JP2016212333A - 光学ローパスフィルタおよびそれを備えた撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像装置において画像センサよりも被写体側に配置され、凹凸形状が形成された光学ローパスフィルタであって、光学ローパスフィルタと画像センサとの間の距離をΔz、画像センサの画素ピッチをPs、凹凸形状の平均ピッチを<Pf>とするとき、以下の条件を満足する。
5.0μm≦Δz≦80.0μm
1.0≦Ps/<Pf>≦20.0
【選択図】図1
Description
1.0≦Ps/<Pf>≦20.0
また、本発明の他の側面としての撮像装置は、画像センサと、前記画像センサの被写体側に配置された前記光学ローパスフィルタと、を有することを特徴とする。
1.0≦Ps/<Pf>≦20.0 (2)
光学ローパスフィルタ100は、微細凹凸屈折率界面101を有する構造であればよい。例えば、光学ローパスフィルタ100の屈折率をn1、光学ローパスフィルタ100と画像センサ102との間の中間媒質の屈折率をn2としたとき、屈折率n1=1.0(空気)、屈折率n2≠1.0(媒質)の屈折率構成としてもよい。また、屈折率n1≠1.0(媒質)、屈折率n2≠1.0(媒質)の屈折率構成としてもよい。
図1(C)に示されるような屈折率の異なる媒質が埋め込まれた構造の場合のPV値は、埋め込まれた構造の最大高さによって屈折率分布形状のPV値dを決定する。条件式(3)の下限よりも小さい場合は、可視光に対して回折が生じないため、撮像面において所望の分布形状を得ることができない。また、条件式(3)の上限よりも大きい場合は、構造のアスペクト比が大きくなり作製上困難となる。
sinc関数による畳み込みを行うことにより、図14(B)では白色一様であった構造周波数特性が、図14(D)ではカットオフ周波数以上の成分がカットされた構造周波数特性となる。以上のフィルタリング操作により、ランダムでありつつもピッチの帯域が制御された構造を設計し、平均ピッチ<Pf>に由来する回折を生じさせ、実空間上では概ガウス分布形状を得ることができる。実施例のパラメータとして、断面形状の微分値により得られる平均ピッチ<Pf>に併せて、フィルタリングに用いたsinc関数のフィルタ係数Pfも示す。
図16(A)には、二次元方向に完全周期構造となる次式により与えられる構造の4・Ps×4・Psの正方領域の俯瞰図を示している。P0を3200nmとしている。
図16(B)は、図16(A)で示した構造の二次元空間における自己相関関数を一次元方向に射影した形状をプロットしている。ここで画素ピッチPsを6400nmとしている。図16(A)は、完全な周期構造であるため、構造周期に由来した周期的なピークが見られる。このピーク強度は原点から離れるにつれて減少しており、完全周期構造である場合には、次式で表す包絡線1601に従い減少する。
図16(B)内の点線は、式(7)により与えられる直線を示す。図16(A)の構造の自己相関関数は、式(7)の包絡線1601に従っている。よって、原点のピークと2番目の強度のピークの距離をΔrとすると、完全な周期構造の場合には次式の関係が成り立つ。
図16(B)の白い破線は次式により与えられる直線1602で、2番目の強度のピーク位置において次式の直線より下回ることが条件式(5)の右辺に相当する。
よって、図16(A)で示す構造は、条件式(5)を満たさない。図16(C)は、フィルタ係数が3200nmのsinc関数で、周波数フィルタリングを行った構造の4・Ps×4・Psの正方領域の俯瞰図を示している。図16(D)は図16(C)で示した構造の二次元空間における自己相関関数をY方向に射影した形状をプロットしている。図16(D)中の破線1603は式(7)により与えられており、ランダム構造の場合は図16(B)で見られたようなピッチに由来した周期的なピークは存在せず、式(8)の関係が成り立たない。一方、図16(D)の破線1604は式(9)により与えられる直線であり、自己相関形状は破線1604を下回ることから、図16(C)で示す構造は条件式(5)を満たしていることが判る。条件式(5)の右辺を満たさない場合は、ランダム性が十分でなく、MTF特性がガウス形状にならない。一方、条件式(5)の右辺を満たさない場合は、ランダム性が強すぎるため、平均ピッチ<Pf>に由来した回折の広がりが得られない。
[比較例1]
101 微細凹凸屈折率界面
102 画像センサ
Claims (5)
- 撮像装置において画像センサよりも被写体側に配置され、凹凸形状が形成された光学ローパスフィルタであって、
前記光学ローパスフィルタと前記画像センサとの間の距離をΔz、前記画像センサの画素ピッチをPs、前記凹凸形状の平均ピッチを<Pf>とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする光学ローパスフィルタ。
5.0μm≦Δz≦80.0μm
1.0≦Ps/<Pf>≦20.0 - 前記光学ローパスフィルタの屈折率をn1、前記光学ローパスフィルタと前記画像センサとの間の媒質の屈折率をn2、前記凹凸形状のPV値をdとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学ローパスフィルタ。
200nm≦|(n1−n2)・d|≦8000nm - 前記凹凸形状は、特定の周期性を持たないランダム構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学ローパスフィルタ。
- 前記凹凸形状が形成された面の4・Ps×4・Psの任意の正方領域において、形状高さの自己相関における最大のピーク強度をI0、2番目のピーク強度をI1、2番目のピークの原点からの距離をΔrとしたとき、以下の条件を満たすことを特徴とする請求項3に記載の光学ローパスフィルタ。
0.05≦I1/I0≦1−2.5(Δr/(2×4・Ps)) - 画像センサと、
前記画像センサの被写体側に配置された請求項1から4のいずれか1項に記載の光学ローパスフィルタと、を有することを特徴とする撮像装置。
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