JP2016206201A - 高調波時間インタリーブ・システム及び高調波時間インタリーブ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高調波時間インタリーブによって、AWGの出力信号の帯域幅を広くする。【解決手段】第1合算部120は、サンプル・クロックfsと、その周波数を数倍した信号を加算して合算基準信号を生成する。デ・インタリーブ部108は、入力波形データ102を受けて、デ・インタリーブ波形データを出力する。DAC114A〜Dの夫々は、対応するデ・インタリーブ波形データを受けて、アナログ信号をそれぞれ出力する。ミキサ118A〜Dの夫々は、合算信号と、対応するDACからのアナログ信号とを受けて、混合信号を夫々出力する。第2合算部130は、これら混合信号を受けて合算し、入力波形データ102に対応するアナログ波形信号を生成する。【選択図】図6

Description

本発明は、概して、任意波形発生装置(AWG)に関し、特に、帯域幅とDACサンプル・レートを拡張するために、AWGに組み込む高調波時間インタリーブ・システム及び方法に関する。
過去10年以上に渡り、いくつかのメーカーでは、オシロスコープにおける帯域幅を何倍かに拡張するために、ミキサを用いた回路構成を利用してきている。こうした回路構成では、ミキサの技術を用いて、複数の帯域を並べることによって、全帯域をカバーする。いくつかのメーカーでは、デジタル帯域幅インタリーブ(DBI)を研究開発してきており、この技術では、1つの入力信号を複数のパスで処理し、このとき、1つの帯域を有する1つのパスにつき1つのミキサを利用し、これらミキサ毎に周波数の異なる局部発振器(LO)が必要なので、複数のLOを用意する必要がある。よって、これらパス間の特性をマッチングさせるのが難しく、コストアップの原因となる。更に、これらパスから、1つの出力信号を再構築するのに、ソフトウェア処理によるミキサ機能が必要となる。しかし、こうした困難な点はあるものの、あるメーカーでは、複数のミキサを用いて帯域幅を増加させることで、帯域幅63GHzのオシロスコープの開発に成功している。
あるメーカーは、オシロスコープにおいて、1つのチャンネルを使って、複数のアクイジション・データに広がる帯域幅へと帯域幅を増加させるシーケンシャル・マルチ・アクイジションの手法を提案している。その他に研究開発されてきているものとしては、一般的なミキサを用いて高調波を生成するように回路を構成した高調波ミキサの考え方があり、これは、基準発振回路を用いた複数信号の合算において、係数(factor)1.0を用いる。また、非同期時間インタリーブ(asynchronous time interleave:ATI)も研究開発されているが、これも高調波ミキサの手法の1つであり、各チャンネルにおいて、複数の帯域を並べることで広い帯域をカバーする。その他にも、ここ10年ほどの間に、ミキサを用いた多数の回路構成が提案されてきている。
特開2015−055634号公報 米国特許公開第2004/0128076号明細書 米国特許第7535394号明細書
「DPO70000SXシリーズ・パフォーマンス・オシロスコープ」の製品紹介サイト、テクトロニクス、[online]、[2016年3月31日検索]、インターネット<http://jp.tek.com/oscilloscope/dpo70000sx> 「Infiniium Zシリーズ オシロスコープ」の製品紹介サイト、キーサイト・テクノロジー・インク、4チャンネルDSOZ634A Infiniiumオシロスコープ:帯域幅63GHz、2チャンネルDSOZ632A Infiniiumオシロスコープ:帯域幅63GHz、[online]、[2016年4月8日検索]、インターネット<http://www.keysight.com/ja/pcx-x205212/infiniium-z-series-oscilloscopes?cc=JP&lc=jpn> 「ArbExpressソフトウェア」の製品紹介サイト、テクトロニクス、[online]、[2016年4月18日検索]、インターネット<http://jp.tek.com/product-software-series/arbexpress-signal-generator-software> 「RFX100 RFXpress − RF/IF/IQ波形生成ソフトウェア」の製品紹介サイト、テクトロニクス、[online]、[2016年4月18日検索]、インターネット<http://jp.tek.com/product-software-series/rfxpress> 「SerialXpress− 任意波形ジェネレータ用ジッタ生成ソフトウェア」の製品紹介サイト、テクトロニクス、[online]、[2016年4月18日検索]、インターネット<http://jp.tek.com/datasheet/serialxpress/sdx100-sdxup-datasheet>
オシロスコープは、アナログの入力信号をアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)を用いてデジタル化し、この入力信号を表す波形データを生成するが、任意波形発生装置(AWG)は、これとは逆に、波形データからデジタル・アナログ・コンバータ(DAC)を用いて、波形データが表すアナログの出力波形信号を生成する。AWGの出力信号は、例えば、被試験デバイスに供給し、被試験デバイスが正常に動作しているかの試験に利用できる。出力信号に意図的にノイズを加えたり、振幅が正常値よりも意図的に高い電圧を有するようにするなどして、被試験デバイスが、どの程度まで異常な信号に対する耐性を有しているかを試験する耐性試験なども行われている。
USB3.0など、現在のシリアル・デジタル・インターフェースの規格は、今後、益々高速化した規格へと置き換わることが予定されている。そこでは、非常に高い周波数の信号が利用されるので、AWGにおいても、益々高い周波数の出力信号を生成できることが要求される。しかし、ナイキストの原理により、必要とされる出力信号の最高周波数の少なくとも2倍以上のサンプル・レートで、DACを動作させることが必要となる。よって、単純に1つのDACでアナログ出力信号を生成する場合、そのDACサンプル・レートで、出力信号の最高周波数が制限されてしまう。そこで、こうした限界を打ち破り、より高い周波数の出力信号を生成できる手法が必要とされている。
上述のATIやDBIを利用する場合、ソフトウェア・ミキサ機能を用いて、波形データを生成する必要がある。また、DBIでは、複数のミキサのために、周波数の異なるLO信号がそれぞれ必要となる。ATIでは、複数のミキサのために、位相の異なるLO信号をそれぞれ供給する必要がある。これらの点は、複数パス間で特性をマッチングさせるのに、困難が伴うことを意味する。
本発明は、高調波時間インタリーブ(harmonic time interleave:HTI)システムに関し、これは、基準信号を供給するよう構成されるサンプル・クロック供給部と、第1入力端子で基準信号を受け、第2入力端子で第2信号を受け、合算基準信号を生成するよう構成される第1合算部と、入力信号(入力波形データ)を受けて複数のデ・インタリーブ信号(波形データ)を出力するデ・インタリーブ部と、それぞれ対応するデ・インタリーブ信号を受けて、対応するアナログ信号を出力するよう構成される複数のデジタル・アナログ・コンバータと、それぞれ対応するアナログ信号を受けると共に、上記合算基準信号を受けて、対応する混合信号を出力する複数のミキサ部と、複数のミキサ部それぞれから混合信号を受けて、上記入力信号(入力波形データ)を表すフル帯域幅のアナログ波形出力信号を生成する第2合算部とを具えている。
本発明の実施形態は、高調波時間インタリーブ方法に関するものであり、この方法は、デ・インタリーブ部で入力信号(入力波形データ)を受ける処理と、上記デ・インタリーブ部で上記入力信号を複数のデ・インタリーブ信号(波形データ)に分離する処理と、複数の上記デ・インタリーブ信号を対応するアナログ信号にそれぞれ変換する処理と、複数のミキサ部の中の対応する上記ミキサ部において、対応する上記アナログ信号を基準信号と混合することで、それぞれ対応する混合アナログ信号を生成する処理と、上記混合アナログ信号を合算して上記入力信号を表すフル帯域幅のアナログ波形出力信号を生成する合算処理とを具えている。
図1は、AWGに組み込まれた本発明の実施形態による高調波時間インタリーブ(HTI)アーキテクチャのブロックである。 図2は、ミキサに入力される局部発振器信号のグラフの例であって、複数の高調波ピークの位相が揃った状態におけるグラフを示す。 図3は、図1のHTIアーキテクチャのミキサに入力される局部発振器信号のグラフの例であって、ピークが最小化するよう複数の高調波ピークの位相を変更したグラフを示す。 図4は、入力波形データが表す入力波形信号のスペクトラム分布を示す。 図5は、DACメモリに記憶されるエイリアスを含む波形データのスペクトラム分布を示す。 図6は、本発明の実施形態による4重HTI アーキテクチャのブロック図である。 図7は、図6に示す高調波ミキサそれぞれの出力信号のスペクトラム分布を示す。
以下の図面において、類似又は対応する構成要素には、同じ符号を付して説明する。なお、これら図面の縮尺は、必ずしも同一ではない。
本発明は、大まかに言えば、高調波時間インタリーブ(HTI)に関し、これは、任意波形発生装置(AWG)のための新しい回路構成であって、出力信号生成部に高調波ミキサを利用し、回路全体としての実質的なデジタル・アナログ・コンバータ(DAC)サンプル・レートが、回路中の複数のDACの個々のサンプル・レートよりも高くなり、これによって、帯域幅を増加させるものである。類似する他の技術(例えば、ATIやDBIなど)と比較したHTIの利点としては、特に、信号を再構築するのにソフトウェアによるミキサ機能を必要としない点が挙げられる。そして、入力波形データをM重に時間領域でデ・インタリーブしてから、これらデ・インタリーブ入力波形データをデジタル・アナログ・コンバータに供給する。これは、全てのミキサに、高調波を含む同じ局部発振器(LO)基準信号を加えるこによって実現できる。ミキサのLO基準信号中の高調波は、局部発振器(LO)及び乗算回路から生成され、また、ミキサのLO入力端子に入力されるとき、信号対ノイズ比(SNR)が最大となるように、位相関係を最適化するように設定される。
インタリーブ処理は、従来から典型的には、オシロスコープのアクイジション・システムで行われており、このとき、アナログ・デジタル・コンバータへ信号を入力する前に、サンプル・ホールド回路を利用している。このシステムがどのように機能しているかを良く検討することは、本発明において、AWGにHTIシステムを応用するにあたり、高調波がどうしてそのように特定されるか理解するのに役立つ。このとき、サンプル・ホールド回路は、繰り返しレートがfsのインパルスと等しいLO入力信号を用いたミキサであって、fsをサンプル・レートであると考えることができる。即ち、サンプル・ホールド回路は、別の視点から見れば、LO入力信号をサンプル・クロックとしたミキサと考えられる。
基準信号である、このサンプル・クロックの周波数領域のスペクトラムも、周波数領域において複数のインパルスから構成される列(シリーズ)であって、これら高調波の周波数間隔Δfは、サンプル・クロックのインパルス間の時間的周期Tと直接関係している。その関係は、次の式で示される。
Figure 2016206201
変数Δfは、サンプル・クロックのインパルス列における複数の高調波間の周波数間隔であり、Tは、時間領域におけるインパルス間の時間である。
標準的なデジタイザでは、次の式に示すように、そのサンプル・レートfsで、Tの値が定まる。
Figure 2016206201
数式1及び2に基いて、サンプル・クロックのインパルス列における高調波間の周波数間隔は、次の数式3に示すように、サンプル・レートと等しいことがわかる。
Figure 2016206201
よって、ミキサとしてのサンプル・ホールド回路も、DC(直流)から0.5fsまでの低帯域を通過させる。例えば、本発明によるミキサのLO入力信号の全体の成分は、図1に示すように、数式4のように定めることができる。
Figure 2016206201
ここで、変数Yは、使用する高調波の個数である。
この発振器信号中のコサイン項のそれぞれに、ゼロ位相基準位置に合致するピークがあるなら、図2に示すように、1.0でオフセットされた複数パルスからなるパルス列(パルスのシリーズ)のようになる。よって、従来のサンプル・ホールド回路におけるインパルス列のようにも見える。しかし、これは、理想的なサンプル・ホールド回路(ミキサ)に比較して、ずっと少ない項しかないので、異なっている。
デジタイザ中の標準的なサンプル・ホールド回路(ミキサ)と比較した本発明のもう1つの利点は、高調波が位相に関して最適化されて、LO信号が、より一層、図3に示すものに近くなることである。即ち、ピークを最小化し、LO信号の信号対ノイズ比を改善するように高調波の位相を変更して、ミキサに入力されるLO基準信号中の高調波信号の振幅を最大化する一方で、合算信号中のピークと谷を最小化する。こうしたことは、標準的なサンプル・ホールド回路(ミキサ)では、できないことである。
図1は、本発明の実施形態の例によるHTIアーキテクチャを用いた任意波形発生装置(AWG)100のブロック図である。入力波形102は、デジタル波形データであって、AWG100が出力しようとするアナログ波形信号106に対応している。入力波形102は、ASCIIコードによるファイルや、プログラムによるアルゴリズムを用いたものであっても良い。また、本願出願人であるテクトロニクスは、ArbExpress(登録商標)、RFXpress(登録商標)、SerialXpress(登録商標)といった波形データの作成及び編集ソフトウェアを提供しており、こうしたアプリケーション・ソフトウェアにより、波形データを作成することもできる。更には、オシロスコープで取り込んだデジタル波形データをAWGに転送することで、AWGから、取り込まれたデジタル波形データに対応するアナログ波形信号を出力することもできる。
入力波形データ102は、帯域幅エンハンス(BWE:Bandwidth Enhance、帯域幅改善)フィルタ104を通過した後、M重デ・インタリーブ・ブロック108でM通りにデ・インタリーブされる。BWEフィルタ104は、デジタル的な演算処理を用いて、ハードウェア・システムで生成された入力波形102の位相と振幅について、その全出力帯域幅に渡って補正する。BWEフィルタ104は、AWGの製造過程において、予め校正しておくと良い。
BWEフィルタ104の出力信号は、M重デ・インタリーブ・ブロック108に送られる。M重デ・インタリーブ・ブロック108は、フィルタ処理された入力波形データを係数MでM通りにデ・インタリーブする。ここで、デ・インタリーブは、インタリーブと逆の処理であり、Mは、任意の整数である。デ・インタリーブされたM個の波形データは、M×Mのマルチ入力及びマルチ出力(MIMO)多相(polyphase)フィルタ行列112で処理される。MIMOフィルタ行列112は、M通りのDACパスにおける位相と振幅のミスマッチを補正して、M個の波形データの位相と振幅をマッチングさせる。図6に示すように、4重のデ・インタリーブDACシステムの場合では、MIMOフィルタ行列112は、4×4に配列されたフィルタから構成される16個のフィルタを含んでいても良い(詳しくは、後述する)。デ・インタリーブされたM個の入力波形データは、それぞれ対応するM個のDACメモリ110A〜110nに記憶される。
図示しないが、システム中のM個のDAC(デジタル・アナログ・コンバータ)114A〜114nの1つ1つが、更に、複数のインタリーブされたDACから構成しても良い。そうした場合では、MIMOフィルタ行列112の機能としては、これらパスの補正をも提供するものに変化する。例えば、図6に示す4重システムにおいて、もしDAC114A〜114Dのそれぞれが8個のデ・インタリーブ・パスを有するとすれば、メインの4個のDACミキサ・パスに加えて、個々のDACデ・インタリーブ・パスも補正するために、32×32のMIMOフィルタ行列を用いるとしても良い。
M個のDACメモリ110A〜nのそれぞれ中の波形データの各サンプルの位相は、互いに異なっている。即ち、これらM個の波形データのそれぞれのサンプルの周期をTとすれば、これらM個の波形データそれぞれ中のサンプルの位相は、デ・インタリーブ処理によって、時間的にT/Mずつ互いに異なる位相に位置づけられるようにデ・インタリーブされる。サンプル単位で考えれば、オリジル入力波形データのサンプルのM個サンプルずつ異なるサンプルを、M個のデ・インタリーブ波形データに順次分配したものとなる。ただし、M個のDACメモリ中の各デ・インタリーブ波形データが表すアナログ波形信号は、実質的に同じである。DACメモリ110A〜nのそれぞれ中の波形データを生成するために行われたデ・インタリーブ処理は、次の式で示すことができる。
n=0・・・N−1(即ち、0からN−1まで1ずつ増加)
メモリ0=x(n*M+0)
メモリ1=x(n*M+1)
メモリ2=x(n*M+2)
メモリ3=x(n*M+3)
(中略)
メモリM−1=x(n*M+M−1)
ここで、x()は、オリジナルの入力波形データを表す。例えば、x(0)は入力波形データの最初の波形データであり、x(1)は2番目の波形データであり、以下同様である。また、変数Nは、サンプル数で表した入力波形データ102の長さをMで割り算して得られる実数に対して、この実数以下の最大の整数である。具体的には、床関数を用いて、次の数式で示される。
Figure 2016206201
よって、例えば、M=4の場合では、各DACメモリに入るデ・インタリーブ波形データは、オリジナルの入力波形データがデ・インタリーブされて、次のように分配されたものである。
メモリ0=x(0),x(4),x(8),x(12),・・・(以下略)
メモリ1=x(1),x(5),x(9),x(13),・・・(以下略)
メモリ2=x(2),x(6),x(10),x(14),・・・(以下略)
メモリ3=x(3),x(7),x(11),x(15),・・・(以下略)
次に、例えば、オリジナルの入力波形データの表すアナログ波形信号(入力波形信号)が、図4に示す50GHzまでのスペクトラムを有している場合を考えてみる。この例では、M=4とする。デ・インタリーブ・ブロック108においてデ・インタリーブ処理が実行された後において、4つのDACメモリ110A〜110Dそれぞれにおけるデ・インタリーブ波形データに対応するアナログ波形信号のスペクトラムの振幅応答は、図5に示すように現れることになる。新しいサンプル・レート(即ち、DACサンプル・レート)は、オリジナルの入力波形データのサンプル・レートと比較して、M分の1(この例では、4分の1)で良いことになる。例えば、図4及び5に示す例では、オリジナルの入力波形データのサンプル・レートを100GS/s(ギガ・サンプル毎秒)とすれば、DACサンプル・レートfsは、25GS/sとなる。オリジナルの波形信号の全スペクトラムが、各DACメモリのデ・インタリーブ波形データ中に含まれるが、図5の波形が示すように、そのうちの12.5GHz以上の12.5GHz帯域幅毎の3つの帯域は、エイリアスとして0〜12.5GHzの帯域内に現れる。上述の如く、4つのDACメモリのデ・インタリーブ波形データのサンプルは、オリジナルの入力波形データのT/M(この例では、T/4)ずつ異なる位相のサンプルに順次対応しており、ここでTは、DACサンプル・レートfsの逆数(周期、つまり、サンプルのインターバル)であり、Mは、DACパスの個数である。
DACメモリ110A〜n中のデ・インタリーブ波形データは、それぞれ対応するDAC114A〜nに送られる。サンプル・クロック回路116からのサンプル・レートfsのサンプル・クロックも、DAC114A〜nに供給される。よって、DACメモリ110A〜nそれぞれの波形データは、対応するDAC114A〜nにおいて、サンプル・レートfsでクロックされ、エイリアスを含むアナログ出力信号を生成する。DAC114A〜nから出力されるこれらアナログ出力信号は、それぞれ対応するミキサ118A〜nに供給される。
ミキサ118A〜nのそれぞれは、同じ局部発振器(LO)から多数の高調波を含む基準信号(LO基準信号)を受ける。このLO基準信号は、合算部120が生成する。合算部120は、実質的に係数(factor:因数)が1.0に等しいDC入力信号の項と共に、サンプル・クロック回路116からのサンプル・レートfsのサンプル・クロックを受ける。2重又は3重のデ・インタリーブ・システムでは、1.0のDC項と、サンプル・レートfsに等しい周波数の項とが必要となる。4重又は5重のデ・インタリーブ・システムでは、1.0のDC項、サンプル・レートfsに等しい周波数の項とに加えて、サンプル・レートfsの2倍に等しい周波数の項が必要となる。6重又は7重のデ・インタリーブ・システムでは、1.0のDC項、サンプル・レートfsに等しい周波数の項、サンプル・レートfsの2倍に等しい周波数の項に加えて、サンプル・レートfsの3倍に等しい周波数の項が必要となる。これら以上のDACパスが多くなるシステムにおいても、同様にして必要な項が増える。
そこで、必要な高調波の個数Yに応じて、周波数乗算回路122A〜nを用意する。周波数乗算回路のパスのそれぞれに、オプションで、対応する遅延回路124A〜nを設けても良い。遅延回路124A〜nは、複数の高調波信号を合算して基準信号を生成するときに、各高調波のレベルを最大にしつつ、最終的に合算して得られる基準信号中のピークと谷が最小となるようにする。これによって、ミキサに入力されるLO基準信号の信号対ノイズ比(SNR)が、より高いものになる。もしこうした遅延回路を利用した場合では、LO基準信号loは、次の式に従って求められる。
Figure 2016206201
もし遅延回路を利用しない場合には、LO基準信号loは、上述の数式4に従って求められる。
遅延回路124A〜nの遅延量は、回路の製造過程において、ブロック129で示すように求めても良い。遅延量は、複数の高調波のピークを最大化する一方で同時に、これら複数の高調波を合算したLO基準信号中の複数のピーク値(ばらつき:標準偏差)は最小となるように選択される。これによって、パワー・レベルのより高い高調波を利用可能となり、その結果として、信号対ノイズ比が改善される。
本発明によるシステムは、ミキサ118A〜nの後に、それぞれに対応する遅延回路126A〜nが設けられる。遅延回路126A〜nは、図1に示すように、T/Mずつ遅延量が異なっている。ここで、Tは、DAC114A〜nそれぞれのサンプルのインターバル(サンプルの間隔)であり、Mは、M重デ・インタリーブにおけるDACチャンネル(DACパス)の個数である。
DAC114A〜nの出力信号は、上述のように、それぞれ対応するミキサ118で混合処理(mix)され、遅延回路126で遅延された後、合算部130で合算され、最終的なアナログ出力波形信号106が生成される。合算部130は、パワー・コンバイナ(power combiner:電力合成回路)で実現しても良い。複数のミキサの出力信号が1つに合算されると、不要なエイリアスはキャンセルされて無くなる一方で、所望の信号成分(入力波形信号に対応する成分)は残り、入力波形信号を表すアナログ出力波形信号106が再構築される。
次に、アナログ出力波形信号106は、ローパス・フィルタ128を通過し、望ましくない周波数帯域である上側の周波数帯域が除去される。除去される帯域は、図7の示すスペクトラムでは、周波数帯域706にある信号成分である。
図6は、本発明の実施形態の例による4重HTIアーキテクチャ600を示すブロック図である。
図7は、4重デ・インタリーブ・システムにおいて、DAC114A〜Dの出力信号のそれぞれが対応するミキサ118A〜Dに入力された場合において、ミキサ118A〜Dのそれぞれの出力信号のスペクトラムを示す。スペクトラム700は、合算部120からの基準信号中の1.0項とDACの出力信号とを乗算(混合:mix)した結果である。スペクトラム702は、合算部120からの基準信号中のサンプル周波数(サンプル・レートfs)の項とDACの出力信号とを乗算した結果である。最後に、スペクトラム704及び706は、合算部120からの基準信号中のサンプル周波数の2倍(2fs)の項とDACの出力信号とを乗算した結果である。即ち、複数のエイリアス信号の帯域が、スペクトラム全体に広がっている。
図6に示す4重デ・インタリーブ・システムにおける4つのミキサ118A〜Dの全ては、振幅応答が同じであり、AWGで生成しようとする入力波形信号について、図7に示したようなスペクトラム成分を有する出力信号を生成する。しかし、これらミキサからの出力信号それぞれの位相は、デ・インタリーブ・ブロック108の遅延量(delay factor:遅延要因)によって異なっている。よって、これらミキサの出力信号が合算部130で合算されたとき、必要の無いエイリアシング成分はキャンセルされ、所望の信号成分だけが残る。こうして、ほぼ50GHz帯域幅までの信号の再構築が実現される。
本発明の実施形態は、概して、信号の再構築にソフトウェアによるミキサ機能を必要とせず、よって、ATIやDBIシステムに比較して、システムが、より高速化及び単純化される。言い換えると、本発明の実施形態では、信号再構築のために周波数変換ブロックを必要とせず、信号を再構築するのに、M個のデジタイザの出力信号を時間領域でインタリーブするだけで良い。これによって、AWGのデジタイザの帯域幅とサンプル・レートを、より効率良く利用できる。例えば、ATIシステムを利用して、1出力チャンネルで70GHzの帯域幅が得られる場合、周波数特性が同レベルのデバイスを用いたHTIシステムでは、1出力チャンネルで約90〜95GHzの帯域幅が得られる。
例えば、8重デ・インタリーブ・システム(図示せず)を利用すれば、90GHz帯域幅の出力信号を生成することもできる。この場合、例えば、それぞれが25GS/sで12.5GHz帯域幅の2出力チャンネルを有するAWGを4台用いて8個のデ・インタリーブ・パスを構成しても良い。
本発明の実施形態において、複数のパス(パイプ)それぞれのミキサの全てに、同じLO基準信号が加えられる。このLO基準信号には、例えば、多数の高調波が含まれる。これに比較して、ATIシステムでは、各ミキサについて発振器高調波の異なる位相を利用し、これによって、エイリアスされた高帯域を時間的にシフトする一方で、低帯域は時間的なシフトをしないようにしている。全てのミキサに同じLO基準信号を加えることが、位相再構築において、ソフトウェア・ミキサを不要とするための手法の一部分を構成している。
BWEフィルタ104及びM×MのMIMOフィルタ行列112の最適な特性は、AWG100の製造時に実施される校正処理によって設定される。最初の工程では、周波数掃引されるサイン波形信号(特性が既知)を入力波形データとして利用し、M×MのMIMOフィルタ行列112を校正することによって、複数のデ・インタリーブ・パスの特性をマッチングさせる。サイン波形信号の各周波数に関して、AWGの出力信号をオシロスコープで取込み、出力信号を測定する。全帯域幅に渡って周波数掃引した結果を用いて、最適なMIMOフィルタ行列を演算で求める。この工程の間、BWEフィルタ104の特性は、ユニット・インパルス特性に設定される。なお、BWEフィルタ104は、上述のように、実際には、デジタル的な演算処理機能として実現されることに留意されたい。
MIMOフィルタ行列112が設定されたので、校正処理の第2工程では、BWEフィルタ104を校正するのに、MIMOフィルタ行列112を利用する。入力波形データとして、理想的なステップ信号を表す波形データを利用し、AWGに、この波形データに基づく出力信号を発生させる。この出力信号をオシロスコープで取込んで分析する。このとき、オシロスコープや、AWGからオシロスコープまでの途中にあるケーブル等の影響は除去され、AWGの出力信号の特性だけを抽出する(即ち、ディエンベッドする)。続いて、BWEフィルタ104のあるべき特性が、例えば、次のようにして計算される。
Figure 2016206201
ここで、変数Hbweは、BWEフィルタ104のスペクトラム特性である。Hbweに対して逆フーリエ変換を実行することで、実際のフィルタ係数が得られる。HLPは、入力波形データのサンプル・レートのナイキスト・ポイントの丁度手前でカットオフする特性を有するローパス・フィルタのスペクトラム特性である。Hは、AWGで生成しようとする理想的なステップ信号のスペクトラム特性である。Hacquiredは、AWGの出力信号のスペクトラム特性である。
図示した実施形態を参照しながら、本発明の原理を記述し、特徴を説明してきたが、こうした原理から離れることなく、図示した実施形態の構成や細部を変更したり、望ましい形態に組み合わせても良いことが理解できよう。本発明は、例えば、以下のような種々の概念から表現することもできる。ただし、本発明は、これらに限定されるものではない。
本発明の概念1は、高調波時間インタリーブ(HTI:Harmonic Time Interleave)システムであって、
基準信号を供給するサンプル・クロック部と、
上記基準信号を第1入力端子で受け、第2信号を第2入力端子で受け、合算基準信号を生成するよう構成される第1合算部と、
入力信号(入力波形データ)を受けて複数のデ・インタリーブ信号(波形データ)を出力するデ・インタリーブ部と、
それぞれ対応する上記デ・インタリーブ信号を受けて、対応するアナログ信号を出力するよう構成される複数のデジタル・アナログ・コンバータと、
それぞれ対応する上記アナログ信号を受けると共に、上記合算基準信号を受けて、対応する混合信号を出力する複数のミキサ部と、
複数の上記ミキサ部それぞれから上記混合信号を受けて、上記入力信号を表すフル帯域幅のアナログ波形出力信号を生成する第2合算部と
を具えている。
本発明の概念2は、上記概念1のHTIシステムであって、上記入力信号を上記デ・インタリーブ部に供給する前に、上記入力信号の位相及び振幅を補正するよう構成される帯域幅エンハンス・フィルタを更に具えている。
本発明の概念3は、上記概念1のHTIシステムであって、上記基準信号を受けて上記第2信号を生成するよう構成される周波数乗算部を更に具えている。
本発明の概念4は、上記概念1のHTIシステムであって、上記第1合算部は、遅延高調波信号を受けて上記合算基準信号を生成するよう構成されており、上記HTIシステムが、
上記基準信号を受けて、上記高調波を生成するよう構成される周波数乗算部と、
上記高調波信号を受けて、上記遅延高調波信号を出力するよう構成される遅延部と
を更に具え、上記基準信号は、上記サンプル・レートに等しい周波数を有する交流信号(例えば、コサイン波)であり、上記第2信号は、係数(factor)がほぼ1.0に等しい直流信号であることを特徴としている。
本発明の概念5は、上記概念1のHTIシステムであって、上記第1合算部は、複数の遅延高調波信号を受けて、上記合算基準信号を生成するよう構成されており、上記HTIシステムが、
上記基準信号を受けて、複数の上記高調波信号を生成する複数の周波数乗算部と、
それぞれが複数の上記周波数乗算部に対応し、上記高調波信号を受けて、上記遅延高調波信号を出力する複数の遅延部と
を更に具え、上記基準信号は、上記デジタル・アナログ・コンバータのサンプル・レートに等しい周波数を有するコサイン波形信号であり、上記第2信号は、係数がほぼ1.0に等しい直流であることを特徴としている。
本発明の概念6は、上記概念5のHTIシステムであって、上記遅延部のそれぞれは、上記合算基準信号のピークを最小化するよう構成されている。
本発明の概念7は、上記概念1のHTIシステムであって、上記基準信号は、上記デジタル・アナログ・コンバータのサンプル・レートに等しい周波数を有する交流信号(例えば、コサイン波形信号)であり、上記第2信号が、係数がほぼ1.0に等しい直流であることを特徴としている。
本発明の概念8は、上記概念7のHTIシステムであって、複数の上記デ・インタリーブ信号が4つあり、複数の上記デジタル・アナログ・コンバータが4つあり、複数の上記ミキサ部が4つあることを特徴としている。
本発明の概念9は、上記概念8のHTIシステムであって、上記第1合算部は、第3信号を受けるよう構成されており、上記HTIシステムが、上記サンプル・クロック部からの上記基準信号を受けて上記第3信号を出力するよう構成される周波数乗算部を更に具えている。
本発明の概念10は、上記概念1のHTIシステムであって、それぞれ対応する上記混合信号を受けて、遅延混合信号を上記第2合算部に出力する複数の遅延部を更に具えている。
本発明の概念11は、上記概念10のHTIシステムであって、複数の上記遅延部の1つは、遅延量Tを有し、残りの上記遅延部は、T(M−1)/Mの遅延量を有し、このとき、Mは、デ・インタリーブ・パスの個数であり、Tはサンプル・インターバルであることを特徴としている。
本発明の概念12は、高調波時間インタリーブ方法であって、
デ・インタリーブ部で入力信号を受ける処理と、
上記デ・インタリーブ部で上記入力信号を複数のデ・インタリーブ信号に分離する処理と、
複数の上記デ・インタリーブ信号を対応するアナログ信号にそれぞれ変換する処理と、
複数のミキサ部の中の対応する上記ミキサ部において、対応する上記アナログ信号を基準信号と混合することで、それぞれ対応する混合アナログ信号を生成する処理と、
上記混合アナログ信号を合算して上記入力信号を表すフル帯域幅のアナログ波形出力信号を生成する合算処理と
を具えている。
本発明の概念13は、上記概念12の高調波時間インタリーブ方法であって、サンプル・クロック信号と第2信号を合算して上記基準信号を生成する処理を更に具えている。
本発明の概念14は、上記概念13の高調波時間インタリーブ方法であって、このとき、上記第2信号は、係数がほぼ1に対応する直流値である。
本発明の概念15は、上記概念12の高調波時間インタリーブ方法であって、上記混合アナログ信号を合算処理する前に、上記混合アナログ信号をそれぞれ遅延する処理を更に具えている。
100 任意波形発生装置(AWG)
102 入力波形データ
104 BWEフィルタ
108 デ・インタリーブ・ブロック
110 DACメモリ
112 MIMOフィルタ行列
114 DAC
116 サンプル・クロック回路
118 ミキサ
120 第1合算部
122 周波数乗算回路
124 遅延回路
126 遅延回路
128 ローパス・フィルタ
129 遅延量制御設定ブロック
130 第2合算部
fs DACサンプル・レート

Claims (4)

  1. 基準信号を供給するサンプル・クロック部と、
    上記基準信号を第1入力端子で受け、第2信号を第2入力端子で受け、合算基準信号を生成するよう構成される第1合算部と、
    入力波形データを受けて複数のデ・インタリーブ波形データを出力するデ・インタリーブ部と、
    それぞれ対応する上記デ・インタリーブ波形データを受けて、対応するアナログ信号を出力するよう構成される複数のデジタル・アナログ・コンバータと、
    それぞれ対応する上記アナログ信号を受けると共に、上記合算基準信号を受けて、対応する混合信号を出力する複数のミキサ部と、
    複数の上記ミキサ部それぞれから上記混合信号を受けて、上記入力波形データを表すフル帯域幅のアナログ出力信号を生成する第2合算部と
    を具える高調波時間インタリーブ・システム。
  2. 上記基準信号を受けて、上記高調波を生成するよう構成される周波数乗算部と、
    上記高調波信号を受けて、遅延高調波信号を出力するよう構成される遅延部と
    を更に具え、
    上記第1合算部が、上記遅延高調波信号を更に受けて上記合算基準信号を生成するよう構成され、
    上記基準信号が、上記サンプル・レートに等しい周波数を有する交流信号であり、上記第2信号が直流信号である請求項1記載の高調波時間インタリーブ・システム。
  3. 上記サンプル・クロック部からの上記基準信号を受けて第3信号を出力するよう構成される周波数乗算部を更に具え、
    上記第1合算部が、上記第3信号を更に受けるよう構成される請求項1又は2記載の高調波時間インタリーブ・システム。
  4. デ・インタリーブ部で入力信号を受ける処理と、
    上記デ・インタリーブ部で上記入力信号を複数のデ・インタリーブ信号に分離する処理と、
    複数の上記デ・インタリーブ信号を対応するアナログ信号にそれぞれ変換する処理と、
    複数のミキサ部の中の対応する上記ミキサ部において、対応する上記アナログ信号を基準信号と混合することで、それぞれ対応する混合アナログ信号を生成する処理と、
    上記混合アナログ信号を合算して上記入力信号を表すフル帯域幅のアナログ出力信号を生成する合算処理と
    を具える高調波時間インタリーブ方法。
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