JP2016206936A - メッセージ送受信装置及びメッセージ送受信方法 - Google Patents

メッセージ送受信装置及びメッセージ送受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに意識させることなく、ユーザの感情を変化させる装置および方法を提供する。【解決手段】メッセージ送受信装置1は、ユーザの端末からメッセージを受信する受信部152と、受信部152がメッセージを受信したことに応じて、メッセージに対する応答メッセージを端末に表示させるとともに、ユーザが自覚しないサブリミナルメッセージを端末に表示させる表示制御部155とを備える。メッセージ送受信装置1は、複数のサブリミナルメッセージを記憶する記憶部14と、ユーザのユーザ属性に基づいて端末に表示させるサブリミナルメッセージを選択する選択部154とをさらに備える。【選択図】図2

Description

本発明は、メッセージ送受信装置及びメッセージ送受信方法に関する。
従来、ユーザが抱く感情に基づくユーザのメンタルケアが行われている。例えば、特許文献1には、ユーザが入力した文章から感情表現を検出し、当該感情表現がポジティブかネガティブかを示す感情極性と、当該感情表現の対象の種類とに基づいて、応答文を出力するメンタルケア装置が開示されている。
特開2013−109575号公報
メンタルケアを受けるユーザが、特許文献1に記載されたメンタルケア装置が出力する応答文を受信することにより、当該ユーザが抱いているネガティブな感情が弱まる場合はある。しかしながら、ユーザがネガティブな感情を抱いている場合に、ネガティブな感情をポジティブな感情に修正するような応答文を示されたとしても、ユーザが当該応答文を十分に確認しようとしなかったり、当該応答文を否定的に捉えたりしてしまい、十分な効果が得られないおそれがある。
また、効果的な応答文を出力するには、ユーザが入力した文章に示されている感情を正確に把握した上で応答文を作成する必要がある。ところが、コンピュータにより構成されるメンタルケア装置を用いて、ユーザが入力した文章に示されている感情を正確に把握することは困難である。このため、メンタルケア装置が的外れな応答文を出力することにより、ユーザが、かえって感情を害してしまう場合があるという問題もあった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザに意識させることなく、ユーザの感情を変化させることができるメッセージ送受信装置及びメッセージ送受信方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るメッセージ送受信装置は、ユーザの端末からメッセージを受信する受信部と、前記受信部が前記メッセージを受信したことに応じて、前記メッセージに対する応答メッセージを前記端末に表示させるとともに、前記ユーザが自覚しないサブリミナルメッセージを前記端末に表示させる表示制御部と、を備える。
前記メッセージ送受信装置は、複数のサブリミナルメッセージを記憶する記憶部と、前記ユーザのユーザ属性に基づいて前記端末に表示させるサブリミナルメッセージを選択する選択部とをさらに備えてもよい。
前記受信部は、前記メッセージと、前記メッセージに対応する前記ユーザの感情を示す感情情報とを受信し、前記メッセージ送受信装置は、複数のサブリミナルメッセージを記憶する記憶部と、前記感情に基づいて前記端末に表示させるサブリミナルメッセージを選択する選択部とをさらに備えてもよい。
前記表示制御部は、前記感情に基づいて、前記端末に前記サブリミナルメッセージを表示させる間隔を制御してもよい。
前記メッセージ送受信装置は、前記受信部が受信した前記メッセージを記憶部に記憶させる記憶制御部をさらに備え、前記表示制御部は、前記端末に、前記記憶部に記憶されている前記メッセージを表示させ、前記記憶制御部は、前記メッセージのうち、消極的な内容を示すメッセージを削除又は変更してもよい。
前記メッセージ送受信装置は、前記受信部が前記メッセージを受信したことに応じて、前記メッセージに対する音声情報を前記端末に出力させる出力制御部をさらに備え、前記表示制御部は、前記出力制御部が前記音声情報を前記端末に出力させている状態において、前記サブリミナルメッセージを前記端末に表示させてもよい。
本発明の第2の態様に係るメッセージ送受信方法は、コンピュータにより実行される、ユーザの端末からメッセージを受信するステップと、前記受信するステップにおいて前記メッセージを受信したことに応じて、前記メッセージに対する応答メッセージを前記端末に表示させるステップと、前記ユーザが自覚しないサブリミナルメッセージを前記端末に表示させるステップと、を備える。
本発明によれば、ユーザに意識させることなく、ユーザの感情を変化させることができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係るメッセージ交換システムの概要を示す図である。 第1の実施形態に係るメッセージ送受信装置の構成を示す図である。 ユーザの初期登録に係る処理の流れを示すシーケンス図である。 ユーザ属性記憶部に記憶されている情報の一例を示す図である。 キャラクター情報記憶部に記憶されている情報の一例を示す図である。 メッセージ送受信装置と端末とのメッセージの交換に係る処理の流れを示すシーケンス図である。 端末におけるメッセージ入力画面の一例を示す図である。 メッセージ送受信装置におけるメッセージの表示例を示す図である。 サブリミナルメッセージ記憶部に記憶されている情報の一例を示す図である。 メッセージ作成画面の一例を示す図である。 端末における応答メッセージの表示エリアを説明する図である。 メッセージ表示処理の流れを示すフローチャートである。 複数のエリアのそれぞれにメッセージを設定した場合の、端末におけるメッセージの表示例を示す図である。 第2の実施形態に係るメッセージ送受信装置の構成を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
[メッセージ交換システムSの概要]
図1は、第1の実施形態に係るメッセージ交換システムSの概要を示す図である。
メッセージ交換システムSは、メッセージ送受信装置1と、端末2とを備える。メッセージ送受信装置1及び端末2は、記憶部と制御部とを備えたコンピュータである。例えば、メッセージ送受信装置1は、スマートフォン又はデスクトップ型のコンピュータであり、端末2は、スマートフォン及びウェアラブル端末等のコンピュータである。メッセージ送受信装置1は、LANやインターネット等の通信ネットワークを介して端末2と通信可能に接続されている。
メッセージ送受信装置1は、端末2のユーザと、当該ユーザが設定したキャラクターとの間でメッセージ交換を行うメッセージ交換サービスを提供する。メッセージ送受信装置1は、端末2から、ユーザ属性や、当該ユーザがメッセージ交換を希望するキャラクターの属性を受け付け、これらの情報を記憶することで、メッセージ交換サービスをユーザに提供するための初期登録を行う(図1の(1))。
端末2は、ユーザから、メッセージやユーザが抱く感情を示す感情情報を受け付けてメッセージ送受信装置1に送信する(図1の(2))。
メッセージ送受信装置1を使用するメッセージ交換サービスのスタッフは、端末2のユーザが設定したキャラクターの属性に基づいて当該キャラクターを演じる。メッセージ送受信装置1は、端末2からメッセージを受信すると、スタッフからキャラクターの応答メッセージを受け付けるとともに、ユーザが自覚しないサブリミナルメッセージを選択し、これらのメッセージを端末2に送信する(図1の(3))。
端末2は、自身の表示部に、メッセージ送受信装置1から受信したキャラクターのメッセージを表示させるとともに、ユーザが自覚しないようにサブリミナルメッセージを表示させる。その後、図1の(2)及び(3)に示されるメッセージ送受信装置1と端末2とのメッセージの交換は繰り返される。
サブリミナルメッセージは、ユーザが自覚できないメッセージであるものの、ユーザの潜在意識に働きかけて、ユーザの感情を変化させることができる。このため、サブリミナルメッセージとして、ポジティブな感情を示す単語や、励ましの言葉等を用いることにより、メッセージ送受信装置1は、ユーザにポジティブな感情を持たせることができる。また、控えめな感情を示す単語等を用いることにより、メッセージ送受信装置1は、ユーザに、過激な行動を思い留まるような感情を持たせることができる。
以下、メッセージ送受信装置1の構成及び動作について説明する。
[メッセージ送受信装置1の構成例]
図2は、第1の実施形態に係るメッセージ送受信装置1の構成を示す図である。メッセージ送受信装置1は、入力部11と、表示部12と、通信部13と、記憶部14と、制御部15とを備える。
入力部11は、例えば、マウスやキーボード等により構成されており、スタッフから操作入力を受け付ける。なお、入力部11は、メッセージ送受信装置1と通信可能に接続されたスマートフォン等の端末を介して操作入力を受け付けてもよい。
表示部12は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成される。表示部12は、例えば、制御部15の制御に応じて、端末2に対して送信するメッセージを受け付けるメッセージ作成画面等を表示する。
通信部13は、通信ネットワークと接続するための通信インターフェイスであり、例えばLANコントローラを含んでいる。
記憶部14は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部14は、メッセージ送受信装置1を機能させるための各種プログラムを記憶する。記憶部14は、メッセージ送受信装置1の制御部15を、後述する初期登録部151、受信部152、記憶制御部153、選択部154、及び表示制御部155として機能させるメッセージ交換プログラムを記憶する。
記憶部14は、外部メモリ等の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取って記憶してもよく、通信ネットワークを介して外部機器からダウンロードされたプログラムを記憶してもよい。また、記憶部14は、ユーザ属性を記憶するユーザ属性記憶部141と、キャラクターに関する情報を記憶するキャラクター情報記憶部142と、端末2から受信したユーザのメッセージに対するサブリミナルメッセージを記憶するサブリミナルメッセージ記憶部143と、メッセージ送受信装置1と端末2とのメッセージ交換の履歴を記憶する履歴情報記憶部144とを備える。
制御部15は、例えば、CPUにより構成される。制御部15は、記憶部14に記憶されている各種プログラムを実行することにより、メッセージ送受信装置1に係る機能を制御する。制御部15は、初期登録部151と、受信部152と、記憶制御部153と、選択部154と、表示制御部155とを備える。
以下に、メッセージ送受信装置1と端末2とのシーケンスを参照しながら、各機能について説明する。
[初期登録]
まず、ユーザの初期登録に係る処理について説明する。図3は、ユーザの初期登録に係る処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、初期登録部151は、端末2からユーザの初期登録要求を受け付けると、端末2に初期登録画面を送信する。初期登録部151は、端末2から、初期登録情報として、ユーザのユーザ属性を受け付け、当該ユーザ属性を登録する(S1)。
具体的には、初期登録部151は、ユーザ属性を受け付けると、ユーザIDを生成し、当該ユーザIDと、当該ユーザ属性とを関連付けてユーザ属性記憶部141に記憶させる。図4は、ユーザ属性記憶部141に記憶されている情報の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ属性は、例えば、ユーザ名、居住地、出身地、生年月日、血液型、職業、起床時間、就寝時間、休みとなる曜日、趣味、好きな音楽、性格、他人から言われること等である。
また、初期登録部151は、端末2から、ユーザが所望するキャラクターの情報を受け付け、当該情報を登録する(S2)。具体的には、初期登録部151は、端末2から、キャラクターの情報として、ユーザが所望するキャラクターの属性を受け付け、ユーザIDと関連付けてキャラクター情報記憶部142に記憶させる。図5(a)は、キャラクター情報記憶部142に記憶されているキャラクターの属性の一例を示す図である。図5(a)に示すように、キャラクターの属性は、例えば、キャラクター名、年齢、性別、職業、性格等である。
なお、初期登録部151は、端末2からキャラクターの属性を受け付けたが、これに限らない。例えば、キャラクター名、年齢、性別、職業、性格等のキャラクターの属性のセットを記憶部14に予め複数記憶させてもよい。そして、初期登録部151は、ユーザが、複数のキャラクターの属性のセットから、自身が所望する属性のセットを選択できるようにしてもよい。
また、初期登録部151は、端末2から、キャラクターの情報として、キャラクター画像の選択を受け付け、ユーザIDと関連付けてキャラクター情報記憶部142に記憶させる。具体的には、初期登録部151は、端末2から、複数の感情のそれぞれに対応するキャラクターの画像の選択を受け付け、ユーザIDと、複数の感情のそれぞれに対応するキャラクターの画像とを関連付けてキャラクター情報記憶部142に記憶させる。なお、初期登録部151は、一の感情に対応して複数の画像の選択を複数受け付けてもよい。また、初期登録部151は、感情に対応して動画を受け付けてもよい。
図5(b)は、ユーザIDに関連付けられて記憶された、複数の感情のそれぞれに対応するキャラクターの画像の一例を示す図である。図5(b)に示す例では、複数のキャラクターの画像として、通常時のキャラクターの画像、うれしいときのキャラクターの画像、及び悲しいときのキャラクターの画像が記憶されていることが確認できる。
なお、キャラクターの画像は、予め記憶部14に複数記憶されていてもよく、端末2のユーザが、記憶部14に記憶されている複数のキャラクターの画像から、複数の感情のそれぞれに対応する画像を選択してもよい。
[メッセージの交換]
続いて、メッセージの交換に係る処理について説明する。図6は、メッセージ送受信装置1と端末2とのメッセージの交換に係る処理の流れを示すシーケンス図である。
[端末2におけるメッセージの入力〜メッセージ及び感情情報の送信]
まず、端末2の制御部は、ユーザから、メッセージ及び感情を受け付ける(S11)。端末2の制御部は、受け付けたメッセージ及び感情を示す感情情報をメッセージ送受信装置1に送信する。図7は、端末2においてユーザからメッセージ及び感情を受け付けるメッセージ入力画面の一例を示す図である。端末2は、ユーザから所定の操作を受け付けたことに応じて、メッセージ入力画面を表示させ、ユーザからメッセージの入力を受け付ける。図7(a)に示す例では、ユーザがメッセージ交換を行う相手であるキャラクターが表示されるキャラクターエリア21と、メッセージ入力欄22と、感情ボタン23と、ユーザからメッセージの入力を受け付ける操作エリア24とが設けられている。端末2の制御部は、操作エリア24においてメッセージ入力操作を受け付けたことに応じて、メッセージ入力欄22にメッセージを表示させる。
端末2の制御部は、図7(a)において感情ボタン23が押下されると、図7(b)に示すように感情選択欄25を表示させて、ユーザから感情を受け付ける。感情選択欄25には、複数の感情が表示されており、ユーザは、当該複数の感情から一の感情を選択することができる。
端末2の制御部は、図7(b)に表示されている送信ボタン26が押下されたことに応じて、メッセージ入力欄22に入力されたメッセージ、感情選択欄25において選択された感情を示す感情情報、及び端末2のユーザのユーザIDをメッセージ送受信装置1に送信する。なお、端末2の制御部は、メッセージ入力欄22にメッセージが入力されておらず、感情が選択された状態で送信ボタン26が押下されたことに応じて、感情情報のみをメッセージ送受信装置1に送信してもよい。
[メッセージ送受信装置1におけるメッセージ及び感情情報の受信〜表示]
受信部152は、端末2から送信されたメッセージ及び感情情報を受信する。
記憶制御部153は、受信したユーザIDと、メッセージと、感情情報と、受信した日時とを関連付けて履歴情報記憶部144に記憶させるとともに、当該メッセージ及び感情情報を表示部12に表示させる(S12)。ここで、履歴情報記憶部144には、メッセージ送受信装置1のスタッフが作成したキャラクターの応答メッセージ、当該応答メッセージに対応するキャラクターの画像、及び応答メッセージを端末2に送信した日時も記憶されている。
記憶制御部153は、履歴情報記憶部144を参照し、図8に示すように、メッセージ交換を行っているユーザのユーザIDと、当該ユーザとのメッセージ交換履歴とを関連付けて表示させる。記憶制御部153は、メッセージ交換履歴として、受信したメッセージ、感情情報、及び受信した日時と、スタッフが作成したキャラクターのメッセージ、当該メッセージに対応するキャラクターの画像、及びメッセージを送信した日時とを表示部12に時系列に表示させる。このようにすることで、メッセージ送受信装置1を使用するスタッフは、ユーザの趣味、嗜好、及び思想を判断しやすくなり、当該ユーザに対して適切な応答メッセージを伝えることができる。これにより、ユーザと、スタッフが演じるキャラクターとがより親密になり、スタッフは、ユーザにとって心地よい会話、宣伝、セールス活動を実現することができる。
また、記憶制御部153は、図8に示すように、ユーザとキャラクターとのメッセージ交換時にスタッフが選択した音楽(BGM)の曲名等を表示部12に表示させる。このようにすることで、メッセージ送受信装置1を使用するスタッフは、ユーザとのメッセージ交換において端末2が出力したBGMと、ユーザの感情とに基づいて、ユーザが抱く感情に対して当該BGMがどのような影響を与えるのか検証することができる。なお、BGMを流さない状態で送信するメッセージもあり、図8の「13:13」のメッセージには、BGMが関連付けられていない。
[メッセージの消去・変更]
ここで、記憶制御部153は、メッセージ交換履歴に含まれているユーザのメッセージを削除又は変更する(S13)。
具体的には、記憶制御部153は、メッセージ交換履歴に含まれている複数のメッセージのうち、入力されてから所定時間経過したメッセージを自動的に消去する。また、記憶制御部153は、メッセージ交換履歴に含まれているユーザのメッセージのうち、消極的(ネガティブ)な内容を示すメッセージを削除又は変更する(S13)。記憶制御部153は、メッセージ送受信装置1のスタッフの操作に応じて、ネガティブな内容を示すメッセージを削除又は変更してもよい。
例えば、図8に示すメッセージ交換履歴には、13時16分にユーザから「さみしいな」というメッセージと、ネガティブな感情情報「悲しい」とが関連付けられて記憶されている。このメッセージをユーザが再確認した場合、ユーザが、さらにネガティブな感情を抱くおそれがある。そこで、記憶制御部153は、ユーザのメッセージ内に、予め記憶部14に記憶されたネガティブな単語を含むメッセージ、又はネガティブな単語を含み、かつネガティブな感情情報が関連付けられているメッセージを削除又は変更する。ここで、記憶制御部153は、スタッフがメッセージの削除又は変更をいつでも確認できるように、メッセージの削除又は変更の履歴を記憶してもよい。
表示制御部155は、端末2に、ユーザのユーザIDに関連付けられて履歴情報記憶部144に記憶されている当該ユーザのメッセージを表示させる。具体的には、表示制御部155は、メッセージ交換履歴に含まれているメッセージが消去又は変更されると、記憶制御部153は、メッセージが消去されたことを端末2に通知する消去通知情報、又はメッセージが変更されたことを端末2に通知する変更通知情報を端末2に送信する。
消去通知情報には、消去したメッセージに対応する受信日時、感情、メッセージが含まれており、端末2は、消去通知情報を受信したことに応じて、自身の表示部に表示されている当該メッセージを消去する。ここで、端末2は、メッセージが消去されたことをユーザに通知しないものとするが、これに限らず、メッセージが消去されたことを通知してもよい。変更通知情報には、変更したメッセージに対応する受信日時、感情、変更後のメッセージが含まれており、端末2は、変更通知情報を受信したことに応じて、自身の表示部に表示されている当該メッセージを変更後のメッセージに変更する。ここで、端末2は、メッセージが変更されたことをユーザに通知しないものとするが、これに限らず、メッセージが変更されたことを通知してもよい。
このようにすることで、メッセージ送受信装置1は、ユーザ自身が発したネガティブなメッセージによって、ユーザがさらにネガティブな感情を抱くことを防止することができる。
ここで、表示制御部155は、記憶制御部153がネガティブなメッセージを削除又は変更してから所定時間(例えば、2〜3時間)が経過した後、端末2に対して消去通知情報又は変更通知情報を送信するようにしてもよい。このようにすることで、メッセージ送受信装置1は、ユーザのメッセージを削除したり変更したりしたことをユーザに気付かれにくくすることができる。
なお、記憶制御部153は、入力されてから所定時間経過したメッセージを自動的に消去する際に、ユーザが発したネガティブなメッセージと、ポジティブなメッセージとの消去時間を異ならせてもよい。例えば、記憶制御部153は、ネガティブなメッセージが消去されるまでの時間を、ポジティブなメッセージが消去される時間に比べて短くしてもよい。このようにすることで、メッセージ送受信装置1は、ネガティブなメッセージの表示時間をポジティブなメッセージが表示される時間に比べて短くし、ユーザがポジティブな感情を抱きやすくすることができる。
[サブリミナルメッセージの選択]
選択部154は、サブリミナルメッセージ記憶部143を参照して、サブリミナルメッセージを選択する(S14)。具体的には、サブリミナルメッセージ記憶部143には、図9に示すように、ユーザの感情の種別と、サブリミナルメッセージとが関連付けられて記憶されている。ユーザの感情の種別は、例えば、「強いネガティブ」、「弱いネガティブ」、「強いポジティブ」、「弱いポジティブ」といったように、感情の方向性を示す情報と、感情の強弱を示す情報との組み合わせによって構成されている。ここで、サブリミナルメッセージには、ユーザをポジティブにさせるためのメッセージ(例えば、「その調子で!」や「あきらめないで!」等)と、ユーザをネガティブにさせるためのメッセージ(例えば、「失敗しそう。」や「あきらめたほうがいいよ」等)とが含まれている。
選択部154は、受信部152が受信したユーザIDに基づいて端末2のユーザのユーザ属性を特定し、当該ユーザ属性に基づいて端末2に表示させるサブリミナルメッセージを選択する。例えば、選択部154は、ユーザ属性の一部である「性格」及び「他人から言われること」の内容に基づいて、ユーザがポジティブな感情を抱いているか否か、及び感情の強弱を判定して、感情の種別を特定する。続いて、選択部154は、サブリミナルメッセージ記憶部143において、特定した感情の種別に関連付けられているサブリミナルメッセージを選択する。ここで、選択部154は、特定した感情の種別に関連付けられているサブリミナルメッセージが複数存在する場合には、これらの複数のサブリミナルメッセージを選択したり、一のサブリミナルメッセージをランダムに選択したりしてもよい。また、選択部154は、ユーザ属性等に基づいて、ユーザが他人に対して危害を加えやすい傾向があるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、サブリミナルメッセージを選択してもよい。例えば、選択部154は、ユーザが他人に対して危害を加えやすい傾向がある場合には、当該ユーザをネガティブにさせるためのサブリミナルメッセージを選択してもよい。
例えば、図4に示すユーザ属性のユーザとメッセージ交換を行う場合、選択部154は、当該ユーザのユーザ属性に含まれている「性格」における「おとなしい」と、「他人から言われること」における「元気がない」に基づいて、当該ユーザの感情が弱いネガティブであると特定する。そして、選択部154は、図9に示す情報を参照し、弱いネガティブに対応するサブリミナルメッセージのうち、一のサブリミナルメッセージ「くよくよしないで」を特定する。選択部154は、弱いネガティブに対応する複数のサブリミナルメッセージを、順次選択してもよい。
また、選択部154は、受信部152が受信した感情情報が示す感情に基づいて、端末2に表示させるサブリミナルメッセージを選択してもよい。例えば、選択部154は、感情情報が示す感情に基づいて感情の種別を特定し、サブリミナルメッセージ記憶部143において、特定した感情の種別に関連付けられているサブリミナルメッセージを選択する。
また、選択部154は、受信部152が受信したメッセージに含まれる単語に基づいてユーザの感情を特定し、当該感情に基づいて、端末2に表示させるサブリミナルメッセージを選択してもよい。
なお、選択部154は、受信部152が受信した感情情報が示す感情、メッセージに含まれる単語に基づく感情、及びユーザ属性の少なくともいずれかに基づいて感情の種別を特定し、特定した感情の種別に関連付けられているサブリミナルメッセージを選択してもよい。
[応答メッセージの受付]
表示制御部155は、表示部12にメッセージ作成画面を表示させ、スタッフから、端末2から受信したユーザのメッセージに対する応答メッセージを受け付ける(S15)。
図10は、メッセージ作成画面の一例を示す図である。図10に示すように、メッセージ作成画面には、応答メッセージに対応して表示するキャラクターの画像を選択する画像選択欄と、当該画像を表示する際のアニメーション効果を選択する画像アニメーション選択欄と、当該画像の表示と合わせて端末2において出力する音楽を選択する音楽選択欄とが設けられている。なお、表示制御部155は、画像選択欄において、キャラクターの動画の選択を受け付けるようにしてもよい。また、表示制御部155は、音楽選択欄において宣伝用の音楽の選択を受け付けるようにしてもよい。このようにすることで、スタッフは、必要に応じて、端末2のユーザに音楽を宣伝することができる。表示制御部155は、メッセージ選択画面において、キャラクターの画像とともに表示する背景画像の設定を受け付けるようにしてもよい。
また、メッセージ作成画面には、端末2において応答メッセージが表示される複数のエリアの番号に対応する数字(1〜5)と、メッセージ入力欄と、応答メッセージを表示する際のアニメーション効果を選択するメッセージアニメーション選択欄とが設けられている。なお、表示制御部155は、メッセージ選択画面において、応答メッセージの大きさ、応答メッセージの色、応答メッセージの出現タイミング及び消去タイミングの設定を受け付けるようにしてもよい。
図11は、端末2における応答メッセージの表示エリアを説明する図である。図11に示すように、端末2には、応答メッセージの表示エリアとして、キャラクターの画像とともに応答メッセージが表示されるキャラクターエリアと、端末2のユーザとキャラクターとの会話形式でメッセージが表示される会話エリアとが設けられている。図10に示すメッセージ作成画面における複数のエリアの番号に対応する数字(1〜5)は、図11に示されるキャラクターエリアに設けられている第1エリア〜第5エリアに対応している。
メッセージ作成画面では、第1エリア〜第5エリアのそれぞれを選択してメッセージを設定することにより、複数のメッセージを連続して端末2に表示させることが可能である。例えば、スタッフが、第1エリア〜第5エリアのそれぞれに対応して異なるメッセージを設定することにより、端末2には、これらのメッセージが順番に表示される。メッセージの表示の詳細については後述する。
また、メッセージ作成画面には、確認ボタンと送信ボタンとが設けられている。メッセージ送受信装置1を使用するスタッフが、画像やアニメーション等の選択、及びメッセージ入力欄への応答メッセージの入力を行った後に確認ボタンを押下すると、表示制御部155は、メッセージ作成画面において設定したキャラクターの画像及び応答メッセージを表示部12に表示させる。このようにすることで、スタッフは、端末2においてキャラクターの画像や応答メッセージがどのように表示されるのかを確認し、キャラクターの画像や応答メッセージがユーザに対して適切なものであるかを検討することができる。
[応答メッセージ及びサブリミナルメッセージの送信、表示]
また、メッセージ送受信装置1を使用するスタッフが、画像やアニメーション等の選択、及びメッセージ入力欄へのメッセージの入力を行った後に送信ボタンを押下すると、表示制御部155は、選択部154が選択したサブリミナルメッセージと、メッセージ作成画面において入力された応答メッセージと、当該メッセージ作成画面において設定された画像、音楽及びアニメーション効果を示す情報とを端末2に送信することにより、応答メッセージを端末2に表示させるとともに、サブリミナルメッセージを端末2に表示させる。
ここで、表示制御部155は、応答メッセージを端末2に表示させている間に、サブリミナルメッセージを端末2に表示させてもよく、応答メッセージと非同期でサブリミナルメッセージを端末2に表示させてもよい。例えば、メッセージ送受信装置1の表示制御部155は、サブリミナルメッセージを応答メッセージの送信とは非同期で複数回送信することにより、サブリミナルメッセージを端末2に複数回表示させるようにしてもよい。また、メッセージ送受信装置1の表示制御部155は、端末2のキャラクターエリアに応答メッセージが表示されておらず、キャラクターのみが表示されている待ち受け状態でサブリミナルメッセージを表示させてもよい。このようにすることで、端末2のユーザに待ち受け状態に対応する画面を視認させるだけで、当該ユーザの感情を変化させることができる。
また、表示制御部155は、受信部152が受信した感情情報が示す感情に基づいて、端末2にサブリミナルメッセージを表示させる間隔を制御するようにしてもよい。例えば、表示制御部155は、感情の種別がネガティブである場合、サブリミナルメッセージを表示させる間隔を短くし、感情の種別がポジティブである場合、サブリミナルメッセージを表示させる間隔を長くしてもよい。このようにすることで、メッセージ送受信装置1は、ネガティブな感情のユーザの端末2に対して積極的にサブリミナルメッセージを表示させ、当該ユーザがポジティブな感情になるように働きかけることができる。
なお、記憶制御部153は、送信したメッセージ、サブリミナルメッセージ、画像、及び送信した日時を履歴情報記憶部144に記憶させる。
端末2は、応答メッセージと、画像、音楽及びアニメーション効果を示す情報とを受信すると、応答メッセージを自身の表示部に表示させるメッセージ表示処理を実行する(S16)。以下、メッセージ表示処理の詳細について説明する。図12は、メッセージ表示処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、端末2の制御部によって行われる。
まず、端末2の制御部は、メッセージの表示エリアに表示されているキャラクターの通常画像を非表示とする(S161)。続いて、端末2の制御部は、メッセージ作成画面において設定された音楽をBGMとして、端末2が備えるスピーカに出力させる(S162)。なお、端末2の制御部は、端末2がマナーモードである場合には、BGMを出力しないようにしてもよい。
続いて、端末2の制御部は、メッセージ作成画面において選択された画像に基づいて、キャラクターエリアにキャラクターの画像を表示させる(S163)。
続いて、端末2の制御部は、キャラクターエリアに1以上のメッセージを順番に表示させる(S154)。
続いて、端末2の制御部は、メッセージと非同期で送信されたサブリミナルメッセージを受信すると、当該サブリミナルメッセージをキャラクターエリアに表示させる(S165)。
図13は、複数のエリアのそれぞれにメッセージを設定した場合の、端末2におけるメッセージの表示例を示す図である。図13(a)に示されるように、端末2の制御部は、まずキャラクターエリアの第1エリアにメッセージを表示させる。続いて、端末2の制御部は、第2エリア、第3エリア、第4エリア、第5エリアの順に、設定したメッセージを連続して表示させる(図13(b)〜(e))。
なお、図13に示す例において、端末2の制御部は、キャラクターエリアにメッセージを表示させる場合に、第1エリア〜第5エリアのうちのいずれかのエリアに一のメッセージを表示させたが、これに限らない。例えば、キャラクターエリアに設けられている第1エリア〜第5エリアのうち、複数のエリアにそれぞれメッセージを同時に表示させてもよい。例えば、第2制御部は、キャラクターエリアに設けられている第1エリア〜第5エリアの全てのエリアに、メッセージを同時に表示させてもよい。
ここで、例えば、第2エリアにメッセージが表示されている時点において、メッセージ送受信装置1の表示制御部155がサブリミナルメッセージ「気楽に行こう」を送信すると、端末2の制御部は、図13(b)に示すように、キャラクターエリアに、当該サブリミナルメッセージをユーザが自覚しないように表示させる。例えば、端末2は、ユーザが自覚しないようにサブリミナルメッセージを画面の背景色と類似する色で表示したり、ユーザが意識的に認識できない長さの時間(例えば、10ミリ秒)で表示したりする。なお、端末2の制御部は、ユーザの目にサブリミナルメッセージが入りやすいように、メッセージを表示するエリアから所定の範囲内の位置にサブリミナルメッセージを表示するように制御してもよい。なお、端末2の制御部は、キャラクターエリアにメッセージが表示されている場合に、サブリミナルメッセージを表示させることとしたが、これに限らない。例えば、端末2の制御部は、キャラクターエリアにメッセージが表示されておらず、キャラクターのみが表示されている待ち受け状態でサブリミナルメッセージを表示するように制御してもよい。
なお、本実施形態では、端末2の制御部は、サブリミナルメッセージを受信したタイミングで自身の表示部に当該サブリミナルメッセージを表示させたが、これに限らない。例えば、端末2の制御部が、サブリミナルメッセージの表示タイミングを決定するようにしてもよい。また、端末2の制御部が、メッセージ送受信装置1から、サブリミナルメッセージの表示間隔等の表示タイミングの制御に関する情報を受信し、当該情報に基づいてサブリミナルメッセージの表示タイミングを決定するようにしてもよい。
端末2の制御部は、第1エリア〜第4エリアに、例えば漫画の吹き出しのように、メッセージを表示し、第5エリアは、吹き出しを用いずにメッセージを表示させる。また、第5エリアは、第1エリアから第4エリアにメッセージを表示させた後に、第1エリアから第4エリアに表示されるメッセージの総括を示す単語を表示させることが好ましい。
端末2の制御部は、全てのメッセージをキャラクターエリアに表示させた後、キャラクターエリアのメッセージを非表示にし(S166)、図13(f)に示すように、キャラクターエリアに順番に表示された複数のメッセージを会話エリアに表示させる(S167)。ここで、会話エリアにメッセージを表示させる表示時間が定められていてもよい。この場合、端末2の制御部は、会話エリアにメッセージを表示させてから表示時間が経過したことに応じて、会話エリアからメッセージを消去してもよい。
続いて、端末2の制御部は、これらのメッセージに対してユーザが抱く感情を受け付けるための感情ボタンと、これらのメッセージをキャラクターエリアに再表示させるリピートボタンとを表示させる(S168)。ここで、リピートボタンによるメッセージの再表示は、予め定められた回数(例えば、5回)に制限されてもよい。また、当該回数は、メッセージ送受信装置1のスタッフによって任意の回数に設定されてもよい。なお、端末2の制御部は、メッセージを再表示させる場合、会話エリアのメッセージを非表示とせずに、そのまま表示させていてもよい。
なお、メッセージ作成画面では、第1エリア〜第5エリアのそれぞれにメッセージを表示させる順番を受け付けるようにしてもよい。このようにすることで、スタッフは、連続したメッセージを複数のエリアに様々なバリエーションで端末2に表示させることができるので、ユーザを飽きさせないようにすることができる。
[第1の実施形態における効果]
以上説明したように、第1の実施形態に係るメッセージ送受信装置1は、端末2からユーザのメッセージを受信したことに応じて、当該メッセージに対する応答メッセージを端末2に表示させるとともに、当該ユーザが自覚しないサブリミナルメッセージを端末2に表示させる。サブリミナルメッセージは、ユーザが自覚できないメッセージであることから、メッセージ送受信装置1は、ユーザがサブリミナルメッセージを十分に確認しようとしなかったり、否定的に捉えたりすることを防止することができる。また、メッセージ送受信装置1は、サブリミナルメッセージを端末2に表示させることにより、ユーザの潜在意識に働きかけて、ユーザに意識させることなくユーザの感情を変化させることができる。よって、メッセージ送受信装置1は、サブリミナルメッセージとして、ポジティブな感情を示す単語や、励ましの言葉等を用いることにより、ユーザにポジティブな感情を持たせることができる。
なお、上述の説明では、メッセージ送受信装置1が、サブリミナルメッセージとして、ポジティブな感情を示す単語等を用いることにより、ユーザにポジティブな感情を持たせる例について説明したが、これに限らない。例えば、ユーザが、ポジティブな感情を抱くことにより問題が発生する場合には、ネガティブな感情を示す単語等をサブリミナルメッセージに用いることにより、ユーザにネガティブな感情を持たせるようにしてもよい。例えば、メッセージ送受信装置1は、車による事故の経験が多いユーザに対して、車を買わないようにするために、ネガティブなサブリミナルメッセージを送ったり、ナイフ等の人体に危害を加えるおそれがある商品の購入履歴が多いユーザには、当該商品の購入を思いとどめるようなネガティブなサブリミナルメッセージを送ったりしてもよい。
また、メッセージ送受信装置1は、躁鬱状態の治療に用いられてもよい。例えば、メッセージ送受信装置1は、鬱状態のユーザに対して、ポジティブなサブリミナルメッセージを送ったり、躁状態のユーザに対して、ネガティブなサブリミナルメッセージを送ったりしてもよい。
また、上述の説明では、メッセージ送受信装置1のユーザがスタッフである例について説明したが、これに限らない。例えば、メッセージ送受信装置1のユーザが親であり、端末2のユーザが子供であってもよい。この場合において、親は、子供が選択又は登録したキャラクターを介して、子供に対して伝えたいメッセージを送信することができるとともに、メッセージ送受信装置1は、子供が抱く感情に対してサブリミナルメッセージを送信する。このようにすることで、親は、子供と良好な関係を維持することができる。
また、学校、学習塾、又は通信教育の先生がスタッフとしてメッセージ送受信装置1を使用することにより、例えば、受験期間中等の精神状態が不安定となりやすい子供のメンタルケアを行うことができる。また、例えば、自治体等において、住民の生活相談や見守りを行う生活支援相談員等がメッセージ送受信装置1を使用することにより、例えば、孤独な老人のメンタルケアを行ったり、介護を行ったりすることができる。
<第2の実施形態>
続いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、メッセージ送受信装置1がユーザのメッセージに対する音声情報を端末2に出力させる出力制御部をさらに備える点で第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる部分について説明を行う。第1の実施形態と同じ部分については適宜説明を省略する。
図14は、第2の実施形態に係るメッセージ送受信装置1の構成を示す図である。
メッセージ送受信装置1は、ユーザのメッセージに対する音声情報を端末2に出力させる出力制御部156をさらに備える。
例えば、記憶部14には、キャラクターの音声を示す音声情報が複数記憶されており、出力制御部156は、メッセージ送受信装置1のスタッフから、キャラクターの音声の選択を受け付ける。例えば、メッセージ作成画面に、キャラクターの音声を受け付ける音声選択欄を設けておき、出力制御部156は、音声選択欄を介してキャラクターの音声の選択を受け付けてもよい。
メッセージ送受信装置1を使用するスタッフが、音声選択欄を介した音声の選択を行った後に、メッセージ作成画面の送信ボタンを押下すると、出力制御部156は、選択された音声を示す音声情報を端末2に送信する。端末2は、音声情報を受信すると、当該音声情報に基づいて音声を出力する。
表示制御部155は、出力制御部156が音声情報を端末2に出力させている状態において、選択部154が選択したサブリミナルメッセージを端末2に表示させる。端末2は、音声を出力しているタイミングに同期して、画面にキャラクターを表示させ、キャラクターを表示する時間よりも短い時間だけ、キャラクターの近傍にサブリミナルメッセージを表示させてもよい。ここで、表示制御部155は、端末2のキャラクターエリアにメッセージが表示されておらず、キャラクターのみが表示されている待ち受け状態において、端末2にサブリミナルメッセージを表示させてもよい。
[第2の実施形態における効果]
以上説明したように、第2の実施形態に係るメッセージ送受信装置1は、音声情報を端末2に出力させている状態において、サブリミナルメッセージを端末2に表示させるので、端末2にメッセージが表示されていない状態であっても、端末2にサブリミナルメッセージを表示させることができる。
なお、端末2にメッセージが表示されていない場合において、端末2が音声を出力しているときには、端末2のユーザが表示部を視認する時間が短くなる。そこで、表示制御部155は、端末2にメッセージを表示させていない場合において、出力制御部156が音声情報を出力しているときには、メッセージを表示させているときと比べて、一の画面におけるサブリミナルメッセージの表示数を増加させたり、表示頻度を増やしたりしてもよい。このようにすることで、メッセージ送受信装置1は、端末2のユーザが表示部を視認する時間が短いときにも、当該ユーザが、無意識にサブリミナルメッセージを視認する確率を高めることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。なお、上記の説明では、端末2がスマートフォン及びウェアラブル端末等のコンピュータであることとしたが、これに限らず、メッセージ送受信装置1と通信可能なテレビやゲーム機等の家電でもよい。
1・・・メッセージ送受信装置、11・・・入力部、12・・・表示部、13・・・通信部、14・・・記憶部、141・・・ユーザ属性記憶部、142・・・キャラクター情報記憶部、143・・・サブリミナルメッセージ記憶部、144・・・履歴情報記憶部、15・・・制御部、151・・・初期登録部、152・・・受信部、153・・・記憶制御部、154・・・選択部、155・・・表示制御部、156・・・出力制御部、2・・・端末、S・・・メッセージ交換システム

Claims (7)

  1. ユーザの端末からメッセージを受信する受信部と、
    前記受信部が前記メッセージを受信したことに応じて、前記メッセージに対する応答メッセージを前記端末に表示させるとともに、前記ユーザが自覚しないサブリミナルメッセージを前記端末に表示させる表示制御部と、
    を備えるメッセージ送受信装置。
  2. 複数のサブリミナルメッセージを記憶する記憶部と、
    前記ユーザのユーザ属性に基づいて前記端末に表示させるサブリミナルメッセージを選択する選択部とをさらに備える、
    請求項1に記載のメッセージ送受信装置。
  3. 前記受信部は、前記メッセージと、前記メッセージに対応する前記ユーザの感情を示す感情情報とを受信し、
    複数のサブリミナルメッセージを記憶する記憶部と、
    前記感情に基づいて前記端末に表示させるサブリミナルメッセージを選択する選択部とをさらに備える、
    請求項1又は2に記載のメッセージ送受信装置。
  4. 前記表示制御部は、前記感情に基づいて、前記端末に前記サブリミナルメッセージを表示させる間隔を制御する、
    請求項3に記載のメッセージ送受信装置。
  5. 前記受信部が受信した前記メッセージを記憶部に記憶させる記憶制御部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記端末に、前記記憶部に記憶されている前記メッセージを表示させ、
    前記記憶制御部は、前記メッセージのうち、消極的な内容を示すメッセージを削除又は変更する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のメッセージ送受信装置。
  6. 前記受信部が前記メッセージを受信したことに応じて、前記メッセージに対する音声情報を前記端末に出力させる出力制御部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記出力制御部が前記音声情報を前記端末に出力させている状態において、前記サブリミナルメッセージを前記端末に表示させる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のメッセージ送受信装置。
  7. コンピュータにより実行される、
    ユーザの端末からメッセージを受信するステップと、
    前記受信するステップにおいて前記メッセージを受信したことに応じて、前記メッセージに対する応答メッセージを前記端末に表示させるステップと、
    前記ユーザが自覚しないサブリミナルメッセージを前記端末に表示させるステップと、
    を備えるメッセージ送受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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