JP2016207019A - 画像形成装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】共通のファームウェアを用いて、生産効率を向上させる。【解決手段】本体部１０は、ＭＦＰの起動時に機器情報記憶部１１０から取得した機器情報を操作部２０に通知する通知部１１２を備え、操作部２０は、アイコンの配置に関する配置情報と、機器情報と配置情報とが対応付けられた条件式とを記憶する配置情報記憶部２２０と、本体部１０から機器情報を取得する取得部２１２と、取得した機器情報に対応する配置情報を選択する選択部２１３１と、選択された配置情報に基づいて配置されるアイコンのアプリケーションにインストールされているか否かを確認するアプリケーション管理部２１１と、アプリケーションがインストールされている場合、ホーム画面に対して、選択された配置情報に基づいてアイコンを配置する配置部２１３２と、アイコンが配置されたホーム画面を表示する表示制御部２１４とを備える。【選択図】図３

Description

本発明は、画像形成装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。

従来、画像形成装置では、当該画像形成装置において個々の機能を実現するアプリケーションを操作部にインストール可能な構成で、複数のアプリケーションがプリインストールされているものがすでに知られている。そして、当該操作部に、インストールしたアプリケーションのショートカットアイコン（単にアイコンとも称する）が複数配置されたホーム画面（表示情報画面）を表示する技術が知られている。

近年では、画像形成装置における操作部に対して、カスタマイズ機能を提供する技術が開示されている。また、画像形成装置において、追加したアプリケーションのインストールに伴いホーム画面を更新する技術も開示されている。例えば、カスタマイズされたホーム画面のアイコンの位置を保ちつつ、ＳＤＫ（Software Development Kit）アプリケーションのアイコンを追加することができる画像処理装置がある（例えば、特許文献１参照）。この特許文献１では、ホーム画面がカスタマイズされているか否かでインストールしたＳＤＫアプリケーションのアイコンを自動配置するか否かを決定するものである。

しかしながら、従来の画像形成装置では、当該画像形成装置の仕向け（画像形成装置が使用される国または地域）や機種等によって、ホーム画面のショートカットアイコンの初期配置が異なる場合、仕向けや機種毎に異なるファームウェアを用いて生産する必要があり、生産効率が低下するという問題があった。

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像形成装置の仕向けや機種等によってショートカットアイコンの初期配置が異なる場合でも、共通のファームウェアを用いることができ、生産効率を向上させる画像形成装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、本体部と操作部とを備える画像形成装置において、前記本体部は、前記画像形成装置に関する機器情報を記憶する第１記憶部と、前記画像形成装置の起動時に前記第１記憶部から取得した前記機器情報を、前記操作部に通知する通知部と、を備え、前記操作部は、前記画像形成装置で利用可能なアプリケーションの処理命令が対応付けられた表示情報の配置に関する情報である配置情報と、前記機器情報と前記配置情報とが対応付けられた対応情報と、を記憶する第２記憶部と、前記本体部から、前記機器情報を取得する取得部と、取得した前記機器情報に対応する前記配置情報を前記第２記憶部から選択する選択部と、選択された前記配置情報に基づいて配置される前記表示情報である配置表示情報のアプリケーションが、前記画像形成装置にインストールされているか否かを確認する確認部と、前記配置表示情報のアプリケーションがインストールされている場合、１以上の前記表示情報が表示される画面である表示情報画面に対して、選択された前記配置情報に基づいて前記配置表示情報を配置する配置部と、前記配置表示情報が配置された前記表示情報画面を表示部に表示する表示制御部と、を備える。

本発明によれば、画像形成装置の仕向けや機種等によってショートカットアイコンの初期配置が異なる場合でも共通のファームウェアを用いて生産効率を向上させることができるという効果を奏する。

図１は、第１実施形態のＭＦＰのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図２は、第１実施形態のＭＦＰのソフトウェア構成の一例を示す模式図である。 図３は、第１実施形態のＭＦＰの機能構成例を示す図である。 図４は、操作パネルの外観を示す図である。 図５は、第１実施形態のＭＦＰに記憶されている条件式の一例を示す図である。 図６は、第１実施形態のＭＦＰに記憶されている配置位置情報の一例を示す図である。 図７は、第１実施形態のホーム画面の一例を示す図である。 図８は、第１実施形態のＭＦＰにおけるホーム画面表示処理の流れを示すフローチャートである。 図９は、第２実施形態のＭＦＰに記憶されている配置順序情報の一例を示す図である。 図１０は、第２実施形態のホーム画面の一例を示す図である。 図１１は、第２実施形態のＭＦＰにおけるホーム画面表示処理の流れを示すフローチャートである。 図１２は、第２実施形態のＭＦＰにおける複数のページを有するホーム画面表示処理の流れを示すフローチャートである。 図１３は、第３実施形態のＭＦＰにおけるホーム画面表示処理の流れを示すフローチャートである。

以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像形成装置、情報処理方法、およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。以下では、本発明に係る画像形成装置をＭＦＰ（Multifunction Peripheral：複合機）に適用した場合を例に挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の操作部を有する画像形成装置であればいずれにも適用することができる。なお、ＭＦＰ（複合機）とは、コピー機能、スキャナ機能、プリント機能、ファクス機能のうち少なくとも２つの機能を有する装置である。

（第１実施形態）
図１は、第１実施形態のＭＦＰのハードウェア構成例を示すブロック図である。図１に示すように、ＭＦＰ１は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現可能な本体１０と、ユーザの操作に応じた入力を受け付ける操作部２０と、を備える。本体１０と操作部２０は、専用の通信路３００を介して相互に通信可能に接続されている。通信路３００は、例えばＵＳＢ（Universal Serial Bus）規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。

なお、本体１０は、操作部２０で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体１０は、クライアントＰＣ（パーソナルコンピュータ）などの外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。

まず、本体１０のハードウェア構成について説明する。図１に示すように、本体１０は、ＣＰＵ１１と、ＲＯＭ１２と、ＲＡＭ１３と、ＨＤＤ（ハードディスクドライブ）１４と、通信Ｉ／Ｆ（インターフェース）１５と、接続Ｉ／Ｆ１６と、エンジン部１７とを備え、これらがシステムバス１８を介して相互に接続されている。

ＣＰＵ１１は、本体１０の動作を統括的に制御する。ＣＰＵ１１は、ＲＡＭ１３をワークエリア（作業領域）としてＲＯＭ１２またはＨＤＤ１４などに格納されたプログラムを実行することで、本体１０全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。

通信Ｉ／Ｆ１５は、ネットワーク３０と接続するためのインターフェースである。接続Ｉ／Ｆ１６は、通信路３００を介して操作部２０と通信するためのインターフェースである。

エンジン部１７は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、および、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理および通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ（画像読取部）、用紙などのシート材への印字を行うプリンタ（画像形成部）、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。さらに、印字済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するＡＤＦ（自動原稿給送装置）のような特定のオプションを備えることもできる。

次に、操作部２０のハードウェア構成について説明する。図１に示すように、操作部２０は、ＣＰＵ２１と、ＲＯＭ２２と、ＲＡＭ２３と、フラッシュメモリ２４と、通信Ｉ／Ｆ２５と、接続Ｉ／Ｆ２６と、操作パネル２７と、外部接続Ｉ／Ｆ２８と、を備え、これらがシステムバス２９を介して相互に接続されている。

ＣＰＵ２１は、操作部２０の動作を統括的に制御する。ＣＰＵ２１は、ＲＡＭ２３をワークエリア（作業領域）としてＲＯＭ２２またはフラッシュメモリ２４などに格納されたプログラムを実行することで、操作部２０全体の動作を制御し、ユーザから受け付けた入力に応じた情報（画像）の表示などの後述する各種機能を実現する。

通信Ｉ／Ｆ２５は、ネットワーク３０と接続するためのインターフェースである。接続Ｉ／Ｆ２６は、通信路３００を介して本体１０と通信するためのインターフェースである。

操作パネル２７は、ユーザの操作に応じた各種入力を受け付けるとともに、各種画面や各種情報（例えば、受け付けた操作に応じた情報、ＭＦＰ１の動作状況を示す情報、設定状態などを示す情報など）を表示するものである。詳細は後述する（図４参照）。

外部接続Ｉ／Ｆ２８は、ＩＣカードリーダなどの周辺装置と接続するためのインターフェースである。

次に、ＭＦＰ１のソフトウェア構成について説明する。図２は、第１実施形態のＭＦＰのソフトウェア構成の一例を示す模式図である。図２に示すように、本体１０は、アプリ層１０１と、サービス層１０２と、ＯＳ層１０３とを有する。アプリ層１０１、サービス層１０２、および、ＯＳ層１０３の実体は、ＲＯＭ１２やＨＤＤ１４などに格納されている各種ソフトウェアである。ＣＰＵ１１が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。

アプリ層１０１のソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアであり、アプリケーションソフトウェア（以下の説明では、単に「アプリ」「アプリケーション」と称する場合がある）と言われる。例えばアプリとしては、コピー機能を提供するためのコピーアプリ、スキャナ機能を提供するためのスキャナアプリ、ファクス機能を提供するためのファクスアプリ、プリンタ機能を提供するためのプリンタアプリなどが挙げられる。

サービス層１０２のソフトウェアは、アプリ層１０１とＯＳ層１０３との間に介在し、アプリに対し、本体１０が備えるハードウェア資源を利用するためのインターフェースを提供するためのソフトウェアである。より具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受付、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。サービス層１０２が受け付ける動作要求としては、スキャナによる読み取りやプリンタによる印字などの要求が考えられる。

なお、サービス層１０２によるインターフェースの機能は、本体１０のアプリ層１０１だけではなく、操作部２０のアプリ層２０１に対しても提供される。すなわち、操作部２０のアプリ層２０１（アプリ）も、サービス層１０２のインターフェース機能を介して、本体１０のハードウェア資源（例えばエンジン部１７）を利用した機能を実現することができる。

ＯＳ層１０３のソフトウェアは、本体１０が備えるハードウェア資源を制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェア（オペレーティングシステム）である。サービス層１０２のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、ＯＳ層１０３が解釈可能なコマンドに変換してＯＳ層１０３に渡す。そして、ＯＳ層１０３のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。

同様に、操作部２０は、アプリ層２０１と、サービス層２０２と、ＯＳ層２０３とを有する。操作部２０が備えるアプリ層２０１、サービス層２０２およびＯＳ層２０３も、階層構造については本体１０側と同様である。ただし、アプリ層２０１のアプリにより提供される機能や、サービス層２０２が受け付け可能な動作要求の種類は、本体１０側とは異なる。

アプリ層２０１のアプリは、操作部２０が備えるハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアであってもよいが、主として本体１０が備える機能（コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能）に関する操作や表示を行うためのＵＩ（ユーザインターフェース）の機能を提供するためのソフトウェアである。

なお、本実施形態では、機能の独立性を保つために、本体１０側のＯＳ層１０３のソフトウェアと操作部２０側のＯＳ層２０３のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体１０と操作部２０は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば、本体１０側のＯＳ層１０３のソフトウェアとしてＬｉｎｕｘ（登録商標）を用い、操作部２０側のＯＳ層２０３のソフトウェアとしてＡｎｄｒｏｉｄ（登録商標）を用いることも可能である。

以上のように、本実施形態のＭＦＰ１において、本体１０と操作部２０は別々のオペレーティングシステムで動作するため、本体１０と操作部２０との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部２０が受け付けた情報（ユーザからの指示内容）を本体１０へ伝達する動作（コマンド通信）や、本体１０が操作部２０へイベントを通知する動作などがこれに該当する。ここでは、操作部２０が本体１０へコマンド通信を行うことにより、本体１０の機能を使用することができる。また、本体１０から操作部２０に通知するイベントには、本体１０における動作の実行状況、本体１０側で設定された内容などが挙げられる。

また、本実施形態では、操作部２０に対する電力供給は、本体１０から通信路３００を経由して行われているので、操作部２０の電源制御を、本体１０の電源制御とは別に（独立して）行うことができる。

なお、この例では、本体１０と操作部２０は、通信路３００を介して電気的かつ物理的に接続されているが、本体１０から操作部２０を取り外し可能としてもよい。この場合、本体１０および操作部２０に、例えば赤外線通信部、ＲＦ（Radio Frequency）通信部、ブルートゥース（登録商標）通信部などの近距離無線通信部を設ける。または、本体１０および操作部２０に、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）などの無線ＬＡＮ（Local Area Network）通信機能を設け、図２に示すように無線ＬＡＮアクセスポイント（無線ＬＡＮＡＰ）３１およびネットワーク３０を介して相互に通信可能としてもよい。本体１０から操作部２０を取り外し可能である場合、操作部２０は、通信路３００を介して本体１０から供給された電力を二次電池に蓄電しておき、本体１０から取り外された際に、二次電池に蓄電された電力を用いて動作して本体１０と通信を行う。

次に、第１実施形態のＭＦＰ１の機能について説明する。図３は、第１実施形態のＭＦＰの機能構成例を示す図である。図３に示すように、本体１０は、ＣＰＵ１１がプログラムを実行することで実現される機能（モジュール）である、機器情報管理部１１１と、通知部１１２と、通信部１２１と、画像形成部１２２と、エンジン制御部１２３と、を備えている。また、本体１０は、機器情報記憶部１１０と、データ記憶部１２０とを備えている。

機器情報記憶部１１０は、ＭＦＰ１に関する情報である機器情報を記憶するものであって、ＨＤＤ１４やＲＯＭ１２によって実現される。本実施形態の機器情報には、ＭＦＰ１が使用される場所（ＭＦＰ１が販売される国または地域）を示す仕向け情報と、ＭＦＰ１の機種名とが記憶されている。本実施形態の機器情報記憶部１１０は、ＭＦＰ１の仕向け情報と機種名とが機器情報として記憶されているが、いずれか一方やさらに他のＭＦＰ１に関する情報が機器情報として記憶されていてもよい。なお、機器情報記憶部１１０が第１記憶部に相当する。

機器情報管理部１１１は、機器情報記憶部１１０に記憶されている機器情報を管理するものである。本実施形態では、例えば、機器情報管理部１１１は、ＭＦＰ１の起動された場合（起動時）に、機器情報記憶部１１０から機器情報を取得する。

通知部１１２は、各種情報を操作部２０に通知するものであって、本実施形態では、ＭＦＰ１の起動時に機器情報管理部１１１により機器情報記憶部１１０から取得された機器情報を操作部２０に通知する。

データ記憶部１２０は、ＭＦＰ１において出力されるプリントデータを記憶するものであって、ＨＤＤ１４やＲＯＭ１２によって実現される。

通信部１２１は、ネットワーク３０を介してＰＣ（Personal Computer）などの外部装置等との間で各種情報を送受信する。本実施形態では、通信部１２１は、外部装置等からプリントデータなどの情報を受信し、データ記憶部１２０に保存する。

画像形成部１２２は、外部装置等から受信したプリントデータや、スキャナにより読み取られたデータ等に対して所定の画像処理を施す。エンジン制御部１２３は、エンジン部１７（図１参照）を制御し、該エンジン部１７にプリンタデータを出力させる。エンジン部１７は、エンジン制御部１２３の制御に従い、プリンタデータに基づく画像を出力（印字ないし印刷）する。

また、操作部２０は、ＣＰＵ２１がプログラムを実行することで実現される機能（モジュール）である、アプリケーション２１０ａ、２１０ｂ、２１０ｃと、アプリケーション管理部２１１と、取得部２１２と、画面生成部２１３と、表示制御部２１４と、入力受付部２１５と、制御部２１６と、を備えている。そして、操作部２０は、配置情報記憶部２２０と、操作パネル２７とを備えている。

操作パネル２７は、上述したように、ユーザの操作に応じた各種入力を受け付けるとともに、各種画面や各種情報を表示する。図４は、操作パネルの外観を示す図である。図４に示すように、操作パネル２７は、タッチスクリーン（表示部）２７１およびキーボード２７２を備えている。

タッチスクリーン２７１は、各種入力を受け付けるとともに、各種画面や各種情報を表示する。タッチスクリーン２７１は、例えば、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置（ＬＣＤ）やタッチパネル機能が搭載された有機ＥＬ表示装置である。本実施形態では、タッチスクリーン２７１には、ＭＦＰ１で利用可能なアプリケーションのアイコンの一覧を表示する表示情報画面であるホーム画面を表示する。なお、タッチスクリーン２７１は、この構成に限られるものではなく、画像を表示するとともに当該画像に応じた操作を受け付けるものであればよい。また、アイコンとは、ＭＦＰ１で利用可能なアプリケーションの処理命令が対応付けられた表示情報である。

タッチスクリーン２７１に表示されるホーム画面は、複数のページが保有されており、フリック操作によってページの切り替えができる。図４に示すホーム画面Ｓ０では、例えば、左にフリック（矢印Ｆ１）すると前のページに移動することができ、右にフリック（矢印Ｆ２）すると次のページに移動することができる。また、１ページのホーム画面Ｓ０には、複数のアプリケーションのショートカットアイコン（ａ〜ｆ）を配置することができる。

キーボード２７２は、ハードウェアキーの集合であって、各種入力を受け付ける。そして、キーボード２７２には、プリントキー７１、テンキー７２、クリアキー７３、リセットキー７４、初期設定キー７５、およびログアウトキー７６を備えている。

プリントキー７１は、複写動作の開始指示を受け付けるためのキーである。テンキー７２は、複写枚数の指定などを受け付けるためのキーである。クリアキー７３は、テンキー７２による枚数指定などを初期化する（例えば「１」などの所定値に戻す）指示を受け付けるためのキーである。リセットキー７４は、複写の倍率やスキャンの解像度の指定などを初期化する指示を受け付けるためのキーである。初期設定キー７５は、プリントなどの初期設定画面への移行指示を受け付けるためのキーである。ログアウトキー７６は、ログアウト操作を受け付けるためのキーである。

なお、上記操作パネル２７が備える表示機能に加えて（または代えて）、表示部としてランプなどを設けることもできる。また、操作パネル２７が、例えばキーボード２７２を備えずタッチスクリーン２７１のみで構成されていてもよい。

図３に戻り、配置情報記憶部２２０は、操作パネル２７のタッチスクリーン２７１に表示されるホーム画面へのアイコンの配置に関する情報である配置情報を記憶するものであって、フラッシュメモリ２４やＲＯＭ２２によって実現される。本実施形態の配置情報とは、ホーム画面に対するアイコンの配置位置を示す配置位置情報である。換言すると、配置位置情報とは、ホーム画面のいずれの位置にいずれのアイコンを配置するかを示す情報である。

具体的には、例えば、配置位置情報は、ホーム画面に行列状に区画されたアイコンの配置位置（セル）が定められており、その行列のいずれの配置位置に各アイコンを配置するかを定めた配置のパターンである（図６参照）。第１実施形態では、配置情報記憶部２２０に、このような配置のパターンが配置位置情報として複数記憶されている例を説明する。また、他の例として、配置位置情報を、タッチスクリーン２７１上の座標により、各アイコンの配置位置を定めた座標位置情報としてもよい。

また、配置情報記憶部２２０は、本体１０に記憶されている機器情報から、複数記憶されている配置位置情報のうち、いずれの配置位置情報を選択するかを決定するための条件式を記憶する。本実施形態では、機器情報と配置位置情報が対応付けられた条件式が配置情報記憶部２２０に記憶されており、この条件式が対応情報に相当する。

ここで、条件式の詳細について説明する。図５は、第１実施形態のＭＦＰに記憶されている条件式の一例を示す図である。図５に示す条件式では、機種名および仕向け情報などの機器情報と、配置位置情報である配置のパターンと、が対応付けられている。図５に示す条件式では、例えば、機種名として、「機種Ａ」「機種ＢまたはＣ」「その他の機種」の３つに分かれており、さらに、その中で仕向け情報として、「仕向けＮＡ」「仕向けＤＯＭ」「仕向けその他」の３つに分かれているものとする。

具体的には、図５に示す条件式では、例えば、パターンＡと仕向け情報「ＮＡ」とが対応付けられており、仕向け情報が「ＮＡ」の場合に配置位置情報がパターンＡとなることを示している。また、パターンＢと仕向け情報「ＮＡ」および機種名「Ｍｅｔｉｓ−Ｃ１（機種Ｃ）」とが対応付けられており、仕向け情報が「ＮＡ」、かつ機種名が「Ｍｅｔｉｓ−Ｃ１（機種Ｃ）」の場合に配置位置情報がパターンＢとなることを示している。

次に、配置位置情報の詳細について説明する。図６は、第１実施形態のＭＦＰに記憶されている配置位置情報の一例を示す図である。図６に示すように、配置位置情報は、ホーム画面におけるアイコンの配置位置、すなわちいくつめの行のいくつめのセルにいずれのアイコンが表示されるかを示している。

具体的には、図６に示す配置位置情報（パターンＡ）では、１行目の１列目のセルにアプリケーションＡ（アプリＡ）を表示し、１行目の２列目のセルにアプリケーションＢ（アプリＢ）を表示することを示し、３列目、４列目のセルと続いている。また、１行目の５列目のセルにアプリケーションＥ（アプリＥ）を表示し、２行目の１列目のセルにアプリケーションＦ（アプリＦ）を表示することを示し、さらに続いている。

図３に戻り、アプリケーション２１０ａ、２１０ｂ、２１０ｃは、ＭＦＰ１にインストールされているアプリケーションソフトウェアである。

アプリケーション管理部２１１は、ＭＦＰ１にインストールされたアプリケーション群を管理するものであり、ＭＦＰ１にアプリケーションがインストールされているか否かを確認する。本実施形態では、アプリケーション管理部２１１は、選択部２１３１により選択された配置位置情報により配置されるアイコン、すなわち配置位置が示されたアイコン（配置表示情報）のアプリケーションが、ＭＦＰ１にインストールされているか否かを確認する。アプリケーション管理部２１１が確認部に相当する。

取得部２１２は、各種情報を本体１０から取得するものであって、本実施形態では、例えば、ＭＦＰ１の起動時に本体１０の通知部１１２から通知された機器情報を取得する。

画面生成部２１３は、取得した機器情報に基づいてアプリケーションのアイコンの一覧を表示するホーム画面を生成するものであり、選択部２１３１と、配置部２１３２とを備えている。

選択部２１３１は、ＭＦＰ１の起動時に機器情報記憶部１１０から取得され、通知部１１２から通知された機器情報に基づいて、配置情報記憶部２２０から機器情報に対応する配置位置情報を選択するものである。選択部２１３１は、機器情報における仕向け情報および機種名の少なくともいずれか一方に対応する配置位置情報を選択する。

具体的には、選択部２１３１は、機器情報を取得した場合、配置情報記憶部２２０に記憶されている条件式を参照して、取得した機器情報に対応する配置位置情報を選択する。例えば、図５では、選択部２１３１は、ＭＦＰ１の仕向け情報が「ＮＡ」で機種名が「Ｍｅｔｉｓ−Ｃ１（機種Ｃ）」の場合、配置位置情報であるパターンＢを選択する。

配置部２１３２は、選択部２１３１で選択された配置位置情報により配置位置が示されたアイコンのアプリケーションが、アプリケーション管理部２１１によりＭＦＰ１にインストールされていると確認された場合、ホーム画面に対して、選択された配置位置情報で示された配置位置にアイコンを配置する。

具体的には、配置部２１３２は、図６に示す配置位置情報であるパターンＡにより配置位置が示されたアプリケーションＡがインストールされていると確認された場合、ホーム画面に対して１行目の１列目のセルにアプリＡというアイコンを配置する。また、配置部２１３２は、配置位置情報により配置が示されたアイコンのアプリケーションがＭＦＰ１にインストールされていない場合、ホーム画面における、配置位置情報で示されたアイコンの配置位置を空白状態（ショートカットアイコンが存在しない状態）にする。

表示制御部２１４は、各種画面や各種情報を表示部であるタッチスクリーン２７１に表示する制御を行う。本実施形態では、表示制御部２１４は、例えば、配置部２１３２によりアイコンが配置されたホーム画面をタッチスクリーン２７１に表示する制御を行う。図７は、第１実施形態のホーム画面の一例を示す図である。図７に示すホーム画面Ｓ１では、１行目の１〜５列目のセルに、アプリＡ、アプリＢ、アプリＣ、アプリＤ、アプリＥのアイコンが配置され、２行目の１、２列目のセルにアプリＦ、アプリＧのアイコンが配置され、３行目の１〜３列目のセルにアプリＨ、アプリＩ、アプリＪのアイコンが配置されている。このようなホーム画面Ｓ１を、表示制御部２１４は、タッチスクリーン２７１に表示する。

入力受付部２１５は、操作パネル２７のタッチスクリーン２７１やキーボード２７２から、ユーザによる各種入力を受け付けるものである。制御部２１６は、操作部２０全体を制御するものであって、例えば、受け付けた各種入力に基づいて操作部２０を制御する。

次に、本実施形態のＭＦＰ１によるホーム画面の表示処理の流れを説明する。図８は、第１実施形態のＭＦＰにおけるホーム画面表示処理の流れを示すフローチャートである。

まず、ＭＦＰ１が起動されると、本体１０の機器情報管理部１１１が機器情報記憶部１１０から機器情報を取得し、通知部１１２が操作部２０に機器情報を通知する。これにより、取得部２１２は、ＭＦＰ１の機器情報を取得する（ステップＳ１０）。

機器情報を取得すると、選択部２１３１は、配置情報記憶部２２０に記憶されている条件式を参照して、取得した機器情報に対応する配置位置情報を選択する（ステップＳ１２）。アプリケーション管理部２１１は、選択された配置位置情報により配置位置が示されたアイコンのアプリケーションがインストールされているか否かを判断する（ステップＳ１４）。

配置位置が示されたアイコンのアプリケーションがインストールされていない場合（ステップＳ１４：Ｎｏ）、配置部２１３２は、ホーム画面に対して配置位置情報に示されている配置位置のセルを空白状態にする（ステップＳ１６）。

一方、配置位置が示されたアイコンのアプリケーションがインストールされている場合（ステップＳ１４：Ｙｅｓ）、配置部２１３２は、ホーム画面に対して配置位置情報に示されている配置位置に当該アプリケーションのアイコンを配置する（ステップＳ１８）。

アプリケーション管理部２１１は、配置位置情報に次のアプリケーションがあるか否かを判断する（ステップＳ２０）。次のアプリケーションがある場合（ステップＳ２０：Ｙｅｓ）、ステップＳ１４に戻って処理を繰り返す。これにより、全てのショートカットアイコンのホーム画面における初期配置が決定することになる。

そして、次のアプリケーションがない場合（ステップＳ２０：Ｎｏ）、表示制御部２１４は、アイコンが配置されたホーム画面をタッチスクリーン２７１に表示する（ステップＳ２２）。

このように、第１実施形態のＭＦＰ１では、仕向け情報や機種名が含まれた機器情報と、アイコンの配置位置を示す配置位置情報（配置情報）とが対応付けられた条件式に基づいて、起動時に取得した機器情報に対応する配置位置情報を選択する。そして、選択された配置位置情報によって、ＭＦＰ１にインストールされているアプリケーションのショートカットアイコンのホーム画面に対する配置位置を決定し、全てのアイコンを配置したホーム画面をタッチスクリーン２７１に表示する。これにより、画像形成装置の仕向けや機種等によってホーム画面のショートカットアイコンの初期配置が異なる場合でも、共通のファームウェアを用いることができ、生産効率を向上させることができる。

（第２実施形態）
第１実施形態のＭＦＰでは、ホーム画面におけるショートカットアイコンの配置位置を、配置位置情報を用いて決定する構成であって、インストールされていないアプリケーションのショートカットアイコンを配置位置のセルを空白状態にする構成となっていた。しかし、インストールされているアプリケーションも機種名や仕向け情報、コントローラの機能(スキャナやファクスの有無)によって異なる場合がある。従って、ＭＦＰ１にインストールされているアプリケーションが少ない場合、ホーム画面は空白のセルだらけとなり、利便性の低い初期配置のホーム画面を表示することになってしまう。これに対し、本実施形態のＭＦＰでは、ホーム画面におけるショートカットアイコンを表示する順序を定めた配置順序情報によりショートカットアイコンを配置する構成とすることで利便性を向上させる。

第２実施形態のＭＦＰのハードウェア構成およびソフトウェア構成は、第１実施形態と同様である（図１、２参照）。また、第２実施形態のＭＦＰの機能構成のうち、第１実施形態のＭＦＰと異なる部分を、図３を参照して説明する。

本実施形態の配置情報記憶部２２０は、操作パネル２７のタッチスクリーン２７１に表示されるホーム画面へのアイコンの配置に関する情報である配置情報を記憶するものであって、フラッシュメモリ２４やＲＯＭ２２によって実現される。本実施形態の配置情報とは、ホーム画面に配置する場合のショートカットアイコンを表示する順序を示す配置順序情報である。換言すると、配置順序情報とは、ホーム画面に対して予め定められている配置位置の順番に、アイコンを表示する順番を定めた情報である。本実施形態では、配置情報記憶部２２０に配置順序情報が複数記憶されている。

また、複数のページを有するホーム画面では、ページごとにテーマが決められている場合がある。例えば、１ページ目には、コピーやスキャナなどの本体１０のアプリケーション機能を利用するアプリケーションのショートカットアイコン、２ページ目にはブラウザやメール送信などのネットワーク機能を利用するアプリケーションのショートカットアイコンを置くことで、ユーザにとって利便性のよいホーム画面となる。

このような場合、本実施形態の配置情報記憶部２２０は、ホーム画面に配置する場合のショートカットアイコンを表示する順序を示す配置順序情報がページごとに記憶されている。そして、インストールされているアプリケーションのショートカットアイコンがページごとに配置される。なお、本実施形態では、もし、１ページのセルが全て埋まった場合、それ以上のショートカットアイコンを配置しない構成としている。

また、配置情報記憶部２２０は、第１実施形態と同様に条件式を記憶しており、仕向け情報や機種名などの機器情報に対応する配置順序情報を選択するための条件が記載されている。

ここで、配置順序情報の詳細について説明する。図９は、第２実施形態のＭＦＰに記憶されている配置順序情報の一例を示す図である。図９に示すように、配置順序情報では、ホーム画面に配置する場合のアイコンを表示する順序がページごとに示されている。

具体的には、図９に示す配置順序情報では、１ページ目の１番目（第１優先）にアプリケーションＡのアイコン（アプリＡ）を配置し、１ページ目の２番目（第２優先）にアプリケーションＢのアイコン（アプリＢ）を配置し、１ページ目の３番目（第３優先）にアプリケーションＣのアイコン（アプリＣ）を配置して表示することを示し、４番目、５番目と続いている。そして、２ページ目の１番目、２番目と、続いている。

配置部２１３２は、選択部２１３１で選択された配置順序情報により表示する順序が示されたアイコン（配置表示情報）のアプリケーションがＭＦＰ１にインストールされている場合、ホーム画面に対して予め定められている配置位置の順番に空白のセル（空白箇所）があるか否かを判定する。そして、配置部２１３２は、空白のセルがあると判定した場合、当該セルに配置順序情報の示す順序に従ってアイコンを配置する。ここで、ホーム画面に対して予め定められている配置位置の順番とは、例えば、ホーム画面における行列の左上端（１行目の１列目）から始め、１行目の２列目、３列目と進み、１行目の全ての列が埋まったら、２行目の１列目から同様に順次進む順番である。

また、ホーム画面が複数のページを有する場合、配置部２１３２は、予め定められている順番のページ上で、同様の処理を行う。すなわち、配置部２１３２は、アイコンのアプリケーションがインストールされている場合、予め定められている順番のページにおいて、予め定められている配置位置の順番に空白のセルがあるか否かを判定する。そして、配置部２１３２は、空白のセルがあると判定した場合、当該セルに配置順序情報に示す順序に従ってアイコンを配置する。

次に、アイコンが配置されたホーム画面について説明する。図１０は、第２実施形態のホーム画面の一例を示す図である。図１０に示すホーム画面Ｓ２では、予め定められている配置位置の順番（１行目の１〜５列目、２行目の１、２列目・・・）に配置順序情報の示す順序に従って、アプリケーションＡのアイコン（アプリＡ）〜アプリケーションＧのアイコン（アプリＧ）が配置されている。このようなホーム画面Ｓ２を、表示制御部２１４は、タッチスクリーン２７１に表示する。

次に、本実施形態のＭＦＰ１によるホーム画面の表示処理の流れを説明する。図１１は、第２実施形態のＭＦＰにおけるホーム画面表示処理の流れを示すフローチャートである。

まず、ＭＦＰ１が起動されると、本体１０の機器情報管理部１１１が機器情報記憶部１１０から機器情報を取得し、通知部１１２が操作部２０に機器情報を通知する。これにより、取得部２１２は、ＭＦＰ１の機器情報を取得する（ステップＳ３０）。

機器情報を取得すると、選択部２１３１は、配置情報記憶部２２０に記憶されている条件式を参照して、取得した機器情報に対応する配置順序情報を選択する（ステップＳ３２）。アプリケーション管理部２１１は、選択された配置順序情報により表示する順序が示されたアイコンのアプリケーションがインストールされているか否かを判断する（ステップＳ３４）。

表示する順序が示されたアイコンのアプリケーションがインストールされていない場合（ステップＳ３４：Ｎｏ）、ステップＳ４０に進む。一方、表示する順序が示されたアイコンのアプリケーションがインストールされている場合（ステップＳ３４：Ｙｅｓ）、配置部２１３２は、ホーム画面に予め定められた配置位置の順番で空白のセルがあるか否かを判定する（ステップＳ３６）。

空白のセルがない場合（ステップＳ３６：Ｎｏ）、ステップＳ４２に進む。一方、空白のセルがある場合（ステップＳ３６：Ｙｅｓ）、配置部２１３２は、判定された空白のセルに、配置順序情報の示す順序に従ってアイコンを配置する（ステップＳ３８）。

アプリケーション管理部２１１は、配置順序情報に次の順序のアプリケーションがあるか否かを判断する（ステップＳ４０）。次の順序のアプリケーションがある場合（ステップＳ４０：Ｙｅｓ）、ステップＳ３４に戻って処理を繰り返す。これにより、空白のセルだらけのホーム画面になるのを防ぐ。

そして、次の順序のアプリケーションがない場合（ステップＳ４０：Ｎｏ）、表示制御部２１４は、アイコンが配置されたホーム画面をタッチスクリーン２７１に表示する（ステップＳ４２）。

次に、本実施形態のＭＦＰ１による、複数のページを有するホーム画面の表示処理の流れを説明する。図１２は、第２実施形態のＭＦＰにおける複数のページを有するホーム画面表示処理の流れを示すフローチャートである。

まず、ＭＦＰ１が起動されると、本体１０の機器情報管理部１１１が機器情報記憶部１１０から機器情報を取得し、通知部１１２が操作部２０に機器情報を通知する。これにより、取得部２１２は、ＭＦＰ１の機器情報を取得する（ステップＳ５０）。

機器情報を取得すると、選択部２１３１は、配置情報記憶部２２０に記憶されている条件式を参照して、取得した機器情報に対応する、予め定められた順番のページの配置順序情報を選択する（ステップＳ５２）。

アプリケーションがインストールされているか否かの判断から、配置順序情報に次の順序のアプリケーションがあるか否かを判断するまでの処理（ステップＳ５４〜ステップＳ６０）は、図１１と同様であるため説明を省略する（ステップＳ３４〜ステップＳ４０参照）。

そして、選択部２１３１は、次のページがあるか否かを判断し（ステップＳ６２）、次のページがあった場合（ステップＳ６２：Ｙｅｓ）、ステップＳ５２に戻って処理を繰り返す。一方、次のページがなかった場合（ステップＳ６２：Ｎｏ）、表示制御部２１４は、アイコンが配置されたホーム画面をタッチスクリーン２７１に表示する（ステップＳ６４）。

このように、第２実施形態のＭＦＰ１では、仕向け情報や機種名が含まれた機器情報と、アイコンを表示する順序を示す配置順序情報（配置情報）とが対応付けられた条件式に基づいて、起動時に取得した機器情報に対応する配置順序情報を選択する。そして、選択された配置順序情報によって、ＭＦＰ１にインストールされているアプリケーションのショートカットアイコンのホーム画面に表示する順序を決定し、アイコンを配置したホーム画面をタッチスクリーン２７１に表示する。これにより、画像形成装置の仕向けや機種等によってホーム画面のショートカットアイコンの初期配置が異なる場合でも、共通のファームウェアを用いることができ、生産効率を向上させることができる。また、配置順序情報に従ってアイコンを配置することで、空白のセルだらけのホーム画面となるのを防止して利便性を向上させることができる。また、複数のページを有するホーム画面の場合、ページごとに、機種や本体機能に応じたアプリケーションを配置することができる。

（第３実施形態）
第１実施形態のＭＦＰでは、起動時に、ホーム画面におけるショートカットアイコンの配置位置を、配置位置情報を用いて決定する構成となっていた。これに対し、本実施形態のＭＦＰでは、アプリケーションを後から追加でインストールした場合、追加した新たなアプリケーションのショートカットアイコンをホーム画面に配置するものである。

第３実施形態のＭＦＰのハードウェア構成およびソフトウェア構成は、第１実施形態と同様である（図１、２参照）。また、第３実施形態のＭＦＰの機能構成のうち、第１実施形態のＭＦＰと異なる部分を、図３を参照して説明する。なお、本実施形態において追加される新たなアプリケーションにはそれぞれ、ホーム画面におけるアイコンの配置位置を示す配置情報と、ホーム画面にアイコンを配置する旨を示す配置指示とが付随されている。

アプリケーション管理部２１１は、第１実施形態の機能に加え、新たなアプリケーションが、ＭＦＰ１にインストールされたか否かを確認する。

配置部２１３２は、第１実施形態の機能に加え、新たなアプリケーションがインストールされた場合、新たなアプリケーションのアイコンを、ホーム画面に対して、新たなアプリケーションに付随する配置情報で示された配置位置に配置する。

次に、本実施形態のＭＦＰ１によるホーム画面の表示処理の流れを説明する。図１３は、第３実施形態のＭＦＰにおけるホーム画面表示処理の流れを示すフローチャートである。

まず、アプリケーション管理部２１１が新たなアプリケーションがＭＦＰ１にインストールされたことを確認すると（ステップＳ７０）、配置部２１３２は、新たなアプリケーションに配置情報が付随されているか否かを判断する（ステップＳ７２）。配置情報が付随されていない場合（ステップＳ７２：Ｎｏ）、ステップＳ８０に進む。

一方、配置情報が付随されている場合（ステップＳ７２：Ｙｅｓ）、配置部２１３２は、ホーム画面への配置指示があるか否かを判断する（ステップＳ７４）。配置指示がなかった場合（ステップＳ７４：Ｎｏ）、ステップＳ８０に進む。

一方、配置指示があった場合（ステップＳ７４：Ｙｅｓ）、配置部２１３２は、配置情報が示すページのホーム画面に予め定められた配置位置の順番で空白のセルがあるか否かを判定する（ステップＳ７６）。空白のセルがない場合（ステップＳ７６：Ｎｏ）、ステップＳ８０に進む。

一方、空白のセルがある場合（ステップＳ７６：Ｙｅｓ）、配置部２１３２は、判定された空白のセルに、新たなアプリケーションのアイコンを配置する（ステップＳ７８）。そして、表示制御部２１４は、アイコンが配置されたホーム画面をタッチスクリーン２７１に表示する（ステップＳ８０）。

このように、第３実施形態のＭＦＰ１では、新たなアプリケーションが追加された場合、当該新たなアプリケーションに付随されている配置情報によって、新たなアプリケーションのショートカットアイコンのホーム画面に対する配置位置を決定し、アイコンを追加配置したホーム画面をタッチスクリーン２７１に表示する。これにより、画像形成装置の仕向けや機種等によってホーム画面のショートカットアイコンの初期配置が異なる場合でも、共通のファームウェアを用いることができ、生産効率を向上させることができる。また、追加した新たなアプリケーションのアイコンを配置することでさらに利便性を向上させたホーム画面を表示することができる。

なお、本実施形態のＭＦＰで実行されるプログラムは、ＲＯＭ等に予め組み込まれて提供される。本実施形態のＭＦＰで実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでＣＤ−ＲＯＭ、フレキシブルディスク（ＦＤ）、ＣＤ−Ｒ、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。

さらに、本実施形態のＭＦＰで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のＭＦＰで実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。

本実施形態のＭＦＰで実行されるプログラムは、上述した各部（機器情報管理部１１１、通知部１１２、取得部２１２、アプリケーション管理部２１１、画面生成部２１３、表示制御部２１４）を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはＣＰＵ（プロセッサ）が上記ＲＯＭからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。また、例えば、上述した各部の機能のうちの一部または全部が専用のハードウェア回路で実現されてもよい。

１０ 本体
１１ ＣＰＵ
１２ ＲＯＭ
１３ ＲＡＭ
１４ ＨＤＤ
１５ 通信Ｉ／Ｆ
１６ 接続Ｉ／Ｆ
１７ エンジン部
１８ システムバス
２０ 操作部
２１ ＣＰＵ
２２ ＲＯＭ
２３ ＲＡＭ
２４ フラッシュメモリ
２５ 通信Ｉ／Ｆ
２６ 接続Ｉ／Ｆ
２７ 操作パネル
２８ 外部接続Ｉ／Ｆ
２９ システムバス
３０ ネットワーク
１０１ アプリ層
１０２ サービス層
１０３ ＯＳ層
１１０ 機器情報記憶部
１１１ 機器情報管理部
１１２ 通知部
１２０ データ記憶部
１２１ 通信部
１２２ 画像形成部
１２３ エンジン制御部
２０１ アプリ層
２０２ サービス層
２０３ ＯＳ層
２１０ａ、２１０ｂ、２１０ｃ アプリケーション
２１１ アプリケーション管理部
２１２ 取得部
２１３ 画面生成部
２１３１ 選択部
２１３２ 配置部
２１４ 表示制御部
２１５ 入力受付部
２１６ 制御部
２２０ 配置情報記憶部
２７１ タッチスクリーン
２７２ キーボード
３００ 通信路

特開２０１３−００３６２５号公報

Claims (9)

1. 本体部と操作部とを備える画像形成装置において、
   前記本体部は、
   前記画像形成装置に関する機器情報を記憶する第１記憶部と、
   前記画像形成装置の起動時に前記第１記憶部から取得した前記機器情報を、前記操作部に通知する通知部と、を備え、
   前記操作部は、
   前記画像形成装置で利用可能なアプリケーションの処理命令が対応付けられた表示情報の配置に関する情報である配置情報と、前記機器情報と前記配置情報とが対応付けられた対応情報と、を記憶する第２記憶部と、
   前記本体部から、前記機器情報を取得する取得部と、
   取得した前記機器情報に対応する前記配置情報を前記第２記憶部から選択する選択部と、
   選択された前記配置情報に基づいて配置される前記表示情報である配置表示情報のアプリケーションが、前記画像形成装置にインストールされているか否かを確認する確認部と、
   前記配置表示情報のアプリケーションがインストールされている場合、１以上の前記表示情報が表示される画面である表示情報画面に対して、選択された前記配置情報に基づいて前記配置表示情報を配置する配置部と、
   前記配置表示情報が配置された前記表示情報画面を表示部に表示する表示制御部と、を備える画像形成装置。
2. 前記機器情報は、前記画像形成装置が使用される場所を示す仕向け情報、および前記画像形成装置の機種名のうち、少なくともいずれか一つを含む、請求項１に記載の画像形成装置。
3. 前記配置情報は、前記表示情報画面に対する前記配置表示情報の配置位置を示す配置位置情報であり、
   前記選択部は、前記仕向け情報および前記機種名の少なくともいずれか一方に対応する前記配置位置情報を選択し、
   前記配置部は、前記表示情報画面に対して、選択された前記配置位置情報で示された配置位置に前記配置表示情報を配置する、請求項２に記載の画像形成装置。
4. 前記配置部は、前記配置表示情報のアプリケーションがインストールされていない場合、前記表示情報画面における選択された前記配置位置情報で示された配置位置を空白状態にする、請求項３に記載の画像形成装置。
5. 前記配置情報は、前記表示情報画面に配置する場合の前記配置表示情報を表示する順序を示す配置順序情報であり、
   前記配置部は、前記配置表示情報のアプリケーションがインストールされている場合、前記表示情報画面における空白箇所を所定順に判定し、前記空白箇所と判定された箇所に、前記配置順序情報の示す順序に従って前記配置表示情報を配置する、請求項１または２に記載の画像形成装置。
6. 前記表示情報画面は、テーマごとに分けられた複数のページを有し、
   前記第２記憶部は、ページごとに前記配置順序情報を記憶し、
   前記配置部は、前記表示情報画面のページごとに空白箇所を所定順に判定し、前記空白箇所と判定された箇所に、当該ページに対応する前記配置順序情報の示す順序に従って前記配置表示情報を配置する、請求項５に記載の画像形成装置。
7. 前記確認部は、新たなアプリケーションが、前記画像形成装置にインストールされたか否かを確認し、
   前記配置部は、前記新たなアプリケーションがインストールされた場合、前記新たなアプリケーションの前記表示情報を、前記表示情報画面に対して、前記新たなアプリケーションに付随する前記配置情報で示された配置位置に配置する、請求項１に記載の画像形成装置。
8. 画像形成装置における操作部で実行される情報処理方法において、
   前記操作部は、
   前記画像形成装置で利用可能なアプリケーションの処理命令が対応付けられた表示情報の配置に関する情報である配置情報と、前記画像形成装置に関する機器情報と前記配置情報とが対応付けられた対応情報と、を記憶する記憶部を備え、
   前記機器情報を取得する取得ステップと、
   取得した前記機器情報に対応する前記配置情報を前記記憶部から選択する選択ステップと、
   選択された前記配置情報に基づいて配置される前記表示情報である配置表示情報のアプリケーションが、前記画像形成装置にインストールされているか否かを確認する確認ステップと、
   前記配置表示情報のアプリケーションがインストールされている場合、１以上の前記表示情報が表示される画面である表示情報画面に対して、選択された前記配置情報に基づいて前記配置表示情報を配置する配置ステップと、
   前記配置表示情報が配置された前記表示情報画面を表示部に表示する表示制御ステップと、を含む情報処理方法。
9. コンピュータで利用可能なアプリケーションの処理命令が対応付けられた表示情報の配置に関する情報である配置情報と、前記コンピュータに関する機器情報と前記配置情報とが対応付けられた対応情報と、を記憶する記憶部を備えたコンピュータに、
   前記機器情報を取得する取得ステップと、
   取得した前記機器情報に対応する前記配置情報を前記記憶部から選択する選択ステップと、
   選択された前記配置情報に基づいて配置される前記表示情報である配置表示情報のアプリケーションが、前記画像形成装置にインストールされているか否かを確認する確認ステップと、
   前記配置表示情報のアプリケーションがインストールされている場合、１以上の前記表示情報が表示される画面である表示情報画面に対して、選択された前記配置情報に基づいて前記配置表示情報を配置する配置ステップと、
   前記配置表示情報が配置された前記表示情報画面を表示部に表示する表示制御ステップと、を実行させるためのプログラム。

Images