JP2016211444A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成の簡略化を図りつつ、エンジン温度を精度よく推定できる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン又はその近傍に設けられたクランク角センサと、クランク角センサによるエンジン回転速度の検出結果を用いてエンジン運転状態を制御するは、クランク角センサのコイルの抵抗値を検出し、抵抗値の検出結果に基づきコイル温度Tcを算出する。そして、所定の条件下で、エンジンの冷間状態下で外気温を推定するサーミスタで検出されたECU温度Thと、コイル温度Tcとの差を学習値LNとして算出する。そして、学習値LNによる補正後のコイル温度Tcに基づいて、エンジン温度として算出する。
【選択図】図8

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
従来から、内燃機関の温度が内燃機関の燃焼状態に及ぼす影響が大きいことに鑑みて、内燃機関の温度に基づいて、燃料噴射制御など、内燃機関の各種の制御が実施されている。例えば、内燃機関の温度と相関を持つ内燃機関の冷却水温を検出するために、内燃機関に温度センサを取り付け、温度センサによる温度の検出結果に基づいて燃料の噴射が制御されている。
しかし、内燃機関の温度を把握するために温度センサを設ける場合、内燃機関に温度センサを取り付けるための加工工程が追加されることや、配線用のワイヤ等の取り付け部品が追加されることに起因して、内燃機関の制御装置のコストが増加してしまう。
そこで、特許文献1では、エンジン本体に直接搭載され、エンジン温度と相関を有するクランク角センサのコイル抵抗値を用いて、エンジン温度を算出することが提案されている。
特開2014−206144号公報
クランク角センサのコイル抵抗値は個体差によるばらつきがある。またコイル抵抗は経年劣化等により変化する可能性がある。そのためクランク角センサのコイル抵抗値を用いてエンジン温度を算出する場合には、このようなコイル抵抗値のばらつきを考慮する必要がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、構成の簡略化を図りつつ、エンジン温度を精度よく推定できる内燃機関の制御装置を提供することにある。
本発明は、内燃機関(10)又はその近傍に設けられ所定の検出機能又は動作機能を有する電気的な機能部品(29,60)と、前記機能部品の検出機能又は動作機能を用いて前記内燃機関の運転状態を制御する内燃機関の制御装置(70)において、前記内燃機関の温度変化と相関を有する前記機能部品の抵抗体(61)の抵抗値を検出する抵抗検出手段と、前記抵抗値の検出結果に基づき前記抵抗体の温度である抵抗温度を算出する抵抗温度算出手段と、前記内燃機関の冷間状態下で外気温を推定する温度検出手段(74b)から検出温度を取得する取得手段と、所定の条件下で、前記抵抗温度算出手段により算出した抵抗温度と、前記取得手段により取得した前記検出温度との差を学習値として算出する学習値算出手段と、前記学習値による補正後の前記抵抗温度である補正抵抗温度に基づいて、前記内燃機関の温度を算出する機関温度算出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、学習値による補正後の抵抗温度である補正抵抗温度に基づいて、内燃機関の温度を算出するようにしたため、機能部品の抵抗体の個体差によるばらつきを取り除いた状態で、内燃機関の温度を精度よく算出することができる。
エンジン制御システムの構成図。 制御部の回路構成を示す電気的構成図。 制御部の回路の実装状態を示す図。 エンジン運転状態と各種温度との関係を示すタイムチャート。 コイル抵抗値とコイル温度との関係を示す図。 エンジン停止からの経過時間と補正値αとの関係を示す図。 コイル温度上昇値と温度加算値βとの関係を示す図。 ECUの処理手順を示すフローチャート。 ECUの処理手順を示すフローチャート。
以下、本発明にかかる制御装置を空冷式のエンジン(内燃機関)が搭載された車両に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお本実施形態では、吸気、圧縮、膨張、排気の4行程を、1燃焼サイクルとして運転される4ストロークガソリンエンジンを想定している。また車両としては、自動二輪車であるスクータを想定し、エンジンは単気筒エンジンとしている。スクータにおいては、シートの下方にエンジンが搭載され、そのエンジンがシュラウド(カバー部材)により覆われる構成となっている。
図1において、エンジン10の吸気通路12には、上流側から順に、エアクリーナ14、スロットルバルブ16、スロットルバルブ16の開度を検出するためのスロットルセンサ17、吸気通路12の圧力(吸気圧)を検出する吸気圧センサ18が設けられている。スロットルバルブ16は、その開度(スロットル開度)が調節されることで、エンジン10の燃焼室20への吸気量を調節するための部材である。スロットル開度は、ユーザによって操作される図示を略すスロットルグリップの操作に応じて調節される。また吸気通路12には、スロットルバルブ16の上流側と下流側とが連通するようにバイパス通路22が接続されている。バイパス通路22には、エンジン10のアイドル運転時におけるエンジン回転速度を制御すべく、バイパス通路22を流れる吸気量を調節する電磁弁24が設けられている。
吸気通路12のうち、吸気圧センサ18の下流側の吸気ポート近傍には、燃料ポンプ26によって燃料タンク28から汲み上げられた燃料を、上記吸気ポート近傍に噴射供給する燃料噴射弁29が設けられている。燃料噴射弁29から噴射供給された燃料と吸気との混合気は、吸気バルブ32の開動作によって燃焼室20に供給される。
燃焼室20に供給された混合気は、燃焼室20に突出する点火プラグ34の放電火花によって着火され、燃焼に供される。混合気の燃焼によって発生するエネルギは、ピストン36を介してエンジン10の出力軸(クランク軸38)の回転エネルギとして取り出される。なお、点火プラグ34には、点火装置としての点火コイル35により点火用の高電圧が印加される。燃焼に供された混合気は、排気バルブ40の開動作によって、排気として排気通路42に排出される。
クランク軸38には、外周にクランク位置信号用の突起を備えた磁石式発電機(以下ロータ50と記す)が取り付けられている。図2に示されるように、ロータ50は、その外周部が被検出部分となっており、その外周部には所定の回転角度ごとに複数の突起51が設けられている。また、ロータ50の外周部には、等間隔で配置される複数の突起51の1つ(又は2つ)を欠落させることで、基準位置としての欠歯部52が設けられている。本実施形態では、突起51は基本的に30°CAで等間隔に設けられ、欠歯部52でのみ60°CA間隔となっている。なお、突起51の数及び間隔は任意であり、10°CA間隔とする構成、又は60°CA間隔とする構成であってもよい。
エンジン10のシリンダブロック11(機関本体)には、ロータ50の外周(突起51)に対向する位置に、回転検出センサとしてのクランク角センサ60が設けられている。より具体的には、クランク角センサ60は、シリンダブロック11のクランクケース部に設けられている。クランク角センサ60は、公知の電磁ピックアップ方式のセンサであり、鉄心(図示を略す)と、鉄心の周りに設けられた検出コイル(以下コイル61と記す)と、コイル61を貫く磁束が発生される磁石(図示を略す)とを備えている。
ロータ50は、クランク軸38の回転に連動して回転される。ロータ50の外周にある突起51がクランク角センサ60の位置を通過すると、突起51の凹凸によってクランク角センサ60のコイル61を通る磁束が変化し、電磁誘導の作用によってコイル61に起電力が生じる。この場合、コイル61では、突起51の通過を検出することで、所定の回転角度周期で交流信号(回転角信号)を出力する。なお、クランク角センサ60は、シリンダブロック11(エンジン本体)に直接搭載されるもの以外に、エンジン近傍に設けられた発電機(ACG)のステータコイルのベースに取り付けられ、そのACGのロータの回転を検出するセンサや、クランクケースカバー側に取り付けられているクランク角センサであってもよい。
排気通路42には、排気中のNOx、HC及びCO等を浄化する三元触媒46が設けられている。三元触媒46の上流側には、排気中の酸素濃度に応じて2値的に出力値を変化させる酸素濃度センサ(以下、O2センサ48)が設けられている。
また、本実施形態の車両(スクータ)においては、シュラウド内に配置されたエンジン10を強制冷却するための冷却装置(冷却手段)49が搭載されている。冷却装置49は、エンジン10の回転により駆動される機械式のファン装置を備えるものであり、クランク軸38に接続された周知の冷却ファンを有している。なお、シュラウドには、外部から冷却風を取り込むための取入口と、その冷却風を排出するための排出口とが設けられており、冷却装置49が駆動されると、それら取入口と排出口とを通じてシュラウド内を冷却風が通過する。
ECU70は、マイクロコンピュータ71を備える電子制御ユニットとして構成されている。マイクロコンピュータ71は、記憶部に記憶された各種プログラムや演算式に基づいて、各種のエンジン制御を実施する。この場合、上述した各種センサで取得された信号に基づき燃料噴射弁29や点火コイル35の動作を制御することにより、エンジン10の運転状態を制御する。本実施形態では、燃料噴射弁29や点火コイル35が所定の動作機能を有する機能部品に相当し、クランク角センサ60が所定の検出機能を有する機能部品に相当する。
なお、ECU70は、エンジン10の温度の影響を受けにくい箇所に搭載されており、例えば車両のシート下においてエンジン10よりも上方位置に設置されている。ECU70には、車両のフロント部分に設けられた表示部におけるランプ81,メータ82等が接続されている。
ECU70内にはECU温度を検出するサーミスタ74a,74bが設けられている。サーミスタ74a,74bが温度検出手段に相当する。各サーミスタ74a,74bの温度の検出値(以下、ECU温度と称する)は、エンジン10の冷間始動時において外気温の推定に使用されたり、燃料噴射の増加量(始動時増量)の算出に使用されたりする。
図3に示すように、各サーミスタ74a,74bは、ECU70の筐体70a内に収容された制御基板CB上に実装されている。なおサーミスタ74a,74bがECU70に内蔵されている場合、検出温度に対する外乱の影響が抑えられるため、外気温を精度よく推定できる。
また制御基板CB上には、マイクロコンピュータ71の他、エンジン運転に伴って発熱するスイッチング素子等の発熱素子PDが実装されている。サーミスタ74aは、発熱素子PDから距離d1離れた位置に実装されている。サーミスタ74bは、発熱素子PDから距離d2離れた位置に実装されている。なお距離d1<d2であるとする。この場合、各サーミスタ74a,74bに対する発熱素子PDの発熱の影響が異なるため、エンジン運転状態においては、サーミスタ74aで検出されるECU温度Th1と、サーミスタ74bで検出されるECU温度Th2とに差が生じることとなる。
詳しくは図4において、サーミスタ74aのECU温度Th1と、サーミスタ74bのECU温度Th2とが外気温に一致している状態から、時刻t1でエンジン10が始動されると、エンジン運転に伴って、発熱素子PDの発熱によりECU温度Th1,Th2が次第に上昇する。この際、ECU温度Th2よりも、ECU温度Th1の温度上昇が大きいため、ECU温度Th1,Th2に温度差ΔThが生じることとなる。
その後、時刻t2でエンジン10が停止すると、発熱素子PDの発熱も停止し、ECU温度Th1,Th2が次第に低下する。そして時刻t3で、ECU温度Th1,Th2が車両の外気温まで低下した際に、両ECU温度Th1,Th2が一致することとなる。
そのため、本実施系形態のECU70は、サーミスタ74a,74bのこのような温度特性を利用して、エンジン10がソーク状態であるかを判定する。すなわち、エンジン停止後において、サーミスタ74a,74bの温度差が所定温度未満(例えば3℃未満)となった際に、エンジン10が十分に冷却された状態(ソーク状態)であると判定する。
またECU70は、エンジン10の停止時及び運転状態下においてクランク角センサ60のコイル61の抵抗値を検出し、その検出したコイル抵抗値RSに基づいて、エンジン温度Teを算出する。すなわち、クランク角センサ60はシリンダブロック11(エンジン本体)に直接搭載されており、エンジン温度Teとの相関を有している。そこで本実施形態では、そのクランク角センサ60を用いて、エンジン10の温度を検出することとしている。以下、その構成を説明する。
まずは、クランク角センサ60の基本機能である回転検出機能について説明する。ECU70には、波形整形回路62が設けられており、クランク角センサ60から出力された交流信号は、波形整形回路62においてパルス信号に変換される。そして、マイクロコンピュータ71は、波形整形回路62から入力されるパルス信号の間隔(時間間隔)に基づいてエンジン回転速度を算出する。
また、ロータ50において欠歯部52とそれ以外の部位とで、回転角信号の角度間隔が相違しており、マイクロコンピュータ71は、回転角信号の角度間隔に応じてパルス信号の間隔に相違が生じることに基づいて、欠歯位置(基準位置)の検出を実施する。
次に、クランク角センサ60のコイル抵抗値を検出することによる、エンジン温度Teの算出機能について説明する。ECU70は、コイル61を通電するための通電手段である通電部72と、通電部72によるコイル通電時に当該コイル61にかかる電圧値を検出する電圧検出部73としてA/D回路とを備えており、マイクロコンピュータ71は、電圧検出部73で検出された電圧値(コイル抵抗の相当値)と、コイル61に流れる電流値とに基づいて求められるコイル抵抗値に基づいて、エンジン温度Teを算出する。
通電部72は、定電圧電源72a(電圧Vcc)と、PNP型のトランジスタ72b及び72cと、抵抗部72d(抵抗値R1)及び抵抗部72e(抵抗値R1)と、スイッチ72fとを備えている。トランジスタ72b及び72cはカレントミラー回路を形成しており、トランジスタ72b及び72cのベースが互いに接続され、そのベースの接続部がトランジスタ72cのコレクタに接続されている。そして各トランジスタ72b及び72cのエミッタは、それぞれ定電圧電源72aに接続されている。トランジスタ72cのコレクタ側には抵抗部72eが接続されおり、抵抗部72eの他端には電圧検出部73と、コイル61と、波形整形回路62とが並列接続されている。一方、トランジスタ72bのコレクタ側には抵抗部72dが接続されており、抵抗部72dの他端にはスイッチ72fが接続されている。スイッチ72fは、例えば半導体スイッチであり、マイクロコンピュータ71からの指令信号に基づいて、トランジスタ72bの導通状態と非導通状態とを切り換える。
以上の構成により、スイッチ72fがONとなりトランジスタ72bが導通状態となると、トランジスタ72cも導通状態となり、トランジスタ72bからは電流IS(IS=Vcc/R1)が出力される。トランジスタ72cからは電流IS2(≒IS)が出力される。この電流IS2がコイル61に供給されるコイル電流となる。なお電流IS≒IS2であり、コイル電流は、IS2=IS=Vcc/R1として求められる。また電圧検出部73によってコイル61に掛かるコイル電圧VRSが検出される。以上によりマイクロコンピュータ71は、コイル抵抗値RSをRS=VSR/IS2として算出する。
図4に、エンジン温度Teとコイル温度Tcとの変化を示すタイムチャートを示す。なお、ここでのエンジン温度Teは燃焼室20付近でのエンジン本体の温度、すなわちシリンダヘッドやシリンダブロックの燃焼室周りの温度等である。本チャートでは、時刻t1においてエンジン10が冷間状態で始動され、その後、時刻t2でエンジン10の運転が停止されるとしている。時刻t2以降は、エンジン停止状態(ソーク状態)となっている。
図4において、時刻t1のエンジン始動時には、エンジン温度Teとコイル温度Tcとが一致している。また、これらの温度Te,Tcは外気温(すなわち、エンジン始動時のECU温度)に一致している。そして、エンジン10の運転が開始されることに伴い、エンジン温度Te、コイル温度Tcがそれぞれ上昇する。エンジン運転中(t1〜t2)には、冷却装置49によるエンジン10の空冷が実施され、その空冷により各温度Te,Tcの温度上昇が制限される。この場合、エンジン本体とクランク角センサ60とでは冷却の程度に相違が生じており、クランク角センサ60では、エンジン全体に比べてファン冷却による冷却作用が大きく働く。それ故に、エンジン温度Teとコイル温度Tcとに温度差が生じている。つまり、エンジン本体において燃焼室付近は十分な冷却が行われないことが考えられ、図示のとおり温度差が生じる。
一方、時刻t2以降のエンジン停止状態では、冷却装置49によるエンジン空冷が停止された状態で、自然放熱によりエンジン10が冷却される。また、コイル温度Tcは、エンジン停止直後におけるシュラウド内のこもり熱により一時的に上昇し、エンジン温度Te近くに到達した後、エンジン温度Teと共に徐々に低下する。この場合、エンジン運転中とは異なり、エンジン温度Teとコイル温度Tcとはほぼ一致する。
上記のとおりエンジン10の運転中と停止後とでは、エンジン温度Teとコイル温度Tcとの関係が相違している。そのため、エンジン運転中には、エンジン温度Teとコイル温度Tcとには相関はあるものの、冷却装置49による冷却(走行風による冷却も含まれる)により、エンジン温度Teとコイル温度Tcとに温度差が生じている(温度が同様にならない)。これに対して、エンジン停止後は、停止直後の所定期間を除いて、エンジン温度Teとコイル温度Tcとが概ね一致している(温度が同様となる)。
本実施形態では、マイクロコンピュータ71は、クランク角センサ60のコイル抵抗を用いてエンジン温度Teを算出する場合、エンジン運転中であれば、冷却装置49による冷却分を加味しつつ、コイル抵抗値RSに基づいてエンジン温度Teを算出する。また、エンジン停止状態であれば、冷却装置49による冷却分を加味することなく、コイル抵抗値RSに基づいてエンジン温度Teを算出する。
より具体的には、マイクロコンピュータ71は、エンジン停止状態では、図5に示すクランク角センサ60の温度特性RA(コイル抵抗値RSとコイル温度Tcとの相関関係)を用いて、コイル抵抗値RSからコイル温度Tcを算出する。なお図5の温度特性RAは、クランク角センサ60の仕様から予め設定されている。そして、コイル温度Tc≒エンジン温度Teであることから、コイル温度Tcをエンジン温度Teとする。なお、コイル温度Tc≒エンジン温度Teであることを前提にして、コイル抵抗値RSからエンジン温度Teを直接算出する構成であってもよい。本実施形態では、電圧検出部73による検出電圧値を、コイル抵抗の相当値としている。
ただし、エンジン10の停止直後には、コイル温度Tcがエンジン温度Teの付近まで到達していない期間が存在する(図4参照、時刻t2の直後)。そのため、エンジン停止直後に限って、エンジン温度Teの算出を一時的に禁止するか、又はTe=Tc+αとして、エンジン温度Teを算出するとよい。αは、例えば図6の関係に基づいて算出される補正値である。図6では、エンジン停止からの経過時間に基づいて、その経過時間が小さいほど、補正値αとして大きい値が算出される。
これに対し、マイクロコンピュータ71は、エンジン運転中には、図5の関係を用いて、コイル抵抗値RSからコイル温度Tcを算出するとともに、そのコイル温度Tcに、冷却装置49の冷却による放熱分である温度加算値βを加算して、エンジン温度Teを算出する(Te=Tc+β)。この場合、温度加算値βは、エンジン始動時における初期温度を基準にして、その初期温度からのコイル温度Tcの上昇値に応じて算出されるとよい。具体的には、温度加算値βは、例えば図7の関係に基づいて算出されるとよい。図7では、コイル温度上昇値に基づいて、その上昇値が大きくなるほど、温度加算値βとして大きい値が算出される。この場合、コイル温度上昇値と温度加算値βとが比例関係にあってもよい。
図4で説明すると、エンジン始動時における初期温度が「Ti」であり、エンジン運転中の時刻txで、コイル温度上昇値が「ΔTco」、温度加算値βが「β1」であるとする。この場合、時刻txでのエンジン温度Teは「Ti+ΔTco+β1」として算出される。
なお、エンジン運転中においては、ロータ50が回転している状態下でクランク角センサ60のコイル61を一時的に通電し、その通電状態において、交流信号である回転角信号が出力されていない期間(信号非出力期間)でコイル抵抗値RSを検出すればよい。
ところで、クランク角センサ60のコイル抵抗Rcには製品個体差によるばらつき(公差)がある。そのため、図5に示すように、あるコイル抵抗Rcに対するコイル温度Tcの算出値が、温度特性RASから温度特性RSBの間で変化する可能性がある。特に、コストダウンを図るために安価な(低精度の)クランク角センサ60が使用される場合には、ばらつき(公差)が大きくなるおそれがある。
そのため、予め設定された温度特性RAに基づいて、コイル抵抗値RSからコイル温度Tcを算出した場合に、コイル温度Tcの算出値に誤差が生じ、その影響がエンジン温度Teの算出値に及ぶおそれがある。
そこで本実施形態では、車両の工場製造後において、コイル温度Tcと、基準温度としてのサーミスタ74a,74bの検出温度(すなわちECU温度)との温度差に基づいて、コイル温度Tcを補正するための学習値LNを算出する。そして、その学習値LNによる補正後のコイル温度Tc(以下、補正コイル温度と称する)を用いてエンジン温度Teを算出することで、クランク角センサ60の製品個体差によるコイル温度Tcの誤差分を補正した状態でのエンジン温度Teの算出を可能にしている。なお、基準温度としてのECU温度は、サーミスタ74a,74bのいずれで検出されたものでもよいが、本実施形態では、発熱素子PDによる影響の小さいサーミスタ74bにより検出された温度をECU温度とし、以下それをECU温度Thとする。
車両の市場出荷前における初期学習は以下のとおりである。まず車両の市場出荷前においてECU70が初めて起動(IGオン)され、新しく搭載されたクランク角センサ60が初めて使用される際に、マイクロコンピュータ71は、サーミスタ74bにより検出されたECU温度Thを取得するとともに、図5の温度特性RAを用いてクランク角センサ60の出力電圧(コイル抵抗値RS)からコイル温度Tcを算出する。そして、ECU温度Thとコイル温度Tcとの差分ΔTを算出し(ΔT=Tc−Th)、それを学習値LNとして記憶する。
そして、車両の市場出荷後においては、マイクロコンピュータ71は、コイル温度Tcを学習値LNで補正することにより算出した補正コイル温度に基づいて、エンジン温度Teを算出する(Te=Tc−LN)。このように、補正コイル温度を用いてエンジン温度Teを算出することで、クランク角センサ60の製品個体差に起因するばらつきを抑えた状態で、エンジン温度Teを算出できる。
ところで、仮に学習値LNが正しく算出されていないと、エンジン温度Teが誤って算出されることになる。例えば、学習値LNの算出時において、エンジン10が暖機状態にあり、ECU温度Thやコイル温度Tcがその影響を受けていると、誤った学習値LNが算出されてしまう。
そこで、マイクロコンピュータ71は、学習値LNの算出後において、ECU70が起動される毎に、ECU温度Thと補正コイル温度との温度差が所定以上であるか否かを判定し、温度差が所定以上であると判定される発生頻度が所定の高頻度となる場合に、現時点の学習値LNを更新する。すなわち、ECU温度Thと補正コイル温度との温度差として、所定範囲内の温度差、すなわち同等の温度差が繰り返し生じている場合に、学習値LNについて再学習を実施する。
つまり、ECU70の起動時にECU温度Thと補正コイル温度との温度差が所定以上となることが頻発する場合には、その温度差の生じる原因が、エンジン10の暖機に起因するものとは想定し難く、学習値自体に問題がある可能性が高いと考えられる。この場合、再学習処理を実施する。例えば、複数回のECU70の起動時で連続して、ECU温度Thと補正コイル温度との温度差が所定以上となる場合、再学習処理を実施する。
また、車両の長期の使用に際しては、クランク角センサ60の経年劣化(コイル抵抗やワイヤーハーネス等の配線部材の劣化等)に伴ってコイル抵抗Rcの温度特性が変化しうる。図5を参照して説明すると、クランク角センサ60の経年劣化に伴って、コイル抵抗Rcとコイル温度Tcとの相関関係が変化する(例えば温度特性RSB側にシフトする)ことが生じうる。この場合、学習値LNを修正することが必要となる。
そこで本実施形態では、学習値LNの更新条件を定めておき、その更新条件が成立した際に、学習値LNを更新する更新処理を行う。具体的には、以下の(a),(b)に示す更新条件が成立した際に、ECU温度Thと補正コイル温度との温度関係が正常状態ではないとみなし、学習値LNを更新する。
(a)ECU温度Thが外気温と同等であると判定される状況下において、補正コイル温度がECU温度Thよりも低温の所定の低温域(例えばThよりも3℃以下)に入っている場合に、更新条件が成立しているとして学習値LNを更新する。すなわち、ECU70は自己発熱や日射等の影響により、ECU70のみが温度上昇する場合もあるが、クランク角センサ60の温度よりも所定温度以上に高くなることはない。また、クランク角センサ60はシリンダブロック11に取り付けられており、エンジン10の発熱の影響を受けるため、コイル温度Tcが許容誤差分(例えば3℃)を超えて、ECU温度Thよりも低くなることはない。そこで、補正コイル温度がECU温度Thに対して所定以上に低温となる場合に、コイル抵抗Rcの温度特性が変化したとして、学習値LNを更新する。
(b)エンジン10の運転状態で、補正コイル温度がECU温度Thよりも高温の所定の高温域(例えばThよりも40℃以上)に入っている場合に、更新条件が成立しているとして学習値LNを更新する。すなわち、エンジン運転時にはエンジン冷却が行われることを考えると、エンジン運転中であっても、コイル温度TcがECU温度Thに対して所定の温度差上限値(例えば40℃)を超えて高温になることはない。そこで、補正コイル温度がECU温度Thに対して所定以上に高温となる場合に、コイル抵抗Rcの温度特性が変化したとして、学習値LNを更新する。
更新条件が成立した場合には、現時点の学習値LN(i−1)を、ECU温度Thとコイル温度Tcとの差分ΔT(ΔT=Tc−Th)に基づき更新して、新たな学習値LN(i)を算出する。例えば、ΔTに、所定の重み係数を乗算し、その積を学習値LN(i−1)に加算することで、新たな学習値LN(i)を算出する。1回当たりの更新値を一定値としてもよい。また、更新幅には上限を定めておくとよい。
なお(b)の場合には、クランク角センサ60の経年劣化に伴うコイル温度Tcの増加と、エンジン暖機によるコイル温度Tcの増加とを区別する必要がある。そこで本実施形態では、ECU温度Thと補正コイル温度との温度関係が正常ではない状態が、エンジン始動毎に複数回繰り返されることが判定された際に、学習値LNを更新する。この場合、エンジン暖機の影響によるコイル抵抗Rcの変化と、経年劣化に伴うコイル抵抗Rcの変化とを区別して、学習値LNを更新できる。
更に、車両の市場出荷後には、ユーザやディーラ作業者等によりクランク角センサ60が交換される場合が想定され、その交換に際して学習値LNの消去及び再算出が行われる。すなわち上述したように、クランク角センサ60のコイル抵抗には個体差がある(図5参照)。そのため、クランク角センサ60が交換され、コイル抵抗の温度特性が変わる場合には学習値LNを算出しなおす必要が生じる。この際、車両メンテナンスにおけるコスト削減するためには、専用のダイアグツールを使用せずに自車両における既存の構成部品を用いて、クランク角センサ60が交換されたと判定されることが望ましい。
本実施形態では、クランク角センサ60の交換手順が予め規定されており、ユーザ等はその交換手順に従って、クランク角センサ60の交換作業を実施する。具体的には、クランク角センサ60の交換時における作業手順として、クランク角センサ60の出力値(コイル電圧VRS)を正常状態では使用されない非常値とする作業が定められており、マイクロコンピュータ71は、ECU70の起動時においてクランク角センサ60の抵抗値が正常状態ではない非常値であることに基づいて、クランク角センサ60が交換されたと判定する。そして、クランク角センサ60が交換されたと判定された場合に、現時点の学習値LNを消去し、その後、新たな学習値LNを算出する(すなわち再学習を実施する)。
例えば、クランク角センサ60の交換時において、クランク角センサ60を外した状態でイグニッションオンすることを作業手順として定めておく。この場合、イグニッションオン直後のセンサ出力は、断線時の出力電圧(例えば5V)となる。そこで、マイクロコンピュータ71は、この異常な出力電圧を検出した際に、クランク角センサ60の抵抗値が非常値であるとして、クランク角センサ60の交換が行われたと判定する。
その他に、クランク角センサ60を外した後に、センサ用コネクタに、特殊信号を出力する出力装置を接続することを作業手順として定めておいてもよい。出力装置は、例えばオンオフ信号(0V、5V)を交互に出力する。この場合、イグニッションオン直後のセンサ出力は、通常ではあり得ない非常値となる。そこで、マイクロコンピュータ71は、その非常値に基づいてクランク角センサ60の交換が行われたと判定してもよい。
クランク角センサ60の交換が行われたと判定された場合には、現時点の学習値LNを消去し、その後、新たな学習値LNを算出する。例えば、学習値LNの消去に伴う一連の手順として、イグニッションがオフに切り替えられる前に新たな学習値LNを算出する。または、学習値LNが消去されてから、一旦イグニッションがオフとされた後、次回イグニッションがオンとされた際(所定の条件が成立した際)に、新たな学習値LNを算出するようにしてもよい。
上記のようにすると、専用のダイアグツールを使用せずとも再学習を実施できる。またユーザ等による所定の交換手順が実施されたことを条件として再学習が実施されるため、ユーザ等がクランク角センサ60の交換以外の目的でクランク角センサ60を取り外した際に、誤って再学習が実施されることを回避できる。
またマイクロコンピュータ71は、学習値LNの算出に関して、少なくとも、学習値LNの新たな算出(再学習)を要する状態であること、学習値LNの算出が完了した状態であることを、報知手段を用いてユーザに報知する。例えば、自車両の表示部に設けられたランプ81の点滅状態や、メータ82におけるコード表示等により学習状態を報知する。これによりユーザは、表示部の情報を確認することで、再学習の要否や再学習の実施状況などを認識することができる。
次にマイクロコンピュータ71が実施する各種処理の手順について説明する。図8は、学習処理のフローチャートである。図9はクランク角センサ60の交換判定処理に関するフローチャートである。なお以下の処理は、図示を略すイグニッションスイッチがオンに切り替えられた後に実施される。
図8の学習処理において、まずイグニションスイッチがオンに切り替えられた直後であるか否かを判定する(S10)。そして、切り替え直後であれば、クランク角センサ60のコイル電圧VRSを取得するとともに(S11)、そのコイル電圧VRSに基づいて、クランク角センサ60のコイル温度Tcを算出する(S12)。また、ECU温度Thを取得する(S13)。
その後、初回学習の実施条件が成立しているか否かを判定する(S14)。初回学習の実施条件は、クランク角センサ60の組み付け後に実施される初回学習を実施するか否かを判定する条件であり、車両の工場出荷前において初回のイグニッションオン時(初回起動時)に条件成立の旨が判定される。また本実施形態では、クランク角センサ60の交換に伴い学習値LNが消去されることになっており、そのクランク角センサ60の交換後において初回のイグニッションオン時等にも条件成立の旨が判定される。
S14を肯定する場合、初回学習を実施する(S15)。このとき、ECU温度Thが外気温と同等であることを条件に、ECU温度Thとコイル温度Tcとの差分ΔTにより学習値LNを算出しメモリに記憶する。その後、初回学習が完了した旨を、ランプ81の点滅等により報知する(S16)。学習値LNの算出後は、この学習値LNを用いた補正後のコイル温度Tc(補正コイル温度)に基づいて、エンジン温度Teが算出される。
また、S14を否定する場合に、再学習の実施条件が成立するか否かを判定する(S17)。再学習の実施条件は、学習値LNが既に存在している場合にその学習値LNが正しく算出されたものか否かを判定する条件であり、例えば初回学習において学習値LNが誤って算出された場合に肯定される。その判定に関して具体的には、ECU70の起動時において、ECU温度Thと、補正コイル温度との温度差が所定以上であるか否かを判定し、その温度差が所定以上であると判定される発生頻度が所定の高頻度となる場合に、学習値LNが正しく算出されたものでないと判定する。
S17を肯定する場合、現在の学習値を更新する(S18)。このとき、現時点の学習値LNを消去するとともに、ECU温度Thとコイル温度Tcとの差分ΔTにより新たな学習値LNを算出してメモリに記憶する(再学習する)。その後、再学習が完了した旨を、ランプ81の点滅等により報知する(S19)。なお、初回学習が完了した時の報知(S16)と、再学習が完了した時の報知(S19)とは同じ報知態様で実施されてもよいし、各々区別できるように異なる報知態様で実施されてもよい。
また、S14,S17を共に否定する場合、学習値LNの更新条件が成立するか否かを判定する(S20)。学習値LNの更新条件は上述のとおりであり、ECU温度Th≒外気温となる状況下において、コイル温度TcがECU温度Thよりも低温の所定の低温域(例えばThよりも3℃以下)に入っている場合に、更新条件が成立しているとされる。又は、エンジン10の運転状態で、補正コイル温度がECU温度Thよりも高温の所定の高温域(例えばThよりも40℃以上)に入っている場合に、更新条件が成立しているとされる。
S20を肯定する場合、学習値LNの更新処理を実施する(S21)。このとき、現時点の学習値LN(i−1)と、ECU温度Th及びコイル温度Tcの差分ΔTとに基づいて、新たな学習値LN(i)を算出し、その学習値LN(i)により現時点の学習値LN(i−1)を更新する。なお、学習値LNの更新時にもランプ81等による報知を行うようにしてもよい。
また、図9のクランク角センサ60の交換判定処理では、イグニションスイッチがオンに切り替えられた直後であるか否かを判定する(S30)。そして、切り替え直後であれば、クランク角センサ60のコイル電圧VRSを取得する(S31)。その後、コイル電圧VRSが、正常状態では使用されない非常値であるか否かにより、クランク角センサ60の交換が実施されたか否かを判定する(S32)。
ステップS32を肯定する場合、学習値LNを消去する(S33)。その後、学習値LNが消去されたことを、ランプ81の点滅等により報知するとともに、交換履歴をメモリに記憶する(S34)。なお、学習値LNの消去時の報知態様は、初回学習時や再学習時の報知態様と異なっているとよい。
上記によれば以下の優れた効果を奏することができる。
・エンジン10の温度変化と相関を有するクランク角センサ60のコイル抵抗Rcの抵抗値から、コイル抵抗Rcの温度(コイル温度Tc)を算出し、そのコイル温度Tcからエンジン温度Teを算出することができる。しかし、クランク角センサ60のコイル抵抗Rcの抵抗値は、製品個体差によるばらつきがある。そのため、コイル温度Tcを用いてエンジン温度Teを算出する場合には、コイル抵抗Rcの製品個体差によるばらつきの影響を考慮する必要がある。そこで、所定の条件下で、ECU温度Th(サーミスタ74a,74bによる検出温度)とコイル温度Tcとの温度差を学習値LNとして算出する。そして、学習値による補正後のコイル温度Tcに基づいて、エンジン温度Teを算出するようにした。そのため、クランク角センサ60のコイル抵抗Rcの個体差によるばらつきを取り除いた状態で、エンジン温度Teを精度よく算出することができる。
・ECU温度Thが外気温と同等であると判定される場合には、エンジン10が十分に冷却された状態であると推定される。この場合、エンジン10が十分に冷却された状態では、ECU温度Thとコイル温度Tcとが同等となっていると考えられ、その状況下においては学習値LNを適正に算出することができる。
・ECU70の起動時にECU温度Th補正コイル温度との温度差が所定以上となることが頻発する場合には、その温度差の生じる原因が、エンジン10の暖機に起因するものとは想定し難く、学習値自体に問題がある可能性が高いと考えられる。この場合、学習値LNを算出しなおすことにより、エンジン温度Teの算出精度を高めることができる。
・クランク角センサ60はエンジン10のシリンダブロックに取り付けられており、エンジン10の発熱の影響を受けるため、補正コイル温度が許容誤差分(例えば3℃)を超えて、ECU温度Thよりも低くなることはない。この点を考慮すると、経時変化等が原因でコイル温度Tcの算出精度が低下してきたことを把握でき、学習値LNについて必要に応じた更新処理を実施できる。
・エンジン運転時にはエンジン冷却が行われることを考えると、エンジン運転中であっても補正コイル温度がECU温度Thに対して所定の温度差上限値(例えば40℃)を超えて高温になることはない。この点を考慮すると、経時変化等が原因でコイル温度Tcの算出精度が低下してきたことを把握でき、学習値LNについて必要に応じた更新処理を実施できる。
・コイル抵抗Rcの抵抗値には個体差があるため、クランク角センサ60が交換された際にはコイル抵抗値RSが変わる。そこで、クランク角センサ60の交換に伴い学習値LNを算出しなおすようにした。この場合、交換後のクランク角センサ60のコイル抵抗値RSに合わせて、適切な学習値LNを取得できる。また、二輪車においては、コスト低減を図るべく、ダイアグツール等を使用せずとも、ECU70が車両の各種状態を認識できる構成であることが望ましい。この点、上記構成によれば、クランク角センサ60の交換時において、クランク角センサ60の出力を利用して当該交換をECU70で認識できる。
・学習値LNが消去された場合、及び学習値LNが新たに算出された場合に、その旨をユーザに報知する構成にした。これにより、ユーザは車両における学習の実施状況について把握できる。
・ECU70の筐体70a内に収容されているサーミスタ74a,74bは、クランク角センサ60に比べて外部環境の影響を受けにくく、信頼性が比較的高いものであると考えられる。したがって、このサーミスタ74aおよび74bの少なくともいずれかを基準にして学習値LNを算出することで、学習値LNの信頼性を高めることができる。
なお本発明は上記に限定されず以下のように実施してもよい。なお以下の説明において上記と同様の構成には同じ図番号を付し詳細な説明は省略する。
・上記の図8のS17の処理が肯定される場合、すなわち、ECU温度Thと、学習値LNによる補正後のエンジン温度Teとの温度差が所定以上であると判定される発生頻度が所定の高頻度となる場合には、ECU温度Thが外気温と同等であること(ソーク状態であること)を条件として、現時点での学習値を消去するとともに、新たな学習値LNを算出してもよい。
・上記の図8のS14の処理において、学習値LNがユーザによって意図的に消去された履歴がある場合にも、初回学習の実施条件が成立したと判定されてもよい。
・上記において、マイクロコンピュータ71がクランク角センサ60を通電していないにもかかわらず、クランク角センサ60に所定電圧がかかっていることが検出された場合に、クランク角センサ60の出力値が正常状態では使用されない非常値であると判定されてもよい。
・上記では、ECU70に設けられた2つのサーミスタ74a,74bの温度差を用いて、エンジン10がソーク状態であるかを判定している。これ以外にも、二輪車に搭載された温度センサのうち、エンジン10の温度検出用以外であって、エンジン10のソーク状態の際に、外気温を検出可能な温度センサ(例えば外気温センサ)を用いて、エンジン10がソーク状態であるかが判定されてもよい。
・上記では、クランク角センサ60が持つコイル61の抵抗値に基づいて、エンジン10の温度を算出する例を説明した。これ以外にもエンジン10又はその近傍に備え付けられており、エンジン温度Teと温度特性に相関を持つ電気的な機能部品の抵抗体の抵抗値に基づいて、エンジン温度Teを算出できる。例えば、本来の動作機能として、燃料と吸気との混合気を燃焼室20に噴射供給する燃料噴射弁29の抵抗体の抵抗値を用いて、エンジン温度Teを算出してもよい。この場合、燃料噴射弁29の噴射供給動作(本来の動作機能)が行われないエンジン10の始動時等のタイミングで、通電部72によって燃料噴射弁29の抵抗体(例えばコイル)を一時的に通電し、電圧検出部73で検出した電圧値(又は抵抗値)に基づいてエンジン温度Teを算出する。これ以外にも、機能部品として、エンジン10のシリンダブロック11に設けられたカム角センサなどの抵抗体の抵抗値を用いて、エンジン温度Teを算出してもよい。
・また、機能部品として、アイドル空気量を調整するISC弁(電磁弁24)、触媒暖機のための二次エアを排気通路42に供給する二次エアバルブ、キャニスタに吸着したエバポガスを吸気通路12に供給するパージ弁を用いることが可能である。これらの各機能部品について、本来の動作機能を行わない休止時に、抵抗体への通電により抵抗値を取得する。そして抵抗値に基づきエンジン温度を算出することができる。なお、上記のISC弁や二次エアバルブ、パージ弁は、いずれもエンジン本体に直接搭載されるものでなく、エンジン本体の近傍に設けられるものとなっている。
・抵抗値を検出するための通電部72による機能部品への通電が、機能部品の本来の動作機能に影響しない場合には、機能部品の本来の動作機能と、エンジン温度Teの検出機能とが同時に行われてもよい。また抵抗体としては、コイル以外にも、機能部品を構成する銅線を用いることができる。
・上記では、ECU70がソーク状態であるかを判定することを前提として、ECU70内に設けられた複数のサーミスタ74a,74bによる温度の検出結果に基づき外気温を推定する例を示したがこれに限定されない。例えば、ECU70の発熱が外気温を推定することに対して影響が少ない場合には、ECU70内に設けられた1つのサーミスタの温度の検出結果に基づいて外気温を推定することも可能である。
・本発明は、エンジンが搭載された各種車両や機械に適用でき、例えば四輪自動車や、産業用車両、クレーン車等の建設機械、トラクター等の農業機械等への適用が可能である。また、コジェネレーション等のエネルギ供給システムに用いられるエンジンにも適用可能である。更には、本発明は、水冷タイプのエンジン、多気筒エンジン等、エンジンの種類に関わらず、周知のエンジンが搭載された車両に適用することができる。
10…エンジン、29…燃料噴射弁、60…クランク角センサ、61…コイル、70…ECU、74a…サーミスタ、74b…サーミスタ。

Claims (10)

  1. 内燃機関(10)又はその近傍に設けられ所定の検出機能又は動作機能を有する電気的な機能部品(29,60)と、前記機能部品の検出機能又は動作機能を用いて前記内燃機関の運転状態を制御する内燃機関の制御装置(70)において、
    前記内燃機関の温度変化と相関を有する前記機能部品の抵抗体(61)の抵抗値を検出する抵抗検出手段と、
    前記抵抗値の検出結果に基づき前記抵抗体の温度である抵抗温度を算出する抵抗温度算出手段と、
    前記内燃機関の冷間状態下で外気温を推定する温度検出手段(74b)から検出温度を取得する取得手段と、
    所定の条件下で、前記抵抗温度算出手段により算出した抵抗温度と、前記取得手段により取得した前記検出温度との差を学習値として算出する学習値算出手段と、
    前記学習値による補正後の前記抵抗温度である補正抵抗温度に基づいて、前記内燃機関の温度を算出する機関温度算出手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記温度検出手段による検出温度が外気温と同等であるか否かを判定する第1判定手段を備え、
    前記学習値算出手段は、前記検出温度と前記外気温とが同等であると判定された状況下で、前記学習値を算出する請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記制御装置の起動時において前記検出温度と前記補正抵抗温度との温度差が所定以上であるか否かを判定する第2判定手段を備え、
    前記学習値算出手段は、前記第2判定手段により前記温度差が所定以上であると判定される発生頻度が所定の高頻度となる場合に、現時点の前記学習値を更新する請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記制御装置の起動時において前記検出温度と前記補正抵抗温度との温度差が所定以上であるか否かを判定する第2判定手段を備え、
    前記学習値算出手段は、前記第2判定手段により前記温度差が所定以上であると判定される発生頻度が所定の高頻度となる場合において、前記検出温度と前記外気温とが同等であると判定された場合に、前記学習値を消去し、新たな前記学習値を算出する請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記機能部品は、前記温度検出手段に比べて前記内燃機関の熱の影響を受けやすい位置に設けられており、
    前記学習値算出手段は、前記検出温度が外気温と同等である状況下で、前記補正抵抗温度が、前記検出温度よりも低温の所定の低温域に入っている場合に、それら補正抵抗温度と検出温度との差に基づいて、現時点の前記学習値を更新する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記学習値算出手段は、前記補正抵抗温度が、前記検出温度よりも高温の所定の高温域に入っている場合に、それら補正抵抗温度と検出温度との差に基づいて、現時点の前記学習値を更新する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記機能部品または前記制御装置の交換時における作業手順として、前記機能部品の抵抗値を正常状態では使用されない非常値とする作業が定められており、
    前記制御装置の起動時において前記機能部品の抵抗値が前記非常値であることに基づいて、前記機能部品または前記制御装置が交換されたと判定する交換判定手段と、を備え、
    前記学習値算出手段は、前記交換判定手段により前記機能部品または前記制御装置が交換されたと判定された場合に、現時点の前記学習値を消去し、その後、新たな前記学習値を算出する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  8. 前記学習値算出手段による学習値の算出に関して、少なくとも、学習値の新たな算出を要する状態であること、学習値の算出が完了した状態であることを、報知手段(81,82)により報知する報知制御手段を備える請求項1乃至7のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  9. 前記機能部品は、前記内燃機関の機関本体に設けられ、該内燃機関の回転を検出する回転検出センサ(60)であり、
    前記回転検出センサは、前記抵抗体として、前記内燃機関の回転に連動するロータ(50)の回転を検出し所定の回転角度周期で回転角信号を出力する検出コイル(61)を有しており、
    前記検出コイルを通電する通電手段(72)を備え、
    前記抵抗検出手段は、前記通電手段により前記検出コイルを通電した状態で、当該検出コイルの抵抗値を検出し、
    前記温度算出手段は、前記検出した検出コイルの抵抗値に基づいて、前記内燃機関の温度を算出する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  10. 制御基板に実装され、かつ実装状態で収容部(70a)に収容される制御装置(70)であって、
    前記温度検出手段は、前記収容部に設けられる温度センサ(74b)である請求項1乃至9のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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