JP2016219398A - 弾性電気接触端子 - Google Patents

弾性電気接触端子 Download PDF

Info

Publication number
JP2016219398A
JP2016219398A JP2016034292A JP2016034292A JP2016219398A JP 2016219398 A JP2016219398 A JP 2016219398A JP 2016034292 A JP2016034292 A JP 2016034292A JP 2016034292 A JP2016034292 A JP 2016034292A JP 2016219398 A JP2016219398 A JP 2016219398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact terminal
elastic
electrical contact
polymer film
copper foil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016034292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6121583B2 (ja
Inventor
善基 金
Sun Ki Kim
善基 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Joinset Co Ltd
Original Assignee
Joinset Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Joinset Co Ltd filed Critical Joinset Co Ltd
Publication of JP2016219398A publication Critical patent/JP2016219398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6121583B2 publication Critical patent/JP6121583B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】小型に適した構造を備える弾性電気接触端子を提供する。【解決手段】対象物の間に介在し、前記対象物に接触されることで、前記対象物の間に電気通路を形成する電気接触端子であって、上面から下方に凹んで、一定幅と深さを有し、長さ方向に沿って延びる、少なくとも一つ以上のチャネル(channel)を備えた弾性コアと、接着剤層を介して前記弾性コアを包みながら接着されるポリマーフィルムと、前記ポリマーフィルムを包みながら接着される、はんだ付けが可能な金属層と、を備え、前記ポリマーフィルムが前記チャネルを横切って前記チャネルの両側壁の上にかかることで、前記チャネルの両側壁が前記対象物を弾性的に支持することを特徴とする、弾性電気接触端子が開示される。【選択図】図1

Description

本発明は、弾性電気接触端子に関する。
一般に、はんだ付け(soldering)が可能な弾性電気接触端子は、電気伝導度と弾性回復力が高く、はんだ付け時の温度に耐えるべきである。弾性電気接触端子の例として、本発明者による特許文献1は、一定体積を有する絶縁発泡ゴムと、前記絶縁発泡ゴムを包みながら接着する絶縁非発泡接着剤層と、一面が前記絶縁非発泡接着層を包むように前記絶縁非発泡接着剤層に接着され、他面に金属層が一体に形成された耐熱ポリマーフィルムと、を含むことを特徴とする、はんだ付けが可能な弾性電気接触端子を開示する。
また、特許文献2は、内部に、長さ方向に貫通孔が形成された絶縁弾性耐熱ゴムコアと、前記絶縁弾性耐熱ゴムコアを包みながら接着する絶縁耐熱接着剤層と、一面が前記絶縁耐熱接着剤層を包むように前記絶縁耐熱接着剤層に接着され、他面に金属層が一体に形成された耐熱ポリマーフィルムと、を備え、前記ポリマーフィルムは両端が離隔されるように前記絶縁耐熱接着剤層に接着され、前記絶縁弾性耐熱ゴムコアの下面は幅方向の両端から中間部分に向かって凹む形状に傾斜して形成されることを特徴とする、リフローはんだ付けが可能な弾性電気接触端子を開示する。
大韓民国特許第783588号明細書 大韓民国特許第1001354号明細書
前記のような構造を備える電気接触端子の場合、通常コアの内部に長さ方向に沿って貫通孔を形成するか、コア自体をチューブ状に製造することで、コアが弾性を有するようにし、結果的に電気接触端子が対象物を弾性的に支持するようにしている。
しかし、電気接触端子の高さが0.5mm以下の小型を有する場合、貫通孔を形成することが難しいだけでなくチューブ状に製造することも難しく、効率性が落ちるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、一定の高さ以下の小型に適した構造を備える、新規かつ改良された弾性電気接触端子を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、上面から下方に凹んで、一定幅と深さを有し、長さ方向に沿って延びる、少なくとも一つ以上のチャネル(channel)を備えた弾性コアと、接着剤層を介して前記弾性コアを包みながら接着されるポリマーフィルムと、前記ポリマーフィルムを包みながら接着される、はんだ付けが可能な金属層と、を備え、前記ポリマーフィルムが前記チャネルを横切って前記チャネルの両側壁の上にかかることで、前記チャネルの両側壁が対象物を弾性的に支持することを特徴とする、弾性電気接触端子が提供される。
前記チャネルは複数個形成され、前記チャネルの間に、前記両側壁に対応する高さに突出して前記長さ方向に延びる支持壁を更に備えてもよい。
前記支持壁の垂直断面の形状は、上端に行くほど細くなる台形であってもよい。
前記両側壁の前記チャネル側の側面は傾斜を成すことで、前記対象物による加圧の際に、前記両側壁が前記チャネル側に傾いてもよい。
前記支持壁の上面は前記接着剤層を介して前記ポリマーフィルムに接着されてもよい。
前記金属層は、銅箔と、前記銅箔の表面と側面を包む金属めっき層で構成され、前記銅箔の側面は、長さ方向の切断面と幅方向の両断面を含んでもよい。
前記銅箔の厚さが前記金属めっき層の厚さより厚く、前記銅箔は、電解銅箔または圧延銅箔であり、前記銅箔の上に前記ポリマーフィルムに対応する液状のポリマーが塗布され硬化することで、前記ポリマーフィルムに接着されるか、前記接着剤層を介して前記ポリマーフィルムに接着されてもよい。
前記金属めっき層は無電解めっきで形成されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上面から下方に凹んで、一定幅と深さを有し、長さ方向に沿って延びる、少なくとも一つ以上のチャネルを備えた弾性コアと、前記弾性コアの外面に接着される電気伝導性弾性ゴムコーティング層と、前記電気伝導性弾性ゴムコーティング層の下面に接着される、はんだ付けが可能な金属箔と、を備え、前記チャネルの両側壁が前記対象物を弾性的に支持することを特徴とする、弾性電気接触端子が提供される。
前記電気接触端子の幅は、前記電気接触端子の長さより大きくてもよい。
前記電気接触端子は、回路基板の導電パターンにはんだクリームによってはんだ付けされ、対向する電気伝送性対象物と弾性を有して電気的に連結してもよい。
以上説明したように本発明によれば、一定の高さ以下の小型に適した構造を備える弾性電気接触端子を提供することが可能である。
本発明の一実施例による電気接触端子を示す図である。 本発明の一実施例による電気接触端子の動作を示す図である。 本発明の他の実施例による電気接触端子を示す斜視図である。 本発明の他の実施例による電気接触端子を示す正面図である。 本発明の他の実施例による電気接触端子を示す図である。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例による電気接触端子を示し、図2は本発明の一実施例による電気接触端子の動作を示す。
電気接触端子100は、回路基板と電気伝導性対象物10の間に介在されて、電気的に連結する役割をする。例えば、電気接触端子100は、回路基板の導電パターンと電気伝送性対象物の間に強制に挟まれて設置されるか、回路基板の導電パターンに、はんだクリームによってはんだ付けされて、対向する電気伝導性対象物10と弾性的に接触するように設置される。
リフローはんだ付けの場合、電気接触端子100はキャリアにリールテーピングされて供給され、真空ピックアップとはんだクリームによるリフローはんだ付けが行われる。図1を参照すると、電気接触端子100は、上面から下方に一定幅と長さで凹んで形成され、長さ方向に沿って延長する少なくとも一つ以上のチャネル112を備えた弾性コア110、接着剤層120を介在して弾性コア110を包みながら接着されるポリマーフィルム130、及びポリマーフィルム130を包みながら接着されるはんだ付けが可能な金属層140を含む。本発明の一実施例によると、チャネル112の両側壁114、116が上部に位置する対象物を弾性的に支持する。
以下、本発明の一実施例による電気接触端子100の細部構造について詳細に説明する。
<1.1.弾性コア110>
ゴム材質の弾性コア110は耐熱性と弾性を備えるが、好ましくは電気的に絶縁性である。結果的に、ゴム材質の弾性コア110は、リフローはんだ付けと弾性条件を満足する非発泡シリコーンゴムであるか発泡ゴム、例えばスポンジであってもよいが、非発泡シリコーンゴムまたは発泡ゴムに限られない。
弾性コア110は、例えば、圧出工程によって製造され、はんだ付けの際に水平方向に均衡を成すように、左右対称を成した状態で形成されることで、はんだクリームによるリフローはんだ付けの際に、浮き現象や傾き現象を減らすことができる。
弾性コア110は単一の本体で形成され、上面から下方に凹んで長さ方向に沿って延長する一定幅と深さを有するチャネル112が形成される。その結果、チャネル112の両側には側壁114、116が形成されて、上部に位置する対象物と接触し、対象物を支持するようになる。弾性コア110は小型に形成され、例えば幅が2mm、高さが0.5mm、長さが1mmであるが、幅が2mm、高さが0.5mm、長さが1mmという大きさに限ることなく、幅が2mm、高さが0.5mm、長さが1mmという大きさに相応するか、さらに小型であってもよい。
上述したように、上記のような大きさの弾性コア110では、従来のように弾性コア110内部に貫通孔を形成するか、弾性コア110自体をチューブ状に製造する場合には、弾性コア110の高さを0.7mm以下にすることが難しかった。しかし、本発明の一実施例では、上面から下方に凹んで一定幅と深さを有し、長さ方向に延長されるチャネル112を形成すればよいため、高さが0.5mm以下の電気接触端子100を容易に製造することができる。
両側壁114、116の断面を見たとき、両側壁114、116は、上端外側がラウンド(round)処理された形状に形成される。両側壁114、116の上端外側がラウンド(round)処理された形状に形成されることで、完成した電気接触端子100がプリント回路基板などにはんだ付けされてから、対向する対象物によって加圧される際に、内側に容易に押されるようにし、外部の物体が両側の角にかかることを防止する。
両側壁114、116のチャネル112側の側面、即ち内側面は、垂直を成すか、チャネル112側に傾くように傾斜を成す。ここで、図2Bに示したように、内側面がチャネル112側に傾くように傾斜を成す場合、対象物10による加圧の際に、両側壁114、116がチャネル112側に傾きやすくなるため、対象物10により加えられる力を少なくすることができる。
弾性コア110の下面は、幅方向に両端から中間部分に向かって凹む形状に傾斜して形成される。言い換えると、弾性コア110の下面は、弾性コア110を垂直に切断する際、弾性コア110の下面の二等辺三角形の斜辺が形成されるように、幅方向の両角から下面の中央部分に向かって凹む形状に傾斜して形成される。傾斜角度は特に限られないが、弾性コア110の下面の下部に、接着剤層120から漏れる接着剤を収容してはんだ付けに影響を及ぼさない程度の空間を形成すればよい。
弾性コア110の下面が両端から中間部分に向かって凹む形状を有するため、リフローはんだ付けの際に、電気接触端子100の下面両側が溶融はんだに均一に接触されて、下面のある一方のみはんだ付けされる浮き現象を防止することができる。また、弾性コア110の下面が両端から中間部分に向かって凹む形状を有するため、製造工程の際に、接着剤層120から外部に漏れる接着剤を収容する空間が提供され、リフローはんだ付けの際に、はんだ付けがなされない現象の発生頻度を最小化する。
<1.2.接着剤層120>
接着剤層120は柔軟性、弾性及び絶縁性を有し、電気接触端子100がリフローはんだ付けに適用される場合には、接着剤層120は耐熱性を有する。また、接着剤層120は、弾性コア110とポリマーフィルム130の間に位置して、弾性コア110とポリマーフィルム130をよく接着する。
接着剤層120は、例えば、液状シリコーンゴムが熱硬化することによって形成される。液状シリコーンゴムが硬化しながら対向する対象物と接着され、液状シリコーンゴムが硬化した後、固相の接着剤層120を形成する。液状シリコーンゴムは、一度硬化した後には弾性を維持し、更に熱が加えられても溶融せずに接着力を維持するため、はんだ付けの際にも接着力を維持する。接着剤層120は、自己接着性を有するシリコーンゴム接着剤が硬化することによって形成され、接着剤層120の厚さは略0.005mm〜0.03mmであることが好ましい。
<1.3.ポリマーフィルム130>
ポリマーフィルム130は、例えば、耐熱性が高いポリイミド(PI)フィルムやその他の耐熱ポリマーフィルムであってもよく、ポリマーフィルム130の厚さは、柔軟性と機構的強度を考慮して決定される。ポリマーフィルム130は、通常、柔軟性のある軟性回路基板に使用されるポリマーフィルムである。一例として、ポリマーフィルム130は、液状のポリマーがキャスティングされた後で硬化することによって形成され、硬化したポリマーフィルム130の厚さは0.007mm〜0.030mmである。
<1.4.金属層140>
金属層140は、一面がポリマーフィルム130を包むように接着形成される。例えば、金属層140は、銅層141の上にめっきによる金属めっき層142が形成されて成る。金属めっき層142は銅層141に比べよく電気を通すため、よりよくはんだ付けがなされる。本発明の一実施例によると、金属めっき層142は銅層141の全ての露出面の上に形成される。ここで、露出面は銅層141の外面、即ち表面と側面を含む。図1を参照すると、銅層141の表面とは、外部から肉眼で識別される外側面をいい、側面とは長さ方向に切断された切断面と幅方向の両断面をいう。
ここで、銅層141は電解銅箔、圧延銅箔の銅箔、またはポリマーフィルムの一面にシード(seed)としてタングステンをスパッタリングした後、スパッタリングしたタングステンの上に形成された銅めっき層を総称する。以下では説明の便宜上、銅層141として、銅箔を例に挙げて説明する。銅箔141の厚さは略10μm程度であり、銅めっき層の厚さは略3μm程度に薄く形成される。
金属めっき層142は銅箔141より腐食性が低いことに注目する必要があり、銅箔141の厚さは金属めっき層142の厚さより厚い。金属層140がポリマーフィルム130を包んで接着されるようにするために、銅箔141をポリマーフィルム130の上に接着剤を介在して接着するか、銅箔141の上にポリマーフィルム130に対応する液状ポリマーを塗布し硬化させて銅箔141を接着する。金属めっき層142は錫(Sn)や銀(Ag)をめっきして形成されるか、ニッケル(Ni)めっきの後で錫(Sn)または金(Au)をめっきして形成される。錫や銀の場合には、厚さは略2μmであり、ニッケル/金の場合には、ニッケルと金の厚さはそれぞれ1μm以下であることが好ましい。
よって、電気接触端子100がよく電気を通し、はんだ付けがよくなされるように、また、銅箔141の腐食を防止するように、ポリマーフィルム130に金属めっき層142を備えた金属層140を積層する。
併せて、電気接触端子100を製造する過程で切断によって形成される切断面では、銅箔141がそのまま外部に露出するため、切断面の銅箔141に対する腐食防止が必要である。切断面の銅箔141の腐食防止のために、図1の円の中に拡大して示したように、金属めっき層142が、電気接触端子100の切断面から露出した銅箔141の上に形成されて、銅箔141を覆う。即ち、図1を参照すると、銅箔141と金属めっき層142の境界が点線で表示されて、切断面の銅箔141が金属めっき層142によって覆われることが分かる。
よって、従来は、切断によって形成される切断面から銅箔が外部に露出することで、塩水テストのような信頼性テストにおいて、露出した銅箔に塩水が接触して銅箔が腐食するため、塩水テストを通らないか、使用中に露出した銅箔が錆付いて信頼性が低下していた。しかし、本発明によると、切断面から露出した銅箔141を金属めっき層142で覆うことで、結果的に信頼性テストにおける塩水との接触を防止することができ、使用中にも銅箔141が露出せず、錆付く恐れがないため信頼性が向上する。
更に、リフローはんだ付けの際に、切断面で銅箔141を覆うように形成された銅めっき層142の上に、はんだクリームがよりよく広がるため、はんだ付けの強度が増加し、特に切断面におけるはんだ付けの強度が向上される。特に、電気接触端子100の幅が長さより長い場合には、切断面におけるはんだ付けの強度は非常に重要であるため、本発明は、電気接触端子100の幅が長さより長い場合に非常に有用である。
本発明の一実施例による電気接触端子100を製造するためには、一面に銅箔141が接着されたポリマーフィルム130で液状の接着剤層120を介在させた状態で弾性コア110を包んで作成される接触端子バー(bar)を一定長さに切断する。一例として接触端子バーは500mm程度の長さを有する。
次に、接触端子バーを顧客の望みの長さ、例えば3mm程度に切断することで、接触端子を形成し、上述したように接触端子の銅箔141の露出面を覆うように、錫や銀またはニッケル/金でめっきした金属めっき層142を形成して、最終的な電気接触端子100を製造する。
ここで、弾性コア110がシリコーンゴム材質でできていることによって、電気接触端子100の比重は水の比重より小さい。よって、金属めっき層142は、バルク(Bulk)方式に無電解めっきを利用して形成されるが、無電解めっきに限らず電解めっきを適用してもよい。
特に、無電解めっきによって金属めっき層142を形成する場合、金属めっき層142の表面が粗くなることで、金属めっき層142とはんだクリームとの接着力が向上して、はんだの付け強度が増加する。
上述したように、弾性コア110は非発泡シリコーンゴムであるか発泡ゴム、例えばスポンジで構成され、接着剤層120は液状シリコーンゴムが熱硬化することによって形成され、ポリマーフィルム130はポリイミドフィルムで構成されるためめっき工程によって切断面に金属めっき層142が形成される。
上述したように、電気接触端子100において、表面と長さ方向の切断面と幅方向の両断面を含めて外部に露出した全ての銅箔141の上には金属めっき層142が形成されることで、銅箔141を外部が遮断される。
図2Bを参照すると、対象物10電気接触端子100を加圧すると、両側壁114、116が対象物10に接触されて押されながら内側に変位される。図2Bでは、区別のために変位された両側壁114a、116aを点線で示している。
この際、上述したように両側壁114、116のチャネル112側の側面、即ち内側面がチャネル112側に傾くように傾斜を成しており、対象物10による加圧の際に両側壁114、116がチャネル112側に容易に押されるため対象物10を押す力が小さくなる。
図3は本発明の他の実施例による電気接触端子を示し、図3Aは斜視図であって図3Bは正面図である。
電気接触端子200の弾性コア210において、上面から下方に凹んで一定幅と深さを有する一対のチャネル211、212が形成されて長さ方向に延長する。また、チャネル211、212の間に支持壁218が形成される。
一実施例と同じく、ポリマーフィルム230は接着剤層220を介在させた状態で弾性コア210を包みながら接着され、はんだ付けが可能な金属層240はポリマーフィルム230を包みながら接着される。
図3の実施例によると、チャネル211、212の両側壁214、216と支持壁218が、上部に位置する対象物を弾性的に支持する。
図1の実施例に比べ、図3の実施例は、弾性コア210と金属層240の構成が異なるため、相違点についてのみ説明する。
弾性コア210は単一の本体で形成され、上面から下方に凹んで一定幅と深さを有する一対のチャネル211、212が離隔形成されて、長さ方向に沿って延長されるが、その結果、チャネル211、212の間に、側壁214、216と略同じ高さの支持壁218が形成される。
図3Bを参照すると、チャネル211、212の底は弾性コア210の下面のように傾斜を成して底の外側の角から内側に行くほど上方に傾斜を成すように形成される。上述した構造によると、チャネル211、212の外側にはそれぞれ側壁214、216が形成され、内側には支持壁218が形成されて、上部に加圧される対象物10は側壁214、216と支持壁218によって支持される。
支持壁218の上面は、弾性コア210の他の部分のように接着剤層220を介してポリマーフィルム230に接着されることで、ポリマーフィルム230が浮くことが防止される。支持壁218の断面形状は特に限定されない。例えば、支持壁218の断面形状は、上面に行くほど大きさが小さくなる台形であってもよく、支持壁218の断面形状の上端の両角は丸く形成されてもよい。
前記一実施例のように、両側壁214、216は断面から見ると上端の外側がラウンド処理された形状に形成される。両側壁214、216の上端の外側がラウンド処理されることによって、完成した電気接触端子200がプリント回路基板などにはんだ付けされてから、対向する対象物10によって加圧される際に、内側に容易に押されるようにし、外部の物体が両側の角にかかることが防止される。
本発明の一実施例によると、一対のチャネル211、212の間に形成された支持壁218によって、支持壁218の上を通るポリマーフィルム230を支えるため、対象物10によって加圧されてもチャネル211、212の上に対象物10による跡が残らなくなる。
また、一対のチャネル211、212が形成されることを例に挙げているが、多数個のチャネルが形成されてもよい。多数個のチャネルが形成される場合には、チャネルの間に多数の支持壁218が形成され得ることはもちろんである。
金属層240の両側面には、長さ方向に沿って一定間隔に形成されて、高さ方向に延長する開口242が形成され、開口242を介してポリマーフィルム230が露出される。
ここで、側面とは、はんだ付けがなされる部分を一部含む、下端から上面の真空ピックアップされる部分を除く上端までを含む領域をいう。
開口242は、例えば金属層240の該当部分をエッチングで除去して形成され、開口242の幅や長さ、離隔距離は適切に調節される。特に、開口242が両側面に対称に形成されることで、はんだ付けの際に左右のはんだ付けの強度を等しくすることができる。
開口242の下端が、はんだ付けの際に、はんだによって覆われる部分と重なる場合、溶融はんだは、重なった部分で開口242を介して、はんだ付けされないポリマーフィルム230と接触するため、実質的に鉛が上がることを防止することができる。言い換えると、電気接触端子200を回路基板にはんだ付けする際、開口242によって溶融はんだが金属層240の側面に沿って上がることを最小化することができる。
溶融はんだが金属層240に沿って上がらないようにすることで、電気接触端子200の弾性復元力が減少することを防止する。また、高さが0.5mm以下程度の低い電気接触端子200では、鉛が上がる高さによって、電気接触端子200を押す力が大きな影響を受けるため、鉛が上がることを最小化することで、電気接触端子200を押す力を大きく減らすことができる。
図4は、本発明の他の実施例による電気接触端子を示す。電気接触端子300は、弾性コア310と弾性コア310を包む電気伝導性弾性ゴムコーティング層340及び電気伝導性弾性ゴムコーティング層340の下面に接着される金属箔350で構成される。
電気伝導性弾性ゴムコーティング層340は、液状の弾性ゴムに、例えば50μm以下の金属パウダーを均一に混合した材料を弾性コア310の外部に金型を介して同じ厚さでコーティングしてから硬化することによって、形成される。
電気伝導性弾性ゴムコーティング層340においては、硬度がShore A40〜70であり、電気抵抗は1Ω以下で、コーティングの厚さは10〜40μmであることが好ましい。また、金属箔350の厚さは8〜200μm以下であることが好ましい。さらに、金属箔350の金属材質としては銅が利用されるが、必要に応じて金や鈴を更にコーティングすることで腐食を防止したり、はんだ付けがよくなされるようにしてもよい。
弾性コア310は、圧出及び硬化工程によって連続的に生産される。弾性コア310の外面に、液状の電気伝導性弾性ゴムに金属パウダーを混合した材料をコーティングして硬化させ、下面に銅箔350を長さ方向に供給することで、弾性コア310が生産される。液状の電気伝導性液状ゴムが硬化することで、電気伝導性弾性ゴムコーティング層340が形成され、同時に電気伝導性弾性ゴムコーティング層340と銅箔350は機械的、電気的接合が形成される。
前記実施例と同じく、弾性コアの内部に貫通孔を形成すること、または、弾性コア自体をチューブ状に製造することが難しい高さ0.5mm以下の小型の電気接触端子において、弾性コアの上面から下方に長さ方向に沿って一定幅と深さを有する少なくとも一つ以上のチャネルを形成して、チャネル両側の側壁やチャネルの間に形成される支持壁を利用して対象物を弾性的に支持するようにする。
前記実施例では、電気接触端子100、200、300が、回路基板の導電パターンにはんだクリームによってはんだ付けされて、対向する電気伝導性対象物と接触する場合を例に挙げて説明したが、前記実施例に限ることはなく、電気接触端子100、200、300は、上述したように回路基板の導電パターンと電気伝導性対象物の間に強制に挟まれて設置されてもよい。電気接触端子100、200、300が回路基板の導電パターンと電気伝導性対象物の間に強制に挟まれる場合、リフローはんだ付けのような工程がないため、構成要素の材質が耐熱性を有する必要はない。
上記で説明したように、高さ0.5mm以下の小型の電気接触端子において、弾性コアの上面から下方に、長さ方向に沿って一定幅と深さを有するチャネルを少なくとも一つ以上形成して、チャネル両側の側壁やチャネルの間の支持壁を利用して対象物を弾性的に支持するようにする。
本発明により、従来のように弾性コアの内部に貫通孔を形成すること、または、弾性コア自体をチューブ状に製造することが難しいサイズの電気接触端子を容易かつ効率的に製造することができる。また、長さ方向の切断面から露出された銅箔を、耐環境性のよい金属めっき層で覆うことで、結果的に信頼性テストにおける塩水と銅箔の接触を防止することができ、使用中にも銅箔が外部に露出せず錆付く恐れがないため信頼性が向上する。
また、長さ方向の切断面で銅箔を覆うように形成された金属めっき層の上に、はんだクリームがよく広がることで、切断面におけるはんだ付けの強度が増加する。
以上では、本発明の実施例を中心に説明したが、当業者の技術水準に基づいて、多様な変更や変形が加えられてもよい。加えられた変更と変形が本発明の範囲を逸脱しない限り、本発明に属するといえる。本発明の権利範囲は以下に記載する特許請求の範囲によって判断されるべきである。
100、200、300 電気接触端子
110、210、310 弾性コア
112、211、212 チャネル
114、116、214、216 側壁
120、220 接着剤層
130、230 ポリマーフィルム
140、240 金属層
141 銅層
142 金属めっき層
218 支持壁
242 開口
340 電気伝導性弾性ゴムコーティング層
350 金属箔

Claims (13)

  1. 対象物の間に介在し、前記対象物に接触されることで、前記対象物の間に電気通路を形成する電気接触端子であって、
    上面から下方に凹んで、一定幅と深さを有し、長さ方向に沿って延びる、少なくとも一つ以上のチャネル(channel)を備えた弾性コアと、
    接着剤層を介して前記弾性コアを包みながら接着されるポリマーフィルムと、
    前記ポリマーフィルムを包みながら接着される、はんだ付けが可能な金属層と、を備え、
    前記ポリマーフィルムが前記チャネルを横切って前記チャネルの両側壁の上にかかることで、前記チャネルの両側壁が前記対象物を弾性的に支持することを特徴とする、
    弾性電気接触端子。
  2. 前記チャネルは、複数個形成され、
    前記チャネルの間に、前記両側壁に対応する高さに突出して前記長さ方向に延びる支持壁を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の弾性電気接触端子。
  3. 前記支持壁の垂直断面の形状は、上端に行くほど細くなる台形であることを特徴とする、請求項2に記載の弾性電気接触端子。
  4. 前記両側壁の前記チャネル側の側面は傾斜を成すことで、前記対象物による加圧の際に、前記両側壁が前記チャネル側に傾くことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の弾性電気接触端子。
  5. 前記支持壁の上面は、前記接着剤層を介して前記ポリマーフィルムに接着されることを特徴とする、請求項2又は3に記載の弾性電気接触端子。
  6. 前記金属層は、銅箔と、前記銅箔の表面と側面を包む金属めっき層で構成され、
    前記銅箔の側面は、長さ方向の切断面と幅方向の両断面を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の弾性電気接触端子。
  7. 前記銅箔の厚さが前記金属めっき層の厚さより厚いことを特徴とする、請求項6に記載の弾性電気接触端子。
  8. 前記銅箔は、電解銅箔または圧延銅箔であり、前記銅箔の上に前記ポリマーフィルムに対応する液状のポリマーが塗布され硬化することで、前記ポリマーフィルムに接着されるか、前記接着剤層を介して前記ポリマーフィルムに接着されることを特徴とする、請求項6又は7に記載の弾性電気接触端子。
  9. 前記金属めっき層は、無電解めっきで形成されることを特徴とする、請求項6から8のいずれか1項に記載の弾性電気接触端子。
  10. 前記電気接触端子の幅は、前記電気接触端子の長さより大きいことを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の弾性電気接触端子。
  11. 前記電気接触端子は、回路基板の導電パターンにはんだクリームによってはんだ付けされ、対向する電気伝送性対象物と弾性を有して電気的に連結することを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載の弾性電気接触端子。
  12. 対象物の間に介在し、前記対象物に接触されることで、前記対象物の間に電気通路を形成する電気接触端子であって、
    上面から下方に凹んで、一定幅と深さを有し、長さ方向に沿って延びる、少なくとも一つ以上のチャネルを備えた弾性コアと、
    前記弾性コアの外面に接着される電気伝導性弾性ゴムコーティング層と、
    前記電気伝導性弾性ゴムコーティング層の下面に接着される、はんだ付けが可能な金属箔と、を備え、
    前記チャネルの両側壁が前記対象物を弾性的に支持することを特徴とする、弾性電気接触端子。
  13. 前記チャネルは複数個形成され、
    前記チャネルの間に、前記両側壁に対応する高さに突出して前記長さ方向に延びる支持壁を更に備えることを特徴とする、請求項12に記載の弾性電気接触端子。
JP2016034292A 2015-05-15 2016-02-25 弾性電気接触端子 Active JP6121583B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2015-0068327 2015-05-15
KR20150068327 2015-05-15
KR10-2015-0075077 2015-05-28
KR1020150075077A KR101711013B1 (ko) 2015-05-15 2015-05-28 작은 사이즈에 적합한 탄성 전기접촉단자

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016219398A true JP2016219398A (ja) 2016-12-22
JP6121583B2 JP6121583B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=57541914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016034292A Active JP6121583B2 (ja) 2015-05-15 2016-02-25 弾性電気接触端子

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6121583B2 (ja)
KR (1) KR101711013B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108249539A (zh) * 2018-01-03 2018-07-06 广东石油化工学院 一种水溶液中pam分子球形与网形堆积体形貌反复可控方法
CN114830456A (zh) * 2019-11-15 2022-07-29 卓英社有限公司 弹性电接触端子

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102212350B1 (ko) * 2019-03-22 2021-02-05 조인셋 주식회사 저 압축력의 표면 실장에 의한 솔더링이 가능한 전기접촉단자
KR102324261B1 (ko) * 2020-05-06 2021-11-10 주식회사 메가테크 전기 접촉 단자

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008014942A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Zippertubing (Japan) Ltd 半田付け可能な弾性電気接触端子
JP2011086557A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Zippertubing (Japan) Ltd 表面実装用短絡端子
JP2011233495A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Joinset Co Ltd 弾性電気接触端子

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3025570B2 (ja) * 1992-02-13 2000-03-27 北川工業株式会社 電磁気対策用ガスケット
KR101178869B1 (ko) * 2012-03-12 2012-09-03 주식회사 이노칩테크놀로지 전자파 차폐 가스켓

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008014942A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Zippertubing (Japan) Ltd 半田付け可能な弾性電気接触端子
JP2011086557A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Zippertubing (Japan) Ltd 表面実装用短絡端子
JP2011233495A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Joinset Co Ltd 弾性電気接触端子

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108249539A (zh) * 2018-01-03 2018-07-06 广东石油化工学院 一种水溶液中pam分子球形与网形堆积体形貌反复可控方法
CN108249539B (zh) * 2018-01-03 2020-09-15 广东石油化工学院 一种水溶液中pam分子球形与网形堆积体形貌反复可控方法
CN114830456A (zh) * 2019-11-15 2022-07-29 卓英社有限公司 弹性电接触端子

Also Published As

Publication number Publication date
KR20160134410A (ko) 2016-11-23
KR101711013B1 (ko) 2017-03-13
JP6121583B2 (ja) 2017-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6400845B2 (ja) 耐環境性が向上された弾性電気接触端子及びその製造方法
KR101084282B1 (ko) 솔더링이 가능한 탄성 전기접촉단자
JP6121583B2 (ja) 弾性電気接触端子
KR101001354B1 (ko) 리플로우 솔더링이 가능한 탄성 전기접촉단자
CN102237582B (zh) 弹性电接触端子
EP3093923A1 (en) Elastic electric contact terminal adapted to small size
KR100892720B1 (ko) 솔더링이 가능한 탄성 전기접촉단자
KR101662261B1 (ko) 솔더링 가능한 탄성 전기접촉단자
CN105990728B (zh) 提高耐环境性的弹性电接触端子及其制造方法
CN107809012B (zh) 适合于低高度的无芯弹性电接触端子
KR101018735B1 (ko) 솔더링이 가능한 탄성 전기접촉단자
KR101052948B1 (ko) 납땜이 가능하고 탄력성을 갖는 전기전도성 커넥터 및 그 제조방법
KR101046765B1 (ko) 솔더링 가능한 탄성 전기접촉단자
KR101735656B1 (ko) 내 환경성이 향상된 탄성 전기접촉단자 및 그 제조 방법
KR101793719B1 (ko) 내부식성이 향상된 탄성 전기접촉단자 및 그 제조 방법
KR101591658B1 (ko) 리플로우 솔더링에 의한 표면실장이 가능한 전기접촉단자
KR101538435B1 (ko) 솔더링 가능한 탄성 전기접촉단자
KR101804882B1 (ko) 솔더링이 가능한 탄성 전기접촉단자
KR101867338B1 (ko) 탄성 전기접촉단자
KR20180028392A (ko) 코어리스 탄성 전기접촉단자
KR101759712B1 (ko) 신호전달 안정성을 갖는 탄성 전기접촉단자
KR102339845B1 (ko) 전기 접촉 단자
KR20150024242A (ko) 솔더링이 가능한 인테나 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6121583

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150