JP2016212333A - 光学ローパスフィルタおよびそれを備えた撮像装置 - Google Patents

光学ローパスフィルタおよびそれを備えた撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016212333A
JP2016212333A JP2015097860A JP2015097860A JP2016212333A JP 2016212333 A JP2016212333 A JP 2016212333A JP 2015097860 A JP2015097860 A JP 2015097860A JP 2015097860 A JP2015097860 A JP 2015097860A JP 2016212333 A JP2016212333 A JP 2016212333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pass filter
optical low
refractive index
shape
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015097860A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016212333A5 (ja
Inventor
慧 上田
Kei Ueda
慧 上田
和彦 桃木
Kazuhiko Momoki
和彦 桃木
山口 裕
Yutaka Yamaguchi
裕 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015097860A priority Critical patent/JP2016212333A/ja
Priority to US15/145,147 priority patent/US10317589B2/en
Publication of JP2016212333A publication Critical patent/JP2016212333A/ja
Publication of JP2016212333A5 publication Critical patent/JP2016212333A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/203Filters having holographic or diffractive elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/46Systems using spatial filters
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • G02B5/3083Birefringent or phase retarding elements

Abstract

【課題】F値に対する依存性が抑制されるとともに、対角方向の色モアレを抑制しながら、水平方向の解像度を保持する光学ローパスフィルタを提供すること。
【解決手段】撮像装置において画像センサよりも被写体側に配置され、凹凸形状が形成された光学ローパスフィルタであって、光学ローパスフィルタと画像センサとの間の距離をΔz、画像センサの画素ピッチをPs、凹凸形状の平均ピッチを<Pf>とするとき、以下の条件を満足する。
5.0μm≦Δz≦80.0μm
1.0≦Ps/<Pf>≦20.0
【選択図】図1

Description

本発明は、光学ローパスフィルタ、およびそれを備えた撮像装置に関する。
CCDやC−MOSセンサ等の二次元の固体撮像素子(画像センサ)を使用するデジタルスティルカメラやビデオカメラ等の撮影装置においては、画像の色モアレや輝度モアレを防ぐために、光学ローパスフィルタが用いられている。光学ローパスフィルタを用いることで、画像センサに到達する高周波の輝度分布が抑制される。従来、水平分離複屈折板と垂直分離複屈折板により構成された4点分離する光学ローパスフィルタが最も使用されている。特許文献1および2の光学ローパスフィルタは、表面上に形成された微細屈折率分布形状により発生する入射光の回折を利用し、微細屈折率分布形状のピッチを制御することで所望の点像分布幅を得る。
特許第2128426号 特許第3204471号
しかしながら、特許文献1および2の光学ローパスフィルタでは、F値の大きい光束が斜入射する際に、屈折率分布形状のエッジに由来した影やレジずれなどの弊害が発生することが懸念される。これはF値の大きい光束径と光学ローパスフィルタの構造が同程度となり、屈折率分布形状により発生する入射光の回折が発生しないためである。
また、従来使用されている4点分離型の光学ローパスフィルタは水平方向と対角方向のMTF形状が異なり、水平方向のMTFは4点分離の分離幅の0.5倍に相当する空間周波数(トラップポイント)において0に落ち込む。このとき、対角方向の色モアレを抑制しようとすると、分離幅を十分に大きくできず、水平方向の解像度は対角方向と比べると落ち込んでしまう。
さらに、4点分離型の光学ローパスフィルタや特許文献1および2に開示された光学ローパスフィルタは、ナイキスト周波数の約2倍程度の空間周波数において発生する低周波の輝度モアレを防ぐことができない。
このような課題に鑑みて、本発明は、F値に対する依存性が抑制されるとともに、対角方向の色モアレを抑制しながら、水平方向の解像度を保持する光学ローパスフィルタを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての光学ローパスフィルタは、撮像装置において画像センサよりも被写体側に配置され、凹凸形状が形成された光学ローパスフィルタであって、前記光学ローパスフィルタと前記画像センサとの間の距離をΔz、前記画像センサの画素ピッチをPs、前記凹凸形状の平均ピッチを<Pf>とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする。
5.0μm≦Δz≦80.0μm
1.0≦Ps/<Pf>≦20.0
また、本発明の他の側面としての撮像装置は、画像センサと、前記画像センサの被写体側に配置された前記光学ローパスフィルタと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、F値に対する依存性が抑制されるとともに、対角方向の色モアレを抑制しながら、水平方向の解像度を保持する光学ローパスフィルタを提供することができる。
本発明の実施形態に係る光学ローパスフィルタの説明図である。 光学ローパスフィルタの特性の説明図である。 光学ローパスフィルタのF値に対する依存性についての説明図である。 光学ローパスフィルタの各F値における一次元MTF特性図である。 光学ローパスフィルタの各フィルタ位置における一次元MTF特性図である。 光学ローパスフィルタの各フィルタ係数における一次元MTF特性図である。 光学ローパスフィルタのフィルタ係数および距離におけるMTF半値幅を示す図である。 光学ローパスフィルタの各屈折率配置におけるスポット形状と二次元MTF特性を示す図である。 光学ローパスフィルタの各屈折率配置におけるMTF特性を示す図である。 4点分離分布とガウス分布の光学ローパスフィルタの一次元MTF特性図である。 特性評価のための水平周波数チャートと対角周波数チャートである。 4点分離分布と理想ガウス分布のMTFが重畳された水平周波数チャートである。 4点分離分布と理想ガウス分布のMTFが重畳された対角周波数チャートである。 一様乱数によるランダム構造と周波数フィルタリングされたランダム構造、およびその構造の周波数特性を示す図である。 周波数フィルタリングに用いたsinc関数の実空間形状である。 sin関数による周期構造と周波数フィルタリングされたランダム構造、およびその構造の自己相関関数形状を示す図である。 実施例1のMTF特性が畳み込まれた水平周波数チャート、対角周波数チャートである。 実施例2のスポット形状、二次元MTF特性、一次元MTF特性、自己相関形状を示す図である。 実施例3のスポット形状、二次元MTF特性、一次元MTF特性、自己相関形状を示す図である。 光学ローパスフィルタの配置された撮像装置の構成図である。 比較例1の光学ローパスフィルタの構成図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1(A)は本発明の実施形態に係る光学ローパスフィルタ100の説明図である。図1(A)は光学ローパスフィルタ100の配置図、図1(B)は光学ローパスフィルタ100の斜視図である。光学ローパスフィルタ100は屈折率n1の可視透光性を持つ基板を有し、基板上には平均ピッチ<Pf>の凹凸形状が形成された微細凹凸屈折率界面101を有する。光学ローパスフィルタ100では、微細凹凸屈折率界面101により回折が生じ、光学ローパスフィルタ100に入射する光束(入射光束)の透過後の分布(出射光束分布)を広げる光学ローパス効果を重畳する。光学ローパスフィルタ100は、画像センサ102の被写体側の表面から距離Δzだけ離れた位置に配置されている。本実施形態の光学ローパスフィルタは、F値に対する依存性が抑制されるとともに、対角方向の色モアレを抑制しながら水平方向の解像度を保持するために、次式を満足する。なお、Psは、画像センサ102の画素ピッチである。
5.0μm≦Δz≦80.0μm (1)
1.0≦Ps/<Pf>≦20.0 (2)
光学ローパスフィルタ100は、微細凹凸屈折率界面101を有する構造であればよい。例えば、光学ローパスフィルタ100の屈折率をn1、光学ローパスフィルタ100と画像センサ102との間の中間媒質の屈折率をn2としたとき、屈折率n1=1.0(空気)、屈折率n2≠1.0(媒質)の屈折率構成としてもよい。また、屈折率n1≠1.0(媒質)、屈折率n2≠1.0(媒質)の屈折率構成としてもよい。
また、光学ローパスフィルタ100は、2つの微細凹凸屈折率界面101を有していてもよく、距離Δzは平均ピッチ<Pf>が小さい面から画像センサ102の表面までの距離により定める。
また、微細凹凸屈折率界面101は、図1(B)に示される屈折率の異なる2つの媒質による界面が形成された分布形状に限らない。図1(C)に示されるように、光学ロースフィルタ104は、母材105に屈折率の異なる媒質106が埋め込まれた微細凹凸屈折率界面107を有してもよい。屈折率の異なる媒質106は、同一媒質の密度や組成の変化による屈折率変化部であっても構わない。
図2は、光学ローパスフィルタ100の特性の説明図である。光学ローパスフィルタ100のパラメータは、表1にまとめられている。平均ピッチ<Pf>の定義と、フィルタ係数Pfについては後述する。特に、F値の明記がない限り入射光束のF値を4、波長λを550nmと設定している。図2(A)は、距離Δzが10μmの位置に光学ローパスフィルタを配置した際の撮像面におけるスポット形状である。図2(B)は、図2(A)のフーリエ変換により得られた二次元MTF分布である。これらは、Finite Difference Time Domain(FDTD)シミュレーションにより取得される。図2(C)は図2(B)の縦軸0lp/mmの一次元MTF特性であり、横軸は図2(B)の横軸の空間周波数、縦軸はMTFである。以後、横軸方向をX方向、縦軸方向をY方向と呼ぶ。図2(D)は、微細凹凸屈折率界面101を示しており、破線による一区画は画素ピッチ6.4μmの画像センサの1画素分の大きさを示す。なお、画素内到達光の平均を得るために、XY方向へそれぞれフィルタ位置を1500nmずつ動かして計算した9点の結果を平均化して、図2(A)のスポット形状としている。本実施形態の光学ローパスフィルタでは、図2(B)に示されるように、4点分離型の光学ローパスフィルタとは異なり水平方向および対角方向に依存せず、ガウス分布に近い周波数特性を得られる。また、図2(C)中には画素ピッチPsが6.4μmのときのナイキスト周波数Fnを示しているが、ナイキスト周波数Fn以上の周波数帯においてもMTF強度が0となるトラップポイントは存在しないことが判る。図2(C)に理想ガウス分布特性を破線で示しているが、光学ローパスフィルタ100は高周波領域を除いておおむね一致している。このようなMTF特性により、後述の水平方向に高解像度感が保たれるとともに、対角方向の色モアレを抑制することができる。
次に、図3を用いてF値に対する依存性について説明する。図3(A),(B)はそれぞれ、F値が2の場合の撮像面におけるスポット形状と二次元MTF特性である。図3(C),(D)はそれぞれ、F値が4の場合の撮像面におけるスポット形状と二次元MTF特性である。図3(E),(F)はそれぞれ、F値が8の場合の撮像面におけるスポット形状と二次元MTF特性である。なお、画素内到達光の平均を得るために、XY方向へそれぞれフィルタ位置を1500nmずつ動かして計算した9点の結果を平均化して、図3(A),(C),(E)のスポット形状を得ている。図4(A)は図3(B),(D),(F)のY方向の値が0lp/mmのMTF特性、およびそれぞれの回折限界のMTF特性を点線で示している。図4(B)は、回折限界によるMTF低下を補正し光学ローパスフィルタ100由来のMTFを評価するため、シミュレーションのスポット形状から得られたMTFを、回折限界MTFで規格化を行ったMTF特性である。F値が8の場合、光学ローパスフィルタ100透過時の150lp/mm以上のMTF強度はほぼ0となり規格化することができないため、150lp/mm以下で評価を行うと概ねMTF形状は一致している。以上から、本実施形態の光学ローパスフィルタ100は、F値の変化に対してもロバストな性能を有する。
以下、F値に対する依存性が抑制されるとともに、水平方向の高解像度感が保たれ、さらに対角方向の色モアレが抑制される光学ローパスフィルタ100を実現するための条件について説明する。光学ローパスフィルタ100は、画像センサ102に対して直近に配置され、画像センサ102の画素ピッチPsより細かい平均ピッチ<Pf>の分布構造を有する。従来の屈折率分布形状による回折を利用した光学ローパスフィルタは、画像センサよりも十分離れた位置に配置され、F値を大きくするほどに、屈折率分布形状に由来したレジずれや影を発生させる。これはF値が大きいほど光学ローパスフィルタ100の位置における光束が小さくなり、光束内に入る構造が平均化されず、平均ピッチによる回折が発生しないことに由来する。この問題に鑑みて、本実施形態では画像センサ102の直近に光学ローパスフィルタ100を配置することで、F値の変化に対するロバスト性を高めている。F値の大きい集光光束は合焦点から十分近い距離に到達すると回折限界に達し、一定の光束幅以下には低減しない。本実施形態ではこの回折光学上の特性を利用しており、F値の大きい光束が回折限界に達する焦点深度内に光学ローパスフィルタを配置することにより、F値の変化に対するロバスト性を高めている。光学ローパスフィルタと画像センサとの直近配置に伴い、短い距離で光学ローパス効果を重畳する必要があるため、画像センサのピッチPsに対して平均ピッチ<Pf>を十分細かくする必要がある。
次に、距離Δz、平均ピッチ<Pf>、屈折率n1,n2とMTFの関係について説明する。図5は、距離Δzを変化させた際の一次元MTF特性である。入射光束のF値を4、波長λを550nm、フィルタ係数Pfを3200nm、屈折率n1,n2をそれぞれ1.5,1.0としてシミュレーションを行っている。回折による像の広がりは距離Δzに比例し、距離Δzが小さくなるにつれて、MTFの半値幅の空間周波数fhalfが徐々に大きくなる。図6は、フィルタ係数Pfを変化させた際の一次元MTF特性である。距離Δzは10μm、屈折率n1,n2はそれぞれ1.5,1.0である。回折による像の広がりはフィルタ係数Pfと逆比例の関係にあり、フィルタ係数Pfが小さくなるにつれて、MTFの半値幅の空間周波数fhalfが小さくなる。図7は、図5と図6の結果をまとめ、距離Δzおよびフィルタ係数Pfを変化させた際のMTFの半値幅の空間周波数fhalfをプロットした結果である。縦軸は空間周波数fhalf、横軸は距離Δz、マーカーの形状はフィルタ係数Pfを表しており、破線はモデル曲線を示している。回折光の伝搬による分布の広がりは、距離Δzに対して線形であることを考慮すると、モデル曲線は切片を持った一次関数の逆数となる。ここでy切片は、ローパスレスにおけるF値=4における回折限界のfhalfに対応している。いずれの条件でもモデル曲線に概ね従う結果が得られることが判る。
次に、屈折率構成に依らず、光学ローパス効果は得られることを示す。図8(A),(B)はそれぞれ、屈折率n1が2.1、屈折率n2が1.0のスポット形状と二次元MTF特性である。図8(C),(D)はそれぞれ、屈折率n1が2.1、屈折率n2が1.5のスポット形状と二次元MTF特性である。図8(E),(F)はそれぞれ、屈折率n1が1.0、屈折率n2が1.5のスポット形状と二次元MTF特性である。入射光束のF値を4、波長λを550nm、平均ピッチ<Pf>を4000nm、フィルタ係数Pfを3200μm、屈折率分布形状のPV値dを2400nmとしてシミュレーションを行っている。いずれの屈折率構成においても光学ローパス効果が重畳されている。図9は、横軸を|n1−n2|/n2としたときのそれぞれの条件における空間周波数fhalf、破線は、切片を持った一次関数の逆数によるモデル曲線を示している。y切片は、ローパスレスにおけるF値=4における回折限界のfhalfに対応している。いずれの屈折率構成においてもモデル曲線により説明できる。屈折率項の|n1−n2|/n2の影響はそれぞれ分母と分子に分けて考えることにより、その効果が定性的に説明される。分母は画像センサ到達までの媒質の屈折率n2であり、屈折率n2が増加すると回折角度が低角度化され、ローパス効果が低減される。一方、位相差に関する分子の|n1−n2|が増加すると、回折効率が増加し光学ローパス効果が増強される。以上から、屈折率項|n1−n2|/n2により光学ローパス効果の強弱は変化するが、いずれの屈折率構成でも光学ローパス効果の重畳は可能である。
ここまでの結果に基づいて、条件式(1),(2)の範囲について説明を行う。条件式(1)の下限を満足しない場合、図7に示されるように、所望の空間周波数fhalfを得るためには回折後の伝搬距離が短すぎてしまい、性能が確保できなくなる。条件式(1)の上限を満足しない場合は、図3に示されるようなF値に対するロバスト性がなくなり、高F値の場合は影やレジずれの弊害が生じやすくなる。また、条件式(2)の下限を満足しない場合は、光束幅に対して微細屈折率分布形状が大きくなりすぎてしまい、ランダムな構造による回折が生じず、図7のモデル曲線からは外れ、影やレジずれの弊害が生じやすくなる。一方、条件式(2)の上限を満足しない場合は、可視波長帯域に対して構造が小さくなりすぎてしまい、回折が生じなくなり、図7のモデル曲線からは外れてしまう。以上から、微細屈折率分布形状による光学ローパスフィルタでありながらF値に対する依存性が抑制された性能を得るためには、条件式(1)の距離Δzの範囲、および条件式(2)の画素ピッチと光学ローパスフィルタとの関係の範囲を満足する必要がある。
ここで、平均ピッチ<Pf>は、光学ローパスフィルタの微細屈折率分布形状の平均ピッチであり、規則周期が定まらないランダムな構造であっても、条件式(1),(2)は適用される。本実施例では、微細凹凸屈折率界面内の4・Ps×4・Psの正方領域のそれぞれの辺の方向に5等分割したときに得られる10本の断面形状の微分値を平均ピッチ<PF>の定義に用いる。断面形状の微分値の正負が逆転する点は、微細屈折率分布形状の山または谷に相当する。10本の断面形状の微分値の正負が逆転する点数をNとした場合、長さ4・Psの一断面に対する平均ピッチは8・Ps/Nにより求まる。ただし、可視域波長以下の構造による微分値の正負の逆転が含まれないように、形状のサンプリングは250nmのピッチのメッシュで区切って行うこととする。図2(D)中には、4・Ps×4・Psの正方領域を破線マスクで示しており、この破線マスク上の断面形状の微分値の数え上げから平均ピッチを求めると、正方領域の平均ピッチは3800nmと求まる。一回の評価では局所的な構造を反映してしまうため、正方領域を無作為に複数回選択し、それぞれの正方領域の平均ピッチからさらに平均を求めることにより最終的な平均ピッチ<PF>を決定する。本実施形態では、5回平均の結果を用いて評価を行う。なお、本実施形態において、sinc関数のフィルタリングにより得られる形状は低周波形状を含むため、平均ピッチ<Pf>とフィルタ係数Pfは一致しない。
続いて、屈折率分布形状のPV値の範囲について説明を行う。屈折率分布形状のPV値をdとしたときに、光学距離(n1−n2)・dは以下の関係式を満足することが望ましい。
200nm≦|(n1−n2)・d|≦8000nm (3)
図1(C)に示されるような屈折率の異なる媒質が埋め込まれた構造の場合のPV値は、埋め込まれた構造の最大高さによって屈折率分布形状のPV値dを決定する。条件式(3)の下限よりも小さい場合は、可視光に対して回折が生じないため、撮像面において所望の分布形状を得ることができない。また、条件式(3)の上限よりも大きい場合は、構造のアスペクト比が大きくなり作製上困難となる。
微細屈折率分布形状は、条件式(1),(3)を満足すればよいが、周期性を持たないランダムな構造であることがより望ましい。周期構造とした場合、周期性に由来してMTF高周波において折り返しが生じ、高周波信号が入力された際には低周波輝度モアレが発生してしまう。また、4点分離のような周期性分布を持つ場合、方向によりMTFが変化するため、色モアレの抑制のために水平方向解像度を低下させる必要がある。一方、4点分離の対角方向に同等な球対称なMTF形状を持つ性能の場合、4点分離の水平方向の折り返し周波数付近でMTF強度が上回る。以上から、微細屈折率分布形状は特定の周期性を持たないランダム構造として、MTF形状をガウス形状にすることがより望ましい。周期性を持たないランダムな微細形状にすることにより、その形状に由来する回折から、撮像面におけるスポット形状の包絡関数がガウス形状に近づき、MTF形状もガウス形状に近づく。
次に、ガウス形状のMTFが従来4点分離のMTFと比較して望ましい性能であることを、周波数信号に対する応答を用いて説明する。図10は、理想ガウス分布形状におけるMTFと従来4点分離の水平方向と対角方向のMTFを示している。FcとFnの関係は図10で示す通りとなっており、4点分離の対角方向と同等なMTF半値幅となるようガウス分布の半値幅を決定している。このような関係にあると4点分離の水平方向のFc付近のMTF強度はガウス特性と比べ、大きく下回る。図11(A)は、水平方向に振動するsin関数をFcの定数倍の周波数ごとに並べた水平周波数チャート、図11(B)は対角方向に振動するsin関数をFcの定数倍の周波数ごとに並べた対角周波数チャートである。
これらのチャートに対して、理想ガウス分布、および4点分離分布を畳み込んだことにより得られる画像をそれぞれ図12と図13に示す。図12(A)の4点分離の水平チャート画像に示される通り、クリティカルポイントFcにおいて解像されていない。一方、図12(B)における理想ガウス分布の水平チャート画像においては、クリティカルポイントFcで偽解像されていることが判る。ナイキスト周波数Fn以上の周波数信号は、実解像できず周波数が折り返された偽解像信号となっているが、FcとFnの差が大きくなければ折り返された周波数も十分高周波であるため、実周波数とは異なっても高解像度感が得られる。以上より、水平方向の解像度の観点からガウス分布のMTF形状は望ましいことが示された。以後、1.0・Fnから1.5・FnのFnとの差が小さい周波数領域を高周波偽解像領域と呼ぶこととする。
図12(A)の4点分離分布の水平チャート画像における1.43・Fcの信号はMTF強度が十分高いため、実周波数とは大きく乖離した低周波の輝度モアレとして偽解像されてしまう。図12(B)のガウス分布の水平チャート画像における1.43・Fcの信号はMTF強度がほぼ0であるため、解像されていない。1.43・Fc付近の周波数において偽解像信号は実周波数との乖離が大きく、低周波の輝度モアレとなってしまうため、MTF強度が高いことは望ましくない。以上より、低周波輝度モアレの解像の有無の観点からも、ガウス分布形状は有利である。
図13(A),(B)はそれぞれ4点分離およびガウス分布による出力対角チャート画像であり、図13(C),(D)はそれぞれ図13(A),(B)中の破線で示した周波数0.93・Fnにおける断面RGB値を示している。図13(C),(D)中の破線で示すGチャンネルの振動位相に対してRBチャンネルの振動位相は反転しており、色モアレが発生している。色モアレは、0.79・Fc以上の対角周波数信号の入力に対して発生している。図13(A),(B)のチャート画像の比較から色モアレの出方は4点分離またはガウス分布のいずれでもおおよそ同等である。この結果は、図11のMTF形状がほぼ同等であることから説明される。
以上の結果から、対角方向の解像に関しては同等、水平方向の解像度は上回ることからガウス分布のMTF形状が望ましい。本実施形態では、一様乱数に対し畳み込みによる周波数フィルタリングを行って得られるランダムな形状を微細凹凸屈折率界面101に用いている。図14(A),(B)は計算機により発生させた二次元の一様乱数分布と、そのフーリエ変換により得られる構造周波数特性である。図14(C),(D)は、一様乱数分布に対し、図15に示される次式による畳み込みを行ったランダム屈折率分布形状とそのフーリエ変換により得られる構造周波数特性である。rは原点からの距離を表す。sinc関数は周波数空間上では矩形窓に相当し、フィルタ係数Pfは周波数空間におけるカットオフ周波数になる。
f(r)=sin(πr/Pf)/(πr/Pf) (4)
sinc関数による畳み込みを行うことにより、図14(B)では白色一様であった構造周波数特性が、図14(D)ではカットオフ周波数以上の成分がカットされた構造周波数特性となる。以上のフィルタリング操作により、ランダムでありつつもピッチの帯域が制御された構造を設計し、平均ピッチ<Pf>に由来する回折を生じさせ、実空間上では概ガウス分布形状を得ることができる。実施例のパラメータとして、断面形状の微分値により得られる平均ピッチ<Pf>に併せて、フィルタリングに用いたsinc関数のフィルタ係数Pfも示す。
また、ランダム性の評価の指標として自己相関関数を用いている。微細凹凸屈折率界面内の長さ4・Ps×4・Psの任意の正方領域において、形状高さの自己相関における最大および2番目のピーク強度をI0,I1、2番目のピークの原点からの距離をΔrとしたとき、面内いずれにおいても次式を満たすことが望ましい。
0.05≦I1/I0≦1−2.5(Δr/(2×4・Ps)) (5)
図16(A)には、二次元方向に完全周期構造となる次式により与えられる構造の4・Ps×4・Psの正方領域の俯瞰図を示している。P0を3200nmとしている。
I(x,y)=sin(2πx/P0)・sin(2πy/P0) (6)
図16(B)は、図16(A)で示した構造の二次元空間における自己相関関数を一次元方向に射影した形状をプロットしている。ここで画素ピッチPsを6400nmとしている。図16(A)は、完全な周期構造であるため、構造周期に由来した周期的なピークが見られる。このピーク強度は原点から離れるにつれて減少しており、完全周期構造である場合には、次式で表す包絡線1601に従い減少する。
Ie0(r)=1−(r/(2×4・Ps)) (7)
図16(B)内の点線は、式(7)により与えられる直線を示す。図16(A)の構造の自己相関関数は、式(7)の包絡線1601に従っている。よって、原点のピークと2番目の強度のピークの距離をΔrとすると、完全な周期構造の場合には次式の関係が成り立つ。
I1/I0=1−1.0(Δr/2×4・Ps) (8)
図16(B)の白い破線は次式により与えられる直線1602で、2番目の強度のピーク位置において次式の直線より下回ることが条件式(5)の右辺に相当する。
Ie1(r)=1−2.5(r/2×4・Ps) (9)
よって、図16(A)で示す構造は、条件式(5)を満たさない。図16(C)は、フィルタ係数が3200nmのsinc関数で、周波数フィルタリングを行った構造の4・Ps×4・Psの正方領域の俯瞰図を示している。図16(D)は図16(C)で示した構造の二次元空間における自己相関関数をY方向に射影した形状をプロットしている。図16(D)中の破線1603は式(7)により与えられており、ランダム構造の場合は図16(B)で見られたようなピッチに由来した周期的なピークは存在せず、式(8)の関係が成り立たない。一方、図16(D)の破線1604は式(9)により与えられる直線であり、自己相関形状は破線1604を下回ることから、図16(C)で示す構造は条件式(5)を満たしていることが判る。条件式(5)の右辺を満たさない場合は、ランダム性が十分でなく、MTF特性がガウス形状にならない。一方、条件式(5)の右辺を満たさない場合は、ランダム性が強すぎるため、平均ピッチ<Pf>に由来した回折の広がりが得られない。
ここまで対角方向の色モアレを抑制しながら、水平方向の解像度が保持された性能を有する光学ローパスフィルタを望ましいとしたが、目的によって色モアレや輝度モアレを強く抑制する場合には、強い光学ローパス効果を重畳するパラメータに変更してもよい。このとき、距離Δzや平均ピッチ<Pf>などの構造パラメータの調整だけで所望の性能の光学ローパスフィルタを得ることができる。
本実施例の光学ローパスフィルタ100は、対角方向の色モアレが抑制され、なおかつ水平方向は高周波偽解像領域においてMTF強度を保つ性能を有する。光学ローパスフィルタ100のパラメータは、表1にまとめられている。平均ピッチ<Pf>は3200nm、距離Δzは10μmである。表1の値から、距離Δzに関する条件式(1)、および条件式(2),(3)は満足する。一様乱数に対してフィルタ係数Pfが3200nmのsinc関数の周波数フィルタリングを行うことにより、光学ローパスフィルタの微細凹凸屈折率界面101を得ている。図2(A)は本実施例の光学ローパスフィルタを配置した際の撮像面におけるスポット形状、図2(B)は図2(A)のフーリエ変換により得られた二次元MTF特性、図2(C)は図2(B)における原点を通るX方向断面の一次元MTF特性である。シミュレーションは波長λを550nmとして行い、画素内到達光の平均を得るために、XY方向にそれぞれ1500nmずつ動かして計算した9点の結果を平均化して、図2(A)のスポット形状を得ている。図2(C)に理想ガウス分布特性を破線で示しているが、本実施例は高周波領域を除いておおむね一致する性能である。本実施例の構造の二次元空間における自己相関関数を一次元方向に射影した形状を図16(D)に示しており、条件式(5)を満足する。
光学ローパスフィルタのMTFが図11(A),(B)に対して重畳を行った出力チャート画像を図17(A),(B)に示す。各周波数はナイキスト周波数Fnの0.1刻みの定数倍で表している。理想ガウス分布を畳み込んだことにより得られる図12(B),図13(B)のチャートと比較して、大きな差異はなく、水平方向の解像度は保持しつつ、対角方向の色モアレは抑制された性能が実現されている。
以上より、本実施例の光学ローパスフィルタを用いると、F値に対する依存性が抑制されていながら、水平方向の高解像度感が保たれ、なおかつ対角方向の色モアレが抑制された光学ローパス効果が重畳された撮影が可能となる。
本実施例の光学ローパスフィルタ100は、対角方向の色モアレが抑制され、なおかつ水平方向は高周波偽解像領域においてMTF強度を保つ性能を有する。ただし、屈折率配置が実施例1とは異なり、屈折率n1が1.0、屈折率n2が1.5である。光学ローパスフィルタ100のパラメータは、表2にまとめられている。平均ピッチ<Pf>は3400nm、Δzは10μmとしている。表2の値から、距離Δzに関する条件式(1)、および条件式(2),(3)は満足する。一様乱数に対して係数Pfが2800nmのsinc関数の周波数フィルタリングを行うことにより、光学ローパスフィルタ100の微細凹凸屈折率界面101を得ている。図18(A)は、光学ローパスフィルタ100を配置した際の撮像面におけるスポット形状である。図18(B)は、図18(A)のフーリエ変換により得られた二次元MTF特性である。図18(C)は、図18(B)における原点を通るX方向断面の一次元MTF特性である。シミュレーションは波長λを550nmとして行い、画素内到達光の平均を得るために、XY方向にそれぞれ1500nmずつ動かして計算した9点の結果を平均化して、図18(A)のスポット形状を得ている。図18(C)に理想ガウス分布特性を破線で示しているが、本実施例では高周波領域を除いておおむね一致する。図18(D)には構造の二次元空間における自己相関関数を一次元方向に射影した形状を示している。直線1801は式(5)により与えられる完全規則形状の際に従う包絡線であり、直線1802は式(9)により与えられる直線である。2番目に大きい強度ピークは式(9)を下回ることが確認できるため、条件式(5)を満足する。
以上より、本実施例の光学ローパスフィルタを用いると、水平方向の高解像度感が保たれ、なおかつ対角方向の色モアレが抑制された光学ローパス効果が重畳された撮影が可能となる。
本実施例の光学ローパスフィルタ100は、対角方向の色モアレと水平方向低周波輝度モアレを強く抑制する性能を有する。光学ローパスフィルタ100のパラメータは、表3にまとめられている。表3の値から、距離Δzに関する条件式(1)、および条件式(2),(3)は満足する。平均ピッチ<Pf>は3000nm、距離Δzを15μmとしている。一様乱数に対してフィルタ係数Pfが2400nmのsinc関数の周波数フィルタリングを行うことにより、光学ローパスフィルタの微細屈折率分布形状を得ている。図19(A)は、光学ローパスフィルタ100を配置した際の撮像面におけるスポット形状である。図19(B)は、図19(A)のフーリエ変換により得られた二次元MTF特性である。図19(C)は、図19(B)における原点を通るX方向断面の一次元MTF特性である。シミュレーションは波長λを550nmとして行い、画素内到達光の平均を得るために、XY方向にそれぞれ1500nmずつ動かして計算した9点の結果を平均化して、図19(A)のスポット形状を得ている。画素ピッチPsを6.4μmとしたナイキスト周波数は図19(C)に図示されている通りであり、強い光学ローパス効果が重畳される。これにより、対角方向の色モアレやMTF形状の折り返しによる輝度モアレがより強く抑制される。図19(D)には構造の二次元空間における自己相関関数を一次元方向に射影した形状を示している。直線1901は式(5)により与えられる完全規則形状の際に従う包絡線であり、直線1902は式(9)により与えられる直線である。2番目に大きい強度ピークは式(9)を下回ることが確認できるため、条件式(5)を満足する。
以上より、本実施例の光学ローパスフィルタを用いると、色モアレや輝度モアレを強く抑制した撮像が可能となる。
本発明の光学ローパスフィルタを撮像装置としての光学装置に適用した場合について説明する。撮像装置2000の構成概略図の一例を図20(A),(B)に示す。撮像装置2000は、撮像光学系2001、光学ローパスフィルタ2002、および画像センサ2003を有する。図20(B)に示す通り、光学ローパスフィルタ2002と画像センサ2003は近接した位置に配置されている。光学ローパスフィルタ2002に実施例1,2の光学ローパスフィルタを用いる。これにより、F値に対する依存性が抑制されていながら、水平方向の高解像度感が保たれ、なおかつ対角方向の色モアレが抑制された光学ローパス効果が重畳された撮影が可能となる。
[比較例1]
図21を用いて、比較例1の光学ローパスフィルタ2100を説明する。光学ローパスフィルタ2100は、デジタル一眼カメラに一般的に使われているもので、4点分離タイプである。複屈折光学素子2101,2103の間に1/4波長板2102が配置されている。光学ローパスフィルタ2100のMTF特性は、図10に示されている。
100 光学ローパスフィルタ
101 微細凹凸屈折率界面
102 画像センサ

Claims (5)

  1. 撮像装置において画像センサよりも被写体側に配置され、凹凸形状が形成された光学ローパスフィルタであって、
    前記光学ローパスフィルタと前記画像センサとの間の距離をΔz、前記画像センサの画素ピッチをPs、前記凹凸形状の平均ピッチを<Pf>とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする光学ローパスフィルタ。
    5.0μm≦Δz≦80.0μm
    1.0≦Ps/<Pf>≦20.0
  2. 前記光学ローパスフィルタの屈折率をn1、前記光学ローパスフィルタと前記画像センサとの間の媒質の屈折率をn2、前記凹凸形状のPV値をdとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学ローパスフィルタ。
    200nm≦|(n1−n2)・d|≦8000nm
  3. 前記凹凸形状は、特定の周期性を持たないランダム構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学ローパスフィルタ。
  4. 前記凹凸形状が形成された面の4・Ps×4・Psの任意の正方領域において、形状高さの自己相関における最大のピーク強度をI0、2番目のピーク強度をI1、2番目のピークの原点からの距離をΔrとしたとき、以下の条件を満たすことを特徴とする請求項3に記載の光学ローパスフィルタ。
    0.05≦I1/I0≦1−2.5(Δr/(2×4・Ps))
  5. 画像センサと、
    前記画像センサの被写体側に配置された請求項1から4のいずれか1項に記載の光学ローパスフィルタと、を有することを特徴とする撮像装置。
JP2015097860A 2015-05-13 2015-05-13 光学ローパスフィルタおよびそれを備えた撮像装置 Pending JP2016212333A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015097860A JP2016212333A (ja) 2015-05-13 2015-05-13 光学ローパスフィルタおよびそれを備えた撮像装置
US15/145,147 US10317589B2 (en) 2015-05-13 2016-05-03 Optical low-pass filter and image pickup apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015097860A JP2016212333A (ja) 2015-05-13 2015-05-13 光学ローパスフィルタおよびそれを備えた撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016212333A true JP2016212333A (ja) 2016-12-15
JP2016212333A5 JP2016212333A5 (ja) 2018-06-21

Family

ID=57277036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015097860A Pending JP2016212333A (ja) 2015-05-13 2015-05-13 光学ローパスフィルタおよびそれを備えた撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10317589B2 (ja)
JP (1) JP2016212333A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020138127A1 (ja) 2018-12-28 2020-07-02 ホヤ レンズ タイランド リミテッド 眼鏡レンズ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008046163A (ja) * 2006-08-10 2008-02-28 Canon Inc 撮像装置
JP2010145614A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Nikon Corp 光学ローパスフィルタ及びカメラ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07111514B2 (ja) 1988-04-04 1995-11-29 日本放送協会 光学的ローパスフイルタ
JP3204471B2 (ja) 1992-11-06 2001-09-04 株式会社クラレ 光学的ローパスフィルタおよび撮像装置
US7418202B2 (en) * 2005-08-04 2008-08-26 3M Innovative Properties Company Article having a birefringent surface and microstructured features having a variable pitch or angles for use as a blur filter
JP2008261925A (ja) 2007-04-10 2008-10-30 Hoya Corp 光学素子および撮像光学系

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008046163A (ja) * 2006-08-10 2008-02-28 Canon Inc 撮像装置
JP2010145614A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Nikon Corp 光学ローパスフィルタ及びカメラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020138127A1 (ja) 2018-12-28 2020-07-02 ホヤ レンズ タイランド リミテッド 眼鏡レンズ

Also Published As

Publication number Publication date
US20160334555A1 (en) 2016-11-17
US10317589B2 (en) 2019-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5406383B2 (ja) 撮像装置
JP6713549B2 (ja) 撮像装置及び撮像モジュール
WO2016203573A1 (ja) 撮像装置
TWI399524B (zh) 景物深度資訊之取得方法與裝置
JP5904281B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム
WO2018061816A1 (ja) 撮像装置
JP4902112B2 (ja) 低域通過フィルタおよび撮像装置
JP6472307B2 (ja) 撮像装置
JP5373228B2 (ja) 撮像装置および内視鏡
KR20110112826A (ko) 촬상 소자 및 이것을 사용하는 촬상 장치
WO2012127552A1 (ja) 画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法
JPS5813891B2 (ja) 光学的ロ−パスフィルタ−
WO2014192300A1 (ja) 撮像素子、撮像装置、および画像処理装置
JP5390046B2 (ja) 焦点拡張光学系及びEDoF撮像システム
WO2015059971A1 (ja) 撮像装置及び位相差検出方法
JPWO2017195487A1 (ja) 画像読取装置
JP2016212333A (ja) 光学ローパスフィルタおよびそれを備えた撮像装置
JP2007312314A (ja) 画像シフト検出方法および装置および画像入力装置
JP2008122628A (ja) 縦縞干渉模様投影レンズ
JP6467997B2 (ja) ライトフィールド撮像システム
JP6765893B2 (ja) 光学素子、光学装置、およびランダム凹凸形状の形成方法
JP2012169705A5 (ja)
JP2016212333A5 (ja)
JP2018098738A (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP4995359B1 (ja) 画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180509

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191001