JP2016208468A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻線型のアンテナコイルを用いて構成され、近距離無線通信に適したアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置1は、巻芯部11a及び巻芯部11aの一端及び他端にそれぞれ設けられた第1及び第2の鍔部11b,11cを有する磁性コア11と、巻芯部11aに巻回された巻線からなるアンテナコイル12と、アンテナコイル12のコイル軸方向と平行に配置された金属層21とを備え、金属層21は、平面視で第1の鍔部11bの少なくとも一部と重なるスリットSLを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置に関し、特に、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)に好適なアンテナ装置に関するものである。
近年、スマートフォン等の携帯電子機器にはRFID(Radio Frequency Identification:電波による個体識別)システムが搭載されており、そのための通信手段としてリーダ・ライタ等と近距離無線通信を行うためのアンテナが搭載されている。
一方、内蔵回路を外部ノイズから保護すると共に機器内で発生するノイズの不要輻射を防止するため、携帯電子機器には金属シールドが設けられている。特に最近は、薄型化、軽量化、落下等の衝撃に対する耐久性、デザイン性等を考慮して、携帯電子機器の筐体自体が樹脂製から金属製となり、金属シールドを兼ねるケースも増えてきている。しかし、一般に金属シールドは電波を妨げることから、アンテナを設ける場合には金属シールドと重ならない位置に設ける必要があり、金属シールドが広範囲に設けられているときにはアンテナの配置が問題となる。
上記問題を解決するため、例えば特許文献1に開示されたアンテナ装置は、金属層に開口部を形成すると共に当該開口部と外縁との間を連接するスリットを形成し、内径部が開口部と重なるようにアンテナコイルを配置している。このアンテナ装置によれば、コイル導体に電流が流れることにより生じる磁界を遮るように金属層に電流が流れ、そして金属層の開口部の周囲に流れる電流がスリットの周辺を通り、縁端効果により金属層の周囲にも電流が流れる。これにより、金属層からも磁界が生じ、金属層が磁束を大きく周回させるので、アンテナ装置と相手側アンテナとの通信距離を延ばすことができる。すなわち、アンテナ装置の通信距離を広げるアクセラレータとして金属層を機能させることができる。
特許第4687832号公報
上述した従来のアンテナ装置はいわゆる平面コイルアンテナであるが、巻線型の立体的なコイルアンテナも知られている。この種のコイルアンテナは、平面コイルアンテナよりもインダクタンスを高めやすく、より多くの磁束を発生させることができ、小型化も可能である。
しかしながら、巻線型のコイルアンテナは指向性が強すぎるだけでなく、アンテナサイズを小さくした場合には相手方アンテナと鎖交可能な大きなループ磁束を発生させることができないため、近距離無線通信用のアンテナとして実用上の問題がある。
したがって、本発明の目的は、巻線型のアンテナコイルを用いて構成され、近距離無線通信に適したアンテナ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるアンテナ装置は、巻芯部及び前記巻芯部の一端及び他端にそれぞれ設けられた第1及び第2の鍔部を有する磁性コアと、前記巻芯部に巻回された巻線からなるアンテナコイルと、前記アンテナコイルのコイル軸方向と平行に配置された金属層とを備え、前記金属層は、平面視で前記第1の鍔部の少なくとも一部と重なるスリットを有することを特徴とする。
本発明によれば、アンテナコイルから発生する磁束をスリットから金属層の外側に放射させることができ、金属層の周りを大きく周回させることができる。したがって、巻線型アンテナコイルの指向性を広げることができ、近距離無線通信に好適なアンテナ特性を実現することができる。
本発明において、前記第2の鍔部は前記金属層に覆われていることが好ましい。この構成によれば、アンテナコイルの指向性を広げることができると共に、相手方アンテナとの間の通信距離を延ばすことができる。
本発明において、前記金属層は、平面視で前記第2の鍔部の少なくとも一部と重なる領域に形成された切り欠きをさらに有することもまた好ましい。この構成によれば、アンテナコイルの指向性の広がりが少し抑えるものの金属層と直交する方向の通信距離をさらに延ばすことができ、指向性の広がりと通信距離とのバランスを向上させることができる。
本発明において、前記金属層と対向する前記第1の鍔部の端面から前記金属層までの第1の距離は、前記金属層と対向する前記第2の鍔部の端面から前記金属層までの第2の距離よりも短いことが好ましい。第1の鍔部を第2の鍔部よりも金属層に近づけることで磁束がスリットを通過しやすくなるので、通信距離を延ばすことが可能となる。
本発明において、前記アンテナコイルは携帯電子機器の筐体内に設けられており、前記金属層は、前記筐体の少なくとも一部であることが好ましい。アンテナ装置が内蔵される携帯電子機器の筐体が金属層で構成されている場合には、携帯電子機器の耐久性やデザイン性を向上させることができるが、金属層のシールド効果によってアンテナ装置が通信できなくなるという問題がある。しかし、本発明によればそのような問題を解決することができるだけでなく、アンテナコイルの放射特性を改善することができる。
本発明によるアンテナ装置は、前記筐体内に設けられたプリント基板をさらに備え、前記アンテナコイル及び前記磁性コアは前記プリント基板上に表面実装されたコイル部品を構成していることが好ましい。この構成によれば、携帯電子機器を構成する他の電子部品と同様に、アンテナコイルをプリント基板上に表面実装することができ、アンテナコイルを筐体内に容易に設置することができる。
本発明によれば、巻線型のコイルアンテナを採用した場合でも、指向性が広く、近距離無線通信に適したアンテナ装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるアンテナ装置の構成を透過的に示す略平面図である。 図2は、図1のA−A線に沿ったアンテナ装置の略側面断面図である。 図3は、アンテナコイルに対する金属層及びスリットの作用を説明するための略断面図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略断面図である。 図5は、本発明の第3の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略断面図である。 図6は、本発明の第4の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略平面図である。 図7は、本発明の第5の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるアンテナ装置の構成を透過的に示す略平面図であり、図2は、図1のA−A線に沿ったアンテナ装置の略側面断面図である。
図1及び図2に示すように、このアンテナ装置1は、ドラム型の磁性コア11に巻回された巻線型のアンテナコイル12と、アンテナコイル12の上方を覆う金属層21とを備えている。磁性コア11及びアンテナコイル12は、表面実装可能な巻線型のコイル部品10を構成する。金属層21は携帯電子機器の筐体20を構成するものであり、アンテナコイル12のコイル軸(Y軸)と実質的に平行に配置されている。なお、アンテナコイル12から見て金属層21側が上方、反対側が下方であるものとする。
磁性コア11は、巻芯部11aと、巻芯部11aの一端及び他端にそれぞれ設けられた一対の鍔部11b,11cとを有している。巻芯部11aの中心軸方向はY軸方向である。磁性コア11は、一方及び他方の鍔部11b,11c(第1及び第2の鍔部)の各々の上端面が金属層21側に位置し、一方及び他方の鍔部11b,11cの各々の下端面が金属層21と反対側に位置するように携帯電子機器の筐体20の内部に配置されている。磁性コア11のサイズ(縦×横×高さ)は例えば2×2×2(mm)とすることができる。
アンテナコイル12はいわゆるヘリカルアンテナであり、磁性コア11の巻芯部11aに巻かれた立体的な巻線構造を有している。アンテナコイル12のターン数は特に限定されず、所望のアンテナ特性に応じて適宜設定される。巻線型のアンテナコイルによれば、平面コイルパターンに比べて平面サイズを小さくすることができ、アンテナ装置の小型化及び省スペース化を図ることができる。
本実施形態において、コイル部品10は筐体20内のプリント基板30上に実装されている。アンテナコイル12の一端12aは第1の鍔部11bに設けられた信号端子11dに接続されており、アンテナコイル12の他端12bは第2の鍔部11cに設けられた信号端子11dに接続されている。磁性コア11の第1及び第2の鍔部11b,11cにはハンダ実装用のダミー端子11e,11eがそれぞれ設けられており、4つの端子(11d,11d,11e,11e)がプリント基板30上の4つのランド31aに半田付けされることで磁性コア11は機械的に固定される。アンテナコイル12の両端(12a,12b)は、一対の信号端子11d,11dを通じて例えばプリント基板30上に実装されたNFCチップ(不図示)に接続される。
金属層21は平面視で第1の鍔部11bと重なるスリットSLを有している。スリットSLは、金属層21内の第1の金属面21Aと第2の金属面21Bとに挟まれた直線状の領域であり、X方向に一定の幅で真っ直ぐ延びて第1の金属面21Aと第2の金属面21Bとを分断している。スリットSLの幅Wは、当該スリットSLの幅方向と同一方向(Y方向)における第1の鍔部11bの幅Wと同じあってもよく、幅Wよりも狭くてもよく、幅Wよりも広くてもよいが、鍔部11bの幅Wの5倍以下であることが好ましく、2倍以下であることが特に好ましい。スリットSLは第1の鍔部11bの全部と重なっていることが好ましいが、第1の鍔部11bの一部と重なっているだけでもよい。
上記のように、携帯電子機器の筐体20が金属層21で構成されている場合には、携帯電子機器の耐久性やデザイン性を向上させることができるが、筐体20内のアンテナコイル12が金属層21に覆われ、金属層21のシールド効果によってアンテナコイル12を用いた通信ができなくなる。しかし、本実施形態では金属層21にスリットSLを設けることで磁束を金属層21の外側に放射させることができ、さらに金属層21を利用してアンテナコイル12の指向性を改善することができる。
図3は、アンテナコイル12に対する金属層21及びスリットSLの作用を説明するための略断面図である。
図3に示すように、アンテナコイル12に電流が流れるとき、アンテナコイル12の内径部12cを貫く磁束φが発生し、この磁束φは例えば第1の鍔部11b側から出射した後、アンテナコイル12の外側を通って第2の鍔部11c側に戻るループを構成する。このとき、磁束φの一部は第1及び第2の金属面21A,21B上に入射し、第1及び第2の金属面21A,21Bの各々にはこの磁束を打ち消そうとする方向の電流が流れ、この電流は縁端効果により渦電流となる。
金属層21にスリットSLが形成されている場合、アンテナコイル12と鎖交する磁束φの他の一部は、第1の鍔部11bの上端面Sbから上方に出射し、第1及び第2の金属面21A,21B間のスリットSLを通過して金属層21の外側に放射される。そしてスリットSLを通過した磁束φは、スリットSLを内側とし、第2の金属面21A,21Bの外縁を外側とする経路を通って大きく迂回しようとする。その結果、磁束φは大きなループを描き、リーダ・ライタのアンテナコイルと磁気的に結合する。特に、第2の金属面21Bの平面サイズをアンテナコイル12に対して十分に大きくすることでより大きなループ磁界を生じさせることができ、アンテナコイル12の指向性を広げることができる。
巻線型のアンテナコイル12は指向性が鋭いので、コイル軸方向の通信距離を延ばすことは容易であるが、電波の広がりが小さく、近距離無線通信用アンテナとして使用することは難しかった。しかし、アンテナコイル12が収容される筐体20を構成する金属層21を利用することで指向性を広げることができ、これにより近距離無線通信用アンテナとして使用することが可能となる。特に、コイル軸方向を金属層21とほぼ平行にすると共に、第1の鍔部11bが金属層21のスリットSLと平面視で重なるようコイル部品10を配置することにより、金属層21と直交する方向の通信距離を確保しつつ指向性を広げることができる。
また巻線型のアンテナコイル12のコイル軸を金属層21とほぼ平行にした場合には、金属層21と平行な方向の指向性が強くなる反面、金属層21と垂直なZ軸方向の指向性は弱くなり、Z軸方向の通信距離が短くなる。しかし、本実施形態においては、磁性コア11の第1の鍔部11bの上端面SbからZ軸方向に漏れ出す磁束がスリットSLを通過して金属層21の外側に送り出されるので、第1及び第2の金属面21A,21Bのブースト効果によってZ軸方向の指向性を強めることができ、これにより通信距離を延ばすことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によるアンテナ装置1は、アンテナコイル12から発生する磁束を金属層21の外側に放射させることができ、金属層21の周りを大きく周回させることができる。したがって、巻線型のアンテナコイル12の指向性を広げることができ、近距離無線通信に好適なアンテナ特性を実現することができる。
また本実施形態によれば、表面実装可能な巻線型のコイル部品10を用いていることから、コイル部品10の作製及び取り扱いが容易であり、またプリント基板30上への表面実装が可能であり、アンテナコイル12を筐体20内に容易に設置することができる。さらに、第1の鍔部11bがアンテナコイル12と鎖交する磁束の磁路として機能し、磁束を収束させてスリットSLに導くことにより、できるだけ多くの磁束を金属層21の外側に放射させることができ、アンテナ特性を向上させることができる。
図4は、本発明の第2の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略断面図である。
図4に示すように、このアンテナ装置2の特徴は、金属層21と対向する第1の鍔部11bの上端面Sbから金属層21までの距離Hが、第2の鍔部11cの上端面Sbから金属層21までの距離Hよりも短い点にある。このような構成を実現するため、本実施形態においては、スリットSLの延在方向(X方向)と直交するZ方向における第2の鍔部11cの幅Wを、当該Z方向における第1の鍔部11bの幅Wよりも狭くしている。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
第1の鍔部11bの上端面SbからスリットSLまでの距離Hが短い場合には、第1の鍔部11bから出射した磁束φの多くをスリットSL内に送り込むことができ、これにより金属層21と直交する方向の通信距離を延ばすことができる。一方、第2の鍔部11cの上端面SbからスリットSLまでの距離Hが長い場合には、金属層21が第2の鍔部11cを通ってアンテナコイル12と鎖交する磁束φに与える影響を抑えることができ、アンテナ特性の低下を回避することができる。
図5は、本発明の第3の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略断面図である。
図5に示すように、このアンテナ装置3の特徴は、第2の実施の形態と同様、金属層21と対向する第1の鍔部11bの上端面Sbから金属層21までの距離Hが、第2の鍔部11cの上端面Sbから金属層21までの距離Hよりも短い点にある。ただし、第1の鍔部11bと第2の鍔部11cの大きさは同じであり、巻芯部11aに対する取り付け位置が異なる点が第2の実施の形態と異なっている。第1の鍔部11bは、上端面Sbが相対的に金属層21に近づくように偏って巻芯部11aに取り付けられており、逆に第2の鍔部11cは、上端面Sbが相対的に金属層21から離れるように偏って巻芯部11aに取り付けられている。以上の構成により、本実施形態は、第2の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
図6は、本発明の第4の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略平面図である。
図6に示すように、このアンテナ装置4の特徴は、金属層21の第2の金属面21Bに切り欠き21cを設け、切り欠き21cが第2の鍔部11cの少なくとも一部と平面視で重なる領域に形成されていることにより、第2の鍔部11cが露出している点にある。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
本実施形態によれば、第2の鍔部11cの上端面Sbが第2の金属面21Bに覆われることなく露出しているので、第2の鍔部11cの上端面Sbを通過した磁束φを金属層21の外側に送り出すことができる。これにより、アンテナコイル12の指向性の広がりは少し抑えられるものの、Z軸方向の通信距離をさらに延ばすことができ、指向性の広がりと通信距離とのバランスを向上させることができる。
図7は、本発明の第5の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略断面図である。
図7に示すように、このアンテナ装置5の特徴は、金属層21が筐体20の構成要素ではなく、コイル部品10が実装された基板40上に形成されている点にある。基板40は筐体20内に設けられており、金属層21は筐体20と対向する基板40の一方の主面に形成されており、基板40の他方の主面にはコイル部品10が固定されている。本実施形態において、第1及び第2の鍔部11b、11cの上端面Sbは、例えば接着剤を用いて基板40の表面に接着固定されているが、第1の実施の形態のように半田付けによって固定してもよい。以上の構成により、本実施形態は、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
1〜5 アンテナ装置
10 コイル部品
11 磁性コア
11a 巻芯部
11b 第1の鍔部
11c 第2の鍔部
11d,11d 信号端子
11e,11e ダミー端子
12 アンテナコイル
12a アンテナコイルの一端
12b アンテナコイルの他端
12c アンテナコイルの内径部
20 筐体
21 金属層
21A 第1の金属面
21B 第2の金属面
30 プリント基板
31a ランド
40 基板
Sb 第1の鍔部の上端面
SL スリット

Claims (6)

  1. 巻芯部及び前記巻芯部の一端及び他端にそれぞれ設けられた第1及び第2の鍔部を有する磁性コアと、
    前記巻芯部に巻回された巻線からなるアンテナコイルと、
    前記アンテナコイルのコイル軸方向と平行に配置された金属層とを備え、
    前記金属層は、平面視で前記第1の鍔部の少なくとも一部と重なるスリットを有することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第2の鍔部は前記金属層に覆われている、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記金属層は、平面視で前記第2の鍔部の少なくとも一部と重なる領域に形成された切り欠きをさらに有する、請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記金属層と対向する前記第1の鍔部の端面から前記金属層までの第1の距離は、前記金属層と対向する前記第2の鍔部の端面から前記金属層までの第2の距離よりも短い、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記アンテナコイルは携帯電子機器の筐体内に設けられており、
    前記金属層は、前記筐体の少なくとも一部である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記筐体内に設けられたプリント基板をさらに備え、
    前記アンテナコイル及び前記磁性コアは前記プリント基板上に表面実装されたコイル部品を構成している、請求項5に記載のアンテナ装置。
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