JP2016215862A - ローラ支持用ブラケット調整機構およびレール走行車両 - Google Patents

ローラ支持用ブラケット調整機構およびレール走行車両 Download PDF

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Abstract

【課題】ブラケットの水平方向の位置を調整することができ、かつ、ブラケット支持材から取り外される前のブラケットの位置を容易に復元することができるローラ支持用ブラケット調整機構およびレール走行車両を提供する。【解決手段】ローラ支持用ブラケット調整機構40は、ブラケット支持プレート14に対して着脱可能に構成されるブラケット60と、ブラケット支持プレート14とブラケット60とを締結する締結部材70と、ブラケット支持プレート14に対して回転可能に設けられたカム部材80とを備える。ブラケット支持プレート14とブラケット60との締結が解除された状態において、カム部材80が回転することによってブラケット60が左右方向Yに移動するとともに、カム部材80が回転することなくブラケット60がブラケット支持プレート14から取り外し可能に構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ローラ支持用ブラケットの位置を調整するためのローラ支持用ブラケット調整機構、およびこれを備えたレール走行車両に関するものである。
レール走行車両は、レールに沿って移動する車両本体と、レールの上面に当接して転動する車輪と、レールの左側面および右側面に当接する一対のガイドローラとを備えることが知られている(例えば特許文献1および2参照)。一般的に、ガイドローラは、車両本体の一部であるブラケット支持材に取り付けられたブラケットにより支持され、ガイドローラの交換時には、ガイドローラとともにブラケットをブラケット支持材から取り外すことが行われている。
ところで、ガイドローラの摩耗を抑えるとともに車両本体の直進性を高めることを目的として、レールの側面とガイドローラとの間隔、または、レールの側面に対するガイドローラの接触圧を微調整可能とすることが求められる。そこで、ブラケットの水平方向の位置を調整可能に構成することが考えられるが、特許文献1には、ブラケットを水平方向に移動させることについて何ら開示されていない。また、特許文献2には、ブラケットとして機能するローラ固定枠を水平方向に移動させることが開示されているが、ローラ固定枠を取り外すことについて何ら開示されていない。したがって、特許文献2では、ブラケットをブラケット支持材から取り外してブラケット支持材に再度取り付けるときに、ブラケット支持材から取り外される前のブラケットの位置を容易に復元することができる構成についても何ら考慮されていない。
特開平6−87439号公報 特開2010−195505号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ブラケットの水平方向の位置を調整することができ、かつ、ブラケットがブラケット支持材から取り外されてブラケット支持材に再度取り付けられたときに、ブラケット支持材から取り外される前のブラケットの位置を容易に復元することができるローラ支持用ブラケット調整機構およびレール走行車両を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明は、ブラケット支持材に対して着脱可能に構成されたブラケットと、前記ブラケット支持材と前記ブラケットとを締結する締結部材と、前記ブラケット支持材に対して回転可能に設けられたカム部材とを備え、前記ブラケットは、ローラを支持するローラ支持部と、前記カム部材に嵌め合わせられるカム嵌合部とを有し、前記ブラケット支持材と前記ブラケットとの締結が解除された状態において、前記カム部材が回転することによって前記ブラケット支持材に対して前記ブラケットが水平方向に移動するとともに、前記カム部材が回転することなく前記ブラケットが前記ブラケット支持材から取り外し可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のローラ支持用ブラケット調整機構において、前記カム部材は、前記ブラケット支持材に対して取り付けられる軸部と、この軸部に対して偏心した円形状を有する平面カム部とを有することを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載のローラ支持用ブラケット調整機構において、前記締結部材は、前記ブラケット支持材に対してねじ込まれる軸部と、前記ブラケットを前記ブラケット支持材に対して押し付ける押圧部とを有し、前記ブラケットには、前記締結部材を構成する前記軸部が挿し込まれる軸挿通部と、前記平面カム部が挿し込まれるカム挿通部とが設けられ、前記カム挿通部が前記平面カム部と当接することによって、前記ブラケット支持材に対する前記ブラケットの水平方向の移動が規制され、前記軸挿通部が前記締結材を構成する前記軸部と当接することによって、前記ブラケット支持材に対する前記ブラケットの鉛直方向の移動が規制されることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載のローラ支持用ブラケット調整機構において、前記ブラケット支持材と前記ブラケットとが締結された状態において、前記ブラケットは、前記押圧部によって押される被押圧面を有し、前記平面カム部および前記押圧部は、前記被押圧面から水平方向に突出し、前記被押圧面からの前記平面カム部の突出量が、前記被押圧面からの前記押圧部の突出量に比べて大きいことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のローラ支持用ブラケット調整機構において、前記カム部材として、鉛直方向に互いに間隔を空けて設けられた上側カム部材および下側カム部材を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のローラ支持用ブラケット調整機構において、前記カム部材として、鉛直方向に互いに間隔を空けて設けられた上側カム部材および下側カム部材を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項6に記載のレール走行車両において、前記ローラ支持用ブラケット調整機構として、右ブラケットの位置を調整するための右ブラケット調整機構と、左ブラケットの位置を調整するための左ブラケット調整機構とを備え、前記右ブラケットは、前記レールの右側面に当接するガイドローラを支持し、前記左ブラケットは、前記レールの左側面に当接する他のガイドローラを支持することを特徴とする。
本発明によれば、ブラケットの水平方向の位置を調整でき、かつ、ブラケットがブラケット支持材から取り外されてブラケット支持材に再度取り付けられたときに、ブラケット支持材から取り外される前のブラケットの位置を容易に復元できるローラ支持用ブラケット調整機構およびレール走行車両を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るレール走行車両の側面図である。 同実施形態に係るローラ支持用ブラケット調整機構の側面図である。 同実施形態に係るローラ支持用ブラケット調整機構の正面図である。 (A)は、図3のA−A線部分の断面図であり、(B)は、図3のB−B線部分の断面図である。 (A)は、ブラケット支持材およびカム部材の正面図であり、(B)は、ブラケットの正面図である。 (A)は、ローラ支持用ブラケット調整機構の正面図であり、(B)は、(A)のC−C線部分の断面図である。 (A)は、ローラ支持用ブラケット調整機構の正面図であり、(B)は、(A)のD−D線部分の断面図である。
図面を参照しながら、本発明の一実施形態を説明する。なお、図中の矢印Xで示す前後方向Xと、図中の矢印Yで示す左右方向Yと、図中の矢印Zで示す上下方向Zとは、互いに直交する方向である。
図1に示すように、レール走行車両1は、レール2に沿って移動する車両本体10と、レール2の上面に当接する車輪20と、レール2の側面に当接するガイドローラ30と、ローラ支持用ブラケット調整機構40(以下「ブラケット調整機構40」という)とを備えた無人搬送車である。
車両本体10は、筐体11と、荷が載置される荷台12と、車輪支持ユニット13と、ブラケット支持プレート14と、車輪20を駆動する走行用モータ15と、レール2に設けられた給電用導体から電力を得る集電装置(図示略)とを備える。荷台12は、筐体11上に設けられ、車輪支持ユニット13は、筐体11の下方に設けられている。荷台12は、ローラーコンベアにより構成されている。車輪支持ユニット13は、前後方向Xに互いに間隔をあけて設けられた前輪支持ユニット13Fおよび後輪支持ユニット13Rにより構成されている。ブラケット支持プレート14は、各支持ユニット13F,13Rの端面に設けられたブラケット支持材である。
車輪20は、前輪支持ユニット13Fにより回転運動可能に支持される前輪21と、後輪支持ユニット13Rにより回転運動可能に支持される後輪22とにより構成されている。前輪21は、車両本体10が移動することによってレール2上を転動する従動輪である。後輪22は、車両本体10を移動させるために走行用モータ15により駆動されてレール2上を転動する駆動輪である。
ガイドローラ30は、上下方向Zに互いに間隔をあけて設けられた上ガイドローラ31および下ガイドローラ32と、付勢機構50によりレール2の側面に対して押さえ付けられる付勢ガイドローラ33とにより構成されている。上ガイドローラ31および付勢ガイドローラ33は、レール2の上端部分に当接し、下ガイドローラ32は、レール2の下端部分に当接する。
ブラケット調整機構40は、前輪支持ユニット13Fおよび後輪支持ユニット13Rの各々に設けられている。ブラケット調整機構40は、ガイドローラ30を支持している。ブラケット調整機構40の構成については、図2等を用いて後述する。
付勢機構50は、ブラケット調整機構40に取り付けられた軸体51と、軸体51を中心に回転運動可能な支持アーム52と、支持アーム52を回転させるばね53とにより構成されている。軸体51は、上下方向Zに平行に延びている。支持アーム52は、ブラケット調整機構40に当接しないように前後方向Xに延びており、支持アーム52の両端部のうち、基端部には軸体51が挿通され、先端部には転がり軸受(図示略)を介して付勢ガイドローラ33が設けられている。ばね53は、付勢ガイドローラ33がレール2の側面に当接するように、支持アーム52の先端部をレール2に向けて回転させる。なお、図2以降では、付勢ガイドローラ33および付勢機構50の図示は省略する。
図2〜図5を参照して、前輪支持ユニット13Fに設けられたブラケット調整機構40の構成を説明する。なお、前輪支持ユニット13Fおよび後輪支持ユニット13Rに設けられた各ブラケット調整機構40は同様の構成を有するため、後輪支持ユニット13Rに設けられたブラケット調整機構40の構成の説明および図示は省略する。
図2に示すように、ブラケット調整機構40は、ブラケット支持プレート14に対して着脱可能に構成されたブラケット60と、ブラケット支持プレート14とブラケット60とを締結する締結部材70と、ブラケット支持プレート14に対して回転可能に設けられたカム部材80とを備える。
ブラケット60は、ガイドローラ30を支持するローラ支持部60Aと、ブラケット支持プレート14に取り付けられる被取付部60Bとを有している。ローラ支持部60Aは、車輪20よりも下方に設けられるブラケット60の下端部分により構成される。被取付部60Bは、レール2よりも上方に設けられるブラケット60の上端部分により構成される。被取付部60Bは、締結部材70により締結される被締結部として機能するとともに、カム部材80に嵌め合わせられるカム嵌合部として機能する。
図3に示すように、1つのブラケット支持プレート14には、ブラケット60として、右ブラケット60Rと、左ブラケット60Lとが着脱可能に設けられており、車輪支持ユニット13には、ブラケット調整機構40として、右ブラケット60Rの位置を調整するための右ブラケット調整機構40Rと、左ブラケット60Lの位置を調整するための左ブラケット調整機構40Lとが設けられている。すなわち、右ブラケット60Rおよび左ブラケット60Lのそれぞれの位置は、互いに独立して調整可能に構成されている。
右ブラケット60Rは、レール2の右側面に当接するガイドローラ30(以下「右ガイドローラ30R」という)を支持し、左ブラケット60Lは、レール2の左側面に当接する他のガイドローラ30(以下「左ガイドローラ30L」という)を支持する。
各ブラケット調整機構40R,40Lは、カム部材80として、上下方向Zに互いに間隔を空けて設けられた上側カム部材80Aおよび下側カム部材80Bを備える。また、各ブラケット調整機構40R,40Lは、締結部材70として、左右方向Yにおいて上側カム部材80Aを挟む位置に設けられる上側締結部材70A,70Bと、左右方向Yにおいて下側カム部材80Bを挟む位置に設けられる下側締結部材70C,70Dとを備える。
図4は、ブラケット支持プレート14と左ブラケット60Lの断面図であって、ブラケット支持プレート14と左ブラケット60Lとが締結された状態を示している。なお、各ブラケット60R,60Lは同様の構成を有するため、右ブラケット60Rに係る構成の図示は省略する。
図4(A)に示すように、締結部材70は、ブラケット支持プレート14にねじ込まれる軸部71と、ブラケット60をブラケット支持プレート14に対して押し付ける押圧部72とを有する。ブラケット支持プレート14には、軸部71がねじ込まれるめねじ部14Aが設けられるとともに、ブラケット60には、軸部71が挿し込まれる軸挿通部61が設けられている。
図4(B)に示すように、カム部材80は、ブラケット支持プレート14に対して取り付けられる軸部81と、軸部81に対して偏心した円形状を有する平面カム部82とを有する。ブラケット支持プレート14には、軸部81がねじ込まれるめねじ部14Bが設けられるとともに、ブラケット60には、平面カム部82が挿し込まれるカム挿通部62が設けられている。また、平面カム部82の側面には、軸部81を中心にして平面カム部82を回転させるための工具(図示略)が挿し込まれる工具用穴82Aが設けられている。作業者により所定の操作力が平面カム部82に付加されたとき、平面カム部82は軸部81を中心にして回転し、操作力が平面カム部82に付加されていないとき、平面カム部82が回転しないように軸部81が平面カム部82を保持する。
締結部材70の軸部71が軸挿通部61に挿し込まれ、かつ、カム部材80の平面カム部82がカム挿通部62に挿し込まれた状態で、締結部材70の軸部71をめねじ部14Aにねじ込むことによって、ブラケット支持プレート14とブラケット60とが締結される。ブラケット60は、締結部材70の押圧部72によって押される被押圧面63を有している。
ブラケット支持プレート14とブラケット60とが締結された状態において、締結部材70の押圧部72およびカム部材80の平面カム部82は、ブラケット60の被押圧面63から前方に突出している。被押圧面63からの平面カム部82の突出量は、被押圧面63からの押圧部72の突出量に比べて大きい。
締結部材70の軸部71を、めねじ部14Aおよび軸挿通部61から抜き取ることにより、ブラケット支持プレート14とブラケット60との締結が解除される。ブラケット支持プレート14とブラケット60との締結が解除された状態において、カム部材80が回転することによってブラケット支持プレート14に対してブラケット60が左右方向Yに移動するように構成されている。さらに、ブラケット支持プレート14とブラケット60との締結が解除された状態において、カム部材80が回転することなくブラケット60がブラケット支持プレート14から取り外し可能に構成されている。
図5は、ブラケット60をブラケット支持プレート14から取り外した状態を示している。図5(A)は、カム部材80が設けられたブラケット支持プレート14の正面図であり、図5(B)は、ブラケット60の正面図である。
図5に示すように、平面カム部82の左右方向Yの寸法は、カム挿通部62の左右方向Yの寸法と同じである。また、平面カム部82の回転を妨害しないように、カム挿通部62の上下方向Zの寸法は、平面カム部82の上下方向Zの寸法に比べて大きい。平面カム部82がカム挿通部62に挿し込まれた状態では、カム挿通部62が平面カム部82と当接することによって、ブラケット支持プレート14に対するブラケット60の左右方向Yの移動が規制される。
また、図5(B)に示すように、ブラケット支持プレート14に対するブラケット60の移動を妨害しないように、軸挿通部61は左右方向Yに延びている。締結部材70の軸部71が軸挿通部61に挿し込まれた状態では、軸挿通部61が軸部71と当接することによって、ブラケット支持プレート14に対するブラケット60の上下方向Zの移動が規制される。また、上下方向Zに対してブラケット60が斜めになること、すなわち、各カム部材80A,80Bの回転角を互いに独立させることができるように、軸挿通部61の上下方向Zの寸法は、軸部71の上下方向Zの寸法に比べて僅かに大きい。
以上の構成により、ブラケット支持プレート14とブラケット60とが締結されていない状態では、カム部材80の平面カム部82を、軸部81を中心にして回転させることにより、図3に示すブラケット60が、図5および図6に示すように移動する。図6は、右ブラケット調整機構40Rにより、図3で図示した右ブラケット60Rを右方に移動させた状態であって、左ブラケット調整機構40Lにより、図3で図示した左ブラケット60Lを左方に移動させた状態を示している。また、図7は、右ブラケット調整機構40Rにより、図3で図示した右ブラケット60Rを左方に移動させ、左ブラケット調整機構40Lにより、図3で図示した左ブラケット60Lを右方に移動させた状態を示している。
また、ガイドローラ30を交換する際には、作業者が、当該ガイドローラ30を支持するブラケット60とブラケット支持プレート14との締結を解除して、当該ブラケット60をブラケット支持プレート14から取り外す。具体的には、例えば、右ガイドローラ30Rを交換する場合には、作業者は、まず、ブラケット支持プレート14と右ブラケット60Rとを締結する各締結部材70A〜70Dを、めねじ部14Aおよび軸挿通部61から抜き取り、次いで、ブラケット60を前方に移動させてブラケット支持プレート14から取り外す。このとき、カム部材80を回転させる必要は無いため、ガイドローラ30の交換前後において、カム部材80の回転角を維持することができる。
本実施形態においては以下の効果が得られる。
(1)ブラケット調整機構40は、ブラケット支持プレート14(ブラケット支持材)とブラケット60との締結が解除された状態において、カム部材80が回転することによってブラケット支持プレート14に対してブラケット60が左右方向Y(水平方向)に移動するとともに、カム部材80が回転することなくブラケット60がブラケット支持プレート14から取り外し可能に構成されている。このため、カム部材80を回転させることによってブラケット60を左右方向Yに移動させ、ブラケット60の左右方向Yの位置を調整することができる。また、ブラケット60をブラケット支持プレート14から取り外すとき、ブラケット支持プレート14から取り外される直前のブラケット60の位置を、カム部材80の回転角に反映させておくことができる。このため、ブラケット60をブラケット支持プレート14から取り外してブラケット支持プレート14に再度取り付けるときに、ブラケット支持プレート14から取り外される前のブラケット60の位置を容易に復元することができる。また、カム部材80をブラケット60の内部に設けることによって、寸法の小さなブラケット調整機構40を得ることができる。
(2)カム部材80は、軸部81と、軸部81に対して偏心した円形状を有する平面カム部82とを有する。このような構成によれば、カム部材80に併せて、カム部材80に嵌め合わせられる被取付部60B(カム嵌合部)の形状を簡素化することができる。
(3)カム挿通部62が平面カム部82と当接することによって、ブラケット支持プレート14に対するブラケット60の左右方向Yの移動が規制され、軸挿通部61が締結部材70の軸部71と当接することによって、ブラケット支持プレート14に対するブラケット60の上下方向Z(鉛直方向)の移動が規制される。
(4)被押圧面63からの平面カム部82の突出量が、被押圧面63からの押圧部72の突出量に比べて大きい。この構成によれば、カム部材80を回転させる際に、締結部材70が邪魔にならないようにすることができる。
(5)ブラケット調整機構40は、カム部材80として、上下方向Zに互いに間隔を空けて設けられた上側カム部材80Aおよび下側カム部材80Bを備える。この構成によれば、各カム部材80A,80Bの回転角を独立して調整することによって、上下方向Zに対するブラケット60の傾きを調整することができる。
(6)レール走行車両1は、上記の効果を奏するブラケット調整機構40を備え、ブラケット調整機構40を構成するブラケット60は、ガイドローラ30を支持する。このため、ガイドローラ30の交換作業時におけるメンテナンス性が向上する。
(7)レール走行車両1は、右ブラケット60Rの位置を調整するための右ブラケット調整機構40Rと、左ブラケット60Lの位置を調整するための左ブラケット調整機構40Lとを備える。このため、右ガイドローラ30Rと左ガイドローラ30Lのそれぞれの位置を、独立して調整することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記構成を適宜変更することもできる。例えば、以下のように変更して実施することもでき、以下の変更を組み合わせて実施することもできる。
・各支持ユニット13F,13Rに、ブラケット調整機構40として、右ブラケット調整機構40Rおよび左ブラケット調整機構40Lの一方のみが設けられていてもよい。すなわち、ブラケット調整機構が備えるブラケットは、レール2の右側面および左側面の少なくとも一方に当接するガイドローラ30を支持すればよい。また、前輪支持ユニット13Fおよび後輪支持ユニット13Rの一方のみに、ブラケット調整機構40が設けられていてもよい。
・ブラケット支持材は、車輪支持ユニット13に設けられたブラケット支持プレート14に限られず、ブラケット60の取付位置を適宜変更してもよい。また、ブラケット60に支持されるガイドローラ30の個数を適宜変更してもよい。
・ガイドローラ30以外のローラを支持するブラケットに、本発明を応用することもできる。すなわち、ブラケットが支持するローラは、レール2の側面に当接するガイドローラ30に限られず、本発明のローラ支持用ブラケット調整機構は、ガイドローラ30を支持するブラケットを備えるものに限られない。
1 レール走行車両
2 レール
14 ブラケット支持プレート(ブラケット支持材)
14A,14B めねじ部
30 ガイドローラ(ローラ)
31 上ガイドローラ
32 下ガイドローラ
33 付勢ガイドローラ
40 ローラ支持用ブラケット調整機構
50 付勢機構
60 ブラケット
60A ローラ支持部
60B 被取付部(被締結部、カム嵌合部)
60R 右ブラケット
60L 左ブラケット
61 軸挿通部
62 カム挿通部
63 被押圧面
70 締結部材
70A,70B 上側締結部材
70C,70D 下側締結部材
71 軸部
72 押圧部
80 カム部材
80A 上側カム部材
80B 下側カム部材
81 軸部
82 平面カム部
X 前後方向
Y 左右方向(水平方向)
Z 上下方向(鉛直方向)

Claims (7)

  1. ブラケット支持材に対して着脱可能に構成されたブラケットと、
    前記ブラケット支持材と前記ブラケットとを締結する締結部材と、
    前記ブラケット支持材に対して回転可能に設けられたカム部材とを備え、
    前記ブラケットは、ローラを支持するローラ支持部と、前記カム部材に嵌め合わせられるカム嵌合部とを有し、
    前記ブラケット支持材と前記ブラケットとの締結が解除された状態において、前記カム部材が回転することによって前記ブラケット支持材に対して前記ブラケットが水平方向に移動するとともに、前記カム部材が回転することなく前記ブラケットが前記ブラケット支持材から取り外し可能に構成されている
    ことを特徴とするローラ支持用ブラケット調整機構。
  2. 前記カム部材は、前記ブラケット支持材に対して取り付けられる軸部と、この軸部に対して偏心した円形状を有する平面カム部とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のローラ支持用ブラケット調整機構。
  3. 前記締結部材は、前記ブラケット支持材に対してねじ込まれる軸部と、前記ブラケットを前記ブラケット支持材に対して押し付ける押圧部とを有し、
    前記ブラケットには、前記締結部材を構成する前記軸部が挿し込まれる軸挿通部と、前記平面カム部が挿し込まれるカム挿通部とが設けられ、
    前記カム挿通部が前記平面カム部と当接することによって、前記ブラケット支持材に対する前記ブラケットの水平方向の移動が規制され、
    前記軸挿通部が前記締結部材を構成する前記軸部と当接することによって、前記ブラケット支持材に対する前記ブラケットの鉛直方向の移動が規制される
    ことを特徴とする請求項2に記載のローラ支持用ブラケット調整機構。
  4. 前記ブラケット支持材と前記ブラケットとが締結された状態において、前記ブラケットは、前記押圧部によって押される被押圧面を有し、
    前記平面カム部および前記押圧部は、前記被押圧面から水平方向に突出し、
    前記被押圧面からの前記平面カム部の突出量が、前記被押圧面からの前記押圧部の突出量に比べて大きい
    ことを特徴とする請求項3に記載のローラ支持用ブラケット調整機構。
  5. 前記カム部材として、鉛直方向に互いに間隔を空けて設けられた上側カム部材および下側カム部材を備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のローラ支持用ブラケット調整機構。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のローラ支持用ブラケット調整機構を備え、
    前記ローラ支持用ブラケット調整機構を構成する前記ブラケットは、レールの右側面および左側面のうち少なくとも一方に当接するガイドローラを支持する
    ことを特徴とするレール走行車両。
  7. 前記ローラ支持用ブラケット調整機構として、右ブラケットの位置を調整するための右ブラケット調整機構と、左ブラケットの位置を調整するための左ブラケット調整機構とを備え、
    前記右ブラケットは、前記レールの右側面に当接するガイドローラを支持し、前記左ブラケットは、前記レールの左側面に当接する他のガイドローラを支持する
    ことを特徴とする請求項6に記載のレール走行車両。
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