JP2016206785A

JP2016206785A - 電子機器

Info

Publication number: JP2016206785A
Application number: JP2015085088A
Authority: JP
Inventors: 陽介岡; Yosuke Oka
Original assignee: Kyocera Document Solutions Inc
Current assignee: Kyocera Document Solutions Inc
Priority date: 2015-04-17
Filing date: 2015-04-17
Publication date: 2016-12-08
Anticipated expiration: 2035-04-17
Also published as: US20160309047A1; JP6308397B2

Abstract

【課題】追加されたアプリケーションの画面上の特定の表示に対して入力デバイスに入力された操作に応じてソフトウェアキーボードを表示デバイスに表示させる場合に、特定の表示に応じた文字列をソフトウェアキーボード上に表示することができる電子機器を提供する。
【解決手段】ＭＦＰは、ＨＴＭＬ文書に基づいたアプリケーション画面を表示部に表示するウェブブラウザー１８ｃと、アプリケーション画面にテキストボックスを含めるタグにおいて、ソフトウェアキーボード上に表示される文字列に対応する文字列対応情報をテキストボックスに関連付けたＨＴＭＬ文書を備えるアプリケーションと、テキストボックスに対して操作部に入力された操作に応じてソフトウェアキーボードを表示部に表示させる場合に、テキストボックスに関連付けられた文字列対応情報に対応する文字列をソフトウェアキーボード上に表示させる（Ｓ１２８）パネル制御部１８ａとを備える。
【選択図】図９

Description

本発明は、表示デバイスにおける特定の表示に対して入力デバイスに入力された操作に応じてソフトウェアキーボードを表示デバイスに表示させる電子機器に関する。

従来、表示デバイスに表示されているテキストボックスに対して入力デバイスに入力された操作に応じてソフトウェアキーボードを表示デバイスに表示させる電子機器が知られている（例えば、特許文献１参照。）。この電子機器は、ソフトウェアキーボードを表示デバイスに表示させる基になったテキストボックスに関連付けられた文字列を例えばソフトウェアキーボードのタイトルに表示する。

特開２０１４−２２００１２号公報

しかしながら、従来の電子機器においては、アプリケーションが追加された場合に、追加されたアプリケーションの画面上のテキストボックスに対して入力デバイスに入力された操作に応じてソフトウェアキーボードを表示デバイスに表示させるときに、テキストボックスに応じた文字列をソフトウェアキーボード上に表示することができないという問題がある。

そこで、本発明は、追加されたアプリケーションの画面上の特定の表示に対して入力デバイスに入力された操作に応じてソフトウェアキーボードを表示デバイスに表示させる場合に、特定の表示に応じた文字列をソフトウェアキーボード上に表示することができる電子機器を提供することを目的とする。

本発明の電子機器は、操作が入力される入力デバイスと、情報を表示する表示デバイスと、前記表示デバイスにおける特定の表示に対して前記入力デバイスに入力された操作に応じてソフトウェアキーボードを前記表示デバイスに表示させるキーボード表示手段と、マークアップ言語によって記述されたマークアップ文書に基づいた画面を前記表示デバイスに表示するウェブブラウザーと、前記特定の表示を前記画面に含めるマークアップ命令において、前記ソフトウェアキーボード上に表示される文字列に対応する文字列対応情報を前記特定の表示に関連付けた前記マークアップ文書を備えるアプリケーションとを備え、前記キーボード表示手段は、前記特定の表示に対して前記入力デバイスに入力された操作に応じて前記ソフトウェアキーボードを前記表示デバイスに表示させる場合に、前記特定の表示に関連付けられた前記文字列対応情報に対応する前記文字列を前記ソフトウェアキーボード上に表示させることを特徴とする。

この構成により、本発明の電子機器は、特定の表示を画面に含めるマークアップ命令において特定の表示に文字列対応情報を関連付けたマークアップ文書をアプリケーションが備え、特定の表示に対して入力デバイスに入力された操作に応じてソフトウェアキーボードを表示デバイスに表示させる場合に、特定の表示に関連付けられた文字列対応情報に対応する文字列をソフトウェアキーボード上に表示させるので、追加されたアプリケーションの画面上の特定の表示に対して入力デバイスに入力された操作に応じてソフトウェアキーボードを表示デバイスに表示させる場合に、特定の表示に応じた文字列をソフトウェアキーボード上に表示することができる。

また、本発明の電子機器は、前記文字列対応情報と、前記文字列との対応関係を管理する対応関係管理手段を備え、前記アプリケーションは、前記対応関係を前記対応関係管理手段に管理させ、前記文字列対応情報は、前記特定の表示に対する属性を示す属性情報の少なくとも一部であり、前記キーボード表示手段は、前記特定の表示に関連付けられた前記文字列対応情報に対応する前記文字列として、前記文字列対応情報に前記対応関係管理手段によって対応付けられた前記文字列を前記ソフトウェアキーボード上に表示させても良い。

この構成により、本発明の電子機器は、マークアップ文書に文字列自体を含める構成と比較して、ウェブブラウザーのうちマークアップ言語の解釈の機能を変更する必要がないので、導入を容易化することができる。

また、本発明の電子機器において、前記対応関係は、前記アプリケーションと、前記文字列対応情報と、前記文字列との対応の関係を示し、前記キーボード表示手段は、前記特定の表示を前記ウェブブラウザーによって前記表示デバイスに表示させる前記マークアップ文書を備えた前記アプリケーションと、前記特定の表示に関連付けられた前記文字列対応情報とに、前記対応関係管理手段によって対応付けられた前記文字列を前記ソフトウェアキーボード上に表示させても良い。

この構成により、本発明の電子機器は、ソフトウェアキーボード上に表示される文字列を、文字列対応情報だけではなく、アプリケーションにも対応付けているので、ソフトウェアキーボード上に表示される文字列をアプリケーションに応じた内容にすることができる。

また、本発明の電子機器において、前記キーボード表示手段は、複数種類の前記文字列を前記ソフトウェアキーボード上のそれぞれ異なる箇所に表示させ、前記文字列対応情報は、前記箇所毎に前記属性情報内の位置が異なっても良い。

この構成により、本発明の電子機器は、ソフトウェアキーボード上の複数の箇所にそれぞれ異なる文字列を表示することができる。

本発明の電子機器は、追加されたアプリケーションの画面上の特定の表示に対して入力デバイスに入力された操作に応じてソフトウェアキーボードを表示デバイスに表示させる場合に、特定の表示に応じた文字列をソフトウェアキーボード上に表示することができる。

本発明の一実施の形態に係るＭＦＰのブロック図である。図１に示す表示部に表示されるソフトウェアキーボードの一例を示す図である。図１に示すタイトルテーブルの一例を示す図である。図１に示すメッセージテーブルの一例を示す図である。図１に示す表示部に表示される通常画面の一例を示す図である。アプリケーションがアプリケーション制御部にソフトウェアキーボードのタイトルおよびメッセージを設定する場合の図１に示すＭＦＰの動作のシーケンス図である。図１に示す表示部に表示されるアプリケーション画面の一例を示す図である。図７に示すテキストボックスを規定するタグの一例を示す図である。アプリケーション画面からソフトウェアキーボードを開く場合の図１に示すＭＦＰの動作のシーケンス図である。図１に示す表示部に表示されるソフトウェアキーボードの図２とは異なる一例を示す図である。図７に示すテキストボックスを規定するタグの図８とは異なる一例を示す図である。

以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。

まず、本実施の形態に係る電子機器としてのＭＦＰ（ＭｕｌｔｉｆｕｎｃｔｉｏｎＰｅｒｉｐｈｅｒａｌ）の構成について説明する。

図１は、本実施の形態に係るＭＦＰ１０のブロック図である。

図１に示すように、ＭＦＰ１０は、種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部１１と、種々の情報を表示するＬＣＤ（ＬｉｑｕｉｄＣｒｙｓｔａｌＤｉｓｐｌａｙ）などの表示デバイスである表示部１２と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー１３と、用紙などの記録媒体に印刷を実行する印刷デバイスであるプリンター１４と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部１５と、ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）、インターネットなどのネットワーク経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部１６と、各種の情報を記憶するＥＥＰＲＯＭ（ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙＥｒａｓａｂｌｅＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＲｅａｄＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ、登録商標）、ＨＤＤ（ＨａｒｄＤｉｓｋＤｒｉｖｅ）などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部１７と、ＭＦＰ１０全体を制御する制御部１８とを備えている。

操作部１１の一部は、表示部１２とともにタッチパネルを構成しても良い。

表示部１２には、図２に示すようなソフトウェアキーボード２０が表示されることが可能である。

図２は、表示部１２に表示されるソフトウェアキーボード２０の一例を示す図である。

図２に示すように、ソフトウェアキーボード２０は、ソフトウェアキーボード２０のタイトルが表示されるタイトル領域２１と、利用者に対するメッセージが表示されるメッセージ領域２２と、多数のキーが配置されているキーボード領域２３と、キーボード領域２３のキーによって入力された文字列が表示される文字列表示領域２４と、文字列表示領域２４に入力可能な文字列の文字数の上限を表示する上限表示領域２５と、文字列表示領域２４に入力された文字列の文字数を表示する文字数表示領域２６と、ソフトウェアキーボード２０による文字列の入力を中止するキャンセルボタン２７と、ソフトウェアキーボード２０による文字列の入力を確定するＯＫボタン２８とを含んでいる。

図１に示すように、記憶部１７は、多数のアプリケーション１７ａを記憶することができる。アプリケーション１７ａは、ＭＦＰ１０の製造段階でＭＦＰ１０にインストールされていても良いし、ＳＤカード、ＵＳＢ（ＵｎｉｖｅｒｓａｌＳｅｒｉａｌＢｕｓ）メモリーなどの外部記憶媒体からＭＦＰ１０に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からＭＦＰ１０に追加でインストールされても良い。

記憶部１７は、ソフトウェアキーボード２０のタイトル領域２１に表示されるタイトルを管理するためのタイトルテーブル１７ｂと、ソフトウェアキーボード２０のメッセージ領域２２に表示されるメッセージを管理するためのメッセージテーブル１７ｃとを記憶することができる。

図３は、タイトルテーブル１７ｂの一例を示す図である。

図３に示すように、タイトルテーブル１７ｂは、数値と、タイトルとの組み合わせをアプリケーション１７ａ（図１参照。）毎に記憶している。

図４は、メッセージテーブル１７ｃの一例を示す図である。

図４に示すように、メッセージテーブル１７ｃは、数値と、メッセージとの組み合わせをアプリケーション１７ａ（図１参照。）毎に記憶している。

図１に示す制御部１８は、例えば、ＣＰＵ（ＣｅｎｔｒａｌＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているＲＯＭ（ＲｅａｄＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ）と、ＣＰＵの作業領域として用いられるＲＡＭ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ）とを備えている。ＣＰＵは、ＲＯＭまたは記憶部１７に記憶されているプログラムを実行する。

制御部１８は、ＲＯＭまたは記憶部１７に記憶されているプログラムを実行することによって、表示部１２における表示を制御するためのパネル制御部１８ａ、アプリケーション１７ａを制御するためのアプリケーション制御部１８ｂ、および、マークアップ言語によって記述されたマークアップ文書に基づいた画面を表示部１２に表示するウェブブラウザー１８ｃとして機能する。

以下、マークアップ言語の例として、ＨＴＭＬ（ＨｙｐｅｒＴｅｘｔＭａｒｋｕｐＬａｎｇｕａｇｅ）について記載するが、ＸＭＬ（ＥｘｔｅｎｓｉｂｌｅＭａｒｋｕｐＬａｎｇｕａｇｅ）など、ＨＴＭＬ以外のマークアップ言語であっても良い。

パネル制御部１８ａは、表示部１２における特定の表示としてのテキストボックスに対して操作部１１に入力された操作に応じてソフトウェアキーボード２０を表示部１２に表示させるようになっており、キーボード表示手段を構成している。

アプリケーション制御部１８ｂは、アプリケーション１７ａが実行されるプラットフォームの一部を構成している。アプリケーション制御部１８ｂは、タイトルテーブル１７ｂおよびメッセージテーブル１７ｃを管理するようになっており、対応関係管理手段を構成している。

なお、タイトルテーブル１７ｂおよびメッセージテーブル１７ｃは、記憶部１７にではなく、制御部１８のＲＡＭに記憶されるようになっていても良い。

次に、ＭＦＰ１０の動作について説明する。

まず、アプリケーション１７ａとは関係ない通常画面３０（図５参照。）からソフトウェアキーボード２０を開く場合のＭＦＰ１０の動作について説明する。

図５は、表示部１２に表示される通常画面３０の一例を示す図である。

図５に示す通常画面３０は、ＭＦＰ１０にログインする利用者の名前を入力することを促すメッセージ３１と、ＭＦＰ１０にログインする利用者の名前を入力するためのテキストボックス３２と、テキストボックス３２に入力される項目の名称、すなわち、テキストボックス３２の入力項目名を表示するテキスト３３と、テキストボックス３２に入力された文字列を確定するためのＯＫボタン３４とが含まれている。

パネル制御部１８ａは、操作部１１を介してテキストボックス３２が選択されると、図２に示すソフトウェアキーボード２０を表示部１２に表示し、ソフトウェアキーボード２０によるテキストボックス３２への入力を受け付ける。ここで、パネル制御部１８ａは、通常画面３０のテキスト３３と同一の文字列をソフトウェアキーボード２０のタイトル領域２１に表示する。また、パネル制御部１８ａは、定型の文字列をソフトウェアキーボード２０のメッセージ領域２２に表示する。

次に、アプリケーション１７ａの実行中のＭＦＰ１０の動作について説明する。

まず、アプリケーション１７ａがアプリケーション制御部１８ｂにソフトウェアキーボード２０のタイトルおよびメッセージを設定する場合のＭＦＰ１０の動作について説明する。

図６は、アプリケーション１７ａがアプリケーション制御部１８ｂにソフトウェアキーボード２０のタイトルおよびメッセージを設定する場合のＭＦＰ１０の動作のシーケンス図である。

図６に示すように、アプリケーション１７ａは、数値と、タイトルとの組み合わせをアプリケーション制御部１８ｂに渡す（Ｓ１０１）。したがって、アプリケーション制御部１８ｂは、アプリケーション１７ａの識別情報と、数値と、タイトルとの組み合わせをタイトルテーブル１７ｂに記憶させる（Ｓ１０２）。

次いで、アプリケーション１７ａは、数値と、メッセージとの組み合わせをアプリケーション制御部１８ｂに設定する（Ｓ１０３）。したがって、アプリケーション制御部１８ｂは、アプリケーション１７ａの識別情報と、数値と、メッセージとの組み合わせをメッセージテーブル１７ｃに記憶させて（Ｓ１０４）、図６に示す動作を終了する。

アプリケーション１７ａは、アプリケーション１７ａ自身の画面、すなわち、アプリケーション画面からソフトウェアキーボード２０が開かれる前に図６に示す動作を実行すれば良い。例えば、アプリケーション１７ａは、起動された直後に図６に示す動作を実行しても良い。

なお、アプリケーション制御部１８ｂは、アプリケーション１７ａが終了した場合に、終了したアプリケーション１７ａに関するデータをタイトルテーブル１７ｂおよびメッセージテーブル１７ｃから削除しても良い。

次に、アプリケーション画面４０（図７参照。）からソフトウェアキーボード２０を開く場合のＭＦＰ１０の動作について説明する。

図７は、表示部１２に表示されるアプリケーション画面４０の一例を示す図である。

図７に示すアプリケーション画面４０は、メッセージ４１と、テキストボックス４２と、テキストボックス４２への文字列の入力を中止するためのキャンセルボタン４３と、テキストボックス４２に入力された文字列を確定するためのＯＫボタン４４とが含まれている。

ここで、アプリケーション１７ａ（図１参照。）は、テキストボックス４２をアプリケーション画面４０に含めるマークアップ命令、すなわち、図８に示すタグを含むＨＴＭＬ文書を備えている。したがって、ウェブブラウザー１８ｃは、アプリケーション１７ａが備えているＨＴＭＬ文書に基づいて、テキストボックス４２を含んだアプリケーション画面４０を表示部１２に表示することができる。

図８に示すタグには、テキストボックス４２に対する属性を示す属性情報としての「kdcattr」という独自の情報が関連付けられている。「kdcattr」には、例えば３２ｂｉｔの値が設定されることが可能である。例えば、「kdcattr」の３２ｂｉｔの最初の１ｂｉｔ目から５ｂｉｔ目までの５ｂｉｔ分には、ソフトウェアキーボード２０のタイトル領域２１に表示されるタイトルに対応付けられている文字列対応情報としての数値が設定される。「kdcattr」の３２ｂｉｔの最初から６ｂｉｔ目から１０ｂｉｔ目までの５ｂｉｔ分には、ソフトウェアキーボード２０のメッセージ領域２２に表示されるメッセージに対応付けられている文字列対応情報としての数値が設定される。「kdcattr」の３２ｂｉｔの最初から１１ｂｉｔ目の１ｂｉｔ分には、ソフトウェアキーボード２０によるテキストボックス４２への入力文字禁則を指定するための値が設定される。

図７に示すアプリケーション画面４０には、テキストボックス４２の１つしかテキストボックスが含まれていないが、複数のテキストボックスが含まれていても良い。そして、複数のテキストボックスのそれぞれの「kdcattr」に設定されている値は、互いに文字列対応情報が異なっていても良い。

図９は、アプリケーション画面４０からソフトウェアキーボード２０を開く場合のＭＦＰ１０の動作のシーケンス図である。

図９に示すように、操作部１１を介してアプリケーション画面４０のテキストボックス４２が選択されると、ウェブブラウザー１８ｃは、テキストボックス４２を記述しているタグの「kdcattr」に設定されている値をパネル制御部１８ａに渡す（Ｓ１２１）。

そして、パネル制御部１８ａは、ソフトウェアキーボード２０のタイトル領域２１に表示されるタイトルに対応付けられている数値を、Ｓ１２１において取得した値から抽出し（Ｓ１２２）、アプリケーション画面４０を表示しているアプリケーション１７ａの識別情報と、Ｓ１２２において抽出した数値との組み合わせをアプリケーション制御部１８ｂに渡すことによって、アプリケーション制御部１８ｂにタイトルを要求する（Ｓ１２３）。したがって、アプリケーション制御部１８ｂは、Ｓ１２３においてパネル制御部１８ａから渡されたアプリケーション１７ａの識別情報と、数値との組み合わせに、タイトルテーブル１７ｂにおいて対応付けられているタイトルをパネル制御部１８ａに返す（Ｓ１２４）。

また、パネル制御部１８ａは、ソフトウェアキーボード２０のメッセージ領域２２に表示されるメッセージに対応付けられている数値を、Ｓ１２１において取得した値から抽出し（Ｓ１２５）、アプリケーション画面４０を表示しているアプリケーション１７ａの識別情報と、Ｓ１２５において抽出した数値との組み合わせをアプリケーション制御部１８ｂに渡すことによって、アプリケーション制御部１８ｂにメッセージを要求する（Ｓ１２６）。したがって、アプリケーション制御部１８ｂは、Ｓ１２６においてパネル制御部１８ａから渡されたアプリケーション１７ａの識別情報と、数値との組み合わせに、メッセージテーブル１７ｃにおいて対応付けられているメッセージをパネル制御部１８ａに返す（Ｓ１２７）。

最後に、パネル制御部１８ａは、ソフトウェアキーボード２０を表示部１２に表示させる（Ｓ１２８）。ここで、パネル制御部１８ａは、Ｓ１２４において取得したタイトルをソフトウェアキーボード２０のタイトル領域２１に表示させる。また、パネル制御部１８ａは、Ｓ１２７において取得したメッセージをソフトウェアキーボード２０のメッセージ領域２２に表示させる。また、パネル制御部１８ａは、ソフトウェアキーボード２０によるテキストボックス４２への入力文字禁則を指定するための値を、Ｓ１２１において取得した値から取得し、取得した値に応じた入力文字禁則をソフトウェアキーボード２０に適用する。

例えば、アプリケーション制御部１８ｂが図３に示すタイトルテーブル１７ｂおよび図４に示すメッセージテーブル１７ｃを管理していて、アプリケーション画面４０を表示しているアプリケーション１７ａの識別情報が「Appli_01」であって、アプリケーション画面４０のテキストボックス４２を記述しているタグの「kdcattr」に設定されている値のうちタイトル、メッセージに対応付けられている数値がそれぞれ「２」、「１」である場合、操作部１１を介してテキストボックス４２が選択されると、ＭＦＰ１０は、図１０に示すようにタイトル領域２１、メッセージ領域２２にそれぞれ「XYZ」、「abc」が設定されているソフトウェアキーボード２０を表示部１２に表示する。

以上に説明したように、ＭＦＰ１０は、テキストボックス４２をアプリケーション画面４０に含めるタグにおいてテキストボックス４２に文字列対応情報を関連付けたＨＴＭＬ文書をアプリケーション１７ａが備え、テキストボックス４２に対して操作部１１に入力された操作に応じてソフトウェアキーボード２０を表示部１２に表示させる場合に、テキストボックス４２に関連付けられた文字列対応情報に対応する文字列をソフトウェアキーボード２０上に表示させるので、追加されたアプリケーション１７ａのアプリケーション画面４０上のテキストボックス４２に対して操作部１１に入力された操作に応じてソフトウェアキーボード２０を表示部１２に表示させる場合に、テキストボックス４２に応じた文字列をソフトウェアキーボード２０上に表示することができる。

ＭＦＰ１０は、ソフトウェアキーボード２０のタイトルおよびメッセージをアプリケーション１７ａ側で自由に制御することができるので、利便性を向上することができる。

ＭＦＰ１０は、ソフトウェアキーボード２０上に表示される文字列を、文字列対応情報だけではなく、アプリケーション１７ａにも対応付けているので、ソフトウェアキーボード２０上に表示される文字列をアプリケーション１７ａに応じた内容にすることができる。

なお、ＭＦＰ１０は、ソフトウェアキーボード２０上に表示される文字列を、文字列対応情報だけに対応付けている構成であっても良い。

ＭＦＰ１０は、複数種類の文字列、すなわち、タイトルと、メッセージとをソフトウェアキーボード２０上のそれぞれ異なる箇所、すなわち、タイトル領域２１と、メッセージ領域２２とに表示させ、それぞれの箇所に対応している文字列対応情報の「kdcattr」内における位置が異なっているので、ソフトウェアキーボード２０上の複数の箇所にそれぞれ異なる文字列を表示することができる。

なお、ＭＦＰ１０は、ソフトウェアキーボード２０上の３つ以上の箇所の文字列をアプリケーション１７ａ側で指定する構成であっても良いし、ソフトウェアキーボード２０上の１つの箇所の文字列のみをアプリケーション１７ａ側で指定する構成であっても良い。

ＭＦＰ１０は、テキストボックス４２に関連付けられた文字列対応情報にアプリケーション制御部１８ｂによって対応付けられた文字列をソフトウェアキーボード２０上に表示させるので、ＨＴＭＬ文書に文字列自体を含める構成と比較して、ウェブブラウザー１８ｃのうちＨＴＭＬの解釈の機能を変更する必要がない。したがって、ＭＦＰ１０は、導入を容易化することができる。

なお、ＭＦＰ１０は、図１１に示すように、ＨＴＭＬ文書に文字列自体を含める構成であっても良い。図１１は、アプリケーション画面４０を記述するＨＴＭＬ文書のうち、テキストボックス４２を規定するタグの一例を示す図である。図１１に示すタグにおいては、「kdcattr」には、ソフトウェアキーボード２０によるテキストボックス４２への入力文字禁則を指定するための値のみが設定されている。ソフトウェアキーボード２０のタイトル領域２１に表示されるタイトルについては、「keyboardtitle」という属性の値として文字列自体が含まれている。また、ソフトウェアキーボード２０のメッセージ領域２２に表示されるメッセージについては、「keyboardmessage」という属性の値として文字列自体が含まれている。図１１に示すタグは、図８に示すタグと比較して、アプリケーション１７ａの開発者にとって、アプリケーション１７ａのアプリケーション画面４０から開かれるソフトウェアキーボード２０のタイトルの文字列自体がタグに含まれるので、ソフトウェアキーボード２０のタイトルの文字列の指定が容易である。

本発明の電子機器は、本実施の形態においてＭＦＰであるが、プリンター専用機、コピー専用機、スキャナー専用機など、ＭＦＰ以外の画像形成装置であっても良いし、ＰＣ（ＰｅｒｓｏｎａｌＣｏｍｐｕｔｅｒ）など、画像形成装置以外の電子機器であっても良い。

１０ＭＦＰ（電子機器）
１１操作部（入力デバイス）
１２表示部（表示デバイス）
１７ａアプリケーション
１７ｂタイトルテーブル（対応関係）
１７ｃメッセージテーブル（対応関係）
１８ａパネル制御部（キーボード表示手段）
１８ｂアプリケーション制御部（対応関係管理手段）
１８ｃウェブブラウザー
２０ソフトウェアキーボード
２１タイトル領域（箇所）
２２メッセージ領域（箇所）
４０アプリケーション画面（画面）
４２テキストボックス（特定の表示）

Claims

操作が入力される入力デバイスと、
情報を表示する表示デバイスと、
前記表示デバイスにおける特定の表示に対して前記入力デバイスに入力された操作に応じてソフトウェアキーボードを前記表示デバイスに表示させるキーボード表示手段と、
マークアップ言語によって記述されたマークアップ文書に基づいた画面を前記表示デバイスに表示するウェブブラウザーと、
前記特定の表示を前記画面に含めるマークアップ命令において、前記ソフトウェアキーボード上に表示される文字列に対応する文字列対応情報を前記特定の表示に関連付けた前記マークアップ文書を備えるアプリケーションとを備え、
前記キーボード表示手段は、前記特定の表示に対して前記入力デバイスに入力された操作に応じて前記ソフトウェアキーボードを前記表示デバイスに表示させる場合に、前記特定の表示に関連付けられた前記文字列対応情報に対応する前記文字列を前記ソフトウェアキーボード上に表示させることを特徴とする電子機器。
前記文字列対応情報と、前記文字列との対応関係を管理する対応関係管理手段を備え、
前記アプリケーションは、前記対応関係を前記対応関係管理手段に管理させ、
前記文字列対応情報は、前記特定の表示に対する属性を示す属性情報の少なくとも一部であり、
前記キーボード表示手段は、前記特定の表示に関連付けられた前記文字列対応情報に対応する前記文字列として、前記文字列対応情報に前記対応関係管理手段によって対応付けられた前記文字列を前記ソフトウェアキーボード上に表示させることを特徴とする請求項１に記載の電子機器。
前記対応関係は、前記アプリケーションと、前記文字列対応情報と、前記文字列との対応の関係を示し、
前記キーボード表示手段は、
前記特定の表示を前記ウェブブラウザーによって前記表示デバイスに表示させる前記マークアップ文書を備えた前記アプリケーションと、
前記特定の表示に関連付けられた前記文字列対応情報とに、
前記対応関係管理手段によって対応付けられた前記文字列を前記ソフトウェアキーボード上に表示させることを特徴とする請求項２に記載の電子機器。
前記キーボード表示手段は、複数種類の前記文字列を前記ソフトウェアキーボード上のそれぞれ異なる箇所に表示させ、
前記文字列対応情報は、前記箇所毎に前記属性情報内の位置が異なることを特徴とする請求項２または請求項３に記載の電子機器。