JP2016219658A - ハーメチックシール部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一径のガラスタブレットを用い、筒状ガラス内での隙間の発生を回避する。【解決手段】貫通孔11を有する導電性の基台1と、貫通孔11に通されるリードピン2と、同一径の円筒状のガラスタブレット31を直列に接続することで構成され、基台1とリードピン2との間に介在して焼成される筒状ガラス3とを備え、貫通孔11は、溶融した単一のガラスタブレット31bの径よりも大きな径に設定された。【選択図】図1

Description

この発明は、基台とリードピンとの間を筒状ガラスにより封止するハーメチックシール部品に関するものである。
圧力センサ等のセンサ類では、導電性の基台に開けられた貫通孔にリードピンを通し、絶縁と気密保持のために、基台の貫通孔とリードピンとの間を筒状ガラスにより封止するハーメチックシール部品を用いることが多い。これにより、基台内のセンサ素子からの信号をリードピンにより得ることができる。また、高い耐圧性を必要とする高圧タイプの圧力センサ等では、シール部分を長く確保することで耐圧性を高めている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に開示された従来構成では、まず、円筒状のガラスタブレットをリードピンに複数通して仮焼成を行い、リードピンの一部を筒状ガラスで覆った串刺し状の中間部材を作る。そして、この中間部材を基台の貫通孔に通して本焼成を行うことで、ハーメチックシール部品を製造する。
特開2009−272142号公報 特開2010−098173号公報
しかしながら、従来構成では、本焼成において、ガラスの溶融初期に、筒状ガラスの上部及び下部が溶融して基台の貫通孔と接合される。その後、筒状ガラスの中央が溶融して基台の貫通孔と接合される。そして、冷却過程では、筒状ガラスの上部及び下部から冷却が進み、その際の収縮により筒状ガラスが上部及び下部に引っ張られる。このように、溶融初期に、筒状ガラスの上部及び下部から接合が行われるため、筒状ガラス内にガスがトラップされて隙間が生じるという課題がある。そして、筒状ガラス内にリードピンと基台との間を貫通するような隙間が残ると、絶縁不良の原因となる。
一方、特許文献2に開示された従来構成では、異なる径のガラスタブレットをリードピンに通して中間部材を作ることで、筒状ガラス内での隙間の発生を防いでいる。しかしながら、この従来構成では、種類の異なるガラスタブレットを用いる必要があり、管理及び作業面で負荷が大きくなるという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、同一径のガラスタブレットを用い、筒状ガラス内での隙間の発生を回避することができるハーメチックシール部品を提供することを目的としている。
この発明に係るハーメチックシール部品は、貫通孔を有する導電性の基台と、貫通孔に通されるリードピンと、同一径の円筒状のガラスタブレットを直列に接続することで構成され、基台とリードピンとの間に介在して焼成される筒状ガラスとを備え、貫通孔は、溶融した単一のガラスタブレットの径よりも大きな径に設定されたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、同一径のガラスタブレットを用い、筒状ガラス内での隙間の発生を回避することができる。
この発明の実施の形態1に係るハーメチックシール部品の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1における中間部品の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1における中間部品の製造方法例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るハーメチックシール部品の製造方法例を示す図である。 この発明の実施の形態1における基台の貫通孔の径の設計方法を説明する図であり、(a)基台と中間部材の各寸法を示す図であり、(b)リードピンに1つのガラスタブレットを通して溶融させた際のガラスタブレットの径を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るハーメチックシール部品の効果を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
ハーメチックシール部品は、図1に示すように、基台1、リードピン2及び筒状ガラス3を備えている。なお、リードピン2及び筒状ガラス3は、仮焼成により一体となって中間部材4を構成する。
基台1は、貫通孔11を有する導電性の部材であり、ステンレス鋼(SUS)等から構成される。また、貫通孔11は、筒状ガラス3の径よりも大きく、且つ、後述する溶融した単体のガラスタブレット31bの径よりも大きな径に構成されている。
リードピン2は、基台1の貫通孔11に通されるものである。
筒状ガラス3は、径が一定であり、基台1とリードピン2との間に介在し、本焼成により基台1とリードピン2との間を封止することで絶縁を図るものである。この筒状ガラス3は、図2に示すように、圧縮形成された円筒状の複数のガラスタブレット31をリードピン2に直列に嵌めて仮焼成を行うことで構成される。なお、各ガラスタブレット31は同一径に構成されている。
そして、基台1の貫通孔11に中間部材4を通した後、本焼成を行うことで、中間部材4の筒状ガラス3と基台1の貫通孔11とを接続して、ハーメチックシール部品を封着形成する。
次に、中間部材4の製造方法について説明する。
中間部材4を製造する場合には、例えば図3に示すような仮焼成治具5を用いる。この仮焼成治具5はカーボン等から成るプレートであり、リードピン2を立てるためにピン穴51が形成されている。
そして、まず、この仮焼成治具5のピン穴51にリードピン2の一端を差し込んでリードピン2を立てる。次いで、このリードピン2に、同一径のガラスタブレット31を規定の数だけ嵌める。ガラスタブレット31は自重により落下して積み重なる。次いで、この状態で、ガラスタブレット31を600〜700℃程度で焼成することで、筒状ガラス3を形成する。これにより、リードピン2と筒状ガラス3とが一体となった中間部材4を得ることができる。
次に、上記中間部材4を用いたハーメチックシール部品の製造方法について説明する。
ハーメチックシール部品を製造する場合には、例えば図4に示すような本焼成治具6を用いる。この本焼成治具6は、カーボン等から成る下側プレート61及び上側プレート62から構成される。また、下側プレート61及び上側プレート62には、基台1の貫通孔11に通された中間部材4のリードピン2の位置決めを行うためのピン穴611,621が形成されている。
そして、まず、この本焼成治具6の下側プレート61に基台1を配置する。次いで、この基台1の貫通孔11に中間部材4を通す。この際、下側プレート61のピン穴611に、中間部材4のリードピン2の一端を差し込んで位置決めを行う。次いで、本焼成治具6の上側プレート62を基台1の上部に配置することで、本焼成治具6で基台1を挟み込む。この際、上側プレート62のピン穴621に、中間部材4のリードピン2の他端を差し込んで位置決めを行う。次いで、この状態で本焼成治具6を固定して、1000℃程度の高温で焼成を行う。
ここで、ガラスは溶融すると表面張力によって丸くなる。そこで、本発明では、基台1の貫通孔11の径を、溶融した単体のガラスタブレット31bの径よりも大きく設定する。これにより、本焼成において、筒状ガラス3の上部及び下部が先に溶融しても、当該上部及び下部が先に貫通孔11に接合されることがなくなる。その結果、冷却過程において、筒状ガラス3が上部及び下部に引っ張られることはなく、筒状ガラス3内にガスがトラップされて隙間が生じることを防ぐことができる。以上により、気泡が残留形成されていない高品質のハーメチックシール部品を製造することができ、絶縁不良の発生を防ぐことができる。
次に、基台1の貫通孔11の径の設計方法について説明する。
図5に示すように、ガラスタブレット31の外径をDとし、当該ガラスタブレット31の内径をDとし、単一の当該ガラスタブレット31の長さをLとし、リードピン2の外径をDとし、溶融した単一のガラスタブレット31bの外径をDとする。この場合、単一のガラスタブレット31の体積(ガラス体積)は、((D/2)−(D/2))×π×Lとなる。また、溶融した単一のガラスタブレット31bが接触する範囲のリードピン2の体積(ピン体積)は、(D/2)×π×2×(D/2)となる。また、溶融した単一のガラスタブレット31bの体積(溶融時ガラス体積)は(4/3)×π×(D/2)となる。そして、基台1の貫通孔11として、下式(1),(2)を満たす径に設計する。
((D/2)−(D/2))×L+(D/2)×D=(4/3)×(D/2) (1)
>D (2)
次に、本発明の効果について具体例を用いて説明する。
ここで、ガラスタブレット31の外径Dを2.13[mm]とし、当該ガラスタブレット31の内径Dを0.85[mm]とし、単一の当該ガラスタブレット31の長さLを2[mm]とし、リードピン2の外径Dを0.76[mm]とした。この場合、ガラス体積は約5.99[mm]となり、ピン体積は約0.45×R[mm]となり、溶融時ガラス体積は約4.19×R4[mm]となる。そして、上式(1)からD=2.29[mm]となる。よって、上式(2)から、基台1の貫通孔11の直径を2.29[mm]より大きく設定することで、筒状ガラス3内の隙間の発生を防ぐことができる。
次に、上記条件で実験した場合の歩留りについて図6に示す。ここでは、絶縁抵抗値により不良率の判定を行った。
図6に示すように、基台1の貫通孔11の径をφ2.2[mm]とした場合には、不良率が1.03%となっているが、貫通孔11の径をφ2.3[mm]とした場合には、不良率が0%となっている。このように、溶融した単一のガラスタブレット31bの径に対して、基台1の貫通孔11の径を大きくすることで、筒状ガラス3内の隙間の発生を防ぐことができ、絶縁不良の発生を防ぐことができていることがわかる。
以上のように、この実施の形態1によれば、基台1の貫通孔11を、溶融した単一のガラスタブレット31bの径よりも大きな径に構成したので、同一のガラスタブレット31を用い、筒状ガラス3内での隙間の発生を回避することができる。また、本発明では、基台1の貫通孔11の径を調節するだけで上記隙間の発生を回避できるため、従来手法に対して管理及び作業面での負荷を軽減することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 基台
2 リードピン
3 筒状ガラス
4 中間部材
5 仮焼成治具
6 本焼成治具
11 貫通孔
31,31b ガラスタブレット
51 ピン穴
61 下側プレート
62 上側プレート
611,612 ピン穴

Claims (3)

  1. 貫通孔を有する導電性の基台と、
    前記貫通孔に通されるリードピンと、
    同一径の円筒状のガラスタブレットを直列に接続することで構成され、前記基台と前記リードピンとの間に介在して焼成される筒状ガラスとを備え、
    前記貫通孔は、溶融した単一の前記ガラスタブレットの径よりも大きな径に設定された
    ことを特徴とするハーメチックシール部品。
  2. 前記貫通孔の径は、単一の前記ガラスタブレットの体積と、溶融した単一の前記ガラスタブレットが接触する範囲の前記リードピンの体積と、溶融した単一の前記ガラスタブレットの体積との関係から求めた
    ことを特徴とする請求項1記載のハーメチックシール部品。
  3. 前記ガラスタブレットの外径をDとし、当該ガラスタブレットの内径をDとし、単一の当該ガラスタブレットの長さをLとし、前記リードピンの外径をDとし、溶融した単一の当該ガラスタブレットの外径をDとした場合、前記貫通孔の外径Dは式(1),(2)を満たす径に設定された
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のハーメチックシール部品。
    ((D/2)−(D/2))×L+(D/2)×D=(4/3)×(D/2) (1)
    >D (2)
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