JP5851560B2 - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP5851560B2
JP5851560B2 JP2014141455A JP2014141455A JP5851560B2 JP 5851560 B2 JP5851560 B2 JP 5851560B2 JP 2014141455 A JP2014141455 A JP 2014141455A JP 2014141455 A JP2014141455 A JP 2014141455A JP 5851560 B2 JP5851560 B2 JP 5851560B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
product
identification information
information
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014141455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016018438A (ja
Inventor
剛士 野添
剛士 野添
耕平 沼田
耕平 沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Six Inc
Original Assignee
Six Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Six Inc filed Critical Six Inc
Priority to JP2014141455A priority Critical patent/JP5851560B2/ja
Priority to PCT/JP2014/079341 priority patent/WO2016006136A1/ja
Publication of JP2016018438A publication Critical patent/JP2016018438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5851560B2 publication Critical patent/JP5851560B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、情報処理システムに関する。
従来、商品に付されたバーコードを読み取って販売情報を収集するPOSシステムが知られている。POSシステムで収集された販売情報は、例えば、在庫管理の他、購入傾向を分析するために用いられる。この他、従来システムとしては、消費者のオフライン購入履歴に基づいて、消費者のコンピュータに提供する広告を選択するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特表2002−540489号公報
ところで、消費者が商品を購入するまでの過程では、展示される商品の一群の中から、購入対象の商品を選び出す行為が発生することがある。このとき、消費者が手に取るなどして第一に関心を示した商品に関連する別の商品の情報を消費者に提供することができると、有益である。
消費者の行動について更に検討してみると、消費者は上記別の商品について関心を示すものの、その場では購入しないケースが考えられる。しかしながら、従来システムは、このような消費者の関心や行動に注目しておらず、この種の情報を、蓄積したり、広告に役立てたりすることができない。
本発明は、一つの物品に関連する別の物品の情報をユーザに提供可能であり、ユーザが関心を示した当該別の物品の情報を蓄積可能である新規な情報処理システムを提供することを目的とする。
本発明の情報処理システムは、表示制御手段と、推定手段と、取得手段と、注目品記録手段とを備える。表示制御手段は、読取デバイスにより読み取られたタグが示す物品の識別情報に基づき、ディスプレイに、タグが読み取られた物品に関連する物品である関連品を表示させる。表示制御手段は、関連品の一つ又は複数をディスプレイに表示させることができる。表示制御手段は、関連品の表示として、例えば、関連品を紹介する画像又は文字の表示をディスプレイに行わせる構成にされ得る。
推定手段は、ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、ユーザが関心を有する物品(関連品)を推定する。
表示制御手段が一つの関連品をディスプレイに表示させる場合、推定手段は、ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、ディスプレイが表示する当該関連品が、ユーザが関心を有する物品であるか否かを推定する構成にされ得る。
表示制御手段が複数の関連品をディスプレイに表示させる場合、推定手段は、ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、ディスプレイが表示する関連品の夫々が、ユーザが関心を有する物品であるか否かを推定する構成にされ得る。又は、推定手段は、ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、ディスプレイが表示する関連品の一群(複数の関連品)の内、ユーザが関心を有する物品を推定する構成にされ得る。
取得手段は、ユーザの識別情報を取得する。注目品記録手段は、ユーザの識別情報と関連付けて、推定手段によりユーザが関心を有する物品であると推定された関連品である注目品の識別情報を、記憶デバイスに記憶させる。
この情報処理システムの動作例としては、ユーザの操作を介して、ユーザが関心を有する物品のタグを読取デバイスが読み取る例が一つに考えられる。この場合、ディスプレイには、ユーザが関心を有する物品に関連する物品が表示され、記憶デバイスには、ディスプレイに表示された関連品の内、ユーザが関心を有すると推定される物品の識別情報が記憶される。
従って、この情報処理システムによれば、ユーザが関心を有する一つの物品に関連する別の物品の情報を、ディスプレイを通じてユーザに提供可能であり、且つ、ユーザが関心を有する上記別の物品の情報を蓄積可能である。
ところで、上記推定手段は、ユーザを撮影するカメラの撮影画像、及び/又は、ユーザの周辺に設けられた各種センサの出力信号を解析することにより、ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作を判別する構成にされ得る。この他、推定手段は、ユーザの顔及び/又は視線が向けられた先で表示される関連品を、ユーザが関心を有する物品として推定する構成にされ得る。また、推定手段は、ユーザが指をさした先で表示される関連品を、ユーザが関心を有する物品として推定する構成にされ得る。
また、推定手段は、ユーザの状態又は動作に基づき、ディスプレイが表示する関連品の一群からユーザが関心を有する物品の候補を選択する構成にされ得る。更に、推定手段は、上記候補の正否を、ユーザに問い合わせ、ユーザインタフェースを通じて取得したユーザからの応答に基づき、ユーザが関心を有する物品を推定する構成にされ得る。この情報処理システムによれば、ディスプレイに表示される関連品の内、ユーザが関心を有する物品を、注目品として高精度に記憶デバイスに記憶させることができる。
上記情報処理システムは、注目品の識別情報を、ユーザの情報端末に対して提供する物品情報提供手段を備えることができる。この場合、取得手段は、ユーザの情報端末から上記ユーザの識別情報及び注目品の識別情報を取得する構成にされ得る。この情報処理システムによれば、ユーザの識別情報と、注目品の識別情報とを簡単に関連付けて記憶デバイスに記録することができる。
物品情報提供手段は、注目品の識別情報を含むバーコード若しくは二次元コードの表示、又は、注目品の識別情報を含む音信号若しくは無線信号の出力により、注目品の識別情報を情報端末に提供する構成にされ得る。この場合、情報端末は、バーコード、二次元コード、音信号、又は、無線信号から注目品の識別情報を抽出する機能を有した構成にされ得る。また、情報端末は、通信により、上記ユーザの識別情報及び注目品の識別情報を、例えば、取得手段及び注目品記録手段としての機能を有するサーバに送信する構成にされ得る。
この他、情報処理システムは、推定手段による推定毎に、推定結果に対する管理コードを発行する発行手段と、発行手段により発行された管理コードを、ユーザの情報端末に対して提供する管理コード提供手段と、を備えた構成にされ得る。
例えば、管理コード提供手段は、管理コードの情報を含むバーコード若しくは二次元コードの表示、又は、管理コードの情報を含む音信号若しくは無線信号の出力により、管理コードをユーザの情報端末に対して提供する構成にされ得る。この場合、情報端末は、バーコード、二次元コード、音信号、又は、無線信号から管理コードを抽出する機能を有した構成にされ得る。
取得手段は、ユーザの情報端末からユーザの識別情報及び管理コードを取得する構成にされ得る。また、注目品記録手段は、取得手段により取得されたユーザの識別情報及び管理コードに基づき、ユーザの識別情報と関連付けて、推定手段によりユーザが関心を有する物品であると推定された注目品の識別情報を、記憶デバイスに記憶させる構成にされ得る。情報端末は、通信により、上記ユーザの識別情報及び管理コードを、例えば、取得手段及び注目品記録手段としての機能を有するサーバに送信する構成にされ得る。
この他、物品の夫々に付されるタグの夫々は、互いに異なる識別コードを有してよい。この場合、取得手段は、物品を購入したユーザの識別情報及びこの物品に付されたタグの識別コードを取得する構成にされ得る。
また、注目品記録手段は、取得手段が取得したユーザの識別情報及びタグの識別コードに基づき、当該識別コードを有するタグの読取デバイスによる読取に伴って、推定手段により推定された注目品の識別情報を、ユーザの識別情報と関連付けて、記憶デバイスに記憶させる構成にされ得る。
また、上記情報処理システムには、記憶デバイスが記憶する注目品及びユーザの識別情報に基づき、ユーザが有する情報端末に対し、電子広告を提供する広告提供手段を設けることができる。電子広告は、電子メール又はウェブページ等を用いて実現され得る。
この広告提供手段を備える情報処理システムによれば、ユーザが関心を有する上記注目品の情報を広告に役立てることができ、ユーザに対し適切な広告を提供することができる。例えば、広告提供手段は、上記注目品そのものを、お勧め商品として紹介する広告や上記注目品に類似する商品を紹介する広告をユーザの情報端末に提供する構成にされ得る。
上記情報処理システムは、ユーザの識別情報に関連付けて、ユーザにより購入された物品である購入品の識別情報を記憶デバイスに記憶させる購入品記録手段を備えた構成にされ得る。この場合、上記情報処理システムには、記憶デバイスが記憶する注目品、購入品、及びユーザの識別情報に基づき、ユーザが有する情報端末に対し、電子広告を提供する広告提供手段を設けることができる。広告提供手段は、例えば、購入品については広告しないように構成され得る。
この他、読取デバイスは、RFID(Radio Frequency IDentifier)タグを読取可能なデバイスとして構成され得る。RFIDタグを用いれば、タグの読取操作がユーザにとって簡単であるので、利便性の高い情報処理システムを構築することができる。
また、上記情報処理システムは、服飾系製品に付されたタグに基づいて、その関連品をディスプレイに表示させるシステムとして構成され得る。ここで言う服飾系製品は、ユーザの身体に装着される製品を示し、衣服、帽子、並びに、指輪及びネックレス等の装身具、更には靴等を含む。服飾系製品は、ユーザが着飾るために組み合わせて利用される。
この情報処理システムによれば、例えば、ユーザが一つの服飾系製品に関心を示したときに、それと組み合わせられる他の服飾系製品を関連品としてディスプレイに表示させることができる。更に、注目品の情報を記憶デバイスに記憶させることによっては、この情報を服飾系製品の販売促進に役立てることができる。ディスプレイは、物品の試着に利用されるミラーに付属して設けられると、ユーザがディスプレイに表示された関連品に関心を抱く可能性が高まり、有益である。
上述した各手段としての機能は、例えば、ハードウェアにより実現することができる。この他、各手段としての機能は、プログラムにより、コンピュータに実行させることができる。コンピュータには、上記各手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを提供することができる。
このプログラムは、半導体製メモリ、磁気ディスク及び光ディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録することができる。また、情報処理システムが備える各手段としての機能は、複数のコンピュータにより分散して実現され得る。
サイネージシステムの概略構成を表すブロック図である。 店舗内システムの概略構成を表す図である。 リターゲティング用サーバの概略構成を表すブロック図である。 店舗内システムの制御デバイスが実行する主制御処理を表すフローチャートである。 携帯端末の制御ユニットが実行する情報提供処理を表すフローチャートである。 リターゲティング用サーバの処理デバイスが実行するDB更新処理を表すフローチャートである。 処理デバイスが実行するリコメンド情報提供処理を表すフローチャートである。 第二実施例の制御デバイスが実行する主制御処理を表すフローチャートである。 図9Aは、第三実施例の制御デバイスが実行する主制御処理を表すフローチャートであり、図9Bは、携帯端末の制御ユニットが実行する情報提供処理を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施例について、図面と共に説明する。
[第一実施例]
図1に示す本実施例のサイネージシステム1は、服飾系の商品を販売する店舗内で、消費者が手に取って関心を示した商品に関連する商品である関連商品のスナップ画像を、ディジタルサイネージ13(電子看板)に表示するシステムである。スナップ画像は、例えば、関連商品を、それ単体で、又はモデルが身に着けた状態で撮影した画像である。
このサイネージシステム1は、ディジタルサイネージ13にスナップ画像として表示した関連商品群のうち、消費者が関心を有すると推定される商品を、注目商品として抽出し、この情報を消費者の識別コードに関連付けて記憶する。この情報は、例えば広告に利用される。
本実施例のサイネージシステム1は、店舗内に設けられる店舗内システム10と、サイネージ用データサーバ30と、リターゲティング用サーバ50とを備える。このサイネージシステム1は、消費者の携帯端末70を利用して、消費者と注目商品との関連付けを行い、注目商品の情報を、リターゲティング用サーバ50内で消費者毎に管理する。携帯端末70としては、スマートフォン、タブレット端末、及び、ウェアラブル機器等の情報端末を一例に挙げることができる。
携帯端末70では、サイネージシステム1専用のアプリケーションプログラムがインストールされ、このプログラムに従って、消費者の識別コードが管理され記憶保持される。以下では、消費者の識別コードのことをカスタマーIDと表現し、図中では、CIDとも表現する。また、サイネージシステム1を利用する消費者のことを、ユーザ100とも表現する。
図1に示すように、店舗内システム10は、タグリーダ11と、ディジタルサイネージ13と、認識デバイス15と、制御デバイス17と、連携用デバイス19と、会計システム21と、通信インタフェース23とを備える。
タグリーダ11は、商品に付されたRFIDタグ27を読取可能な読取デバイスである。RFIDタグ27には、このRFIDタグ27が付された商品の識別コードの情報が少なくとも含まれる。以下では、商品の識別コードのことを商品IDと表現し、タグリーダ11によりRFIDタグ27が読み取られた商品のことを、被読取商品と表現し、被読取商品の商品IDのことを被読取商品IDとも表現する。
図2に示す例によれば、タグリーダ11は、試着時などに利用される店舗内のミラー29周辺に設置されて、読取面110に載置された商品のRFIDタグ27を読み取る。タグリーダ11は、読み取ったRFIDタグ27に含まれる少なくとも商品IDの情報を、制御デバイス17に提供する。
ディジタルサイネージ13は、図2に示すように、ミラー29の左右に設けられたディスプレイ130を備え、破線で示されるように複数(図2に示す例では6個)の表示面131〜136を有する。これらの表示面131〜136には、制御デバイス17の制御によって、被読取商品に対応する関連商品群のスナップ画像が表示される。
認識デバイス15は、ミラー29の前に位置するユーザ100の状態及び動作の少なくとも一方を認識する。認識デバイス15は、ユーザ100の状態及び動作の少なくとも一方を検知するためのセンサ、及び、ユーザ100を撮影するためのカメラの少なくとも一つを備える。図2に示すように、認識デバイス15は、例えばミラー29の上部に設けられる。
認識デバイス15は、カメラの撮影画像及びセンサの出力信号の少なくとも一つに基づき、ユーザ100の状態又は動作として、ユーザ100の顔や視線の向き又は動きを認識し、ディジタルサイネージ13が有する複数の表示面131〜136において、ユーザ100が注目する地点を特定する。そして、この注目地点の座標情報を、制御デバイス17に入力する。
認識デバイス15は、顔や視線に代えて、又は加えて、ユーザ100の手の動きを認識し、これによってユーザ100が注目する地点を特定する構成にされてもよい。ここでは、表示面の単位で、注目する地点が特定されてもよいし、それより狭い領域単位で、注目する地点が特定されてもよい。
例えば、認識デバイス15は、ユーザ100の顔及び視線の少なくとも一方が一定時間継続して向いていた地点を、ユーザ100が注目する地点として特定することができる。別例として、認識デバイス15は、ユーザ100により指差しがなされたときの、指し示された地点をユーザ100が注目する地点として特定することができる。
制御デバイス17は、店舗内システム10を統括制御する。制御デバイス17は、例えば、専用ソフトウェアがインストールされたパーソナルコンピュータで構成される。制御デバイス17は、認識デバイス15から入力される注目地点の座標情報に基づき、ディジタルサイネージ13がスナップ画像を表示する関連商品群の中から、ユーザ100が関心を有すると推定される注目商品を抽出する。
具体的に、制御デバイス17は、関連商品群の内、ユーザ100が注目した地点にスナップ画像が表示されていた商品を、注目商品の候補として選択することができる。制御デバイス17は、この候補の正しさを確認するために、連携用デバイス19を介してユーザ100に対する問い合わせを行い、その回答を、連携用デバイス19を介してユーザ100から取得する。制御デバイス17は、この取得内容に基づき、ユーザ100が関心を有すると推定される注目商品を確定する。このようにして、注目商品は、関連商品群の中から抽出される。但し、制御デバイス17は、ユーザに問い合わせることなく、候補の全てを注目商品に確定する構成にされてもよい。
連携用デバイス19は、タッチパネル式のディスプレイ190を備える。連携用デバイス19は、制御デバイス17に制御されて、注目商品の候補をリストアップした問い合わせ画面を表示し、タッチパネルを通じてユーザ100の応答操作を受け付ける。問い合わせ画面は、候補の内でユーザ100が関心を有する注目商品を問い合わせる画面である。ユーザ100は、問い合わせ画面を通じて、候補としての商品群の中から、一つ又は複数を注目商品として選択する応答操作を行うことができる。制御デバイス17は、この操作信号を連携用デバイス19から取得し、上記候補の内、ユーザ100により選択された商品を、ユーザ100が関心を有すると推定される注目商品として確定することができる。
連携用デバイス19は、注目商品の確定動作が完了すると、制御デバイス17に制御されて、ディスプレイ190に、被読取商品ID、及び、注目商品の識別コードを表す二次元コードを表示する。二次元コードとしては、スタック式の二次元コードや、QRコード(登録商標)に代表されるマトリックス式の二次元コードが知られている。ユーザ100は、携帯端末70のカメラ79を通じて二次元コードを読み取ることができる。このユーザ100による読取操作によって、被読取商品ID及び注目商品の識別コードは、携帯端末70に提供される。
但し、二次元コードに代えて、バーコード(一次元コード)又はカラーコードが用いられてもよい。本明細書では、バーコード、二次元コード、及び、カラーコードを表す用語として用語「シンボル」を用いる。以下で用いる記載「二次元コード(シンボル)」は、二次元コード以外に、バーコードやカラーコードを用いてもよいことを意味する。
連携用デバイス19は、二次元コード(シンボル)に代えて、又は加えて、被読取商品ID及び注目商品の識別コードを重畳した可聴域又は不可聴域の音信号を出力することができる。この場合、連携用デバイス19は、スピーカを備えた構成にされる。携帯端末70は、この音信号を、マイクロフォンを通じて取得し、音信号から被読取商品ID及び注目商品の識別コードを抽出することができる。
以下では、スナップ画像がディジタルサイネージ13に表示される関連商品の識別コードのことを、スナップIDと表現し、注目商品の識別コードのことを、注目商品のスナップIDと表現する。本実施例において、関連商品及び注目商品のスナップIDは、夫々、関連商品及び注目商品の商品IDである。携帯端末70に提供された被読取商品ID及び注目商品のスナップIDは、携帯端末70に記憶されるカスタマーIDと共に、注目商品データとしてリターゲティング用サーバ50に送信される。
また、会計システム21は、店舗内に設けられて、消費者が購入する商品に対する会計処理を行うためのシステムである。会計システム21には、ユーザ100による商品の購入時に、ユーザ100のカスタマーIDが、このユーザ100の協力の下で入力されて、制御デバイス17には、購入商品の商品ID及びカスタマーIDが会計システム21から入力される。
例えば、店舗内の従業員は、ユーザ100からカスタマーIDの表示された携帯端末70を提示してもらうことで、ユーザ100のカスタマーIDを手作業で会計システム21に入力することができる。別例として、携帯端末70がカスタマーIDを表す二次元コード(シンボル)を表示し、会計システム21が、この二次元コード(シンボル)を読み取ることによりカスタマーIDを取得する例も考えられる。携帯端末70がFeliCa(登録商標)等のNFC(Near Field Communication)機能を有するICチップを搭載している場合には、このICチップに記録されたカスタマーIDを会計システム21が取得することもできる。会員カードからカスタマーIDを取得することも可能である。
以下では、購入商品の商品IDのことを、購入商品IDとも表現する。制御デバイス17は、会計システム21から入力されるカスタマーID及び購入商品IDを、購入商品データとしてリターゲティング用サーバ50に通信インタフェース23を介して送信する。通信インタフェース23は、サイネージ用データサーバ30及びリターゲティング用サーバ50と通信可能な通信インタフェースとして構成される。
サイネージ用データサーバ30は、図1に示すように、一つの商品IDに対して複数のスナップIDが関連付けられた関連商品データD31を、店舗内で販売される商品毎に記憶する記憶デバイス31を備える。
関連商品データD31の夫々は、対応する商品IDが被読取商品IDとしてタグリーダ11により読み取られたときに、ディジタルサイネージ13にスナップ画像を表示すべき関連商品のスナップIDが列挙されたものである。記憶デバイス31は、スナップID毎に、対応する関連商品のスナップ画像を表す画像データD32を更に記憶する。画像データD32は、静止画データ又は動画データで有り得る。
サイネージ用データサーバ30は、店舗内システム10の制御デバイス17から被読取商品IDとして通知された商品IDの関連商品データD31内に列挙されたスナップIDの一群と、夫々のスナップIDに対応する画像データD32を、店舗内システム10に送信する。サイネージ用データサーバ30は、例えば、複数店舗に共通して用いられる。
この他、ユーザ100によって携帯される携帯端末70は、図1に示すように、制御ユニット71と、記憶ユニット73と、表示ユニット75と、操作ユニット77と、カメラ79と、音入出力ユニット81と、通信インタフェース83とを備える。この携帯端末70は、例えば、周知のスマートフォン等の情報端末に、サイネージシステム1専用のアプリケーションプログラムがインストールされて構成される。
制御ユニット71は、記憶ユニット73が記憶するプログラムに従って各種処理を実行するコンピュータである。記憶ユニット73は、上記専用アプリケーションプログラムを含む各種プログラムを記憶する他、カスタマーID等の各種データを記憶する。記憶ユニット73は、例えばフラッシュメモリで構成される。
表示ユニット75は、例えば液晶ディスプレイで構成されて、各種情報を携帯端末70のユーザ100に表示する。操作ユニット77は、表示ユニット75と一体に構成されたタッチパネル、及び/又は、表示ユニット75の周囲に設けられた一つ又は複数の操作キーを有した構成にされる。
カメラ79は、写真撮影や動画撮影の他、上記二次元コード(シンボル)を読み取るために利用される。音入出力ユニット81は、マイクロフォン及びスピーカを備え、例えば通話に用いられる。マイクロフォンは、連携用デバイス19から出力される音信号を取得するためにも利用され得る。通信インタフェース83は、セルラー網を介した音声通信及びデータ通信を実現可能な通信インタフェース、並びに/又は、無線LAN通信(Wi−Fi)可能な通信インタフェースを有した構成にされる。通信インタフェース83は、例えば、リターゲティング用サーバ50に上記注目商品データを携帯端末70から送信するために用いられる。
この他、リターゲティング用サーバ50は、図3に示すように、顧客データベース51と、商品データベース53と、閲覧データベース55と、販売データベース57と、処理デバイス61と、通信インタフェース63とを備える。
顧客データベース51は、カスタマーID毎に、対応するユーザ100の詳細情報D51を記憶する。ユーザ100の詳細情報D51には、このユーザ100の性別、年齢、及び身体サイズ等の身体に関する情報、並びに、住所、電話番号、及び電子メールアドレス等の連絡先に関する情報が含まれる。商品データベース53は、商品ID毎に、対応する商品の詳細情報D53を記憶するデータベースである。商品の詳細情報D53には、商品タイプ、色、及びサイズ等の情報が含まれる。
閲覧データベース55は、カスタマーID毎に、対応するユーザ100による注目商品のスナップIDのリストを、注目商品リストD55として記憶する。閲覧データベース55は、注目商品のスナップIDに関連付けて、この商品のスナップ画像がディジタルサイネージ13に表示された日時の情報を記憶し得る。
この他、販売データベース57は、カスタマーID毎に、対応するユーザ100による購入商品の商品IDのリストを、購入商品リストD57として記憶する。販売データベース57は、購入商品IDに関連付けて、この商品がユーザ100により購入された日時の情報を記憶し得る。
処理デバイス61は、CPU、ROM及びRAM(図示せず)等を備え、ROMが記憶するプログラムに従って、各種処理を実行する。例えば、処理デバイス61は、通信インタフェース63を介して外部から受信した注目商品データに基づき、閲覧データベース55を更新したり、通信インタフェース63を介して外部から受信した購入商品データに基づき、販売データベース57を更新したりする。
この他、処理デバイス61は、閲覧データベース55及び販売データベース57を解析して、カスタマーIDに対応するユーザ100毎に、ユーザ100の購買行動や関連商品に対する関心に基づく、リコメンド商品を決定し、このリコメンド商品の情報を、ユーザ100の携帯端末70やウェブページに提供する処理を実行する。ここで言うリコメンド商品とは、ユーザ100にお勧めする商品のことである。
リコメンド商品の情報は、例えば、ユーザ100の電子メールアドレスを宛先とした電子メールに格納されて処理デバイス61から通信インタフェース63を介して送信され、ユーザ100の携帯端末70で受信され表示される。別例として、リコメンド商品の情報は、携帯端末70が有する専用アプリケーションプログラムの起動時に携帯端末70からリターゲティング用サーバ50に送信される要求信号に対する応答信号として携帯端末70に提供され、専用アプリケーションプログラムの実行下で、表示ユニット75に表示される。
この他、リコメンド商品の情報は、例えば、ウェブサーバ90が提供するウェブページに対するユーザ100のログイン時に、ウェブサーバ90からリターゲティング用サーバ50に送信される要求信号に対する応答信号としてウェブサーバ90に提供され、ユーザ100に対する専用のウェブページ上で表示される。
以上には、サイネージシステム1の概略構成及び動作について説明した。続いては、店舗内システム10の制御デバイス17、携帯端末70の制御ユニット71、及び、リターゲティング用サーバ50の処理デバイス61が夫々実行する処理の詳細を、フローチャートを用いて説明する。
店舗内システム10の制御デバイス17は、図4に示す主制御処理を繰返し実行する。この処理を開始すると、制御デバイス17は、タグリーダ11が新たなRFIDタグ27を読み取って、被読取商品IDがタグリーダ11から入力されるまで待機する(S110)。被読取商品IDが入力されると(S110でYes)、制御デバイス17は、この被読取商品IDを、通信インタフェース23を介してサイネージ用データサーバ30に通知する。これによって、サイネージ用データサーバ30から、被読取商品に対応する関連商品のスナップID及び画像データD32の一群を取得する(S120)。
その後、制御デバイス17は、得られた画像データD32の一群に基づき、被読取商品に対応する関連商品のスナップ画像をディジタルサイネージ13に表示させるための、ディジタルサイネージ13に対する表示制御処理を開始する(S130)。この際、制御デバイス17は、例えば一つの関連商品に対して、表示面131〜136の一つを割り当てて、表示面131〜136毎に一つのスナップ画像を表示させるように、ディジタルサイネージ13を制御することができる(S130)。
表示制御処理は、例えば、新たな商品のRFIDタグ27がタグリーダ11に読み取られる事象、ミラー29の前からユーザ100が移動する事象、及び、連携用デバイス19の前までユーザ100が移動する事象がいずれかが発生した時点で終了することができる。この他、表示制御処理は、開始からの経過時間が所定時間を超えた時点で終了されてもよい。
制御デバイス17は、この表示制御処理によってディジタルサイネージ13に関連商品のスナップ画像が表示されている期間に認識デバイス15から得られたユーザ100が注目する地点の座標情報に基づき、ユーザ100が関心を有すると推定される注目商品の候補を、ディジタルサイネージ13が表示する関連商品群の中から選択する(S140)。
その後、制御デバイス17は、連携用デバイス19を制御し、選択した候補をリストアップした問い合わせ画面を、連携用デバイス19のディスプレイ190に表示させる。問い合わせ画面は、リストの中から、一つ又は複数の商品を、ユーザがタッチパネルを通じて注目商品として選択することができるように構成され得る。ディスプレイ190には、候補に該当する関連商品毎に、関連商品のスナップ画像や商品説明文を表示することができる。
問い合わせ画面の表示開始後、制御デバイス17は、問い合わせ画面に対する応答操作が完了するまで、連携用デバイス19のタッチパネルを通じた応答操作を受け付ける。そして、応答操作が完了すると(S160でYes)、S170に移行する。一方、キャンセル操作がなされるか、応答操作が完了することなくタイムアウト時間が経過した場合には(S160でNo)、S170に移行することなく、主制御処理を一旦終了する。
S170に移行すると、制御デバイス17は、ユーザ100の応答内容に基づいて、ユーザ100が候補の中から選択した一つ又は複数の商品を、ユーザが関心を有する注目商品として確定し、その注目商品のスナップID及び被読取商品IDを、ユーザ100の携帯端末70に提供する。具体的には、上述したように、注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報を含む二次元コード(シンボル)をディスプレイ190に表示することにより、又は、注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報を重畳した音信号を出力することにより、携帯端末70に提供する(S180)。その後、主制御処理を一旦終了する。
制御デバイス17は、このような主制御処理を繰返し実行することにより、タグリーダ11により商品のRFIDタグ27が読み取られる度に、S120〜S180の処理を実行する。
一方、携帯端末70の制御ユニット71は、専用アプリケーションプログラムに従って図5に示す情報提供処理を繰返し実行する。制御ユニット71は、ユーザ100からID読取指令が操作ユニット77を通じて入力されると(S210でYes)、連携用デバイス19から提供される注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報を取得する(S220)。
例えば、制御ユニット71は、二次元コード(シンボル)をカメラ79で読み込み、読み込んだ二次元コード(シンボル)から注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報を抽出することにより取得する。又は、制御ユニット71は、音信号を音入出力ユニット81のマイクロフォンを介して読み込み、読み込んだ音信号から注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報を抽出することにより取得する。
その後、制御ユニット71は、記憶ユニット73が記憶するカスタマーID、注目商品のスナップID及び被読取商品IDを含む注目商品データを、リターゲティング用サーバ50に通信インタフェース83を介して送信し(S230)、情報提供処理を一旦終了する。制御ユニット71は、このような内容の情報提供処理を繰返し実行する。
また、リターゲティング用サーバ50の処理デバイス61は、図6に示すDB更新処理を繰返し実行し、通信インタフェース63を介して、注目商品データを受信すると(S310でYes)、その受信データに従って、閲覧データベース55を更新する。即ち、受信データが示すカスタマーIDの注目商品リストD55に、受信データが示す注目商品のスナップIDを追加することによって、閲覧データベース55を更新する(S315)。ここでは、注目商品リストD55に、被読取商品の商品IDを、注目商品のスナップIDとして追加可能である。この場合、注目商品リストD55には、後述するリコメンド商品の決定(S420)に役立てるために、被読取商品のスナップIDと、被読取商品ではない注目商品のスナップIDと、を区別して記録することができる。
また、処理デバイス61は、通信インタフェース63を介して、購入商品データを受信すると(S320でYes)、その受信データに従って、販売データベース57を更新する。即ち、受信データが示すスタマーIDの購入商品リストD57に、受信データが示す購入商品の商品IDを追加することによって、販売データベース57を更新する(S325)。
この他、処理デバイス61は、図7に示すリコメンド情報提供処理を繰返し実行する。リコメンド情報提供処理において、処理デバイス61は、リコメンド情報の要求信号が発生するまで待機する(S410)。要求信号は、例えば、ユーザ100によるウェブページへのログインに応じて発生する。別例として、要求信号は、携帯端末70においてユーザ100が専用アプリケーションプログラムを起動することにより発生する。要求信号には、カスタマーIDの情報が含まれ得る。更なる別例として、要求信号は、例えば、処理デバイス61が別途実行する広告メール生成処理内で発生する。広告メールは、ユーザ100に対してリコメンド商品を紹介する電子メールである。広告メールは、メールマガジンに類する電子メールで有り得る。
処理デバイス61は、要求信号が発生すると(S410でYes)、対応するユーザ100のカスタマーIDに基づき、閲覧データベース55が記憶する当該ユーザ100の注目商品リストD55、及び、販売データベース57が記憶する当該ユーザ100の購入商品リストD57を参照し、更には、顧客データベース51が有する、当該ユーザ100の詳細情報D51、及び、商品データベース53が有する各商品の詳細情報D53を参照し、これらの情報に基づき、対応するユーザ100に対するリコメンド商品を決定する(S420)。
例えば、処理デバイス61は、注目商品、又は、注目商品若しくは購入商品と同じタイプの商品、又は、これらに組み合わせて使用される商品であって、ユーザ100の身体情報に合致し、且つ、まだ購入されていない商品を、リコメンド商品に決定することができる。但し、繰返し購入されるタイプの商品については、購入商品であっても、これをリコメンド商品に決定することができる。
リコメンド商品の決定アルゴリズムについては、多様なアルゴリズムが知られている。本実施例においても、既存のアルゴリズムを採用することが可能である。例えば、ウェブページの閲覧履歴からリコメンド商品を決定する既存のアルゴリズムと同様の原理で、リコメンド商品を決定することができる。付言すると、S420では、購入商品リストを用いずに、リコメンド商品を決定してもよい。
処理デバイス61は、S420でリコメンド商品を決定すると、その決定したリコメンド商品の情報を含むデータを、上記要求信号に対する応答信号として、要求元に送信し(S430)、当該リコメンド情報提供処理を終了する。
この処理によって、例えば、ウェブサーバ90は、上記応答信号に基づきユーザ100によるログイン後のウェブページにリコメンド商品が表示されるように動作する。ウェブサーバ90は、ウェブページへのアクセス元に対して、リコメンド商品を表示可能なウェブページを送信することができる。この他、携帯端末70の制御ユニット71は、専用アプリケーションプログラムに従って、上記応答信号に基づくリコメンド商品を、表示ユニット75に表示させることができる。
以上、本実施例のサイネージシステム1について説明したが、このサイネージシステム1によれば、ユーザ100が商品を手にとって試着するときに、又は、試着に準ずる行為を行うときに、ユーザ100がミラー29の前に立つことを利用して、そのミラー29の左右に設置されたディジタルサイネージ13から、ユーザ100が手に取った商品に対応する関連商品の情報を、ユーザ100に提供する。従って、ユーザ100の購買行動を促進することができる。
また、このサイネージシステム1によれば、ディジタルサイネージ13に対するユーザ100の状態や動作(視線等)に基づき、ディジタルサイネージ13がスナップ画像を表示する関連商品の一群の中から、ユーザ100が関心を有すると推定される商品を注目商品として抽出する。そして、この注目商品の情報を、ユーザ100毎に、リターゲティング用サーバ50で蓄積する。
蓄積した情報は、注目商品等を、お勧め商品として、電子メール、専用アプリケーションプログラム又はウェブページ等を通じてユーザ100に案内するために役立てることができる。従って、本実施例のサイネージシステム1は、ビジネス上大変有益である。
特に、本実施例では、タグとしてRFIDタグ27を採用することで、ユーザ100のタグ読取操作に係る煩わしさを抑えるようにした。また、連携用デバイス19からは、二次元コード(シンボル)や音信号の形態で、注目商品のスナップIDを通知することによって、既存の情報端末の機能を利用しつつ、ユーザ100にとって簡単な操作で、カスタマーIDと注目商品のスナップID及び被読取商品IDとを関連付けて、これらの情報をリターゲティング用サーバ50に提供することができるようにした。従って、本実施例によれば、利便性の高いサイネージシステム1を実現することができる。
本実施例に対する第一変形例として、制御デバイス17は、S180で、注目商品のスナップID及び被読取商品IDに代替する一つの管理IDを、携帯端末70に提供するように動作してもよい。
即ち、制御デバイス17は、S170での確定内容に対して固有の管理IDを発行し、この管理IDを携帯端末70に提供することができる。この場合、S180において、制御デバイス17は、連携用デバイス19に、管理IDの情報を含む二次元コード(シンボル)をディスプレイ190に表示させたり、管理IDの情報を含む音信号を出力させたりすることができる。
更に、制御デバイス17は、S170で確定した注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報を含む管理データを、対応する管理IDと共に、リターゲティング用サーバ50に、通信インタフェース23を通じて送信することができる。
携帯端末70は、S230において、カスタマーIDと共に、S220で取得した管理IDの情報を含む注目商品データを、リターゲティング用サーバ50に送信することができる。
この他、リターゲティング用サーバ50は、受信した注目商品データが示す管理IDに基づき、対応する注目商品のスナップID及び被読取商品IDを特定し、受信した注目商品データが示すカスタマーIDの注目商品リストD55に、この注目商品データが示す管理IDに対応する注目商品のスナップID(及び被読取商品の商品ID)を追加して、閲覧データベース55を更新することができる(S315)。
管理IDは、リターゲティング用サーバ50や別のサーバが発行してもよい。この場合、制御デバイス17は、リターゲティング用サーバ50又は上記別のサーバに対して、管理IDの発行要求と共に、S170で確定した注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報を送信することができる。制御デバイス17は、この発行要求に対する応答信号として管理IDを取得し、これをS180で携帯端末70に提供することができる。
この他、第二変形例として、制御デバイス17は、S180に示す処理を実行しない構成にされてもよい。この場合には、各商品のRFIDタグ27内に、RFIDタグ27毎に固有の管理IDを記録しておくことができる。そして、制御デバイス17は、S170において、確定した注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報を含む管理データを、RFIDタグ27から商品IDと併せて取得した管理IDと共に、一時記憶することができる。
会計システム21は、ユーザ100による商品の購入時に、この購入商品のRFIDタグ27が記憶する管理IDの情報を読み出し、制御デバイス17に、購入商品の管理ID及びユーザ100のカスタマーIDの情報を入力することができる。
この場合、制御デバイス17は、会計システム21から入力されたカスタマーID及び管理IDに基づき、管理IDに対応する注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報を、カスタマーIDと共に格納した注目商品データを、リターゲティング用サーバ50に通信インタフェース23を介して送信することができる。
上述した第二変形例によれば、ユーザ100が商品を購入する過程で、ユーザ100に強く意識させることなく、又は、煩わしい操作をさせることなく、ユーザが関心を有する商品の情報を、閲覧データベース55に、カスタマーIDの情報と関連付けて蓄積することができる。
また、第三変形例として、サイネージシステム1は、iBeacon(登録商標)やFeliCa(登録商標)等の無線通信技術を用いて、携帯端末70と連携用デバイス19との間での情報の授受を行うように構成され得る。例えば、店舗内システム10の制御デバイス17は、S180において、連携用デバイス19に、注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報、又は、管理IDの情報を含む無線信号を出力させることができる。一方、携帯端末70の制御ユニット71は、S220において、連携用デバイス19から無線信号の形態で提供される注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報、又は、管理IDの情報を取得することができる。このために、連携用デバイス19及び携帯端末70には、無線信号の送受に必要な通信インタフェースを設けることができる。
[第二実施例]
続いて、第二実施例のサイネージシステム1について説明する。但し、本実施例のサイネージシステム1は、制御デバイス17によって実行される主制御処理が第一実施例と一部異なる程度である。従って、以下では、図8を用いて、主制御処理の第一実施例とは異なる部分を選択的に説明し、同一構成についての説明を省略する。
店舗内システム10の制御デバイス17は、S110〜S150を実行し、連携用デバイス19のディスプレイ190に問い合わせ画面を表示させると、問い合わせ画面に対する応答操作が完了するまで、連携用デバイス19のタッチパネルを通じた応答操作を受け付ける(S160)。そして、応答操作が完了すると(S160でYes)、S510に移行する。一方、キャンセル操作がなされるか、応答操作が完了することなくタイムアウト時間が経過した場合には(S160でNo)、S510に移行することなく、主制御処理を一旦終了する。
S510に移行すると、制御デバイス17は、ユーザ100の応答内容に基づいて、ユーザ100が候補の中から選択した一つ又は複数の商品を、注目商品として確定する。その後、連携用デバイス19を介して、ユーザ100のカスタマーIDを取得する(S520)。例えば、制御デバイス17は、連携用デバイス19のディスプレイ190に、カスタマーIDの入力画面を表示させ、連携用デバイス19のタッチパネルを通じてユーザ100に手作業でカスタマーIDを入力してもらうことにより、ユーザ100のカスタマーIDを、連携用デバイス19を介して取得することができる。
別例として、制御デバイス17は、ユーザ100の携帯端末70に表示されたカスタマーIDを、連携用デバイス19を介して読み取ることにより、カスタマーIDを取得することができる。このために、連携用デバイス19は、例えば、カメラ又は二次元コード(シンボル)を読取可能なリーダを備えることができる。即ち、連携用デバイス19は、携帯端末70に表示されたカスタマーIDの二次元コード(シンボル)を読み取る構成にされ得る。携帯端末70の制御ユニット71は、上記専用アプリケーションプログラムに基づいて、カスタマーIDの二次元コード(シンボル)を生成し、これを表示ユニット75に表示させることができる。
カスタマーIDを取得すると、制御デバイス17は、ユーザ100のカスタマーID、注目商品のスナップID、及び被読取商品IDを格納した注目商品データを、リターゲティング用サーバ50に通信インタフェース23を介して送信する(S530)。その後、主制御処理を一旦終了する。店舗内システム10がこのような注目商品データの送信機能を有する場合、携帯端末70は、図5に示す情報提供処理を実行する機能を有さなくてよい。
以上に、第二実施例のサイネージシステム1について説明したが、本実施例によっても、第一実施例と同様の効果を奏することができる。第二実施例においても、サイネージシステム1は、iBeacon(登録商標)やFeliCa(登録商標)等の無線通信技術を用いて、携帯端末70と連携用デバイス19との間での情報の授受を行う構成にされ得る。
[第三実施例]
続いて、第三実施例のサイネージシステム1について説明する。但し、本実施例のサイネージシステム1は、制御デバイス17によって実行される主制御処理の一部及び制御ユニット71によって実行される情報提供処理が、第一実施例と異なる程度である。従って、以下では、第三実施例のサイネージシステム1における第一実施例とは異なる処理動作を選択的に説明し、第一実施例と同一構成についての説明を省略する。
制御デバイス17は、主制御処理において、S110〜S140を実行し、注目商品の候補を、ディジタルサイネージ13が表示する関連商品群の中から選択すると、図9Aに示すように、S610に移行する。S610では、連携用デバイス19を介して、注目商品の候補のスナップID及び被読取商品IDの情報を携帯端末70に提供する。その後、制御デバイス17は、主制御処理を一旦終了する。
上記提供は、携帯端末70との無線通信によって実現することができる。この場合、連携用デバイス19には、無線通信機能を設けることができる。別例として、上記提供は、S150での処理と同様に、連携用デバイス19から、注目商品の候補のスナップID及び被読取商品IDの情報を含む二次元コード(シンボル)を表示することによって、又は、注目商品の候補のスナップID及び被読取商品IDの情報を重畳した音信号を出力することによって実現することができる。
一方、携帯端末70の制御ユニット71は、情報提供処理を開始すると、図9Bに示すS710〜S740を実行する。制御ユニット71は、例えば、情報提供処理の実行指示が操作ユニット77を介してユーザ100から入力されると、図9Bに示す情報提供処理を実行する。
この情報提供処理を開始すると、制御ユニット71は、連携用デバイス19から提供される注目商品の候補のスナップID及び被読取商品IDの情報を取得する(S710)。取得は、例えば、連携用デバイス19との無線通信により、又は、連携用デバイス19から提供される上記情報を含む二次元コード(シンボル)又は音信号の読取により実現することができる。
その後、制御ユニット71は、注目商品の候補をリストアップした問い合わせ画面を、表示ユニット75に表示させる(S720)。問い合わせ画面は、ユーザ100がリストの中から一つ又は複数の商品を、操作ユニット77を通じて注目商品として選択することができるように構成され得る。問い合わせ画面に候補の商品名や紹介文を表示するために、連携用デバイス19から携帯端末70へは、これらを表示するための情報が併せて提供されてもよい。
その後、制御ユニット71は、問い合わせ画面に対する応答操作を、操作ユニット77を通じて受け付け、この応答操作に基づいて、ユーザ100が候補の中から選択した一つ又は複数の商品を、注目商品として確定する(S730)。確定後、制御ユニット71は、記憶ユニット73が記憶するカスタマーID、注目商品のスナップID及び被読取商品IDを含む注目商品データを、リターゲティング用サーバ50に通信インタフェース83を介して送信する(S740)。制御ユニット71は、その後、図9Bに示す情報提供処理を終了する。
以上に、第三実施例のサイネージシステム1について説明したが、本実施例によっても、第一実施例と同様の効果を奏することができる。
[他の実施形態]
以上に、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例では、ディジタルサイネージ13に複数の関連商品を表示する例について説明したが、ディジタルサイネージ13には、一つの関連商品のみを表示する実施形態も考えられる。この場合、制御デバイス17は、ディジタルサイネージ13に表示された関連商品がユーザの関心を有するものであるか否かを推定する処理を、S140〜S170の処理に代えて実行することができる。
また、ディジタルサーネージ13に表示された関連商品の全てがユーザの関心を有するものではないと推定される場合、制御デバイス17は、S180において、被読取商品IDのみを携帯端末70に提供することができ、携帯端末70は、注目商品データとして、カスタマーID及び被読取商品IDの情報を含むが、注目商品のスナップIDを含まないデータを、リターゲティング用サーバ50に送信することができる。
この他、上記実施例のサイネージシステム1は、図2に示されるミラー29に代えて、ディスプレイ130と一体に構成された追加のディスプレイを備えた構成にされ得る。ミラー29に代わる追加のディスプレイは、制御デバイス17に制御されて、当該追加のディスプレイの前に位置するユーザ100の鏡像を、動画像として表示する構成にされ得る。即ち、サイネージシステム1は、光学要素としてのミラー29に代えて、ディスプレイを実体とする仮想的なミラーを備えた構成にされ得る。
また、連携用デバイス19としての機能は、ディジタルサイネージ13を用いて実現されてもよい。例えば、サイネージシステム1は、表示面131〜136に表示されたスナップ画像に対する、ユーザ100のタッチ動作を検知することによって、ディジタルサイネージ13がスナップ画像を表示する関連商品群の中から、ユーザ100が関心を有する商品を推定することができる(S170)。
ディジタルサイネージ13は、表示面131〜136にタッチパネルを搭載した構成にされてもよい。即ち、サイネージシステム1は、このタッチパネルを介して表示面131〜136に対するユーザ100のタッチ動作を検知する構成にされてもよい。
また、サイネージシステム1は、S150において、ユーザ100のタッチ動作を促すメッセージをディジタルサイネージ13に表示させる構成にされ得る。例えば、S150では、「興味のある商品をタッチして下さい」といったメッセージを、ディジタルサイネージ13に表示させることができる。
この他、サイネージシステム1は、S180において、ディジタルサイネージ13に、二次元コード(シンボル)を表示させる構成にされ得る。ディジタルサイネージ13は、スピーカを備えてもよく、スピーカから、注目商品のスナップID及び被読取商品IDの情報、又は、管理IDの情報を含む音信号を出力してもよい。ディジタルサイネージ13は、iBeacon(登録商標)等の無線通信インタフェースを備え、この無線通信インタフェースから、上記音信号に代わる無線信号を出力する構成にされてもよい。
このように、連携用デバイス19とディジタルサイネージ13とを一体化することによって、一層有益なサイネージシステム1を実現することができる。
この他、上記実施例としては、服飾系の商品に関し、リターゲティング広告を行うシステムを説明したが、本発明は、商品の種類に限定されるものではない。サイネージシステム1は、注目商品の情報を蓄積する一方、リターゲティング広告に関する機能を有さない構成にされてもよい。
この他、本発明は、売買の対象となる商品以外の物品を対象に、注目品の情報を蓄積する構成にされてもよい。例えば、図書館において、ユーザ100が手に取った図書に関連する図書を、ディスプレイに表示するように、本発明の情報処理システムは構成され得る。この場合、情報処理システムは、ユーザ100が関心を有すると推定される注目図書を、ディスプレイに表示した関連図書の一群の中から抽出して、この情報を記憶する構成にされ得る。注目図書の情報は、例えば、書籍を販売する会社に提供されて、ユーザ100に対する注目商品の広告等に役立てられる。
上述した実施形態における1つの構成要素が有する機能は、複数の構成要素に分散して付与され得る。また、複数の構成要素が有する機能は、1つの構成要素に統合され得る。上述した実施形態の構成の少なくとも一部は、同様の機能を有する公知の構成に置き換えられ得る。上述した実施形態の構成の一部は、省略されてもよい。また、上述した実施形態の構成の少なくとも一部は、他の実施形態の構成に対して付加又は置換されてもよい。
[対応関係]
最後に、用語間の対応関係について説明する。制御デバイス17が実行するS120,S130によって実現される機能は、表示制御手段によって実現される機能の一例に対応する。認識デバイス15及び制御デバイス17が実行するS140,S150,S160,S170,S510,S610,S710,S720,S730によって実現される機能は、推定手段によって実現される機能の一例に対応する。処理デバイス61による通信インタフェース63を介した注目商品データの受信機能、及び、制御デバイス17が実行するS520によって実現される機能は、取得手段によって実現される機能の一例に対応する。
処理デバイス61が実行するS315によって実現される機能は、注目品記録手段によって実現される機能の一例に対応する。また、処理デバイス61が実行するリコメンド情報提供処理は、広告提供手段によって実現される機能の一例に対応し、処理デバイス61が実行するS325によって実現される機能は、購入品記録手段によって実現される機能の一例に対応する。
この他、制御デバイス17が実行するS180によって実現される機能は、物品情報提供手段によって実現される機能の一例に対応し、第一実施例に対する第一変形例のS180で実現される機能は、管理コード提供手段によって実現される機能の一例に対応し、S170で実現される管理IDの発行機能は、発行手段によって実現される機能の一例に対応する。また、第一実施例に対する第二変形例で説明したRFIDタグ27内の管理IDは、タグの識別コードの一例に対応する。
1…サイネージシステム、10…店舗内システム、11…タグリーダ、13…ディジタルサイネージ、15…認識デバイス、17…制御デバイス、19…連携用デバイス、21…会計システム、23…通信インタフェース、27…RFIDタグ、29…ミラー、30…サイネージ用データサーバ、31…記憶デバイス、50…リターゲティング用サーバ、51…顧客データベース、53…商品データベース、55…閲覧データベース、57…販売データベース、61…処理デバイス、63…通信インタフェース、70…携帯端末、71…制御ユニット、73…記憶ユニット、75…表示ユニット、77…操作ユニット、79…カメラ、81…音入出力ユニット、83…通信インタフェース、90…ウェブサーバ、100…ユーザ、110…読取面、130…ディスプレイ、131〜136…表示面、190…ディスプレイ。

Claims (13)

  1. 物品が展示された店舗内において読取デバイスにより読み取られたタグが示す物品の識別情報に基づき、前記店舗内に設けられたディスプレイに、前記タグが取り付けられた前記物品に関連する物品としての関連品を表示させる表示制御手段と、
    前記ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、前記ディスプレイが表示する前記関連品が、前記ユーザが関心を有する物品であるか否かを推定する推定手段と、
    前記推定手段により前記ユーザが関心を有する物品であると推定された前記関連品である注目品の識別情報を、前記ユーザの情報端末に対する送信又は表示により、前記ユーザの情報端末に前記店舗内で提供する物品情報提供手段と、
    前記店舗外に設けられ、前記ユーザの情報端末から前記ユーザの識別情報及び前記注目品の識別情報通信により取得する取得手段と、
    前記店舗外に設けられ、前記取得手段が前記ユーザの情報端末から取得した前記ユーザの識別情報及び前記注目品の識別情報に基づき、前記ユーザの識別情報と関連付けて前記注目品の識別情報を、記憶デバイスに記憶させる注目品記録手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 物品が展示された店舗内において読取デバイスにより読み取られたタグが示す物品の識別情報に基づき、前記店舗内に設けられたディスプレイに、前記タグが取り付けられた前記物品に関連する物品としての関連品の一群を表示させる表示制御手段と、
    前記ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、前記ディスプレイが表示する前記関連品の一群の内、前記ユーザが関心を有する物品を推定する推定手段と、
    前記推定手段により前記ユーザが関心を有する物品であると推定された前記関連品である注目品の識別情報を、前記ユーザの情報端末に対する送信又は表示により、前記ユーザの情報端末に前記店舗内で提供する物品情報提供手段と、
    前記店舗外に設けられ、前記ユーザの情報端末から前記ユーザの識別情報及び前記注目品の識別情報通信により取得する取得手段と、
    前記店舗外に設けられ、前記取得手段が前記ユーザの情報端末から取得した前記ユーザの識別情報及び前記注目品の識別情報に基づき、前記ユーザの識別情報と関連付けて前記注目品の識別情報を、記憶デバイスに記憶させる注目品記録手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  3. 物品が展示された店舗内において読取デバイスにより読み取られたタグが示す物品の識別情報に基づき、前記店舗内に設けられたディスプレイに、前記タグが取り付けられた前記物品に関連する物品としての関連品を表示させる表示制御手段と、
    前記ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、前記ディスプレイが表示する前記関連品が、前記ユーザが関心を有する物品であるか否かを推定する推定手段と、
    前記店舗内において、前記ユーザの情報端末から、前記ユーザの識別情報を、前記情報端末が出力する信号の受信により又は前記情報端末が表示する画像の読取により取得する取得手段と
    前記取得手段が取得した前記ユーザの識別情報及び前記推定手段により前記ユーザが関心を有する物品であると推定された前記関連品である注目品の識別情報を前記店舗外に送信する送信手段と、
    前記店舗外において、前記送信手段が送信する前記ユーザの識別情報及び前記注目品の識別情報を受信し、前記ユーザの識別情報と関連付けて前記受信した注目品の識別情報を、記憶デバイスに記憶させる注目品記録手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  4. 物品が展示された店舗内において読取デバイスにより読み取られたタグが示す物品の識別情報に基づき、前記店舗内に設けられたディスプレイに、前記タグが取り付けられた前記物品に関連する物品としての関連品の一群を表示させる表示制御手段と、
    前記ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、前記ディスプレイが表示する前記関連品の一群の内、前記ユーザが関心を有する物品を推定する推定手段と、
    前記店舗内において、前記ユーザの情報端末から、前記ユーザの識別情報を、前記情報端末が出力する信号の受信により又は前記情報端末が表示する画像の読取により取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記ユーザの識別情報及び前記推定手段により前記ユーザが関心を有する物品であると推定された前記関連品である注目品の識別情報を前記店舗外に送信する送信手段と、
    前記店舗外において、前記送信手段が送信する前記ユーザの識別情報及び前記注目品の識別情報を受信し、前記ユーザの識別情報と関連付けて前記受信した注目品の識別情報を、記憶デバイスに記憶させる注目品記録手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  5. 読取デバイスにより読み取られたタグが示す物品の識別情報に基づき、ディスプレイに、前記タグが取り付けられた前記物品に関連する物品としての関連品を表示させる表示制御手段と、
    前記ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、前記ディスプレイが表示する前記関連品が、前記ユーザが関心を有する物品であるか否かを推定する推定手段と
    前記推定手段により前記ユーザが関心を有する物品であると推定された前記関連品である注目品の識別情報を、前記タグが示すタグ固有の識別情報と関連付けて、第一の記憶デバイスに記憶させる推定結果記録手段と、
    前記ユーザによる物品の購入時に、前記ユーザの識別情報及び前記ユーザが購入する物品の前記タグが示す前記タグ固有の識別情報を取得する取得手段と、
    前記ユーザが購入する物品の前記タグが示す前記タグ固有の識別情報に基づき、前記タグ固有の識別情報に関連付けて前記第一の記憶デバイスが記憶する前記注目品の識別情報を、前記ユーザの識別情報と関連付けて、第二の記憶デバイスに記憶させる注目品記録手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  6. 読取デバイスにより読み取られたタグが示す物品の識別情報に基づき、ディスプレイに、前記タグが取り付けられた前記物品に関連する物品としての関連品の一群を表示させる表示制御手段と、
    前記ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、前記ディスプレイが表示する前記関連品の一群の内、前記ユーザが関心を有する物品を推定する推定手段と
    前記推定手段により前記ユーザが関心を有する物品であると推定された前記関連品である注目品の識別情報を、前記タグが示すタグ固有の識別情報と関連付けて、第一の記憶デバイスに記憶させる推定結果記録手段と、
    前記ユーザによる物品の購入時に、前記ユーザの識別情報及び前記ユーザが購入する物品の前記タグが示す前記タグ固有の識別情報を取得する取得手段と、
    前記ユーザが購入する物品の前記タグが示す前記タグ固有の識別情報に基づき、前記タグ固有の識別情報に関連付けて前記第一の記憶デバイスが記憶する前記注目品の識別情報を、前記ユーザの識別情報と関連付けて、第二の記憶デバイスに記憶させる注目品記録手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  7. 物品が展示された店舗内において読取デバイスにより読み取られたタグが示す物品の識別情報に基づき、前記店舗内に設けられたディスプレイに、前記タグが取り付けられた前記物品に関連する物品としての関連品を表示させる表示制御手段と、
    前記ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、前記ディスプレイが表示する前記関連品が、前記ユーザが関心を有する物品であるか否かを推定する推定手段と、
    前記推定手段による推定毎に、推定結果に対する管理コードを発行する発行手段と、
    前記ユーザの情報端末に対する送信又は表示により、前記ユーザに関する前記推定結果に対して前記発行手段が発行した前記管理コードを、前記ユーザの情報端末に前記店舗内で提供する管理コード提供手段と、
    前記店舗外に設けられ、前記ユーザの情報端末から前記ユーザの識別情報及び前記管理コード通信により取得する取得手段と、
    前記店舗外に設けられ、前記取得手段が前記ユーザの情報端末から取得した前記ユーザの識別情報及び前記管理コードに基づき、前記ユーザの識別情報と関連付けて、前記推定手段により前記ユーザが関心を有する物品であると推定された前記関連品である注目品の識別情報を、記憶デバイスに記憶させる注目品記録手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  8. 物品が展示された店舗内において読取デバイスにより読み取られたタグが示す物品の識別情報に基づき、前記店舗内に設けられたディスプレイに、前記タグが取り付けられた前記物品に関連する物品としての関連品の一群を表示させる表示制御手段と、
    前記ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、前記ディスプレイが表示する前記関連品の一群の内、前記ユーザが関心を有する物品を推定する推定手段と、
    前記推定手段による推定毎に、推定結果に対する管理コードを発行する発行手段と、
    前記ユーザの情報端末に対する送信又は表示により、前記ユーザに関する前記推定結果に対して前記発行手段が発行した前記管理コードを、前記ユーザの情報端末に前記店舗内で提供する管理コード提供手段と、
    前記店舗外に設けられ、前記ユーザの情報端末から前記ユーザの識別情報及び前記管理コード通信により取得する取得手段と、
    前記店舗外に設けられ、前記取得手段が前記ユーザの情報端末から取得した前記ユーザの識別情報及び前記管理コードに基づき、前記ユーザの識別情報と関連付けて、前記推定手段により前記ユーザが関心を有する物品であると推定された前記関連品である注目品の識別情報を、記憶デバイスに記憶させる注目品記録手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  9. 前記推定手段は、前記ディスプレイを利用するユーザの状態又は動作に基づき、前記ディスプレイが表示する前記関連品の一群から前記ユーザが関心を有する物品の候補を選択する一方、前記候補の正否を、前記ユーザに問い合わせ、ユーザインタフェースを通じて取得した前記ユーザからの応答に基づき、前記ユーザが関心を有する物品を推定すること
    を特徴とする請求項2、請求項4、請求項6、又は請求項8記載の情報処理システム。
  10. 前記物品情報提供手段は、前記注目品の識別情報を含むバーコード若しくは二次元コードの表示、又は、前記注目品の識別情報を含む音信号若しくは無線信号の出力により、前記注目品の識別情報を前記情報端末に対して提供し、
    前記情報端末は、前記バーコード、前記二次元コード、前記音信号、又は、前記無線信号から前記注目品の識別情報を抽出する機能を有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報処理システム。
  11. 前記管理コード提供手段は、前記管理コードの情報を含むバーコード若しくは二次元コードの表示、又は、前記管理コードの情報を含む音信号若しくは無線信号の出力により、前記管理コードを前記情報端末に対して提供し、
    前記情報端末は、前記バーコード、前記二次元コード、前記音信号、又は、前記無線信号から前記管理コードを抽出する機能を有すること
    を特徴とする請求項7又は請求項8記載の情報処理システム。
  12. 前記記憶デバイスが記憶する前記注目品及び前記ユーザの識別情報に基づき、前記ユーザが有する情報端末に対し、電子広告を提供する広告提供手段
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項、又は、請求項7〜請求項8のいずれか一項記載の情報処理システム。
  13. 前記第二の記憶デバイスが記憶する前記注目品及び前記ユーザの識別情報に基づき、前記ユーザが有する情報端末に対し、電子広告を提供する広告提供手段
    を備えることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の情報処理システム。
JP2014141455A 2014-07-09 2014-07-09 情報処理システム Active JP5851560B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014141455A JP5851560B2 (ja) 2014-07-09 2014-07-09 情報処理システム
PCT/JP2014/079341 WO2016006136A1 (ja) 2014-07-09 2014-11-05 情報処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014141455A JP5851560B2 (ja) 2014-07-09 2014-07-09 情報処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016018438A JP2016018438A (ja) 2016-02-01
JP5851560B2 true JP5851560B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=55063801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014141455A Active JP5851560B2 (ja) 2014-07-09 2014-07-09 情報処理システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5851560B2 (ja)
WO (1) WO2016006136A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019040242A (ja) * 2017-08-22 2019-03-14 株式会社ファーストリテイリング 買い物支援システム
JP7363807B2 (ja) * 2018-11-07 2023-10-18 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム
JP7385479B2 (ja) * 2020-01-10 2023-11-22 サトーホールディングス株式会社 情報配信システムおよび情報配信方法
JP7418234B2 (ja) * 2020-02-17 2024-01-19 東芝テック株式会社 無線タグ読取装置及びプログラム
JP7557188B2 (ja) 2020-03-13 2024-09-27 アパテックジャパン株式会社 ジェスチャーアクション識別に基づく衣類販売棚の展示システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2394339A (en) * 2002-10-08 2004-04-21 Retail Experience Ltd An automatic ordering system for supplying garments to a changing room
JP4203502B2 (ja) * 2004-12-27 2009-01-07 大日本印刷株式会社 商品情報提供システム、ユーザメモ管理装置、端末装置、及び情報提供装置等
US8332255B2 (en) * 2009-11-09 2012-12-11 Palo Alto Research Center Incorporated Sensor-integrated mirror for determining consumer shopping behavior
JP2012022589A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Hitachi Ltd 商品選択支援方法
JP2012113583A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Blue Bear Co Ltd 撮影画像管理システム
JP2013109497A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Internatl Business Mach Corp <Ibm> モバイルショッピングにおける買物情報への追加情報
JP2014112359A (ja) * 2012-11-01 2014-06-19 Yamaha Corp クーポン管理システム、端末装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016006136A1 (ja) 2016-01-14
JP2016018438A (ja) 2016-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2018241130B2 (en) Product information system and method using a tag and mobile device
US10467672B2 (en) Displaying an electronic product page responsive to scanning a retail item
US10902498B2 (en) Providing content based on abandonment of an item in a physical shopping cart
US10410171B2 (en) System and method for inventory management
JP5851560B2 (ja) 情報処理システム
US10423924B2 (en) Detection of misplaced objects and association with qualified target in venue for object return
CN104871197A (zh) 用于辅助定位和选择存储位置中的期望物品的系统和方法
US10872324B2 (en) Shopping support computing device
CN114365175A (zh) 店铺利用信息分发装置、具备该店铺利用信息分发装置的店铺利用信息分发系统以及店铺利用信息分发方法
JP2013084182A (ja) 情報処理装置およびプログラム
JP2011048462A (ja) 販売支援装置及びプログラム
JP2017033157A (ja) 商品情報提供システム、商品情報提供方法、端末、アプリケーションプログラム及び管理サーバ
US10719673B2 (en) System and method for collecting and/or retrieving information relating to objects
CN111178923A (zh) 线下导购方法、装置及电子设备
US20180144379A1 (en) Image forming apparatus and sales support system
CN107209907A (zh) 利用个人信息的订购系统
US20150058170A1 (en) Digital signage system, digital signage, article information presenting method and program
US20130215247A1 (en) Apparatus and method for communicating with a mirror camera
KR101589630B1 (ko) 원격 스크린 모니터링을 이용한 광고 제공 방법
US20220092630A1 (en) Digital signage terminal
JP5962198B2 (ja) 消費者興味判定システム
US20210090013A1 (en) Store stock notifying system, store stock notifying method, and program
KR20170055013A (ko) 코드 기반의 가격 비교 서비스 제공 시스템 및 방법
KR20150124536A (ko) 단말과 서비스 제공 장치, 그를 포함하는 상품 정보 제공 시스템, 그 제어 방법 및 컴퓨터 프로그램이 기록된 기록매체
KR20190002125A (ko) 쿠폰 관리 방법, 쿠폰 관리 서버 및 쿠폰 관리 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5851560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250