JP2016220517A - 非常用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置場所が床面に限られず可搬性に優れた非常用電源装置を提供する。【解決手段】非常用電源装置1は、充電部2と、充電部2に着脱可能に保持される可搬部3とから構成される。可搬部3は、内部に、二次電池ユニット及びインバータ等を内蔵している。可搬部3は箱型のケースから構成され、長方形の上面32、正方形の正面34、長方形の左側面35、長方形の右側面、長方形の底面、及び正方形の背面を備える。正面34の上部には、横長の長方形の発光表示部34Aが設けられている。可搬部3の上面32には、使用者が把持する把持部33が設けられている。また、左側面の上部には、照明部が設けられている。照明部には、照明LEDが設けられている。使用者が把持部33を把持して、充電部2から可搬部3を取り外して、使用場所に運搬する。【選択図】図1

Description

本発明は、非常用電源装置に関し、詳細には、商用交流電源の停電時に内蔵した二次電池から電源を供給する非常用電源装置に関する。
近年では、電灯やテレビジョン以外にもパーソナルコンピュータ等の電子機器やCPUを内蔵し、電子制御される装置が増えている。これらの装置では、商用交流電源から電源が供給されるものが多い。一方、大地震、台風、落雷等の自然災害時や発電所から電力の送電システムの故障時には、商用交流電源が停電することがあり、交流電源の供給を絶たれると、これらの装置が停止し、業務や日常生活に重大な影響を与える。また、夜間の場合には、電灯も点灯せず避難の重大な障害になる。この問題を解決する為に、特許文献1には、商用交流電源から所定の直流電圧を生成する充電器と、入力ヒューズを介して充電器に接続された高耐久性蓄電池と、サーキットブレーカを介して高耐久性蓄電池に接続されたインバータと、高耐久性蓄電池の電極端子間に接続された蓄電池容量残量計と、前記の各構成要素が一体に装着内蔵された可搬型ケースとから構成される非常用の可搬型電源装置が記載されている。この可搬型電源装置では、可搬型ケースの底部にキャスターが設けられて移動可能である。また、商用交流電源から充電器を介して、高耐久性蓄電池が充電され、停電時には、インバータにより所定の交流電圧を出力することができる。
実用新案登録第3172514号公報
しかし、特許文献1に記載の非常用電源装置では、キャスターにより床面上に置かれるので、通路の清掃時等に邪魔になるという問題点があった。また、従来の非常用電源装置は、キャスターにより移動可能であるので、移動しやすく目に見える所に設置されず、倉庫、備蓄倉庫、災害用倉庫などにしまい込んでしまっている為、非常時に何処に置かれているか探す時間が掛かるという問題点があった。更に、階段や瓦礫等の障害物を越えて、持ち運びにくいという問題点があった。さらに、特許文献1に記載の非常用電源装置では、夜間には、何処に設置されているか分からないという問題点があった。また、特許文献1に記載の非常用電源装置では、電灯や延長コードは内蔵できないので、電灯や延長コード等は別に探して持ってくる必要があるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、第1の目的は、設置場所が床面に限られず可搬性に優れた非常用電源装置を提供することである。また、第2の目的は、夜間や停電時に何処に設置されているのかが分かる非常用電源装置を提供することである。さらに、第3の目的は、電灯や延長コード等を収納できる非常用電源装置を提供することである。
本発明の一実施形態の非常用電源装置は、電荷を蓄電可能な蓄電部を内蔵し、持ち運び可能な可搬部と、前記蓄電部を充電する充電器を内蔵し、前記可搬部を着脱可能に保持する充電部とを備えた非常用電源装置であって、前記可搬部は、前記蓄電部を収納するケースと、前記ケースに収納されたインバータと、前記ケースに設けられた把持部と、前記ケースに設けられ、前記インバータからの交流電流が出力される交流出力部と、前記ケースに設けられ、前記蓄電部を充電する直流電流が入力される直流入力部とを備え、前記充電部は、前記可搬部を着脱可能に保持する保持部と、前記充電器を収納する収納部と、前記充電部が取り付けられる取り付け部に当接して固定される固定部とを備えたことを特徴とする。
この構成の非常用電源装置では、充電部が固定部により、取り付け部である建物等の壁面や架台に固定される。従って、非常用電源装置が床に置かれず、掃除等の邪魔になることがない。また、可搬部は、充電部から着脱可能であり、使用者は把持部を把持して可搬部を使用する場所に容易に運搬することができる。従って、設置場所が床面に限られず可搬性に優れた非常用電源装置を実現することができる。従って、本発明の非常用電源装置は、AEDの様に目に見える所に設置ができ、いざという時には安全な場所に誰もが自由に持ち運びができ、使用ができる。
また、非常用電源装置では、前記可搬部の前記ケースには、前記可搬部が非常用電源であることを示す発光表示部が設けられていてもよい。この場合には、夜間や停電時にも非常用電源装置が何処に設置されているか分かりやすい。
また、前記充電部は、前記交流出力部に接続される機器が収納される収納部を備えてもよい。この場合には、交流出力部に接続される機器が充電部に収納可能であるので、電灯や延長コードを別に探して持ってくる必要がない。
また、前記可搬部の前記ケースには、前方を照らす照明部が設けられていてもよい。この場合には、非常用電源装置の可搬部自体が懐中電灯の代わりになる。
また、前記ケースには、前記蓄電部を充電する直流電流が入力される充電入力端子と、太陽電池パネルからの直流電流が入力される複数のソーラー入力端子とが設けられていてもよい。この場合には、停電時でも、非常用電源装置の可搬部に複数の太陽電池パネルから直流電流を供給して充電することができる。従って、AC電源の供給されない所でも、太陽電池パネルにより非常用電源装置の蓄電部を充電して繰り返し使用できる。
また、前記ケースは、上面、正面、左側面、右側面、底面、及び背面の六面から箱型に形成され、前記左側面には、係合突起が突出し、前記右側面には、係合突起が突出し、前記保持部は、前記左側面に対向する保持部左側面と、前記右側面に対向する保持部右側面とを備え、前記保持部左側面には、前記左側面の係合突起が係合する、前記正面の側から前記底面の方向である下方に向けて屈曲した係合溝が設けられ、前記保持部右側面には、前記右側面の係合突起が係合する、前記正面の側から前記底面の方向である下方に向けて屈曲した係合溝が設けられていてもよい。この場合には、可搬部のケースは、正面の側から下方に向けて屈曲した係合溝に係合突起が係合して保持されるので、可搬部のケースは保持部に確実に保持されるともに容易に取り外すことができる。
また、前記固定部は、前記取り付け部としての建物の壁面に当接して固定される壁面固定部であってもよい。この場合には、壁面固定部により非常用電源装置の充電器は建物の壁面に固定される。また、固定部は、前記取り付け部としての架台に当接して固定される架台固定部であってもよい。この場合には、架台固定部により非常用電源装置の充電器は架台に固定されるので、非常用電源装置の設置の自由度が高まる。また、架台は、自立式の架台であってもよい。この場合には、架台は移動可能であり、床面の何れの場所にも設置可能である。
非常用電源装置1の斜視図である。 非常用電源装置1の正面図である。 可搬部3の斜視図である。 可搬部3の正面図である。 可搬部3の背面図である。 充電部2の斜視図である。 非常用電源装置1の左側面図である。 非常用電源装置1の右側面図である。 非常用電源装置1の底面図である。 非常用電源装置1のブロック図である。 第二実施形態の非常用電源装置1の斜視図である。 第二実施形態の非常用電源装置1の配面図である。
以下、本発明の第一実施形態である非常用電源装置1について、図面を参照して説明する。図1及び図2に示すように、非常用電源装置1は、充電部2と、充電部2に着脱可能な可搬部3とから構成される。
<可搬部3の構造>
初めに、図3〜図5を参照して、可搬部3の構造を説明する。可搬部3は、内部に、後述する二次電池ユニット43(図10参照)及びインバータ44(図10参照)等を内蔵している。図3〜図5に示すように、可搬部3は箱型のケース30から構成され、長方形の上面32、正方形の正面34、長方形の左側面35、長方形の右側面36、長方形の底面39、及び正方形の背面38を備える。ケース30は、鉄又はアルミニウム合金等の金属板、又は、合成樹脂の板材により構成される。図3及び図4に示すように、正面34の上部には、横長の長方形の発光表示部34Aが設けられている。発光表示部34Aは、透光性を有する合成樹脂の板材から形成されており、内部に後述する内蔵LED34B(図10参照)が設けられている。発光表示部34Aの表面には、一例として「非常用電源装置/Emergency Power Supply」と記載されている。
図3〜図5に示すように、可搬部3の上面32には、使用者が把持する把持部33が設けられている。また、図3に示すように、左側面35の上部には、照明部41が設けられている。照明部41には、図10に示す照明LED41Aが設けられている。照明LED41Aは、一例として、高輝度の白色LED8個から構成されている。左側面35上において、照明部41の上方には、円柱状の係合突起35Aが設けられ、照明部41の下方にも、円柱状の係合突起35Bが設けられている。係合突起35A及び係合突起35Bは、後述する充電部2の左側面22に設けられている係合溝22A及び係合溝22Bに各々係合して保持される。また、図4、図5及び図8に示すように、右側面36上において、真中より下部には、交流コンセント部40が設けられている。交流コンセント部40は、表面を蓋40Aが開閉可能に覆い、内部にインバータ44から供給される交流100Vの差し込み口が上下に2つ設けられている。図4、図5及び図8に示すように、右側面36上において、交流コンセント部40の上方には、円柱状の係合突起36Aが設けられ、係合突起36Aは、後述する充電部2の右側面25に設けられている係合溝25A(図6及び図8参照)に係合して保持される。
次に、図3及び図5を参照して、コネクタ部37について説明する。図3及び図5に示すように、可搬部3の背面38の右端の中央のやや上から下方に向けて、直方体形状の切り欠き部が形成されている。図5に示すように、コネクタ部37は、この切り欠き部に設けられている。コネクタ部37には、下から充電入力端子51、ソーラー入力端子52及びソーラー入力端子53が順に一例に設けられている。充電入力端子51には、後述するコネクタ62(図6及び図10参照)が接続され、一例として、直流の12Vが入力される。ソーラー入力端子52及びソーラー入力端子53には、図示外のソーラーパネルからの直流電流が入力される。充電入力端子51、ソーラー入力端子52及びソーラー入力端子53は、キャップ付きの防水端子となっている。
また、図5に示すように、可搬部3の背面38には、四隅に、平型ゴム足が38A,38B,38C,38Dが各々設けられている。また、背面38の左上隅の平型ゴム足38Aの右隣には、インバータスイッチ54が設けられている。背面38の右上隅の平型ゴム足38Cの左隣には、内蔵LEDスイッチ55が設けられ、内蔵LEDスイッチ55の下方には、照明LEDスイッチ56が設けられている。これらのインバータスイッチ54、内蔵LEDスイッチ55及び照明LEDスイッチ56は、一例として、防水式の埋め込み式プッシュスイッチとなっている。また、図4及び図5に示すように、底面39には、四隅に、平型ゴム足39A,39B,39C,39Dが各々設けられている。従って、可搬部3は、係合突起35A,35B,36A及び平型ゴム足39A,39B,39C,39Dにより、充電部2に着脱可能に保持される。また、可搬部3は、上記の平型ゴム足により、取り外し時には、水平にも垂直にも設置可能である。
<充電部2の構造>
次に、図1、図6、図7、図8及び図9を参照して、充電部2の構造を説明する。充電部2は、図1に示すように、可搬部3を収納して、可搬部3に内蔵された二次電池ユニット43(図10参照)を充電する。図6に示すように、充電部2は、前方が開放された箱型に形成されており、上面23、左側面22、右側面25、背面24、底面28(図9参照)を有する。また、図6に示すように、充電部2の前面側の下部には、横長の箱型の充電器収納部21が設けられている。充電器収納部21は、収納部上面21A(図6参照)、左側面21B(図7参照)、右側面21C(図8参照)、底面21D(図9参照)、及び図示外の背面を備える。収納部上面21Aには、図1に示すように、可搬部3が載置される。充電器収納部21には、図10に示す充電器60及びブレーカ61が内蔵されている。充電部2は、一例として、鉄又はアルミニウム合金等の金属板、又は、合成樹脂の板材により構成される。
充電部2の上面23は、横長の長方形の板材である。左側面22は、下部の幅が狭くなった縦長の板材であり、上部に、可搬部3の係合突起35Aが係合する一端部が開放された屈曲した溝である係合溝22Aが設けられ、係合溝22Aの下方に可搬部3の係合突起36Aが係合する一端部が開放された屈曲した溝である係合溝22Bが設けられている。右側面25は、下部2/3の幅が狭くなった縦長の板材であり、上部に、可搬部3の係合突起36Aが係合する一端部が開放された屈曲した溝である係合溝25Aが設けられている。係合溝22Aは、係合突起35Aが挿入可能な幅が有り、前方に向けて開口しており、開口からやや斜め下方に向けて所定長さ傾斜し、その後、屈曲して下方に向けて所定長さ形成されている。即ち、係合溝22Aは、前方(可搬部3の正面34の側)から下方に向けて屈曲した係合溝となっている。係合溝22B及び係合溝25Aも同様の構造になっている。従って、充電部2に可搬部3を取り付けた状態では、確実に可搬部3が充電部2に保持される。また、充電部2から可搬部3を取り外す場合には、使用者は把持部33を把持して上方に少し持ち上げ前方に引けば、可搬部3が充電部2から容易に取り外すことが出来る。
図6に示すように、充電部2では、左側面22と右側面25との間の空間の収納部上面21Aの上方部分が可搬部3の保持部27になる。また、充電器収納部21と背面24との間には隙間が形成されており、電灯、延長コード、テーブルタップ、蛍光灯、折りたたみ式太陽電池パネル等の付属品を収納する付属品収納部20となっている。また、保持部27と背面24との間の空間も付属品収納部20に連続した空間であり、付属品を収納可能である。従って、蛍光灯のように長さの長い付属品でも収納可能である。また、充電器収納部21と背面24との間からは、可搬部3の充電入力端子51に接続されて二次電池ユニット43を充電するコネクタ62が引き出される。
また、背面24には、充電部2を建物の壁面100(図1参照)に固定するねじが貫通するねじ穴24Aが複数設けられている。また、図8に示すように、充電器収納部21の右側面21Cには、充電器60(図1参照)の動作状態を表示する充電器状態表示灯29Aが設けられている。充電器状態表示灯29Aの中には、図10に示す充電器状態表示LED29Bが内蔵されている。また、図9に示すように、充電器収納部21の底面21Dには、換気口21E及び交流100V配線配管入線板21Fが設けられている。換気口21Eには、防湿・防虫フィルターが設け、湿気や害虫を充電器収納部21の中に入れずに、充電器60の熱を外部に排出するようになっている。また、交流100V配線配管入線板21Fを取り外して、交流100Vの配線を建物のコンセントまで引き出すことが出来る。
<電気的構成>
次に、図10を参照して、非常用電源装置1の電気的構成を説明する。非常用電源装置1の充電部2の充電器収納部21(図6参照)の内部には、交流電源に接続され、一例として100Vの交流を12Vの直流に変換して出力する充電器60が設けられている。充電器60は、周知のAC/DCコンバータである。充電器60の出力側には、過負荷や短絡により、直流12Vの出力電流が一定以上の過電流になった場合に遮断するブレーカ61が設けられている。ブレーカ61の出力側には、ケーブルにより接続されたコネクタ62が設けられている。コネクタ62は、可搬部3の充電入力端子51に接続される。また、充電器60の出力側には、充電器60の出力電圧により充電器60の動作状態を表示する充電器状態表示LED29Bが接続されている。
可搬部3内には、電荷を貯める二次電池ユニット43が設けられている。二次電池ユニット43の入力側には、直流の12Vが入力される充電入力端子51、図示外の太陽電池パネルからの出力電流が入力されるソーラー入力端子52及びソーラー入力端子53が並列接続されている。太陽電池パネルは、1つでも、2つでも接続可能である。従って、停電により100Vの交流電流が供給されない場合には、太陽電池パネルにより二次電池ユニット43を充電することも可能である。また、1つの太陽電池パネルでは、発電量が足りない場合には、2つの太陽電池パネルを接続して、二次電池ユニット43を充電することも可能である。
二次電池ユニット43内には、図示しない、リチウムイオン電池と充電制御回路が組み込まれている。二次電池ユニット43の出力側には、インバータスイッチ54を介して、インバータ44が接続され、また、内蔵LEDスイッチ55を介して、内蔵LED34Bが接続され、また、照明LEDスイッチ56を介して、照明LED41Aが接続されている。可搬部3を充電部2の保持部27から取り外して、可搬部3のインバータスイッチ54をONにすると、インバータ44が作動して、二次電池ユニット43から出力される直流電流を一例として、100Vの交流電流に変換する。従って、交流コンセント部40に蛍光灯、携帯電話・スマートフォンの充電器、ラジオ、パーソナルコンピュータ等のACコードの端子を差し込んで利用することができる。
また、可搬部3の内蔵LEDスイッチ55をONにしておくと、内蔵LED34Bが点灯し、発光表示部34Aが発光して、「非常用電源装置/Emergency Power Supply」との文字が夜間でも認識できるようになる。また、可搬部3を充電部2の保持部27から取り外して、照明LEDスイッチ56をONにすると、照明部41の照明LED41Aが点灯して、照明部41の前方を照らすことができる。また、二次電池ユニット43の出力側には、電圧検出部45が接続され、二次電池ユニット43の充電状態を残量メータ46に出力して表示する。残量メータ46は、可搬部3の正面34に設けるようにしてもよい。残量メータ46はオプションであり、必ずしも設けなくてもよい。
以上説明したように、本実施の形態の非常用電源装置1によれば、充電部2は固定部である背面24の裏面側が建物等の壁面に当接して固定される。従って、非常用電源装置1が床に置かれず、掃除等の邪魔になることがない。また、可搬部3は、充電部2から着脱可能であり、使用者は把持部33を把持して可搬部3を使用する場所に容易に運搬することができる。従って、設置場所が床面に限られず可搬性に優れた非常用電源装置1を実現することができる。
また、可搬部3のケース30には、可搬部3が非常用電源であることを示す発光表示部34Aが設けられていているので、夜間や停電時にも非常用電源装置1又は可搬部3が何処に設置されているか分かりやすい。また、充電部2には、付属品収納部20が設けられているので、電灯、延長コード、太陽電池等を収納でき、別に探して持ってくる必要がない。また、可搬部3のケース30には、照明部41が設けられているので、非常用電源装置1の可搬部3自体が懐中電灯の代わりになる。また、可搬部3のケース30には、充電入力端子51と、太陽電池パネルからの直流電流が入力される複数のソーラー入力端子52,53とが設けられているので、停電時でも、非常用電源装置1の可搬部3に複数の太陽電池パネルから直流電流を供給して充電することができる。
<第二実施形態>
次に、図11及び図12を参照して、非常用電源装置1の第二実施形態について説明する。第一実施形態の非常用電源装置1の充電部2は、壁面固定部としての背面24が建物等の壁面100に固定されるものであった。これに対して、第二実施形態の非常用電源装置1は、図11及び図12に示すように、非常用電源装置1の充電部2は、架台固定部としての背面24が架台200に固定される。架台200は、一例として鉄製の自立式の架台である。架台200は、角柱の所定長さの下部フレーム210及び下部フレーム220が充電部2の横幅と略同一幅で平行に延設されている。下部フレーム210と下部フレーム220との間には、角柱の桁260及び桁261が掛け渡されている。下部フレーム210の前後端部の下面には、床面との高さを調整するアジャスタ211及びアジャスタ212が各々設けられ、下部フレーム220の前後端部の下面には、床面との高さを調整するアジャスタ221及びアジャスタ222が各々設けられている。
下部フレーム210の上面には支柱230が下部フレーム210と直交方向に立設され、下部フレーム220の上面には支柱240が下部フレーム220と直交方向に立設されている。支柱230及び支柱240は、鉄製の角柱である。下部フレーム210と支柱230との接続部には補強板213が設けられ、下部フレーム220と支柱240との接続部には補強板223が設けられている。また、支柱230の上端部と支柱240の上端部は、上部フレーム250により接続されている。また、支柱230と支柱240との間には、桁251及び桁252が所定間隔開けて掛け渡されている。図12に示すように、桁251及び桁252は、背面視、横長の長方形の金属板である。桁251及び桁252に充電部2の背面24が図示外のねじにより固定される。この非常用電源装置1の第二実施形態では、充電部2は、自立式の架台200に固定されるので、充電部2を壁に固定する必要が無く、非常用電源装置1の設置の自由度を高めることができる。また、架台200は移動能であり、床面の何れの場所にも設置可能である。
二次電池ユニット43が本発明の「蓄電部」の一例である。また、交流コンセント部40が本発明の「交流出力部」の一例である。また、充電入力端子51が「直流入力部」の一例である。また、背面24が本発明の「固定部」、「壁面固定部」及び「架台固定部」の一例である。また、左側面22が、本発明の「保持部左側面」の一例であり、右側面25が、本発明の「保持部右側面」の一例である。また、壁面100又は架台200が本発明の「取り付け部」の一例である。
尚、本発明は、上記実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、交流コンセント部40に加えて、可搬部3のケース30の外側面にシガーソケットやUSB端子を設けて、インバータ44を介さずに二次電池ユニット43から直接、直流電流を出力するようにしてもよい。また、可搬部3に内蔵される二次電池ユニット43のリチウムイオン電池の数は、1個に限られず、2個、4個等の複数個内蔵してもよい。また、二次電池ユニット43は、リチウムイオン電池に限られず、ニッケル水素電池、鉛蓄電池、電気二重層コンデンサ等のキャパシタでもよい。また、インバータ44からの出力は、交流100Vに限られず、115V,120V、200V,240V等の使用国の電圧に合わせればよい。また、交流の周波数も60Hz、50Hz等使用国の周波数に合わせればよい。尚、非常用電源装置1は、壁付けに限られず、床面に載置してもよい。また、充電部2及び可搬部3の形状は、上記実施の形態に限られない。また、係合溝22A,22B,25Aの形状は、上記実施の形態に限られず、可搬部3が着脱可能な形状であればよい。例えば、正面側から下方に向けて円弧状に形成してもよい。また、上記実施の形態では、ソーラー入力端子52及びソーラー入力端子53の2つを設けたが。2つに限られず、3つ、4つ等任意の複数を設ければよい。また、1つでもよい。また、架台200は、鉄製に限られず、アルミニウム合金製等の金属製でもよく、非常用電源装置1を支持する強度があれば、合成樹脂製でもよい。また、架台200の下部には、キャスターを設けて移動可能にしてもよい。また、キャスターには、ロック機構を設けてもよい。
1 非常用電源装置
2 充電部
3 可搬部
20 付属品収納部
21 充電器収納部
22A 係合溝
22B 係合溝
24 背面
25A 係合溝
24A ねじ穴
27 保持部
29A 充電器状態表示灯
29B 充電器状態表示LED
30 ケース
33 把持部
34A 発光表示部
34B 内蔵LED
35A 係合突起
35B 係合突起
36A 係合突起
40 交流コンセント部
41 照明部
41A 照明LED
43 二次電池ユニット
44 インバータ
45 電圧検出部
46 残量メータ
51 充電入力端子
52 ソーラー入力端子
53 ソーラー入力端子
54 インバータスイッチ
55 内蔵LEDスイッチ
56 照明LEDスイッチ
60 充電器
61 ブレーカ
62 コネクタ
100 壁面
200 架台

Claims (9)

  1. 電荷を蓄電可能な蓄電部を内蔵し、持ち運び可能な可搬部と、前記蓄電部を充電する充電器を内蔵し、前記可搬部を着脱可能に保持する充電部とを備えた非常用電源装置であって、
    前記可搬部は、
    前記蓄電部を収納するケースと、
    前記ケースに収納されたインバータと、
    前記ケースに設けられた把持部と、
    前記ケースに設けられ、前記インバータからの交流電流が出力される交流出力部と、
    前記ケースに設けられ、前記蓄電部を充電する直流電流が入力される直流入力部と
    を備え、
    前記充電部は、
    前記可搬部を着脱可能に保持する保持部と、
    前記充電器を収納する収納部と、
    前記充電部が取り付けられる取り付け部に当接して固定される固定部と
    を備えたことを特徴とする非常用電源装置。
  2. 前記可搬部の前記ケースには、前記可搬部が非常用電源であることを示す発光表示部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の非常用電源装置。
  3. 前記充電部は、前記交流出力部に接続される機器が収納される収納部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の非常用電源装置。
  4. 前記可搬部の前記ケースには、前方を照らす照明部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の非常用電源装置。
  5. 前記ケースには、
    前記蓄電部を充電する直流電流が入力される充電入力端子と、
    太陽電池パネルからの直流電流が入力される複数のソーラー入力端子と
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の非常用電源装置。
  6. 前記ケースは、上面、正面、左側面、右側面、底面、及び背面の六面から箱型に形成され、
    前記左側面には、係合突起が突出し、
    前記右側面には、係合突起が突出し、
    前記保持部は、前記左側面に対向する保持部左側面と、前記右側面に対向する保持部右側面とを備え、
    前記保持部左側面には、前記左側面の係合突起が係合する、前記正面の側から前記底面の方向である下方に向けて屈曲した係合溝が設けられ、
    前記保持部右側面には、前記右側面の係合突起が係合する、前記正面の側から前記底面の方向である下方に向けて屈曲した係合溝が設けられていることを特徴とした請求項1〜5の何れかに記載の非常用電源装置。
  7. 前記固定部は、前記取り付け部としての建物の壁面に当接して固定される壁面固定部であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の非常用電源装置。
  8. 前記固定部は、前記取り付け部としての架台に当接して固定される架台固定部であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の非常用電源装置。
  9. 前記架台は、自立式の架台であることを特徴とする請求項8に記載の非常用電源装置。
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