JP2016219863A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 動画と静止画とを記録する場合に、発光部の移動に伴って発生する不要な音が記録されないようにする。【解決手段】 記録待機状態において、動画と音声とを繰り返しメモリに記憶し、静止画の記録指示に応じて、静止画を撮影して記録するとともに、静止画の記録指示の直前の所定時間分の動画と音声とを記録する所定の記録モードを設定する手段と、所定の記録モードが設定された場合に、発光部を発光が禁止される第1の位置から発光が可能な第2の位置に移動し、発光部が第2の位置に移動された後で、メモリへの動画と音声の記憶を開始させる制御手段とを備える。【選択図】 図1
Description
本発明は撮像装置に関する。
従来、動画の記録中に静止画を記録する機能を持つ撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、撮影時の露出が足りないと判断した場合に、自動的にストロボを発光するカメラも提案されている。この種の撮像装置では、ストロボを使用しないときには本体の所定の位置にストロボ発光部を格納しておき、ストロボを使用する場合には、発光部を発光させるための位置まで移動させる構成を持つものがある。
ストロボ発光部を移動させるためには、機械的な機構が使用されるため、移動に伴う音が発生する。そのため、動画と共に静止画を記録する場合に、静止画の撮影指示に伴ってストロボ発光部が移動されると、動画と共に記録されている音声に、ストロボ発光部の移動に伴う不要な音が混入してしまうという問題があった。
本発明はこのような問題を解決し、動画と静止画とを記録する場合に、発光部の移動に伴って発生する不要な音が記録されないようにすることを目的とする。
本発明は、撮像手段と、音声信号を取得する音声入力手段と、発光部と、前記発光部を、発光が禁止される第1の位置から発光が可能となる第2の位置に移動させる移動手段と、メモリと、前記撮像手段により取得された静止画信号、前記撮像手段により取得された動画信号、及び、前記音声入力手段により取得された音声信号を記録媒体に記録する記録手段と、記録待機状態において、前記撮像手段により取得された動画信号と、前記音声入力手段により取得された音声信号とを、繰り返し前記メモリに記憶し、静止画の記録指示に応じて、前記撮像手段により取得された静止画信号を前記記録手段により記録するとともに、前記静止画の記録指示の直前の所定時間分の前記動画信号と前記音声信号とを前記メモリから読みだして前記記録手段により記録する所定の記録モードを設定する手段と、前記所定の記録モードが設定された場合に、前記発光部を前記第2の位置に移動するように前記移動手段を制御し、前記移動手段により前記発光部が前記第2の位置に移動された後で、前記メモリへの前記動画信号と前記音声信号の記憶を開始させる制御手段とを備える。
本発明によれば、動画と静止画とを記録する場合に、発光部の移動に伴って発生する不要な音が記録されないようにすることが可能となる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態としての撮像装置100の構成を示すブロック図である。図1において、撮像部110は、レンズ、絞り、撮像素子等を有し、被写体の光学像CMOSセンサ等の撮像素子により画像信号に変換し、デジタル信号に変換して出力する。本実施形態では、撮像部101は、1画面が横3840画素×縦2160画素、60フレーム枚秒(fps)の動画信号及び、横3840画素×縦2160画素の静止画信号を取得することが可能である。
図1は、本発明の実施形態としての撮像装置100の構成を示すブロック図である。図1において、撮像部110は、レンズ、絞り、撮像素子等を有し、被写体の光学像CMOSセンサ等の撮像素子により画像信号に変換し、デジタル信号に変換して出力する。本実施形態では、撮像部101は、1画面が横3840画素×縦2160画素、60フレーム枚秒(fps)の動画信号及び、横3840画素×縦2160画素の静止画信号を取得することが可能である。
画像処理部102は、記録待機時、及び、記録時においては、撮像部101からの動画信号や静止画信号に対し、ホワイトバランスや色、明るさなどを調整する所定の信号処理を行う。また、画像処理部102は、記録時においては、動画信号や静止画信号を公知の符号化方式により符号化し、情報量を圧縮する処理を行う。また、画像処理部102は、再生時においては、再生された動画信号や静止画信号を伸張する処理を行う。
音声入力部104は、マイクまたは音声入力端子を介して接続された外部マイク等により、撮像装置100の周囲の音声を集音(収音)し、アナログデジタル変換をして音声処理部103に出力する。音声処理部103は、入力されたデジタル音声信号のレベルの適正化処理等の音声に関する処理を行い、メモリ113に出力する。
表示制御部105は、撮像部101により得られた画像、或いは、再生された画像や、各種の情報を表示部108に表示させる。表示部108は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、電子ペーパー等の表示デバイスである。
記録再生部107は、動画信号や音声信号、或いは、静止画信号、その他の必要な情報を記録媒体108に対して記録し、また、記録媒体108から再生する。記録媒体108は、メモリカード等のランダムアクセスの記録媒体である。記録再生部107は、記録媒体108に記録する動画信号や音声信号、或いは静止画信号などを所定のファイルシステムに従ってファイルとして管理する。
発光部109は、制御部111からの指示に応じて発光するストロボを備える。駆動部110は、発光部110を移動させるための機構を備え、発光部109の位置を、発光が禁止される位置(第1の位置)と、発光が可能な位置(第2の位置)とに移動させる。駆動部110は、発光部109の発光が可能となるように、発光部109の位置を撮像装置100から遠ざけるように移動する。これにより、発光部160が発光した際のケラレを防ぐことが出来る。また、発光部109の移動により駆動部110からの音が発生する。
また、本実施形態では、駆動部110は、発光部109を移動させるためのモータを備える。そして、駆動部110は、制御部111からの指示により、発光部109の位置を自動的に第1の位置と第2の位置との間で移動させる。
制御部111は、CPU、メモリ等を有し、各種のプログラムを実行して撮像装置100の各ブロックを制御したり、各ブロック間でのデータ転送を制御したりする。また、制御部111は、ユーザからの操作を受け付ける操作部112からの操作信号に応じて、撮像装置100の各ブロックを制御する。また、制御部101は、画像処理部102によって得られた画像を解析し、その解析結果に応じて、撮像装置100の各ブロックを制御する。
操作部112は、電源ボタン、モード変更スイッチ、静止画記録ボタン、動画記録開始ボタン、ストロボ発光モード設定ボタンなどの撮影に関連する各種操作を入力するスイッチ等を含む。また、操作部112は、メニュー表示ボタン、決定ボタン、その他カーソルキー、ポインティングデバイス、タッチパネル等を備え、ユーザによりこれらのキーやボタンが操作されると制御部111に操作信号を送信する。
メモリ113はDRAM等の揮発性メモリである。メモリ113は、画像処理部102により処理された動画信号や静止画信号、音声処理部103により処理された音声信号などを記憶する。また、メモリ113は制御部111により処理のためのワーク領域としても使用される。出力部114は、動画信号や静止画信号、或いは音声信号などを、外部の表示装置などに出力する。バス115は、撮像装置100の各部の間で各種の信号やコマンド等を送受信する。
次に、撮像装置100による静止画記録時の処理を説明する。操作部112により撮像装置100の電源がオンになると、制御部111は各部を制御して、記録待機状態に設定する。記録待機状態において、制御部101は、撮像部101により動画信号を取得させ、取得された動画信号を表示部106に表示させる。ユーザはこの様にして表示された画面を見ながら撮影の準備を行う。
記録待機状態において、ユーザは操作部112を操作することにより、撮像装置100による静止画の撮影モードや、ストロボの発光モードを設定することができる。例えば、静止画の撮影モードとして、全自動モードと、通常モードを持つ。全自動モードにおいては、制御部111が撮影される静止画の露出状態を検出する。そして、制御部111は、明るさが不足しており、適切な露出が得られないと判断した場合、発光部109を自動的に発光させる。また、制御部111は、発光が禁止される位置にあった場合には、駆動部110を自動的に制御して、発光が可能な位置に発光部109を移動させ、発光させる。
また、通常モードにおいては、ユーザは、発光部109を発光させるか(常時発光)、或いは、発光させないか(発光禁止)を設定することができる。ユーザにより強制発光が設定された場合、制御部111は、駆動部110を制御して、発光部109を、発光が可能な位置に移動させる。また、ユーザにより発光禁止が設定された場合、制御部111は、駆動部110を制御して、発光部109を、発光が禁止される位置に移動させる。また、通常モードでは、ユーザにより発光禁止が設定されている場合には、制御部111は、適切な露出が得られないと判断した場合であっても発光部109を発光可能な位置に移動させることはない。
記録待機状態において、操作部112より静止画記録の指示が入力された場合、制御部111は、撮像部101を制御して、1画面の静止画信号を取得させる。撮像部101は、制御部111からの指示に応じて1画面の静止画信号を生成し、メモリ113に記憶する。画像処理部102は、メモリ113から静止画信号を読みだして必要な処理を施すと共に、JPEG等の圧縮処理を施してメモリ113に記憶する。記録再生部105は、メモリ113より静止画信号を読み出し、静止画ファイルとして記録媒体108に記録する。
また、制御部111は、全自動モードにおいては、静止画記録の指示があった場合に撮影される静止画の露出状態に応じて発光部109の発光を制御する。また、通常モードにおいては、ユーザにより強制発光が設定されていた場合には、撮像部110における静止画の取り込みのタイミングと連動して発光部109を発光させる。なお、発光量を制御する場合は、予備撮影として発光部109を発光させるとともに撮像部101により静止画を取り込む。そして、発光量を計算した上で、撮像部101における静止画の取り込みのタイミングと連動してストロボ発光部109を発光させる。
次に、動画記録時の処理を説明する。記録待機状態において、操作部112より動画記録開始の指示が入力されると、制御部111は各部を制御して動画の記録を開始させる。撮像部101は、動画信号を取得してメモリ113に記憶する。画像処理部102は、メモリ113より動画信号を読み出し、必要な処理を施すと共に、H.264等の公知の符号化処理により圧縮し、メモリ113に記憶する。また、音声処理部103は、音声入力部104からの音声信号を処理してメモリ113に記憶する。
記録再生部107は、メモリ113より圧縮された動画信号と音声信号とを読みだして、一つの動画ファイルとして記録媒体108に記録する。このように動画と音声の記録が開始された後、制御部111は、記録停止の指示があるまで記録を続ける。操作部112より動画の記録停止の指示があると、制御部111は、画像処理部102による動画信号の符号化を停止して、記録媒体108への記録を停止する。
次に、ダイジェストモードについて説明する。ユーザは操作部112を操作することにより、ダイジェストモードを設定することができる。ダイジェストモードにおいては、静止画の記録指示に応じて、動画と共に静止画が記録される。ダイジェストモードでは、静止画記録の指示の直前に撮影された所定時間分の動画と音声が、静止画指示に応じて記録される。本実施形態では、例えば、静止画の記録指示の直前に取得された4秒分の動画と音声が記録される。また、ダイジェストモードにおいては、記録媒体108に対して既に記録されている、ダイジェストモードで記録された動画ファイルに対して、所定時間の動画と音声が追加される。
従って、ダイジェストモードにより記録されたファイルを再生することにより、ユーザは、簡単に、静止画撮影の直前の様子を集めた動画を見ることができる。また、ユーザは、ダイジェストモードにおける静止画の記録待機状態において、ストロボを発光するか否かを設定することができる。
図2は、ダイジェストモードにおける撮像装置100の処理を示すフローチャートである。図2の処理は、制御部111が各部を制御することにより実行される。ダイジェストモードが設定されると、制御部111は、駆動部110を制御し、発光部109を、発光が可能な位置に移動させる(S201)。このとき、静止画の撮影モードとして前述の全自動モードが設定されていた場合であっても、制御部111は、発光部109を、発光が可能な位置に移動させる。また、通常の撮影モードにおいて、ストロボ発光を行わない設定(発光禁止)となっていた場合であっても、制御部111は、発光部109を、発光が可能な位置に移動させる。
発光部109を移動させた後、制御部111は、これ以降、ダイジェストモードが終了するまで発光部109の移動を禁止する(S202)。前述のように、ユーザはストロボの発光モードを変更することが可能である。しかし、ダイジェストモードが設定されている状態では、これ以降は、ストロボの発光モードが変更された場合でも、発光部109は移動されない。そのため、駆動部110による発光部109の移動に伴う不要な音が発生しない。
次に、制御部111は、各部を制御して、撮像部101により取得された動画信号の符号化と、メモリ113に対する符号化された動画信号の記憶を開始する。また、音声処理部103による音声信号の処理を開始するとともに、メモリ113への音声信号の記憶を開始する(S203)。
メモリ113は、ダイジェストモードにおける動画信号と音声信号の記憶領域が設けられる。この記憶領域は、所定時間分(4秒分)の圧縮された動画信号と音声信号を記憶可能な容量を持つ。そして、ダイジェストモード用の記憶領域が一杯になると、最も古いデータから順次上書きされて新たに動画信号と音声信号が記憶される。このように、ダイジェストモードにおいては、静止画の記録待機状態において、動画信号と音声信号が繰り返しメモリ113に記憶されることにより、直前の所定時間分の動画と音声とがメモリ113に記憶される。
次に、制御部111は、操作部112より静止画の記録指示が入力されたか否かを判別する(S204)。静止画の記録指示がない場合、制御部111は、ダイジェストモードの終了指示が入力されたか否かを判別する(S211)。ダイジェストモードの終了指示が無い場合はS204に戻る。また、ダイジェストモードの終了指示があった場合、制御部111は、動画の符号化とメモリ113への記憶を停止し(S212)、駆動部110を制御して、発光部109を発光が禁止される位置に移動させる(S213)。
また、S204で静止画の記録指示が入力された場合、制御部111は、ストロボの発光モードに従い、発光部109を発光させるか否かを判別する(S205)。ストロボを発光させる設定の場合、制御部111は、撮像部101を制御して1画面の静止画信号を取得させると共に、静止画の取得タイミングにあわせて発光部109を発光させる。そして、取得された静止画信号を記録媒体108に記録させる(S206)。また、ストロボを発光させない設定の場合、制御部111は、発光部109を発光させずに撮像部101を制御して1画面の静止画信号を取得させ、記録する(S207)。
次に、制御部111は、動画の符号化及びメモリ113への記憶と、音声信号のメモリ113への記憶を停止する(S208)。そして、メモリ113に記憶された動画信号と音声信号のうち、静止画の記録指示の直前の所定時間分の動画信号と音声信号とを記録媒体108に記録する(S209)。このとき、前述のように、記録媒体108に記録済みの、ダイジェストモードで記録された動画ファイルに対し、新たに記録した所定時間分の動画信号と音声信号とを追加する。
動画と音声の記録が完了すると、制御部111は、再び、動画の符号化とメモリ113への記憶、及び、音声信号のメモリ113への記憶を開始する(S210)。そして、制御部111は、ダイジェストモードの終了指示が入力されたか否かを判別する(S211)。ダイジェストモードの終了指示が無い場合はS204に戻る。また、ダイジェストモードの終了指示があった場合、制御部111は、動画の符号化とメモリ113への記憶を停止し(S212)、駆動部110を制御して、発光部109を発光が禁止される位置に移動させる(S213)。
図3は、ダイジェストモードにおける、撮像装置100の発光部109の移動と表示される情報を示す図である。図3において、301はダイジェストモードが設定される前の、記録待機状態における撮像装置100を示している。301において、ストロボの発光が禁止されるように設定されており、表示部106にはストロボ発光禁止を示す情報302が表示される。また、発光部109は、発光が禁止される位置に配置される。
この状態でダイジェストモードが設定されると、303に示すように、駆動部110により、発光部109は、発光が可能な位置に移動する。そして、動画の撮影、符号化及び音声の取得が開始され、メモリ113に対して繰り返し記憶される。
また、ダイジェストモードが設定された後、ユーザはストロボの発光モードを変更することができる。303の状態から、ストロボの発光モードを発光させる設定に変更した場合、ストロボの発光モードが常時発光に変更され、これに伴い、305に示すように、常時発光を示す情報307が表示部106に表示される。また、305の状態から、ストロボの発光モードが発光禁止に変更されると、ストロボの発光モードが発光禁止に変更される。これに伴い、304に示すように、発光禁止を示す情報が表示部106に表示されるが、発光部109は移動されない。
そして、静止画の記録指示があった場合、前述のように静止画信号が記録されると共に、直前の所定時間分の動画と音声が記録される。なお、このとき、306に示すように、表示部106には、静止画記録指示に対応して取得された静止画像が所定時間表示される。
このように、本実施形態では、ダイジェストモードが設定されたことに応じて、発光部を、発光が可能な位置に移動させた後、動画と音声の取得、及びメモリへの記憶を開始する。そのため、動画と音声の取得を開始した後で、発光可能となる位置に発光部が移動されることがなく、発光部の移動により発生する不要な音が、記録される音声に多重されることを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、静止画の撮影モードにかかわらず、ダイジェストモードが設定された場合には発光部109を移動させていた。これに限らず、例えば、静止画の撮影モードが全自動モードに設定されていた場合には、ダイジェストモードが設定されたときの明るさを判別し、適切な露出が得られない場合には発光部109を移動させるようにしてもよい。
即ち、この場合には、制御部111が、ダイジェストモードが設定された時点で撮像部101により得られた画像を解析し、適切な露出が得られるか判別する。そして、撮像装置100の周囲の明るさが不足しており、適切な露出が得られないと判断した場合には駆動部110により発光部109を発光可能な位置に移動させる。また、静止画の記録モードとして通常の記録モードが設定されていた場合には、ストロボの発光モードにかかわらず、発光部109を発光可能な位置に移動させる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では、ダイジェストモードが設定されたときに、ストロボの発光モードが、発光を禁止する設定となっている場合には発光部109を移動させない。その後、記録待機状態において、ストロボを発光させる設定に変更された場合に、発光部109を移動させる。本実施形態においても撮像装置100の構成及び基本的な処理は第1の実施形態と同じである。
次に、第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では、ダイジェストモードが設定されたときに、ストロボの発光モードが、発光を禁止する設定となっている場合には発光部109を移動させない。その後、記録待機状態において、ストロボを発光させる設定に変更された場合に、発光部109を移動させる。本実施形態においても撮像装置100の構成及び基本的な処理は第1の実施形態と同じである。
図4は第2の実施形態における、ダイジェストモード時の処理を示すフローチャートである。図4の処理は、制御部111が各部を制御することにより実行される。ダイジェストモードが設定されると、制御部111は、ストロボの発光モードが、発光を禁止する設定となっているか否かを判別する(S401)。ここで、静止画の記録モードが全自動モードである場合は、発光を禁止する設定とはなっていないものと判別する。
ストロボの発光を禁止する設定となっている場合、制御部111は、各部を制御して、撮像部101により取得された動画信号の符号化と、メモリ113に対する符号化された動画信号の記憶を開始する。また、音声処理部103による音声信号の処理を開始するとともに、メモリ113への音声信号の記憶を開始する(S402)。次に、制御部111は、ストロボの発光モードの変更が指示されたか否かを判別する(S403)。
発光モードの変更指示がない場合、制御部111は、操作部112より静止画の記録指示が入力されたか否かを判別する(S404)。静止画の記録指示がない場合、制御部111は、ダイジェストモードの終了指示が入力されたか否かを判別する(S409)。ダイジェストモードの終了指示が無い場合はS403に戻る。また、ダイジェストモードの終了指示があった場合、制御部111は、動画の符号化とメモリ113への記憶を停止して終了する(S410)。
また、S404で静止画の記録指示が入力された場合、制御部111は、撮像部101を制御して1画面の静止画信号を取得させ、記録する(S405)。次に、制御部111は、動画の符号化及びメモリ113への記憶と、音声信号のメモリ113への記憶を停止する(S406)。そして、メモリ113に記憶された動画信号と音声信号のうち、静止画の記録指示の直前の所定時間分の動画信号と音声信号とを記録媒体108に記録する(S407)。
動画と音声の記録が完了すると、制御部111は、再び、動画の符号化とメモリ113への記憶、及び、音声信号のメモリ113への記憶を開始する(S408)。そして、制御部111は、ダイジェストモードの終了指示が入力されたか否かを判別する(S409)。ダイジェストモードの終了指示が無い場合はS403に戻る。また、ダイジェストモードの終了指示があった場合、制御部111は、動画の符号化とメモリ113への記憶を停止して終了する(S410)。
また、S403で発光モードが変更された場合、制御部111は、その時点でメモリ113に記憶済みの動画信号と音声信号とを破棄する(S411)。そして、動画信号の符号化と、音声信号の取得及びメモリ113への記憶を停止する(S412)。次に、制御部111は、駆動部110を制御し、発光部109を、発光が可能な位置に移動させる(S413)。これ以降、S414〜S425において、図2におけるS202〜S213と同様の処理を行う。即ち、これ以降は、ストロボの発光モードを変更する指示があっても、発光部109の移動を行わない。
なお、S413においては、必ずしもメモリ113から記憶済みの動画信号と音声信号を消去する必要はない。即ち、S411においては、S415においてメモリ113に対して動画信号と音声信号の記憶を開始する際の記憶アドレスを、ダイジェストモード用の記憶領域の先頭アドレスに設定する。従って、S415においては、メモリ113におけるダイジェストモード用の記憶領域の先頭アドレスから、新たに動画信号を音声信号が記憶されるため、それ以前に記憶された動画信号と音声信号が上書きされ、破棄されることになる。
このように、本実施形態では、ダイジェストモードの設定時に、ストロボの発光を禁止する設定となっている場合には、発光部109を、発光が可能となる位置に移動させずに、動画と音声の記憶を開始する。その後、ストロボを発光させるように変更された場合には、その時点で記憶済みの動画と音声を破棄し、発光部109を、発光可能な位置に移動させた後、新たに動画と音声の記憶を開始する。
そのため、動画と音声の取得を開始した後で、発光可能となる位置に発光部が移動されることがなく、発光部の移動により発生する不要な音が、記録される音声に多重されることを防ぐことができる。
(第3の実施形態)
第1、第2の実施形態では、駆動部110はモータを備え、発光部109を第1の位置と第2の位置の間で移動させる構成である。しかし、駆動部110がモータを備えない構成とすることも可能である。即ち、第1の位置から第2の位置への移動は駆動部110による機械的な構成により自動的に行われるが、第2の位置から第1の位置への移動はユーザが自分で発光部109を移動させるようにしてもよい。
第1、第2の実施形態では、駆動部110はモータを備え、発光部109を第1の位置と第2の位置の間で移動させる構成である。しかし、駆動部110がモータを備えない構成とすることも可能である。即ち、第1の位置から第2の位置への移動は駆動部110による機械的な構成により自動的に行われるが、第2の位置から第1の位置への移動はユーザが自分で発光部109を移動させるようにしてもよい。
このような構成とした場合には、制御部111は、発光部109を、発光が可能な位置に移動させた後、発光が禁止される位置に移動することを禁止することが難しい。そこで、第3の実施形態では、発光部109を、発光が可能な位置に移動させた後、ユーザにより発光部が発光できない位置に再び移動された場合、その時点で記憶済みの動画と音声を破棄した後、新たに動画と音声の記憶を開始する。本実施形態においても撮像装置100の構成及び基本的な処理は第1の実施形態と同じである。
図5は第2の実施形態における、ダイジェストモード時の処理を示すフローチャートである。図5の処理は、制御部111が各部を制御することにより実行される。ダイジェストモードが設定されると、制御部111は、ストロボの発光モードが、発光を禁止する設定となっているか否かを判別する(S501)。ここで、静止画の記録モードが全自動モードである場合は、発光を禁止する設定とはなっていないものと判別する。
ストロボの発光を禁止する設定となっている場合、制御部111は、各部を制御して、撮像部101により取得された動画信号の符号化を開始する。更に、メモリ113に対する、符号化された動画信号と音声信号の記憶を開始する(S502)。これ以降、S503〜S512においては、図4のS403〜S412と同様の処理が行われる。
S501において、ストロボを発光させる設定となっている場合、制御部111は、駆動部110により、発光部109を、発光が可能となる位置に移動させる(S514)。そして、制御部111は、発光部109の移動が完了した後、各部を制御して、撮像部101により取得された動画信号の符号化を開始する。更に、メモリ113に対する、符号化された動画信号と音声信号の記憶を開始する(S514)。
次に、制御部111は、ユーザにより、発光部109が、発光が禁止される位置に移動されたか否かを判別する(S515)。発光が禁止される位置に発光部109が移動された場合、制御部111は、発光部109による発光を禁止し(S523)、その時点でメモリ113に記憶された動画信号と音声信号を破棄する(S524)。そして、S501に戻り処理を続ける。この時点ではストロボの発光が禁止されているため、S502に進み、新たに動画と音声の記憶が開始される。
また、S515で、発光部109の移動が検出されない場合、制御部111は、操作部112より静止画の記録指示が入力されたか否かを判別する(S515)。静止画の記録指示がない場合、制御部111は、ダイジェストモードの終了指示が入力されたか否かを判別する(S521)。ダイジェストモードの終了指示が無い場合はS515に戻る。また、ダイジェストモードの終了指示があった場合、制御部111は、動画の符号化とメモリ113への記憶を停止して終了する(S522)。
また、S516で静止画の記録指示が入力された場合、制御部111は、撮像部101を制御して1画面の静止画信号を取得させ、記録する(S517)。このとき、ストロボを発光させる設定となっている場合には、静止画の取得タイミングに応じて発光部109が発光される。ユーザは、発光が可能となる位置に発光部109が設定されている場合でも、発光を禁止するように設定することができる。次に、制御部111は、動画の符号化及びメモリ113への記憶と、音声信号のメモリ113への記憶を停止する(S518)。そして、メモリ113に記憶された動画信号と音声信号のうち、静止画の記録指示の直前の所定時間分の動画信号と音声信号とを記録媒体108に記録する(S519)。
動画と音声の記録が完了すると、制御部111は、再び、動画の符号化とメモリ113への記憶、及び、音声信号のメモリ113への記憶を開始する(S520)。そして、制御部111は、ダイジェストモードの終了指示が入力されたか否かを判別する(S521)。ダイジェストモードの終了指示が無い場合はS403に戻る。また、ダイジェストモードの終了指示があった場合、制御部111は、動画の符号化とメモリ113への記憶を停止して終了する(S522)。
このように、本実施形態では、ダイジェストモードの設定時に、ストロボの発光を禁止する設定となっている場合には、発光部109を、発光が可能となる位置に移動させずに、動画と音声の記憶を開始する。その後、ストロボを発光させるように変更された場合には、その時点で記憶済みの動画と音声を破棄し、発光部109を、発光可能な位置に移動させた後、新たに動画と音声の記憶を開始する。
そのため、動画と音声の取得を開始した後で、発光可能となる位置に発光部が移動されることがなく、発光部の移動により発生する不要な音が、記録される音声に多重されることを防ぐことができる。
また、本実施形態では、第1の位置から第2の位置への移動は駆動部110による機械的な構成により自動的に行われるが、第2の位置から第1の位置への移動はユーザが自分で発光部109を移動させる構成とする。そして、発光部109を、発光が可能な位置に移動させた後、ユーザにより発光部が再度発光できない位置に移動された場合にも、その時点で記憶済みの動画と音声を破棄した後、新たに動画と音声の記憶を開始する。
そのため、動画と音声の取得を開始した後で、発光できない位置に発光部が移動された場合にも、発光部の移動により発生する不要な音が、記録される音声に多重されることを防ぐことができる。
Claims (5)
- 撮像手段と、
音声信号を取得する音声入力手段と、
発光部と、
前記発光部を、発光が禁止される第1の位置から発光が可能となる第2の位置に移動させる移動手段と、
メモリと、
前記撮像手段により取得された静止画信号、前記撮像手段により取得された動画信号、及び、前記音声入力手段により取得された音声信号を記録媒体に記録する記録手段と、
記録待機状態において、前記撮像手段により取得された動画信号と、前記音声入力手段により取得された音声信号とを、繰り返し前記メモリに記憶し、静止画の記録指示に応じて、前記撮像手段により取得された静止画信号を前記記録手段により記録するとともに、前記静止画の記録指示の直前の所定時間分の前記動画信号と前記音声信号とを前記メモリから読みだして前記記録手段により記録する所定の記録モードを設定する手段と、
前記所定の記録モードが設定された場合に、前記発光部を前記第2の位置に移動するように前記移動手段を制御し、前記移動手段により前記発光部が前記第2の位置に移動された後で、前記メモリへの前記動画信号と前記音声信号の記憶を開始させる制御手段とを備える撮像装置。 - 静止画の記録指示に応じて前記撮像手段により取得された静止画信号を記録する静止画の記録モードにおいて、前記静止画の記録指示に応じて前記発光部を発光させるか、或いは、前記発光部の発光を禁止するかをユーザの指示により設定する手段を備え、
前記制御手段は、前記発光部の発光を禁止するように設定された場合でも、前記所定の記録モードが設定された場合に、前記発光部を前記第2の位置に移動するように前記移動手段を制御し、前記移動手段により前記発光部が前記第2の位置に移動された後で、前記メモリへの前記動画信号と前記音声信号の記憶を開始させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 静止画の記録指示に応じて前記撮像手段により取得された静止画信号を記録する静止画の記録モードにおいて、前記静止画の記録指示に応じて前記発光部を発光させるか、或いは、前記発光部の発光を禁止するかをユーザの指示により設定する手段を備え、
前記制御手段は、前記所定の記録モードに設定するための指示があったときに、前記発光部の発光を禁止するように設定された場合には、前記移動手段により前記発光部を前記第1の位置に移動することなく、前記メモリへの前記動画信号と前記音声信号の記憶を開始させ、前記メモリへの前記動画信号と前記音声信号の記憶を開始した後に、前記発光部を発光させるように設定されたことに応じて、前記発光部を前記第1の位置に移動するように前記移動手段を制御するとともに、前記メモリに記憶された動画信号と音声信号とを破棄し、前記移動手段により前記発光部が前記第1の位置に移動された後で、再び、前記メモリへの前記動画信号と前記音声信号の記憶を開始させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、前記所定の記録モードの終了が指示されるまで、前記移動手段により前記発光部が前記第1の位置に移動されないように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記移動手段により前記発光部が前記第2の位置に移動された後で、前記発光部が前記第2の位置から前記第1の位置に移動したことを検出した場合、前記メモリに記憶された動画信号と音声信号とを破棄し、再び、前記メモリへの前記動画信号と前記音声信号の記憶を開始させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015098944A JP2016219863A (ja) | 2015-05-14 | 2015-05-14 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015098944A JP2016219863A (ja) | 2015-05-14 | 2015-05-14 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016219863A true JP2016219863A (ja) | 2016-12-22 |
Family
ID=57581617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015098944A Pending JP2016219863A (ja) | 2015-05-14 | 2015-05-14 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016219863A (ja) |
-
2015
- 2015-05-14 JP JP2015098944A patent/JP2016219863A/ja active Pending
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