JP2016211832A - 利用側ユニットおよび冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施形態による冷凍装置(10)の構成例を示している。冷凍装置(10)は、熱源側ユニット(11)と、熱源側ユニット(11)に対して並列に接続された複数(この例では、2つ)の利用側ユニット(12)と、コントローラ(13)とを備えている。例えば、熱源側ユニット(11)は、庫外に設けられ、利用側ユニット(12)は、庫内に設けられている。
熱源側回路(21)は、第1〜第3圧縮機(31a〜31c)と、四方切換弁(32)と、熱源側熱交換器(33)と、過冷却熱交換器(34)と、過冷却膨張弁(35)と、第1〜第3中間膨張弁(36a〜36c)と、レシーバ(37)と、熱源側膨張弁(38)と、第1〜第3逆止弁(CV1〜CV3)と、油分離器(41)と、油戻し膨張弁(42)とを有している。また、熱源側回路(21)には、吐出冷媒配管(51)と、吸入冷媒配管(52)と、熱源側液冷媒配管(53)と、インジェクション配管(54)と、第1接続配管(55)と、第2接続配管(56)と、油戻し配管(57)とが設けられている。以下の説明では、第1〜第3圧縮機(31a〜31c)の総称を「圧縮機(31a,31b,31c)」と記載し、第1〜第3中間膨張弁(36a〜36c)の総称を「中間膨張弁(36a,36b,36c)」と記載する。
圧縮機(31a,31b,31c)は、吸入した冷媒を圧縮して吐出するように構成されている。また、圧縮機(31a,31b,31c)には、吸入ポートと、中間ポートと、吐出ポートとが設けられている。吸入ポートは、圧縮機(31a,31b,31c)の吸入行程において圧縮室(すなわち、低圧の圧縮室)と連通するように形成されている。中間ポートは、圧縮機(31a,31b,31c)の圧縮行程の途中において圧縮室(すなわち、中間圧の圧縮室)と連通するように形成されている。吐出ポートは、圧縮機(31a,31b,31c)の吐出行程において圧縮室(すなわち、高圧の圧縮室)と連通するように構成されている。例えば、圧縮機(31a,31b,31c)は、互いに歯合する固定スクロールおよび可動スクロールの間に圧縮室が構成されるスクロール式の圧縮機によって構成されている。
四方切換弁(32)は、第1ポートと第3ポートとが連通し且つ第2ポートと第4ポートとが連通する第1状態(図1の実線で示された状態)と、第1ポートと第4ポートとが連通し且つ第2ポートと第3ポートとが連通する第2状態(図1の破線で示された状態)とに切り換え可能に構成されている。
この例では、吐出冷媒配管(51)は、一端が第1,第2,第3圧縮機(31a,31b,31c)の吐出ポートに接続される第1,第2,第3吐出管(51a,51b,51c)と、第1,第2,第3吐出管(51a,51b,51c)の他端と四方切換弁(32)の第1ポートとを接続する吐出合流管(51d)とによって構成されている。また、吸入冷媒配管(52)は、一端が第1,第2,第3圧縮機(31a,31b,31c)の吸入ポートにそれぞれ接続される第1,第2,第3吸入管(52a,52b,52c)と、第1,第2,第3吸入管(52a,52b,52c)の他端と四方切換弁(32)の第2ポートとを接続する吸入主管(52d)とによって構成されている。
熱源側熱交換器(33)は、その液端が熱源側液冷媒配管(53)の一端に接続され、そのガス端が四方切換弁(32)の第3ポートに接続されている。また、熱源側熱交換器(33)の近傍には、熱源側ファン(22)が配置されている。そして、熱源側熱交換器(33)は、冷媒と熱源側ファン(22)によって搬送された熱源側空気(例えば、庫外空気)とを熱交換させるように構成されている。例えば、熱源側熱交換器(33)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器によって構成されている。
熱源側液冷媒配管(53)は、その一端が熱源側熱交換器(33)に接続され、その他端が液閉鎖弁(V1)に接続されている。この例では、熱源側液冷媒配管(53)は、熱源側熱交換器(33)の液端とレシーバ(37)とを接続する第1熱源側液管(53a)と、レシーバ(37)と過冷却熱交換器(34)とを接続する第2熱源側液管(53b)と、過冷却熱交換器(34)と液閉鎖弁(V1)とを接続する第3熱源側液管(53c)とによって構成されている。
インジェクション配管(54)は、熱源側液冷媒配管(53)の第1中途部(P1)と圧縮機(31a,31b,31c)の中間ポートとを接続している。この例では、インジェクション配管(54)は、熱源側液冷媒配管(53)の第1中途部(P1)と過冷却熱交換器(34)とを接続する第1インジェクション主管(54m)と、一端が過冷却熱交換器(34)に接続される第2インジェクション主管(54n)と、第2インジェクション主管(54n)の他端と第1,第2,第3圧縮機(31a,31b,31c)の中間ポートとをそれぞれ接続する第1,第2,第3インジェクション分岐管(54a,54b,54c)とによって構成されている。以下の説明では、第1,第2,第3インジェクション分岐管(54a,54b,54c)の総称を「インジェクション分岐管(54a,54b,54c)」と記載する。
過冷却熱交換器(34)は、熱源側液冷媒配管(53)とインジェクション配管(54)とに接続され、熱源側液冷媒配管(53)を流れる冷媒とインジェクション配管(54)を流れる冷媒とを熱交換させるように構成されている。この例では、過冷却熱交換器(34)は、第2熱源側液管(53b)と第3熱源側液管(53c)との間に接続される第1流路(34a)と、第1インジェクション主管(54m)と第2インジェクション主管(54n)との間に接続される第2流路(34b)とを有し、第1流路(34a)を流れる冷媒と第2流路(34b)を流れる冷媒とを熱交換させるように構成されている。例えば、過冷却熱交換器(34)は、プレート型熱交換器によって構成されている。
過冷却膨張弁(35)は、インジェクション配管(54)において熱源側液冷媒配管(53)の第1中途部(P1)と過冷却熱交換器(34)との間(この例では、第1インジェクション主管(54m))に設けられている。また、過冷却膨張弁(35)は、その開度を調節可能に構成されている。例えば、過冷却膨張弁(35)は、電子膨張弁(電動弁)によって構成されている。
中間膨張弁(36a,36b,36c)は、インジェクション配管(54)において過冷却熱交換器(34)と圧縮機(31a,31b,31c)の中間ポートとの間に設けられている。この例では、第1,第2,第3中間膨張弁(36a,36b,36c)は、それぞれ、第1,第2,第3圧縮機(31a,31b,31c)に対応し、第1,第2,第3インジェクション分岐管(54a,54b,54c)に設けられている。また、中間膨張弁(36a,36b,36c)は、その開度を調節可能に構成されている。例えば、中間膨張弁(36a,36b,36c)は、電子膨張弁(電動弁)によって構成されている。
レシーバ(37)は、熱源側液冷媒配管(53)において熱源側熱交換器(33)と過冷却熱交換器(34)との間に接続され、凝縮器(具体的には、熱源側熱交換器(33)または利用側熱交換器(61))において凝縮した冷媒を一時的に貯留することができるように構成されている。この例では、レシーバ(37)は、その頂部に第1熱源側液管(53a)が接続され、その底部に第2熱源側液管(53b)が接続されている。
第1接続配管(55)は、熱源側液冷媒配管(53)の第2中途部(P2)と第3中途部(P3)とを接続している。第2中途部(P2)は、熱源側液冷媒配管(53)において第1中途部(P1)と液閉鎖弁(V1)との間に位置し、第3中途部(P3)は、熱源側液冷媒配管(53)において熱源側熱交換器(33)の液端とレシーバ(37)との間に位置する。
熱源側膨張弁(38)は、第2接続配管(56)に設けられている。また、熱源側膨張弁(38)は、その開度を調節可能に構成されている。例えば、熱源側膨張弁(38)は、電子膨張弁(電動弁)によって構成されている。
第1逆止弁(CV1)は、熱源側液冷媒配管(53)の第3中途部(P3)と第5中途部(P5)との間に設けられ、第5中途部(P5)から第3中途部(P3)へ向かう冷媒の流れのみを許容するように構成されている。第2逆止弁(CV2)は、熱源側液冷媒配管(53)の第1中途部(P1)と第2中途部(P2)との間に設けられ、第1中途部(P1)から第2中途部(P2)へ向かう冷媒の流れのみを許容するように構成されている。第3逆止弁(CV3)は、第1接続配管(55)に設けられ、熱源側液冷媒配管(53)の第2中途部(P2)から第3中途部(P3)へ向かう冷媒の流れのみを許容するように構成されている。
油分離器(41)は、吐出冷媒配管(51)(この例では、吐出合流管(51d))に設けられ、圧縮機(31a,31b,31c)から吐出された冷媒から冷凍機油を分離して内部に貯留することができるように構成されている。
油戻し配管(57)は、油分離器(41)に貯留された冷凍機油(比較的高温の冷凍機油)をインジェクション配管(54)に供給するための配管であり、その一端が油分離器(41)に接続され、その他端がインジェクション配管(54)における過冷却熱交換器(34)と中間膨張弁(36a,36b,36c)との間の中途部(この例では、第2インジェクション主管(54n)の中途部)に接続されている。
油戻し膨張弁(42)は、油戻し配管(57)に設けられている。また、油戻し膨張弁(42)は、その開度を調節可能に構成されている。例えば、油戻し膨張弁(42)は、電子膨張弁(電動弁)によって構成されている。
利用側回路(23)は、利用側熱交換器(61)と、利用側膨張弁(63)と、接続切換機構(60)とを有している。また、利用側回路(23)には、利用側液冷媒配管(71)と、利用側ガス冷媒配管(72)とが設けられている。
利用側熱交換器(61)は、その液端が利用側液冷媒配管(71)によって液側連絡配管(14)に接続され、そのガス端が利用側ガス冷媒配管(72)によってガス側連絡配管(15)に接続されている。また、利用側熱交換器(61)の近傍には、利用側ファン(24)が配置されている。そして、利用側熱交換器(61)は、冷媒と利用側ファン(24)によって搬送された利用側空気(例えば、庫内空気)とを熱交換させるように構成されている。例えば、利用側熱交換器(61)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器によって構成されている。
利用側液冷媒配管(71)は、その一端が液側連絡配管(14)に接続され、その他端が利用側熱交換器(61)の液端に接続されている。この例では、利用側液冷媒配管(71)は、一端が液側連絡配管(14)に接続される第1利用側液管(71a)と、一端が第1利用側液管(71a)の他端に接続されるドレンパン配管(71b)と、ドレンパン配管(71b)の他端と利用側熱交換器(61)の液端とを接続する第2利用側液管(71c)とによって構成されている。利用側ガス冷媒配管(72)は、その一端が利用側熱交換器(61)のガス端に接続され、その他端がガス側連絡配管(15)に接続されている。
利用側膨張弁(63)は、利用側液冷媒配管(71)(この例では、第2利用側液管(71c))に設けられている。また、利用側膨張弁(63)は、感温筒(63a)と均圧管(63b)とを有している。感温筒(63a)は、利用側ガス冷媒配管(72)に取り付けられる。なお、感温筒(63a)には、冷媒回路(20)を循環する冷媒と同一の冷媒が充填されている。したがって、感温筒(63a)の内圧は、利用側ガス冷媒配管(72)における冷媒の温度に対応した飽和圧力となる。そして、利用側膨張弁(63)は、感温筒(63a)の内圧から均圧管(63b)の内圧を減算して得られる圧力差(以下では、感温筒(63a)と均圧管(63b)との内圧差と記載)の変化に応じて開度を次第に変化させ、その圧力差が予め定められた全閉閾値を下回る場合に全閉状態となるように構成されている。具体的には、利用側膨張弁(63)は、外部均圧形温度自動膨張弁によって構成されている。
図2は、利用側膨張弁(63)の構成例を示している。利用側膨張弁(63)は、感温筒(63a)と均圧管(63b)と弁本体(63c)とを備えている。弁本体(63c)は、上部ケーシング(81)と、下部ケーシング(82)と、ハウジング(83)と、ダイアフラム(84)と、蓋部材(85)と、針弁(86)と、可動部材(87)と、スプリング(88)とを有している。
接続切換機構(60)は、利用側膨張弁(63)の均圧管(63b)を利用側液冷媒配管(71)(この例では、第2利用側液管(71c))における液側連絡配管(14)と利用側膨張弁(63)との間の中途部に接続する第1状態(図1の実線で示された状態)と、利用側膨張弁(63)の均圧管(63b)を利用側ガス冷媒配管(72)におけるガス側連絡配管(15)と利用側膨張弁(63)の感温筒(63a)の取り付け位置との間の中途部に接続する第2状態(図1の破線で示された状態)とに切り換え可能に構成されている。
ドレンパン(25)は、利用側熱交換器(61)の下側に設置され、利用側熱交換器(61)の表面から落下する霜や結露水を回収するように構成されている。また、ドレンパン(25)の内部には、利用側液冷媒配管(71)の一部であるドレンパン配管(71b)が配設されている。
なお、この冷媒回路(20)では、熱源側液冷媒配管(53)と液側連絡配管(14)とによって液冷媒配管(50)が構成されている。すなわち、熱源側熱交換器(33)の液端は、液冷媒配管(50)に接続されている。利用側液冷媒配管(71)は、利用側熱交換器(61)の液端と液冷媒配管(50)とを接続している。インジェクション配管(54)は、液冷媒配管(50)の中途部(第1中途部(P1))と圧縮機(31a,31b,31c)の中間ポートとを接続している。過冷却熱交換器(34)は、液冷媒配管(50)とインジェクション配管(54)とに接続され、液冷媒配管(50)を流れる冷媒とインジェクション配管(54)を流れる冷媒とを熱交換させるように構成されている。
コントローラ(13)は、冷凍装置(10)の各部を制御して冷凍装置(10)の運転動作を制御する。具体的には、コントローラ(13)は、冷凍装置(10)に設けられた各種センサの検出値に基づいて、圧縮機(31a,31b,31c)と各種ファン(熱源側ファン(22),利用側ファン(24))と各種弁(四方切換弁(32),過冷却膨張弁(35),中間膨張弁(36a,36b,36c),熱源側膨張弁(38),油戻し膨張弁(42),三方弁(64))とを制御する。なお、この冷凍装置(10)では、庫内を冷却する冷却運転と、利用側熱交換器(61)を除霜するデフロスト運転とが行われる。
次に、図2を参照して、冷却運転について説明する。冷却運転では、冷媒回路(20)において熱源側熱交換器(33)が凝縮器となり過冷却熱交換器(34)が過冷却器となり利用側熱交換器(61)が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。
次に、図3を参照して、デフロスト運転について説明する。デフロスト運転では、冷媒回路(20)において利用側熱交換器(61)が凝縮器となり熱源側熱交換器(33)が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。
次に、利用側膨張弁(63)および三方弁(64)の動作について説明する。なお、利用側膨張弁(63)の全閉閾値(具体的には、スプリング(88)の付勢力)は、ゼロよりも大きい値であり、冷却運転において接続切換機構(60)が第2状態に設定された場合に利用側膨張弁(63)が開状態となり、且つ、デフロスト運転において接続切換機構(60)が第1状態(または、第2状態)に設定された場合に利用側膨張弁(63)が開状態となるように設定されている。例えば、全閉閾値は、冷却運転中の利用側ガス冷媒配管(72)における冷媒の温度に対応した飽和圧力から利用側ガス冷媒配管(72)における冷媒の圧力を減算して得られる圧力差の最小値よりも小さく、且つ、デフロスト運転中の利用側ガス冷媒配管(72)における冷媒の温度に対応した飽和圧力から利用側液冷媒配管(71)の第2利用側液管(71c)の中途部(ドレンパン配管(71b)と利用側膨張弁(63)との間の中途部)における冷媒の圧力(または、利用側ガス冷媒配管(72)における冷媒の圧力)を減算して得られる圧力差の最小値よりも小さい値に設定される。
冷却運転において利用側熱交換器(61)を蒸発器として機能させない場合に、三方弁(64)が第1状態(図1の実線で示された状態)に設定される。具体的には、利用側ユニット(12)をサーモオフ状態にする場合(すなわち、利用側空気の温度が目標冷却温度範囲内に収まり利用側ユニット(12)の冷却動作を停止させるとき)や、冷凍装置(10)による冷却運転を終了する場合に、三方弁(64)が第1状態に設定される。
冷却運転において利用側熱交換器(61)を蒸発器として機能させる場合に、三方弁(64)が第2状態(図1の破線で示された状態)に設定される。具体的には、利用側ユニット(12)をサーモオン状態にする場合(すなわち、利用側空気の温度が目標冷却温度範囲から外れて利用側ユニット(12)の冷却動作を再開させるとき)や、冷凍装置(10)による冷却運転を開始させる場合に、三方弁(64)が第2状態に設定される。
なお、冷却運転において三方弁(64)が第1状態から第2状態へ切り換えられると、利用側膨張弁(63)の開度が全閉状態から感温筒(63a)と均圧管(63b)との内圧差に応じて次第に増加する。これにより、利用側膨張弁(63)を通過する冷媒の流量が緩やかに増加する。
また、冷却運転を終了させてデフロスト運転を開始する場合に、三方弁(64)が第1状態(図1の実線で示された状態)に設定される。この場合、感温筒(63a)の内圧は、利用側ガス冷媒配管(72)における冷媒の温度に対応した圧力(すなわち、高圧)となる。また、三方弁(64)を第1状態に設定することにより、均圧管(63b)の内圧は、利用側ガス冷媒配管(72)の中途部(ガス側連絡配管(15)と感温筒(63a)の取り付け位置との間の中途部)における冷媒の圧力(すなわち、高圧)となる。これにより、感温筒(63a)と均圧管(63b)との内圧差(感温筒(63a)の内圧から均圧管(63b)の内圧を減算して得られる圧力差)が全閉閾値を上回り、利用側膨張弁(63)が開状態となる。
以上のように、冷却運転において利用側熱交換器(61)を蒸発器として機能しない状態から蒸発器として機能する状態へ変化させる場合に、接続切換機構(60)(この例では、三方弁(64))を第1状態から第2状態へ切り換えることにより、利用側膨張弁(63)の開度を全閉状態から次第に増加させることができる。これにより、利用側膨張弁(63)を通過する冷媒の流量を緩やかに変化させることができるので、利用側膨張弁(63)の上流側の冷媒(実質的に非圧縮性で且つ密度が比較的高い液冷媒)が利用側膨張弁(63)の下流側に急激に流入する現象(液ハンマ現象)の発生を抑制することができる。
図5に示すように、接続切換機構(60)は、第1および第2開閉弁(65,66)を有し、第1開閉弁(65)が開状態となり第2開閉弁(66)が閉状態となる第1状態と、第1開閉弁(65)が閉状態となり第2開閉弁(66)が開状態となる第2状態とを切り換え可能に構成されていてもよい。第1開閉弁(65)は、利用側膨張弁(63)の均圧管(63b)と利用側液冷媒配管(71)における液側連絡配管(14)と利用側膨張弁(63)との間の中途部とを接続する第1利用側接続配管(75)に設けられる。第2開閉弁(66)は、利用側膨張弁(63)の均圧管(63b)と利用側ガス冷媒配管(72)におけるガス側連絡配管(15)と利用側膨張弁(63)の感温筒(63a)の取り付け位置との間の中途部とを接続する第2利用側接続配管(76)に設けられる。なお、第1および第2開閉弁(65,66)は、例えば、電磁弁や二方弁によって構成されている。
図6に示すように、接続切換機構(60)は、四方切換弁(67)によって構成されていてもよい。四方切換弁(67)は、第1〜第4ポートを有している。四方切換弁(67)は、第1ポートが利用側膨張弁(63)の均圧管(63b)に接続され、第2ポートが利用側液冷媒配管(71)における液側連絡配管(14)と利用側膨張弁(63)との間の中途部に接続され、第3ポートが利用側ガス冷媒配管(72)におけるガス側連絡配管(15)と利用側膨張弁(63)の感温筒(63a)の取り付け位置との間の中途部に接続され、第4ポートが封止部材によって閉塞されている。
図7に示すように、利用側ユニット(12)に利用側逆止弁(68)が設けられていてもよい。利用側逆止弁(68)は、利用側膨張弁(63)に対して並列に接続され、利用側熱交換器(61)から液側連絡配管(14)へ向かう冷媒の流れのみを許容するように構成されている。具体的には、利用側ユニット(12)にバイパス配管(77)が設けられ、バイパス配管(77)に利用側膨張弁(63)が設けられている。バイパス配管(77)は、その一端が利用側液冷媒配管(71)における利用側膨張弁(63)と利用側熱交換器(61)との間の中途部(Q1)に接続され、その他端が利用側液冷媒配管(71)における液側連絡配管(14)と利用側膨張弁(63)との間の中途部(Q2)に接続されている。
以上の説明では、冷凍装置(10)が2つの利用側ユニット(12)を備えている場合を例に挙げたが、利用側ユニット(12)の台数は、1台であってもよいし、3台以上であってもよい。
11 熱源側ユニット
12 利用側ユニット
13 コントローラ(制御部)
14 液側連絡配管
15 ガス側連絡配管
20 冷媒回路
60 接続切換機構
61 利用側熱交換器
63 利用側膨張弁
63a 感温筒
63b 均圧管
64 三方弁
65 第1開閉弁
66 第2開閉弁
67 四方切換弁
68 利用側逆止弁
71 利用側液冷媒配管
72 利用側ガス冷媒配管
75 第1利用側接続配管
76 第2利用側接続配管
Claims (5)
- 液側連絡配管(14)およびガス側連絡配管(15)によって熱源側ユニット(11)と接続されて冷媒回路(20)を構成する利用側ユニットであって、
利用側熱交換器(61)と、
上記利用側熱交換器(61)の液端と上記液側連絡配管(14)とを接続する利用側液冷媒配管(71)と、
上記利用側熱交換器(61)のガス端と上記ガス側連絡配管(15)とを接続する利用側ガス冷媒配管(72)と、
外部均圧形温度自動膨張弁によって構成され、上記利用側ガス冷媒配管(72)に取り付けられる感温筒(63a)と均圧管(63b)とを有して上記利用側液冷媒配管(71)に設けられる利用側膨張弁(63)と、
上記利用側膨張弁(63)の均圧管(63b)を上記利用側液冷媒配管(71)における上記液側連絡配管(14)と該利用側膨張弁(63)との間の中途部に接続する第1状態と、該利用側膨張弁(63)の均圧管(63b)を上記利用側ガス冷媒配管(72)における上記ガス側連絡配管(15)と該利用側膨張弁(63)の感温筒(63a)の取り付け位置との間の中途部に接続する第2状態とに切り換え可能な接続切換機構(60)とを備えている
ことを特徴とする利用側ユニット。 - 請求項1において、
上記接続切換機構(60)は、三方弁(64)によって構成され、
上記三方弁(64)は、上記利用側膨張弁(63)の均圧管(63b)に接続される第1ポートと、上記利用側液冷媒配管(71)における上記液側連絡配管(14)と該利用側膨張弁(63)との間の中途部に接続される第2ポートと、上記利用側ガス冷媒配管(72)における上記ガス側連絡配管(15)と該利用側膨張弁(63)の感温筒(63a)の取り付け位置との間の中途部に接続される第3ポートとを有し、該第1ポートと該第2ポートとが連通する第1状態と、該第1ポートと該第3ポートとが連通する第2状態とに切り換え可能に構成されている
ことを特徴とする利用側ユニット。 - 請求項1において、
上記接続切換機構(60)は、
上記利用側膨張弁(63)の均圧管(63b)と上記利用側液冷媒配管(71)における上記液側連絡配管(14)と該利用側膨張弁(63)との間の中途部とを接続する第1利用側接続配管(75)に設けられる第1開閉弁(65)と、
上記利用側膨張弁(63)の均圧管(63b)と上記利用側ガス冷媒配管(72)における上記ガス側連絡配管(15)と該利用側膨張弁(63)の感温筒(63a)の取り付け位置との間の中途部とを接続する第2利用側接続配管(76)に設けられる第2開閉弁(66)とを有し、
上記第1開閉弁(65)が開状態となり上記第2開閉弁(66)が閉状態となる第1状態と、該第1開閉弁(65)が閉状態となり該第2開閉弁(66)が開状態となる第2状態とを切り換え可能に構成されている
ことを特徴とする利用側ユニット。 - 請求項1において、
上記接続切換機構(60)は、四方切換弁(67)によって構成され、
上記四方切換弁(67)は、上記利用側膨張弁(63)の均圧管(63b)に接続される第1ポートと、上記利用側液冷媒配管(71)における上記液側連絡配管(14)と該利用側膨張弁(63)との間の中途部に接続される第2ポートと、上記利用側ガス冷媒配管(72)における上記ガス側連絡配管(15)と該利用側膨張弁(63)の感温筒(63a)の取り付け位置との間の中途部に接続される第3ポートと、閉塞された第4ポートとを有し、該第1ポートと該第2ポートとが連通して該第3ポートと該第4ポートとが連通する第1状態と、該第1ポートと該第3ポートとが連通して該第2ポートと該第4ポートとが連通する第2状態とに切り換え可能に構成されている
ことを特徴とする利用側ユニット。 - 熱源側ユニット(11)と利用側ユニット(12)とが液側連絡配管(14)およびガス側連絡配管(15)によって接続されて冷媒回路(20)を構成する冷凍装置であって、
上記利用側ユニット(12)は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の利用側ユニットによって構成される
ことを特徴とする冷凍装置。
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