JP2016212252A - 顕微鏡システムおよび照明操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏射照明部の発光領域の変更操作と調整操作とを並行して行うことができる顕微鏡システムおよび照明操作装置を提供する。
【解決手段】顕微鏡システム1は、対物レンズ23を中心に円環状または外部に配置され、標本SPを照射するための偏射照明光を出射する複数の発光部を有する偏射照明部25と、複数の発光部のうち発光させる発光領域を一定間隔で変更させるローテーションモードを指示する指示信号の入力を受け付ける照明操作装置3と、照明操作装置3が指示信号の入力を受け付けた場合、複数の発光部それぞれの発光タイミングを制御することによって、偏射照明部25の発光領域を一定間隔で変更させる照明制御部41と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、標本に対して斜めから照明光を照射して該標本で反射した光を集光して結像させた観察像を観察する顕微鏡システムおよび照明操作装置に関する。
従来、顕微鏡システムにおいて、対物レンズの光軸を中心に複数の発光部を円環状に配置した偏射照明部を設け、標本に対して斜めから光を照射し、標本で散乱した散乱光を集光して結像した観察像を観察する技術が知られている(特許文献1参照)。この技術では、ユーザがハンドスイッチを操作することによって、偏射照明部の発光領域を変更することで、標本の微小な傷や凹凸を観察する。
特開2005−227442号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、ユーザがステージ操作やフォーカス操作等の調整操作を行っている場合、この調整操作に両手が奪われ、手が塞がってしまうことで、偏射照明部の発光領域を変更する変更操作を同時に行うことができない。このため、調整操作と変更操作とを交互に行わなければならず、作業が煩雑になるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、偏射照明部の発光領域の変更操作と調整操作とを並行して行うことができる顕微鏡システムおよび照明操作装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る顕微鏡システムは、標本が載置されるステージと、前記ステージに対向して配置された対物レンズと、前記対物レンズを中心に円環状または外部に配置された複数の発光部を有し、前記標本を照射するための偏射照明光を出射する偏射照明部と、前記複数の発光部のうち発光させる発光領域を一定間隔で変更させるローテーションモードを指示する指示信号の入力を受け付ける入力部と、前記入力部が前記指示信号の入力を受け付けた場合、前記複数の発光部それぞれの発光タイミングを制御することによって、前記発光領域を前記一定間隔で変更させる照明制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記照明制御部は、前記発光領域を維持させながら所定の方向に前記発光領域を移動させることを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記入力部は、前記発光領域の範囲を変更する変更信号の入力を受け付け可能であり、前記照明制御部は、前記入力部が前記変更信号の入力を受け付けた場合、前記発光領域の範囲を変更することを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記入力部は、前記発光領域の移動速度を切り替える切替信号の入力を受け付け可能であり、前記照明制御部は、前記入力部が前記切替信号の入力を受け付けた場合、前記切替信号に応じた前記移動速度で前記発光領域を移動させることを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記照明制御部は、前記発光領域を予め設定された点灯パターンで順次切り替えながら変更することを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記入力部は、前記発光領域の回転方向を指示する方向信号の入力を受け付け可能であり、前記照明制御部は、前記入力部が前記方向信号の入力を受け付けた場合、前記方向信号に応じた方向に前記発光領域を回転させる。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記入力部は、前記発光領域を点滅させる点滅信号の入力を受け付け可能であり、前記照明制御部は、前記入力部が前記点滅信号の入力を受け付けた場合、前記発光領域に対応する前記発光部を所定の間隔で点滅と点灯とを繰り返す点滅動作を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記入力部は、所定の軸を中心に回転可能であり、前記発光領域の範囲を変更する変更信号の入力及び前記発光領域の回転方向を指示する回転信号の入力を受け付けるダイヤル部と、前記ダイヤル部を中心に円環状に複数設けられた点灯部と、を有し、前記点灯部は、前記発光部の発光に対応する位置に応じて点灯することを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記対物レンズを介して前記標本を撮像し、前記標本の画像データを生成する撮像部と、前記発光領域の移動終了後に前記撮像部に前記標本を撮像させる撮像制御部と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記対物レンズを介して前記標本を照射するための同軸照明光を出射する同軸照明部をさらに備え、前記照明制御部は、前記同軸照明部および前記偏射照明部を異なる点灯タイミングで点灯させることを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記入力部は、前記同軸照明部を点滅させる同軸点滅信号の入力を受け付け可能であり、前記照明制御部は、前記入力部が前記同軸点滅信号の入力を受け付けた場合、前記同軸照明部を点滅させることを特徴とする。
また、本発明に係る照明操作装置は、標本が載置されるステージと、前記ステージに対向して配置された対物レンズと、前記対物レンズを中心に円環状または外部に配置された複数の発光部を有し、前記標本を照射するための偏射照明光を出射する偏射照明部と、を備えた顕微鏡装置に接続される照明操作装置であって、所定の軸を中心に回転可能であり、前記複数の発光部を発光させる発光領域の範囲を変更する変更信号の入力を受け付ける入力部と、前記入力部を中心に円環状に複数設けられ、前記複数の発光部それぞれの発光に応じて点灯する点灯部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、偏射照明部の発光領域の変更操作と調整操作とを並行して行うことができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る顕微鏡システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る偏射照明部の概略構成を示す模式図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る照明操作部の概略構成を示す模式図である。 図4Aは、本発明の実施の形態1に係る偏射照明部の発光領域を模式的に示す図である。 図4Bは、本発明の実施の形態1に係る偏射照明部の発光領域を模式的に示す図である。 図4Cは、本発明の実施の形態1に係る偏射照明部の発光領域を模式的に示す図である。 図4Dは、本発明の実施の形態1に係る偏射照明部の発光領域を模式的に示す図である。 図4Eは、本発明の実施の形態1に係る偏射照明部の発光領域を模式的に示す図である。 図4Fは、本発明の実施の形態1に係る偏射照明部の発光領域を模式的に示す図である。 図5Aは、本発明の実施の形態1に係る偏射照明部の発光領域の点灯パターンを模式的に示す図である。 図5Bは、本発明の実施の形態1に係る偏射照明部の発光領域の点灯パターンを模式的に示す図である。 図5Cは、本発明の実施の形態1に係る偏射照明部の発光領域の点灯パターンを模式的に示す図である。 図5Dは、本発明の実施の形態1に係る偏射照明部の発光領域の点灯パターンを模式的に示す図である。 図6は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡システムの概略構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡システムが実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡システムにおける偏射照明部の発光領域の変更タイミングと撮像部の撮像タイミングとを示すタイミングチャートである。 図9は、本発明の実施の形態3に係る顕微鏡システムの概略構成を示すブロック図である。 図10は、本発明の実施の形態3に係る顕微鏡システムの照明操作部の概略構成を示す模式図である。 図11は、本発明の実施の形態1〜3に係る変形例の顕微鏡装置システムの光学系および照明系を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本発明は、各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
〔顕微鏡システムの構成〕
図1は、本発明の実施の形態1に係る顕微鏡システムの概略構成を示すブロック図である。図1において、顕微鏡システム1が載置される平面をxy平面とし、xy平面と垂直な方向をz方向として説明する。
図1に示す顕微鏡システム1は、標本SPを観察する顕微鏡装置2と、顕微鏡装置2が標本SPに照射する照明光を指示する指示信号の入力を受け付ける照明操作装置3と、顕微鏡装置2の駆動を制御する顕微鏡制御装置4と、を備える。顕微鏡装置2、照明操作装置3および顕微鏡制御装置4は、データが送受信可能に有線または無線で接続されている。
〔顕微鏡装置の構成〕
まず、顕微鏡装置2の構成について説明する。
顕微鏡装置2は、ステージ21と、レボルバ22と、対物レンズ23と、顕微鏡本体部24と、偏射照明部25と、接眼部26と、を備える。
ステージ21は、標本SPが載置される。ステージ21は、xyz方向に移動自在に構成され、図示しないステージ操作部の操作に応じて移動する。なお、ステージ21は、モータ等の駆動部を設け、顕微鏡制御装置4の制御のもと、xyz方向に移動可能な電動ステージを用いて構成してもよい。
レボルバ22は、顕微鏡本体部24に対してスライド自在または回転自在に設けられ、対物レンズ23を標本SPの上方に配置する。レボルバ22は、倍率(観察倍率)が異なる複数の対物レンズ23を保持する。
対物レンズ23は、レボルバ22に装着される。対物レンズ23は、ステージ21に対向して配置される。なお、対物レンズ23の倍率は、一例であり、例えば10倍、100倍等の適宜変更することができる。
顕微鏡本体部24は、側面視略C字状をなし、ステージ21を移動可能に支持するとともに、レボルバ22を介して対物レンズ23を保持する。
偏射照明部25は、対物レンズ23を中心に円環状またはギア部に配置された複数の発光部を有し、顕微鏡制御装置4の制御のもと、対物レンズ23の光軸中心外から標本SPに偏射照明光を照射する。
図2は、偏射照明部25の概略構成を模式的に示す図である。図2に示すように、偏射照明部25は、複数の発光部251を用いて構成される。複数の発光部251は、対物レンズ23を中心に円環状(リング状)に配置される。複数の発光部251は、発光LED(Light Emitting Diode)等を用いて構成される。
接眼部26は、標本SPで反射した光を集光して標本SPの観察像を結像する。ユーザは、接眼部26を介して標本SPの観察像を観察する。
〔照明操作部の構成〕
次に、照明操作装置3の構成について説明する。照明操作装置3は、偏射照明部25の点灯を指示する指示信号の入力を受け付ける。照明操作装置3は、ボタン、スイッチおよびダイヤル等を用いて構成される。なお、本実施の形態1では、照明操作装置3が入力部として機能する。
図3は、照明操作装置3の概略構成を示す模式図である。図3に示す照明操作装置3は、ダイヤル部31と、点灯部32と、点灯モード切替ボタン33と、シフト量変更ボタン34と、回転速度変更ボタン35と、偏射照明調光ボタン36と、回転方向切替スイッチ37と、ローテーション切替スイッチ38と、偏射照明点滅切替スイッチ39と、を有する。
ダイヤル部31は、所定の軸を中心に回転可能であり、偏射照明部25を構成する複数の発光部251のうち発光させる発光領域の範囲を変更する変更信号の入力および偏射照明部25の発光領域の回転方向を指示する回転信号の入力を受け付ける。ダイヤル部31は、円柱状の部材および回転を検出するフォトインタラプタ等を用いて構成される。
点灯部32は、ダイヤル部31を中心に円環状に複数設けられる。点灯部32は、偏射照明部25の発光した発光部251に対応する位置に応じて点灯する。
点灯モード切替ボタン33は、偏射照明部25の発光部251が発光する発光領域を予め設定されたパターンによって順次切り替えながら標本SPに偏射照明光を照射させる点灯パターンを指示するパターン信号の入力を受け付ける。
シフト量変更ボタン34は、偏射照明部25の発光部251発光する発光領域のシフト量を変更するシフト信号の入力を受け付ける。
回転速度変更ボタン35は、偏射照明部25がローテーション処理の実行中における発光領域の回転する移動速度を変更する回転速度信号の入力を受け付ける。
偏射照明調光ボタン36は、偏射照明部25が照射する偏射照明光の光量を指示する光量指示信号の入力を受け付ける。
回転方向切替スイッチ37は、偏射照明部25がローテーション処理の実行中における発光領域の回転方向を指示する方向信号の入力を受け付ける。
ローテーション切替スイッチ38は、偏射照明部25を構成する複数の発光部251のうち発光させる発光領域を一定間隔で変更させるローテーションモードを指示する指示信号の入力またはローテーションモードを停止させる停止信号の入力を受け付ける。
偏射照明点滅切替スイッチ39は、偏射照明部25を構成する複数の発光部251を所定の間隔で点滅と点灯とを繰り返す点滅動作を指示する点滅信号または点灯を指示する点灯信号の入力を受け付ける。
〔顕微鏡制御装置の構成〕
次に、顕微鏡制御装置4の構成について説明する。
顕微鏡制御装置4は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成され、顕微鏡装置2の駆動を制御する。顕微鏡制御装置4は、照明制御部41を有する。
照明制御部41は、照明操作装置3から入力される指示信号に応じて、偏射照明部25を制御する。具体的には、照明制御部41は、照明操作装置3から入力される指示信号に応じて、偏射照明部25を構成する複数の発光部251それぞれの発光タイミングを制御することによって、偏射照明部25の発光領域を一定間隔で変更しながら連続的に移動させる。
〔顕微鏡システムの動作〕
次に、照明操作装置3の操作に応じて、照明制御部41による偏射照明部25の照明制御について説明する。図4A〜図4Fは、偏射照明部25の発光領域を模式的に示す図である。
ユーザがダイヤル部31を回転させた場合、照明制御部41は、ダイヤル部31から入力される変更信号に対応する回転量に応じて、偏射照明部25の発光領域の範囲を変更する。さらに、照明制御部41は、ダイヤル部31から入力される方向信号に応じて偏射照明部25の発光領域の回転方向を変更する。例えば、図4Aに示すように、照明制御部41は、偏射照明部25における右側の4つの発光部251を発光させる。
また、ユーザがローテーション切替スイッチ38を操作し、ローテーション切替スイッチ38からローテーション処理を指示する指示信号が入力された場合、照明制御部41は、偏射照明部25の発光領域を維持したまま、一定時間毎に1区間ずつ領域を変更させるローテーションモード処理を実行する。具体的には、図4A〜図4Cに示すように、照明制御部41は、偏射照明部25の発光領域を維持したまま、一定時間毎に1区間ずつ(矢印(a)を参照)発光部251の発光領域を変更させる(図4A→図4B→図4C)。これにより、ユーザが照明操作装置3の操作を行うことなく、偏射照明部25の発光領域が連続的に移動し続けるので、ユーザの両手が自由になることによって、ステージ操作やフォーカス操作等の調整操作を行いながら標本SPの傷や凹凸を観察することができる。
なお、ローテーションモード処理が実行中のとき、照明制御部41は、ダイヤル部31が操作された場合であっても、ダイヤル部31から入力される指示信号に応じた制御を受け付けない。その後、ローテーション切替スイッチ38からローテーションモード処理を停止する指示信号が入力された場合、照明制御部41は、偏射照明部25のローテーションモード処理を停止させる。このローテーションモード処置が停止した後に、ダイヤル部31が操作された場合、照明制御部41は、ダイヤル部31から入力される変更信号に応じて、偏射照明部25の発光領域の範囲を変更する。
また、偏射照明部25がローテーションモード処理の実行中において、シフト量変更ボタン34から偏射照明部25における発光領域のシフト量を変更する指示信号が入力された場合、照明制御部41は、偏射照明部25の発光領域を90度間隔で変更させたり、180度間隔で変更させたりする。これにより、標本SPに対して特定方向から偏射照明を照射した際に像の見え方を比較し易くなる。
また、偏射照明部25がローテーションモード処理の実行中において、回転速度変更ボタン35から回転速度を切り替える切替信号が入力された場合、照明制御部41は、偏射照明部25の発光領域の回転速度を変更する。これにより、偏射照明部25が照射する偏射照明の発光領域の回転速度が変化、例えば回転速度が遅くなった場合、どの方向から偏射照明が照射されたか否かを観察しながら容易に把握することができる。
また、ユーザによって点灯モード切替ボタン33が操作され、点灯モード切替ボタン33から点灯パターンを切り替える指示信号が入力された場合、照明制御部41は、予め設定された点灯パターンによって偏射照明部25に偏射照明光を照射させる。具体的には、図4D〜図4Fに示すように、照明制御部41は、点灯モード切替ボタン33から点灯パターンを切り替える指示信号が入力される毎に、偏射照明部25が照射する偏射照明の発光領域を変更して偏射照明部25に偏射照明光を照射させる。より具体的には、図5A〜図5Dに示すように、照明制御部41は、点灯モード切替ボタン33から点灯パターンを切り替える指示信号が入力される毎に、偏射照明部25の発光領域を90度の領域(パターン1)、180度の領域(パターン2)、対象軸の領域(パターン3)および全領域(パターン4)のいずれかの点灯パターンで発光させる(図5A→図5B→図5C→図5D)。これにより、標本SPに応じた点灯パターンを繰り返すことで、タクトタイムを短縮することができる。
また、ユーザによって回転方向切替スイッチ37が操作され、回転方向切替スイッチ37から回転方向を指示する方向信号が入力された場合、照明制御部41は、回転方向切替スイッチ37から入力された方向信号に応じた回転方向に変更する。これにより、ユーザの好みに合わせて偏射照明部25が照射する偏射照明の回転方向を設定することができる。
また、ユーザによって偏射照明点滅切替スイッチ39が操作され、偏射照明点滅切替スイッチ39から偏射照明部25の点滅を指示する点滅信号が入力された場合、照明制御部41は、偏射照明部25を所定の間隔で点灯させる。これにより、標本SPの傷や凹凸の位置が強調されるので、ユーザが標本SPの傷や凹凸の位置を直感的に把握することができる。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、照明制御部41がダイヤル部31から入力される回転方向および回転量に応じて、偏射照明部25の発光領域を一定間隔で自動的に変更するので、ユーザが所望する標本SPの領域を照射することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、照明制御部41がローテーション切替スイッチ38からローテーションモード処理を指示する指示信号が入力された場合、偏射照明部25の発光領域を維持したまま、一定時間毎に自動的に1区間ずつ領域を移動させるローテーションモード処理を実行させる。これにより、偏射照明部25の照明領域が自動的に回転することで、標本SPの傷や凹凸の影の向きが変化し、傷や凹凸の位置を際立たせることができ、例えば1方向の傷を把握し易くなる。
さらに、本発明の実施の形態1によれば、偏射照明部25がローテーションモード処理中において、ユーザの両手が自由になるので、ステージ操作やフォーカス操作等の調整操作を行いながら標本SPの傷や凹凸を観察することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、点灯部32が偏射照明部25の発光部251の位置に応じて発光するので、ユーザは偏射照明部25の発光領域および発光部251の数を直感的に把握することができる。
なお、本発明の実施の形態1では、ローテーション切替スイッチ38を設けず、ユーザが点灯モード切替ボタン33を所定時間長押した場合において、点灯モード切替ボタン33から所定時間の指示信号が入力されたとき、照明制御部41は、偏射照明部25によるローテーションモード処理を実行させ、再度、ユーザが点灯モード切替ボタン33を所定時間長押した場合において、点灯モード切替ボタン33から所定時間の指示信号が入力されたとき、照明制御部41は、偏射照明部25によるローテーションモード処理を停止させてもよい。
また、本発明の実施の形態1では、ユーザによってダイヤル部31が一定速度以上で回転させられた場合、照明制御部41は、偏射照明部25によるローテーションモード処理を実行させ、再度、ユーザによってダイヤル部31が操作された場合、照明制御部41は、偏射照明部25によるローテーションモード処理を停止させてもよい。
また、本発明の実施の形態1では、シフト量変更ボタン34を設けず、偏射照明部25がローテーションモード処理の実行中に、ユーザがダイヤル部31を操作した場合、照明制御部41は、偏射照明部25の発光領域を変更してもよい。
また、本発明の実施の形態1では、回転速度変更ボタン35を設けず、偏射照明部25がローテーションモード処理の実行中に、ユーザがダイヤル部31を回転させた場合、照明制御部41は、ダイヤル部31の回転速度に応じて偏射照明部25の発光領域の回転速度を変更してもよい。
また、本発明の実施の形態1では、回転方向切替スイッチ37を設けず、偏射照明部25がローテーションモード処理の実行中に、ユーザがダイヤル部31を回転させた場合、照明制御部41は、ダイヤル部31の回転方向に回転方向を切り替えるようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態1では、偏射照明点滅切替スイッチ39を設けず、点灯モード切替ボタン33が長押しされた場合、照明制御部41は、偏射照明部25を点滅させてもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2に係る顕微鏡システムは、上述した実施の形態1に係る顕微鏡システム1の構成と異なる。このため、以下においては、本実施の形態2に係る顕微鏡システムの構成を説明後、本実施の形態2に係る顕微鏡システムが実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る顕微鏡システム1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
〔顕微鏡システムの構成〕
図6は、本実施の形態2に係る顕微鏡システムの概略構成を示すブロック図である。図6に示す顕微鏡システム1aは、上述した実施の形態1に係る顕微鏡システム1の接眼部26に換えて撮像部27を備える。さらに、顕微鏡システム1aは、撮像制御部5および表示装置6を備える。
撮像部27は、対物レンズ23を介して標本SPの観察像を撮像して光電変換を行うことによって標本SPの画像データを生成し、この画像データを撮像制御部5へ出力する。撮像部27は、撮像制御部5の制御のもと、標本SPを撮像する。撮像部27は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子271を用いて構成される。
撮像制御部5は、撮像部27が生成した画像データに対して所定の画像処理を施して表示装置6へ出力する。また、撮像制御部5は、顕微鏡制御装置4から入力される偏射照明部25の発光領域の変更タイミングに基づいて、撮像部27に標本SPを撮像させる。撮像制御部5は、CPU等を用いて構成される。
表示装置6は、撮像制御部5から入力された画像データに対応する画像を表示する。表示装置6は、顕微鏡システム1aに関する各種情報を表示する。表示装置6は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等の表示パネルを用いて構成される。なお、表示装置6の表示領域にタッチパネル等を設けてもよい。
〔顕微鏡システムの動作〕
次に、顕微鏡システム1aが実行する処理について説明する。図7は、顕微鏡システム1aが実行する処理の概要を示すフローチャートであり、偏射照明部25が発光領域を回転させながら変更するローテーション処理を行うローテーションモード処理におけるフローチャートである。図8は、顕微鏡システム1aにおける偏射照明部25の発光領域の変更タイミングと撮像部27の撮像タイミングとを示すタイミングチャートである。図8において、図8の(a)が偏射照明部25の発光領域の変更タイミングを示し、図8の(b)が撮像部27の撮像タイミングを示す。さらに、図8の(a)において、横軸が時間を示し、パルスの立ち上がりが偏射照明部25の発光領域の変更タイミングを示す。また、図8の(b)において、横軸が時間を示す、パルスの立ち上がりが撮像タイミングを示す。さらにまた、以下においては、撮像部27の撮像タイミングを20msとし、偏射照明部25の発光領域の変更タイミングを100msとして説明するが、これに限定されず、例えば図示しないスイッチ等によって変更することができる。
図7に示すように、まず、ローテーション切替スイッチ38から偏射照明部25のローテーションモード処理を指示する指示信号が入力された場合(ステップS101:Yes)、顕微鏡制御装置4は、偏射照明部25がローテーションモード処理を実行することを示すフラグをオン(RttFlg=1)にする(ステップS102)。ステップS102の後、顕微鏡システム1aは、後述するステップS104へ移行する。
ステップS101において、ローテーション切替スイッチ38から偏射照明部25のローテーションモード処理を指示する指示信号が入力されていない場合(ステップS101:No)、顕微鏡制御装置4は、偏射照明部25がローテーションモード処理を実行することを示すフラグをオフ(RttFlg=0)にする(ステップS103)。ステップS103の後、顕微鏡システム1aは、後述するステップS104へ移行する。
続いて、フラグがオン状態((RttFlg=1)の場合(ステップS104:Yes)、顕微鏡システム1aは、後述するステップS108へ移行する。これに対して、フラグがオフ状態((RttFlg=0)の場合(ステップ104:No)、顕微鏡システム1aは、後述するステップS105へ移行する。
ステップS105において、20ms経過した場合(ステップS105:Yes)、顕微鏡制御装置4は、20msタイマを再設定する(ステップS106)。ステップS106の後、顕微鏡システム1aは、後述するステップS107へ移行する。これに対して、20ms経過していない場合(ステップS105:No)、顕微鏡システム1aは、後述するステップS113へ移行する。
ステップS107において、撮像制御部5は、撮像部27に標本SPを撮像させる。具体的には、図8に示すように、撮像制御部5は、所定の間隔、例えば20msで標本SPを撮像部27に撮像させる。この場合において、シフト量変更ボタン34から偏射照明部25の発光領域を指示する指示信号が入力されたとき、撮像制御部5は、偏射照明部25の発光領域の移動が終了したタイミングに同期して撮像部27に撮像させる。ステップS107の後、顕微鏡システム1aは、後述するステップS113へ移行する。
ステップS108において、100ms経過した場合(ステップS108:Yes)、顕微鏡制御装置4は、100msタイマを再設定する(ステップS109)。ステップS109の後、顕微鏡システム1aは、後述するステップS110へ移行する。これに対して、100ms経過していない場合(ステップS108:No)、顕微鏡システム1aは、この判断を続ける。
ステップS110において、照明制御部41は、偏射照明部25の発光領域を変更する。
続いて、撮像制御部5は、偏射照明部25の発光領域の変更が終了した場合(ステップS111:Yes)、撮像部27に撮像を実行させる(ステップS112)。具体的には、図8に示すように、撮像制御部5は、偏射照明部25がローテーションモード処理を行っていない場合において、ローテーション切替スイッチ38から偏射照明部25のローテーションモード処理を指示する指示信号が入力されたとき(時刻t1)、偏射照明部25の発光領域の変更が終了したタイミング(時刻t2)に撮像部27に撮像させる。なお、撮像制御部5は、偏射照明部25が点滅しながらローテーションモード処理を行っている場合、偏射照明部25が偏射照明光を点滅させているとき、偏射照明部25の点灯タイミングに同期させて撮像部27に標本SPを撮像させるようにさせてもよい。ステップS112の後、顕微鏡システム1aは、ステップS113へ移行する。
ステップS111において、偏射照明部25の発光領域の変更が終了していない場合(ステップS111:No)、顕微鏡システム1aは、偏射照明部25の発光領域の変更が終了するまで待機する。
続いて、標本SPの観察を終了する場合(ステップS113:Yes)、顕微鏡システム1aは、本処理を終了する。これに対して、標本SPの観察を終了しない場合(ステップS113:No)、顕微鏡システム1aは、ステップS101へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、撮像制御部5が偏射照明部25の発光領域の移動終了タイミングと撮像部27の撮像タイミングとを同期させることによって、偏射照明部25の発光領域の移動時に発生する過渡状態を防止することができるので、適正露出で標本SPを撮像することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3に係る顕微鏡システムは、上述した実施の形態2に係る顕微鏡システム1aと構成が異なる。具体的には、本実施の形態3に係る顕微鏡システムは、標本SPに対して同軸照明を照射する同軸照明部をさらに備えるうえ、照明操作部の構成が異なる。このため、以下においては、本実施の形態3に係る顕微鏡システムの構成を説明する。なお、上述した実施の形態2に係る顕微鏡システム1aと同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
〔顕微鏡システムの構成〕
図9は、本実施の形態3に係る顕微鏡システムの概略構成を示すブロック図である。図9に示す顕微鏡システム1bは、上述した実施の形態2に係る顕微鏡システム1aの顕微鏡装置2および照明操作装置3に換えて、顕微鏡装置2bおよび照明操作装置3bを備える。
〔顕微鏡装置の構成〕
顕微鏡装置2bの構成について説明する。
顕微鏡装置2bは、上述した実施の形態2に係る顕微鏡装置2の構成に加えて、標本SPに対して同軸照明用の照明光を出射する同軸照明部28をさらに備える。
同軸照明部28は、同軸照明用の照明光を出射する同軸光源部281と、同軸光源部281が出射した照明光を集光してハーフミラー283へ出射する照明レンズ282と、照明レンズ282から出射された照明光を対物レンズ23へ反射する一方、対物レンズ23から出射された標本SPの観察像を撮像部27へ向けて透過するハーフミラー283と、を有する。
〔照明操作部の構成〕
次に、照明操作装置3bの構成について説明する。図10は、照明操作装置3bの構成を示す模式図である。図10に示すように、照明操作装置3bは、上述した実施の形態2に係る照明操作装置3の構成に加えて、同軸照明調光ボタン51と、同軸照明点滅切替スイッチ52と、を有する。
同軸照明調光ボタン51は、同軸照明部28が照射する同軸照明光の光量を指示する指示信号の入力を受け付ける。
同軸照明点滅切替スイッチ52は、同軸照明部28による点滅を指示する同軸点滅信号または点灯を指示する同軸点灯信号の入力を受け付ける。
このように構成された顕微鏡システム1bは、ユーザが同軸照明点滅切替スイッチ52を操作し、同軸照明点滅切替スイッチ52から同軸照明部28による点滅を指示する指示信号が入力された場合、照明制御部41は、同軸照明部28が照射する同軸照明光を点滅させる。この状況下において、偏射照明点滅切替スイッチ39から偏射照明部25が照射する偏射照明光の点滅を指示する指示信号が入力された場合、照明制御部41は、偏射照明部25の点灯タイミングと同軸照明部28の点灯タイミングとをずらして偏射照明部25および同軸照明部28それぞれを点滅させる。この場合において、撮像制御部5は、同軸照明部28の点灯タイミングに同期して標本SPを撮像する。このとき、照明制御部41は、偏射照明部25を常時点灯または同軸照明部28の点灯タイミングとずらして偏射照明部25を点灯させる。また、照明制御部41は、同軸照明点滅切替スイッチ52から同軸照明部28による点灯を指示する指示信号が入力された場合、同軸照明部28が照射する同軸照明光を点灯させる。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、偏射照明部25および同軸照明部28それぞれを設けたので、偏射照明光で観察可能な標本SPの観察像と同軸照明光で観察可能な標本SPの観察像とを区別しながら観察することができる。
(変形例)
図11は、本実施の形態1〜3の変形例に係る顕微鏡システムの光学系および照明系を示す模式図である。本実施の形態1〜3の変形例では、図11に示すように、顕微鏡装置2cは、対物レンズ23に換えて対物レンズ23bと、偏射照明部25に換えて偏射照明部25aと、を有する。
対物レンズ23bは、暗視野用対物レンズを用いて構成される。具体的には、対物レンズ23bは、ハーフミラー283によって対物レンズ23bの光軸に沿って反射させられた同軸照明光を集光して平行光束として標本SPに照射するとともに、標本SPから反射した光を集光する集光レンズ231と、偏射照明部25aから照射される偏射照明光を対物レンズ23bの光軸に対して傾斜させて標本SPに照射する放物ミラー232と、を有する。
偏射照明部25aは、LED等の複数の光源が環状に配置されたリング照明を用いて構成され、環状の内部空間に同軸光源部281が照射した同軸照明光が通過するように配置される。
このように構成された顕微鏡装置2cによれば、同軸光源部281によって照射された同軸照明光は、照明レンズ282、ハーフミラー283および対物レンズ23bを経て標本SPに照射される。標本SPで反射した同軸照明光の反射光は、対物レンズ23bおよびハーフミラー283を経て撮像部27に入射する。また、偏射照明部25aによって照射された偏射照明光は、対物レンズ23bの光軸に対して傾斜して標本SPに照射される。標本SPで反射した偏射照明光の反射光は、対物レンズ23bおよびハーフミラー283を経て撮像部27に入射する。
以上説明した本実施の形態1〜3の変形例によれば、偏射照明部25aが照射した偏射照明光の散乱光で検出できる傷と、同軸照明部28が照射した同軸照明光の散乱光で検出できる傷との両方を同時に観察することができる。
(その他の実施の形態)
本発明では、顕微鏡装置、撮像部および顕微鏡制御装置を備えた顕微鏡システムを例に説明したが、たとえば標本を拡大する対物レンズ、対物レンズを介して標本を撮像する撮像機能、および画像を表示する表示機能を備えた撮像装置、たとえばビデオマイクロスコープ等であっても、本発明を適用することができる。
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本発明を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。すなわち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態を含みうるものであり、特許請求の範囲によって特定される技術的思想の範囲内で種々の設計変更等を行うことが可能である。
1,1a,1b 顕微鏡システム
2,2b,2c 顕微鏡装置
3,3b 照明操作装置
4 顕微鏡制御装置
5 撮像制御部
6 表示装置
21 ステージ
22 レボルバ
23,23b 対物レンズ
24 顕微鏡本体部
25,25a 偏射照明部
26 接眼部
27 撮像部
28 同軸照明部
31 ダイヤル部
32 点灯部
33 点灯モード切替ボタン
34 シフト量変更ボタン
35 回転速度変更ボタン
36 偏射照明調光ボタン
37 回転方向切替スイッチ
38 ローテーション切替スイッチ
39 偏射照明点滅切替スイッチ
41 照明制御部
51 同軸照明調光ボタン
52 同軸照明点滅切替スイッチ
251 発光部
231 集光レンズ
232 放物ミラー
251 発光部
271 撮像素子
281 同軸光源部
282 照明レンズ
283 ハーフミラー
SP 標本

Claims (12)

  1. 標本が載置されるステージと、
    前記ステージに対向して配置された対物レンズと、
    前記対物レンズを中心に円環状または外部に配置された複数の発光部を有し、前記標本を照射するための偏射照明光を出射する偏射照明部と、
    前記複数の発光部のうち発光させる発光領域を一定間隔で変更させるローテーションモードを指示する指示信号の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部が前記指示信号の入力を受け付けた場合、前記複数の発光部それぞれの発光タイミングを制御することによって、前記発光領域を前記一定間隔で変更させる照明制御部と、
    を備えたことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記照明制御部は、前記発光領域を維持させながら所定の方向に前記発光領域を移動させることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記入力部は、前記発光領域の範囲を変更する変更信号の入力を受け付け可能であり、
    前記照明制御部は、前記入力部が前記変更信号の入力を受け付けた場合、前記発光領域の範囲を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記入力部は、前記発光領域の移動速度を切り替える切替信号の入力を受け付け可能であり、
    前記照明制御部は、前記入力部が前記切替信号の入力を受け付けた場合、前記切替信号に応じた前記移動速度で前記発光領域を移動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  5. 前記照明制御部は、前記発光領域を予め設定された点灯パターンで順次切り替えながら変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  6. 前記入力部は、前記発光領域の回転方向を指示する方向信号の入力を受け付け可能であり、
    前記照明制御部は、前記入力部が前記方向信号の入力を受け付けた場合、前記方向信号に応じた方向に前記発光領域を回転させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  7. 前記入力部は、前記発光領域を点滅させる点滅信号の入力を受け付け可能であり、
    前記照明制御部は、前記入力部が前記点滅信号の入力を受け付けた場合、前記発光領域に対応する前記発光部を所定の間隔で点滅と点灯とを繰り返す点滅動作を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  8. 前記入力部は、所定の軸を中心に回転可能であり、前記発光領域の範囲を変更する変更信号の入力及び前記発光領域の回転方向を指示する回転信号の入力を受け付けるダイヤル部と、前記ダイヤル部を中心に円環状に複数設けられた点灯部と、を有し、
    前記点灯部は、前記発光部の発光に対応する位置に応じて点灯することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  9. 前記対物レンズを介して前記標本を撮像し、前記標本の画像データを生成する撮像部と、
    前記発光領域の移動終了後に前記撮像部に前記標本を撮像させる撮像制御部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  10. 前記対物レンズを介して前記標本を照射するための同軸照明光を出射する同軸照明部をさらに備え、
    前記照明制御部は、前記同軸照明部および前記偏射照明部を異なる点灯タイミングで点灯させることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  11. 前記入力部は、前記同軸照明部を点滅させる同軸点滅信号の入力を受け付け可能であり、
    前記照明制御部は、前記入力部が前記同軸点滅信号の入力を受け付けた場合、前記同軸照明部を点滅させることを特徴とする請求項10に記載の顕微鏡システム。
  12. 標本が載置されるステージと、前記ステージに対向して配置された対物レンズと、前記対物レンズを中心に円環状または外部に配置された複数の発光部を有し、前記標本を照射するための偏射照明光を出射する偏射照明部と、を備えた顕微鏡装置に接続される照明操作装置であって、
    所定の軸を中心に回転可能であり、前記複数の発光部を発光させる発光領域の範囲を変更する変更信号の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部を中心に円環状に複数設けられ、前記複数の発光部それぞれの発光に応じて点灯する点灯部と、
    を備えたことを特徴とする照明操作装置。
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