JP2016209342A - 内視鏡の観察光学系ユニット及び内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡の観察光学系ユニット及び内視鏡装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016209342A
JP2016209342A JP2015096679A JP2015096679A JP2016209342A JP 2016209342 A JP2016209342 A JP 2016209342A JP 2015096679 A JP2015096679 A JP 2015096679A JP 2015096679 A JP2015096679 A JP 2015096679A JP 2016209342 A JP2016209342 A JP 2016209342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
observation
optical system
observation optical
endoscope
mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015096679A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6437878B2 (ja
Inventor
洋彦 松澤
Hirohiko Matsuzawa
洋彦 松澤
祐一 綿谷
Yuichi Wataya
祐一 綿谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2015096679A priority Critical patent/JP6437878B2/ja
Publication of JP2016209342A publication Critical patent/JP2016209342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6437878B2 publication Critical patent/JP6437878B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】超拡大観察時の観察対象の大きさを使用者等に的確に把握させることができる内視鏡の観察光学系ユニットを提供する。
【解決手段】被検体の観察部位に当接可能な最先端固定レンズ51aを先端に有し、この最先端固定レンズ51aを含む被写界深度にて細胞レベルでの超拡大観察のための合焦が可能な観察光学系と、超拡大観察時の被写界深度の範囲内に位置するよう最先端固定レンズ51aの先端面に設けられ、観察部位の実寸を指標するための目盛70と、を備えて観察光学系ユニットを構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、被検体像を光学的に拡大して観察することが可能な内視鏡の観察光学系ユニット及び内視鏡装置に関する。
近年、内視鏡は、医療分野及び工業分野において広く利用されている。内視鏡は、細長な挿入部の先端部に観察光学系ユニットを有し、この挿入部を管路内に挿入することによって、管路内を観察することが可能となっている。
この種の内視鏡においては、対物光学系ユニットを構成するレンズ群のうち、少なくとも1つのレンズを光軸方向に対して移動自在な移動レンズとすることにより、観察部位に対する焦点深度や結像倍率、視野角等の光学特性を変更可能な所謂ズーム内視鏡が周知である。特に、近年では、倍率10倍程度の通常観察から、細胞レベルの観察が可能な倍率500倍程度の超拡大観察(以下、ECS(Endo Cyto Scope)観察と称す)までを、1つの観察光学系ユニットにて行うことができるズーム内視鏡も周知である。そして、この種の内視鏡では、ECS観察によって生体内での生きた細胞や核の大きさや異型度、微細血管の太さ等を観察し、これらを指標とした癌の進達度の診断等を行うことが期待されている。
このようなズーム機能を備えた内視鏡において、観察部位の大きさを術者等に認識させるため技術として、例えば、特許文献1には、モニタ上の画像表示領域に隣接するマスク領域の色相を変化させることにより、術者等にズーム倍率を認識させる技術が開示されている。
特開2011−152301号公報
しかしながら、内視鏡に用いられる観察光学系ユニットは、微細なレンズを用いて構成されるため、製造過程におけるレンズの曲率や厚み等のばらつきを十分に管理することが困難である。従って、内視鏡の観察光学系ユニットでは、設計上の倍率と実際の倍率とが一致しない場合があり、このような場合、被写体の大きさを正確に把握することが特に重要なESC観察を精度よく行うことが困難となる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、超拡大観察時の観察対象の大きさを使用者等に的確に把握させることができる内視鏡の観察光学系ユニット及び内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による内視鏡の観察光学系ユニットは、被検体内に挿入可能な挿入部の先端部に設けられた内視鏡の観察光学系ユニットであって、前記被検体の観察部位に当接可能な対物光学部材を先端に有し、前記対物光学部材の先端面側を含む被写界深度にて細胞レベルでの超拡大観察のための合焦が可能な観察光学系と、前記超拡大観察時の前記被写界深度の範囲内に位置するよう前記対物光学部材の先端面側に設けられ、前記観察部位の実寸を指標するためのマークと、を備えたものである。
また、本発明の一態様による内視鏡装置は、前記観察光学系ユニットと、前記観察光学系ユニットによって結像された像を撮像する撮像ユニットと、前記撮像ユニットで撮像された画像を表示する表示部と、前記撮像ユニットで撮像された画像に含まれる前記マークに基づいて前記表示部に表示される画像を補正する表示制御部と、を備えたものである。
本発明によれば、超拡大観察時の観察対象の大きさを使用者等に的確に把握させることができる。
内視鏡装置の概略構成図 先端部の先端面を示す平面図 図2のIII−III線に沿う要部断面図 図2のA領域を拡大して示す平面図 図4のB領域に形成された指標の拡大断面図 モニタに表示された内視鏡画像の一例を示す模式図 第1の変形例に係り、マークの要部断面図 第2の変形例に係り、マークの要部断面図 第3の変形例に係り、格子状のマークを拡大して示す平面図 同上、モニタに表示された内視鏡画像の一例を示す模式図 第4の変形例に係り、同心円のマークを拡大して示す平面図 同上、モニタに表示された内視鏡画像の一例を示す模式図 第5の変形例に係り、ドット状のマークを拡大して示す平面図 同上、モニタに表示された内視鏡画像の一例を示す模式図 同上、画像補正ルーチンを示すフローチャート 同上、元画像の一例を示す模式図 第6の変形例に係り、円形のマークを拡大して示す平面図 同上、モニタに表示された内視鏡画像の一例を示す模式図 第7の変形例に係り、同心円のマークを拡大して示す平面図 同上、モニタに表示された内視鏡画像の一例を示す模式図 第8の変形例に係り、撮像装置の要部断面図 第9の変形例に係り、撮像装置の要部断面図
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係り、図1は内視鏡装置の概略構成図、図2は先端部の先端面を示す平面図、図3は図2のIII−III線に沿う要部断面図、図4は図2のA領域を拡大して示す平面図、図5は図4のB領域に形成された指標の拡大断面図、図6はモニタに表示された内視鏡画像の一例を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態の内視鏡装置1は、ECS観察を行うことが可能な電子内視鏡(以下、単に内視鏡と称す)2と、光源装置3と、ビデオプロセッサ4と、表示部としてのカラーモニタ5と、が電気的に接続されて構成されている。
内視鏡2は、挿入部9と、この挿入部9に連設された操作部10と、を有し、操作部10から延出するユニバーサルコード17がスコープコネクタ18を介して、光源装置3に接続されている。
また、スコープコネクタ18からは、コイル状のスコープケーブル19が延設されている。このスコープケーブル19の他端側には、電気コネクタ部20が設けられ、この電気コネクタ部20がビデオプロセッサ4に接続されている。
挿入部9は、先端部6と、湾曲部7と、可撓管部8と、を有し、これらが先端側から順に連設されて構成されている。
先端部6は、例えば、図2に示すように、硬質な金属部材等によって構成された先端硬質部25と、この先端硬質部25の周部を被覆する先端保護チューブ26と、を有して構成されている。そして、このように構成された先端部6(先端硬質部25)の先端面には、観察窓30、複数(例えば、3個)の照明窓31、観察窓洗浄口34および観察物洗浄口35が配設されている(図2参照)。
ここで、先端硬質部25の略中央には撮像装置40が保持され、この撮像装置40の先端面が、観察窓30として先端硬質部25の先端面に露呈されている。ここで、先端硬質部25は、先端面の略中央が他の部位よりも先端側に隆起されており、これにより観察窓30は、被検体の観察部位に対して直接的に当接することが可能となっている。
また、先端硬質部25の内部において、複数の照明窓31の背面側には、図示しないライトガイドバンドルの先端側が保持されている。このライトガイドバンドルは、挿入部9から操作部10を経てユニバーサルコード17の内部に挿通配置され、スコープコネクタ18が光源装置3に接続されているとき、当該光源装置3からの照明光を照明窓まで伝送することが可能となっている。
また、観察窓洗浄口34および観察物洗浄口35は、先端部6からユニバーサルコード17の内部に挿通する2つの洗浄チューブ36,37の開口部として、先端硬質部25に開口されている。これら洗浄チューブ36,37は、洗浄水が貯留された洗浄タンク、及びコンプレッサ(何れも図示せず)と光源装置3側で接続されている。
操作部10には、挿入部9が延出する折れ止部11と、下部側の側部に配設される鉗子口12と、中途部のグリップ部を構成する操作部本体13と、上部側に設けられた2つの湾曲操作ノブ14,15からなる湾曲操作部16と、送気送水制御部21と、吸引制御部22と、複数のスイッチから構成された主に撮像機能を操作するスイッチ部23と、後述の撮像ユニット内に設けられた移動レンズを進退操作して、例えば、ピント調整のフォーカシング機能またはワイド/テレなどの倍率調整を行うズーミング機能を操作するための操作レバー24と、が設けられている。
なお、操作部10の鉗子口12は、図示しない分岐部材を介して洗浄チューブ37の中途に連通されている。これにより、本実施形態の内視鏡2では、洗浄チューブ37が処置具チャンネルとして兼用されるとともに、観察物洗浄口35が処置具チャンネルの開口部として兼用される。
次に、内視鏡2の先端部6の内部に配設された撮像装置40の構成について、図3に基づいて説明する。
図3に示すように、撮像装置40は、観察光学系ユニット41と、この観察光学系ユニット41の基端側に連設された撮像ユニット42と、を有して構成されている。
観察光学系ユニット41は、先端側に位置する前群レンズユニット45と、この前群レンズユニット45の基端側に連設する後群レンズユニット46と、この後群レンズユニット46内を撮影光軸O方向に進退移動可能な移動レンズユニット47と、を有して構成されている。
前群レンズユニット45は、前群レンズ枠50と、この前群レンズ枠50に保持された複数の固定レンズからなる前群レンズ51と、を有して構成されている。
この前群レンズ51を構成する複数の固定レンズのうち最先端に位置する固定レンズ(最先端固定レンズ)51aは、対物光学部材として設定されており、上述のように、先端硬質部25の先端面に観察窓30を形成し、被検体の観察部位に対して直接的に当接することが可能となっている。
また、例えば、図4に示すように、最先端固定レンズ51aの先端面側には、十字状に配列された複数の目盛70が設けられている。これらの目盛70は、最先端固定レンズ51aが観察部位に当接された際に当該観察部位の実寸を指標するためのものであり、図5に示すように、最先端固定レンズ51aの先端面にガラスエッチング等によって形成された微細な凹部70aによって構成されている。
後群レンズユニット46は、先端側が前群レンズ枠50に外嵌する後群レンズ枠52と、この後群レンズ枠52の基端側において撮影光軸O上に保持された複数の固定レンズからなる後群レンズ53と、を有して構成されている。
本実施形態において、後群レンズ枠52には、当該後群レンズ枠52の内周側と外周側とを貫通するスリット52aが設けられている。このスリット52aは、撮影光軸O方向と同方向に延在されており、このスリット52aの先端側は、後群レンズ枠52の先端において開放されている。また、後群レンズ枠52の先端側外周にはストッパ部材57が外装され、このストッパ部材57によってスリット52aの先端側が閉塞されている。
移動レンズユニット47は、移動レンズ枠54と、この移動レンズ枠54に保持された移動レンズ55と、を有して構成されている。そして、移動レンズ55は、前群レンズ51及び後群レンズ53と共に、観察光学系ユニット41の観察光学系を構成する。
本実施形態において、移動レンズ枠54は、後群レンズ枠52内に配設されている。この移動レンズ枠54には、スリット52aを介して後群レンズ枠52の外周側に突出する操作桿54aが設けられている。また、操作桿54aの突出端部には、操作レバー24(図1参照))によって進退動作される牽引ワイヤ58の先端側が連結されている。これにより、操作桿54aは、ストッパ部材57との当接によって移動が規制されるスリット52aの先端側位置から、当該スリット52aの基端位置までの間を、操作レバー24に連動して進退移動し、後群レンズ枠52内において移動レンズ55を撮影光軸O方向に進退移動させることが可能となっている。
具体的には、移動レンズ枠54は、例えば、被写体である観察部位の表面を等倍(1倍)で観察することが可能な通常観察位置と、生体組織を100倍〜500倍の細胞レベルで観察することが可能な超拡大観察(ECS観察)位置と、の間で移動レンズ55を進退移動させることにより、ズーミング機能を実現することが可能となっている。
この場合において、移動レンズ55が通常観察位置側にあるとき、観察光学系ユニット41は、最先端固定レンズ51aよりも前方にて合焦され、且つ、その被写界深度の範囲が最先端固定レンズ51aを含まない範囲に位置するよう、各レンズ等の諸元が設定されている。さらに、移動レンズ55が超拡大観察位置にあるとき、観察光学系ユニット41は、最先端固定レンズ51aの先端面と略一致する位置にて合焦され、且つ、その被写界深度の範囲が最先端固定レンズ51aの先端面側を含む極めて短い範囲に位置するよう、各レンズ等の諸元が設定されている。
撮像ユニット42は、後群レンズ枠52の基端側に内嵌する固体撮像素子枠60を有する。この固体撮像素子枠60には、CCD,CMOS等からなる固体撮像素子61が、カバーガラス等の光学部材62を介して保持されている。
ここで、固体撮像素子61の前面側(撮像面側)と観察光学系ユニット41との相対位置は光学部材62等を介して調整されており、これにより、固体撮像素子61は、観察光学系ユニット41によって結像された観察部位の像を撮像することが可能となっている。また、固体撮像素子61の背面側には、積層基板63が電気的に接続され、さらに、積層基板63にはケーブル64から分岐した複数の信号線64a等が接続されている。
このケーブル64は、内視鏡2の内部に挿通配置されており、電気コネクタ部20を介して、ビデオプロセッサ4と電気的に接続されている。これにより、ビデオプロセッサ4は、ケーブル64を介して伝送された撮像ユニット42からの信号を処理し、観察部位の画像をモニタ5に表示することが可能となっている。
このような構成において、移動レンズ55が通常観察位置側にあるとき、観察光学系ユニット41は、最先端固定レンズ51aを被検体の観察部位から所定距離離間させた状態にて、観察部位を合焦することが可能となる。この場合において、最先端固定レンズ51aが被写界深度の範囲に含まれていないため、当該最先端固定レンズ51aの先端面に設けられた各目盛70はデフォーカスされ、固体撮像素子61によって撮像されない。従って、モニタ5上には観察対象の画像のみが表示される。
一方、移動レンズ55が超拡大観察位置にあるとき、観察光学系ユニット41は、最先端固定レンズ51aを被検体の観察部位に当接させた状態にて、観察部位を合焦することが可能となる。この場合において、最先端固定レンズ51aの先端側が被写界深度の範囲に含まれるため、当該最先端固定レンズ51aの先端面に設けられた各目盛70は合焦され、観察部位の像とともに固体撮像素子61によって撮像される。従って、モニタ5の観察画像(内視鏡画像)100上には細胞等の観察対象の画像101とともに、各目盛70の画像102が表示される(図6参照)。
このような実施形態によれば、被検体の観察部位に当接可能な最先端固定レンズ51aを先端に有し、この最先端固定レンズ51aを含む被写界深度にて細胞レベルでの超拡大観察のための合焦が可能な観察光学系(前群レンズ51、後群レンズ53、移動レンズ55)と、超拡大観察時の被写界深度の範囲内に位置するよう最先端固定レンズ51aの先端面に設けられ、観察部位の実寸を指標するための目盛70と、を備えて観察光学系ユニット41を構成することにより、超拡大観察時の観察対象の大きさを使用者等に的確に把握させることができる。
すなわち、各目盛70は最先端固定レンズ51aの先端面における実寸を指標するものであり、超拡大観察時においては、各目盛70が観察対象に当接した状態にて合焦され、撮像素子61によって撮像されるため、仮に、観察光学系ユニット41を構成する各レンズの製造誤差等によって設計上の倍率と実際の倍率とが一致しない場合にも、超拡大観察時の観察対象の大きさを使用者等に的確に把握させることができる。
この場合において、目盛70は最先端固定レンズ51aに設けられたものであるため、光路上に目盛70を保持するための光学部材を観察光学系に別途設ける必要がなく、観察光学系ユニット41を撮影光軸O方向に長大化させることなく構成することができる。
また、超拡大観察時における被写界深度は極めて短いが、このような被写界深度を最先端固定レンズ51aの先端面側を含む領域に設定することにより、超拡大観察時においてのみ目盛70を合焦させることができる。
ここで、本実施形態において、各目盛70は、凹部70aのみの構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、図7に示すように、各目盛70は、最先端固定レンズ51aの先端面にガラスエッチング等によって形成された凹部70aを、生体適合性の高い銀等の蒸着等によって形成した平坦化部材70bによって平坦化させることも可能である。このように構成すれば、最先端固定レンズ51aの先端面に目盛70を形成した場合にも、当該目盛70に異物が付着することを防止でき、最先端固定レンズ51aの汚損等を防止することができる。
また、例えば、図8に示すように、最先端固定レンズ51aの内部の先端側に、レーザ照射等によって光学特性を変質させた屈折率の異なる光学部70cを形成し、当該光学部70cを目盛70として機能させることも可能である。このように構成すれば、上述の変形例と同様、最先端固定レンズ51aの汚損等を防止することができる。
また、本実施形態において、最先端固定レンズ51aに設けられるマークは、目盛70に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、図9に示すように、最先端固定レンズ51aの先端面に、実寸を指標するマークとして格子状のパターン71を設けることも可能である。このように構成すれば、例えば、図10に示すように、観察光学系ユニット41を構成する観察光学系の光学特性等に起因して観察画像100に歪が発生した場合にも、格子状のパターン71を表示する画像103には、細胞等の観察対象を表示する画像101と同様な歪が生じるため、使用者等により精度よく観察対象の大きさを把握させることができる。
また、例えば、図11に示すように、最先端固定レンズ51aの先端面に、実寸を指標するマークとして、半径の異なる複数の同心円(例えば、半径が100μm、300μm、及び、500μmの各同心円)からなるパターン74を設けることも可能である。このように構成すれば、例えば、図12に示すように、観察光学系ユニット41を構成する観察光学系の光学特性等に起因して観察画像100に歪が発生した場合にも、格子状のパターン74を表示する画像107には、細胞等の観察対象を表示する画像101と同様な歪が生じるため、使用者等により精度よく観察対象の大きさを把握させることができる。この場合、特に、円形のマークとすることにより、注目する被写体が画面中央に位置するように湾曲部を調整するだけで(すなわち、注目する被写体に対して撮影光軸O周りの回転操作を行う等の煩わしい操作を行うことなく)、使用者等に精度良く観察対象の大きさを把握させることができる。
また、例えば、図13に示すように、最先端固定レンズ51aの先端面に、実寸を指標するマークとして、予め設定された間隔にて配置された複数(例えば、4つ)のドット72を設けることも可能である。
この場合、各ドット72をそのまま観察画像100上に表示することも可能であるが、例えば、図14に示すように、各ドット72を示す画像104が観察画像100の四隅に設定されたマスク領域100a内の設定位置に隠れるよう、ビデオプロセッサ4において、倍率補正や角度補正等の各種補正を行うことが望ましい。
すなわち、本変形例において、ビデオプロセッサ4は、例えば、予め設定された画像補正ルーチンに従って補正処理を行うことにより、表示制御部としての機能を実現する。
この補正処理は、例えば、図15に示す画像補正ルーチンに従って行われるものであり、ルーチンがスタートすると、ビデオプロセッサ4は、先ず、ステップS101において、ビデオプロセッサ4は、撮像ユニット42から伝送された信号に基づいて、観察部位の元画像100’を生成する(例えば、図16参照)。
続くステップS102において、ビデオプロセッサ4は、各ドット72を示す画像104’の元画像100’上の座標を検出する。
続くステップS103において、ビデオプロセッサ4は、観察画像100上のマスク領域100aに対応付けて予め設定された各ドット72の基準座標と、各ドット72を示す画像104’の元画像100’上での検出座標との誤差を算出する。
続くステップS104において、ビデオプロセッサ4は、算出した誤差に基づく補正量を算出する。
そして、ステップS105において、ビデオプロセッサ4は、ステップS101で生成した元画像100’をステップS104で算出した補正量にて補正した後、ルーチンを抜ける。
これにより、観察光学系ユニット41の観察光学系にばらつきがある場合にも、超拡大観察時においては、常に一定の倍率の観察画像100を表示することができる。この場合、例えば、図14に示すように、表示する観察画像100の倍率に応じた指標105をビデオプロセッサ4の画像処理によって生成し、当該観察画像100上に表示することが望ましい。
また、例えば、図17に示すように、最先端固定レンズ51aの先端面に、実寸を指標するマークとして、予め設定された半径の円形のパターン73を設けることも可能である。
この場合、パターン73をそのまま観察画像100上に表示することも可能であるが、例えば、図18に示すように、上述の変形例と同様、パターン73を示す画像106が観察画像100の四隅に設定されたマスク領域100a内の設定位置に隠れるよう、ビデオプロセッサ4において、倍率補正や角度補正等の各種補正を行うことが望ましい。
また、例えば、図19に示すように、最先端固定レンズ51aの先端面に、実寸を指標するマークとして、半径の異なる複数の同心円(例えば、半径が100μm、300μm、及び、500μmの各同心円)からなるパターン74を設けた場合において、ビデオプロセッサ4は、図15に示したステップS101〜ステップS103と略同様の処理によって、元画像上での各マークと理論上の倍率に基づく各マークとの比較に基づいて結像された像の実際の倍率を算出し、算出した倍率に応じて生成した指標105を、観察画像100上に表示することも可能である。すなわち、本変形例では、元画像の倍率はそのままで、指標105のみをパターン74に基づいて補正して表示することにより、使用者等に精度良く観察対象の大きさを把握させることが可能となる。
また、本実施形態において、被検体に当接可能な対物光学部材は、種々の変形が可能である。
例えば、図21に示すように、前群レンズ51の先端側にカバーガラス56が設けられている場合には、このカバーガラス56が対物光学部材として機能し、このカバーガラス56の先端面側に各種マークを設けることが可能である。
また、例えば、図22に示すように、前群レンズ51の最先端固定レンズ51aを、平凹レンズに代えてメニスカスレンズ等によって構成することも可能である。
なお、本発明は、以上説明した実施形態及びその変形例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲内である。例えば、上述の実施形態及び各変形例の構成を適宜組み合わせてもよいことは勿論である。
1 … 内視鏡装置
2 … 内視鏡
3 … 光源装置
4 … ビデオプロセッサ
5 … カラーモニタ
6 … 先端部
7 … 湾曲部
8 … 可撓管部
9 … 挿入部
10 … 操作部
11 … 折れ止部
12 … 鉗子口
13 … 操作部本体
14,15 … 湾曲操作ノブ
16 … 湾曲操作部
17 … ユニバーサルコード
18 … スコープコネクタ
19 … スコープケーブル
20 … 電気コネクタ部
21 … 送気送水制御部
22 … 吸引制御部
23 … スイッチ部
24 … 操作レバー
25 … 先端硬質部
26 … 先端保護チューブ
30 … 観察窓
31 … 照明窓
34 … 観察窓洗浄口
35 … 観察物洗浄口
36,37 … 洗浄チューブ
40 … 撮像装置
41 … 観察光学系ユニット
42 … 撮像ユニット
45 … 前群レンズユニット
46 … 後群レンズユニット
47 … 移動レンズユニット
50 … 前群レンズ枠
51 … 前群レンズ(観察光学系)
51a … 最先端固定レンズ(対物光学部材)
52 … 後群レンズ枠
52a … スリット
53 … 後群レンズ(観察光学系)
54 … 移動レンズ枠
54a … 操作桿
55 … 移動レンズ(観察光学系)
56 … カバーガラス(対物光学部材)
57 … ストッパ部材
58 … 牽引ワイヤ
60 … 固体撮像素子枠
61 … 固体撮像素子(撮像素子)
62 … 光学部材
63 … 積層基板
64 … ケーブル
64a … 信号線
70 … 目盛(マーク)
70a … 凹部
70b … 平坦化部材
70c … 光学部
71 … パターン(マーク)
71a
72 … ドット(マーク)
73 … パターン(マーク)
O … 撮影光軸

Claims (9)

  1. 被検体内に挿入可能な挿入部の先端部に設けられた内視鏡の観察光学系ユニットであって、
    前記被検体の観察部位に当接可能な対物光学部材を先端に有し、前記対物光学部材の先端面側を含む被写界深度にて細胞レベルでの超拡大観察のための合焦が可能な観察光学系と、
    前記超拡大観察時の前記被写界深度の範囲内に位置するよう前記対物光学部材の先端面側に設けられ、前記観察部位の実寸を指標するためのマークと、を備えたことを特徴とする内視鏡の観察光学系ユニット。
  2. 前記マークは、前記対物光学部材の先端面に設けられた凹部によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の観察光学系ユニット。
  3. 前記マークは、前記対物光学部材の先端面に設けられた凹部と、前記凹部を平坦化させるための平坦化部材と、を有して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の観察光学系ユニット。
  4. 前記マークは、前記対物光学部材の先端側の内部に設けられた屈折率の異なる光学部によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の観察光学系ユニット。
  5. 前記マークは、格子状のパターンであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の観察光学系ユニット。
  6. 前記マークは、円形のパターンであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の観察光学系ユニット。
  7. 前記マークは、半径の異なる複数の同心円からなるパターンであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の観察光学系ユニット。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の観察光学系ユニットと、
    前記観察光学系ユニットによって結像された像を撮像する撮像ユニットと、
    前記撮像ユニットで撮像された画像を表示する表示部と、
    前記撮像ユニットで撮像された画像に含まれる前記マークに基づいて前記表示部に表示される画像を補正する表示制御部と、を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
  9. 請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の観察光学系ユニットと、
    前記観察光学系ユニットによって結像された像を撮像する撮像ユニットと、
    前記撮像ユニットで撮像された画像を表示する表示部と、
    前記撮像ユニットで撮像された画像に含まれる前記マークに基づいて前記結像された像の倍率に応じた指標を生成し、生成した前記指標を、前記表示部に表示される画像上に被写体像とともに表示する表示制御部と、を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
JP2015096679A 2015-05-11 2015-05-11 内視鏡の観察光学系ユニット及び内視鏡装置 Active JP6437878B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096679A JP6437878B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 内視鏡の観察光学系ユニット及び内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096679A JP6437878B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 内視鏡の観察光学系ユニット及び内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016209342A true JP2016209342A (ja) 2016-12-15
JP6437878B2 JP6437878B2 (ja) 2018-12-12

Family

ID=57548971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015096679A Active JP6437878B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 内視鏡の観察光学系ユニット及び内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6437878B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110769733A (zh) * 2017-07-18 2020-02-07 富士胶片株式会社 内窥镜装置及测量支持方法
CN110799081A (zh) * 2017-07-18 2020-02-14 富士胶片株式会社 内窥镜装置及测量支持方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042730A (ja) * 1983-08-18 1985-03-07 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JPS61162830U (ja) * 1985-03-28 1986-10-08
JPH0772396A (ja) * 1993-07-06 1995-03-17 Dainippon Printing Co Ltd ルーペ
JPH11299730A (ja) * 1998-04-24 1999-11-02 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2003111722A (ja) * 2001-10-03 2003-04-15 Pentax Corp 内視鏡用測長具
JP2008194156A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Hoya Corp 電子内視鏡装置
JP2008245838A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡装置に搭載されるロボティクスアームシステム
JP2009025401A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡
JP2013248353A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Univ Of Occupational & Environmental Health Japan 内視鏡を用いた物体計測装置及び物体計測方法並びに内視鏡先端フード

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042730A (ja) * 1983-08-18 1985-03-07 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JPS61162830U (ja) * 1985-03-28 1986-10-08
JPH0772396A (ja) * 1993-07-06 1995-03-17 Dainippon Printing Co Ltd ルーペ
JPH11299730A (ja) * 1998-04-24 1999-11-02 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2003111722A (ja) * 2001-10-03 2003-04-15 Pentax Corp 内視鏡用測長具
JP2008194156A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Hoya Corp 電子内視鏡装置
JP2008245838A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡装置に搭載されるロボティクスアームシステム
JP2009025401A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡
JP2013248353A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Univ Of Occupational & Environmental Health Japan 内視鏡を用いた物体計測装置及び物体計測方法並びに内視鏡先端フード

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110769733A (zh) * 2017-07-18 2020-02-07 富士胶片株式会社 内窥镜装置及测量支持方法
CN110799081A (zh) * 2017-07-18 2020-02-14 富士胶片株式会社 内窥镜装置及测量支持方法
US11160438B2 (en) 2017-07-18 2021-11-02 Fujifilm Corporation Endoscope device and measurement support method

Also Published As

Publication number Publication date
JP6437878B2 (ja) 2018-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107744383B (zh) 内窥镜
JP6898425B2 (ja) 計測支援装置、内視鏡システム、及び内視鏡システムのプロセッサ
JP5385163B2 (ja) 内視鏡システム
US20090062615A1 (en) Endoscope with focal length varying function
JPWO2018051680A1 (ja) 内視鏡システム
CN110418596B (zh) 测量辅助装置、内窥镜系统及处理器
US10574971B2 (en) Image calibration inspection tool and endoscope system
JP6843996B2 (ja) 内視鏡及び撮像ユニット
JP2009195489A (ja) マニピュレータ操作システム
CN110769733A (zh) 内窥镜装置及测量支持方法
JP2009061185A (ja) 内視鏡
JP2012196307A (ja) 内視鏡システム及びその操作補助方法
CN110461204B (zh) 测量辅助装置、内窥镜系统及处理器
JP2014033716A (ja) 内視鏡及び内視鏡装置並びに内視鏡システム
JP6437878B2 (ja) 内視鏡の観察光学系ユニット及び内視鏡装置
JP5953443B2 (ja) 内視鏡システム
JP5959723B2 (ja) 内視鏡下外科手術装置
CN102949225A (zh) 一种可视化内窥切开刀装置
WO2015083490A1 (ja) 内視鏡用光学ユニット
JP5086661B2 (ja) 内視鏡アダプタ光学系及び内視鏡
JPH1176155A (ja) 内視鏡
CN110799081B (zh) 内窥镜装置及测量支持方法
JP2018120005A (ja) 対物レンズユニット
JP4493141B2 (ja) 内視鏡
JPH11299730A (ja) 内視鏡装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181115

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6437878

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250