JP2016215286A - 食品を切断して食品の切断片を形成するための調理器 - Google Patents

食品を切断して食品の切断片を形成するための調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016215286A
JP2016215286A JP2015099367A JP2015099367A JP2016215286A JP 2016215286 A JP2016215286 A JP 2016215286A JP 2015099367 A JP2015099367 A JP 2015099367A JP 2015099367 A JP2015099367 A JP 2015099367A JP 2016215286 A JP2016215286 A JP 2016215286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
cutting
blade
cutting blade
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015099367A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6587337B2 (ja
Inventor
敦 五十嵐
Atsushi Igarashi
敦 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaijirushi Hamono Center KK
Original Assignee
Kaijirushi Hamono Center KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaijirushi Hamono Center KK filed Critical Kaijirushi Hamono Center KK
Priority to JP2015099367A priority Critical patent/JP6587337B2/ja
Publication of JP2016215286A publication Critical patent/JP2016215286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6587337B2 publication Critical patent/JP6587337B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 基板に多数の切断刃5を設けた場合であっても、食品が切断刃5から受ける抵抗を小さくして、使用者の負担を軽減させ、さらには食品を切断して得られる切断片の厚みを変えることができる調理器を提供することを目的とする。
【解決手段】 切断刃5の、幅方向に延びる両縁部の一方側の縁部の高さが、他方側の縁部の高さよりも高くなるように、切断刃5が全体的に一方側の縁部から他方側の縁部に向かって徐々に下がっており、且つ少なくとも前記一方側の縁部に刃先縁11が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に一般家庭で使用される、食品を切断して食品の切断片を形成するための調理器に関する。
食品を切断して食品の切断片を形成するための調理器であって、切断方向に延びる多数の細長孔が基板に設けられ、その細長孔を横切るように切断刃が架け渡された調理器は、例えば特許文献1に記載されているように公知である。
特許文献1の調理器の切断刃は、それら切断刃の裏側がそれぞれ、刃先縁から裏側の下端部に向けて凹面をなすように湾曲していることに特徴がある。そして、切断されたポテトは、その湾曲した凹面に沿って下方に切り出され、切り出された切断片は弧状になる。切断刃は、両刃先縁の高さが等しいので、切断刃は全体的には水平状態を保っており、切断刃の刃先縁に沿った部分も水平である。すなわち、刃先縁は水平方向に切り進む方向を向いている。この状態で食品が切断されると、切断された食品は水平な切断刃に沿って水平に進もうとするが、その後の湾曲した凹面で進路を急に下方に変更されるので、凹面によって切断された食品は抵抗を受ける。特許文献1の調理器は、切断刃が二列に配置され、その総数は19である。個々の切断刃から受ける抵抗は小さくても、これだけの数になるとすべての切断刃から受ける抵抗が大きくなって、主な使用者である婦女子にとって切断時の負担が大きくなり、場合によっては食品を円滑にスライドできず作業の障害となる虞がある。さらに、特許文献1の切断刃に限らずこの種の調理器の切断刃は、長期間使用していると切れ味が劣化し、食品への喰い込みが悪くなる。特許文献1の切断刃は、全体的に水平であり、刃先縁が水平方向に切り進む方向を向いている。したがって、刃先縁が食品に対して上方に向かって喰い込むものでないから、切断刃の刃先縁が食品をしっかり捉え切れず、食品が浮き上って食品が切断刃の上を滑る可能性もある。さらに、特許文献1の切断刃は、その切断方向に沿って両方の側に刃先縁が形成され、それらの刃先縁の滑り面からの高さは等しい。したがって、いずれの側から食品をスライドさせても、切断された食品の切断片の厚みは同じであり、切断片の厚みを変えることができない。
特公平3−73440号公報
本発明は、食品を切断して食品を切断片に形成するための調理器であって、基板に多数の切断刃を設けた場合であっても、食品が切断刃から受ける抵抗を小さくして、使用者の負担を軽減させるものを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、上面が滑り面である基板に、その滑り面よりも上側に出ている複数の板状切断刃が形成され、その切断刃は、基板に設けられた開口を横切るように、切断方向を横切る幅方向に延びている調理器であって、切断刃の、前記幅方向に延びる両縁部の一方側の縁部の高さが、他方側の縁部の高さよりも高くなるように、切断刃が全体的に一方側の縁部から他方側の縁部に向かって徐々に下がっており、且つ少なくとも前記一方側の縁部に刃先縁が形成されている構成である。
請求項2記載の発明は、切断刃の両縁部の少なくとも刃先縁が形成された一方側の縁部が、切断刃の平面視で、切断刃の、基板に支持されている両端部間の領域から一方側に膨出する形状に形成されている構成である。
請求項3記載の発明は、一方側に膨出する形状に形成されている部分が、一方側に突き出る頂部を有している構成である。
請求項4記載の発明は、一方側の縁部の中央部が突き出て頂部を形成し、その頂部から切断刃の両端部に行くに従って、縁部が、徐々に頂部よりも後退して行くように幅方向に対して傾斜している構成である。
請求項5記載の発明は、他方側の縁部にも刃先縁が形成されている構成である。すなわち、切断刃の切断方向の両側に刃先縁が形成されている構成である。
請求項6記載の発明は、切断刃を、切断方向を横切る幅方向に延びる線で切断した切断面の形状が山形である構成である。
請求項1記載の発明は、切断刃の、幅方向に延びる両縁部の一方側の縁部の高さが、他方側の縁部の高さよりも高くなるように、切断刃が全体的に一方側の縁部から他方側の縁部に向かって徐々に下がっており、且つ少なくとも前記一方側の縁部に刃先縁が形成されている。したがって、前記特許文献1の切断刃が、全体的には水平状態を保っているのに対し、本発明の切断刃は、一方側の縁部の高さが、他方側の縁部の高さよりも高くなるように、全体的に傾斜している。これにより、切断刃の一方側の刃先縁に沿った部分も傾斜面である。すなわち、一方側の刃先縁は斜め上方に切り進む方向を向いている。このように、斜め上方に切り進む方向を向いている刃先縁が食品に喰い込んだ瞬間に、刃先縁が上方に向かおうとする反力によって、切断されつつある食品が、刃先縁部分により上から押さえ込まれて即座に切断刃の裏面に沿って斜め下方に進むのである。このことは、切断刃が、切断されつつある食品を残された食品から押し開く作用をなしている。そして、切断刃の刃先縁が、押し開かれ裂かれようとしている部分に当たるので、わずかな力で刃先縁を押しただけでその部分が容易に裂かれて食品が切断されているのである。したがって、食品は大きな抵抗を受けることなく切断されるのである。さらに、切断刃の裏側の途中に抵抗となる湾曲した凹部がないことから、食品は、特許文献1のような大きな抵抗を受けることがないのである。これにより、調理器が多数の切断刃を有していても、使用時に婦女子に大きな負担をかけることがないのである。さらに、前述したように、一方側の刃先縁は斜め上方に切り進む方向を向いているので、斜め上方に切り進む方向を向いている刃先縁が食品に喰い込んだときに、切断された食品を上から押さえ込むように作用して、切断中の食品が基板から浮き上ることを確実に防止する。これにより、切断刃の切れ味が多少劣化しても、食品の浮き上りを防止できる機能はほとんど変わらないので、使用中に食品が浮き上がることがなく切断刃の上を滑ることがない。特に、幅方向に並ぶ切断刃の列を多数列配置した場合に効果的である。
請求項2記載の発明は、刃先縁が形成された一方側の縁部が、切断刃の平面視で、切断刃の、基板に支持されている両端部間の領域から一方側に膨出する形状に形成されている。すなわち、刃先縁が一方側に膨れる形状であるから、刃先縁を直線状に形成した場合よりも食品に対する喰い込みが良くなり、使用時における抵抗を減少させることができる。
請求項3記載の発明は、一方側に膨出する形状に形成されている部分が、一方側に突き出る頂部を有している。頂部は、最も高い部分でわずかな領域で構成された部分であるから、この頂部により食品への喰い込みはさらに良くなり、使用時における抵抗をさらに減少させることができる。
請求項4記載の発明は、一方側の縁部の中央部が突き出て頂部を形成し、その頂部から切断刃の両端部に行くに従って、前記縁部が、徐々に頂部よりも後退して行くように幅方向に対して傾斜している。すなわち、一方側の縁部は、頂部を頂角とするほぼ二等辺三角形をなすので、頂部は食品の中央部に容易に喰い込み、食品の切断中の移動がバランス良く行われる。
請求項5記載の発明は、他方側の縁部にも刃先縁が形成されている。すなわち、切断刃の他方側の縁部に、一方側の刃先縁よりも低い刃先縁が形成されている。したがって、他方側の刃先縁を使用して食品を切断することにより、一方側の刃先縁を使用した場合よりも厚みの薄い切断片を得ることができるから、調理の目的に応じて切断片の厚みを変えることができる。
請求項6記載の発明は、切断刃を、切断方向を横切る幅方向に延びる線で切断した切断面の形状が山形である。したがって、切断された食品の切断片は、その両縁部付近が薄く形成されているので、全体的に軟らかくなり、中央部付近が肉厚であるので、この部分で食品の味をしっかりと味わうことができる。また、切断刃を水平にするよりも山形にした方が、使用時に食品が切断刃から受ける抵抗が小さくなるのである。
本発明の平面図である。 本発明の底面図である。 本発明の側面図である。 図1におけるA−A拡大断面図である。 取り付け前の基板の平面図である。 拡大した切断刃の平面図である。 拡大した切断刃の裏面図である。 図6におけるB−B断面図である。 図6におけるC−C断面図である。 図6における他の実施例のB−B端面図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。調理器1は、柄部2と、その前端に一体に形成された枠部3と、その枠部3に取り付けられた基板4とから成る。基板4には、多数の切断刃5が形成されている。
図1、図2又は図3に示すように、柄部2及び枠部3はドット部分6、7とそれ以外の部分とから成り、ドット部分6,7の材料は硬質合成樹脂であり、それ以外の部分の材料は軟質合成樹脂である。柄部2と枠部3はドット部分6,7に使用されている硬質合成樹脂をベースとして形成され、ドット部分6,7を除いた部分は硬質合成樹脂の表面が軟質合成樹脂で覆われている。
図5は、枠部3に取り付ける前の基板4であって、すでに多数の切断刃5が完成している状態を示す。基板4の両側縁にそのほぼ全長に亘って延びる一対の折り曲げ代8,8が形成されると共に、前端縁に3つの短い折り曲げ代9と、後端縁に2つの短い折り曲げ代10とが形成されている。
図6は、一つの切断刃5を拡大した平面図である。切断刃5は、切断方向に対しほぼ垂直方向に延びている。切断刃5のそれぞれの縁部に刃先縁11,12が形成されている。切断刃5の一方の刃先縁11は、その両基端14,14間で一直線をなしておらず、中央に頂点15を有する二等辺三角形をなすように膨出している。他方の刃先縁12も同様に膨出している。図8に示すように、切断刃5は、基板4の滑り面13よりも上側に出ており、一方の刃先縁11の高さが、他方の刃先縁12の高さよりも高くなるように形成されている。ここでの高さの比較は、切断方向に延びる一本の線上での高さの比較を言うものであって、例えば、一方の刃先縁11の基端14に近い位置での高さと、他方の刃先縁12の中央の高さを比較するものではない。なお、切断刃5の一方の刃先縁11は、中央に頂点15を有する二等辺三角形に限定されるものではなく、例えば凸の円弧状であってもよい。
図6からは、切断刃5の両側にほぼ三角形の2つの開口16が存在するように見える。しかし、図8から明らかなように、切断刃5は基板4の滑り面13よりも浮き上っているので、切断刃5の真下にも開口16が存在する。したがって、図6において開口16は一つであり、ほぼ正方形をなしている。切断刃5は、ほぼ正方形の開口16の対角線方向に、基板4の滑り面13よりも上側に出るブリッジ状に形成されている。
図5に示す基板4は、一枚のステンレス鋼板で形成されている。切断刃5を形成するために、切断刃5とする部分の両側にほぼ三角形の2つの開口16を形成する。その際、それらの開口16を形成することによって形成される切断刃5の両縁部に刃先縁11,12の刃付けをする。これら、開口16の形成と刃先縁11,12の刃付けは、エッチング加工によって同時に行われる。ただし、エッチング加工以外の方法、例えば打ち抜き加工による2つの開口の形成と、研削加工による刃付けであってもよい。2つの開口16の形成及び刃先縁11,12の刃付けが完了した後に、切断刃5をプレス加工によって滑り面13よりも上側に出すと共に、図8に示すように切断刃5を傾斜させる。これにより切断刃5の形成が完了し、切断刃5の真下に開口が形成され、前述した2つの開口と繋がれて一つの開口16が形成される。切断刃5の形成が完了した後に、折り曲げ代8,9,10をそれぞれ下側に直角に折り曲げて樹脂の成形金型にセットし、前述した硬質合成樹脂のドット部分6のインサート成形によって、ドット部分6に折り曲げ代8,9,10を埋め込む。次に、基板4を取り付けたドット部分6を別の金型にセットし、軟質合成樹脂のインサート成形によって、柄部2と枠部3が形成される。さらに、枠部3の前端の下側に形成された傾斜面17に、別に成形した滑り止め部材を嵌め込みや接着などによって取り付ける構成にしてもよい。なお、取り付け前の基板4は平面状をなしているが、図4に示すように、取り付け後の基板4は外側に凸の円弧状をなす。その円弧状の半径は、基板4の柄2側部分からその反対側部分まで一定で、約230mmである。
次に、図8に示す本実施例の基板4と切断刃5との数値的関係について説明する。切断刃5の滑り面13に対する傾斜角度αは約17°である。一方の刃先縁11の頂点15の滑り面13からの高さは約5.35mmであり、他方の刃先縁12の高さは約0.2mmである。また、一方の刃先縁11の頂点15において切断刃5の切断方向の長さは最大となり、その長さは約2.2mmである。また、一方の刃先縁11の基端14において切断刃5の切断方向の長さは最小となり、その長さは約1.6mmである。切断刃5の、切断方向と垂直な幅方向の長さは約6.3mmである。さらに、調理器1の他の部分のサイズについても説明する。調理器1の全長は約267mmであり、調理器1の最大横幅はその前端縁であって約70mmであり、最小横幅はその後端縁であって約30mmである。調理器1の表面に表われた基板4の全長は約136mmであり、最大横幅はその前端縁であって約50mmであり、最小横幅はその後端縁であって約32mmである。なお、本発明が、これらの数値に限定されないことは勿論である。
本発明の使用方法の一つは、切断刃5の一方側の高い方の刃先縁11を手前側にして、食品を手前側から向こう側にスライドさせて切断する方法である。この場合、前述したように、一方側の刃先縁11は斜め上方に切り進む方向を向いている。このように、刃先縁11が斜め上方に切り進む方向を向いていると、刃先縁が食品に喰い込んだ瞬間に、刃先縁が上方に向かおうとする反力によって、切断されつつある食品が、刃先縁部分により上から押さえ込まれて即座に切断刃の裏面に沿って斜め下方に進むのである。切断されつつある食品が、刃先縁部分により上から押さえ込まれるので、スライド中に食品が浮き上ることを確実に防止する。本発明での食品の切断された状態を確かめるために、本発明と、切断刃の二つの刃先縁の高さが同じになるように形成された比較品を製造して比較してみた。使用した食品は、切断方向の長さが30mmのハードチーズとセミハードチーズであり、結果は明らかに異なった。比較品では、切断された切断片の幅や厚みが不均一であるのに対し、本発明では切断片の幅が均一であり、高い刃の高さ相当の均一の厚みであった。これは、比較品の刃先縁が斜め上方に切り進む方向を向いていないので、食品をしっかり捉え切れず、食品がスライド中に浮き上ることが原因と考えられる。これに対して、本発明は、刃先縁11が斜め上方に切り進む方向を向いているので、前述したように、食品が浮き上ることがなく、確実に切断することができるのである。また、使用時の手にかかる負荷も比較品より小さいものであった。使用した食品はチーズであるが、本発明ではこのほか野菜やチョコレートなども使用することができる。
本発明の他の使用方法は、他方側の低い刃先縁12側から高い刃先縁11側に向かって食品をスライドさせて切断する方法である。この場合、切断刃5が、食品のスライド方向に向かって上昇するように傾斜しているので、切断刃の裏面が、切断されつつある食品を下方に誘導しない。したがって、切断された切断片の幅や厚みが不均一となるが、本実施例では、低い方の刃先縁12の高さは約0.2mmであり、最初からこのように薄い切断片を均一に切断することを予定していない。切断片が短くなったり幅が狭くなったりして不均一になっても、厚みだけは薄い切断片を得ようとするための構成であるから、本実施例でその目的は達成できる。なお、この使用方法は、弾力性を有するチーズが適している。
図10は、他の実施例における、基板4に対する切断刃5の位置関係を示す端面図である。この実施例での切断刃5の滑り面13に対する傾斜角度は約9°である。一方の刃先縁11の頂点15の滑り面13からの高さは約5.4mmであり、他方の刃先縁12の高さは約2.8mmである。したがって、他方の刃先縁12の高さは一方の刃先縁11の約半分であるから、食品を他方の刃先縁12側から一方の刃先縁11側にスライドさせて切断したときは、約半分の厚みの切断片を得ることができる。このように、切断刃5に対する食品の切断方向を変えることにより厚みの選択ができる。
なお、本発明は前述した構成に基づいて他の態様をとることが可能である。例えば、切断刃5は切断方向を横切る幅方向に延びるが、幅方向は、切断方向に対して垂直方向に限定されるものでなく、傾斜しているときも含むものである。開口16は、切断刃5の真下の部分も含めてほぼ正方形に形成されているが、切断方向に延びる長円形や長方形であってもよい。また、本発明の切断刃5を保護するためのカバーを装着できる構成としてもよい。その場合、カバーは、合成樹脂で形成されて基板4と枠部3の上面を全面的に覆うものであり、両側縁に直角に曲げられた側面部が形成されて、その側面部で枠部3の両側面を抱え込むようにして取り付けられる。さらに、使用時には、取り外したカバーを枠部3の下側から取り付けることによって、使用時に切断された食品の切断片の受け皿とすることができるようにしてもよい。
基板に多数の切断刃5を設けた場合であっても、食品が切断刃5から受ける抵抗を小さくして、使用者の負担を軽減させ、さらに、食品を切断して得られる食品の切断片の厚みを、調理の目的に応じて二種類の異なる厚みから選択することができる。
1 調理器、 2 柄部、 3 枠部、 4 基板、 5 切断刃、 6 ドット部分、 7 ドット部分、 8 折り曲げ代、 9 折り曲げ代、 10 折り曲げ代、 11 一方の刃先縁、 12 他方の刃先縁、 13 滑り面、 14 刃先縁の基端、 15 頂点、 16 開口、 17 傾斜面

Claims (6)

  1. 上面が滑り面である基板に、その滑り面よりも上側に出ている複数の板状切断刃が形成され、その切断刃は、基板に設けられた開口を横切るように、切断方向を横切る幅方向に延びている調理器であって、切断刃の、前記幅方向に延びる両縁部の一方側の縁部の高さが、他方側の縁部の高さよりも高くなるように、切断刃が全体的に一方側の縁部から他方側の縁部に向かって徐々に下がっており、且つ少なくとも前記一方側の縁部に刃先縁が形成されていることを特徴とする食品を切断して食品の切断片を形成するための調理器。
  2. 切断刃の両縁部の少なくとも前記刃先縁が形成された一方側の縁部は、切断刃の平面視で、切断刃の、基板に支持されている両端部間の領域から一方側に膨出する形状に形成されている請求項1記載の調理器。
  3. 前記一方側に膨出する形状に形成されている部分は、一方側に突き出る頂部を有している請求項2記載の調理具。
  4. 一方側の縁部の中央部が突き出て頂部を形成し、その頂部から切断刃の両端部に行くに従って、前記縁部が、徐々に頂部よりも後退して行くように幅方向に対して傾斜している請求項3記載の調理器。
  5. 他方側の縁部にも刃先縁が形成されている請求項1乃至請求項4記載の調理器。
  6. 切断刃を、切断方向を横切る幅方向に延びる線で切断した切断面の形状が山形である請求項1乃至請求項5のいずれか一項記載の調理器。
JP2015099367A 2015-05-14 2015-05-14 食品を切断して食品の切断片を形成するための調理器 Active JP6587337B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015099367A JP6587337B2 (ja) 2015-05-14 2015-05-14 食品を切断して食品の切断片を形成するための調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015099367A JP6587337B2 (ja) 2015-05-14 2015-05-14 食品を切断して食品の切断片を形成するための調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016215286A true JP2016215286A (ja) 2016-12-22
JP6587337B2 JP6587337B2 (ja) 2019-10-09

Family

ID=57579911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015099367A Active JP6587337B2 (ja) 2015-05-14 2015-05-14 食品を切断して食品の切断片を形成するための調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6587337B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030035693A1 (en) * 2001-08-20 2003-02-20 Louis Chalfant Ribbon tooth cutting tool and method
CN201578100U (zh) * 2009-12-13 2010-09-15 王乐天 两用食品擦子

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030035693A1 (en) * 2001-08-20 2003-02-20 Louis Chalfant Ribbon tooth cutting tool and method
CN201578100U (zh) * 2009-12-13 2010-09-15 王乐天 两用食品擦子

Also Published As

Publication number Publication date
JP6587337B2 (ja) 2019-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3172843U (ja) おろし器
US4790488A (en) Utensil for cutting food materials
US9259847B2 (en) Device for cake slicing, display and transport
CA2943804C (en) Open hole cutter/grater
US5297345A (en) Slicing knife with non-stick blade
US4441254A (en) Kitchen utensil for cutting fruit, vegetables and the like into strips and a blade therefor
JP3172844U (ja) おろし器
JP6587337B2 (ja) 食品を切断して食品の切断片を形成するための調理器
WO2016080302A1 (ja) 波刃を備える調理器具、調理方法、食材
CA1252026A (en) Kitchen utensil of cutting vegetables, in particular potatoes, into strips
US8757607B1 (en) Food slicer
KR101857257B1 (ko) 조리용 식칼
US7226012B2 (en) Grater disc
JP3209907U (ja) 切断器具
KR101822418B1 (ko) 통조림 햄 절단 장치
JP5968515B1 (ja) 波刃を備える調理器具
KR200434883Y1 (ko) 채칼
JP3203338U (ja) バターナイフ
JP7062319B1 (ja) 調理用切断器具
CN210732519U (zh) 一种不沾菜刀
JP6174216B1 (ja) 調理器具
JP6813148B2 (ja) ピーラー用刃部材及びピーラー
JP5815244B2 (ja) スライサー
JP3204311U (ja) 調理器具
JP3146058U (ja) 水切り機能を備えた包丁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190909

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6587337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250