JP2020161954A - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】異なる周期で記録された撮影情報を含む動画ファイルを適切に編集する。【解決手段】デジタルカメラが、時系列に並べられた複数のフレームを含む動画とその動画に関連付けられた撮影情報とが記録された動画ファイルに対する編集処理を実行する。撮影情報は、時系列において第1周期で記録された長周期撮影情報LTと時系列において第1周期より短い第2周期で記録された短周期撮影情報STとを配置したデータ構造を有する。システム制御部は、編集後の動画ファイルにおいて長周期撮影情報LTを有するフレームが先頭フレームとなるように編集処理を実行する。【選択図】図6

Description

本発明は、動画ファイルを編集する画像処理装置、画像処理装置を備える撮像装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
近年、動画の撮影に関し、動画を構成する単位画像(フレーム)に対して、撮影時に得られる撮影情報を付加して動画ファイルに記録することが行われている。加えて、動画に付加された撮影情報を解析して、動画内に含まれる注目箇所(ハイライト)を検出することも行われている。
また、特許文献1では、動画ファイルの編集に関し、動画の編集点に対応するGOP(Group Of Picture)の位置情報とそのGOP内のフレーム番号とを管理情報に記録する技術が提案されている。以上の構成によれば、GOPの位置情報とフレーム番号とを併せて用いることで、編集後の動画ファイルを編集点から再生することが可能になる。
特開2008−166889号公報
動画に付加される撮影情報には、複数の種別の情報、例えば被写体情報およびブロック積分情報が含まれる。一般的に、ブロック積分情報の情報量は、被写体情報の情報量よりも多い。動画ファイルのデータ容量を低減するために、より情報量の多い情報(例えば、ブロック積分情報)の記録周期を、より情報量の少ない情報(例えば、被写体情報)の記録周期よりも長くした構成が採用される場合がある。また、データフォーマットに関しては、ハイライト検出等の種々の解析に適用可能であるように、撮影情報が固定的なデータ構造を有することが好ましい。
異なる周期で取得された複数の種別の撮影情報を記録した動画ファイルの一部を抽出するように編集する際、抽出期間内のフレームおよび撮影情報を新たな動画ファイルに格納すると、格納された撮影情報の配置が不適切になる可能性がある。
以上の事情に鑑み、本発明の目的は、異なる周期で記録された撮影情報を含む動画ファイルを適切に編集できる画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、時系列に並べられた複数のフレームを含む動画と前記動画に関連付けられた撮影情報とが記録された動画ファイルに対する編集処理を実行する画像処理装置であって、前記撮影情報は、前記時系列において第1周期で記録された長周期撮影情報と前記時系列において前記第1周期より短い第2周期で記録された短周期撮影情報とを配置したデータ構造を有しており、編集後の前記動画ファイルにおいて前記長周期撮影情報を有するフレームが先頭フレームとなるように前記編集処理を実行する制御部を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、異なる周期で記録された撮影情報を含む動画ファイルを適切に編集できる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの外観図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成ブロック図である。 本発明の実施形態に係る動画ファイルのファイル構造を示す図である。 本発明の実施形態における動画の記録処理のフローチャートである。 本発明の実施形態における動画ファイルに対する処理のフローチャートである。 本発明の実施形態における画像と撮影情報との時系列的対応を示す説明図である。 本発明の実施形態における画像と撮影情報との時系列的対応を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下に説明される実施形態は、本発明を実現可能な構成の一例に過ぎない。以下の実施形態は、本発明が適用される装置の構成や各種条件に応じて適宜に修正または変更することが可能である。したがって、本発明の範囲は、以下の実施形態に記載される構成によって限定されるものではない。以下の実施形態に係る画像処理装置は、後述されるデジタルカメラの他、監視カメラ、工業用カメラ、医療用カメラ等の種々の電子カメラ装置に適用できる。以下の実施形態に係る画像処理装置は、スマートフォン、タブレット端末等の種々の情報処理装置に適用することも可能である。他に、以下の実施形態に係る画像処理装置の動画編集に関する部分を、パーソナルコンピュータ等の撮像機能を有さない装置に適用することも可能である。
<画像処理装置の構成>
図1に、本発明の実施形態に係る画像処理装置の一例としてのデジタルカメラ200の外観図を示す。デジタルカメラ200は、蓋101と表示部220とシャッターボタン224と操作部226と外部記録媒体229と動画撮影ボタン230と信号出力部241とを備える。
表示部220は、画像や各種の情報を表示する表示部材であって、例えばTFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイである。シャッターボタン224は、ユーザが静止画の撮影指示を行うための操作部材である。動画撮影ボタン230は、ユーザが動画の撮影指示を行うための操作部材である。本実施形態における動画は、時系列的に並べられた複数の単位画像(フレーム)によって構成される。操作部226は、デジタルカメラ200に対するユーザからの各種操作を受け付ける操作部材である。操作部226は、例えば、電源オン状態と電源オフ状態とを切り替える電源スイッチ、各種モードを切り替えるモード切替えスイッチ、メニュー設定を指示するメニューボタン、種々の設定や指示を選択する十字キーボタン等の操作部材を含む。なお、タッチパネル等の表示および入力が可能な部材によって、表示部220と操作部226とが一体的に構成されてもよい。また、操作部226が、視線検知によるポインティング装置や音声認識装置を有してもよい。
外部記録媒体229は、デジタルカメラ200に対して着脱可能な記録媒体であり、例えば、メモリカードやハードディスクドライブを用いることができる。蓋100を閉じることによって、外部記録媒体229がデジタルカメラ200の内部に収納される。信号出力部241は、TVモニタ等の外部表示装置にデジタルカメラ200内の画像を表示させるインターフェイスである。
図2に、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ200の構成ブロック図を示す。
撮影レンズ202は、フォーカスレンズおよびズームレンズを含むレンズ群である。バリア201は、撮影レンズ202を含む撮像系を覆うことによって汚れや破損を防止する保護手段である。撮像系は、デジタルカメラ200と一体的に形成されてよいし、デジタルカメラ200に着脱可能に装着されてもよい。シャッター203は、絞り機能を有するシャッターである。
撮像素子204は、入射した光学像を電気信号に変換するCCDセンサまたはCMOSセンサを含む固体撮像素子である。A/D変換部205は、撮像素子204が出力したアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換する変換回路である。タイミング発生器209は、撮像素子204、A/D変換部205、D/A変換部210等の要素にクロック信号と制御信号とを供給するタイミング発生回路である。
画像処理部212は、種々の画像処理を実行する論理回路である。画像処理部212は、A/D変換部205から出力された画像データまたはメモリ制御部213から供給された画像データに対して、現像処理、顔検出処理、物体検出処理、ブロック積分情報の取得処理等の画像処理を実行する。例えば、画像処理部212は、所定の顔検出アルゴリズムに従って画像データに含まれる被写体人物の顔を検出することで、顔の向きやサイズ等を示す顔検出情報および画像データ内の顔の位置を示す顔座標情報等の顔情報を取得する。他に、画像処理部212は、画像データを分割して得られる複数の領域毎(ブロック毎)に被写体輝度を積分することで、ブロック輝度積分値を示すブロック積分情報を取得する。
また、画像処理部212は、撮像した画像データを用いて相関演算処理等の所定の演算処理を実行し、演算結果をシステム制御部(制御部)214に出力する。画像処理部212は、メモリ217に格納された画像データを読み込んで圧縮処理または伸長処理を実行し、処理を終えたデータをメモリ217に書き込む。圧縮処理および伸長処理の方式として、例えば、JPEG方式やMPEG−4 AVC/H.264方式を適用可能である。画像処理部212は、動画の撮影時に取得された撮影情報PI(被写体情報、ブロック積分情報、カメラ操作情報等)を解析することによって、動画内に含まれる注目箇所(ハイライト)を取得することができる。
メモリ217は、撮影した静止画および動画を格納可能な記録媒体であって、所定枚数の静止画像および所定時間の動画を格納するのに十分な記憶容量を有する。また、メモリ217は、システム制御部214の作業領域(ワーキングメモリ)としても使用できる。不揮発性メモリ223は、電気的に記録および消去が可能な不揮発性メモリであって、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)である。不揮発性メモリ223は、システム制御部214等が用いる制御用プログラムおよび種々の文字情報等を格納している。
メモリ制御部213は、A/D変換部205、タイミング発生器209、D/A変換部210、画像処理部212、およびメモリ217を制御する制御回路である。撮像素子204からの出力をA/D変換部205が変換して得られた画像データは、画像処理部212を経た後にメモリ制御部213を介して、または直接的にメモリ制御部213を介して、メモリ217に書き込まれる。なお、メモリ制御部213は、不揮発性メモリ223を制御してもよく、カードコントローラ227を介して外部記録媒体229を制御してもよい。
カードコントローラ227は、着脱可能な外部記録媒体229とのデータの送受信(読み書き)を実行する。
システム制御部214は、デジタルカメラ200の各部を統合的に制御する制御回路であって、例えば1つ以上のCPU(Central Processing Unit)によって構成される。システム制御部214は、不揮発性メモリ223内のプログラムをメモリ217に展開して実行することにより、デジタルカメラ200の各部を制御する。
露光制御部215はシャッター203を個別に制御する。測距制御部216は撮影レンズ202(フォーカスレンズ)のフォーカシングを個別に制御する。ズーム制御部221は撮影レンズ202(ズームレンズ)を個別に制御する。バリア制御部222は保護手段であるバリア201の動作を制御する。なお、上記したシステム制御部214以外の各制御部は、専用に設計された論理回路でもよく、プログラムされたプロセッサでもよく、システム制御部214が不揮発性メモリ223内の制御プログラムを実行することによって実現される機能ブロックでもよい。また、各制御部は、制御対象の状態を示す情報をシステム制御部214に出力する。例えば、ズーム制御部221は、ズーム位置を示すズーム情報をシステム制御部214に出力する。
また、システム制御部214は、画像処理部212が画像データを用いて取得した演算結果に基づいて、露光制御部215および測距制御部216等を制御する。以上の制御によって、自動焦点(AF)処理、自動露出(AE)処理、フラッシュプリ発光(EF)処理、顔検出処理、個人認証処理等の撮像関連処理が実行される。
表示部220は、レイヤ合成部219によって合成されたレイヤを表示する。撮像された画像データを表示部220に逐次に表示することによって、ライブビュー画像を表示する電子ファインダ機能を実現できる。信号出力部241は、画像データを映像信号に変換して外部の表示装置に対して送出する。
シャッターボタン224、操作部226、および動画撮影ボタン230は、ユーザがシステム制御部214に対して各種の指示を入力するのに用いられる操作手段である。
シャッタースイッチ224aは、シャッターボタン224の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でON状態となることで、第1シャッタースイッチ信号SW1を生成する。第1シャッタースイッチ信号SW1によって、自動焦点(AF)処理、自動露出(AE)処理、オートホワイトバランス(AWB)処理、フラッシュプリ発光(EF)処理等の撮影準備処理の開始がシステム制御部214に指示される。
シャッタースイッチ224bは、シャッターボタン224の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でON状態となることで、第2シャッタースイッチ信号SW2を生成する。第2シャッタースイッチ信号SW2によって、一連の撮影処理の開始がシステム制御部214に指示される。一連の撮影処理には、以下の処理が含まれる。
−撮像素子204での露光処理および信号読出し処理
−A/D変換部205による読み出された信号のA/D変換処理
−メモリ制御部213によるメモリ217への画像データ書込み処理
−画像処理部212等による現像処理および圧縮処理
−カードコントローラ227を介した外部記録媒体229への画像データ書込み処理
操作部226は、例えば、以下の操作部材を有する。
−電源ボタン
−メニューボタン
−撮影モード/再生モード/その他特殊撮影モードの切替えを行うモード切替スイッチ
−十字キー
−セットボタン
−マクロボタン
−マルチ画面再生改ページボタン
−フラッシュ設定ボタン
−単写/連写/セルフタイマー切替えボタン
−メニュー移動+(プラス)ボタン
−メニュー移動−(マイナス)ボタン
−再生画像移動+(プラス)ボタン
−再生画像移動−(マイナス)ボタン
−撮影画質選択ボタン
−露出補正ボタン
−日付/時間設定ボタン
電源部80は、アルカリ電池もしくはリチウム電池等の一次電池、または、NiCd電池、NiMH電池、もしくはLi電池等の二次電池、およびACアダプター等から構成される。電源制御部228は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、および通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、および電池残量の検出を実行する。
ジャイロ部240は、デジタルカメラ200のピッチ方向およびヨー方向の角速度を検出してジャイロ情報としてシステム制御部214に出力する。回転角度検出部242は、デジタルカメラ200の回転角度を検出して回転角度情報としてシステム制御部214に出力する。
図3に、本発明の実施形態に係る動画ファイル300のファイル構造を示す。動画ファイル300は、所定のファイルフォーマット、例えばMP4コンテナファイルフォーマットに準拠している。動画ファイル300は、ftypボックス301、moovボックス302、mdatボックス303、skipボックス304、およびuuidボックス305を含む。
ftypボックス301は、ファイル形式(準拠規格)を識別する互換性情報(ブランド情報)を格納する領域であって、複数のボックスの先頭に位置する。moovボックス302は、動画ファイル300内の動画を構成する複数の画像の格納状態を示す管理情報(メタデータ)を格納する領域であって、mvhdボックス等の複数の子ボックスを含み得る。管理情報は、符号化データのフレームサイズおよびデータ格納位置を示すアドレス情報を含む。mdatボックス303は、符号化された動画データ自体をフレーム単位で時系列的に格納する領域である。mdatボックス303は、音声データをさらに含んでもよい。skipボックス304は、任意のデータを格納可能な領域であって、uuidボックス305を含む。なお、uuidボックス305はmoovボックス302に含まれてもよい。
uuidボックス305は、ユニークな情報を格納する領域であって、動画を撮影する際に取得され、撮影された動画に関連付けられた撮影情報(被写体情報、ブロック積分情報、カメラ操作情報等)PIを格納する撮影情報ボックス310を含む。撮影情報ボックス310は、ヘッダ部311と長周期撮影情報部312と短周期撮影情報部313とを含む。長周期撮影情報部312は、動画のnフレーム(nは2以上の整数、例えばn=15)周期(第2周期)で記録される情報である長周期撮影情報LTを格納する。短周期撮影情報部313は、動画の1フレーム周期(第1周期)で記憶される情報である短周期撮影情報STを格納する。図3に示すように、1個の長周期撮影情報LTおよびn個の短周期撮影情報STは、1つの組として扱われるので、固定された順番で撮影情報ボックス310内に格納される。
ヘッダ情報HIは、撮影情報PIを用いる際に必要な情報であって、格納頻度情報320、フレーム情報321、編集情報322を含む。格納頻度情報320は、長周期撮影情報LTが、mdatボックス303内の動画の何フレーム単位で格納されるかを示す情報(2以上の整数である頻度値n)であって、例えば「15」である。フレーム情報321は、長周期撮影情報LTおよび短周期撮影情報STが何フレーム分に亘って格納されているかを示すフレーム数情報を含む。編集情報322は、mdatボックス303内の動画が記録または編集された時に格納される情報であって、詳細は後述される。
長周期撮影情報LTは、動画のnフレーム毎に取得される撮影情報PIであるブロック積分情報330と回転角度情報331とを含む。
短周期撮影情報STは、動画の1フレーム毎に取得される撮影情報PIである顔検出情報340と顔座標情報341とジャイロ情報342とズーム情報343とを含む。
1単位の長周期撮影情報LTが有する情報量(データ容量)は、1単位の短周期撮影情報STが有する情報量よりも大きい。
<動画の記録処理>
図4は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ200が実行する動画の記録処理を示すフローチャートである。概略的には、動画と併せて撮影情報PIが動画ファイル300に記録される。
ステップS400において、システム制御部214は、動画撮影ボタン230が押下されたか否かを判定する。動画撮影ボタン230が押下されていない場合(S400:NO)、システム制御部214はステップS400を繰り返す。すなわち、ステップS400は動画撮影ボタン230の押下操作の待ちループである。動画撮影ボタン230が押下された場合(S400:YES)、システム制御部214は処理をステップS410に進める。
ステップS401において、システム制御部214は、エンコードされ動画ファイル300内に記録された画像の枚数を示す変数Encを「0」に初期化する(Enc=0)。変数Encは、画像枚数(すなわち、フレーム数)のカウンタである。
ステップS402において、システム制御部214は、動画を構成する複数の画像を記録すべき動画ファイル300を書込み可能な状態にするオープン処理を、外部記録媒体229に対して実行する。
ステップS403において、システム制御部214は、撮像画像を取得するための露光処理を実行するように撮像素子204を制御する。
ステップS404において、システム制御部214は、撮像素子204から出力された信号に対してキャプチャ処理を実行し、キャプチャした画像データ(フレーム)を画像処理部212を介してメモリ217に格納する。画像処理部212は、システム制御部214から供給された画像データに対して顔検出処理および輝度積分情報の取得処理を実行することによって、顔検出情報340、顔座標情報341、およびブロック積分情報330を取得して、メモリ217に格納する。
ステップS405において、システム制御部214は、ステップS404にてメモリ217に格納した画像データを画像処理部212に読み込ませる。画像処理部212は、読み込んだ画像データをH.264方式に従って符号化する。
ステップS406において、システム制御部214は、画像の記録枚数を示す変数Encが頻度値n(例えば「15」)の倍数であるか否か(Encのnによる剰余が0であるか否か)を判定する(Enc mod n==0)。システム制御部214は、変数Encが頻度値nの倍数であれば処理をステップS407へ進める一方、頻度値nの倍数でなければ処理をステップS409へ進める。すなわち、ステップS406は、現在のフレームが長周期撮影情報LTを記録すべきフレームであるか否かの判定ステップである。
ステップS407において、システム制御部214は、ステップS404にて画像処理部212がメモリ217に格納したブロック積分情報330を取得する。
ステップS408において、システム制御部214は、回転角度検出部242が出力するデジタルカメラ200の回転方向を示す回転角度情報331を取得する。
以上のように、現在のフレームが長周期撮影情報LTを記録すべきである場合にステップS407およびステップS408が実行されることによって、長周期撮影情報LTに必要なブロック積分情報330および回転角度情報331が取得される。
ステップS409において、システム制御部214は、ステップS404にて画像処理部212がメモリ217に格納した顔検出情報340および顔座標情報341を取得する。また、システム制御部214は、ジャイロ部240が出力するデジタルカメラ200の角速度を示すジャイロ情報342と、ズーム制御部221が出力する撮像系(ズームレンズ)のズーム位置を示すズーム情報343とを取得する。ステップS409は全てのフレームにおいて実行される。
ステップS410において、システム制御部214は、キャプチャされメモリ217に格納されている画像データを、外部記録媒体229内の動画ファイル300(mdatボックス303)に記録する。
ステップS411において、システム制御部214は、ステップS407からステップS409にて取得した撮影情報PIを、外部記録媒体229内の動画ファイル300(撮影情報ボックス310)に記録する。
ステップS412において、システム制御部214は、動画の記録処理が停止されたか否かを判定する。記録処理が停止されていない場合(S412:NO)、システム制御部214は、変数Encをインクリメントする(Enc++)と共に処理をステップS403に戻して記録処理を継続する。すなわち、ステップS403〜S412の処理はフレーム毎に繰り返される。他方、記録処理が停止された場合(S412:YES)、システム制御部214は処理をステップS413に進める。
ステップS413において、システム制御部214は、ステップS402においてオープン処理した動画ファイル300への書込みを終了するクローズ処理を、外部記録媒体229に対して実行する。以上のクローズ処理において、システム制御部214は、格納頻度情報320とフレーム情報321と編集情報322とを撮影情報ボックス310のヘッダ部311に格納する。本例においては、上述したように、格納頻度情報320は頻度値n(例えば「15」)であり、フレーム情報321に含まれるフレーム数情報は「Enc」である。また、編集情報322は、通常構成であることを示すフラグ値(例えば「0」)である。
<動画ファイルの第1の編集処理>
図5(a)は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ200が実行する動画ファイル300の第1の編集処理を示すフローチャートである。概略的には、ユーザの操作等によって指定された動画ファイル300内の一部の範囲が抽出される(トリミングされる)。
ステップS500において、システム制御部214は、操作部226へのユーザ操作によって編集開始時点であるeditStartが選択されたか否かを判定する。図6(a)に示すように、editStartは、ユーザが動画編集をしようとする動画ファイル300内の範囲に含まれる最初の1フレームを指し示す。システム制御部214は、editStartが選択されていなければステップS500の待ちループを繰り返し(S500:NO)、editStartが選択されていれば処理をステップS501に進める(S500:YES)。
ステップS501において、システム制御部214は、操作部226へのユーザ操作によって編集終了時点であるeditEndが選択されたか否かを判定する。図6(a)に示すように、editEndは、ユーザが動画編集をしようとする動画ファイル300内の範囲に含まれる最後の1フレームを指し示す。システム制御部214は、editEndが選択されていなければステップS501の待ちループを繰り返し(S501:NO)、editEndが選択されていれば処理をステップS502に進める(S501:YES)。
なお、ステップS500,S501が並列的に実行され、双方において判定がYESとなった後にシステム制御部214が処理をステップS502に進めてもよい。いずれにしても、システム制御部214は、ステップS500,S501において、編集対象のフレーム範囲をユーザに選択させる選択手段として機能する。
ステップS502において、システム制御部214は、外部記録媒体229に記録されている編集対象の動画ファイル300に対してオープン処理を実行する。
ステップS503において、システム制御部214は、オープン処理を実行した動画ファイル300(撮影情報ボックス310)に含まれる撮影情報PIをメモリ217に展開し、格納頻度情報320を取得する。本フローでは、上記で例示したように、格納頻度情報320が「15」を示すと想定する。
ステップS504において、システム制御部214は、以下のように期間duration1(第1期間)、期間duration2(第2期間)、およびStartCutFrame(オフセット値)を取得する。
図6(a)に示すように、動画ファイル300に含まれる画像(フレーム)と短周期撮影情報STとは時系列において1対1に対応するように配置され、n個(15個)の短周期撮影情報ST毎に1個の長周期撮影情報LTが配置される。また、図6(b)に示すように、期間duration1は、editStartを開始時点としeditEndを終了時点とする期間であって、元の動画から抽出されて(トリミングされて)編集後の動画ファイル300に残される動画に対応する期間である。以下、編集期間である期間duration1に含まれる動画を構成するフレームを「抽出フレーム(抽出画像)」と称する場合がある。また、期間duration1は、編集対象のフレーム範囲に相当する。StartCutFrameは、期間duration1以前(第1期間以前、editStart以前)であってeditStartに最も近い長周期撮影情報LTの位置(先頭フレーム)を示す値(オフセット値)である。本例では、期間duration1の始点フレームよりも3フレーム前に長周期撮影情報LTが位置しているので、StartCutFrameは「3」である。StartCutFrameは、期間duration1の開始時点と期間duration2の開始時点(先頭フレーム)との差分を示す値でもある。なお、期間duration1の開始時点に長周期撮影情報LTが位置する場合、StartCutFrameは「0」である。期間duration2は、StartCutFrameにて示される長周期撮影情報LTに対応する時点を開始時点としeditEndを終了時点とする期間であって、編集後の動画ファイル300に残される撮影情報PIに対応する期間である。すなわち、期間duration2は、期間duration1内の動画(複数のフレーム)に必要な撮影情報PI(短周期撮影情報STおよび長周期撮影情報LT)を含む期間である。
ステップS505において、システム制御部214は、メモリ217に展開された撮影情報PIから期間duration2に対応する撮影情報PI(短周期撮影情報STおよび長周期撮影情報LT)を抽出して動画ファイル300に書き込む。さらに、システム制御部214は、動画ファイル300のフレーム情報321内に、期間duration2に含まれるフレーム数をフレーム数情報として書き込むと共に、StartCutFrameの値をオフセット値として書き込む。期間duration2は、解析期間AnalayzeDurationとして動画ファイル300内に格納される。
ステップS506において、システム制御部214は、期間duration1に対応する動画(抽出フレーム)を再エンコードして順次に動画ファイル300のmdatボックス303内に書き込む。期間duration1は、再生期間PlayDurationとして動画ファイル300内に格納される。
ステップS507において、システム制御部214は、オープンされていた動画ファイル300に対してクローズ処理を実行する。クローズ処理の実行後、本フローの処理が終了する。
図6(c)は、以上のステップS500〜S507の編集処理によって得られた動画ファイル300の時系列的な構造を示す。図6(c)に示すように、再生期間PlayDurationに対応する画像フレームと、解析期間AnalayzeDurationに対応する撮影情報PI(短周期撮影情報STおよび長周期撮影情報LT)とが、編集後の動画ファイル300内に残る。
編集処理において以上のようにStartCutFrameおよび期間duration2(解析期間AnalayzeDuration)が設定されることで、編集後の動画ファイル300を後述の解析処理に対応したフォーマットに準拠させることができる。より具体的には以下の通りである。仮に、期間duration1内(すなわち、editStart以降)の撮影情報PIのみを編集後の動画ファイル300に残すとすると、対応する長周期撮影情報LTが存在しないフレーム(editStartより前)が生じる。以上の場合、対応する長周期撮影情報LTが存在しないフレームに対して長周期撮影情報LTを必要とする処理(例えば、後述されるハイライト解析処理)を実行することが困難である。本例では、編集処理において長周期撮影情報LTの時系列的位置を示すStartCutFrameが設定されることで、編集後の動画ファイル300内の全フレーム(抽出フレーム)に対応する長周期撮影情報LTが動画ファイル300に格納される。したがって、以上のように編集された後の動画ファイル300の抽出フレームの冒頭から長周期撮影情報LTを必要とする処理を実行することが可能となる。
特に、長周期撮影情報部312と短周期撮影情報部313とが固定された順番で格納されるデータ構造を有する本実施形態の撮影情報ボックス310(図3)においては、上記のように設定しないと下記の問題が生じる。図6(c)に示すように、本来、長周期撮影情報LT1は、短周期撮影情報ST1を開始時点とする15個の短周期撮影情報STに対応しており、長周期撮影情報LT2は短周期撮影情報ST16を開始時点とする15個の短周期撮影情報STに対応している。ところが、期間duration1(再生期間PlayDuration)では、長周期撮影情報LT1が含まれておらず、また、長周期撮影情報LT1の開始時点(短周期撮影情報ST1)と異なる短周期撮影情報ST4から短周期撮影情報STが開始している。図3に示すように、撮影情報ボックス310のデータ構造は固定されているので、1個の長周期撮影情報LTと15個の短周期撮影情報STとがシーケンシャルに格納される。したがって、期間duration1内の撮影情報PIのみを編集後の動画ファイル300に残した場合、1個の長周期撮影情報LT2と15個の短周期撮影情報ST4〜ST18(図6(c))とが1つの組として連続的に撮影情報ボックス310に格納される。換言すると、当初の順番(対応関係)が変化した状態で1個の長周期撮影情報LT2および15個の短周期撮影情報ST4〜ST18がシーケンシャルに撮影情報ボックス310に格納される。すなわち、期間duration1内(第1期間内)の撮影情報PIのみを編集後の動画ファイル300に残した場合には、長周期撮影情報LTと短周期撮影情報STとの時系列的な並び(対応関係)が編集前と編集後とで変化してしまうという問題が生じる。上記した図5(a)の編集処理によれば、長周期撮影情報LTと短周期撮影情報STとの編集前の時系列的な並び(対応関係)が維持された状態で編集後の動画ファイル300に格納される。換言すると、上記した図5(a)の編集処理によれば、編集後の動画ファイル300において、長周期撮影情報LTの開始時点と短周期撮影情報STの開始時点とが一致する。結果として、長周期撮影情報LTと短周期撮影情報STとを用いる解析処理が編集後の動画ファイル300においても適切に実行可能となる。
<動画ファイルの解析処理>
図5(b)は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ200が実行する動画ファイル300の解析処理を示すフローチャートである。概略的には、ユーザの操作等によって指定された動画ファイル300を解析することで、注目すべきハイライト期間が特定される。
ステップS550において、システム制御部214は、操作部226へのユーザ操作によって既存の動画ファイル300に対する解析開始が指示されたか否かを判定する。解析開始が指示されていない場合(S550:NO)、システム制御部214はステップS550を繰り返す。すなわち、ステップS550は解析開始の指示待ちループである。解析開始が指示された場合(S550:YES)、システム制御部214は処理をステップS551に進める。
ステップS551において、システム制御部214は、外部記録媒体229に記録されている解析対象の動画ファイル300に対してオープン処理を実行する。本例では、図5(a)の編集処理によって取得され図6(c)にて示される動画ファイル300がユーザに選択されたと想定する。
ステップS552において、システム制御部214は、オープン処理を実行した動画ファイル300(撮影情報ボックス310)に含まれる撮影情報PIをメモリ217に展開する。
ステップS553において、システム制御部214は、メモリ217に展開された撮影情報PIに基づいてハイライト解析処理を実行するように画像処理部212を制御する。画像処理部212は、動画ファイル300内の動画に関連付けられた撮影情報PIを解析することによって、動画において注目すべき箇所であるハイライト部分を取得する。画像処理部212は、例えば、顔検出情報340および顔座標情報341に基づいて、特定の人物の顔が含まれる箇所をハイライト部分として取得する。なお、撮影情報PI内の長周期撮影情報LTに含まれるブロック積分情報330および回転角度情報331を用いることによって、ハイライト部分をより精度良く検出することが可能となる。
ステップS554において、システム制御部214は、ステップS553の解析結果に従って、ハイライト部分が含まれるハイライト期間HighLightの開始時点HighLightStartおよび終了時点HighLightEndを取得する。図6(d)は、ハイライト期間HighLight、ハイライト開始時点HighLightStart、およびハイライト終了時点HighLightEndの例を示す。図6(d)に示すように、ハイライト開始時点HighLightStartおよびハイライト終了時点HighLightEndは、解析期間AnalayzeDurationと関連付けられて取得される値である。
ステップS555において、システム制御部214は、再生時の、つまり再生期間PlayDurationにおける再生ハイライト開始時点PlayHighLightStartおよび再生ハイライト終了時点PlayHighLightEndを取得する。再生ハイライト開始時点PlayHighLightStartおよび再生ハイライト終了時点PlayHighLightEndを取得するための算定式は以下の通りである。
PlayHighLightStart=HighLightStart―StartCutFrame
PlayHighLightEnd=HighLightEnd―StartCutFrame
システム制御部214は、上記したステップS553〜S555において取得されたハイライトに関する各種のパラメータを動画ファイル300に格納してもよい。
以上のように、解析期間AnalayzeDurationと再生期間PlayDurationとの差分値(オフセット値)を示すStartCutFrameを用いることによって、ハイライト開始時点およびハイライト終了時点が再生用に調整される。
システム制御部214は、ステップS555で算定した再生ハイライト開始時点PlayHighLightStartが再生期間PlayDurationの開始時点より先に到来する場合、再生ハイライト開始時点を再生期間の開始時点に修正してよい。
<動画ファイルの第2の編集処理>
図5および図6を参照して説明した第1の編集処理を、以下のように変形することも可能である。第1の編集処理を変形した第2の編集処理について、図7(a),(b)を参照して説明する。
図5(a)のステップS500〜S504の動作については、第1の編集処理と同様である。したがって、第2の編集処理のステップS504において、システム制御部214が、前述のように期間duration1、期間duration2、およびStartCutFrameを取得する。
システム制御部214は、取得されたStartCutFrameが、頻度値n(例えば「15」)を2で除算した商で示される基準値(n/2、例えば「7.5」)以上であるか否かを判定する。なお、上記判定の基準値は、以上のような実数値(n/2)の他に、実数値を丸めた整数値(例えば、実数値を切上げ、切捨て、または四捨五入した値)であってもよい。すなわち、基準値は、頻度値nに基づく値である。基準値を整数値とした場合には、基準値の情報量が低減されると共に基準値に基づく判定処理の動作負荷が軽減される。
StartCutFrameが基準値未満である場合(図7(a)では3)、システム制御部214は、期間duration1以前(editStart以前)であってeditStartに最も近い長周期撮影情報LT1を動画ファイル300に格納する。以上の動作は、図5(a)のステップS505と同様である。したがって、短周期撮影情報ST等の撮影情報PIおよび抽出フレームも第1の編集処理(ステップS505,S506)と同様に動画ファイル300に格納される。
他方、StartCutFrameが基準値以上である場合(図7(b)では9)、ステップS505において、システム制御部214は、期間duration1内にあって最初に到来する長周期撮影情報LT2を動画ファイル300に格納する。さらに、システム制御部214は、StartCutFrameが長周期撮影情報LT1に代えて長周期撮影情報LT2を指し示すようにStartCutFrameを修正する(例えば、9から6に修正する)。この修正によって得られたStartCutFrameを「修正オフセット値」と称する場合がある。システム制御部214は、期間duration2の開始時点を、長周期撮影情報LT1に対応するフレームから長周期撮影情報LT2に対応するフレームに修正する。システム制御部214は、修正後の期間duration2(修正第2期間)に含まれる短周期撮影情報STを動画ファイル300に格納する。システム制御部214は、以上の変形構成(StartCutFrameが期間duration1内の最初の長周期撮影情報LT2を示す構成)であることを示す負のフラグ値(例えば「−1」)に編集情報322の値を修正する。ステップS506において、システム制御部214は、編集情報322が示すフラグ値に従って、期間duration2を再生期間PlayDurationに設定し、期間duration2に対応する動画(フレーム)を動画ファイル300に格納する。なお、ステップS506において、システム制御部214は、第1の編集処理と同様に、期間duration1を再生期間PlayDurationに設定し、期間duration1に対応する動画(フレーム)を動画ファイル300に格納してもよい。さらに、システム制御部214は、動画ファイル300に、期間duration1に対応するフレームを格納するか、期間duration2に対応するフレームを格納するかをユーザに選択させてもよい。
以上のように、第2の編集処理では、StartCutFrameの大きさに基づいて、動画ファイル300に残す撮影情報PIおよびフレームが修正される。以上の構成によれば、StartCutFrameが基準値以上である場合、すなわちeditStartと長周期撮影情報LTとが相対的に離間している場合に、残すべき撮影情報PIおよびフレームが削減される。結果として、第1の編集処理と同様、編集後の動画ファイル300においても解析処理を適切に実行可能である上、編集後の動画ファイル300の容量の削減も実現できる。
<動画ファイルの第3の編集処理>
図5および図6を参照して説明した第1の編集処理を、以下のように変形することも可能である。第1の編集処理を変形した第3の編集処理について、図7(c),(d)を参照して説明する。
図5(a)のステップS500〜S504の動作については、第1の編集処理と同様である。したがって、第2の編集処理のステップS504において、システム制御部214が、前述のように期間duration1、期間duration2、およびStartCutFrameを取得する。
第3の編集処理では、ステップS505に先立ち図5(b)と同様にステップS553,S554が実行されることで、ハイライト期間HighLight、開始時点HighLightStart、および終了時点HighLightEndが取得される。なお、ステップS553,S554の処理はステップS505の直前でなくてよく、ステップS505より前の任意の時点で実行されればよい。
ステップS505において、システム制御部214は、ハイライト期間の終了時点HighLightEndが、編集期間である期間duration1に含まれる(editStart以降である)か否かを判定する。すなわち、システム制御部214は、期間duration1とハイライト期間HighLightとに重なり合う期間が存在するか否かを判定する。
図7(c)のように、ハイライト期間の終了時点HighLightEndがeditStartより前である(期間duration1に含まれない)場合、システム制御部214は、第2の編集処理の図7(b)に関する説明と同様に編集処理を実行する。すなわち、システム制御部214は、期間duration1内にあって最初に到来する長周期撮影情報LT2を動画ファイル300に格納する。他の情報要素(StartCutFrame、期間duration2、短周期撮影情報ST、編集情報322等)に関しても、図7(b)に関する説明と同様に編集処理が実行される。
他方、図7(d)のように、ハイライト期間の終了時点HighLightEndがeditStart以降である(期間duration1に含まれる)場合、システム制御部214は、第2の編集処理の図7(a)に関する説明と同様に編集処理を実行する。すなわち、システム制御部214は、期間duration1以前(editStart以前)であってeditStartに最も近い長周期撮影情報LT1を動画ファイル300に格納する。他の情報要素(StartCutFrame、期間duration2、短周期撮影情報ST、編集情報322等)に関しても、図7(a)に関する説明と同様に、すなわち、第1の編集処理と同様に、編集処理が実行される。
以上のように、第3の編集処理では、動画の編集期間である期間duration1とハイライト期間HighLightとの重複状態に基づいて、動画ファイル300に残す撮影情報PIおよびフレームが修正される。以上の構成によれば、ハイライト期間HighLightがeditStartより前に終了する場合に、残すべき撮影情報PIおよびフレームが削減される。結果として、第1の編集処理と同様、編集後の動画ファイル300においても解析処理を適切に実行可能である上、編集後の動画ファイル300の容量の削減も実現できる。
<変形例>
以上の各実施形態は多様に変形される。具体的な変形の態様を以下に例示する。以上の実施形態および以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない限り適宜に併合され得る。
上記した実施形態においては、短周期撮影情報STが1フレーム毎に記録されているが、短周期撮影情報STが、長周期撮影情報LTが記録される周期より短い複数フレーム毎に記録される構成も採用可能である。例えば、短周期撮影情報STが2フレーム毎に記録されてもよい。
上記した実施形態において、1個の長周期撮影情報LTと15個の短周期撮影情報STとが1つの組として連続的に撮影情報ボックス310に格納されているが、1つの組に複数の長周期撮影情報LTが含まれてもよい。すなわち、第1周期で記録されたp個の長周期撮影情報LTと、第1周期より短い第2周期で記録されたq個の短周期撮影情報STとが1つの組として連続的に撮影情報ボックス310に格納されてもよい。なお、pは1以上の整数であり、qは2以上の整数かつqはpより大きい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明は、上記実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現できる。以上の記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であると好適である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
200 撮像装置(画像処理装置)
212 画像処理部
214 システム制御部(制御部)
300 動画ファイル
LT 長周期撮影情報
ST 短周期撮影情報

Claims (17)

  1. 時系列に並べられた複数のフレームを含む動画と前記動画に関連付けられた撮影情報とが記録された動画ファイルに対する編集処理を実行する画像処理装置であって、
    前記撮影情報は、前記時系列において第1周期で記録された長周期撮影情報と前記時系列において前記第1周期より短い第2周期で記録された短周期撮影情報とを配置したデータ構造を有しており、
    編集後の前記動画ファイルにおいて前記長周期撮影情報を有するフレームが先頭フレームとなるように前記編集処理を実行する制御部を備える、ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2周期は、1フレーム周期であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮影情報は、前記長周期撮影情報および前記短周期撮影情報を時系列に配置したデータ構造を有しており、
    前記長周期撮影情報は、前記短周期撮影情報と共に時系列に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記長周期撮影情報は、前記短周期撮影情報よりも1フレームあたりの情報量が多い情報であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記編集処理を実行する編集対象のフレーム範囲をユーザに選択させる選択手段と、を有し、
    前記制御部は、前記選択手段により編集対象として選択されたフレーム範囲の先頭フレームが前記長周期撮影情報を有さないフレームの場合は、前記長周期撮影情報を有するフレームが編集対象のフレーム範囲の先頭フレームとなるように変更して前記編集処理を実行するように制御することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記動画の編集開始時点から編集終了時点までの期間である第1期間に含まれる複数の前記フレームである抽出画像と、
    前記第1期間の開始時点と前記第1期間以前かつ前記編集開始時点に最も近い前記長周期撮影情報に対応する時点との差分を示すオフセット値と、
    前記オフセット値に示される前記長周期撮影情報に対応する時点から前記編集終了時点までの期間である第2期間に含まれる前記長周期撮影情報および前記短周期撮影情報と
    を編集後の前記動画ファイルに格納する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記オフセット値が前記第2周期を示す頻度値に基づく基準値以上である場合、前記制御部は、
    前記第1期間の前記開始時点と前記第1期間内にあって最初に到来する前記長周期撮影情報に対応する時点との差分を示すように修正した修正オフセット値と、
    前記修正オフセット値に示される前記長周期撮影情報に対応する時点から前記編集終了時点までの期間である修正第2期間に含まれる前記長周期撮影情報および前記短周期撮影情報と、
    を編集後の前記動画ファイルに格納する、ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記基準値は、前記第2周期を2で除算した商を丸めた整数値である、ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記動画に含まれる複数の前記フレームを解析してハイライト部分を取得する画像処理部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記ハイライト部分が含まれるハイライト期間に対応するハイライト開始時点およびハイライト終了時点を前記第2期間に関連付けて取得し、
    前記ハイライト開始時点と前記オフセット値とに基づいて前記動画の再生時にハイライトを開始すべき再生ハイライト開始時点を取得すると共に、前記ハイライト終了時点と前記オフセット値とに基づいて前記動画の再生時にハイライトを終了すべき再生ハイライト終了時点を取得する、ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  10. 前記制御部は、
    前記再生ハイライト開始時点が前記第1期間の前記開始時点よりも先に到来する場合、前記再生ハイライト開始時点を前記第1期間の前記開始時点に修正する、ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記ハイライト終了時点が前記編集開始時点より前である場合、前記制御部は、
    前記第1期間の前記開始時点と前記第1期間内にあって最初に到来する前記長周期撮影情報に対応する時点との差分を示すように修正した修正オフセット値と、
    前記修正オフセット値に示される前記長周期撮影情報に対応する時点から前記編集終了時点までの期間である修正第2期間に含まれる前記長周期撮影情報および前記短周期撮影情報と、
    を編集後の前記動画ファイルに格納する、ことを特徴とする請求項9または10に記載の画像処理装置。
  12. 前記長周期撮影情報は、前記フレームを分割して得られる複数の領域毎に被写体輝度を積分したブロック輝度積分値を示すブロック積分情報を含む、ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記短周期撮影情報は、前記フレームから検出した顔に関する顔検出情報を含むことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記撮影情報は、p個(pは1以上の整数)の前記長周期撮影情報とq個(qは2以上の整数かつqはpより大きい)の前記短周期撮影情報とを含む、ことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記動画が含む複数の前記フレームを構成する画像データの取得に用いられる撮像素子と、
    請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の画像処理装置と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  16. 時系列に並べられた複数のフレームを含む動画と前記動画に関連付けられた撮影情報とが記録された動画ファイルを編集する画像処理方法であって、
    前記撮影情報は、前記時系列において第1周期で記録された長周期撮影情報と前記時系列において前記第1周期より短い第2周期で記録された短周期撮影情報とを配置したデータ構造を有しており、
    編集後の前記動画ファイルにおいて前記長周期撮影情報を有するフレームが先頭フレームとなるように前記動画ファイルを編集することを特徴とする画像処理方法。
  17. 時系列に並べられた複数のフレームを含む動画と前記動画に関連付けられた撮影情報とが記録された動画ファイルを編集する画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮影情報は、前記時系列において第1周期で記録された長周期撮影情報と前記時系列において前記第1周期より短い第2周期で記録された短周期撮影情報とを配置したデータ構造を有しており、
    前記画像処理方法は、編集後の前記動画ファイルにおいて前記長周期撮影情報を有するフレームが先頭フレームとなるように前記動画ファイルを編集する、ことを特徴とするプログラム。
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