JPS6042730A - 内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は視野内に見える観察物体の実際の大きさや観察
光学系の倍率などを指示できる内視鏡に関する。

体腔内の患部あるいは異物の実際の大きさを測定できる
内視鏡として、たとえば特公昭４９−４４７５２号公報
に示す内視鏡に於ける実寸尺度表示装置が知られている
。

これは、焦点調整のために光軸方向に移動自在な対物レ
ンズ鏡筒と、この対物レンイ鏡簡に対応する送像体との
相対的な動き量を電気信号として取出し、この信号電流
により送像体の他端放光部に配設した実寸尺度の表示機
構を連動して、その長さ表示を上記対物レンズ鏡筒と送
像体との相対的な動き量に比例して変化させるようにし
たものである。

しかしながら、上記従来の内視鏡の先端構成部には対物
レンズ鏡筒に連動して比例的に移動する摺動子と抵抗体
とからなる機械的ポテンションメータが設けられ、内視
鏡の接眼部には回転子を有した直流用計器が設けられて
いる。また、内視鏡の挿入部には７Ｊ？テンシヨンメー
タと直流用計器とを電気的に接続する信号線が配線され
ている。したがって、内視鏡の各部に特別な装置を組み
込む必要があｐ１購造的に複雑化するという欠点がある
。

そこで、上記従来のものに比して構造的に１通単であり
ながら観察物体の大きさや観察光学系の倍率などの状況
を表示するものが先出類に提案されている（特願昭５８
−２５５５号）。

これは送像体の受光端面の前部に対物光学系と連動する
受光側指標を設けるとともに、送像体による送像路に固
定基準指標を設け、固定基準指標に対する受光側指標の
位置を表示するものである。つまり、上記受光側指標は
送像体に対する対物光学系における対物レンズの相対的
な位置と倍率との関係をリード形状とするリード溝に沿
って上下に移動するようにしたものである。そして・、
上記対物レンズの前後移動により受光側指標が上下に移
動する割合はそのＩＪ−ド溝のリード形状によシー義的
に定まってしまう。

ところが、内視鏡を用いた検査においてはどのような部
位を観察するかによって視野範囲を変更するため画角変
換用の光学アダプタを装着して使用する場合がある。そ
して、このように画角を変えた場合には上記送像体に対
する対物レンズの相対的な位置と倍率との関係が異なる
ことになる。すなわち、対物レンズの前後移動により受
光側指標が上下に移動する割合が画角変換前と変わるた
め、その表示機能が失なわれてしまうという欠点があっ
た。

本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは、従来に比して構造的に簡単であわなが
ら観察物体の状況、たとえば体腔内の患部あるいは異物
の大きさ、対物光学系の倍率、観察物体までの距離など
を表示することができるとともに、画角を変換した場合
でも使用可能な内視鏡を提供しようとするものである。

以下、本発明の一実施例を図面に示す工業用の内視鏡に
もとづいて・説明する。第１図および第２図中１はその
内視鏡の先端構成部で、この一部には対物光学系収納室
２が設けられている。

この対物光学系収納室２には後述する対物光学系３が光
軸方向に移動自在に収納されている。

この対物光学系３は内視鏡の手元操作部（図示しない。

）と操作ワイヤ４を介して接続されている。また、上記
先端構成部１の前端部には対物光学系３と対向するカバ
ーガラスからなる観察窓３ａが設けられている。さらに
、先端構成部１の後端部には光学繊維束からなる像伝送
系としての送像体５と照明光用送光体６のそれぞれ先端
部が接続されており、上記送像体５の先端部は送像体受
け７を介して先端構成部１に固定されている。そして、
この送像体５の受光端面５ａは上記対物光学系３に対向
している。この対物光学系３は第３図にも示すように、
円筒状ルンズ鏡筒８とこのレンズ鏡筒８内に固定された
：復数枚の対物レンズ９とから構成されている。壕だ、
このレンズ鏡筒８の後端側における上部壁には水平に切
欠した切欠部１０が設けられ、下部壁には開口部１１が
設けられている。

さらに、レンズ鏡筒８の両側壁には前方すなわち対物レ
ンズ９に向うにしだがって漸次下降するリード溝１２．
１２が設けられている。これらリード溝１２．１２は対
物レンズ９と送像体５がある位置関係にあるとき、その
位置関係とその位置での観察物体に対する対物レンズの
倍率との関係をリード形状としている。一方、上記送像
体受け７には円筒部１３が突設され、この円筒部１３の
先端部には送像体５の受光端面５ａよシ前方へ突出する
一対の支持片１４．１４が設けられている。これら支持
片１４．１４は上記レンズ鏡筒８に内挿されているとと
もに、このレンズ鏡筒８に設けたリード溝１２　、１２
と対向する支持片１４．１４の一部には垂直方向に縦溝
１５，１５が設けられている。したがって、上記リード
溝１２．１２と縦溝１５゜１５とは常に交叉している。

また、レンズ鏡筒８の切欠部１ｏの後端面と送像体受け
７の円筒部１３の前端面との間には受光側カバーガラス
１６が介在されている。この受光側カバーガラス１６は
両側面が平行に切欠されてお・シ、この切欠面１７．１
７には上記リード溝１２．ｌ；１と縦溝１５．１５の交
叉部に挿入されるカムビン１８．１８が取付けられてい
る。したがって、受光側カバーガラス１６はレンズ鏡筒
８の光軸方向の移動（進退）に伴って垂直方向に上下動
するようになっている。そして、この受光側カバーガラ
ス（ガラス部材）１６には横方向に１本の線からなる指
示標１９が蒸着されている。

一方、上記先端構成部１には第１図で示す光学アダプタ
２ノが着脱自在に装着できるようになっている。この光
学アダプタ２ノは観察窓３ａに対向して上記対物光学系
３に光学的に連結される集光レンズ２２を有してなシ、
その対物光学系３の画角を変換する画角変換装置を構成
するものである。つまシ、この光学アダプタ２１を装着
すれば第７図で示すように広角θ１となシ、取り外した
場合には挟角θ２となる。

ところで、上記送像体５の放光端面５ｂには第４図に示
すように放光側カバーガラス２３が設けられ、これは接
眼光学系の接眼レンズ２４と対向している。そして、と
の放光側カバーガラス２３の内面すなわち送像体５の放
光端面５ｂ側には横方向に平行な２本の線からなる第１
および第２の固定基準指標２．５　、２６が蒸着されて
いる。

したがって、上記受光側カバーガラス１６に設けられた
受光側指示標１９の像１９ａと放光側カバーガラス２３
に設けられた各固定基準指標２５．２６は観察物体２７
とともに接眼レンズ２４を通して同時に観察できる（第
５図（Ａ）　（Ｂ）参照）。

なお、この場合、受光側指示標１９の像１９ａと第１の
固定基準指標２５との位置関係の設定は、上記光学アダ
プタ２ノを取シ外した状態において対物レンズ９からあ
る距離に基準長さの観察物体２７を置き、対物光学系３
を進退して焦点調節を行なったのち接眼レンズ２４を通
して受光側指示標１９の像１９ｈと第１の固定基準指標
２５との間隔ａがその基準長さと一致するようにその第
１の固定基準指標２５を固定する。乙のようにして放光
側カバーガラス２３に第１の固定基準指標２５を固定し
てやれば、上記リード溝１２．１２が送像体５に対する
対物レンズ９の相対的な位置関係とその位置での観察物
体２７に対する対物レンズ９０倍率との関係をリード形
−状（このリード形状は直線で近似できる。）としてい
るために焦点調節を行なっても第５図（Ａ）　（Ｂ）に
示すように受光側指示標１９の像１９ａと第１の固定基
準指標２５との間隔ａは常にある一定の基準長さくたと
えば１關）を示すことになる。しだがって、観察物体２
７の大きさは受光側指示標１９の像１９ａと薗ｌの固定
基準指標２５の間隔ａすなわち基準長さをもとに測定で
きる。

一方、第２の固定基準指標２６の位置は次のような関係
に設定しである。すなわち、上記光学アダプタ２１を装
着した状態において上記同様の関係になるように設定す
る。つまシ、受光側指示標１９の像１９ａと第２の固定
基準指標２６との位置関係の設定は、第６図で示すよう
に対物レンズ９からある距離に、基準長さの観察物体２
７を置き、対物光学系３を進退して焦点調節を行なった
のち接眼レンズ２４を通して受光側指示標１９の像１９
ａと第２の固定基準指標２６との間隔すがその基準長さ
と一致するようにその第２の固定基準指標２６を固定す
る。

しかして、内視鏡の手元操作部において焦点調節操作を
行なうと、その操作力は操作ワイヤ４を介して対物光学
系３に伝達される。したがって、対物光学系３を送像体
５の受光端面５ａに対して前後方向に移動させることに
より、任意の距離にある観察物体２７に対して焦点調節
を行なうことができる。このとき、対物光学系３のレン
ズ鏡筒８に設けたリード溝１２．１２と送像体受け７に
設けた縦？７４′１５，１５との交叉部には受光側カバ
ーガラス１６のカムビン１８．１８が係合しているため
、レンズ鏡筒８の前彼方向の移動によって受光側カバー
ガラス１６が上下動する。すなわち、し／ズ鏡筒８の前
進時には受光側カバーガラス１６はリード溝１２．１２
によって上昇し、後退時に下降する。

したがって、受光側カバーガラス１６に設けられた受光
側指標１９は上下動し、その像１９ａは観察物体２３と
ともに接眼レンズ２ノを通して観察できる。

上記リード溝１２は、第７図に示したようにＴｔｉ線で
近似でき、送像体５に対する対物レンズ９の相対的な位
置と倍率の関係をリード形状としている。そして、この
リード？＃１２の傾きは、画角が広角の場合θｌ、画角
が挟角の場合θ２となることが必要である。そして、画
角が広角と挟角において基準長さを同じＬで表わすとき
には対物レンズ９の前後移動に対する受光側指示標！９
の上下移動量の割合がそれぞれ異なることによシ、画角
が広角と挟角との両方で使えるような機能を付与するこ
とはできない。

しかしながら、どちらが一方の画角のものについて基準
長さＬを変えてやれば、リード溝１２の傾きは同じにで
きる。すなわち、第８図に示すように、画角が挟角のと
き基準長さを８１画角が広角のとき基準長さをｂとすれ
ば、対物レンズ９に対する送像体５の相対位置に対して
、平行な直線が得られる。対物レンズ９の前後移動に対
して、指標１９が上下に移動する割合を、画角が挟角の
場合と広角の場合とで同じにできる。また、両平行直線
のＹ軸方向のズレ幅りと、両方の固定基準指標２５．２
６の間隔を同じに設ける。

上記構成にすれば、第５図に示すように画角が挟角の場
合には挟角用の固定基準指標２５により、焦点が合った
ときには常に基準長さａが表わされ、画角が広角の場合
には第６図に示すように広角用の固定基準指標２６で基
準長さｂが表わされる。

以上述べたように、基準となる固定表示として、挟角用
と広角用との固定基準指標２５．２６を、ある定められ
た上記間隔りにて、送像体５の像出射部に設けてやれば
画角変換が行なわれた場合でも測長機能が失なわれるこ
となくそれぞれの画角について使用可能である。

々お、上記一実施例においては、放光側カバーガラス２
３に設けた固定基準指標２５　、２６は横方向に伸びる
腺により形成し、受光側指標Ｉ９の像１９ａとの間隔を
表示して観察物体２７の大きさを測長するようにしたが
、第９図に示すように、放光側カバーガラス２３に対物
光学系３の倍率あるいは観察総合倍率を表示する目盛と
する第１および第２の固定基準指標２５．２６としても
よく、また、対物光学系３から観麩物体２７までの距離
を示す目盛を第１および第２の固定基準指標としてもよ
い。もちろん、これら第１および第２の固定基準指標は
対物光学系の挟角、広角の画角に対応する。

さらに本発明は、像伝送系として、光学繊維束のイメー
ジ・ガイドを有する内視鏡に限らず、リレーレンズ系を
用いたものにも適用できるし、また、電荷結合デバイス
等の固体撮像素子を用いたものにも適用できる。この場
合固定基準指標を設ける際には、ブラウン管上に表示す
ればよい。また、上記指標を形成する部材は、液晶板を
用い電圧のＯＮ・ＯＦＦによって、指標を表示したシ、
表示しないように選択制御できるようにするとよい。

また、上記実施例においては、固定基準指標を放光側カ
バーガラスに蒸着して設けだが、これに限定されず、固
定基準指標を送像体の受光端面あるいは放光端面に直接
蒸着してもよい。

このように構成することによシ放光側力・々−ガラスが
不要となり、構成の簡素化を図ることができる。また、
対物光学系の前後方向の移動に連動して受光側カバーガ
ラスを上下動あるいは回動させるなどの駆動機構は傾斜
カムの組合せあるいは連結索による昇降機構などを採用
してよい。

本発明は以上説明したように、送像体の受光端面の前部
に対物光学系の移動部材に連動して観察物体の状況を指
示する指示標を設けるとともに、送像体による送像路に
固定基準指標を設け、固定基準指標に対する受光側指標
の位置を表示できるようにしたから、対物光学系を移動
させて焦点調節することにより、観察物体の大きさある
いは対物光学系の倍率あるいは観察物体までの距離を知
ることができる。また、（Ｒ造的にも簡単でおるためコ
ンパクトに構成できるという効果を奏する。

さらに、上記対物光学系の移動部材に連動してその対物
光学系の画角に応じて選択使用できる固定基準指標を設
け、それぞれの画角で測長等の、観察物体の状況を指示
が可能である。

【図面の簡単な説明】

紀１図は本発明の一実施例を示す内視鏡の先瑞部の縦断
側面図、第２図は第１図■−■線に沿う断面図、第３図
は同じく対物光学系と送像体受けとを分離して示す斜視
図、第４図は同じく接眼部の概略的な断面図、第５図（
Ａ）■）および第６図（５）（Ｂ）は同じく放光側カバ
ーガラスに写し出された像を示す説明図、第７図は対物
レンズの相対位置と倍率との関係を示す図、第８図は対
物レンズの相対位置に対する基準長さと倍率の積との関
係を示す図、第９図は本発明の他の実施例の放光側カバ
ーガラスに写し出された像を示す図である。 １・・・先端構成部、３・・・対物光学系、５・・・送
像体、５ａ・・・受光端面、１９・・・受光側指標、２
５゜２６・・・固定基準指標。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第４図 ２３ 第５図 （Ａ）　（Ｂ） 第６図 （Ａ）　（Ｂ） 第７図 第８図 第９図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）挿入部の先端溝酸部に設けられ焦点調節時に移動
   する移動部材を有した対物光学系と、この対物光学系の
   画角を変換する画角変換装置と、上記対物光学系に光学
   的に連結され接眼光学系に像を伝送する像伝送系と、こ
   の像伝送系側に設けられ画角変換装置によシ選択した画
   角にそれぞれ対応するとともに上記接眼光学系で覗察で
   きる複数の固定基準指標と、上記対物光学系の移動部材
   に連動して選択した上記固定基準指標に観察物体の状況
   を指示するとともに上記接眼光学系で観察できる複数種
   の指示標を有した表示装置とを具備したことを特徴とす
   る内視鏡。
2. （２）上記表示装置の固定基準指標はガラス部材に蒸着
   形成してなることを特徴とする特許請求の範囲第（１）
   項に記載の内視鏡。
3. （３）上記表示装置は液晶板への電圧の印加遮断によシ
   その固定基準指標の選択表示を行なう液晶表示方式とし
   たことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の
   内視鏡。