JP2016217717A - 重量選別機 - Google Patents

重量選別機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016217717A
JP2016217717A JP2015098834A JP2015098834A JP2016217717A JP 2016217717 A JP2016217717 A JP 2016217717A JP 2015098834 A JP2015098834 A JP 2015098834A JP 2015098834 A JP2015098834 A JP 2015098834A JP 2016217717 A JP2016217717 A JP 2016217717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
conveyor
line
weighing
aggregation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015098834A
Other languages
English (en)
Inventor
大助 寺田
Daisuke Terada
大助 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP2015098834A priority Critical patent/JP2016217717A/ja
Publication of JP2016217717A publication Critical patent/JP2016217717A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

【課題】 物品の大きさや形状等が過度に制限されず、また、搬送ライン上を搬送される各物品のピッチが一定でなくとも対応可能な、適用性の高い重量選別機を提供する。
【解決手段】 本発明に係る重量選別機10は、搬送ラインCL0上を搬送される各物品100,100,…を2つの分流ラインCL1およびCL2に交互に振り分ける振分装置30を備えている。振分装置30は、概略丸棒状のガイド38を有しており、振分対象検知センサ40によって検知された物品100の側面に当該ガイド38の外周面を当接させることで振分を行う。従って、選別対象である物品100の大きさや形状等が過度に制限されず、また、搬送ラインCL0上を搬送されてくる各物品100,100,…のピッチLbが一定でなくとも対応可能である。それぞれの分流ラインCL1およびCL2には、計量コンベヤ16および18が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、重量選別機に関し、特に、選別対象である物品を搬送しながら当該物品の重量を測定する計量コンベヤを備える、重量選別機に関する。
この種の重量選別機は、例えば複数の物品が互いに距離を置いて1列に搬送される搬送ラインに適用される。この場合、重量選別機は、自身が備える計量コンベヤによって搬送ラインの一部を形成するように設けられる。この構成によれば、搬送ライン上を搬送される各物品がその過程で1個ずつ計量コンベヤ上を通過する。そして、この計量コンベヤ上にそれぞれの物品が単独で滞在するときの当該計量コンベヤから出力される計量信号に基づいて、それぞれの物品の重量が測定され、ひいては選別が行われる。
ここで、搬送ラインによる単位時間当たりの物品の搬送個数、言わば当該搬送ラインの搬送能力が、Q[単位:個/s]である、とする。すると、重量選別機としては、物品1個当たり1/Qという時間内に当該物品を処理する必要がある。その一方で、この1/Qという時間が短いほど、つまり搬送ラインの搬送能力Qが大きいほど、それぞれの物品が単独で計量コンベヤ上に滞在する時間、言わば単独滞在時間T[単位:s]が、短くなり、その分、当該計量コンベヤの計量精度が低下する。とりわけ、それぞれの物品が計量コンベヤ上に乗り込む際にその衝撃によって比較的に大きな振幅の過渡応答振動成分が計量信号に現れるが、単独滞在時間Tが短いと、この過渡応答振動成分が十分に減衰しないうちに当該過渡応答振動成分を含む計量信号に基づいて重量測定が行われることになり、これにより、当該重量測定の精度が低下し、つまり計量精度が低下する。また、計量信号には、過渡応答振動成分以外にも種々の振動成分が含まれており、これらの振動成分を除去するために、適当なフィルタ回路、詳しくは当該振動成分が存在する比較的に低い周波数帯域に減衰域を有するフィルタ回路が、常套的に設けられる。ところが、このようなフィルタ回路は、それ相応に大きな時定数を有し、つまり応答性が低い。従って、単独滞在時間Tが短いと、このような応答性の低いフィルタ回路を採用することができず、このこともまた、計量精度の低下を招く要因となる。
そこで、従来、出来る限り長い単独滞在時間Tを確保し、ひいては高い計量精度を維持する技術として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この従来技術によれば、互いに平行を成して同じ方向に同じ速度で走行するように張設された複数本の無端走行条体、例えば一対(2本)のチェンと、これら一対のチェンにその走行方向に沿って所定の間隔を置いて取り付けられた複数の物品支持部と、を有するコンベヤが、複数組、例えばN(N:2以上の整数)組、設けられている。ここで、各コンベヤは、互いに共通(1つ)の物品移送路を形成しつつ互いに干渉しないように構成されている。また、これらのコンベヤを全体的に見たときに各物品支持部が各チェンの走行方向に順次位置するように、詳しくは各コンベヤの各物品支持部が1つずつ順繰りに一定のピッチPで位置するように、当該各物品支持部が取り付けられている。さらに、それぞれのコンベヤごとに、物品移送路中の所定走行区間で各々の物品支持部上の物品重量を検出する重量検出部が、設けられている。なお、それぞれの重量検出部による物品重量の検出区間である所定走行区間の長さ、いわゆるコンベヤ長さ(機長)Lは、それぞれのコンベヤにおける各物品支持部の取り付けピッチと等価である。そして、全てのコンベヤを全体的に見たときの各物品支持部の配置ピッチPは、それぞれのコンベヤにおける各物品支持部の取り付けピッチLの1/Nであり、つまりそれぞれのコンベヤにおける各物品支持部の取り付けピッチLをコンベヤの組数Nで除した値と等価(P=L/N)である。また、各チェンの走行方向におけるそれぞれの物品支持部の寸法は、当該値(=L/N)よりも小さく、つまり全てのコンベヤを全体的に見たときの各物品支持部の配置ピッチPよりも小さい。
このような構成の従来技術は、例えばその物品移送路によって搬送ラインの一部を形成するように設けられる。そして、各コンベヤの各チェンの走行速度、つまり当該各コンベヤの搬送速度が、搬送ラインの搬送速度と同等とされる。この場合、搬送ライン上を搬送される各物品は、Pという一定のピッチで当該搬送ライン上を搬送される。そして、これらの物品は、各コンベヤの各物品支持部上に1個ずつ乗り込む。具体的には、或る1個の物品が或る1組のコンベヤの或る1つの物品支持部上に乗り込むと、これに続く別の1個の物品が別の1組のコンベヤの1つ物品支持部上に乗り込み、これがN組全てのコンベヤについて順次繰り返される。そして改めて、最初の1組のコンベヤの次の物品支持部上に1個の物品が乗り込み、続く別の1個の物品が別の1組のコンベヤの次の物品支持部上に乗り込み、これ以降、同様のことが順繰りに行われる。それぞれの物品支持部上に乗り込んだ物品は、当該物品支持部が取り付けられた一対のチェンに随従して物品移送路上を搬送され、その過程で、対応する重量検出部の所定走行区間を通過する。そして、この所定走行区間を通過する物品が当該所定走行区間内に単独で滞在するときの重量検出部から出力される計量信号に基づいて、その物品の重量が測定される。この重量測定後の物品は、物品支持部上から降ろされ、つまり物品移送路上から降ろされ、例えば後段の選別装置へと送られる。
即ち、この従来技術においては、N台の計量コンベヤが設けられた構成とされており、これらN台の計量コンベヤによって言わば分担して各物品の重量測定が行われる。従って例えば、計量コンベヤが1台のみ設けられる構成に比べて、それぞれの計量コンベヤの長さLを増大することができ、詳しくは各物品の搬送ピッチPのN倍に相当する当該コンベヤ長さL(=N・P)を確保することができる。これにより、それぞれの物品が対応する計量コンベヤ上(所定走行区間内)に単独で滞在する単独滞在時間Tを拡大することができ、ひいては高い計量精度を得ることができる。
特公昭63−7610号公報
しかしながら、この従来技術では、各物品の搬送ピッチPが一定であること、少なくとも各物品が各計量コンベヤ(各物品支持部)に乗り込む際の当該各物品の搬送ピッチPが一定であることが、前提とされる。従って、各物品の搬送ピッチPが一定でない場合には、つまりはそのような搬送ラインに適用される場合には、各計量コンベヤ(物品移送路)の手前に当該各物品の搬送ピッチPを一定に揃えるための何らかの手段、言わば間隔制御手段を、設ける必要がある。例えば、ここで言う物品が概略円柱形状のものである場合には、間隔制御手段としてスクリューフィーダを採用することができるが、当該物品が概略直方体状のような角張った形状のものや袋体状のような柔軟なものである場合には、適当な間隔制御手段がない。また仮に、適当な間隔制御手段があるとしても、この間隔制御手段によって一定の搬送ピッチPに揃えられた各物品が各計量コンベヤ(各物品支持部)上に正しく乗り込むようにするために当該間隔制御装置との間で同期を取る必要があり、その分、設備全体が大規模化しかつ複雑化する。要するに、従来技術では、適用可能な搬送ラインが過度に制限され、つまり適用性が低い。
それゆえに、本発明は、従来よりも適用性の高い重量選別機を提供することを、目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、選別対象である物品を搬送しながら当該物品の重量を測定する計量コンベヤを備える重量選別機において、1つの直線状の搬送ライン上を互いに距離を置いて1列に搬送される複数の物品のそれぞれが当該搬送ライン上の所定位置を通過したときにこれを検知する第1物品検知手段と、搬送ラインの両横方において当該搬送ラインと平行を成す2つの直線上に設けられた2つの分流ラインと、搬送ライン上を搬送される各物品を第1物品検知手段からの第1物品検知信号に応答して各分流ライン上に交互に振り分ける振分手段と、を具備する。ここで、振分手段は、搬送ラインを略直角に横切る方向に移動する振分ガイドを有しており、この振分ガイドを第1物品検知手段からの第1物品検知信号に対応する物品に当接させることによって当該物品の振分を行う。そして、それぞれの分流ラインは、自身に振り分けられた物品を搬送ラインと同じ方向に搬送する。さらに、それぞれの分流ラインに、計量コンベヤが設けられている。
即ち、本発明によれば、1つの直線状の搬送ライン上を複数の物品が互いに距離を置いて1列に搬送される。これら各物品のそれぞれが搬送ライン上の所定位置を通過すると、これが第1物品検知手段によって検知される。その一方で、搬送ラインとは別の2つの分流ラインが設けられている。これら各分流ラインは、搬送ラインの両横方において当該搬送ラインと平行を成す2つの直線上に設けられている。その上で、搬送ライン上を搬送される各物品は、第1物品検知手段からの第1物品検知信号に応答する振分手段によって各分流ライン上に交互に振り分けられる。具体的には、振分手段は、搬送ラインを略直角に横切る方向に移動する振分ガイドを有しており、この振分ガイドを第1物品検知信号に対応する物品に当接させることによって当該物品の振分を行う。このような要領で振分が行われるので、振分の対象となる物品の大きさや形状等には過度な制限はなく、言わば大抵の物品に対応可能である。また特に、第1物品検知手段からの第1物品検知信号に応答して振分が行われるので、当該振分前の各物品の搬送間隔は一定である必要はなく、つまりはそのような搬送ラインにも対応可能である。それぞれの分流ライン上に振り分けられた物品は、当該分流ライン上を搬送ラインと同じ方向に搬送される。そして、この分流ライン上を搬送される物品は、その過程で、当該分流ラインに設けられている計量コンベヤ上を通過する。このときの、詳しくは計量コンベヤ上を通過する物品が当該計量コンベヤ上に単独で滞在するときの、当該計量コンベヤから出力される計量信号に基づいて、その物品の重量が測定される。このように本発明によれば、2台の計量コンベヤが設けられているので、例えば搬送ラインの途中に1台の計量コンベヤのみが設けられる構成に比べて、それぞれの計量コンベヤ上に物品が単独で滞在する単独滞在時間の拡大が図られ、ひいては計量精度の向上が図られる。
なお、本発明においては、1台の送り込みコンベヤが、さらに設けられてもよい。この場合、当該送り込みコンベヤは、搬送ラインの一部を形成すると共に、それぞれの分流ラインの一部を形成するように、2台の計量コンベヤの前段に、設けられる。そして、この送り込みコンベヤの搬送速度は、それぞれの計量コンベヤの搬送速度と同等とされる。その上で、この送り込みコンベヤの上方に、振分手段が設けられる。
この構成によれば、搬送ラインの言わば下流側の一部と、それぞれの分流ラインの言わば上流側の一部とが、送り込みコンベヤによって形成されている。そして、この送り込みコンベヤ上で、振分手段による搬送ライン上から各分流ラインへ上の各物品の振分が行われる。それぞれの分流ライン上に振り分けられた物品は、この分流ラインの上流側の一部を形成する送り込みコンベヤ上から当該分流ラインに設けられた計量コンベヤ上に乗り移る。このとき例えば、送り込みコンベヤの搬送速度と計量コンベヤの搬送速度とが互いに異なっていると、当該送り込みコンベヤ上から計量コンベヤ上に乗り移りつつある物品に加減速が生じ、この加減速が生じることによる計量コンベヤへの衝撃によって、当該計量コンベヤの出力信号である計量信号に比較的に大きな振幅の過渡応答振動成分が現れる。そこで、これら送り込みコンベヤの搬送速度と計量コンベヤの搬送速度とが互いに同等とされる。これにより、送り込みコンベヤ上から計量コンベヤ上に物品が乗り移る際の当該計量コンベヤへの衝撃が低減され、その分、過渡応答振動成分の振幅が抑制される。この結果、計量精度のさらなる向上が図られる。
また、本発明においては、それぞれの分流ラインにおける計量コンベヤによる計量後の物品が改めて1つのライン上に集約されるように構成されてもよい。この場合、それぞれの分流ラインにおける計量コンベヤによる計量後の物品が当該分流ライン上の所定位置を通過したときにこれを検知する第2物品検知手段と、この第2物品検知手段からの第2物品検知信号に応答して当該計量コンベヤによる計量後の物品を1つの直線状の集約ライン上に集約する集約手段とが、設けられる。ここで、集約ラインは、それぞれの分流ラインと平行を成す1つの直線上に設けられ、例えば搬送ラインの延長線上に設けられる。そして、集約手段は、それぞれの分流ラインを略直角に横切る方向に移動する集約ガイドを有しており、この集約ガイドを第2物品検知手段からの第2物品検知信号に対応する物品に当接させることによって当該物品の集約を行う。さらに、集約ラインは、自身に集約された物品を搬送ラインと同じ方向に搬送する。
この構成によれば、それぞれの分流ラインにおける計量コンベヤによる計量後の物品が当該分流ライン上の所定位置を通過すると、これが第2物品検知手段によって検知される。そして、この第2物品検知手段によって検知された物品は、当該第2物品検知手段からの第2物品検知信号に応答する集約手段によって集約ライン上に集約される。具体的には、集約手段は、それぞれの分流ラインを略直角に横切る方向に移動する集約ガイドを有しており、この集約ガイドを第2物品検知信号に対応する物品に当接させることによって当該物品の集約を行う。このような要領で集約が行われるので、上述の振分手段による振分と同様、当該集約の対象となる物品の大きさや形状等には過度な制限はなく、大抵の物品に対応可能である。また特に、第2物品検知手段からの第2物品検知信号に応答して集約が行われるので、当該集約前の各物品の搬送間隔は一定である必要はなく、つまりはそのような状況にも対応可能である。なお、集約ライン上に集約された物品は、当該集約ライン上を搬送ラインと同じ方向、言い換えればそれぞれの分流ラインと同じ方向に、搬送される。
さらに、この場合、1台の送り出しコンベヤが設けられてもよい。この送り出しコンベヤは、それぞれの分流ラインの一部を形成すると共に、集約ラインの一部を形成するように、各計量コンベヤの前段に、設けられる。そして、この送り出しコンベヤの搬送速度は、それぞれの計量コンベヤの搬送速度と同等とされる。その上で、この送り出しコンベヤの上方に、集約手段が設けられる。
この構成によれば、それぞれの計量コンベヤによる計量後の物品は、当該計量コンベヤ上から送り出しコンベヤ上に乗り移る。このとき例えば、計量コンベヤの搬送速度と送り出しコンベヤ搬送速度とが互いに異なっていると、当該計量コンベヤ上から送り出しコンベヤ上に乗り移りつつある物品に加減速が生じ、この加減速が生じることによる計量コンベヤへの衝撃によって、当該計量コンベヤの出力信号である計量信号に比較的に大きな振幅の過渡応答振動成分が現れる。そこで、これら計量コンベヤの搬送速度と送り出しコンベヤの搬送速度とが互いに同等とされる。これにより、計量コンベヤ上から送り出しコンベヤ上に物品が乗り移る際の当該計量コンベヤへの衝撃が低減され、その分、過渡応答振動成分の振幅が抑制される。このこともまた、計量精度のさらなる向上に貢献し、とりわけ、次に計量コンベヤ上に乗り込む物品についての当該計量精度のさらなる向上に貢献する。なお、送り出しコンベヤは、それぞれの分流ラインの下流側の一部と、集約ラインの上流側の一部と、を形成している。この送り出しコンベヤ上に乗り移った物品は、当該送り出しコンベヤ上で集約手段によってそれぞれの分流ライン上から集約ライン上へと集約される。
上述したように、本発明によれば、搬送ライン上を搬送される各物品の間隔が一定でなくとも、つまりそのような搬送ラインにも、対応可能である。また、物品の大きさや形状等に過度な制限はなく、大抵の当該物品に対応可能である。即ち、従来よりも適用性の高い重量選別機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る重量選別機の概略構成を示す図解図である。 同実施形態における振分装置の動作を説明するための図解図である。 同実施形態における制御装置の電気的な構成を示す図解図である。 図2に示す状態を別の方向から見た図解図である。 同実施形態における振分装置の動作をアームの回転速度の推移を示すグラフである。 同実施形態における振分装置の別の例を示す図解図である。 図6に示す振分装置の動作を説明するための図解図である。 図7に示す状態を別の方向から見た図解図である。 同実施形態の拡張例を示す図解図である。 同拡張例における集約装置の動作を説明するための図解図である。 図10に示す状態を別の方向から見た図解図である。 同拡張例における集約装置の別の例を示す図解図である。
本発明の一実施形態について、図1〜図12を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る重量選別機10は、1台の搬送コンベヤ12と、1台の送り込みコンベヤ14と、2台の計量コンベヤ16および18と、1台の送り出しコンベヤ20と、を備えている。これらのコンベヤ12〜20は、いずれも例えば平ベルト型のものであり、図1の左側から右側に向かって後述する物品100を搬送する1つの直線状の搬送ラインCL0と、この搬送ラインCL0と同じ方向に当該物品100を搬送する2つの直線状の分流ラインCL1およびCL2とを、形成している。
具体的には、搬送コンベヤ12と送り込みコンベヤ14とが上流側(図1の左側)から下流側(図1の右側)に向かってこの順番で直列に配置されており、これにより、搬送ラインCL0が形成されている。なお、搬送ラインCL0(搬送コンベヤ14)の上流には、物品100を一定の時間間隔で1個ずつ連続的に生産する生産手段としての図示しない生産装置が設けられている。ここで言う物品100とは、例えばその水平断面が概略長方形状のものであり、さらに例えば当該概略長方形状の箱入りの菓子である。この物品100は、自身の長手方向を搬送方向(図1の左右方向)に沿わせた状態で搬送される。
そして、送り込みコンベヤ14と一方の計量コンベヤ16と送り出しコンベヤ18とが上流側から下流側に向かってこの順番で直列に配置されており、これにより、一方の分流ラインCL1が形成されている。併せて、送り込みコンベヤ14と他方の計量コンベヤ16と送り出しコンベヤ18とが上流側から下流側に向かってこの順番で直列に配置されており、これにより、他方の分流ラインCL2が形成されている。即ち、これら各分流ラインCL1およびCL2は、搬送ラインCL0の両横方において当該搬送ラインCL0と平行を成す2つの直線上に位置するように形成されている。これ以降、これら各分流ラインCL1およびCL2の一方、例えばこれらを上流側から見たときに左側に位置する分流ラインCL1については、左側分流ラインCL1と称し、他方の分流ラインCL2については、右側分流ラインCL2と称する。
さらに、各分流ラインCL1およびCL2の各計量コンベヤ16および18に注目すると、これら各計量コンベヤ16および18は、互いに同一仕様のものであり、計量手段としての例えばロードセル16aおよび18aを備えている。これら各ロードセル16aおよび18aは、自身に印加された荷重に応じた大きさの、例えば直流電圧の、アナログ態様の計量信号Sw1およびSw2を出力する。これら各計量信号Sw1およびSw2は、制御手段としての後述する制御装置200に入力される。
なお上述したように、送り込みコンベヤ14は、搬送ラインCL0の一部を形成すると共に、左右2つの分流ラインCL1およびCL2それぞれの一部を形成する。従って、この送り込みコンベヤ14の特に幅寸法は、それ相応の大きさとされている。また、送り出しコンベヤ20も同様に、各分流ラインCL1およびCL2それぞれの一部を形成するので、その幅寸法は、それ相応の大きさとされており、例えば送り込みコンベヤ14の幅寸法と同等とされている。これ以外の例えば搬送コンベヤ12については、その幅寸法が送り込みコンベヤ14および送り出しコンベヤ20の幅寸法よりも小さく、詳しくは搬送ラインCL0という1つのラインを形成するのに適当な幅寸法とされている。また、各計量コンベヤ16および18についても同様であり、それぞれの幅寸法は、例えば搬送コンベヤ12の幅寸法と同等とされている。
これら各コンベヤ12〜20は、互いに別個または共通の図示しないコンベヤ駆動手段としての適当なモータによって駆動される。ただし、このうちの搬送コンベヤ12については、その搬送速度VaがVa=V[単位:m/s]となるように駆動される。そして、送り込みコンベヤ14については、その搬送速度Vbが搬送コンベヤ12の搬送速度Vaよりも少し小さめに、例えば当該搬送コンベヤ12の搬送速度Vaの2/3倍に相当するVb={2/3}・Vとなるように、駆動される。また、各計量コンベヤ16および18についても、それぞれの搬送速度Vcが送り込みコンベヤ14の搬送速度Vbと同等(Vc=Vb)になるように、つまりVc={2/3}・Vとなるように、駆動される。さらに、送り出しコンベヤ20についても、その搬送速度Vdが各計量コンベヤ16および18の搬送速度Vcと同等(Vd=Vc)になるように、つまりVd={2/3}・Vとなるように、駆動される。
さらに、図示は省略するが、搬送コンベヤ12と送り込みコンベヤ14との間には、これら両者(キャリア側)間で後述する如く物品100が受け渡しされる際の当該受け渡しがスムーズに行われるように、適当な渡し板が設けられている。これと同様に、送り込みコンベヤ14と各計量コンベヤ16および18のそれぞれとの間にも、適当な渡し板が設けられており、各計量コンベヤ16および18のそれぞれと送り出しコンベヤ20との間にも、適当な渡し板が設けられている。
加えて、送り込みコンベヤ14の上方に、振分手段としての振分装置30が設けられている。図2を併せて参照して、この振分装置30は、振分駆動手段としての例えばパルス(ステッピング)モータ32と、このパルスモータ32の回転軸32aに適当な取付部材34を介して取り付けられた2本のアーム36および36と、これら各アーム36および36の先端に取り付けられたガイド38および38とを、有している。
パルスモータ32は、搬送ラインCL0の真上において自身の回転軸32aが当該搬送ラインCL0と平行を成すように設けられている。なお、ここでは、このパルスモータ32の回転軸32aが下流側に向けられた状態にあるが、これとは反対に、当該回転軸32aが上流側に向けられてもよい。また、図示は省略するが、パルスモータ32は、適当な支持部材を介して重量選別機10の基部(シャーシ)に頑丈に固定されている。
各アーム36および36は、概略棒状のものであり、パルスモータ32の回転軸32aから当該回転軸32aの径方向の互いに異なる方向に向かって延伸している。そして特に図2の(a)に示すように、振分装置30が基準状態としての待機状態にあるときには、下流側から見た各アーム36および36は、パルスモータ32の回転軸32aから斜め下方に向かって延伸しており、詳しくは鉛直線に関して互いに線対称であり、かつ、当該鉛直線に対してθ0という所定の角度(鋭角)を成している。また、これら各アーム36および36は、その先端に近い部分において概略「く」の字状に屈曲しており、詳しくは振分装置30が待機状態にあるときに当該先端に近い部分が略真下に向かって延伸するように屈曲している。因みに、図1も、振分装置30が待機状態にあるときを示す。
そして、各ガイド38および38は、概略丸棒状のものであり、パルスモータ32の回転軸32aと平行を成すように各アーム36および36の先端に取り付けられている。これら各ガイド38および38は、その表面が低摩擦性(高潤滑性)のものであり、例えば自身がソリジュール(登録商標)等の低摩擦性の樹脂によって形成されており、または、当該表面がDLC(Diamond-Like Carbon)膜等の低摩擦性の被膜によってコーティングされている。
この振分装置30は、後述する如く搬送ラインCL0上を1列に搬送される複数の物品100,100,…を各分流ラインCL1およびCL2上に交互に振り分けるものである。即ち、この振分装置30のパルスモータ32が駆動すると、つまり当該パルスモータ32の回転軸32aが回転すると、これに伴って各アーム36および36が回転する。このとき、各アーム36および36は、これらを下流側から見ると、時計回りおよび反時計回りのいずれか1方向にのみ回転するのではなく、振分装置30が待機状態にあるときを基準として当該時計回りおよび反時計回りの両方向に交互に適当な角度だけ回転し、言わば揺動し、つまりはそうなるようにパルスモータ32が駆動される。この結果、各ガイド38および38が、厳密には各アーム36および36の(言い換えればパルスモータ32の回転軸32aの)回転方向に応じた一方のガイド38が、搬送ラインCL0を直角に横切る方向(言わば左右方向)に移動する。これを利用して、後述する如く各物品100,100,…の振分が行われる。なお、パルスモータ32は、制御装置200から与えられる振分制御信号Sdに従って駆動される。
さらに、送り込みコンベヤ14上の横方であって、振分装置30の各ガイド38および38の位置よりも少し上流側に、当該振分装置30による振分の対象となる物品100を検知するための第1物品検知手段としての振分対象検知センサ40が設けられている。ここでは、この振分対象検知センサ40として、例えば投光器40aと受光器40bとから成る透過型の光電センサが採用されているが、反射型や回帰反射型等の他方式の光電センサが採用されてもよいし、超音波等の光以外の媒質を用いるセンサが採用されてもよい。この振分対象検知センサ40から出力される振分対象検知信号Sp1は、後述する制御装置200に入力される。
また、この振分対象検知センサ40とは別に、これから各計量コンベヤ16および18のいずれかに乗り込もうとする物品100を検知するための計量対象検知センサ42が、例えば送り込みコンベヤ14上と当該各計量コンベヤ16および18上との間の横方に設けられている。なお、この計量対象検知センサ42も、振分対象検知センサ40と同様、投光器42aと受光器42bとから成る透過型の光電センサが採用されているが、反射型や回帰反射型等の他方式の光電センサが採用されてもよいし、光以外の媒質を用いるセンサが採用されてもよい。そして、この計量対象検知センサ42から出力される計量対象検知信号Sp2もまた、制御装置200に入力される。
制御装置200は、図3に示すように、演算制御回路202を有している。そして、この演算制御回路202に、各検知センサ40および42からの各検知信号Sp1およびSp2が入力される。その一方で、各計量コンベヤ16および18からの各計量信号Sw1およびSw2は、個別のアナログ処理回路204および206によって増幅処理および濾波処理を含む適当なアナログ信号処理を施された後、個別のA/D変換回路208および210によってアナログ態様からデジタル態様の信号に変換され、その上で、演算制御回路202に入力される。
演算制御回路202は、図示しないCPU(Central Processing unit)を有しており、このCPUを用いて上述の振分制御信号Sdを生成し、言わば振分制御手段として機能する。この振分制御信号Sdは、モータ駆動回路212を介して振分装置30のパルスモータ32に与えられる。併せて、演算制御回路202は、当該CPUを用いてそれぞれの物品100の重量を求め、言わば重量演算手段としても機能する。このように振分制御手段および重量演算手段として機能する演算制御回路202の動作については、追々詳しく説明する。
なお、演算制御回路202には、これに各種命令を入力するための命令入力手段としての例えば操作キー214と、当該演算制御回路202の動作に応じた各種情報を出力するための情報出力手段としての例えば液晶型のディスプレイ216とが、接続されている。これらの操作キー214とディスプレイ216とは、互いに一体化されたものでもよく、例えばタッチスクリーンであってもよい。
さて、このように構成された本実施形態に係る重量選別機10によれば、その起動時に振分装置30が待機状態となり、つまりはそうなるように制御装置200の演算制御回路202から当該振分装置30のパルスモータ32に振分制御信号Sdが与えられる。この待機状態においては特に図2(a)を参照しながら説明したように、下流側から見た振分装置30の各アーム36および36が鉛直線に対して所定の角度θ0を成している。
この状態で、上述の生産装置によって物品100が一定の時間間隔で1個ずつ連続的に生産されると、これら各物品100,100,…は、搬送コンベヤ12上をLa[単位:m]という一定のピッチで1列に搬送される。この搬送コンベヤ12上における各物品100,100,…の搬送ピッチLaは、当該搬送コンベヤ12の搬送速度Vaと、生産装置による単位時間当たりの物品100の搬送個数である当該生産装置の生産能力と、によって決まるが、ここでは例えば、それぞれの物品100の搬送方向の寸法(長さ寸法)Aの3倍に相当するLa=3・Aである、とする。
この搬送コンベヤ12上を搬送される各物品100,100,…は、当該搬送コンベヤ12上から送り込みコンベヤ14上に1個ずつ順次乗り移る。ここで、送り込みコンベヤ14の搬送速度Vbは、上述の如く搬送コンベヤ12の搬送速度Vaよりも小さく、詳しくは当該搬送コンベヤ12の搬送速度Vaの2/3倍(={2/3}・Va)に相当するVb={2/3}・Vである。従って例えば、或る物品100が送り込みコンベヤ14上に完全に乗り移るまでは、当該或る物品100とその後続の物品100とのピッチ、厳密には中心間距離La’は、時間の経過に伴って変化し、詳しくは徐々に小さくなる。そして、この或る物品100が送り込みコンベヤ14上に完全に乗り移った後は、当該或る物品100とこれに先行する物品100との中心間距離Lbは、送り込みコンベヤ14(厳密には送り込みコンベヤ14以降)の搬送速度Vbに応じた大きさとなり、つまり搬送コンベヤ12上における各物品100,100,…の搬送ピッチLaの2/3倍(={2/3}・La)に相当するLb=2・Aとなる。
このようにして搬送コンベヤ12上から送り込みコンベヤ14上に順次乗り移った各物品100,100,…は、当該送り込みコンベヤ14上で、振分装置30によって搬送ラインCL0上から各分流ラインCL1およびCL2上に交互に振り分けられる。具体的には、或る物品100が振分対象検知センサ40によって検知されると、つまり振分の対象となる振分対象物品100が振分装置30の各ガイド38および38の位置よりも少し手前(上流側)の位置に到達すると、このことが、当該振分対象検知センサ40からの振分対象検知信号Sp1の入力を受ける制御装置200の演算制御回路202によって認識される。これに応答して、演算制御回路202は、振分対象物品100を振り分けるための振分制御信号Sdを生成する。
ここで例えば、振分制御信号Sdが振分対象物品100を搬送ラインCL0上から右側分流ラインCL2上に振り分けることを指示するものである、とする。この場合、振分装置30は、図2(a)に示した待機状態から図2(b)に示す状態に遷移し、つまり下流側から見た当該振分装置30の各アーム36および36が時計回りに回転する。そして、これら各アーム36および36のうち今回の振分先である右側分流ラインCL2とは反対側(図2(b)の右側)にあるアーム36のガイド38が、振分対象物品100の側面に当接する。このとき、当該振分対象物品100の側面にガイド38が当接している側のアーム36は、鉛直線に対してθ1という所定の角度を成す。また、この状態を上方から見ると、図4の(b)に示すように、振分対象物品100の側面に当接しているガイド38は、当該振分対象物品100の側面の1/2以上の(後述する当接長さαにわたる)部分に当接しており、つまりはそうなるように振分制御信号Sdが生成されている。なお、図4においては、その見易さを考慮して、振分装置30のうち各ガイド38および38のみを図示し、併せて、各ラインCL0,CL1およびCL2を図示する一方で、各コンベヤ12〜20の図示を省略してある。また、図4(a)は、振分装置30が待機状態にあるときの図であり、つまり図2(a)に示した状態を上方から見た図であり、詳しくは図1(a)に示した状態に対応する。
そして、各アーム36および36は、図2(b)に示した状態からさらに回転し続け、例えば図2(c)に示す状態を経て、図2(d)に示す状態に遷移する。これらの状態を上方から見ると、図4(c)および図4(d)のようになる。これにより、振分対象物品100は、搬送ラインCL0上から右側分流ラインCL2上に移動(スライド)し、つまり振り分けられる。そして、この振分対象物品100が右側分流ラインCL2上に移動し終えた時点で、各アーム36および36の回転が停止される。
なお、このようにして振分対象物品100が搬送ラインCL0上から右側分流ラインCL2上に振り分けられる言わば振分期間中も、当該振分対象物品100は、送り込みコンベヤ14上を搬送される。従って、この振分期間中の状態を上方から見た特に図4(b)〜(d)に示すように、振分対象物品100の側面に当接しているガイド38と、当該振分対象物品100の側面とが、互いに当接している部分の寸法、言わば当接長さαが、時間の経過に伴って変化する。その一方で、この振分期間中の当接長さαは、常に、振分対象物品100の長さ寸法Aの1/2以上(α≧A/2)であり、つまりはそうなるように振分制御信号Sdが生成されている。これにより、振分対象物品100は、(極端な重心の偏り等の不都合がない限り)その姿勢を変えることなく確実に搬送ラインCL0上から右側分流ラインCL2上に振り分けられる。因みに、振分期間中の当接長さαが常にα≧A/2となるには、少なくともガイド38の長さ寸法Bが物品100の長さ寸法Aの1/2以上(B≧A/2)であることが必要とされる。
また、図2(d)に示すように、振分対象物品100が右側分流ラインCL2上に移動し終えた時点の状態を下流側から見ると、振分対象物品100の側面にガイド38が当接している側のアーム36、つまり実際に振分に寄与している側の言わば実働アーム36は、鉛直線に対してθ2という所定の角度を成す。なお、図2(c)に確認的に示すように、この実働アーム36が鉛直線に対して成す角度、言わばアーム角度θは、振分期間中を含め当該実働アーム36が回転することによって変わる。
さらに、実働アーム36の先端に取り付けられている側のガイド38、つまり振分対象物品100の側面に当接している側の言わば実働ガイド38は、当該振分対象物品100の側面に対して摺動する。この摺動が滑らかになり、ひいては振分対象物品100の振分がスムーズに行われるようにするために、上述の如く各ガイド38および38の表面が低摩擦性とされている。
そして、図2(d)および図4(d)に示した状態から時間が経過すると、振分対象物品100と実働ガイド38との当接が解消され、当該振分対象物品100が実働ガイド38から離れる。その後、振分装置30は、図2(a)および図4(a)に示した待機状態に戻り、つまりはそうなるように振分制御信号Sdが生成される。なお、図2においては、その見易さを考慮して、振分対象物品100以外の各物品100,100,…の図示を省略してある。
待機状態に戻った振分装置30は、次の振分対象物品100が振分対象物品センサ40によって検知されると、今度は、当該振分対象物品100を搬送ラインCL0上から左側分流ラインCL1に振り分けるよう駆動し、つまりはそうなるように振分制御信号Sdが生成される。この搬送ラインCL0上から左側分流ラインCL1上への振分は、上述の搬送ラインCL0から右側分流ラインCL2上への振分と同様の要領で行われるので、その詳しい説明は省略する。そして、搬送ラインCL0上から左側分流ラインCL1上への振分が終了すると、振分装置30は、改めて待機状態に戻る。これ以降、振分装置30は、搬送ラインCL0上から右側分流ラインCL2上への振分と、搬送ラインCL0上から左側分流ラインCL1上への振分とを、交互に行い、つまりはそうなるように振分制御信号Sdが生成される。
このように振分装置30は、実働アーム36が回転することによる付勢力を利用して振分を行うが、例えば図2(b)および図4(b)に示した状態になるときの、つまり実働ガイド38が振分対象物品100の側面に当接するときの、当該実働アーム36(パルスモータ32の回転軸32a)の回転速度Vm[単位:rad/s]が過大であると、その衝撃によって振分対象物品100が跳ね飛ばされる虞がある。そうなると例えば、振分対象物品100の姿勢が崩れたり、或いは、振分対象物品100が振分先の分流ラインCL1またはCL2上に正しく移動しなかったりする等の種々の不都合が生じる。この不都合を回避するべく、実働ガイド38が振分対象物品100の側面に当接する直前で、つまり実働アーム36のアーム角度θがθ=θ1となる直前で、当該実働アーム36の回転速度Vmが適当に減速される。
また、図2(d)および図4(d)に示した状態になるときも、つまり振分対象物品100が搬送ラインCL0上から振分先の分流ラインCL1またはCL2上に移動し終えて実働アーム36の回転が停止されるときにも、当該実働アーム36の回転速度Vmが過大であると、その勢いによって振分対象物品100が跳ね飛ばされる虞がある。従って、実働アーム36の回転が停止される直前においても、つまりアーム角度θがθ=θ2となる直前においても、当該実働アーム36の回転速度Vmが適当に減速される。
この実働アーム36の回転速度Vmの時間tの経過に対する推移をグラフで表すと、図5のようになる。この図5に示すように、例えば或る時点t0において、上述の振分対象検知センサ40によって振分対象物品100が検知されると、実働アーム36が回転し始める。なお、この時点t0においては、図2(a)および図4(a)に示したように、振分装置30は待機状態にあり、つまりアーム角度θはθ=θ0である。
そして、実働アーム36が回転し始めると、その速度Vmは、V1という適当な速度にまで一気に増大し、その後、当該V1という速度を維持する。そして、アーム角度θがθ=θ1となる直前の時点t1において、実働アーム36の回転速度Vmは、減速し始め、当該アーム角度θがθ=θ1となる時点t2において、V1よりも小さいV2(<V1)という適当な速度となる。このとき、図2(b)および図4(b)に示したように、実働ガイド38が振分対象物品100の側面に当接する。
そして、時点t2を過ぎると、実働アーム36の回転速度Vmは、V1よりも大きいV3という適当な速度にまで改めて一気に増大し、その後、当該V3という速度を維持する。そして、アーム角度θがθ=θ2となる直前の時点t3において、実働アーム36の回転速度Vmは、減速し始め、当該アーム角度θがθ=θ2となる時点t4において、ゼロ(Vm=0)となる。これにより、図2(d)および図4(d)に示したように、実働アーム36の回転が停止される。
この実働アーム36の回転が停止された状態で時間tが過ぎると、振分対象物品100が実働ガイド38から離れる。その後、詳しくは振分対象物品100が実働ガイド38から離れたと推測される時点t5になると、実働アーム36は、それまでとは反対の方向にV4という速度で回転する。なお、図5においては、このときの実働アーム36の回転速度Vmを−V4というマイナス記号付きの符号で表している。また、この速度−V4は、次の時点t0が到来する前に、つまり次の振分対象物品100が振分対象検知センサ40によって検知される前に、振分装置30が待機状態に戻ることができるように、つまりアーム角度θがθ=θ0となるように、適当に定められる。
そして、次の時点t0が到来する前の適当な時点t6において、実働アーム36の回転速度Vmは、ゼロとなり、つまり当該アーム36の回転が停止される。このとき、振分装置30は、図2(a)および図4(a)に示した如く待機状態となる。
それぞれの分流ラインCL1およびCL2に振り分けられた各物品100,100,…は、当該それぞれの分流ラインCL1およびCL2上を1列に搬送される。ここで例えば、左側分流ラインCL1に注目すると、この左側分流ラインCL1を形成する送り込みコンベヤ14,計量コンベヤ16および送り出しコンベヤ20の各搬送速度Vb,VcおよびVdは、上述の如く互いに相当(Vb=Vc=Vd)である。また、この左側分流ラインCL1上への振分は、当該左側分流ラインCL1を形成する送り込みコンベヤ14上で行われる。従って、この左側分流ラインCL1上に振り分けられた各物品100,100,…の搬送ピッチLcは、送り込みコンベヤ14上における上述した先行物品100と後続物品100との中心間距離Lbの2倍(=2・Lb)に相当するLc=4・Aとなる。そして、この左側分流ラインCL1上を搬送される各物品100,100,…は、その過程で、1個ずつ計量コンベヤ16上を通過する。このときの、詳しくは計量コンベヤ16上を通過する物品100が当該計量コンベヤ16上に単独で滞在するときの、当該計量コンベヤ16のロードセル16aから出力される計量信号Sw1に基づいて、その物品100の重量が求められる。
具体的には、これから計量コンベヤ16上に乗り込もうとする言わば計量対象物品100が計量対象検知センサ42によって検知されると、このことが、当該計量対象検知センサ42からの計量対象検知信号Sp2の入力を受ける制御装置200の演算制御回路202によって認識される。これを受けて、演算制御回路202は、当該計量対象物品100が単独で計量コンベヤ22上に滞在する期間を推測する。そして、この期間中の計量信号Sw1に基づいて、厳密にはデジタル態様の当該計量信号Sw1に基づいて、計量対象物品100の重量を求める。求められた重量値は、計量対象物品100の選別に用いられる。ただし、この選別については、本発明の本旨に直接関係しないので、ここでの詳しい説明は省略する。
ところで、計量コンベヤ16の長さLmは、当該計量コンベヤ16上を通過する各物品100,100,…の搬送ピッチLcと等価(Lm=Lc)とされており、つまりLm=4・Aとされている。従って、この計量コンベヤ16上に2個以上の物品100が完全かつ同時に滞在することはなく、ゆえに、確実な計量を実現することができる。
また別の観点から言うと、このLm=4・Aというコンベヤ長さLmは、計量コンベヤ16上を通過する各物品100,100,…の搬送ピッチLcに対して取り得る当該コンベヤ長さLmの最大値である。このようなコンベヤ長さLmを有する計量コンベヤ16上にそれぞれの物品100が単独で滞在する単独滞在時間Tmは、次の式1によって表される。
《式1》
Tm=(Lm−A)/Vc=(4・A−A)/{(2/3)・V}=(9/2)・(A/V)
この単独滞在時間Tmが長いほど、それぞれの物品100の計量に掛けることのできる時間が長くなり、その分、高精度な計量を実現することができる。例えば、それぞれの物品100が計量コンベヤ16上に乗り込む際にその衝撃によって比較的に大きな振幅の過渡応答成分が計量信号Sw1に現れるが、単独滞在時間Tmが長いほど、この過渡応答振動成分が減衰するのを待つ時間を長く確保することができ、その分、高精度な計量を実現することができる。また、計量信号Swには、過渡応答振動成分以外にも種々の振動成分が含まれているが、単独滞在時間Tmが長いほど、これらの振動成分を除去するためのフィルタ回路として比較的に時定数の大きいものを採用することができ、このこともまた、高精度な計量の実現に大きく貢献する。
この比較対象として例えば、搬送ラインCL0の途中に、搬送コンベヤ12と同等の搬送速度Vaが設定された計量コンベヤが設けられる構成、つまり当該計量コンベヤが1台のみ設けられる構成を、仮想する。この場合、当該計量コンベヤの長さLm’は、その上を通過する各物品100,100,…の搬送ピッチLa以下(Lm’≦La)とされ、つまり最大でLm’=3・Aとなる。そして、この最大のコンベヤ長さLm’を有する計量コンベヤ上にそれぞれの物品100が単独で滞在する単独滞在時間Tm’は、次の式2によって表される。
《式2》
Tm’=(Lm’−A)/Va=(3・A−A)/V=2・(A/V)
この式2と上述の式1とから分かるように、本実施形態によれば、計量コンベヤが1台のみ設けられると仮想した構成に比べて、長めの単独滞在時間Tmを確保することができ、詳しくは当該仮想構成における単独滞在時間Tm’の9/4倍の単独滞在時間Tm(={9/4}・Tm’)を確保することができる。従って、その分、高精度な計量を実現することができる。
これらのことは、右側分流ラインCL2についても、同様である。即ち、送り込みコンベヤ14,計量コンベヤ18および送り出しコンベヤ20から成る右側分流ラインCL2上に振り分けられた各物品100,100,…は、当該右側分流ラインCL2上をLc=4・AというピッチLcで搬送される。この過程で、各物品100,100,…は、1個ずつ計量コンベヤ18上を通過する。このときの、詳しくは計量対象検知センサ42によって検知された計量対象物品100が計量コンベヤ18上に単独で滞在するときの、当該計量コンベヤ18のロードセル18aから出力される計量信号Sw1に基づいて、その計量対象物品100の重量が求められる。求められた重量値は、計量対象物品100の選別に用いられる。
なお、計量コンベヤ18の長さLmは、当該計量コンベヤ18上を通過する各物品100,100,…の搬送ピッチLcと等価(Lm=Lc)とされており、つまりLm=4・Aとされている。従って、この計量コンベヤ18上に2個以上の物品100が完全かつ同時に滞在することはなく、ゆえに、確実な計量を実現することができる。
また、この計量コンベヤ18上を通過するそれぞれの物品100が当該計量コンベヤ18上に単独で滞在する単独滞在時間Tmは、上述の式1によって表される。そして、この単独滞在時間Tmは、計量コンベヤが1台のみ設けられると仮想した構成における上述の式2によって表される単独滞在時間Tm’よりも長い。従って、その分、高精度な計量を実現することができる。
以上のように、本実施形態によれば、2台の計量コンベヤ16および18が設けられているので、例えばラインCL0の途中に1台の計量コンベヤのみが設けられる構成に比べて、高精度な計量を実現することができる。その上で、これら2台の計量コンベヤ16および18が設けられた左右2つの分流ラインCL1およびCL2に各物品100,100,…を振り分ける振分装置30は、2つのアーム36および36の先端に取り付けられた概略丸棒状のガイド38および38の外周面を振分の対象となる物品100の側面に当接させることで振分を行う。このような要領で振分が行われるので、当該振分の対象となる物品100としては、その大きさや形状等が過度に制限されず、ゆえに、概略円柱状体のものや袋体状のものを含め大抵のものについて、対応可能である。さらに、この振分装置30による振分は、振分対象検知センサ40からの振分対象検知信号Sp1に応答して行われる。従って例えば、振分前の各物品100,100,…の搬送ピッチが一定でなくとも、つまりはそのような状況にも、対応可能である。即ち、本実施形態によれば、適用性の高い重量選別機10を実現することができる。
また、本実施形態においては、送り込みコンベヤ14上で各物品100,100,…の振分が行われ、この送り込みコンベヤ14の後段に各計量コンベヤ16および18が設けられると共に、これら各計量コンベヤ16および18の搬送速度Vcが当該送り込みコンベヤ14の搬送速度Vbと同等とされている。従って例えば、送り込みコンベヤ14上からそれぞれの計量コンベヤ16および18上に各物品100,100,…が乗り移る際に現れる上述の過渡応答振動成分の振幅が抑制され、これにより、計量精度のさらなる向上が図られる。
加えて、各計量コンベヤ16および18の後段に送り出しコンベヤ20が設けられており、この送り出しコンベヤ20の搬送速度Vdもまた当該各計量コンベヤ16および18の搬送速度Vcと同等とされている。従って、各計量コンベヤ16および18上から送り出しコンベヤ20上に各物品100,100,…が乗り移る際に現れる過渡応答振動成分の振幅が抑制され、これによっても、計量精度のさらなる向上が図られ、とりわけ、次に当該各計量コンベヤ16および18に乗り込むそれぞれの物品100についての計量精度のさらなる向上が図られる。
なお、本実施形態は、本発明の1つの具体例であり、本発明の範囲を限定するものではない。
例えば、物品100については、概略直方体状のものに限らず、概略円柱状体のものや袋体状のもの等のように他形状のものであってもよく、このような物品100であっても対応可能であることは、上述した通りである。
また、搬送コンベヤ12の搬送速度VaがVa=Vであり、送り込みコンベヤ14の搬送速度VbがVb={2/3}・Vである、としたが、これに限らない。例えば、これら以外の速度値であってもよいし、搬送コンベヤ12の搬送速度Vaと送り込みコンベヤ14の搬送速度Vbとが互いに同等(Va=Vb)であってもよいし、さらには、搬送コンベヤ12の搬送速度Vaよりも送り込みコンベヤ14の搬送速度Vbの方が大きめに設定されてもよい。ただし、搬送コンベヤ14の搬送速度Vbと各計量コンベヤ16および18の搬送速度Vcと送り出しコンベヤ20の搬送速度Vdとは、上述の過渡応答振動成分の振幅を抑制する意図からも、互いに同等であるのが望ましい。
そして、各コンベヤ12〜20については、いずれも平ベルト型のものであるとしたが、これに限らない。これらの一部または全部について、例えばトップチェーン型等の他方式のものが採用されてもよい。ただし、実際に振分が行われる言わば当該振分の場を形成する送り込みコンベヤ14については、この振分がスムーズに行われるようにするために、平ベルト型のものとされるのが望ましい。
さらに、各計量コンベヤ16および18の長さLmについては、それぞれの上を通過する各物品100,100,…の搬送ピッチLcと等価とされたが、これに限らない。例えば、このコンベヤ長さLmが多少短めとされることで、当該各物品100,100,…のピッチLcが変わったとしてもこれに対応し得るように、いわゆるマージンが設けられてもよい。ただし、このコンベヤ長さLmは、上述の式1によって表される単独滞在時間Tmが出来る限り長めに確保されるようにする意図から、当該各物品100,100,…の搬送ピッチLc以下(Lm≦Lc)という範囲内で出来る限り長めに設定されるのが望ましい。
また、振分装置30については、これを構成するパルスモータ32に代えて、直流モータ等の他方式のモータが採用されてもよい。そして、それぞれのアーム36およびガイド38も、上述したのとは別の態様のものが採用されてもよい。
例えば、上述の振分装置30に代えて、図6に示すような振分装置130が採用されてもよい。この振分装置130は、1つのガイド132を有しており、このガイド36を水平移動させることで振分を行うものである。
具体的には、この振分装置130は、2つの回転軸134および136を有している。これら各回転軸136および138は、送り込みコンベヤ14の上方であって各分流ラインCL1およびCL2よりも外方の位置において、当該各分流ラインCL1およびCL2と平行を成すと共に、搬送ラインCL0を含む鉛直面に関して互いに対称の関係を成すように、かつ、回転可能な状態に、適当な支持部材138によって支持されている。なお、支持部材138は、送り込みコンベヤ14の上方において各ラインCL0,CL1およびCL2を直角に横切る方向に延伸しており、図示しない上述の基部に頑丈に固定されている。また、各回転軸134および136は、これらを選択的に回転駆動するための図示しない適当なモータに結合されている。
そして、一方の回転軸134の両端に、互いに同一仕様のスプロケット140および142が取り付けられている。また、他方の回転軸136の両端にも、一方の回転軸134のものと同一仕様のスプロケット144および146が取り付けられている。さらに、各回転軸134および136の上流側の端部に取り付けられた各スプロケット140および144間にチェーン148が張設されている。これと同様に、各回転軸134および136の下流側の端部に取り付けられた各スプロケット142および146間にもチェーン150が張設されている。そして、各チェーン148および150のリターン側(下側の連架部分)に適当な固定部材152を介してガイド136が固定されている。このガイド132は、上述の振分装置30のものと同様の概略丸棒状のものであり、各ラインCL0,CL1およびCL2と平行を成すように設けられている。また、このガイド136の表面は、低摩擦性とされている。
このように構成された振分装置130によれば、図6に示す状態が待機状態とされる。即ち、この待機状態においては、特に当該図6の(b)に示すように、下流側から見たガイド132(および固定部材152)が振分前の物品100と重ならない位置にある。なお、図6は、振分前の物品100を搬送ラインCL0上から右側分流ラインCL2上に振り分けるための待機状態を示す。また、図示は省略するが、振分前の物品100を搬送ラインCL0上から左側分流ラインCL1上に振り分けるための待機状態においては、ガイド132は、図6に示す位置とは搬送ラインCL0を含む鉛直面を挟んで反対側の位置にある。図6(a)においては、その見易さを考慮して、振分前の物品100を含む各物品100,100,…の図示を省略しており、図6(b)においては、振分前の物品100以外の各物品100,100,…の図示を省略してある。
この図6に示す状態から搬送ラインCL0上にある振分の対象となる物品100を右側分流ラインCL2上に振り分ける際には、振分先である右側分流ラインCL2側にある回転軸136が、これを下流側から見て(つまり図6(b)において)時計回りに回転するように駆動される。そして、この回転軸136の駆動力が各チェーン148および150を介してもう片方の回転軸134に伝えられることで、当該もう片方の回転軸134がいわゆる従動軸として同じ方向に回転する。これにより、ガイド132が図6の右側から左側に向かって移動し、このガイド132の外周面が振分対象物品100の側面に当接することによる付勢力よって、当該振分対象物品100が搬送ラインCL0上から右側分流ラインCL2上に移動し、つまり振り分けられる。この過程を下流側から見た図を、図7に示す。そして、同過程を上方から見た図を、図8に示す。なお、図7の(a)〜(d)は、図2の(a)〜(d)に示した各時点の状態に対応する。この図7においては、その見易さを考慮して、支持部材138の図示を省略すると共に、振分対象物品100以外の各物品100,100,…の図示を省略してある。そして、図8の(a)〜(d)は、図4の(a)〜(d)に示した各時点の状態に対応する。この図8においては、その見易さを考慮して、振分装置130のうちガイド132のみを図示し、併せて、各ラインCL0,CL1およびCL2を図示する一方で、各コンベヤ12〜20の図示を省略してある。
これとは反対に、振分対象物品100を搬送ラインCL0上から左側分流ラインCL1上に振り分ける際には、振分先である左側分流ラインCL1側にある回転軸134が、これを下流側から見て(例えば図6(b)において)反時計回りに回転するように駆動される。そして、この回転軸134の駆動力が各チェーン148および150を介してもう片方の回転軸136に伝えられることで、当該もう片方の回転軸136が従動軸として同じ方向に回転する。これにより、図示は省略するが、下流側から見たガイド132が左側から右側に向かって移動し、このガイド132の外周面が振分対象物品100の側面に当接することによる付勢力よって、当該振分対象物品100が搬送ラインCL0上から左側分流ラインCL1上に振り分けられる。
さらに、本実施形態においては、各分流ラインCL1およびCL2における各計量コンベヤ16および18による計量後の各物品100,100,…が改めて1つのライン上に集約されるように構成されてもよい。そのために、例えば図9に示すような集約装置50が設けられてもよい。
この集約装置50は、各計量コンベヤ16および18による計量後の各物品100,100,…を1つの直線状の集約ラインCL0’に集約するものであり、左右2つの装置52および54から成る。なお、集約ラインCL0’は、搬送ラインCL0の延長線上に形成されており、詳しくは送り出しコンベヤ20とその後段に直列に配置された例えば平ベルト型の集約コンベヤ22とによって形成されている。この集約コンベヤ22の搬送速度Veは、例えば送り出しコンベヤ20の搬送速度Vdと同等(Ve=Vd)であり、つまり送り込みコンベヤ14以降の各コンベヤ14〜20の搬送速度Vb,VcおよびVdと同等(Ve=Vb=Vc=Vd)である。また、送り出しコンベヤ20と集約コンベヤ22との間には、適当な渡し板が設けられている。
集約装置50を下流側から見た図10を併せて参照して、当該集約装置50を構成する一方の装置52は、送り出しコンベヤ20の上方であって、かつ、左側分流ラインCL1の上方に、設けられている。そして、この言わば左側装置52は、集約駆動手段としての例えばパルスモータ520と、このパルスモータ520の回転軸520aに適当な取付部材522を介して取り付けられた1本のアーム524と、このアーム524の先端に取り付けられたガイド526とを、有している。
パルスモータ520は、左側分流ラインCL1の真上において自身の回転軸520aが当該左側分流ラインCL1と平行を成すように設けられている。なお、ここでは、このパルスモータ520の回転軸520aが下流側に向けられた状態にあるが、これとは反対に、当該回転軸520aが上流側に向けられてもよい。また、図示は省略するが、パルスモータ520は、適当な支持部材を介して上述した基部に頑丈に固定されている。
アーム524は、上述した(例えば図1および図2に示した)振分装置30の下流側から見て右側にあるアーム36と同様のものであり、パルスモータ520の回転軸520aから当該回転軸520aの径方向に向かって延伸した概略棒状のものである。そして特に図10の(a)に示すように、左側装置52が基準状態としての待機状態にあるときには、下流側から見た当該アーム524は、パルスモータ520の回転軸520aから右斜め下方に向かって延伸している。また、このアーム524は、その先端に近い部分において概略「く」の字状に屈曲しており、詳しくは左側装置52が待機状態にあるときに当該先端に近い部分が略真下に向かって延伸するように屈曲している。因みに、図9も、左側装置52が待機状態にあるときを示す。
そして、ガイド526は、上述の振分装置30のものと同様の概略丸棒状のものであり、パルスモータ520の回転軸520と平行を成すようにアーム524の先端に取り付けられている。また、このガイド526の表面は、低摩擦性とされている。
この左側装置52は、後述する如く左側分流ラインCL1の計量コンベヤ16による計量後の各物品100,100,…を集約ラインCL0’上に集約するものである。即ち、この左側装置52のパルスモータ520が駆動すると、つまり当該パルスモータ520の回転軸520aが回転すると、これに伴ってアーム524が回転する。このとき、アーム524は、これを下流側から見ると、時計回りおよび反時計回りのいずれか1方向にのみ回転するのではなく、左側装置52が待機状態にあるときを基準として当該時計回りおよび反時計回りの両方向に交互に適当な角度だけ回転し、言わば揺動し、つまりはそうなるようにパルスモータ520が駆動される。この結果、当該アーム524の先端に取り付けられたガイド526が、左側分流ラインCL1を直角に横切る方向に移動する。これを利用して、後述する如く左側分流ラインCL1の計量コンベヤ16による計量後の各物品100,100,…の集約が行われる。なお、詳しい図示は省略するが、パルスモータ520は、制御装置200から与えられる左側集約制御信号Sd1に従って駆動される。
そして、集約装置50を構成する他方の装置54は、送り出しコンベヤ20の上方であって、かつ、右側分流ラインCL2の上方に、設けられている。この言わば右側装置54は、左側装置52のものと同一仕様のパルスモータ540と、このパルスモータ540の回転軸540aに適当な取付部材542を介して取り付けられた1本のアーム544と、このアーム544の先端に取り付けられたガイド546とを、有している。なお、この右側装置54は、そのアーム544の向きが左側装置52のアーム524の向きと正反対である以外は、当該左側装置52と全く同じ構成である。
この右側装置54は、後述する如く右側分流ラインCL2の計量コンベヤ18による計量後の各物品100,100,…を集約ラインCL0’上に集約するものである。なお、この右側装置54は、図9および図10(a)に示すように、それ自身が待機状態にあるときには、待機状態にある左側装置52との間で、集約ラインCL0’を含む鉛直面に関して互いに対称の関係にある。また、詳しい図示は省略するが、この右側装置54のパルスモータ540は、制御装置200(演算制御回路202)から与えられる右側集約制御信号Sd2に従って駆動される。
さらに、送り出しコンベヤ20上の横方であって、左右各装置52および54のガイド526および546の位置よりも少し上流側に、当該左右各装置52および54のそれぞれによる集約の対象となる物品100を検知するための第2物品検知手段としての集約対象検知センサ56が設けられている。ここでは、この集約対象検知センサ56として、例えば上述の振分対象検知センサ40および計量対象検知センサ42と同様の投光器56aと受光器56bとから成る透過型の光電センサが採用されているが、反射型や回帰反射型等の他方式の光電センサが採用されてもよいし、超音波等の光以外の媒質を用いるセンサが採用されてもよい。詳しい図示は省略するが、この集約対象検知センサ56から出力される集約対象検知信号Sp3は、制御装置200(演算制御回路202)に入力される。
このように構成された左右各装置52および54から成る集約装置50によって、例えばこれから左側分流ラインCL1の計量コンベヤ16による計量後の或る物品100が当該左側分流ラインCL1上から集約ラインCL0’上に集約される、とする。この場合、その集約対象となる物品100が集約対象検知センサ56によって検知され、このことが、当該集約対象検知56からの集約対象検知信号Sp3の入力を受ける制御装置200によって認識される。これに応答して、制御装置200は、集約対象物品100を左側分流ラインCL1上から集約ラインCL0’上に集約するための左側集約制御信号Sd1を生成し、この左側集約制御信号Sd1は、左側装置52に与えられる。なお、この時点では、集約装置50の左右各装置52および54は、いずれも待機状態にある。
この左側集約制御信号Sd1を受けた左側装置52は、図10(a)に示した待機状態から図10(b)に示す状態に遷移し、つまり下流側から見た当該左側装置52のアーム524が時計回りに回転する。そして、このアーム524の先端に取り付けられたガイド526が、集約対象物品100の側面に当接する。この状態を上方から見ると、図11の(b)に示すように、左側装置52のガイド526は、集約対象物品100の側面の1/2以上の(後述する当接長さβにわたる)部分に当接する。なお、図11においては、その見易さを考慮して、左右各集約52および54のうちそれぞれのガイド526および546のみを図示し、併せて、各ラインCL0’,CL1およびCL2を図示する一方で、各計量コンベヤ16および18以降の各コンベヤ16〜22の図示を省略してある。また、図11(a)は、左右各装置52および54が待機状態にあるときの図であり、つまり図10(a)に示した状態を上方から見た図であり、詳しくは図9(a)に示した状態に対応する。
そして、左側装置52のアーム524は、図10(b)に示した状態からさらに回転し続け、例えば図10(c)に示す状態を経て、図10(d)に示す状態に遷移する。これらの状態を上方から見ると、図11(c)および図11(d)のようになる。これにより、集約対象物品100は、左側分流ラインCL1上から集約ラインCL0’上に移動し、つまり集約される。そして、この集約対象物品100が集約ラインCL0’上に移動し終えた時点で、アーム524の回転が停止される。
なお、このようにして集約対象物品100が左側分流ラインCL1上から集約ラインCL0’上に集約される集約期間中も、上述した振分期間中と同様に、当該集約対象物品100は、送り出しコンベヤ20上を搬送される。従って、この集約期間中の状態を上方から見た特に図11(b)〜(d)に示すように、左側装置52のガイド526と集約対象物品100の側面とが互いに当接している部分の寸法である当接長さβが時間の経過に伴って変化する。その一方で、この集約期間中の当接長さβは、上述の振分期間中の当接長さαと同様、常に、集約対象物品100の長さ寸法Aの1/2以上(β≧A/2)であり、つまりはそうなるように左側集約制御信号Sd1が生成されている。これにより、集約対象物品100は、(極端な重心の偏り等の不都合がない限り)その姿勢を変えることなく確実に左側分流ラインCL1上から搬送ラインCL0上に振り分けられる。因みに、集約期間中の当接長さβが常にβ≧A/2となるには、少なくともガイド526の長さ寸法Cが物品100の長さ寸法Aの1/2以上(C≧A/2)であることが必要とされる。
そして、図10(d)および図11(d)に示した状態から時間が経過すると、左側装置52のガイド526と集約対象物品100との当接が解消され、当該左側装置52のガイド526から集約対象物品100が離れる。その後、左側装置52は、図10(a)および図11(a)に示した待機状態に戻り、つまりはそうなるように左側集約制御信号Sd1が生成される。なお、図10においては、その見易さを考慮して、集約対象物品100以外の各物品100,100,…の図示を省略してある。
このように左側装置52が待機状態に戻ると、今度は、右側分流ラインCL2の計量コンベヤ18による計量後の物品100が右側装置54によって当該右側分流ラインCL2上から集約ラインCL0’上へ集約され、つまりはそうするための右側集約制御信号Sd2が生成される。この右側装置54による物品100の集約は、上述の左側装置52による物品100の集約と同様の要領で行われるので、その詳しい説明は省略する。そして、この右側装置54による物品100の集約が終了すると、当該右側装置54は、改めて待機状態に戻る。これ以降、左側装置52による物品100の集約と、右側装置54による物品100の集約とが、交互に行われる。
ところで、これら左右各装置52および54から成る集約装置50もまた、上述の振分装置30と同様、それぞれのアーム524および544が回転することによる付勢力を利用して物品100の集約を行うが、例えば図10(b)および図11(b)に示した状態になるときの、つまりそれぞれのガイド526および546が集約対象物品100の側面に当接するときの、当該それぞれのアーム524および544の回転速度が過大であると、その衝撃によって集約対象物品100が跳ね飛ばされてしまう虞がある。従って、それぞれのガイド526および546が集約対象物品100の側面に当接する直前で、当該それぞれのガイド526および546の回転速度が適当に減速される。
また、図10(d)および図11(d)に示した状態になるときも、つまり集約対象物品100が左右各分流ラインCL1およびCL2上から集約ラインCL0’上に移動し終えて左右各装置52および54それぞれのアーム524および544の回転が停止されるときにも、当該それぞれのアーム524および544の回転速度が過大であると、その勢いによって集約対象物品100が跳ね飛ばされる虞がある。従って、それぞれのアーム524および544の回転が停止される直前においても、当該それぞれのアーム524および544の回転速度Vmが適当に減速される。
集約ラインCL0’に集約された各物品100,100,…は、当該集約ラインCL0’上を1列に搬送され、つまり送り出しコンベヤ20上から集約コンベヤ22上へと順次乗り移り、当該集約コンベヤ22上を1列に搬送される。上述したように、集約コンベヤ22の搬送速度Veは、送り込みコンベヤ14以降の各コンベヤ14〜20の搬送速度Vb,VcおよびVdと同等であるので、当該集約コンベヤ22上における各物品100,100,…の搬送ピッチLeは、左右のそれぞれの分流ラインCL1およびCL2上における各物品100,100,…の搬送ピッチLcの1/2(Le={1/2}・Lc)倍に相当し、言い換えればこれら各分流ラインCL1およびCL2に振り分けられる直前の各物品100,100,…の搬送ピッチ(厳密には先行物品100とこれに続く後続物品100との中心間距離)Lbと等価(Le=Lb)である。そして、この集約コンベヤ22上を搬送される各物品100,100,…は、下流側にある図示しない包装装置等の所定の装置へと送られる。
なお、集約コンベヤ22の搬送速度Veは、送り込みコンベヤ14以降の各コンベヤ14〜20の搬送速度Vb,VcおよびVdと同等でなくてもよく、例えば当該各コンベヤ14〜20の搬送速度Vb,VcおよびVdよりも大きくてもよく(Ve>Vb=Vc=)、または、当該各コンベヤ14〜20の搬送速度Vb,VcおよびVdよりも小さくてもよい(Ve<Vb=Vc=Vd)。この集約コンベヤ22の搬送速度Veの大小によって当然に、当該集約コンベヤ22上における各物品100,100,…の搬送ピッチ(および厳密に言えば送り出しコンベヤ20上から当該集約コンベヤ22上にそれぞれの物品100が乗り移る際の当該物品100とこれに続く後続物品100との中心間距離)Leが変わる。
また、集約装置50については、左右各装置52および54のパルスモータ520および540に代えて、直流モータ等の他方式のモータが採用されてもよい。そして、それぞれのアーム524および544と、それぞれのガイド526および546とについても、上述したのとは別の態様のものが採用されてもよい。
例えば、上述の集約装置50に代えて、図12に示すような集約装置250が採用されてもよい。この集約装置250は、図6〜図8に示した振分装置130に倣う構成のものであり、当該振分装置130におけるのと同様の2つの回転軸252および254と、これら各回転軸252および254それぞれの両端に取り付けられたスプロケット256,258,260および262と、当該各回転軸252および254の上流側端部側の各スプロケット256および260間に張設されたチェーン264と、当該各回転軸252および254の下流側端部側の各スプロケット258および262間に張設されたチェーン266と、を有している。なお、各回転軸252および254は、適当な支持部材268によって支持されており、この支持部材268は、図示しない上述の基部に頑丈に固定されている。そして、各回転軸252および254は、これらを選択的に回転駆動するための図示しない適当なモータに結合されている。
その上で、各チェーン264および266のリターン側に適当な固定部材270を介して2つのガイド272および274が固定されている。これらのガイド272および274は、上述の集約装置50のものと同様の概略丸棒状のものであり、各ラインCL0,CL1およびCL2と平行を成すように設けられている。そして特に図12の(a)に示すように、集約装置250が基準状態としての待機状態にあるときには、下流側から見た各ガイド272および274(および固定部材270)は、集約前の物品100と重ならない位置にあり、詳しくは図10(a)および図11(a)に示した待機状態にある集約装置50(左右各装置52および54)の各ガイド526および546と略同じ位置にある。なお、図12(a)は、左側分流ラインCL1上の物品100がこれから集約ラインCL0’に集約される対象である状態を示す。また、図12においては、その見易さを考慮して、当該集約対象物品100以外の各物品100,100,…の図示を省略してある。さらに、各ガイド272および274の表面もまた、低摩擦性とされている。
この図12(a)に示す状態から左側分流ラインCL1上にある集約対象物品100を集約ラインCL0’上に集約させる際には、右側分流ラインCL2側にある回転軸254が、これを下流側から見て(つまり図12(a)において)時計回りに回転するように駆動される。そして、この回転軸254の駆動力が各チェーン264および266を介してもう片方の回転軸256に伝えられることで、当該もう片方の回転軸256が従動軸として同じ方向に回転する。これにより図12(b)に示すように、各ガイド272および274が当該図12(b)の右側から左側に向かって移動し、このうちの右側にあるガイド272の外周面が集約対象物品100の側面に当接することによる付勢力よって、当該振分対象物品100が左側分流ラインCL1上から集約ラインCL0’上に移動し、つまり集約される。その後、集約装置250は、図12(a)に示す待機状態に戻る。
これとは反対に、右側分流ラインCL2上にある集約対象物品100を集約ラインCL0’上に集約させる際には、左側分流ラインCL1側にある回転軸252が、これを下流側から見て(例えば図12(a)において)反時計回りに回転するように駆動される。そして、この回転軸252の駆動力が各チェーン264および266を介してもう片方の回転軸254に伝えられることで、当該もう片方の回転軸254が従動軸として同じ方向に回転する。これにより図12(c)に示すように、各ガイド272および274が当該図12(c)の左側から右側に向かって移動し、このうちの左側にあるガイド274の外周面が集約対象物品100の側面に当接することによる付勢力よって、当該振分対象物品100が右側分流ラインCL2上から集約ラインCL0’上に集約される。その後、集約装置250は、待機状態に戻る。
10 重量選別機
12 搬送コンベヤ
14 送り込みコンベヤ
16,18 計量コンベヤ
30 振分装置
36 アーム
38 ガイド
40 振分対象検知センサ
100 物品
CL0 搬送ライン
CL1,CL2 分流ライン

Claims (4)

  1. 選別対象である物品を搬送しながら該物品の重量を測定する計量コンベヤを備える重量選別機において、
    1つの直線状の搬送ライン上を互いに距離を置いて1列に搬送される複数の上記物品のそれぞれが該搬送ライン上の所定位置を通過したときにこれを検知する第1物品検知手段と、
    上記搬送ラインの両横方において該搬送ラインと平行を成す2つの直線上に設けられた2つの分流ラインと、
    上記搬送ライン上を搬送される上記複数の物品を上記第1物品検知手段からの第1物品検知信号に応答して上記2つの分流ライン上に交互に振り分ける振分手段と、
    を具備し、
    上記振分手段は上記搬送ラインを略直角に横切る方向に移動する振分ガイドを有しており該振分ガイドを上記第1物品検知信号に対応する上記物品に当接させることによって該物品の振分を行い、
    上記2つの分流ラインのそれぞれは自身に振り分けられた上記物品を上記搬送ラインと同じ方向に搬送し、
    上記2つの分流ラインのそれぞれに上記計量コンベヤが設けられたこと、
    を特徴とする、重量選別機。
  2. 上記搬送ラインの一部を形成すると共に上記2つの分流ラインそれぞれの一部を形成するように上記計量コンベヤの前段に設けられ該計量コンベヤの搬送速度と同等の搬送速度が設定された1台の送り込みコンベヤを、さらに具備し、
    上記振分手段は上記送り込みコンベヤの上方に設けられた、
    請求項1に記載の重量選別機。
  3. 上記2つの分流ラインのそれぞれにおける上記計量コンベヤによる計量後の上記物品が該2つの分流ラインのそれぞれにおける所定位置を通過したときにこれを検知する第2物品検知手段と、
    上記計量コンベヤによる計量後の物品を上記第2物品検知手段からの第2物品検知信号に応答して1つの直線状の集約ライン上に集約する集約手段と、
    を具備し、
    上記集約ラインは上記2つの分流ラインのそれぞれと平行を成す1つの直線上に設けられており、
    上記集約手段は上記2つの分流ラインのそれぞれを略直角に横切る方向に移動する集約ガイドを有しており該集約ガイドを上記第2物品検知信号に対応する上記物品に当接させることによって該物品の集約を行い、
    さらに上記集約ラインは自身に集約された上記物品を上記搬送ラインと同じ方向に搬送する、
    請求項1または2に記載の重量選別機。
  4. 上記2つの分流ラインそれぞれの一部を形成すると共に上記集約ラインの一部を形成するように上記計量コンベヤの後段に設けられ該計量コンベヤの搬送速度と同等の搬送速度が設定された1台の送り出しコンベヤを、さらに具備し、
    上記集約手段は上記送り込みコンベヤの上方に設けられた、
    請求項3に記載の重量選別機。
JP2015098834A 2015-05-14 2015-05-14 重量選別機 Pending JP2016217717A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015098834A JP2016217717A (ja) 2015-05-14 2015-05-14 重量選別機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015098834A JP2016217717A (ja) 2015-05-14 2015-05-14 重量選別機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016217717A true JP2016217717A (ja) 2016-12-22

Family

ID=57578376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015098834A Pending JP2016217717A (ja) 2015-05-14 2015-05-14 重量選別機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016217717A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108816810A (zh) * 2018-07-03 2018-11-16 青岛永悦光迅技术有限责任公司 一种快递安检通道、安检设备及系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4913176B1 (ja) * 1970-04-16 1974-03-29
JPS57144424A (en) * 1981-03-03 1982-09-07 Yamato Scale Co Ltd High speed weighing device
JPH07185474A (ja) * 1993-12-24 1995-07-25 Sandvik Kk 仕分け装置
JP2000504823A (ja) * 1996-02-06 2000-04-18 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 郵便物を自動的に計量するための装置
US20050027393A1 (en) * 2001-10-15 2005-02-03 Timco Distributors, Inc. Methods and apparatus for watermelon sizing, counting and sorting

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4913176B1 (ja) * 1970-04-16 1974-03-29
JPS57144424A (en) * 1981-03-03 1982-09-07 Yamato Scale Co Ltd High speed weighing device
JPH07185474A (ja) * 1993-12-24 1995-07-25 Sandvik Kk 仕分け装置
JP2000504823A (ja) * 1996-02-06 2000-04-18 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 郵便物を自動的に計量するための装置
US20050027393A1 (en) * 2001-10-15 2005-02-03 Timco Distributors, Inc. Methods and apparatus for watermelon sizing, counting and sorting

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108816810A (zh) * 2018-07-03 2018-11-16 青岛永悦光迅技术有限责任公司 一种快递安检通道、安检设备及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5468419B2 (ja) 箱詰め装置
US10933446B2 (en) Conveyor system and article carriers therefor
CN101799886A (zh) 一种计数合流装置
CN109335568A (zh) 摩擦驱动装置、交叉带分拣机及交叉带分拣系统
JP2007269478A (ja) 首振りセル装置及びその制御方法
JP2016217717A (ja) 重量選別機
JP5622191B2 (ja) 鉄筋の供給ユニットと、それを使用する鉄筋の供給装置
CN104535145A (zh) 滑道称重的检重秤
JP2020165804A (ja) 重量選別装置及びそれに用いられる計量装置
JP5332778B2 (ja) 寸法測定装置
US8664545B2 (en) Scale transport device having lateral support elements with belt drives
JP2014113528A (ja) 重量選別装置
JP2011168321A (ja) 箱詰め装置の物品投下構造
JP6480250B2 (ja) 重量選別機
US7731014B2 (en) Device for conveying a stack of flat objects
JP2015089842A (ja) 搬送装置
JP6309305B2 (ja) 選別装置
JP2018140366A (ja) 物品検査システム
JPS62239008A (ja) 頭付き部品の検査機用搬送装置
JP2019127335A (ja) 搬送装置、処理部、処理方法、及びプログラム
JP2018141680A (ja) 計量装置
JP2013120121A (ja) 組合せ秤
WO2024135421A1 (ja) コンベヤ装置
CN204373751U (zh) 滑道称重的检重秤
JP2005207750A (ja) 物品寸法測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190709