JP2016217170A - インジェクタの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インジェクタの制御装置において、マイコンの処理負荷を低減させる。
【解決手段】 インジェクタ3の制御装置1であって、電源2とインジェクタのソレノイド16のとの間に設けられたスイッチング素子33と、スイッチング素子を所定の周波数f及びデューティ比Dでオンオフするマイコン18と、ソレノイドに流れる実電流Irを検出する電流検出手段54と、電源の電圧VBを検出する電圧検出手段37とを有し、マイコンは、予め記憶されたインダクタンスL及び目標電流Ih、及び検出された電源の電圧に基づいて演算された周波数基準値fbを周波数としてスイッチング素子をオンオフし、スイッチング素子がオンオフ制御されているときの実電流と、目標電流に基づいて設定された判定値Ih3との差ΔIに基づいて周波数基準値を補正する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内燃機関のインジェクタの制御装置に関する。
従来、自動車用の直噴内燃機関のインジェクタの制御装置として、アクセル開度信号やクランク角信号等に基づいて演算を行い、インジェクタの開弁信号を所定のタイミングで生成するマイコンと、開弁信号及びインジェクタのソレノイドを流れる電流に基づいて、ソレノイドへの通電をオンオフするスイッチング素子の制御信号を生成する制御部(駆動回路)とを有するものがある(例えば、特許文献1)。特許文献1のように、比較的高速で切り替えられるスイッチング素子のオンオフ制御を可能にするために、制御部はASICやアナログ回路で構成されることが多い。例えば、インジェクタを開弁状態に維持するために一定の保持電流をソレノイドに供給する場合、制御部はソレノイドに流れる電流を常に検出し、検出した電流が保持電流目標値の上限値に到達したときにスイッチング素子をオフにし、検出した電流が保持電流目標値の下限値に到達したときにスイッチング素子をオンにする動作を繰り返す。
特開2003−106200号公報
しかしながら、ASICやアナログ回路は、使用するインジェクタのソレノイドの特性に対応して個別に作成する必要があるため、インジェクタを変更すると制御部も変更しなければならず、製造コストが増大する要因となる。また、マイコンが、昇圧電圧や過励磁電流、保持電流の制御値等の動作条件を変更する場合、ASIC等によって構成される制御部と通信を行う必要があるが、通信レートによっては適時に動作条件を変更することが困難な場合がある。これらの観点から、ASIC等によって構成される制御部を省略し、マイコンによって、インジェクタを直接に制御したいという要求がある。しかしながら、マイコンがソレノイドに流れる電流を検出し、プログラムによって閾値と検出された電流とを比較し、比較結果に基づいてスイッチング素子のオンオフ制御を行う場合、マイコンの処理速度や処理負荷によっては、制御性が損なわれるという問題がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、インジェクタの制御装置において、マイコンの処理負荷を低減させることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、インジェクタ(3)の制御装置(1)であって、電力の供給を受けて、弁体(13A)を駆動するソレノイド(16)を備えたインジェクタと、電源(2)と前記ソレノイドとの間に設けられ、前記ソレノイドへの通電をオンオフするスイッチング素子(33)と、前記ソレノイドに所定の目標電流を流すべく、前記スイッチング素子を所定の周波数(f)及びデューティ比(D)でオンオフするマイコン(18)と、前記ソレノイドに流れる実電流(Ir)を検出する電流検出手段(54)と、前記電源の電圧(VB)を検出する電圧検出手段(37)とを有し、前記マイコンは、前記ソレノイドのインダクタンス(L)と、前記ソレノイドに流す目標電流(Ih)とを予め記憶し、前記インダクタンス、前記目標電流、及び検出された前記電源の電圧に基づいて演算された周波数基準値(fb)を前記周波数として前記スイッチング素子をオンオフし、前記スイッチング素子がオンオフ制御されているときの前記実電流と、前記目標電流に基づいて設定された判定値(Ih3)との差(ΔI)に基づいて前記周波数基準値を補正することを特徴とする。
この態様によれば、マイコンは、演算された周波数でスイッチング素子のオンオフ制御を行うため、ソレノイドを流れる実電流を常時監視する必要や、実電流と閾値との比較を行う必要がなく、処理負荷が低減される。これにより、ASIC等の駆動回路を省略してマイコンによってインジェクタを制御することができる。また、スイッチング素子の周波数は、スイッチング素子がオンオフ制御されているときに、実電流と、目標電流に基づいて設定された判定値との差に基づいて補正されるため、インジェクタに外乱が加わる場合にも適切に制御が行われる。すなわち、フィードバック制御によって、実電流が目標電流に近づくように制御される。
また、上記の態様において、前記マイコンは、前記ソレノイドのインダクタンスを書き換え可能に記憶するとよい。
この態様によれば、マイコンは、ソレノイドの特性が異なる様々なインジェクタを適切に制御することができる。
また、上記の態様において、前記マイコンは、前記ソレノイドの抵抗(R)を書き換え可能に予め記憶し、前記抵抗、前記目標電流、及び検出された前記電源の電圧に基づいて演算されたデューティ比基準値(Dd)を前記デューティ比として前記スイッチング素子をオンオフし、前記スイッチング素子がオンオフ制御されているときの前記実電流と前記判定値との差に基づいて前記デューティ比基準値を補正することを特徴とする。
この態様によれば、周波数に加えてデューティ比が補正されるため、外乱に対して一層適切にインジェクタを制御することができる。
また、本発明の他の態様は、インジェクタ(3)の制御装置(1)であって、電力の供給を受けて、弁体(13A)を駆動するソレノイド(16)を備えたインジェクタ(3)と、電源(2)と前記ソレノイドとの間に設けられ、前記ソレノイドへの通電をオンオフするスイッチング素子(33)と、前記ソレノイドに所定の目標電流を流すべく、前記スイッチング素子を所定の周波数(f)及びデューティ比(D)でオンオフするマイコン(18)と、前記ソレノイドに流れる実電流(Ir)を検出する電流検出手段(54)と、前記電源の電圧(VB)を検出する電圧検出手段(37)とを有し、前記マイコンは、前記ソレノイドの抵抗(R)と、前記ソレノイドに流す目標電流(Ih)とを予め記憶し、前記抵抗、前記目標電流、及び検出された前記電源の電圧に基づいて演算されたデューティ比基準値(Db)を前記デューティ比として前記スイッチング素子をオンオフし、前記スイッチング素子がオンオフ制御されているときの前記実電流と、前記目標電流に基づいて設定された判定値(Ih3)との差(ΔI)に基づいて前記デューティ比基準値を補正することを特徴とする。
この態様によれば、マイコンの処理負荷が低減されるため、ASIC等の駆動回路を省略してマイコンによってインジェクタを制御することができる。また、スイッチング素子のデューティ比は、スイッチング素子がオンオフ制御されているときに、実電流と予想される電流値との差に基づいて補正されるため、インジェクタに外乱が加わる場合にも適切に制御が行われる。
また、上記の態様において、前記マイコンは、前記スイッチング素子をオンからオフに切り替える初回のタイミングで検出された前記実電流と、前記判定値との差を算出するとよい。
この態様によれば、スイッチング素子のオンオフの継続時間に関わらず、実電流と判定値との差が算出され、周波数補正値及びデューティ比補正値の少なくとも一方が演算される。
また、上記の態様において、前記マイコンは、前記スイッチング素子のオンオフを継続する期間に1回だけ前記実電流と前記判定値との差を算出するとよい。
この態様によれば、マイコンの処理負荷が低減される。
以上の構成によれば、インジェクタの制御装置において、マイコンの処理負荷を低減させることができる。
実施形態に係るインジェクタの制御装置の構成図 インジェクタの断面図 インジェクタの制御装置の動作を示すタイムチャート マイコンによる周波数及びデューティ比の演算手順を示すフロー図
以下、図面を参照して、本発明のインジェクタの制御装置の実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、インジェクタ3の制御装置1(ECU)には、バッテリ2及びインジェクタ3が接続されている。バッテリ2は、例えば鉛蓄電池等の充放電可能な蓄電池を含み、例えば12Vのバッテリ電圧を有する。制御装置1は、バッテリ2からのバッテリ電圧をインジェクタ3に供給すると共に、バッテリ電圧を所定の過励磁電圧に昇圧してインジェクタ3に供給する。
インジェクタ3は、例えば直噴ガソリンエンジンに使用されるものであり、内燃機関の燃焼室に燃料を噴射する。図1では、代表して1つのインジェクタ3に対応した回路を示すが、インジェクタ3の数は複数であってよい。
図2に示すように、インジェクタ3は、筒形のハウジング10と、ハウジング10の一端に設けられたノズル11と、ノズル11の先端に形成された噴孔12と、ハウジング10及びノズル11内に配置され、軸線方向に沿って先端側及び基端側に変位可能なプランジャ13と、プランジャ13の先端に形成された弁体13Aと、プランジャ13を先端側に付勢するばね14と、ハウジング10内の基端側に設けられたコア15(鉄心)と、コア15の周囲に巻き回されたソレノイド16とを有する。プランジャ13は、ばね14に付勢されて先端側に位置するときに弁体13Aにおいて噴孔12を閉じ、ばね14の付勢力に抗して基端側に位置するときに噴孔12を開く。ハウジング10の基端は、燃料ポンプ(不図示)が設けられた高圧の燃料配管(不図示)に接続され、ハウジング10及びノズル11の内部は高圧の燃料で満たされている。
ソレノイド16に電流が供給されていない状態では、ばね14に付勢されたプランジャ13の弁体13Aによって噴孔12が閉じられ、燃料は噴射されない。一方、ソレノイド16に電流が供給されると、コア15が磁化されることによって、プランジャ13がばね14の付勢力に抗してコア15側に吸引され、噴孔12が開かれる。これにより、ノズル11内の高圧燃料が噴孔12から噴射される。
図1に示すように、制御装置1は、マイコン18と、昇圧回路19と、第1〜第4端子21〜24とを有する。マイコン18は、プログラムを実行するCPU26と、プラグロムやデータ等が記憶された書き換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ27と、CPU26の演算結果等が記憶される揮発性メモリであるRAM28と、A/D変換器29とを備えている。第1及び第2端子21、22にはバッテリ2が接続され、第3及び第4端子23、24にはインジェクタ3が接続されている。また、制御装置1は、例えばMOSFETやIGBTから構成される第1〜第4スイッチング素子31〜34を有する。第1スイッチング素子31は、昇圧回路19に含まれている。
バッテリ2の正端子は第1端子21に接続され、負端子は接地された第2端子22に接続されている。第1端子21は、バッテリ2の電圧を検出するために直列に接続された抵抗器36、37を介して接地されている。抵抗器36、37の接続点38に生じる電圧は、マイコン18のA/D変換器29に入力されてA/D変換され、バッテリ2の電圧(以下、バッテリ電圧VBという)としてマイコン18に検出される。
昇圧回路19は、第1端子21と第3端子23との間に設けられている。昇圧回路19は、第1端子21から供給されるバッテリ2から供給されるバッテリ電圧VBをインジェクタ3の過励磁電圧(例えば、約60V)に昇圧し第3端子23に供給する。昇圧回路19は、コイル41と、ダイオード42と、コンデンサ43と、第1スイッチング素子31と、抵抗器45、46、47とを有する。
コイル41の一端は第1端子21に接続されている。コイル41の他端は、第1スイッチング素子31の一端と、ダイオード42のアノード端子とに接続されている。第1スイッチング素子31の他端は、電流測定用の抵抗器45を介して接地されている。第1スイッチング素子31のゲートは、マイコン18に接続され、マイコン18からの信号が入力される。第1スイッチング素子31は、マイコン18からの信号によってオンオフが切り替えられる。ダイオード42のカソード端子は、コンデンサ43の一端に接続されている。コンデンサ43の他端は、接地されている。また、コンデンサ43の一端は、直列に接続された電圧測定用の抵抗器46、47を介してコンデンサ43の他端に接続されている。
抵抗器45に加わる電圧は、マイコン18のA/D変換器29に入力されてAD変換され、抵抗器45に加わる電圧としてマイコン18に検出される。マイコン18は、抵抗器45の抵抗値と、抵抗器45に加わる電圧とに基づいて、抵抗器45及びコイル41を流れる電流を取得する。また、抵抗器46、47の接続点48に生じる電圧は、マイコン18のA/D変換器29に入力されてAD変換され、コンデンサ43の電圧としてマイコン18に検出される。
昇圧回路19では、第1スイッチング素子31がオンのときに、電流が、第1端子21からコイル41、第1スイッチング素子31、抵抗器45を順に通過してグランドに流れる。この状態から第1スイッチング素子31がオフに切り替えられると、コイル41への通電が遮断され、コイル41に逆起電力が生じる。コイル41に生じた逆起電力は、ダイオード42を通過してコンデンサ43に供給され、コンデンサ43の電圧が昇圧(充電)される。第1スイッチング素子31のオン、オフの切り替えが繰り返されることによって、逆起電力によるコンデンサ43の昇圧が繰り返され、コンデンサ43の電圧がバッテリ電圧よりも高い過励磁電圧に昇圧される。
マイコン18は、コンデンサ43の電圧を監視し、コンデンサ43の電圧が所定の閾値以下のときに第1スイッチング素子31に信号を出力し、第1スイッチング素子31を所定の周波数でオンオフ制御する。これにより、コンデンサ43の電圧が昇圧される。マイコン18は、コンデンサ43の電圧が所定の閾値より大きくなると、第1スイッチング素子31のオンオフ制御を停止する。
コンデンサ43の一端は第2スイッチング素子32を介して第3端子23に接続されている。第2スイッチング素子32は、一端においてコンデンサ43の一端に接続され、他端において第3端子23に接続され、ゲートにおいてマイコン18に接続されている。第2スイッチング素子32は、マイコン18からの信号がゲートに入力され、オンオフ制御される。
また、第1端子21は、直列に接続された第3スイッチング素子33及びダイオード51を介して第3端子23に接続されている。第3スイッチング素子33は、一端において第1端子21に接続され、他端においてダイオード51のアノード端子に接続され、ゲートにおいてマイコン18に接続されている。第3スイッチング素子33は、マイコン18からの信号がゲートに入力され、オンオフ制御される。ダイオード51のカソード端子は第3端子23に接続されている。
第3端子23は還流ダイオード52を介して接地されている。詳細には、第2端子22と第2及び第3スイッチング素子32、33との間の部分が、還流ダイオード52を介して接地されている。還流ダイオード52は、カソード端子において第3端子23に接続され、アノード端子において接地されている。
第4スイッチング素子34は、一端において第4端子24に接続され、他端において電流測定用の抵抗器54を介して接地され、ゲートにおいてマイコン18に接続されている。抵抗器54に加わる電圧は、マイコン18のA/D変換器29に入力されてAD変換され、マイコン18に抵抗器45に加わる電圧として検出される。マイコン18は、抵抗器54の抵抗値と、抵抗器54に加わる電圧とに基づいて、抵抗器54及びソレノイド16を流れる電流を実電流Irとして検出する。
内燃機関が多気筒であり、インジェクタ3が複数の場合、制御装置1は、第3及び第4端子23、24と、第2〜第4スイッチング素子32〜34と、ダイオード51と、還流ダイオード52と、抵抗器54とから構成されるユニットを、各インジェクタ3に対応して有する。
マイコン18のフラッシュメモリ27には、ソレノイド16のインダクタンスL及び抵抗Rの値が予め記憶されている。インジェクタ3が複数の場合には、それぞれのインジェクタ3毎にインダクタンスL(H)及び抵抗R(Ω)の値が予め記憶されている。ソレノイド16のインダクタンスL及び抵抗Rは、所定の温度のときにソレノイド16が示す値である。ソレノイド16のインダクタンスL及び抵抗Rは、温度に応じて変化することが知られており、ソレノイド16の時定数(=L/R)も温度に応じて変化する。ソレノイド16のインダクタンスL及び抵抗Rの値は、例えば常温(20℃)や車両のエンジルームの平均温度における値であってよい。
ソレノイド16のインダクタンスL及び抵抗Rは、制御装置1の組み立て時や、車両の組み立て時、車両のメンテナンス時等に記憶される。ソレノイド16のインダクタンスL及び抵抗Rは、各インジェクタ3の規格によって定められた値を、マイコン18に接続された入力装置によってマイコン18のフラッシュメモリ27に記憶させてもよい。また、マイコン18に接続され、インジェクタ3のインダクタンスL及び抵抗Rの測定を行うと共に、測定した値をマイコン18のフラッシュメモリ27に書き込むメンテナンス装置を使用して、インダクタンスL及び抵抗Rをマイコン18に記憶させてもよい。フラッシュメモリ27に記憶されたインダクタンスL及び抵抗Rは、インジェクタ3の交換時や、車両点検時等の任意のタイミングで書き換えることができる。
マイコン18のフラッシュメモリ27には、インジェクタ3の開弁時の保持電流の目標値である保持電流目標値Ih1と、保持電流目標値Ih1よりも所定値低い保持電流下限値Ih2と、保持電流目標値Ih1よりも所定値高い保持電流上限値Ih3とが記憶されている。保持電流目標値Ih1は、保持電流下限値Ih2及び保持電流上限値Ih3によって定まる範囲の中央値であってよい。インジェクタ3は、通電されて弁体13Aが開弁位置に移動した後に、保持電流下限値Ih2以上の電流がソレノイド16を流れることによって、開弁状態を維持することができる。
次に、マイコン18が行う制御について説明する。マイコン18には、車両に設けられた各種センサから車両の運転状態に関する情報が入力される。マイコン18は、例えば、アクセルペダル位置や、クランク角、エンジン水温等の車両の運転状態に基づいて、インジェクタ3毎に適切なタイミングで噴射指令信号を生成する。
図3に示すように、マイコン18は、時点T1において噴射指令信号を生成すると、同時に第2及び第4スイッチング素子32、34をオンにする。マイコン18は、噴射指令信号が生成された時点T1から時間を計測し、所定の期間が経過するまで、すなわち時点T5に達するまで第4スイッチング素子34をオンに維持する。第2及び第4スイッチング素子32、34がオンになると、コンデンサ43の一端から過励磁電圧がソレノイド16に印加される。これにより、時点T1以降、ソレノイド16を流れる電流が時間と共に増加する。
マイコン18は、時点T2において、ソレノイド16を流れる電流が目標過励磁電流Ip以上であることを検出すると、第2スイッチング素子32をオフにする。時点T2では、インジェクタ3が開弁し、噴孔12から燃料噴射が開始される。このように、バッテリ電圧よりも高いコンデンサ43の過励磁電圧がソレノイド16に印加されることによって、ソレノイド16を流れる電流の増加に要する時間が短縮され、インジェクタ3の開弁に要する時間が短縮される。時点T2において第2スイッチング素子32がオフになった直後は、ソレノイド16に逆起電力が生じ、還流ダイオード52を介してソレノイド16に電流が還流し、ソレノイド16を流れる電流は時間と共に低下する。この間、インジェクタ3は開弁状態に維持され、燃料噴射を継続する。
マイコン18は、時点T3において、ソレノイド16を流れる電流が所定の保持電流下限値Ih2以下であることを検出すると、演算した周波数f及びデューティ比Dで第3スイッチング素子33をオンオフ制御する。周波数fは、マイコン18が第3スイッチング素子33をオンオフ制御するときの周波数であって、第3スイッチング素子33の1回のオン及び続く1回のオフを1回の動作として、この動作が1秒間に行われる回数をいう。デューティ比Dは、マイコン18が第3スイッチング素子33をオンオフ制御するときのデューティ比であって、第3スイッチング素子33の1回のオン及び続く1回のオフを含む1回の動作期間(1周期)に対する1回のオン期間の割合をいう。周波数f及びデューティ比Dの演算手順については、後述する。
時点T3から、第3スイッチング素子33がオンオフ制御されると、ソレノイド16を流れる電流は、過励磁電流よりも低い一定の保持電流に維持される。ソレノイド16に保持電流が流れることによって、インジェクタ3は開弁状態に維持され、燃料噴射を継続する。
マイコン18は、時点T3の後の、第3スイッチング素子33をオンからオフに切り替える初回のタイミングである時点T4において、ソレノイド16を流れる電流を実電流Irとして検出し、実電流Irと判定値である保持電流上限値Ih3との差である保持電流差ΔI(=Ir−Ih3)を演算し、記憶する。保持電流上限値Ih3は、保持電流目標値Ih1に基づいて、時点T4において好ましい実電流Irの値として設定されている。
マイコン18は、時点T1から所定の期間が経過した時点T5において、第3及び第4スイッチング素子33、34をオフにし、ソレノイド16への通電を停止する。これにより、インジェクタ3は閉弁し、燃料噴射が停止される。
次に、図4を参照してマイコン18による周波数f及びデューティ比Dの演算手順について説明する。マイコン18は、噴射指令信号が生成された時点T1において図4に示す制御を実行する。マイコン18は、最初にステップS1において、バッテリ電圧VBを検出する。
次に、マイコン18は、ステップS2において、バッテリ電圧VBと、記憶したインダクタンスLと、保持電流目標値Ih1とに基づいて、次の式(1)から周波数基準値fbを演算する。
Figure 2016217170
また、マイコン18は、バッテリ電圧VBと、抵抗Rと、保持電流目標値Ih1とに基づいて、次の式(2)からデューティ比基準値Dbを演算する。
Figure 2016217170
次に、マイコン18は、ステップS3において、同じインジェクタ3の前回の燃料噴射時に記憶した保持電流差ΔIに基づいて周波数補正係数Kf及びデューティ比補正係数Kdを演算する。周波数補正係数Kfは、例えば、ΔIが0のときに1に設定され、ΔIの値が正の方向に増加するほど1より大きい範囲において増加するように設定され、ΔIの値が負の方向に大きくなるほど1から0に近づくように設定される。デューティ比補正係数Kdは、例えば、ΔIが0のときに1に設定され、ΔIの値が正の方向に大きくなるほど1から0に近づくように設定され、ΔIの値が負の方向に大きくなるほど1より大きい範囲において増加するように設定される。なお、今回の燃料噴射が初回である場合には、前回の保持電流差ΔIは0として演算を行う。
次に、マイコン18は、ステップS4において、周波数基準値fbと周波数補正係数Kfとの積を周波数fとし、デューティ比基準値Dbとデューティ比補正係数Kdとの積をデューティ比Dとする。マイコン18は、ステップS4の処理の後、リターンに進み、周波数f及びデューティ比Dの演算を終了する。マイコン18は、以上の周波数f及びデューティ比Dの演算を、燃料噴射指令を生成する毎に行う。
以上のように構成した本実施形態に係る制御装置1の効果について説明する。制御装置1は、マイコン18が各スイッチング素子31〜34に信号を出力し、直接に制御する。そのため、インジェクタ3のソレノイド16の特性に応じた専用ASICやアナログ回路等を設ける必要がなく、製造コストを削減することができる。
マイコン18は、保持電流をソレノイド16に流すときに、演算した周波数f及びデューティ比Dに基づいて第3スイッチング素子33をオンオフするため、ソレノイド16を流れる実電流Irを常時監視する必要や、実電流Irと保持電流下限値Ih2及び保持電流上限値Ih3との比較を行う必要がなく、マイコン18の処理負荷を低減することができる。これにより、制御装置1によるインジェクタ3の制御が適時に確実に行われる。
また、マイコン18は、保持電流差ΔIに基づいて、周波数補正係数Kf及びデューティ比補正係数Kdを算出し、周波数基準値fb及びデューティ比基準値Dbを補正するため、インジェクタ3の周囲の温度変化等の外乱が生じる場合にも、ソレノイド16を流れる実電流Irを保持電流目標値Ih1に近づけることができる。すなわち、マイコン18は、フィードフォワード項としての周波数基準値fb及びデューティ比基準値Dbと、フィードバック項としての周波数補正係数Kf及びデューティ比補正係数Kdとに基づいて、実電流Irを保持電流目標値Ih1に近づける。
また、マイコン18は、第3スイッチング素子33をオンからオフに切り替える初回のタイミングで検出された実電流Irと、判定値としての保持電流上限値Ih3との差である保持電流差ΔIを算出するため、第3スイッチング素子33のオンオフの継続時間に関わらず、保持電流差ΔIが確実に算出され、周波数基準値fb及びデューティ比基準値Dbが補正される。
また、マイコン18は、保持電流差ΔIを算出する回数を少なくするほど、処理負荷を低減することができる。そのため、マイコン18は、第3スイッチング素子33のオンオフを継続する期間に、例えば1回のみ保持電流差ΔIを算出するとよい。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。上記実施形態では、保持電流差ΔIに基づいて周波数f及びデューティ比Dの両方を設定するようにしたが、周波数f及びデューティ比Dの一方のみを保持電流差ΔIに基づいて設定するようにしてもよい。すなわち、周波数補正係数Kf及びデューティ比補正係数Kdの一方は値を1に固定してもよい。また、周波数f及びデューティ比Dの一方は、予め記憶された固定値を設定してもよい。このようにすると、周波数f及びデューティ比Dの一方の演算を行う必要がなくなるため、マイコン18の処理負荷が低減される。
周波数基準値fb及びデューティ比基準値Dbの演算方法は、上記した数式(1)及び(2)に限らず、様々な数式を適用することができる。また、上記の実施形態では、フィードフォワード項としての周波数基準値fb及びデューティ比基準値Dbに、フィードバック項としての周波数補正係数Kf及びデューティ比補正係数Kdを掛けることによって周波数f及びデューティ比Dを演算したが、フィードバック項を周波数補正量及びデューティ比補正量として算出し、周波数基準値fb及びデューティ比基準値Dbに周波数補正量及びデューティ比補正量を加算することによって周波数f及びデューティ比Dを演算してもよい。
また、上記の実施形態では、マイコン18は、時点T3の後の、第3スイッチング素子33をオンからオフに切り替える初回のタイミングで実電流Irを取得し、この実電流Irに基づいて保持電流差ΔIを算出したが、実電流Irを取得するタイミングは他の任意のタイミングであってもよく、また1回に限らず複数回であってもよい。また、保持電流差ΔIを算出するために使用する比較値(上記実施形態では保持電流上限値Ih3)は、実電流Irを検出するタイミングに応じて任意に設定するとよい。
1 :制御装置
2 :バッテリ(電源)
3 :インジェクタ
13A :弁体
16 :ソレノイド
18 :マイコン
19 :昇圧回路
31 :第1スイッチング素子
32 :第2スイッチング素子
33 :第3スイッチング素子
34 :第4スイッチング素子
37 :抵抗器(電圧検出手段)
41 :コイル
43 :コンデンサ
54 :抵抗器(電流検出手段)
VB :バッテリ電圧(電源電圧)
f :周波数
fb :周波数基準値
Kf :周波数補正係数
D :デューティ比
Db :デューティ比基準値
Kd :デューティ比補正係数
Ih1 :目標保持電流
Ih2 :保持電流下限値
Ih3 :保持電流上限値
Ip :目標過励磁電流
Ir :ソレノイドの実電流
L :ソレノイドのインダクタンス
R :ソレノイドの抵抗

Claims (6)

  1. 電力の供給を受けて、弁体を駆動するソレノイドを備えたインジェクタと、
    電源と前記ソレノイドとの間に設けられ、前記ソレノイドへの通電をオンオフするスイッチング素子と、
    前記ソレノイドに所定の目標電流を流すべく、前記スイッチング素子を所定の周波数及びデューティ比でオンオフするマイコンと、
    前記ソレノイドに流れる実電流を検出する電流検出手段と、
    前記電源の電圧を検出する電圧検出手段とを有し、
    前記マイコンは、前記ソレノイドのインダクタンスと、前記ソレノイドに流す目標電流とを予め記憶し、前記インダクタンス、前記目標電流、及び検出された前記電源の電圧に基づいて演算された周波数基準値を前記周波数として前記スイッチング素子をオンオフし、前記スイッチング素子がオンオフ制御されているときの前記実電流と、前記目標電流に基づいて設定された判定値との差に基づいて前記周波数基準値を補正することを特徴とするインジェクタの制御装置。
  2. 前記マイコンは、前記インダクタンスを書き換え可能に記憶することを特徴とする請求項1に記載のインジェクタの制御装置。
  3. 前記マイコンは、前記ソレノイドの抵抗を書き換え可能に予め記憶し、前記抵抗、前記目標電流、及び検出された前記電源の電圧に基づいて演算されたデューティ比基準値を前記デューティ比として前記スイッチング素子をオンオフし、前記スイッチング素子がオンオフ制御されているときの前記実電流と前記判定値との差に基づいて前記デューティ比基準値を補正することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインジェクタの制御装置。
  4. 電力の供給を受けて、弁体を駆動するソレノイドを備えたインジェクタと、
    電源と前記ソレノイドとの間に設けられ、前記ソレノイドへの通電をオンオフするスイッチング素子と、
    前記ソレノイドに所定の目標電流を流すべく、前記スイッチング素子を所定の周波数及びデューティ比でオンオフするマイコンと、
    前記ソレノイドに流れる実電流を検出する電流検出手段と、
    前記電源の電圧を検出する電圧検出手段とを有し、
    前記マイコンは、前記ソレノイドの抵抗と、前記ソレノイドに流す目標電流とを予め記憶し、前記抵抗、前記目標電流、及び検出された前記電源の電圧に基づいて演算されたデューティ比基準値を前記デューティ比として前記スイッチング素子をオンオフし、前記スイッチング素子がオンオフ制御されているときの前記実電流と、前記目標電流に基づいて設定された判定値との差に基づいて前記デューティ比基準値を補正することを特徴とするインジェクタの制御装置。
  5. 前記マイコンは、前記スイッチング素子をオンからオフに切り替える初回のタイミングで検出された前記実電流と、前記判定値との差を算出することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載のインジェクタの制御装置。
  6. 前記マイコンは、前記スイッチング素子のオンオフを継続する期間に1回だけ前記実電流と前記判定値との差を算出することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つの項に記載のインジェクタの制御装置。
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