JP2016206683A - アイウエア - Google Patents

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一男 坪田
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Abstract

【課題】器体内部に保水部材を収容するので、器体内部に収容することができる液体の量が減少する。【解決手段】フレームと、フレームの内部に配され、液体を貯留する空洞が形成されている液体貯留部とを備え、液体貯留部は、空洞から、フレームが顔部に装着された場合に顔部に対向するフレームの内側の面まで、気体を透過させるが液体を透過させない気体透過部を有する。液体貯留部は、液体貯留部の外表面がフレームの外表面よりもフレームの内側になるように配される。【選択図】図1

Description

本発明は、アイウエアに関する。
花粉症対策用またはドライアイ対策用のメガネとして、器体内部に保水部材を収容した加湿部材をフレームに取り付けたメガネが知られている(例えば、特許文献1〜3を参照。)。
[特許文献]
特許文献1 特開2000−005215号公報
特許文献2 実用新案登録第3152412号公報
特許文献3 意匠登録第1069214号公報
しかし、器体内部の空間に保水部材が全体的に充填されているので、器体内部に収容することができる液体の量が減少する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、フレームと、フレームの内部に配され、液体を貯留する空洞が形成されている液体貯留部とを備え、液体貯留部は、空洞から、フレームが顔部に装着された場合に顔部に対向するフレームの内側の面まで、気体を透過させるが液体を透過させない気体透過部を有するアイウエアが提供される。
上記のアイウエアにおいて、液体貯留部は、液体貯留部の外表面がフレームの外表面よりもフレームの内側になるように配されてよい。上記のアイウエアにおいて、液体貯留部は、フレームが顔部に装着された場合に顔部に対向する液体貯留部の内側の面に、空洞から液体貯留部の内側の面まで貫通し、気体を透過させるが液体を透過させない通気孔が形成されてよい。
上記のアイウエアにおいて、液体貯留部は、フレームの智、テンプルまたはイヤーパッドに配されてよい。上記のアイウエアにおいて、液体貯留部の内側の面には通気孔が複数形成されてよい。上記のアイウエアにおいて、フレームが顔部に装着された状態において、通気孔の最下部と、フレームの智、テンプルまたはイヤーパッドのうち液体貯留部が配される部材の最下部との距離は、通気孔の最上部と、フレームの智、テンプルまたはイヤーパッドのうち液体貯留部が配される部材の最上部との距離よりも大きくてよい。上記のアイウエアにおいて、液体貯留部は、フレームに対して着脱可能に配されてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
メガネ100の一例を概略的に示す。 液体容器130の斜視図の一例を概略的に示す。 液体容器130の断面図の一例を概略的に示す。 メガネ400の一例を概略的に示す。 液体容器430の斜視図の一例を概略的に示す。 液体容器430の断面図の一例を概略的に示す。 メガネ700の一例を概略的に示す。 液体容器730の斜視図の一例を概略的に示す。 液体容器730の断面図の一例を概略的に示す。 液体容器1030の断面図の一例を概略的に示す。 液体容器1130の断面図の一例を概略的に示す。 メガネ1200の一例を概略的に示す。 メガネ1200の断面の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。以下、図面を参照して、実施形態について説明するが、図面の記載において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して重複する説明を省く場合がある。なお、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なる場合がある。また、説明の都合上、図面相互間においても互いの寸法の関係又は比率が異なる部分が含まれる場合がある。
図1は、メガネ100の一例を概略的に示す。メガネ100は、一対のレンズ110と、フレーム120と、液体容器130とを備える。メガネ100およびフレーム120は、アイウエアの一例であってよい。液体容器130は、液体貯留部の一例であってよい。本実施形態において、フレーム120の一部には開口140が形成されており、液体容器130は開口140に着脱可能に嵌め込まれる。
フレーム120は、ノーズパッド121と、リム122と、ヨロイ124と、蝶番125と、テンプル126と、イヤーパッド128とを有してよい。ノーズパッド121は、顔部に対してフレーム120を位置決めする。リム122は、レンズ110を保持する。リム122は、レンズ110の周囲から装着者方向に伸びるフード部材を有してよい。これにより、液体容器130から蒸発した気体の拡散を抑制することができる。ヨロイ124は、リム122の端部に配され、蝶番125を介してテンプル126と結合する。一対のテンプル126は、装着者の頭部を挟み込む。イヤーパッド128は、テンプル126の少なくとも一部を覆う。
液体容器130は、液体を貯留する。液体容器130の内部には、液体を貯留できる空洞132が形成されている。空洞132の内面は撥水処理が施されていてもよい。空洞132の内面は抗菌処理が施されていてもよい。
液体容器130は、フレーム120に対して着脱可能に配されてよい。液体容器130は、フレーム120のノーズパッド121、リム122、ヨロイ124、テンプル126およびイヤーパッド128の少なくとも1つの部材に配されてよい。
液体容器130は、少なくとも一部がフレーム120の内部に配されてよい。また、液体容器130は、液体容器130の外表面がフレーム120の外表面よりもフレーム120の内側になるように配されてもよい。例えば、フレーム120が顔部に装着された場合に上側になる面を上面とした場合に、液体容器130の上面がフレーム120の上面よりも下側に配され、液体容器130の底面がフレーム120の底面よりも上側に配される。これにより、液体容器130の破損を防止することができる。
本実施形態において、液体容器130は、液体容器130が配されたフレーム120が顔部に装着された場合に顔部に対向する側(フレーム120の内側と称する場合がある。)に配されることになる側面134と、側面134に対向して配される側面136とを有する。側面134および側面136は、フレーム120の側面に沿った形状を有してよい。側面134および側面136は、フレーム120の側面よりもフレーム120の内側に配されてもよい。
液体容器130の側面134には、空洞132から側面134まで貫通し、気体を透過させるが液体を透過させない通気孔138が形成されている。通気孔138は、空洞132に貯留されている液体が気化して発生する気体を、空洞132からフレーム120の内側の面まで透過させる。通気孔138は、空洞132からフレーム120の内側の面まで液体を透過させない。通気孔138は、空洞132からフレーム120の内側の面まで気体を透過させるが液体を透過させない気体透過部の一例であってよい。
これにより、通気孔138から液体が漏出することを抑制できる。例えば、通気孔138が、フェルト、紙、海綿、スポンジ、吸水性ポリマー、ハイドロゲルのような保水性または吸水性を有する材料で覆われていない場合であっても、通気孔138から液体が漏出することを抑制できる。また、液体容器の内部に全体的に保水性または吸水性を有する材料が充填されている場合と比較して、より多くの液体を貯留することができる。さらに、液体容器130の内部に、多量の保水性または吸水性を有する材料が充填されていない場合であっても、通気孔138から液体が漏出することを抑制できるので、メガネ100を衛生的に使用することもできる。
通気孔138の形状は、空洞132からフレーム120の内側の面まで水蒸気を透過させるが、純水または水道水を透過させないように決定されてよい。通気孔138の形状としては、通気孔138の断面形状、断面の大きさ、および、空洞132側の面からフレーム120の内側の面までの通気孔138の距離を例示することができる。通気孔138が水蒸気を透過させるか否かは、JIS Z0208で定められた透湿度試験方法(カップ法)またはJIS K7129で定められた透湿度試験方法(Lyssy法など)により、試験片を通過する水蒸気の量を測定することで決定してよい。試験片に通気孔138を設けた場合の水蒸気透過量が、試験片に通気孔138を設けなかった場合の水蒸気透過量よりも大きい場合に、通気孔138が水蒸気を透過させると判断してよい。
通気孔138が純水または水道水を透過させるか否かは、通気孔138の空洞132側の開口と、通気孔138のフレーム120の内側の面側の開口との間に、9.806Pa以下の圧力差を設けた状態で10分間静置した場合に、純水または水道水が通気孔138を透過するか否かにより判断してよい。純水または水道水が通気孔138を透過したか否かは、目視により液体の水の漏出を確認することにより決定してよい。好ましくは、上記の圧力差が9.806Paより大きく49.03Pa以下であることが好ましく、より好ましくは、上記の圧力差が49.03Paより大きく98.06Pa以下であることが好ましく、さらに好ましくは、上記の圧力差が98.06Paより大きく294.18Pa以下であることが好ましい。
通気孔138の断面形状が円形である場合、通気孔138の直径は0.1mm以上1.5mm以下、好ましくは0.3mm以上1.2mm以下、より好ましくは0.5mm以上1mm以下であってよい。通気孔138の断面形状が楕円形である場合、通気孔138の長径は0.1mm以上1.7mm以下、好ましくは0.5mm以上1.4mm以下、より好ましくは0.7mm以上1.2mm以下であってよい。空洞132側の面からフレーム120の内側の面までの通気孔138の距離は、0.1mm以上1.5mm以下、好ましくは0.3mm以上1.2mm以下、より好ましくは0.5mm以上1mm以下であってよい。
液体容器130の側面134には、複数の通気孔138が形成されていてよい。側面134のフレーム120の内側の面に設けられた複数の通気孔138の開口の面積を合計した値は、0.018cm以上、好ましくは0.027cm以上、さらに好ましくは0.044cm以上であってよい。これにより、空洞132に貯留された液体を十分に蒸散させることができる。複数の通気孔138の開口の面積を合計した値が0.018cmより小さい場合には、装着者の目の周辺の空気を迅速に加湿することが難しい。
複数の通気孔138の体積を合計した値は、空洞132の体積より小さくてよい。ここで、空洞132の内部に充填材が配される場合には、空洞132の内部で充填材が占めている部分の体積は、空洞132の体積に含まれない。充填材としては、フェルト、紙、海綿、スポンジ、吸水性ポリマー、ハイドロゲルなどの保水性または吸水性を有する材料を例示することができる。
フレーム120が顔部に装着された状態において、複数の通気孔138の最下部と、液体容器130が配されるフレーム120の部材の最下部との距離は、複数の通気孔138の最上部と、液体容器130が配されるフレーム120の部材の最上部との距離よりも大きくてよい。これにより、通気孔138の大きさを大きくした場合であっても、液体容器130が傾いた場合に液体が漏出することを抑制できる。
通気孔138は、液体容器130が配されたフレーム120が顔部に装着された場合に水面となる位置よりも上側の位置に配されてもよい。なお、通気孔138の大きさが十分小さい場合には、液体容器130が配されたフレーム120が顔部に装着された場合に水面となる位置よりも下側の位置に、通気孔138が配されてもよい。
以上の構成により、空洞132に貯留された液体が気化して発生した気体が、通気孔138を透過してフレーム120の内側に供給される。また、通気孔138は空洞132に貯留された液体を透過させないので、装着者の顔部に液体が飛散することを抑制できる。
本実施形態において、アイウエアが、メガネ100である場合について説明した。しかし、アイウエアはこれに限定されない。アイウエアは、目に関連する装具であればよく、メガネ、サングラス、ゴーグル、ヘッドマウントディスプレイなどの顔面装着具または頭部装着具であってよい。アイウエアは、顔面装着具または頭部装着具のフレームまたは当該フレームの一部であってもよい。
本実施形態において、液体貯留部が、フレーム120の開口140に着脱可能に配される液体容器130である場合について説明した。しかし、液体貯留部はこれに限定されない。液体貯留部は、フレーム120に形成された凹部に配されてもよい。液体貯留部は、内部に空洞が形成されたフレームの一部であってもよい。液体貯留部は、内部に空洞が形成されたノーズパッド、リム、ヨロイ、テンプルまたはイヤーパッドであってよい。
本実施形態において、気体透過部が、通気孔138である場合について説明した。しかし、気体透過部はこれに限定されない。気体透過部は、気体を透過させるが液体を透過させない有機高分子膜または無機多孔質膜を有してもよい。気体透過部は、水蒸気を透過させるが純水または水道水を透過させない有機高分子膜または無機多孔質膜を有してよい。気体透過部は、シリコーンゴムであってよい。
これにより、通気孔138から液体が漏出することを抑制できる。例えば、通気孔138が保水性または吸水性を有する材料で覆われていない場合であっても、通気孔138から液体が漏出することを抑制できる。この場合、より多くの液体を貯留することができる。メガネ100を衛生的に使用することもできる。
本実施形態において、空洞132の内部に保水性または吸水性を有する材料が配されない場合について説明した。しかし、メガネ100はこれに限定されない。フェルト、紙、海綿、スポンジ、吸水性ポリマー、ハイドロゲルなどの保水性または吸水性を有する材料が気体透過部の一部を構成してよい。空洞132の内部に、保水性または吸水性を有する材料が配されてよい。これにより、通気孔138の大きさが大きい場合であっても、空洞132から液体が漏出することを抑制できる。なお、この場合、保水性または吸水性を有する材料の上端は、空洞部に貯留される液体の液面よりも上方に配されることが好ましい。
保水性または吸水性を有する材料が空洞132の内部に配される場合には、空洞132の内部で保水性または吸水性を有する材料が占める体積は、空洞132の内部に保水性または吸水性を有する材料が配されない状態における空洞132の体積の半分より小さくてよい。これにより、空洞132により多くの液体を貯留することができる。
図2は、液体容器130の斜視図の一例を概略的に示す。図3は、液体容器130の断面図の一例を概略的に示す。図3は、図2において、液体容器130を側面134に垂直な面で切断した場合の断面を、図中、左側から見た場合の一例を概略的に示す。図2および図3は、液体容器130が配されたフレーム120が顔部に装着された場合に上方となる側が、図中、上側になるよう作図されている。図2および図3を用いて、液体容器130について説明する。
本実施形態において、液体容器130は、フレーム120のヨロイ124に形成された開口140に配される。液体容器130の側面134には、複数の通気孔138が形成されている。通気孔138は、側面134を貫通し、空洞132と液体容器130の外部とを連通する。複数の通気孔138の最下部と、ヨロイ124の最下部との距離は、複数の通気孔138の最上部と、ヨロイ124の最上部との距離より大きくてよい。液体容器130の上部には開口が形成されており、空洞132が外部に開放されている。側面136の形状は、ヨロイ124の形状に合わせて形成されてよい。側面136は、側面134と平行に配されていなくてもよい。
本実施形態において、液体容器130の上部には開口が形成されており、空洞132が外部に開放されている場合について説明した。しかし、液体容器130はこれに限定されない。液体容器130の上部に形成された開口を塞ぐ蓋部が設けられてもよい。蓋部の材質は、天然ゴム、合成ゴム、シリコーンゴムなどのエラストマーであってよい。この場合、蓋部が弾性を有するので、液体容器130がフレーム120の開口140に配置されたときに、開口140および液体容器130の間に配された蓋部が両者を押圧して、開口140から液体容器130が脱落することを抑制できる。
図4は、メガネ400の一例を概略的に示す。図5は、液体容器430の斜視図の一例を概略的に示す。図6は、液体容器430の断面図の一例を概略的に示す。図6は、図5において、側面134に垂直で、図中の上下方向に平行な面で、液体容器430を切断した場合の断面を、図中の左側から見た場合の一例を概略的に示す。図4、図5および図6は、液体容器430が配されたフレーム420が顔部に装着された場合に上方となる側が、図中、上側になるよう作図されている。
図4、図5および図6を用いて、メガネ400について説明する。メガネ400は、一対のレンズ110と、フレーム420と、液体容器430とを備える。メガネ400およびフレーム420は、アイウエアの一例であってよい。液体容器430は、液体貯留部の一例であってよい。なお、メガネ100の各部と同様の構成を有する部材には同一の符号を付して、説明を省略する場合がある。
フレーム420は、ノーズパッド121と、リム122と、ヨロイ424と、蝶番125と、テンプル126と、イヤーパッド128とを有してよい。フレーム420は、フレーム120と同様の構成を有してよく、フレーム120と同様の構成については説明を省略する場合がある。液体容器430の内部には、液体を貯留できる空洞432が形成されている。液体容器430は、フレーム420に着脱可能に配されてよい。液体容器430は、液体容器130と同様の構成を有してよく、液体容器130と同様の構成については説明を省略する場合がある。
メガネ400は、ヨロイ424および液体容器430の形状が異なる点で、メガネ100と相違する。ヨロイ424および液体容器430においては、液体容器430の側面136が、空洞432の外側に向けて凸に形成されている。これにより、液体容器130と比較して、より多くの液体を貯留することができる。
図7は、メガネ700の一例を概略的に示す。図8は、液体容器730の斜視図の一例を概略的に示す。図9は、液体容器730の断面図の一例を概略的に示す。図9は、図8において、側面134に垂直で、図中の上下方向に平行な面で、液体容器730を切断した場合の断面を、図中、左側から見た場合の一例を概略的に示す。図7、図8および図9は、液体容器730が配されたフレーム720が顔部に装着された場合に上方となる側が、図中、上側になるよう作図されている。
図7、図8および図9を用いて、メガネ700について説明する。メガネ700は、一対のレンズ110と、フレーム720と、液体容器730とを備える。メガネ700およびフレーム720は、アイウエアの一例であってよい。液体容器730は、液体貯留部の一例であってよい。なお、メガネ100の各部と同様の構成を有する部材には同一の符号を付して、説明を省略する場合がある。
フレーム720は、ノーズパッド121と、リム122と、ヨロイ724と、蝶番125と、テンプル726とを有してよい。フレーム720は、フレーム120と同様の構成を有してよく、フレーム120と同様の構成については説明を省略する場合がある。液体容器730の内部には、液体を貯留できる空洞732が形成されている。液体容器730は、フレーム720に着脱可能に配されてよい。液体容器730は、液体容器130と同様の構成を有してよく、液体容器130と同様の構成については説明を省略する場合がある。
メガネ700は、ヨロイ724および液体容器730の形状が異なる点で、メガネ100と相違する。ヨロイ724および液体容器730においては、液体容器730の側面136が、側面134に対して略平行に配されている。これにより、液体容器130と比較して、より多くの液体を貯留することができる。
図10は、液体容器1030の断面図の一例を概略的に示す。図10は、液体容器1030が配されたフレーム120が顔部に装着された場合に上方となる側が、図中、上側になるよう作図されている。液体容器1030は、フレーム120に着脱可能に配されてよい。液体容器1030は、液体容器130と同様の構成を有してよく、液体容器130と同様の構成については説明を省略する場合がある。液体容器1030は液体貯留部の一例であってよい。
液体容器1030の内部には、液体を貯留できる空洞1032が形成されている。液体容器1030は、液体容器1030が配されたフレーム120が顔部に装着された場合に、フレーム120の内側に配されることになる側面1034と、側面1034に対向して配される側面1036とを有する。
液体容器1030は、側面1034に開口1040を有する点で液体容器130と相違する。液体容器1030は、開口1040を塞ぐ蓋部1050を有する点で液体容器130と相違する。蓋部1050には、蓋部1050を貫通し、気体を透過させるが液体を透過させない通気孔1058が形成されている。蓋部1050および通気孔1058は気体透過部の一例であってよい。その他の点について、空洞1032、側面1034、側面1036および通気孔1058は、液体容器130の空洞132、側面134、側面136および通気孔138と同様の構成を有してよい。なお、液体容器130の各部と同様の構成については説明を省略する。
開口1040は、側面1034を貫通して、空洞1032と液体容器1030の外部とを連通する。これにより、開口1040から空洞1032に液体を流入させることができる。蓋部1050は、開口1040を塞ぐ。これにより、開口1040からの液体の漏出を抑制することができる。蓋部1050の材質は、天然ゴム、合成ゴム、シリコーンゴムなどのエラストマーであってよい。
なお、図10においては、説明を簡単にする目的で、蓋部1050と開口1040の壁面との間に隙間があるように作図されている。しかし、蓋部1050および開口1040の形状は任意に設計してよい。
本実施形態において、蓋部1050に通気孔1058が形成されている場合について説明した。しかし、蓋部1050はこれに限定されない。蓋部1050は、気体を透過させるが液体を透過させない有機高分子膜または無機多孔質膜を有してもよい。また、本実施形態において、蓋部1050がエラストマーである場合について説明した。しかし、蓋部1050はこれに限定されない。液体容器1030が配されたフレーム120が顔部に装着された場合に水面となる位置よりも上側の位置に、蓋部1050が配されるような場合には、蓋部1050は、フェルト、紙、海綿、スポンジ、吸水性ポリマー、ハイドロゲルなどの保水性または吸水性を有する材料であってもよい。
図11は、液体容器1130の断面図の一例を概略的に示す。図10は、液体容器1130が配されたフレーム120が顔部に装着された場合に上方となる側が、図中、上側になるよう作図されている。液体容器1130は、フレーム120に着脱可能に配されてよい。液体容器1030は、液体容器130と同様の構成を有してよく、液体容器130と同様の構成については説明を省略する場合がある。液体容器1130は液体貯留部の一例であってよい。
液体容器1130の内部には、液体を貯留できる空洞1132が形成されている。液体容器1130は、液体容器1130が配されたフレーム120が顔部に装着された場合に、フレーム120の内側に配されることになる側面1134と、側面1134に対向して配される側面1136とを有する。
液体容器1130は、側面1134に開口1140を有する。開口1140は、側面1134を貫通して、空洞1132と液体容器1130の外部とを連通する。液体容器1130は、開口1140を塞ぐ保水部1150を有する点で液体容器130および液体容器1030と相違する。液体容器1130の上部には開口が形成されており、当該開口を塞ぐ蓋部1160を有する点で、液体容器130および液体容器1030と相違する。その他の点について、空洞1132、側面1134および側面1136は、液体容器130の空洞132、側面134および側面136と同様の構成を有してよい。
保水部1150は、開口1140を塞ぐ。保水部1150は、フェルト、紙、海綿、スポンジ、吸水性ポリマー、ハイドロゲルなどの保水性または吸水性を有する材料を含んでよい。開口1140の大きさが大きく、開口1140単独では空洞1132から液体が漏出する場合であっても、保水部1150を設けることにより、空洞1132から液体が漏出することをある程度抑制できる。
保水部1150は、側面1134のフレーム120の内側の面とは反対側の面に配されてよい。これにより、保水部1150が装着者の顔部に接触することを抑制できる。保水部1150の上端は、空洞1132に貯留される液体の液面よりも上方に配されてよい。これにより、保水部1150の一部に気体を透過させる領域が形成される。また、開口1140からの液体の漏出を抑制することができる。
空洞1132の内部で保水部1150が占める体積は、空洞1132の内部に保水部1150が配されない状態における空洞1132の体積の半分より小さくてよい。これにより、空洞1132の内部に、より多くの液体を貯留することができる。また、保水部1150が空洞1132の内部に全体的に配される場合として、保水部1150が乾燥しやすい。その結果、アイウエアを衛生的に使用することができる。開口1140および保水部1150は、気体透過部の一部を構成してよい。
なお、図11においては、説明を簡単にする目的で、蓋部1160と側面1134および側面1136との間に隙間があるように作図されている。しかし、蓋部1160、側面1134および側面1136の形状は任意に設計してよい。
図12は、メガネ1200の一例を概略的に示す。図13は、メガネ1200の断面図の一例を概略的に示す。図13は、図12において、側面1234に垂直で、図中の上下方向に平行な面で、フレーム1220を切断した場合の断面を、図中の左側から見た場合の一例を概略的に示す。図12および図13を用いて、メガネ1200について説明する。
メガネ1200は、一対のレンズ110と、フレーム1220とを備える。メガネ1200およびフレーム1220は、アイウエアの一例であってよい。フレーム1220は、ノーズパッド121と、リム122と、ヨロイ1224と、蝶番125と、テンプル1226と、イヤーパッド1228とを有してよい。
メガネ1200は、ヨロイ1224に開口が形成されていない点で、メガネ100と相違する。メガネ1200は、テンプル1226の内部に空洞1232が形成されている点で、メガネ100と相違する。メガネ100と同様の構成を有する部材には同一の符号を付して、説明を省略する場合がある。
一対のテンプル1226は、装着者の頭部を挟み込む。テンプル1226は液体貯留部の一例であってよい。少なくとも一方のテンプル1226の内部には、液体を貯留できる空洞1232が形成されている。空洞1232の内面は撥水処理が施されていてもよい。空洞1232の内面は抗菌処理が施されていてもよい。
テンプル1226は、フレーム1220が顔部に装着された場合に顔部に対向する側(フレーム1220の内側と称する場合がある。)の側面1234と、側面1234に対向して配される側面1236とを有する。側面1236には、凹部1267が形成されている。凹部1267には、空洞1232から側面1234まで貫通し、気体を透過させるが液体を透過させない通気孔1268が形成されている。通気孔1268は、気体透過部の一例であってよい。通気孔1268は、通気孔138と同様の構成を有してよい。
イヤーパッド1228は、テンプル1226の少なくとも一部を覆う。本実施形態において、イヤーパッド1228は、テンプル1226の内部の空洞1232とテンプル1226の外部とを連通する開口を覆ってよい。イヤーパッド1228は、当該開口にはめ込まれてもよい。イヤーパッド1228はテンプル1226に対して着脱可能に配されてよい。これにより、イヤーパッド1228をはずして、テンプル1226の内部の空洞1232に液体を供給することができる。
以上の構成により、空洞1232に貯留された液体が気化して発生した気体が、通気孔1268を透過してフレーム120の内側に供給される。また、通気孔1268は空洞1232に貯留された液体を透過させないので、装着者の顔部に液体が飛散することを抑制できる。
本実施形態において、空洞1232が、テンプル1226の内部に形成される場合について説明した。しかし、液体貯留部はこれに限定されない。空洞が、ノーズパッド、リム、ヨロイまたはイヤーパッドの内部に形成されてもよい。
本実施形態において、気体透過部が、通気孔1268である場合について説明した。しかし、気体透過部はこれに限定されない。気体透過部は、気体を透過させるが液体を透過させない有機高分子膜または無機多孔質膜を有してもよい。気体透過部は、水蒸気を透過させるが純水または水道水を透過させない有機高分子膜または無機多孔質膜を有してよい。気体透過部は、シリコーンゴムであってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 メガネ
110 レンズ
120 フレーム
121 ノーズパッド
122 リム
124 ヨロイ
125 蝶番
126 テンプル
128 イヤーパッド
130 液体容器
132 空洞
134 側面
136 側面
138 通気孔
140 開口
400 メガネ
420 フレーム
424 ヨロイ
430 液体容器
432 空洞
700 メガネ
720 フレーム
724 ヨロイ
726 テンプル
730 液体容器
732 空洞
1030 液体容器
1032 空洞
1034 側面
1036 側面
1040 開口
1050 蓋部
1058 通気孔
1130 液体容器
1132 空洞
1134 側面
1136 側面
1140 開口
1150 保水部
1160 蓋部
1200 メガネ
1220 フレーム
1224 ヨロイ
1226 テンプル
1228 イヤーパッド
1232 空洞
1234 側面
1236 側面
1267 凹部
1268 通気孔

Claims (5)

  1. フレームと、
    前記フレームの内部に配され、液体を貯留する空洞が形成されている液体貯留部と、
    を備え、
    前記液体貯留部は、前記空洞から、前記フレームが顔部に装着された場合に前記顔部に対向する前記フレームの内側の面まで、気体を透過させるが液体を透過させない気体透過部を有する、
    アイウエア。
  2. 前記液体貯留部は、前記液体貯留部の外表面が前記フレームの外表面よりも前記フレームの内側になるように配される、
    請求項1に記載のアイウエア。
  3. 前記液体貯留部は、前記フレームが顔部に装着された場合に前記顔部に対向する前記液体貯留部の内側の面に、前記空洞から前記液体貯留部の内側の面まで貫通し、気体を透過させるが液体を透過させない通気孔が形成されている、
    請求項1または請求項2に記載のアイウエア。
  4. 前記液体貯留部は、前記フレームの智、テンプルまたはイヤーパッドに配され、
    前記液体貯留部の内側の面には、前記通気孔が複数形成されており、
    前記フレームが顔部に装着された状態において、前記通気孔の最下部と、前記フレームの智、テンプルまたはイヤーパッドのうち、前記液体貯留部が配される部材の最下部との距離は、前記通気孔の最上部と、前記フレームの智、テンプルまたはイヤーパッドのうち、前記液体貯留部が配される部材の最上部との距離よりも大きい、
    請求項3に記載のアイウエア。
  5. 前記液体貯留部は、前記フレームに対して着脱可能に配される、
    請求項1から請求項4までの何れか一項に記載のアイウエア。
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