JP2016210289A - 車両の外装樹脂部品 - Google Patents

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唯常 石本
Yuijo Ishimoto
唯常 石本
基裕 小嶋
Motohiro Kojima
基裕 小嶋
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Abstract

【課題】車両の燃費性能を向上させつつ、窓として必要な耐久性を備えた車両の外装樹脂部品を提供すること。
【解決手段】硬質の樹脂製の基材10から成る車両の外装樹脂部品1の意匠面側には、整流機能を有する凹凸形状の硬質性の膜体20が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の外装樹脂部品に関し、詳しくは、硬質の樹脂製の基材から成る車両の外装樹脂部品に関する。
従来、自動車の燃費性能を向上させるために各種の技術が研究されている。ここで、下記特許文献1には、乗物のボデーの表面に微細な凹凸を施す技術が開示されている。これにより、ボデーの表面に対する走行エアの剥離が生じ難くなるため(整流機能を備えているため)、乗物の空力性能を向上させる(空気抵抗を抑える)ことができる。したがって、乗物の燃費性能を向上させることができる。
特開平6−227500号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、樹脂ウィンドウの表面に凹凸を施すと、乗物の窓として必要な耐久性(主に耐傷性)が不足することとなっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、車両の燃費性能を向上させつつ、窓として必要な耐久性を備えた車両の外装樹脂部品を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、硬質の樹脂製の基材から成る車両の外装樹脂部品(例えば、樹脂ウィンドウ)であって、その意匠面側には、整流機能を有する凹凸形状の硬質性の膜体が形成されている。
請求項1の発明によれば、従来技術と同様に、外装樹脂部品の表面に対する走行エアの剥離が生じ難くなるため、車両の空力性能を向上させる(空気抵抗を抑える)ことができる。したがって、車両の燃費性能を向上させることができる。また、膜体が硬質性を有するものであるため、従来技術とは異なり、窓として必要な耐久性を備えることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の外装樹脂部品であって、凹凸は、基材の意匠面側に形成されており、膜体は、凹凸形状の表面に沿って形成されている。
請求項2の発明によれば、例えば、凹凸形状を膜体で形成する場合と比較すると、凹凸形状を簡便に形成できる。したがって、外装樹脂部品の製造工程を簡便化できる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車両の外装樹脂部品であって、凹凸は、膜体の意匠面側に形成されている。
請求項3の発明によれば、たとえば、凹凸形状を基材によって形成する場合と比較すると、基材を成形する金型のキャビィテー面の構成を簡素化できる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の車両の外装樹脂部品であって、外装樹脂部品自身は、3次元の曲面を成すように形成されている。
請求項4の発明によれば、外装樹脂部品の使用の用途を広めることができる。
実施例1に係る樹脂ウィンドウの縦断面の模式図である。 実施例2に係る樹脂ウィンドウの縦断面の模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
まず、図1を参照して、本発明の実施例1を説明する。なお、外装樹脂部品の例として、樹脂ウィンドウ1を説明することとする。このことは、後述する全ての実施例においても同様である。この実施例1の樹脂ウィンドウ1は、主として、樹脂製の基材10から構成されている。この基材10は、透明または半透明な硬質の樹脂から構成されている。この基材10として、例えば、PC、アクリル、PCとアクリルのアロイ(混ぜたもの)、PET、塩ビ等が考えられる。なお、この基材10は、自動車の窓の一部(例えば、リアガラス、サンルーフのガラス等)であり、例えば、3次元の曲面を成すように形成されている。
図1からも明らかなように、この基材10の意匠面側は、凹凸形状となっている。この凹凸形状の凹凸のピッチは、例えば、100μmである。また、この凹凸形状の凹凸の深さは、例えば、100μmである。このように凹凸形状にすることにより、樹脂ウィンドウ1の表面に対する走行エアの剥離が生じ難くなるため(整流機能を備えているため)、自動車の空力性能を向上させる(空気抵抗を抑える)ことができる。したがって、自動車の燃費性能を向上させることができる。
この基材10の意匠面側には、凹凸形状の表面に沿って硬質性の膜体20が形成されている。すなわち、この基材10の意匠面側は、凹凸形状の表面に沿って硬質性の膜体20が成膜されている。この硬質性の膜体20として、例えば、SiO2薄膜、薄い金属膜、薄いアルミ膜等が考えられる。この膜体20の厚みは、例えば、3μmである。なお、この膜体20の成膜方法として、例えば、真空蒸着、スパッタリング、CVD、PVD等が考えられる。樹脂ウィンドウ1は、このように構成されている。
本発明の実施例1に係る樹脂ウィンドウ1は、上述したように構成されている。この構成によれば、基材10の意匠面側は、凹凸形状となっている。そのため、従来技術と同様に、樹脂ウィンドウ1の表面に対する走行エアの剥離が生じ難くなるため(整流機能を備えているため)、自動車の空力性能を向上させる(空気抵抗を抑える)ことができる。したがって、自動車の燃費性能を向上させることができる。また、この構成によれば、基材10の意匠面側には、硬質性の膜体20が形成されている。そのため、従来技術とは異なり、自動車の窓として必要な耐久性を備えることができる。
また、この構成によれば、凹凸形状は、基材10によって形成されている。そのため、後述する実施例2の説明のように、凹凸形状を膜体20で形成する場合と比較すると、凹凸形状を簡便に形成できる。したがって、樹脂ウィンドウ1の製造工程を簡便化できる。
また、この構成によれば、基材10は、3次元の曲面を成すように形成されている。そのため、樹脂ウィンドウ1の使用の用途を広めることができる。
(実施例2)
次に、図2を参照して、本発明の実施例2を説明する。この実施例2の樹脂ウィンドウ101は、既に説明した樹脂ウィンドウ1と比較すると、その製造の工程が異なる形態のものである。なお、以下の説明にあたって、実施例1で説明した部材と同一または均等な部材には、図面において、同一符号を付すことで重複する説明は省略することとする。
図2からも明らかなように、この実施例2の基材10の意匠面側は、フラット(凹凸形状となっていない)なものとなっている。そして、この基材10の意匠面側には、凹凸形状を成す硬質性の膜体20が成膜されている。その際、接着層として、プライマから成る接着体30が用いられている。樹脂ウィンドウ101は、このように構成されている。
本発明の実施例2に係る樹脂ウィンドウ1は、上述したように構成されている。この構成によれば、実施例1の樹脂ウィンドウ1と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、凹凸形状は、膜体20によって形成されている。そのため、上述した実施例1の説明のように、凹凸形状を基材10によって形成する場合と比較すると、基材10を成形する金型のキャビィテー面の構成を簡素化できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例1では、凹凸形状の凹凸のピッチは、例えば、100μmであり、凹凸形状の凹凸の深さは、例えば、100μmである形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、凹凸形状の凹凸のピッチは、数10〜数100μmであれば構わない。また、凹凸形状の凹凸の深さも、数10〜数100μmであれば構わない。
また、実施例1では、膜体20の厚みは、例えば、3μmである形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、膜体20の厚みは、例えば、数μmであれば構わない。
1 樹脂ウィンドウ(外装樹脂部品、実施例1)
10 基材
20 膜体
101 樹脂ウィンドウ(実施例2)

Claims (4)

  1. 硬質の樹脂製の基材から成る車両の外装樹脂部品であって、
    その意匠面側には、整流機能を有する凹凸形状の硬質性の膜体が形成されている車両の外装樹脂部品。
  2. 請求項1に記載の車両の外装樹脂部品であって、
    凹凸は、基材の意匠面側に形成されており、
    膜体は、凹凸形状の表面に沿って形成されている車両の外装樹脂部品。
  3. 請求項1に記載の車両の外装樹脂部品であって、
    凹凸は、膜体の意匠面側に形成されている車両の外装樹脂部品。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の車両の外装樹脂部品であって、
    外装樹脂部品自身は、3次元の曲面を成すように形成されている車両の外装樹脂部品。



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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54138221A (en) * 1978-04-17 1979-10-26 Takeo Kamiya Automobile
JPS60113218U (ja) * 1984-01-09 1985-07-31 三菱自動車工業株式会社 樹脂製リヤゲ−ト構造

Patent Citations (2)

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