JP2016217016A - 既設柱の補強構造および補強方法 - Google Patents

既設柱の補強構造および補強方法 Download PDF

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Abstract

【課題】補強後の既設柱の軸方向に交差する断面の面積を縮小させることが可能な補強技術を提供する。【解決手段】円柱状の橋脚部の外周に、その外周に沿って縦置きされた複数本の主筋5aと、複数本の主筋5aを取り囲むように橋脚部の外周に螺旋状に巻かれた螺旋フープ筋5bとで構成される補強鉄筋部を設けるとともに、その補強鉄筋部を覆うようにモルタル部5cを設けることで補強構造部5を形成した。螺旋フープ筋5bは、そのループ内径が橋脚部の直径よりも小さく縮径された状態で橋脚部の外周に巻き付けられる。これにより、補強後の橋脚部の面積を小さくすることができる。また、螺旋フープ筋5bを橋脚部の外周にしっかりと巻き付けることができるので、橋脚部の補強強度を向上させることができる。さらに、螺旋フープ筋を複数の鉄筋で構成することにより、螺旋フープ筋5bに生じる応力を分散して歪みを低減することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、既設柱の補強構造および補強方法に関するものである。
既設柱を補強するためのRC巻立て工法は、既設柱の軸方向に延在する棒状の鉄筋を既設柱の外周に沿って複数本並べて配置するとともに、その外側に既設柱の外周に沿って延在する枠状の鉄筋(フープ筋)を既設柱の軸方向に沿って並べて配置し、さらにこれらの格子状の補強鉄筋部をコンクリートで覆うことで既設柱を補強する工法である。この工法の場合、フープ筋を1つずつ配置し継目を溶接してから既設柱の軸方向に沿って順次固定するのに手間がかかり、施工や品質管理が難しい。一方、既設柱を補強する他の工法として、既設柱の外周に螺旋フープ筋を巻き付ける工法がある(例えば特許文献1〜4参照)。
特開平9−158494号公報 特開平10−148038号公報 特開2000−64630号公報 特開平8−326215号公報
ところで、既設柱の補強においては、既設柱が設置されている立地条件に応じて適用可能な補強工法が限られる場合がある。例えば、高架橋の橋脚で脚柱が側道と隣接する場合や建築限界の制約がある場合は、補強によって既設柱の幅(断面積)が増大してしまうような補強工法を適用することができない。このため、既設柱の補強においては、補強工法の適用範囲を広げるために、補強後の既設柱の軸方向に交差する断面の面積を如何にして縮小させるかが重要な課題となっている。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、その目的は、補強後の既設柱の軸方向に交差する断面の面積を縮小させることが可能な補強技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の既設柱の補強構造は、軸方向に交差する断面の形状が円形状に形成された既設柱の補強構造であって、前記既設柱の軸方向に延在させた状態で、前記既設柱の外周に沿って並べて設置された複数本の金属製の軸方向筋と、前記既設柱の直径よりも小さい直径に塑性変形された状態で前記既設柱の外周に沿って螺旋状に巻かれた金属製の周方向筋と、前記軸方向筋および前記周方向筋を覆うように前記既設柱の外周に設けられたモルタル部と、を備え、前記軸方向筋は、複数の軸方向筋棒材と、前記複数の軸方向筋棒材を接続する第1の継手部材と、を備え、前記周方向筋は、複数の周方向筋棒材と、前記複数の周方向筋棒材を接続する第2の継手部材と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明は、上記請求項1記載の発明において、前記軸方向筋の下端部は、前記既設柱の基礎部にアンカー定着されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明は、上記請求項1または2記載の発明において、前記軸方向筋、前記周方向筋またはその両方が、細径異形PC鋼棒または高強度鉄筋コンクリート用棒鋼で構成されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明は、上記請求項1または2記載の発明において、前記軸方向筋および前記周方向筋が、細径異形PC鋼棒および高強度鉄筋コンクリート用棒鋼の組み合わせで構成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の本発明の既設柱の補強方法は、軸方向に交差する断面の形状が円形状に形成された既設柱の補強方法であって、前記既設柱の軸方向に延在する複数本の金属製の軸方向筋を、前記既設柱の外周に沿って並べて設置する工程と、前記既設柱の直径よりも小さい直径に塑性変形された金属製の周方向筋を前記既設柱の外周に螺旋状に巻き付ける工程と、前記軸方向筋および前記周方向筋を覆うように前記既設柱の外周にモルタル部を形成する工程と、を有し、前記軸方向筋の設置工程においては、複数の軸方向筋棒材を前記既設柱の軸方向に沿って第1の継手部材によって接続する工程を有し、前記周方向筋の巻き付け工程においては、複数の周方向筋棒材を前記既設柱の周方向に沿って第2の継手部材によって接続する工程を有する、ことを特徴とする。
また、請求項6に記載の本発明の既設柱の補強方法は、上記請求項5記載の発明において、前記軸方向筋の設置工程は、前記既設柱の基礎部にアンカー孔を形成する工程と、前記アンカー孔に前記軸方向筋の下端部を挿入して固定する工程と、を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、補強構造を含む既設柱の軸方向に交差する断面の面積を縮小させることが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、軸方向筋の機械的強度を向上させることが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、補強構造を含む既設柱の軸方向に交差する断面の面積を縮小させることが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、補強構造を含む既設柱の軸方向に交差する断面の面積を縮小させることが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、補強構造を含む既設柱の軸方向に交差する断面の面積を縮小させることが可能になる。
請求項6記載の発明によれば、軸方向筋の機械的強度を向上させることが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る補強構造が適用された橋脚部を有する橋梁の要部斜視図である。 図1の橋梁の橋脚部を補強する補強構造部の表層のモルタル部を取り除いて補強構造部内の補強鉄筋部を示した要部斜視図である。 図1の橋梁の要部断面図である。 図3の橋梁の橋脚部の下部側の要部拡大断面図である。 図3の橋梁の橋脚部の上部側の要部拡大断面図である。 図1の橋梁の橋脚部の軸方向に交差する断面図である。 図6の橋脚部の要部拡大断面図である。 図1の橋梁の変形例の要部断面図である。 図8の橋梁の下部側の要部拡大断面図である。 図8の橋梁の上部側の要部拡大断面図である。 (a)は補強工程中の橋梁の要部斜視図、(b)は図11(a)の橋梁の要部拡大斜視図である。 (a)は図11に続く補強工程中の橋梁の要部斜視図、(b)は図12(a)の橋梁の要部拡大斜視図である。 (a)は図12に続く補強工程中の橋梁の要部斜視図、(b)は図13(a)の橋梁の要部拡大斜視図である。 (a)は図13に続く補強工程中の橋梁の要部斜視図、(b)は図14(a)の橋梁の要部拡大斜視図である。 (a)は図14に続く補強工程中の橋梁の要部斜視図、(b)は図15(a)の橋梁の要部拡大斜視図である。 図1の橋梁を構成する補強構造部の補強鉄筋(軸方向筋および周方向筋)の材料を変えた場合における補強鉄筋強度、既設構造物と軸方向筋の離隔、軸方向筋の直径、周方向筋の直径、かぶり厚さおよび補強厚さの測定結果を示した説明図である。 図1の橋脚部の軸方向に交差する面の要部拡大断面図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本実施の形態に係る補強構造が適用された橋脚部を有する橋梁の要部斜視図、図2は図1の橋梁の橋脚部を補強する補強構造部の表層のモルタル部を取り除いて補強構造部内の補強鉄筋部を示した要部斜視図である。
橋梁1は、例えば、道路、鉄道または水路等を通す架空構造物であり、地盤上に設置された基礎部2と、基礎部2上に立設された橋脚部(既設柱)3と、橋脚部3により支持された上部構造部4とを有している。
橋梁1の橋脚部3は、例えば、軸方向に交差する断面が円形状に形成された円柱状のコンクリートからなり、その外周には、橋脚部3を補強する補強構造部5が橋脚部3の外周面のほぼ全域を覆うように設けられている。なお、特に限定されるものではないが、橋脚部3の直径は、例えば、400〜2000mm程度である。また、適用される橋脚部3は、その軸方向に交差する断面の形状が、例えば、楕円形状や角丸長方形状(2つの等しい長さの平行線と2つの半円とが結合された形状)の橋脚部にも適用することができる。
補強構造部5は、橋脚部3の軸方向に沿って立設された複数本の主筋(軸方向筋)5aと、この複数本の主筋5aの外側に螺旋状に巻かれた螺旋フープ筋(周方向筋)5bと、これらの補強鉄筋部を被覆した状態で橋脚部3の外周に設けられたモルタル部(被覆材)5cとを備えている。
次に、補強構造部5の構成について図3〜図7を参照して説明する。図3は図1の橋梁の要部断面図、図4は図3の橋梁の橋脚部の下部側の要部拡大断面図、図5は図3の橋梁の橋脚部の上部側の要部拡大断面図、図6は図1の橋梁の橋脚部の軸方向に交差する断面図、図7は図6の橋脚部の要部拡大断面図である。
図3に示すように、主筋5aは、例えば棒状の高張力鉄筋(SBPD1275/1420:細径異形PC鋼棒(JIS3137:2008)等)からなり、橋脚部3の軸方向に沿って立設された状態で、橋脚部3の外周に沿って複数本並んで設置されている。このように橋脚部3の外周に複数本の主筋5aを設けることにより、橋脚部3の曲げ耐力を向上させることができるので、補強構造部5の適用範囲を拡大することができる。また、主筋5aを高張力鉄筋により形成することにより、主筋5aの断面積を小さくすることができるので、補強構造部5の厚さを薄くすることができ、補強構造部5を含む橋脚部3の軸方向に交差する断面の面積を小さくすることができる。このため、建築限界を広げることができるので、補強構造部5の適用範囲を拡大することができる。
図4に示すように、主筋5aの下端部は、基礎部2の上部に垂直に穿孔されたアンカー孔2aに挿入されアンカー定着されている。これにより、複数本の主筋5aを固定させることができるので、複数本の主筋5aの機械的強度を向上させることができる。この主筋5aの下端部には、カプラ6aのような機械的継手がネジ止めされている。これにより、主筋5aの下端部の径をカプラ6aの分だけ相対的に拡大することができるので、主筋5aの下端部の固定効果を向上させることができる。なお、アンカー孔2aの内壁面には、アンカー孔2aの周方向に沿って延びる溝2b,2bが形成されている。
また、図5に示すように、主筋5aの上端部は、上部構造部4の下部に垂直に穿孔された固定孔4aに挿入されて固定されている。この主筋5aの上端部には、主筋5aの下端部と同様に、カプラ6bのような機械的継手がネジ止めされている。これにより、主筋5aの下端部と同様に、主筋5aの上端部の固定効果も向上させることができる。なお、固定孔4aの内壁面には、固定孔4aの周方向に沿って延びる溝4b,4bが形成されている。
また、図3〜図5に示すように、各主筋5aは、少なくとも2本の鉄筋(軸方向筋棒材)をカプラ(第1の継手部材)6cのような機械的継手で接続することにより構成されている。これにより、現地条件の違いや熟練度の差に起因する製品強度のバラツキを低減または無くすことができる。また、各主筋5aの設置時に、主筋5aの構成用の鉄筋をアンカー孔2aや固定孔4aに挿入してからカプラ6cで繋ぐことにより、各主筋5aをアンカー孔2aおよび固定孔4aに容易に挿入することができる。また、図3に示すように、橋脚部3の外周に沿って互いに隣接する主筋5a,5aのカプラ6c,6cの高さ位置が、主筋5aの軸方向にずれている。これにより、橋脚部3の外周に沿って互いに隣接する主筋5a,5aのカプラ6c,6cの高さ位置を一致させる場合に比べて、複数本の主筋5aの全体的な曲げ強度を向上させることができる。なお、カプラ6cには、例えば、端部ネジ加工継手、鋼管圧着継手、モルタル充填式継手、あるいはこれらの併用継手を使用することができる。端部ネジ加工継手は、異形鉄筋にネジ部を摩擦圧接したものか、異形鉄筋の端部をネジ加工したもの同士をカプラで接合し、ナットで締め付けて固定する継手である。また、鋼管圧着継手は、異形鉄筋と異形鉄筋との継ぎ目にスリーブをかぶせ、ジャッキで圧着し、異形鉄筋の節にスリーブを食い込ませて固定する継手である。さらに、モルタル充填式継手は、異形鉄筋とスリーブとの間に無収縮モルタルを充填して固定する継手である。
一方、図3〜図6に示すように、螺旋フープ筋5bは、例えば棒状の高張力鉄筋(SBPD1275/1420:細径異形PC鋼棒(JIS3137:2008)等)からなり、複数本の主筋5aを取り囲んだ状態で橋脚部3の外周に沿って螺旋状に巻かれている。このような螺旋フープ筋5bを設けたことにより、橋脚部3の剪断耐力を向上させることができる。また、螺旋フープ筋5bを高張力鉄筋で形成することにより、曲げ戻しが可能となり現地での巻き付けが可能となる。さらに、螺旋フープ筋5bを高張力鉄筋で形成することにより、螺旋フープ筋5bの断面積を小さくすることができるので、補強構造部5の厚さを薄くすることができ、橋脚部3(補強構造部5を含む)の軸方向に交差する断面の面積を小さくすることができる。このため、建築限界を広げることができるので、補強構造部5の適用範囲を拡大することができる。
螺旋フープ筋5bは、橋脚部3の軸方向の隣接間隔を調整した状態で結束線(図示せず)により主筋5aに結び付けられている。この螺旋フープ筋5bは、そのループの内側の直径(ループ内径)が橋脚部3の直径よりも小さくなるように塑性変形された状態で橋脚部3の外周に巻かれている。これにより、螺旋フープ筋5bを、橋脚部3にしっかりと密着した状態で巻き付けることができるので、補強構造部5の厚さを薄くすることができ、補強構造部5を含む橋脚部3の軸方向に交差する断面の面積を小さくすることができる。このため、建築限界を広げることができるので、補強構造部5の適用範囲を拡大することができる。また、螺旋フープ筋5bを橋脚部3の周りにしっかりと巻き付けることができるので、橋脚部3の補強強度を向上させることができる。特に限定されるものではないが、螺旋フープ筋5bは、そのループ内径が、例えば、橋脚部3の直径の5%程度縮径されている。
また、螺旋フープ筋5bは、少なくとも2本の鉄筋(軸方向筋棒材)をカプラ(第2の継手部材)6dのような機械的継手で接続することにより構成されている。これにより、現地条件の違いや熟練度の差に起因する製品強度のバラツキを低減または無くすことができる。また、螺旋フープ筋5bの設置時に、螺旋フープ筋5bの構成用の鉄筋をアンカー孔2aや固定孔4aに挿入してからカプラ6dで繋ぐことにより、螺旋フープ筋5bをアンカー孔2aおよび固定孔4aに容易に挿入することができる。さらに、上記のように螺旋フープ筋5bのループ内径は橋脚部3の直径よりも縮径された状態に塑性変形されているので、螺旋フープ筋5bを1本の鉄筋で構成した場合、螺旋フープ筋5bに大きな応力がかかり歪みが生じる結果、螺旋フープ筋5bの劣化の原因になる。これに対して、本実施の形態においては、螺旋フープ筋5bを複数の鉄筋で構成することにより、螺旋フープ筋5bに生じる応力を分散して歪みを低減することができるので、螺旋フープ筋5bの劣化を抑制または防止することができる。なお、螺旋フープ筋5bで用いるカプラ6dは、主筋5aで用いたカプラ6cと同様のものが使用されている。
モルタル部5cは、複数本の主筋5aおよび螺旋フープ筋5bで構成される格子状の補強鉄筋部を覆い保護する部材である。モルタルを用いた場合、充填性が良く、既設のコンクリート(橋脚部3)との接着性に優れている。また、コンクリートを用いた場合に比べて補強構造部5の厚さを薄くすることができるので、補強構造部5を含む橋脚部3の軸方向に交差する断面の面積を小さくすることができる。このため、建築限界を広げることができるので、補強構造部5の適用範囲を拡大することができる。また、補強構造部5の重量を低減することができるので、基礎部2への負担を低減することができる。
ここで、上記の説明では主筋5aの固定のために主筋5aの上下端部にカプラを接続した場合について説明したが、これに限定されるものではなく種々変更可能である。図8は図1の橋梁の変形例の要部断面図、図9は図8の橋梁の下部側の要部拡大断面図、図10は図8の橋梁の上部側の要部拡大断面図である。ここでは、主筋5aの上下端部にフランジ部5afが一体形成されており、主筋5aの上下端部が部分的に大径になっている場合が例示されている。主筋5aの上下端部にフランジ部5afを設けたことにより、主筋5aの固定効果を向上させることができる。また、主筋5aの上下端部に接続されるカプラが不要となるので、コストを低減することができる。
次に、本実施の形態の補強方法の一例について図11〜図15を参照して説明する。図11〜図15の(a)は補強工程中の橋梁の要部斜視図、(b)は図11〜図15の(a)の要部拡大斜視図である。
まず、図11に示すように、橋脚部3の表面の付着物や脆弱部分をディスクグラインダーやウォータージェット等により取り除いた後、橋梁1の橋脚部3の外周に沿って基礎部2の上面に複数のアンカー孔2aを垂直に削孔し、上部構造部4の天井面に複数の固定孔4a(図3等参照)を削孔する。
続いて、図12に示すように、主筋5aを構成する鉄筋(軸方向筋棒材)5auを各アンカー孔2aまたは各固定孔4a内に挿入した後、図13に示すように、その鉄筋5auの延在端部に別の鉄筋5auをカプラ6cによって接続することで1本の主筋5aを形成し、橋脚部3の外周に沿って複数本の主筋5aを立設する。これにより、現地条件の違いや熟練度の差に起因する製品強度のバラツキを低減または無くすことができる。また、各主筋5aを容易に設置することができる。
続いて、図14に示すように、橋脚部3の外周の複数本の主筋5aを取り囲むように螺旋フープ筋5bを橋脚部3の外周に巻き付ける。この際、螺旋フープ筋5bは、そのループ内径が、橋脚部3の軸方向に交差する面の直径よりも小さくなるように塑性変形された状態で橋脚部3の外周に巻き付けられる。これにより、螺旋フープ筋5bを、橋脚部3にしっかりと密着した状態で巻き付けることができるので、補強構造部5の厚さを薄くすることができ、補強構造部5を含む橋脚部3の軸方向に交差する断面の面積を小さくすることができる。このため、建築限界を広げることができるので、補強構造部5の適用範囲を拡大することができる。また、螺旋フープ筋5bを橋脚部3の周りにしっかりと巻き付けることができるので、橋脚部3の補強強度を向上させることができる。さらに、この場合も複数の鉄筋をカプラ6dで接続することで1本の螺旋フープ筋5bを形成することにより、螺旋フープ筋5bに生じる応力を分散して歪みを低減することができるので、螺旋フープ筋5bの劣化を抑制または防止することができる。
続いて、橋脚部3の軸方向に隣接する螺旋フープ筋5b部分の間隔を調節した後、複数箇所において螺旋フープ筋5bを結束線により主筋5aに結び付ける。この際、フープ筋を1つずつ外嵌して継目を溶接する必要がないので、手間がかからず、施工や品質管理を容易にすることができる。また、新たな工法を取り入れる訳ではなく既存の技術で螺旋フープ筋5bを橋脚部3の外周に巻き付けることができるので、螺旋フープ筋5bの巻き付け作業を容易に行うことができる。
その後、図15に示すように、主筋5aおよび螺旋フープ筋5bで構成される補強鉄筋部を覆うように橋脚部3の外周面の全面にモルタルを吹き付けて固化することによりモルタル部5cを形成する。この際、モルタル部5cを吹き付けで形成することにより、モルタル充填用の仮枠を使用する場合に比べて施工効率を向上させることができるので、補強構造部5の施工時間を短縮することができ、工期を短縮することができる。また、モルタルを使用したことにより、コンクリートに比べて補強構造部5の厚さを薄くすることができるので、橋脚部3(補強構造部5(図1および図2等参照)を含む)の軸方向に交差する断面の面積を小さくすることができる。このため、建築限界を広げることができるので、補強構造部5の適用範囲を拡大することができる。また、補強構造部5の重量を低減することができるので、基礎部2への負担を低減することができる。
図16は図1の橋梁を構成する補強構造部の補強鉄筋(軸方向筋および周方向筋)の材料を変えた場合における補強鉄筋強度、既設構造物と軸方向筋の離隔、軸方向筋の直径、周方向筋の直径、かぶり厚さおよび補強厚さの測定結果を示した説明図、図17は図1の橋脚部の軸方向に交差する面の要部拡大断面図である。
ここで、軸方向筋(主筋5a)は、鉄筋径と引張強度との積が標準工法を上回るように配置されている。また、周方向筋(螺旋フープ筋5b)は、25×σyを上限として配置されている。また、図16において、符号A,Bは補強鉄筋の材料を例示しており、符号Aは、上記の細径異形PC鋼棒を示し、符号Bは、高強度鉄筋(例えば、USD685:高強度鉄筋コンクリート用棒鋼(国土交通大臣認定、認定番号MSRB−0081))を示している。なお、図17に例示するように、かぶり厚さとは、補強構造物5の鋼材(鉄筋等)の最外縁から補強構造部5の表面までの距離(長さ)t1のことである。また、補強厚さとは、橋脚部3の周囲に設けられた補強構造部5の厚さt2のことである。また、鉄筋同士の空きt3は、隣接する主筋5aと主筋5aとの間の離れた距離のことである。
まず、図16の左欄(1)は、橋脚構造物の標準的な補強を想定したものであり、補強構造部5の軸方向筋(主筋5a)および周方向筋(螺旋フープ筋5b)が、普通の鉄筋で構成されている場合の測定結果を示している。なお、ここでいう普通の鉄筋とは、通常の鉄筋コンクリート構造物で使用する種類(強度や径等)の鉄筋をいい、例えば、JIS G3112:2010で規定されている降伏強度235N/mm〜490N/mm、鉄筋直径が4.3mm(D4)〜50.8mm(D51)の鉄筋のことをいう。
このうち、1行目は、補強構造部5が、例えば、コンクリート巻立工法で構成されている場合の測定結果を示している。コンクリート巻立工法においては、補強構造部5の外周の被覆材としてコンクリートが使用されている。2行目は、補強構造部5が、例えば、吹付けモルタル工法で構成されている場合の測定結果を示している。吹付けモルタル工法においては、補強構造部5の外周の被覆材としてモルタルが使用されている。いずれの工法の場合も、軸方向筋および周方向筋の各々の強度は、例えば、345N/mmである。また、軸方向筋の直径は、例えば、35mm、周方向筋の直径は、例えば、25mmである。
ただし、既設構造物と軸方向筋の離隔は、被覆材としてコンクリートを用いた場合は、例えば、100mm以上であるのに対して、被覆材としてモルタルの場合は、施工時の充填性が向上するので、例えば0mmである。すなわち、コンクリート標準仕様書等においては、鉄筋の周囲に空きを設けるように規定されており、その大きさは、打ち込むコンクリート(またはモルタル)の最大骨材寸法の4/3以上を確保するとされている(コンクリートの最大骨材寸法は、鉄筋同士の空きt3(図17参照)の3/4以下に設定する)。このため、汎用的に使用されるコンクリートでは、最大骨材寸法が20mmまたは25mmであり、その4/3の27mmまたは33mm以上の空きを確保する必要がある。これに対して、被覆材としてモルタルを用いた場合は、橋脚部3と軸方向筋(主筋5a)との間に空きを設けない場合でも耐震性能を発揮することが確認できたため、図6や図17等に示すように、規定の範囲を超えて既設構造物(橋脚部3)と軸方向筋(主筋5a)との空きを0mmにすることができた。また、被覆材の「かぶり厚さ」は、被覆材としてコンクリートを用いた場合は、例えば、70mm以上であるのに対して、被覆材としてモルタルを用いた場合は、耐久性が向上するので、例えば30mmである。そして、補強厚さは、被覆材としてコンクリートを用いた場合は、例えば、250mmであるのに対して、モルタルを用いた場合は、例えば、90mmにすることができ、被覆材としてコンクリートを用いた場合の半分よりも薄くすることができた。
次に、図16の左欄(2)は、軸方向筋(主筋5a)、周方向筋(螺旋フープ筋5b)またはその両方が、上記した細径異形PC鋼棒で構成されている場合の測定結果を示している。
このうち、左欄(2)内の1行目は、軸方向筋および周方向筋の両方が、細径異形PC鋼棒で構成されている場合の測定結果を示している。この場合、軸方向筋および周方向筋の各々の強度は、例えば、1275N/mmである。また、軸方向筋の直径は、例えば、19mm、周方向筋の直径は、例えば、15mmである。また、被覆材の「かぶり厚さ」は、例えば、30mmである。そして、補強厚さは、例えば、64mmにすることができ、最も薄くすることができた。
左欄(2)内の2行目は、軸方向筋が、例えば、細径異形PC鋼棒で構成され、周方向筋が、上記の普通の鉄筋で構成されている場合の測定結果を示している。この場合、軸方向筋の強度は、例えば、1275N/mmであり、周方向筋の強度は、例えば、345N/mmである。また、軸方向筋の直径は、例えば、19mmであり、周方向筋の直径は、例えば、25mmである。また、被覆材の「かぶり厚さ」は、例えば、30mmである。そして、補強厚さは、例えば、74mmにすることができ、標準の吹付けモルタル工法(左欄(1)内の2行目)の場合よりも薄くすることができた。
左欄(2)内の3行目は、同欄の2行目の逆で、軸方向筋が、例えば、上記の普通の鉄筋で構成され、周方向筋が、細径異形PC鋼棒で構成されている場合の測定結果を示している。この場合、軸方向筋の強度は、例えば、345N/mmであり、周方向筋の強度は、例えば、1275N/mmである。また、軸方向筋の直径は、例えば、35mmであり、周方向筋の直径は、例えば、15mmである。また、被覆材の「かぶり厚さ」は、例えば、30mmである。そして、補強厚さは、例えば、80mmにすることができ、標準の吹付けモルタル工法(左欄(1)内の2行目)の場合よりも薄くすることができた。
次に、図16の左欄(3)は、軸方向筋(主筋5a)、周方向筋(螺旋フープ筋5b)またはその両方が、上記した高強度鉄筋コンクリート用棒鋼で構成されている場合の測定結果を示している。
このうち、左欄(3)内の1行目は、軸方向筋および周方向筋の両方が、高強度鉄筋コンクリート用棒鋼で構成されている場合の測定結果を示している。この場合、軸方向筋および周方向筋の各々の強度は、例えば、685N/mmである。また、軸方向筋の直径は、例えば、25mm、周方向筋の直径は、例えば、22mmである。また、被覆材の「かぶり厚さ」は、例えば、30mmである。そして、補強厚さは、例えば、77mmにすることができ、標準の吹付けモルタル工法(左欄(1)内の2行目)の場合よりも薄くすることができた。
左欄(3)内の2行目は、軸方向筋が、例えば、高強度鉄筋コンクリート用棒鋼で構成され、周方向筋が、上記の普通の鉄筋で構成されている場合の測定結果を示している。この場合、軸方向筋の強度は、例えば、685N/mmであり、周方向筋の強度は、例えば、345N/mmである。また、軸方向筋および周方向筋の直径は、共に、例えば、25mmである。また、被覆材の「かぶり厚さ」は、例えば、30mmである。そして、補強厚さは、例えば、80mmにすることができ、標準の吹付けモルタル工法(左欄(1)内の2行目)の場合よりも薄くすることができた。
左欄(3)内の3行目は、同欄の2行目の逆で、軸方向筋が、例えば、上記の普通の鉄筋で構成され、周方向筋が、高強度鉄筋コンクリート用棒鋼で構成されている場合の測定結果を示している。この場合、軸方向筋の強度は、例えば、345N/mmであり、周方向筋の強度は、例えば、685N/mmである。また、軸方向筋の直径は、例えば、35mmであり、周方向筋の直径は、例えば、22mmである。また、被覆材の「かぶり厚さ」は、例えば、30mmである。そして、補強厚さは、例えば、87mmにすることができ、標準の吹付けモルタル工法(左欄(1)内の2行目)の場合よりも薄くすることができた。
次に、図16の左欄(4)は、軸方向筋(主筋5a)および周方向筋(螺旋フープ筋5b)が、上記した細径異形PC鋼棒および高強度鉄筋コンクリート用棒鋼の組み合わせで構成されている場合の測定結果を示している。
このうち、左欄(4)内の1行目は、軸方向筋が、細径異形PC鋼棒で構成され、周方向筋の両方が、高強度鉄筋コンクリート用棒鋼で構成されている場合の測定結果を示している。この場合、軸方向筋の強度は、例えば、1275N/mmであり、周方向筋の強度は、例えば、685N/mmである。また、軸方向筋の直径は、例えば、19mm、周方向筋の直径は、例えば、22mmである。また、被覆材の「かぶり厚さ」は、例えば、30mmである。そして、補強厚さは、例えば、71mmにすることができ、標準の吹付けモルタル工法(左欄(1)内の2行目)の場合よりも薄くすることができた。
左欄(4)内の2行目は、同欄の1行目の逆で、軸方向筋が、例えば、高強度鉄筋コンクリート用棒鋼で構成され、周方向筋が、細径異形PC鋼棒で構成されている場合の測定結果を示している。この場合、軸方向筋の強度は、例えば、685N/mmであり、周方向筋の強度は、例えば、1275N/mmである。また、軸方向筋の直径は、例えば、25mmであり、周方向筋の直径は、例えば、15mmである。また、被覆材の「かぶり厚さ」は、例えば、30mmである。そして、補強厚さは、例えば、70mmにすることができ、標準の吹付けモルタル工法(左欄(1)内の2行目)の場合よりも薄くすることができた。
このように、補強構造部5の補強鉄筋として、細径異形PC鋼棒や高強度鉄筋コンクリート用棒鋼を使用することにより、補強鉄筋の強度を増加させて補強鉄筋の径を細くするこができるので、補強構造部5の補強厚さを薄くすることができた。特に、軸方向筋(主筋5a)および周方向筋(螺旋フープ筋5b)を、細径異形PC鋼棒で構成した場合が最も補強厚さを薄くすることができた。また、軸方向筋(主筋5a)および周方向筋(螺旋フープ筋5b)の材料として普通の鉄筋を使用しない場合の方が、普通の鉄筋を使用した場合に比べて補強厚さを薄くすることができた。また、補強構造部5の補強鉄筋の被覆材としてコンクリートに代えて吹付けモルタルを使用することにより、充填性および耐久性が向上し、補強構造部5のかぶり厚さを薄くすることができた。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、前記実施の形態においては、モルタル部を吹き付けにより形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、補強鉄筋部の外周に仮枠を組み、その仮枠内にモルタルを注入することでモルタル部を形成しても良い。
上記した実施の形態においては本発明を橋梁の橋脚部の補強に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、ビルの柱部の補強等、他の既設柱の補強に適用することができる。
1 橋梁
2 基礎部
2a アンカー孔
2b 溝
3 橋脚部
4 上部構造部
4a 固定孔
4b 溝
5 補強構造部
5a 主筋
5au 鉄筋
5af フランジ部
5b 螺旋フープ筋
5c モルタル部
6a,6b,6c カプラ
A 細径異形PC鋼棒
B 高強度鉄筋コンクリート用棒鋼

Claims (6)

  1. 軸方向に交差する断面の形状が円形状に形成された既設柱の補強構造であって、
    前記既設柱の軸方向に延在させた状態で、前記既設柱の外周に沿って並べて設置された複数本の金属製の軸方向筋と、
    前記既設柱の直径よりも小さい直径に塑性変形された状態で前記既設柱の外周に沿って螺旋状に巻かれた金属製の周方向筋と、
    前記軸方向筋および前記周方向筋を覆うように前記既設柱の外周に設けられたモルタル部と、
    を備え、
    前記軸方向筋は、
    複数の軸方向筋棒材と、
    前記複数の軸方向筋棒材を接続する第1の継手部材と、
    を備え、
    前記周方向筋は、
    複数の周方向筋棒材と、
    前記複数の周方向筋棒材を接続する第2の継手部材と、
    を備えることを特徴とする既設柱の補強構造。
  2. 前記軸方向筋の下端部は、前記既設柱の基礎部にアンカー定着されていることを特徴とする請求項1記載の既設柱の補強構造。
  3. 前記軸方向筋、前記周方向筋またはその両方が、細径異形PC鋼棒または高強度鉄筋コンクリート用棒鋼で構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の既設柱の補強構造。
  4. 前記軸方向筋および前記周方向筋が、細径異形PC鋼棒および高強度鉄筋コンクリート用棒鋼の組み合わせで構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の既設柱の補強構造。
  5. 軸方向に交差する断面の形状が円形状に形成された既設柱の補強方法であって、
    前記既設柱の軸方向に延在する複数本の金属製の軸方向筋を、前記既設柱の外周に沿って並べて設置する工程と、
    前記既設柱の直径よりも小さい直径に塑性変形された金属製の周方向筋を前記既設柱の外周に螺旋状に巻き付ける工程と、
    前記軸方向筋および前記周方向筋を覆うように前記既設柱の外周にモルタル部を形成する工程と、
    を有し、
    前記軸方向筋の設置工程においては、複数の軸方向筋棒材を前記既設柱の軸方向に沿って第1の継手部材によって接続する工程を有し、
    前記周方向筋の巻き付け工程においては、複数の周方向筋棒材を前記既設柱の周方向に沿って第2の継手部材によって接続する工程を有する、
    ことを特徴とする既設柱の補強方法。
  6. 前記軸方向筋の設置工程は、
    前記既設柱の基礎部にアンカー孔を形成する工程と、
    前記アンカー孔に前記軸方向筋の下端部を挿入して固定する工程と、
    を有することを特徴とする請求項5記載の既設柱の補強方法。
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