JP2016212601A - 転倒防止装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、現金自動預払機等の自立型機器の設置を容易にすると共に、その自立型機器の転倒を防止する手段を提供することを目的とする。
本実施例の転倒防止装置1は、図1、図2に示すように、現金自動預払機や発券機、現金計数機等の自立型機器の筐体3の底板3a側に固定される。
筐体3は、底板3a、上板3b、正面板3c、裏板3d、両側の側板3eからなる箱状部材であって、その底面の正面板3c側に設けられた、軸部4aと基台4bからなる脚部4と、裏板3d側に設けられたキャスタ5により、床面7(図2参照)上に自立状態で設置される。
このため、右側用と左側用の転倒防止装置1は勝手違いに形成される。
固定部12の上面に設けられた溝部11は、脚部4の軸部4aに所定の隙間を介して嵌合するよう形成され、脚部4への取付時に、その軸部4aを正面側および左右両側から支持する。
このようにすれば、転倒防止の評価試験において、規定強度の揺れや振動に対して筐体3の転倒を防止することができるからである。
更に、転倒防止装置1を正面板3c側に設けられた脚部4に嵌合させて固定し、その棒状の転倒防止部14の前後方向の長さCを、筺体3の前後長Dより極端に短い長さにしたので、前後方向の長さが比較的短い機器であれば、機器同士を離間させることなく、隣接させて設置することが可能になり、機器の設置場所の利用効率の向上を図ることができる。
また、本実施例では、図3(a)に示す自立型機器を単独で設置する場合を例に説明したが、図3(b)に示すように、自立型機器を複数台並設する場合は、左右の端部に設置した自立型機器の筐体3の解放側に位置する脚部4に、それぞれ本実施例の転倒防止装置1を設置するようにする。
このように、本実施例の転倒防止装置1は、筺体3に左側および/もしくは右側に個別に固定することができるので、様々な態様の自立型機器の設置形態に対応することができる。
上記実施例1では、自立型機器を単独で設置する場合に、左右両側に接触部13を有する転倒防止装置1をそれぞれ固定するとして説明したが、図4に示すように、左右の転倒防止装置1を一体にして、1つの転倒防止装置1aとし、接触部13を省略するようにしてもよい。
更に、転倒防止装置1aの両側の転倒防止部14の、筺体3の側面から外側に向かって突出するそれぞれの突出長さAは、上記実施例1と同様に、筺体3の筐体幅Bの1/2以上、1未満の長さに形成される。
本実施例の転倒防止装置21は、図6に示すように、固定部22と転倒防止部24等で構成され、転倒防止部24が、筺体3の左右両側の側面から突出するように、筺体3の底板3aの下側に前後方向に並べて固定される。
このため、右側用と左側用の転倒防止装置21は勝手違いに形成される。
また、固定部22の上下面間の距離、つまり高さは、筺体3の設置時における底面と床面7の間の距離と同等に形成される。
また、転倒防止部24の上面には、固定部22のネジ穴22aに螺合したボルト16の先端を挿通させるための逃げ溝27が形成されている。
このため、本実施例の固定部22の突出方向の長さである全長Eは、筐体幅Bより短く、突出長さAより長くなるよう、つまりB>E>Aの関係となるように形成される。
この場合に、自立型機器の筐体3の底板3aに、右側用と左側用の転倒防止装置21を前後に並べて予め取付けておき、設置場所へ搬送したときに、解放側となる側の転倒防止部24のみを筐体3の外側に引出して固定するようにしてもよい。このようにすれば、様々な態様の設置形態に対応することができる他、自立型機器の移設時等に改めて転倒防止装置21の取付け、取外しをする必要がなくなり、直接移設場所へ搬送して自立型機器を容易に設置することができる。
更に、搬送時に、転倒防止装置21の転倒防止部24を筐体3の側面から突出させない収容状態にして搬送するので、自立型機器を単独で搬送する場合と同様に搬送することが可能になり、転倒防止装置21を設けた自立型機器の設置における自由度を高めることができる。
また、本実施例では、転倒防止部24をテーパピンにより固定部22に固定するとして説明したが、テーパピンに替えて円筒状または円柱状のピンを用いるようにしてもよい。
本実施例の転倒防止装置31は、図8に示すように、固定部32と、転倒防止部34と、固定部32と転倒防止部34とを回動可能に連結する連結部35等で構成され、転倒防止部34が、筺体3の左右両側の側面から突出するように、筺体3の底板3aの下側に左右方向に並べて固定される。
このため、右側用と左側用の転倒防止装置31は勝手違いに形成される。
また、固定部32の上下面間の距離、つまり高さは、筺体3の設置時における底面と床面7の間の距離と同等に形成される。
また、転倒防止部34の先端部の下面には、固定部32の底部の板厚に相当する厚さを有する鋼板等からなる接地部38が、溶接等の接合手段により取付けられている。
また、収容時には、転倒防止部34の固定時における上面が、筺体3の側面に接触した収容状態(図9に示す左側の状態)で収容される。
更に、転倒防止部34の先端部に接地部38を設けたので、自立型機器の設置時における安定性を高めることができる。
なお、本実施例では、転倒防止部34をテーパピンにより固定部32に固定するとして説明したが、テーパピンに替えて円筒状または円柱状のピンを用いるようにしてもよい。
本実施例の転倒防止装置41は、図10に示すように、固定部42と、転倒防止部44と、固定部42と転倒防止部44とを回動可能に連結する連結部45等で構成され、転倒防止部44が、筺体3の左右両側の側面から突出するように、筺体3の底板3aの下側に左右方向に並べて固定される。
このため、右側用と左側用の転倒防止装置41は勝手違いに形成される。
また、固定部42の上下面間の距離、つまり高さは、筺体3の設置時における底面と床面7の間の距離と同等に形成される。
また、転倒防止部44の先端部の下面には、固定部42の底部の板厚に相当する厚さを有する鋼板等からなる接地部48が、溶接等の接合手段により取付けられている。
また、収容時には、転倒防止部44が、固定時における下面が筺体3の側面から突出しない収容状態(図11に示す左側の状態)で、筺体3の底板3aの下側に収容される。
この場合に、自立型機器の筐体3の底板3aに、右側用と左側用の転倒防止装置41を左右に並べて予め取付けておき、設置場所へ搬送したときに、解放側となる側の転倒防止部24のみを筐体3の外側に回動させて固定するようにしてもよい。このようにすれば、様々な態様の自立型機器の設置形態に対応することができる他、自立型機器の移設時等に改めて転倒防止装置41の取付け、取外しをする必要がなくなり、直接移設場所へ搬送して自立型機器を容易に設置することができる。
更に、搬送時に、転倒防止装置41の転倒防止部44を筐体3の側面から突出させない収容状態にして搬送するので、自立型機器を単独で搬送する場合と同様に搬送することが可能になり、転倒防止装置41を設けた自立型機器の設置における自由度を高めることができる。
なお、本実施例では、転倒防止部44をテーパピンにより固定部42に固定するとして説明したが、テーパピンに替えて円筒状または円柱状のピンを用いるようにしてもよい。
また、上記各実施例においては、転倒防止装置1、21、31、41を正面板3c側に寄せて左右に突出するように固定するとして説明したが、設置環境に応じて裏板3d側に寄せての左右または左右のいずれか一方に突出するように固定してもよく、正面板3c側と裏板3d側に片方ずつ固定するようにしてもよい。
3 筐体
3a 底板
3b 上板
3c 正面板
3d 裏板
3e 側板
4 脚部
4a 軸部
4b 基台
7 床面
11 溝部
12、22、32、42 固定部
12a、13b 固定穴
13 接触部
13a 接触面
14、24、34、44 転倒防止部
16 ボルト
25、26a、26b、36a、36b、37、46a、46b、47 ピン穴
35、45 連結部
35a、45a 回転軸
38、48 接地部
Claims (11)
- 筺体の底面から突出した脚部に嵌合する溝部を有する固定部と、
前記筐体の一側面に接する接触面を有する接触部と、
前記接触面から前記筐体の外側に突出する棒状の転倒防止部と、を備えたことを特徴とする転倒防止装置。 - 請求項1に記載の転倒防止装置において、
前記接触部を、前記筐体の一側面に固定することを特徴とする転倒防止装置。 - 筺体の底面から突出した脚部に嵌合する溝部を有する固定部と、
前記筐体の両方の側面から外側に突出する棒状の転倒防止部と、を備えたことを特徴とする転倒防止装置。 - 筺体の底面に固定された固定部と、
前記固定部に引出し可能に収容された棒状の転倒防止部と、を備え、
前記転倒防止部を、前記筐体の一側面から外側に引出して前記固定部に固定することを特徴とする転倒防止装置。 - 請求項4に記載の転倒防止装置において、
前記転倒防止部を、前記筐体の一側面から外側に突出しない状態にして収容することを特徴とする転倒防止装置。 - 筺体の底面に固定された固定部と、
前記固定部に設けた連結部の回転軸を中心に回動可能に設けられた棒状の転倒防止部と、を備え、
前記転倒防止部を、前記筐体の一側面から外側に回動させて前記固定部に固定することを特徴とする転倒防止装置。 - 請求項6に記載の転倒防止装置において、
前記転倒防止部を、床面の鉛直面に沿って回動させ、
前記転倒防止部の上面を、前記筐体の一側面に接触させて収容することを特徴とする転倒防止装置。 - 請求項6に記載の転倒防止装置において、
前記転倒防止部を、床面に沿って回動させ、
前記転倒防止部の正面側の面を、前記筐体の一側面から外側に突出しない状態にして収容することを特徴とする転倒防止装置。 - 請求項4ないし請求項8のいずれか一項に記載の転倒防止装置において、
前記転倒防止部の先端部に、床面に接触する接地部を設けたことを特徴とする転倒防止装置。 - 請求項1または請求項2、請求項4ないし請求項9のいずれか一項に記載の転倒防止装置において、
前記転倒防止部を、前記筐体の両方の側面からそれぞれ外側に突出させて取付ることを特徴とする転倒防止装置。 - 請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の転倒防止装置において、
前記転倒防止部の、前記筐体の側面からの突出方向の突出長さを、前記筐体の前記側面間の距離である筐体幅の1/2以上、1未満としたことを特徴とする転倒防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015095283A JP2016212601A (ja) | 2015-05-07 | 2015-05-07 | 転倒防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015095283A JP2016212601A (ja) | 2015-05-07 | 2015-05-07 | 転倒防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016212601A true JP2016212601A (ja) | 2016-12-15 |
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ID=57549716
Family Applications (1)
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JP2015095283A Pending JP2016212601A (ja) | 2015-05-07 | 2015-05-07 | 転倒防止装置 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3611814B1 (de) * | 2018-08-15 | 2021-03-24 | Baumüller Anlagen-Systemtechnik GmbH & Co. KG | Sockel eines schaltschranks |
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-
2015
- 2015-05-07 JP JP2015095283A patent/JP2016212601A/ja active Pending
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