JP7083422B1 - 主/副コミュニケータによる情報伝達システム、主/副コミュニケータによる情報伝達システムのためのプログラム。 - Google Patents

主/副コミュニケータによる情報伝達システム、主/副コミュニケータによる情報伝達システムのためのプログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】ひとり以上の第一ユーザとひとり以上の第二ユーザとが、通信手段を介して情報伝達するシステム及びプログラムを提供する。【解決手段】システムにおいて、第一ユーザが主コミュニケータを、第二ユーザが主/副コミュニケータを操作する。第二ユーザが操作する副コミュニケータは、複数のモダリティに対応した複数の物理情報出力手段及び複数のモダリティからひとつを選択するモダリティ選択手段を有し、選択手段で選択したひとつのモダリティの物理情報出力手段で、物理情報を出力する。第一ユーザが操作する主コミュニケータは、モダリティ選択手段が選択したモダリティを検知して、該モダリティを強制変更するモダリティ変更手段を備える。モダリティ変更手段は、第二ユーザが選択中のモダリティを他のモダリティに複数回変更する。複数回変更により、第二ユーザへ”なだらか””穏やか”注意喚起が可能となる。【選択図】図16

Description

本発明は、情報伝達技術に関するもので、特に遠隔[リモート]で行われる教育や会議に適用される技術に関する。
本発明は、前記の遠隔教育・遠隔会議に加え、遠隔診断・遠隔診療、高齢者の遠隔見守り、災害予想時の遠隔警報、災害後の遠隔安否確認にも応用される。
そして、特願2021-100547[特許文献4]の改良発明である。以下の説明にて特願2021-100547[特許文献4]を「先願」と略記する。
本発明は先願同様、ひとり以上の第一ユーザと、ひとり以上の第二ユーザとが、通信手段を介して情報伝達するシステムであって、第一ユーザが主コミュニケータを、第二ユーザが主コミュニケータおよび副コミュニケータを操作する。以下の詳細な説明、表、図面にて、第二ユーザの主コミュニケータおよび副コミュニケータを発明名称のように、「主/副コミュニケータ」と略記する。
<モダリティ>
情報コミュニケーション技術用語である”モダリティ”について記載する。”モダリティ”はしばしば用いられるが、正式な定義はない。使い方として、感覚器の視覚・聴覚・触覚に感知される主に、光・音[声]・機械振動を区別するため、これらがモダリティの異なる計測対象である、といった記述が論文等に散見される。臭覚・味覚・第六感もモダリティの延長と考えられるが、計測技術が未確立のため臭覚・味覚・第六感に関しモダリティであるといった記述がされた論文等はまだ少ない。
ここで、光・音[声]・機械振動を大きなカテゴリーのM1とし、該M1にカテゴライズされるマイナーな種を、M2;サブモダリティ、さらに該サブモダリティM2についてユーザがどういった具合に選定したかの状態を、サブモダリティM2の”選定状態”M3と、それぞれ呼称する。それらの具体例を表1に明示する。
Figure 0007083422000002
以下本明細書におけるモダリティは、いわゆるモダリティM1、と、その下位概念サブモダリティM2、と、該サブモダリティM2における選定状態M3を包含した意味であって、具体的には前記表1に例示された意味をもつ。
<本発明の目的>
本発明は、遠隔で行われる、ひとり対ひとりを含む、ひとり以上対ひとり以上の情報伝達を円滑化するためのシステムであって、特に従来の遠隔情報伝達の後述する欠点の解消を目的とする。
<先願調査>
J-PLATPATならびにGoogleを利用して、本発明のキーワードである”選択”“[強制]変更”が請求項にある情報伝達システムの先願特許、ならびに、“昇格”“降格”の記載がある情報伝達システムに関する公開ウェッブのドキュメントを調査した。(調査の実施日は、2021年6月2日)
また、本発明の物理情報の出力は着信信号の出力と差異がないので、”着信” が請求項にある情報伝達システムの先願特許、ならびに、”着信”の記載がある情報伝達システムに関する公開ウェッブのドキュメントを調査した。(調査の実施日は、2021年9月30日)
調査の結果、携帯電話等の着信に関しマルチメディアやメディアミックスを応用した認知されやすい着信音・光、緊急時に通常でない音・光で認知されやすくするといった本発明の“モダリティ変更”に類する技術文献も発見された。(特許文献5から8)
しかし、本発明そのものに関する先行技術、ならびに、本発明内容を示唆する記述を含む先願特許も公開ウェッブ情報も発見できなかった。
他方で、発明者らは”光る看板”というユニークな情報伝達器具を発明しており、これらは本発明の実施にて有効活用できることを認識しており、これらば公開された先行技術であるため、場合によっては利用関係となる。(特許文献1から3)
そして、特許文献4は前述の先願である。
特許6263686号公報[JURIKA3]内照式情報表示器、 特許6430090号公報[JURIKA4]内照式情報表示器及び・・ 特許6383905号公報[JURIKA4X]内照式情報表示器及び・・ 特願2021-100547[REMOMER01]主コミュニケータ・・情報伝達システム 特開2002-064658号公報[ベンチャーマト・・]通信・・着信通知方法 特開2004-363999号公報[日立・・]携帯電話・・電子メールシステム 特許4851300号公報[ソフトバンクモバ・・]通信端末・・プログラム 特許4469071号公報[ケンウッド・・]緊急情報受信報知・・携帯端末
小林弥生,et.al, "遠隔対話時の発話を支援するCGエージェント" 電子情報通信学会総合大会,2021 プレジデント Digital"弁護士が心配する"コロナで急増する犯罪"ランキング"2020/04/29<<https://president.jp/articles/-/34985?page=3>> 東洋経済"病休代替フリーランスティーチャーの正体"2020/12/04<<https://toyokeizai.net/articles/-/392362>> 価格コム"デュアルSIM対応のスマートフォン 人気・注目ランキング"/2021/10/13<<https://kakaku.com/keitai/smartphone/?pdf_Spec077=1>>
非特許文献1は最近の遠隔情報伝達技術の例である。非特許文献2から4は、以下の記述で引用する。
さて、本発明のユニークネスから離れて、一般的にある"遠隔"会議、"遠隔"授業での問題点について説明する。問題は、簡単には、コミュニケート相手が接触できるような近くにいない、ということから生じる。これは当然のことである。たとえば、"遠隔"会議にて、会議参加者がいつの間にかトイレにいって、そのまま帰ってこない、"遠隔"授業にて、同様に画面からいなくなったとおもっていたら、いつの間にか彼女とデートに出かけ、授業に戻らない、といったことである。
従来普通に行われていた、コミュニケート相手が接触できるような近くにいる状況下なら、前記のような場合、会議の議長がトイレまで行って潜在とんずら実行者を逮捕したり、教壇にいる先生が、潜在とんずらデートカップルの、いちゃいちゃ状況を把握できるものであるから、該カップルは脱授業できるはずがなかった。
このように、"遠隔"会議、"遠隔"授業での問題は、上記とんずら問題に限らず多くのシチュエーションにおよぶので、それらの解決は個別のシチュエーションごと策を打たねばならない。ここで、本発明が解決可能である問題のあるシチュエーションを現実に起きた事件事故をもとに例示する。
<事件簿1:授業に出ない生徒たち急増>
図1(a)参照。ある教師[第一ユーザ:U1]は頻繁に休むか遅刻する惠子[第二ユーザ:U2]が気になっていた。風邪でも引いたかと電話してみると元気。要するに惠子はお寝坊さんの遅刻常習者。教師としては放ってはおけないが、毎日モーニングコールは教師として躊躇。ストーキングとされ惠子から訴えられるからである。
ここで、遠隔授業が常態化した昨今、朝みるともちろん惠子の遠隔画面は真っ暗だ。この教師は手の打ちようがなく途方に暮れた。(図1(b))他方惠子は、充足した朝の眠りで完全深夜型に。いまや夜のおんなの生活に心身おかされ、ドラッグに心の安定をたよるようになっていた。
<事件簿2:チョーク投げ厳重注意できない教師ストレス>
ある教師は熱血チョーカーと呼ばれていて、授業で居眠りすると(図3(a))、スライダー回転やナックル無回転高速チョークが居眠り生徒を襲う(図3(b))。血染めチョークは生徒愛の熱"血"の象徴とされていた。
ここで、遠隔授業が常態化した昨今、もと熱血チョーカーは、遠隔画面のむこうでぐっすり眠る生徒たちに歯ぎしりしていた(図4)。連日の歯ぎしりがついに限界点を超え、とうとう熱血チョーカーはノイローゼとなり不登校教師の一人になってしまった。
<事件簿3:遠隔会議始まらず、打ち手皆無のストレス>
B氏はC君との久しぶりの遠隔再会を楽しみにていた。ところが、ふたりだけ"さし"会議の開始予定時刻12時になっても、遠隔会議ホストC君の入室許可は一向におりない(図6(a))。しびれを切らしたB氏はC君の携帯電話に数十回のコール、同数のSMS(ShortMessage)をおくった。後日、C君は自室で刺殺体として発見された。
事実関係はこうである。しびれを切らしたB氏はC君宅へ。そこではチャイム・物音にも熟睡で微動だにしないC君がいた(図6(b))。キーロックをうっかり掛け忘れていて、深夜目覚めたC君の眼に眼の座ったB氏が写る。その存在にC君驚愕。寝起きもあって意味不明オタク語喚き散らすC君。カレが投げつけたマドラーを、B氏が振り払ったところ、運悪くC君の頸動脈にストライク、噴出する血、血、血の海の中、帰らぬ人となった。殺人容疑となったB氏はいま弁護士費用工面に忙しい。
これら事件簿は架空のものではない。類似の事件/事故は、コロナ禍とともに"蔓延"増加しており(令和三年暫定版 警察庁全国事件/未遂事故データベース、2020 文部科学省不登校・非行の実態調査.etcご参照)、早急な対策が望まれていた。とりわけICTをもちいた従来にないスマートな対策が望まれていた。
<補足>
文科省の"平成30年度公立学校教職員の人事行政状況調査"によると、精神疾患による病気休職者数は、2007年度以降、年間5000人前後で推移しているとあって、これがコロナ禍で一気に10000人に近づいた(非特許文献2)。
また、コロナで犯罪が急増。かつてはありえない、いわゆるキレて知人を殺傷といった事件が多発。これは多くの国民が過大ストレスから非日常の精神状態に落ち込んでいる証左である(非特許文献3)。
<事件簿1:授業に出ない生徒たち急増>に示したように、遠隔での授業前生徒たちに、いわゆる授業開始リマインダー連絡がなされ、お寝坊さんも起きて授業の準備に取り掛かれるようする、ICTをもちいた従来にないスマートな対策を提示することを課題とする。
<事件簿2:チョーク投げ厳重注意できない教師ストレス>に示したように、遠隔授業にても生徒に対する注意喚起、とりわけ非行に走るような行為を見て見ぬ振りせず、パワハラ批判にも打ち勝ち、教師が勇気をもって遠隔実施できる厳重注意を可能ならしめる仕組みを構築しなければならない。その仕組み構築に有効なICTをもちいた従来にないスマートな案を提示することを課題とする。
<事件簿3:遠隔会議始まらず、打ち手皆無のストレス>に示したように、遠隔会議でホストを含む会議関係者への連絡不詳が発生した時、会議ツール以外の通信ルートで注意喚起、もしくは、緊急連絡ができるような仕組みを構築すべきである。これは、スマホや携帯電話でも不可能ではないが、そのほかにもICTをもちいた従来にないスマートな対策を提示することを課題とする。
また、上述の注意喚起を徹底するICTをもちいた従来にないスマートな対策提示とは性格の違う課題もある。それは、第二ユーザに対してやみくもに激しく、厳しい注意喚起をするのではなく、穏やかに、じわじわと、徐々に、なだらかに、注意喚起したい、という課題である。
第二ユーザもヒトである。やみくもに激しく、厳しい注意喚起をすると、逆上するなど逆効果になりかねない。また、第二ユーザが高齢者や障碍者で、第一ユーザと同様レベルの速やかな対応ができないケースがありうる。その際の注意喚起は、穏やかに、じわじわと、徐々に、なだらかに、注意喚起したい。
前述の、「注意喚起を徹底するICTをもちいた従来にないスマートな対策」と後述の、「厳しい注意喚起をするのではなく、穏やかに、じわじわと、徐々に、なだらかに、注意喚起したい」という両者を総じて、本案はこういった多彩な注意喚起をケースバイケースで、かつ、ヒトにやさしい注意喚起をアレンジできるシステムの提示を課題とする。
本発明は(請求項1)、ひとり以上の第一ユーザと、ひとり以上の第二ユーザとが、通信手段を介して情報伝達するシステムであり、第一ユーザが、主コミュニケータを操作するもので、第二ユーザが、主コミュニケータを操作するとともに、副コミュニケータも操作するものであって、第二ユーザが操作する副コミュニケータは、複数のモダリティに対応したひとつ以上の物理情報出力手段、複数のモダリティから少なくともひとつを出力として選択するモダリティ選択手段を具備し、第二ユーザが前記選択手段で出力として選択したモダリティに対応した前記物理情報出力手段で物理情報が出力されるものであって、
前記主コミュニケータが、前記モダリティ選択手段で選択されたモダリティを検知して該モダリティを強制変更するモダリティ変更手段を具備し、該モダリティ変更手段の操作が複数回実行され、第二ユーザが選択したモダリティが複数の他のモダリティに変更され、該変更されたモダリティに対応した前記物理情報出力手段で複数の他のモダリティの物理情報が出力されるシステムである。
ここで、モダリティ変更手段はマスターシステムが具備してもよい。
すなわち(請求項3)、前記主コミュニケータまたは前記副コミュニケータのいずれかと通信手段を介して接続されたマスターシステムが、前記モダリティ選択手段で選択されたモダリティを検知して該モダリティを強制変更するモダリティ変更手段を具備し、該モダリティ変更手段の操作が複数回実行され、第二ユーザが選択したモダリティが複数の他のモダリティに変更され、該変更されたモダリティに対応した前記物理情報出力手段で複数の他のモダリティの物理情報が出力されるシステムである。
また、教育[授業]で生徒を準教師として、生徒同士で教えあうと教育効果が上がることが一般によく知られている。それに対応すべく、次のように第一ユーザと第二ユーザの降格昇格ができるシステムとした。
すなわち、本発明は(請求項2)、前記主コミュニケータが、ひとりの第二ユーザを第一ユーザに昇格変更する、または、ひとりの第一ユーザを第二ユーザに降格変更する、ユーザ格の変更手段を兼備したシステムである。
同様に、本発明は(請求項4)、前記マスターシステムが、ひとりの第二ユーザを第一ユーザに昇格変更する、または、ひとりの第一ユーザを第二ユーザに降格変更する、ユーザ格の変更手段を兼備したシステムである。
ここで、副コミュニケータの存在意義(第二ユーザが副コミュニケータも操作する理由)は、たとえば第一ユーザとの情報伝達強化や他の第二ユーザとの情報伝達強化のため、も含むが、これに限定されることはなく、ありとあらゆるコミュニケーションのために副コミュニケータを操作する。
つまり、第二ユーザは第一ユーザとの情報伝達強化と他の第二ユーザとの情報伝達強化のため副コミュニケータを操作することもあるし、他の情報伝達先とのコミュニケーションに使うこともある。副コミュニケータは、用途に限定されることなく、第二ユーザの生活の利便性向上のため任意の用途に使用される。
本発明の核である、モダリティを強制変更するモダリティ変更手段を具備する主体は、主コミュニケータまたはマスターシステムであって、後者マスターシステムは主コミュニケータか副コミュニケータのいずれかと通信手段を介して接続されている。
かかる通信手段を介した接続で直接的に副コミュニケータ、あるいは、間接的に主コミュニケータを介して副コミュニケータに介入してモダリティを強制変更する。
特に本発明のモダリティ変更は、その操作が複数回実行される特徴を有する。その複数回実行によって注意喚起の徹底、あるいは、第二ユーザに対してやみくもに激しく、厳しい注意喚起をするのではなく、穏やかに、じわじわと、徐々に、なだらかに、注意喚起できるシステムである。
また本発明の、第二ユーザが操作する主/副コミュニケータは、以下[1][2]の態様のいずれかであり、主コミュニケータと副コミュニケータが同一の物理情報出力手段、同一のモダリティ選択手段を共有するものであってもよい(請求項5)。
すなわち、[1] 主/副コミュニケータが一体化していて、主/副コミュニケータには、前記通信手段の2つの経路と結びつける2つの固有の情報が付与された情報媒体が搭載されており、2つの経路で情報伝達ができる態様、あるいは、[2] 主/副コミュニケータが一体化していて、主/副コミュニケータには、前記通信手段の2つの経路に接続できる2つの登録アカウントが登録されていて、2つの経路で情報伝達ができる態様である。
さらに本発明の"モダリティ"については(請求項6)、複数のモダリティのひとつが、該モダリティに属する複数のサブモダリティからなり、前記モダリティ選択手段の選択が、ひとつのモダリティに属する複数のサブモダリティからひとつを選ぶことが前記の選択に含まれるともに、前記モダリティ選択手段の選択が、複数のサブモダリティの選定状態のなかからひとつを選ぶことも前記の選択に含まれるものであり、前記モダリティ変更手段の変更が、ひとつのモダリティに属する複数のサブモダリティ間の変更、および、前記モダリティ変更手段の変更が、ひとつのサブモダリティ選定状態から他の選定状態への変更することも前記の変更に含まれるものであり、かつまた、前記モダリティ変更手段の変更が、第二ユーザがモダリティを選択していないときに複数のモダリティのひとつを選択することも前記の変更に含まれるものである。
本発明のプログラムについては後述する。
<モダリティを変えることとヒトへの注意喚起>
まず、本発明にある"モダリティを変える"ことと、ヒトへの注意喚起について説明する。ヒトの社会で注意喚起の光といえば、パトカーの赤青ライト、工事現場での点滅光、ヒトの社会で注意喚起の音[声]といえば、パトカー・救急車のぴーぽー音、遮断機が下りた時のかんかん音などがあげられる。これらの光・音[声]は、常態でない光・音[声]、つまり、日常では見られない赤青色組合せ、ぴかぴか点滅、日常では聞かれないぴーぽー、かんかん音である。他方。ヒトの社会で注意喚起の機械振動は思いつかない。適切でないが強いて言えば、おいこの野郎とばかり、満員電車で体をくいぐい振動させて威嚇して変態を追い払う振動威嚇行為であろう。
貧乏ゆすり振動が、他人に相手してもらえないモテない輩の代償行為だという心理学説もある。すなわち、他人に注意喚起をさせるには、光・音[声]・機械振動のモダリティで、非日常の、意外性のある、モダリティ[M1]、サブモダリティ[M2]、サブモダリティの選定状態[M3]を他人に提示すること、が有効である。その実証例が、パトカー・救急車・遮断機の色の組合せ、ぴかぴか点滅、ぴーぽー、かんかん音であろう。
(図11参照)本発明は、モダリティの変化、とりわけおもわぬモダリティの変更が注意喚起に有効であることに注目した。モダリティが突然変更され、非日常の、意外性のある、モダリティ[M1]、サブモダリティ[M2]、サブモダリティの選定状態[M3]と変わってしまったならば、きわめて有効と考えた。すなわち、第二ユーザが、副コミュニケータ[CoS]を操作して、自分好みのモダリティ、たとえば、かわいい女性のうっふーん音声を、サブモダリティの選定状態にセットしたとしよう。本発明システムでは、主コミュニケータ[CoM](請求項1)またはマスターシステム[SS](請求項3)が、いつの間にか前記の、かわいい女性のうっふーん音声をたとえば野太い男性のなんだてめぇ音声に強制変更してしまう。これで効果的な注意喚起を行うのだ。
図11では、第二ユーザの生徒が、副コミュニケータ[CoS]を操作して、光モダリティの、うすぼんやりでパッとしないマイルドな光を選定状態として癒されていた(図11の"Before"状態)。ところが、第一ユーザである教師は、そんなナマっちょろい癒しなどすべからず、真摯に学習に取り組め、とシステム操作。すると主コミュニケータ[CoM](請求項1)またはマスターシステム[SS](請求項3)が、前記第二ユーザの、うすぼんやりでパッとしないマイルドな光をトリプル注意喚起に変更して第二ユーザはびっくり。きわめて効果的な注意喚起が完遂される(図11の"After"状態)。
ここで、トリプル注意喚起とは図11で示される、高輝度の稲光様の光、大音量の音[声]や地割れを想い起こさせる低周波音、地盤破壊を想い起こさせる機械振動低周波音の三大モダリティ総攻撃による注意喚起だ。この三大[オール]モダリティ総攻撃は、<事件簿2>の課題解決でも登場する。
<事件簿1:授業に出ない生徒たち急増の課題解決>
図2参照。ある教師[第一ユーザ:U1]は頻繁に休むか遅刻する惠子[第二ユーザ:U2]に、すでに教師の学校に導入された本発明システム注意喚起機能を適用しようとしていた。時刻はすでに授業開始時。例によって、この時刻でも遠隔授業マルチモニターの惠子サブ画面は真っ暗だ。そこで教師は、惠子の遠隔授業マルチモニター表示ポーション"A21"の第二ユーザに対し、モダリティ強制変更"Yes"をクリック指示した。
すると、ずぼらな惠子の副コミュニケータから、起きろごらぁ音声、ぴっかぴっか発光の二つの物理情報が、惠子の思いもかけないタイミングで、おもいもかけないハイテンションで出力。惠子はボサボサ頭もかまわす遠隔授業が行われる主コミュニケータの電源オン。教師はそれを遠隔授業マルチモニターの前で、にやりとほくそ笑みつつ確認。きょうの授業を始めるのだった。このようにして、惠子のような授業に出ない生徒たちが急増する危機的状況は回避された。惠子も夜のおんなとなって迎える奈落の底は生涯見ることもなく、後述するステキな人生を送ったのだった。
<事件簿1>の課題の解決は完了である。
<事件簿2:チョーク投げ厳重注意できない教師ストレス>
チョーカー教師は不登校の自宅で悩みに悩んでいた。いまや連日の歯ぎしりが限界点を超え、どこかの省庁に爆破予告でもしたろうか、とスマホを手に取ったその瞬間、“校長だ。新しい授業システムの試運転が完了した。ぜひとも君も使い手になってほしい”とのこと。もろもろ世話になった校長の頼みだ。熱血チョーカーは、とても熱血といえぬ青白い顔でシステムモニターに向かった。
図4参照。あの野郎、やっぱ寝てやがる。新型授業システムになったってダメダメ生徒はダメダメのまま。モニターの新しい画面をみながら、いまいましくおもう青白チョーカー。脳内で爆破予告スイッチONっという直前、おや、これなんだ? [スマホではできないオール・モダリティ総攻撃][ギラギラ/どっかーん演出、感性でアレンジ] がチョーカーの気を引いた。それは本発明新型システムの宣伝であった(図5参照)。
<解説>
図5は、本発明システムの宣伝である。教師パソコンと生徒パソコンとを通信手段で結んで遠隔授業するのが主コミュニケータで、主コミュニケータ同士による学習情報を伝達している。生徒はスマートフォンを主コミュニケータとしてもよい。
一方、図5の例では副コミュニケータをペンライト型IoTデバイスとしているが、これに限定されず、スマートフォンでもよく、デュアルSIMで主/副コミュニケータが一体化されたものでもよい。SIMについては後述する。
さっそく教師は、お試しスイッチを熟睡ダメダメに。すると、どっかーん・ギラギラ・ぶっるぶるの三大モダリティが熟睡ダメダメを猛襲。わぁぁびっくりしたぁ、と飛び起きたダメダメ。やおら教科書取り出し、なにやら例題を解き始めた。ふうん、勉強する気はあるんだな。その後、チョーカーの青白日々に日の光が差し込んだ。チョーカーはかつて血まみれにしたダメダメに遠隔で学習特訓する日々に充実感をおぼえるようなっていた。
これをきっかけに、チョーカーはどっかーん・ギラギラ・ぶっるぶるアーティストと呼ばれるまで新型システム注意喚起の使い手になり、性格もあかるくなった。三大モダリティをむやみやたらに組み合わせても、生徒の効果的な気づきとはなりにくい。感性豊かなチョーカーは、それぞれの生徒、それぞれの気づかせの場にてモダリティ強制変更の絶妙な設定を次々に考案、事績を積み重ね新型システム注意喚起のプロフェッショナルとなった。
<事件簿2>の課題の解決は完了である。
<事件簿3:遠隔会議始まらず、打ち手皆無のストレス>
図6参照。殺人容疑となったB氏。その本業は、後発キャリア役員である。キャリアとは携帯・スマホの無線回線供給者である。頸動脈直撃の不慮の事件の遠因は、遅々として進まぬ基地局増設の対策を、いまや故人となった基地局建設責任者C君と徹底的に話し合う。その遠隔会議だったのだ。超多忙役員が貴重な時間を割いたにかかわらず、建設責任者は疲労から熟睡。役員B氏の理性を奪い去ったあまりに大胆すっぽかし。当時B氏のBMPは190だった。超高給取り弁護士のおかげで執行猶予となった役員B氏は、あるシステムの噂を聞く。そう、事件簿1・2の注意喚起システムである。
システム企画担当を呼べ。B氏の動きははやかった。遠隔会議始まらず、打ち手皆無のストレスで殺人容疑者になった役員B氏。打ち手皆無のストレスなくすため、自社が広域化しつつある無線回線にて遠隔会議サポート副回線サービスをやっちゃおう、と思い立ったのだ。
遠隔会議でホストを含む会議関係者への連絡不詳が発生した時、会議ツール以外の通信ルートで注意喚起する、もしくは、緊急連絡ができるようにする仕組みを構築すべきである。これは、スマホや携帯電話のメガキャリア回線を使っても不可能ではないが、後発キャリアが新規参入回線をかかる緊急連絡専用にして、廉価で提供するのも一案である。
数年後、遠隔会議サポート副回線サービスが人気を呼び、基地局少なく、つながんないと悪評だった、この後発キャリアも人気を挽回。つながらないヒトにつなぐ、 "つなぐ"専用副回線、というキャッチで大人気。そのシーズンにはヒットがつながる、"つなげる"連続ヒット打線で自社球団も優勝した。役員B氏は、不運にも命をおとした基地局責任者C君の墓前で、事業成果も手伝い執行猶予満了前に無罪となった報告を涙ながらするのだった。
<事件簿3>の課題の解決は完了である。
<遠隔時代の"教師"とはなにか>
教師とはなんだろう。教壇の20センチ高い位置から偉そうにしゃべっている。その内容は、生徒から見ればくだらないダジャレばっか。そんな教師が多いのだ。デモシカ教師は現在も蔓延。教師でもやっておくか、教師しかできないからな、ではとても務まらない職業なのだ。そこへコロナの時代が幕あけし、遠隔授業が始まった。
そこには、20センチ高い教壇はない。いくら偉そうにしゃべっても生徒はミュート。そう、教師の本質がようやく問われる時代の幕が開いたのだ。20センチ高い教壇がないのが象徴的で、教師と生徒の垣根のない教育が模索される。本発明もそのことを考慮した。
すなわち、パソコンが使えない教師、アプリの意味が分からない教師は、現在のICTを考える授業では生徒になってもらう。そして、連日徹夜のネトゲーで新しいゲームアイデア満載の生徒に教師にかわって教壇にたってもらうのだ。いや、教壇はないのだから、バーチャル教師状態として、ウェッブ上で新たなゲームのシナリオやそのプログラミングのアイデア、そしてベンチャーを立ち上げて事業化する夢を語っていただこう。
ここで、前述の教師とはなんだろう、のひとつの答えを示そう。本発明の遠隔情報伝達にて、強制モダリティ変更をなしえること、それが教師なのである。えぇぇ、とおもわれるかもしれないが、教師と生徒の遠隔授業をひとつの遠隔情報伝達の場ととらえれば、情報伝達場の第一[優位]ユーザの第二ユーザに対する優勢権限は、強制モダリティ変更をなしえることだけであり、それで必要十分なのである。
それで本発明は、主コミュニケータまたはマスターシステムに、ひとりの第二ユーザを第一ユーザに昇格変更する、または、ひとりの第一ユーザを第二ユーザに降格変更する、ユーザ格の変更手段が兼備され、第一[優位]ユーザの第二ユーザに対する優勢権限である、強制モダリティ変更を第二ユーザを昇格し第一ユーザとできるようにした。つまり、生徒を準教師として遠隔授業を行えるようにした。
ここで"マスターシステム"をあえて前記昇格降格の主体として登場させた理由は、主コミュニケータが第一ユーザ降格によってシステム上の優位性を喪失するためのシステム不安定の回避、ならびに、第一ユーザ・第二ユーザの昇格降格でシステム統括不能で不安定となる事態を避けるためである。
もちろん、かかる不安定を考慮したうえで主コミュニケータが昇格降格を行ってもよい。そして、マスターシステムは、第一第二ユーザ以外の情報伝達の主体であり、その存在が功を奏するケースもある。これについては効果の記述の、高齢者見守りの例等で後述する。
<遠隔時代の"教師"の生きがい:事件簿1後日談>
お寝坊さん惠子は本発明システムで毎朝起きることができるようになり、リケジョとしての自分を発見した。そのきっかけは、いつも惠子を気にかけていたあの教師の英断。ある日の午後、惠子に教師は、君が好きな毛虫についてみんなに教えてみないか、と言われたのだ。
惠子は喜んだ。惠子が大好きなのは、マイマイガの幼虫。よく見るとニコニコマークのような顔がとってもキュート。翌日、第一ユーザとなった惠子は準教師として、その知識を生徒たちに、そして気にかけてくれた教師にも情熱満載で熱弁。その後、惠子は昆虫ウイルス学で博士号をとりいまも教授として大学で研究に専念している。
<遠隔時代の"教師"の生きがい:事件簿2後日談>
他校の惠子の噂を耳にした熱血チョーカーは、ダメダメの知識を生徒たちに共有させるべきだ。とおもいたった。そう、ダメダメが寝てばかりいたのは、チョーカーの授業は知ってることばっかり、だったからだ。ダメダメは分野で言えば、数学で暗号化に応用できる複雑な数式を"眼で"理解できる才があった。
そのためDNAシーケンスを一瞥しただけで、クリスパー、すなわち塩基AGTCが回文状[Palindrome]になっている部分をみつけることができた。クリスパーとは、CRISPR (clustered regularly interspaced short palindromic repeat)である。20年後、ダメダメも惠子同様大学教授となり、いまもコロナウイルスの遺伝子分析を行っている。
このように、"準教師"を設定できる本発明システムは、長期的にみた教育効果がたかく、新時代を牽引する若者の礎をはぐくむ大きな貢献をする可能性を秘めたものである。
<本発明のシステム構成>
(図10参照)本発明の、主コミュニケータ[CoM]、副コミュニケータ[CoS]、マスターシステム[SS]が、通信手段でどのようにシステム構築されるかを説明する。通信手段は、インターネット回線とワイヤレス回線に大別される。前者も部分的にワイヤレス(無線)で回線の一部を構築してもよく、後者も部分的にインターネット回線を経由してもよい。手段としてのメインルートがインターネット回線とワイヤレス回線を経由するとし、図10(a)(b)、図10(C)、図10(d)がそれぞれ、主コミュニケータ[CoM]、副コミュニケータ[CoS]、マスターシステム[SS]の各端末が、上位の任意のシステムへと接続する形態を示している。
図10(a)は、<a1>主コミュニケータ[CoM]が通信手段[N]経由でインターネット上の任意の通信先に接続する形態を示し、<a2>主コミュニケータ[CoM]が無線通信でワイヤレス回線の本局[WiM]経由して任意の通信先に接続、または、主コミュニケータ[CoM]が無線通信でワイヤレス回線の基地局[WiS]経由で本局[WiM]、そして本局[WiM]から任意の通信先に接続する形態を示している。
図10(b)は、<b1>副コミュニケータ[CoS]がUSB等の有線・Bluetooth(登録商標)等の無線で主コミュニケータ[CoM]に接続し、その後は<a1>同様形態で任意の通信先に接続する形態を示し、<b2>副コミュニケータ[CoS]が無線通信でワイヤレス回線の本局[WiM]経由して任意の通信先に接続、または、副コミュニケータ[CoS]が無線通信でワイヤレス回線の基地局[WiS]経由で本局[WiM]、そして本局[WiM]から任意の通信先に接続する形態を示している。
図10(c)は、<c1>副コミュニケータ[CoS]が通信手段[N]経由でインターネット上の任意の通信先に接続する形態を示し、<c2>副コミュニケータ[CoS]が無線通信でワイヤレス回線の本局[WiM]経由して任意の通信先に接続、または、副コミュニケータ[CoS]が無線通信でワイヤレス回線の基地局[WiS]経由で本局[WiM]、そして本局[WiM]から任意の通信先に接続する形態を示している。
図10(d)は、<d1>主コミュニケータ[CoM]が有線で直接マスターシステム[SS]に接続する形態を示し、<d2>主コミュニケータ[CoM]が無線で直接マスターシステム[SS]に接続、または、主コミュニケータ[CoM]が無線でワイヤレス回線の基地局[WiS]経由でマスターシステム[SS]に接続する形態を示している。
図10(e)は、<e1>主コミュニケータ[CoM]が無線・有線でインターネットに接続し、該インターネット経由でマスターシステム[SS]に接続する形態を示し、<e2>主コミュニケータ[CoM]が無線通信でワイヤレス回線の本局[WiM]経由してマスターシステム[SS]に接続、または、主コミュニケータ[CoM]が無線通信でワイヤレス回線の基地局[WiS]経由で本局[WiM]、そして本局[WiM]からマスターシステム[SS]に接続する形態を示している。
図示は略すが、副コミュニケータ[CoS]が無線・有線でインターネットに接続し、該インターネット経由でマスターシステム[SS]に接続する形態、副コミュニケータ[CoS]が無線通信でワイヤレス回線の本局[WiM]経由してマスターシステム[SS]に接続、または、副コミュニケータ[CoS]が無線通信でワイヤレス回線の基地局[WiS]経由で本局[WiM]、そして本局[WiM]からマスターシステム[SS]に接続する形態も同様である。
以上に記載された無線通信・ワイヤレス回線で、Wi-Fi(登録商標)通信、Bluetooth(登録商標)通信の利用も好適である。
<クレードル>
本発明の、副コミュニケータを製品化する場合、電源に常時接続されている状態が多いクレードルを利用した構成が好適である。また、クレードルが主コミュニケータにUSB接続されて電源もUSB供給される構成も好ましい。
そして、このクレードル[以下Cr]で充電されるリチウムイオン等二次電池を内蔵した、Crに着脱自在で軽量のIoT光る看板[Sb]、あるいは、Crに着脱自在で軽量のIoTペンライト[Sp]を可搬可能な携帯できる副コミュニケータの本体とするのが好ましい。
つまり、Crとこの可搬可能な携帯できる副コミュニケータ本体は、携帯電話やスマホ[スマートフォン]本体が Crで充電される公知の構成と同様の構成ということである。
ここで特徴的なのは、Crに配設した光源[Light]、Crに配設した音源[Speaker]、Crに配設した機械振動源[Vibrator]が、ユーザが選択するモダリティ[光・音声・機械振動]に応じた物理情報出力となしうることである。
また、当然Crに着脱自在で軽量のIoT光る看板[Sb]、あるいは、Crに着脱自在で軽量のIoTペンライト[Sp]を可搬可能な携帯できる副コミュニケータの本体にも、ユーザが選択するモダリティ[光・音声・機械振動]に応じた物理情報出力を出す光源[Light]、音源[Speaker]、機械振動源[Vibrator]が配設されてもよい。
このようにクレードルを用いた副コミュニケータの構成の採用で、固定されたクレードルからも、充電完了して携帯している軽量IoT光る看板[Sb]、あるいは、軽量のIoTペンライト[Sp]からも、当初第二ユーザが選択したモダリティ[光・音声・機械振動]に応じた物理情報出力が出る。そして、本発明のモダリティ強制変更が第一ユーザでなされれば、第二ユーザは、携帯している本体のみならず、少し離隔し固定されたクレードルからも、おもわぬ物理情報出力が出ることになりきわめて有効な注意喚起がなされ効果的である。
図面に記入された符号Crがクレードルであって、SbがCrに着脱自在で軽量のIoT光る看板、SpがCrに着脱自在で軽量のIoTペンライト、Lgt-CがCrに配設した光源[Light]、Spk-CがCrに配設した音源[Speaker]、Vib-CがCrに配設した機械振動源[Vibrator]。そして、Lgt-SがSbまたはSpに配設した光源、Spk-SがSbまたはSpに配設した音源、Vib-SがSbまたはSpに配設した機械振動源であるが、すべての図面にこれらを書き込むと煩雑であるので一部を除き書き込みを略した。
図7に第二ユーザが遠隔会議や遠隔授業で副コミュニケータを利用する意義を示す。副コミュニケータがありモダリティを選定できると遠隔会議・授業で自分を見つけやすくできる、遠隔会議・授業で同時に出席している仲間と気持ちを共有できる、という効果が得られる。図7(a)の女性が特徴的モダリティ選定で自分を見つけやすくしている状況、図7(b)の男性が遠隔会議・授業で同時に出席している仲間と気持ちシンクロして盛り上がっている状況を示している。
図8は参考写真で、副コミュニケータとして光る看板IoTデバイスを採用し、試作した副コミュニケータを遠隔会議・授業で用いられる状況と同様の自撮りをテストしている実験の写真である。
図9も参考写真で、クレードル給電タイプの副コミュニケータで、図8同様の光る看板IoTデバイスを採用、この光る看板IoTデバイスを試験的にクレードルで給電して内蔵リチウムイオン電池をチャージして発光させ、遠隔会議・授業で用いられる状況と同様の自撮りをテストしている実験の写真である。
なお、光る看板IoTデバイスおよびIoTペンライトを含む内照式のIoTデバイスの様々な応用技術は本発明発明者の特許文献1から3に示されている。この応用技術を本発明に適用した組合せ構成も好適で有効であるが記載は省略する。
<システム構成の具体例>
図10で説明したシステム構成を再度説明する。本発明のシステムの構成にて、主コミュニケータと副コミュニケータはパソコン、携帯電話・スマホ[スマートフォン]、そして、前述のIoTデバイスのどれでもよい。さらにこれらに分類されない情報伝達機器(通信端末)であるコミュニケータでよい。
例示した3カテゴリーだけでも第一第二ユーザの主コミュニケータ、副コミュニケータそれぞれ3通りあり3×3×3の27通りのケースがある。
第一ユーザの主コミュニケータがIoTデバイスのケースを除外するものではないが、このケースを略し、第二ユーザの主コミュニケータを点線で略してケースを簡単化したシステム構成の6通りを表2に例示した。
表2
Figure 0007083422000003
ケースAとA‘は、副コミュニケータがIoTデバイス、ケースBとB‘は、副コミュニケータが携帯電話やスマホ[スマートフォン]、ケースCとC‘は、副コミュニケータがパソコンであって、それぞれ主コミュニケータは点線で示す任意の情報伝達機器(通信端末)である。
表2の、システム全体像の欄に、(a)主コミュニケータが物理情報をモダリティ変更する場合、(b)にマスターシステムが物理情報をモダリティ変更する場合を示した。
<主/副コミュニケータの一体化>
主コミュニケータと副コミュニケータが一体化され、同一の物理情報出力手段、同一のモダリティ選択手段を共有するものであってもよい。(表3参照)
すなわち、[1] 主/副コミュニケータが一体化していて、主/副コミュニケータには、通信手段の2つの経路と結びつける2つの固有の情報が付与された情報媒体が搭載されており、2つの経路で情報伝達ができる態様、または、[2] 主/副コミュニケータが一体化していて、主/副コミュニケータには、通信手段の2つの経路に接続できる2つの登録アカウントが登録されていて、2つの経路で情報伝達ができる態様である。
表3
Figure 0007083422000004
表3の、ケースAとA‘は、主/副コミュニケータが一体化されたIoTデバイス、ケースBとB‘は、主/副コミュニケータが一体化された携帯電話やスマホ[スマートフォン]である。そして、表3の、ケースCとC‘は、主/副コミュニケータが一体化されたパソコンである。
ケースAとA‘およびケースBとB‘では、一体化された主/副コミュニケータが、SIMで示されたSIMカードがふたつ(SIM1/SIM2)搭載されていて、SIMカードには、IMSI (International Mobile Subscriber Identity) と呼ばれる固有の番号が付与されており、これと電話番号を結びつけることにより個々に独立した主回線と副回線の通信ができる。
近年SIMカードという物理実体をデジタル化した、eSIMも普及しており、eSIMを利用した主/副コミュニケータの一体化も好適である。
ケースCとC‘の、パソコンがアカウントをふたつ持つ態様は、典型的には、第二ユーザのパソコンにて、ひとつが光ファイバー等の有線を主体にしたインターネット接続、もうひとつが、無線[ワイヤレス]によるインターネット接続される例であって、ともに独自のアカウントをインターネット接続システムの運営業者に登録する。
独自のふたつのアカウント登録によって、単独のパソコンがふたつの通信回線(通信手段)にて、それぞれ別ルートでインターネット接続され情報伝達が可能となる。すなわち、主/副コミュニケータが一体化される。
<複数回のモダリティ変更>
本発明の、先願に対する特徴である、複数回のモダリティ変更について説明する。
図12が、モダリティ変更を複数回行う例であって、5回のモダリティ変更をプリセット時間間隔[T]をあけて段階的に行う例である。
<"段階的"モダリティ変更>
"段階的に"は、後述する"なだらかに"と対比される記述で、"急激に"、"いきなり"とも換言され、これらと対比すれば、"なだらかに"は、"緩慢に"、"穏やかに"である。
また、"段階的に"は、階段状に、としてもよい。いずれにせよ、モダリティ変更が図12中の時刻、t1,t2,t3,t4,t5でそれぞれ、データテーブル"Q"、すなわち、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5を参照して"段階的に"行われる。
ここで、"Q"は、Quotation data tableで、のちに説明するプログラムが引用するモダリティ変更の参照データである。
すなわち"Q"は、複数の各回のモダリティ変更で前回のモダリティを"他のモダリティ"に変更させるため情報データであって、複数回の各回にて順次に"他のモダリティ"への変更を実行コンピュータに示すものである。
OPをコンピュータの操作[Operation]として、Q1が、時刻t1の操作[Op1]でコンピュータが参照する"他のモダリティ"のデータテーブルで、Q2が、時刻 t2の操作[Op2]でコンピュータが参照する"他のモダリティ"のデータテーブルで、Q3が、時刻 t3の操作[Op3]でコンピュータが参照する"他のモダリティ"のデータテーブルで、Q4が、時刻 t4の操作[Op4]でコンピュータが参照する"他のモダリティ"のデータテーブルである。
時刻 t1,t2,t3・・ti・・が第i回目のモダリティ変更手段の実行操作[Opi]の時刻で、Op1,Op2,Op3・・Opi・・の第i回目のモダリティ変更手段の実行操作(Operation)が行われ、その都度Q1,Q2,Q3・・Qi・・の"他のモダリティ"に変更させるためデータテーブルが参照されモダリティ変更が実行される。
表4が、図12に例示した5回の複数回操作[オペレーション]のQ-データテーブルで、表4・図12の例示は、データテーブル"Q"のモダリティ選定状態[M3]が左から右に行くにしたがって、より目を引く・やかましい・大きく感じるモダリティになっている。
どの選定状態[M3]も最右欄となったQ5が、この例示での最後の手段のオール・モダリティ総攻撃ということになる。その他の例示でもこの最後の手段は同様である。
また表4では、第二ユーザのもとの設定を"Q0"で示した。この"Q0"は空欄で第二ユーザが物理情報出力をなにも設定していない例である。もちろん、そうでなくなんらかの設定がなされている場合もある。
表4
Figure 0007083422000005
表4の矢印部分に示すように、各モダリティ変更の間隔では、その直前のモダリティによる物理情報出力が持続される。そして、次のモダリティ変更時刻にて、"段階的に"、"急激に"、"いきなり"次のモダリティの物理情報が出力される。
変更の間隔であるプリセット時間間隔[T]は、 iを自然数として、t(i+1)-t(i)で表され、かならずしも一定でなく、変化させてよい。たとえば、iが大きくなるにしたがって指数関数的に[T]を小さくして、短い時間間隔で次から次へと新たなモダリティ変更で第二ユーザが感じたこともない物理情報を出力させれば、第二ユーザへの注意喚起が認知される確率は上がるだろう。
複数回のモダリティ変更では、各変更時刻 t1,t2,t3・・ti・で、"段階的"なモダリティ変更が行われ、"段階的"な、とは、ほかの意味合いとしては時間的不連続の意味である。
時間的不連続な変更であるがため、いきなり、間髪をいれず、異なったモダリティの物理情報が出力され、第二ユーザへの、びっくり・どっきり度は高い。
このように複数回のモダリティ変更で、第二ユーザにとって意外な物理情報出力が実現され、注意喚起の効果は抜群である。
これに対し、"なだらか"なモダリティ変更があり、これは後述する。
<データテーブル"Q">
データテーブル"Q"は、情報伝達したい相手先、第二ユーザの属性、地域の属性、および、天候や地震発生、その他緊急事態などの状況によって第一ユーザが設定する。
ここで、相手先の属性・地域の属性は、いわば静的な属性で時間的に大きな変化はなく、あらかじめ個人情報や地域情報にもとづいて設定[プリセット]が可能だろう。
一方、天候や地震発生、その他緊急事態などの状況は、時間的に変化する、いわば動的属性で、第一ユーザがそのときの状況変化を把握し、逐次データテーブル"Q"を書き換える。
データテーブル"Q"は、モダリティM1、M2、M3のセレクションによって多彩にアレンジができ、前記相手先の属性、地域の属性、および、天候や地震発生、その他緊急事態などの状況に合わせることができる。
この多彩にアレンジ可能であることを次のモダリティ拡張にて説明する。
<モダリティ拡張>
表1にモダリティを例示したが、多彩なモダリティ拡張ができる。拡張とは表1の例からの拡張を意味する。これを説明するため代数的な表現に置き換える。(図13-14参照)
図13(b)は、表1に準じた図13(a)を代数的に文字で置き換えたものである。
図13(c)は文字の説明である。
そして、図14がモダリティの(a)選定状態[M3]の拡張、図14(b)がサブモダリティ[M2]拡張の代数的説明である。
繰り返しになるが本発明のモダリティは、複数のモダリティ[M1]のひとつが、該モダリティに属する複数のサブモダリティ [M2]からなり、モダリティ変更手段の変更は、ひとつのモダリティ[M1]に属する複数のサブモダリティ [M2]間の変更、ひとつのサブモダリティ [M2]の選定状態[M3]から他の選定状態[M3]への変更することもモダリティ変更に含まれる。
また、モダリティ変更手段の変更は、第二ユーザがモダリティを選択していないときにモダリティ[M1][M2][M3]のひとつを選択することも含まれる。
たとえば、光モダリティであれば、輝度のサブモダリティの選定状態[M3]の、輝度の大きさはアナログ的に多くできる。これを、図14(a)で、m1,m2,m2・・で示す。同様に、色合い[Spectrum]もアナログ的に多くできる。これを、s1,s1.s2・・で示す。同様に、周期[frecency]もアナログ的に多くできる。これを、f1,f2,f3・・で示す。
このアナログ的なサブモダリティ選定状態[M3]の拡張は、音・振動モダリティも同様である。
他方、サブモダリティ[M2]は、例示された大きさ・スペクトル・周波数に限定されない。たとえば、光であれば、太陽光・月光・サーチライト・稲光様の光など種々の特徴的な光パターン、音であれば、種々のメロディのパターン、振動であれば、地震振動・地割れを想い起こさせる低周波音、地盤破壊を想い起こさせる超低周波音などの特徴ある振動パターンであり、これらパターンを選択するようにしてもよい。
図14(b)で、光パターンのサブモダリティの選定状態を、x1,x2,x3・・、音パターンの選定状態を、y1,y2,y3・・、振動パターンの選定状態を、z1,z2,z3・・で示した。
このようにモダリティは、使用目的によって自在に拡張できるので、モダリティ変更も多彩に行え、第二ユーザへの注意喚起のバリエーションも極めて多彩にアレンジできる。
<モダリティ拡張した複数回モダリティ変更>
図15が、代数的モダリティで示した拡張したデータテーブル"Q"による5回のモダリティ変更をプリセット時間間隔[T]をあけて段階的に行った例で、データテーブル"Q"中の着色部が設定されたモダリティ選定状態[M3]である。
後述するプログラムとフローチャートで説明される、S1,S2,S3,S4ステップを図中に書き込み、モダリティ拡張を代数的文字で示したデータテーブル Q1,Q2・・Q5による"段階的"モダリティ変更の実行イメージを図21に示す。
図22は図21の時刻t1~t3あたりの部分拡大図である。
<"なだらか"モダリティ変更>
そして、図21の"段階的"モダリティ変更の時刻t1~t2の実行について、”なだらか”モダリティ変更とした場合のイメージを図23に、その一部の説明図を図24に示す。
すなわち、"なだらか"モダリティ変更とは、たとえば時刻t1→t2の時間間隔でモダリティ変更を微小時間間隔Δtごとに多数回行うもので、これが"なだらか"なモダリティ変更の効果を与える。
図24は、微小時間間隔Δtごとに多数回行うモダリティ変更で参照するデータテーブルを説明したイメージ図である。
微小時間間隔であるΔtは、コンピュータ能力で最小値が決められるが、ユーザの感性で”なだらか”と認知できる程度に大きくしてもよく、そのほうがコンピュータへの負担が軽減され好適である。
通常のコンピュータシステムであれば、1秒間に数百回のモダリティ変更を実行でき、その変更に対応した物理情報の出力も、人間の感性が"なだらか""穏やか""徐々に"と感じる程度に出力できればよい。
表5が表4の"段階的"モダリティ変更で参照されるQ-データテーブルに対比した、"なだらか"モダリティ変更のQ-データテーブルである。
表5
Figure 0007083422000006
<"段階的"と"なだらか"の組み合わせ>
図26は、図11に"なだらか"モダリティ変更と"段階的"モダリティ変更の組み合わせ効果を追加したアピール図であり、図26(a)に第二ユーザへの注意喚起の認知の期待度のグラフを示した。
その期待度グラフを部分拡大したものが図27である。このように、第二ユーザへの注意喚起が、段階的に大きくなったり、なだらか・穏やかに注意喚起が認知されたりすることが期待され、本発明システムにおける注意喚起の設定を対象となる第二ユーザの実情に即して設計できる。
表6は、図26-27で例示した"段階的"と"なだらか"の組み合わせ例の参照テーブルであり、時刻t1,t2,t3,t4での"段階的"モダリティ変更、時刻t2からt3直前、t3からt4直前までの"なだらか"モダリティ変更の実行にて参照されるQデータテーブルである。
表6
Figure 0007083422000007
以上説明した、"段階的"モダリティ変更と"なだらか"モダリティ変更とは、プリセット時間間隔[T]、微小制御時間間隔[Δt]の差異をもって繰り返しモダリティ変更を行うことである。
したがって両者に本質的差異はなく、いずれも複数回のモダリティ変更を行うことが発明の本質である。
複数回のモダリティ変更の前の回と次の回の時間間隔を長・短・微小を取り混ぜて変えることでさらに多彩な物理情報出力が演出でき、受け手である第二ユーザの多様な事情にフィットした注意喚起が実現されるだろう。
<プログラム>
本発明の中核は、モダリティ変更の部分であり、プログラムの中核もその部分である。かかるプログラムは、図16のフローチャートに示される。
すなわち(請求項7)、本発明システムのモダリティ変更のためのプログラムであって、該システムにおいて、主コミュニケータのコンピュータに、以下の[1][2][3][4]のステップを実行させ、主コミュニケータのコンピュータを、前記モダリティ変更手段として機能させるプログラムであり、
[1] 副コミュニケータに該コミュニケータの動作への割り込みを許容させるステップ、
[2] 前記モダリティ選定手段のモダリティ設定を検知するステップ、
[3] 該モダリティ選定手段に割り込みをかけて設定モダリティを変更するステップ、
[4] 前記物理情報出力手段に変更したモダリティで物理情報を出力させるステップである
また(請求項8)、本発明システムのモダリティ変更のためのプログラムであって、マスターシステムのコンピュータに前記同様の[1][2][3][4]のステップを実行させ、マスターシステムのコンピュータを、前記モダリティ変更手段として機能させるプログラムである
これらは図16のフローチャートにステップ[S1][S2][S2][S4]として示される。
本発明のほかの特徴は、第一第二ユーザと降格昇格の部分で、プログラムもそれに関するものであり、かかるプログラムは、図17のフローチャートの[1][2]([91][92])に示される。
すなわち(請求項9)、本発明システムの第一第二ユーザと降格昇格のためのプログラムであって、主コミュニケータのコンピュータに、以下の[1][2]のステップを実行させ、主コミュニケータのコンピュータを、前記ユーザ格の変更手段として機能させるプログラムであり、
[1] 昇格または降格するユーザをセットするステップ、
[2] 当該ユーザの属性を変更するステップである。
また(請求項10)、本発明システムの第一第二ユーザと降格昇格のためのプログラムであって、マスターシステムのコンピュータに、これも同様に図17のフローチャートに[91][92]のステップを実行するものである。
<フローチャート>
本発明は、第二ユーザの情報"閲覧"とその検知、および、検知結果を第一ユーザの主コミュニケータまたはマスターシステムへ"通知"することを組入れるのが好適である。その効果は後述する。かかる情報"閲覧"とその検知、および、第一ユーザの主コミュニケータまたはマスターシステムへの"通知"操作を含む"段階的"モダリティ変更のシステムの機能フローチャートを、図18の上図、図19、図20で示す。
また、"なだらか"モダリティ変更のシステムフローチャートを、"段階的"と同じ図19、フローポイント"A1""B1"を含む図18の下図、および図25で示す。
<"段階的"モダリティ変更のフロー>
"段階的"モダリティ変更のシステムフローは、まず図19に示されるように、"1"の第一ユーザから第二ユーザに伝達したい情報があるかないか判定するステップから開始され、情報アリの"Yes"で図18上図の"A"に移行する。
その一方で、後述する図20のプログラム実行終了に向かうポイント"C"を引き継いで、"2"の、ひとつの"他のモダリティ"による物理情報の出力を停止するステップ、
"3"の、上記2の物理情報の出力の停止を検知して該停止を判定するステップ、これは、"31"の、物理情報の出力の停止検知手段からの検知にもとづき判定される。
そして"4"の、物理情報の出力の停止を主コミュニケータまたはマスターシステムへ通知するステップ、
これは、"41"の物理情報の出力の停止を主コミュニケータまたはマスターシステムへ通知する手段により実行され、フローが完了する。
フローポイント"A""B"を含む図18の上図は前述のモダリティ変更の操作フローであって、"S1"が、副コミュニケータに該コミュニケータの動作への割り込みを許容させるステップ、"S2"が、モダリティ選定手段に割り込みをかけて設定モダリティを変更するステップ、"S3"が、モダリティ選定手段に割り込みをかけて設定モダリティを変更するステップ、"S4"が、物理情報出力手段に変更したモダリティで物理情報を出力させるステップである。
図20が、プログラム実行終了に向かうフローポイント"C"への流れを含むもので、"5"が、ひとつの"他のモダリティ"による物理情報の出力持続時間を計測開始するステップ、"6"が、第二ユーザに伝達したい情報が閲覧されたことを検知するステップであり、これは、"61"の情報閲覧検知手段による検知にもとづいて行われる。
そして、"7"が、ひとつの"他のモダリティ"による物理情報の出力を[停止せず]継続出力するステップ、"8"が、上記5で計測開始した出力持続(継続)時間の、"81"のプリセット持続時間越えを判定するステップ。
ここで、プリセット時間間隔[T]はあらかじめ設定して"81"に記憶されている。
<"なだらか"モダリティ変更のフロー>
プログラムポイント"A1""B1"を含む図18の下図が"なだらか"モダリティ変更の操作フローの一部をなすものである。
図18の下図で、"S1"は、"段階的"同様の、副コミュニケータに該コミュニケータの動作への割り込みを許容させるステップ、"S21"は、モダリティ選定手段の時刻tiのモダリティ設定を検知するステップ、"S31"は、時刻ti+1のモダリティを引用するステップ、"S41"は、 B1以降のフローに引用データを送る準備ステップである。
図18の下図のフローでは、時刻tiのモダリティ設定を時間間隔をおいた次の時刻ti+1のモダリティを引用して、B1以降のフローにかかる引用データを送る操作をしている。
"なだらか"モダリティ変更では、微小時間間隔Δtの、それぞれのモダリティ変更の操作と出力は、図25のフローの中で行われる。
すなわち、図25にて、"50"が、時刻tiからの時間経過を計測開始するステップ、
"51"が、jのイニシャライズ[初期値"1"設定]ステップ、"52"が、Qi と Qi+1の差分からΔtごとの参照データを生成し記憶させるステップ、"53"が、遷移状態のQi data記憶エリアである。
そして、"54"が j番目の Qi(ti+jΔt) をpickUP、つまり、"53"から取り出してこれを実行させるステップ、"55"が、 jのインクリメント[j値をひとつ増やす]ステップである。
モダリティ変更の変更操作は、"52"の、Qi と Qi+1の差分からΔtごとの参照データを生成するときに行われ、生成されたそれぞれのQi(ti+Δt),Qi(ti+2Δt),Qi(ti+3Δt),・・・Qi(ti+1-Δt)が、微小時間間隔ごと参照される"なだらか"モダリティ変更のモダリティデータであって、これらの差異は"段階的"モダリティ変更の個々のデータの差異よりも小さな差異である。
したがって、"段階的"モダリティ変更に比べて、なだらか・穏やか・徐々に変わる出力で注意喚起がなされる・
そして、"なだらか"モダリティ変更による出力は、"54"の、 j番目の Qi(ti+jΔt) をpickUP、これを実行するときに物理情報が出力される。
<補足 "遷移状態"について>
本明細書の<"なだらか"モダリティ変更>の説明部や図面にある、"遷移状態"とは、ひとつの"段階的"モダリティ変換の時刻 tiから、次の"段階的"モダリティ変換の時刻 ti+1までの時間のことである。
また、時刻 tiの、ひとつの"段階的"モダリティ変換にて参照される、Q-データテーブルを Qi、時刻 ti+1の、次の"段階的"モダリティ変換のQ-データテーブル Qi+1・・、任意の時刻tjの"段階的"モダリティ変換にて参照される、Q-データテーブルを Qjと記載した。
そして、遷移状態の時間間隔[T]を微小時間間隔Δtで分割した時刻、ti+Δt,ti+2Δt,ti+3Δt,・・ti+jΔt,・・ti+1-Δtごと、[T/Δt]回のモダリティ変更で参照するデータを、遷移状態の Q-データテーブルと呼び、Qi(ti+Δt),Qi(ti+2Δt),Qi(ti+3Δt),・・・Qi(ti+1-Δt)と記載した。
遷移状態の Q-データテーブルのデータは、フローチャート図25の"52"のステップで生成され、図25の"53"の記憶エリアに一時記憶される。
表7に本願の用途ごとの効果[従来技術からの進歩]をまとめた。
マスターシステムは、第一第二ユーザ以外の情報伝達する主体であり、その存在が功を奏するケースもある。
表7中に記載したように本発明の効果は、[a][b][c][c]である。すなわち、[a] 遠隔授業[遠隔教育]では、携帯電話でも注意/確認できるが、"段階的"モダリティ変更と”なだらか”モダリティ変更とをうまく用いることで、激しい注意やなだらか[穏やか]確認ができる。
[b] 遠隔会議[Web会議]では、ホストが爆睡していたり、出かけてしまった場合の緊急呼出しで、携帯電話でも注意/確認できるが、"段階的"モダリティ変更と”なだらか”モダリティ変更とをうまく用いることで、激しい注意やなだらか[穏やか]確認ができる。
[c] 遠隔ケアでは、第二ユーザが高齢者、または、障碍者への遠隔呼びかけや見守り監視として、呼びかけや監視のための定期チェックとして、"段階的"モダリティ変更と”なだらか”モダリティ変更とをうまく用いることで、高齢者や障碍者向けにアレンジしたなだらか[穏やか]呼びかけや確認ができる。
表7
Figure 0007083422000008
特に高齢者の個人事情にフィットさせた、いわゆるメディアミックス呼出しもアレンジ可能で、大好きな歌謡や踊りの振り付けにもとづいた呼び出しを演出できるので、高齢者にやさしい呼出しとなって好適である。
ここで、第二ユーザの閲覧によって、呼びかけの返事や監視目的である高齢者等の平常反応、避難指示の認知、安否の判断がなされるのが好適である。そのために閲覧の検知を前述のフローチャートに加えた。閲覧の検知等の技術は公知のものを用いればよい。
[d] 災害時緊急避難および災害後の安否確認も同様に、非難の知らせや安否の確認を"段階的"モダリティ変更と”なだらか”モダリティ変更とをうまく用いることで、相手先である第二ユーザの事情に合わせてアレンジしたなだらか[穏やか]呼びかけや確認ができる。
ここでも、前述の第二ユーザの閲覧の検知をシステムに組み込むのが好適であるし、その結果を第一ユーザに通知するフローを組み込むのが好適である。そのために第一ユーザへの通知を前述のフローチャートに加えた。通知の技術は公知のものを用いればよい。
また、主コミュニケータではなく、マスターシステムがモダリティ変更することも以下のように有効である。(表7の※)
すなわち、第二ユーザ本人が、または、第二ユーザの保護者や介護者がマスターシステムに特別条件下でモダリティ変更を登録・予約しておいて、マスターシステムが呼出しや確認を行う。
かかる特別条件の例としては、第二ユーザの忘備録[物忘れ防止]、保護者や介護者が予測予想する第二ユーザのトラブルについて第二ユーザに注意喚起させるケース等であり、自分で自分に、ないしは、第一ユーザでないヒトが自分に注意喚起させるケースである。
このようにマスターシステムは、第一第二ユーザ以外の、介護者や保護者が普段第一第二ユーザとしてデジタル的に情報交換していない情報発信源についても本発明のシステムに組み込まれ、第二ユーザの思いもよらぬ行動や事態において有効な注意喚起がなされる効果が得られる。
また、マスターシステムは第一第二ユーザ以外からの注意喚起を実現させるものという観点で、緊急時の自治体や政府、あるいは、国際的な有事監視団体等の普段第一第二ユーザが情報交換していない情報源についても本発明のシステムに組み込まれて、大地震や有事などの非常事態に有効な、かつ、なだらか[穏やか]でヒトにやさしい注意喚起がなされる効果が得られる。
<参考>
表8に本願と先願、そして本願と同日出願について対比をまとめて参考とする。
Figure 0007083422000009
従来無問題の(a)遅刻生徒対応が(b)通常の遠隔授業ツールでは無力 本発明の(a)起きろごらぁ遠隔注意喚起U1側(b)、遠隔注意喚起U2側 従来効果的だった、(a)居眠り生徒への、(b)チョーク投げ注意喚起。 居眠り生徒へのチョーク投げ注意喚起が、いまはできない、の説明図 いきなり光・音[声]振動”オールモダリティ総動員”の注意喚起 一人対一人”さし”遠隔会合でホスト寝ちゃうとにっちもさっちもいかぬ例 遠隔会議で(a)自分を見つけやすくする、(b)仲間とシンクロする例 光る看板IoTデバイス組込の副コミュニケータ試作器の試用実験写真 図8試作器のクレードル給電実験写真 本発明システムの(a)CoM構成、(b)(c)CoS構成、(d)SS構成 モダリティの強制変更を特徴とした本発明の説明図 モダリティ変更をプリセット時間間隔をあけて段階的に行った例その1 モダリティの代数表示:(a)を代数的に(b)で置き換え、(c)は文字説明 モダリティの(a)選定状態(M3)拡張、(b)サブモダリティ(M2)拡張 モダリティ変更をプリセット時間間隔をあけて段階的に行った例_その2 モダリティ変更の操作フローチャット ユーザ格の昇格/格下げの操作フローチャット モダリティ変更のプログラムフローチャット[”A”で開始 ”B”で終了] プログラムメインフロー[ポイント”C”から実行終了までを含む] モダリティ変更を繰返すかどうか判定する流れのフローチャート モダリティ変更をプリセット時間間隔をあけて段階的に行った例_その3 図21の部分拡大図 時刻t1→t2遷移するモダリティ変更を遷移状態になだらかに行う例 図23の一部拡大図で遷移状態参照データテーブルの説明図[表5参照] 図23の遷移状態になだらかに行うモダリティ変更のフローチャート 図11に”なだらか”モダ変と”段階”モダ変更を追加した例示図。 図26の部分拡大図
1 第一ユーザから第二ユーザに伝達したい情報があるかないか判定するステップ
2 ひとつの"他のモダリティ"による物理情報の出力を停止するステップ
3 上記2の物理情報の出力の停止を検知して該停止を判定するステップ
31 物理情報出力停止検知手段
4 物理情報出力の停止を主コミュニケータ[マスターシステム]へ通知するステップ
41 物理情報出力の停止を主コミュニケータ[マスターシステム]へ通知する手段
5 ひとつの"他のモダリティ"による物理情報の出力持続時間を計測開始するステップ
50 時刻tiからの時間経過を計測開始するステップ
51 jのイニシャライズ[初期値"1"設定]
52 Qi と Qi+1の差分からΔtごとの参照データを生成し記憶させる
53 遷移状態のQi data記憶エリア
54 j番目の Qi(ti+jΔt) をpickUP、これを実行させる
55 jのインクリメント[j値をひとつ増やす]
6 第二ユーザに伝達したい情報が閲覧されたことを検知するステップ
61 情報閲覧検知手段
7 ひとつの"他のモダリティ"による物理情報出力を[停止せず]継続出力するステップ
8 5で計測開始した出力持続時間の81のプリセット持続時間越え判定ステップ
81 あらかじめ登録されたプリセット持続時間のDataを格納した記憶ブロック
91 昇格または降格するユーザをセットするステップ
92 当該ユーザの属性を変更するステップ

A 本発明システムのモダリティ変更の実行開始ポイント
B 本発明システムのモダリティ変更の実行終了ポイント
A1なだらかに行うモダリティ変更の場合の実行開始ポイント
B1なだらかに行うモダリティ変更の場合の実行終了ポイント
C 本発明システムのプログラム全体の実行を終了する方向に向かうポイント
S1 副コミュニケータに該コミュニケータの動作への割り込みを許容させるステップ
S2 モダリティ選定手段に割り込みをかけて設定モダリティを変更するステップ
S3 モダリティ選定手段に割り込みをかけて設定モダリティを変更するステップ
S4 物理情報出力手段に変更したモダリティで物理情報を出力させるステップ

L 光のサブモダリティ
S 音[声]のサブモダリティ
V 振動のサブモダリティ
m1,m2,m3・・・ 大きさモダリティの選定状態
s1,s2,s3・・・スペクトルモダリティの選定状態
f1,f2,f3・・・周波数モダリティの選定状態
x1,x2,x3・・・その他の光のサブモダリティの選定状態
y1,y2,y3・・・その他の音[声]のサブモダリティの選定状態
z1,z2,z3・・・その他の振動のサブモダリティの選定状態

T ひとつの"他のモダリティ"による物理情報の出力持続時間、[t(i+1)-t(i)で表される]
t1,t2,t3・・ti・・ 第i回目のモダリティ変更手段の実行操作[Opi]の時刻
Op1,Op2,Op3・・Opi・・ 第i回目のモダリティ変更手段の実行操作(Operation)
Δt なだらかに行うモダリティ変更の場合の変更操作実行時間間隔

Q もとのモダリティを"他のモダリティ"に変更させるためデータテーブル
Q1 t1の操作[Op1]でコンピュータが参照する"他のモダリティ"のデータテーブル
Q2 t2の操作[Op2]でコンピュータが参照する"他のモダリティ"のデータテーブル
Q3 t3の操作[Op3]でコンピュータが参照する"他のモダリティ"のデータテーブル
Q4 t4の操作[Op4]でコンピュータが参照する"他のモダリティ"のデータテーブル

U1:1st User(s)第1ユーザ
U2:2nd User(s)第2ユーザ
CoM:MainCommunicator 主コミュニケータ
CoS:SubCommunicator 副コミュニケータ
N 通信手段 Networks including Internet,4-5G WirelessNetworks
SS:マスターシステム SystemUpperside in N
WiM: ワイヤレス回線の本局
WiS: ワイヤレス回線の基地局

M1:いわゆるモダリティ[光・音声・機械振動]
M2:M1に属する複数のサブモダリティ
M3:M2の選定状態

Cr クレードル Cradle[BatteryChargerOfCoS]
Sb Crに着脱自在で軽量のIoT光る看板
Sp Crに着脱自在で軽量のIoTペンライト
Lgt-C Crに配設した光源[Light]
Spk-C Crに配設した音源[Speaker]
Vib-C Crに配設した機械振動源[Vibrator]
Lgt-S SbまたはSpに配設した光源
Spk-S SbまたはSpに配設した音源
Vib-S SbまたはSpに配設した機械振動源

Claims (5)

  1. ひとり以上の第一ユーザと、ひとり以上の第二ユーザとが、通信手段を介して情報伝達するシステムであり、
    第一ユーザが、主コミュニケータを操作するもので、
    第二ユーザが、主コミュニケータを操作するとともに、副コミュニケータも操作するものであって、
    第二ユーザが操作する副コミュニケータは、複数のモダリティに対応したひとつ以上の物理情報出力手段、複数のモダリティから少なくともひとつを出力として選択するモダリティ選択手段を具備し、第二ユーザが前記選択手段で出力として選択したモダリティに対応した前記物理情報出力手段で物理情報が出力されるものであって、
    第一ユーザが操作する主コミュニケータが、
    前記モダリティ選択手段で選択されたモダリティを検知して該モダリティを強制変更するモダリティ変更手段を具備し、該モダリティ変更手段の操作が複数回実行され、第二ユーザが選択したモダリティが複数の他のモダリティに変更され、該変更されたモダリティに対応した前記物理情報出力手段で複数の他のモダリティの物理情報が出力される、システム。
  2. 第一ユーザが操作する主コミュニケータが、
    ひとりの第二ユーザを第一ユーザに昇格変更する、または、ひとりの第一ユーザを第二ユーザに降格変更する、ユーザ格の変更手段を兼備した、
    請求項1に記載されたシステム。
  3. 第二ユーザが操作する主/副コミュニケータは以下[1][2]の態様のいずれかであり、主コミュニケータと副コミュニケータが同一の物理情報出力手段、同一のモダリティ選択手段を共有するものである、請求項1または請求項2に記載されたシステムであって、
    [1][2]はそれぞれ、
    [1] 主/副コミュニケータが一体化していて、主/副コミュニケータには、前記通信手段の2つの経路と結びつける2つの固有の情報が付与された情報媒体が搭載されており、2つの経路で情報伝達ができる態様、
    [2] 主/副コミュニケータが一体化していて、主/副コミュニケータには、前記通信手段の2つの経路に接続できる2つの登録アカウントが登録されていて、2つの経路で情報伝達ができる態様であるシステム
  4. 前記の、複数のモダリティのひとつが、該モダリティに属する複数のサブモダリティからなり、前記モダリティ選択手段の選択が、ひとつのモダリティに属する複数のサブモダリティからひとつを選ぶことが前記の選択に含まれるとに、前記モダリティ選択手段の選択が、複数のサブモダリティの選定状態のなかからひとつを選ぶことも前記の選択に含まれるものであり、前記モダリティ変更手段の変更が、ひとつのモダリティに属する複数のサブモダリティ間の変更、および、前記モダリティ変更手段の変更が、ひとつのサブモダリティ選定状態から他の選定状態への変更することも前記の変更に含まれるものであり、かつまた、前記モダリティ変更手段の変更が、第二ユーザがモダリティを選択していないときに複数のモダリティのひとつを選択することも前記の変更に含まれるものである、
    請求項1から請求項のいずれかに記載されたシステム。
  5. ひとり以上の第一ユーザと、ひとり以上の第二ユーザとが、通信手段を介して情報伝達するシステムのためのプログラムであり、
    前記情報伝達システムは、
    第一ユーザが、主コミュニケータを操作し、
    第二ユーザが、主コミュニケータを操作するとともに、副コミュニケータも操作していて、
    第二ユーザが操作する副コミュニケータは、複数のモダリティに対応したひとつ以上の物理情報出力手段、複数のモダリティから少なくともひとつを出力として選択するモダリティ選択手段を具備し、第二ユーザが前記選択手段で出力として選択したモダリティに対応した前記物理情報出力手段で物理情報が出力されるよう構成され、
    第一ユーザが操作する主コミュニケータが、
    前記モダリティ選択手段で選択されたモダリティを検知して該モダリティを強制変更するモダリティ変更手段を具備し、該モダリティ変更手段の操作が複数回実行され、第二ユーザが選択したモダリティが複数の他のモダリティに変更され、該変更されたモダリティに対応した前記物理情報出力手段で複数の他のモダリティの物理情報が出力されるよう構成されたシステムであって、
    該システムにおいて、
    第一ユーザが操作する主コミュニケータのコンピュータに、以下の[1][2][3][4]のステップを実行させ、
    第一ユーザが操作する主コミュニケータのコンピュータを、前記モダリティ変更手段として機能させるプログラムであり、
    [1][2][3][4]はそれぞれ、
    [1] 副コミュニケータにその動作へ割り込みを許容させるステップ、
    [2] 前記モダリティ選択手段のモダリティ設定を検知するステップ、
    [3] 該モダリティ選択手段に割り込みをかけて設定モダリティを変更するステップ、
    [4] 前記物理情報出力手段に変更したモダリティで物理情報を出力させるステップであるプログラム
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