JP2016218781A - データ処理装置及びシステム - Google Patents

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誠 多和田
泰生 小川
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泰生 小川
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Yuto Uda
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Abstract

【課題】表示装置に出力されるデータに誤りがある場合に、その誤りの検出を可能とすることができる。
【解決手段】CRC生成部12は、CPU11が動作したときに伝送されるデータを伝送路40から取得し、取得したデータに基づいてCRCを生成する。カウンタ部13は、伝送されるデータをCRC生成部12が取得した回数を表すカウント値をカウントする。データストア部14は、CRC生成部12から供給されたデータ本体及びCRCとカウンタ部13から供給されたカウント値とをロジックアナライザ30に出力する。誤り検出部34は、CRC及びカウント値に基づいてデータ本体に誤りが生じているか否かを検出する。表示部32は、伝送されるデータに基づくCPU11の動作の履歴と、CRC及びカウント値に基づく誤り検出の結果とを表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロジック解析に関する。
ロジック解析に関する技術として、例えば、特許文献1には、プロセスデータを取得して、入力された解析ロジックを用いたプロセスデータに対する解析を行う技術が開示されている。
特開2011−175437号公報
ロジック解析の分野では、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置が伝送するデータを取得し、そのデータを人間が理解しやすい形式に変換してロジックアナライザで表示することが行われている。その際、取得したデータをロジックアナライザまで伝送しなければならないが、その伝送路で生じる外乱などの影響でデータに誤りが生じるおそれがある。特許文献1の発明ではそのようにデータに誤りが生じる場合について考慮されていない。
本発明は、上記の背景に鑑み、表示装置に出力されるデータに誤りがある場合に、その誤りの検出を可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、処理装置を有し、前記処理装置が動作したときに伝送されるデータを取得し、取得した当該データと当該データの誤りを検出するための情報とを、前記処理装置の動作の履歴を前記取得したデータに基づき表示する表示装置に出力するデータ処理装置を第1の態様として提供する。
第1の態様のデータ処理装置によれば、表示装置に出力されるデータに誤りがある場合に、その誤りの検出を可能とすることができる。
上記の第1の態様のデータ処理装置において、取得した前記データに対応付けて、前記伝送されるデータがこれまでに取得された回数のカウント値を前記表示装置に出力する、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
第2の態様のデータ処理装置によれば、自装置からのデータの出力の異常によるデータの誤りの検出を可能とすることができる。
上記の第1又は第2の態様のデータ処理装置において、前記処理装置のデータ伝送の相手装置が接続される接続部と、前記表示装置が接続される接続部とを備える、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
第3の態様のデータ処理装置によれば、相手装置とのデータの伝送中における、処理装置の動作の履歴の表示装置への表示を可能とすることができる。
上記の第1又は第2の態様のデータ処理装置において、前記処理装置のデータ伝送の相手装置が接続される接続部に前記表示装置も接続され、前記データの誤りを検出するための情報を出力するモードと出力しないモードとの切り替えが可能である、という構成が第4の態様として採用されてもよい。
第4の態様のデータ処理装置によれば、接続部を共用させても、データの誤りを検出するための情報が相手装置に出力されないようにすることができる。
上記の第1から第4の態様のデータ処理装置と、前記データ処理装置に接続され、当該データ処理装置の処理装置が動作したときに伝送されるデータに基づく当該処理装置の動作の履歴と、当該データの誤りを検出するための情報に基づく誤り検出の結果とを表示する表示装置とを備えるシステムを第5の態様として提供する。
第5の態様のシステムによれば、表示装置に出力されるデータに誤りがある場合に、その誤りを検出することができる。
ロジック解析システムの全体構成を表す図 ロジック解析システムの詳細構成を表す図 表示部により表示された情報の一例を表す図 誤りが表示された場合の一例を表す図 動作履歴表示処理におけるデータ処理装置の動作手順の一例を表す図 動作履歴表示処理におけるロジックアナライザの動作手順の一例を表す図 変形例のデータ処理装置の詳細構成の一例を表す図 変形例のデータ処理装置の詳細構成の例を表す図 変形例のデータ処理装置の詳細構成の一例を表す図 変形例のデータ処理装置の詳細構成を表す図 変形例のデータ処理装置の詳細構成を表す図
[1]実施例
図1は実施例に係るロジック解析システム1の全体構成を表す。ロジック解析システム1は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置の動作に基づいて伝送路を伝送されるロジック信号を解析するためのシステムである。ロジック解析システム1は、データ処理装置10と、データ伝送対象装置20と、ロジックアナライザ30とを備える。
データ処理装置10は、CPUを有し、そのCPUが動作してデータを処理する。データ伝送対象装置20は、データ処理装置10と伝送路を介して接続されており、データ処理装置10との間でデータを伝送する。具体的には、データ処理装置10が伝送路を介してデータ伝送対象装置20にデータを出力したり、データ伝送対象装置20から伝送路を介してデータ処理装置10にデータが入力されたりする。
データ伝送対象装置20としては、例えば、記憶装置、通信装置、駆動装置、別のデータ処理装置など、様々な装置が用いられる。データ伝送対象装置20が記憶装置であれば、その記憶装置から読み出されるデータやその記憶装置に書き込まれるデータが伝送され、データ伝送対象装置20が通信装置であれば、その通信装置が送受信するデータが伝送される。また、データ伝送対象装置20が駆動装置であれば、その駆動装置の動作を指示するデータやその駆動装置の動作の状態を表すデータなどが伝送され、データ伝送対象装置20が他のデータ処理装置であれば、そのデータ処理装置が処理するデータが伝送される。
ロジックアナライザ30は、データ処理装置10に接続され、データ処理装置10のCPUが動作したときに伝送されるデータに基づくCPUの動作の履歴を表示する表示装置である。CPUの動作の履歴は、例えば、CPUが記憶装置からデータを読み出す動作を行った場合には、データを読み出す命令(例えば「リード」)と、読み出すべきデータが格納された記憶装置のアドレス(例えば「0000_0001」)と、読み出されたデータ(例えば「1234_5678」)とによって表される。ロジックアナライザ30は、データ処理装置10のCPUとデータ伝送対象装置20との間で伝送されるデータを取得し、取得したデータを解析して、前述した命令、アドレス及びデータのように人間が理解しやすい情報にして表示する。
図2はロジック解析システム1の詳細構成を表す。データ処理装置10は、CPU11と、CRC生成部12と、カウンタ部13と、データストア部14と、第1接続部41と、第2接続部51とを備える。
第1接続部41及び第2接続部51は、外部装置を接続するための部品であり、USB(Universal Serial Bus)コネクタやRS−232C(Recommended Standard 232)コネクタなどのコネクタが接続されるポートや、メモリモジュール等が取り付けられるソケット(スロットとも呼ばれる)などである。本実施例では、第1接続部41及び第2接続部51はいずれもケーブルの端に設けられたコネクタが接続されるポートである。第1接続部41にはケーブル42を介してデータ伝送対象装置20が接続され、第2接続部51にはケーブル52を介してロジックアナライザ30が接続されている。
CPU11は、配線43を介して第1接続部41と接続され、配線43、第1接続部41及びケーブル42を介して、データ伝送の相手装置であるデータ伝送対象装置20と接続されている。配線43、第1接続部41及びケーブル42は、全体でCPU11とデータ伝送対象装置20との間の伝送路40を形成している。CPU11は、伝送路40を介してデータ伝送対象装置20にデータを出力する。また、CPU11には、伝送路40を介してデータ伝送対象装置20からデータが入力される。つまり、CPU11及びデータ伝送対象装置20との間では、伝送路40を介してデータが伝送される。以下では単に「伝送されるデータ」と言った場合、こうしてCPU11及びデータ伝送対象装置20との間で伝送路40を伝送されるデータのことを指すものとする。CPU11は、所定の周期(例えば50MHz)で繰り返される動作ステート毎にデータの伝送を行う。
CRC生成部12は、伝送路40に接続する配線15と接続されており、CPU11が動作したときに伝送されるデータを、配線15を介して伝送路40(本実施例では配線43)から取得する。CRC生成部12は、そうして取得したデータに基づいてCRC(Cyclic Redundancy Check)を生成する。CRCとは、いわゆる誤り検出符号であり、データの誤りを検出するための情報の一例である。CRC生成部12は、取得したデータを値とみなして所定の値で除算した余りを算出し、算出した余りをCRCとして生成する。CRC生成部12は、取得したデータ(これを「データ本体」という)に生成したCRCを付与してデータストア部14に供給する。CRC生成部12によるデータの取得とデータストア部14へのCRCを付与したデータの供給は、CPU11の動作ステートと同じ周期で行われる。
カウンタ部13は、CPU11の動作ステートと同じ周期で値をカウントし、カウントする度にそのカウント値をデータストア部14に供給する。こうしてデータストア部14には、CRC生成部12からのCRCが付与されたデータの供給と、カウンタ部13からのカウント値の供給とが同じ周期で行われる。従って、CRCが付与されたデータとカウント値とは、供給されるタイミングによって対応付けられる。また、このカウント値は、CRCが付与されたデータがデータストア部14に供給された回数を表し、すなわち、上述した伝送されるデータがこれまでに取得された回数(本実施例ではCRC生成部12により取得された回数)を表すことになる。
データストア部14は、CRC生成部12から供給されたデータ(データ本体とCRC)とカウンタ部13から供給されたカウント値とを蓄積する。データストア部14は、配線53を介して第2接続部51と接続されており、蓄積したデータ本体、CRC、カウント値を含むデータ(以下「ストアデータ」という)を、配線53、第2接続部51及びケーブル52を介してロジックアナライザ30に出力する。
以上のとおり、データ処理装置10は、CPU11が動作したときに伝送されるデータを取得し、取得したデータ(上述したデータ本体)とそのデータの誤りを検出するための情報(本実施例ではCRC)とをロジックアナライザ30に出力する。また、データ処理装置10は、その取得したデータに対応付けて、伝送されるデータがこれまでに取得された回数のカウント値をロジックアナライザ30に出力する。ロジックアナライザ30は、上記のとおりデータ処理装置10が取得したデータ(CPU11が動作したときに伝送されるデータ)に基づいてCPU11の動作の履歴を表示するとともに、CRCに基づく誤り検出の結果を表示する。また、ロジックアナライザ30は、データ処理装置10から出力されてきたカウント値に基づく誤り検出の結果も表示する。
ロジックアナライザ30は、データチェック部31と、表示部32とを備える。ロジックアナライザ30は、CPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有する制御部の他、メモリや液晶ディスプレイなどのハードウェアを備え、これらのハードウェアによってデータチェック部31及び表示部32という各機能が実現される。データ処理装置10(データストア部14)から出力されてきたストアデータは、ロジックアナライザ30の配線54を介してデータチェック部31に供給される。配線53、第2接続部51、ケーブル52及び配線54は、全体でデータストア部14とデータチェック部31との間の伝送路50を形成している。
データチェック部31は、データ処理装置10から出力されてきたストアデータに含まれるデータ本体、CRC、カウント値をチェックする。データチェック部31は、逆アセンブラ部33と、誤り検出部34とを備える。逆アセンブラ部33は、供給されたデータに含まれるデータ本体(CPU11の動作に基づいて伝送されたデータそのもの)を逆アセンブリする。このデータ本体は装置を動作させるための形(いわゆる機械語)で記述されている。逆アセンブラ部33は、これを人間が理解しやすい情報に変換、すなわち逆アセンブリする。データチェック部31は、逆アセンブラ部33が逆アセンブリした情報を表示部32に供給する。
表示部32はデータチェック部31から供給された情報を表示する。
図3は表示部32により表示された情報の一例を表す。図3の例では、動作ステートの番号を表す「No.」と、逆アセンブリされた情報を表す「命令」、「アドレス」、「データ」とが表示されている。例えば「1」番目の動作ステートでは、「リード」が命令され、「0000_0001」で表されるアドレスから「1234_5678」というデータが読み出されたことが表されている。また、「2」番目の動作ステートでは、「ライト」が命令され、「0000_0002」で表されるアドレスに「1234_5678」というデータが書き込まれたことが表されている。
このように、表示部32は、データ処理装置10から出力されてきたストアデータに含まれるデータ本体、すなわち上述した伝送されるデータに基づいて、データ処理装置10のCPUの動作の履歴を表示する。本実施例では、表示部32は、動作ステート毎の動作の履歴を表示する。また、表示部32は、各動作ステートの「誤り」の有無を表示している。この表示は誤り検出部34の動作に基づいている。
誤り検出部34は、データ処理装置10から出力されてきたストアデータに含まれるデータ本体に誤りが生じているか否かを検出する。データ本体の誤りとは、伝送路40を伝送されていたデータとは異なる部分がデータ本体に存在することをいう。誤り検出部34は、データ本体についてCRC生成部12と同様の方法でCRCを算出し、そのデータ本体に付与されていたCRCと比較して、両CRCが一致していなければ誤りが生じたと判断する。これにより、例えば伝送路50上で加わった外乱によりデータ本体が変化した場合に誤りが検出される。
また、誤り検出部34は、出力されてきたストアデータに含まれているカウント値が正しいか否かを判断する。具体的には、誤り検出部34は、今回出力されてきたストアデータに含まれているカウント値と前回出力されてきたストアデータに含まれていたカウント値とを比較し、連続した値になっていればカウント値が正しいと判断し、連続した値になっていなければ誤りが生じたと判断する。例えば、誤り検出部34は、前回のカウント値が「1」なのに、今回のカウント値も「1」であったり、今回のカウント値が1つ飛ばして「3」になっていたりすれば、誤りが生じたと判断する。これにより、例えばデータストア部14の誤動作による同じデータ本体の出力(二重出力)、データ本体を出力する順番の入れ替わり(順番違い)、データ本体の出力のスキップ(データの抜け)などが生じた場合に誤りが検出される。
データチェック部31は、誤り検出部34が誤りを検出した結果(誤りの有無)を表示部32に供給する。表示部32は、例えば、誤りがなかった動作ステートについては「なし」という文字列を表示し、誤りがあった動作ステートについては「あり」という文字列を表示する。
図4は誤りが表示された場合の一例を表す。図4の例では、図3の例における3番目の動作ステートのアドレス「0000_0002」が、「0000_0003」と表示されており、「誤り」が「あり」と表示されている。
図4の例では、表示部32は、誤りがあった部分(この例では「0000_0003」というアドレス)及び「あり」という部分を枠で囲って強調して表示している。なお、表示部32は、これ以外の方法(下線や反転表示)で強調してもよい。また、強調表示は必須ではない。以上のとおり、ロジックアナライザ30は、伝送されるデータに基づくCPU11の動作の履歴と、CRC及びカウント値に基づく誤り検出の結果とを表示する。
ロジック解析システム1の各装置は、上記構成に基づいて、データ処理装置10のCPU11の動作履歴を表示する動作履歴表示処理を行う。
図5は動作履歴表示処理におけるデータ処理装置10の動作手順の一例を表す。この動作手順は動作ステート毎に行われる。まず、データ処理装置10のCPU11の動作とそれに伴うデータの伝送とが行われる(ステップS11)。
次に、データ処理装置10のCRC生成部12が、ステップS11で伝送されたデータを取得し(ステップS21)、取得したデータからCRCを生成する(ステップS22)。このCRC生成部12の動作に並行して、データ処理装置10のカウンタ部13が、カウント値をカウントアップする(ステップS31)。続いて、データ処理装置10のデータストア部14が、取得されたデータ本体と、生成されたCRCと、カウントされたカウント値とを含むストアデータを蓄積し(ステップS41)、蓄積したストアデータをロジックアナライザ30に対して出力する(ステップS42)。
図6は動作履歴表示処理におけるロジックアナライザ30の動作手順の一例を表す。この動作手順はデータ処理装置10からストアデータが出力されてくる度に行われる。ロジックアナライザ30の逆アセンブラ部33は、出力されてきたストアデータに含まれるデータ本体を逆アセンブリする(ステップS51)。この逆アセンブラ部33の動作に並行して、ロジックアナライザ30の誤り検出部34が、まず、出力されてきたストアデータに含まれるCRCと、データ本体から算出されるCRCとを比較して一致するか否かを判断する(ステップS61)。
ロジックアナライザ30の誤り検出部34は、ステップS61で一致する(YES)と判断すると、出力されてきたストアデータに含まれるカウント値が正しいか否かを判断し(ステップS62)、正しい(YES)と判断すると、データ本体に誤りがないと判断する(ステップS63)。ロジックアナライザ30の誤り検出部34は、ステップS61で一致しない(NO)と判断した場合と、ステップS62でカウント値が正しくない(NO)と判断した場合には、データ本体に誤りがあると判断する(ステップS64)。ロジックアナライザ30の表示部32は、ステップS51での逆アセンブリにより得られたデータ処理装置10のCPU11の動作履歴を表す情報と、ステップS63又はS64で判断されたデータ本体の誤りの検出結果とを表示する(ステップS71)。
以上で述べた本実施例のデータ処理装置10によれば、上述したデータ本体とともにCRCを出力することで、ロジックアナライザ30に出力されるデータ(ここではデータ本体のこと)に誤り(例えば伝送路50で受けた外乱によるデータ本体の変化)がある場合に、その誤りの検出を可能とすることができる。また、ロジックアナライザ30を備えるロジック解析システム1によれば、出力されたCRCに基づいて、前述した誤りを検出することができる。
また、データ処理装置10によれば、CRCに加えてカウント値を出力することで、自装置(データ処理装置10)からのデータの出力の異常(上述した二重出力、順番違い、データの抜け)によるデータの誤りの検出を可能とすることができる。また、データ処理装置10が第1接続部41及び第2接続部51という2つの接続部を備えていることにより、データ伝送対象装置20とのデータの伝送中における、CPU11の動作の履歴のロジックアナライザ30への表示を可能とすることができる。
[2]変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は必要に応じてそれぞれ組み合わせてもよい。
[2−1]処理装置
データ処理装置が有する処理装置はCPUに限らない。例えばMPU(Micro-processing unit)でもよいし、その他のプロセッサであってもよい。また、ASIC(application specific integrated circuit)が処理装置として用いられてもよい。要するに、データを処理し、その処理の動作に伴ってデータが伝送されるものであれば、どのような装置が処理装置として用いられてもよい。
[2−2]誤りを検出するための情報
実施例ではデータの誤りを検出するための情報としてCRCが用いられたがこれに限らない。例えばパリティビットやチェックサム、ハッシュ値などが用いられてもよい。また、誤りを検出するだけでなく、検出した誤りを訂正するための情報(ハミング符号や畳み込み符号など)が出力されてもよい。その場合、ロジックアナライザがその情報に基づいてデータの訂正を行うこともできる。
[2−3]表示装置
実施例では処理装置の動作の履歴を表示する表示装置としてロジックアナライザが用いられたが、これに限らない。例えばパーソナルコンピュータやタブレット端末が用いられてもよく、図2に表すロジックアナライザ30が備える各機能(データチェック部31及び表示部32)を実現するものであれば、どのような装置が表示装置として用いられてもよい。
[2−4]動作の履歴
実施例では動作の履歴としてリード及びライトを説明したが、これに限らない。例えばデータの転送やデータのコピー、データのスワップ、論理積(AND)や論理和(OR)の演算などが動作の履歴として表されてもよい。また、各動作に用いられるパラメータや演算結果が動作の履歴として表されてもよい。要するに、処理装置が行う動作の内容や結果を表すものであれば、どのような情報が動作の履歴として用いられてもよい。
[2−5]データ本体の供給経路
実施例ではデータストア部14にはCRC生成部12を経由してデータ本体が供給されたがこれに限らない。
図7は本変形例のデータ処理装置の詳細構成の一例を表す。図7に表すデータ処理装置10aは、CRC生成部12aと、データストア部14aとを備える。データストア部14aは、伝送路40に接続される配線16と接続されている。データストア部14aには、CPU11が動作したときに伝送されるデータが、CPU11の動作ステートと同じ周期で配線16を介して供給される。
CRC生成部12aは、データストア部14aに供給されるデータを同じデータを取得して、そのデータに基づいて生成したCRCをデータストア部14aに供給する。CRC生成部12aによるデータストア部14aへのCRCの供給は、実施例と同様に、CPU11の動作ステートと同じ周期で行われる。データストア部14aは、こうして供給されてくるデータ本体、CRCを実施例と同様に蓄積して、ストアデータに含めてロジックアナライザに出力する。このように、CPU11が動作したときに伝送されるデータ(データ本体)は、実施例のようにCRC生成部を経由してデータストア部に供給されてもよいし、本変形例のように伝送路40から直接データストア部に供給されてもよい。
[2−6]カウンタ部
カウンタ部13は、実施例ではCPU11の動作ステートと同じ周期で値をカウントしたが、これに限らない。
図8は本変形例のデータ処理装置の詳細構成の例を表す。図8(a)では、CPU11と配線により接続されたカウンタ部13bを備えるデータ処理装置10bが表されている。カウンタ部13bは、CPU11の動作を監視し、動作ステートが開始(又は終了)される度にカウント値をカウントアップする。
これにより、例えばCPU11が行う動作や処理されるデータによって各動作ステートに要する期間が異なる場合でも、動作ステートの回数を表すカウント値がカウントされる。図8(b)では、CRC生成部12と配線により接続されたカウンタ部13cを備えるデータ処理装置10cが表されている。カウンタ部13cは、CRC生成部12を監視し、例えばCRCが生成される度にカウント値をカウントアップする。これにより、伝送されるデータが取得され、そのデータに基づいてCRCが生成された回数を表すカウント値がカウントされる。
なお、図8(a)の場合でも、1回の動作ステートで伝送されるデータがCRC生成部12によって取得され、そのデータに基づいて生成されたCRCが付与されて出力されることが望ましい。これにより、図8(b)の場合と同様に、伝送されるデータが取得され、そのデータに基づいてCRCが生成された回数を表すカウント値がカウントされる。その結果、ロジックアナライザ30の誤り検出部34は、データ処理装置からストアデータが出力されてくる度に、CRC及びカウンタ値を用いた誤りの検出を行うことができる。このように、データ処理装置は、伝送されるデータがこれまでに取得された回数のカウント値をロジックアナライザ30に出力することが望ましい。
[2−7]2つのカウンタ部
データ処理装置は2つのカウンタ部を備えていてもよい。
図9は本変形例のデータ処理装置の詳細構成の一例を表す。図9では、基板17−1及び基板17−2を備えるデータ処理装置10dが表されている。基板17−1には、CPU11、CRC生成部12d及びカウンタ部13が設けられており、基板17−2にはデータストア部14d及びカウンタ部18が設けられている。
データストア部14dには、伝送路40に接続される配線16dが接続されており、この配線16dを介してデータ本体が供給される。CRC生成部12dは、図7に表すCRC生成部12aと同様に、CRCだけをデータストア部14dに供給する。カウンタ部13は、実施例と同様にCPU11の動作ステートと同じ周期でカウント値をカウントアップしてそのカウント値(これを「第1カウント値」という)をデータストア部14dに供給する。
カウンタ部18は、データストア部14dがストアデータをロジックアナライザ30dに出力するタイミングに合わせてカウント値をカウントアップし、そのカウント値(これを「第2カウント値」という)を、そのストアデータを出力する前にデータストア部14dに供給する。カウンタ部18によるカウントアップは、データストア部14dを監視することで行われてもよいし、CPU11の動作ステートの周期を用いて行われてもよい。データストア部14dは、基板17−1から供給されたデータ(データ本体、CRC、第1カウント値)と、カウンタ部18から供給された第2カウント値とを含むストアデータをロジックアナライザ30dに出力する。
第1カウント値は、伝送されたデータが基板17−1からデータストア部14dに供給された回数を表す。一方、第2カウント値は、データストア部14dがロジックアナライザ30dにストアデータを出力した回数を表す。例えばデータストア部14dが誤動作をしてデータ本体を2回続けて出力した場合、同じ第1カウント値が2回続けて出力される一方、第2カウント値はカウントアップされたものが出力される。そのため、第1カウント値及び第2カウント値が異なる値になる。ロジックアナライザ30dのデータチェック部31dが備える誤り検出部34dは、データストア部14dから出力されてきたストアデータに含まれる第1カウント値及び第2カウント値を比較し、これらが異なる場合にデータの誤りを検出する。
[2−8]接続部
実施例ではデータ処理装置が備える2つの接続部にデータ伝送対象装置20及びロジックアナライザ30がそれぞれ接続されたが、これに限らない。例えば、データ伝送対象装置20が接続される接続部にロジックアナライザ30も接続されてもよい。
図10は本変形例のデータ処理装置10eの詳細構成を表す。データ処理装置10eは、CPU11と配線62を介して接続された接続部61を備える。
スイッチ部19は、自身の両端の間でデータを伝送する状態と伝送しない状態とを切り替える。スイッチ部19は、例えばこれらの状態の切り替えを制御する制御機構を備える。スイッチ部19の一方の端にはデータストア部14が接続されており、他方の端には配線62が接続されている。図10(a)では、接続部61にデータ伝送対象装置20が接続されている。この場合、スイッチ部19は制御機構によりデータを伝送しない状態となるように制御される。これにより、データストア部14から出力されるデータ(データ本体やCRCなど)が配線62を伝送せず、データ伝送対象装置20にも到達しない。
一方、図10(b)では、接続部61にロジックアナライザ30が接続されている。この場合、スイッチ部19は制御機構によりデータを伝送する状態となるように制御される。これにより、データストア部14から出力されるストアデータが配線62により伝送され、ロジックアナライザ30に到達する。このように、データ処理装置10eは、データの誤りを検出するための情報(例えばCRC)を出力するモードと出力しないモードとの切り替えが可能である。
スイッチ部19の状態の切り替えは、例えば前述した制御機構が、接続部61に接続された装置から装置を識別する情報を取得して、データ伝送対象装置20及びロジックアナライザ30のいずれが接続されたのかを判別して行ってもよい。制御機構は、データ伝送対象装置20が接続されたと判別した場合にはスイッチ部19を制御してデータストア部14からデータ伝送対象装置20へデータが伝送されない状態にし、ロジックアナライザ30が接続されたと判別した場合にはスイッチ部19を制御してデータストア部14からデータ伝送対象装置20へデータが伝送さる状態にする。
なお、スイッチ部19の状態の切り替えを手動で行うためのボタンやつまみなどを設けて、接続部61に接続されている装置を人間が判別して手動で切り替えを行うようにしてもよい。本変形例によれば、データ伝送対象装置20とロジックアナライザ30とで接続部を共用させても、データの誤りを検出するための情報(例えばCRC)がデータ伝送対象装置20に出力されないようにすることができる。
[2−9]データの出力方法
データ処理装置は実施例ではデータストア部がデータ本体やCRCなどを含むストアデータを出力したがこれに限らない。
図11は本変形例のデータ処理装置10fの詳細構成を表す。データ処理装置10fは、CRC生成部12fと、カウンタ部13fとを備える。
データ処理装置10fでは、CPU11が伝送したデータ(上述したデータ本体に相当するデータ)が、伝送路40と接続する配線及び接続部を含む伝送路71を介してロジックアナライザ30fに出力される。CRC生成部12fは、図7に表す例と同様にCRCを生成し、生成したCRCを、データ本体とは別の伝送路72を介してロジックアナライザ30fに出力する。カウンタ部13fは、カウントしたカウント値を、データ本体及びCRCとは別の伝送路73を介してロジックアナライザ30fに出力する。
ロジックアナライザ30fでは、上記のとおり出力されてきたデータ本体、CRC、カウント値がそれぞれデータチェック部31に供給され、データチェック部31は、実施例と同様にデータのチェックを行う。本変形例によれば、データ処理装置がデータストア部を備えていなくても、実施例と同様に、ロジックアナライザに表示されるデータに誤りがある場合に、その誤りの検出を可能とすることができる。
1…ロジック解析システム、10…データ処理装置、20…データ伝送対象装置、30…ロジックアナライザ、11…CPU、12…CRC生成部、13、18…カウンタ部、19…スイッチ部、14…データストア部、31…データチェック部、32…表示部、33…逆アセンブラ部、34…誤り検出部、40、50…伝送路、41…第1接続部、51…第2接続部、61…接続部。

Claims (5)

  1. 処理装置を有し、
    前記処理装置が動作したときに伝送されるデータを取得し、取得した当該データと当該データの誤りを検出するための情報とを、前記処理装置の動作の履歴を前記取得したデータに基づき表示する表示装置に出力する
    データ処理装置。
  2. 取得した前記データに対応付けて、前記伝送されるデータがこれまでに取得された回数のカウント値を前記表示装置に出力する
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記処理装置のデータ伝送の相手装置が接続される接続部と、前記表示装置が接続される接続部とを備える
    請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記処理装置のデータ伝送の相手装置が接続される接続部に前記表示装置も接続され、前記データの誤りを検出するための情報を出力するモードと出力しないモードとの切り替えが可能である
    請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ処理装置と、
    前記データ処理装置に接続され、当該データ処理装置の処理装置が動作したときに伝送されるデータに基づく当該処理装置の動作の履歴と、当該データの誤りを検出するための情報に基づく誤り検出の結果とを表示する表示装置と
    を備えるシステム。
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