JP2016209847A - ふっ素の溶出抑制方法、土木・港湾用材料の製造方法、土中埋設材料の製造方法、土木・港湾用材料、及び土中埋設材料 - Google Patents

ふっ素の溶出抑制方法、土木・港湾用材料の製造方法、土中埋設材料の製造方法、土木・港湾用材料、及び土中埋設材料 Download PDF

Info

Publication number
JP2016209847A
JP2016209847A JP2015098338A JP2015098338A JP2016209847A JP 2016209847 A JP2016209847 A JP 2016209847A JP 2015098338 A JP2015098338 A JP 2015098338A JP 2015098338 A JP2015098338 A JP 2015098338A JP 2016209847 A JP2016209847 A JP 2016209847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elution
fluorine
cao
steel
inhibitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2015098338A
Other languages
English (en)
Inventor
達弥 佐々木
Tatsuya Sasaki
達弥 佐々木
宣裕 小林
Yoshihiro Kobayashi
宣裕 小林
上山 泰一
Taiichi Kamiyama
泰一 上山
俊輔 堀
Toshisuke Hori
俊輔 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2015098338A priority Critical patent/JP2016209847A/ja
Publication of JP2016209847A publication Critical patent/JP2016209847A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Abstract

【課題】 カルシウムアルミネートの内、溶出抑制効果が低いものを用いて、鉄鋼副産物からふっ素が溶出することを確実且つ効果的に抑制する。【解決手段】本発明のふっ素の溶出抑制方法は、溶出抑制剤としてCaO・Al2O3とCaO・2Al2O3とCaO・6Al2O3とのうち、少なくとも1つ以上含むものを用意しておき、溶出抑制補助剤として、カルシウムを含有するものを用意して、ふっ素を含有する鉄鋼副産物に対して、溶出抑制剤のCaO・Al2O3とCaO・2Al2O3とCaO・6Al2O3との合計が溶出抑制剤と溶出抑制補助剤と鉄鋼副産物との混合物の混合後の総重量に対して0.5重量%〜30重量%未満となるように混合すると共に、混合物の混合後の総重量に対するカルシウムを含有する溶出抑制補助剤の配合率を0.5重量%以上となるように混合することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄鋼副産物からふっ素が溶出することを抑制する溶出抑制技術、この技術を用いた土木・港湾用材料や土中埋設材料の製造技術に関するものである。
近年、廃棄物を低減するためや天然資源の枯渇等の問題から、鉄鋼副産物、つまり製鋼などで生成されたスラグを土木資材や路盤材等に利用することが注目されている。スラグを土工用、路盤材などとして利用するためには、環境庁告示46号(以下、環告46号)に定められた土壌環境基準を満足する必要があり、同基準ではふっ素の溶出量を0.8mg/L以下とすることが定められている。それゆえ、ふっ素を含むスラグを路盤材などに用いる場合には、ふっ素の溶出を抑制する必要がある。
このようなふっ素の溶出抑制には、カルシウムアルミネートを含む溶出抑制剤が有効であることが知られている。カルシウムアルミネートは、水との反応でカルシウムアルミネート水和相を生成し、水和相の陰イオンとふっ素イオンなどの陰イオンとが置換することで、これらのイオンを溶出しないように、水和相内に取り込んで固定する機能(ふっ素の固定化機能)を有している。例えば、特許文献1〜特許文献5などでも、ふっ素イオンと反応してCaAl2(OH)8-xFxなどの化合物を生成することでふっ素を固定化すると記載されている。
特開2000−225383号公報 特開平11−148569号公報 特開2007−61816号公報 特開2007−91590号公報 特開2001−316143号公報
上述した特許文献1〜特許文献5の溶出抑制技術は、いずれもカルシウムアルミネートを含む溶出抑制剤を用いてふっ素の溶出を抑制するものとなっている。
カルシウムアルミネートは、カルシウムとアルミニウムの酸化物からなる化合物の総称であり、CaO・Al、3CaO・Al、5CaO・3Al、12CaO・7Al、CaO・2Al、CaO・6Alなどの複数種の化合物のいずれかを含むか、これらの混合物を含むものとなっている。そして、これらの化合物の中でも、3CaO・Alや12CaO・7Alなどはふっ素の溶出抑制効果が高く、CaO・2AlやCaO・6Alなどは溶出抑制効果が低いため、カルシウムアルミネートとしてどの化合物を用いるかがふっ素の溶出を抑制する上では重要となる。
そのため、特許文献1〜特許文献5の方法で、環告46号に規定される土壌環境基準を遵守しようとすれば、溶出抑制効果の低いCaO・AlやCaO・6Alなどを用いる場合は、水の存在下で加温するなど、処理工程を複雑にしたり、ハンドリング性の低下を招いたりするので、好ましいものとは言えない。
そのため、このような溶出抑制効果の低いカルシウムアルミネートを用いる場合には、処理方法によってはふっ素の溶出を確実に抑制することができない場合も十分に考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、溶出抑制効果の低い化合物を主体とするカルシウムアルミネートを溶出抑制剤として用いる場合であっても、鉄鋼副産物からふっ素が溶出することを少量の溶出抑制剤で確実且つ効果的に抑制することができ、ハンドリング性に優れかつプロセスコストを低く抑えることも可能となるふっ素の溶出抑制方法、土木・港湾用材料の製造方法、土中埋設材料の製造方法、土木・港湾用材料、及び土中埋設材料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のふっ素の溶出抑制方法は以下の技術的手段を講じている。
即ち、本発明のふっ素の溶出抑制方法は、溶出抑制剤としてCaO・AlとCaO・2AlとCaO・6Alとのうち、少なくとも1つ以上含むものを用意しておき、溶出抑制補助剤として、カルシウムを含有するものを用意して、ふっ素を含有する鉄鋼副産物に対して、前記溶出抑制剤のCaO・AlとCaO・2AlとCaO・6Alとの合計が前記溶出抑制剤と前記溶出抑制補助剤と前記鉄鋼副産物との混合物の混合後の総重量に対して0.5重量%〜30重量%未満となるように混合すると共に、前記混合物の混合後の総重量に対するカルシウムを含有する溶出抑制補助剤の配合率を0.5重量%以上となるように混合することを特徴とする。
好ましくは、前記溶出抑制補助剤は、CaOとCa(OH)とカルシウムシリケートとのうち、少なくとも1つ以上を含有するとよい。
好ましくは、前記混合後の総重量に対するCaOの配合率をR、Ca(OH)の配合率をR、カルシウムシリケートの配合率をRとした場合に、式(1)で示される関係が成立するように、前記溶出抑制補助剤を鉄鋼副産物に混合するとよい。
また、本発明の土木・港湾用材料の製造方法は、水中または土中で使用される土木・港湾用材料を製造するに際しては、上述の溶出抑制方法を用いて、前記ふっ素の溶出が抑制された前記鉄鋼副産物を製造し、前記製造された鉄鋼副産物の一部又は全部を土木・港湾用材料とすることを特徴とする。
さらに、本発明の土木・港湾用材料は、水中または土中で使用される土木・港湾用材料であって、上述の溶出抑制方法を用いて、前記ふっ素の溶出が抑制された鉄鋼副産物を含むことを特徴とする。
さらに、本発明の土中埋設材料の製造方法は、水中または土中で使用される土中埋設材料を製造するに際して、上述した溶出抑制方法を用いて、前記ふっ素の溶出が抑制された前記鉄鋼副産物を製造し、前記製造された鉄鋼副産物の一部又は全部を土中埋設材料とすることを特徴とする。
さらに、本発明の土中埋設材料は、水中または土中で使用される土木用材料であって、上述した溶出抑制方法を用いて、前記ふっ素の溶出が抑制された鉄鋼副産物を含むことを特徴とする。
本発明のふっ素の溶出抑制方法、土木・港湾用材料の製造方法、土中埋設材料の製造方法、土木・港湾用材料、および土中埋設材料によれば、溶出抑制効果の低い化合物を主体とするカルシウムアルミネートを溶出抑制剤として用いる場合であっても、鉄鋼副産物からふっ素が溶出することを少量の溶出抑制剤で確実且つ効果的に抑制することができ、ハンドリング性に優れかつプロセスコストを低く抑えることも可能となる。
本実施形態にかかるふっ素の溶出抑制方法の手順を示した模式図である。 溶出抑制剤B(カルシウムアルミネート)の配合率に対するふっ素の溶出量の変化を、溶出抑制補助剤の有無で比較して示したグラフである。 溶出抑制剤C(CaO・Al)の配合率に対するふっ素の溶出量の変化を、溶出抑制補助剤の有無で比較して示したグラフである。 溶出抑制剤D(CaO・2Al)の配合率に対するふっ素の溶出量の変化を、溶出抑制補助剤の有無で比較して示したグラフである。 溶出抑制剤E(CaO・6Al)の配合率に対するふっ素の溶出量の変化を、溶出抑制補助剤の有無で比較して示したグラフである。
以下、本発明のふっ素の溶出抑制方法の実施形態を、図面に基づき詳しく説明する。
図1は、本実施形態のふっ素の溶出抑制方法について、その手順を模式的に示したものである。
図1に示すように、本実施形態のふっ素の溶出抑制方法は、ふっ素を含有する鉄鋼副産物1に対して、ふっ素の溶出抑制効果を有するカルシウムアルミネートを含有する溶出抑制剤2と、カルシウムアルミネートの溶出抑制効果を向上させるカルシウムイオンを含有する溶出抑制補助剤3と、を混合(配合)することで、鉄鋼副産物1からのふっ素の溶出を抑制するものとなっている。このふっ素の溶出抑制効果を有するカルシウムアルミネートは、CaO・Al、CaO・2Al、CaO・6Alのうちの少なくとも1種類以上含むものであり、CaO・Al、CaO・2Al及びCaO・6Alの合計が混合後の総重量に対して0.5重量%〜30重量%未満となるように鉄鋼副産物1に溶出抑制補助剤3が混合されている。
まず、本発明の溶出抑制方法に用いられる鉄鋼副産物1及び溶出抑制剤2について説明する。
鉄鋼副産物1は電気炉などから排滓されるスラグを含んでおり、このスラグ中にはふっ素が含まれていることがある。その場合、そのままではスラグのリサイクルが困難になるため、本発明の溶出抑制方法を用いて、ふっ素の溶出を抑制し、路盤材などの材料として安全に使用できるようにしている。
溶出抑制剤2は、上述した鉄鋼副産物1からふっ素が溶出することを抑制する作用を有するものであり、本実施形態ではカルシウムアルミネートを含有するものとなっている。
このカルシウムアルミネートは、カルシウムとアルミニウムの酸化物からなる化合物の総称であり、一般にはCaO・Al、3CaO・Al、5CaO・3Al、12CaO・7Al、CaO・2Al、CaO・6Alなどの化合物のいずれかを含むものである。なお、本発明のふっ素の溶出抑制方法で用いるカルシウムアルミネートは、上述した化合物の中でも、CaO・Al、CaO・2Al、CaO・6Alのうち、少なくとも1種類以上含むものとなっている。
これらのカルシウムアルミネートは、二次精錬スラグなどで生成されるものも用いることができる。
ところで、上述したCaO・Al、CaO・2Al、CaO・6Alのうち、少なくとも1種類以上のカルシウムアルミネートのみで、環告46号に規定される土壌環境基準(ふっ素:0.8mg/l以下)を遵守しようとすれば、カルシウムアルミネートを大量に用いる必要があり、作業工程が概して複雑になり、ハンドリング性も悪くなりやすい。
具体的には、溶出抑制補助剤を用いない従来のやり方では、ふっ素の溶出抑制効果が低いCaO・Al、CaO・2Al、CaO・6Alなどの化合物を、混合後の総重量に対して合計で0.5重量%〜30重量%未満(内数)と多量に混合した場合には、溶出抑制効果が高い3CaO・Alや5CaO・3Alなどの相対量が減って、ふっ素の溶出が多いスラグや粒径が250μm以上のスラグを含む鉄鋼副産物1からふっ素が溶出することが十分に抑制できない場合があった。
そこで、本発明のふっ素の溶出抑制方法では、以降に示すような溶出抑制補助剤3を用いて、溶出抑制剤2(カルシウムアルミネート)の溶出抑制効果を高めることにより、溶出抑制剤2(カルシウムアルミネート)が少量であっても、またふっ素の溶出抑制効果が低いCaO・Al、CaO・2Al、CaO・6Alなどを用いていても、ふっ素の溶出抑制を確実し、ふっ素の溶出を環告46号に規定される基準値以下に抑制可能なものとなっている。
なお、上述した溶出抑制剤2の配合率は、混合後の総重量に対して、0.5重量%以上混合されるのが良い。溶出抑制剤2を上述した配合率以上混合すれば、後述する溶出抑制補助剤3により溶出抑制剤2の溶出抑制効果を促進させることで、ふっ素の溶出量を基準値以下に抑制することが十分に可能となるからである。
上述した溶出抑制補助剤3は、溶出抑制剤2に含まれるカルシウムアルミネートの溶出抑制効果(ふっ素に対する溶出抑制効果)を向上させるものであり、溶出抑制効果を有するCa2+イオンを供給可能な化合物が用いられている。
すなわち、本発明の発明者らは、溶出液中のCa2+イオンの濃度を高くすることで、カルシウムアルミネート水和相の生成量が増加することや、カルシウムアルミネート水和相の中でもイオン固定化能の高い水和相が生成することを知見し、ふっ素や六価クロムの抑制効果が向上することを見出して、本発明を完成させている。
具体的には、溶出抑制補助剤3には、例えばCaO、Ca(OH)、カルシウムシリケートなどの化合物を用いることができ、これらのうち少なくとも1つ以上の化合物を含有するのが好ましい。
なお、溶出抑制補助剤3に用いられるカルシウムシリケートは、カルシウムとシリコンの酸化物からなる化合物の総称であり、例えば3CaO・SiO、2CaO・SiO、CaO・SiO、3CaO・2SiOなどの化合物を含むものである。
上述したCaO、Ca(OH)、またはカルシウムシリケートは、精錬工程の副産物である転炉スラグなどに含まれるため安価に入手でき、転炉スラグなども用いることができる。そのため、溶出抑制処理にかかるプロセスコスト(材料コスト)を低減することが可能となる。
ところで、上述した溶出抑制補助剤3を溶出抑制剤2と一緒に鉄鋼副産物1に混合する際には、鉄鋼副産物1に対する溶出抑制剤2及び溶出抑制補助剤3の混合率(配合率)が重要となる。
つまり、本発明のふっ素の溶出抑制方法では、混合後の総重量に対して0.5重量%(内数)以上となるように、溶出抑制補助剤3を鉄鋼副産物1に混合するものとなっている。より具体的には、この溶出抑制補助剤3の配合率は、混合後の総重量に対するCaOの配合率をR(重量%)、Ca(OH)の配合率をR(重量%)、カルシウムシリケートの配合率をR(重量%)とした場合に、式(1)で示される関係(内数での関係式)が成立するようなものとなっている。
ここで、式(1)における「0.75」及び「0.2」という数値は、化合物ごとのCa2+イオンの供給能力、言い換えればCa2+イオンの溶出のしやすさに対応した係数である。つまり、Ca2+イオンを溶出しやすいCaOの係数を「1.0」とした場合に、CaOよりCa2+イオンを溶出しにくいCa(OH)の係数は「0.75」となり、CaOやCa(OH)よりさらにCa2+イオンを溶出しにくいカルシウムシリケートの係数を「0.2」となる。このようにして式(1)では、溶出抑制補助剤3からCa2+イオンの溶出しやすさを、係数を用いて考慮することにより、溶出抑制剤2に対する溶出抑制補助剤3の影響を評価できるようにしている。
このようにカルシウムアルミネートが混合後の総重量に対して0.5重量%以上含まれるように溶出抑制剤2を鉄鋼副産物1に混合した上で、上述した式(1)の関係が成立するように溶出抑制剤2及び溶出抑制補助剤3を鉄鋼副産物1に混合すれば、鉄鋼副産物1から溶出されるふっ素の溶出量を0.8mg/L以下にすることができ、環告46号に定められた土壌環境基準の規定を満足することが可能となる。
なお、上述した式(1)の説明では、溶出抑制剤2や溶出抑制補助剤3を最低限でどの程度混合しなければならないか、言い換えれば溶出抑制剤2や溶出抑制補助剤3の配合率の下限について説明したが、処理コストを抑える観点からすると、溶出抑制剤2や溶出抑制補助剤3の配合率の上限は30重量%未満、好ましくは25重量%以下、さらに好ましくは20重量%以下、最も好ましくは15重量%以下とされるのが良い。
上述した溶出抑制方法で処理された鉄鋼副産物1を用いて製造される土木・港湾用材料や土中埋設材料は、環告46号に規定される環境基準を確実に遵守可能となる。そのため、土中や水中で用いても有害なふっ素や六価クロムが高濃度で溶出することがない土木・港湾用材料や土中埋設材料を得ることが可能となる。
また、水中または土中で使用される港湾用土木材料または土中埋設材料を製造する際に、上述した溶出抑制方法を用いてふっ素の溶出が抑制された鉄鋼副産物1の一部又は全部を用いて土木・港湾用材料(土木用材料または港湾用材料)や土中埋設材料を製造することで、環告46号に規定される環境基準を確実に遵守可能な土木・港湾用材料や土中埋設材料を安定して供給することが可能となる。なお、ここで言う土木・港湾用材料は、例えば陸上または港湾のいずれか一方、あるいは両方で用いられる土木材料であり、土中埋設材料は、例えば土中埋設材として用いられる土木材料である。
上述した溶出抑制剤2及び溶出抑制補助剤3は、上述した配合率で鉄鋼副産物1に対して混合される。この溶出抑制剤2及び溶出抑制補助剤3の混合は、鉄鋼副産物1が冷却などによって低温となってから行われる、言い換えれば冷間混合で行われるのが好ましい。また、溶出抑制剤に存在するカルシウムアルミネート、溶出抑制補助剤に存在するCaOやカルシウムシリケートが減少しない範囲での混合であれば、どのような混合方法を用いてもよい。
このような混合により溶出抑制剤2及び溶出抑制補助剤3を鉄鋼副産物1に混合すれば、溶出抑制補助剤3から供給されるCa2+イオンが、溶出抑制剤2に含まれるカルシウムアルミネートの溶出抑制効果(カルシウムアルミネートによるふっ素の固定化作用)を高めるので、鉄鋼副産物1にふっ素が含まれていても、これらの溶出を確実に抑制することが可能となる。
また、溶出抑制補助剤3により溶出抑制剤2に含まれるカルシウムアルミネートの溶出抑制効果を高めれば、溶出抑制に必要な溶出抑制剤2の量が少なくて済み、溶出抑制の処理のハンドリング性を高めることも可能となり、溶出抑制処理のプロセスが簡便となって溶出抑制処理のプロセスコストを下げることも可能となる。
次に、実施例及び比較例を用いて、本発明のふっ素の溶出抑制方法の作用効果を詳しく説明する。
実施例及び比較例は、鉄鋼副産物1の試料に、さまざまな配合率(混合率)で溶出抑制剤2と溶出抑制補助剤3とを添加して、ふっ素の溶出量を実際に分析して、溶出抑制効果を確認したものとなっている。
実施例及び比較例に用いられる鉄鋼副産物1の試料、溶出抑制剤2、および溶出抑制補助剤3は、表1〜表4に示すようなものである。なお、表1に示される電気炉酸化スラグは、ふっ素の含有量および溶出量を意図的に増やすためにCaFを加えたものである。
上述した表1の「A」に示す鉄鋼副産物1に、表2の「B」または表3の「C」〜「E」に示す溶出抑制剤2を混合後の総重量に対して0重量%〜30重量%の配合率となるように加えると共に、表3の「F」〜「H」に示す溶出抑制補助剤3を混合後の総重量に対して0重量%〜2.5重量%の配合率となるように混合したものを、実施例及び比較例とした。これらの実施例及び比較例の試料は、溶出抑制剤2及び溶出抑制補助剤3を混合した後、環告46号に準拠して、2mmの目のふるいを通過させた後、各試料を水に溶出させ、溶出液中に溶出したふっ素の溶出量を機器分析により測定した。
なお、ふっ素の溶出量はJIS K0102の34.1に規定される「ランタンアリザリンコンプレキソン吸光光度法」に準拠して分析を行った。
これらの機器分析の結果を表5〜表7に示す。
表5は、表2の「B」に示す溶出抑制剤(上述したCaO・Al、CaO・2Al、CaO・6Alを含有する物質)を溶出抑制剤2として用いた実施例および比較例に対して、ふっ素の溶出量の計測結果を示したものである。また、図2は、溶出抑制剤Bの配合率に対するふっ素の溶出量(F溶出量)の変化を、溶出抑制補助剤3の有無で比較して示したものである。
図2に示すように、溶出抑制剤Bの配合率を高くすると、ふっ素の溶出量は徐々に低下していく傾向を示す。ここで、溶出抑制補助剤3が添加されていない比較例1〜比較例6(図2中の点線)を見ると、溶出抑制剤Bの配合率が増加するにつれてふっ素の溶出量は低下する傾向がある。ただ、この比較例におけるふっ素の溶出量の低下は実施例(図2中の実線)に比べると大きなものではない。例えば、溶出抑制剤2の配合率が1重量%以上の場合でも、比較例のふっ素の溶出量は2.3mg/L程度と高い値を示す。このようなふっ素の溶出量の変化傾向から、溶出抑制補助剤3が添加されていない状態では、カルシウムアルミネートを混合しても、十分にふっ素の溶出抑制が行われないことが分かる。
ところが、溶出抑制補助剤3としてCaOを0.5重量%混合した実施例2〜実施例4を見ると、比較例と同様に、溶出抑制剤2の配合率の増加に合わせてふっ素の溶出量が低下する傾向があることがわかる。ただ、実施例におけるふっ素の溶出量の低下は比較例に比べてはるかに大きい。具体的には、図2では溶出抑制剤2を配合率を0.5重量%程度まで上げるだけで、ふっ素の溶出量が0.2mg/L未満(検出限界)まで減少している。このことから、溶出抑制補助剤3を0.5重量%以上も混合すれば、溶出抑制剤2によるふっ素の溶出抑制効果が十分に促進され、溶出抑制剤2の配合率を0.5重量%も配合すればふっ素の溶出量を環告46号に規定される0.8mg/L以下まで確実に低減することが可能になると判断される。
なお、上述した実施例2〜実施例4は溶出抑制補助剤3としてCaOを用いたものであったが、溶出抑制補助剤3にCa(OH)を用いたり、カルシウムシリケート(2CaO・SiO)を用いたりすると、カルシウムイオンの供給能が変化して溶出抑制補助剤3として必要な配合率も変化する。
例えば、ふっ素の溶出量を0.2mg/L未満まで低減可能な溶出抑制補助剤3の配合率を考える。まず、溶出抑制補助剤3にCa(OH)を用いた場合(表5における溶出抑制補助剤3に「G」を用いた場合)では、実施例11と実施例12との比較からわかるように、ふっ素の溶出量を0.2mg/L未満に低減するためには、溶出抑制補助剤3(Ca(OH))を配合率で0.75重量%混合する必要がある。ところが、溶出抑制補助剤3にカルシウムシリケートを用いる(表5における溶出抑制補助剤3に「H」を用いる)と、実施例13と実施例14との比較から、溶出抑制補助剤3(カルシウムシリケート)の配合率を2.5重量%まで多くしなければ、ふっ素の溶出量を0.2mg/L未満に低減できない。つまり、Ca(OH)を溶出抑制補助剤3に用いた場合は、CaOを溶出抑制補助剤3に用いた場合よりも溶出抑制補助剤3の配合率を高くする必要があり、カルシウムシリケートを溶出抑制補助剤3に用いた場合は、CaOを溶出抑制補助剤3に用いた場合より溶出抑制補助剤3の配合率をさらに高くする必要があると判断される。
そこで、本実施形態では、Ca(OH)の配合率R(重量%)に「0.75」という補正係数をかけたもの、あるいはカルシウムシリケートの配合率R(重量%)に「0.2」という補正係数をかけたものを、CaOの配合率R(重量%)と等しくなるものとして、化合物による促進作用の差を補正している。つまり、CaOの配合率をR(重量%)、Ca(OH)の配合率をR(重量%)、カルシウムシリケートの配合率をR(重量%)とした場合に、それぞれの配合率に各補正係数をかけた値の和をとれば、CaOの配合率に換算した各溶出抑制補助剤3の配合率の合計を計算することができる。
なお、上述した実施例2〜4の結果から、ふっ素の溶出量を0.2mg/L未満(検出限界)まで減少するのに必要な溶出抑制補助剤3の配合率は0.5重量%以上であると判断できるので、各溶出抑制補助剤3の配合率R(重量%)〜R(重量%)を用いると、以下のような式(1)が成立することは明らである。
なお、上述した式(1)の関係は、表5の実施例16の結果からも実証される。
つまり、表4の実施例16に示すように、Rが0.3重量%、Rが0.3重量%、Rが0.1重量%の場合には、式(1)の左辺を計算すると0.527重量%となる。つまり、実施例17はCaOの配合率に換算すると0.5重量%を超えることになり、上述した式(1)を満足したものとなる。なお、この実施例16のふっ素の溶出量は、0.2mg/L未満(検出限界)となっており、環境基準を満足するような値を示している。このことから、式(1)の関係を満足すれば、ふっ素の溶出量を0.2mg/L未満(検出限界)まで確実に低減できると判断される。
以上のことから、混合後の総重量に対してカルシウムアルミネートが0.5重量%以上含まれるように溶出抑制剤2を鉄鋼副産物1に混合すると共に、式(1)の関係式を満足するように溶出抑制補助剤3を鉄鋼副産物1に混合することで、ふっ素の溶出量を環告46号に規定される基準値以下まで確実に低減することが可能になると判断される。
表5は、表2の「C」に示すCaO・Al(カルシウムアルミネートの一種)を溶出抑制剤2に用いた実施例及び比較例に対して、ふっ素の溶出量の計測結果を示したものである。また、図3は、溶出抑制剤Cの配合率に対するふっ素の溶出量(F溶出量)の変化を、溶出抑制補助剤3の有無で比較して示したものである。
この溶出抑制剤2にCaO・Alを用いた表6の場合にも、表5と同様にふっ素の溶出抑制効果が得られている。
すなわち、図3に示す実線(実施例18、19)と点線(比較例7〜比較例12)との比較から、溶出抑制剤2にCaO・Alを混合後の総量に対して0.5重量%用いた場合にも、溶出抑制補助剤3としてCaOを0.5重量%以上混合すれば、溶出抑制剤2によるふっ素の溶出抑制効果が十分に促進され、ふっ素の溶出量を環告46号に規定される0.8mg/L以下まで確実に低減可能となることがわかる。
また、実施例20と実施例21との比較、あるいは実施例23と実施例24との比較から、「0.75」や「0.2」などの補正係数を用いてCa(OH)の配合率R(重量%)やカルシウムシリケートの配合率R(重量%)をCaOの配合率R(重量%)に換算できることがわかる。
なお、溶出抑制剤2にCaO・Alを用いた表6の場合でも、ふっ素の溶出抑制には溶出抑制補助剤3としてCaOを0.5重量%以上混合する必要があるので、式(1)の関係は表5のときと同様に成立する。
以上のことから、CaO・Alが混合後の総重量に対して0.5重量%以上含まれるように溶出抑制剤2を鉄鋼副産物1に混合すると共に、式(1)の関係式を満足するように溶出抑制補助剤3を鉄鋼副産物1に混合することで、ふっ素の溶出量を環告46号に規定される基準値以下まで確実に低減することが可能になると判断される。
表7は、表3の「D」に示すCaO・2Al(カルシウムアルミネートの一種)を溶出抑制剤2として用いた実施例及び比較例に対して、ふっ素の溶出量の計測結果を示したものである。また、図4は、溶出抑制剤2の配合率に対するふっ素の溶出量(F溶出量)の変化を、溶出抑制補助剤3の有無で比較して示したものである。
この溶出抑制剤2にCaO・2Alを用いた表7の場合にも、表5や表6と同様なふっ素の溶出抑制効果が得られている。
すなわち、図4に示す実線(実施例28、29)と点線(比較例13〜比較例18)との比較から、溶出抑制剤2にCaO・2Alを、混合後の総量に対して0.3重量%用いた場合にも、溶出抑制補助剤3としてCaOを0.5重量%以上混合すれば、溶出抑制剤2によるふっ素の溶出抑制効果が十分に促進され、ふっ素の溶出量を環告46号に規定される0.8mg/L以下まで確実に低減可能となることがわかる。
また、実施例30と実施例31との比較、あるいは実施例33と実施例34との比較から、「0.75」や「0.2」などの補正係数を用いてCa(OH)の配合率R(重量%)やカルシウムシリケートの配合率R(重量%)をCaOの配合率R(重量%)に換算できることがわかる。
なお、溶出抑制剤2にCaO・2Alを用いた表7の場合では、ふっ素の溶出抑制には溶出抑制補助剤3としてCaOを0.5重量%以上混合する必要があるので、他の溶出抑制剤2と同様に上述した式(1)のような関係が成立する。
以上のことから、CaO・2Alが溶出抑制剤2として混合後の総重量に対して0.5重量%以上含まれるように溶出抑制剤2を鉄鋼副産物1に混合すると共に、式(1)の関係式を満足するように溶出抑制補助剤3を鉄鋼副産物1に混合することで、ふっ素の溶出量を環告46号に規定される基準値以下まで確実に低減することが可能になると判断される。
表8は、表3の「E」に示すCaO・6Al(カルシウムアルミネートの一種)を溶出抑制剤2として用いた実施例及び比較例に対して、ふっ素の溶出量の計測結果を示したものである。また、図5は、溶出抑制剤Eの配合率に対するふっ素の溶出量(F溶出量)の変化を、溶出抑制補助剤3の有無で比較して示したものである。
この溶出抑制剤2にCaO・6Alを用いた表8の場合にも、表5〜表7と同様なふっ素の溶出抑制効果が得られている。
すなわち、図5に示す実線(実施例38、39)と点線(比較例19〜比較例24)との比較から、溶出抑制剤2にCaO・6Alを、混合後の総量に対して0.5重量%用いた場合にも、溶出抑制補助剤3としてCaOを0.5重量%以上混合すれば、溶出抑制剤2によるふっ素の溶出抑制効果が十分に促進され、ふっ素の溶出量を環告46号に規定される0.8mg/L以下まで確実に低減可能となることがわかる。
また、実施例40と実施例41との比較、あるいは実施例43と実施例44との比較から、「0.75」や「0.2」などの補正係数を用いてCa(OH)の配合率R(重量%)やカルシウムシリケートの配合率R(重量%)をCaOの配合率R(重量%)に換算できることがわかる。
なお、溶出抑制剤2にCaO・6Alを用いた表8の場合でも、ふっ素の溶出抑制には溶出抑制補助剤3としてCaOを0.5重量%以上混合する必要があるので、他の溶出抑制剤2と同様に上述した式(1)のような関係が成立する。
以上のことから、CaO・6Alが溶出抑制剤2として混合後の総重量に対して0.5重量%以上含まれるように溶出抑制剤2を鉄鋼副産物1に混合すると共に、式(1)の関係式を満足するように溶出抑制補助剤3を鉄鋼副産物1に混合することで、ふっ素の溶出量を環告46号に規定される基準値以下まで確実に低減することが可能になると判断される。
また、表5〜表8の結果から、CaO・Al、CaO・2Al、及びCaO・6Alの合計が混合後の総重量に対して0.5重量%以上となった場合にも、ふっ素の溶出量を環告46号に規定される基準値以下まで確実に低減することが可能になると判断される。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
1 鉄鋼副産物
2 溶出抑制剤
3 溶出抑制補助剤

Claims (7)

  1. 溶出抑制剤としてCaO・AlとCaO・2AlとCaO・6Alとのうち、少なくとも1つ以上含むものを用意しておき、溶出抑制補助剤として、カルシウムを含有するものを用意して、
    ふっ素を含有する鉄鋼副産物に対して、
    前記溶出抑制剤のCaO・AlとCaO・2AlとCaO・6Alとの合計が前記溶出抑制剤と前記溶出抑制補助剤と前記鉄鋼副産物との混合物の混合後の総重量に対して0.5重量%〜30重量%未満となるように混合すると共に、
    前記混合物の混合後の総重量に対するカルシウムを含有する溶出抑制補助剤の配合率を0.5重量%以上となるように混合することを特徴とするふっ素の溶出抑制方法。
  2. 前記溶出抑制補助剤は、
    CaOとCa(OH)とカルシウムシリケートとのうち、少なくとも1つ以上を含有することを特徴とする請求項1に記載のふっ素の溶出抑制方法。
  3. 前記混合後の総重量に対するCaOの配合率をR、Ca(OH)の配合率をR、カルシウムシリケートの配合率をRとした場合に、式(1)で示される関係が成立するように、前記溶出抑制補助剤を鉄鋼副産物に混合することを特徴とする請求項2に記載のふっ素の溶出抑制方法。
  4. 水中または土中で使用される土木・港湾用材料を製造するに際しては、
    請求項1〜3のいずれかに記載の溶出抑制方法を用いて、前記ふっ素の溶出が抑制された前記鉄鋼副産物を製造し、前記製造された鉄鋼副産物の一部又は全部を土木・港湾用材料とすることを特徴とする土木・港湾用材料の製造方法。
  5. 水中または土中で使用される土木・港湾用材料であって、
    請求項1〜3のいずれかに記載の溶出抑制方法を用いて、前記ふっ素の溶出が抑制された鉄鋼副産物を含むことを特徴とする土木・港湾用材料。
  6. 水中または土中で使用される土中埋設材料を製造するに際しては、
    請求項1〜3のいずれかに記載の溶出抑制方法を用いて、前記ふっ素の溶出が抑制された前記鉄鋼副産物を製造し、前記製造された鉄鋼副産物の一部又は全部を土中埋設材料とすることを特徴とする土中埋設材料の製造方法。
  7. 水中または土中で使用される土中埋設材料であって、
    請求項1〜3のいずれかに記載の溶出抑制方法を用いて、前記ふっ素の溶出が抑制された鉄鋼副産物を含むことを特徴とする土中埋設材料。
JP2015098338A 2015-05-13 2015-05-13 ふっ素の溶出抑制方法、土木・港湾用材料の製造方法、土中埋設材料の製造方法、土木・港湾用材料、及び土中埋設材料 Ceased JP2016209847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015098338A JP2016209847A (ja) 2015-05-13 2015-05-13 ふっ素の溶出抑制方法、土木・港湾用材料の製造方法、土中埋設材料の製造方法、土木・港湾用材料、及び土中埋設材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015098338A JP2016209847A (ja) 2015-05-13 2015-05-13 ふっ素の溶出抑制方法、土木・港湾用材料の製造方法、土中埋設材料の製造方法、土木・港湾用材料、及び土中埋設材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016209847A true JP2016209847A (ja) 2016-12-15

Family

ID=57551331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015098338A Ceased JP2016209847A (ja) 2015-05-13 2015-05-13 ふっ素の溶出抑制方法、土木・港湾用材料の製造方法、土中埋設材料の製造方法、土木・港湾用材料、及び土中埋設材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016209847A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021059469A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 株式会社神戸製鋼所 鉄鋼スラグの処理方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000225383A (ja) * 1998-11-30 2000-08-15 Sumitomo Metal Ind Ltd フッ素の固定化方法、フッ素を含む産業廃棄物の安定化処理方法、土中埋設用材料およびその製造方法
JP2014004514A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Taiheiyo Material Kk 有害物質の溶出防止剤およびそれを用いた溶出防止方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000225383A (ja) * 1998-11-30 2000-08-15 Sumitomo Metal Ind Ltd フッ素の固定化方法、フッ素を含む産業廃棄物の安定化処理方法、土中埋設用材料およびその製造方法
JP2014004514A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Taiheiyo Material Kk 有害物質の溶出防止剤およびそれを用いた溶出防止方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
'2 セメントは何で出来ているのか',22-01-2015 UPLOADED, [RETRIEVED ON 03-09-2018], RETRIEVED FROM T, JPN6018035492, ISSN: 0004042795 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021059469A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 株式会社神戸製鋼所 鉄鋼スラグの処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5092203B2 (ja) 廃棄物からのフッ素および重金属の溶出を抑制する方法
JP2005146275A (ja) 土壌、土質改良及び固化安定剤
JP2016182572A (ja) ふっ素および六価クロムの溶出抑制方法、土木・港湾用材料の製造方法、土中埋設材料の製造方法、土木・港湾用材料、及び土中埋設材料
JP5306524B1 (ja) 有害物質不溶化材及びそれを用いた処理方法
JP2016209847A (ja) ふっ素の溶出抑制方法、土木・港湾用材料の製造方法、土中埋設材料の製造方法、土木・港湾用材料、及び土中埋設材料
JP2012046704A (ja) 固化材
JPWO2016158914A1 (ja) 有害物質不溶化剤及び有害物質の不溶化方法
JP2016209846A (ja) 六価クロムの溶出抑制方法、土木・港湾用材料の製造方法、土中埋設材料の製造方法、土木・港湾用材料、及び土中埋設材料
JP2019056081A (ja) 重金属等汚染対策材及び前記汚染対策材を用いた重金属等汚染対策工法
JP2007209848A (ja) フッ素化合物含有廃棄物の処理方法及びフッ素化合物含有廃棄物の処理剤
JP4663905B2 (ja) 重金属汚染土壌の重金属溶出抑制剤および重金属溶出抑制方法
JP2010195975A (ja) セメント系固化材及びその製造方法、並びに土壌の固化処理方法
JP2005239509A (ja) 鉄鋼スラグからのフッ素溶出抑制方法および土中埋設用材料
JP2008273993A (ja) 重金属溶出抑制剤と重金属溶出抑止工法。
JP3688263B2 (ja) 有機塩素系化合物汚染土用浄化材およびこれを用いた汚染土浄化施工方法
JP2007181758A (ja) 固体廃棄物の処理方法及び処理薬剤
JP2007216069A (ja) 汚染土壌の処理方法
JP5608352B2 (ja) 有害物質の不溶化処理方法
JP5217085B2 (ja) 重金属汚染物質の処理方法
JP7213716B2 (ja) 固化不溶化方法
JP2003290757A (ja) 汚染土壌の無害化処理方法
KR20130076244A (ko) 아윈과 이수석고를 이용한 중금속 안정화제 및 이를 이용한 중금속 용출 억제방법
JP2016044102A (ja) 鉄鋼副産物からのふっ素溶出抑制方法
KR102282158B1 (ko) 탈황 폐기물의 중금속 용출 억제 조성물 및 이를 이용한 탈황 폐기물의 중금속 용출 억제 방법
JP6864778B1 (ja) 地盤改良材、及び、地盤の固化処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150513

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180911

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190711

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190722

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20200128