JP2016218686A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】店舗等に設置された既存のPOSシステムを利用して、設備投資を抑制しつつ、顧客の消費動向等を分析することを容易にする情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置101は、第1の識別情報を有する所定の物体の検出履歴情報を取得する第1の取得手段1002と、所定の読取り装置によって読取られた、所定の物体の第1の識別情報及び所定の物体に対応する1つ以上の物品の第2の識別情報を含む購入履歴情報を取得する第2の取得手段1003と、所定の物体の第1の識別情報に基づいて検出履歴情報と購入履歴情報とを対応づけて管理する管理手段1004と、を有する。
【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
店舗等における顧客の消費動向を分析するシステムが知られている。
例えば、買物かごのIDを記憶するRFIDタグ、RDIDタグと通信可能なRFIDリーダ、及び撮像装置を用いて、動線分析と画像分析とを組み合わせ、消費者の消費動向を分析する消費者行動分析装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
店舗等には、既存のPOSシステムが導入されていることが多く、この既存のPOSシステムのデータを利用して、設備投資を抑制しつつ、顧客の消費動向を分析したいという要求がある。
しかし、特許文献1に開示された技術では、POSシステムが、ポイントカード等により個人を特定して、人物特徴分析装置や顧客データベース装置等に購入商品情報を通知する構成となっており、既存のPOSシステムを流用することは困難である。また、特許文献1に開示されたシステムでは、動線分析装置に加えて、複数のカメラ、撮影制御装置、人物特徴分析装置、及び顧客データベース装置等、多くの設備を導入する必要がある。
このように、従来の技術では、店舗等に設置された既存のPOSシステムを利用して、設備投資を抑制しつつ、顧客の消費動向を分析することには困難を伴っていた。
本発明の実施の形態は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、店舗等に設置された既存のPOSシステムを利用して、設備投資を抑制しつつ、顧客の消費動向等を分析することを容易にする情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、第1の識別情報を有する所定の物体の検出履歴情報を取得する第1の取得手段と、所定の読取り装置によって読取られた、前記所定の物体の第1の識別情報及び前記所定の物体に対応する1つ以上の物品の第2の識別情報を含む購入履歴情報を取得する第2の取得手段と、前記所定の物体の第1の識別情報に基づいて前記検出履歴情報と前記購入履歴情報とを対応づけて管理する管理手段と、を有する。
本発明の実施の形態によれば、店舗等に設置された既存のPOSシステムを利用して、設備投資を抑制しつつ、顧客の消費動向等を分析することを容易にする情報処理装置を提供することができる。
一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る位置情報管理システムの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る複数の領域の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るPOSシステムについて説明するための図である。 第1の実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る発信装置のハードウェア構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る検出装置のハードウェア構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るゲートウェイのハードウェア構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るPOSレジスタのハードウェア構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理システムの機能構成図である。 第1の実施形態に係る検出履歴情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係る購入履歴情報、及び統合情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る分析メニューの画面の例を示す図である。 第1の実施形態に係る分析結果の表示画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る分析結果の表示画面の別の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る情報処理システムの機能構成図である。 第2の実施形態に係る陳列情報の例を示す図である。 第2の実施形態に係る統合情報の例を示す図である。 第2の実施形態に係る分析メニューの画面の例を示す図である。 第2の実施形態に係る分析結果の表示画面の例を示す図である。 第3の実施形態に係る位置情報管理システムの構成例を示す図である。 第3の実施形態に係る発信装置のハードウェア構成例を示す図である。 第3の実施形態に係る情報端末のハードウェア構成例を示す図である。 第3の実施形態に係る位置情報管理システムの機能構成図である。 第3の実施形態に係る対応情報の例を示す図である。 第3の実施形態に係る情報端末の処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る情報端末の処理の別の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る情報端末の表示画面の例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システムの構成>
初めに、本実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。
図1は一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。情報処理システム100は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク104を介して互いに通信可能な情報処理装置101、位置情報管理サーバ102、POS(Point Of Sales)サーバ103を有する。
情報処理装置101は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等の情報端末である。情報処理装置101には、情報処理システム100に対応するアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションと呼ぶ)が搭載(インストール)されている。
位置情報管理サーバ(位置情報管理装置)102は、例えば、RFID(Radio Frequency Identifier)や、音波等を用いて所定の物体の位置に係る情報を管理する位置情報管理システム105に含まれる。なお、所定の物体には、例えば、カート、かご、情報端末、台車等、持ち運びが可能なものや、時計や眼鏡等の装飾品や被服等、着用可能なものが含まれる。位置情報管理サーバ102は、第1の識別情報を有する所定の物体が検知された位置、領域等の情報と、所定の物体が検知された日時等の情報とを対応づけて、検出履歴情報106として記憶し、管理する。
POSサーバ(POS装置)103は、複数の物品(商品等)を識別する第2の識別情報に基づいて、店舗等の商品の販売履歴等を管理する販売時点管理システム(以下、POSシステムと呼ぶ)107に含まれる。POSサーバ103は、レジ等で所定の読取り装置(バーコードリーダ等)によって読取られた第2の識別情報に基づいて販売された商品の情報を購入履歴情報108として記憶して、管理する。
上記の構成において、位置情報管理サーバ102は、例えば、カート(所定の物体の一例)等に表示された、POSシステム107で利用可能な商品識別コード(第1の識別情報)に基づいて、カートの検出履歴情報106を管理するものとする。
また、POSサーバ103は、所定の読取装置により読取られた、カートの商品識別コードと、カートを用いて購入された1つ以上の商品の商品識別コード(第2の識別情報)とを含む購入履歴情報108を管理するものとする。
さらに、情報処理装置101は、情報処理システム100に対応するアプリケーションを実行することにより、位置情報管理サーバ102から検出履歴情報106を取得し、POSサーバから購入履歴情報108を取得する。また、情報処理装置101は、カートの商品識別コード(第1の識別情報)に基づいて、取得した検出履歴情報106と、購入履歴情報108とを対応づけて管理する。
これにより、情報処理装置101は、例えば、上記の1つ以上の商品が購入された際のカートの検出履歴情報106を特定し、カートの動線、所定の領域における滞留時間、消費動向等の情報を分析できるようになる。つまり、本実施形態に係る情報処理システム100によれば、店舗等に設置された既存のPOSシステムを利用して、設備投資を抑制しつつ、顧客の消費動向を分析することを容易にすることができる。
次に、複数の実施の形態について、具体的な例を挙げて説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図2は、第1の実施形態に係る位置情報管理システムの構成例を示す図である。位置情報管理システム105は、位置情報管理サーバ102、ゲートウェイ207、複数の検出装置204a、204b、及び複数のカート205a、205b等を有する。
複数の検出装置204a、204bは、例えば、店舗201等の店内を予め定められた複数の領域202a、領域202bに分割し、各領域に対応する天井203a、203b等に設けられている。なお、以下の説明の中で、複数の検出装置204a、204bのうちの任意の検出装置を示す場合、「検出装置204」を用いる。また、図2の検出装置204の数は一例であり、検出装置204の数は、2つ以上の任意の数であって良い。
検出装置204は、所定の無線通信によりゲートウェイ207と通信可能である。また、検出装置204は、自装置に対応する領域にある所定の発信装置が発信する識別情報を取得し、取得した識別情報と、予め記憶した自装置の識別情報(又は領域の識別情報等)とを、ゲートウェイ207を介して位置情報管理サーバ102に送信する。
ゲートウェイ207は、複数の検出装置204と所定の無線通信により通信可能であり、また、ネットワーク104等を介して、位置情報管理サーバ102と通信可能である。さらに、ゲートウェイ207は、複数の検出装置204と、位置情報管理サーバ102との間のデータの送受信を中継する。これにより、複数の検出装置204と、位置情報管理サーバ102は、ゲートウェイ207を介して、データの送受信が可能である。
複数のカート205a、205bには、それぞれ、第1の識別情報を有する発信装置206a、206bが取り付けられている。なお、以下の説明の中で、複数のカート205a、205bのうちの任意のカートを示す場合「カート205」を用いる。同様に、複数の発信装置206a、206bのうちの任意の発信装置を示す場合「発信装置206」を用いる。なお、図2のカート205の数は一例であり、他の数であっても良い。
カート205は、店舗の利用者が、商品を購入する際に利用する、例えば、かご、バッグ、台車、カート等の物品であり、第1の識別情報を有する所定の物体の一例である。なお、カート205の形態は様々な形態が想定できるが、ここでは、利用者が商品を購入する際に利用する様々な所定の物体をカート205と呼ぶものとする。図2の例では、カート205の底の内側又は外側に発信装置206が設けられている。
発信装置206としては、例えば、RFID(Radio Frequency IDentification)のアクティブタグ等が適用できる。アクティブタグは、電池を内蔵しており、所定の時間間隔でアクティブタグに記録された識別情報を含む信号を送信する。アクティブタグは、例えば、信号を送信する所定の時間間隔を30秒程度に設定することにより、1つのボタン電池で5年以上動作することができる。なお、RFIDのアクティブタグは、発信装置206の一例である。例えば、発信装置206は、所定の加速度や、信号等に応じて信号を送信するセミアクティブタグ等であっても良いし、RFID以外の無線端末等であっても良い。
図3は、第1の実施形態に係る複数の領域の構成例を示す図である。図3は、店舗300のフロアにおける売場の配置と、複数の領域との関係の一例を示している。店舗300において、利用者は、例えば、入口301から店舗300に入り、カート置場302に置かれたカート205を持って店舗300内で商品を選択する。また、利用者は、カート205、及び選択した1つ以上の商品と共に、レジ1〜3へ向かい、会計後に出口303から店舗300を出て行くことを想定している。
図3の例では、「売場A1」に対して「第1の領域」、「売場A2」に対して「第2の領域」というように、売場毎に対応する1つ領域が定められている。ただし、これはあくまで一例であり、例えば、1つの領域の中に異なる2つ以上の売場が含まれていても良いし、逆に、1つの売場が複数の領域に分割されているもの等であっても良い。
また、図3の各領域(第1領域〜第28領域)には、それぞれ検出装置204が設けられており、各領域の括弧内の数字は、領域内に設けられた検出装置204の識別情報を示すものとする。
例えば、図2の第1領域に設けられた検出装置204は、第1の領域にあるカート205に備えられた発信装置206から送信された識別情報を取得し、取得した識別情報と検出装置204の識別情報「0001」とを、位置情報管理サーバ102に送信する。
図4は、第1の実施形態に係るPOSシステムについて説明するための図である。
本実施形態では、図4(a)に示すように、店舗300等で利用されるカート205には、例えば、RFIDのアクティブタグ(又はセミアクティブタグ)等の発信装置206が設けられている。なお、図2の説明では、カート205の底の内面、又は外面に発信装置206が設けられているものとして説明を行ったが、発信装置206の取り付け位置は、POSレジスタの読取り装置で読取り可能な任意の場所であっても良い。
図4(b)は、発信装置206の一例を示す図である。図4(b)の例では、発信装置206は、JAN(Japanese Article Number)コードに対応したRFIDのアクティブタグであり、アクティブタグのJANコード401が、外部から読取可能に表示されている。これにより、POSレジスタの読取装置を用いて、カート205に対応するJANコード401を読取ることができる。
なお、JANコード401は、カート205に係る第1の識別情報の一例である。JANコードとは、日本国内で普及している商品識別コードであり、例えば、ヨーロッパ等で利用されているEAN(European Article Number)や、米国で利用されているUPC(Universal Product Code)等に対応する。本実施形態に係る所定の識別情報は、JANコード、EAN、UPC等のバーコードであっても良いし、例えば、QRコード(登録商標)等の二次元コード等であっても良い。
発信装置206は、好適な一例として、自装置に対応する第1の識別情報(例えばJANコード401)を含む信号を所定の時間間隔(例えば30秒毎)で送信する。例えば、RFIDのアクティブタグに記録される識別コードとして、SGTIN(Serialized Global Trade Item Number)等を用いることにより、発信装置206は自装置に係るJANコード401を含む信号を送信することができる。SGTINは、RFIDタグに書き込むための識別コードの一つであり、JANコード(GTIN)にシリアル番号を付加した商品用の個体識別コードである。
これにより、位置情報管理サーバ102は、各領域に設けられた検出装置204によって検出された信号に含まれる第1の識別情報に基づいて、カート205がある領域を特定することができるようになる。
また、別の一例として、発信装置206は、第1の識別情報とは異なる自装置の識別情報(第3の識別情報)を含む信号を所定の時間毎に送信するものであっても良い。この場合、位置情報管理サーバ102は、カート205の第1の識別情報(JANコード401等)と、発信装置206の識別情報(第3の識別情報)とを対応づけて予め記憶しておく。これにより、位置情報管理サーバ102は、発信装置206の識別情報に基づいて、カート205が位置する領域を特定することができるようになる。
なお、ここでは、発信装置206は、カート205に対応するJANコード401等の商品識別コード(第1の識別情報の一例)を含む信号を所定の時間毎に送信するものとして、以下の説明を行う。
図4の(c)は、POSレジスタで発行される領収書(レシート)のイメージを示す図である。店舗300等の店員は、POSレジスタの所定の読取り装置(バーコードリーダ等)を用いて、例えば、カート205に設けられた発信装置206の商品識別コード(第1の識別情報)を読取り、その後、各商品の商品識別コード(第2の識別情報)を読取る。これにより、POSサーバ103は、カート205を、他の商品と同様に管理することができるようになる。図4(c)の例では、カート205の情報402は、「カート No.96」の商品名で、価格情報を有していない商品として表示されている。なお、上記の発信装置206の商品識別コードを読取るタイミングは一例であり、他のタイミング、例えば、各商品の商品識別コードを読取った後等であっても良い。
なお、ここでは、カート205に係る商品識別コード(第1の識別情報)と、店舗等の商品を識別する商品識別コード(第2の識別情報)とが、同じ形式の識別情報(JANコード等)であるものとして以下の説明を行う。ただし、これはあくまで一例であり、カート205に係る第1の識別情報は、販売時点管理システム107で取り扱いが可能な識別情報であれば、店舗等の商品に係る第2の識別情報と異なる形式の識別情報であっても良い。
上記のように、本実施形態では、位置情報管理サーバ102は、カート205の商品識別コード等に基づいて、カート205の検出履歴情報106を管理している。また、POSサーバ103は、POSレジスタの読取装置で、カート205、及び1つ以上の商品の商品識別コード等を読取り、読取った商品識別コード等に基づいて、購入履歴情報108を管理している。
<ハードウェア構成>
次に、各装置のハードウェア構成について説明する。
(情報処理装置、位置情報管理サーバ、POSサーバのハードウェア構成)
情報処理装置101、位置情報管理サーバ102、及びPOSサーバ103は、一般的なコンピュータの構成を有している。
図5は、第1の実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。コンピュータ500は、例えば、CPU(Central Processing Unit)501、RAM(Random Access Memory)502、ROM(Read Only Memory)503、ストレージ部504、ネットワークI/F(Interface)部505、入力部506、表示部507、外部I/F部508、及びバス509等を有する。
CPU501は、ROM503やストレージ部504等に格納されたプログラムやデータをRAM502上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ500の各機能を実現する演算装置である。RAM502は、CPU501のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM503は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。
ストレージ部504は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や、SSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置であり、OS(Operation System)、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する。
ネットワークI/F部505は、コンピュータ500をネットワーク104に接続するための通信インタフェースである。
入力部506は、マウス等のポインティングデバイスや、キーボード等の入力装置であり、コンピュータ500に各操作信号を入力するのに用いられる。
表示部507はディスプレイ等の表示装置であり、コンピュータ500による処理結果等を表示する。
外部I/F部508は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、例えば、記録媒体510等が含まれる。コンピュータ500は、外部I/F部508を介して、記録媒体510の読取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体510には、例えば、光学ディスク、磁気ディスク、メモリカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ等が含まれる。また、コンピュータ500は、記録媒体510に所定のプログラムを格納し、この記録媒体510に格納されたプログラムを外部I/F部508を介して、コンピュータ500にインストールすることにより、所定のプログラムが実行可能となる。
バス509は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
なお、図5の構成はあくまで一例である。例えば、コンピュータ500は、入力部506、表示部507等を外部に有していても良いし、入力部506及び表示部507は、例えば、タッチパネルディスプレイ等の一体型の表示入力部等であっても良い。
(発信装置のハードウェア構成)
図6は、第1の実施形態に係る発信装置のハードウェア構成例を示す図である。
発信装置206は、例えば、CPU601、RAM602、ROM603、送信部604、及びバス605等を有する。
CPU601は、ROM603等に格納されたプログラムを実行することにより、発信装置206の各機能を実現する演算装置である。RAM602は、CPU601のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM603は、発信装置206のプログラム等を記憶する不揮発性のメモリである。ROM603は、例えば、フラッシュROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の書き換え可能な不揮発性メモリであっても良い。
送信部604は、例えば、RFID等の所定の無線信号を送信する送信回路やアンテナ等を含む。所定の無線信号の例として、例えば、315MHz帯の微弱無線を用いることができる。この場合、発信装置206が発信する所定の無線信号の通信可能距離(到達距離)は、例えば、10m程度となる。
バス605は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
(検出装置のハードウェア構成)
図7は、第1の実施形態に係る検出装置のハードウェア構成例を示す図である。検出装置204は、例えば、CPU701、RAM702、ROM703、受信部704、無線通信部705、及びバス706等を有する。
CPU701は、ROM703等に格納されたプログラムを実行することにより、検出装置204の各機能を実現する演算装置である。RAM702は、CPU701のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM703は、検出装置204のプログラム等を記憶する不揮発性のメモリである。ROM703は、例えば、フラッシュROM、EEPROM等の書き換え可能な不揮発性のメモリであっても良い。
受信部704は、例えば、RFID等の所定の無線信号を受信する受信回路やアンテナ等を含む。
無線通信部705は、例えば、受信部704とは異なる無線通信方式により、ゲートウェイ207と無線通信を行う送受信回路やアンテナ等を含む。本実施形態では、無線通信部705は、例えば、無線LAN、Zigbee(登録商標)、又は、920MHz帯の特定省電力無線(IEEE802.15.4g)等を用いて、ゲートウェイ207と通信することを想定している。
バス706は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
(ゲートウェイのハードウェア構成)
図8は、第1の実施形態に係るゲートウェイのハードウェア構成例を示す図である。ゲートウェイ207は、例えば、CPU801、RAM802、ROM803、無線通信部804、ネットワークI/F部805、及びバス806を有する。
CPU801は、ROM803等に格納されたプログラムを実行することにより、ゲートウェイ207の各機能を実現する演算装置である。RAM802は、CPU801のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM803は、ゲートウェイ207のプログラム等を記憶する不揮発性のメモリである。ROM803は、例えば、フラッシュROM、EEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリであっても良い。
無線通信部804は、例えば、前述した検出装置204の無線通信部705と同じ無線通信方式により無線通信を行う無線回路やアンテナ等を含む。
ネットワークI/F部707は、ゲートウェイ207をネットワーク104に接続するための通信インタフェースである。
バス806は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
(POSレジスタのハードウェア構成)
図9は、第1の実施形態に係るPOSレジスタのハードウェア構成例である。POSレジスタ900は、例えば、CPU901、RAM902、ROM903、ストレージ部904、ネットワークI/F部905、入力部906、表示部907、外部I/F部908、及びバス909等を有する。
CPU901は、ROM903やストレージ部904等に格納されたプログラムやデータをRAM902上に読み出し、処理を実行することで、POSレジスタ900の各機能を実現する演算装置である。RAM902は、CPU901のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM903は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。
ストレージ部904は、例えば、HDDや、SSD等の大容量記憶装置であり、OS、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する。
ネットワークI/F部505は、POSレジスタ900をネットワーク104に接続するための通信インタフェースである。
入力部906は、キーボード等の入力装置であり、POSレジスタ900に各操作信号を入力するのに用いられる。
表示部907はディスプレイ等の表示装置であり、POSレジスタ900による処理結果等を表示する。
外部I/F部908は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、例えば、
読取装置910等が含まれる。
読取装置910は、カート205や、商品等に表示されたJANコード等の商品識別コード(所定の識別情報)を読取るバーコードリーダや、二次元コードリーダ等である。
バス909は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
<機能構成>
図10は、第1の実施形態に係る情報処理システムの機能構成図である。
(情報処理装置の機能構成)
情報処理装置101は、通信手段1001、第1の取得手段1002、第2の取得手段1003、管理手段1004、分析手段1005、表示制御手段1006、表示入力手段1007、及び記憶手段1008を有する。
通信手段1001は、情報処理装置101をネットワーク104に接続し、位置情報管理サーバ102や、POSサーバ103等とのデータの送受信を行う手段である。通信手段1001は、例えば、図5のネットワークI/F部505、及び図5のCPU501で動作するプログラム等によって実現される。
第1の取得手段1002は、第1の識別情報を有する所定の物体の検出履歴情報を、所定の物体の検出履歴情報を管理する位置情報管理サーバ102から取得する。例えば、第1の取得手段1002は、JANコード等の商品識別コード(第1の識別情報の一例)を有するカート205(所定の物体の一例)の検出履歴情報を、位置情報管理サーバ102から取得する。
好ましくは、第1の取得手段1002は、取得した検出履歴情報を、例えば、記憶手段1008等に検出履歴情報1009として記憶する。
また、別の一例として、第1の取得手段1002は、位置情報管理サーバ102によらずに、検出装置204から送信される検出情報を、ゲートウェイ207を介して取得し、記憶手段1008に検出履歴情報1009として記憶するもの等であっても良い。
第2の取得手段1003は、POSレジスタ900の読取装置910で読取られた、所定の物体に係る第1の識別情報及び所定の物体に対応する1つ以上の物品(商品)に係る第2の識別情報を含む購入履歴情報を、POSサーバ103から取得する。例えば、第2の取得手段1003は、POSレジスタ900の読取装置910で読取られた、カート205の商品識別コード及びカート205に対応する1つ以上の商品1018の商品識別コードを含む購入履歴情報を、POSサーバ103から取得する。
好ましくは、第2の取得手段1003は、取得した購入履歴情報を、例えば、記憶手段1008等に購入履歴情報1010として記憶する。
また、別の一例として、第2の取得手段1003は、POSサーバ103によらずに、POSレジスタ900からネットワーク104を介して購入履歴情報を取得し、記憶手段1008に購入履歴情報1010として記憶するもの等であっても良い。
管理手段1004は、所定の物体に係る第1の識別情報に基づいて、第1の取得手段1002が取得した検出履歴情報1009と、第2の取得手段1003が取得した購入履歴情報1010とを対応づけて管理する。例えば、管理手段1004は、カート205の商品識別コード(JANコード等)に基づいて、記憶手段1008に記憶された検出履歴情報1009と購入履歴情報1010とを対応づけて管理する。
好ましくは、管理手段1004は、検出履歴情報1009と購入履歴情報1010とを対応づけた情報を、記憶手段1008に統合情報1011として記憶する。
分析手段1005は、購入履歴情報と、購入履歴情報に対応づけられた検出履歴情報とに基づいて所定の情報を分析する。例えば、分析手段1005は、検出履歴情報1009と購入履歴情報1010とを対応づけて記憶した統合情報1011に基づいて、カート205に対応する1つ以上の商品1018が購入された際の動線や、滞留時間等を分析する。
表示制御手段1006は、分析手段1005によって分析された情報を、表示入力手段1007等に表示させる。
なお、上記の第1の取得手段1002、第2の取得手段1003、管理手段1004、分析手段1005、及び表示制御手段1006は、例えば、図5のCPU501で動作するプログラム等によって実現される。
表示入力手段1007は、表示制御手段1006の制御に従って、例えば、後述する分析メニューや、分析手段1005の分析結果等の情報を表示する。また、例えば、分析メニュー等に対する利用者の入力操作を受け付ける。表示入力手段1007は、例えば、図5の入力部506、表示部507、及び図5のCPU501で動作するプログラム等によって実現される。
記憶手段1008は、例えば、検出履歴情報1009、購入履歴情報1010、統合情報1011、及び領域情報1012等を記憶する。
領域情報1012は、例えば、図3に示すような、店舗300のフロアレイアウト、売場の配置、売場の配置と複数の領域との関係等を示す情報である。情報処理装置101は、領域情報1012を予め記憶しておくものであっても良いし、例えば、第1の取得手段1002等により、位置情報管理サーバ102から取得するものであっても良い。或いは、領域情報1012は、情報処理装置101にインストールされる情報処理システム100用のアプリケーションによって提供されるものであっても良い。
(位置情報管理サーバの機能構成)
位置情報管理サーバ102は、通信手段1013、位置情報管理手段1014、領域情報1015、検出履歴情報106等を有する。
通信手段1013は、位置情報管理サーバ102をネットワーク104に接続し、ゲートウェイ207や、情報処理装置101等とのデータの送受信を行う手段である。通信手段1013は、例えば、図5のネットワークI/F部505、及び図5のCPU501で動作するプログラム等によって実現される。
位置情報管理手段1014は、複数の検出装置204から通知される検出情報を、ゲートウェイ207を介して受信し、検出履歴情報106として管理する。複数の検出装置204から通知される検出情報には、例えば、検出装置204の識別情報と、検出装置204が検出したカート205に係る商品識別コード(JANコード等)又はカート205が備える発信装置206の識別情報(タグID等)とが含まれる。
位置情報管理手段1014は、検出装置204から通知された検出情報と、領域情報1015とに基づいて、カート205の所定の識別情報が検出された領域を特定する。所定の識別情報が検出された領域は、例えば、売場名(例えば図3の売場A1等)、領域名(例えば、図3の第1領域等)、又は検出装置204の識別情報等で表される。
また、位置情報管理手段1014は、検出装置204から通知された検出情報に基づいて、カート205の商品識別コード(JANコード等)を特定する。例えば、検出情報に発信装置206の識別情報が含まれる場合、位置情報管理手段1014は、カート205の所定の識別情報と、発信装置206の識別情報とを対応づけた情報を予め記憶しておくことにより、カート205の商品識別コードを特定できる。
さらに、位置情報管理手段1014は、例えば、カート205に係る商品識別コードと、カート205が検出された領域の情報と、カート205が検出された時刻に係る情報(日時、時刻等)と、を対応づけて検出履歴情報106に記憶する。
また、位置情報管理手段1014は、情報処理装置101からの要求に応じて、検出履歴情報106の一部又は全部を、情報処理装置101に提供する。
領域情報1015は、例えば、図3に示すような、店舗300のフロアレイアウト、売場の配置、売場の配置と複数の領域との関係等を示す情報である。
位置情報管理手段1014は、情報処理装置101からの要求に応じて、領域情報1015の一部又は全部を、情報処理装置101に提供する。
なお、検出履歴情報106、及び領域情報1015は、位置情報管理手段1014と同じサーバ装置の記憶手段により実現されるものであっても良いし、別のサーバ装置によって実現されるもの等であっても良い。
(POSサーバ103の機能構成)
POSサーバ103は、通信手段1016、購入情報管理手段1017、及び購入履歴情報108等を有する。
通信手段1016は、POSサーバ103をネットワーク104に接続し、情報処理装置101等とのデータの送受信を行う手段である。通信手段1016は、例えば、図5のネットワークI/F部505、及び図5のCPU501で動作するプログラム等によって実現される。
購入情報管理手段1017は、読取装置910によって読取られた、カート205に係る商品識別コード(第1の識別情報)及びカートに対応する1つ以上の商品1018の商品識別コード(第2の識別情報)を含む購入履歴情報108を取得し、管理する。また、購入情報管理手段1017は、情報処理装置101からの要求に応じて、購入履歴情報108の一部又は全部を、情報処理装置101に提供する。
<各情報の例>
次に、情報処理装置101が取り扱う各情報の例について説明する。なお、ここでは、カート205に対応する第1の識別情報と、1つ以上の商品を識別する第2の識別情報が、同じ形式の商品識別コード(JANコード等)であるものとして、以下の説明を行う。ただし、これはあくまで一例であり、本発明の範囲を限定するものではない。
(検出履歴情報)
図11は、第1の実施形態に係る検出履歴情報の例を示す図である。
図11(a)に検出履歴情報の一例を示す。図11(a)に示す検出履歴情報1009は、商品識別コード(第1の識別情報の一例)1101、移動開始時刻1102、検出した検出装置の識別情報1103、及び移動終了時刻1104等の情報を含む。
商品識別コード1101は、検出されたカート205に対応するJANコード等の識別情報である。
移動開始時刻1102は、商品識別コード1101の検出が開始された時刻に係る情報(日時、時刻等)である。
検出した検出装置の識別情報1103は、商品識別コード1101を検出した検出装置204の識別情報を、順次に記録した情報である。
例えば、図3を参照して、利用者がカート置場302から、カート205と共に第1領域に入ると、第1領域に対応する検出装置204は、カート205の発信装置206から、カート205に係る商品識別コード(第1の識別情報)を受信する。また、第1の領域に対応する検出装置204は、カート205の発信装置206から受信した商品識別コードと、自装置の識別情報「0001」を含む検出情報を、位置情報管理サーバ102に送信する。
同様に、利用者が図3の第1領域から第2領域へ移動すると、第2の領域に対応する検出装置204は、カート205の発信装置206から受信した商品識別コードと、自装置の識別情報「0002」を含む検出情報を、位置情報管理サーバ102に送信する。
位置情報管理サーバ102は、このように、複数の検出装置204から送信された検出情報に基づいて、同じカート205の商品識別コード1101を検出した検出装置204の識別情報1103を順次に記憶する。例えば、図11(a)の例では、商品識別コード1101「xxxxxxx100096」は、検出した検出装置の識別情報1103と、図3を参照して、「第1領域」、「第2領域」、「第23領域」、「第27領域」の順番で検出されたことを示している。
移動終了時刻1104は、商品識別コード1101の検出を終了した時刻(又は日時)の情報である。移動終了時刻1104は、例えば、商品の会計を行う領域(例えば、図3の第26領域〜第28領域等)で、商品識別コード1101が検出された時刻(又は日時)等であっても良い。
図11(b)は、検出履歴情報の別の一例を示す。図11(b)に示す検出履歴情報1009は、店舗情報(店舗ID)1105、フロア情報(フロアID)1106、商品識別コード1101、領域情報1107、検出開始時刻1108、及び検出終了時刻1109等の情報を含む。
店舗情報1105、及びフロア情報1106は、店舗、及びフロアと識別する識別情報であり、位置情報管理サーバ102が複数の店舗や、複数のフロアを管理する場合に、用いられる。
商品識別コード1101は、検出されたカート205に対応する、複数の物品を識別するための識別情報(JANコード等)である。
領域情報1107は、カート205の商品識別コード1101が検出された領域を特定するための情報である。例えば、図3を参照して、領域情報1107は、売場名(例えば、売場A1等)であっても良いし、領域名(例えば、第1領域等)であっても良いし、各領域に設けられた検出装置204の識別情報(例えば、「0001」等)であっても良い。ここでは、領域情報1107が売場名であるものとして説明を行う。
検出開始時刻1108は、各領域で、商品識別コード1101が検出された時刻に係る情報(時刻又は日時等)の情報である。
検出終了時刻1109は、各領域で商品識別コード1101が検出されなくなった時刻に係る情報である。なお、位置情報管理サーバ102は、別の領域で同じ商品識別コード1101が検出された時刻を、検出終了時刻1109として用いるものであっても良い。
なお、図11に示す検出履歴情報1009はあくまで一例である。検出履歴情報1009は、商品識別コード1101に対応づけて、商品識別コード1101が検出された領域を特定するための情報と、検出された時刻に係る情報とが記憶されているものであれば良い。
(購入履歴情報)
図12(a)に購入履歴情報1010の例を示す。図12(a)の例では、購入履歴情報1010は、「レジNo.」1201、「処理No.(レシートNo.)」1202、処理日時1203、商品識別コード1204、品名1205、単価1206、数量1207、小計1208、及び合計1209等の情報を含む。
「レジNo.」1201は、会計を行ったPOSレジスタ900を識別する情報(番号又は識別情報)である。
「処理No.」1202は、会計(又はレシート)単位で発行される情報(番号又は識別情報)である。
処理日時1203は、会計等の所定の処理が行われた日時を示す情報である。
商品識別コード1204は、会計の際に、POSレジスタ900の読取装置910で読込まれた、カート205、及びカート205を用いて購入された1つ以上の商品1018に係るJANコード等の識別情報である。
品名1205は、商品識別コード1204のそれぞれに対応する品名の情報である。
単価1206は、商品識別コード1204のそれぞれに対応する単価の情報である。図12(a)の例では、カート205の商品識別コード1204に対応する単価1206は、登録されていないことを示している。
数量1207は、商品識別コード1204のそれぞれに対応する購入された数量の情報である。
小計1208は、商品識別コード1204のそれぞれに対応する小計の金額情報である。
合計1209は、「処理No.」1202に対応する合計金額の情報である。
このように、本実施形態に係る購入履歴情報1010には、カート205に係る商品識別コードが含まれる。
(統合情報)
図12(b)に統合情報1011の例を示す。図12(b)は、情報処理装置101の管理手段1004が、カート205の商品識別コード1101に基づいて、検出履歴情報1009と、購入履歴情報1010とを対応づけた統合情報1011の例を示している。
このように情報処理装置101の管理手段1004は、同じカート205に係る商品識別コード1101を含む検出履歴情報1009と購入履歴情報1010とを対応づけて、統合情報1011として記憶手段に記憶する。
なお、カート205は、何度も再利用されるので、同じカート205の商品識別コード1101を含む検出履歴情報1009又は購入履歴情報1010が複数存在する場合がある。このような場合、管理手段1004は、検出履歴情報1009に含まれる時刻に係る情報と購入履歴情報1010に含まれる時刻に係る情報とに基づいて、検出履歴情報1009と購入履歴情報1010との対応づけを行う。例えば、管理手段1004は、検出履歴情報1009の検出終了時刻1109と、購入履歴情報1010の処理日時1203が、所定の期間内(例えば5分以内)に含まれる検出履歴情報1009と購入履歴情報1010とを対応づけするもの等であっても良い。
情報処理装置101は、例えば、図12(b)のような統合情報1011を分析することにより、購入履歴情報1212に含まれる商品が購入された際の、カート205の動線や、売場毎の滞留時間等の様々な情報を提供することができる。
<処理の流れ>
図13は、第1の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。なお、図13の開始時点において、位置情報管理サーバ102には、検出履歴情報106が蓄積されており、POSサーバ103には、購入履歴情報108が蓄積されているものとする。
ステップS1301において、利用者が、情報処理装置101にインストールされた、情報処理システム100に対応するアプリケーションの開始操作を行うと、ステップS1302において、情報処理装置101は、利用者の開始操作を受け付ける。
ステップS1303において、利用者の開始操作を受け付けた情報処理装置101の表示制御手段1006は、表示入力手段1007に、分析メニューを選択可能に表示させる。このとき、表示される分析メニューの画面の例を図14に示す。
図14は、第1の実施形態に係る分析メニューの画面の例を示す図である。分析メニューの画面1400には、例えば、店舗名1401、フロア1402、「カートNo.」1403、分析期間1404等が、プルダウンメニュー等により選択可能に表示されている。
また、分析メニューの画面1400には、分析内容を指定するための「動線を分析」ボタン1405、「滞留時間を分析」ボタン1406、「動線と滞留時間を分析」ボタン1407、「利用動向を分析」ボタン1408等のボタンが表示されている。
なお、図14の分析メニューの画面1400はあくまで一例である。
図13に戻ってシーケンス図の説明を続ける。
ステップS1304において、利用者が、分析メニューの画面1400に分析内容を入力すると、ステップS1305において、情報処理装置101は、入力された分析内容を受け付ける。
ステップS1306において、情報処理装置101の第1の取得手段1002は、位置情報管理サーバ102に、検出履歴情報の取得を要求する。
ステップS1307において、情報処理装置101から検出履歴情報の取得要求を受けた位置情報管理サーバ102の位置情報管理手段1014は、要求された検出履歴情報を情報処理装置101に送信する。
ステップS1308は、情報処理装置101の第2の取得手段1003は、POSサーバ103に、購入履歴情報の取得を要求する。なお、この処理は、ステップS1306の前、又はステップ1306と並行して実行するものであっても良い。
ステップS1309において、情報処理装置101から購入履歴情報の取得要求を受けたPOSサーバ103の購入情報管理手段1017は、要求された購入履歴情報を情報処理装置101に送信する。
ステップS1310において、情報処理装置101の管理手段1004は、位置情報管理サーバ102から受信した検出履歴情報と、POSサーバ103から受信した購入履歴情報とを、カート205の商品識別コード1101に基づいて対応づける。例えば、情報処理装置101の管理手段1004は、同じカート205の商品識別コードを含む検出履歴情報1009と購入履歴情報1010とを対応づけて、記憶手段1008に統合情報1011として記憶する。
ステップS1311において、情報処理装置101の分析手段1005は、ステップS1305で受け付けた分析内容に基づいて、所定の分析を行う。
ステップS1312において、情報処理装置101の表示制御手段1006は、分析手段1005によって分析された情報を表示入力手段1007に表示させる。
なお、図13の処理では、情報処理装置101は、利用者によって入力された分析内容に応じて、検出履歴情報1009及び購入履歴情報1010を取得することを想定している。これにより、情報処理装置101は、例えば、位置情報管理サーバ102が管理する検出履歴情報106のうち、分析に必要な検出履歴情報1009を選択的に取得することができる。同様に、情報処理装置101は、POSサーバ103が管理する購入履歴情報108のうち、分析に必要な購入履歴情報1010を選択的に取得することができる。
ただし、これはあくまで一例であり、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、情報処理装置101は、予め検出履歴情報1009及び購入履歴情報1010を取得して記憶手段1008に記憶しておくものであっても良い。これにより、情報処理装置101は、オフラインの状態においても、様々な情報の分析を行うことができるようになる。
<表示画面の例>
図15は、第1の実施形態に係る分析結果の表示画面の一例を示す図である。図15は、例えば、図14の分析メニューで、「動線と滞留時間を分析」ボタン1407を選択した場合に表示される、カート205毎の動線と、滞留時間を分析した場合の表示画面1500の例である。図15の例では、カートNo.96のカート205の動線1501を破線で示しており、カートNo.87のカート205の動線を実線で示している。
また、動線上の四角の中に表示されている数字は、各売場に対応する領域に、所定の時間(例えば1分)を超えて滞留した場合の滞留時間を分単位で示している。
例えば、図15において、No.96のカートは、売場A1の前を1分以内に通過して売場A2に4分間滞留した後、売場H2に7分間滞留し、その後、レジ2へ向かったことが判る。これにより、例えば、所定の商品の組み合わせを購入した客が、どのような購買行動を取ったかを個別に分析することができるようになる。
図16は、第1の実施形態に係る分析結果の表示画面の別の一例を示す図である。図16は、例えば、図14の分析メニューで、「利用動向を分析」ボタン1408を選択した場合に表示される、売場の利用動向を分析した場合の表示画面の例である。図16において、円1601の大きさは、所定の期間内において、各売場に所定の時間(例えば3分)を超えて滞留したカート205の数を示し、円が大きい程、より多くのカート205が滞留したことを示す。また、矢印1602の大きさは、所定の期間内において、矢印の方向に所定の数(例えば20)を超えて移動したカート205の数を示し、矢印の大きさが大きい程、より多くのカート205が、矢印の方向に移動したことを示す。
例えば、図16において、売場B5やレジ2等に、多くのカート205が滞留していることが判る。一方、売場C2、売場C3、売場I2等には、カート205の滞留が見られず、レジ1が比較的空いていること等が判る。従って、例えば、売れ筋の商品を売場C2や売場C3等に配置することにより、売場を有効に活用できること等が判断できる。
このように、分析手段1005は、複数のカートの検出履歴情報1009と、複数の購入履歴情報1010とに基づいて、例えば、店舗300の売場の利用動向を分析することができる。
<まとめ>
このように、本実施形態によれば、店舗等に設置された既存のPOSシステムを利用して、設備投資を抑制しつつ、顧客の消費動向等を容易に分析することができるようになる。
また、本実施形態によれば、分析に利用する情報処理装置101として、任意の情報端末(例えば、ノートPC、タブレット端末等)を利用して、任意の場所(例えば、移動中の電車の中等)で分析を行うことができるようになる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、第1の実施形態の構成に加えて、各売場に陳列された商品の商品識別コードを記憶した、商品の陳列情報を利用して、さらに詳細な分析を行う場合の例について説明する。
<機能構成>
図17は、第2の実施形態に係る情報処理システムの機能構成図である。本実施形態に係る情報処理システム100は、図1に示す第1の実施形態に係る情報処理システム100の構成に加えて、商品管理PC1703を有する。なお、位置情報管理サーバ102、及びPOSサーバ103の構成は、第1の実施形態と同様である。
(情報処理装置の機能構成)
本実施形態に係る情報処理装置101は、図10に示す第1の実施形態に係る情報処理装置101の構成に加えて、陳列情報管理手段1701を有している。
陳列情報管理手段1701は、店舗等の売場と、売場に陳列された商品の商品識別コードとを対応づける情報である陳列情報1702を、例えば、記憶手段1008等に記憶して管理する。
例えば、陳列情報管理手段1701は、店舗等の陳列情報1706を管理する商品管理PC1703等から、ネットワーク104や、記録媒体510等を介して、陳列情報を取得し、記憶手段1008に陳列情報1702として記憶する。
或いは、陳列情報管理手段1701は、表示入力手段1007に、陳列情報の管理画面を表示させて、入力された陳列情報を、記憶手段1008に記憶するものであっても良い。
また、本実施形態では、管理手段1004は、第1の実施形態に係る統合情報1011に、陳列情報1702の情報を加えて、統合情報1011を作成する。
(商品管理PCの機能構成)
商品管理PC1703は、例えば、図5に示すコンピュータ500のハードウェア構成を有し、所定のプログラムを実行することにより、通信手段1704、陳列情報管理手段1705、及び陳列情報1706等の機能を実現する。
通信手段1704は、商品管理PC1703をネットワーク104に接続し、情報処理装置101等とのデータの送受信を行う手段である。通信手段1704は、例えば、図5のネットワークI/F部505、及び図5のCPU501で動作するプログラム等によって実現される。
陳列情報管理手段1705は、店舗等の売場と、売場に陳列された商品の商品識別コードとを対応づける陳列情報1706を管理する手段であり、例えば、図5のCPU501で動作するプログラム等によって実現される。
陳列情報管理手段1705は、例えば、店舗の管理者による陳列情報の入力を受け付けて、受け付けた情報を陳列情報1706として管理する。また、陳列情報管理手段1705は、情報処理装置101等からの要求に応じて、情報処理装置101に陳列情報1706の一部、又は全部を提供する。
<各情報の例>
(陳列情報)
図18は、第2の実施形態に係る陳列情報の例を示す図である。図18の例では、陳列情報1702は、売場名1801、売場種別1802、陳列商品1803、及び商品識別コード1804等の情報を含む。
売場名1801は、例えば、図3の売場名(例えば、売場A1等)や、図11(b)の領域情報1107等に対応する情報であり、売場を識別するための情報である。
売場種別1802は、例えば、野菜コーナー、豚肉コーナー等、売場の種別等を示す情報である。
陳列商品1803は、売場に陳列されている商品の品名を示す情報である。
商品識別コード1804は、売場に陳列されている複数の商品を識別するためのJANコード等の識別情報である。
なお、図18の陳列情報は一例である。本実施形態では、陳列情報1702は、商品識別コード1804に基づいて、売場名1801や、売場名1801に対応する領域等に陳列されている商品を特定できる情報であれば良い。
(統合情報)
図19は、第2の実施形態に係る統合情報の例を示す図である。本実施形態に係る統合情報1011は、図12に示す統合情報1011に加えて、売場名1901の情報を有している。
売場名1901は、各商品が陳列されている売場名を示す情報であり、陳列情報1702に基づいて生成される。例えば、図19の統合情報1011に含まれる商品識別コード1204「xxxxxxx008401」の「タマネギ」は、図18の陳列情報の商品識別コード1804に基づいて、売場名1801「売場A2」に陳列されていることを特定することができる。情報処理装置101は、この売場名1901の情報により、各商品がどこに陳列されているかを合わせて管理することができるようになる。
<表示画面の例>
図20は、第2の実施形態に係る分析メニューの画面の例を示す図である。本実施形態に係る分析メニュー2000は、図14に示す第1の実施形態の分析メニューに加えて、例えば、「購入過程を分析」ボタン2001を有している。このボタンを選択することにより分析される分析結果の表示画面の例を図21に示す。
図21は、第2の実施形態に係る分析結果の表示画面の例を示す図である。図21の例では、カートNo.80のカート205の動線2101と、動線上の四角形の中に表示される滞留時間の情報2103に加えて、各売場で購入された商品の情報2102が表示される。
これにより、例えば、売場A2である商品を購入した客が、次にどの売場へ向かったのか、次に何を購入したのか等の情報を、分析することができるようになる。また、ある商品を購入するのに、その売場にどの位の時間滞留したのか等の情報を容易に得られるようになる。
さらに、例えば、図15のカートNo.87のカート205のように、売場B5から、売場A2に戻るような動線が発生した場合、売場B5で何を購入した客が、売場A2に戻り、売場A2で何を購入したのか、等の分析も可能である。例えば、売場B5で「トクバイカレーヨウ」の牛肉を購入した客が、売場A2に戻って、「ニンジン」、「ジャガイモ」、「タマネギ」を購入していることが判れば、売場の配置の見直しや、入口付近での特売情報の掲示による、利用客への告知等ができるようになる。
また、例えば、図16に示すような利用動向の分析画面においても、滞留が多く発生している売場で売れている商品名や、数量等の情報を表示させることができるので、より詳細な利用動向を分析することができるようになる。
<まとめ>
このように、本実施形態に係る情報処理装置101によれば、各売場と、各売場に陳列された商品の情報を含む陳列情報1702をさらに管理することにより、より詳細な顧客の消費動向等を分析することができるようになる。
[第3の実施形態]
第1及び第2の実施形態では、位置情報管理システム105は、カート205等に設けられた発信装置206が送信する商品識別コードに基づいて、検出履歴情報106を管理する場合の例について説明した。
本実施形態では、位置情報管理システム105が、広く普及しているスマートフォン等の情報端末を用いて、検出履歴情報を管理する場合の例について説明する。これにより、カート205等が設置されていない店舗等においても、本発明を適用することができるようになる。
<システム構成>
図22は、第3の実施形態に係る位置情報管理システムの構成例を示す図である。本実施形態に係る位置情報管理システム105は、位置情報管理サーバ102、複数の発信装置2201a、2201b、及び利用者2203が所持する情報端末2202等を含む。
複数の発信装置2201a、2201bは、例えば、店舗201等の店内を予め定められた複数の領域202a、領域202bに分割し、各領域に対応する天井203a、203b等に設けられている。なお、以下の説明の中で、複数の発信装置2201a、2201bのうちの任意の発信装置を示す場合、「発信装置2201」を用いる。また、図22の発信装置2201の数は一例であり、発信装置2201の数は、2つ以上の数であって良い。
複数の発信装置2201a、2201bは、それぞれ自装置の識別情報である装置ID(第4の識別情報)を含む音波を出力する。例えば、図22の例では、発信装置2201aは、領域202aに対応する、装置ID「0001」を含む音波を出力しており、発信装置2201bは、領域202bに対応する、装置ID「0002」を含む音波を出力している。この情報は、例えば、図3に示す第1の実施形態に係る検出装置204の識別情報に対応する。
好ましくは、発信装置2201は、ネットワーク104を介して、位置情報管理サーバ102と通信可能に接続されており、例えば、位置情報管理サーバ102から通知された装置IDを含む音波を出力することができる。或いは、発信装置2201は、予め記憶した自装置の装置IDを含む音波を出力するものであっても良い。なお、発信装置2201は、図2に示す第1の実施形態の検出装置204と同様に、ゲートウェイ207を介して、位置情報管理サーバ102と通信を行う構成であっても良い。
情報端末2202は、店舗等の利用者2203が所持する、例えば、スマートフォン、タブレット端末等の情報機器であり、情報処理システム100に対応するアプリケーションが搭載(インストール)されている。
情報端末2202は、例えば、情報処理システム100に対応するアプリケーション等によって提供される、商品識別コード(JANコード等)を有し、所定の操作により、商品識別コードを表示手段に表示することができる。
なお、アプリケーションによって提供される商品識別コードは、例えば、アプリケーションがランダムに生成するものであっても良いし、アプリケーションが、情報端末2202の電話番号、個体識別情報、又は時刻等に基づいて生成するもの等であっても良い。
また、情報端末2202は、情報端末2202に設けられたマイク等により、発信装置2201から出力される所定の音波を検知すると、音波に含まれる装置IDを抽出する。さらに、情報端末2202は、抽出された装置IDと、情報端末2202の商品識別コードとを位置情報管理サーバ102に送信する。
位置情報管理サーバ102は、図3に示すような、店舗等の売場と各領域の識別情報との関係を示す領域情報1015と、情報端末2202から受信した装置ID及び情報端末2202に係る商品識別コードとに基づいて、情報端末2202がある領域を特定する。
さらに、本実施形態では、POSレジスタ900の読取装置910で、商品1018の商品識別コード(JANコード等)を読取る際に、情報端末2202の表示手段に表示された情報端末2202に係る商品識別コードを読取る。
これにより、本実施形態では、カート205に代えて、店舗等の利用者が所持する情報端末2202が表示した商品識別コードに基づいて、情報端末2202に係る検出履歴情報106と、購入履歴情報108とを対応づけて管理することができるようになる。
<ハードウェア構成>
(発信装置のハードウェア構成)
図23は、第3の実施形態に係る発信装置のハードウェア構成例を示す図である。発信装置2201は、例えば、CPU2301、RAM2302、フラッシュROM2303、通信部2304、音波制御部2305、音波出力部2306、音声I/F部2308、及びバス2309等を有する。また、発信装置2201は、音波取得部2307をさらに有していても良い。
CPU2301は、フラッシュROM2303等に格納されたプログラムを実行することにより、発信装置2201の各機能を実現する演算装置である。RAM2302は、CPU2301のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュROM2303は、発信装置2201のプログラムや、装置ID等の固有情報等を記憶する不揮発性のメモリである。
通信部2304は、発信装置2201をネットワーク104に接続するための通信インタフェースである。なお、通信部2304は、位置情報管理システム105が、図2に示す第1の実施形態のゲートウェイ207を有する場合、ゲートウェイ207と無線通信を行うための無線通信インタフェースであっても良い。
音波制御部2305は、フラッシュROM2303等に記憶した装置ID等を音波信号に変換して音波出力部2306に出力する。
好ましくは、音波制御部2305は、装置ID等を、音声周波数帯域のうち、例えば、16kHz以上の高い周波数を用いて出力する。音波は、高い周波数ほど指向性が高く、16kHz以上の周波数は人間にはほとんど聞こえないため、装置ID等を送信するために好適である。また、音波制御部2305は、音声I/F部208から入力されたアナウンスや、音楽等の音声信号に装置ID等を重畳させて音波出力部2306に出力するものであっても良い。
なお、本実施形態では、具体的な音波によるデータ転送方法について、特に限定しないが、例えば、所定の周波数の音波に、FSK(Frequency Shift Keying)や、PSK(Phase Shift Keying)等の公知の変調をかけて、情報を伝送することができる。
音波出力部2306は、音波制御部2305から入力された音波信号を音波に変換して出力するスピーカ等の電気音響変換装置を含む。
音声I/F208は、アナウンスや、音楽、館内放送等の音声信号を入力するためのインタフェースであり、発信装置2201は、必ずしも、音声I/F208を有していなくても良い。
バス2309は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
(情報端末のハードウェア構成)
図24は、第3の実施形態に係る情報端末のハードウェア構成例を示す図である。情報端末2202は、一般的なコンピュータの構成を有しており、例えば、CPU2401、RAM2402、ROM2403、ストレージ部2404、無線通信部2405、表示入力部2406、マイク部2407、スピーカ部2408、位置情報取得部2409、及びバス2410等を有する。
CPU2401は、ROM2403やストレージ部2404等に格納されたプログラムやデータをRAM2402上に読み出し、処理を実行することで、情報端末2202の各機能を実現する演算装置である。RAM2402は、CPU2401のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM2403は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。
ストレージ部2404は、例えば、SSD、フラッシュROM等のストレージ装置であり、OS、アプリケーションプログラム、及び各種データ等を記憶する。
無線通信部2405は、例えば、3G(3rd. Generation)、LTE(Long Term Evolution)等の移動通信網、又は無線LAN通信等の通信方式に対応した通信インタフェースである。情報端末2202は、無線通信部2405を介して、ネットワーク104に接続して位置情報管理サーバ102等とデータの送受信を行う。
表示入力部2406は、情報端末2202で実行されるプログラム等による表示画面を表示すると共に、利用者2203による入力操作を受け付ける例えば、タッチパネルディスプレイ等の表示入力装置である。
マイク部2407は、マイクロフォン等の電気音響変換用の素子を含み、取得した音波を音波信号に変換して、さらに音波信号から所定のフォーマットの音波データに変換する。近年のスマートフォン等が備えるマイクロフォンは、20kHz、より好ましくは24kHz程度の音波まで集音可能である。そのため、マイク部2407は、発信装置2201から出力される16kHz以上の高い周波数の音波を好適に取得することができる。このように、本実施形態における「音波」は、20kHz以上の超音波を含み得る。
スピーカ部2408は、スピーカ等の電気音響変換用の素子を含み、音波データを音波信号に変換して、さらにスピーカ等により、音波信号を音波に変換して出力する。
位置情報取得部2409は、情報端末2202の位置情報を取得する、GPS(Global Positioning System)受信装置等の位置情報取得装置である。
バス2410は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
なお、情報端末2202は、無線通信部2405を介してダウンロードしたアプリケーションプログラムを、情報端末2202にインストールすることにより、所定のプログラムが実行可能となる。例えば、情報端末2202は、情報処理システム100に対応するアプリケーションをダウンロードしてインストールして、実行することができる。
<機能構成>
ここで、本実施形態に係る位置情報管理システム105の機能構成について説明する。なお、情報処理装置101、及び販売時点管理システム107等の構成は、第1、第2の実施形態と同様である。
図25は、第3の実施形態に係る位置情報管理システムの機能構成図である。位置情報管理システム105は、発信装置2201、情報端末2202、及び位置情報管理サーバ102を有する。
(発信装置の機能構成)
発信装置2201は、通信手段2501、音波出力手段2503、及び識別情報記憶手段2502を有する。
通信手段2501は、発信装置2201をネットワーク104等に接続し、位置情報管理サーバ102等とデータの送受信を行う手段である。通信手段2501は、例えば、図23の通信部2304、及び図23のCPU2301で動作するプログラム等によって実現される。なお、発信装置2201は、必ずしも、通信手段2501を有していなくても良い。
識別情報記憶手段2502は、発信装置2201の識別情報(以下、装置IDと呼ぶ)を記憶する手段であり、例えば、図23のフラッシュROM2303等によって実現される。
音波出力手段2503は、発信装置2201の装置ID(第4の識別情報)を含む音波を生成して、出力する手段であり、例えば、図23の音波制御部2305、音波出力部2306、及びCPU2301で動作するプログラム等によって実現される。
(情報端末)
情報端末2202は、音波取得手段2504、抽出手段2505、通知手段2506、記憶手段2507、表示制御手段2508、及び表示入力手段2509を有する。
音波取得手段2504は、発信装置2201から出力される音波を取得する手段であり、例えば、図24のマイク部2407、及び図24のCPU2401で動作するプログラム等によって実現される。
抽出手段2505は、音波取得手段2504が取得した音波に含まれる発信装置2201の装置IDを抽出する手段であり、例えば、図24のCPU2401で動作するプログラム等によって実現される。
通知手段2506は、抽出手段2505によって抽出された装置IDと、情報端末2202に係る商品識別コードを位置情報管理サーバ102に通知する。
好ましくは、通知手段2506は、抽出された装置IDと、情報端末2202に係る商品識別コードと、装置IDが抽出された時刻に係る情報(日時又は時刻等)と、を位置情報管理サーバ102に送信する。
また、別の一例として、通知手段2506は、抽出された装置IDと、装置IDが抽出された時刻に係る情報とを順次に記憶手段2507に記憶し、記憶された複数の情報をまとめて位置情報管理サーバ102に送信するものであっても良い。
記憶手段2507は、例えば、抽出された装置ID、装置IDが抽出された時刻等情報や、情報端末2202の商品識別コード等を記憶する手段であり、例えば、図24のストレージ部2404等によって実現される。
表示制御手段2508は、例えば、表示入力手段2509に対する所定の操作に応じて、表示入力手段に、情報端末2202の商品識別コードを表示させる手段であり、例えば、図24のCPU2401で動作するプログラム等によって実現される。
表示入力手段2509は、表示制御手段2508の制御に従って、情報端末2202に係る商品識別コードを表示する。また、表示入力手段2509は利用者による操作を受け付ける。表示入力手段2509は、例えば、図24の表示入力部2406、及び図24のCPU2401で動作するプログラム等によって実現される。
(位置情報管理サーバの機能構成)
第3の実施形態に係る位置情報管理サーバ102は、図10に示す第1の実施形態に係る位置情報管理サーバ102の機能構成に加えて、対応情報2510を有する。
図26は、第3の実施形態に係る対応情報の例を示す図である。図26の例では、対応情報2510には、領域情報2601と、装置ID2602とが対応づけて記憶されている。
領域情報2601は、例えば、図3に示すように、店舗300のフロアを複数の領域に分割したときの、各領域を示す情報であり、例えば、売場名(売場A1等)や、領域名(第1領域等)で示される。図26の例では、領域情報2601には、売場名が記憶されている。
装置ID2602は、領域に配置された発信装置2201の装置IDである。これにより、例えば、情報端末2202により、装置ID2602「0001」が検出された場合、情報端末2202は、「売場A1」にあると特定することができるようになる。
本実施形態に係る位置情報管理サーバ102の位置情報管理手段1214は、情報端末2202から通知された情報、すなわち、情報端末2202の商品識別コード、装置ID、及び時刻情報に基づいて、検出履歴情報106を管理する。例えば、位置情報管理手段1014は、情報端末2202から通知された発信装置2201の装置IDと、対応情報2510とに基づいて、情報端末2202が位置する領域の情報を特定する。また、位置情報管理手段1014は、情報端末2202に係る商品識別コードに対応づけて、情報端末2202が位置する領域の情報(売場名、領域名、検出装置204の識別情報等)及び時刻に係る情報(日時、時刻等)を検出履歴情報106に記憶する。
<処理の流れ>
図27は、第3の実施形態に係る情報端末の処理の一例を示すフローチャートである。
例えば、情報端末2202で情報処理システム100に対応するアプリケーションが起動されると、ステップS2701において、音波取得手段2504は、情報端末2202の周囲の音波を取得する。
ステップS2702において、情報端末2202の抽出手段2505は、取得した音波に含まれる装置IDを抽出する。
ステップS2703において、情報端末2202は、取得した音波に装置IDが含まれる場合、ステップS2704に処理を移行させ、取得した音波に装置IDが含まれない場合、ステップS2705に処理を移行させる。
ステップS2704に移行すると、通知手段2506は、情報端末2202に係る商品識別コードと、抽出手段2505が抽出した装置IDとを、位置情報管理サーバ102に通知する。このとき、位置情報管理サーバ102に通知する情報には、情報端末2202が端末IDを検出した時刻に係る情報(日時、又は時刻等)が含まれていても良い。
ステップS2705に移行すると、情報端末2202は、利用者2203から、商品識別コードの表示操作を受け付けたか否かを判断する。なお、商品識別コードの表示操作は、例えば、利用者2203が、レジで会計を行う際に、商品識別コードをPOSレジスタ900の読取装置910に読取らせる際に行われる。
ステップS2705において、商品識別コードの表示操作を受け付けていない場合、情報端末2202は、処理をステップS2701に移行させて、同様の処理を繰り返す。一方、商品識別コードの表示操作を受け付けた場合、情報端末2202は、処理をステップS2706に移行させる。
ステップS2706に移行すると、情報端末2202の表示制御手段2508は、表示入力手段2509に、情報端末2202に係る商品識別コードを表示させる。
ステップS2707において、例えば、利用者2203からの終了操作を受け付けるまで、情報端末2202の表示制御手段2508は、商品識別コードの表示を継続し、終了操作を受け付けると処理を終了させる。
なお、図27の処理は一例である。例えば、通知手段2506は、抽出手段2505が抽出した複数の装置IDを、装置IDが検出された時刻に係る情報と共に順次に記憶し、記憶した情報をまとめて位置情報管理サーバ102に送信するものであっても良い。
図28は、第3の実施形態に係る情報端末の処理の別の一例を示すフローチャートである。
例えば、情報端末2202で情報処理システム100に対応するアプリケーションが起動されると、ステップS2801において、音波取得手段2504は、情報端末2202の周囲の音波を取得する。
ステップS2802において、情報端末2202の抽出手段2505は、取得した音波に含まれる装置IDを抽出する。
ステップS2703において、情報端末2202は、取得した音波に装置IDが含まれる場合、ステップS2804に処理を移行させ、取得した音波に装置IDが含まれない場合、ステップS2805に処理を移行させる。
ステップS2804に移行すると、通知手段2506は、取得された装置IDを、装置IDが抽出された時刻に係る情報と共に、記憶手段2507に記憶する。
ステップS2805に移行すると、情報端末2202は、利用者2203から、商品識別コードの表示操作を受け付けたか否かを判断する。なお、商品識別コードの表示操作は、例えば、利用者2203が、レジで会計を行う際に、商品識別コードをPOSレジスタ900の読取装置910に読取らせる際に行われる。
ステップS2805において、商品識別コードの表示操作を受け付けていない場合、情報端末2202は、処理をステップS2801に移行させて、同様の処理を繰り返す。一方、商品識別コードの表示操作を受け付けた場合、情報端末2202は、処理をステップS2806に移行させる。
ステップS2806に移行すると、情報端末2202の通知手段1506は、記憶手段2507に記憶した複数の装置ID及び装置IDを抽出した時刻に係る情報と、情報端末2202の商品識別コード(JANコード等)とを位置情報管理サーバ102に送信する。なお、通知手段1506は、ステップS2806とは異なるタイミング(例えば、ステップS2808で終了操作を受け付けた後等)で上記の情報を位置情報管理サーバ102に通知するものであっても良い。
ステップS2807において、情報端末2202の表示制御手段2508は、表示入力手段2509に、情報端末2202の商品識別コードを表示させる。
ステップS2808で、例えば、利用者2203からの終了操作を受け付けるまで、情報端末2202の表示制御手段2508は、商品識別コードの表示を継続し、終了操作を受け付けると処理を終了させる。
ステップS2807で表示入力手段2509に表示される表示画面の例を図29に示す。
図29は、第3の実施形態に係る情報端末の表示画面の例を示す図である。
図29(a)の例では、情報端末2202の表示入力手段2509に表示された表示画面には、商品識別コード(JANコード等)に対応するバーコード2903と、バーコード2903をレジ係に提示することを促すメッセージ2901等が含まれる。
好ましくは、この表示画面には、このバーコードを提示することにより得られる特典の情報を示すメッセージ2902等も含まれる。このような、特典の情報を示すメッセージ2902により、より多くの利用者にバーコードを提示してもらうことができるようになる。
図29(b)の例では情報端末2202の表示入力手段2509には、商品識別コード(JANコード等)を含む二次元コード2906と、二次元コード2906を読取装置910に読取らせることを促すメッセージ2904等が含まれる。
好ましくは、この表示画面には、この二次元コード2906を提示することにより得られる特典の情報を示すメッセージ2905等も含まれる。
このように、表示制御手段2508は、店舗等に設置されたPOSシステムに応じて、様々な形式で商品識別コードを表示させることができることが望ましい。
以上の処理により、本実施形態に係る位置情報管理サーバ102は、第1及び第2の実施形態と同様に検出履歴情報106を取得することができるようになる。
なお、上記のシステム構成は一例であり、様々な応用が可能である。例えば、情報処理装置101の第1の取得手段1002は、位置情報管理サーバ102によらずに、情報端末2202から送信される情報を、ネットワーク104を介して取得し、記憶手段1008に検出履歴情報1009として記憶するもの等であっても良い。
<まとめ>
このように、本実施形態に係る情報処理システム100によれば、情報端末2202の商品識別コード(第1の識別情報の一例)に基づいて、情報端末2202に係る検出履歴情報106と、購入履歴情報108とを対応づけて管理することができるようになる。
これにより、カート205を備えていない店舗等においても、店舗等に設置された既存のPOSシステムを利用して、設備投資を抑制しつつ、顧客の消費動向等を分析することができるようになる。
<総括>
本発明の一実施形態に係る情報処理装置(101)は、
第1の識別情報(1101)を有する所定の物体(205、又は2202)の検出履歴情報(1009)を取得する第1の取得手段(1002)と、
所定の読取り装置(910)によって読取られた、前記所定の物体(205、又は2202)の第1の識別情報(1101)及び前記所定の物体に対応する1つ以上の物品(1018)の第2の識別情報(1204)を含む購入履歴情報(1010)を取得する第2の取得手段(1003)と、
前記所定の物体(205、又は2202)に係る第1の識別情報(1101)に基づいて前記検出履歴情報(1009)と前記購入履歴情報(1010)とを対応づけて管理する管理手段(1004)と、
を有する。
これにより、店舗等に設置された既存のPOSシステム(107)を利用して、設備投資を抑制しつつ、顧客の消費動向等を分析することを容易にする情報処理装置(101)を提供することができるようになる。
なお、上記括弧内の参照符号、及び名称は、理解を容易にするために付したものであり、あくまで一例であって、本発明の範囲を限定するためのものではない。
また、上記の各実施形態では、店舗等を例に説明を行ったが、本発明は店舗以外にも、例えば、図書館や、病院等を含む様々な施設等に適用することができる。
さらに、上記の各実施形態で説明した位置情報管理システムの構成は一例であり、位置情報管理システムは、GPSや、IMES(Indoor Messaging System)等を利用して、検出履歴情報を取得するもの等であっても良い。
100 情報処理システム
101 情報処理装置
102 位置情報管理サーバ(第1の管理装置)
103 POSサーバ(第2の管理装置)
205 カート(所定の物体の一例)
206 発信装置(第1の発信装置)
1002 第1の取得手段
1003 第2の取得手段
1004 管理手段
1005 分析手段
1006 表示制御手段
1007 表示入力手段(表示手段)
1009 検出履歴情報
1010 購入履歴情報
2201 発信装置(第2の発信装置)
2202 情報端末(所定の物体の別の一例)
特開2008−15577号公報

Claims (22)

  1. 第1の識別情報を有する所定の物体の検出履歴情報を取得する第1の取得手段と、
    所定の読取り装置によって読取られた、前記所定の物体に係る第1の識別情報及び前記所定の物体に対応する1つ以上の物品の第2の識別情報を含む購入履歴情報を取得する第2の取得手段と、
    前記所定の物体に係る第1の識別情報に基づいて前記検出履歴情報と前記購入履歴情報とを対応づけて管理する管理手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記第1及び第2の識別情報は、
    複数の物品を識別する所定の識別情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所定の識別情報は、
    バーコード、又は二次元コードであることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出履歴情報は、
    予め定められた複数の領域のうち、前記所定の物体が検出された領域を特定するための情報を含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記検出履歴情報は、
    前記所定の物体が検出された時刻に係る情報を含む請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記購入履歴情報は、
    前記1つ以上の物品に対して所定の処理が行われた時刻に係る情報を含み、
    前記管理手段は、
    前記所定の物体に係る第1の識別情報に対応する検出履歴情報又は購入履歴情報が複数ある場合、前記所定の物体が検出された時刻に係る情報と前記所定の処理が行われた時刻に係る情報とに基づいて、前記検出履歴情報と前記購入履歴情報とを対応づける請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記購入履歴情報と、前記検出履歴情報とに基づいて所定の情報を分析する分析手段を有する請求項4乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記分析手段は、
    前記1つ以上の物品が購入された際の前記所定の物体の動線を分析する請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記分析手段は、
    前記複数の領域の各々に陳列された物品の前記第2の識別情報を予め記録した陳列情報と、前記分析された動線とに基づいて、前記1つ以上の物品の購入過程を分析する請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記分析手段は、
    前記1つ以上の物品が購入された際の前記検出された領域における前記所定の物体の滞留時間を分析する請求項7乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記分析手段は、
    複数の前記検出履歴情報と、該検出履歴情報に対応する複数の購入履歴情報とに基づいて、前記複数の領域を含む売場の利用動向を分析する請求項7乃至10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記分析手段によって分析された情報を表示手段に表示させる表示制御手段を有する請求項7乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記第1の取得手段は、
    前記所定の物体の検出履歴情報を管理する第1の管理装置から、前記検出履歴情報を取得する請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記所定の物体は、
    前記所定の物体に係る第1の識別情報、又は該第1の識別情報に対応づけられた第3の識別情報を含む信号を発信する第1の発信装置を備え、
    前記第1の管理装置は、
    予め定められた複数の領域の各々に対応して設けられた検出装置によって検出された前記信号に基づいて、前記所定の物体の前記検出履歴情報を管理する請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記所定の物体は、
    前記所定の物体に係る第1の識別情報が読取可能に表示された第1の発信装置を備えた物体であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  16. 前記所定の物体は、
    予め定められた複数の領域の各々に対応して設けられ、前記領域に対応する第4の識別情報を含む信号を出力する第2の発信装置から前記信号を取得する手段と、
    前記取得した信号から前記第4の識別情報を抽出する手段と、
    前記抽出された1つ以上の第4の識別情報と、前記所定の物体に係る第1の識別情報とを前記第1の管理装置に通知する手段と、
    前記所定の物体に係る第1の識別情報を表示する手段と、
    を有する情報端末であることを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  17. 前記信号は、音波又は超音波であることを特徴とする請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記第2の取得手段は、
    前記購入履歴情報を管理するPOS装置から前記購入履歴情報を取得する請求項1乃至17のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  19. 第1の識別情報を有する所定の物体の検出履歴情報を取得する第1の取得手段と、
    所定の読取り装置によって読取られた、前記所定の物体に係る第1の識別情報及び前記所定の物体に対応する1つ以上の物品の第2の識別情報を含む購入履歴情報を取得する第2の取得手段と、
    前記所定の物体に係る第1の識別情報に基づいて前記検出履歴情報と前記購入履歴情報とを対応づけて管理する管理手段と、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  20. 情報処理装置による情報管理方法であって、
    前記情報処理装置が、
    第1の識別情報を有する所定の物体の検出履歴情報を取得するステップと、
    所定の読取り装置によって読取られた、前記所定の物体に係る第1の識別情報及び前記所定の物体に対応する1つ以上の物品の第2の識別情報を含む購入履歴情報を取得するステップと、
    前記所定の物体に係る第1の識別情報に基づいて前記検出履歴情報と前記購入履歴情報とを対応づけて管理するステップと、
    を含む情報管理方法。
  21. 第1の識別情報を有する所定の物体の検出履歴情報を管理する第1の管理装置と、所定の読取装置によって読取られた、前記所定の物体に係る第1の識別情報及び前記所定の物体に対応する1つ以上の物品の第2の識別情報を含む購入履歴情報を管理する第2の管理装置と、前記第1の管理装置及び前記第2の管理装置と通信可能な情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記第1の管理装置から前記検出履歴情報を取得する第1の取得手段と、
    前記第2の管理装置から前記購入履歴情報を取得する第2の取得手段と、
    前記所定の物体に係る第1の識別情報に基づいて前記検出履歴情報と前記購入履歴情報とを対応づけて管理する管理手段と、
    を有する情報処理システム。
  22. 第1の識別情報を有する所定の物体の検出履歴情報を管理する第1の管理装置と通信可能な情報端末を、
    予め定められた複数の領域の各々に対応して設けられ、前記領域に対応する第4の識別情報を含む信号を出力する発信装置から前記信号を取得する手段、
    前記取得した信号から前記第4の識別情報を抽出する手段、
    前記抽出された1つ以上の第4の識別情報と、前記情報端末に係る前記第1の識別情報又は該第1の識別情報に対応づけられた第3の識別情報と、を前記第1の管理装置に通知する手段、及び
    前記情報端末に係る前記第1の識別情報を表示する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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