JP2016215566A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Hirotaka Ishizuka
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Abstract

【課題】媒体に画像形成をした後に行う後工程の負荷を減少することが可能になる液体吐出装置を提供する。【解決手段】媒体Pの搬送部10と、媒体Pに画像形成用のインクを吐出するインク吐出部7と、媒体Pの搬送方向Aにおいてインク吐出部7よりも下流側に設けられ、インクが吐出された媒体Pに機能性液体を塗布する機能性液体塗布部19と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
従来から、媒体に画像形成用のインクを吐出して記録する液体吐出装置が開示されている。このような液体吐出装置として、例えば、特許文献1で開示されるように、布帛に画像を形成することが可能な液体吐出装置が開示されている。
また、近年の液体吐出装置においては、様々な種類の媒体に対して、様々な態様で液体を吐出することが実行されている。例えば、特許文献2で開示されるように、被記録媒体としての布帛に対して、インクが吐出される記録面だけでなく該記録面とは反対側の面までインクが十分に浸透するように、該インクの他に該インク以外の液体である浸透液を吐出する場合がある。
特開2014−703号公報 米国特許第8328339号明細書
ここで、例えば、特許文献1で開示されるような布帛に画像を形成する液体吐出装置においては、画像形成後に、液体が吐出された媒体を液体吐出装置から取り外し、防臭効果、抗菌効果、防滴効果などを付与させるための、後処理(後工程)を実行していた。
しかしながら、このような後工程は、ユーザーに対して大きな負荷をかけていた。
そこで、本発明の目的は、媒体に画像形成をした後に行う後工程の負荷を減少することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体吐出装置は、媒体の搬送部と、前記媒体に画像形成用のインクを吐出するインク吐出部と、前記媒体の搬送方向において前記インク吐出部よりも下流側に設けられ、前記インクが吐出された前記媒体に機能性液体を塗布する機能性液体塗布部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様の液体吐出装置は、前記第1の態様において、前記機能性液体塗布部は、前記機能性液体を吐出する機能性液体吐出部を有することを特徴とする。
本発明の第3の態様の液体吐出装置は、前記第1又は2の態様において、前記搬送部は、粘着剤が付着された支持面で前記媒体を支持する粘着性ベルトを有し、前記機能性液体塗布部は、前記媒体の全面に前記機能性液体を塗布可能に構成されている。
本発明の第4の態様の液体吐出装置は、前記第3の態様において、前記機能性液体塗布部は、前記媒体の搬送方向における該媒体の前記粘着性ベルトからの剥離位置よりも下流側に設けられ、前記機能性液体をスプレー状に噴射する機能性液体噴射部であることを特徴とする。
本発明の第5の態様の液体吐出装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記機能性液体は、防臭効果、抗菌効果及び防滴効果の少なくともいずれか1つを有することを特徴とする。
本発明の第6の態様の液体吐出装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記機能性液体塗布部は、前記媒体の厚みに応じて前記機能性液体の塗布量を可変に構成されていることを特徴とする。
本発明の第7の態様の液体吐出装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記機能性液体塗布部は、前記媒体の一方の面に前記機能性液体を塗布する第1の機能性液体塗布部と、前記媒体の他方の面に前記機能性液体を塗布する第2の機能性液体塗布部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、媒体に画像形成をした後に行う後工程の負荷を減少することができる。
本発明の実施例1に係る記録装置を表す概略側面図。 本発明の実施例1に係る記録装置を表すブロック図。 本発明の実施例2に係る記録装置を表す概略側面図。 本発明の実施例2に係る記録装置を表すブロック図。 本発明の実施例3に係る記録装置を表す概略側面図。 本発明の実施例3に係る記録装置を表すブロック図。
以下に、本発明の液体吐出装置としての一実施例に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
[実施例1](図1及び図2)
最初に、本発明の実施例1に係る記録装置1の概要について説明する。
図1は本実施例の記録装置1の概略側面図である。
本実施例の記録装置1は、記録を行うための被記録媒体(媒体)PのロールR1を繰り出すことが可能な繰出部2を備えている。また、粘着剤が付着された支持面Fで被記録媒体Pの被支持面P2を支持する粘着性ベルト10(無端ベルト)により、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する搬送機構3を備えている。また、画像形成用のインクを吐出するインク吐出部としてのインク吐出ヘッド7を備えたインク吐出ヘッドキャリッジ16を被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する往復移動方向Bに往復走査させて被記録媒体Pの記録面P1側から記録する記録機構4を備えている。また、粘着性ベルト10の洗浄機構15を備えている。さらに、被記録媒体Pを巻き取る巻取軸17を有する巻取機構18を備えている。
繰出部2は、記録を行うための被記録媒体PのロールR1のセット位置を兼ねる回転軸5を備え、回転軸5にセットされたロールR1から従動ローラー6を介して被記録媒体Pを搬送機構3に繰り出すことが可能な構成となっている。なお、被記録媒体Pを搬送機構3に繰り出す際、回転軸5は回転方向Cに回転する。
搬送機構3は、繰出部2から繰り出された被記録媒体Pを載置して搬送する粘着性ベルト10と、粘着性ベルト10を方向Eに移動させる駆動ローラー8と、従動ローラー9とを備えている。被記録媒体Pは加圧ローラー12により粘着性ベルト10の支持面Fに加圧されて貼り付けられて載置される。なお、被記録媒体Pを搬送する際、駆動ローラー8は回転方向Cに回転する。
ただし、搬送ベルトとしての無端ベルトは粘着性ベルトに限定されない。例えば、静電吸着式の無端ベルトを用いてもよい。
なお、本実施例の記録装置1は、このような構成の搬送機構を備えていることにより、被記録媒体Pとして、布帛を使用可能な構成になっている。ただし、このような構成の搬送機構に限定されず、被記録媒体Pを移動式の支持トレイなどに支持させて搬送する構成や、被記録媒体Pをローラー対などにより搬送させる構成などとしてもよい。
記録機構4は、インク吐出ヘッド7を備えるインク吐出ヘッドキャリッジ16を往復移動方向Bに往復移動させるインク吐出ヘッドキャリッジモーター30(図2参照)を有している。なお、図1において往復移動方向Bは紙面に対して垂直方向である。
記録の際、インク吐出ヘッド7を備えるインク吐出ヘッドキャリッジ16を往復走査させて記録するが、記録走査中(インク吐出ヘッドキャリッジ16の移動中)は、搬送機構3は被記録媒体Pの搬送を停止させる。別の表現をすると、記録の際、インク吐出ヘッドキャリッジ16の往復走査と被記録媒体Pの搬送は交互に行われる。すなわち、記録の際、インク吐出ヘッドキャリッジ16の往復走査に対応して、搬送機構3は被記録媒体Pを間欠搬送(粘着性ベルト10を間欠移動)させている。
なお、本実施例の記録装置1は、往復移動方向Bに往復移動しながら記録するインク吐出ヘッド7を備えているが、インクを吐出するノズルを搬送方向Aと交差する交差方向に複数設けた所謂ラインヘッドを備える記録装置でもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する交差方向に形成されたノズルの領域が、被記録媒体Pの交差方向全体をカバー可能なように設けられ、インク吐出ヘッド又は被記録媒体Pを相対的に移動させて画像を形成する記録装置に用いられる記録ヘッドである。なお、ラインヘッドの交差方向のノズルの領域は、記録装置が対応している全ての被記録媒体Pの交差方向全体をカバー可能でなくてもよい。
また、記録機構4は、インク吐出ヘッド7(インク吐出ヘッドキャリッジ16)よりも被記録媒体Pの搬送方向Aの下流側に、インク吐出ヘッド7(インク吐出ヘッドキャリッジ16)と同様の構成の機能性液体吐出ヘッド19(機能性液体吐出ヘッドキャリッジ20)を備えている。詳細には、機能性液体吐出ヘッド19を備える機能性液体吐出ヘッドキャリッジ20を往復移動方向Bに往復移動させる機能性液体吐出ヘッドキャリッジモーター34(図2参照)を有し、機能性液体を被記録媒体Pに塗布する際(上記記録の際に対応)、被記録媒体Pの間欠搬送に対応して機能性液体吐出ヘッドキャリッジ20を往復走査させることができる構成になっている。
なお、本実施例の記録装置1は、往復移動方向Bに往復移動しながら記録する機能性液体吐出ヘッド19を備えているが、機能性液体を吐出するノズルを搬送方向Aと交差する交差方向に複数設けた所謂ラインヘッドを備える記録装置でもよい。
上記のように、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pの搬送部である粘着性ベルト10と、被記録媒体Pに画像形成用のインクを吐出するインク吐出部としてのインク吐出ヘッド7と、被記録媒体Pの搬送方向Aにおいてインク吐出ヘッド7よりも下流側に設けられ、インクが吐出された被記録媒体Pに機能性液体を塗布する機能性液体塗布部としての機能性液体吐出ヘッド19と、を備えている。
このため、本実施例の記録装置1は、機能性液体吐出ヘッド19に後工程を実行させることが可能であり、被記録媒体Pに画像形成をした後に行うユーザーの後工程の負荷を減少することが可能な構成になっている。
ここで、本実施例の記録装置1における機能性液体は、被記録媒体Pに防臭効果を付与させる効果を有するものである。なお、機能性液体が有する効果に特に限定はないが、防臭効果、抗菌効果及び防滴効果(撥水効果)の少なくともいずれか1つを有することが好ましい。これらの効果を付与させる行為は、従来、被記録媒体Pに画像形成をした後に、後工程として実行される場合があった。このため、このような効果を有する機能性液体を使用することで、画像形成後にインクが吐出された被記録媒体Pを記録装置1から取り外すことなく、防臭効果、抗菌効果及び防滴効果の少なくともいずれか1つを付与させるための、後工程を記録装置1において実行することができる。
なお、本実施例の記録装置1は、1つの機能性液体塗布部により1つの効果(防臭効果)を有する機能性液体を吐出可能な構成であるが、複数の効果を有する機能性液体を吐出可能な構成であってもよく、また、1つの効果を有する機能性液体を吐出可能な機能性液体塗布部を複数備える構成であってもよい。
また、本実施例の記録装置1における機能性液体塗布部は、機能性液体を吐出する機能性液体吐出部である機能性液体吐出ヘッド19である。すなわち、機能性液体塗布部をインク吐出部(インク吐出ヘッド7)と同様な構成にしている。ノズル列を構成する複数のノズル各々から液滴を吐出させる構成である。このため、機能性液体吐出ヘッド19をインク吐出ヘッド7と同じ生産装置により生産可能にしており、簡単に機能性液体塗布部を構成している。また、被記録媒体Pの所望の位置に正確に無駄なく機能性液体を塗布することも可能になる。さらに、記録がなされた被記録媒体Pにおいて、インクが吐出された領域とインクが吐出されていない領域となどで、機能性液体の塗布量を簡単に調整できる。
また、本実施例の搬送部は、粘着剤が付着された支持面Fで被記録媒体Pを支持する粘着性ベルト10である。別の表現をすると、本実施例の搬送部は、粘着性ベルト10を有している。そして、本実施例の機能性液体吐出ヘッド19は、被記録媒体Pの記録面P1の全面に機能性液体を塗布可能である。
このため、粘着性ベルト10により被記録媒体Pを該被記録媒体Pの支持部からずれることなく搬送できることで、被記録媒体Pにムラなく均一に機能性液体を塗布することができる。また、搬送部として粘着性ベルト10を有する構成においては、粘着性ベルト10に支持させた被記録媒体Pを粘着性ベルト10から剥離することが困難な場合がある。しかしながら、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pの全面に機能性液体を塗布することで、被記録媒体Pの全面において機能性液体が被支持面P2側まで浸透して粘着性ベルト10の粘着剤による粘着力を低減し、粘着性ベルト10に支持させた被記録媒体Pを粘着性ベルト10から剥離することを容易にすることができる構成になっている。
粘着性ベルト10の洗浄機構15は、複数の洗浄ローラーが回転軸方向に連結されて構成された洗浄ブラシ13と、洗浄ブラシ13を洗浄するための洗浄剤が入ったトレイ14と、を有する。
巻取機構18は、記録がなされ、従動ローラー11を介して搬送機構3から搬送された被記録媒体Pを巻き取る機構であり、巻取軸17に巻き取り用の紙管等をセットしてこれに該被記録媒体Pを巻き付けていくことにより、被記録媒体PのロールR2として巻き取ることができる。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図2は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部23には、記録装置1の全体の制御を司るCPU24が設けられている。CPU24は、システムバス25を介して、CPU24が実行する各種制御プログラム等を格納したROM26と、データを一時的に格納可能なRAM27と接続されている。
また、CPU24は、システムバス25を介して、インク吐出ヘッド7及び機能性液体吐出ヘッド19を駆動するためのヘッド駆動部28と接続されている。
また、CPU24は、システムバス25を介して、インク吐出ヘッドキャリッジモーター30、搬送モーター31、繰出モーター32、巻取モーター33及び機能性液体吐出ヘッドキャリッジモーター34を駆動させるためのモーター駆動部29と接続されている。
ここで、インク吐出ヘッドキャリッジモーター30は、インク吐出ヘッド7を備えたインク吐出ヘッドキャリッジ16を移動させるためのモーターである。また、搬送モーター31は、駆動ローラー8を駆動するためのモーターである。また、繰出モーター32は、回転軸5の回転機構であり、被記録媒体Pを搬送機構3に送り出すために回転軸5を駆動するモーターである。また、巻取モーター33は、巻取軸17を回転させるための駆動モーターである。そして、機能性液体吐出ヘッドキャリッジモーター34は、機能性液体吐出ヘッド19を備えた機能性液体吐出ヘッドキャリッジ20を移動させるためのモーターである。
また、CPU24は、システムバス25を介して、入出力部21と接続されており、入出力部21は、記録データ等のデータ及び信号の送受信を行うためのPC22と接続されている。
制御部23は、このような構成により、記録装置1の全体の制御を実行可能である。
そして、本実施例の記録装置1は、PC22からユーザーにより入力された被記録媒体Pの厚みに基づいて、制御部23の制御により、機能性液体吐出ヘッド19から被記録媒体Pに吐出される機能性液体の塗布量を可変である。別の表現をすると、本実施例の機能性液体吐出ヘッド19は、被記録媒体Pの厚みに応じて機能性液体の塗布量を可変に構成されている。このため、様々な厚みの被記録媒体Pに対して、機能性液体の塗布量を適正量にすることができる。例えば、機能性液体の塗布量を、厚い被記録媒体Pに対しては多くし、薄い被記録媒体Pに対しては少なくすることで、様々な厚みの被記録媒体Pの何れに対しても、防臭効果と剥離効果を適切なものにすることができる。
[実施例2](図3及び図4)
次に、本発明の実施例2に係る記録装置について説明する。
図3は、本発明の実施例2に係る記録装置1を表す概略側面図であり、実施例1の記録装置1を表す図1に対応している。また、図4は、本発明の実施例2に係る記録装置1を表すブロック図であり、実施例1の記録装置1を表す図2に対応している。
なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
本実施例の記録装置1は、機能性液体塗布部の構成のみが実施例1の記録装置1と相違する。
図3で表されるように、本実施例の記録装置1は、インクが吐出された被記録媒体Pの記録面P1側に機能性液体を塗布する機能性液体塗布部として、機能性液体吐出ヘッド19の代わりに、機能性液体をスプレー状に噴射する機能性液体噴射部35を備えている。このため、本実施例の記録装置1は、機能性液体をスプレー状に広い面積に噴射することで、簡単に被記録媒体Pの記録面P1側の全面に機能性液体を塗布することができる構成になっている。
なお、本実施例の記録装置1における電気的な構成は、図4で表されるように、CPU24が、システムバス25を介して、機能性液体噴射部35を駆動するための機能性液体噴射部駆動部36と接続されている。
[実施例3](図5及び図6)
次に、本発明の実施例3に係る記録装置について説明する。
図5は、本発明の実施例3に係る記録装置1を表す概略側面図であり、実施例1の記録装置1を表す図1及び実施例2の記録装置1を表す図3に対応している。また、図6は、本発明の実施例3に係る記録装置1を表すブロック図であり、実施例1の記録装置1を表す図2及び実施例2の記録装置1を表す図4に対応している。
なお、上記実施例1及び2と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
本実施例の記録装置1は、機能性液体塗布部の構成のみが実施例1及び2の記録装置1と相違する。
図1及び図3で表されるように、実施例1及び2の記録装置1は、被記録媒体Pの記録面P1側に機能性液体を塗布する機能性液体塗布部のみを備える構成であった。
一方、図5で表されるように、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pの記録面P1側に機能性液体を塗布する第1の機能性液体塗布部としての機能性液体噴射部35に加えて、被記録媒体Pの記録面P1とは反対側である被支持面P2側に機能性液体を塗布する第2の機能性液体塗布部である機能性液体噴射部37を備える構成である。すなわち、本実施例の記録装置1は、実施例2の記録装置1に、さらに、機能性液体噴射部37を付け加えた構成である。
別の表現をすると、本実施例の記録装置1は、機能性液体塗布部として、被記録媒体Pの一方の面(記録面P1)に機能性液体を塗布する第1の機能性液体塗布部(機能性液体噴射部35)と、被記録媒体Pの他方の面(被支持面P2)に機能性液体を塗布する第2の機能性液体塗布部(機能性液体噴射部37)と、を有している。このため、本実施例の記録装置1は、簡単に被記録媒体Pの記録面P1側及び被支持面P2側の両面における全面に機能性液体を塗布することができる構成になっており、機能性液体の効果を高くすることができる構成になっている。さらに、機能性液体噴射部37は、被記録媒体Pの搬送方向Aにおける該被記録媒体Pの粘着性ベルト10からの剥離位置よりも下流側に設けられる。このため、被記録媒体Pが粘着性ベルト10から剥離される際の張った状態で機能性液体をスプレー状に噴射することが可能になっており、被記録媒体P全面にムラなく均一に機能性液体を塗布することができる構成になっている。
なお、本実施例の記録装置1における電気的な構成は、図6で表されるように、CPU24が、システムバス25を介して、機能性液体噴射部35及び機能性液体噴射部37を駆動するための機能性液体噴射部駆動部36と接続されている。
ここで、上記においては、被記録媒体Pの記録面P1に機能性液体を塗布する機能性液体噴射部35を第1の機能性液体塗布部、被記録媒体Pの被支持面P2に機能性液体を塗布する機能性液体噴射部37を第2の機能性液体塗布部としたが、その対応関係は逆であってもよい。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
以上、本発明について具体的な実施例に基づいて詳述した。ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。
本発明の第1の態様の液体吐出装置1は、媒体Pの搬送部10と、媒体Pに画像形成用のインクを吐出するインク吐出部7と、媒体Pの搬送方向Aにおいてインク吐出部7よりも下流側に設けられ、前記インクが吐出された媒体Pに機能性液体を塗布する機能性液体塗布部19、35及び37と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、媒体Pの搬送方向Aにおいてインク吐出部7よりも下流側に、インクが吐出された媒体Pに機能性液体を塗布する機能性液体塗布部19、35及び37を備える。このため、機能性液体塗布部19、35及び37に後工程を実行させることが可能になり、媒体Pに画像形成をした後に行う後工程の負荷を減少することが可能になる。
本発明の第2の態様の液体吐出装置1は、前記第1の態様において、機能性液体塗布部19は、前記機能性液体を吐出する機能性液体吐出部を有することを特徴とする。
本態様によれば、機能性液体塗布部19は機能性液体を吐出する機能性液体吐出部を有する。このため、機能性液体塗布部19をインク吐出部7と同様な構成の機能性液体吐出部とすることができ、簡単に機能性液体塗布部19を構成することができる。また、媒体Pの所望の位置に正確に無駄なく機能性液体を塗布することが可能になる。
本発明の第3の態様の液体吐出装置1は、前記第1又は第2の態様において、搬送部10は、粘着剤が付着された支持面Fで媒体Pを支持する粘着性ベルトを有し、機能性液体塗布部19、35及び37は、媒体Pの全面に前記機能性液体を塗布可能に構成されている。
本態様によれば、搬送部10は粘着剤が付着された支持面Fで媒体を支持する粘着性ベルトを有し、機能性液体塗布部19、35及び37は媒体Pの全面に機能性液体を塗布可能に構成されている。このため、媒体Pを該媒体Pの支持部からずれることなく搬送できることで、媒体Pにムラなく均一に機能性液体を塗布することができる。また、搬送部10として粘着性ベルトを有する構成においては、粘着性ベルトに支持させた媒体Pを粘着性ベルトから剥離することが困難な場合があるが、媒体Pの全面に機能性液体を塗布することで、粘着性ベルトに支持させた媒体Pを粘着性ベルトから剥離することを容易にすることができる。
本発明の第4の態様の液体吐出装置1は、前記第3の態様において、機能性液体塗布部35及び37は、媒体Pの搬送方向Aにおける該媒体Pの前記粘着性ベルトからの剥離位置よりも下流側に設けられ、前記機能性液体をスプレー状に噴射する機能性液体噴射部であることを特徴とする。
本態様によれば、機能性液体塗布部35及び37は機能性液体をスプレー状に噴射する機能性液体噴射部である。このため、機能性液体をスプレー状に噴射することで、例えば、簡単に、媒体P全面に機能性液体を塗布することができる。さらに、機能性液体塗布部35及び37は、媒体Pの搬送方向Aにおける該媒体Pの前記粘着性ベルトからの剥離位置よりも下流側に設けられるので、例えば、媒体Pが粘着性ベルトから剥離される際の張った状態で機能性液体をスプレー状に噴射することが可能になり、媒体P全面にムラなく均一に機能性液体を塗布することができる。
本発明の第5の態様の液体吐出装置1は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記機能性液体は、防臭効果、抗菌効果及び防滴効果の少なくともいずれか1つを有することを特徴とする。
本態様によれば、前記機能性液体は、防臭効果、抗菌効果及び防滴効果の少なくともいずれか1つを有する。このため、画像形成後に液体が吐出された媒体Pを液体吐出装置1から取り外すことなく、防臭効果、抗菌効果及び防滴効果の少なくともいずれか1つを付与させるための、後工程を実行することができる。
本発明の第6の態様の液体吐出装置1は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、機能性液体塗布部19、35及び37は、媒体Pの厚みに応じて前記機能性液体の塗布量を可変に構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、機能性液体塗布部19、35及び37は、媒体Pの厚みに応じて機能性液体の塗布量を可変に構成されている。このため、様々な厚みの媒体Pに対して、機能性液体の塗布量を適正量にすることができる。
本発明の第7の態様の液体吐出装置1は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、機能性液体塗布部35及び37は、媒体Pの一方の面P1に前記機能性液体を塗布する第1の機能性液体塗布部35と、媒体Pの他方の面P2に前記機能性液体を塗布する第2の機能性液体塗布部37と、を有することを特徴とする。
本態様によれば、機能性液体塗布部35及び37は、媒体Pの一方の面P1に機能性液体を塗布する第1の機能性液体塗布部35と、媒体Pの他方の面P2に機能性液体を塗布する第2の機能性液体塗布部37と、を有する。このため、機能性液体の効果を高くすることができる。
1 記録装置(液体吐出装置)、2 繰出部、3 搬送機構、4 記録機構、
5 回転軸、6 従動ローラー、7 インク吐出ヘッド(インク吐出部)、
8 駆動ローラー、9 従動ローラー、10 粘着性ベルト(搬送部)、
11 従動ローラー、12 加圧ローラー、13 洗浄ブラシ、14 トレイ、
15 洗浄機構、16 インク吐出ヘッドキャリッジ、17 巻取軸、
18 巻取機構、19 機能性液体吐出ヘッド(機能性液体吐出部)、
20 機能性液体吐出ヘッドキャリッジ、21 入出力部、22 PC、
23 制御部、24 CPU、25 システムバス、26 ROM、27 RAM、
28 ヘッド駆動部、29 モーター駆動部、
30 インク吐出ヘッドキャリッジモーター、31搬送モーター、
32 繰出モーター、33 巻取モーター、
34 機能性液体吐出ヘッドキャリッジモーター、
35 機能性液体噴射部(第1の機能性液体塗布部)、36 機能性液体噴射部駆動部、
37 機能性液体噴射部(第2の機能性液体塗布部)、F 支持面、
P 被記録媒体(媒体)、P1 記録面(被記録媒体Pの一方の面)、
P2 被支持面(被記録媒体Pの他方の面)

Claims (7)

  1. 媒体の搬送部と、
    前記媒体に画像形成用のインクを吐出するインク吐出部と、
    前記媒体の搬送方向において前記インク吐出部よりも下流側に設けられ、前記インクが吐出された前記媒体に機能性液体を塗布する機能性液体塗布部と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置において、
    前記機能性液体塗布部は、前記機能性液体を吐出する機能性液体吐出部を有することを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液体吐出装置において、
    前記搬送部は、粘着剤が付着された支持面で前記媒体を支持する粘着性ベルトを有し、
    前記機能性液体塗布部は、前記媒体の全面に前記機能性液体を塗布可能に構成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項3に記載の液体吐出装置において、
    前記機能性液体塗布部は、前記媒体の搬送方向における該媒体の前記粘着性ベルトからの剥離位置よりも下流側に設けられ、前記機能性液体をスプレー状に噴射する機能性液体噴射部を有することを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記機能性液体は、防臭効果、抗菌効果及び防滴効果の少なくともいずれか1つを有することを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記機能性液体塗布部は、前記媒体の厚みに応じて前記機能性液体の塗布量を可変に構成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記機能性液体塗布部は、前記媒体の一方の面に前記機能性液体を塗布する第1の機能性液体塗布部と、前記媒体の他方の面に前記機能性液体を塗布する第2の機能性液体塗布部と、を有することを特徴とする液体吐出装置。
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