JP2016207793A - 電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動による端子の破断を防止して、車載用部品として信頼性の高い電子部品を提供する。【解決手段】回路素子を内部に有した略四角柱形状のボディー22と、回路素子と接続した一対の板状の端子23を備え、ボディー22の対向する側面にそれぞれ端子23の一端が固定され、端子23を側面から底面に向かって折り曲げて端子23の他端をボディー22の底面に配置された電子部品である。ボディー22の底面には端子23の他端の先端部28を含む領域に凹部29が形成され、凹部29に向かって端子23の他端の先端部28を折り曲げて係止されたものであり、端子23にボディー22の側面方向に型押した突起30を設け、突起30がボディーの側面に当接される。【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器に用いられる電子部品に関するものである。
近年、自動車の駆動系、制御系の電子制御化が益々進み、一台の自動車に数多くの電子制御機器が搭載されるようになり、電子制御機器の益々の小型化と高信頼性化が望まれている。
そして、これらの電子制御機器に用いられる電子部品に対しても、小型化のために表面実装が可能で車載用部品に求められる高い信頼性を有するものが求められてきている。
次に、このような従来の電子部品について回路素子としてコイル素子を用いた例を、図面を参照しながら説明する。
図9は従来の電子部品の平面図、図10は図9のA−A線断面図であり、図10では電子部品を実装基板に実装した状態を示している。
図9、図10に示すように従来の電子部品は、絶縁皮膜付き銅線を巻回してコイル素子1を形成し、このコイル素子1を金属磁性体粉末と熱硬化性樹脂からなる結着材との混合粉に埋設して加圧成形することによりボディー2を形成し、このボディー2の側面から突出したコイル素子1の両端部の引き出し線3を平板状に押し潰すとともにボディー2の側面から底面に向かって折り曲げて表面実装型の端子4を形成し、このようにして電子部品を構成していた。
そして、この電子部品を、リフローはんだ槽を用いて実装基板5のランド6にはんだ7によって実装していた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2009−123927号公報
近年、自動車の電子制御機器の取り付け位置も、今までのエンジンルーム外からエンジンルーム内に取り付けるものが増えてきており、より耐振動性を向上することが望まれてきている。
しかしながら、上記、従来の面実装型電子部品では、端子4をボディー2の側面から底面に向かって折り曲げている構成であるため、折り曲げ部のスプリングバックによって端子4とボディー2の間に隙間8が生じることがあった。
この隙間8が生じると、実装基板5を通じて自動車の振動がボディー2に伝わった時に、端子4が隙間8の寸法分の撓みを発生し、これを往復運動で交互に繰り返すことによりボディー2が振り子のように振動を起こす。
そして、この振動が繰り返される結果、端子4の折り曲げ部9や、端子4とはんだ7のフィレットとの境界部10が支点となって応力が集中し、ついには金属疲労を起こして破断し、電子部品が断線する恐れがあるという課題が生じてきていた。
本発明は、振動による端子の破断を防止して、車載用部品として信頼性の高い電子部品を提供することを目的としている。
本発明は上記課題を解決するために、回路素子を内部に有した略四角柱形状のボディーと、回路素子と接続した一対の板状の端子を備え、ボディーの対向する側面にそれぞれ端子の一端が固定され、端子を側面から底面に向かって折り曲げて端子の他端をボディーの底面に配置された電子部品において、ボディーの底面には端子の他端の先端部を含む領域に凹部が形成され、凹部に向かって端子の他端の先端部を折り曲げて係止されたものであり、端子にボディーの側面方向に型押しした突起を設け、突起がボディーの側面に当接されたものである。
上記構成により、ボディーの底面に形成した凹部に向かって端子の先端部を折り曲げて係止する際に、端子の先端部を折り曲げる応力により、ボディー側面の端子がボディー側に引き寄せられるために、端子をボディーの側面に接触させることができる。
そして、特に、突起がボディーに当接するために、型押しして形成した突起は変形せず突起から下面側の板状の端子がボディーの方向に反って引き寄せられ、板状の端子に板ばねのようにボディーと反対側に反発する弾性力が生じ、この弾性力によって、端子の先端部と凹部を係止した部分に隙間があくことをなくすことができ、ボディーの側面と端子とが離れることを防止することができる。
その結果、ボディーと端子との間の隙間によって発生するボディーが振り子状に振動することがなくなり端子の破断を防止することができるものである。
このように、本発明によれば、振動による端子の破断を防止して、電子部品の信頼性を高めることができるという効果を得ることができる。
本発明の一実施の形態における電子部品の底面側斜視図 本発明の一実施の形態における電子部品の断面図 本発明の一実施の形態における電子部品の製造工程を説明する図 本発明の一実施の形態における電子部品の製造工程を説明する図 本発明の一実施の形態における電子部品の製造工程を説明する図 本発明の一実施の形態における電子部品の製造工程を説明する図 本発明の一実施の形態における電子部品の製造工程を説明する図 本発明の一実施の形態における電子部品の製造工程を説明する図 従来の電子部品の平面図 図9のA−A線の断面図
以下、本発明の一実施の形態における型電子部品について、回路素子にコイル素子を用いた例を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態の電子部品の底面側斜視図であり、図2は同電子部品の断面図である。
図1、図2に示すように、本発明の電子部品は、回路素子としてコイル素子21を内部に有した略四角柱状のボディー22と、コイル素子21と接続した板状の端子23とを備えている。
そして、端子23はボディー22の対向する側面にそれぞれ一端を固定し、側面から底面に向かって折り曲げ、端子23の他端をボディー22の底面に配置した表面実装型の端子23にしたものである。
この内、ボディー22は、鉄を主成分とした金属磁性体粉末にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなる結合剤を混合し、これを顆粒状に造粒した磁性材料からなり、この磁性材料にコイル素子21と端子23の一端を埋設させて金型を用いて加圧成形し、熱処理を施して熱硬化性樹脂を硬化させて端子23の一端をボディー22の側面に固定したものである。
また、ボディー22に埋設したコイル素子21は、融着層付きの絶縁被膜銅線をらせん状に巻回して空芯のコイルを形成したもので、本実施の形態では、銅線の太さが0.28mmの銅線を用い、軸芯径を3.8mmにして48ターン巻回し、両端部の引き出し線24を互いに反対方向に引き出した後、融着層を硬化反応させて形状を維持したものである。
ここで、図2の断面図において、ボディー22と端子23は図1におけるB−B線の断面図を示しており実線で表示している。また、コイル素子21と引き出し線24は図1におけるC−C線の断面を示しており破線で表示している。なお、図2では電子部品の上面側を図面の上に、電子部品の下面側を図面の下にして示している。
そして、端子23は金属平板からなり、本実施の形態では厚さが0.2mmのリン青銅板を用いてコイル素子21の引き出し線24と電気的に接続しており、一方の端部をカタカナのコの字形状に形成し、コの字状の突出部25をボディー22に埋設させ固定したものである。
端子23と引き出し線24との接続は、突出部25の間に端子23の平坦部分から0.2mm落ち込んだ段差部26を形成し、この段差部26に引き出し線24を収めて抵抗溶接などの電気溶接を用いて電気的に接続されている。
段差部26の反対側の突出した部分は、ボディー22の側面に形成した溝状の収容溝27に収められている。
引き出し線24が段差部26からはみ出す場合は予め引き出し線24をプレス加工して偏平に潰しておくとよく、電子部品の外形寸法が大きくならないので好ましい。
また、本実施の形態とは別に、突出部25に接続部を設けて引き出し線24を接続して、ボディー22の内部に接続部分を配置してもかまわない。
このようにして、コイル素子21と端子23の一端である突出部25を磁性体材料に埋設させ、本実施の形態では外形寸法が10.0×10.5×5.5mmの電子部品を構成している。
次に、本発明の特徴部である端子23の他端とボディー22の底面、側面との固定について説明する。
まず端子23の他端の先端部28とボディー22の底面との固定について説明する。
ボディー22の底面には端子23の他端の先端部28を含む領域に凹部29が形成されており、この凹部29に向かって端子23の先端部28を折り曲げて、端子23の先端部28を凹部29に係止して固定されている。
先端部28の折り曲げは、ボディー22と凹部29の角部の稜辺を支点にして、先端部28を凹部29の中に押し込んで先端部28を凹部29の内壁に沿うようにして折り曲げたものである。
このようにすることにより、端子23の先端部28を折り曲げる応力により、ボディー22側面の端子23がボディー22側に引き寄せられるために、端子23をボディー22の側面に接触させることができる。
先端部28の折り曲げは、端子23の幅方向の全体を折り曲げてもよいが、図1に示すように、端子23の幅方向の両端部に突出した先端部28とし、この突出した先端部28を折り曲げるようにするとよく、このようにすることにより、折り曲げる応力を小さくして、ボディー22に対する先端部28の曲げ応力を緩和してボディー22にクラックが生じることを抑制することができる。
また、幅方向全体の先端部28を曲げる場合には、折り曲げる際に折り曲げ方向が傾くなどして、幅方向の一方はボディー22の底面と凹部29との角部に密着し、幅方向の他方は浮いている状態となりやすく、完全に密着させることが難しくなるが、幅方向の両端部に突出した先端部28とすることにより、幅方向の両端を密着させて折り曲げることを容易にすることができるものである。
次に、ボディー22の側面における端子23とボディー22との固定について説明する。
ボディー22の側面側の端子23には、ボディーの側面方向に隆起し、反対側が窪んだ突起30がプレス加工で型押しして形成されており、この突起30の突先がボディー22の側面に当接した状態で、上記した端子23の先端部28が凹部29に係止されて固定されている。
この突起30は、端子23をボディー22の側面に沿うように折り曲げたときに、突起30の突先がボディー22の側面に当接して、突起30から下面側の端子23の平坦部分がボディー22と接触しないようにしたものである。
このようにすることにより、突起30の突先がボディー22の側面に当接するために、プレス加工により型押しして形成した突起30は変形せず、突起30から下面側の板状の端子23がボディー22の方向に反るように引き寄せられ、図2において一点破線Dで示した突起30の下端から底面に向かう延伸方向が、図2において二点破線Eで示した端子23の一端をボディー22に固定した部分から突起30の下端に向かう延伸方向に比べてボディー22側に寄った状態となるので、板状の端子23にボディー22と反対側に反発する板ばねのような弾性力が生じ、この弾性力によって、端子23の先端部28と凹部29を係止した部分に隙間があくことをなくすことができ、ボディー22の側面と端子23の突起30とが離れることも防止することができる。
そしてこれらの結果から、ボディー22と端子23との間の隙間によって発生するボディー22が振り子状に振動することがなくなり端子23の破断を防止することができるものである。
このように、本発明によれば、振動による端子23の破断を防止して、電子部品の信頼性を高めることができるものである。
このため、突起30はボディー22の側面に当接したときに潰れない強度とすることが必要であり、強度が高い形状としては、ボディー22側の隆起した側の形状が、球頭状、円錐、角錐台等の錐体状、また複数の曲率半径を有したR状の形状のものがあげられる。
また、その他の形状として断面を台形や半円にして直線状に延伸させた突起としても良いが、直線状部分の長さが長いと端子23がボディー22側に反って引き寄せられたときに、平坦部分との境で折れやすくなるので、球頭状、錐体状、R状の形状にすることが好ましい。本実施の形態では突起30を、隆起した側の曲率半径を0.4mm、窪んだ側の曲率半径を0.2mm、窪んだ側の開口の直径を0.36mmの球頭状の形状に形成している。
また、突起30を球頭状、錐体状、R状の形状とした場合、端子23の延伸方向と直交する幅方向の同一線上で端子23の両端それぞれに突起30を設けるとよく、同一線上に突起30を設けることにより、突起30から下面側の端子23の弾性力のバランスをあわせることができるので好ましい。
そして、突起30の下端から端子23下面までの長さ寸法Lを、端子23の厚み寸法の3倍〜8倍にするとよく、長さ寸法Lが2倍より小さいと弾性力が得られず、8倍よりも大きくすると弾性力が弱くなるので好ましくない。より好ましくは4〜6倍にすることが望ましく本実施の形態では長さ寸法Lを4倍にして形成している。
ここで、突起30の下端とは、隆起した部分と平坦部分との下側の境界部分を意味している。
そして、突起30の隆起高さについては、突起30が設けられる位置により適宜設定されるものであるが、端子23の厚み寸法の0.5倍〜1.5倍にするとよく、0.5倍より小さいと得られる弾性力が小さくなるので好ましくなく、1.5倍より大きくすると突起30部分の端子23が引き伸ばされて強度が弱くなるので好ましくない。
なお、端子23の他端の先端部28を端子23の幅方向の両端部に突出した先端部28とした場合には、端子23の延伸方向において先端部28と突起30を同一線上に配置するとよく、このようにすることにより、端子23の平坦部分に歪みを生じさせることなくバランスよく固定することができる。
次に、本発明の一実施の形態の電子部品の製造方法について図3〜図8を参照して説明する。
最初に、図3のように、融着層付き絶縁被膜銅線を螺旋状に巻回して空芯のコイル素子21を形成する。
融着層付き絶縁被膜銅線を所定の巻軸に巻回し、両端部の引き出し線24を互いに反対方向に引き出した後、巻回部分に熱風を吹きつけたり溶剤を滴下したりして融着層を硬化反応させ、巻回部の形状を維持させて巻軸から取り外し、空芯のコイル素子21を形成する。
次に、図4のように端子23を準備する。
端子23は、リン青銅板などの厚さ0.2mmの金属板をプレス加工することにより、
一方の端部をカタカナのコの字形状に形成した二つの突出部25が設けられ、この突出部25の間に平坦部分より0.2mm凹んだ段差部26が設けられる。
また、ボディー22の側面に対応する位置に、ボディー22側(図4において下の方向)に隆起し反対側が凹んだ球頭状の突起30が設けられ、この突起30は端子23の延伸方向と直交した幅方向の両端それぞれに1個設けられ、端子23がボディー22の側面から底面に向かって折り曲げられたときに、突起30の下端と端子23の下面との長さ寸法(図2におけるLで示した部分)を端子23の厚み寸法の3倍から8倍の位置に配置する。
そして、突起30の隆起高さは端子23の厚み寸法の0.5倍〜1.5倍に形成する。
この端子23は個片で形成してもよいが、図4のようにフープ材に形成すると連続生産が可能となり、生産性を向上させることができるので好ましい。
次に、図5のように、引き出し線24と端子23を接続する。
引き出し線24の絶縁被膜を剥離した後、端子23の段差部26に引き出し線24を収納して、抵抗溶接等の電気溶接を用いて、端子23と引き出し線24とを電気的に接続する。
引き出し線24の径寸法が段差部26の深さより大きい場合には、抵抗溶接の電極を押し当てたり、図3に示すように、あらかじめ引き出し線24をプレス加工して引き出し線24を潰し、端子23の平坦部分の高さと同等となるようにして、電子部品の外形寸法が大きくならないようにするとよい。
次に、図6のように、鉄を主成分にした金属磁性体粉末と熱硬化性樹脂からなる結合材とを混合し、これを顆粒状に造粒した磁性体材料と、コイル素子21と、端子23の突出部25を金型(図示していない)に挿入して加圧成形することによりボディー22を形成する。なお、図6ではボディー22を透過した状態を示しており、ボディー22の輪郭を破線で示している。
このとき、ボディー22には金型を用いて、ボディー22の側面から底面に向けて、端子23の裏面に突出した段差部26を納める収容溝27を形成する。
さらに、ボディー22の底面に、ボディー22の底面に配置される端子23の他端の先端部28と対向する範囲を含む部分に凹部29(図6において凹部29は図示していない。図1、図2を参照。)を形成する。
加圧成形したボディー22は、熱処理を行い熱硬化性樹脂からなる結合材を熱硬化させて、ボディー22の側面に端子23の突出部25を強固に固定する。
次に、図7のように、連続フープから個片に切断する。
個片への切断は、プレス加工により行い端子23を所定の長さで所定の形状に切断する。
本実施の形態では、端子23の幅方向の両端部に突出した2つの先端部28を形成するように切断している。なお、端子23の幅方向の両端部に突出した2つの先端部28と突起30は端子23の延伸方向の同一線上になるように形成する。
個片に切断した後、実装基板(図示していない)への実装性をよくするために、端子23を溶融はんだに浸漬するなどして、端子23の表面にはんだめっきを行うとよい。
次に、図8(a)〜図8(d)のように、端子23をボディー22の側面から底面に向けて折り曲げ加工をおこなう。
図8(a)は、折り曲げ加工前の側面図を示している。
なお、図8では電子部品の底面側を図面の上側にして示している。
まず、端子23のボディー22の側面から突出した部分を底面方向に折り曲げる。この時、端子23の段差部26裏面の突出した部分をボディー22に形成した収容溝27に納め、突起30がボディー22の側面に当接するまで折り曲げる(図8(b))。
そして、突起30がボディー22の側面に当接した状態を維持させ、ボディー22の側面と底面との稜部に対応する位置を折り曲げる(図8(c))。
最後に、端子23の先端部28を凹部29に向かって折り曲げて、端子23の先端部28を凹部29に係止させて固定する(図8(d))。
先端部28の折り曲げは、ボディー22と凹部29の角部の稜辺を支点にして先端部28を凹部29の中にパンチなどで押し込んで、先端部28が凹部29の内壁に沿うようにして折り曲る。
このようにすることにより、端子23の先端部28を折り曲げる応力により、ボディー22側面の端子23がボディー22側に引き寄せられ、プレス加工により型押しして形成した突起30は変形せず、突起30から下面側の板状の端子23がボディー22の方向に反って引き寄せられ、板状の端子23にボディー22と反対側に反発する板ばねのような弾性力が生じ、この弾性力によって、端子23の先端部28と凹部29を係止した部分に隙間があくことがなく、ボディー22の側面と端子23の突起30とが離れることなく当接させた状態で固定することができる。
また、この工程において、端子23をボディー22の側面側から突起30が変形しない程度の力で押圧した状態で先端部28を折り曲げるとよく、端子23をボディー22側に引きよせ安くできるので好ましい。
以上のようにすることにより、図1に示した電子部品を得ることができる。
本発明に係る電子部品は、振動による端子の破断を防止して、電子部品の信頼性を高めることができ、産業上有用である。
21 コイル素子
22 ボディー
23 端子
24 引き出し線
25 突出部
26 段差部
27 収容溝
28 先端部
29 凹部
30 突起

Claims (2)

  1. 回路素子を内部に有した略四角柱形状のボディーと、前記回路素子と接続した一対の板状の端子を備え、前記ボディーの対向する側面にそれぞれ前記端子の一端が固定され、前記端子を側面から底面に向かって折り曲げて前記端子の他端を前記ボディーの底面に配置された電子部品において、前記ボディーの底面には前記端子の他端の先端部を含む領域に凹部が形成され、前記凹部に向かって前記端子の他端の先端部を折り曲げて係止されたものであり、前記端子に前記ボディーの側面方向に型押した突起を設け、前記突起が前記ボディーの側面に当接されていることを特徴とする電子部品。
  2. 前記突起の下端から前記端子の下面までの長さ寸法を前記端子の厚み寸法の3倍〜8倍にしたことを特徴とする請求項1記載の電子部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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