JP3228384U - 眼鏡フレーム及び薬剤収容パッケージ - Google Patents
眼鏡フレーム及び薬剤収容パッケージ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3228384U JP3228384U JP2020002932U JP2020002932U JP3228384U JP 3228384 U JP3228384 U JP 3228384U JP 2020002932 U JP2020002932 U JP 2020002932U JP 2020002932 U JP2020002932 U JP 2020002932U JP 3228384 U JP3228384 U JP 3228384U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drug
- frame
- flexible bag
- surface fastener
- frame body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Eyeglasses (AREA)
Abstract
【課題】薬剤効果を効率よく使用者の頭部に及ぼす薬剤収容部を備える眼鏡フレームを提供する。【解決手段】眼鏡フレーム10のテンプル14は薬剤収容部20を備える。薬剤収容部20は、テンプル14内部の収容空間21と、テンプル14の外側から収容空間21に通じる通孔22と、通孔22を塞ぐ膜23と、収容空間21の上面に設けられた注入口24と、注入口を塞ぐ蓋25と、注入口24の縁に設けられ蓋25を結合するヒンジ結合部26を有する。収容空間21には薬剤30が収容され、気化した薬剤30が通孔22を通じて放散される。【選択図】図1
Description
本考案は、眼鏡フレーム及び薬剤収容パッケージに関する。
非特許文献1には、アロマオイルを注入できる孔を有するガラス体を備えるネックレスが開示されている。アロマ成分がガラス体の孔を通過して、ネックレスの周辺に心地よい香りが漂う。
また、非特許文献2には、除菌効果を有する亜塩素酸ナトリウム液及び高吸水性樹脂を封入した携帯型のスティックが開示されている。亜塩素酸ナトリウム液から生じた二酸化塩素がスティックから漏れて、スティックの周辺雰囲気が除菌される。
また、特許文献3には、純粋二酸化塩素液剤及び高吸水性樹脂を含有したゲル状組成物が開示されている。ゲル状組成物から蒸散した二酸化塩素によって周囲の除菌が実現される。
また、非特許文献2には、除菌効果を有する亜塩素酸ナトリウム液及び高吸水性樹脂を封入した携帯型のスティックが開示されている。亜塩素酸ナトリウム液から生じた二酸化塩素がスティックから漏れて、スティックの周辺雰囲気が除菌される。
また、特許文献3には、純粋二酸化塩素液剤及び高吸水性樹脂を含有したゲル状組成物が開示されている。ゲル状組成物から蒸散した二酸化塩素によって周囲の除菌が実現される。
"アロマアクセサリーの使い方"、[online]、2010年、タビノキセキ、[令和2年7月8日検索]、インターネット<URL: http://tabinokiseki.shop-pro.jp/?mode=f4>
"クレベリンスティックペンタイプ"、[online]、2015年、大幸薬品株式会社、[令和2年7月8日検索]、インターネット<URL:https://www.seirogan.co.jp/cleverin/cleverin/products/cleverin_stick.html>
ところで、人間の頭部、特に顔面には、粘膜及び嗅覚器官等の器官が集中していることから、香り成分又は除菌成分といった薬剤成分の発生源を人間の頭部の近くに配置して、薬剤効果を効率よく使用者の頭部に及ぼすことが要望される。
そこで、本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、薬剤効果を効率よく使用者の頭部に及ぼすことを目的とする。
以上の課題を解決するために、フレーム本体と、前記フレーム本体に設けられ、薬剤が収容されるとともにその薬剤を周辺雰囲気に放散可能な薬剤収容部と、を備える眼鏡フレームが提供される。
以上によれば、使用者が眼鏡フレームを頭部に着用すると、薬剤収容部が使用者の頭部の近傍に配置されることから、薬剤収容部から放散した薬剤が器官の集中した頭部の周辺に漂う。それゆえ、薬剤効果が効率よく使用者の頭部に及ぶ。
好ましくは、前記薬剤収容部が、前記フレーム本体の内部に形成され、前記薬剤を収容する内部空間と、前記フレーム本体の表面から前記内部空間に通じるよう前記フレーム本体に形成される注入口と、前記注入口に設けられ、開閉可能な蓋と、を有する。
以上によれば、開閉可能な蓋が開かれると、注入口を通じて内部空間に薬剤を補充することができる。
好ましくは、前記薬剤収容部が、前記薬剤が収容される内部空間を有したカートリッジ本体を有し、前記フレーム本体に格納凹部が凹設され、前記カートリッジ本体が前記格納凹部に着脱可能に装着される。
以上によれば、格納凹部に装着されたカートリッジ本体を格納凹部から外せば、薬剤が収容された新たなカートリッジ本体をその格納凹部に装着することができる。従って、カートリッジ本体の交換により薬剤の補充を実現することができる。
好ましくは、前記薬剤収容部が、前記薬剤が収容される内部空間を有する可撓性袋体と、互いに離間するよう前記可撓性袋体に設けられた第1面ファスナ及び第2面ファスナと、を有し、前記可撓性袋体が前記フレーム本体に巻き付けられて、前記第1面ファスナ及び前記第2面ファスナが互いに結合されることによって、前記可撓性パッケージが前記フレーム本体に留められる。
以上によれば、第1面ファスナから第2面ファスナを離脱させると、可撓性パッケージを眼鏡フレームのフレーム本体から取り外すことができ、薬剤が収容された新たな可撓性パッケージを眼鏡フレームのフレーム本体に外装することができる。従って、可撓性パッケージの交換により薬剤の補充を実現することができる。
また、以上の課題を解決するために、眼鏡フレームに外装され、薬剤が収容されるとともにその薬剤を周辺雰囲気に放散可能な薬剤収容パッケージであって、前記薬剤が収容される内部空間を有する可撓性袋体と、互いに離間するよう前記可撓性袋体に設けられた第1面ファスナ及び第2面ファスナと、を有し、前記可撓性袋体が前記眼鏡フレームに巻き付けられて、前記第1面ファスナ及び前記第2面ファスナが互いに結合されることによって、前記可撓性袋体が前記眼鏡フレームに留められる薬剤収容パッケージが提供される。
以上によれば、第1面ファスナ及び第2面ファスナを用いてこの可撓性パッケージを眼鏡フレームに留めることができる。よって、この眼鏡フレームが既存のものであっても、この眼鏡フレームを着用した着用者の頭部の周辺に薬剤が漂い、薬剤効果が効率よく着用者の頭部に及ぶ。
なお、本考案における眼鏡フレームは、サングラスやゴーグルのフレームも含む。
なお、本考案における眼鏡フレームは、サングラスやゴーグルのフレームも含む。
本考案の実施形態によれば、眼鏡フレームを着用した使用者の頭部周辺に薬剤成分が漂い、薬剤効果が効率よく使用者の頭部に及ぶ。
以下、図面を参照して、本考案の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本考案を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本考案の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
<<第1の実施の形態>>
図1は、眼鏡1の斜視図である。眼鏡1は、眼鏡フレーム10と、眼鏡フレーム10に装着された左右一対のレンズ3と、を備える。眼鏡フレーム10は、ブリッジ11と、左右一対のリム12、ヨロイ13及びテンプル14とを有する。
レンズ3は、無色透明又は有色透明の度付き又は度無しレンズである。レンズ3には、所定帯域の光(例えば、紫外線帯域)を遮蔽するフィルタが設けられてもよい。レンズ3はリム12にそれぞれ装着されている。これらリム12の間にはブリッジ11が架け渡されて、これらリム12がブリッジ11によって繋がっている。リム12の側部にはヨロイ13がそれぞれ一体に設けられている。テンプル14がヒンジによってヨロイ13にそれぞれ連結され、テンプル14を開閉することができる。眼鏡フレーム10の一部又は全体、つまりブリッジ11、リム12、ヨロイ13及びテンプル14のうち少なくとも1つは、抗菌機能を有してもよい。具体的には、銅、光触媒(例えば、酸化チタン)又はナノシルバー等の抗菌素材が眼鏡フレーム10の一部又は全体の表面にコーティングされているか、眼鏡フレーム10の一部又は全体が抗菌素材をフィラーとして母材樹脂に分散してなる抗菌性樹脂からなる。
図1は、眼鏡1の斜視図である。眼鏡1は、眼鏡フレーム10と、眼鏡フレーム10に装着された左右一対のレンズ3と、を備える。眼鏡フレーム10は、ブリッジ11と、左右一対のリム12、ヨロイ13及びテンプル14とを有する。
レンズ3は、無色透明又は有色透明の度付き又は度無しレンズである。レンズ3には、所定帯域の光(例えば、紫外線帯域)を遮蔽するフィルタが設けられてもよい。レンズ3はリム12にそれぞれ装着されている。これらリム12の間にはブリッジ11が架け渡されて、これらリム12がブリッジ11によって繋がっている。リム12の側部にはヨロイ13がそれぞれ一体に設けられている。テンプル14がヒンジによってヨロイ13にそれぞれ連結され、テンプル14を開閉することができる。眼鏡フレーム10の一部又は全体、つまりブリッジ11、リム12、ヨロイ13及びテンプル14のうち少なくとも1つは、抗菌機能を有してもよい。具体的には、銅、光触媒(例えば、酸化チタン)又はナノシルバー等の抗菌素材が眼鏡フレーム10の一部又は全体の表面にコーティングされているか、眼鏡フレーム10の一部又は全体が抗菌素材をフィラーとして母材樹脂に分散してなる抗菌性樹脂からなる。
この眼鏡フレーム10は、ブリッジ11、リム12、ヨロイ13及びテンプル14から構成されるフレーム本体に加えて、液状の薬剤30を収容するとともにその薬剤30を気体として周辺の雰囲気に放散可能な薬剤収容部20を有する。以下、薬剤収容部20について詳細に説明する。なお、テンプル14は、薬剤収容部20の設置領域を大きく確保すべく、上下方向及び左右方向に厚みを持たせて作られている。
薬剤収容部20は、収容空間21、通孔22、膜23、注入口24、蓋25及びヒンジ結合部26を有する。
収容空間21は、テンプル14内部に形成された略直方体型の空洞である。収容空間21には薬剤30が収容される。
通孔22はテンプル14の外側の側面から収容空間21に到達するようにテンプル14に設けられている。ここで、テンプル14に関して、眼鏡1の着用者のこめかみと向かい合う面がテンプル14の内側の面であり、その反対面がテンプル14の外側の側面である。
膜23は、例えば収容空間21の内壁面に貼着されるとともに、通孔22を塞いでいる。膜23は、液体を遮蔽するとともに気体を通過させる気液分離膜である。
注入口24は、テンプル14の上面において開口すると共に、テンプル14の上面の下の収容空間21へと通じている。注入口24の上から薬剤30を注入口24へ向けて滴下させるだけで、薬剤30を収容空間21に容易に補充することができる。
蓋25は、注入口24の縁に設けられたヒンジ結合部26によってテンプル14と結合している。蓋25は、ヒンジ結合部26を支点として下に振り下げられることによって、注入口24を閉塞し、振り上げられることによって注入口24を開放する。蓋25が開放された状態では、液状の薬剤30を注入口24を通じて収容空間21へと注入することができる。蓋25が閉じられた状態では、収容空間21が密閉される。
収容空間21は、テンプル14内部に形成された略直方体型の空洞である。収容空間21には薬剤30が収容される。
通孔22はテンプル14の外側の側面から収容空間21に到達するようにテンプル14に設けられている。ここで、テンプル14に関して、眼鏡1の着用者のこめかみと向かい合う面がテンプル14の内側の面であり、その反対面がテンプル14の外側の側面である。
膜23は、例えば収容空間21の内壁面に貼着されるとともに、通孔22を塞いでいる。膜23は、液体を遮蔽するとともに気体を通過させる気液分離膜である。
注入口24は、テンプル14の上面において開口すると共に、テンプル14の上面の下の収容空間21へと通じている。注入口24の上から薬剤30を注入口24へ向けて滴下させるだけで、薬剤30を収容空間21に容易に補充することができる。
蓋25は、注入口24の縁に設けられたヒンジ結合部26によってテンプル14と結合している。蓋25は、ヒンジ結合部26を支点として下に振り下げられることによって、注入口24を閉塞し、振り上げられることによって注入口24を開放する。蓋25が開放された状態では、液状の薬剤30を注入口24を通じて収容空間21へと注入することができる。蓋25が閉じられた状態では、収容空間21が密閉される。
液体状の薬剤30は、膜23によって遮蔽されて、収容空間21内に貯留される。薬剤30は、収容空間21内において時間の経過に伴って徐々に気化する。気化した薬剤30は膜23を通過し、通孔22を通じて収容空間21の外部へと放散される。
薬剤30は使用目的に適したものが選択される。例えば、薬剤30は二酸化塩素が溶けたアルカリ性水溶液であれば、眼鏡1の周辺雰囲気の空間除菌が実現される。また、薬剤30は各種植物の精油、天然香料又は人口香料を含有すると、香りによるアロマテラピー効果及び消臭が実現される。
使用者が以上の眼鏡1を頭部に着用すると、薬剤収容部20、特にその通孔22が使用者の頭部の近傍に配置される。それゆえ、通孔22から放散した薬剤が使用者の頭部の周辺に漂うから、薬剤効果、例えば空間除菌効果、アロマテラピー効果又は消臭効果が効率よく使用者の頭部に及ぶ。薬剤効果の発生源たる薬剤収容部が頭部の周辺にあることは、心地よさ或いは心理的安心感を使用者に与えやすい。
薬剤収容部20が注入口24及び蓋25を備えるため、収容空間21に収容された薬剤30が減少しても、注入口24から薬剤30を補充することができる。また、注入口24が蓋25によって塞がれているため、眼鏡1の使用時に薬剤30が注入口24から漏れることがない。
通孔22が気液分離膜たる膜23によって閉塞されていることから、収容空間21内の液体状の薬剤30の漏出がない。一方、気体状の薬剤30は膜23を通過して、収容空間21の外へ漏れて、薬剤30の効果が薬剤収容部20の周辺雰囲気に及ぶ。
蓋25がテンプル14の上面に設けられていることから、蓋25が不意に開くことがない。
<<第2の実施の形態>>
図2は、薬剤収容カートリッジ20Aを備える眼鏡1Aの斜視図である。図2に示すように、第2実施形態では、第1実施形態の薬剤収容部20の代わりに薬剤収容カートリッジ20Aがテンプル14に着脱可能に取り付けられる。ここで、テンプル14には、薬剤収容カートリッジ20Aを取り付けるための凹部28Aが設けられている。凹部28Aは、テンプル14の上に向けて開放されるようテンプル14に凹設されている。薬剤収容カートリッジ20Aが凹部28Aに取り付けられると、凹部28Aが塞がれる。
図2は、薬剤収容カートリッジ20Aを備える眼鏡1Aの斜視図である。図2に示すように、第2実施形態では、第1実施形態の薬剤収容部20の代わりに薬剤収容カートリッジ20Aがテンプル14に着脱可能に取り付けられる。ここで、テンプル14には、薬剤収容カートリッジ20Aを取り付けるための凹部28Aが設けられている。凹部28Aは、テンプル14の上に向けて開放されるようテンプル14に凹設されている。薬剤収容カートリッジ20Aが凹部28Aに取り付けられると、凹部28Aが塞がれる。
薬剤収容カートリッジ20Aは、カートリッジ本体29A、収容空間21A、通孔22A、膜23Aを備える。
カートリッジ本体29Aは、略直方体の箱型容器でその内部に収容空間21Aを有する。収容空間21Aには薬剤30が収容される。カートリッジ本体29Aの外側表面と凹部28Aの内面には、凹部28Aに装着されるカートリッジ本体29Aをテンプル14に対して相対的に上下方向に案内するガイドがそれぞれ設けられている。これらガイドの直交方向へのカートリッジ本体29Aの動きがこれらガイドによって拘束される。なお、カートリッジ本体29Aが凹部28Aの底に当接した状態において、カートリッジ本体29Aをテンプル14にロックするロックがカートリッジ本体29A又はテンプル14に設けられてもよい。
通孔22Aは、カートリッジ本体29Aの外側の表面、特に側面から内部の収容空間21Aに到達するようにカートリッジ本体29Aに設けられている。カートリッジ本体29Aが凹部28Aに装着された状態では、通孔22Aが凹部28Aの内面によって閉塞されず、通孔22Aが形成されたカートリッジ本体29Aの側面はテンプル14の外側の側面と面一となっている。
気液分離膜としての膜23Aは、収容空間21Aの内面に貼着されて、通孔22Aを塞いでいる。収容空間21A内の薬剤30が気化すると、その気体が膜23Aを通過し、通孔22Aを通じてカートリッジ本体29Aの外部へと放散される。
カートリッジ本体29Aは、略直方体の箱型容器でその内部に収容空間21Aを有する。収容空間21Aには薬剤30が収容される。カートリッジ本体29Aの外側表面と凹部28Aの内面には、凹部28Aに装着されるカートリッジ本体29Aをテンプル14に対して相対的に上下方向に案内するガイドがそれぞれ設けられている。これらガイドの直交方向へのカートリッジ本体29Aの動きがこれらガイドによって拘束される。なお、カートリッジ本体29Aが凹部28Aの底に当接した状態において、カートリッジ本体29Aをテンプル14にロックするロックがカートリッジ本体29A又はテンプル14に設けられてもよい。
通孔22Aは、カートリッジ本体29Aの外側の表面、特に側面から内部の収容空間21Aに到達するようにカートリッジ本体29Aに設けられている。カートリッジ本体29Aが凹部28Aに装着された状態では、通孔22Aが凹部28Aの内面によって閉塞されず、通孔22Aが形成されたカートリッジ本体29Aの側面はテンプル14の外側の側面と面一となっている。
気液分離膜としての膜23Aは、収容空間21Aの内面に貼着されて、通孔22Aを塞いでいる。収容空間21A内の薬剤30が気化すると、その気体が膜23Aを通過し、通孔22Aを通じてカートリッジ本体29Aの外部へと放散される。
薬剤収容カートリッジ20Aは簡単に交換可能である。そのため、収容空間21A内の薬剤30が減少した場合、薬剤収容カートリッジ20Aを凹部28Aから取り外して、薬剤30が収容されている新たな薬剤収容カートリッジ20Aを凹部28Aに装着することができる。それゆえ、薬剤30の効能が引き続き得られる。
<<第3の実施の形態>>
図3は薬剤収容パッケージ20Bの斜視図であり、図4は薬剤収容パッケージ20Bが取り付けられた眼鏡1Bの斜視図である。図3及び図4に示すように、第3実施形態では、第1実施形態の薬剤収容部20の代わりに薬剤収容パッケージ20Bがテンプル14に着脱可能に外装される。ここで、眼鏡フレーム10Bから薬剤収容パッケージ20Bが取り外されてなるフレーム本体は既存又は既製のものであってもよい。
図3は薬剤収容パッケージ20Bの斜視図であり、図4は薬剤収容パッケージ20Bが取り付けられた眼鏡1Bの斜視図である。図3及び図4に示すように、第3実施形態では、第1実施形態の薬剤収容部20の代わりに薬剤収容パッケージ20Bがテンプル14に着脱可能に外装される。ここで、眼鏡フレーム10Bから薬剤収容パッケージ20Bが取り外されてなるフレーム本体は既存又は既製のものであってもよい。
薬剤収容パッケージ20Bは、可撓性袋体29B、収容空間21B、通孔22B、膜23B、第1面ファスナ27B及び第2面ファスナ28Bを備える。
可撓性袋体29Bは、例えばピローパッケージ等の袋型容器で、その内部に収容空間21Bを有する。収容空間21Bには薬剤30が充填されている。可撓性袋体29Bは、折り曲げられるように可撓性を有する。
第1面ファスナ27Bは、可撓性袋体29Bの端部からせり出すように、可撓性袋体29Bの端部に取り付けられている。第1面ファスナ27Bは、後述する第2面ファスナ28Bと面接触させることで着脱可能に結合する。第2面ファスナ28Bは、第1面ファスナ27Bが設けられている端部の反対側の端部における可撓性袋体29Bの外側の表面に固着されている。可撓性袋体29Bがテンプル14に巻き付けられた状態で、第1面ファスナ27Bと第2面ファスナ28Bが互いに結合する。これにより、可撓性袋体29Bがテンプル14に留められている。
通孔22Bは可撓性袋体29Bの外側の表面に設けられている。通孔22Bが外側を向くように可撓性袋体29Bがテンプル14に巻き付けられ、通孔22Bが露出する。
気液分離膜としての膜23Bは、通孔22Bを塞いでいる。収容空間21B内の薬剤30の気体が膜23Bを通過し、通孔22Bを通じて収容空間21Bの外部へと放散される。
可撓性袋体29Bは、例えばピローパッケージ等の袋型容器で、その内部に収容空間21Bを有する。収容空間21Bには薬剤30が充填されている。可撓性袋体29Bは、折り曲げられるように可撓性を有する。
第1面ファスナ27Bは、可撓性袋体29Bの端部からせり出すように、可撓性袋体29Bの端部に取り付けられている。第1面ファスナ27Bは、後述する第2面ファスナ28Bと面接触させることで着脱可能に結合する。第2面ファスナ28Bは、第1面ファスナ27Bが設けられている端部の反対側の端部における可撓性袋体29Bの外側の表面に固着されている。可撓性袋体29Bがテンプル14に巻き付けられた状態で、第1面ファスナ27Bと第2面ファスナ28Bが互いに結合する。これにより、可撓性袋体29Bがテンプル14に留められている。
通孔22Bは可撓性袋体29Bの外側の表面に設けられている。通孔22Bが外側を向くように可撓性袋体29Bがテンプル14に巻き付けられ、通孔22Bが露出する。
気液分離膜としての膜23Bは、通孔22Bを塞いでいる。収容空間21B内の薬剤30の気体が膜23Bを通過し、通孔22Bを通じて収容空間21Bの外部へと放散される。
第1面ファスナ27Bと第2面ファスナ28Bは互いに着脱可能である。薬剤収容パッケージ20B内の薬剤30が減ったら、第1面ファスナ27Bと第2面ファスナ28Bを互いに剥離すると、薬剤収容パッケージ20Bを眼鏡フレーム10Bから取り外すことができる。そのため、薬剤30が充填された新たな薬剤収容パッケージ20Bをテンプル14に巻き付けて外装することができる。それゆえ、薬剤30の効能が引き続き得られる。
また、薬剤収容パッケージ20Bはフレーム本体に特別な構造を要求しない。それゆえ、フレーム本体が既存のものであっても、薬剤収容パッケージ20Bをフレーム本体に取り付けるだけで、眼鏡1Bの着用者の頭部の周辺に薬剤30が漂って、薬剤30の効能が着用者の頭部にも及ぶ。
<<変形例>>
なお、膜23,23A,23Bの代わりに、吸収性芯材が通孔22,22A.22Bに嵌め込まれて、通孔22,22A.22Bから収容空間21,21A,21B内に突き出ていてもよい。この場合、薬剤30が吸収性芯材に吸収されて、その薬剤が吸収性芯材から周辺雰囲気に蒸散する。
また、通孔22,22A.22Bが小さければ、通孔22,22A,22Bが膜23,23A,23B又は吸収性芯材によって閉塞されていなくてもよい。この場合、収容空間21,21A,21B内の液状の薬剤30が表面張力により通孔22,22A,22Bを通過しないが、気体状の薬剤30は通孔22を通過する。
また、薬剤30は液状ではなく、固体、ゲル又は気体であってもよい。この場合、通孔22,22A,22Bが膜23,23A,23B又は吸収性芯材によって閉塞されていなくてもよい。
さらに、上記実施形態では、眼鏡フレーム10に、薬剤収容部20、薬剤収容カートリッジ20A、あるいは薬剤収容パッケージ20Bを設けるものとしたが、銅、光触媒(例えば、酸化チタン)又はナノシルバー等の抗菌素材が眼鏡フレーム10の一部又は全体の表面にコーティングされているか、眼鏡フレーム10の一部又は全体が抗菌素材をフィラーとして母材樹脂に分散してなる抗菌性樹脂からなる場合は、薬剤収容部20、薬剤収容カートリッジ20A、あるいは薬剤収容パッケージ20Bを省略してもよい。
なお、膜23,23A,23Bの代わりに、吸収性芯材が通孔22,22A.22Bに嵌め込まれて、通孔22,22A.22Bから収容空間21,21A,21B内に突き出ていてもよい。この場合、薬剤30が吸収性芯材に吸収されて、その薬剤が吸収性芯材から周辺雰囲気に蒸散する。
また、通孔22,22A.22Bが小さければ、通孔22,22A,22Bが膜23,23A,23B又は吸収性芯材によって閉塞されていなくてもよい。この場合、収容空間21,21A,21B内の液状の薬剤30が表面張力により通孔22,22A,22Bを通過しないが、気体状の薬剤30は通孔22を通過する。
また、薬剤30は液状ではなく、固体、ゲル又は気体であってもよい。この場合、通孔22,22A,22Bが膜23,23A,23B又は吸収性芯材によって閉塞されていなくてもよい。
さらに、上記実施形態では、眼鏡フレーム10に、薬剤収容部20、薬剤収容カートリッジ20A、あるいは薬剤収容パッケージ20Bを設けるものとしたが、銅、光触媒(例えば、酸化チタン)又はナノシルバー等の抗菌素材が眼鏡フレーム10の一部又は全体の表面にコーティングされているか、眼鏡フレーム10の一部又は全体が抗菌素材をフィラーとして母材樹脂に分散してなる抗菌性樹脂からなる場合は、薬剤収容部20、薬剤収容カートリッジ20A、あるいは薬剤収容パッケージ20Bを省略してもよい。
1,1A,1B…眼鏡
10…眼鏡フレーム
20…薬剤収容部
20A…薬剤収容カートリッジ
20B…薬剤収容パッケージ
24…注入口
25…蓋
28A…凹部
27B…第1面ファスナ
28B…第2面ファスナ
29A…カートリッジ本体
29B…可撓性袋体
10…眼鏡フレーム
20…薬剤収容部
20A…薬剤収容カートリッジ
20B…薬剤収容パッケージ
24…注入口
25…蓋
28A…凹部
27B…第1面ファスナ
28B…第2面ファスナ
29A…カートリッジ本体
29B…可撓性袋体
Claims (7)
- フレーム本体と、
前記フレーム本体に設けられ、薬剤が収容されるとともにその薬剤を周辺雰囲気に放散可能な薬剤収容部と、を備える眼鏡フレーム。 - 前記薬剤収容部が、
前記フレーム本体の内部に形成され、前記薬剤を収容する内部空間と、
前記フレーム本体の表面から前記内部空間に通じるよう前記フレーム本体に形成される注入口と、
前記注入口に設けられ、開閉可能な蓋と、を有する
請求項1に記載の眼鏡フレーム。 - 前記薬剤収容部が、前記薬剤が収容される内部空間を有したカートリッジ本体を有し、
前記フレーム本体に格納凹部が凹設され、
前記カートリッジ本体が前記格納凹部に着脱可能に装着される
請求項1に記載の眼鏡フレーム。 - 前記薬剤収容部が、
前記薬剤が収容される内部空間を有する可撓性袋体と、
互いに離間するよう前記可撓性袋体に設けられた第1面ファスナ及び第2面ファスナと、を有し、
前記可撓性袋体が前記フレーム本体に巻き付けられて、前記第1面ファスナ及び前記第2面ファスナが互いに結合されることによって、前記可撓性袋体が前記フレーム本体に留められる
請求項1に記載の眼鏡フレーム。 - 抗菌素材が前記フレーム本体の表面にコーティングされ、或いは前記フレーム本体が抗菌素材をフィラーとして母材樹脂に分散してなる抗菌性樹脂からなる
請求項1から4の何れか1項に記載の眼鏡フレーム。 - 抗菌素材がフレーム本体の表面にコーティングされ、或いは前記フレーム本体が抗菌素材をフィラーとして母材樹脂に分散してなる抗菌性樹脂からなる眼鏡フレーム。
- 眼鏡フレームに外装され、薬剤が収容されるとともにその薬剤を周辺雰囲気に放散可能な薬剤収容パッケージであって、
前記薬剤が収容される内部空間を有する可撓性袋体と、
互いに離間するよう前記可撓性袋体に設けられた第1面ファスナ及び第2面ファスナと、を有し、
前記可撓性袋体が前記眼鏡フレームに巻き付けられて、前記第1面ファスナ及び前記第2面ファスナが互いに結合されることによって、前記可撓性袋体が前記眼鏡フレームに留められる
薬剤収容パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002932U JP3228384U (ja) | 2020-07-15 | 2020-07-15 | 眼鏡フレーム及び薬剤収容パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002932U JP3228384U (ja) | 2020-07-15 | 2020-07-15 | 眼鏡フレーム及び薬剤収容パッケージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3228384U true JP3228384U (ja) | 2020-10-22 |
Family
ID=72829142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020002932U Active JP3228384U (ja) | 2020-07-15 | 2020-07-15 | 眼鏡フレーム及び薬剤収容パッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228384U (ja) |
-
2020
- 2020-07-15 JP JP2020002932U patent/JP3228384U/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6216232B2 (ja) | アイウエア | |
US10379376B2 (en) | Wearable electronic display | |
US5636787A (en) | Eyeglasses-attached aromatic dispensing device | |
JP6080146B2 (ja) | アイウエア | |
JP5889879B2 (ja) | 眼用レンズ消毒ベース部 | |
JPH04297264A (ja) | 溶液から保存剤を除去するための装置 | |
FI91455C (fi) | Piilolasien desinfiointiyksikkö | |
JP3228384U (ja) | 眼鏡フレーム及び薬剤収容パッケージ | |
US20110180429A1 (en) | Limited Use, Self-Destructive Contact Lens Case | |
JP6316868B2 (ja) | 眼用レンズ消毒保管ケース | |
JP2003093481A (ja) | コンタクトレンズの殺菌消毒装置 | |
KR200465806Y1 (ko) | 휴대용 휴대폰 소독기 | |
US6092646A (en) | Magnifying contact lens storage unit | |
AU2005332384A1 (en) | Medicine container | |
EP1937101A2 (en) | Ophthalmic lens package with a frangible pouch and methods of its use | |
KR101635788B1 (ko) | 접이식 안경 | |
JP2016206683A (ja) | アイウエア | |
CN114442339A (zh) | 眼镜用保护罩及包括其的功能眼镜 | |
CN217739652U (zh) | 镜腿、眼镜架和眼镜 | |
JP2007020975A (ja) | 療法機能性眼鏡及び眼鏡用療法パッド | |
JP3222447U (ja) | 眼鏡 | |
CN213607405U (zh) | 一种护目镜 | |
CN221101195U (zh) | 镜腿、眼镜架和眼镜 | |
JP2005091851A (ja) | 芳香剤を有する眼鏡鼻当て構造 | |
WO2008155586A1 (en) | Spectacles |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3228384 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |