折り返し線L30で基材シート30saを折り返すという順序については、前述の第1実施形態と同じ順序に維持される。
13a トップシートの連続シート、13aew 端部、15 バックシート、15ew 端部、15a バックシートの連続シート、15aew 端部、15f 防漏シート、15n 外装シート、15na 外装シートの連続シート、30 ベルト部材、30ew1 端部、30ew2 端部、30p 部分、30eLa 端部,30eLb 端部、30a ベルト部材の連続体、30aew2 端部、30sa 基材シート、30sha 基材シート 、30shaew1 端部、31 不織布、31a 不織布の連続シート、32 不織布、32a 不織布の連続シート、30HL 脚回り開口部、30HL1 開口部分、30HL2 開口部分、35 糸状弾性部材、35a 糸状弾性部材の連続体、40 補強シート、40a 補強シートの連続シート、L30 折り返し線、T 端材、SL スリット(脚回り開口部)、ja 接合部 jb 接合部、A30 帯状領域、CLL10 略中央位置、CLL30 略中央位置、CLW10 中心位置、Pmax 位置、
Claims (14)
- 吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部と、前記ベルト部材を前記幅方向に折り返すための折り返し線であって、前記ベルト部材の前記幅方向の両端部が前記折り返し線よりも前記幅方向の内側に位置するように折り返すための前記折り返し線と、を有するとともに、前記折り返し線で折り返された前記ベルト部材は、前記両端部のうちの前記幅方向の外側に位置する端部を介して、前記吸収性本体の前記幅方向の端部に固定されており、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した基材シートであって、前記折り返し線を前記幅方向に跨ぐように前記脚回り開口部が形成された前記基材シートを、前記長手方向を搬送方向として搬送することと、
前記脚回り開口部が形成された前記搬送方向に搬送される前記基材シートを前記折り返し線で折り返すことと、を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部の前記長手方向の長さが最大となる前記幅方向の位置から前記幅方向にずれた位置に前記折り返し線が設定されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部のうちで前記折り返し線よりも前記幅方向の内側に位置する開口部分の面積の方が、前記幅方向の外側に位置する開口部分の面積よりも小さくなっていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記折り返すことにおいては、前記基材シートにおける所定領域には、前記長手方向に沿った糸状弾性部材の連続体が前記長手方向に伸長状態で固定されているとともに、
前記基材シートが有する前記長手方向に沿った帯状領域であって、前記脚回り開口部が形成された前記帯状領域には、糸状弾性部材の連続体及び糸状弾性部材が設けられていないことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記基材シートには、補強シートが重ね合わせられて固定されており、
前記基材シートと前記補強シートとを貫通するように前記脚回り開口部を形成することを有し、
前記折り返すことにおいては、前記折り返し線で前記補強シートも折り返すことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項5に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記補強シートは、前記長手方向に伸縮性を有したシートであり、
前記補強シートは、前記長手方向に伸長した状態で前記基材シートに固定されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項5又は6に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部を形成することにおいては、前記補強シートには、前記長手方向に沿った糸状弾性部材の連続体が前記長手方向に伸長された状態で重ね合わされて固定されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至7の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部の前記長手方向の長さは、前記基材シートにおいて前記長手方向に隣り合う前記脚回り開口部同士の間に位置する前記脚回り開口部が形成されない部分の前記長手方向の長さよりも大きいことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至8の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した連続シートの前記幅方向の端部に、前記基材シートを固定することを有し、
前記固定することの後で、前記折り返すことを行うことを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至8の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記折り返すことの後で、前記吸収性本体を形成するための前記長手方向に連続した連続シートの前記幅方向の端部に、前記基材シートを固定することを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項9又は10に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記連続シートは、前記肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項9又は10に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性本体は、液体を吸収する吸収性コアと、前記吸収性コアの厚さ方向の肌側に配された肌側シートと、前記吸収性コアの前記厚さ方向の非肌側に配された非肌側シートと、を有し、
前記連続シートは、前記非肌側シートが前記長手方向に連続した連続シートであることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 請求項1乃至12の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記脚回り開口部は、前記長手方向に沿った直線に関して線対称でない非対称形状に形成されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。 - 吸収性物品の製造装置であって、
前記吸収性物品は、完成前の状態において、液体を吸収する吸収性本体と、前記吸収性本体に重ね合わせられつつ、前記吸収性本体の長手方向と交差する幅方向に並んで配された一対のベルト部材と、を有し、
前記ベルト部材は、脚回り開口部と、前記ベルト部材を前記幅方向に折り返すための折り返し線であって、前記ベルト部材の前記幅方向の両端部が前記折り返し線よりも前記幅方向の内側に位置するように折り返すための前記折り返し線と、を有するとともに、前記折り返し線で折り返された前記ベルト部材は、前記両端部のうちの前記幅方向の外側に位置する端部を介して、前記吸収性本体の前記幅方向の端部に接合されており、
前記ベルト部材を形成するための前記長手方向に連続した基材シートであって、前記折り返し線を前記幅方向に跨ぐように前記脚回り開口部が形成された前記基材シートを、前記長手方向を搬送方向として搬送する搬送装置と、
前記脚回り開口部が形成された前記搬送方向に搬送される前記基材シートを前記折り返し線で折り返す折り返し装置と、を有することを特徴とする吸収性物品の製造装置。
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2015
- 2015-05-29 JP JP2015110333A patent/JP6343588B2/ja active Active
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CN111603314A (zh) * | 2020-05-25 | 2020-09-01 | 福建恒安集团有限公司 | 一种防勒拉拉裤及其制作工艺 |
CN111603314B (zh) * | 2020-05-25 | 2022-02-15 | 福建恒安集团有限公司 | 一种防勒拉拉裤及其制作工艺 |
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