JP2016220061A - 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取部のホームポジションの検知と圧板開閉の検出を低コストで実現する
【解決手段】原稿を載置するコンタクトガラス101と、原稿をコンタクトガラスに位置決めする圧板204と、ホームポジションから読取終了位置との間で往復移動されるキャリッジ102及びフォトインタラプタ107と、フォトインタラプタの移動経路に沿って固定配置されてフォトインタラプタで検知可能な第1遮蔽板105と、原稿の画像を読み取る撮像素子306と、圧板の開放動作又は閉止動作に連動して検知可能又は検知不能な位置に配置される第2遮蔽板106とを備える。制御部300は通常状態から省電力状態へ設定するときに、フォトインタラプタが第2遮蔽板を検出可能な位置にキャリッジを移動させる制御を行い、フォトインタラプタが第2遮蔽板の状態に基づいて圧板の開放を検知したときに、電力状態を省電力状態から通常状態へ設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取装置の制御方法に関する。
従来、原稿をコンタクトガラスに載置して、読取部を副走査方向に移動しながら原稿画像を取得する画像読取装置が知られている。このような画像読取装置では、読取部のホームポジションの検出に透過型フォトインタラプタが用いられている。
特許文献1には、撮像素子でホームポジション表示マークを読み取ることによりホームポジションの検出を行う画像読取装置が記載されている。
ところで、画像読取装置としては、全ての装置が起動可能な状態であり読取が可能な通常動作状態と、装置の一部に電力を供給せず全体のエネルギー消費量を低減した省電力状態とに設定可能なものとがある。このような画像読取装置では、省電力状態から通常状態へ復帰の動作を行うトリガー信号を取得するため、圧板の開閉を検知するセンサを別途設けることが一般的である。しかしながら、ホームポジション検出用のセンサと、圧板の開閉を検知するセンサの両方を搭載すると装置の価格上昇を招くという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、画像読取部のホームポジションの検知と圧板開閉の検出を低コストで実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、原稿を載置するコンタクトガラスに対して開閉自在であり、閉止時に前記原稿を前記コンタクトガラスに位置決めする圧板と、読取開始位置から読取終了位置との間で往復移動するキャリッジと、前記キャリッジの移動に伴い前記原稿の画像を読み取る読取手段と、前記キャリッジに搭載された検知手段と、前記検知手段の移動経路に沿って固定配置されて前記検知手段により検知可能な第1被検知部材と、前記圧板の開放動作、又は閉止動作に連動して移動し、前記検知手段により検知可能な第2被検知部材と、を備えたことを特徴とする画像読取装置である。
本発明の画像読取装置によれば、画像読取部のホームポジション検知と圧板開閉の検出を低コストで実現することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 画像形成装置の内部構造を示す断面図である。 画像読取装置の構成を示す平面図である。 第2遮蔽板の配置及び駆動状態を示す断面図である。 第1遮蔽板及び第2遮蔽板とキャリッジの位置を示す図である。 第1のホーミング動作におけるキャリッジの動きを示す図である。 第2のホーミング動作におけるキャリッジの動きを示す図である。 第3のホーミング動作におけるキャリッジの動きを示す図である。 キャリッジの基準位置を示す図である。 キャリッジの移動基準寸法を示す図である。 画像読取装置の制御系の構成を示すブロック図である。 制御系の論理回路部を示すブロック図である。 ホーミング動作を示すフローチャートである。 第1のホーミング動作を示すタイミングチャートである。 第2のホーミング動作を示すタイミングチャートである。 省電力状態への移行動作及び省電力状態からの復帰動作を示すフローチャートである。 省電力状態への移行動作を示すタイミングチャートである。 省電力状態からの復帰動作を示すタイミングチャートである。
以下本発明の実施形態に係る画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取装置の制御方法について説明する。先ず本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要について説明する。図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図、図2は同像形成装置の内部構造を示す断面図である。
画像形成装置200は、作像手段である作像装置11及び画像読取装置100を備える。本実施形態における画像形成装置200は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(BK)の4色トナーによって一つの画像を形成するカラー複写機である。なお、画像形成装置としてはこの例に限らず、他の構成を備えるものであってよい。
作像装置11は、画像読取装置100で取得した画像データに基づいて記録媒体にトナー像を形成するものである。作像装置11は、画像形成手段12と、画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着する定着装置13と、画像形成手段12に向けて記録媒体を搬送する記録媒体搬送装置14と備える。
また、画像形成装置200は、原稿画像を読み取る画像読取装置100と、原稿を搬送すると共に閉止時に原稿を位置決めする圧板の機能を有する自動原稿搬送装置18(ADF:Auto Document Feeder)とを備えている。自動原稿搬送装置18は、ヒンジ機構を介して画像読取装置100に開閉自在に配置されている。
自動原稿搬送装置18は、原稿束を載置可能な原稿載置台20と、原稿載置台20に載置された原稿束の上面に当接して原稿束を送り出す当接位置及び原稿束から離隔する離隔位置の間で移動するピックアップローラ21とを備えている。
また、自動原稿搬送装置18は、ピックアップローラ21によって送り出された原稿束から原稿を1枚ずつ分離して読取位置である副コンタクトガラス104に向けて搬送する給紙ベルト22、リバースローラ23、搬送ローラ対24からなる原稿搬送手段25を備えている。更に、自動原稿搬送装置18は、読取位置で読み取りが終了した原稿を原稿排紙台26に排紙する搬送ローラ対27及び原稿排紙ローラ対28からなる原稿排紙手段29を備えている。自動原稿搬送装置18はヒンジ19、19で画像読取装置100に開閉可能に取付けられており、コンタクトガラス101に配置する原稿を押圧する圧板として機能する。
原稿排紙ローラ対28は、駆動ローラ28aと、駆動ローラ28aに摺接する従動ローラ28b及び従動ローラ28cとを備えており、原稿排紙ローラ対28の近傍には切換爪30が設けられる。切換爪30は、第1の切換位置と第2の切換位置との間で移動し、切換爪30が第1の切換位置に切り換えられると、駆動ローラ28a及び従動ローラ28bによって原稿が原稿排紙台26に排紙される。
また、切換爪30が第2の切換位置に切り換えられると、駆動ローラ28a及び従動ローラ28cによって原稿がスイッチバック通路31に搬送される。
スイッチバック通路31には、正逆回転自在なスイッチバックローラ対32が設けられる。スイッチバック通路31に搬送される原稿は、スイッチバックローラ対32によって図1中、右方向に搬送された後、スイッチバックローラ対32が逆転駆動することにより、再搬送経路を介して搬送ローラ対24に搬送される。このため、原稿が反転されて読取位置に搬送される。
画像読取装置100は、周知のように、光学系を収容した筐体100Aと、筐体100Aの上部に固定配置されたコンタクトガラス101及び副コンタクトガラス104とを備えている。この画像読取装置100にあっては、閉じられた原稿や本等からなる原稿をコンタクトガラス101上に載置して、その原稿を自動原稿搬送装置18によって押し付けることにより、原稿を読み取ることができる。また、自動原稿搬送装置18によって自動搬送される原稿は副コンタクトガラス104の読取位置で読み取られる。
画像形成手段12は、ドラム状の感光体からなる第1像担持体45Y、第2像担持体45C、第3像担持体45M及び第4像担持体45BKを備える。これら第1〜第4像担持体45Y〜45BKには、複数の支持ローラに巻き掛けられた無端ベルトからなる中間転写ベルト46が対向配置される。第1〜第4像担持体45Y〜45BKは、それぞれ図1における時計方向に回転駆動され、中間転写ベルト46は図1中、矢印A方向に回転駆動される。このとき、第1像担持体45Yは、帯電ローラ47によって所定の極性に帯電される。
光書き込みユニット48からは、上述した原稿の読み取り結果に応じた画像信号に基づいて光変調されたレーザービームLが射出される。第1像担持体45Yの帯電面にそのレーザービームLが照射されることによって第1像担持体45Yに静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置49によってイエロートナー像として可視像化される。
一次転写ローラ50には、転写電圧が印加され、第1像担持体45Y上に形成されたトナー像が図2中、矢印A方向に回転する中間転写ベルト46上に一次転写される。トナー像転写後の第1像担持体45Y上に付着する転写残トナーは、像担持体クリーニング装置51によって除去される。本実施形態の画像形成装置200においては、第1像担持体45Yと、その周囲に配置された帯電ローラ47と、現像装置49と、像担持体クリーニング装置51とによって一体的なプロセスカートリッジが構成されている。
現像装置49は、粉体状のトナーを収容した現像容器53を有し、そのトナーによって静電潜像が可視像化される。また、現像容器53内のトナー量が減少したとき、トナーボトル54Yから現像容器53にトナーが補給される。
一方、像担持体クリーニング装置51は、第1像担持体45Yから除去されたトナーを受け入れるクリーニング容器51aを備え、クリーニング容器51a内のトナーは、トナー搬送装置によって、廃トナー容器に搬送される。このように、現像容器53、トナーボトル54Y、クリーニング容器51a及び廃トナー容器にはトナーが収容される。
上述した動作と同様にして、第2像担持体45C、第3像担持体45M及び第4像担持体45BK上にシアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。これらのトナー像がイエロートナー像の転写された中間転写ベルト46上に順次重ねて一次転写される。
これらの第2像担持体45C、第3像担持体45M、第4像担持体45BKにトナー像を形成する現像装置の現像容器内のトナー量が減少したときも、各トナーボトル54C、54M、54BKから、その各現像容器にトナーが補給される。
このようにして、中間転写ベルト46上に転写された重ねトナー像は、二次転写ローラ56の作用によって記録媒体に二次転写され、その転写後の中間転写ベルト46上に付着する転写残トナーは、ベルト用のクリーニング装置52により除去される。このクリーニング装置52のクリーニング容器52aにもトナーが収容され、そのトナーは廃トナー容器に搬送される。
記録媒体搬送装置14は中間転写ベルト46の下方に配置されており、この記録媒体搬送装置14は、記録紙等からなる記録媒体Pを収容した給紙カセット57と、最上位の記録媒体Pに接触する給紙ローラ58と、レジストローラ対59とを有する。給紙カセット57は、用紙トレイ201に配置され、給紙ローラ58の回転によって最上位の記録媒体Pが図2中、矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体Pは、レジストローラ対59の回転によって、所定のタイミングで中間転写ベルト46と、中間転写ベルト46に対向配置された二次転写ローラ56との間に搬送される。
この記録媒体Pが中間転写ベルト46と二次転写ローラ56との間を通過するとき、二次転写ローラ56には転写電圧が印加されることによって中間転写ベルト46上の重ねトナー像が記録媒体に二次転写される。このようにして、画像形成手段12により、記録媒体P上にトナー像が形成される。
そして、トナー像が形成された記録媒体Pは定着装置13を通過し、このとき画像形成手段12によって形成された記録媒体P上のトナー像がその記録媒体Pに定着される。また、定着装置13によって画像が定着された記録媒体Pは排紙ローラ対60によって排紙トレイ202に排紙される。
この排紙トレイ202は、作像装置11と画像読取装置100との間に形成されている。第1実施形態では、画像形成装置200は、排紙ローラ対60による記録媒体Pの排紙方向下流側の作像装置11及び画像読取装置100の間が開放される胴内排紙型である。また、排紙ローラ対60の上流側には切換レバー62が設けられており、この切換レバー62は記録媒体の表面の複写が終了したときに、記録媒体Pの裏面に複写を行うときに、反転通路63側に切り換えられる。
即ち、記録媒体Pの後端部が排紙ローラ対60に挟まれると、排紙ローラ対60が逆転駆動すると共に、切換レバー62が反転通路63に連通する位置に切り換えられ、記録媒体Pが反転通路63に向かって搬送される。
この反転通路63には反転ローラ対64が設けられており、この反転ローラ対64によって反転通路63を搬送される記録媒体は、二次転写ローラ56側に搬送される。
副コンタクトガラス104上には反射ガイド板65が設けられており、この反射ガイド板65は後述する光源ユニット40からの読取光を反射するようになっている。また、コンタクトガラス101と副コンタクトガラス104の間にはガイド板71が設けられており、このガイド板71は、副コンタクトガラス104を通過した原稿をすくい上げて搬送ローラ対27に向かって案内する。また、ガイド板71の下側(光源ユニット40側)には、画像読取における白の基準となる基準白板103が配置される。更に、ガイド板71のコンタクトガラス101側の端部には、原稿の位置決めを行う位置決面が形成されている。
また、画像形成装置200のユーザ立ち位置側には、操作パネル203が配置されている。操作パネル203は、ユーザが必要な設定や各種操作、及び機器の状態の表示を行うためのインターフェースであり、ボタンで操作するものであっても、タッチパネルで操作するものであってもよい。
このような構成の画像形成装置200において、画像読取装置100は、原稿の画像の読み取りが可能な「通常状態」と、装置の一部への電力供給を遮断した「省電力状態」とに設定される。この通常状態から省電力状態への設定の変更は、画像読取装置100が予め定めた時間だけ使用されないときになされる。また、画像読取装置100が省電力状態であるとき、画像読取装置100が使用される検出をしたとき画像読取装置100は通常状態に設定が変更される。使用の検出は、使用者が画像形成装置200に近接したことを検出すること、操作パネル203の操作、圧板即ち自動原稿搬送装置18がコンタクトガラス101に対して開状態となったことの検出により行われる。本実施形態では、圧板が開状態となったことを検出する。
次に画像読取装置100について説明する。画像読取装置100は本発明の実施形態を構成する。図3は画像読取装置の構成を示す平面図である。画像読取装置100は、コンタクトガラス101に載置された原稿の読取を行うためのキャリッジ102を有する。キャリッジ102は、コンタクトガラス101の下側で往復移動する。また、画像読取装置100は、撮像素子のシェーディングを行う際に読み取る基準白板103を備える。また、本実施形態においては、圧板204は、自動原稿搬送装置18の下側面に配置されている。更に、画像読取装置100は、シートスルー読取を行う際の読取面となる副コンタクトガラス104を具備している。
なお、図中の符号「a」、「b」、「c」、「d」は、キャリッジ102の移動する範囲における駆動制御上の位置を表している。即ち「a」は省電力モードに状態を変更する際におけるキャリッジ102の退避位置、「b」は原稿読取動作の初期位置即ち読取開始位置であるホームポジション及びシートスルー読み取り時における読取位置、「c」は「b」と基準白板103の間にあってホーム内とホーム外との境界を規定する位置、「d」はキャリッジ102が最大走査範囲の位置、即ち読取終了位置をそれぞれ示している。
キャリッジ102は、原稿読取に際しては、コンタクトガラス101のホームポジションである「b」地点から原稿読取方向(副走査方向:X方向)に移動する。キャリッジ102が移動できる範囲は、省電力モード時の退避位置である「a」地点から読取終了位置である「d」地点の範囲である。キャリッジ102の駆動源として、一般にステッピングモータやDCモータ等を用いることができる。モータの回転運動をギアやプーリを介してワイヤ或いはベルトによりキャリッジに伝えることによってキャリッジ102の副走査方向の駆動を実現している。
キャリッジ102は、読取方式の違いにより構成が異なる。即ち、読取手段である撮像素子にCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary MOS)イメージセンサを用いる縮小光学系の装置においては、キャリッジ102には露光ランプと複数のミラーが搭載される。この場合はミラーからの反射光は結像レンズを経てCCDイメージセンサに結像する。
また、撮像素子にCIS(Contact Image Sensor)を用いる等倍光学系の装置においては、キャリッジ102には、CIS及び露光ランプが搭載される。本発明では、読取方式は何れでもよい。
本実施形態において、キャリッジ102は、検出手段としてフォトインタラプタ107が配置されている。フォトインタラプタ107は、発光部107aから発せられた光を受光部107bで受け、発光部107aからの光が被検出部材である遮蔽板で遮られたことを検出する(図4参照)。
フォトインタラプタ107は、キャリッジ102の原稿読取領域外の一方の端に配置される。本実施形態においては、フォトインタラプタ107は、自動原稿搬送装置18の開閉自在に支持するヒンジ19、19が配置された画像読取装置100の奥側に配置されている。これは圧板204の開閉状態を検知するに際して、ヒンジ19、19が設置される側にすることが都合よいためである。
フォトインタラプタ107が検知する遮蔽板は、第1被検知部材である第1遮蔽板105と、第2被検知部材である第2遮蔽板106とから構成される。第1遮蔽板105は、「c」地点から「d」地点の範囲にキャリッジ102の移動経路に沿って固定して設置される。また、第2遮蔽板106は、ホームポジションに対して原稿読取方向とは反対側である省電力状態におけるキャリッジ102の退避位置「a」地点に配置され、圧板204(自動原稿搬送装置18)の開閉動作に連動してY方向(副走査方向に直交する方向、主走査方向)に移動する。
図4は第2遮蔽板の配置及び駆動状態を示す断面図である。第2遮蔽板106は、圧板204にカム205で連結され、圧板204の開放動作及び閉止動作に連動して作動し、フォトインタラプタ107で検知できる検知位置、及び検知できない退避位置に移動する。本実施形態では、圧板204が開状態のとき、第2遮蔽板106はフォトインタラプタ107を遮蔽せず検出されない。一方、圧板204が閉状状態のとき、第2遮蔽板106は検知位置に移動してフォトインタラプタ107を遮蔽する。これにより第2遮蔽板106がフォトインタラプタ107により検知可能となる。
第2遮蔽板106を駆動する駆動機構は、画像読取装置100と圧板204(自動原稿搬送装置18)のヒンジ19に公知のカム205を配置して構成され、第2遮蔽板106はガイド部材206に沿ってY軸方向に往復駆動される。カム205としては、圧板204の開閉運動(回転運動)をガイド部材206の並進運動に変更する、例えばラック・アンド・ピニオン、複数の節部材を備えるリンク機構を使用することができる。
次に、本発明におけるキャリッジ102の動作について説明する。画像読取装置のキャリッジ102は、一般的に以下の4つの動作を行う。
動作i. 電源オン時のイニシャル動作(ホーミング動作)
動作ii. 圧板読取時の往復動作(スキャン動作)
動作iii. シートスルー読取時のシェーディング動作(ホームポジションと白基準板間の往復動作)
動作iv. 省電力モード移行時の退避動作
本実施形態に係る画像読取装置100においても、キャリッジ102は、これらの動作をなす。本実施形態では、特に動作i.電源オン時のイニシャル動作(ホーミング動作)と動作iv.省電力モード移行時の退避動作に特徴を有する。
なお、動作ii.スキャン動作、動作iii.ホームポジションと白基準板間の往復動作は、一般的な画像読取装置と同じである。
<動作i.ホーミング動作の説明>
図5は第1遮蔽板及び第2遮蔽板とキャリッジの位置関係を示す図である。本図は、本実施形態に係る画像読取装置100におけるキャリッジ102、第1遮蔽板105及び第2遮蔽板106の位置、キャリッジ102が移動する範囲における駆動制御上の位置(「a」〜「d」)の位置関係を示している。ここでは、キャリッジ102が「d」地点に向けて移動する方向を順方向(Forward Direction)とし、「a」地点に向けて移動する方向を戻り方向(Return Direction)とする。
キャリッジ102に設置されているフォトインタラプタ107の検知状態は、第1遮蔽板105が配置された範囲(図中「c」地点から「d」地点の範囲)において、遮蔽状態となり、また「a」地点において第2遮蔽板106の状態に応じて遮蔽又は非遮蔽状態となる。なお、カム205の構成により、遮蔽状態及び非遮蔽状態を入れ替えることができる。この場合は後述する制御部300における制御を変更することにより対応する。
次に駆動制御上の位置「a」〜「c」、及び制御に用いる3つの距離即ち距離L1、距離L2、距離L3について説明する。図10はキャリッジの移動基準寸法を示す図である。
距離L1は、「a」地点から第2遮蔽板106がフォトインタラプタ107を遮蔽する範囲の外になる位置(ばらつき等考慮して定めた距離)の間の距離である。また、距離L2は、ホーム外とホーム内の境界を示す「c」地点(第1遮蔽板105の端)からホームポジション(「b」地点)までの間の距離である。更に、距離L3は、「a」地点から「b」地点までの距離であり、ホームポジションから省電力モード移行時の退避位置に移動する際の移動距離である。なお、距離L1と距離L2及び距離L3の関係は、L1<L2、L1<L3となるようにそれぞれ設定される。
キャリッジ102の配置状態に応じて、キャリッジ102を読取初期位置(ホームポジション)に移動させるに際して、第1のホーミング動作、第2のホーミング動作、及び第3のホーミング動作をなす。
〔第1のホーミング動作〕
図6は第1のホーミング動作におけるキャリッジの動きを示す図である。
第1のホーミング動作は、画像読取装置100に電源が投入されたとき、キャリッジ102がホームポジション又はその近傍の位置、即ち図中「b」地点に位置していたときの動作である(更に詳しい動作は後述する)。
画像読取装置100に電源が投入されたときにおいて、フォトインタラプタ107の検知状態に関わらず、キャリッジ102は、順方向へ移動(図6(A)中(1)「b」地点から「c」地点)する。その後、図10で示した距離L1だけ移動した時点におけるフォトインタラプタ107の検知状態を確認し、検知状態が非遮蔽であれば継続して順方向に移動を続ける(なおここでは、非遮蔽となる)。キャリッジ102が「c」地点に到達すると、フォトインタラプタ107の検知状態が非遮蔽状態から遮蔽状態に変化する。
そして「c」地点においてキャリッジ102は一旦停止し、方向を変えて戻り方向に移動する(図6(B)中(2)「c」地点から「b」地点)。その際に、キャリッジ102は、「c」地点か予め定められた距離(図10の距離L2)だけ移動し停止する。そして、この停止した位置をホームポジション(「b」地点)とする。
〔第2のホーミング動作〕
図7は第2のホーミング動作におけるキャリッジの動きを示す図である。
第2のホーミング動作は、電源投入時にキャリッジ102が省電力モード退避位置(「a」地点)にあった場合の動作である(更に詳しい動作は後述する)。
キャリッジ102は、順方向(図7(A)中(1)「a」地点から「c」地点の移動)を行う。その後は、キャリッジ102の移動距離は異なるものの、前述の第1のホーミング動作と同じ動作を行う。
即ち、キャリッジ102は、「c」地点か予め定められた距離(図10の距離L2)だけ移動し停止する。そして、この停止した位置をホームポジション(「b」地点)とする。
〔第3のホーミング動作〕
図8は第3のホーミング動作におけるキャリッジの動きを示す図である。
第3のホーミング動作は、電源投入時、キャリッジ102がホーム外(「c」地点から「d」地点の範囲)に位置していたときの動作である。
ただし、このケースは製造工程中の作業や、メンテナンス等の際にキャリッジ位置が手動で動かされた場合、或いは装置の搬送時における振動等によりキャリッジ位置が動いてしまった場合に起こりうる稀なケースである。
キャリッジの動作は第1のホーミング動作と同様に、フォトインタラプタ107の検知状態に関わらず、キャリッジ102は、順方向に移動を開始し(図8(A)中(1))、図9における距離L1だけ移動した時点におけるフォトインタラプタ107の検知状態を確認する。そして、検知状態が遮蔽であれば、キャリッジ102は一旦停止し、戻り方向に移動方向を変えてフォトインタラプタ107の検知状態が遮蔽状態から非遮蔽状態に変化するまで移動する(図8(B)中(2)「c」地点まで移動)。
そして、キャリッジ102が「c」地点に達した後、距離L2移動して停止する(図8(C)中(3))。
<動作iv.省電力モードへの移行時動作>
画像読取装置100が通常モードから省電力モードに移行するときキャリッジ102は以下の動作をする。
図9はキャリッジの基準位置を示す図である。省電力モードに移行する場合のキャリッジ102の動作について簡単に示したものである(詳細の説明は後述する)。
省電力モードに移行する直前におけるキャリッジ102の位置は通常ホームポジション(「c」地点)である。従って、戻り方向に「c」地点から図10で示した距離L3だけ移動し停止(図中(1))する。これにより、フォトインタラプタ107が第2遮蔽板106を検出可能な位置にキャリッジ102を移動させる。
<画像読取装置100の制御部及びスキャナ部の構成>
次に、画像読取装置100の制御部及びスキャナ部の構成について説明する。図11は画像読取装置の制御系の構成を示すブロック図である。
画像読取装置100は、スキャナ部304と制御部300とを備える。スキャナ部304は、スキャナモータ305、モータドライバ308、露光ランプ307、撮像素子306及びフォトインタラプタ107を備える。スキャナモータ305は、キャリッジの駆動源である。ここで、制御部300のCPU302はモータドライバ308を介してスキャナモータ305の駆動を制御する駆動制御手段として機能する。
スキャナモータ305は一般に、高精度な位置制御が可能なステッピングモータが用いられるが、エンコーダを備えたDCモータを用いてもよい。なお、本実施形態では、スキャナモータ305及びモータドライバ308を、画像読取装置100のスキャナ部304に配置している。しかし、スキャナモータ305及びモータドライバ308は、必ずしも画像読取装置100側に配置されている必要はなく、画像形成装置200側の制御部300に配置することができる。撮像素子306は、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ、CIS等を使用することができる。本実施形態では、等倍光学系であるCISを採用している。そして、フォトインタラプタ107は撮像素子306と共に、キャリッジ102に配置されている。
制御部300は、画像読取装置100を含む画像形成装置200の制御を行うCPU(Central Processing Unit)302、画像読取装置100の撮像素子306からの画像データをシリアル−パラレル変換、各種画像処理等を行う画像処理部309、各種設定データ及び画像データ等を保存する不揮発性の記憶装置310、画像形成装置200の各部分に電源を供給するPSU(Power Supply Unit)303、画像読取装置100のフォトインタラプタ107の信号とCPUから出力される省電力信号を論理計算して結果を出力する論理回路部301より構成される。なお、ここでは画像読取以外の構成、例えば、給紙部、転写部、定着部、排紙部等は記載していない。
CPU302は、画像処理部309、記憶装置310とバス接続されている。これにより、CPU302は、記憶装置310とデータを授受し、画像処理部309における画像処理を制御する。また、CPU302は、モータドライバ308に対して動作モードの設定を行う制御信号、及びクロック信号等の複数の制御信号(モータ制御信号407)を出力する。
また、CPU302は、PSU303に対して動作モードの切り換えを行う信号(省電力信号)を出力する。これにより、CPU302は、原稿の画像の読み取りが可能な通常状態と、少なくともフォトインタラプタ107を除く装置の一部への電力供給を遮断した省電力状態と、に設定可能な電力制御手段として機能する。また。CPU302は、撮像素子306に対してシリアル通信線で接続され撮像素子306に対して各種設定を行う。
更に、CPU302は、論理回路部301に対して省電力信号を出力し、論理回路部301から入力された論理計算結果に応じた制御を行う。
上述のように画像読取装置100は原稿の画像の読み取りが可能な通常状態と、少なくとも検知手段(フォトインタラプタ107)を除く装置の一部への電力供給を遮断した省電力状態に設定される。このため、PSU303は、スキャナ部304に対して、省電力時にオフする電源(図中:Vscan)と、省電力時及び省電力時以外においても常時オンしている電源(図中:Vx)からなる2系統の電源系統を備えている。なお、スキャナモータ305やモータドライバ308の電源はVscanとしてもよい。Vscan電源は、CPU302が出力する省電力信号の状態に応じて制御される。Vx電源は、フォトインタラプタ107に供給する。これにより、フォトインタラプタ107の電源は、省電力時においても省電力時以外においても常時電源供給される。
図12は制御系の論理回路部を示すブロック図である。図12は図11におけるスキャナ部304のフォトインタラプタ107と、制御部300の論理回路部301、CPU302及びPSU303との間の詳細の接続を示している。フォトインタラプタ107の電力はPSU303のVx電源401から供給され、フォトインタラプタ107が遮蔽部材を検出した検出信号、即ちフォトインタラプタ検知状態信号402は、論理回路部301に入力される。なお、本実施形態ではフォトインタラプタ107の信号出力はオープンコレクタ出力の場合であり、フォトインタラプタ検知状態信号402上のプルアップ電源としてVx電源401を用いている。図中のプルアップは論理回路部301内に構成しているが、外側にあってもよい。更に、論理回路部301は、CPU302から出力されるPS信号(省電力信号:Power Saving Signal)403を入力される。
論理回路部301は、反転回路311と第1論理積演算回路312及び第2論理積演算回路313とを備える。第1論理積演算回路312は、フォトインタラプタ検知状態信号402と、PS信号403の論理積演算を行い、圧板204の開閉状態を示す圧板開閉信号(AKS信号)404をCPU302へ出力する。
また、第2論理積演算回路313は、フォトインタラプタ検知状態信号402と、反転回路311により論理反転されたPS信号403との論理演算を行い、キャリッジ102の位置がホームポジションの内外のどちらに存在するかを表すHP信号405をCPU302へ出力する。
CPU302から出力されるPS信号403は、更にPSU303に入力し、PSU303でVscan電源400を生成する電源レギュレータ314のイネーブル端子(CE)に接続される。論理回路部301の真理値表を以下に示す。
Figure 2016220061
なお、本実施形態では、論理回路部301は、ハードウェアとして構成しているが、フォトインタラプタ検知状態信号402を直接CPU302に入力してソフトウェアとして論理回路部301の上記機能を実現することができる。
<制御動作の詳細説明>
以下、画像読取装置100の各制御動作の詳細について説明する。
〔ホーミング動作〕
画像読取装置100のホーミング動作の制御について詳細に説明する。図13はホーミング動作を示すフローチャートである。本図は画像形成装置200がCPU302上で実行する処理であって、ホーミング動作時におけるキャリッジ102の制御、及びフォトインタラプタ107の検知状態に応じた制御を示している。
制御部300は、CPU302に内蔵しているカウンタレジスタのカウンタ値(Pc)をクリアする処理を行う(ステップS101)。このカウンタレジスタは、少なくともアップカウンタであればよく、アップダウンカウンタを用いてもよい。そして、カウンタ値(Pc)は、スキャナモータ305を駆動させる駆動パルスのパルス数をカウントし、キャリッジ102の移動距離を算出するために用いられる。
次いで、制御部300は、CPU302の内部状態であって、フォトインタラプタ107の検知を許可/不許可することでセンサの状態(以降単に「センサ状態」という場合は、HP信号とAKS信号の両方の状態を意味する。)の検出処理を有効とするかどうかを決定する(ステップS102)。ここではDisable(不許可)状態とし、ホーミング直前のセンサ状態の検出処理を無効としている(検出処理をマスクしている)。
更に、初期動作としてキャリッジ102を順方向(フォワード方向)に移動させる処理を行う(ステップS103)。本実施形態に係る画像読取装置100おいて、ホーミング動作を行うとき、初期動作としてキャリッジ102を順方向に移動する。
次いで、制御部300は、キャリッジ102が順方向に距離L1以上移動したかどうか判断する(ステップS104)。ここで、キャリッジ102の移動距離の算出は、駆動パルスのカウント値(Pc)と駆動パルスの単位パルスあたりの移動量(dS)との積(Pc×dS)で行う。
更に、キャリッジ102が距離L1以上移動した時点におけるセンサ状態を検出するために内部状態を変化させる処理であって、検出処理を有効とさせる処理を行う(ステップS105)。これにより、検出処理のマスクを解除する。
次いで、HP信号の状態によりキャリッジ102がどこに位置しているかを判断し(ステップS106)、以降のステップへの処理を分岐する。
即ち、HP信号状態がLowであれば(ステップS106の非遮蔽)、キャリッジ102は、少なくとも「a」地点より順方向に距離L1だけ進んだ位置から「c」地点までの間の範囲(ホーム内)にあると推定される。逆にHP信号状態がHighであれば(ステップS106の遮蔽)、キャリッジ102は「c」地点から「d」地点の範囲(ホーム外)にあると推定される。
そして、HP信号状態がLowの場合は、図6で示した第1のホーミング動作、又は図7で示した第2のホーミング動作の何れかが実行され、キャリッジ102を順方向に継続して移動させ、フォトインタラプタ107が遮蔽されるまで移動させる(ステップS107)これにより、キャリッジ102が「c」地点を越えたところで、フォトインタラプタ107は第1遮蔽板105により遮蔽され、HP信号がLowからHighに変化するまで順方向に移動を続ける。
一方、HP信号状態がHighの場合は、図9に示した第3のホーミング動作がなされキャリッジ102を停止させる処理を行う(ステップS108)。
続いて、キャリッジ102を戻り方向(リターン方向)に移動を開始する(ステップS109)。なお、図示していないが、ステップS108とステップS109の間に、停止時のキャリッジ102の振動が収まるまで所定のインターバル時間を設けるのが一般的である。また、停止位置は「c」地点より所定の距離進んだところで停止するのが望ましい。これは、停止位置が「c」地点と全く同じ位置であるとフォトインタラプタ107の検知状態が振動等により確定しない場合があるからである。
従って、遮蔽板により確実に遮蔽される位置まで進んでから停止する。そしてその場合の所定の距離は例えばL1と同じ距離である。
更にキャリッジ102がホーム外からホーム内に入るまで(「c」地点を通過した時点)を検出する(ステップS110)。そして、キャリッジ102が「c」地点を通過したとき、駆動パルスカウンタ(Pc)をクリアする処理を行う(ステップS111)。そして、ステップS111において、「c」地点からの移動距離がL2以上となるまで戻り方向(リターン方向)にキャリッジ102を移動させる。移動距離がL2以上となったとき(ステップS113のYes)、キャリッジ102の移動を停止し(ステップS113)、その停止位置をホームポジション(「b」地点)として、ホーミング動作を終了する。
次に第1のホーミング動作における各部の状態の変化について説明する。図14は第1のホーミング動作を示すタイミングチャートである。図14(図15、17、18も同じ)において横軸は時間であり縦軸は各々の状態を表している。
〔機構部〕
「キャリッジ位置」は、キャリッジ102の物理的な位置(距離)関係を表す。
「圧板状態」は、圧板204の物理的な開閉状態を表す。
〔駆動部〕
「モータパルス」は、モータ駆動パルスを表す。これは、図11におけるモータ制御信号407に含まれる。一般的にステッピングモータの場合、パルスの立ち上がりエッジ、又は立下りエッジ、或いはその両方により所定の角度だけ回転する。回転角は、モータやドライバ、励磁設定等により定まる。
「モータ回転方向信号」は、モータの回転方向を制御する信号を示す。これも図11におけるモータ制御信号407に含まれる。この例では、信号がHのとき順方向、Lのとき戻り方向としている。
「PS信号」は、省電力信号を示す。省電力信号はCPUの内部状態であるシステムモードの状態を示す信号であり、本実施形態では、信号がHのとき省電力状態(Saving Mode)、Lのとき通常状態(Normal Mode)である。
「センサ出力」は、フォトインタラプタ107のフォトインタラプタ検知状態信号402であり、この例では、信号がHのとき遮蔽、Lのとき非遮蔽である。
「HP信号」は、ホームポジションの外側か内側かを検出するホームポジション信号である。この例では、PS信号がL(通常状態)であるとき、信号がHのときホーム外、Lのときホーム内を示す。
「AKS信号」は、圧板204の開閉状態を表す信号である。この例では、PS信号がH(Saving Mode)であり、且つ信号がHのとき、圧板閉状態、Lのとき圧板開状態である。
〔制御部〕
「パルスカウンタ(Pc)」は、CPU302が有する内部カウンタのカウンタ値の内部状態であり、駆動パルス(モータパルス)のパルスカウントである。
「センサ検知許可状態」は、HP信号405、AKS信号404の検知処理をマスクするためのCPU302の内部状態を示す。Disable(不許可)状態のときセンサ状態の検出処理は無効であり、Enable(許可)状態のときセンサ状態の検出処理を有効である。
「システムモード」は、画像形成装置200の有するシステムのモードであって、CPU302の内部状態を示す。本実施形態では、省電力状態(Saving Mode)と通常状態(Normal Mode)、及び状態の移行期間(Transition)がある。ここで、省電力状態とは、画像形成動作等を行っていない期間に定着ヒータの電力供給や画像読取装置への電力供給をオフするモードであり、通常状態とは、印刷要求やコピー要求があれば直ちに動作開始できる状態である。
図15は第2のホーミング動作を示すタイミングチャートである。図14及び図15は何れも図13に基づいて説明した制御手順に従って動作させた場合のタイミングチャートである。なお、図中では、圧板状態は閉状態としているが、開状態であってもホーミング動作には影響を与えない。この状態においては、システムモードがNormalのとき(PS信号がLのとき)は、論理回路部301においてAKS信号404が無視される(マスクされる)からである(表1参照)。
<省電力移行及び復帰動作>
次に、省電力モード移行時、及び省電力状態から通常状態へ復帰する際の動作制御について説明する。
図16は省電力状態への移行動作及び省電力状態からの復帰動作を示すフローチャートである。本図は、実施形態に係る画像形成装置200がCPU302上で実行する処理であって、省電力モード移行時及び復帰時におけるキャリッジ102の制御、及びフォトインタラプタ107の検知状態に応じた制御を示している。
制御部300は、システムの所定の条件を満たして省電力状態に移行する場合(ステップS201にてYes)先ず、カウンタ値(Pc)をクリアする(ステップS202)。次いで、制御部300は、センサ状態の検出処理を無効(マスク)とする(ステップS203)。
次に、制御部300は、キャリッジ102を戻り方向(リターン方向)に移動を開始させる(ステップS204)。このとき、キャリッジ102の位置は、ホームポジション(「b」地点)にある。これは、システムの通常状態では、読み取り動作を行う場合やシェーディング駆動動作を行う場合を除いて、キャリッジ102はホームポジション(「b」地点)に待機しているからである。従って、キャリッジ102は、「b」地点から戻り方向に距離L3以上移動するまで移動を続ける(ステップS205)。そして、距離L3以上移動したところでキャリッジ102を停止させる(ステップS206)。このとき停止した位置が省電力退避位置(「a」地点)となる。
キャリッジ停止後、省電力状態にシステムは移行する。このとき、例えばスキャナ電源(Vscan)をオフしたり、定着ヒータの点灯をオフしたりする等、所定の箇所の電力供給をオフする。このとき、PS信号403はLからHに切り替わる(ステップS207)。そして、この状態において制御部300は、センサ状態の検知処理を許可する(マスク解除する)(ステップS208)。
省電力状態からの復帰動作は、復帰要因が発生したとき開始する(ステップS209)。復帰要因としては、例えば、操作パネル203の操作が行われた場合、プリントジョブが発生した場合、圧板204の開閉動作が行われた場合、ADF搭載機の場合は原稿トレイに原稿が置かれた場合等である。
本実施形態においては、特に圧板204の開閉動作が行われた場合の復帰要因における復帰動作について説明するが、図16のステップS209における復帰要因はこれに限定されない。
復帰要因があった場合、制御部300は、センサ状態の検知処理を不許可(マスク)とする(ステップS210)。そして、PS信号をHからLに切り換えて省電力状態から通常状態へ移行させる(ステップS211)。画像読取装置100は、復帰直後にキャリッジ102をホームポジションに確定させるためホーミング動作を実行する(ステップS212)。このホーミング動作は、前述の図13で示した制御手順に従って実行される。
図17は省電力状態への移行動作を示すタイミングチャートである。本図は、省電力状態への移行動作、即ち図16におけるステップS201〜ステップS208の処理に対応する。本例では、キャリッジ102が移動を開始して、PS信号がLからHに切り替わるまでの期間を状態の移行期間(Transition)としている。この期間でキャリッジ102は、第2遮蔽板106の遮蔽領域にかかると圧板204が閉じているときはHP信号が反応する。しかし、センサ検知状態は不許可(Disable)なので、内部的には無視される。そして、PS信号がLからHに切り替わりシステムが省電力状態に移行して、センサ検知状態が許可されたときCPU302は、AKS信号の状態を監視(復帰要因の監視)する処理を開始することになる。
図18は省電力状態からの復帰動作を示すタイミングチャートである。本図は、省電力モードからの復帰時、即ち図16におけるステップS209〜ステップS212の処理を示している。なお、ここで示している復帰要因は、圧板204の開閉によるものである。
また、圧板204の状態が最初に閉状態から開状態されたときが復帰要因を検出するタイミングである。よって、その後の開状態から閉状態するタイミングは制御に影響しない。図18ではシステムモードがTransition期間に圧板204が開状態から閉状態に移行している。しかし、圧板204は、ホーミング動作中又はホーミング終了後に開状態から閉状態にされてもよいし、また閉状態とされなくともよい。
<本発明の実施態様例の構成、作用、効果>
<第1態様>
本態様は、原稿を載置するコンタクトガラス101に対して開閉自在であり、閉止時に原稿をコンタクトガラスに位置決めする圧板204と、ホームポジションから読取終了位置との間で往復移動するキャリッジ102と、キャリッジ102に搭載されたフォトインタラプタ107と、フォトインタラプタ107の移動経路に沿って固定配置されて前記検知手段により検知可能な第1遮蔽板105とキャリッジ102の移動に伴い原稿の画像を読み取る撮像素子306と、圧板204の開放動作、又は閉止動作に連動して移動し、前記検知手段により検知可能な第2遮蔽板106と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、フォトインタラプタ107で第1遮蔽板105及び第2遮蔽板106を検出してキャリッジ102のホームポジションを検知し、第2遮蔽板106の状態を検出して圧板204の状態を検知できる。これにより、キャリッジ102のホームポジション検知と圧板204の開閉状態検出を低コストで実現することができる。
<第2態様>
本態様において、前記第1遮蔽板105は、ホームポジションから原稿読取方向に配置され、第2遮蔽板106は、ホームポジションに対して原稿読取方向とは反対側に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、第1遮蔽板105と第2遮蔽板106を検出することでフォトインタラプタ107の位置を検知できる。これにより、キャリッジ102の位置制御を行うことができる。
<第3態様>
本態様において、前記第2遮蔽板106は、フォトインタラプタ107によって検知される検知位置と、検知されない退避位置との間を移動するように構成されており、圧板204が閉止したときには検知位置に移動し、圧板が開放したときには退避位置に移動することを特徴とする。
本態様によれば、第2遮蔽板106は、圧板204が閉止したとき検知位置に、圧板204が開放したとき退避位置に移動する。これにより、フォトインタラプタ107で第2遮蔽板106を検出状態で圧板204の閉止、開放の状態を検知できる。
<第4態様>
本態様は、PSU303を、原稿の画像の読み取りが可能な通常状態と、少なくともフォトインタラプタ107を除く装置の一部への電力供給を遮断した省電力状態と、に設定可能なCPU302を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、CPU302はPSU303を制御して画像読取装置100を省電力状態と通常状態に設定し、省電力状態においてもフォトインタラプタ107に電力が供給さえる。これにより、省電力状態においてもフォトインタラプタ107によって圧板204が開放されたことを検知できる。
<第5態様>
本態様は、キャリッジ102の移動を制御するCPU302を有し、CPU302は、電源が投入されたとき及び、装置が省電力状態から通常状態に設定したとき、キャリッジ102のホーミング動作を行う制御、及び、装置が通常状態から省電力状態へ設定の変更されるとき、キャリッジ102をフォトインタラプタ107が第2遮蔽板106を検出できる位置に移動させる制御を行うことを特徴とする。
本態様によれば、画像読取装置100は、CPU302の制御により、省電力状態から通常状態になったときホーミング動作を行い、通常状態から省電力状態へ設定の変更されたときキャリッジ102をフォトインタラプタ107が第2遮蔽板106を検出できる位置に移動させる。これにより、通常動作に復帰したときにおける原稿の読取動作、省電力状態における圧板204の開放動作による通常状態への復帰ができる。
<第6態様>
本態様は、キャリッジ102のホーミング動作の制御において、CPU302は、キャリッジ102を原稿読取方向へ移動させる初期動作を行うことを特徴する。
本態様によれば、ホーミング動作の当初においてキャリッジ102を原稿読取方向に移動する。これにより、キャリッジ102の位置にかかわらず、キャリッジ102が他部材に衝突することを防止できる。
<第7態様>
本態様において、フォトインタラプタ107は、第1遮蔽板105を検知したときに検出信号を出力し、第2遮蔽板106を検知したときに圧板開閉信号を出力し、CPU302は、装置が通常状態であるときは検出信号を有効として圧板開閉信号を無効とし、装置が省電力状態であるときは検出信号を無効として圧板開閉信号を有効とすることを特徴とする。
本態様によれば、CPU302は、キャリッジ102の第1遮蔽板105及び第2遮蔽板106の検出信号の内不要な信号を、通常状態、省電力状態により無効にできる。これにより、検出信号の検知をCPU302の内部タイマーを用いて一定周期で監視し、有効な状態に変化したときに割込み処理を実行する場合、不用意な割込みをキャンセルできる。
<第8態様>
本態様において、CPU302は、省電力状態であり、且つフォトインタラプタ107が圧板204の開放を検知したときに、電力状態を省電力状態から通常状態に設定することを特徴とする。
本態様によれば、CPU302は、圧板204の状態により、画像読取装置100を省電力状態から通常状態に設定する。これにより、画像読取装置100の省電力状態から通常状態への復帰を実現できる。
<第9態様>
本態様は、前記画像読取装置100と、画像読取装置100が取得した画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する作像装置11とを有することを特徴とする画像形成装置200である。
本態様によれば、画像形成装置200において画像読取装置100と作像装置11とを備える。これにより、画像形成装置200においてキャリッジ102のホームポジション検知と圧板204開閉の検出を低コストで実現する実現できる。
<第10態様>
本態様は、原稿を載置するコンタクトガラス101に対して開閉自在であり、閉止時に原稿をコンタクトガラス101に位置決めする圧板204と、ホームポジションから読取終了位置との間で往復移動するキャリッジ102と、キャリッジ102の移動に伴い原稿の画像を読み取る撮像素子306と、キャリッジ102に搭載されたフォトインタラプタ107と、フォトインタラプタ107の移動経路に沿って固定配置されてフォトインタラプタ107により検知可能な第1遮蔽板105と、圧板204の開放動作、又は閉止動作に連動して作動し、フォトインタラプタ107により検知可能な第2遮蔽板106と、キャリッジ102の移動を制御し、原稿の画像の読み取りが可能な通常状態と、少なくとも前記検知手段を除く装置の一部への電力供給を遮断した省電力状態と、に設定する制御部300と、を備えた画像読取装置の制御方法であって、前記制御部300が、電力状態を通常状態から省電力状態へ設定するときに、フォトインタラプタ107が第2遮蔽板106を検出可能な位置にキャリッジ102を移動させる制御を行い、フォトインタラプタ107が第2遮蔽板106の状態に基づいて圧板204の開放を検知したときに、電力状態を省電力状態から通常状態へ設定することを特徴とする画像読取装置の制御方法である。
本態様によれば、フォトインタラプタ107で第1遮蔽板105及び第2遮蔽板106を検出してキャリッジ102のホームポジションを検知し、第2遮蔽板106の状態を検出して圧板204の状態を検知できる。これにより、画像読取部のホームポジション検知と圧板開閉の検出を低コストで実現することができる。
12:画像形成手段、18:自動原稿搬送装置、100:画像読取装置、101:コンタクトガラス、102:キャリッジ、105:第1遮蔽板(第1被検知部材)、106:第2遮蔽板(第2被検知部材)、107:フォトインタラプタ(検知手段)、200:画像形成装置、204:圧板
特開2001−005119公報

Claims (10)

  1. 原稿を載置するコンタクトガラスに対して開閉自在であり、閉止時に前記原稿を前記コンタクトガラスに位置決めする圧板と、
    読取開始位置から読取終了位置との間で往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジの移動に伴い前記原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記キャリッジに搭載された検知手段と、
    前記検知手段の移動経路に沿って固定配置されて前記検知手段により検知可能な第1被検知部材と、
    前記圧板の開放動作、又は閉止動作に連動して移動し、前記検知手段により検知可能な第2被検知部材と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第1被検知部材は、前記読取開始位置から原稿読取方向に配置され、
    前記第2被検知部材は、前記読取開始位置に対して前記原稿読取方向とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第2被検知部材は、前記検知手段によって検知される検知位置と、検知されない退避位置との間を移動するように構成されており、
    前記圧板が閉止したときには前記検知位置又は前記退避位置に移動し、前記圧板が開放したときには前記退避位置又は前記検知位置に移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿の画像の読み取りが可能な通常状態と、少なくとも前記検知手段を除く装置の一部への電力供給を遮断した省電力状態と、に設定可能な電力制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記キャリッジの移動を制御する駆動制御手段を有し、
    前記駆動制御手段は、
    電源が投入されたとき及び、前記電力制御手段が前記省電力状態から前記通常状態に設定したとき、前記キャリッジを前記読取開始位置に移動させる制御、
    及び、
    前記電力制御手段が前記通常状態から前記省電力状態へ設定の変更をするとき、前記キャリッジを前記検知手段が前記第2被検知部材を検出できる位置に移動させる制御、を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記キャリッジを前記読取開始位置に移動させる制御において、前記駆動制御手段は、前記キャリッジを原稿読取方向へ移動させる初期動作を行うことを特徴する請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記検知手段は、前記第1被検知部材を検知したときに検出信号を出力し、前記第2被検知部材を検知したときに圧板開閉信号を出力し、
    前記電力制御手段は、前記通常状態であるときは前記検出信号を有効として前記圧板開閉信号を無効とし、
    前記省電力状態であるときは前記検出信号を無効として前記圧板開閉信号を有効とすることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像読取装置。
  8. 前記電力制御手段は、前記省電力状態であり、且つ前記検知手段が前記圧板の開放を検知したときに、電力状態を前記省電力状態から前記通常状態に設定することを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載の画像読取装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置が取得した画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する作像手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 原稿を載置するコンタクトガラスに対して開閉自在であり、閉止時に原稿を前記コンタクトガラスに位置決めする圧板と、
    読取開始位置から読取終了位置との間で往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジの移動に伴い原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記キャリッジに搭載された検知手段と、
    前記検知手段の移動経路に沿って固定配置されて前記検知手段により検知可能な第1被検知部材と、
    前記圧板の開放動作、又は閉止動作に連動して作動し、前記検知手段により検知可能な第2被検知部材と、
    前記キャリッジの移動を制御する駆動制御手段と、
    前記原稿の画像の読み取りが可能な通常状態と、少なくとも前記検知手段を除く装置の一部への電力供給を遮断した省電力状態と、に設定可能な電力制御手段と、を備えた画像読取装置の制御方法であって、
    前記電力制御手段が、電力状態を前記通常状態から前記省電力状態へ設定するときに、前記駆動制御手段は、前記検知手段が第2被検知部材を検出可能な位置に前記キャリッジを移動させる制御を行い、
    前記検知手段が第2被検知部材の状態に基づいて前記圧板の開放を検知したときに、前記電力制御手段は電力状態を前記省電力状態から前記通常状態へ設定することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
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